JP4235498B2 - 動画撮像装置、静止画記録方法、及びプログラム - Google Patents

動画撮像装置、静止画記録方法、及びプログラム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、動画撮像装置、静止画記録方法、及びプログラムに関し、特に、自動焦点調節手段を備え、撮像周期を変更できるとともに、静止画記録も可能な動画撮像装置、該動画撮像装置に適用される静止画記録方法、及び該静止画記録方法をコンピュータに実行させるためのプログラムに関する。
【0002】
上記動画撮像装置は所謂ビデオカメラである。
【0003】
【従来の技術】
ビデオカメラ等の撮像装置の撮像素子の駆動スピード(以後「シャッタースピード」という)は本来、NTSC方式で1/60秒であったが、近年、撮影可能範囲の拡大のため、1/15秒、今日ではさらに低速の1/8秒といった撮影モードも実用化されている。
【0004】
一方、ビデオカメラのオートフォーカス装置では、撮像素子等により被写体像を光電変換して得られた映像信号中より画面の鮮鋭度を検出してAF(自動焦点調節)評価値とし、それが最大となるようにフォーカスレンズ位置を制御して、焦点調節を行うようにした方式が主流である。
【0005】
このAF評価値としては一般に、所定帯域のバンドパスフィルタにより抽出された映像信号の高周波成分のレベルを用いている。このAF評価値(高周波成分レベル)は、通常の被写体像を撮影した場合、図10に示すように、焦点が合うに従って値が大きくなり、その値が最大になるフォーカスレンズ位置を合焦位置とする。
【0006】
ところで、ビデオカメラにおいては、磁気テープへの動画記録とともに、メモリへの静止画記録が可能な製品が開発されている。そのような製品においては、静止画記録時に、AF制御が完了(合焦)するまでは静止画記録を禁止するように制御されている(例えば特許文献1参照)。
【0007】
なおこの場合、AF制御が完了(合焦)せず、いつまでも静止画記録がされないということが起こり得るので、所定時間(AF合焦待ち時間)が経過したときにはAF制御の完了を待たずに、静止画記録を開始するように制御される。
【0008】
【特許文献1】
特開2001−69395号公報(段落0006、図2)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前述したような低速のシャッタースピードが設定できる従来のビデオカメラでは、低速にシャッタースピードを設定されると、AF評価値のサンプリング周期もそれに伴って遅くなるため、結果的にAFの合焦時間が著しく長くなる。そのため、低速のシャッタースピードが設定できるとともに、静止画記録も可能なビデオカメラでは、上記の所定時間(AF合焦待ち時間)以内にはほとんど合焦できないという問題点があった。
【0010】
なお、こうした問題を解決するために、静止画記録モードの場合にAF動作中だけシャッタースピードを速くすることで、AF評価値のサンプリング周期を速くすることも考えられるが、本来低速のシャッタースピードを設定するのは、非常に低照度の被写体を撮影するときであり、このような被写体に対してシャッタースピードを速くすると、十分なコントラストの映像信号が得られず合焦できないことになってしまう。
【0011】
本発明はこのような問題点に鑑みてなされたものであって、合焦精度の向上と撮影機会の増加との両立を図った動画撮像装置、静止画記録方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
【0012】
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明によれば、第1の撮像周期を当該第1の撮像周期よりも長い第2の撮像周期に変更できるとともに、静止画記録も可能な動画撮像装置において、前記第1及び第2の撮像周期ごとに得られた映像信号の鮮鋭度が大きくなるように焦点を調節する調節手段と、ユーザーによる撮像指示後所定時間内に、合焦状態を検出できた場合、静止画像を記憶手段に格納し、一方前記所定時間が経過しても、合焦状態を検出できなかった場合、該合焦状態が得られない静止画像を前記記憶手段に格納する制御を行う制御手段と、前記所定時間前記第1の撮像周期の場合よりも前記第2の撮像周期の場合に長く設定する設定手段とを有することを特徴とする動画撮像装置が提供される。
【0013】
また、請求項記載の発明によれば、自動焦点調節手段を備え、第1の撮像周期を当該第1の撮像周期よりも長い第2の撮像周期に変更できるとともに、静止画記録も可能な動画撮像装置に適用される静止画記録方法において、前記第1及び第2の撮像周期ごとに得られた映像信号の鮮鋭度が大きくなるように焦点を調節し、ユーザーによる撮像指示後所定時間内に、合焦状態を検出できた場合、静止画像を記憶手段に格納し、一方前記所定時間が経過しても、合焦状態を検出できなかった場合、該合焦状態が得られない静止画像を前記記憶手段に格納し、前記所定時間は、前記第1の撮像周期の場合よりも前記第2の撮像周期の場合に長く設定されることを特徴とする静止画記録方法が提供される。
【0014】
さらに、上記静止画記録方法方法をコンピュータに実行させるためのプログラムが提供される。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照して説明する。
【0016】
図1は、本発明に係る動画撮像装置(ビデオカメラ)の一実施の形態の構成を示すブロック図である。上記動画撮像装置は、シャッタースピードを低速に(撮像周期を長く)設定できるとともに、静止画記録も可能なビデオカメラである。
【0017】
図中、101は固定の第1群レンズ、102は変倍を行う変倍レンズ、103は絞り、104は固定の第2群レンズ、105はフォーカスコンペレンズ(以下「フォーカスレンズ」という)である。フォーカスレンズ105は、変倍に伴う焦点面の移動を補正する機能とピント合わせの機能とを兼ね備える。106は撮像素子であるCCD、107はCCD106の出力をサンプリングし、ゲイン調整するCDS/AGCである。108はカメラ信号処理回路であり、CDS/AGC107からの出力信号を静止画記録装置109に対応した信号に処理する。静止画記録装置109は、半導体メモリで構成される。
【0018】
110は、フォーカスレンズ105を移動させるためのアクチュエータとしてのモータ、111は、モータ110を後述のカメラAFマイコン114からの信号に従って駆動するドライバである。112は、カメラAFマイコン114からの設定により、CCD106を駆動するパルスを生成するタイミングジェネレータ(以下「TG」という)、113は、CDS/AGC107の出力信号中より焦点検出に用いられる高周波成分を抽出するAF評価値処理回路である。114はカメラAFマイコンであり、AF評価値処理回路113の出力信号に基づいて、ドライバ111を制御してフォーカスレンズ105を駆動するとともに、シャッタースピードスイッチ115に対する入力操作に応じて、TG112の設定データを変更して電子シャッター制御を行う。そしてさらに、静止画取込スイッチ116が押されると、AFモードスイッチ117に対して選択設定されたモードに応じた手順で、静止画記録装置109へ静止画取込命令を出力する(詳しくは後述)。115は、電子シャッターのシャッタースピードを設定するためのシャッタースピードスイッチ、116は、ユーザが静止画を取り込みたいときに押す静止画取込スイッチ、117はAFモードスイッチである。AFモードスイッチ117は、静止画取込時に、後述するAF優先モードとシャッター優先モードとのうちのいずれか一方を設定するためのスイッチである。118はモニタ装置であり、カメラ信号処理回路108の出力信号を表示し、撮影者が画像をモニタするために用いられる。
【0019】
次に、カメラAFマイコン114でモニタ画面用に行われるAF制御について、図2〜図6を参照して詳しく説明する。
【0020】
図2は、カメラAFマイコン114で実行されるモニタ画面用のAF処理の概要の手順を示すフローチャートである。
【0021】
ステップS301は処理の開始を示している。
【0022】
ステップS302では、カメラAFマイコン114がフォーカスレンズ105の微小駆動動作を行う。本ステップの詳しい内容については図3を参照して後述する。
【0023】
ステップS303では、ステップS302での微小駆動動作の結果、合焦したか否かを判別する。合焦したならばステップS309へ進んで、合焦・再起動判定処理を行い、一方、合焦しなければステップS304へ進む。
【0024】
ステップS304では、ステップS302での微小駆動動作の結果、合焦点が存在する方向が判別できたか否かを判定する。判別できたならば、ステップS305へ進んで山登り駆動処理を行い、一方、判別ができていないならばステップS302へ戻り、微小駆動動作を継続する。
【0025】
ステップS305では、AF評価値が大きくなる方向へ高速でフォーカスレンズ105を山登り駆動する。本ステップの詳しい処理内容については図5を参照して後述する。
【0026】
ステップS306においては、ステップS305での山登り駆動の結果、AF評価値がピークを越えたと判別された場合はステップS307へ進み、AF評価値がピークを越えたと判別されない場合はステップS305へ戻り、山登り動作を継続する。
【0027】
ステップS307では、山登り駆動中にAF評価値がピークとなったフォーカスレンズ位置にフォーカスレンズ105を戻す。ステップS308においては、ステップS307でのフォーカスレンズ105の駆動の結果、フォーカスレンズ105がピークのフォーカスレンズ位置に戻った場合はステップS302へ戻り、再び微小駆動動作を行う。一方、フォーカスレンズ105がピークのフォーカスレンズ位置に戻っていない場合はステップS307へ戻り、ピークに戻す動作を継続する。
【0028】
次に、ステップS309以降の合焦・再起動判定処理について説明する。
【0029】
ステップS309では、カメラAFマイコン114が合焦点におけるAF評価値を保持する。
【0030】
ステップS310では、最新のAF評価値を取り込む。
【0031】
ステップS311では、ステップS309で保持したAF評価値と、ステップS310で取り込んだ最新のAF評価値とを比較し、AF評価値の変動が大きいか否かを判定する。AF評価値が大きく変動していればステップS302へ進んで微小駆動動作を再開し、一方、AF評価値が大きく変動していなければステップS312へ進む。
【0032】
ステップS312では、フォーカスレンズ105の駆動を停止し、ステップS310へ戻って合焦・再起動判定処理を継続する。
【0033】
図3は、図2のステップS302での微小駆動動作に関する詳細な内容を示すフローチャートである。
【0034】
ステップS401は処理の開始を示している。
【0035】
ステップS402では、カメラAFマイコン114がAF評価値処理回路113からAF評価値を取り込む。
【0036】
ステップS403においては、ステップS402で取り込んだAF評価値が前回取り込んだAF評価値より大きいか否かを判別し、前回のAF評価値より大きいならばステップS405へ進み、大きくなければステップS404へ進む。
【0037】
ステップS404では、フォーカスレンズ105を前回の駆動方向とは逆方向に所定量駆動する。一方、ステップS405では、フォーカスレンズ105を前回の駆動方向と同じ方向に所定量駆動する。
【0038】
ステップS406においては、フォーカスレンズ105を駆動する方向が所定回数連続して同一方向であるか否かを判別し、所定回数連続して同一方向であるならば、ステップS410へ進み、一方、所定回数連続しては同一方向でない場合、ステップS407へ進む。
【0039】
ステップS407においては、フォーカスレンズ105が所定回数同一エリア内で往復を繰り返しているか否かを判別し、所定回数同一エリア内で往復を繰り返していればステップS409へ進み、一方、所定回数フォーカスレンズが同一エリアで往復を繰り返していなければステップS408へ進み、本処理を終了する。
【0040】
ステップS409では、合焦したとして(図2のステップS303でYES)ステップS408へ進み、本処理を終了する。
【0041】
ステップS410では、方向判別ができたとして(図2のステップS304でYES)ステップS408へ進み、本処理を終了する。
【0042】
図4は、フォーカスレンズ105のレンズ位置と時間経過との関係を示す図であり、図3のステップS402〜S405の処理を具体的に示すものである。
【0043】
レンズ位置PにおいてCCD106に蓄積された電荷に対するAF評価値AがタイミングTで取り込まれ、レンズ位置PにおいてCCD106に蓄積された電荷に対するAF評価値BがタイミングTで取り込まれる。タイミングTでは、AF評価値A、Bを比較し、A<Bであればフォーカスレンズ105をそのまま順方向に移動し、一方A>Bであれば逆方向に移動する。
【0044】
図5は、図2のステップS305での山登り駆動の詳細な内容を示すフローチャートである。
【0045】
ステップS601は処理の開始を示している。
【0046】
ステップS602では、カメラAFマイコン114がAF評価値処理回路113からAF評価値を取り込む。
【0047】
ステップS603においては、ステップS602で取り込んだAF評価値が前回取り込んだAF評価値より大きいか否かを判別する。前回のAF評価値より大きいならばステップS604へ進み、一方、前回の評価値より大きくなければステップS606へ進む。
【0048】
ステップS604では、フォーカスレンズ105を、前回の駆動方向と同一方向に所定の速度で駆動し、ステップS605へ進んで本処理を終了する。
【0049】
一方、ステップS606においては、AF評価値がピークを越えて減っているか否かを判別する。AF評価値がピークを越えて減っているのではなければステップS607へ進み、一方、AF評価値がピークを越えて減っていればステップS605へ進んで本処理を終了する。
【0050】
ステップS607では、フォーカスレンズ105を、前回の駆動方向と逆方向に所定の速度で駆動し、ステップS605へ進んで本処理を終了する。
【0051】
図6は、フォーカスレンズ105を駆動した際のAF評価値とレンズ位置との関係を示す図であり、図5に示す処理動作を具体的に示すものである。
【0052】
AF表価値が山登り開始後にピークを越えて減少しているケースC1では、合焦点があったとして山登り駆動動作を終了し、微小駆動動作に移行する。一方、AF表価値が山登り開始時から単純に減少しているケースC2では、フォーカスレンズ105の駆動方向を間違えたものとして駆動方向を反転し、山登り駆動動作を続ける。
【0053】
以上説明したように、カメラAFマイコン114は、再起動判定→微小駆動→山登り駆動→微小駆動→再起動判定を繰り返しながらフォーカスレンズ105のレンズ位置を移動させ、AF評価値が常に最大となるようにフォーカスレンズ105のレンズ位置を制御していて、これによってモニタ装置118に表示される画像の合焦状態が維持される。
【0054】
次に、静止画取込時のAF処理を、図7を参照して説明する。
【0055】
図7は、カメラAFマイコン114で実行される静止画取込時のAF処理の手順を示すフローチャートである。
【0056】
ステップS801は処理の開始を表している。
【0057】
ステップS802では、AFモードスイッチ117の操作によって、静止画取込時に実行すべき処理モードとしてAF優先モードが選択されているか否かを判別する。AF優先モードが選択されているならば、ステップS803に進んでAF優先モードを設定し、シャッター優先モードが選択されていれば、ステップS804に進んでシャッター優先モードを設定する。
【0058】
ここで、AF優先モード及びシャッター優先モードについて説明する。すなわち、静止画の撮影をする場合に、所要時間よりもピントを優先するならば、少々時間が掛かっても合焦するのを待ち、合焦した状態で撮影を行うようにしたい。そこで、原則として合焦するまでは画像取込を行わないようにしたのがAF優先モードである。一方、動きの激しい被写体などでは合焦するのを待っているわけにはいかず、とにかくシャッターを押すと同時に撮影をしたいというユーザニーズもあり、それに応えるために用意されているのがシャッター優先モードである。したがって、AF優先モードでは、静止画取込スイッチ116が押されたあと、合焦するか、合焦しないが所定時間が経過したかしたときに静止画の取込を行い、一方シャッター優先モードでは、静止画取込スイッチ116が押されると直ちに静止画の取込を行うようにする。
【0059】
ステップS805では、図2〜図6を参照して前述したモニタ画面用のAF処理に相当する処理を行う。
【0060】
ステップS806では、静止画取込スイッチ116が押されたか否かを判別し、押されていればステップS807へ進み、押されていなければステップS802へ戻る。
【0061】
ステップS807では、AF優先モードが設定されているか否かを判別し、AF優先モードが設定されていればステップS808へ進み、静止画AF処理を実行する。この処理内容については図8を参照して詳しく後述する。一方、シャッター優先モードが設定されていれば、ステップS813へ進んで、直ちに静止画取込命令を出力して本処理を終了する。
【0062】
ステップS809では、静止画AF処理が終了したか否かを判別し、終了していればステップS813へ進んで、静止画取込命令を出力して本処理を終了する。
【0063】
一方、静止画AF処理が終了していなければステップS810へ進み、静止画取込スイッチ116が押されても合焦しない場合における静止画取込の強制実行までの待ち時間(所定時間)を設定する。この所定時間は、シャッタースピードスイッチ115に対する入力操作によって設定されたシャッタースピードに応じて、例えば図9に示す表のように決定される。すなわち、シャッタースピード1/60秒での所定時間1.5秒を基準にして、シャッタースピードが遅くなるに応じて合焦所要時間が長くなる分を見込んで、所定時間を増やすようにする。
【0064】
ステップS811では、静止画取込スイッチ116が押された後、ステップS810で設定された所定時間が経過したか否かを判別し、経過していればステップS812へ進んで、AF処理を強制的に停止させた後、ステップS813へ進んで、静止画取込命令を出力して本処理を終了する。
【0065】
ステップS811で所定時間が経過していないと判別されたならばステップS808へ戻る。
【0066】
このように、シャッタースピードに応じてAF合焦待ち時間(所定時間)を設定する(ステップS810)ことで、シャッタースピードに応じた適切なAF合焦待ち時間を確保でき、どのようなシャッタースピードでも合焦してから画像を取り込む確率が高くなる。また、合焦できない場合でも、必要以上に待つことなく画像を取り込む(ステップS812、S813)ことができる。これにより、合焦精度の向上と撮影機会の増加とを両立させることが可能になる。
【0067】
図8は、図7のステップS808の詳しい処理内容を示すフローチャートである。
【0068】
ステップS901は処理の開始を表している。
【0069】
ステップS902では、フォーカスレンズ105が停止しているか否かを判別する。フォーカスレンズ105が停止していればステップS903へ進み、フォーカスレンズ105を至近位置へ向けて駆動することを開始した後、ステップS904へ進んで本処理を終了する。
【0070】
一方、フォーカスレンズ105が移動中であればステップS905へ進み、フォーカスレンズ105が至近位置へ向けての移動中であるか否かを判別する。フォーカスレンズ105が至近位置へ向けての移動中である場合はステップS906へ進み、AF評価値が減少しているか否かを判別する。AF評価値が減少しているならばステップS907へ進み、フォーカスレンズ105を無限位置へ向けて駆動することを開始した後、ステップS904へ進んで本処理を終了する。
【0071】
ステップS906でAF評価値が減少していないと判別されたならばステップS904へ進んで本処理を終了する。
【0072】
ステップS905でフォーカスレンズ105が至近位置へ向けての移動中ではないと判別された場合はステップS908へ進み、AF評価値がピークを越えたか否かを判別する。AF評価値がピークを越えていればステップS909へ進み、AF評価値がピークとなる位置にフォーカスレンズ105を移動して停止させ、ステップS904へ進んで本静止画AF処理を終了する。
【0073】
ステップS908でAF評価値がピークを越えていないと判別されたならば、ステップS904へ進んで本処理を終了する。
【0074】
このようにして、AF評価値がピークとなる位置にフォーカスレンズ105を高速に移動させることができる。
【0075】
[他の実施の形態]
なお、本発明の目的は、前述の実施の形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムまたは装置に供給し、そのシステムまたは装置のコンピュータ(またはCPU、MPU等)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される。
【0076】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施の形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0077】
また、プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、CD−RW、DVD−ROM、DVD−RAM、DVD−RW、DVD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0078】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上記の実施の形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0079】
更に、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施の形態の機能が実現される場合も含まれる。
【0080】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、指定された撮像周期が長くなるに応じて長くなるように所定時間を決定するとともに、静止画記録を指示されたときに自動焦点調節を開始させる。そして、前記決定された所定時間内に、合焦状態が得られた場合、該合焦状態が得られた静止画像を記憶装置に格納する。一方、前記決定された所定時間が経過しても、合焦状態が得られない場合、該合焦状態が得られない静止画像を記憶手段に格納する。
【0081】
このように、強制的な静止画記録までの合焦待ち時間である所定時間(AF合焦待ち時間)を撮像周期に応じて決定するので、撮像周期に応じた適切なAF合焦待ち時間を確保でき、どのような撮像周期でも合焦してから静止画を取り込む確率が高くなる。また、合焦できない場合も必要以上に待つことなく静止画を取り込むことができる。
【0082】
これにより、合焦精度の向上と、撮影機会の増加とを両立させることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る動画撮像装置(ビデオカメラ)の一実施の形態の構成を示すブロック図である。
【図2】カメラAFマイコンで実行されるモニタ画面用のAF処理の概要の手順を示すフローチャートである。
【図3】図2のステップS302での微小駆動動作に関する詳細な内容を示すフローチャートである。
【図4】フォーカスレンズのレンズ位置と時間経過との関係を示す図である。
【図5】図2のステップS305での山登り駆動の詳細な内容を示すフローチャートである。
【図6】フォーカスレンズを駆動した際のAF評価値とレンズ位置との関係を示す図である。
【図7】カメラAFマイコンで実行される静止画取込時のAF処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】図7のステップS808の詳しい処理内容を示すフローチャートである。
【図9】待ち時間(所定時間)をシャッタースピードに応じて決定するための表を示す図である。
【図10】AF評価値とフォーカスレンズ位置との関係を示す図である。
【符号の説明】
101 第1群レンズ
102 変倍レンズ
103 絞り
104 第2群レンズ
105 フォーカスコンペレンズ(フォーカスレンズ、自動焦点調節手段)
106 撮像素子(CCD)
107 CDS/AGC
108 カメラ信号処理回路
109 静止画記録装置(記憶装置)
110 モータ(自動焦点調節手段)
111 ドライバ(自動焦点調節手段)
112 タイミングジェネレータ(TG)
113 AF評価値処理回路(自動焦点調節手段)
114 カメラAFマイコン(決定手段、自動焦点調節手段、第1の格納手段、第2の格納手段)
115 シャッタースピードスイッチ
116 静止画取込スイッチ
117 AFモードスイッチ
118 モニタ装置

Claims (6)

  1. 第1の撮像周期を当該第1の撮像周期よりも長い第2の撮像周期に変更できるとともに、静止画記録も可能な動画撮像装置において、
    前記第1及び第2の撮像周期ごとに得られた映像信号の鮮鋭度が大きくなるように焦点を調節する調節手段と、
    ユーザーによる静止画像の撮像指示後所定時間内に、合焦状態を検出できた場合、静止画像を記憶手段に格納し、一方前記所定時間が経過しても、合焦状態を検出できなかった場合、該合焦状態が得られない静止画像を前記記憶手段に格納する制御を行う制御手段と、
    前記所定時間前記第1の撮像周期の場合よりも前記第2の撮像周期の場合に長く設定する設定手段とを有することを特徴とする動画撮像装置。
  2. 前記制御手段は、モードを設定する設定手段によって制御を行うことを特徴とする請求項1記載の動画撮像装置。
  3. 前記制御手段は、静止画記録を指示されたときに、前記設定手段により設定されたモードに応じて、自動焦点調節動作を行わずに、静止画像を前記記憶手段に格納することを特徴とする請求項2記載の動画撮像装置。
  4. 前記撮像周期はシャッタースピードに関連した値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の動画撮像装置。
  5. 自動焦点調節手段を備え、第1の撮像周期を当該第1の撮像周期よりも長い第2の撮像周期に変更できるとともに、静止画記録も可能な動画撮像装置に適用される静止画記録方法において、
    前記第1及び第2の撮像周期ごとに得られた映像信号の鮮鋭度が大きくなるように焦点を調節し、
    ユーザーによる静止画像の撮像指示後所定時間内に、合焦状態を検出できた場合、静止画像を記憶手段に格納し、一方前記所定時間が経過しても、合焦状態を検出できなかった場合、該合焦状態が得られない静止画像を前記記憶手段に格納し、
    前記所定時間は、前記第1の撮像周期の場合よりも前記第2の撮像周期の場合に長く設定されることを特徴とする静止画記録方法。
  6. 自動焦点調節手段を備え、第1の撮像周期を当該第1の撮像周期よりも長い第2の撮像周期に変更できるとともに、静止画記録も可能な動画撮像装置に適用される静止画記録方法を、コンピュータに実行させるためのプログラムにおいて、
    前記第1及び第2の撮像周期ごとに得られた映像信号の鮮鋭度が大きくなるように焦点を調節し、
    ユーザーによる静止画像の撮像指示後所定時間内に、合焦状態を検出できた場合、静止画像を記憶手段に格納し、一方前記所定時間が経過しても、合焦状態を検出できなかった場合、該合焦状態が得られない静止画像を前記記憶手段に格納し、
    前記所定時間は、前記第1の撮像周期の場合よりも前記第2の撮像周期の場合に長く設定されることを特徴とするプログラム。
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