JP4236660B2 - 衛生薄葉紙及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、ティシュペーパー等の衛生薄葉紙及びその製造方法に関するものである。より詳しくは、基材紙表面にローション成分を含む薬液が塗布された衛生薄葉紙及びその製造方法に関するものである。
ティシュペーパー等の衛生薄葉紙を、例えば、鼻をかむためなどとして頻繁に使用すると、肌荒れが生じるおそれがある。そこで、この肌荒れを少しでも軽減するためとして、近年、基紙表面にローション成分を含む薬液が塗布された衛生薄葉紙が開発され、市販化されている(例えば、特許文献1、特許文献2参照。)。
しかしながら、このローション成分を含む薬液が塗布された衛生薄葉紙は、肌荒れ軽減という点では効果的であるが、使用者にべたつき感を与えてしまうことがあった。特に、蒸し暑い夏場などにおいては、べたつき感という感覚の問題をこえて、現実に使用者の肌に貼り付いてしまい、鼻をかむなどの円滑な使用が妨げられるおそれもあった。
特開2005−237745号公報 特開2004−187970号公報
本発明が解決しようとする主たる課題は、べたつき感や使用者の肌への貼り付きが抑えられた衛生薄葉紙及びその製造方法を提供することにある。
この課題を解決した本発明は、次のとおりである。
〔請求項1記載の発明〕
基材紙表面にローション成分を含む薬液が塗布された衛生薄葉紙であって、
前記薬液は、パウダー成分が分散され、かつ油性成分を含み、接着成分を含まず、
前記パウダー成分は、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方からなり、かつ、平均粒子径が40〜100μmとされ、
前記油性成分の配合質量は前記薬液全質量の10〜35%とされており
前記薬液は、ロール転写によって、前記基材紙の一方又は双方の表面全面の5〜80%に部分的に塗布されている、
ことを特徴とする衛生薄葉紙。
〔請求項2記載の発明〕
パルプ繊維が抄紙されて得られた基材紙表面にローション成分を含む薬液が塗布された衛生薄葉紙であって、
前記薬液は、パウダー成分が分散され、かつ油性成分、柔軟剤成分及び乳化剤成分を含み、接着成分を含まず、
前記パウダー成分は、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方からなり、かつ平均粒子径が40〜100μmとされ、更に前記基材紙質量の0.5〜10%の塗布量で塗布されて前記ローション成分を含む薬液によって前記基材紙表面に定着させられており、
前記油性成分の配合質量は前記薬液全質量の10〜35%とされ、前記柔軟剤成分の配合質量は前記薬液全質量の0.5〜20%とされ、前記乳化剤成分の配合質量は前記薬液全質量の0.5〜20%とされており、
前記薬液は、ロール転写によって、前記基材紙の一方又は双方の表面全面の5〜80%に部分的に塗布されている、
ことを特徴とする衛生薄葉紙。
〔請求項3記載の発明〕
前記薬液は、デザイン性を有するように部分的に付与されている請求項1又は2記載の衛生薄葉紙。
〔請求項4記載の発明〕
基材紙表面にローション成分を含む薬液を塗布して衛生薄葉紙を製造する方法であって、
パルプ繊維を抄紙して基材紙を得て、
その基材紙に対して;
油性成分を10〜35%質量%含み、柔軟剤成分を0.5〜20質量%含み、乳化剤成分を0.5〜20質量%含み、接着成分を含まず、かつ、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方からなる平均粒子径が40〜100μmのパウダー成分が分散された薬液を、
着色した後に、ロール転写によって、
前記基材紙質量の0.5〜10%の塗布量で、かつ、基材紙の一方又は双方の表面全面の5〜80%に部分的にデザイン性を有するように、
塗布して前記基材紙の表面に定着させる、ことを特徴とする衛生薄葉紙の製造方法。
本発明によると、べたつき感や使用者の肌への貼り付きが抑えられた衛生薄葉紙及びその製造方法となる。
次に、本発明の実施の形態を説明する。
〔用途〕
本形態の衛生薄葉紙は、その用途が特に限定されない。例えば、ティシュペーパー、トイレットペーパー、ペーパータオル、ペーパーナプキン、キッチンペーパーなどとして、利用することができる。
〔構造及び製造方法〕
本形態の衛生薄葉紙は、従来の衛生薄葉紙と同様に、基材紙表面にローション成分を含む薬液が塗布されている。しかしながら、この薬液は、パウダー成分が分散されており、かつ、接着成分を含まない、という特徴を有する。パウダー成分が分散されていると、べたつき感や使用者の肌への貼り付きが抑えられる。また、接着成分を含まないと、接着剤が固まって衛生薄葉紙がごわつくということがないため、ローション成分を含む薬液を塗布する目的、つまり肌荒れ軽減目的が、阻害されるおそれがない。さらに、パウダー成分がローション成分を含む薬液に分散されているので、接着成分を含まなくても、パウダー成分は、ローション成分を含む薬液が有する粘性及び表面張力等によって、基材紙表面に定着させられることになり、べたつき感抑制効果等が、確実に得られる。
本形態においては、以上の薬液を、基材紙の一方又は双方の表面全面に対して、塗布することができる。ただし、薬液を部分的に(基材紙表面の一部に)塗布しても、パウダー成分によるべたつき感抑制効果は、十分に得ることができる。むしろ、製造コスト削減という観点からは、部分的に塗布する方が好ましい。薬液の部分的な塗布は、基材紙表面全面の、通常5〜80%、好ましくは20〜60%である。
また、この薬液の部分的な塗布は、デザイン性を有するように行うのが好ましい。意匠性にも優れた衛生薄葉紙となるためである。
このように、薬液を、デザイン性を有するように部分的に塗布する方法は、特に限定されない。例えば、スプレー塗布、グラビア塗布、フレキソ塗布等によることができる。ただし、ロール転写によって、塗布するのが好ましい。デザインの制約が少なく、また、正確に塗布することができるためである。さらに好ましくは、薬液を予め着色し、ロール転写によって塗布すれば、所望の部分に色柄のあるデザインを施すことができる。このほか、薬液の塗布方法については、例えば、特開平7−216786号公報等を参考にすることができる。
パウダー成分によるべたつき感抑制効果は、塗布面積や塗布範囲などを変更することのほか、パウダー成分の塗布量を変更することによっても、調節することができる。パウダー成分の塗布量(質量)は、基材紙質量の、通常0.5〜10%、好ましくは2〜5%である。
〔基材紙の原料、製造方法等〕
本形態の衛生薄葉紙において、基材紙の原料は、特に限定されない。例えば、ティシュペーパー、トイレットペーパー等の用途に応じて、適宜の原料を使用することができる。
原料として、パルプ繊維を使用する場合、このパルプ繊維(原料パルプ)としては、例えば、木材パルプ、非木材パルプ、合成パルプ、古紙パルプ、などから、より具体的には、砕木パルプ(GP)、ストーングランドパルプ(SGP)、リファイナーグランドパルプ(RGP)、加圧式砕木パルプ(PGW)、サーモメカニカルパルプ(TMP)、ケミサーモメカニカルパルプ(CTMP)、ブリーチケミサーモメカニカルパルプ(BCTMP)等の機械パルプ(MP)、化学的機械パルプ(CGP)、半化学的パルプ(SCP)、広葉樹晒クラフトパルプ(LBKP)、針葉樹晒クラフトパルプ(NBKP)等のクラフトパルプ(KP)、ソーダパルプ(AP)、サルファイトパルプ(SP)、溶解パルプ(DP)等の化学的パルプ(CP)、ナイロン、レーヨン、ポリエステル、ポリビニルアルコール(PVA)等を原料とする合成パルプ、脱墨パルプ(DIP)、ウエストパルプ(WP)等の古紙パルプ、かすパルプ(TP)、木綿、アマ、麻、黄麻、マニラ麻、ラミー等を原料とするぼろパルプ、わらパルプ、エスパルトパルプ、バガスパルプ、竹パルプ、ケナフパルプ等の茎稈パルプ、靭皮パルプ等の補助パルプなどから、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。
パルプ繊維等の原料は、例えば、公知の抄紙工程、具体的には、ワイヤパート、プレスパート、ドライヤパート、サイズプレス、カレンダパート等を経るなどして、基材紙とする。この抄紙に際しては、例えば、分散剤、苛性ソーダ、アンモニア水等のpH調整剤、消泡剤、防腐剤、蛍光染料、離型剤、耐水化剤、流動変性剤、歩留まり向上剤などの適宜の薬品を添加することができる。
〔ローション成分〕
本形態の衛生薄葉紙に使用するローション成分とは、肌触り性(風合い)を高め、あるいは保湿性、柔軟性を高め、あるいはパルプ繊維の肌への刺激を和らげ、あるいは潤い感を高めることを主眼とするものである。
本形態において、ローション成分の種類は、特に限定されない。例えば、保湿性のローション成分としては、グリセリン、ジグリセリン、ポリグリセリン、ポリエチレングリコール、ソルビット、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、エチレングリコール、ジエチレングリコール等の多価アルコール、果糖、ブドウ糖、オリゴ糖、オリゴ糖アルコール、ソルビトール、グルコース等の糖類、マルチトール、トレハロース、還元澱粉加水分解物、グリシンベタイン、ピロリドンカルボン酸、ピロリドンカルボン酸塩、乳酸ナトリウムなどを例示することができる。
また、薬液中に柔軟剤成分を添加することで、より柔軟性を増すことができる。柔軟剤成分としては、代表的には、界面活性剤を例示することができる。界面活性剤としては、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤及び両性イオン界面活性剤のなかから適宜選択して使用することができる。
アニオン系界面活性剤としては、カルボン酸塩系、スルホン酸塩系、硫酸エステル塩系、燐酸エステル塩系のものなどを、例示することができる。ただし、アルキル燐酸エステル塩を使用するのが特に好ましい。
非イオン界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ジエチレングリコールモノステアレート、ジエチレングリコールモノオレエート、グリセリルモノステアレート、グリセリルモノオレート、プロピレングリコールモノステアレートなどの多価アルコール、モノ脂肪酸エステル、N−(3−オレイロシキ−2−ヒドロキシプロピル)ジエタノールアミン、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレンソルビット密ロウ、ポリオキシエチレンソルビタンセスキステアレート、ポリオキシエチレングリセリルモノオレート、ポリオキシエチレンモノステアレート、ポリオキシエチレンモノオレエート、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンセチルエーテルなどを例示することができる。
カチオン界面活性剤としては、第4級アンモニウム塩、アミン塩、アミンなどを例示することができる。
両性イオン界面活性剤としては、カルボキシ、スルホネート、サルフェートを含有する第2級又は第3級アミンの脂肪族誘導体、複素環式第2級又は第3級アミンの脂肪族誘導体などを例示することができる。
添加率としては、薬液全質量の、0.5〜20%、好ましくは1〜7%を添加する。0.5%未満であると、柔軟剤成分による柔軟性の効果が発現しにくく、逆に20%を超えると、柔軟性効果は発現するものの、前述のローション成分の柔軟性効果との相乗効果により、衛生薄葉紙の紙力が弱くなり、使用中に破れたりする恐れがある。
本形態の薬液は、油性成分を含むと、より好ましいものとなる。油性成分を含むと、しっとり感が過剰となってべたつき感となるのが抑えられる。油性成分としては、例えば、流動パラフィン、スクワラン等の炭化水素類、オリーブ油、ツバキ油、ヒマシ油、大豆油、やし油、パーム油、牛脂等の油脂類、ミツロウ、カルナバロウ、ラノリン等のロウ類、セチルアルコール、ステアリルアルコール、オレインアルコール等の高級アルコール、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル等のエステル類などを例示することができる。
油性成分の配合質量は、薬液全質量の、3〜40%、好ましくは10〜35%である。
また、以上のローション成分を含む薬液には、例えば、ビタミンC、ビタミンE、コラーゲンなどの成分を配合することができる。この種の成分は、潤い感を高める機能がある。ビタミンC及びビタミンEは抗酸化剤としても機能する。ビタミンEは、還元力の強い成分で、活性酸素・フリーラジカルを消去し、あるいは過酸化脂質の発生を防ぐ抗酸化作用がある。したがって、ビタミンEは、薬液の安定化剤として機能するとともに、肌の皮脂の酸化防止効果及び血行促進効果が発揮される。また、保湿機能もある。ビタミンCは、ビタミンEと同じく皮脂の抗酸化作用がある。ビタミンCは、ビタミンEを還元するする作用があるため、ビタミンC及びビタミンEの両方を用いると、ビタミンCがビタミンEの助剤として働き、活性酸素などにより酸化されたビタミンEを還元し、ビタミンEの強力な皮脂の抗酸化作用を維持させることになる。コラーゲンは、肌の真皮の90%を形成しており、これが減少すると肌に潤いや張りがなくなる。したがって、肌と接触したときに肌に潤いを与える保湿効果を発揮する。
〔乳化剤成分〕
薬液中の成分をより均一に分散させるため、乳化剤成分を添加することもできる。乳化剤成分としては、アニオン系界面活性剤、非イオン系界面活性剤、カチオン系界面活性剤及び両性イオン界面活性剤の中から適宜選択して用いることができ、特にアニオン系界面活性剤が好適である。各界面活性剤の具体例としては前述の柔軟剤成分と同様である。
添加率としては、薬液成分全質量の、0.5〜20%、好ましくは1〜7%を添加する。0.5%未満であると、乳化剤成分による分散性の効果が発現しにくく、逆に20%を超えると、薬液自体の物性が変化し、薬液の粘度が上がって、薬液を均一に塗布することが困難になるに恐れがある。
本形態のローション成分を含む薬液には、以上のほか、例えば、着色料、防腐剤、酸化防止剤などの副次的添加剤を、1%以下の割合で添加することができる。
また、以上のローション成分を含む薬液は、pHが5.0〜6.0の弱酸性とされたものであると、肌に対して接触させても肌がアルカリ性になることがなく、薬液pHの影響による肌荒れが効果的に防止される。特に好ましいpH範囲は、5.3〜5.7である。
pHの調節は、例えば、酸性又は塩基性のpH調節剤を薬液に添加することで行うことができる。薬液が強酸性の場合には、水酸化ナトリウム水溶液や水酸化カリウム水溶液などを用いることができる。他方、薬液が中性又はアルカリ性の場合には、クエン酸やリンゴ酸、乳酸などを用いることができる。
本形態のローション成分を含む薬液は、流動パラフィン3〜40質量%と、多価アルコール類40〜85質量%と、糖類0〜10質量%と、更に必要ならば10質量%以下の非イオン界面活性剤とを主剤とするのが好ましい。
流動パラフィンの配合割合が3質量%未満であると、滑らか感が低下し、多価アルコール類の効果によるしっとり感が増し、べたつき感が感じられる。他方、流動パラフィンの配合割合が40質量%を超えると、べたつき感は抑えられるものの、多価アルコール類によるしっとり感が損なわれ、紙が硬い印象を与える。流動パラフィンのより好ましい配合割合は、10〜30質量%である。本形態では、例えば、特開平2−104511号公報に示されるように、多価アルコールによって過度に皮膚の油分を除去することがなく、流動パラフィンによって皮膚の油分除去を抑制しているため、ほどよいしっとり感を得ることができる。
多価アルコール類の配合割合が40質量%未満では、清拭効果としっとり感が劣る。多価アルコール類の配合割合が85質量%を超えると、他の成分の添加量が少なくなり、全体特性のバランスが悪くなる。また、得られる衛生薄葉紙の強度が低下して破れやすくなるとともに、べたつき感が生じるようになる。
多価アルコール類としては、グリセリン若しくはプロピレングリコール又はこれらの混合物からなるのが好ましい。
糖類の配合割合が10質量%を超えると、しっとり感が強調され過ぎて、べたつきが感じられる。
糖類としては、ソルビトール若しくはグルコース又はこれらの混合物からなるものが好ましい。
〔パウダー成分〕
本形態の衛生薄葉紙において、パウダー成分の種類は、特に限定されない。例えば、タルク、カオリン、クレー、炭酸カルシウム、酸化チタン、ステアリン酸カルシウム、ステアリン酸亜鉛、ステアリン酸リチウム、加工澱粉、コーンスターチ、小麦粉、馬鈴薯澱粉、米澱粉、小麦粉タンパク質などを例示することができる。
ただし、パウダー成分は、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方からなり、かつ、平均粒子径が35μmを超えて200μm以下とされているのが好ましく、40〜100μmとされているのがより好ましい。パウダー成分の平均粒子径が35μm以下とされていると、肌への貼り付きを抑える効果が乏しく、べたつき感が残ってしまう。他方、パウダー成分の平均粒子径が200μmを超えると、肌への貼り付きは抑えられるものの、パウダー成分のザラザラした感触が強く感じられ、使用感が悪くなる恐れがある。
〔抗ウィルス剤〕
本形態の衛生薄葉紙において、抗ウィルス剤の種類は、特に限定されない。天然(生体(動植物)内の成分中に含まれている)の抗ウィルス剤、非天然の抗ウィルス剤のいずれをも使用することができる。具体的には、例えば、オシメン、カンフェン、リモネン、サビネン、ミルセン、テルピネン、ピネン、シメン等の植物抽出成分中に含まれるモノテルペン炭化水素類や、シトロネロール、ゲラニオール、イソプレゴール、リナロール、テルピネロール等のモノテルペンアルコール類、アネトール、カルバクロール、オイゲノール、チモール、パラクレゾール、カビコール等のフェノール類、t−アネトール、チャビコールメチルエーテル、サフロール等のフェノールエーテル類、アセトアルデヒド、シトラール、シトロネラール、ゲラニアール、ペリルアルデヒド、バレラナール等のアルデヒド類、アセトフェノン、カンファー、ジャスモン、ノートカトン、メントン、フェンコン、カルボン、プレゴン等のケトン類、カリオレフィンオキサイド、シネオール、ビサボロールオキサイド等の酸化物類、カテキン、プロアントシアニディン、フラボン、フラバノン、アントシアニン、フェノール類、フラボノール等のフラボノイド類、などの薬効成分の中から、一種又は数種を適宜選択して使用することができる。また、以上のほかにも、例えば、アスコルビン酸、カルボン酸、クエン酸等の有機酸や、アニオン界面活性剤、カチオン界面活性剤、両性界面活性剤、非イオン界面活性剤などを使用することもできる。
抗ウィルス剤として、植物抽出成分をそのまま使用した場合は、殺菌成分とともに、例えば、香料成分などが含まれてしまい、使用者に違和感を与えてしまうおそれもある。しかしながら、抗ウィルス剤をマイクロカプセルで包み込む形態としておけば、かかるおそれはない。つまり、抗ウィルス剤をマイクロカプセルで包み込む形態は、抗ウィルス剤として、植物抽出成分をそのまま使用する場合に、特に有益な形態となる。
〔その他〕
本形態の衛生薄葉紙は、1プライであっても、2プライ(2枚重ねで一組)、3プライ、4プライ又はそれ以上の複数プライであってもよい。複数プライとする場合は、表面を構成する基材紙のみに薬液が塗布されていても、全ての基材紙に薬液が塗布されていてもよい。また、例えば、2プライのティシュペーパーとする場合は、各基材紙(1枚)のJIS P 8124に基づく米坪(坪量)を、10〜50g/m2とするのが好ましく、12〜25.0g/m2とするのがより好ましい。坪量が、10g/m2未満であると、抄造が困難となる。他方、坪量が、50g/m2を超えると、柔らかさが低下し、使用感や収納箱からの引き出し(ポップアップ)性能が低下する。さらに、ティシュペーパーとする場合は、2枚重ね一組での紙厚が、90〜450μmであるのが好ましく、100〜300μmであるのがより好ましい。紙厚が薄すぎると、使用者が感じる紙薄感が顕著になり、また、吸水性に劣りティシュペーパーとしての機能が低下する。他方、紙厚が厚すぎると、所定枚数を収納箱に収めて製品としたときの引き出し(ポップアップ)性能に劣るようになる。
また、本発明の基材紙としては、JIS P 8113に規定される乾燥引張強度(以下乾燥紙力という。)が、縦方向150cN/25mm以上、特に280〜310cN/25mm、横方向40cN/25mm以上、特に60〜80cN/25mmのものを用いることが好ましい。基材紙の乾燥紙力がひく過ぎると、製造時に破れや伸び等のトラブルが発生し易くなり、高過ぎると使用時にごわごわした肌触りとなる。
次に、本発明の実施例を説明する。
薬液全体に対する各成分(保湿性ローション成分・油性成分・柔軟剤成分・乳化剤成分・水分)の質量%を各々変え、基材紙に塗布するパウダー成分の質量%、前記薬液成分(但し水分を除く)質量%及びパウダー成分の平均粒子径(μm)を変えた実施例について、評価者を50人とする官能評価(しっとり感・べたつきの無さ・総合評価)を行った。条件及び結果を表1に示した。
なお、「しっとり感」については、しっとり感があると感じた場合を5、しっとり感がややあると感じた場合を4、どちらでもないと感じた場合を3、しっとり感があまりないと感じた場合を2、しっとり感がないと感じた場合を1とした。また、「べたつきの無さ」については、べたつきが無いと感じた場合を5、べたつきがあまり無いと感じた場合を4、どちらでもないと感じた場合を3、べたつきがややあると感じた場合を2、べたつきがあると感じた場合を1とした。さらに、「総合評価」については、とても良いと感じた場合を◎、良いと感じた場合を○、普通と感じた場合を△、悪いと感じた場合を×、とても悪いと感じた場合を××とする5段階評価とした。
Figure 0004236660
本発明は、基材紙表面にローション成分を含む薬液が塗布されたティシュペーパー等の衛生薄葉紙及びその製造方法として、適用可能である。

Claims (4)

  1. 基材紙表面にローション成分を含む薬液が塗布された衛生薄葉紙であって、
    前記薬液は、パウダー成分が分散され、かつ油性成分を含み、接着成分を含まず、
    前記パウダー成分は、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方からなり、かつ、平均粒子径が40〜100μmとされ、
    前記油性成分の配合質量は前記薬液全質量の10〜35%とされており
    前記薬液は、ロール転写によって、前記基材紙の一方又は双方の表面全面の5〜80%に部分的に塗布されている、
    ことを特徴とする衛生薄葉紙。
  2. パルプ繊維が抄紙されて得られた基材紙表面にローション成分を含む薬液が塗布された衛生薄葉紙であって、
    前記薬液は、パウダー成分が分散され、かつ油性成分、柔軟剤成分及び乳化剤成分を含み、接着成分を含まず、
    前記パウダー成分は、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方からなり、かつ平均粒子径が40〜100μmとされ、更に前記基材紙質量の0.5〜10%の塗布量で塗布されて前記ローション成分を含む薬液によって前記基材紙表面に定着させられており、
    前記油性成分の配合質量は前記薬液全質量の10〜35%とされ、前記柔軟剤成分の配合質量は前記薬液全質量の0.5〜20%とされ、前記乳化剤成分の配合質量は前記薬液全質量の0.5〜20%とされており、
    前記薬液は、ロール転写によって、前記基材紙の一方又は双方の表面全面の5〜80%に部分的に塗布されている、
    ことを特徴とする衛生薄葉紙。
  3. 前記薬液は、デザイン性を有するように部分的に付与されている請求項1又は2記載の衛生薄葉紙。
  4. 基材紙表面にローション成分を含む薬液を塗布して衛生薄葉紙を製造する方法であって、
    パルプ繊維を抄紙して基材紙を得て、
    その基材紙に対して;
    油性成分を10〜35%質量%含み、柔軟剤成分を0.5〜20質量%含み、乳化剤成分を0.5〜20質量%含み、接着成分を含まず、かつ、無機粒子及び有機粒子の少なくとも一方からなる平均粒子径が40〜100μmのパウダー成分が分散された薬液を、
    着色した後に、ロール転写によって、
    前記基材紙質量の0.5〜10%の塗布量で、かつ、基材紙の一方又は双方の表面全面の5〜80%に部分的にデザイン性を有するように、
    塗布して前記基材紙の表面に定着させる、ことを特徴とする衛生薄葉紙の製造方法。
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