JP4240867B2 - 電子アルバム編集装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、デジタルカメラなどで撮影した画像データに基づく電子アルバムの編集を行う電子アルバム編集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
結婚式やパーティなど各種イベントの記念にそのとき撮影した写真をアルバムにしてプレゼントする様なことが頻繁に行われている。例えば、結婚式の披露宴で撮影した写真に、出席者がお祝いや激励のコメントを書き添え、それをアルバムにして新郎新婦に贈る場合である。
【0003】
従来、このようなときは、出席者がその場でコメントなどを記述できるように、インスタントカメラなどで撮影を行い、その写真を被撮影者に渡して、写真に氏名やコメントを記述してもらう方法が一般的であった。そして、それらの写真を整理して貼り付けてアルバムを作成していた。
【0004】
ところが、上記の手法では、撮影者が被撮影者に1枚づつ写真を渡したり、渡した写真を回収したりする必要があり、時間と手間がかかるため煩わしいという問題があった。また、場合によっては被撮影者が誤って写真を持ち帰ったりして回収できないこともあった。
【0005】
また、被撮影者も例えば披露宴の最中やその後に筆記用具で写真にコメントなどを書き込むのは時間がかかり、進行中の催しが見られない、食事ができないなど、煩わしいという問題があった。特に、筆記用具の準備がない場合などは、他人に借りたり、順番を待ったりして記述しなければならず、時間がかかっていた。
【0006】
さらに、回収した写真を、レイアウトし、貼り付け、アルバムを作成するという過程においては、例えば親族、友人などといったグループごとに写真を分類する作業が発生するが、写真を1枚1枚見ながら行うこの作業も時間と手間がかかるという問題があった。特に、作業を行う者と写真の被撮影者とが面識がない場合、どのグループに入れて属するのか分からず、それを調べるのにさらに時間と手間がかかり、アルバム作成が煩わしくなっていた。
【0007】
以上のように、写真撮影からアルバム作成までは、特にコメントなどの記述と、レイアウトなどの編集に多大な手間と時間がかかり、この作業を行う者には大変な負担となっていた。
【0008】
一方、デジタルカメラなどで撮影した画像データでは画像内にテキストを合成できるが、カメラやパソコンなどからの文字を入力する必要があり、一般には現像または印刷された写真に直接手書きした方が早いため、有効に利用されていなかった。また、電子アルバムを作成するためのソフトウェアなども市販されているが、画像の選択は操作者が行う必要があり、レイアウトの決定には現像または印刷された写真を並べるのと同様の手間と時間がかかっていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、写真撮影から編集を経てアルバム作成までの作業量を低減し、容易に電子アルバムを作成することができる電子アルバム編集装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載の電子アルバム編集装置は、画像データおよび該画像データに対応する音声データを取り込む画像/音声データインターフェース手段と、前記画像データおよび前記音声データを管理保存する記録手段と、前記音声データをテキストデータに変換する音声データ変換手段と、前記音声データ変換手段が変換したテキストデータを複数の意味のある文字列に分離し、分離した各文字列に対してタイトルまたはコメントの属性を付与するテキスト属性識別手段と、前記音声データ変換手段により変換されたテキストデータの中で前記テキスト属性識別手段によりコメントの属性が付与されたテキストを、対応する画像の内部に配置して前記テキストと対応する画像とを合成する画像/テキスト合成手段と、前記テキストと合成された画像の検索、ソートを行う検索・ソート手段と、ソート結果に基づいて画像を配置してアルバムを作成するアルバム作成手段と、を備え、前記音声データが、前記画像データに基づく画像に含まれる被撮影者によって発声されたコメントのデータを含み、前記画像の内部に配置するテキストが、前記コメントをテキストに変換したものであり、前記画像/テキスト合成手段は、前記対応する画像に含まれる顔部分を抽出し、前記顔部分と重ならない位置に前記テキストを配置することを特徴とする。
【0011】
この構成によれば、例えば「おめでとうございます」と言う音声で表されたコメントがテキストデータに変換され、画像の内部に合成されるため、アルバム編集が簡単に行える。
【0013】
また、被撮影者の「おめでとうございます」と言うような音声で表されたコメントがテキストデータに変換されて、被撮影者の画像の内部に合成される。
【0015】
また、音声データから変換されたテキストデータを複数に分け、写真のタイトル、被撮影者のコメントなどの属性を割り当てることができるので、例えば、タイトルは画像の外部に、コメントは画像内の人物の下に合成するなど、任意の属性を選択して、対応する画像にそれぞれのテキストを別々に自動合成できる。そのため、画像へのテキスト挿入やレイアウト作業が簡略化され、アルバム編集が簡単に行える。さらに、属性を増やすことにより、画像データの詳細な分類が可能となるので、複数のキーワードを組み合わせた高度な検索やソートも可能となる。
【0017】
また、画像/テキスト合成手段で画像のパターン認識を行い、例えば、人物の顔に相当するような部分を避け、画像内の適切な位置に音声データから変換されたテキストの合成が自動的に行われるので、画像へのテキスト挿入やレイアウト作業が簡略化され、アルバム編集が簡単に行える。
【0018】
請求項2記載の電子アルバム編集装置は、請求項1において、前記アルバム作成手段が、前記検索・ソート手段で検索、ソートされ、一覧表示された複数の画像データの中から選択した画像データを、選択した順序で予め作成されたフレーム画面上に自動的にレイアウトすることでアルバムを作成することを特徴とする。
【0019】
この構成によれば、画像データまたはテキストが合成された画像データが、選択された順番でフレーム画面上に自動的にレイアウトされるので、写真のレイアウト作業が簡略化され、アルバム作成が簡単に行える。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明における実施の形態について図面を用いて説明する。図1は本発明の第1の実施形態に係る電子アルバム編集装置の内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、電子アルバム編集装置100は、主として、デジタルカメラやパソコンなどの画像/音声データ記録手段200から画像データおよび対応する音声データの受け取りを行う画像/音声データインターフェース手段11、画像データおよび対応する音声データを記録する記録手段12、音声データをテキストデータに変換する音声データ変換手段13、変換されたテキストデータの属性を識別するテキスト属性識別手段14、テキストデータのテキストに基づき画像データの検索およびソートを行う検索・ソート手段15、テキストデータと画像とを合成する画像/テキスト合成手段16、ソート結果に基づいて画像を配置しアルバムを作成するアルバム作成手段17、電子アルバム編集装置100の各部の動作を制御する制御手段18、各種操作スイッチを含む入力手段19、外部モニタなどの表示手段300に接続して画像データを表示するための表示用インターフェース手段20、印刷手段400に接続して作成したアルバムを印刷するための印刷用インターフェース手段21、で構成される。
【0021】
本実施の形態では、画像データおよび対応する音声データを、デジタルカメラやパソコン、携帯電話、PDA(携帯情報端末)などの外部機器から、電子アルバム編集装置100へ取り込む構成としている。
【0022】
画像/音声データインターフェース手段11は、画像/音声データ記録手段200において所定の方式で処理された画像データを受け取り、電子アルバム編集装置の記録手段12に保存する。画像データの取り込みは、画像/音声データ記録手段200から有線、無線いずれの方法で行ってもよい。
【0023】
また、画像/音声データインターフェース手段11は、着脱可能な記録媒体(例えば、スマートメディアと呼ばれるカード型ICメモリ)に対応した読み出し装置で構成してもよい。記録媒体はメモリカードに限らず、PCカード、磁気ディスク、光磁気ディスクなど種々の形態が可能である。この場合、画像データが保存された記録媒体を、画像/音声データインターフェース手段11に挿入し、読み出しを行えば画像データの取り込みが完了する。
【0024】
なお、圧縮された画像/音声データの伸張処理もこの画像/音声データインターフェース手段11で行う。
【0025】
記録手段12は本体内蔵メモリで構成され、画像データおよび対応する音声データ、変換されたテキストデータ、テキストを合成した画像データ、アルバムを構成する画像データの配置順序など、各種データを保存する。また、各種制御プログラムも格納する。
【0026】
音声データ変換手段13は、音声データを、音声認識ソフトウェアなどにより公知の方法でテキストデータに変換する。なお、変換されたテキストデータは、対応する画像データおよび音声データと関連付けて保存される。
【0027】
テキスト属性識別手段14は、変換されたテキストデータを分離、識別するブロックで、音声を入力する際に挿入された無録音部分やマーカ部分によりテキストを複数の文字列に分離して認識する。それぞれの文字列に属性を付与し、1つの画像データに複数のテキスト情報を保持することができる。
【0028】
検索・ソート手段15は、テキストデータのテキストに基づいて画像データの検索およびソートを行う。検索やソートの結果は、抽出した画像データのサムネイル画像の一覧表示(インデックス画面)で行われる。
【0029】
画像/テキスト合成手段16は、選択された属性のテキストデータを対応する画像に合成する画像処理部で構成される。テキストの配置は、画像の内部、外部のいずれも可能であり、画像の内部に合成する場合、画像データの人物の顔を、画像処理による輪郭および色抽出によってパターン認識し、テキストが人物の顔画像に重ならないように自動配置する。パターン認識は公知の手法を用いてかまわない。テキストの配置は、予め設定した複数の候補位置(例えば画像右上部など)を優先順位の高い方から順番に判定して決定する。また、テキストの色やフォント、サイズ、文字が所定数を超過した場合の処理方法(折り返して表示させるか、フォントサイズを小さくするかなど)は電子アルバム編集装置の初期設定で予め設定しておく。
【0030】
アルバム作成手段17は、検索・ソート手段15のソート結果に基づいて画像を予め指定した台紙(フレーム画面)に配置しアルバムを作成する。
【0031】
制御手段18は中央演算処理装置(CPU)を含むブロックであり、電子アルバム編集装置100の各回路を統括制御する処理部である。入力手段19からの入力信号に応じて動作の制御を行い、音声データのテキスト変換、画像データの検索・ソート、テキストの合成、アルバム作成などの実行命令や各種演算処理を行う。
【0032】
入力手段19は、電子アルバム編集装置100のスイッチ、ボタン類で構成され、各種操作の実行を制御手段18に伝達する。
【0033】
表示用インターフェース手段20は、モニタなどの表示手段400を接続して画像データや作成したアルバムの各ページを表示するための接続部である。
【0034】
印刷用インターフェース手段21は、プリンタなどの印刷手段500を接続して画像や作成したアルバムなどを印刷するため接続部である。
【0035】
次に、この電子アルバム編集装置の動作について図2を用いて説明する。図2は、本実施形態における電子アルバム編集装置のアルバム編集の流れを示すフローチャートである。
【0036】
はじめに、画像/音声データインターフェース手段11を介して画像/音声データの取り込みを行う(S101)。画像/音声データ記録手段200がデジタルカメラの場合、接続ケーブルを通じて画像/音声データが電子アルバム編集装置100の記録手段12に保存される。また、前述の通り、画像/音声データ記録手段200が各種記録媒体の場合、それぞれの記録媒体の読み出し装置で構成される画像/音声データインターフェース手段11に、該当する記録媒体を装着して、同様に記録手段12にデータを保存し、データの取り込みを行う。
【0037】
次に取り込んだ画像/音声データのデータ処理を行う(S102)。このデータ処理の詳細は図3のフローチャートを用いて説明する。
【0038】
図3は、画像/音声データのデータ処理の流れを示すフローチャートである。はじめに、制御手段18が、電子アルバム編集装置100の記録手段12に保存された画像/音声データを読み込み(S201)、読み込まれた画像データに音声データが付加されているかどうかを判断する(S202)。
【0039】
音声データが付加している場合、その音声データは音声データ変換手段13でテキストデータに変換される(S203)。
【0040】
ところで、音声データは、複数の情報が区切られて録音されている。図4は、音声データおよびテキストデータの構成を概念的に示した模式図である。例えば、図4では、被撮影者の名前「佐藤」のあとにお祝いの言葉「おめでとう」が記録されている。記録の区切りとしては、無録音部やマーカ部を用いる。このような音声データは、例えばデジタルカメラの撮影時に、被撮影者が、まず自分の名前を名乗ってから、お祝いの言葉を述べ、それを録音することで作成される。その他にも、例えばデジタルカメラの撮影時に、まず撮影者が「結婚式」と発声して録音し、そのあとで被撮影者に「おめでとうございます」と発声してもらうような記録方法でも音声データが作成できる。この場合、タイトルが「結婚式」でコメントが「おめでとうございます」となる。
【0041】
これらの区切りによって分けて記録された情報を、例えば図4のようにタイトルとコメントという属性に分けて処理するためには、変換されたテキストデータも属性で分離する必要がある。そこで、変換されたテキストデータは、テキスト属性識別手段14で、属性ごとに分離、識別される(S204)。テキストデータは、属性ごとに対応する画像データおよび音声データに関連づけて記録手段12に保存される。なお、音声データに含める情報(属性)の種類や内容については電子アルバム編集装置の初期設定(フローチャートには図示せず)で決定できる。
【0042】
次に、テキストデータの画像への合成を行うかどうかを選択し(S205)、合成を行う場合はテキストの配置形式を選択する(S206)。配置形式とは、どの属性のテキストデータを画像のどこに合成するかの設定であり、例えば、図4では、「タイトル」という属性のテキストを画像の下部中央に、「コメント」という属性のテキストを画像内に合成するように設定したときの合成画像の模式図を示している。もちろん、両方のテキストを画像内に合成するように設定してもいいし、どちらか一方のテキストだけを合成するように設定してもかまわない。また、属性の種類が多い場合はさらに複雑な配置を設定することが可能である。
【0043】
配置形式を選択したら、実際に合成を行うまえに、画像データの顔画像を抽出してパターン認識を行う(S207)。そして、画像内の人物の顔部分を避け、顔にテキストが重ならないようにしてテキストデータが自動合成される(S208)。合成するときのテキストの大きさやフォント、色、テキストが長い(文字数が多い)場合の処理方法などは、予め決定した設定に従って実行される。
【0044】
これで画像/音声データのデータ処理が完了する。以上のデータ処理は、電子アルバム編集装置100の記録手段12に保存されている画像データすべてに対して行われ、テキストが合成された画像のデータは、記録手段12に保存される。保存するデータは、画像に配置するテキストの属性、位置、大きさやフォント等の情報などであってもよい。
【0045】
次に、再び図2に戻り、アルバム印刷モードの設定を行う(S103)。印刷モードは、印刷出力する際にアルバム1ページに表示する画像の数によって選択する。本実施の形態では、図5に示すように、1ページに1つの画像を表示する「1枚表示」、複数の画像を表示する「マルチ」、そして小さなサムネイル画像を表示する「INDEX(インデックス)」の3モードを選択できるようになっている。「マルチ」を選択した場合は、1ページに表示する画像の数も指定できる。「1枚表示」や「マルチ」を選択すると、複数ページの台紙(フレーム画像)が作成され、それらを印刷してファイルすることでアルバムが完成する。「INDEX(インデックス)」は確認用であり、表示されるページは1ページまたは少ないページ数となる。
【0046】
次に、印刷出力する際の用紙のサイズやレイアウトなどを選択する(S104)。ここで、写真(画像データ)を貼り付ける台紙(フレーム画像)も選択できるようにすることが望ましい。フレーム画像は、例えば無地(白)や花模様など、予め複数の種類が設定されている。
【0047】
印刷出力に関する設定が終了すると、記録されている画像データのサムネイル画像がすべて一覧表示される(S105)。表示内容は、表示用インターフェース手段20に接続した表示手段300で確認できる。
【0048】
次に、一覧の中からアルバムに採用する画像を選択する(S106)。画像の選択は、サムネイル画像を一つ一つ選択して行ってもよいし、既に画像データと関連付けて保存されている各属性のテキストデータに基づいて、検索・ソート手段15で、検索、抽出してもよい。例えば、タイトルとコメントという2つの属性を設けている場合、タイトルが「結婚式」の画像だけを抽出したり、コメントに「おめでとう」という文字が含まれている画像を抽出したりすることができる。さらにタイトルという属性にテキストデータがある画像をすべて抽出するといった検索なども可能である。
【0049】
また、キーワードを複数設定した検索、抽出も可能で、キーワードを複数設定する場合は、アンド検索やオア検索も行える。このように、キーワードによる画像の検索、抽出を行う場合、表示手段300に表示されるグラフィカルユーザーインターフェース(GUI)画面に従って、キーワードの入力や設定を行う。抽出後は選択した画像だけが、サムネイル画像で一覧表示される。
【0050】
次に、アルバム用に選択した画像の配置方法を選択する(S107)。一覧表示のサムネイル画像を1つ1つ選択して画像データの順番を決定するか(S108)、検索・ソート手段15で画像データの順序を自動的にソートするかを選択する。自動を選択する場合は、まずソートモード選択する(S109)。
【0051】
本実施の形態では、「テキストデータ」、「記録時刻」、「ランダム」の3つのモードを選択できる。「テキストデータ」では、任意の属性のテキストデータに基づいて画像データのソートを行う。例えば、タイトルが被撮影者の名前になっている場合、このタイトルを五十音順にソートすれば、名前順に画像が並べられる。「記録時刻」では、画像データに付加している撮影日時の情報に基づいて、画像データのソートを行う。「ランダム」では、画像データをランダムにソートする。モードを選択すると自動ソートが実行され(S110)、画像データの順番が決定される。
【0052】
手動あるいは自動により順番を決定した画像データは、予め指定した台紙(フレーム画面)に、決定した順番で自動的に貼り付けられ、図5のいずれかに示すようなプレビュー表示が行われる(S111)。次に、アルバムとして印刷出力を行うかどうか選択し(S112)、印刷する場合は枚数を設定してから(S113)、印刷を実行する(S114)。印刷は、印刷用インターフェース手段21に接続された印刷手段400で実行される。
【0053】
アルバム印刷が終了するか、印刷しないを選択した場合、印刷用の設定や画像の配置順序などのアルバム関連のデータが記録手段12に保存され(S115)、アルバム編集作業が終了する(S116)。保存したアルバム関連のデータを再度読み出すことで、同じ構成の電子アルバムを再現することが可能である。
【0054】
なお、上記アルバム編集に関するあらゆる入力や選択は、表示用インターフェース手段20に接続した表示手段300に表示されるGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)画面を見ながら、電子アルバム編集装置100の入力手段19を通じて実行できる。
【0055】
次に本発明の第2の実施の形態について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態に係る電子アルバム編集装置の内部構成を示したブロック図である。本実施の形態は、前述の電子アルバム編集装置の機能に、撮像手段22、レンズ23、録音手段24、音声出力手段25を付加し、所謂デジタルカメラ一体型に構成したものである。
【0056】
撮像手段22は、撮像素子としてのCCDを含み、レンズ23及び図示せぬ絞り装置を介してCCDの受光面に結像される被写体の光学像を電子画像信号に変換し、画像信号処理を行うブロックである。本実施の形態に搭載されているCCDは、シャッタゲートパルスのタイミングによって各受光センサの電荷蓄積時間(シャッタースピード)を制御する、いわゆる電子シャッター機能を有している。また、制御手段18からの入力信号に応じて、レンズ22のズーミング動作や自動焦点調節(AF)動作、自動露出調節(AE)制御などを行う。ブロック内の画像信号処理回路(図示せず)は制御手段18の指令に従って画像信号を取り込み、その受入した画像信号に基づいて色分離、ゲイン調整、A/D変換等の所定の処理を行うとともに、輝度信号(Y信号)及び色差信号(C信号)の生成、ガンマ補正処理、圧縮処理その他の信号処理を行う。
【0057】
録音手段24は、撮影時あるいは撮影後に画像データに付加される音声データを録音するためのマイクで構成され、音声出力手段25は、録音された音声データを再生するためのスピーカで構成される。
【0058】
本実施の形態ではLCDや有機ELディスプレイなどの表示手段26が電子アルバム編集装置側に構成されている。また、入力手段19には、画像撮影を行うためのシャッターボタンや、音声を記録するための録音ボタン、音声記録時に区切りのマーカを記録するためのマーカスイッチなどが含まれる。その他の構成は第1の実施の形態と同じであるので説明を省略する。
【0059】
次に、この電子アルバム編集装置の動作について図7を用いて説明する。図7は、本実施の形態における電子アルバム編集装置のアルバム編集の流れを示すフローチャートである。
【0060】
はじめに、撮像手段22で被写体像の撮影を、録音手段24で音声データの録音を行う(S301)。画像信号は、アナログ信号処理された後、デジタル信号に変換され、再び信号処理されて、画像/音声データインターフェース手段11を通じて記録手段12に一時的に保存される(S302)。ここで、画像モニタ用の表示手段26に表示する場合は、一時保存した画像データを読み出してディスプレイに送り表示させることができる。また、撮影後の画像データは、画像/音声データインターフェース手段11で圧縮して保存することが望ましい。なお、撮影モードによっては圧縮の過程を省いて記録されることもありうる。
【0061】
音声データは、撮影時に同時に録音することが可能である。例えば、画像データの取得はシャッターボタンを押した瞬間に行い、音声の記録はシャッターボタンを押し続けている間継続するような構成にすればよい。また、撮影した画像データを表示手段26で再生しているときに録音ボタンを押すと、録音ができ、その画像データに音声データを付加することができるようにしておけば、撮影後にも音声データを付加することが可能となる。
【0062】
音声データに複数の情報を録音して属性を付与するには、図4に示すように、録音中に何も音を発しない無録音部を所定秒数以上作成するか、同じく録音中にマーカスイッチを押して区切り(マーカ)を記録する。この無録音部やマーカ部は音声データ変換手段13でテキストデータに変換される際、所定のテキスト(記号)に変換され、これをテキスト属性識別手段14で検出し、テキストデータの属性が識別される。
【0063】
作成された画像/音声データのデータ処理(S303)以降のステップは第1の実施の形態と同じであるため、説明を省略する。
【0064】
第2の実施の形態においては、撮像手段22や録音手段23が電子アルバム編集装置側に組み込まれているため、画像/音声データを取り込むための接続や操作が不要となり、画像の取得が簡単に行える。
【0065】
【発明の効果】
以上、本発明の電子アルバム編集装置によれば、例えば結婚式で被撮影者が「おめでとうございます」と音声で表したコメントがテキストデータに変換されて、被撮影者が写る画像の内部に合成されるため、画像へのテキスト挿入やレイアウト作業が簡略化され、アルバム編集が簡単に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る電子アルバム編集装置について、内部構成を示したブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る電子アルバム編集装置について、電子アルバム編集の流れを示すフローチャートである。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る電子アルバム編集装置について、画像/音声データのデータ処理の流れを示すフローチャートである。
【図4】音声データおよびテキストデータの構成と、テキストを属性ごとに別な位置に合成する様子を概念的に示した模式図である。
【図5】作成する電子アルバムの1ページに表示する画像データの配置例を示した模式図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る電子アルバム編集装置について、内部構成を示したブロック図である。
【図7】本発明の第2の実施形態に係る電子アルバム編集装置について、電子アルバム編集の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
11 画像/音声データインターフェース手段
12 記録手段
13 音声データ変換手段
14 テキスト属性識別手段
15 検索・ソート手段
16 画像/テキスト合成手段
17 アルバム作成手段
18 制御手段
19 入力手段
20 表示用I/F
21 印刷用I/F
22 撮像手段
23 レンズ
24 録音手段
25 表示手段
100 電子アルバム編集装置
200 画像/音声データ記録手段
300 表示手段
400 印刷手段
500 電子アルバム編集装置(カメラ機能付き)
Claims (2)
- 画像データおよび該画像データに対応する音声データを取り込む画像/音声データインターフェース手段と、
前記画像データおよび前記音声データを管理保存する記録手段と、
前記音声データをテキストデータに変換する音声データ変換手段と、
前記音声データ変換手段が変換したテキストデータを複数の意味のある文字列に分離し、分離した各文字列に対してタイトルまたはコメントの属性を付与するテキスト属性識別手段と、
前記音声データ変換手段により変換されたテキストデータの中で前記テキスト属性識別手段によりコメントの属性が付与されたテキストを、対応する画像の内部に配置して前記テキストと対応する画像とを合成する画像/テキスト合成手段と、
前記テキストと合成された画像の検索、ソートを行う検索・ソート手段と、
ソート結果に基づいて画像を配置してアルバムを作成するアルバム作成手段と、
を備え、
前記音声データが、前記画像データに基づく画像に含まれる被撮影者によって発声されたコメントのデータを含み、前記画像の内部に配置するテキストが、前記コメントをテキストに変換したものであり、
前記画像/テキスト合成手段は、前記対応する画像に含まれる顔部分を抽出し、前記顔部分と重ならない位置に前記テキストを配置する
ことを特徴とする電子アルバム編集装置。 - 請求項1に記載の電子アルバム編集装置であって、
前記アルバム作成手段が、前記検索・ソート手段で検索・ソートされ、一覧表示された複数の画像データの中から選択した画像データを、選択した順序で予め作成されたフレーム画面上に自動的にレイアウトすることでアルバムを作成することを特徴とする電子アルバム編集装置。
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