JP4233316B2

JP4233316B2 - Tree cutting machine

Info

Publication number: JP4233316B2
Application number: JP2002357345A
Authority: JP
Inventors: 誠一坂戸
Original assignee: 株式会社坂戸工作所
Priority date: 2002-12-09
Filing date: 2002-12-09
Publication date: 2009-03-04
Anticipated expiration: 2022-12-09
Also published as: JP2004187535A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、樹木及びその切り株，根っこ等の伐採，さらに伐採された樹木を細かく切断して運搬に適した状態にする作業を極めて効率的に行うことができ、特に樹木の切断において僅かな切り残しの部分が生じることがない、確実な切断ができる樹木切断機に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より、山間部における道路建設，宅地造成及びその他の建設，土木工事等の開発工事において、まず樹木が伐採される。その伐採された樹木を他の場所へ搬出するために、運搬車両の荷台の大きさに合わせて、適宜の長さとなるように切断する必要がある。この樹木の伐採と、その伐採された樹木を運搬に適した長さに切断する作業は、チェーンソーにより行われる。チェーンソーは、切断作業に時間がかかり、また切断するにつれて、樹木側の抵抗も増加し、作業効率が次第に低下してゆくことになる。
【０００３】
さらに、最近では、下記特許文献１に開示されているように、油圧ショベル等の建設土木車両のブーム先端に装着されるタイプのものが存在する。この種のものでは、特許文献１に記載されているように、回転機構により駆動する丸形鋸を備えた装置がブーム先端に装着されるものがある。或いは、可動顎と固定顎とが相対的且つ挟み状に可動する仕組みで、いずれかの側（主に可動顎側）に回動切断刃が装着され、両顎の挟持動作により、樹木の伐採が行われたり、伐採された樹木が適宜の長さとなるように切断されるものもある。この種の切断機では、固定顎と可動顎本体との挟持力が回動切断刃に伝わり、該回動切断刃が樹木に食い込むときの剪断により切断作業が行われる。
【０００４】
【特許文献１】
実開昭６４−５６６４７号
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
上記特許文献のように、建設土木車両のブーム先端に装着されるタイプのものにおいて、固定顎と可動顎本体との挟持力は、油圧出力等を強化すれば、切断力を強力なるものにできるが、回動切断刃が樹木を切断するために食い込むと、その食い込む深さが深くなるにつれて樹木側からの切断抵抗が次第に増加する。即ち、切断しようとする回動切断刃の両側面に樹木側からの押圧力が切断作業とともに同時にかかり、これが切断時における摩擦となり、さらに切断抵抗となる。この切断抵抗は極めて大きく、伐採しようとする樹木又は伐採された樹木の直径が太いものであればあるほど、その切断抵抗は増加し、やがては、回動切断刃が進まず停止し、それ以上は切断ができなくなることがある。
【０００６】
上記の点を克服するために、切断機の油圧機構における出力をより一層大きくする等して解決されるが、これによって、油圧ショベル車両も大型のものが必要となる。ところが、山中，森林における伐採現場は、地形が劣悪であり、また、周囲に伐採されていない樹木が多数散在しているために、油圧ショベル車両に与えられた作業スペースが極めて小さく限定される。また、機動性の観点からしても、大型の車両を持ち込むことは到底できないものである。また、多少の無理をしてでも、大型車両を持ち込むことは、必要以上に時間がかかるし、また同時に環境の破壊にもつながりかねない。
【０００７】
さらに、樹木を切断する作業では、まず樹木を切断機の固定刃と可動刃で挟み、切断するものであるが、樹木に対して刃の切断が樹木の直径方向内に進行するにしたがい、残り少ない樹肉は柔軟となり、食い込む刃とともに変形しはじめ、その刃に馴染んでしまい、樹木を最後まで確実に切断させることができないことがある。すなわち、樹木の樹皮の厚みの部分だけ、どうしても切り残しが出てしまうことがあり、これらは、別の鋸等の切断具を用いて切断することになり、樹木切断作業の大きな障害となるおそれがある。本発明は、以上に述べたような、樹木の切断時における諸々の問題点を解消することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】
そこで、発明者は、上記課題を解決すべく、鋭意，研究を重ねた結果、本発明を、山形状刃部を備えた可動切断体と、該可動切断体を揺動自在に支持するとともに前記山形状刃部が挿入自在とした挿入部を有する切断支持部を備えた固定顎とからなり、前記切断支持部には前記挿入部の上辺を頂部としてその幅方向両側に下り勾配の傾斜支持部が形成されてなる樹木切断機としたことにより、切断作業において樹木を掴むときに、樹木が両切断刃から脱落することを防止し、伐採された樹木を極めて効率的に切断することができ、上記課題を解決したものである。
【０００９】
【作用】
まず、可動切断体Ｂと固定顎Ａとで樹木Ｗを挟み、樹木Ｗを切断支持部３にて支持する。次に、図４（Ａ）に示すように、可動切断体Ｂを固定顎Ａに対して閉じるように作動させ、山形状刃部６を樹木Ｗに切り込ませる。その山形状刃部６は、次第に樹木Ｗに食い込み、図４（Ｂ）に示すように、山形状刃部６の刃先が挿入部３ａの上辺３ａ₁に近接すると、樹木Ｗは直径方向においてほぼ半分付近まで切断された状態となる。
【００１０】
前記切断支持部３は、挿入部３ａを中心にして、その両側に下り勾配とした傾斜支持部３ｂ，３ｂが形成されているので、樹木Ｗがその自重にて「へ」字形状に折れ曲がると、その折曲中心より両側部位が前記傾斜支持部３ｂ，３ｂに支持される。すなわち、前記樹木Ｗの切断による折れ曲がり箇所は、図４（Ｃ）に示すように、山形状刃部６側に向かって凸状となっているので、さらに山形状刃部６が挿入部３ａに挿入する状態となったときには、樹木Ｗの僅かに切断されずに残っている薄い部分も確実且つ完全に切断されるものである。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。本発明の構成は、図１，図３等に示すように、主に固定顎Ａと可動切断体Ｂと駆動部筺体Ｃとから構成される。前記固定顎Ａは、駆動部筺体Ｃと接続しており、また可動切断体Ｂは前記駆動部筺体Ｃに揺動自在に枢支され、前記可動切断体Ｂが前記固定顎Ａ上を開閉自在な構造となっている。その可動切断体Ｂの操作の動力源としては、駆動部筺体Ｃ内に装着された油圧シリンダ１２であり、該油圧シリンダ１２のピストンロッド１２ｂの先端が前記可動切断体Ｂと連結している〔図３（Ｂ）参照〕。
【００１２】
まず、固定顎Ａは、図１，図２（Ａ），図３等に示すように、主に顎部１と，切断支持部３とから構成されたものである。その顎部１の形状は、前記駆動部筺体Ｃとの接続側から、先端に向かうにしたがい、次第に断面積が小さくなって、細くなるように形成されたものである。その顎部１において、可動切断体Ｂとの対向する面，すなわち、前記可動切断体Ｂとともに樹木Ｗを切断する面を切断作業面１ａと称する。
【００１３】
前記顎部１が前記可動切断体Ｂ及び山形状刃部６とともに樹木Ｗを挟持且つ切断するにおいて、顎部１側の樹木Ｗを支持する範囲における面を切断作業面１ａと称する。該切断作業面１ａには、図１（Ｂ）に示すように、切断支持部３が設けられている。該切断支持部３は、本装置にて樹木Ｗを切断するときに、該樹木Ｗを支持する役目をなす部位である。その切断支持部３は、前記山形状刃部６と対応する位置に装着され、可動切断体Ｂが顎部１に閉じた状態で、その山形状刃部６が切断支持部３に形成されている（後述の）挿入部３ａに挿入する状態となる。
【００１４】
その切断支持部３は、図１，図３に示すように、前記切断作業面１ａの表面から前記可動切断体Ｂ側に向かって突出するようにして形成されたものであり、その頂部箇所から固定顎Ａの長手方向（前後方向ともいう）に沿って線状又は筋状に挿入部３ａが形成されている。該挿入部３ａは、その切断作業面１ａ側における開口箇所を上辺３ａ₁と称する。また上辺３ａ₁は具体的には、後述する両傾斜支持部３ｂ，３ｂの対向する上端縁箇所である。
【００１５】
そして、挿入部３ａは、その開口箇所とした上辺３ａ₁から固定顎Ａの下方側に向かって溝穴状又は貫通孔状に形成されたものである。特に、挿入部３ａを貫通孔状とした場合には、固定顎Ａの切断作業面１ａ側から固定顎Ａの外面側に向かって貫通するようにしたものである。さらに挿入部３ａは、固定顎Ａの長手（前後）方向に沿って、前記山形状刃部６の刃渡り方向に対応する位置に線状又は筋状に形成されたものである。
【００１６】
その挿入部３ａは、幅方向（固定顎Ａの幅方向に等しい）における貫通孔又は溝の幅寸法は、前記山形状刃部６の刃先が適正な隙間を有して挿入することができる程度とすることが好適である。最も好ましくは、山形状刃部６の刃先が挿入部３ａの上辺３ａ₁から挿入しはじめた状態で樹木Ｗの切断された残り部分が山形状刃部６と上辺３ａ₁の開口縁との間に挟まりながら、山形状刃部６の刃先とともに挿入部３ａに入り込んだ樹木Ｗの部位が容易に切断される程度の幅としたものである。
【００１７】
その挿入部３ａには、挿入部３ａの上辺３ａ₁が頂部となるようにして、該上辺３ａ₁の幅方向両側（固定顎Ａの幅方向に等しい）から下り勾配となる傾斜支持部３ｂ，３ｂが形成されている。その挿入部３ａの上辺３ａ₁は、固定顎Ａの長手方向沿って直線状であり、且つ高さ方向において、均一となるように形成されている。その傾斜支持部３ｂ，３ｂは、図２（Ｂ）に示すように、幅方向において左右対称の下り勾配となるように形成されている。
【００１８】
また、両傾斜支持部３ｂ，３ｂの下り勾配におけるそれぞれの傾斜角度θは、水平線に対して僅かに傾斜していればよいが、あまり急傾斜とならないほうが好ましい。適正な傾斜角度θとしては、約５°乃至約４５°程度であり、さらに約１０°乃至約３０°程度が好適であり、さらに好適なものとして約１０°乃至約１５°程度である。また、傾斜支持部３ｂの傾斜角度θは、後述する山形状刃部６の刃先縁６ｔの角度の約半分程度とするのが好適である。すなわち、刃先縁６ｔの刃渡り方向に直交する断面の角度は２θとなる。その傾斜支持部３ｂ，３ｂは、勾配方向に沿って断面形状が直線となっている。或いは、その傾斜支持部３ｂ，３ｂは、僅かに膨らみ状又は凹み状の円弧形状面とすることもある。
【００１９】
切断支持部３における、両傾斜支持部３ｂ，３ｂは、種々のタイプが存在するが、その第１タイプとしては、複数の凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…から構成されるものである。該凸形支持条３ｂ₁は、断面長方形，正方形等の方形状或いは台形状等とした角軸状に形成されたもので、前記顎部１の切断作業面１ａ上に、その長手方向に沿って複数の凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…が配置形成されたものである。具体的には、顎部１と凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…とは別部材とし、顎部１の切断作業面１ａ上に凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…を溶接等にて固着したものである。
【００２０】
或いは顎部１の切断作業面１ａに凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…が一体的に形成されるように切削加工又は鋳造により形成されることもある。顎部１の幅方向において隣接する凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁間には、溝形状の溝形支持条３ｂ₁₂，３ｂ₁₂，…が形成される。すなわち、凸形支持条３ｂ₁と溝形支持条３ｂ₁₂とが交互に形成されるものである。図１（Ｂ），図２（Ｂ）では、凸形支持条３ｂ₁の数は４本であるが、特にその凸形支持条３ｂ₁の本数は限定されるものではなく、６本或いは８本等としてもよい。ただし、凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…の数が増えるのに応じて凸形支持条３ｂ₁の幅寸法も小さく、前述した溝形支持条３ｂ₁₂が形成されるようにするものである。
【００２１】
また、凸形支持条３ｂ₁は前記切断支持部３の幅方向両側において下り勾配に沿う高さとなるようにしている。すなわち、隣接配置された凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁のそれぞれの頂面３ｂ₁₁，３ｂ₁₁，…が下り勾配の傾斜角度θに沿って位置するように、それぞれの凸形支持条３ｂ₁の高さが決定される。具体的には、前述した両傾斜支持部３ｂ，３ｂのそれぞれ傾斜角度θに合わせて、前記凸形支持条３ｂ₁の頂面３ｂ₁₁が、図２（Ｂ）に示すように、傾斜角度θの下り勾配に沿った傾斜面として形成されている。
【００２２】
そして、顎部１の挿入部３ａを中心としてその幅方向両側にて隣接する凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…は、その頂面３ｂ₁₁，３ｂ₁₁，…同士が前記傾斜角度θの傾斜を示す仮想傾斜線Ｌ上に一致するようになっている。該仮想傾斜線Ｌは、傾斜角度θを表すために、図面上においてのみ記載されるものであって、図１（Ｂ），図２（Ｂ），（Ｃ）等に記載されている。このように、適宜の間隔をおいて隣接する凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…は、常に傾斜角度θを構成しながら断続状の傾斜面を有する傾斜支持部３ｂを構成するものといえる。
【００２３】
また、このような凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…の変形例としては、図２（Ｂ）に示すように、中空角材を長手方向に沿って適宜に切断して、その長手方向に直交する断面がコ字形状となるように形成し、これを顎部１の切断作業面１ａに固着するものである。この場合には、中空角材の辺が各凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…としての役目をなす。この第１タイプの変形例の各凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…の頂部も前述したように、傾斜角度θの仮想傾斜線Ｌ上に一致するように形成される。また、第１タイプの変形例における各凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…の頂面３ｂ₁₁，３ｂ₁₁，…は、図２（Ｃ）に示すように、その幅が極めて狭いので、その頂面３ｂ₁₁，３ｂ₁₁，…を傾斜角度θなる傾斜面とすることは必ずしも必要はない。また前記溝形支持条３ｂ₁₂は、凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…間に必然的に形成される。
【００２４】
次に、切断支持部３の傾斜支持部３ｂの第２タイプとしては、図５（Ａ），（Ｂ）に示すように、その表面が平坦面状とした平坦支持面３ｂ₂として形成されたものである。両平坦支持面３ｂ₂，３ｂ₂は、具体的には顎部１の幅方向において、前記挿入部３ａを中心として、その幅方向両側端に向かってそれぞれ下り勾配となるようにしたものである。この第２タイプにおける平坦支持面３ｂ₂，３ｂ₂のそれぞれの傾斜角度θも前記第１タイプと同様の角度に設定されるものである。
【００２５】
また、切断支持部３の傾斜支持部３ｂ，３ｂの第３タイプとして、図６（Ａ），（Ｂ）に示すように、挿入部３ａの上辺３ａ₁が山形状刃部６の刃渡り方向における刃先形状とほぼ同等形状となるように凹み状となるように凹み状支持面３ｂ₃，３ｂ₃が形成されたものである。この凹み状支持面３ｂ₃，３ｂ₃は、具体的には、上辺３ａ₁が長手方向に沿って湾曲状に凹むようにして形成されたものであり、また両凹み状支持面３ｂ₃，３ｂ₃は、幅方向に沿って直線状の下り勾配となり〔図６（Ｃ）参照〕、且つ固定顎Ａの長手方向（前後方向）においては、上辺３ａ₁に倣って湾曲状に形成されている。その下り勾配の傾斜角度θは前記第１，第２タイプと同様の角度に設定される。このように上辺３ａ₁を長手方向に沿って山形状刃部６の刃先形状に合わせた形状とすることで、切断支持部３は樹木Ｗをしっかりと保持し易くなり、ひいては切断作業を安定した状態で行いやすくするものである。
【００２６】
その顎部１の先端箇所には、固定先端刃４が形成されている。該固定先端刃４は、前記顎部１の長手方向にほぼ直交して装着された板状材であり、その幅方向中央箇所は、可動切断体Ｂ側に向かってほぼＶ字形状に切除された切欠溝４ａが形成されている〔図１（Ａ），（Ｂ）参照〕。また、固定先端刃４の頂部付近は先鋭状に尖っている。該固定先端刃４は、前記固定顎Ａと可動切断体Ｂとで切断作業を行うときに、樹木Ｗが固定顎Ａと可動切断体Ｂとの間からこぼれ落ちることを防止するもである。
【００２７】
次に、可動切断体Ｂは、図１，図３等に示すように、切断本体部５，山形状刃部６と補助刃部７及び可動フレーム８等から構成されている。また、前記切断本体部５には、厚さ方向に偏平溝状の凹みを形成して補強部としたり、或いは必要に応じてリブ等の補強材が形成されることもある。その切断本体部５には、山形状刃部６及び補助刃部７とを一体的且つ連続的に形成されており、これらによって切断の役目をなす部位を構成している。その切断本体部５の外周箇所は、可動フレーム８のフレーム本体部８ａにより囲まれている。その可動フレーム８は、切断作業に十分に耐えうるように、極めて強固に形成されており、該可動フレーム８に形成された揺動基部８ｂが前記駆動部筺体Ｃに枢支連結される。その枢支箇所を枢支部Ｓ₁と称する。
【００２８】
また、前記可動フレーム８には、シリンダ連結部８ｃが形成されており、該シリンダ連結部８ｃが油圧シリンダ１２に枢支連結し、該油圧シリンダ１２を駆動源として可動切断体Ｂが揺動操作される。そのシリンダ連結部８ｃと油圧シリンダ１２との連結箇所を枢支部Ｓ₂と称する。さらに、可動フレーム８の自由先端には、先端爪部８ｄが形成され、該先端爪部８ｄによって切断作業時に、固定顎Ａと可動切断体Ｂとの間から樹木Ｗが脱落することを防止する。
【００２９】
また、前記固定顎Ａと可動切断体Ｂとの枢支部Ｓ₁箇所には、補助カッタ１３が装着され、鉄筋等の硬質材が切断することができるようになっている。該補助カッタ１３は、固定顎Ａ側に形成された固定カッタ部１３ａと、可動切断体Ｂ側に形成された可動カッタ部１３ｂとからなり、可動切断体Ｂが可動することにより、固定カッタ部１３ａと可動カッタ部１３ｂとが交差して、小枝，鉄筋，鉄骨等を切断することができ、山林のみならず、ビル等の解体による鉄筋の切断及び植樹の伐採の両方で使用可能となる。
【００３０】
次に山形状刃部６は、前記固定顎Ａ側に向かって突出状に形成されたものであり、且つ前述したように前記挿入部３ａに挿入又は貫入する部位である。その山形状刃部６の刃先縁６ｔは、刃先に向かって次第に厚さが薄くなるように形成されているが、その刃先縁６ｔ，すなわち、先端箇所の形状は、刃渡り方向に直交する断面形状がほぼ半円状となるように形成されている。
【００３１】
その山形状刃部６には、形状に複数のタイプがあり、その第１タイプは、弧状とした弧状山形状刃部６ａである。具体的には、刃渡り方向（刃の長手方向）に沿って、その中央箇所が最も膨らむように偏平弧状に形成されたものである〔図１（Ａ），図３等参照〕。このタイプの山形状刃部６は、刃渡り方向に沿って弧状であるために、刃渡り方向に沿って角部が存在せず、刃渡り方向のいずれの箇所でもその剪断力は均一となる。
【００３２】
次に、山形状刃部６の形状の第１タイプは、図７（Ａ）に示すように、ほぼ半月多角形状に形成された多角山形状刃部６ｂである。該多角山形状刃部６ｂは、異なる傾斜の直線刃先部が複数連続したものである。このタイプの山形状刃部６は、隣り合う直線刃先部６ｂ₁，６ｂ₁同士が適宜の角度をなして連続するものである。図示された実施形態では、４つの直線刃先部６ｂ₁，６ｂ₁，…が連続形成されており、それぞれの隣接する直線刃先部６ｂ₁，６ｂ₁間に３個の角部が存在する。この多角山形状刃部６ｂは、複数の直線刃先部６ｂ₁，６ｂ₁，…の集合で、これらがなす複数の角部との構成により、樹木Ｗの切断を行うものである。
【００３３】
次に、山形状刃部６の形状の第２タイプは、図７（Ｂ）に示すように、ほぼ三角形状に形成された三角山形状刃部６ｃとしたものである。該三角山形状刃部６ｃは、その頂角６ｃ₁箇所における刃先縁６ｔが最も鋭利となっており、その頂角６ｃ₁箇所の刃先縁６ｔによって、上記他の２タイプの山形状刃部６よりも樹木Ｗに対して食い込み易くなっている。
【００３４】
その切断本体部５には、前記山形状刃部６とともに、該山形状刃部６と隣接し且つ可動切断体Ｂの揺動中心側寄りの位置に補助刃部７が形成されている。該補助刃部７は、刃渡り方向に沿って直線状の刃先縁６ｔを有しており、前記可動切断体Ｂに貫入するものではないが、前記切断作業面１ａにおいて切断支持部３の挿入部３ａ以外の箇所にはみ出した樹木Ｗの切断を行うものである。
【００３５】
次に、駆動部筺体Ｃは、筺体部９と、連結部１０とから構成される。前記筺体部９内には、油圧シリンダ１２が装着されている。また連結部１０は、油圧ショベル等の建設用車両のブームの先端に装着する役目をなすものである。前記固定顎Ａに対する可動切断体Ｂの揺動動作は、油圧シリンダ１２によって行われる。具体的には、前記駆動部筺体Ｃに油圧シリンダ１２のシリンダ部１２ａとが揺動自在に枢支部Ｓ₁にて枢支連結されている。また、前記可動切断体Ｂの可動フレーム８に形成されたシリンダ連結部８ｃが前記油圧シリンダ１２のピストンロッド１２ｂ側が枢支部Ｓ₂にて枢支連結され、油圧シリンダ１２のシリンダ部１２ａからピストンロッド１２ｂが突出入することにより、前記固定顎Ａに対して前記可動切断体Ｂが揺動する。
【００３６】
【発明の効果】
請求項１の発明は、山形状刃部６を備えた可動切断体Ｂと、該可動切断体Ｂを揺動自在に支持するとともに前記山形状刃部６が挿入自在とした挿入部３ａを有する切断支持部３を備えた固定顎Ａとからなり、前記切断支持部３には前記挿入部３ａの上辺３ａ₁を頂部としてその幅方向両側に下り勾配状の傾斜支持部３ｂ，３ｂが形成されてなる樹木切断機としたことにより、樹木Ｗの切断作業を切り残しが生じないように確実且つ効率的に行うことができる。
【００３７】
上記効果を詳述すると、固定顎Ａに形成された切断支持部３は、その挿入部３ａの幅方向両側に傾斜支持部３ｂ，３ｂが形成されたものである。挿入部３ａは頂部の位置となるので、樹木Ｗはその挿入部３ａで支持され、山形状刃部６が樹木Ｗの切断を行うことにより、樹木Ｗの直径方向に山形状刃部６が食い込んでゆく。
【００３８】
そして、樹木Ｗが部分的に切断されるとともに、樹木Ｗの切断箇所を中心として、挿入部３ａの幅方向両側に形成された傾斜支持部３ｂ，３ｂに樹木Ｗが接近し、切断箇所を中心として樹木Ｗが山形状に折れ曲がり、樹木Ｗの切断の最後の部分が挿入部３ａにより支えられることになる。これによって、挿入部３ａに挿入しようとする山形状刃部６の刃先が樹木Ｗを最後まで確実に切断することができ、切り残しの部分が生じないようにすることができ、切断作業の効率を向上させることができる。
【００３９】
請求項２の発明は、請求項１において、前記傾斜支持部３ｂ，３ｂは、勾配方向を直線状に形成されてなる樹木切断機としたことにより、切断支持部３の構造を極めて簡単にすることができる。上記効果を詳述すると、幅方向の中心位置に挿入部３ａが形成され、且つ該挿入部３ａが長手方向に沿って直線状にしているので、挿入部３ａの幅方向両側に形成された傾斜支持部３ｂ，３ｂも平坦状にすることが容易にできるもので、製造及び構造が簡単なものにできる。
【００４０】
請求項３の発明は、請求項１又は２において、前記山形状刃部６は、その刃渡り方向に沿ってほぼ多角形状に形成されてなる樹木切断機としたことにより、樹木Ｗの切断作業効率を向上させることができる。
【００４１】
請求項４の発明は、請求項１又は２において、前記山形状刃部６は、その刃渡り方向に沿ってほぼ三角形状に形成されてなる樹木切断機としたことにより、前記山形状刃部６は、その刃渡り方向に沿ってほぼ三角形状に形成されたもので、最も鋭利な角部を形成し、これによって樹木Ｗへの切り込みをより一層良好にすることができ、極めて柔軟な種類の樹木の切断ができるものである。
【００４２】
請求項５の発明は、請求項１，２，３又は４において、前記切断支持部３の挿入部３ａは長手方向に沿ってほぼ直線状に形成されてなる樹木切断機としたことにより、樹木Ｗの切断において、極めて強力なる切断荷重を得ることができる。
【００４３】
請求項６の発明は、請求項１，２，３又は４において、前記切断支持部３の挿入部３ａは前記山形状刃部６の刃先形状とほぼ同等の凹み弧状に形成されてなる樹木切断機としたことにより、樹木Ｗの切断作業時において、樹木Ｗを切断支持部３により安定した状態で切断することができる。
【００４４】
請求項７の発明は、請求項１，２，３，４，５又は６において、前記傾斜支持部３ｂ，３ｂは、固定顎Ａの長手方向に沿って設けられた複数の凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…からなり、該凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…は前記切断支持部３の幅方向両側において下り勾配に沿う高さとなる樹木切断機としたことにより、樹木切断機の重量を軽減することができ、また樹木Ｗの切断作業において樹木Ｗを安定した状態で切断することができる等の効果を奏する。
【００４５】
上記効果を詳述すると、切断支持部３を複数の凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…にて形成し、各凸形支持条３ｂ₁の頂面３ｂ₁₁を前後方向に直交する断面にて下り勾配状となるようにすることで、前記切断支持部３の肉厚を部分的に薄くすることができる。すなわち、切断支持部３を複数の凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…にて構成することで、これによって切断支持部３は必要最小限の支持面積を得ることができるとともに、隣接する凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁の間に溝状の隙間が形成されることで軽量化を図ることができるものである。
【００４６】
また、複数の凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁，…により、樹木Ｗを切断するときに、可動切断体Ｂの切断力が樹木Ｗを切断支持部３側に向かって押圧することとなり、その樹木Ｗが隣接する凸形支持条３ｂ₁，３ｂ₁間に食い込むようにして支持される状態となり、切断作業時における樹木Ｗを安定した状態で支持し、確実なる切断を行うことができる。
【００４７】
請求項８の発明は、請求項１，２，３，４，５又は６において、前記傾斜支持部３ｂ，３ｂは、平坦支持面３ｂ₂，３ｂ₂としてなる樹木切断機としたことにより、切断作業において、固定顎Ａ側に切り屑やゴミ等が溜まりにくいものにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】（Ａ）は第１タイプの切断支持部を設けた本発明の斜視図
（Ｂ）は第１タイプの切断支持部を設けた固定顎の要部斜視図
【図２】（Ａ）は第１タイプの切断支持部を設けた固定顎の縦断側面図
（Ｂ）は第１タイプの切断支持部を設けた固定顎及び山形状刃部の縦断正面図（Ｃ）は第１タイプの切断支持部の変形例を設けた固定顎及び山形状刃部の縦断正面図
【図３】（Ａ）は可動切断体と固定顎とが開いた状態の側面図
（Ｂ）は可動切断体と固定顎とが閉じた状態の一部断面にした側面図
【図４】（Ａ）は樹木切断初期状態の工程図
（Ｂ）は樹木切断中期状態の工程図
（Ｃ）は樹木切断完了状態の工程図
【図５】（Ａ）は第２タイプの切断支持部を設けた本発明の斜視図
（Ｂ）は第２タイプの切断支持部を設けた固定顎の要部斜視図
（Ｃ）は第２タイプの切断支持部を設けた固定顎及び山形状刃部の縦断正面図
【図６】（Ａ）は第３タイプの切断支持部を設けた固定顎の縦断側面図
（Ｂ）は第３タイプの切断支持部を設けた固定顎の要部斜視図
（Ｃ）は第３タイプの切断支持部を設けた固定顎及び山形状刃部の縦断正面図
【図７】（Ａ）は山形状刃部を多角形状とした側面図
（Ｂ）は山形状刃部を三角形状とした側面図
【符号の説明】
Ａ…固定顎
Ｂ…可動切断体
３…切断支持部
３ａ…挿入部
３ａ₁…上辺
３ｂ…傾斜支持部
３ｂ₁…凸形支持条
３ｂ₁₁…頂面
３ｂ₂…平坦支持面
６…山形状刃部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention can extremely efficiently cut down trees and their stumps, roots, etc., and cut the cut trees into a state suitable for transportation, especially in cutting trees. The present invention relates to a tree cutting machine capable of reliable cutting without any remaining part.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, trees are first cut in development work such as road construction in mountainous areas, residential land creation and other construction, and civil engineering work. In order to carry the felled tree to another place, it is necessary to cut it to an appropriate length according to the size of the loading platform of the transport vehicle. The cutting of the tree and the operation of cutting the cut tree into a length suitable for transportation is performed by a chainsaw. A chain saw takes time for cutting work, and as it cuts, resistance on the tree side also increases, and work efficiency gradually decreases.
[0003]
Furthermore, recently, as disclosed in Patent Document 1 below, there is a type that is attached to the tip of a boom of a construction civil engineering vehicle such as a hydraulic excavator. In this type, as described in Patent Document 1, there is one in which a device including a circular saw driven by a rotating mechanism is attached to the tip of a boom. Alternatively, the movable jaw and the fixed jaw can move relative to each other in a sandwiched manner. A rotary cutting blade is attached to either side (mainly the movable jaw side), and the tree is cut down by holding both jaws. Some trees are cut or cut so that the felled trees have an appropriate length. In this type of cutting machine, the clamping force between the fixed jaw and the movable jaw main body is transmitted to the rotary cutting blade, and the cutting operation is performed by shearing when the rotary cutting blade bites into the tree.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Utility Model Sho 64-56647
[0005]
[Problems to be solved by the invention]
As in the above-mentioned patent document, the clamping force between the fixed jaw and the movable jaw main body can be increased by increasing the hydraulic output etc. in the type that is attached to the boom tip of a construction civil engineering vehicle. However, when the rotary cutting blade bites into the tree, the cutting resistance from the tree side gradually increases as the biting depth increases. That is, the pressing force from the tree side is simultaneously applied to the both side surfaces of the rotary cutting blade to be cut together with the cutting operation, which becomes friction during cutting and further becomes cutting resistance. This cutting resistance is extremely large, and the larger the diameter of the tree to be felled or the felled tree, the greater the cutting resistance, and eventually the rotating cutting blade stops and stops further. May not be cut.
[0006]
In order to overcome the above-mentioned point, the problem is solved by increasing the output of the hydraulic mechanism of the cutting machine even more. However, this requires a large hydraulic excavator vehicle. However, the logging sites in the mountains and forests have poor topography, and a large number of uncut trees are scattered around them, so that the working space given to the excavator vehicle is extremely small and limited. Also, it is impossible to bring a large vehicle from the viewpoint of mobility. In addition, even if it is a little impossible, bringing a large vehicle takes more time than necessary, and at the same time may lead to destruction of the environment.
[0007]
Furthermore, in the operation of cutting the tree, the tree is first sandwiched between the fixed blade and the movable blade of the cutting machine and cut. However, as the cutting of the blade with respect to the tree proceeds in the diameter direction of the tree, the remaining amount is small. The wood becomes soft, begins to deform with the bite that it bites into, becomes familiar with the blade, and cannot reliably cut the tree to the end. That is, only the thickness of the bark of the tree may be left uncut, and these may be cut using a cutting tool such as another saw, which may be a major obstacle to the tree cutting operation. There is. An object of the present invention is to solve various problems at the time of cutting a tree as described above.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In view of the above, the inventor has intensively and researched to solve the above problems, and as a result, the present invention has a movable cutting body provided with a mountain-shaped blade portion, and the movable cutting body is supported in a swingable manner. A fixed jaw provided with a cutting support part having an insertion part in which a mountain-shaped blade part can be freely inserted, and the cutting support part has an inclined support part having a downward slope on both sides in the width direction with the upper side of the insertion part as a top part By using a tree cutting machine formed of, it is possible to prevent the tree from falling off from both cutting blades when grabbing the tree in cutting work, and cut the felled tree very efficiently, It solves the above problems.
[0009]
[Action]
First, the tree W is sandwiched between the movable cut body B and the fixed jaw A, and the tree W is supported by the cutting support portion 3. Next, as shown in FIG. 4A, the movable cutting body B is operated so as to be closed with respect to the fixed jaw A, and the mountain-shaped blade portion 6 is cut into the tree W. The mountain-shaped blade 6 gradually bites into the tree W, and as shown in FIG. 4 (B), the edge of the mountain-shaped blade 6 is the upper side 3a of the insertion portion 3a. ₁ The tree W is in a state of being cut to almost half in the diameter direction.
[0010]
Since the cutting support portion 3 is formed with inclined support portions 3b, 3b having a downward slope on both sides with the insertion portion 3a as the center, when the tree W bends into a “h” shape by its own weight. The both sides of the bent center are supported by the inclined support portions 3b and 3b. That is, as shown in FIG. 4 (C), the bent portion due to the cutting of the tree W is convex toward the mountain-shaped blade portion 6, so that the mountain-shaped blade portion 6 is further inserted into the insertion portion 3a. When the insertion state is reached, the thin portion of the tree W remaining without being slightly cut is surely and completely cut.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings. The configuration of the present invention is mainly composed of a fixed jaw A, a movable cutting body B, and a drive unit housing C as shown in FIGS. The fixed jaw A is connected to the drive unit housing C, and the movable cutting body B is pivotally supported by the drive unit housing C so that the movable cutting body B can be opened and closed on the fixed jaw A. It has a simple structure. The power source for operating the movable cutting body B is a hydraulic cylinder 12 mounted in the drive unit housing C, and the tip of the piston rod 12b of the hydraulic cylinder 12 is connected to the movable cutting body B [ See FIG. 3B].
[0012]
First, the fixed jaw A is mainly composed of a jaw 1 and a cutting support 3 as shown in FIGS. The shape of the jaw 1 is formed such that the cross-sectional area gradually decreases and becomes narrower from the connection side with the drive unit housing C toward the tip. In the jaw portion 1, a surface facing the movable cutting body B, that is, a surface that cuts the tree W together with the movable cutting body B is referred to as a cutting work surface 1 a.
[0013]
When the jaw 1 holds and cuts the tree W together with the movable cutting body B and the mountain-shaped blade 6, the surface in the range where the tree W on the jaw 1 side is supported is referred to as a cutting work surface 1a. The cutting work surface 1a is provided with a cutting support portion 3 as shown in FIG. The cutting support part 3 is a part that plays a role of supporting the tree W when the tree W is cut by the apparatus. The cutting support portion 3 is mounted at a position corresponding to the mountain-shaped blade portion 6, and the mountain-shaped blade portion 6 is formed on the cutting support portion 3 in a state where the movable cutting body B is closed to the jaw portion 1. It is in a state of being inserted into the insertion portion 3a (described later).
[0014]
As shown in FIGS. 1 and 3, the cutting support portion 3 is formed so as to protrude from the surface of the cutting work surface 1 a toward the movable cutting body B, and from its top portion. An insertion portion 3a is formed in a linear or streak shape along the longitudinal direction (also referred to as the front-rear direction) of the fixed jaw A. The insertion portion 3a has an opening portion on the cutting work surface 1a side at the upper side 3a. ₁ Called. The upper side 3a ₁ Specifically, it is an upper end edge portion of both inclined support portions 3b, 3b which will be described later.
[0015]
And the insertion part 3a is the upper side 3a used as the opening location. ₁ From the fixed jaw A toward the lower side of the fixed jaw A. In particular, when the insertion portion 3a has a through hole shape, the insertion portion 3a penetrates from the cutting work surface 1a side of the fixed jaw A toward the outer surface side of the fixed jaw A. Further, the insertion portion 3a is formed in a linear or streak shape along the longitudinal (front-rear) direction of the fixed jaw A at a position corresponding to the crossing direction of the mountain-shaped blade portion 6.
[0016]
The insertion portion 3a has a through hole or groove width dimension in the width direction (equal to the width direction of the fixed jaw A) such that the cutting edge of the mountain-shaped blade portion 6 can be inserted with an appropriate gap. Is preferable. Most preferably, the cutting edge of the chevron shaped blade portion 6 is the upper side 3a of the insertion portion 3a. ₁ The remaining cut portion of the tree W in the state where it has been inserted from the top is the mountain-shaped blade portion 6 and the upper side 3a ₁ The width of the tree W is such that the portion of the tree W that has entered the insertion portion 3a together with the blade edge of the mountain-shaped blade portion 6 is easily cut.
[0017]
The insertion portion 3a includes an upper side 3a of the insertion portion 3a. ₁ The top side 3a ₁ Inclined support portions 3b, 3b that are downwardly inclined from both sides in the width direction (equal to the width direction of the fixed jaw A) are formed. The upper side 3a of the insertion part 3a ₁ Is linear along the longitudinal direction of the fixed jaw A and is formed to be uniform in the height direction. As shown in FIG. 2B, the inclined support portions 3b and 3b are formed so as to have a symmetric downward slope in the width direction.
[0018]
In addition, each inclination angle θ in the downward gradient of the both inclined support portions 3b, 3b may be slightly inclined with respect to the horizon, but it is preferable that the inclination is not so steep. The appropriate inclination angle θ is about 5 ° to about 45 °, more preferably about 10 ° to about 30 °, and more preferably about 10 ° to about 15 °. Further, it is preferable that the inclination angle θ of the inclination support portion 3b is about half of the angle of the edge 6t of the angled blade portion 6 described later. That is, the angle of the cross section orthogonal to the blade span direction of the blade edge 6t is 2θ. The inclined support portions 3b, 3b have a straight cross-sectional shape along the gradient direction. Alternatively, the inclined support portions 3b and 3b may be arc-shaped surfaces that are slightly bulged or recessed.
[0019]
There are various types of both inclined support portions 3b and 3b in the cutting support portion 3, and the first type includes a plurality of convex support strips 3b. ₁ , 3b ₁ , ... are composed. Convex support strip 3b ₁ Is formed in a rectangular shape such as a rectangular shape or a square shape, or a square shape such as a trapezoidal shape, and a plurality of convex support strips on the cutting work surface 1a of the jaw portion 1 along its longitudinal direction. 3b ₁ , 3b ₁ Are arranged and formed. Specifically, the jaw 1 and the convex support strip 3b ₁ , 3b ₁ ,... As a separate member, on the cutting work surface 1a of the jaw 1, the convex support strip 3b ₁ , 3b ₁ Are fixed by welding or the like.
[0020]
Alternatively, the convex support strip 3b is formed on the cutting work surface 1a of the jaw 1. ₁ , 3b ₁ ,... May be formed by cutting or casting so that they are integrally formed. Convex support strip 3b adjacent in the width direction of jaw 1 ₁ , 3b ₁ Between them, the groove-shaped groove-shaped support strip 3b ₁₂ , 3b ₁₂ , ... are formed. That is, the convex support strip 3b ₁ And channel support strip 3b ₁₂ And are formed alternately. In FIG. 1 (B) and FIG. 2 (B), the convex support strip 3b ₁ The number of is four, but in particular its convex support strip 3b ₁ The number is not limited, and may be six or eight. However, convex support strip 3b ₁ , 3b ₁ , ... as the number of convex support strips 3b increases ₁ The width dimension of the groove-shaped support strip 3b described above is also small. ₁₂ Is to be formed.
[0021]
Also, the convex support strip 3b ₁ Is configured to have a height along a downward gradient on both sides in the width direction of the cutting support portion 3. That is, the adjacent convex support strips 3b are arranged. ₁ , 3b ₁ Each top surface 3b of ₁₁ , 3b ₁₁ ,... Are positioned along the inclination angle θ of the descending slope so that the respective convex support strips 3b. ₁ Is determined. Specifically, the convex support strip 3b is adjusted in accordance with the inclination angle θ of each of the inclined support portions 3b and 3b described above. ₁ Top surface 3b ₁₁ However, as shown in FIG. 2B, it is formed as an inclined surface along a downward gradient of the inclination angle θ.
[0022]
And the convex support strip 3b which adjoins the width direction both sides centering | focusing on the insertion part 3a of the jaw part 1 ₁ , 3b ₁ ,... Are the top surface 3b. ₁₁ , 3b ₁₁ ,... Coincide with each other on a virtual inclination line L indicating the inclination of the inclination angle θ. The virtual inclination line L is described only on the drawing in order to represent the inclination angle θ, and is described in FIGS. 1B, 2B, and 2C. Thus, the convex support strips 3b adjacent to each other at an appropriate interval. ₁ , 3b ₁ Can be said to constitute the inclined support portion 3b having an intermittent inclined surface while always forming the inclination angle θ.
[0023]
Also, such a convex support strip 3b ₁ , 3b ₁ As a modified example of FIG. 2, as shown in FIG. 2 (B), a hollow square member is appropriately cut along the longitudinal direction, and a cross section perpendicular to the longitudinal direction is formed into a U shape, This is fixed to the cutting work surface 1 a of the jaw 1. In this case, the side of the hollow square member is each convex support strip 3b. ₁ , 3b ₁ , ... as the role. Each convex support strip 3b of this first type of modification ₁ , 3b ₁ ,... Are also formed so as to coincide with the virtual inclination line L of the inclination angle θ as described above. Further, each convex support strip 3b in the first type of modification example ₁ , 3b ₁ , ... top surface 3b ₁₁ , 3b ₁₁ ,... Are extremely narrow, as shown in FIG. ₁₁ , 3b ₁₁ Are not necessarily inclined surfaces having an inclination angle θ. Further, the groove-shaped support strip 3b ₁₂ Is the convex support strip 3b ₁ , 3b ₁ , ... inevitably formed between.
[0024]
Next, as a second type of the inclined support portion 3b of the cutting support portion 3, as shown in FIGS. 5A and 5B, a flat support surface 3b whose surface is flat. ₂ Is formed. Both flat support surfaces 3b ₂ , 3b ₂ Specifically, in the width direction of the jaw portion 1, the insertion portion 3a is used as a center so as to have a downward slope toward the both side ends in the width direction. Flat support surface 3b in this second type ₂ , 3b ₂ The respective inclination angles θ are also set to the same angles as in the first type.
[0025]
Further, as a third type of the inclined support portions 3b, 3b of the cutting support portion 3, as shown in FIGS. 6 (A) and (B), the upper side 3a of the insertion portion 3a. ₁ The concave support surface 3b is formed in a concave shape so as to be substantially the same shape as the shape of the cutting edge in the blade crossing direction of the mountain-shaped blade portion 6. _Three , 3b _Three Is formed. This recessed support surface 3b _Three , 3b _Three Specifically, the upper side 3a ₁ Is formed so as to be concavely curved along the longitudinal direction, and the two-dent support surface 3b. _Three , 3b _Three Is a linear downward slope along the width direction (see FIG. 6C), and in the longitudinal direction (front-rear direction) of the fixed jaw A, the upper side 3a ₁ Following the above, it is formed in a curved shape. The inclination angle θ of the downward gradient is set to the same angle as the first and second types. Thus, the upper side 3a ₁ By making the shape in accordance with the shape of the edge of the mountain-shaped blade portion 6 along the longitudinal direction, the cutting support portion 3 can easily hold the tree W, and thus facilitate the cutting work in a stable state. It is.
[0026]
A fixed tip blade 4 is formed at the tip of the jaw 1. The fixed tip blade 4 is a plate-like material that is mounted substantially orthogonal to the longitudinal direction of the jaw 1, and the central portion in the width direction is cut into a substantially V shape toward the movable cutting body B side. A notch groove 4a is formed (see FIGS. 1A and 1B). Moreover, the apex vicinity of the fixed front-end | tip blade 4 is sharpened sharply. The fixed tip blade 4 prevents the tree W from spilling from between the fixed jaw A and the movable cutting body B when the fixed jaw A and the movable cutting body B are cut.
[0027]
Next, as shown in FIGS. 1, 3, etc., the movable cutting body B includes a cutting main body 5, a mountain-shaped blade 6, an auxiliary blade 7, a movable frame 8, and the like. Further, the cutting main body 5 may be formed as a reinforcing portion by forming a flat groove-like recess in the thickness direction, or a reinforcing material such as a rib may be formed as necessary. The cutting main body 5 is integrally and continuously formed with a mountain-shaped blade portion 6 and an auxiliary blade portion 7, thereby constituting a portion that plays a role of cutting. The outer peripheral portion of the cutting main body 5 is surrounded by the frame main body 8 a of the movable frame 8. The movable frame 8 is extremely strong so that it can sufficiently withstand the cutting operation, and the swing base 8b formed on the movable frame 8 is pivotally connected to the drive unit housing C. The pivot location is the pivot S ₁ Called.
[0028]
The movable frame 8 is formed with a cylinder connecting portion 8c. The cylinder connecting portion 8c is pivotally connected to the hydraulic cylinder 12, and the movable cutting body B is swung with the hydraulic cylinder 12 as a drive source. Is done. The connecting part between the cylinder connecting part 8c and the hydraulic cylinder 12 is connected to the pivot part S. ₂ Called. Furthermore, a tip claw portion 8d is formed at the free tip of the movable frame 8, and the tip claw portion 8d prevents the tree W from dropping from between the fixed jaw A and the movable cut body B during cutting work. .
[0029]
Further, a pivot S between the fixed jaw A and the movable cutting body B ₁ Auxiliary cutters 13 are attached to the places so that hard materials such as reinforcing bars can be cut. The auxiliary cutter 13 includes a fixed cutter portion 13a formed on the fixed jaw A side and a movable cutter portion 13b formed on the movable cutting body B side. When the movable cutting body B moves, the fixed cutter portion 13a and the movable cutter part 13b cross and can cut a twig, a reinforcing bar, a steel frame, and the like, and can be used not only for mountain forests, but also for cutting reinforcing bars and cutting trees.
[0030]
Next, the mountain-shaped blade portion 6 is formed so as to project toward the fixed jaw A side, and is a portion that is inserted or penetrates into the insertion portion 3a as described above. The edge 6t of the mountain-shaped blade 6 is formed so that the thickness gradually decreases toward the edge, but the shape of the edge 6t, that is, the tip portion, is a cross-sectional shape orthogonal to the blade spanning direction. Is formed in a semicircular shape.
[0031]
The mountain-shaped blade portion 6 has a plurality of types of shapes, and the first type is an arc-shaped mountain-shaped blade portion 6a having an arc shape. Specifically, it is formed in a flat arc shape so that the central portion swells most along the blade crossing direction (longitudinal direction of the blade) [see FIG. 1 (A), FIG. 3, etc.]. Since this type of mountain-shaped blade portion 6 is arcuate along the blade spanning direction, there are no corners along the blade spanning direction, and the shear force is uniform at any point in the blade spanning direction.
[0032]
Next, the 1st type of the shape of the mountain-shaped blade part 6 is the polygonal mountain-shaped blade part 6b formed in the substantially half-moon polygon shape, as shown to FIG. 7 (A). The polygonal mountain shaped blade portion 6b is formed by a plurality of continuous linear blade edge portions having different inclinations. This type of mountain-shaped blade portion 6 has an adjacent straight blade edge portion 6b. ₁ , 6b ₁ They are continuous with each other at an appropriate angle. In the illustrated embodiment, four straight cutting edges 6b ₁ , 6b ₁ ,... Are continuously formed, and each adjacent straight blade edge portion 6b. ₁ , 6b ₁ There are three corners between them. This polygonal mountain-shaped blade portion 6b has a plurality of straight blade edge portions 6b. ₁ , 6b ₁ ,..., And the tree W is cut by a configuration with a plurality of corners formed by these.
[0033]
Next, the 2nd type of the shape of the mountain-shaped blade part 6 is made into the triangular mountain-shaped blade part 6c formed in the substantially triangular shape, as shown in FIG.7 (B). The triangular mountain-shaped blade portion 6c has an apex angle 6c. ₁ The blade edge 6t at the point is the sharpest, and the apex angle 6c ₁ The cutting edge 6t at each location makes it easier to bite into the tree W than the other two types of mountain-shaped blade portions 6 described above.
[0034]
In the cutting main body 5, an auxiliary blade portion 7 is formed at a position adjacent to the mountain-shaped blade portion 6 and closer to the swing center side of the movable cutting body B together with the mountain-shaped blade portion 6. The auxiliary blade portion 7 has a straight edge 6t along the blade spanning direction and does not penetrate the movable cutting body B, but the insertion portion of the cutting support portion 3 on the cutting work surface 1a. The tree W which protrudes in places other than 3a is cut.
[0035]
Next, the drive unit housing C includes a housing unit 9 and a connecting unit 10. A hydraulic cylinder 12 is mounted in the housing portion 9. The connecting portion 10 serves to be attached to the tip of a boom of a construction vehicle such as a hydraulic excavator. The swing operation of the movable cutting body B with respect to the fixed jaw A is performed by the hydraulic cylinder 12. Specifically, the pivot portion S is slidably movable between the drive portion housing C and the cylinder portion 12a of the hydraulic cylinder 12. ₁ It is pivotally connected at The cylinder connecting portion 8c formed on the movable frame 8 of the movable cutting body B is connected to the piston rod 12b side of the hydraulic cylinder 12 and the pivot portion S. ₂ As the piston rod 12b protrudes from the cylinder portion 12a of the hydraulic cylinder 12, the movable cutting body B swings with respect to the fixed jaw A.
[0036]
【The invention's effect】
The invention of claim 1 has a movable cutting body B provided with a mountain-shaped blade portion 6, and an insertion portion 3a that supports the movable cutting body B in a swingable manner and allows the mountain-shaped blade portion 6 to be inserted. It consists of a fixed jaw A provided with a cutting support part 3, and the cutting support part 3 has an upper side 3a of the insertion part 3a ₁ Is used as a tree cutting machine in which the slope support portions 3b, 3b having a downward slope are formed on both sides in the width direction, so that the cutting work of the tree W is reliably and efficiently performed so as not to be left uncut. be able to.
[0037]
More specifically, the cutting support portion 3 formed on the fixed jaw A has inclined support portions 3b and 3b formed on both sides in the width direction of the insertion portion 3a. Since the insertion portion 3a is located at the top, the tree W is supported by the insertion portion 3a, and the mountain-shaped blade portion 6 cuts the tree W so that the mountain-shaped blade portion 6 bites in the diameter direction of the tree W. Go.
[0038]
Then, the tree W is partially cut, and the tree W approaches the inclined support portions 3b and 3b formed on both sides in the width direction of the insertion portion 3a with the cut portion of the tree W as the center, and the cut portion is the center. As a result, the tree W is bent into a mountain shape, and the last part of the cutting of the tree W is supported by the insertion portion 3a. Thereby, the cutting edge of the mountain-shaped blade portion 6 to be inserted into the insertion portion 3a can surely cut the tree W to the end, so that no uncut portion can be generated, and the efficiency of the cutting work Can be improved.
[0039]
According to a second aspect of the present invention, in the first aspect, the inclined support portions 3b and 3b are made of a tree cutting machine in which the gradient direction is linearly formed, so that the structure of the cutting support portion 3 is extremely simplified. be able to. The above effect will be described in detail. Since the insertion portion 3a is formed at the center in the width direction and the insertion portion 3a is linear along the longitudinal direction, the slope formed on both sides of the insertion portion 3a in the width direction. The support portions 3b and 3b can be easily flattened, and can be easily manufactured and structured.
[0040]
A third aspect of the present invention is the cutting work efficiency of the tree W according to the first or second aspect, wherein the mountain-shaped blade portion 6 is a tree cutting machine formed in a substantially polygonal shape along the blade crossing direction. Can be improved.
[0041]
According to a fourth aspect of the present invention, in the first or second aspect, the mountain-shaped blade portion 6 is a tree cutting machine in which the mountain-shaped blade portion 6 is formed in a substantially triangular shape along the blade spanning direction. Is formed in a substantially triangular shape along the blade span direction, and forms the sharpest corner, thereby making it possible to make a better cut into the tree W, and an extremely flexible type of tree. Can be cut.
[0042]
According to a fifth aspect of the present invention, there is provided a tree cutting machine according to the first, second, third, or fourth aspect, wherein the insertion portion 3a of the cutting support portion 3 is formed in a substantially straight line along the longitudinal direction. In cutting W, an extremely strong cutting load can be obtained.
[0043]
A sixth aspect of the present invention is the cutting of a tree according to the first, second, third or fourth aspect, wherein the insertion portion 3a of the cutting support portion 3 is formed in a concave arc shape substantially equivalent to the edge shape of the mountain-shaped blade portion 6. By using the machine, the tree W can be cut in a stable state by the cutting support portion 3 when the tree W is cut.
[0044]
The invention of claim 7 is the invention according to claim 1, 2, 3, 4, 5 or 6, wherein the inclined support portions 3b, 3b are a plurality of convex support strips 3b provided along the longitudinal direction of the fixed jaw A. ₁ , 3b ₁ The convex support strip 3b ₁ , 3b ₁ ,... Is a tree cutting machine having a height along a downward slope on both sides in the width direction of the cutting support part 3, so that the weight of the tree cutting machine can be reduced. There are effects such as being able to cut in a stable state.
[0045]
The above effect will be described in detail. The cutting support portion 3 is made up of a plurality of convex support strips 3b. ₁ , 3b ₁ , ..., each convex support strip 3b ₁ Top surface 3b ₁₁ The thickness of the cutting support portion 3 can be partially reduced by forming a downward gradient in the cross section orthogonal to the front-rear direction. That is, the cutting support part 3 is made into a plurality of convex support strips 3b. ₁ , 3b ₁ In this way, the cutting support portion 3 can obtain the minimum necessary support area, and adjacent convex support strips 3b. ₁ , 3b ₁ Since a groove-like gap is formed between the two, the weight can be reduced.
[0046]
Also, a plurality of convex support strips 3b ₁ , 3b ₁ When cutting the tree W, the cutting force of the movable cutting body B presses the tree W toward the cutting support part 3 side, and the convex support strip 3b adjacent to the tree W is obtained. ₁ , 3b ₁ It will be in a state of being supported so as to bite in between, and the tree W at the time of cutting work can be supported in a stable state and reliable cutting can be performed.
[0047]
The invention according to an eighth aspect is the first, second, third, fourth, fifth or sixth aspect, wherein the inclined support portions 3b and 3b are flat support surfaces 3b. ₂ , 3b ₂ Therefore, it is possible to make it difficult for chips, dust, and the like to collect on the fixed jaw A side in the cutting operation.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1A is a perspective view of the present invention provided with a first type cutting support portion.
(B) is a perspective view of the main part of the fixed jaw provided with the first type of cutting support.
FIG. 2A is a longitudinal side view of a fixed jaw provided with a first type cutting support portion.
(B) is a longitudinal front view of the fixed jaw and the chevron blade portion provided with the first type cutting support portion. (C) is a view of the fixed jaw and the chevron blade portion provided with a modification of the first type cutting support portion. Longitudinal front view
FIG. 3A is a side view showing a state in which a movable cutting body and a fixed jaw are opened.
(B) is a side view in partial cross-section with the movable cutting body and the fixed jaw closed.
FIG. 4A is a process diagram in an initial state of tree cutting.
(B) is a process diagram in the middle of cutting the tree
(C) is a process diagram in the state of tree cutting completion
FIG. 5A is a perspective view of the present invention provided with a second type cutting support portion.
(B) is a perspective view of an essential part of a fixed jaw provided with a second type cutting support part.
(C) is a longitudinal front view of a fixed jaw and a mountain-shaped blade provided with a second type of cutting support.
FIG. 6A is a longitudinal sectional side view of a fixed jaw provided with a third type cutting support portion.
(B) is a perspective view of an essential part of a fixed jaw provided with a third type cutting support part.
(C) is a longitudinal front view of a fixed jaw and a mountain-shaped blade provided with a third type cutting support.
FIG. 7A is a side view in which a mountain-shaped blade portion is a polygonal shape.
(B) is a side view in which the mountain-shaped blade is triangular.
[Explanation of symbols]
A ... Fixed jaw
B ... Movable cutting body
3 ... Cutting support part
3a ... Insertion section
3a ₁ ... Upper side
3b: Inclined support part
3b ₁ ... Convex support strip
3b ₁₁ ... top
3b ₂ ... Flat support surface
6 ... Mountain shaped blade

Claims

山形状刃部を備えた可動切断体と、該可動切断体を揺動自在に支持するとともに前記山形状刃部が挿入自在とした挿入部を有する切断支持部を備えた固定顎とからなり、前記切断支持部には前記挿入部の上辺を頂部としてその幅方向両側に下り勾配状の傾斜支持部が形成されてなることを特徴とする樹木切断機。A movable cutting body provided with a mountain-shaped blade portion, and a fixed jaw provided with a cutting support portion having an insertion portion that supports the movable cutting body in a swingable manner and allows the mountain-shaped blade portion to be inserted, The tree cutting machine, wherein the cutting support part is formed with a slope support part having a downward slope on both sides in the width direction with the upper side of the insertion part as a top part.

請求項１において、前記傾斜支持部は、勾配方向を直線状に形成されてなることを特徴とする樹木切断機。The tree cutting machine according to claim 1, wherein the inclined support portion is formed in a linear gradient direction.

請求項１又は２において、前記山形状刃部は、その刃渡り方向に沿ってほぼ多角形状に形成されてなることを特徴とする樹木切断機。The tree cutting machine according to claim 1 or 2, wherein the mountain-shaped blade portion is formed in a substantially polygonal shape along a crossing direction of the blade.

請求項１又は２において、前記山形状刃部は、その刃渡り方向に沿ってほぼ三角形状に形成されてなることを特徴とする樹木切断機。The tree cutting machine according to claim 1 or 2, wherein the mountain-shaped blade portion is formed in a substantially triangular shape along a blade crossing direction.

請求項１，２，３又は４において、前記切断支持部の挿入部は長手方向に沿ってほぼ直線状に形成されてなることを特徴とする樹木切断機。The tree cutting machine according to claim 1, 2, 3, or 4, wherein the insertion portion of the cutting support portion is formed substantially linearly along the longitudinal direction.

請求項１，２，３又は４において、前記切断支持部の挿入部は前記山形状刃部の刃先形状とほぼ同等の凹み弧状に形成されてなることを特徴とする樹木切断機。5. The tree cutting machine according to claim 1, 2, 3 or 4, wherein the insertion portion of the cutting support portion is formed in a concave arc shape substantially equivalent to the edge shape of the mountain-shaped blade portion.

請求項１，２，３，４，５又は６において、前記傾斜支持部は、固定顎の長手方向に沿って設けられた複数の凸形支持条からなり、該凸形支持条は前記切断支持部の幅方向両側において下り勾配に沿う高さとなるようにしたことを特徴とする樹木切断機。7. The inclined support portion according to claim 1, wherein the inclined support portion includes a plurality of convex support strips provided along a longitudinal direction of the fixed jaw. A tree cutting machine characterized by having a height along a downward slope on both sides in the width direction of the section.

請求項１，２，３，４，５又は６において、前記傾斜支持部は、平坦支持面としてなることを特徴とする樹木切断機。The tree cutting machine according to claim 1, 2, 3, 4, 5, or 6, wherein the inclined support portion is a flat support surface.