JP4235766B2

JP4235766B2 - Trolley conveyor

Info

Publication number: JP4235766B2
Application number: JP2002327939A
Authority: JP
Inventors: 秀世吉川; 吉洋岡嵜
Original assignee: Nakanishi Metal Works Co Ltd
Current assignee: Nakanishi Metal Works Co Ltd
Priority date: 2002-11-12
Filing date: 2002-11-12
Publication date: 2009-03-11
Anticipated expiration: 2022-11-12
Also published as: JP2004161089A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、自動車工場において車体を搬送するために用いられるトロリコンベヤに関する。
【０００２】
【従来の技術】
この種のコンベヤとしては、複数のキャリヤと、各キャリヤに固定されているキャリヤ移動方向にのびたフリクションバーと、キャリヤ移動経路にそってフリクションバーの長さよりも若干短い間隔で配置されかつフリクションバーと摩擦係合しうるように配置されている複数の送りローラと、送りローラと同間隔で配置されかつキャリヤの有無を検出する送りローラと同数のセンサと、センサの出力信号に基づいて、送りローラを起動・起動停止させるように送りローラを制御するシーケンサとを備えており、下流側および上流側キャリヤをストレージさせた状態で、下流側送りローラによって下流側のキャリヤが搬送されていくと、これを下流側のセンサが検出し、シーケンサが上流側の送りローラに起動指令を出し、上流側送りローラによって上流側キャリヤが搬送されるようになされているものが知られている（例えば、特許文献１または特許文献２参照。）。
【０００３】
【特許文献１】
特開２００１−６３５５５号公報
【０００４】
【特許文献２】
特開平７−２９１４３７号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のコンベヤでは、フリクションバーの長さが変わった場合、これに対応するように、送りローラおよびセンサの配置ピッチを変更する必要があった。さらに、シーケンス制御を行うためのシステムが複雑であり、そのための、コントロールパネルおよび基板等が高価についた。
【０００６】
この発目の目的は、フリクションバーの長さが変わっても、送りローラおよびセンサの配置ピッチを変更する必要が無く、しかも、安価なシステムによって送りローラを制御することができるトロリコンベヤを提供することにある。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この発明によるトロリコンベヤは、キャリヤと、キャリヤの移動方向にのびかつ同移動方向と直行する方向に隔てられた作動位置および非作動位置の間で移動しうるようにキャリヤに取付られているフリクションバーと、フリクションバーの同両位置間の移動に追従して移動しかつ作動位置のフリクションバーと摩擦係合しうるとともに、非作動位置のフリクションバーと摩擦係合解除しうるように配置されている送りローラと、キャリヤの移動経路を遮断する物体に当接することによってフリクションバーを非作動位置に位置させかつ同物体を除去することによってフリクションバーを作動位置に位置させるようにフリクションバーを移動させる移動機構とを備えているものである。
【０００８】
この発明によるトロリコンベヤでは、移動機構によってフリクションバーが作動位置および非作動位置の間で移動させられ、作動位置ではフリクションバーと送りローラが摩擦係合され、非作動位置ではフリクションバーと送りローラが摩擦係合解除される。したがって、フリクションバーの長さに係わり無く送りローラによってキャリヤを搬送することができ、フリクションバーの長さが変わっても、送りローラおよびセンサの配置ピッチを変更する必要が無い。
【０００９】
さらに、フリクションバーの移動に追従する送りローラの移動を検出しうるように配置されかつフリクションバーが作動位置に位置するときに送りローラの起動信号を出力し、非作動位置に位置するときに送りローラの停止信号を出力するセンサを備えていると、シーケンス制御することなく、センサによって送りローラを起動・停止させることができる。
【００１０】
また、移動機構が、キャリヤとフリクションバーを連結している平行リンク機構と、同物体に当接しうるようにキャリヤに設けられかつキャリヤ移動方向と平行方向に移動自在である可動部材と、可動部材をキャリヤ移動方向と反対方向に付勢しているばねと、可動部材の移動をフリクションバーに伝達しうるようにフリクションバーと可動部材に渡されている連結ロッドとによって構成されていると、キャリヤの移動経路を遮断する物体に可動部材が当接・当接解除させられることにより、フリクションバーを作動位置および非作動位置の間で移動させることができる。また、同物体に可動部材が当接するときには、ばねがクッション材の機能を果たすため、当接の際の衝撃を吸収することができる。
【００１１】
また、他の移動機構として、移動機構が、キャリヤとフリクションバーを連結している平行リンク機構と、同物体に当接しうるようにフリクションバーに設けられている固定部材と、フリクションバーをキャリヤ移動方向と反対方向に付勢しているばねとによって構成されていてもよい。このケースでは、同物体にフリクションバーが直接当接・当接解除させられる。
【００１２】
また、キャリヤが、トロリを有しており、トロリにアンチバック機構が備えられていると、ばねによってキャリヤがバックさせられることを防止できる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面を参照してつぎに説明する。
【００１４】
以下の説明において、前後とは、図１を基準として、その左側を前、これと反対側を後といい、左右とは、後方から見て、その左右の側を左右というものとする。
【００１５】
図１および図２を参照すると、トロリコンベヤは、レール11と、レール11に載せられているキャリヤ12と、レール11にそって複数か所に配置されかつキャリヤ12を走行させるための走行装置13とを備えている。
【００１６】
レール11は、図３に詳細に示すように、開口同士を向合せた左右一対の横断面コ字状レール部材21よりなる。各レール部材21の上フランジ先端には上向き折曲縁部22が設けられている。
【００１７】
キャリヤ12は、前トロリ31および後トロリ32と、両トロリ31、32にこれらの水平方向の揺動を自在とするように渡されかつレール11と平行にのびた水平角筒状キャリヤ本体33と、キャリヤ本体33の左方にはこれと並んで配置されているフリクションバー34とよりなる。
【００１８】
前トロリ31および後トロリ32は、同一構造のものである。図３および図４に詳細に示されている前トロリ31は、両レール部材21の下フランジでそれぞれ受けられている左右の走行ローラ41と、両レール部材21の折曲縁部22で挟まれている前後のガイドローラ42と、これらローラ41、42を連結しているトロリ本体43と、トロリ本体43に備えられているアンチバック機構44とよりなる。
【００１９】
アンチバック機構44は、走行ローラ41の後方の位置においてトロリ本体43に左右方向に貫通させられている水平回動軸45と、回動軸45の左右両端部に固定されかつ歯を両レール部材21の下フランジ上面に接触させているセクタ歯車状アンチバック片46とよりなる。
【００２０】
前トロリ31が前進する際は、アンチバック片46の歯を同下フランジ上面と擦り合わせながらアンチバック片46が前トロリ31とともに移動させられるが、前トロリ31が後退しようとすると、歯を同下フランジ上面に食い込ませるように作用して、前トロリ31の後退が阻止されるようになっている。
【００２１】
キャリヤ本体33の頂壁ほぼ中央には前後支持部材51が設けられている。これらの支持部材51にまたがって搬送物Ｂが載せられている。
【００２２】
図５を参照すると、キャリヤ本体33頂壁の前端近くには前後方向にのびた長孔52が形成されている。さらに、キャリヤ本体33の前端部には前端壁53が設けられるとともに、キャリヤ本体33の周壁をそのまま前端壁53より前方に突出させるようにストッパ壁54が設けられている。長孔52の近くには可動部材55が備えられている。
【００２３】
可動部材55は、長孔52を塞ぐようにキャリヤ本体33内に前後動自在にはめ入れられている前後に長い直方体状摺動ブロック61と、摺動ブロック61の前端面から前向きにのびてキャリヤ本体33の前端壁53に摺動自在貫通させられているロッド62と、ロッド62の前端部に設けられている垂直方形状当接板63とよりなる。
【００２４】
摺動ブロック61頂面の後端寄りの位置には、長孔52に通された前垂直ピン64が直立状に設けられている。キャリヤ本体33の前端壁53と当接板63の間には、ロッド62にはめられた圧縮コイルばね65が介在させられている。
【００２５】
フリクションバー34は、キャリヤ本体33とほぼ同長の角筒状のものである。キャリヤ本体33およびフリクションバー34をそれぞれ長さ方向にほぼ４等分する３か所には前、中および後リンク71が垂直ピン72を介して渡されている。隣合う２つのリンク71は、互いに平行であり、これにより、キャリヤ本体33に対して、フリクションバー34が平行運動をしながら、接近・離隔しうるようになっている。摺動ブロック61がキャリヤ本体33の前端壁53に当接させられた状態で、各リンク71がキャリヤ本体33およびフリクションバー34と直交させられるようになっている。前リンク71よりも前側に位置するようにフリクションバー34の頂壁に後垂直ピン73が直立状に設けられている。前垂直ピン64および後垂直ピン73には連結ロッド74が渡されている。連結ロッド74は、キャリヤ本体33およびフリクションバー34に対して後に行くにしたがって左側にずれていって、斜めに交差させられている。
【００２６】
走行装置13の配置ピッチは、フリクションバー34の長さよりも若干小さくなっている。
【００２７】
走行装置13は、フリクションバー34の左側面に押圧される水平送りローラ81と、送りローラ81が取付られた出力軸を有するモータ82と、モータ82を水平揺動自在に弾性支持している弾性体83とよりなる。
【００２８】
弾性体83は、水平断面前後に長い方形状の金属製垂直角筒体よりなりかつ垂直後側壁84および前側壁85を有している。後側壁84にはモータ82がブラケット86を介して垂直上向きに取付けられている。前側壁85は、ヨーク87によって地上側に固定されている。
【００２９】
弾性体83内にはリミットスイッチ91およびこれの作動子92が収納されている。リミットスイッチ91は、前側壁85内面にブラケット93を介してその接触片94の先端ローラを後側壁84内面に近くに位置させるように取付られている。作動子92は、接触片94の先端ローラを右側から押動しうるように前側壁85内面に前方突出状に取付られている。
【００３０】
図５は、フリクションバー34および送りローラ81の位置関係を示すものである。図５(a)ではフリクションバー34が作動位置に位置させられ、図５(b)ではフリクションバー34が非作動位置に位置させられている。キャリヤ本体33に対して、作動位置のフリクションバー34は、離隔させられ、非作動位置のフリクションバー34は、接近させられている。
【００３１】
図５(a)は、キャリヤ12の通常の走行状態を示すものである。この状態では、可動部材55には外力は作用させられていない。ばね65によって可動部材55全体は前向きに付勢されており、これにより、フリクションバー34は左向き、すなわち、キャリヤ本体33から離隔させられる方向に付勢されている。その結果、摺動ブロック61はキャリヤ本体33の前端壁53に当接させられ、ロッド62はその大半を同前端壁53から前方に突出させられている。フリクションバー34を左向きに付勢するばね力は、送りローラ81を左向きに押動し、弾性体83の後端部を前端部よりも左側にずらせるように弾性体83が弾性変形させられている。フリクションバー34と送りローラ81とは摩擦係合させられている。この状態で、作動子92は、リミットスイッチ91の接触片94を左向きに押動し、リミットスイッチ91はＯＮ信号を出力している。リミットスイッチ91のＯＮ信号により、モータ82は駆動させられている。モータ82の駆動により、キャリヤ12は前進させられる。
【００３２】
図５(b)では、先行キャリヤ12のキャリヤ本体33の後端部に、後続キャリヤ12の可動部材55が当接させられた状態が示されている。これは、先行キャリヤ12と後続キャリヤ12がストレージされた状態である。
【００３３】
停止させられている先行キャリヤ12に後続キャリヤ12が接近し、当接板63がストッパ壁54の前端に当接させられると、ばね65を圧縮することにより、摺動ブロック61は後退させられる。摺動ブロック61の後退は、連結ロッド74によってフリクションバー34を後向きに移動させる力として伝達され、リンク71がそのキャリヤ本体33側連結端を中心として、平面視反時計方向に揺動させられる。その結果、フリクションバー34は、キャリヤ本体33に接近させられる。フリクションバー34から送りローラ81は、離隔させられ、フリクションバー34と送りローラ81は摩擦係合解除されている。弾性体83は、その後端部を前端部から左右方向にずらしていない元の形状に復帰させられている。リミットスイッチ91の接触片94は、作動子92から離れており、ＯＦＦ信号をリミットスイッチ91は出力している。このＯＦＦ信号に基づいて、モータ82の駆動は停止させられている。
【００３４】
図５(b)で示す状態から、先行キャリヤ12が搬送されていくと、可動部材55は先行キャリヤ12による支えを失ってばね65の力によって、図５(a)で示す状態に復帰させられる。そうすると、フリクションバー34と送りローラ81が摩擦係合させられ、かつ、モータ82が駆動されることにより、後続のキャリヤ12が搬送されていく。
【００３５】
図６は、キャリヤ本体33およびフリクションバー34を連結している平行リンク機構の変形例を示すものである。図６において、作動位置のフリクションバー34が実線で、非作動位置のフリクションバー34が鎖線でそれぞれ示されている。キャリヤ本体33およびフリクションバー34には、前、中および後の３つのリンク95（図示は前リンクのみ）が垂直ピン96を介して渡されるとともに、連結ロッド97が垂直ピン64、98を介して渡されている。これらのリンク95および連結ロッド97は、図５に示すリンク71および連結ロッド74の長短を丁度逆にした長さをもっている。さらに、フリクションバー34が作動位置に位置させられている状態で、リンク95は、図５に示す連結ロッド74とは逆向きとなるようにキャリヤ本体33およびフリクションバー34と交差させられ、これらに対して、連結ロッド74は、直交させられている。
【００３６】
ばね65を圧縮して可動部材55が後退させられると、キャリヤ本体33に対してフリクションバー34が接近させられ、フリクションバー34は非作動位置へ移動させられるが、このときに、フリクションバー34は、後退ではなく、前進させられる。
【００３７】
この変形例においては、先行キャリヤ12のキャリヤ本体33の後端部に、後続キャリヤ12の可動部材55が当接させられた状態ではあるが、ばね65は伸張されたままで、フリクションバー34が作動位置に位置させられた状態で、送りローラ81が駆動されると、後続キャリヤ12は推進力を受けて前進させられせる。このときの推進力により、ばね65は圧縮させられるようにばね圧が設定されている。ばね65が圧縮されると、フリクションバー34は作動位置から非作動位置へと移動させられ、モータ82は停止させられる。
【００３８】
図７は、キャリヤ本体33の左右両側にフリクションバー34が配置された例を示すものである。図７において、上記において説明した部分と対応するものには、同一の符号を付して示す。可動部材55の構成は、上記のものと同じである。左右のフリクションバー34は、リンク71の代わりに、キャリヤ本体33の部分に支点をもつレバー101によって連結されている。可動部材55の後退によって、左右のフリクションバー34は、ともに、キャリヤ本体33に対して、接近させられるが、この場合、左のフリクションバー34は後退させられ、右のフリクションバー34は前進させられる。離隔時のフリクションバー34が実線で、接近時のフリクションバー34が鎖線でそれぞれ示されている。
【００３９】
図８に、図７に示す可動部材55に代えて、他の機構を採用したものが示されている。左のフリクションバー34の前端部に固定当接板102が設けられている。左右のフリクションバー34は、引張りコイルばね103によって互いに接近する方向に付勢されている。また、この引張りコイルばね65は、左のフリクションバー34を前向きに付勢し、右のフリクションバー34を後向きに付勢している。
【００４０】
先行キャリヤ12に当接板102が当接すると、レバー101の反時計方向の揺動により、左のフリクションバー34は、後退させられながらキャリヤ本体33に接近させられ、右のフリクションバー34は、前進させられながらキャリヤ本体33に接近させられる。図７と同様に、離隔時のフリクションバー34が実線で、接近時のフリクションバー34が鎖線でそれぞれ示されている。
【００４１】
図７および図８に示す例においては、レール11を挟んでその左右両側に走行装置13が配置されていることが好ましい。
【００４２】
上記において、アンチバック片46を備えたアンチバック機構44について説明したが、これに代えて、走行ローラ41に、前進方向の回転を可能とするワンウェイクラッチを組み込んで、これをアンチバック機構として構成してもよい。
【００４３】
以上は、この発明を床コンベヤに適用した場合について説明したが、この発明は、天井コンベヤにも適用することもできる。
【００４４】
【発明の効果】
この発明によれば、フリクションバーの長さが変わっても、送りローラおよびセンサの配置ピッチを変更する必要が無く、しかも、安価なシステムによって送りローラを制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明によるコンベヤの側面図である。
【図２】同コンベヤの平面図である。
【図３】同コンベヤの要部を示す斜視図である。
【図４】同コンベヤの前トロリの側面図である。
【図５】同コンベヤにおける送り動作説明図である。
【図６】同コンベヤの変形例を示す要部平面図である。
【図７】同コンベヤの他の変形例を示す要部平面図である。
【図８】同コンベヤのさらなる他の変形例を示す要部平面図である。
【符号の説明】
12 キャリヤ
34 フリクションバー
55 可動部材
65 ばね
71 リンク
74 連結ロッド
81 送りローラ
91 リミットスイッチ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a trolley conveyor used for conveying a vehicle body in an automobile factory, for example.
[0002]
[Prior art]
This type of conveyor includes a plurality of carriers, a friction bar that is fixed to each carrier and extends in the direction of carrier movement, and is disposed at a distance slightly shorter than the length of the friction bar along the carrier movement path, A plurality of feed rollers arranged so as to be capable of frictional engagement, the same number of sensors as the feed rollers arranged at the same interval as the feed rollers and detecting the presence or absence of a carrier, and a feed roller based on the output signal of the sensor And a sequencer that controls the feed roller so as to start and stop the operation. When the downstream carrier is transported by the downstream feed roller while the downstream and upstream carriers are stored, Is detected by the downstream sensor, the sequencer issues a start command to the upstream feed roller, and the upstream feed roller Therefore those upstream carrier is adapted to be conveyed is known (e.g., refer to Patent Document 1 or Patent Document 2.).
[0003]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 2001-63555
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 7-291437
[Problems to be solved by the invention]
In the conventional conveyor, when the length of the friction bar is changed, it is necessary to change the arrangement pitch of the feed roller and the sensor so as to cope with the change. Furthermore, the system for performing the sequence control is complicated, and the control panel and the substrate for that purpose are expensive.
[0006]
The purpose of the present invention is to provide a trolley conveyor that can control the feed roller by an inexpensive system without changing the arrangement pitch of the feed roller and the sensor even if the length of the friction bar changes. There is.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
A trolley conveyor according to the present invention is a friction bar attached to a carrier so that the carrier can move between an operating position and a non-operating position that extend in the direction of movement of the carrier and are perpendicular to the direction of movement of the carrier. The friction bar moves so as to follow the movement between the two positions, and can be frictionally engaged with the friction bar at the operating position, and can be disengaged from the friction bar at the non-operating position. Movement to move the friction bar so that the friction bar is positioned at the non-actuated position by contacting the feed roller and the object that blocks the moving path of the carrier, and by removing the object. And a mechanism.
[0008]
In the trolley conveyor according to the present invention, the friction bar is moved between the operating position and the non-operating position by the moving mechanism, the friction bar and the feeding roller are frictionally engaged in the operating position, and the friction bar and the feeding roller are engaged in the non-operating position. Friction engagement is released. Therefore, the carrier can be conveyed by the feed roller regardless of the length of the friction bar, and even if the length of the friction bar changes, it is not necessary to change the arrangement pitch of the feed roller and the sensor.
[0009]
Further, it is arranged so that it can detect the movement of the feed roller following the movement of the friction bar and outputs a feed roller start signal when the friction bar is located at the operating position, and feeds when it is located at the non-actuated position. If a sensor for outputting a roller stop signal is provided, the feed roller can be started and stopped by the sensor without sequence control.
[0010]
In addition, the moving mechanism includes a parallel link mechanism that connects the carrier and the friction bar, a movable member that is provided on the carrier so as to be in contact with the object, and is movable in a direction parallel to the carrier moving direction, and a movable member A carrier that urges the carrier in a direction opposite to the carrier moving direction, and a coupling rod that is passed to the movable member so that the movement of the movable member can be transmitted to the friction bar. When the movable member is brought into contact with or released from contact with the object that blocks the movement path, the friction bar can be moved between the operating position and the non-operating position. Further, when the movable member comes into contact with the same object, the spring functions as a cushion material, so that it is possible to absorb an impact at the time of contact.
[0011]
As another moving mechanism, the moving mechanism is a parallel link mechanism that connects the carrier and the friction bar, a fixing member that is provided on the friction bar so as to contact the object, and the friction bar that moves the carrier. You may be comprised by the spring biased in the opposite direction. In this case, the friction bar is brought into direct contact with or released from the object.
[0012]
Further, if the carrier has a trolley and the trolley is provided with an anti-back mechanism, the carrier can be prevented from being backed by a spring.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings.
[0014]
In the following description, front and rear refer to FIG. 1 as a reference and the left side refers to the front and the opposite side refers to the rear, and the left and right refers to the left and right sides as viewed from the rear.
[0015]
Referring to FIGS. 1 and 2, the trolley conveyor includes a rail 11, a carrier 12 mounted on the rail 11, and a traveling device 13 disposed at a plurality of locations along the rail 11 and for causing the carrier 12 to travel. And.
[0016]
As shown in detail in FIG. 3, the rail 11 includes a pair of left and right U-shaped rail members 21 whose openings face each other. An upward bent edge 22 is provided at the top end of the upper flange of each rail member 21.
[0017]
The carrier 12 includes a front trolley 31 and a rear trolley 32, and a horizontal rectangular cylindrical carrier body 33 which is passed to both the trolleys 31 and 32 so as to freely swing in the horizontal direction and extends parallel to the rail 11. On the left side of the carrier body 33, there is a friction bar 34 arranged side by side.
[0018]
The front trolley 31 and the rear trolley 32 have the same structure. The front trolley 31 shown in detail in FIGS. 3 and 4 is sandwiched between the left and right traveling rollers 41 respectively received by the lower flanges of the rail members 21 and the bent edges 22 of the rail members 21. The front and rear guide rollers 42, the trolley body 43 connecting the rollers 41 and 42, and the anti-back mechanism 44 provided in the trolley body 43.
[0019]
The anti-back mechanism 44 includes a horizontal rotation shaft 45 that is passed through the trolley body 43 in the left-right direction at a position behind the traveling roller 41, and is fixed to both left and right ends of the rotation shaft 45 and teeth are both rail members. And a sector gear-shaped anti-back piece 46 in contact with the upper surface of the lower flange 21.
[0020]
When the front trolley 31 moves forward, the anti-back piece 46 is moved together with the front trolley 31 while rubbing the teeth of the anti-back piece 46 against the upper surface of the lower flange. The front trolley 31 is prevented from moving backward by acting so as to bite into the upper surface of the lower flange.
[0021]
A front and rear support member 51 is provided in the approximate center of the top wall of the carrier body 33. The conveyed product B is placed across these support members 51.
[0022]
Referring to FIG. 5, a long hole 52 extending in the front-rear direction is formed near the front end of the top wall of the carrier body 33. Further, a front end wall 53 is provided at the front end portion of the carrier body 33, and a stopper wall 54 is provided so that the peripheral wall of the carrier body 33 protrudes forward from the front end wall 53 as it is. A movable member 55 is provided near the long hole 52.
[0023]
The movable member 55 includes a rectangular parallelepiped sliding block 61 that is inserted in the carrier body 33 so as to freely move back and forth so as to close the elongated hole 52, and a carrier extending forward from the front end surface of the sliding block 61. The rod 62 is slidably passed through the front end wall 53 of the main body 33, and a vertical rectangular contact plate 63 provided at the front end of the rod 62.
[0024]
A front vertical pin 64 passed through the long hole 52 is provided upright at a position near the rear end of the top surface of the sliding block 61. A compression coil spring 65 fitted to the rod 62 is interposed between the front end wall 53 of the carrier body 33 and the contact plate 63.
[0025]
The friction bar 34 is a rectangular tube having substantially the same length as the carrier body 33. Front, middle, and rear links 71 are passed through vertical pins 72 at three locations that divide the carrier body 33 and the friction bar 34 into four equal parts in the length direction. The two adjacent links 71 are parallel to each other, so that the friction bar 34 can move toward and away from the carrier body 33 while performing parallel movement. Each link 71 is configured to be orthogonal to the carrier body 33 and the friction bar 34 in a state where the sliding block 61 is in contact with the front end wall 53 of the carrier body 33. A rear vertical pin 73 is provided upright on the top wall of the friction bar 34 so as to be positioned in front of the front link 71. A connecting rod 74 is passed to the front vertical pin 64 and the rear vertical pin 73. The connecting rod 74 is shifted leftward with respect to the carrier body 33 and the friction bar 34 and crosses obliquely.
[0026]
The arrangement pitch of the traveling devices 13 is slightly smaller than the length of the friction bar 34.
[0027]
The travel device 13 includes a horizontal feed roller 81 pressed against the left side surface of the friction bar 34, a motor 82 having an output shaft to which the feed roller 81 is attached, and an elastic support that elastically supports the motor 82 in a horizontally swingable manner. It consists of a body 83.
[0028]
The elastic body 83 is made of a rectangular metal vertical rectangular tube that is long before and after the horizontal cross section, and has a vertical rear side wall 84 and a front side wall 85. A motor 82 is attached to the rear side wall 84 vertically upward via a bracket 86. The front side wall 85 is fixed to the ground side by a yoke 87.
[0029]
A limit switch 91 and its actuator 92 are accommodated in the elastic body 83. The limit switch 91 is attached to the inner surface of the front side wall 85 via the bracket 93 so that the front end roller of the contact piece 94 is positioned close to the inner surface of the rear side wall 84. The operating element 92 is attached to the inner surface of the front side wall 85 so as to protrude forward so that the tip roller of the contact piece 94 can be pushed from the right side.
[0030]
FIG. 5 shows the positional relationship between the friction bar 34 and the feed roller 81. In FIG. 5 (a), the friction bar 34 is positioned at the operating position, and in FIG. 5 (b), the friction bar 34 is positioned at the non-operating position. The friction bar 34 in the operating position is separated from the carrier body 33, and the friction bar 34 in the non-operating position is brought close to the carrier body 33.
[0031]
FIG. 5A shows a normal traveling state of the carrier 12. In this state, no external force is applied to the movable member 55. The entire movable member 55 is urged forward by the spring 65, whereby the friction bar 34 is urged leftward, that is, in a direction away from the carrier body 33. As a result, the sliding block 61 is brought into contact with the front end wall 53 of the carrier body 33, and most of the rod 62 is projected forward from the front end wall 53. The spring force that urges the friction bar 34 to the left pushes the feed roller 81 to the left, and the elastic body 83 is elastically deformed so that the rear end of the elastic body 83 is shifted to the left of the front end. Yes. The friction bar 34 and the feed roller 81 are frictionally engaged. In this state, the actuator 92 pushes the contact piece 94 of the limit switch 91 leftward, and the limit switch 91 outputs an ON signal. The motor 82 is driven by the ON signal of the limit switch 91. By driving the motor 82, the carrier 12 is advanced.
[0032]
FIG. 5B shows a state in which the movable member 55 of the subsequent carrier 12 is brought into contact with the rear end portion of the carrier body 33 of the preceding carrier 12. This is a state in which the preceding carrier 12 and the subsequent carrier 12 are stored.
[0033]
When the succeeding carrier 12 approaches the stopped preceding carrier 12 and the abutting plate 63 is brought into contact with the front end of the stopper wall 54, the sliding block 61 is retracted by compressing the spring 65. The backward movement of the sliding block 61 is transmitted as a force for moving the friction bar 34 rearward by the connecting rod 74, and the link 71 is swung in the counterclockwise direction in plan view around the carrier body 33 side connecting end. As a result, the friction bar 34 is brought closer to the carrier body 33. The feed roller 81 is separated from the friction bar 34, and the friction bar 34 and the feed roller 81 are released from frictional engagement. The elastic body 83 is returned to the original shape in which the rear end portion is not shifted in the left-right direction from the front end portion. The contact piece 94 of the limit switch 91 is separated from the actuator 92, and the limit switch 91 outputs an OFF signal. Based on this OFF signal, the drive of the motor 82 is stopped.
[0034]
When the preceding carrier 12 is transported from the state shown in FIG. 5B, the movable member 55 loses the support by the preceding carrier 12 and is returned to the state shown in FIG. . Then, the friction bar 34 and the feed roller 81 are frictionally engaged, and the motor 82 is driven, so that the subsequent carrier 12 is conveyed.
[0035]
FIG. 6 shows a modification of the parallel link mechanism connecting the carrier body 33 and the friction bar 34. In FIG. 6, the friction bar 34 at the operating position is indicated by a solid line, and the friction bar 34 at the non-operating position is indicated by a chain line. The carrier body 33 and the friction bar 34 are provided with three front, middle, and rear links 95 (only the front link is shown) through a vertical pin 96 and a connecting rod 97 through the vertical pins 64 and 98. Has been passed. These links 95 and connecting rods 97 have lengths obtained by inverting the lengths of the links 71 and connecting rods 74 shown in FIG. Further, in a state where the friction bar 34 is located at the operating position, the link 95 is crossed with the carrier body 33 and the friction bar 34 so as to be opposite to the connecting rod 74 shown in FIG. On the other hand, the connecting rod 74 is orthogonal.
[0036]
When the movable member 55 is retracted by compressing the spring 65, the friction bar 34 is moved closer to the carrier body 33, and the friction bar 34 is moved to the non-operating position. , You can move forward, not backward.
[0037]
In this modification, the movable member 55 of the succeeding carrier 12 is in contact with the rear end of the carrier body 33 of the preceding carrier 12, but the spring 65 is still stretched and the friction bar 34 is operated. When the feed roller 81 is driven in the state of being in the position, the succeeding carrier 12 is advanced by receiving a propulsive force. The spring pressure is set so that the spring 65 is compressed by the propulsive force at this time. When the spring 65 is compressed, the friction bar 34 is moved from the operating position to the non-operating position, and the motor 82 is stopped.
[0038]
FIG. 7 shows an example in which friction bars 34 are arranged on both the left and right sides of the carrier body 33. In FIG. 7, components corresponding to those described above are denoted by the same reference numerals. The configuration of the movable member 55 is the same as that described above. The left and right friction bars 34 are connected to a portion of the carrier body 33 by a lever 101 having a fulcrum instead of the link 71. By moving the movable member 55 backward, both the left and right friction bars 34 are brought closer to the carrier body 33. In this case, the left friction bar 34 is moved backward, and the right friction bar 34 is moved forward. . The friction bar 34 at the time of separation is indicated by a solid line, and the friction bar 34 at the time of approach is indicated by a chain line.
[0039]
FIG. 8 shows a structure employing another mechanism in place of the movable member 55 shown in FIG. A fixed contact plate 102 is provided at the front end of the left friction bar 34. The left and right friction bars 34 are urged in a direction approaching each other by a tension coil spring 103. The tension coil spring 65 biases the left friction bar 34 forward and biases the right friction bar 34 rearward.
[0040]
When the contact plate 102 comes into contact with the preceding carrier 12, the left friction bar 34 is caused to approach the carrier body 33 while being retracted due to the counterclockwise swing of the lever 101, and the right friction bar 34 is The carrier body 33 is brought close to the carrier body 33 while being advanced. As in FIG. 7, the friction bar 34 at the time of separation is indicated by a solid line, and the friction bar 34 at the time of approach is indicated by a chain line.
[0041]
In the example shown in FIGS. 7 and 8, it is preferable that the traveling devices 13 are arranged on both the left and right sides of the rail 11.
[0042]
In the above description, the anti-back mechanism 44 provided with the anti-back piece 46 has been described. Instead, a one-way clutch that enables rotation in the forward direction is incorporated in the traveling roller 41, and this is configured as an anti-back mechanism. May be.
[0043]
The case where the present invention is applied to a floor conveyor has been described above, but the present invention can also be applied to an overhead conveyor.
[0044]
【The invention's effect】
According to this invention, even if the length of the friction bar changes, it is not necessary to change the arrangement pitch of the feed roller and the sensor, and the feed roller can be controlled by an inexpensive system.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a side view of a conveyor according to the present invention.
FIG. 2 is a plan view of the conveyor.
FIG. 3 is a perspective view showing a main part of the conveyor.
FIG. 4 is a side view of a front trolley of the conveyor.
FIG. 5 is an explanatory diagram of a feeding operation in the conveyor.
FIG. 6 is a plan view of an essential part showing a modification of the conveyor.
FIG. 7 is a plan view of a principal part showing another modification of the conveyor.
FIG. 8 is a plan view of a principal part showing still another modification of the conveyor.
[Explanation of symbols]
12 Carrier
34 Friction bar
55 Movable parts
65 Spring
71 links
74 Connecting rod
81 Feed roller
91 Limit switch

Claims

キャリヤ12と、キャリヤ12の移動方向にのびかつ同移動方向と直行する方向に隔てられた作動位置および非作動位置の間で移動しうるようにキャリヤ12に取付られているフリクションバー34と、フリクションバー34の同両位置間の移動に追従して移動しかつ作動位置のフリクションバー34と摩擦係合しうるとともに、非作動位置のフリクションバー34と摩擦係合解除しうるように配置されている送りローラ81と、キャリヤ12の移動経路を遮断する物体に当接することによってフリクションバー34を非作動位置に位置させかつ同物体を除去することによってフリクションバー34を作動位置に位置させるようにフリクションバー34を移動させる移動機構とを備えているトロリコンベヤ。A carrier 12 and a friction bar 34 attached to the carrier 12 so that the carrier 12 can move between an operating position and a non-operating position that extend in the direction of movement of the carrier 12 and is perpendicular to the direction of movement of the carrier 12. The bar 34 is arranged so as to follow the movement between the two positions, and can be frictionally engaged with the friction bar 34 in the operating position and can be disengaged from the friction bar 34 in the non-operating position. The friction bar is positioned such that the friction bar 34 is positioned at the non-operating position by contacting the feed roller 81 and an object that blocks the moving path of the carrier 12, and the friction bar 34 is positioned at the operating position by removing the object. A trolley conveyor provided with a moving mechanism for moving 34.

フリクションバー34の移動に追従する送りローラ81の移動を検出しうるように配置されかつフリクションバー34が作動位置に位置するときに送りローラ81の起動信号を出力し、非作動位置に位置するときに送りローラ81の停止信号を出力するセンサ91を備えている請求項１に記載のトロリコンベヤ。When the movement of the feed roller 81 that follows the movement of the friction bar 34 can be detected and when the friction bar 34 is located at the operating position, the start signal of the feed roller 81 is output and when it is located at the non-actuated position The trolley conveyor according to claim 1, further comprising a sensor 91 that outputs a stop signal of the feed roller 81.

移動機構が、キャリヤ12とフリクションバー34を連結している平行リンク機構71と、同物体に当接しうるようにキャリヤ12に設けられかつキャリヤ移動方向と平行方向に移動自在である可動部材55と、可動部材55をキャリヤ移動方向と反対方向に付勢しているばね65と、可動部材55の移動をフリクションバー34に伝達しうるようにフリクションバー34と可動部材55に渡されている連結ロッド74とによって構成されている請求項１または２に記載のトロリコンベヤ。A parallel link mechanism 71 having a moving mechanism connecting the carrier 12 and the friction bar 34; a movable member 55 provided on the carrier 12 so as to be in contact with the same object and movable in a direction parallel to the carrier moving direction; A spring 65 urging the movable member 55 in the direction opposite to the carrier moving direction, and a connecting rod passed to the friction bar 34 and the movable member 55 so that the movement of the movable member 55 can be transmitted to the friction bar 34. 74. The trolley conveyor according to claim 1 or 2, wherein the trolley conveyor is constituted by 74.

移動機構が、キャリヤ12とフリクションバー34を連結している平行リンク機構71と、同物体に当接しうるようにフリクションバー34に設けられている固定部材102と、フリクションバー34をキャリヤ移動方向と反対方向に付勢しているばね103とによって構成されている請求項１または２に記載のトロリコンベヤ。The moving mechanism includes a parallel link mechanism 71 connecting the carrier 12 and the friction bar 34, a fixing member 102 provided on the friction bar 34 so as to be able to contact the same object, and the friction bar 34 in the carrier moving direction. The trolley conveyor according to claim 1 or 2, comprising a spring 103 biased in the opposite direction.

キャリヤ12が、トロリ31、32を有しており、トロリ31、32にアンチバック機構44が備えられている請求項３または４に記載のトロリコンベヤ。The trolley conveyor according to claim 3 or 4, wherein the carrier (12) has trolleys (31, 32), and the trolleys (31, 32) are provided with an anti-back mechanism (44).