JP4237212B2 - 画像処理方法、画像処理プログラムおよびプログラム記録媒体 - Google Patents
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Description
の場合、図14を参照すると、エリアセンサ画像12には飛行経路04上の飛行位置13から、図13の場合のようなラインセンサ画像のセンサ視野07よりも大きいセンサ視野14で撮影した地表面11への撮像エリア15が記録される。
08に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標の算出がより困難となる。
前記既知点に対応するラインセンサ画像上の最適行を探索する際に、行ごとの前記飛行体3次元座標位置速度情報と前記座標変換情報とを用いて算出されるラインセンサ画像の各行に対応するラインセンサ視野それぞれを平面として扱い、それぞれの平面と前記既知点との間の距離を算出し、距離が最小になる平面に該当するラインセンサ画像の行を、前記既知点に対応するラインセンサ画像上の最適行とし、
前記既知点に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標を探索する際に、行ごとの前記飛行体3次元座標位置速度情報と前記座標変換情報とを用いて算出されるラインセンサ画像上の前記最適行上の各画素に対応する単位方向ベクトルと撮像位置とから構成される直線と前記既知点との間の距離を算出し、距離が最小になる画素を、前記既知点に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標とする画像処理方法。
(2)上記(1)の画像処理方法において、前記最適行上の各画素に対応する単位方向ベクトルと撮像位置とから構成される直線と前記既知点との間の距離を算出する際に、ラインセンサ画像を撮像した時の飛行体と地表面との間の大気補正用の情報および/または光行差補正用の情報を用いて、算出した距離を補正する画像処理方法。
(3)上記(1)または(2)の画像処理方法において、前記最適行上の各画素に対応する単位方向ベクトルと撮像位置とから構成される直線と前記既知点との間の距離を算出する際に、前記最適行上の画素数を任意の個数ずつのグループに分割して、各グループを代表する画素として任意に選んだいずれか1つの画素に対応する直線と前記既知点との距離をそれぞれ算出し、算出した各グループを代表する前記距離のうち、最小の距離となるグループを選択し、さらに、選択した該グループに属する各画素に対応する直線と前記既知点との距離をそれぞれ算出して、選択したグループ内で算出した距離が最小になる直線に該当する前記最適行上の画素を、前記既知点に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標とする画像処理方法。
(4)上記(3)の画像処理方法において、最小の距離となるグループを選択した際に、選択したグループに属する前記最適行上の画素数が、あらかじめ定めた閾値よりも多い画素数であった場合、さらに、選択したグループの前記最適行上の画素数を任意の個数ずつのグループに分割して、各グループを代表する画素として任意に選んだいずれか1つの画素に対応する直線と前記既知点との距離をそれぞれ算出し、算出した各グループを代表する前記距離のうち、最小の距離となるグループを選択する処理を、グループに属する前記最適行上の画素数が、前記閾値以内になるまで、繰り返す画像処理方法。
(5)上記(1)ないし(4)の画像処理方法において、画像座標系から3次元基準座標系への変換情報となる前記座標変換情報は、ラインセンサ画像に付属する付属データから抽出されるラインセンサ画像の行ごとの撮像時刻と、前記付属データから抽出されるあらかじめ定めた一定時間間隔ごとの飛行体姿勢情報と、前記付属データから抽出される画像座標系から飛行体座標系への座標変換情報とを用いて、算出される画像処理方法。
(6)上記(5)の画像処理方法において、前記飛行体姿勢情報の中から、行ごとの前記撮像時刻に時間的に近接する複数の飛行体姿勢情報を抽出し、抽出した複数の飛行体姿勢情報と、画像座標系から飛行体座標系への前記座標変換情報とを用いて、それぞれの画像座標系から3次元基準座標系への変換情報を算出して、算出したそれぞれの前記変換情報を用いて、参照する撮像時刻の行ごとの画像座標系から3次元基準座標系への変換情報となる前記座標変換情報を補間処理によって求める画像処理方法。
(7)上記(1)ないし(6)のいずれかの画像処理方法において、ラインセンサ画像の行ごとの前記飛行体3次元座標位置速度情報は、ラインセンサ画像に付属する付属データから抽出されるラインセンサ画像の行ごとの撮像時刻と、前記付属データから抽出されるあらかじめ定めた一定時間間隔ごとの飛行体3次元位置速度情報とを用いて、算出される画像処理方法。
(8)上記(7)の画像処理方法において、前記飛行体3次元位置速度情報の中から、行ごとの前記撮像時刻に時間的に近接する複数の飛行体3次元位置速度情報を抽出し、抽出した複数の飛行体3次元位置速度情報を用いて、参照する撮像時刻の行ごとの飛行体3次元位置速度情報を補間処理によって求める画像処理方法。
(9)上記(5)ないし(8)のいずれかの画像処理方法において、ラインセンサと前記ラインセンサを搭載した飛行体との間で位置姿勢が異なっている場合、前記飛行体姿勢情報または前記飛行体3次元位置速度情報を参照する際に、ラインセンサの位置姿勢へさらに座標変換して用いる画像処理方法。
(10)上記(1)の画像処理方法において、ラインセンサ画像の各行に対応する平面と前記既知点との距離を算出する際に、ラインセンサ画像を撮像した時の飛行体と地表面との間の大気補正用の情報および/または光行差補正用の情報を用いて、算出した距離を補正する画像処理方法。
(11)上記(1)または(10)の画像処理方法において、ラインセンサ画像の各行に対応する平面と前記既知点との距離を算出する際に、ラインセンサ画像の行数を任意の個数ずつのグループに分割して、各グループを代表する行として任意に選んだいずれか1つの行に対応する平面と前記既知点との距離をそれぞれ算出し、算出した各グループを代表する前記距離のうち、最小の距離となるグループを選択し、さらに、選択した該グループに属する各行に対応する平面と前記既知点との距離をそれぞれ算出して、選択したグループ内で算出した距離が最小になる平面に該当するラインセンサ画像の行を、前記既知点に対応するラインセンサ画像上の最適行とする画像処理方法。
(12)上記(11)の画像処理方法において、最小の距離となるグループを選択した際に、選択したグループに属するラインセンサ画像の行数が、あらかじめ定めた閾値よりも多い行数であった場合、さらに、選択したグループのラインセンサ画像の行数を任意の個数ずつのグループに分割して、各グループを代表する行として任意に選んだいずれか1つの行に対応する平面と前記既知点との距離をそれぞれ算出し、算出した各グループを代表する前記距離のうち、最小の距離となるグループを選択する処理を、グループに属するラインセンサ画像の行数が、前記閾値以内になるまで、繰り返す画像処理方法。
(13)上記(1)ないし(12)のいずれかの画像処理方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施する画像処理プログラム。
(14)上記(13)の画像処理プログラムを、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録するプログラム記録媒体。
本発明の特徴の主な概要について、まず説明する。一次元画像を連続して取得するラインセンサを搭載した飛行体(航空機、衛星等)が飛行しながら地表を撮影することによって得られる2次元画像(以降、ラインセンサ画像と呼ぶ)について、3次元位置既知点(P点)に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標を高速に探索することを可能とする方法および装置を実現している点に、その特徴がある。
08との間の距離30が最小となるような画像座標を探索する。最適行27上の各画素と、距離30との関係は、一般に、極小値を挟んで単調減少、単調増加の関係となるため、この関係を利用して、P点 08に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標の高速探索が可能となる。
次に、図3を用いて、本発明によるラインセンサ撮像画像処理装置のより詳細なブロック構成の一例を説明する。図3は、本発明によるラインセンサ撮像画像処理装置のより詳細なブロック構成の一例を示すブロック構成図である。図3のラインセンサ撮像画像処理装置A10を参照すると、本実施例では、ラインセンサ撮像画像に関する画像処理をプログラム論理によって実施する場合を示しており、ラインセンサ撮像画像処理装置A10は、キーボード等の入力装置A1と、プログラム制御により動作する情報処理装置A2と、情報を記憶する記憶装置A3と、ディスプレイ装置等の出力装置A4を少なくとも含んで構成されている。ただし、前述したように、ラインセンサ撮像画像に関する画像処理をハードウェア論理によって処理しても良いし、プログラム論理とハードウェア論理との混用によっても良いし、如何なる画像処理方法を用いても構わない。
座標変換情報抽出手段A2−U1−6によってuv−XfYfZf座標変換情報記憶部A3−7に記憶されたuv(画像座標系)−XfYfZf(飛行体座標系)座標変換情報とを用いて、画像各行のuv(画像座標系)−XYZ(3次元基準座標系)座標変換情報を補間法により算出する。算出した画像各行のuv(画像座標系)−XYZ(3次元基準座標系)座標変換情報は画像各行のuv−XYZ座標変換情報記憶部A3−5に供給される。
通常、画像各行の撮像時刻情報抽出手段A2−U1−1で抽出した撮像時刻およびその時間間隔と、飛行***置速度情報抽出手段A2−U1−2で抽出した飛行体の位置速度情報、および、飛行体姿勢情報抽出手段A2−U1−3で抽出した飛行体姿勢情報のサンプリング時刻およびその時間間隔とは一致しない。したがって、対応点探索処理の効率化のためには、図3において説明したように、画像各行の飛行***置速度算出手段A2−U1−4、および、画像各行のuv−XYZ座標変換情報算出手段A2−U1−5によって、画像各行の位置速度情報および座標変換情報があらかじめ算出されている必要がある。
V1 = R(v)I1 (数1)
V2 = R(v)I2 (数2)
)。ここで、行vi−1,vi+1はそれぞれ行viと隣り合うN等分点の一つである。
を、画像各行のuv−XYZ座標変換情報記憶部A3−5に記憶されている画像各行のuv−XYZ座標変換行列R(v)を用いて、数4により算出する。
D = R(v)I (数4)
)。ここで、点Ii−1,Ii+1はそれぞれ点Iiと隣り合うN等分点の一つである。
本実施例においては、3次元位置既知点(P点)に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標を高速に算出することができる。その理由は、P点対応画像行探索手段U2でP点に対応する最適行として探索されるP点とラインセンサ画像各行におけるセンサ視野との間の距離の関係、および、図1のP点対応画像座標探索手段U3でP点に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標すなわち最適行上の点の画像座標として探索されるP点とラインセンサ画像最適行の各点における単位方向ベクトルと撮像位置とから構成される直線との距離の関係が、一般に、極小値を挟んで単調減少、単調増加の関係となり、高速処理アルゴリズムの適用が可能であるためである。
次に、本発明の他の実施例について図12を参照して説明する。図12は、本発明によるラインセンサ撮像画像処理装置の図3とは異なる詳細なブロック構成の例を示すブロック構成図である。図12のラインセンサ撮像画像処理装置A20を参照すると、本実施例も、図3のラインセンサ撮像画像処理装置A10と同様に、キーボード等の入力装置A1と、プログラム制御により動作する情報処理装置A2と、情報を記憶する記憶装置A5と、ディスプレイ装置等の出力装置A4を少なくとも含んで構成されている。
に大気補正・光行差補正のモデル式を組み入れることにより、大気補正、光行差補正を考慮した、より正確な距離d’を算出することが可能になる。
02,03 行
04 飛行経路
05,06 飛行位置
07 センサ視野
08 地表面のP点
09,10 撮像エリア
11 地表面
12 エリアセンサ画像
13 飛行位置
14 センサ視野
15 撮像エリア
16 撮像位置
17 ラインセンサ視野
18 ラインセンサ視野
19 距離
20 画素
21 方向ベクトル
22 3次元基準座標系XYZ
23 飛行体座標系XfYfZf
25 画像座標系uv
26 行
27 最適行
28 撮像位置
29 直線
30 距離
31,32 或る行上の任意の点
34,35 単位方向ベクトル
43 最適行上の点
44 単位方向ベクトル
53 直線
54 距離
100 飛行体
A10 ラインセンサ撮像画像処理装置
A1 入力装置
A1−1 付属データ入力部
A1−2 P点座標入力部
A2 情報処理装置
A2−U1 画像各行位置姿勢情報算出手段
A2−U1−1 画像各行の撮像時刻情報抽出手段
A2−U1−2 飛行***置速度情報抽出手段
A2−U1−3 飛行体姿勢情報抽出手段
A2−U1−4 画像各行の飛行***置算出手段
A2−U1−5 画像各行のuv(画像座標系)−XYZ(3次元基準座標系)座標変換情報算出手段
A2−U1−6 uv−XfYfZf(飛行体座標系)座標変換情報抽出手段
A2−U2 P点対応画像行探索手段(最適行探索手段)
A2−U3 P点対応画像座標探索手段
A3 記憶装置
A3−1 撮像時刻情報記憶部
A3−2 飛行***置速度情報記憶部
A3−3 飛行体姿勢情報記憶部
A3−4 画像各行の飛行***置速度情報記憶部
A3−5 画像各行のuv−XYZ座標変換情報記憶部
A3−6 P点に対応する画像最適行記憶部
A3−7 uv−XfYfZf座標変換情報記憶部
A4 出力装置
A5 記憶装置
A5−1 大気補正・光行差補正関連情報記憶部
A10,A20 ラインセンサ撮像画像処理装置
U1 画像各行位置姿勢情報算出手段
U2 3次元位置既知点(P点)対応画像行探索手段
U3 P点対応画像座標探索手段
U10 ラインセンサ撮像画像処理装置
Claims (14)
- 飛行体に搭載されたラインセンサによって地表を連続的に撮像した画像を処理する画像処理方法において、ラインセンサ画像の行ごとに、画像座標系から3次元基準座標系への変換情報となる座標変換情報を算出し、3次元位置が既知の点(既知点)の位置情報とラインセンサ画像の行ごとの飛行体3次元座標位置速度情報と前記座標変換情報とを用いて、3次元座標上で指定された前記点(既知点)に対応するラインセンサ画像上の最適行を探索し、探索された最適行の情報とラインセンサ画像の行ごとの飛行体3次元座標位置速度情報と前記座標変換情報とを用いて、前記点(既知点)に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標を探索し、
前記既知点に対応するラインセンサ画像上の最適行を探索する際に、行ごとの前記飛行体3次元座標位置速度情報と前記座標変換情報とを用いて算出されるラインセンサ画像の各行に対応するラインセンサ視野それぞれを平面として扱い、それぞれの平面と前記既知点との間の距離を算出し、距離が最小になる平面に該当するラインセンサ画像の行を、前記既知点に対応するラインセンサ画像上の最適行とし、
前記既知点に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標を探索する際に、行ごとの前記飛行体3次元座標位置速度情報と前記座標変換情報とを用いて算出されるラインセンサ画像上の前記最適行上の各画素に対応する単位方向ベクトルと撮像位置とから構成される直線と前記既知点との間の距離を算出し、距離が最小になる画素を、前記既知点に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標とする
ことを特徴とする画像処理方法。 - 請求項1に記載の画像処理方法において、前記最適行上の各画素に対応する単位方向ベクトルと撮像位置とから構成される直線と前記既知点との間の距離を算出する際に、ラインセンサ画像を撮像した時の飛行体と地表面との間の大気補正用の情報および/または光行差補正用の情報を用いて、算出した距離を補正することを特徴とする画像処理方法。
- 請求項1または2に記載の画像処理方法において、前記最適行上の各画素に対応する単位方向ベクトルと撮像位置とから構成される直線と前記既知点との間の距離を算出する際に、前記最適行上の画素数を任意の個数ずつのグループに分割して、各グループを代表する画素として任意に選んだいずれか1つの画素に対応する直線と前記既知点との距離をそれぞれ算出し、算出した各グループを代表する前記距離のうち、最小の距離となるグループを選択し、さらに、選択した該グループに属する各画素に対応する直線と前記既知点との距離をそれぞれ算出して、選択したグループ内で算出した距離が最小になる直線に該当する前記最適行上の画素を、前記既知点に対応するラインセンサ画像上の画素の画像座標とすることを特徴とする画像処理方法。
- 請求項3に記載の画像処理方法において、最小の距離となるグループを選択した際に、選択したグループに属する前記最適行上の画素数が、あらかじめ定めた閾値よりも多い画素数であった場合、さらに、選択したグループの前記最適行上の画素数を任意の個数ずつのグループに分割して、各グループを代表する画素として任意に選んだいずれか1つの画素に対応する直線と前記既知点との距離をそれぞれ算出し、算出した各グループを代表する前記距離のうち、最小の距離となるグループを選択する処理を、グループに属する前記最適行上の画素数が、前記閾値以内になるまで、繰り返すことを特徴とする画像処理方法。
- 請求項1ないし4に記載の画像処理方法において、画像座標系から3次元基準座標系への変換情報となる前記座標変換情報は、ラインセンサ画像に付属する付属データから抽出されるラインセンサ画像の行ごとの撮像時刻と、前記付属データから抽出されるあらかじめ定めた一定時間間隔ごとの飛行体姿勢情報と、前記付属データから抽出される画像座標系から飛行体座標系への座標変換情報とを用いて、算出されることを特徴とする画像処理方法。
- 請求項5に記載の画像処理方法において、前記飛行体姿勢情報の中から、行ごとの前記撮像時刻に時間的に近接する複数の飛行体姿勢情報を抽出し、抽出した複数の飛行体姿勢情報と、画像座標系から飛行体座標系への前記座標変換情報とを用いて、それぞれの画像座標系から3次元基準座標系への変換情報を算出して、算出したそれぞれの前記変換情報を用いて、参照する撮像時刻の行ごとの画像座標系から3次元基準座標系への変換情報となる前記座標変換情報を補間処理によって求めることを特徴とする画像処理方法。
- 請求項1ないし6のいずれかに記載の画像処理方法において、ラインセンサ画像の行ごとの前記飛行体3次元座標位置速度情報は、ラインセンサ画像に付属する付属データから抽出されるラインセンサ画像の行ごとの撮像時刻と、前記付属データから抽出されるあらかじめ定めた一定時間間隔ごとの飛行体3次元位置速度情報とを用いて、算出されることを特徴とする画像処理方法。
- 請求項7に記載の画像処理方法において、前記飛行体3次元位置速度情報の中から、行ごとの前記撮像時刻に時間的に近接する複数の飛行体3次元位置速度情報を抽出し、抽出した複数の飛行体3次元位置速度情報を用いて、参照する撮像時刻の行ごとの飛行体3次元位置速度情報を補間処理によって求めることを特徴とする画像処理方法。
- 請求項5ないし8のいずれかに記載の画像処理方法において、ラインセンサと前記ラインセンサを搭載した飛行体との間で位置姿勢が異なっている場合、前記飛行体姿勢情報または前記飛行体3次元位置速度情報を参照する際に、ラインセンサの位置姿勢へさらに座標変換して用いることを特徴とする画像処理方法。
- 請求項1に記載の画像処理方法において、ラインセンサ画像の各行に対応する平面と前記既知点との距離を算出する際に、ラインセンサ画像を撮像した時の飛行体と地表面との間の大気補正用の情報および/または光行差補正用の情報を用いて、算出した距離を補正することを特徴とする画像処理方法。
- 請求項1または10に記載の画像処理方法において、ラインセンサ画像の各行に対応する平面と前記既知点との距離を算出する際に、ラインセンサ画像の行数を任意の個数ずつのグループに分割して、各グループを代表する行として任意に選んだいずれか1つの行に対応する平面と前記既知点との距離をそれぞれ算出し、算出した各グループを代表する前記距離のうち、最小の距離となるグループを選択し、さらに、選択した該グループに属する各行に対応する平面と前記既知点との距離をそれぞれ算出して、選択したグループ内で算出した距離が最小になる平面に該当するラインセンサ画像の行を、前記既知点に対応するラインセンサ画像上の最適行とすることを特徴とする画像処理方法。
- 請求項11に記載の画像処理方法において、最小の距離となるグループを選択した際に、選択したグループに属するラインセンサ画像の行数が、あらかじめ定めた閾値よりも多い行数であった場合、さらに、選択したグループのラインセンサ画像の行数を任意の個数ずつのグループに分割して、各グループを代表する行として任意に選んだいずれか1つの行に対応する平面と前記既知点との距離をそれぞれ算出し、算出した各グループを代表する前記距離のうち、最小の距離となるグループを選択する処理を、グループに属するラインセンサ画像の行数が、前記閾値以内になるまで、繰り返すことを特徴とする画像処理方法。
- 請求項1ないし12のいずれかに記載の画像処理方法を、コンピュータによって実行可能なプログラムとして実施することを特徴とする画像処理プログラム。
- 請求項13に記載の画像処理プログラムを、コンピュータによって読み取り可能な記録媒体に記録することを特徴とするプログラム記録媒体。
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