JP4239736B2 - 移動通信システムおよびそのリソース管理方法 - Google Patents

移動通信システムおよびそのリソース管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、移動通信システムおよび移動通信システムにおけるリソース管理方法に係り、特に広帯域符号分割多元接続(W−CDMA、Wideband−Code Division Multiple Access)の移動通信システムにおける無線端末装置から基地局への上り方向に対するリソースの管理方法と移動通信システムに係る。
従来のCDMA方式を用いた移動通信システムでは、上り方向チャネルにおいて、多数の移動局がランダムに同一周波数帯を通じて、基地局と通信するようになっている。この場合に、最大レートアクセスの集中により、パケットの衝突する確率が増加し、トラフィックの輻輳状態が生じることがある。これを避けるために、例えば、特許文献1に示すように、可変レートパケットデータ伝送サービスを提供するCDMA移動通信セルラシステムにおいて、ランダムアクセス上り方向チャネルの最大レートアクセスの集中によるパケットを低減するためのデータパケットマルチアクセス通信の技術が知られている。この技術の中で、基地局は、各移動局のおかれた電波伝搬状態や優先順位等を考慮した上で各移動局に対し、その時点での最大レートを決定して通知することが開示されている。
また、特許文献2では、基地局からのリバースリンクのローディングを示す信号に基づき、伝送データレートの割当てを実行する方法および装置が開示されている。加入者局は、伝送バッファの状態、電力の空き高、加入者局の候補の組の状態、によりレートを選択するように動作する。
さらに、関連する技術として、特許文献3では、無線電話機を用いたデータ通信システムの一つであるPHS(Personal Handy−phone System)において、PHS端末からの多数の呼の発生等、何らかの理由により基地局の無線リソースが飽和状態になった場合に、サーバからPHS端末までの下りの経路を同一の伝送速度となるように伝送制御を行なう技術が開示されている。
特開2000−217159号公報(第1、2図) 特表2003−510991号公報(第1図) 特開2000−278325号公報(第2、3図)
しかしながら、従来の通信システムにおいては、特許文献1に示すように、基地局は、各移動局のおかれた電波伝搬状態や優先順位等を考慮した上で各移動局に対し、その時点での最大レートを決定して通知するように構成されている。一方で、基地局より上位のシステムにおいて帯域に応じて伝送コストが変わるようなシステム、例えば光インタフェースを用いたものなどが使われることも多い。したがって、基地局より上位のシステムにおいて、通信システムのリソースを管理することが求められる。すなわち、上位のシステムが各無線端末装置の発生するデータ量を監視して制御できるような構成が望まれる。しかしながら、上位のシステムにおけるリソースの管理技術は、開示されておらず、伝送路の利用効率のより優れたリソース管理を提供できないという問題がある。
本発明は、このような問題を解決するために基地局装置と無線ネットワーク制御装置が協調して端末のリソースを管理する移動通信システムのリソース管理方法を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係るリソース管理方法は、第1の視点によれば、複数の無線端末装置から送られるデータを多重化して帯域制限された回線を介して基地局装置から上位の装置に送出する際に用いられる。回線に対して所定の帯域を超えるデータが送られる場合には前記基地局装置に接続されている所定の無線端末装置に対するリソースを変更する方法である。
また、本発明に係るリソース管理方法は、第2の視点によれば、複数の無線端末装置から送られるデータをセル化して多重し、帯域制限された回線を介して基地局装置から無線ネットワーク制御装置に送出する際に用いられる。基地局装置が回線に対して所定の閾値を超えるセル流量が発生したことを検出するステップを含む。また、基地局装置が無線ネットワーク制御装置に検出した旨のイベント報告を送るステップを含む。さらに、無線ネットワーク制御装置がイベント報告に基づき所定の無線端末装置に対するリソースを変更する指示情報を基地局装置に送るステップを含む。また、基地局装置が送られた指示情報を所定の無線端末装置に伝えるステップを含む。さらに、所定の無線端末装置が指示情報に基づきリソースを変更するステップを含む。
さらに、本発明に係るリソース管理方法は、第3の視点によれば、複数の無線端末装置から送られるデータをセル化して多重し、帯域制限された回線を介して基地局装置から無線ネットワーク制御装置に送出する際に用いられる。基地局装置が回線に対して第1の閾値を上回るセル流量が発生したことを検出するステップを含む。また、基地局装置が無線ネットワーク制御装置に検出した旨の第1のイベント報告を送るステップを含む。さらに、無線ネットワーク制御装置が第1のイベント報告に基づき所定の無線端末装置に対するリソースを減少する第1の指示情報を基地局装置に送るステップを含む。また、基地局装置が送られた第1の指示情報を所定の無線端末装置に伝えるステップを含む。さらに、所定の無線端末装置が第1の指示情報に基づきリソースを減少させるステップを含む。またさらに、基地局装置が回線に対して第1の閾値より小さな第2の閾値を下回るセル流量が発生したことを検出するステップを含む。また、基地局装置が無線ネットワーク制御装置に検出した旨の第2のイベント報告を送るステップを含む。さらに、無線ネットワーク制御装置が第2のイベント報告に基づき所定の無線端末装置に対するリソースを増加する第2の指示情報を基地局装置に送るステップを含む。また、基地局装置が送られた第2の指示情報を所定の無線端末装置に伝えるステップを含む。さらに、所定の無線端末装置が第2の指示情報に基づきリソースを増加させるステップを含む。また、リソースを変更するにあたり、基地局に属し、最大のセル流量を発生している無線端末装置を所定の無線端末装置とする。
また、本発明に係る移動通信システムは、第4の視点によれば、基地局装置から送られる流量制御情報に基づき、送信するデータの流量を制御する無線端末装置を備える。また、複数の無線端末装置から送信されるデータをセル化して多重し、帯域制限された回線を介して無線ネットワーク制御装置に送出すると共に、多重化されたデータの流量を測定し、流量が所定の条件を超えた場合には超えた旨の情報を無線ネットワーク制御装置に伝え、無線ネットワーク制御装置からの無線端末装置のリソース管理情報に従って無線端末装置に流量制御情報を伝える基地局装置を備える。さらに、管理下にある基地局装置に属する各無線端末装置の送信データに関するリソースを管理し、超えた旨の情報が基地局から伝えられた場合に、所定の無線端末装置に対する流量制御情報を基地局に送る無線ネットワーク制御装置を備える。
さらに、本発明に係る移動通信システムは、第5の視点によれば、基地局装置から送られる流量制御情報に基づき、送信するデータの流量を制御する流量制御部を含む無線端末装置を備える。また、複数の無線端末装置とそれぞれデータの送受信を行なう無線送受信部と、無線送受信部において受信されたデータをセル化して多重し、帯域制限された回線上のトランスポートチャネルを介して無線ネットワーク制御装置に送出するトランスポートチャネル組立部と、多重化されたデータの流量を測定し、流量が所定の条件を超えた場合には超えた旨の情報を無線ネットワーク制御装置に伝え、無線ネットワーク制御装置からの無線端末装置の流量制御情報を、無線送受信部を介して無線端末装置に伝える流量処理部と、を含む基地局装置を備える。さらに、管理下にある基地局装置に属する各無線端末装置の送信データに関するリソースを管理し、超えた旨の情報が基地局から伝えられた場合に、所定の無線端末装置に対する流量制御情報を基地局の流量処理部に送るリソース管理部と、基地局装置のトランスポートチャネル組立部から送られるデータを受信するトランスポートチャネル受信部とを含む無線ネットワーク制御装置を備える。リソース管理部は、回線に対して第1の閾値を上回るセル流量が発生した旨のイベント報告に基づき、所定の無線端末装置に対するリソースを減少する指示情報を無線端末装置の接続されている基地局装置に送った後に、回線に対して第2の閾値を下回るセル流量が発生した場合には、発生した旨のイベント報告に基づき、所定の無線端末装置に対するリソースを増加する指示情報を無線端末装置の接続されている基地局装置に送る。所定の無線端末装置は、基地局に属し、最大のセル流量を発生している無線端末装置である。
本発明によれば、基地局装置と無線ネットワーク制御装置が協調して端末のリソースを管理するように動作する。したがって、ATMセル流量の総量が回線帯域限界値を超えることを防ぐことができ、伝送路の利用効率が高いリソース管理を提供することができる。
以下、本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。図1は、本発明の実施形態に係る移動通信システムを示すブロック図である。移動通信システムは、無線端末装置15a、15b、…、15nと、基地局装置10a、10bと、無線ネットワーク制御装置(RNC)20とから構成される。なお、図1では、基地局装置を2台であるとして図示しているが、これにこだわるものではない。また、上り(無線端末装置からの送信)データを主として説明し、下り(無線端末装置での受信)データについては説明を略す。以下、基地局装置10aと基地局装置10aに接続される無線端末装置15a、15b、…、15nとを含む構成について説明する。
無線端末装置15aは、送信データの流量を制御する流量制御部14aを備え、流量を制御された送信データが基地局装置10aに送信される。この流量制御部14aは、帯域制限により、無線端末装置15aが送信するデータ量を制御するものであって、例えば、W−CDMAの場合のコード数、シンボルレートといった無線リソースを制御するものである。
基地局10aは、無線送受信部11と、トランスポートチャネル組立部12と、流量処理部13とを含んでいる。基地局10aは、その管理下にある無線端末装置15a、15b、…、15nからの送信データを、無線送受信部11で受信する。受信されたデータは、トランスポートチャネル組立部12においてセル化され多重化される。多重化されたデータは、例えば、AAL2(ATM Adaptation Layer 2)のデータとして回線上のトランスポートチャネルを介して無線ネットワーク制御装置20に送られる。
一方、多重化されたデータの量(流量、例えば単位時間当りのセルの個数)がトランスポートチャネル組立部12から流量処理部13に伝えられる。流量処理部13は、多重化されたデータの流量を測定し、流量の情報、特に所定の閾値を超えた場合の情報を無線ネットワーク制御装置20に伝える。
無線ネットワーク制御装置20は、トランスポートチャネル受信部21と、リソース管理部22とを含む。無線ネットワーク制御装置20は、管理下にある基地局装置10a、10bからの多重化されたデータをトランスポートチャネル受信部21で受信する。受信されたデータは、さらに回線交換あるいはパケット交換を実行する不図示の上位の交換システムに転送され、交換される。一方、流量処理部13から送られる情報は、リソース管理部22で受け取られる。リソース管理部22は、無線ネットワーク制御装置20の管理下にある基地局装置10aに属する無線端末装置15a、15b、…、15nの上り(送信)データについてリソースを管理する。なお、基地局装置10bに属する無線端末装置についても同様であり、以下の説明を省略する。
リソース管理部22において、管理下にある所定の無線端末装置(例えば15a)のリソースを制御する必要が生じた場合には、リソース管理部22は、流量処理部13に対して無線端末装置15aのリソースを制御するように伝える。流量処理部13は、無線送受信部11を介して無線端末装置15aにリソースの制御を伝える。無線端末装置15aは、伝えられた情報を元に流量制御部14aを動作させ、無線端末装置15aの送信データに関するリソースの制御を実行する。
以上説明したように移動通信システムは構成され、複数の無線端末装置15a、15b、…、15nから送られるデータを多重化して帯域制限された回線を介して基地局装置10aから上位の装置、例えば無線ネットワーク制御装置20に送出するに際し、回線に対して所定の帯域を超えるデータが送られる場合には基地局装置10aに接続されている所定の無線端末装置(例えば15a)に対するリソースを変更するように動作する。すなわち、上位の装置である無線ネットワーク制御装置20は、管理下にある全ての無線端末装置のリソースを一元的に管理するので、効率の良いリソース管理が行なわれる。
次に、具体的な実施例について説明する。図2は、本発明の実施例に係るリソース管理方法における動作フローを表す図である。ステップS0でスタートすると、ステップS1では、無線ネットワーク制御装置20の管理下にある基地局装置10aに属する無線端末装置15a、15b、…、15nの初期のリソースを設定する。設定されたリソースの情報は、リソース管理部22に蓄えられると共に、無線端末装置15a、15b、…、15nに送られる。設定されたリソースに基づき、各無線端末装置は、送信データを送信する。
ステップS2では、基地局装置10aは、トランスポートチャネル組立部12においてセル化され多重化されたデータの総流量が閾値1を超えるか否かを流量処理部13において判断する。超えない場合には、ステップS2を繰り返す。総流量が閾値1を超えた場合には、ステップS3に進む。
ステップS3では、総流量が閾値1を超えた旨のイベントが流量処理部13から無線ネットワーク制御装置(RNC)20のリソース管理部22に報告される。この時、例えば各無線端末装置の送出しているデータ量を同時に伝えるようにしてもよい。
ステップS4では、リソース管理部22は、所定の無線端末装置(例えば15a)に対するリソースを変更する指示を流量処理部13に伝える。
ステップS5では、流量処理部13は、指定された無線端末装置15aが接続される無線送受信部11を介して無線端末装置15aに流量を削減する指示を伝える。無線端末装置15aは、指示に従って流量制御部14aを動作させ、無線端末装置15aの送信データに関するリソースを削減する。
ステップS6では、基地局装置10aは、トランスポートチャネル組立部12においてセル化され多重化されたデータの総流量が閾値2(閾値2<閾値1)を下回るか否かを流量処理部13において判断する。下回らない場合には、ステップS6を繰り返す。総流量が閾値2を下回った場合には、ステップS7に進む。
ステップS7では、総流量が閾値2を下回った旨のイベントが流量処理部13から無線ネットワーク制御装置(RNC)20のリソース管理部22に報告される。
ステップS8では、リソース管理部22は、所定の無線端末装置(例えば15a)に対するリソースを変更する指示を流量処理部13に伝える。
ステップS9では、流量処理部13は、無線送受信部11を介して無線端末装置15aに流量を増加する指示を伝える。無線端末装置15aは、指示に従って流量制御部14aを動作させ、無線端末装置15aの送信データに関するリソースを増加する。次に再びステップS2に進む。
以上説明したようなリソース管理方法が実行されるので、基地局装置10aから無線ネットワーク制御装置(RNC)20に対して送出されるトランスポートチャネルの総流量が閾値1および閾値2に基づいて制御されることとなる。したがって、総流量は、回線帯域限界以下に制限されると共に、減少されたリソースは、再び適宜回復することとなる。
この様子を図3に示す。図3は、トランスポートチャネルの総流量の変動の例を示す図である。図3において、ATMセル流量の回線帯域限界(この限界を超えるとセルの廃棄あるいは多大な遅延が生じる)を下回る流量の値に帯域限界閾値1を設け、さらに帯域限界閾値1を下回る流量の値に帯域限界閾値2を設けてある。
無線端末装置からの総流量が増加して行き、帯域限界閾値1を超えると、イベント報告1を発生する(ステップS3に対応)。イベント報告1により、無線端末装置に対してリソースの変更指示がなされ(ステップS4に対応)、流量が削減され(ステップS5に対応)、総流量が減少に転ずる。その後、総流量が減少し、帯域限界閾値2を下回ると、イベント報告2を発生する(ステップS7に対応)。イベント報告2により、無線端末装置のリソースの変更指示がなされ(ステップS8に対応)、流量が増加する(ステップS9に対応)。
以上で示したトランスポートチャネルの総流量の変動の例を更に詳しく説明する。図4は、トランスポートチャネルの総流量の変動の詳細例(1)を示す図である。図4では、ATMセル流量の回線帯域限界に対して帯域限界閾値1および帯域限界閾値2を設けなかった場合の例を示している。ここでは、無線端末装置として、端末A、B、C、D、Eがデータを送信しているものとする。これら端末の送信データの総流量が増加して行き、ATMセル流量の回線帯域限界を超えると、帯域オーバフローとなり、例えば端末Eから送信されるデータにセル廃棄が生じることとなる。
これに対し、ATMセル流量の回線帯域限界に対して帯域限界閾値1および帯域限界閾値2を設けた場合の例を示す。図5は、トランスポートチャネルの総流量の変動の詳細例(2)を示す図である。図5では、送信データの総流量が増加して行き、帯域限界閾値1に達すると、イベント報告1がなされる。イベント報告1により、端末のリソースの変更が指示されるが、ここでは端末Dの流量を削減するように指示がされるものとする。この時、どの端末の流量を削減するかは、任意であり、複数の端末の流量を削減してもよい。一般的には、イベント報告1の発生時点で最も流量の多い(リソースを消費している)端末、この例では端末Dに対して、流量を削減するように指示するのが効率的である。
イベント報告1の結果に従って、端末Dの流量が削減され、総流量が減少してATMセル流量が回線帯域限界に達することが無くなる。その後、総流量がさらに減少し、帯域限界閾値2を下回ると、イベント報告2がなされる。イベント報告2により、端末のリソースの変更が指示されるが、ここでは先に流量を削減された端末Dの流量を増加するように指示がされるものとする。この結果、端末Dは、流量の制限のない元の状態に戻ることとなる。このように総流量に対して帯域限界閾値を設け、この閾値に基づき端末のリソースを制御することで総流量を回線帯域限界以下に制限することができる。
なお、以上で説明した動作は、基本的なものであって種々の変形が考えられる。例えば、イベント報告1がなされた後に、総流量が帯域限界値1を下回ったものの、その後、総流量が再度増加し、帯域限界値1を超えた場合には、新たなイベント報告を発生させて新たな端末のリソースを減少させる等の制御を行なうことも可能である。
次に、基地局装置10aと無線ネットワーク制御装置20との間で端末のリソースの管理に関する情報のやり取りについて説明する。図6は、基地局装置と無線ネットワーク制御装置との間の情報の送受シーケンスおよび総流量の変動の例(1)を示す図である。ステップS21において、無線ネットワーク制御装置20から基地局装置10aに対して端末Aのリソース設定がなされる。これに対し、ステップS22において、基地局装置10aは、無線ネットワーク制御装置20にOKを返す。同時に、端末Aからの送信データの発生を許可し、端末Aに関するATMセル流量が生じる。
また、ステップS23において、無線ネットワーク制御装置20から基地局装置10aに対して端末Bのリソース設定がなされる。これに対し、ステップS24において、基地局装置10aは、無線ネットワーク制御装置20にOKを返す。同時に、端末Bからの送信データの発生を許可し、端末Bに関するATMセル流量が生じ、先程の端末AのATMセル流量に追加される。
さらに、ステップS25において、無線ネットワーク制御装置20から基地局装置10aに対して端末Cのリソース設定がなされる。これに対し、ステップS26において、基地局装置10aは、無線ネットワーク制御装置20にOKを返す。同時に、端末Cからの送信データの発生を許可し、端末Cに関するATMセル流量が生じ、先程の端末Aおよび端末BのATMセル流量に追加される。
このまま、端末A、BおよびCのATMセル流量の総量が増加し、回線帯域限界値を超えると、セル損失などが生じてしまう。そこで、帯域限界閾値を設け、この閾値に基づき端末のリソースを制御する。この様子を図7に示す。図7は、基地局装置と無線ネットワーク制御装置との間の情報の送受シーケンスおよび総流量の変動の例(2)を示す図である。端末A、BおよびCのATMセル流量の総量が増加し、帯域限界閾値1を超えると、ステップS27において、超えた旨のイベント報告1が、基地局装置10aから無線ネットワーク制御装置20に対してなされる。ステップS28において、無線ネットワーク制御装置20は、端末C(無線端末装置15a)のリソース変更を基地局装置10aに伝える。ステップS29において、基地局装置10aは、端末C(無線端末装置15a)のリソース変更を指示する。リソース変更の指示により、端末C(無線端末装置15a)は、発生するデータ量を制限する。これにより端末C(無線端末装置15a)に関するATMセル流量が減少し、ATMセル流量の総量が帯域限界閾値1を下回るようになる。従って、回線帯域限界値を超えることを防ぐことができる。
その後、端末A、BおよびCのATMセル流量の総量が減少し、帯域限界閾値2を下回ると、ステップS30において、下回った旨のイベント報告2が、基地局装置10aから無線ネットワーク制御装置20に対してなされる。ステップS31において、無線ネットワーク制御装置20は、端末C(無線端末装置15a)のリソース変更を基地局装置10aに伝える。ステップS32において、基地局装置10aは、端末C(無線端末装置15a)のリソース変更を指示する。リソース変更の指示により、端末C(無線端末装置15a)は、発生するデータ量の制限が解除され、端末C(無線端末装置15a)のATMセル流量が増加する。この結果、端末Cは、流量の制限のない元の状態に戻ることとなる。
本発明の実施形態に係る移動通信システムを示すブロック図である。 本発明の実施例に係るリソース管理方法における動作フローを表す図である。 トランスポートチャネルの総流量の変動の例を示す図である。 トランスポートチャネルの総流量の変動の詳細例(1)を示す図である。 トランスポートチャネルの総流量の変動の詳細例(2)を示す図である。 基地局装置と無線ネットワーク制御装置との間の情報の送受シーケンスおよび総流量の変動の例(1)を示す図である。 基地局装置と無線ネットワーク制御装置との間の情報の送受シーケンスおよび総流量の変動の例(2)を示す図である。
符号の説明
10a、10b 基地局装置
11 無線送受信部
12 トランスポートチャネル組立部
13 流量処理部
14a 流量制御部
15a、15b、…、15n 無線端末装置
20 無線ネットワーク制御装置
21 トランスポートチャネル受信部
22 リソース管理部

Claims (13)

  1. 複数の無線端末装置から送られるデータをセル化して多重し、帯域制限された回線を介して基地局装置から無線ネットワーク制御装置に送出するに際し、
    前記基地局装置が前記回線に対して第1の閾値を上回るセル流量が発生したことを検出するステップと、
    前記基地局装置が前記無線ネットワーク制御装置に前記検出した旨の第1のイベント報告を送るステップと、
    前記無線ネットワーク制御装置が前記第1のイベント報告に基づき所定の無線端末装置に対するリソースを減少する第1の指示情報を前記基地局装置に送るステップと、
    前記基地局装置が送られた前記第1の指示情報を前記所定の無線端末装置に伝えるステップと、
    前記所定の無線端末装置が前記第1の指示情報に基づきリソースを減少させるステップと、
    前記基地局装置が前記回線に対して前記第1の閾値より小さな第2の閾値を下回るセル流量が発生したことを検出するステップと、
    前記基地局装置が前記無線ネットワーク制御装置に前記検出した旨の第2のイベント報告を送るステップと、
    前記無線ネットワーク制御装置が前記第2のイベント報告に基づき前記所定の無線端末装置に対するリソースを増加する第2の指示情報を前記基地局装置に送るステップと、
    前記基地局装置が送られた前記第2の指示情報を前記所定の無線端末装置に伝えるステップと、
    前記所定の無線端末装置が前記第2の指示情報に基づきリソースを増加させるステップと、
    を含み、
    前記リソースを変更するにあたり、前記基地局に属し、最大のセル流量を発生している無線端末装置を前記所定の無線端末装置とすることを特徴とするリソース管理方法。
  2. 前記無線ネットワーク制御装置が無線端末装置に対するリソースの情報を前記無線端末装置の属する基地局装置に対して送り、前記基地局装置は、前記リソースの情報に基づき前記無線端末装置に対してリソースを設定することを特徴とする請求項記載のリソース管理方法。
  3. 前記無線ネットワーク制御装置は、前記無線ネットワーク制御装置が管理する基地局に属する無線端末装置毎のリソースの情報を記憶しておくことを特徴とする請求項記載のリソース管理方法。
  4. 前記回線は、ATM回線であることを特徴とする請求項記載の移動通信システムにおけるリソース管理方法。
  5. 前記セルは、固定長のデータにセルヘッダを付加したATMセルであることを特徴とする請求項記載のリソース管理方法。
  6. 無線端末装置における前記リソースの変更は、前記無線端末装置において発生するコード数あるいはシンボルレートの変更であることを特徴とする請求項記載のリソース管理方法。
  7. (a)基地局装置から送られる流量制御情報に基づき、送信するデータの流量を制御する流量制御部を含む無線端末装置、
    (b)複数の前記無線端末装置とそれぞれデータの送受信を行なう無線送受信部と、
    前記無線送受信部において受信されたデータをセル化して多重し、帯域制限された回線上のトランスポートチャネルを介して無線ネットワーク制御装置に送出するトランスポートチャネル組立部と、
    前記多重化されたデータの流量を測定し、前記流量が所定の条件を超えた場合には超えた旨の情報を前記無線ネットワーク制御装置に伝え、前記無線ネットワーク制御装置からの無線端末装置の流量制御情報を、前記無線送受信部を介して前記無線端末装置に伝える流量処理部と、
    を含む基地局装置、
    (c)管理下にある基地局装置に属する各無線端末装置の送信データに関するリソースを管理し、前記超えた旨の情報が前記基地局から伝えられた場合に、所定の無線端末装置に対する前記流量制御情報を前記基地局の流量処理部に送るリソース管理部と、
    基地局装置のトランスポートチャネル組立部から送られるデータを受信するトランスポートチャネル受信部と、
    を含む無線ネットワーク制御装置、
    を備え
    前記リソース管理部は、前記回線に対して第1の閾値を上回るセル流量が発生した旨のイベント報告に基づき、所定の無線端末装置に対するリソースを減少する指示情報を前記無線端末装置の接続されている基地局装置に送った後に、前記回線に対して第2の閾値を下回るセル流量が発生した場合には、発生した旨のイベント報告に基づき、所定の無線端末装置に対するリソースを増加する指示情報を前記無線端末装置の接続されている基地局装置に送り、
    前記所定の無線端末装置は、前記基地局に属し、最大のセル流量を発生している無線端末装置であることを特徴とする移動通信システム。
  8. 前記リソース管理部は、前記回線に対して所定の閾値を超えるセル流量が発生した旨のイベント報告に基づき、所定の無線端末装置に対するリソースを変更する指示情報を前記無線端末装置の接続されている基地局装置に送ることを特徴とする請求項記載の移動通信システム。
  9. 前記リソース管理部は、前記無線ネットワーク制御装置が管理する基地局装置に接続され無線端末装置毎のリソースの情報を記憶しておくことを特徴とする請求項記載の移動通信システム。
  10. 前記回線は、ATM回線であることを特徴とする請求項記載の移動通信システム。
  11. 前記セルは、固定長のデータにセルヘッダを付加したATMセルであることを特徴とする請求項記載の移動通信システム。
  12. 前記流量制御部は、前記無線端末装置において発生するコード数あるいはシンボルレートを変更することを特徴とする請求項記載の移動通信システム。
  13. 前記無線端末装置と前記基地局装置とは、W−CDMAで接続されることを特徴とする請求項記載の移動通信システム。
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