JP4237118B2 - ロボット装置及びロボット装置の制御方法 - Google Patents

ロボット装置及びロボット装置の制御方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4237118B2
JP4237118B2 JP2004244472A JP2004244472A JP4237118B2 JP 4237118 B2 JP4237118 B2 JP 4237118B2 JP 2004244472 A JP2004244472 A JP 2004244472A JP 2004244472 A JP2004244472 A JP 2004244472A JP 4237118 B2 JP4237118 B2 JP 4237118B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
head
robot apparatus
turntable
rotation angle
rotation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004244472A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006061224A (ja
Inventor
正之 首藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC AccessTechnica Ltd
Original Assignee
NEC AccessTechnica Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC AccessTechnica Ltd filed Critical NEC AccessTechnica Ltd
Priority to JP2004244472A priority Critical patent/JP4237118B2/ja
Publication of JP2006061224A publication Critical patent/JP2006061224A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4237118B2 publication Critical patent/JP4237118B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Toys (AREA)

Description

この発明は、感情表現を豊かにするためのロボット装置及びロボット装置の制御方法に係り、詳しくは、低コスト、かつ低消費電力で、上下回転機能、左右回転機能とは別に、上下運動機能又は上下運動機能を含む運動機能を実現するロボット装置及びロボット装置の制御方法に関する。
ロボット装置の制御技術においては、ロボット装置の多彩な感情表現や、ロボット装置の頭部に納められたカメラ及びマイクなどの位置制御を目的として、モータ等のアクチュエータを用い、ロボット装置の頭部を水平方向又は垂直方向に回転運動させることにより、それらの感情表現や位置制御を実現させている。即ち、ロボット装置の感情表現を頭部の動作で行う場合は、通常、頭部の上下回転又は左右回転を感情プログラムとアクチュエータの制御とを連動させて行われている。
これらの頭部の上下回転又は左右回転だけでは、動物の特徴的動作を表現することが困難であるとして、2種以上の動作を組み合わせる種々の玩具が提案されている。例えば、特許文献1では、一つの駆動力手段と複数のカム機構とを用いてゴリラの玩具の肩部を上下運動させつつ頭部を反復的に左右に円弧運動させると共に、口部を開閉動作させている。また、特許文献2では、ぬいぐるみ玩具の腹部を押圧すると、フライホイールが回転し、その慣性力により、頭部を上下に開閉させている。さらに、特許文献3では、玩具に意外性のある動作をさせるために、モータを駆動源とする一つの歯車軸に設けた変形カムにより、目部、口部、肩部、腕部、及び脚部を連携して動作させている。
実用新案登録第3035071号公報 特開2000−140455号公報 特開平02−065887号公報
しかしながら、上述の従来技術には、次のような問題点があった。
第1の問題は、頭部の上下回転(上下開閉を含む)、左右回転では十分な表現力を生み出せず、ロボット装置の感情表現が限られるという点である。その一つの理由は、ロボット装置の頭部を水平方向と垂直方向に回転運動させるだけでは、人間の感情表現で言えば、いわゆる首をすくめるような表現が出来ないからである。例えば、人間の感情表現にある、恥ずかしいため首をすくめてキョロキョロするという動きは、頭部の上下運動と頭部の左右回転運動を組み合わせた表現となってくるが、通常の頭部の左右回転、上下回転だけでは実現できない。また、別の理由としては、複数の運動を単に組み合わせて動作させた場合では、容易に動作が推測できてしまう問題がある。このような動作による表現は、上述の玩具の分野では十分であっても、ロボット装置の分野では、その性質上、ギミックな動作を行わせたい場合があるため、複数の単一動作又は組み合わせ動作を別々に行うことが必要である。
第2の問題は、上記のロボット装置の頭部の動きとして上下運動機能を上下回転機能や左右回転機能とは別に実現させるには、コストアップにつながることである。その理由は、上述の玩具のように一つの動作あるいは一つの組み合わせ動作を行う場合は、モータ等の駆動源は一つでよいが、2つ以上の異なる動作又は組み合わせ動作を選択的にさせるには、一般的に各動作又は各組み合わせ動作別に駆動源が必要となるからである。即ち、ロボット装置の頭部の動作として、上下回転機能や左右回転機能とは別に上下運動機能や上下運動機能を含む動作をさせるには、モータ等のアクチュエータを用いることが一般的であり、かつそれを制御するためには回路基板や制御ソフトウェアの開発等が必要になってくるためである。
第3の問題は、アクチュエータやこれを制御する回路基板が増えるために消費する電力が大きくなることである。その理由は、ロボット装置頭部の上下運動をさせるためには、モータ等のアクチュエータと、これを駆動する回路基板に電力を供給する必要が新たに生じるためである。
この発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであって、ロボット装置の感情表現を豊かにするためのロボット装置頭部の動きとして、低コスト、かつ低消費電力で、上下回転機能、左右回転機能とは別に、上下運動機能又は上下運動を含む運動機能を実現するロボット装置及びロボット装置の制御方法を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、第1のアクチュエータとその駆動力を伝える第1の伝達手段とからなり、頭部を水平方向に回転させる第1の駆動手段と第2のアクチュエータとその駆動力を伝える第2の伝達手段とからなり、前記頭部を垂直方向に回転させる第2の駆動手段とを備えるロボット装置において、前記第1又は第2のアクチュエータの駆動により、前記頭部が所定の水平方向回転角度又は所定の垂直方向回転角度を越えると、前記第1又は第2のアクチュエータの駆動エネルギーの一部を前記頭部の上下運動に変換する運動変換機構と、前記頭部を水平方向又は垂直方向にのみ回転させるときは、前記頭部の回転が前記所定の水平方向回転角度未満又は前記所定の垂直方向回転角度未満となるように前記第1又は第2の駆動手段を制御すると共に、前記頭部を水平方向又は垂直方向の回転を伴いながら上下運動させたいときは、前記頭部の回転が前記所定の水平方向回転角度又は前記所定の垂直方向回転角度を越えるように前記第1又は第2の駆動手段を制御する制御手段とを備えてなることを特徴としている。
また、請求項2記載の発明は、請求項1記載のロボット装置に係り、前記運動変換機構が、前記頭部を垂直方向に回転可能に支持して水平方向に回転する第1の回転台と、前記第1の回転台とこれに平行な第2の回転台とに固定されて前記第1の回転台を付勢部材により上方に付勢しつつ下方へ移動可能に支持する伸縮支持構造体と、前記頭部に設けられ、前記頭部の前記所定の垂直方向回転角度を越える所定の角度範囲において前記伸縮支持構造体を下方に押し下げる押圧部材とを有してなることを特徴としている。
また、請求項3記載の発明は、請求項1記載のロボット装置に係り、前記運動変換機構が、頭部を支持し係合突起部を有する支持部材を固定するか又は頭部を支持する支持部材を固定し係合突起部を有する第3の回転台と、基台に固定されて前記係合突起部を溝部で摺動可能に支持して前記第3の回転台を水平方向に回転可能に支持する円筒状構造体を有してなり、前記溝部が前記所定の水平方向回転角度を越える所定の角度範囲において傾斜していることを特徴としている。
また、請求項4記載の発明は、請求項3記載のロボット装置に係り、前記円筒状構造体が、前記第3の回転台の中心部の孔に回転可能に嵌め込まれ、前記係合突起部が前記第3の回転台に中心軸に向けて設けられ、前記溝部が前記円筒状構造体の外周面に設けられていることを特徴としている。
また、請求項5記載の発明は、請求項3記載のロボット装置に係り、前記第3の回転台が、前記円筒状構造体の内周側に回転可能に嵌め込まれ、前記係合突起部が前記第3の回転台の中心軸から外側に向けて設けられ、前記溝部が前記円筒状構造体の内周面に設けられていることを特徴としている。
また、請求項6記載の発明は、請求項1記載のロボット装置に係り、前記運動変換機構が、頭部を支持し水平回転方向に倣う円弧形状の長穴部を有する第4の回転台と、前記第4の回転台を載せてアクチュエータにより水平方向に回転する第5の回転台と、前記第5の回転台に固定され回転方向の一部に傾斜面を有して前記長穴部に入り込む傾斜台と、前記第4の回転台を所定の回転角度で回転を停止させるストッパとを有してなり、前記第4の回転台は前記所定の回転角度の範囲内で前記第5の回転台と共に回転し、前記第5の回転台が前記所定の回転角度を越えて所定の角度範囲で回転すると前記第4の回転台が前記ストッパで停止されて前記長穴部の回転方向の縁部が前記傾斜台を摺動して前記第4の回転台が上方又は下方に移動することを特徴としている。
また、請求項7記載の発明は、請求項6記載のロボット装置に係り、前記ストッパが前記所定の回転角度範囲の両端に設けられ、一方のストッパは上方に位置する第4の回転台を停止させて下方に前記傾斜台上を摺動させ、他方のストッパは下方に位置する第4の回転台を停止させて上方に前記傾斜台上を摺動させるものであることを特徴としている。
また、請求項8記載の発明は、請求項1記載のロボット装置に係り、前記運動変換機構が、頭部を付勢部材により上方に付勢しつつ下方へ移動可能に支持する伸縮支持構造体と、前記伸縮支持構造体を固定して水平方向に回転する第6の回転台と、前記第6の回転台が所定の回転角度範囲を越えて所定の角度範囲に回転する時、前記伸縮支持構造体を下方に押し下げる押圧部材とを、有してなることを特徴としている。
また、請求項9記載の発明は、第1のアクチュエータとその駆動力を伝える第1の伝達手段とからなり、頭部を水平方向に回転させる第1の駆動手段と、第2のアクチュエータとその駆動力を伝える第2の伝達手段とからなり、前記頭部を垂直方向に回転させる第2の駆動手段と、前記第1又は第2のアクチュエータの駆動により、前記頭部が所定の水平方向回転角度又は所定の垂直方向回転角度を越えると、前記第1又は第2のアクチュエータの駆動エネルギーの一部を前記頭部の上下運動に変換する運動変換機構とを備えるロボット装置の制御方法に係り、前記頭部を水平方向又は垂直方向にのみ回転させるときは、前記頭部の回転が前記所定の水平方向回転角度未満又は前記所定の垂直方向回転角度未満となるように前記第1又は第2の駆動手段を制御すると共に、前記頭部を水平方向又は垂直方向の回転を伴いながら上下運動させたいときは、前記頭部の回転が前記所定の水平方向回転角度又は前記所定の垂直方向回転角度を越えるように前記第1又は第2の駆動手段を制御することを特徴としている。
以上説明したように、この発明の構成による第1の効果は、ロボット装置の感情表現力を向上できることである。その理由は、通常の頭部の左右回転、上下回転だけでは実現できない感情表現方法、たとえば首をすくめるような表現をロボット装置の頭部の上下運動機能又は上下運動を含む運動機能により実現できるからである。
第2の効果は、低コストで頭部上下運動を付加できることである。その理由は、上下回転又は左右回転の回転エネルギを用いてロボット装置頭部の上下運動機能又は上下運動を含む運動機能を実現するため、モータ等の追加のアクチュエータが不要であり、それを制御する回路基板、及びソフトウェア開発等を必要としないで、その機能を実現できるからである。
第3の効果は、低消費電力でロボット装置の頭部の上下運動機能又は上下運動を含む運動機能を実現できることである。その理由は、この発明のロボット装置頭部の上下運動機能又は上下運動を含む運動機能の実現には、電力を消費するモータ等のアクチュエータとそれを制御する回路基板を必要としないからである。
この発明は、ロボット装置の感情表現を豊かにするためのロボット装置頭部の動きとして、低コスト、かつ低消費電力で、上下回転機能、左右回転機能とは別に、上下運動機能又は上下運動を含む運動機能を実現するロボット装置及びその制御方法を提供するという目的を、ロボット装置の頭部の上下回転又は左右回転を所定の回転角度位置に至るまでは上下回転又は左右回転を行い、所定の回転角度位置を越える所定の角度範囲での上下回転又は左右回転の運動エネルギをロボット装置頭部の上下運動に変換する運動変換機構を設けることで実現した。
以下、図面を参照して、この発明の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用いて具体的に行う。
始めに、この発明の第1実施例であるロボット装置頭部の構成例について説明する。この実施例は、ロボット装置頭部の上下回転運動エネルギを上下方向の伸縮構造体を用いてロボット装置の頭部の上下運動に変換する例である。
図1は、この実施例のロボット装置頭部内の機械的構成の一例を示す斜視図である。まず、この例のロボット装置頭部の垂直方向の上下回転運動機構について説明する。ロボット装置の頭部1は、ヘッドブラケット2に固定され、ヘッドブラケット2はモータブラケットH3に固定されたシャフト4を軸として、上下方向に回転運動ができるように支持されている。モータブラケットH3の両側にはポスト8が取り付けられており、水平方向の左右に回転する回転台U9に連結されて固定されている。ヘッドブラケット2にはギアH5が固定されており、モータH6からの回転運動エネルギがギア列H7を介してギアH5に伝えられることによって、頭部1は回転台U9に対して垂直方向の上下に回転運動することができる。
次に、この例のロボット装置頭部の上下運動変換機構の構成について説明する。回転台U9には円筒状のスライダ11が固定され、この回転台U9に平行な回転台L10にはギアN12が固定され、ギアN12の中でスライダ11が上下方向に摺動し直線往復運動をするように組み込まれる。更に、回転台U9と回転台L10はクランプL13a、クランプU13bにより接続され、クランプL13a、クランプU13bは互いの連結軸部で回転方向の自由度を持ち、回転台U9と回転台L10の連結軸部でも回転方向の自由度を有している。クランプL13a、クランプU13bにはスプリング14が圧縮されて取り付けられており、回転台U9は回転台L10に対して上方に付勢されている。これにより、回転台U9は上下運動が可能となっている。後述する図2に示すように、ロボット装置の頭部1の下方には、ロボット装置の頭部1が上下回転運動するときにクランプL13aと所定の回転角度で干渉するような位置にそのような形状を有しているリブ1aを設ける。リブ1aは、所定の回転角度を越える所定の角度範囲で、スプリング14の上方への付勢力に抗して回転台U9が下方の回転台L10に対し移動するようにクランプL13aを押圧する。この上下運動変換機構は、所定の回転角度を越える上下回転運動を利用しているので、専用のモータやソレノイド等のアクチュエータを必要としない。
次に、この例のロボット装置頭部の水平方向の左右回転運動機構について説明する。回転台L10に固定されたギアN12は、ベアリングブラケット15に回転運動方向の自由度を有するように取り付けられ、ベアリングブラケット15に取り付けられたモータN16の回転運動エネルギが、ギア列N17を介してギアN12に伝えられる。これにより、回転台L10は、ベアリングブラケット15に対して水平方向の左右に回転運動する。回転台U9は、回転台L10に対して水平方向の回転には自由度を持たないので、頭部1も回転台U9、回転台L10と共にベアリングブラケット15に対して水平方向の左右に回転運動する。
続いて、この実施例の動作例について説明する。図2及び図3はロボット装置頭部の上下運動機構の動作例について説明する模式的な説明図であり、図4はロボット装置頭部のコントロール回路の電気的構成の一例を示すブロック図である。
まず、ロボット装置頭部の上下回転運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1を下方に回転させる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、ロボット装置の頭部1の上下回転角度が所定のα゜の範囲でモータH6を回転させるようにドライバH32に指令する。これを受けてドライバH32は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段H33により指定されたα゜の範囲の回転角度を検出するまでモータH6を回転させ、ロボット装置の頭部1を上位プログラムから発せられた指定の位置で固定する。ロボット装置の頭部1の上下回転角度がα゜の範囲では、スプリング14のバネの復元力(付勢力)でクランプL13a、クランプU13bは互いの連結軸を中心として伸びた状態にあり、回転台U9及びロボット装置の頭部1はクランプL13a、クランプU13bの可動範囲内で上方に持ち上げられたままで、上下運動はせずに所定の位置にとどまり、上述のように上下回転運動のみ行う。
次に、ロボット装置頭部の上下運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1を下方に移動する信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、ロボット装置の頭部1の上下回転角度が前述のα゜を越えるβ゜の範囲でモータH6を回転させるようにドライバH32に指令する。これを受けてドライバH32は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段H33により指定されたβ゜の範囲の回転角度を検出するまでモータH6を回転させ、ロボット装置の頭部1を上位プログラムから発せられた指定の回転位置で固定する。ロボット装置の頭部1の上下回転角度がβ゜の範囲では、リブ1aがモータH6の回転運動エネルギによりクランプL13aを押し下げ、それと連動したクランプU13bを介しスプリング14を圧縮させ、回転台U9を下方に移動させる。ロボット装置の頭部1は、その回転角度がβ゜の範囲でスプリング14の復元力により回転台U9は上方に移動させる力を受けるが、モータH6のサーボロックを用いることで、ロボット装置の頭部1はβ゜範囲の任意の角度位置で待機できる。
ロボット装置の頭部1を下方の位置から上方に移動する信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、ロボット装置の頭部1の上下回転角度がβ゜の範囲の角度からα゜の範囲の角度にモータH6を回転させるようにドライバH32に指令する。これを受けてドライバH32は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段H33により、指定されたα゜の範囲の回転角度を検出するまでモータH6を回転させ、ロボット装置の頭部1を上位プログラムから発せられた指定の回転位置で固定する。ロボット装置の頭部1の上下回転角度がα゜の範囲では、リブ1aはクランプL13aとは係わりが無くなるので、クランプL13aとクランプU13bからなる伸縮構造体がスプリング14の復原力で伸びた状態に戻り、回転台U9は上方に移動する。
次に、ロボット装置頭部の水平方向の左右回転運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1を所定の回転角度位置から左又は右に回転させる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、上位プログラムから指定された角度までモータN16を回転させるようにドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34はポテンショメータ等の回転角度検出手段N35により回転台L10等の左右の回転位置が指定された回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、ロボット装置の頭部1を上位プログラムから発せられた指定の角度位置で固定する。ロボット装置の頭部1は、回転台L10や回転台U9と共に左右に回転するので、ロボット装置の頭部1も上位プログラムから発せられた指定の角度位置に固定される。
以上のように、この実施例によれば、ロボット装置頭部1の垂直方向の上下回転運動機能と、左右回転運動機能とは別に、上下運動機能又は上下運動機能を含む運動機能を実現できるため、通常の頭部左右回転、上下回転だけでは実現できない感情表現方法、例えば首をすくめるような表情をロボット装置の頭部の垂直方向の上下運動により実現でき、ロボット装置の感情表現力を向上させることができる。この上下回転運動を上下運動に変換する運動変換機構は、上下回転を行う運動エネルギを利用するため、通常の場合では必要となる、モータ等のアクチュエータ、それを制御する回路基板、及びソフトウェア開発等が不要となり、低コストで、かつ消費電力を増加させることなく上下運動を含む運動機能を付加することができる。
続いて、この発明の第2実施例であるロボット装置の頭部の構成について図面を参照して詳細に説明する。図5、図6、図7、及び図8は、この実施例の機械的構成の詳細図である。この実施例は、ロボット装置頭部の左右の回転運動エネルギをロボット装置頭部の上下運動に変換する第一例である。
図5は、この実施例の機械的構成を示す斜視図である。この実施例における垂直方向の上下回転運動機構は、実施例1と同様であり、容易に類推可能なので、その機械的な構成については説明を省略する。
まず、この実施例のロボット装置における水平方向の左右回転運動機構の構成例について説明する。回転台を兼ねるギアN12には内側に同心円状の穴部を有し、この穴部に円筒状のインナースライダ18が回転可能に嵌め込まれている。図6はインナースライダ18とギアN12の位置関係を示した断面図である。インナースライダ18は、ベアリングブラケット15に固定されており、その外周にはギアN12の内周に取り付けられた複数のピン12aが入り込む溝加工が施されている。ギアN12の複数のピン12aは、所定の回転角度範囲の間で、インナースライダ18の外周に位置する溝部18aの水平部分を摺動する。ベアリングブラケット15には、モータN16が取り付けられており、このモータN16の回転運動エネルギが、ギア列N17を介してギアN12に伝えられる。ギアN12には頭部1を支持している2つのポスト8が固定されており、ギアN12が回転するとロボット装置の頭部1は連動し、上記所定の回転角度範囲の間では、ベアリングブラケット15に対して水平方向の左右に回転運動する。
次に、この例のロボット装置頭部の水平方向の左右回転エネルギを垂直方向の上下運動に変換する運動変換機構について説明する。図7、図8はこの運動変換機構の構成について説明するための説明図であって、図7はロボット装置の頭部1の左右回転運動について説明するためのギアN12を上方から見た平面図であり、図8はインナースライダ18に施された溝部18aの展開図であって、ロボット装置の頭部1の左右回転角度と溝部18aとの関係を示した図である。ロボット装置の頭部1の左右回転角度A゜の範囲が上述の所定の回転角度範囲であり、この角度範囲では溝部18aが水平に溝加工されており、ピン12aはインナースライダ18に施された溝部18aの水平部分上を摺動して、ロボット装置の頭部1は上下運動の上方に位置し、上述のように水平方向の左右に回転運動する。モータN16によりギアN12が所定の回転角度A゜の範囲を越えて回転された場合のB゜の角度範囲では、インナースライダ18の溝部18aには上下運動の下限に向けて傾斜する溝加工が施される。ピン12aはこの溝部18aの斜面部分に沿って摺動して下降し、その結果、ロボット装置の頭部1は下方に移動することができる。このようにして水平方向の左右の回転エネルギが垂直方向の上下運動に変換される。この運動変換機構は、所定の回転角度を越える水平方向の回転運動のエネルギを利用しているので、専用のモータやソレノイド等のアクチュエータを必要としない。
続いて、この実施例の動作例について説明する。この例のロボット装置頭部のコントロール回路の電気的構成例は以下の動作を除いて図4と略同様である。まず、ロボット装置頭部の上下回転運動の動作例は、実施例1とは上下運動に変換をしない点が異なるのみであって略同様であり、容易に類推可能なのでその説明は省略する。
次に、ロボット装置頭部の水平方向の左右回転運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1を、停止している角度位置から左又は右に回転させる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、上位プログラムから指定された所定の回転角度A゜の範囲の角度までモータN16を回転させるようにドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段N35によりギアN12等の左右の回転位置が指定された回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、ギアN12を上位プログラムから発せられた指定の角度位置で固定する。所定の回転角度A゜の範囲では、ピン12aは、インナースライダ18に施された溝部18aの水平部分上を摺動して、ロボット装置の頭部1は上下運動の上方に位置を維持し、水平方向の左右に回転運動する。ロボット装置の頭部1は、ギアN12に固定されているので、ギアN12と連動して回転し、ロボット装置の頭部1も上位プログラムから発せられた指定の角度位置に固定される。
次に、ロボット装置頭部の上下運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1を下げる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、所定の回転角度A゜の範囲を越えるB゜の範囲の角度までモータN16を回転させるようにドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段N35によりギアN12の回転位置が指定されたB゜の範囲の回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、その角度で固定する。このB゜の範囲の角度は、上位プログラムから指定されても良い。B゜の角度範囲では、ピン12aはインナースライダ18に施された溝部18aの傾斜部分に沿って摺動して下降し、その結果、ギアN12と共にロボット装置の頭部1は下方に移動する。
この例では、ロボット装置頭部1の左右回転運動と上下運動とは独立に行うことは出来ないが、左右回転運動とは別に上下運動を含む左右回転運動を行うことができるので、感情表現の幾つかを実現できることになり、ロボット装置の感情表現力を向上させることができる。従って、この例における効果は、実施例1と同様である。
続いて、この発明の第3実施例であるロボット装置の頭部の構成について図面を参照して詳細に説明する。図9、図10、図11及び図12は、この実施例の機械的構成の詳細図である。この実施例は、ロボット装置の頭部1の左右の回転運動エネルギをロボット装置の頭部1の上下運動に変換する第二例であり、実施例2と異なる点は、上下運動への変換機構にインナースライダに代えてアウタースライダを用いることである。
図9は、この実施例の機械的構成を示す斜視図であって、アウタースライダ19の一部を切り取った斜視図である。この実施例における垂直方向の上下回転運動機構は、実施例1と同様であり、容易に類推可能なので、その機械的構成については説明を省略する。
まず、この実施例のロボット装置における水平方向の左右回転運動機構の構成例について説明する。回転台を兼ねるギアN12には、頭部1を支持する2つのポスト8が固定され、円筒状のアウタースライダ19の内周側に上下運動可能に嵌め込まれている。図10はアウタースライダ19とポスト8の関係を示した断面図である。アウタースライダ19は、ベアリングブラケット15に固定されており、その内周には各ポスト8に外側に向けて取り付けられた両側のピン8aが入り込む溝加工が施されている。なお、ポスト8とピン8aの組は3以上であっても良いし、ピン8aは取付板等を介してギアN12に取り付けても良い。ポスト8のピン12aは、所定の回転角度範囲の間で、アウタースライダ19の内周面に位置する溝部19aの水平部分を摺動する。ベアリングブラケット15には、モータN16が取り付けられており、このモータN16の回転運動エネルギが、ギア列N17を介してギアN12に伝えられる。ギアN12にはポスト8が固定されているので、ギアN12が回転するとロボット装置の頭部1は連動し、上記所定の回転角度範囲の間では、ベアリングブラケット15に対して水平方向の左右に回転運動する。
次に、この例のロボット装置頭部の水平方向の左右回転エネルギを垂直方向の上下運動に変換する運動変換機構について説明する。図10は、ロボット装置の頭部1を上方から見た図であって、ロボット装置の頭部の左右回転運動の説明図である。また、図12は、アウタースライダ19に施された溝部19aの展開図であって、ロボット装置の頭部1の左右回転角度と溝との関係を示した図である。ロボット装置の頭部1の左右回転角度A゜の範囲が上述の所定の回転角度範囲であり、この角度範囲では溝部19aが水平に溝加工されており、ピン8aはアウタースライダ19に施された溝部19aの水平部分上を摺動して、ロボット装置の頭部1は上下運動の上方に位置を維持し、上述のように水平方向の左右に回転運動する。モータN16によりギアN12が所定の回転角度A゜の範囲を越えて回転された場合のB゜の角度範囲では、アウタースライダ19の溝部19aには上下運動の下限に向けて傾斜するように溝加工が施される。ピン8aは、この溝部19aの斜面部分に沿って摺動して下降し、その結果、ギアN12と共にロボット装置の頭部1は下方に移動することができる。このようにして水平方向の左右の回転エネルギが垂直方向の上下運動に変換される。この運動変換機構は、所定の回転角度を越える水平方向の回転運動のエネルギを利用しているので、専用のモータやソレノイド等のアクチュエータを必要としない。
続いて、この実施例の動作例について説明する。この例のロボット装置頭部のコントロール回路の電気的構成例は以下の動作を除いて図4と略同様である。まず、ロボット装置頭部の上下回転運動の動作例については、実施例1とは上下運動に変換をしない点が異なるのみであって略同様であり、容易に類推可能なのでその説明は省略する。
次に、ロボット装置頭部の水平方向の左右回転運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1を所定の回転角度位置から左又は右に回転させる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、上位プログラムからの指定された所定の回転角度A゜の範囲の角度までモータN16を回転させるように、ドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段N35により、ギアN12等の左右の回転位置が指定された回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、ギアN12を上位プログラムから発せられた指定の角度位置で固定する。所定の回転角度A゜の範囲では、ピン12aはアウタースライダ19に施された溝部19aの水平部分上を摺動して、ロボット装置の頭部1は上下運動の上方に位置を維持し、水平方向の左右に回転運動する。ロボット装置の頭部1は、ギアN12に固定されているので、ギアN12と連動して回転し、ロボット装置の頭部1も上位プログラムから発せられた指定の角度位置に固定される。
次に、ロボット装置頭部の上下運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭1部を下げる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、所定の回転角度A゜の範囲を越えるB゜の範囲の角度までモータN16を回転させるように、ドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段N35により、ギアN12の回転位置が指定されたB゜の範囲の回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、その角度で固定する。このB゜の範囲の角度は上位プログラムから指定されても良い。B゜の角度範囲では、ギアN12側のピン8aはアウタースライダ19に施された溝部19aの傾斜部分に沿って摺動して下降し、その結果、ギアN12と共にロボット装置の頭部1は下方に移動する。
この例では、ロボット装置頭部1の左右回転運動と上下運動とは独立に行うことは出来ないが、左右回転運動とは別に上下運動を含む左右回転運動を行うことができるので、感情表現の幾つかを実現できることになり、ロボット装置の感情表現力を向上させることができる。従って、この例における効果は、実施例1と同様である。
続いて、この発明の第4実施例であるロボット装置の頭部の構成について図面を参照して詳細に説明する。図13、図14及び図15は、この実施例の機械的構成を示す詳細図である。この実施例は、ロボット装置の頭部1の左右の回転運動エネルギをロボット装置の頭部1の上下運動に変換する第三例であり、実施例2、3と異なる点は、上下運動への変換機構に円筒状のスライダに代えて円弧形状の傾斜台であるスライドピースを用いることである。
図13は、この実施例のロボット装置頭部内の機械的構成を示す斜視図である。この実施例における垂直方向の上下回転運動機構は、実施例1と同様であり、容易に類推可能なので、その機械的な構成については説明を省略する。
まず、この実施例のロボット装置における水平方向の左右回転運動機構の構成例について説明する。この例では、2つの回転台a21aと回転台b21bとが重ね合わせられるように設けられる。上側の回転台b21bには、図略の頭部を支持する2つのポスト8が固定され、下側の回転台a21aの上部には、少なくとも2つのスライドピース20が固定されている。スライドピース20の形状は細幅の同心円弧状の台形を成し、大半部分の斜面部分と若干の水平部分を有する。回転台b21bには、このスライドピース20が入り込む同心円弧状の長穴部21cが設けられている。回転台b21bは、スライドピース20が長穴部21cに入り込んだ状態、又はスライドピース20が長穴部21cから外れて回転台b21bがスライドピース20の水平部分に載った状態で、摩擦力により、あるいは強制力で外れる係止穴部21eと係止部20aにより、所定の回転角度範囲で共に水平方向の左右に回転する。下側の回転台21aはギアN12に固定されており、ギアN12はベアリングブラケット15に取り付けられて、ベアリングブラケット15に対し回転方向の自由度を持つ。ベアリングブラケット15には、モータN16が取り付けられており、このモータN16の回転運動エネルギが、ギア列N17を介してギアN12に伝えられる。ギアN12には回転台21aが固定されているので、ギアN12が回転すると回転台21aと共にロボット装置の頭部1を支持している回転台21bが連動して回転し、上記所定の回転角度範囲の間では、頭部1はベアリングブラケット15に対して水平方向の左右に回転運動する。
次に、この例のロボット装置頭部の水平方向の左右回転エネルギを垂直方向の上下運動に変換する運動変換機構について説明する。図14、図15はこの実施例の運動変換機構の構成について説明する図であって、図14は回転台とスライドピースの関係を示す側面図、図15は上側の回転台b21bを上方から見た平面図である。回転台b21bの外周の縁部には突起部21dを設け、この突起部21dを係止して回転を強制的に止めるために、所定の回転角度A゜の範囲の両端の一方には上方ストッパ22を、他方には下方ストッパ23をそれぞれ設ける。回転台a21aの左右回転がA゜の範囲では、回転台b21bは、上方又は下方のいずれかの位置を保ち続けながら、連動して水平方向に左右回転する。回転台b21bの位置がスライドピース20の上方に載っている状態から下方に移動させる場合、この所定の回転角度A゜の範囲を越えてB゜の範囲の角度になるように回転台a21aを回転する。回転台a21a、回転台b21bとは独立した上方ストッパ22がB゜の開始値点に配置されているので、この上方ストッパ22により回転台b21bの突起部21dが係止されて、回転台b21bは回転方向の運動が規制される。しかしながら、モータN16の回転エネルギにより回転台a21aは回転し続けるので、回転台b21bは、長穴部21cにスライドピース20が入り込むようにその斜面部分を滑り落ち、下方に移動する。
これに対し、長穴部21cにスライドピース20が入り込んでいて、回転台b21bの位置がライドピース20の下方、つまり回転台a21aと重なっている状態から上方に移動する場合、ロボット装置の頭部1の左右回転角度が所定の回転角度A゜の範囲を越えて反対方向のC゜の範囲になるように回転台a21aを回転する。ロボット装置の頭部1の左右回転角度がC゜の開始値点には、回転台a21a、回転台b21bとは独立した下方ストッパ23により回転台b21bは回転方向の運動が規制される。しかしながらモータN16の回転エネルギにより回転台a21aは、回転し続けるので、回転台b21bは長穴部21cからスライドピース20が外れるようにスライドピース20の斜面部分を摺動して水平部分に載り、上方に移動する。
続いて、この実施例の動作例について説明する。この例のロボット装置頭部のコントロール回路の電気的構成例は以下の動作を除いて図4と略同様である。まず、ロボット装置頭部の上下回転運動の動作例については、実施例1とは上下運動に変換をしない点が異なるのみであって略同様であり、容易に類推可能なのでその説明は省略する。
次に、ロボット装置頭部の水平方向の左右回転運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1を所定の回転角度位置から左又は右に回転させる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、上位プログラムから指定された所定の回転角度A゜の範囲の角度までモータN16を回転させるようにドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段N35により、ギアN12等の左右の回転位置が指定された回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、ロボット装置の頭部1を上位プログラムから発せられた指定の角度位置で固定する。所定の回転角度A゜の範囲では、回転台b21bは、上方又は下方のいずれかの位置を保ち続けながら、連動して水平方向に左右回転する。ロボット装置の頭部1は、回転台b21bに支持されているので連動して回転し、ロボット装置の頭部1も上位プログラムから発せられた指定の左右の角度位置に固定される。
次に、ロボット装置頭部の上下運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1が上方に位置している状態から下げる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、A゜の角度範囲を越えてB゜の範囲の角度までモータN16を回転させるようにドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34はポテンショメータ等の回転角度検出手段N35によりギアN12や回転台a21a等の回転位置が指定されたB゜の範囲の回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、その角度で固定する。このB゜の範囲の角度は上位プログラムから指定されても良い。このB゜の角度範囲では、回転台b21bとは独立した上方ストッパ22がB゜の開始値点に配置されているので、この上方ストッパ22により回転台b21bの突起部21dが係止されて、回転台b21bは回転方向の運動が規制される。しかしながら、モータN16の回転エネルギにより回転台a21aは回転し続けるので、回転台b21bは長穴部21cにスライドピース20が入り込むようにその斜面部分を滑り落ちて下方に移動し、回転台b21bに支持されている頭部1も下方に移動する。
これに対し、長穴部21cにスライドピース20が入り込んでいて、回転台b21bの位置がライドピース20の下方、つまり回転台a21aと重なっている状態において、上方に移動する信号が上位プログラムから発せられた場合、コントローラ31はドライバN34に対してロボット装置の頭部1の左右回転角度がA゜の範囲を越えて反対方向のC゜の範囲の角度までモータN16を回転させるようにドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段N35により、ギアN12や回転台a21a等の回転位置が指定されたC゜の範囲の回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、その角度で固定する。このC゜の範囲の角度は上位プログラムから指定されても良い。このC゜の角度範囲では、回転台b21bとは独立した下方ストッパ23がC゜の開始値点に配置されているので、この下方ストッパ23により回転台b21bの突起部21dが係止されて、回転台b21bは回転方向の運動が規制される。しかしながら、モータN16の回転エネルギにより回転台a21aは回転し続けるので、回転台b21bは長穴部21cに入り込んでいるスライドピース20が外れるようにその斜面部分を駆け登って上方に移動し、回転台b21bに支持されている頭部1も連動して上方に移動する。
この例では、ロボット装置頭部1の上下運動を、B゜の角度範囲の開始点又はC゜の角度範囲の開始点で停止させて左右回転運動とは独立に行うことが出来るため、感情表現の幾つかを実現できることになり、ロボット装置の感情表現力を向上させることができる。従って、この例における効果は、実施例1と同様である。
次に、この発明の第5実施例であるロボット装置の頭部の構成について図面を参照して詳細に説明する。図16、図17は、この実施例の機械的構成を示す詳細図である。この実施例は、ロボット装置の頭部1の左右回転運動エネルギをロボット装置の頭部1の上下運動に変換させた第四例であり、上下運動への変換機構にを頭部を付勢部材により上方に付勢しつつ下方へ移動可能に支持する伸縮支持構造体を用いるものである。
図16はこの実施例のロボット装置頭部1内の機械的構成を示す斜視図である。この実施例における垂直方向の上下回転運動機構は、実施例1と同様であり、容易に類推可能なので、その機械的な構成については説明を省略する。
まず、この実施例のロボット装置における水平方向の左右回転運動機構の構成例について説明する。この例では、頭部1が後記する伸縮支持構造体により回転台24に支持され、回転台24はギアN12に固定される。ギアN12はベアリングブラケット15に取り付けられており、ベアリングブラケット15に対し回転方向の自由度を持つ。ベアリングブラケット15にはモータN16及びギア列N17が取り付けられており、モータN16の回転運動エネルギはギア列N17を介してギアN12に伝えられて回転する。ギアN12には回転台24が固定され、回転台24には頭部1が支持されているので、所定の回転角度範囲において頭部1はギアN12に連動して水平方向の左右に回転運動する。
次に、この例のロボット装置頭部の水平方向の左右回転エネルギを垂直方向の上下運動に変換する運動変換機構について説明する。図17は、この実施例の運動変換機構の構成について説明する図であって、回転台24を上方から見たサイドクランク25とサイドストッパ27の関係を示す図である。この例では、サイドクランク25を回転台24の両側に固定する。サイドクランク25はピン固定を軸として回転の自由度を持ち折れ曲がる上下方向の伸縮構造を有しており、サイドスプリング26が圧縮して取り付けられ、この伸縮構造を上方に付勢している。頭部1を支持する2つのポスト8は、サイドクランク25にピン固定され、このピンを軸として回転の自由度を有する。サイドクランク25は、回転の中心方向へ押圧されると、上記付勢力に抗して下方に縮ませる突起片25aを有しており、回転台24が所定の回転角度A゜の範囲を越えてB゜の角度範囲に回転した位置にこの突起片25aを押圧するサイドストッパ27を設ける。この構成により、回転台24を所定の回転角度A゜の範囲を越えるB゜の角度範囲の回転を、サイドクランク25の上下運動に変換することができ、これに連動して頭部1を上下運動させることができる。
続いて、この実施例の動作例について説明する。この例のロボット装置頭部のコントロール回路の電気的構成例は、以下の動作を除いて図4と略同様である。まず、ロボット装置頭部の上下回転運動の動作例については、実施例1とは上下運動に変換をしない点が異なるのみであって略同様であり、容易に類推可能なのでその説明は省略する。
次に、ロボット装置頭部の水平方向の左右回転運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1の左右回転角度がA゜の範囲では、サイドスプリング26のバネの復元力でサイドクランク25は伸び、ロボット装置の頭部1は、上方に位置する。ロボット装置の頭部1を下げる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、上位プログラムから指定された所定の回転角度A゜の範囲の角度までモータN16を回転させるようにドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段N35により、ギア回転台24等の左右の回転位置が指定された回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、ロボット装置の頭部1を上位プログラムから発せられた指定の角度位置で固定する。所定の回転角度A゜の範囲では、回転台24は、スプリング26の復原力により上方の位置を保ちながら水平方向に左右回転する。ロボット装置の頭部1は、回転台24に支持されているので連動して水平方向の左右に回転し、上位プログラムから発せられた指定の左右の角度位置に固定される。
次に、ロボット装置頭部の上下運動の動作例について説明する。ロボット装置の頭部1を下げる信号が上位プログラムから発せられると、コントローラ31は、所定のA゜の角度範囲を越えてB゜の範囲の角度までモータN16を回転させるように、ドライバN34に指令する。これを受けてドライバN34は、ポテンショメータ等の回転角度検出手段N35により、ギアN12や回転台a21a等の回転位置が指定されたB゜の範囲の回転角度を検出するまでモータN16を回転させ、その角度で固定する。このB゜の範囲の角度は上位プログラムから指定されても良い。このB゜の角度範囲では、ロボット装置の頭部1の左右回転角度がB゜の開始値点には、回転台24と独立して固定されたサイドストッパ27が設けられているので、ロボット装置の頭部1の左右回転角度がB゜の開始値点で、サイドクランク25がサイドストッパ27と干渉する。モータN16がB゜の範囲の所定の角度まで更に駆動を続けると、サイドストッパ27によりサイドクランク25には回転センタ方向に押圧力が作用し、サイドクランク25は、サイドスプリング26を圧縮する方向に折れ曲がり、ロボット装置の頭部1は下方に移動する。
この例では、ロボット装置頭部1の左右回転運動と上下運動とは独立に行うことが出来ないが、左右回転運動とは別に上下運動を含む左右回転運動を行うことができるので、感情表現の幾つかを実現できることになり、ロボット装置の感情表現力を向上させることができる。従って、この例における効果は、実施例1と同様である。
以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があってもこの発明に含まれる。例えば、モータにはDC、ACのモータとポテンショメータの組み合わせ以外に、角度検出手段にエンコーダ等を用いたり、アクチュエータとしてDC、ACのサーボモータやステッピングモータ等のモータを用いる機構は簡単に推測される。また、この発明ではアクチュエータの駆動力の伝達手段にギア列を用いたが、弾性体ベルト、金属ワイヤ等を用いても、この発明の構成が崩れないことはいうまでもない。また、上述の実施例では、モータに対応したドライバに検出角度を入力して、このドライバに回転角度制御機能を持たせているが、コントローラの処理能力が高ければ、コントローラに検出角度を入力して、このコントローラに回転角度制御機能を持たせても良い。
この発明は、玩具用途のロボット装置に限らず、産業用途あるいは民生用途のロボット装置に広く適用することができる。
この発明の第1実施例であるロボット装置頭部の機械的構成を示す斜視図である。 同ロボット装置頭部の上下運動への運動変換機構の動作例について説明する模式的な説明図(その1)である。 同ロボット装置頭部の上下運動への運動変換機構の動作例について説明する模式的な説明図(その2)である。 同ロボット装置頭部のコントロール回路の電気的構成の一例を示すブロック図である。 この発明の第2実施例であるロボット装置頭部の機械的構成を示す斜視図である。 同ロボット装置頭部の左右回転運動機構におけるインナースライダとギアNとの位置関係を示した断面図である。 同ギアNを上方から見た平面図である。 同インナースライダに施された溝部の展開図である。 この発明の第3実施例であるロボット装置頭部の機械的構成を示す斜視図である。 同ロボット装置頭部の左右回転運動機構におけるアウタースライダとギアN及びポストとの位置関係を示した断面図である。 同ギアNを上方から見た平面図である。 同アウタースライダに施された溝部の展開図である。 この発明の第4実施例であるロボット装置頭部の機械的構成を示す斜視図である。 同ロボット装置頭部の上側及び下側の回転台とスライドピースの関係を示す側面図である。 同上側の回転台を上方から見た平面図である。 この発明の第5実施例であるロボット装置頭部の機械的構成を示す斜視図である。 同ロボット装置頭部の回転台を上方から見たサイドクランクとサイドストッパの関係を示す図である。
符号の説明
1 頭部
1a リブ(押圧部材)
5 ギアH(伝達手段)
6 モータH(アクチュエータ)
7 ギア列(伝達手段)
8 ポスト(支持部材)
8a ピン(係合突起部)
9 回転台U(第1の回転台)
10 回転台L(第2の回転台)
12 ギアN(伝達手段、第3の回転台)
12a ピン(係合突起部)
13a クランプL(伸縮支持構造体)
13b クランプU(伸縮支持構造体)
14 スプリング(付勢部材)
15 ベアリングブラケット(基台)
16 モータN(アクチュエータ)
17 ギア列(伝達手段)
18 インナースライダ(円筒状構造体)
18a 溝部
19 アウタースライダ(円筒状構造体)
19a 溝部
20 スライドピース(傾斜台)
21a 回転台a(第4の回転台)
21b 回転台b(第5の回転台)
21c 長穴部
22 上方ストッパ
23 下方ストッパ
24 回転台(第6の回転台)
25 サイドクランク(伸縮支持構造体)
26 サイドスプリング(付勢部材)
27 サイドストッパ(押圧部材)
31 コントローラ(制御手段)

Claims (9)

  1. 第1のアクチュエータとその駆動力を伝える第1の伝達手段とからなり、頭部を水平方向に回転させる第1の駆動手段と
    第2のアクチュエータとその駆動力を伝える第2の伝達手段とからなり、前記頭部を垂直方向に回転させる第2の駆動手段とを備えるロボット装置において、
    前記第1又は第2のアクチュエータの駆動により、前記頭部が所定の水平方向回転角度又は所定の垂直方向回転角度を越えると、前記第1又は第2のアクチュエータの駆動エネルギーの一部を前記頭部の上下運動に変換する運動変換機構と、
    前記頭部を水平方向又は垂直方向にのみ回転させるときは、前記頭部の回転が前記所定の水平方向回転角度未満又は前記所定の垂直方向回転角度未満となるように前記第1又は第2の駆動手段を制御すると共に、前記頭部を水平方向又は垂直方向の回転を伴いながら上下運動させたいときは、前記頭部の回転が前記所定の水平方向回転角度又は前記所定の垂直方向回転角度を越えるように前記第1又は第2の駆動手段を制御する制御手段とを、備えてなることを特徴とするロボット装置。
  2. 前記運動変換機構が、前記頭部を垂直方向に回転可能に支持して水平方向に回転する第1の回転台と、前記第1の回転台とこれに平行な第2の回転台とに固定されて前記第1の回転台を付勢部材により上方に付勢しつつ下方へ移動可能に支持する伸縮支持構造体と、前記頭部に設けられ、前記頭部の前記所定の垂直方向回転角度を越える所定の角度範囲において前記伸縮支持構造体を下方に押し下げる押圧部材とを有してなることを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
  3. 前記運動変換機構が、頭部を支持し係合突起部を有する支持部材を固定するか又は頭部を支持する支持部材を固定し係合突起部を有する第3の回転台と、基台に固定されて前記係合突起部を溝部で摺動可能に支持して前記第3の回転台を水平方向に回転可能に支持する円筒状構造体を有してなり、前記溝部が前記所定の水平方向回転角度を越える所定の角度範囲において傾斜していることを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
  4. 前記円筒状構造体が、前記第3の回転台の中心部の孔に回転可能に嵌め込まれ、前記係合突起部が前記第3の回転台に中心軸に向けて設けられ、前記溝部が前記円筒状構造体の外周面に設けられていることを特徴とする請求項3記載のロボット装置。
  5. 前記第3の回転台が、前記円筒状構造体の内周側に回転可能に嵌め込まれ、前記係合突起部が前記第3の回転台の中心軸から外側に向けて設けられ、前記溝部が前記円筒状構造体の内周面に設けられていることを特徴とする請求項3記載のロボット装置。
  6. 前記運動変換機構が、頭部を支持し水平回転方向に倣う円弧形状の長穴部を有する第4の回転台と、前記第4の回転台を載せてアクチュエータにより水平方向に回転する第5の回転台と、前記第5の回転台に固定され回転方向の一部に傾斜面を有して前記長穴部に入り込む傾斜台と、前記第4の回転台を所定の回転角度で回転を停止させるストッパとを有してなり、前記第4の回転台は前記所定の回転角度の範囲内で前記第5の回転台と共に回転し、前記第5の回転台が前記所定の回転角度を越えて所定の角度範囲で回転すると前記第4の回転台が前記ストッパで停止されて前記長穴部の回転方向の縁部が前記傾斜台を摺動して前記第4の回転台が上方又は下方に移動することを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
  7. 前記ストッパが前記所定の回転角度範囲の両端に設けられ、一方のストッパは上方に位置する第4の回転台を停止させて下方に前記傾斜台上を摺動させ、他方のストッパは下方に位置する第4の回転台を停止させて上方に前記傾斜台上を摺動させるものであることを特徴とする請求項6記載のロボット装置。
  8. 前記運動変換機構が、頭部を付勢部材により上方に付勢しつつ下方へ移動可能に支持する伸縮支持構造体と、前記伸縮支持構造体を固定して水平方向に回転する第6の回転台と、該第6の回転台に対応して設けられ、前記第6の回転台が所定の回転角度範囲を越えて所定の角度範囲に回転する時、前記伸縮支持構造体を下方に押し下げる、押圧部材とを、有してなることを特徴とする請求項1記載のロボット装置。
  9. 第1のアクチュエータとその駆動力を伝える第1の伝達手段とからなり、頭部を水平方向に回転させる第1の駆動手段と、
    第2のアクチュエータとその駆動力を伝える第2の伝達手段とからなり、前記頭部を垂直方向に回転させる第2の駆動手段と、
    前記第1又は第2のアクチュエータの駆動により、前記頭部が所定の水平方向回転角度又は所定の垂直方向回転角度を越えると、前記第1又は第2のアクチュエータの駆動エネルギーの一部を前記頭部の上下運動に変換する運動変換機構とを備えるロボット装置の制御方法であって、
    前記頭部を水平方向又は垂直方向にのみ回転させるときは、前記頭部の回転が前記所定の水平方向回転角度未満又は前記所定の垂直方向回転角度未満となるように前記第1又は第2の駆動手段を制御すると共に、前記頭部を水平方向又は垂直方向の回転を伴いながら上下運動させたいときは、前記頭部の回転が前記所定の水平方向回転角度又は前記所定の垂直方向回転角度を越えるように前記第1又は第2の駆動手段を制御することを特徴とするロボット装置の制御方法。
JP2004244472A 2004-08-24 2004-08-24 ロボット装置及びロボット装置の制御方法 Expired - Fee Related JP4237118B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244472A JP4237118B2 (ja) 2004-08-24 2004-08-24 ロボット装置及びロボット装置の制御方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004244472A JP4237118B2 (ja) 2004-08-24 2004-08-24 ロボット装置及びロボット装置の制御方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006061224A JP2006061224A (ja) 2006-03-09
JP4237118B2 true JP4237118B2 (ja) 2009-03-11

Family

ID=36108209

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004244472A Expired - Fee Related JP4237118B2 (ja) 2004-08-24 2004-08-24 ロボット装置及びロボット装置の制御方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4237118B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105818152A (zh) * 2016-05-18 2016-08-03 单建强 机器人头部运动***

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE112011105269B4 (de) * 2011-05-25 2015-06-25 Hitachi, Ltd. Kopfstruktur eines Roboters und Antriebsverfahren für den Kopf
CN103128739B (zh) * 2013-01-31 2015-01-28 浙江大学 一种基于四自由度自动识别的机器人头部结构
CN107538496B (zh) * 2016-06-24 2021-01-12 沈阳新松机器人自动化股份有限公司 机器人双自由度头部机构
CN111515942A (zh) * 2020-03-23 2020-08-11 刘启 一种模拟头部运动智能仿真机器人
CN114949876B (zh) * 2022-05-16 2023-05-12 浙江师范大学 一种扩张收缩间歇转换型儿童认知训练玩具机器人

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105818152A (zh) * 2016-05-18 2016-08-03 单建强 机器人头部运动***
CN105818152B (zh) * 2016-05-18 2018-08-03 三个爸爸家庭智能环境科技(北京)有限公司 机器人头部运动***

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006061224A (ja) 2006-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4237118B2 (ja) ロボット装置及びロボット装置の制御方法
KR100754475B1 (ko) 로봇 핸드 장치
JP2002328191A (ja) リニアモータを内蔵したステージ装置
JP2019136834A (ja) 接続装置及び接続方法
WO2017101856A1 (zh) 驱动组件以及空调器
KR100955785B1 (ko) 선풍기 헤드부의 회전각도 조절장치
WO2021116905A1 (en) Devices and methods for side-body charging of electric vehicles
JPS63232496A (ja) 電子部品装着装置
CN110154015A (zh) 一种智能机器人、俯仰机构及其传动结构
JP2003015236A5 (ja)
US20240080382A1 (en) Foldable electronic device
TWM610857U (zh) 電動捲門上下行程位置之機電控制系統
US20040227847A1 (en) Turntable drive device
JPH1094983A (ja) アクチュエータ機構
JP5444095B2 (ja) 窓開閉装置
CN212475995U (zh) 采用滑道式开合的托举机构
CN107671465B (zh) 一种便于拆卸的磁吸附机器人的控制方法
CN216977142U (zh) 用于导风板的运动组件、驱动盒
JP2004136417A (ja) コイルスプリング巻端位置修正装置
JP2005062780A (ja) 光学機器用シャッタ及びこれを含む光学機器
CN219738929U (zh) 一种用于柔性铰链的自由度切换装置
KR200407970Y1 (ko) 공간절약형 서보모터
JP2016078221A (ja) 水平多関節ロボット
CN206855482U (zh) 一种智能下棋机器人的机械臂
CN209312251U (zh) 一种支持投影互动的儿童教学机器人

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081020

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20081209

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20081217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111226

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121226

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees