JP4236728B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機に関し、特に、遊技者の操作によって遊技領域に遊技媒体が発射され、遊技媒体が遊技領域に設けられた入賞領域に入賞すると所定の価値が遊技者に付与されるとともに、特定入賞部への遊技媒体の進入により特別遊技を行い、特別遊技の結果が所定の態様になったことにもとづいて遊技者に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機に関する。
【0002】
【従来の技術】
遊技機として、遊技球などの遊技媒体を発射装置によって遊技領域に発射し、遊技領域に設けられている入賞口などの入賞領域に遊技媒体が入賞すると、所定個の賞球が遊技者に払い出されるものがある。さらに、表示状態が変化可能な可変表示部が設けられ、可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様となった場合に所定の遊技価値を遊技者に与えるように構成されたものがある。
【0003】
可変表示部には複数の表示領域があり、通常、複数の可変表示の表示結果を時期を異ならせて表示するように構成されている。可変表示部には、例えば、図柄等の複数の識別情報が可変表示される。可変表示部の表示結果があらかじめ定められた特定の表示態様の組合せとなることを、通常、「大当り」という。なお、遊技価値とは、遊技機の遊技領域に設けられた可変入賞球装置の状態が打球が入賞しやすい遊技者にとって有利な状態になることや、遊技者にとって有利な状態となるための権利を発生させたりすることである。「大当り」が発生すると、例えば、遊技者に大量の賞球などの価値が払い出される。
【0004】
そのような遊技機では、「大当り」を生じさせるか否かの判定を含む遊技制御は、一般に、遊技盤裏面に設置された基板に搭載されたマイクロコンピュータが実行する遊技制御プログラムで実現されている。遊技制御プログラムは、CPU外部のROMやCPUに内蔵されたROMに格納されている。そして、遊技制御プログラムは、あらかじめ定められた一定の確率で「大当り」を生じさせるように構成されている。
【0005】
正規のROMが、あらかじめ定められた一定の確率よりも高い確率で「大当り」が生ずるように改変されたプログラムを搭載したROMに置き換えられると、あらかじめ定められた出玉率等の価値払出率よりも高い率で価値が払い出されてしまう。そのような場合、遊技機が設置された遊技店は、多大の損害を被ってしまう。
【0006】
そこで、正規のROMから不正ROMに置き換えられ不正な遊技が行われることを防止するために種々の方策が採られている。例えば、CPUにセキュリティチェック回路を内蔵し、遊技機の電源投入時にセキュリティチェック回路がROM内容をチェックし、内容が正規のプログラムであるのかどうか判定される。
【0007】
図19は、そのような処理を行うCPUの電源投入時の動作を示すフローチャートである。図に示すように、CPUは、まず、ROMデータすなわち遊技制御プログラムの内容を、所定のアルゴリズムに従ってチェックする(ステップS601)。また、CPUには、あらかじめチェックコードが設定されている。そして、チェック結果とチェックコードとが一致した場合には、正規のROMが搭載されていると判断し、そのROM内のプログラムを実行するモードに移行する(ステップS602)。しかし、チェック結果とチェックコードとが一致しない場合には、ROM内のプログラムを実行するモードに移行しない。
不正ROMへの置き換えが行われていた場合には、チェック結果はチェックコードと一致しないはずであるから、以上のような動作によって不正ROMに格納されたプログラムは実行されない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、「大当り」を発生しやすくするとともに、チェック結果がチェックコードに一致してしまうようなプログラムの改変が行われ、そのように改変されたプログラムが書き込まれた不正ROMに置き換えられた場合には、セキュリティチェック回路は、そのROMが不正ROMであることを検出できない。よって、改変されたプログラムが実行されてしまい、あらかじめ定められた一定の確率よりも高い確率で「大当り」が発生してしまう。
不正ROMへの交換を防止するために、遊技制御プログラムが書き込まれたROMをCPUに内蔵してしまうことも考えられる。その場合には、ROM交換が不可能になるので、不正が行われる可能性が低減する。しかし、正規のCPUが、改変されたプログラムが書き込まれたROMを内蔵した不正CPUに置き換えられてしまった場合には、やはり、改変されたプログラムが実行されてしまう。
【0009】
以上のように、従来のプログラム改変防止対策には限界がある。また、セキュリティチェック回路によるチェック結果とチェックコードとの比較方法では、比較結果が不一致でプログラムを実行するモードに移行しなかった場合に、不正ROMへの置き換えが行われたのか、それとも正規ROMの故障であるのか直ちに判断することができない。その判断を行うには、遊技盤から遊技制御基板を外し、さらに遊技制御基板からROMまたはROM内蔵CPUを外して、所定の検査装置によって確認しなければならない。
【0010】
そこで、本発明は、不正ROMへの交換などの不正行為をより受けにくくすることができるとともに、不正ROMへの交換などが行われた場合にそのことを容易に判断可能な遊技機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明による遊技機は、特定入賞部への遊技媒体の進入により特別遊技を行い、特別遊技の結果が所定の態様になったことにもとづいて遊技者に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、遊技制御プログラムに従って遊技の進行を制御する遊技制御手段が搭載された遊技制御基板と、遊技制御基板以外の各周辺基板とを含み、遊技制御手段は、遊技制御プログラムに従って実行する処理のうちあらかじめ定められている所定処理を実行する際のプログラムカウンタの値を読み出すプログラムカウンタ読出手段と、プログラムカウンタ読出手段が読み出したプログラムカウンタの値をセキュリティチェック符号に加算して加算処理後セキュリティチェック符号を生成するセキュリティチェック符号生成手段と、セキュリティチェック符号生成手段により生成された加算処理後セキュリティチェック符号を、各周辺基板のうちの1つまたは複数の周辺基板に送出するセキュリティチェック符号送出手段とを含み、加算処理後セキュリティチェック符号を受信する1つまたは複数の周辺基板には、遊技制御プログラムが正当なプログラムである場合にセキュリティチェック符号生成手段が生成する加算処理後セキュリティチェック符号に相当するデータを比較データとして記憶する比較データ記憶手段と、セキュリティチェック符号送出手段が送出した加算処理後セキュリティチェック符号と比較データとを比較する処理を行い、該加算処理後セキュリティチェック符号と該比較データとが一致しない場合には周辺基板上の回路の動作を停止する解析手段とが搭載されたものである。
プログラムカウンタ読出手段は、遊技制御プログラムに従ってあらかじめ定められている複数の所定処理を実行する際のプログラムカウンタの値を各々読み出し、セキュリティチェック符号生成手段は、プログラムカウンタ読出手段が読み出した各々のプログラムカウンタの値に対して加算処理を行い、比較データ記憶手段は、複数の比較データを記憶し、解析手段は、セキュリティチェック符号送出手段が送出した加算処理後セキュリティチェック符号と複数の比較データとを比較する処理を行い、該加算処理後セキュリティチェック符号がいずれの比較データとも一致しない場合には周辺基板上の回路の動作を停止するように構成されていてもよい。
本発明による他の態様の遊技機は、特定入賞部への遊技媒体の進入により特別遊技を行い、特別遊技の結果が所定の態様になったことにもとづいて遊技者に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、遊技制御プログラムに従って遊技の進行を制御する遊技制御手段が搭載された遊技制御基板と、遊技制御基板以外の各周辺基板とを含み、遊技制御手段は、遊技制御プログラムに従って実行する処理のうちあらかじめ定められている所定処理の処理時間を計測する計測手段と、計測手段が計測した計測値をセキュリティチェック符号として生成するセキュリティチェック符号生成手段と、セキュリティチェック符号生成手段が生成したセキュリティチェック符号を、各周辺基板のうちの1つまたは複数の周辺基板に送出するセキュリティチェック符号送出手段とを含み、セキュリティチェック符号を受信する1つまたは複数の周辺基板には、遊技制御手段における遊技制御プログラムが正当なプログラムである場合にセキュリティチェック符号生成手段が生成するセキュリティチェック符号に相当する複数のデータを複数の比較データとして記憶する比較データ記憶手段と、セキュリティチェック符号送出手段が送出したセキュリティチェック符号と複数の比較データとを比較する処理を行い、該セキュリティチェック符号がいずれの比較データとも一致しない場合には周辺基板上の回路の動作を停止する解析手段とが搭載されることを特徴とする。
遊技機は、所定の識別情報を表示する可変表示部を備え、可変表示部の表示制御を行う回路が搭載された表示制御基板に解析手段が搭載される構成であってもよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図面を参照して説明する。
まず、遊技機の一例であるパチンコ遊技機の全体の構成について説明する。図1はパチンコ遊技機1を正面からみた正面図である。なお、ここでは、遊技機の一例としてパチンコ遊技機を示すが、本発明はパチンコ遊技機に限られず、例えばコイン遊技機等であってもよく、特定入賞部への遊技媒体の進入により特別遊技を行い、特別遊技の結果が所定の態様になったことにもとづいて遊技者に所定の遊技価値が付与可能となる全ての遊技機に適用可能である。
【0013】
図1に示すように、パチンコ遊技機1は、額縁状に形成されたガラス扉枠2を有する。ガラス扉枠2の下部表面には打球供給皿3がある。打球供給皿3の下部には、打球供給皿3からあふれた景品玉を貯留する余剰玉受皿4と打球を発射する打球操作ハンドル(操作ノブ)5が設けられている。ガラス扉枠2の後方には、遊技盤6が着脱可能に取り付けられている。また、遊技盤6の前面には遊技領域7が設けられている。
【0014】
遊技領域7の中央付近には、ゲーム内容を表示するための画像表示部9と7セグメントLEDによる可変表示器10とを含む可変表示装置8が設けられている。可変表示装置8の側部には、打球を導く通過ゲート11が設けられている。通過ゲート11を通過した打球は、玉出口13を経て始動入賞口14の方に導かれる。通過ゲート11と玉出口13との間の通路には、通過ゲート11を通過した打球を検出するゲートセンサ12がある。また、始動入賞口14に入った入賞球は、遊技盤6の背面に導かれ、始動口センサ17によって検出される。
【0015】
始動入賞口14の下部には開閉動作を行う可変入賞球装置15が設けられている。可変入賞球装置15は、ソレノイド16によって開状態とされる。可変入賞球装置15の下部には、特定遊技状態(大当り状態)においてソレノイド21によって開状態とされる開閉板20が設けられている。開閉板20から遊技盤6の背面に導かれた入賞球のうち一方(Vゾーン)に入った入賞球はVカウントセンサ22で検出される。また、開閉板20からの入賞球はカウントセンサ23で検出される。可変表示装置8の下部には、始動入賞口14に入った入賞球数を表示する4個の表示部を有する始動入賞記憶表示器18が設けられている。この例では、4個を上限として、始動入賞がある毎に、始動入賞記憶表示器18は点灯している表示部を1つずつ増やす。そして、画像表示部9の可変表示が開始される毎に、点灯している表示部を1つ減らす。
【0016】
遊技盤6には、複数の入賞口19,24が設けられている。遊技領域7の左右周辺には、遊技中に点滅表示される装飾ランプ25が設けられ、下部には、入賞しなかった打球を吸収するアウト口26がある。また、遊技領域7の外側の左右上部には、効果音を発する2つのスピーカ27が設けられている。遊技領域7の外周には、遊技効果ランプ・LED28が設けられている。そして、この例では、一方のスピーカ27の近傍に、景品玉払出時に点灯する賞球ランプ51が設けられ、他方のスピーカ27の近傍に、補給玉が切れたときに点灯する玉切れランプ52が設けられている。さらに、図1には、パチンコ遊技台1に隣接して設置され、プリペイドカードが挿入されることによって玉貸しを可能にするカードユニット50も示されている。
【0017】
打球発射装置から発射された打球は、打球レールを通って遊技領域7に入り、その後、遊技領域7を下りてくる。打球が通過ゲート11を通ってゲートセンサ12で検出されると、可変表示器10の表示数字が連続的に変化する状態になる。また、打球が始動入賞口14に入り始動口センサ17で検出されると、可変表示を開始できる状態であれば、画像表示部9内に所定の可変表示画像が表示される。可変表示を開始できる状態でなければ、始動入賞記憶を1増やす。なお、始動入賞記憶については、後で詳しく説明する。画像表示部9内の可変表示は、一定時間が経過したとき、または所定の条件が成立したときに終了する。条件が成立した場合には、大当り遊技状態に移行する。すなわち、開閉板20が、一定時間(例えば29.5秒)経過するまで、または、所定個数(例えば10個)の打球が入賞するまで開放する。そして、開閉板20の開放中に打球が特定入賞領域に入賞しVカウントセンサ22で検出されると、継続権が発生し開閉板20の開放が再度行われる。この継続権の発生は、所定回数(例えば16ラウンド)許容される。
【0018】
また、可変表示器10における停止図柄が所定の図柄(当り図柄)である場合に、可変入賞球装置15が所定時間だけ開状態になる。さらに、高確率状態では、可変表示器10における停止図柄が当り図柄になる確率が高められる。
【0019】
図2は、遊技制御基板(メイン基板)31における回路構成の一例を示すブロック図である。なお、図2には、賞球基板37、電飾基板35および表示制御基板80も示されている。メイン基板31には、遊技制御プログラムに従ってパチンコ遊技機1を制御する基本回路53と、ゲートセンサ12、始動口センサ17、Vカウントセンサ22およびカウントセンサ23からの信号を基本回路53に与えるスイッチ回路58と、可変入賞球装置15を開閉するソレノイド16および開閉板20を開閉するソレノイド21を基本回路53からの指令に従って駆動するソレノイド回路59と、始動記憶表示器18の点灯および滅灯を行うとともに7セグメントLEDによる可変表示器10を駆動し、また、装飾ランプ25を点滅させるランプ・LED回路60と、賞球基板37に基本回路53からのコマンドを送信するとともに賞球基板37からの入賞データ信号を基本回路53に入力する賞球基板入出力回路61と、電飾基板35に基本回路53からのコマンドを送信する電飾基板コマンド出力回路62と、CRTによる画像表示部9を制御する表示制御基板80に基本回路53からのコマンドやストローブ信号を与える表示装置回路63と、基本回路53から与えられるデータに従って、大当りの発生を示す大当り情報、画像表示部9の画像表示開始に利用された始動入賞球の個数を示す有効始動情報、確率変動が生じたことを示す確変情報等をホール管理コンピュータ等のホストコンピュータに対して出力する情報出力回路64とを含む。
【0020】
基本回路53は、ゲーム制御用のプログラム等を記憶するROM54、ワークメモリとして使用されるRAM55、制御用のプログラムに従って制御動作を行うCPU56およびI/Oポート部57を含む。なお、ROM54,RAM55はCPU56に内蔵されている場合もある。
【0021】
さらに、メイン基板31には、電源投入時に基本回路53をリセットするための初期リセット回路65と、定期的(例えば、2ms毎)に基本回路53にリセットパルスを与えてゲーム制御用のプログラムを先頭から再度実行させるための定期リセット回路66と、基本回路53から与えられるアドレス信号をデコードしてI/Oポート部57のうちのいずれかのI/Oポートを選択するための信号を出力するアドレスデコード回路67とが設けられている。
【0022】
遊技玉を打撃して発射する打球発射装置は発射制御基板191上の回路によって制御される駆動モータ194で駆動される。そして、駆動モータ194の駆動力は、操作ノブ5の操作量に従って調整される。操作ノブ5にはタッチセンサ193が設けられ、遊技者が操作ノブ5に触れると、電流が流れて操作者の接触が検出される。その状態で、発射制御基板191上の回路によって、操作ノブ5の操作量に応じた速度で打球が発射されるように制御される。
【0023】
図3は、表示制御基板80内の回路構成を、画像表示部9を実現するCRT82とともに示すブロック図である。表示制御基板80には、CRT82の画像表示を制御する表示コントロール回路81が設けられている。さらに、表示制御基板80には、表示コントロール回路81をリセットするためのリセット回路83と、表示コントロール回路81にクロック信号を与える発振回路84と、使用頻度の高い画像を表すデータを記憶するキャラクタROM86と、表示コントロール回路81が生成した画像データを記憶するVRAM87と、1画面分の画像データが設定されるフレームメモリ回路88とが含まれている。フレームメモリ回路88内の画像データは、所定の同期信号に同期して、RGB色信号とSYNC信号とからなるビデオ信号としてCRT82に送出され、CRT82において画像が表示される。
なお、キャラクタROM86に格納される使用頻度の高い画像データとは、例えば、CRT82に表示される人物、動物、または、文字、図形もしくは記号等からなる画像などである。
【0024】
表示コントロール回路81は、メイン基板31の表示装置回路63からストローブ信号が入力されると表示装置回路63からの表示制御コマンドデータを入力し、そのコマンドデータが示す状態を認識する。表示コントロール回路81は、コマンドデータの状態に従ってCRT82に表示するための画像データを生成する。そして、画像データをVRAM87に記憶する。
【0025】
図4は、表示コントロール回路81の構成の一例を示すブロック図である。CRTコントロール回路81には、表示制御用CPU91、VDP93および制御データが記憶された制御データROM92が含まれる。表示制御用CPU91は、表示装置回路63からの表示制御コマンドデータに従って、キャラクタROM86から必要なデータを読み出す。そして、表示制御用CPU91は、読み出したデータをVDP93に出力する。VDP93は、入力したデータに従ってCRT82に表示するための画像データを生成し、その画像データをVRAM87に格納する。そして、VRAM87内の画像データは、フレームメモリ回路88に転送される。
なお、図4には示されていないが、表示制御基板80とCRT82との間には、ビデオ信号にもとづいてCRT82を駆動するためのCRT駆動回路を有するCRT基板が設けられている。
【0026】
図5は、メイン基板31から遊技制御基板80に与えられる表示制御コマンドデータの送出タイミングを示すタイミング図である。表示制御コマンドデータを構成する各表示制御データは連続して送出されるが、図5に示すように、表示制御データは2ms毎に送出される。そして、各表示制御データに同期してストローブ信号が出力される。表示制御用CPU91には、ストローブ信号の立ち上がりで図4に示すようにIRQ2割込がかかるので、表示制御用CPU91は、割込処理プログラムによって各表示制御データを取り込むことができる。
【0027】
図6は、表示制御コマンドデータの一例を示す説明図である。この実施の形態では、表示制御コマンドデータは、表示制御コマンドデータ1〜8の8バイトの表示制御データで構成されているとする。そして、表示制御コマンドデータ1〜6が本来の遊技制御において用いられる表示制御データであるとする。なお、図6には「全図柄変動表示」等の代表的な表示制御データのみが示されているが、その他、リーチ種類を示す表示制御データ、具体的な図柄を指示する表示制御データ等が用意されている。
【0028】
表示制御コマンドデータ7,8は、セキュリティチェックに関する制御データ(セキュリティチェック符号)である。表示制御基板80における表示制御用CPU91は、表示制御コマンドデータ7,8の内容にもとづいて、後述するセキュリティチェックを行う。
【0029】
次に動作について説明する。
図7は、メイン基板31における基本回路53の動作を示すフローチャートである。上述したように、この処理は、定期リセット回路66が発するリセットパルスによって、例えば2ms毎に起動される。基本回路53が起動されると、基本回路53は、まず、スタックポインタの指定アドレスをセットするためのスタックセット処理を行う(ステップS1)。次いで、初期化処理を行う(ステップS2)。初期化処理では、基本回路53は、RAM55にエラーが含まれているか判定し、エラーが含まれている場合には、RAM55を初期化するなどの処理を行う。そして、表示制御基板80に送出される表示制御データをRAM55の所定の領域に設定する処理を行った後に(ステップS3)、表示制御データを出力する処理を行う(ステップS4)。
【0030】
次いで、電飾基板コマンド出力回路62を介して、電飾基板35に音声発生やLED点灯制御用の所定のコマンドを送信するための処理を行うとともに、情報出力回路64を介して、ホール管理用コンピュータに大当り情報、始動情報、確率変動情報などのデータを送信するための処理を行う(データ出力処理:ステップS5)。また、パチンコ遊技機1の内部に備えられている自己診断機能によって種々の異常診断処理が行われ、その結果に応じて必要ならば警報が発せられる(エラー処理:ステップS6)。
【0031】
次に、各判定用乱数(大当たりとするか否か決定するための乱数等)を示す各カウンタを更新する処理を行う(ステップS7)。次いで、基本回路53は、特別図柄プロセス処理を行う(ステップS8)。特別図柄プロセス制御では、遊技状態に応じてパチンコ遊技機1を所定の順序で制御するための特別図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。そして、特別図柄プロセスフラグの値は、遊技状態に応じて各処理中に更新される。また、普通図柄プロセス処理を行う(ステップS9)。普通図柄プロセス処理では、7セグメントLEDによる可変表示器10を所定の順序で制御するための普通図柄プロセスフラグに従って該当する処理が選び出されて実行される。さらに、基本回路53は、スイッチ回路58を介して、各センサの状態を入力する(ステップS10)。基本回路53は、さらに、表示用乱数(はずれ図柄やリーチ種類を決定する乱数等)を更新する処理を行う(ステップS11)。
【0032】
また、基本回路53は、賞球基板37との間の信号処理を行う(ステップS12)。すなわち、賞球基板37から入賞データ信号が出力されているか否か確認するとともに、所定の条件が成立すると賞球基板37に賞球個数信号を出力する。賞球基板37に搭載されている払出制御用マイクロコンピュータは、賞球個数信号に応じて玉払出装置97を駆動する。その後、基本回路53は、次に定期リセット回路66からリセットパルスが与えられるまで、ステップS13の表示用乱数更新処理を繰り返す。
【0033】
特別図柄プロセス処理において、始動入賞にもとづく図柄変動の表示態様を大当たりとするか、リーチ態様とするか、はずれとするか決定され、それぞれの停止図柄の組合せが決定される。そして、決定された図柄を示す情報や全図柄変動を指示するコマンドが、表示制御コマンドデータとして、メイン基板31の基本回路53から表示制御基板80に送信される。なお、基本回路53は、停止図柄の組合せを示す情報のみを表示制御基板80に送信してもよいし、時々刻々の図柄変動量を示す表示制御コマンドデータを表示制御基板80に送信してもよい。
【0034】
図8は基本回路53における特別図柄プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャートである。図8に示す可変表示プロセス処理は、図7のフローチャートにおけるステップS8の具体的な処理である。基本回路53のCPU56は、可変表示プロセス処理を行う際に、その内部状態に応じて、図8に示すステップS300〜S309のうちのいずれかの処理を行う。各処理において、以下のような処理が実行される。
【0035】
特別図柄変動待ち処理(ステップS300):始動入賞口14(この実施の形態では可変入賞球装置15の入賞口)に打球入賞して始動口センサ17がオンするのを待つ。
特別図柄判定処理(ステップS301):始動口センサ17のオンが検出されたら、特別図柄判定用乱数の値に応じて大当たりとするかはずれとするか決定する。
停止図柄設定処理(ステップS302):特別図柄用乱数の値に応じて左右中図柄の停止図柄を決定する。
【0036】
リーチ動作設定処理(ステップS303):リーチ判定用乱数の値に応じてリーチ動作するか否か決定するとともに、リーチ用乱数の値に応じてリーチ動作の変動態様を決定する。
【0037】
全図柄変動開始処理(ステップS304):画像表示部9において全図柄が変動開始されるように制御する。また、画像表示部9に背景やキャラクタも表示される場合には、それに応じた表示制御コマンドデータが表示制御基板80に送出されるように制御する。
全図柄停止待ち処理(ステップS305):所定時間が経過すると、画像表示部9において表示される全図柄が停止されるように制御する。また、全図柄停止のタイミングまで、所定のタイミングで左右図柄が停止されるように制御するとともに、適宜、画像表示部9において表示される背景やキャラクタに応じた表示制御コマンドデータが表示制御基板80に送出されるように制御する。
【0038】
大当たり表示処理(ステップS306):停止図柄が大当たり図柄の組み合わせである場合には、大当たり表示の表示制御コマンドデータが表示制御基板80に送出されるように制御するとともに内部状態をステップS307に移行するように更新する。そうでない場合には、内部状態をステップS309に移行するように更新する。なお、遊技制御基板80の回路は表示制御コマンドデータに従って、画像表示部9に大当り表示を行う。大当り表示は遊技者に大当りの発生を報知するためになされるものである。
大入賞口開放開始処理(ステップS307):大入賞口を開放する制御を開始する。
大入賞口開放中処理(ステップS308):大入賞口ラウンド表示の表示制御コマンドデータが表示制御基板80に送出する等の制御を行う。
大当たり終了処理(ステップS309):大当たり遊技状態が終了したことを遊技者に報知するための表示を行う。その表示が終了したら、内部フラグ等を初期状態に戻し、内部状態をステップS300に移行するように更新する。
【0039】
上記の各ステップの処理に応じて、遊技制御プログラム中の表示制御コマンドデータを送出する処理を行うモジュールは、対応する表示制御コマンドデータを出力ポートに出力するとともに、ストローブ信号を出力ポートに出力する。
【0040】
以上のように、遊技機においては、メイン基板31に搭載された基本回路53、具体的にはROM54に書き込まれた遊技制御プログラムを実行するCPU56によって遊技進行が制御され、基本回路53からの表示制御コマンドデータ等の指令に応じて、メイン基板31以外の周辺基板に搭載された回路や機構部品が動作する。
この実施の形態では、さらに、基本回路53から、セキュリティチェック符号が周辺基板に出力される。そして、周辺基板に搭載された回路においてセキュリティチェック符号が解析され、セキュリティチェック符号の異常が検出されると周辺基板に搭載された回路の動作が停止するように構成される。
【0041】
実施の形態1.
図9は、基本回路53側で実行されるセキュリティチェック符号生成処理の一例を示すフローチャートである。この処理は、例えば、図8に示された特別図柄プロセス処理における各ステップ(ステップS300〜S309)の先頭で実行される。具体的には、以下のようにして、セキュリティチェック符号が生成される。
【0042】
まず、CPU56は、プログラムカウンタの値をXレジスタにロードする(ステップS401)。ここでは、プログラムカウンタは16ビット構成であるとする。また、Xレジスタも16ビット構成であるとする。採用されるCPUの種類によってレジスタ構成は異なるので、Xレジスタという名称は単なる例である。どのような種類のCPUが用いられたとしても、内部レジスタは存在するので、実際に存在する各レジスタのうちの1つがXレジスタとして用いられる。また、プログラムカウンタの値をロードする命令が存在しないCPUもあるが、その場合には、実際に存在する命令を複数個組み合わせてプログラムカウンタの値をロードする。例えば、プログラムカウンタの値が自動的にスタックポインタに保存されるサブルーチン分岐命令とスタック読み出し命令とを組み合わせれば、直接プログラムカウンタの値をロードする命令が存在しない場合であっても、実質的にプログラムカウンタの値をロードすることができる。
【0043】
次に、CPU56は、セキュリティチェック符号格納エリアの内容をYレジスタにロードする。(ステップS402)。ここで、Yレジスタも16ビット構成であるとする。また、Yレジスタという名称も単なる例であり、使用するCPUが有する任意のレジスタを用いることができる。セキュリティチェック符号格納エリアは、RAM55内に確保される16ビットの領域である。そして、CPU56は、Xレジスタの内容とYレジスタの内容とを加算する(ステップS403)。
【0044】
さらに、CPU56は、加算値を、セキュリティチェック符号格納エリアに格納するとともに(ステップS404)、表示制御コマンドデータ7,8格納エリアに格納する(ステップS405)。
【0045】
なお、RAM55には、8バイトの表示制御コマンドデータ格納エリアが設けられ、そのうちの第1バイト〜第6バイトには、特別図柄プロセス処理における図9のフローチャートに示された処理以外の処理を行う部分、すなわち本来の遊技制御を行う部分でデータがセットされる。また、第7バイトおよび第8バイトは表示制御コマンドデータ7,8格納エリアである。第1バイト〜第8バイトに設定されたデータは、本来の遊技制御を行う部分で送出要求フラグがセットされると、表示制御データ出力処理(図7におけるステップS4)において、表示制御基板80に送出される。
【0046】
図10は、表示制御データ出力処理の動作例を示すフローチャートである。表示制御データ出力処理において、CPU56は、まず、データ送出中フラグがセットされているか否か確認する(ステップS411)。セットされていなければ、表示制御コマンドデータの送出要求フラグがセットされているか否か確認する(ステップS412)。送出要求フラグがセットされていれば、送出要求フラグをリセットする(ステップS413)。また、データ送出中フラグをセットするとともに、ポインタをクリアする(ステップS414)。ポインタは、表示制御コマンドデータ格納エリアにおける何バイト目を送出するか指し示すものである。
【0047】
データ送出中フラグがセットされている場合には、表示制御コマンドデータ格納エリアにおいてポインタによって示されているデータを、出力ポートおよび表示装置回路63を介して表示制御基板80に出力する(ステップS415)。なお、表示装置回路63は、例えば、出力データを電源にプルアップして出力電流量を確保する回路部分である。さらに、CPU56は、ストローブ信号をON状態にする(ステップS416)。そして、500μsのウエイト期間をおいた後(ステップS417)、ストローブ信号をOFF状態にする(ステップS418)。従って、図5に示されたようなタイミングで、表示制御データおよびストローブ信号が出力される。
【0048】
次いで、CPU56は、ポインタの値を+1する(ステップS419)。そして、ポインタの値が8になった場合には、8バイトの表示制御コマンドデータ全ての送出が完了したことになるので、データ送出中フラグをリセットする(ステップS420,S421)。
【0049】
以上のような処理によって、8バイトの表示制御コマンドデータが、2msに1バイトずつ送出される。ここで、第7バイトおよび第8バイトはセキュリティチェック符号である。従って、表示制御コマンドデータがメイン基板31から表示制御基板80に送出されるときに、セキュリティチェック符号がメイン基板31から表示制御基板80に与えられる。
【0050】
図11は、表示制御基板80における表示制御用CPU91の表示制御コマンドデータ受信処理を示すフローチャートである。上述したように、メイン基板31からのストローブ信号は表示制御用CPU91のIRQ2割込端子に入力されているので、IRQ2割込処理によって表示制御コマンドデータは受信される。また、メイン基板31からの各表示制御データは、表示制御用CPU91において入力ポートに入力される。
【0051】
IRQ2割込処理において、表示制御用CPU91は、まず、データ受信中フラグがセットされているか否か確認する(ステップS501)。セットされていなければ、この割込が第1バイトの表示制御データ送出による割込であるので、ポインタをクリアするとともに(ステップS502)、データ受信中フラグをセットする(ステップS503)。ポインタは、表示制御用CPU91が内蔵しているRAMにおける表示制御コマンドデータ格納エリアにおける何バイト目に受信データを格納するか指し示すものである。
【0052】
データ受信中フラグがセットされている場合には、ストローブ信号がOFFするのを待つ(ステップS504)。ストローブ信号は、表示制御用CPU91において、IRQ2割込端子に入力されているとともに、入力ポートにも入力されている。よって、表示制御用CPU91は、その入力ポートの状態を検査することによってストローブ信号のOFFを知ることができる。ストローブ信号がOFFすると、表示制御用CPU91は、入力ポートからデータを入力し、表示制御コマンドデータ格納エリアにおいてポインタによって示されているアドレスに、入力データを格納する(ステップS505)。よって、図5に示されたようなタイミングで、表示制御用CPU91は、各表示制御データを受信する。
【0053】
そして、表示制御用CPU91は、ポインタの値を+1する(ステップS506)。そして、ポインタの値が8になった場合には、8バイトの表示制御コマンドデータの受信が完了したことになるので、データ受信完了フラグをセットするとともに、データ受信中フラグをリセットする(ステップS507,S508,S509)。以上のような処理によって、8バイトの表示制御コマンドデータが、表示制御基板80において受信される。ここで、第7バイトおよび第8バイトはセキュリティチェック符号である。従って、表示制御コマンドデータが表示制御基板80で受信されるときに、セキュリティチェック符号も受信される。なお、データ受信完了フラグは、受信した表示制御コマンドデータを解析するプログラムに対して受信したことを知らせるためのフラグである。
【0054】
図12は、受信した表示制御コマンドデータを解析するプログラムの一部を構成するセキュリティチェック符号解析プログラムの処理を示すフローチャートである。セキュリティチェック符号解析処理において、表示制御用CPU91は、表示制御コマンドデータ格納エリアにおける第7バイトおよび第8バイトを入力する(ステップS521)。そして、第7バイトおよび第8バイトの値が正当な値になっている場合には処理を終了するが、正当な値になっていない場合には動作を停止する(ステップS522)。
【0055】
第7バイトおよび第8バイトの値が正当な値であるか否かの判断は、例えば以下のように行われる。
表示制御コマンドデータにおける第7バイトおよび第8バイトに設定されたセキュリティチェック符号は、メイン基板31における基本回路53が実行する特別図柄プロセス処理でのプログラムカウンタの値にもとづいて作成される。具体的には、特別図柄プロセス処理における各ステップが実行される毎にプログラムカウンタの値をロードしてロード値が順次加算される。特別図柄プロセス処理における各ステップの先頭アドレスは決まっている。よって、それらが順次加算された各加算値も固定値である。すると、表示制御基板80の側でも、各加算値としてどのような値が生ずるのかあらかじめ知ることができる。簡単に構成するならば、表示制御用CPU91において、各加算値として生じうる値をあらかじめ格納しておく。そして、メイン基板31からのセキュリティチェック符号と各格納値とを比較し、メイン基板31からのセキュリティチェック符号がいずれの格納値とも一致しない場合には、メイン基板31からのセキュリティチェック符号が正当でなかったと判断する。
【0056】
メイン基板31のCPU56が実行する遊技制御プログラムが正当なものであるならば、メイン基板31から表示制御基板80に与えられるセキュリティチェック符号は、表示制御用CPU91におけるいずれかの格納値と一致するはずである。しかし、遊技制御プログラムに改変が加えられると、プログラムアドレスが異なってくるので、セキュリティチェック符号はいずれの格納値とも一致しなくなる。よって、表示制御用CPU91がセキュリティチェック符号の不一致を検出した場合には、遊技制御プログラムに改変が加えらたと判断できる。
【0057】
そのような場合、この実施の形態では表示制御用CPU91は動作を停止する。すると、画像表示部9の表示が行われなくなり、遊技の続行ができなくなる。すなわち、遊技制御プログラムが不正プログラムに置き換えられると遊技を行うことができなくなり、不正に大量の賞球が払い出されるということが防止される。さらに、遊技制御プログラムが不正プログラムに置き換えられると画像表示部9の表示がなされなくなるので、遊技機に対して不正行為がなされたことが直ちに認識される。
【0058】
そして、この実施の形態では、メイン基板31の側でセキュリティチェックを行うのではなく、周辺基板の側でセキュリティチェックを行うので、不正行為を受けにくくなる。メイン基板31の遊技制御プログラムを改変したとしても、その改変が周辺基板の側で検出され、遊技を行うことができないからである。従来のセキュリティチェック方法では、遊技制御プログラムが改変されると、不正に大量の賞球が払い出されてしまっていた。また、メイン基板31から周辺基板に出力されるセキュリティチェック符号は加算処理によって暗号化されるので、不正行為者によるセキュリティチェック符号の解読に対する保護もなされている。
【0059】
さらに、このセキュリティチェック方法によれば、基本回路53におけるセキュリティチェック符号作成処理は簡単な加算処理で実現されているので、遊技制御プログラムにおけるプログラム増加量は小さい。つまり、低コストでより確実なセキュリティチェックを行うことができる。
【0060】
なお、この実施の形態では、表示制御基板80がメイン基板31から表示制御コマンドデータを受信すると常にセキュリティチェック符号の解析を行うようにしたが、間欠的に、例えば数10msおきに行うようにしてもよい。また、メイン基板31における基本回路53は、表示制御コマンドデータを送信するときにはいつでもセキュリティチェック符号を付加するのではなく、数10ms毎にセキュリティチェック符号が表示制御コマンドデータに付加されるように制御してもよい。
【0061】
また、表示制御用CPU91は、あらかじめ格納されている各値とセキュリティチェック符号とを比較するようにしたが、比較時に所定のアルゴリズムによってセキュリティチェック符号と比較される値を生成してもよい。所定のアルゴリズムとは、例えば、メイン基板31側のCPU56で行われたのと同様の加算処理であるが、加算のための値(メイン基板31側の特別図柄プロセス処理の各ステップにおけるアドレス)はあらかじめROMに格納されている必要がある。
【0062】
この実施の形態では、セキュリティチェック符号を生成するために特別図柄プロセス処理の各ステップ実行時のプログラムカウンタの値を用いたが、他の処理でも正規の遊技制御プログラムが実行される場合に実行アドレスは決まっているので、他の処理が実行されるときのプログラムカウンタの値を用いてもよい。
【0063】
実施の形態2.
上記の実施の形態では、プログラムカウンタの値の加算値をセキュリティチェック符号としたが、他の方法によってセキュリティチェック符号を作成してもよい。例えば、乱数生成するためのカウンタを更新する処理や大当りとするか否か抽選する処理の処理時間を計測し、計測値をセキュリティチェック符号としてもよい。図13および図14は、セキュリティチェック符号を作成する際に、カウンタ更新処理の計測値を使用する処理例を示すフローチャートである。
【0064】
図13は、そのような実施の形態における判定用乱数更新処理(図7におけるステップS7)を示すフローチャートである。この場合には、CPU56、判定用乱数更新処理の先頭で、CPU内蔵タイマの値をクリアする(ステップS431)。その後、各判定用乱数を+1する処理を行う(ステップS432)。そして、ステップS432の処理終了時のタイマ値を入力し(ステップS433)、その値を保存する(ステップS434)。
【0065】
図14は、この実施の形態におけるセキュリティチェック符号生成処理を示すフローチャートである。この場合には、ステップS434で保存されたタイマ値を、表示制御コマンドデータ格納エリアの第7バイトおよび第8バイトに格納する(ステップS441)。
【0066】
メイン基板31からの表示制御コマンドデータの送出処理は図10に示された処理と同じであり、表示制御基板80における表示制御コマンドデータの受信処理は図11に示された処理と同じであるが、この場合には、図15に示すようにセキュリティチェック符号の解析処理が行われる。表示制御用CPU91は、表示制御コマンドデータ格納エリアにおける第7バイトおよび第8バイトを入力する(ステップS531)。さらに、入力した値を所定値と比較する(ステップS532)。そして、表示制御コマンドデータ格納エリアにおける第7バイトおよび第8バイトで構成される値が正当な値になっている場合には処理を終了するが、正当な値になっていない場合には動作を停止する(ステップS533)。なお、ここでは、所定値と一致しない場合に、正当な値になっていないと判断される。
【0067】
ここで、所定値は、正規の遊技制御プログラムにおける判定用乱数更新処理に要する時間の値である。その値はあらかじめ(設計時に)わかっているので、表示制御用CPU91が実行するプログラムにおけるセキュリティチェック符号解析プログラムにおいて所定値を設定しておくことができる。また、遊技制御プログラムにおける判定用乱数更新処理は、分岐の仕方によって処理時間が異なるので、それに応じて、表示制御用CPU91は、所定値として複数種類の値を用いてもよい。さらに、セキュリティチェック符号として、計測値を順次加算した値を用いてもよい。
【0068】
遊技制御プログラムに対する改変は、大当りを生じやすいようにするための改変が主であり、判定用乱数更新処理に改変が加えられたり、大当り抽選処理に改変が加えられることが多い。その場合、判定用乱数更新処理や大当り抽選処理の処理時間が、正規の遊技制御プログラムにおける処理時間から変わる。従って、この実施の形態のように、判定用乱数更新処理の実行時間を計測してセキュリティチェック符号とし、セキュリティチェック符号の値を正規の処理時間値と比較して一致するかしないか判定することによって、遊技制御プログラムに対する改変が行われたかどうか判断できる。
【0069】
実施の形態3.
図16は、メイン基板31と表示制御基板80との間で転送されるセキュリティチェック符号をより複雑にするセキュリティチェック符号生成処理を示すフローチャートである。図16に示された処理は、図8に示された特別図柄プロセス処理における各ステップ(ステップS300〜S309)の先頭で実行されるが、この実施の形態では、図13に示されたような判定用乱数更新処理も実行される。図16におけるステップS401〜S404の処理は、図9に示された処理と同じである。この場合には、ステップS403で得られた加算値を、ステップS434の処理で保存されたタイマ値で割り算する(ステップS445)。そして、割り算の結果(商)をセキュリティチェック符号として表示制御コマンドデータ格納エリアの第7バイトおよび第8バイトに格納する(ステップS446)。
【0070】
メイン基板31からの表示制御コマンドデータの送出処理は図10に示された処理と同じであり、表示制御基板80における表示制御コマンドデータの受信処理は図11に示された処理と同じであるが、この場合には、図17に示すようにセキュリティチェック符号の解析処理が行われる。表示制御用CPU91は、表示制御コマンドデータ格納エリアにおける第7バイトおよび第8バイトを入力する(ステップS541)。さらに、入力した値に所定値を乗算する(ステップS542)。そして、乗算値が正当な値になっている場合には処理を終了するが、正当な値になっていない場合には動作を停止する(ステップS543)。
【0071】
このような制御によれば、メイン基板31から表示制御基板80に転送されるセキュリティチェック符号がより複雑になるので、セキュリティチェック符号を解読して不正行為に用いることがより難しくなる。
【0072】
なお、上記の第2および第3の実施の形態では、判定用乱数更新処理の計測時間にもとづいてセキュリティチェック符号を生成したが、他の処理、例えば大当り抽選処理の処理時間を計測し、その計測値にもとづいてセキュリティチェック符号を生成してもよい。その場合には、図13に示されたタイマ値クリア処理(ステップS431)が本来の抽選処理の開始前に実行され、タイマ値取得処理(ステップS433)およびタイマ値格納処理(ステップS434)が本来の抽選処理の終了後に実行される。
【0073】
実施の形態4.
また、上記の各実施の形態では、表示制御基板80においてセキュリティチェック符号を解析するようにしたが、他の周辺基板(メイン基板31以外の基板)においてもセキュリティチェック符号を解析するようにしてもよい。
図18は、表示制御基板80以外の周辺基板においてもセキュリティチェック符号の解析を行うことができる構成を示すブロック図である。図に示すように、電飾基板35、賞球基板37、ランプ基板70および発射制御基板191に、CPU351、372、701、911が搭載されている。そして、各CPU351、372、701、911は、第1〜第3の実施の形態におけるセキュリティチェック符号解析処理と同様に解析処理を行う。
【0074】
ただし、それらの基板では本来表示制御基板80ほど複雑な処理を行わないので、メイン基板31から各基板に転送されるコマンドデータは、表示制御コマンドデータよりも簡略化されている。例えば、ランプ基板70には、1バイト程度のデータで可変表示器10、始動記憶表示器18および装飾ランプ25を点灯/滅灯させるためのコマンドが転送されるように構成し、そのコマンド送信時に、メイン基板31の基本回路53が2バイトのセキュリティチェック符号を付加する。そして、CPU701が、第1〜第3の実施の形態の処理と同様の処理を行ってセキュリティチェック符号が正当であるか否か確認する。
【0075】
電飾基板35、賞球基板37および発射制御基板191についても同様に、本来の制御のために使用されるコマンドにセキュリティチェック符号が付加されたものがメイン基板31から送出される。そして、各CPU351、371、911が同様にセキュリティチェック符号が正当であるか否か確認する。
【0076】
各CPU351、371、701、911は、セキュリティチェック符号が正当でないと判断した場合には動作を停止する。従って、賞球基板37や発射制御基板191の動作が停止することによって、賞球が行われなくなったり打球発射が不可能になったりして、不正な遊技制御プログラムにもとづく不正な賞球払出が防止される。また、電飾基板35やランプ基板70の動作が停止することによって各種ランプ、LEDが点灯しなくなり、遊技制御プログラムに対する不正行為が行われたことを容易に知ることができる。
【0077】
なお、図18に示された構成では全ての周辺基板においてセキュリティチェック符号解析が行われるようになっているが、そのうちの1つまたは複数の周辺基板においてセキュリティチェック符号解析が行われるように構成してもよい。例えば、表示制御基板80や賞球基板37では比較的複雑な処理が行われるのでCPUが搭載されていることが多いが、その他の基板にはCPUが搭載されていないこともある。そこで、本来CPUが搭載されている基板ではセキュリティチェック符号解析が行われるように構成し、その他の基板ではセキュリティチェック符号解析が行われないようにしてもよい。もちろん。その他の基板にCPUを搭載して、セキュリティチェック符号解析を実行してもよい。また、音声制御をメイン基板31とは独立した音声制御基板上の回路で実行するようにして、音声制御基板でもセキュリティチェック符号解析を行うようにしてもよい。
【0078】
以上のように、本発明によれば、遊技制御プログラムを実行するメイン基板31以外の周辺基板においてセキュリティチェック符号解析を行い、解析の結果、遊技制御プログラムに対する不正行為がなされていると判断したときには、周辺基板において動作が停止される。従って、従来方式のセキュリティチェックを回避するような不正な遊技制御プログラムに置き換えられたとしても、不正な賞球の払出を防止することができる。よって、遊技制御基板のROMを不正ROMに交換しても不正行為を行うことができなくなり、その結果、不正ROMへの交換行為をなくすことができる。
【0079】
なお、上記の各実施の形態では、セキュリティチェックは表示制御基板80等のメイン基板31以外の周辺基板側で行われたが、そのようなセキュリティチェックとともに、CPU56に内蔵されるセキュリティチェック回路による従来方式のセキュリティチェック(図19参照)を併せて行うようにしてもよい。
また、図18に示された周辺基板構成は一例であって、遊技機では種々の周辺基板構成を採用することができる。どのような構成方法がとられても、各周辺基板において本発明によるセキュリティチェックを適用することができる。
【0080】
また、上記の各実施の形態の遊技機、すなわち図1の正面図に示されたパチンコ遊技機は、始動入賞にもとづいて画像表示部9に可変表示される特別図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせになると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第1種パチンコ遊技機であったが、始動入賞にもとづいて開放する電動役物の所定領域への入賞があると所定の遊技価値が遊技者に付与可能になる第2種パチンコ遊技機や、始動入賞にもとづいて可変表示される図柄の停止図柄が所定の図柄の組み合わせになると開放する所定の電動役物への入賞があると所定の権利が発生または継続する第3種パチンコ遊技機であっても、本発明を適用できる。
【0081】
また、上記の各実施の形態では、複数種類の図柄を可変表示するためのCRTによる画像表示部9を用いた場合について説明したが、LCDによる可変表示装置を用いた場合であってもよい。さらに、盤面が全て映像で構成される映像式のパチンコ遊技機に適用することもできる。
【0082】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、遊技機を、遊技制御プログラムに従って遊技の進行を制御する遊技制御手段が搭載された遊技制御基板と、遊技制御基板以外の各周辺基板とを含み、遊技制御手段が、遊技制御プログラムに従って実行する処理のうちあらかじめ定められている所定処理を実行する際のプログラムカウンタの値を読み出し、読み出したプログラムカウンタの値をセキュリティチェック符号に加算して加算処理後セキュリティチェック符号を生成し、生成した加算処理後セキュリティチェック符号を周辺基板に送出し、加算処理後セキュリティチェック符号を受信する周辺基板には、セキュリティチェック符号送出手段が送出した加算処理後セキュリティチェック符号と比較データとを比較する処理を行い、該加算処理後セキュリティチェック符号と該比較データとが一致しない場合には周辺基板上の回路の動作を停止する解析手段が搭載された構成としたので、不正な遊技制御プログラムが格納された不正ROMに置き換えられても、不正な遊技制御プログラムの存在が周辺基板側で検出でき、不正な遊技制御プログラムの存在が発見された場合には周辺基板の回路側の動作が停止する。その結果、不正ROMに置き換えられても遊技ができなくなるので、結局、不正ROMへの置換を防止することができる効果がある。また、周辺基板の回路側の動作が停止することによって、遊技機外部から不正ROMへの置換を直ちに認識できる効果もある。
【0083】
プログラムカウンタの値にもとづいてセキュリティチェック符号を生成するように構成した場合には、比較的簡単に暗号化されたセキュリティチェック符号を生成することができ、低コストでセキュリティの強化を図ることができる。
また、遊技制御手段が、遊技制御プログラムに従って実行する処理のうちあらかじめ定められている所定処理の処理時間を計測し、計測した計測値をセキュリティチェック符号として生成し、生成したセキュリティチェック符号を、周辺基板に送出し、セキュリティチェック符号を受信する1つまたは複数の周辺基板には、セキュリティチェック符号送出手段が送出したセキュリティチェック符号と複数の比較データとを比較する処理を行い、該セキュリティチェック符号がいずれの比較データとも一致しない場合には周辺基板上の回路の動作を停止する解析手段が搭載された構成とすることによって、不正改造が行われやすいプログラム部分の処理時間が正規の処理時間と異なっていることを検出することによって、より確実に不正ROMへの置換を認識できる。
可変表示部の表示制御を行う回路が搭載された表示制御基板に解析手段が搭載された場合には、本来使用されている表示制御コマンドデータにセキュリティチェック符号を付加することによって、周辺基板に対するセキュリティチェック符号の送出を容易に実現することができる。また、遊技機において目立つ可変表示部の表示が停止することによって、不正ROMへの置換を容易に認識できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 パチンコ遊技機を正面からみた正面図である。
【図2】 遊技制御基板における回路構成の一例と周辺基板を示すブロック図である。
【図3】 表示制御基板内の回路構成を示すブロック図である。
【図4】 表示コントロール回路の構成の一例を示すブロック図である。
【図5】 表示制御コマンドデータの送出タイミングを示すタイミング図である。
【図6】 表示制御コマンドデータの一例を示す説明図である。
【図7】 メイン基板における基本回路の動作を示すフローチャートである。
【図8】 特別図柄プロセス処理のプログラムの一例を示すフローチャートである。
【図9】 第1の実施の形態におけるセキュリティチェック符号生成処理の一例を示すフローチャートである。
【図10】 表示制御データ出力処理の動作例を示すフローチャートである。
【図11】 表示制御コマンドデータ受信処理を示すフローチャートである。
【図12】 第1の実施の形態におけるセキュリティチェック符号解析プログラムの処理を示すフローチャートである。
【図13】 第2および第3のの実施の形態における判定用乱数更新処理を示すフローチャートである。
【図14】 第2の実施の形態におけるセキュリティチェック符号生成処理を示すフローチャートである。
【図15】 第2の実施の形態におけるセキュリティチェック符号解析プログラムの処理を示すフローチャートである。
【図16】 第3の実施の形態におけるセキュリティチェック符号生成処理の一例を示すフローチャートである。
【図17】 第3の実施の形態におけるセキュリティチェック符号解析プログラムの処理を示すフローチャートである。
【図18】 表示制御基板以外の周辺基板においてもセキュリティチェック符号の解析を行うことができる構成を示すブロック図である。
【図19】 従来のCPUの電源投入時の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
8 可変表示装置
9 画像表示部
31 遊技制御基板
35 電飾基板
37 賞球基板
70 ランプ基板
53 基本回路
54 ROM
56 CPU
80 表示制御基板
91 表示制御用CPU
191 発射制御基板
Claims (4)
- 特定入賞部への遊技媒体の進入により特別遊技を行い、特別遊技の結果が所定の態様になったことにもとづいて遊技者に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、
遊技制御プログラムに従って遊技の進行を制御する遊技制御手段が搭載された遊技制御基板と、遊技制御基板以外の各周辺基板とを含み、
前記遊技制御手段は、
前記遊技制御プログラムに従って実行する処理のうちあらかじめ定められている所定処理を実行する際のプログラムカウンタの値を読み出すプログラムカウンタ読出手段と、
前記プログラムカウンタ読出手段が読み出したプログラムカウンタの値をセキュリティチェック符号に加算して加算処理後セキュリティチェック符号を生成するセキュリティチェック符号生成手段と、
前記セキュリティチェック符号生成手段により生成された前記加算処理後セキュリティチェック符号を、前記各周辺基板のうちの1つまたは複数の周辺基板に送出するセキュリティチェック符号送出手段とを含み、
前記加算処理後セキュリティチェック符号を受信する1つまたは複数の周辺基板には、
前記遊技制御プログラムが正当なプログラムである場合に前記セキュリティチェック符号生成手段が生成する前記加算処理後セキュリティチェック符号に相当するデータを比較データとして記憶する比較データ記憶手段と、
前記セキュリティチェック符号送出手段が送出した前記加算処理後セキュリティチェック符号と前記比較データとを比較する処理を行い、該加算処理後セキュリティチェック符号と該比較データとが一致しない場合には周辺基板上の回路の動作を停止する解析手段とが搭載される
ことを特徴とする遊技機。 - プログラムカウンタ読出手段は、遊技制御プログラムに従ってあらかじめ定められている複数の所定処理を実行する際のプログラムカウンタの値を各々読み出し、
セキュリティチェック符号生成手段は、前記プログラムカウンタ読出手段が読み出した各々のプログラムカウンタの値に対して加算処理を行い、
比較データ記憶手段は、複数の比較データを記憶し、
解析手段は、前記セキュリティチェック符号送出手段が送出した前記加算処理後セキュリティチェック符号と前記複数の比較データとを比較する処理を行い、該加算処理後セキュリティチェック符号がいずれの比較データとも一致しない場合には周辺基板上の回路の動作を停止する
請求項1記載の遊技機。 - 特定入賞部への遊技媒体の進入により特別遊技を行い、特別遊技の結果が所定の態様になったことにもとづいて遊技者に所定の遊技価値が付与可能となる遊技機であって、
遊技制御プログラムに従って遊技の進行を制御する遊技制御手段が搭載された遊技制御基板と、遊技制御基板以外の各周辺基板とを含み、
前記遊技制御手段は、前記遊技制御プログラムに従って実行する処理のうちあらかじめ定められている所定処理の処理時間を計測する計測手段と、
前記計測手段が計測した計測値をセキュリティチェック符号として生成するセキュリティチェック符号生成手段と、
前記セキュリティチェック符号生成手段が生成したセキュリティチェック符号を、前記各周辺基板のうちの1つまたは複数の周辺基板に送出するセキュリティチェック符号送出手段とを含み、
前記セキュリティチェック符号を受信する1つまたは複数の周辺基板には、
前記遊技制御手段における前記遊技制御プログラムが正当なプログラムである場合に前記セキュリティチェック符号生成手段が生成する前記セキュリティチェック符号に相当す る複数のデータを複数の比較データとして記憶する比較データ記憶手段と、
前記セキュリティチェック符号送出手段が送出した前記セキュリティチェック符号と前記複数の比較データとを比較する処理を行い、該セキュリティチェック符号がいずれの比較データとも一致しない場合には周辺基板上の回路の動作を停止する解析手段とが搭載される
ことを特徴とする遊技機。 - 所定の識別情報を表示する可変表示部を備え、解析手段が搭載される周辺基板は、前記可変表示部の表示制御を行う回路が搭載された表示制御基板である
請求項1から請求項3のうちのいずれかに記載の遊技機。
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