JP4232962B2 - Packing equipment - Google Patents
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Description
本発明は、例えばキッチンや洗面化粧台のカウンター等の被梱包体を梱包する梱包装置に係り、特に各種大きさの被梱包体に対応可能な梱包装置に関する。 The present invention relates to a packing apparatus for packing a packaged body such as a counter of a kitchen or a vanity, for example, and more particularly to a packaging apparatus that can handle a packaged body of various sizes.
従来、洗面化粧台等を梱包する梱包装置としては、例えば特許文献1に開示されている。この梱包装置は、被梱包体に第1の有底包装部材を当接させ、当該第1の有底包装部材と相対向する位置に第2の有底包装部材を当接させ、第1の有底包装部材と第2の有底包装部材とを締結部材により締結するようにしたものである。
しかしながら、この梱包装置においては、第1及び第2の有底包装部材が被梱包体の当接面の大きさに対応した所定形状に設定されているため、例えば被梱包体の各面の大きさに応じた第1及び第2の有底包装部材がそれぞれ必要になる。その結果、例えばシステムキッチンのように、その左右幅方向の寸法に各種のバリエーションがある場合、各バリエーションにそれぞれ専用の有底包装部材が必要となり、梱包装置の部材数が大幅に増加すると共に、その管理や取り扱いが面倒であるという問題点を有している。特に、個性や差別化が要求されるシステムキッチン等においては、そのバリエーションの数が増加する傾向にあり、前記問題点が一層顕著になり易い。 However, in this packaging apparatus, since the first and second bottomed packaging members are set in a predetermined shape corresponding to the size of the contact surface of the packaged body, for example, the size of each surface of the packaged body The 1st and 2nd bottomed packaging member according to the length is needed, respectively. As a result, when there are various variations in the dimensions in the left-right width direction, for example, in the system kitchen, each variation requires a dedicated bottomed packaging member, and the number of members of the packaging device greatly increases. It has a problem that its management and handling are troublesome. In particular, in a system kitchen or the like where individuality and differentiation are required, the number of variations tends to increase, and the above problems are likely to become more prominent.
また、このようなシステムキッチンにおいては、各キャビネットに対応した長さの人工大理石等で形成された板状のカウンターが使用されるが、この板状のカウンターの梱包も、所定位置にシンクが突出状態で取り付けられていることから、梱包作業が面倒となり易く、その改善が望まれているのが実情である。 In such a system kitchen, a plate-shaped counter made of artificial marble having a length corresponding to each cabinet is used, and the sink of the plate-shaped counter packaging also protrudes at a predetermined position. Since it is attached in a state, the packaging work tends to be troublesome, and the actual situation is that improvement is desired.
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、スライド移動可能な分割された梱包材の使用により、被梱包体の大きさの違いによる部材数の増加を抑えつつ各種大きさの被梱包体に容易に適用できて、汎用性の向上を図ることが可能な梱包装置を提供することにある。また、本発明の他の目的は、前記目的に加え、カウンター等の板状の被梱包体を確実かつ容易に梱包し得る梱包装置を提供することにある。 The present invention has been made in view of such circumstances. The purpose of the present invention is to reduce the increase in the number of members due to the difference in the size of the packaged body by using a divided packing material that can slide. An object of the present invention is to provide a packaging device that can be easily applied to a packaged body of a size and can improve versatility. Another object of the present invention is to provide a packing apparatus capable of reliably and easily packing a plate-shaped packaged object such as a counter in addition to the above object.
かかる目的を達成すべく、本発明のうち請求項1に記載の発明は、板状物からなる被梱包体の相対向する面に被せられる梱包材と、該梱包材を締結する結束材とを備えた梱包装置において、前記梱包材は、二分割されたそれぞれ1枚の板材で形成されると共に、各梱包材は2段階に折り曲げることにより前記被梱包体の端部を保護する断面コ字状の嵌挿溝を形成し得る側壁部を3辺に備えて平板形状と梱包形状に形状変更可能に構成され、梱包形状の各梱包材の互いのスライド動作により、その梱包空間が前記相対向する面間の寸法に対応して調整されると共に、前記被梱包体をシンク付カウンターとして、前記シンク付カウンターのシンクが前記シンク付カウンターの長手方向の左右どちらかにオフセットされ、前記梱包材に長さの異なる二分割された梱包材を用い、シンクが取り付けられて重くなる一方側に長さの短い梱包材を使用し他方側に長さの長い梱包材を使用して、両梱包材の重ね合わせ部をカウンターの重心位置の近傍に設定すると共に、重ね合わせ部を前記結束材で結束することを特徴とする。
In order to achieve such an object, the invention described in
本発明の請求項1に記載の発明によれば、板状物からなる梱包材が二分割されてそれぞれ折り曲げ可能で平板形状と梱包形状に形状変更可能な1枚の板材で構成され、梱包形状の各梱包材の互いのスライド動作によって、その梱包空間が被梱包体の相対向する面間の寸法に対応するように調整されるため、各種大きさの被梱包体であっても、例えば分割された梱包材を重ねた状態でスライド動作させることにより確実に梱包できて、被梱包体の大きさの違いによる梱包装置の部材数の増加を抑えることができると共に、各種バリエーションの被梱包体の梱包に的確に対応できて、汎用性に優れた梱包装置を得ることが可能となる。また、二分割された梱包材に、梱包形状において被梱包体の端部を保護する断面略コ字形状の嵌挿溝が設けられるため、この嵌挿溝により、被梱包体の外周部を保護できると共に緩衝材等を確実に嵌挿でき、かつ隣り合う梱包材の外周部の接合状態が安定し、被梱包体に対する良好な梱包状態が容易に得られると共に、分割された梱包材の移動がスムーズとなって長さ調整作業を容易に行うことができる。さらに、シンク付カウンターのシンクが取り付けられて重くなる一方側に長さの短い梱包材を使用し他方側に長さの長い梱包材を使用して、重ね合わせ部がカウンターの重心位置の近傍に設定されると共に、重ね合わせ部が結束材で結束されるため、シンクが取付けられたカウンターを安定した状態で梱包することができる。
According to the invention described in
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1〜図6は、本発明に係わる梱包装置の一実施形態を示し、図1が該梱包装置を使用したキッチンカウンターの梱包状態の斜視図、図2がその分解斜視図、図3が図1のA−A線に沿った断面図、図4が梱包材の梱包形状の平面図、図5が紙管の斜視図、図6が梱包材の組み立て方法の説明図である。
The best mode for carrying out the present invention will be described below in detail with reference to the drawings.
1 to 6 show an embodiment of a packing device according to the present invention, FIG. 1 is a perspective view of a packing state of a kitchen counter using the packing device, FIG. 2 is an exploded perspective view thereof, and FIG. FIG. 4 is a plan view of the packing shape of the packing material, FIG. 5 is a perspective view of the paper tube, and FIG. 6 is an explanatory view of the assembling method of the packing material.
図1〜図3において、梱包装置1は、被梱包体としてのキッチンカウンター2(以下、単にカウンター2という)の表面側(図において下面側)から相対向する長手方向の端面に被せられる二分割された梱包材3、4と、この梱包材3、4の長手方向と直交する幅方向の内側でカウンター2の幅方向側面との間に介挿される緩衝材としての一対の紙管5と、カウンター2の裏面側(図において上面側)に配置される梱包材6、シート7(シート7は図2及び図3参照)及び付属品箱8と、これらを梱包材3、4の長手方向の複数箇所(図では4箇所)で結束する結束材9等で構成されている。
1 to 3, the
前記一対の梱包材3、4は、材質としては段ボール等の紙類や樹脂類等が使用され、浅い舟形状の梱包形状と展開した平板形状の返却形状とに形状変更可能でリターナブル可能(返却、再使用可能)に構成されている。すなわち、各梱包材3、4は、図1に示す梱包形状において、図2〜図4に示すように、カウンター2の表裏面より僅かに大きな面積を有する長方形状の底壁部3a、4aと、この底壁部3a、4aの幅方向両端に立設された2つの長辺側の側壁部3b、4bと、底壁部3a、4aの長手方向の一方の端部である外周端部に立設された1つの短辺側の側壁部3c、4cとで、長手方向の他方の端部に開口した接合端部3d、4dを有する深さの浅い舟形状に構成されている。
The pair of
この時、各梱包材3、4の各側壁部3b、3c及び4b、4cは、底壁部3a、4a外周端の折り曲げ線10aに沿って折り曲げられることにより略垂直状態に設定される垂直部11aと、この垂直部11aの先端に設けられる折り曲げ線10bで折り曲げられることにより水平状態に設定される水平部11bとで構成されている。そして、この垂直部11aと水平部11b及び底壁部3a、4aの幅方向両端部とにより、底壁部3a、4aの3方向の外周端部に紙管5やカウンター2の外周端部が嵌挿される嵌挿溝11が形成されている。なお、前記折り曲げ線10a、10bは、直線状(もしくは所定間隔毎)に形成された凹部や肉薄部等で形成され、所定方向への曲げ癖が付与されると共に繰り返し折り曲げ可能に構成されている。
At this time, the
また、一対の梱包材3、4の図4に示す長さL1、L2は、一方側(図において左側)の梱包材3が長く、他方側(図において右側)の梱包材4が短くなるように(L1>L2)に設定され、この各長さL1、L2はカウンター2の長手方向の重量バランスに対応して接合端部3d、4dがカウンター2の重心位置の近傍になるように設定されている。すなわち、カウンター2のシンク12が取り付けられ重量的に重くなる他方側の梱包材4の長さL2が短く、平坦な電磁加熱器の取り付けのための開口13等が形成され重量的に軽くなる一方側の梱包材3の長さL1が長く設定されている。
Further, the lengths L1 and L2 of the pair of
そして、この一対の梱包材3、4は、舟形状において、例えば右側の梱包材4の外形形状を左側の梱包材3の外形形状より僅かに小さく設定することで、梱包材3、4の接合端部3d、4dが互いにスライド嵌合して、接合した両梱包材3、4によって、カウンター2の裏面側に所定容積の梱包空間14が形成されようになっている。すなわち、図4に示すように、舟形状の左側の梱包材3の開口した接合端部3dの内側に、舟形状の右側の梱包材4の開口した接合端部4dを嵌め込んで矢印イの如くスライド移動させて、両梱包材3、4が接合する部分の寸法L3を変化させることにより、接合された一対の梱包材3、4の全長Lが調整されて、梱包材3、4の底壁部3a、4aと各側壁部3b、3c及び4b、4cとで形成される前記梱包空間14の容積が調整される。また、この接合時において、梱包材3、4の幅方向両端部に形成される前記嵌挿溝11は、梱包材3、4のスライド移動方向に連通した状態となっている。
And this pair of
前記紙管5は、カウンター2の幅方向両端部の嵌挿溝11内に嵌挿配置され、例えば段ボール等の紙類によって略筒形状で長さ調整可能に形成されている。すなわち、一対の紙管5は、図3に示すように、内部に空洞部15を有しその形状が互いに異なる断面異形形状に形成され、各紙管5には、カウンター2の表面の幅方向端部を支持する所定幅の水平な支持面16が設けられている。そして、この紙管5は、図5に示すように、2つの紙管部材5a、5bに長手方向で二分割され、各紙管部材5a、5bの空洞部15内に抜き取り可能に嵌挿された連結部材5cで連結されることにより、連結部材5cによる連結部分の長さL5に応じて紙管5の全長L4が調整されるようになっている。なお、この例では、一対の紙管5の断面形状を異なるように設定したが、同一形状に設定して部材の共通化を図ることも勿論可能である。
The
また、図1に示す前記結束材9は、所定長さの布製バンドが使用され、例えば長さ方向の所定位置が梱包材3、4の底壁部3a、4aの外面に縫い付け、接着、針止め等の適宜の固着手段によって、外れない程度に軽く固定されている。そして、各結束材9の一方の端部に係止具17がそれぞれ取り付けられており、この係止具17に結束材9の他方の端部を挿通して係止されることにより、結束材9で梱包材3、4が所定の力で締結されるようになっている。この結束材9としては、布製バンドの使用に限らず、例えばPPバンド、ビニール紐、ゴム紐等を使用することもできるし、結束材9を梱包材3、4に固定することなく使用することもできる。
Further, the
さらに、前記梱包材6は、カウンター2の他方の端部側に設けられたカウンター2の裏面側に突出するシンク12部分を覆うもので、例えば段ボール等の紙類もしくは樹脂類の板材が使用され、その外周部に設けた4本の折り曲げ線6a(図3参照)と切り込み(図示せず)等によって、舟形状の梱包形状と平板形状の返却形状とに形状変更可能(展開及び組み立て可能)に形成されている。また、前記シート7は、例えばポリ袋が使用され、カウンター2の全体を包み込むように形成されるが、被梱包体の形態によって、1枚のシート7を裏面側に単に配置するようにしても良い。さらに、前記付属品箱8は、段ボール等の紙類もしくは樹脂類の板材によって箱形状に形成され、折り曲げ線や切り込み(図示せず)によって、前記梱包材6と同様に箱形状の梱包形状と平板形状の返却形状とに形状変更可能に形成されている。
Further, the
次に、このように構成された梱包装置1を使用したカウンター2の梱包方法及び梱包装置1の返却方法の一例について説明する。先ず、梱包装置1を使用してカウンター2を梱包する場合は、一対の梱包材3、4と2本の紙管5を準備し、分割されて平板形状に設定されている一対の梱包材3、4を、図6(a)に示すように、梱包するカウンター2の長さに応じて、長さの短い梱包材4の接合端部4dが上となるように両梱包材3、4の接合端部3d、4dを重ね合わせる。
Next, an example of a packing method for the
この状態で、平板状の一対の梱包材3、4の上に、シート7で覆われたカウンター2の表面側を位置させた状態で載せ、梱包材3、4上にカウンター2をセットする。なお、この時、カウンター2は各梱包材3、4の底壁部3a、4a上に位置すると共に、図示しない結束材9は、その両端部が梱包材3、4の幅方向の外側に引き出された状態となっている。
In this state, the
そして、このカウンター2のセット状態において、図6(a)に示す平板形状(展開形状)の各梱包材3、4を、その長辺側の側壁部3b、4bを内側の折り曲げ線10aに沿って矢印ロ方向に折り曲げて垂直部11aを形成すると共に、外側の折り曲げ線10bに沿って側壁部3b、4bの先端部分を同ロ方向に折り曲げて水平部11bを形成する。これにより、図6(b)に示すように、各梱包材3、4の底壁部3a、4aのスライド方向に平行な幅方向両端部に、L字形状の側壁部3b、4bと底壁部3a、4aの外周端部とで断面コ字状の嵌挿溝11が形成される。
In the set state of the
なお、図6には示していないが、梱包材3、4の長手方向の側壁部3b、4bの折り曲げを、例えばその内部に紙管5を入れた状態、つまり側壁部3b、4bで紙管5を包む状態で行うこと等により、嵌挿溝11の底部側に紙管5が所定状態で嵌挿されることになる。この時、一対の紙管5は、連結部材5cにより長さ調整が可能であることから、予め分割された梱包材3、4のセット長さに対応した長さに設定されて嵌挿溝11内に嵌挿される。また、側壁部3b、4bのL字形状への折り曲げは、折り曲げ線10a、10bの曲げ癖を利用してスムーズに行え、この点は、短辺側の側壁部3c、4cの折り曲げについても同様である。
Although not shown in FIG. 6, the
長辺側の側壁部3b、4bを折り曲げたら、次に図6(b)の矢印ハの如く、各梱包材3、4の短辺側の側壁部3c、4cを側壁部3b、4bと同様にして折り曲げ、各梱包材3、4の外周側端部に垂直部11aと水平部11bを形成して嵌挿溝11を形成し、図6(c)に示す状態とする。そして、この状態で、例えば梱包材4を図6(c)の矢印イ方向に押してスライド移動させることにより、両梱包材3、4の全長Lがカウンター2の長さに応じた値に設定されると共に、短辺側の嵌挿溝11内にカウンター2の相対向する面である長手方向の端部が嵌挿され、カウンター2の表面側と長手方向の両端部が梱包材3、4で覆われた状態となる。なお、梱包材3、4のスライド移動時に、嵌挿溝11内に嵌挿されている長さ調整可能な各紙管5も、梱包材3、4の長さ調整に応じてスライド移動して所定長さに設定される。
When the
このようにしてカウンター2を梱包材3、4で覆うと、このカウンター2の裏面上でシンク12部分に舟形状に組み立てた梱包材6を被せてシンク12を外側から覆うと共に、梱包材6の内部でカウンター2の裏面側に突出したシンク12側方の梱包空間14内に、付属品箱8を内蔵した状態とする。そして、この状態で、各梱包材3、4に軽く固定されている結束材9の一端部を他方の端部に固定されている係止具17に挿通して係止させることにより、結束材9が所定の張力で締結されて梱包材3、4等が結束されて梱包作業が終了する。この時、結束材9は、各梱包材3、4の長手方向の両端部に2本ずつ設けられており、この合計4本の結束材9で梱包材3、4、紙管5、付属品箱8入りの梱包材6等が同時に結束されて梱包されることになる。
When the
梱包作業が終了すると、図1に示すように梱包材4の短辺側の側壁部4cの垂直部11a表面に、品番ラベル18や宛先ラベル19が貼付されて、カウンター2の製造工場から、キッチンキャビネット等と共に、倉庫等の物流拠点を経て新築家屋等のキッチンを設置する施工現場に出荷される。この施工現場に搬入された梱包装置1で梱包されたカウンター2は、結束材9を弛めて外し、梱包材6や付属品箱8をカウンター2の裏面上から取り除いて別体にすると共に、梱包材3、4上からカウンター2を取り出す。
When the packing operation is completed, the
そして、梱包材3、4を、図6(a)〜(c)に示す手順と逆の手順により、舟形状から各側壁部3b、3c及び4b、4cを展開した(もしくは各側壁部3b、3c及び4b、4cを底壁部3a、4a上に折り畳んだ)平板形状の返却形状に設定すると共に、梱包材6や付属品箱8を平板形状の返却形状に設定し、また各紙管5から連結部材5cを抜くことにより、各紙管5を長さの短い紙管部材5a、5bに形状変更し、これらをシート7と共に梱包材3、4に固定されている結束材9で軽く縛って返却形態に設定する。この返却形態は、厚さが薄くその外形形状がカウンター2の長さより短い一方の梱包材3の外形形状となって、返却輸送や返却時の部材管理等が容易に行えることになる。
And each
また、工場に返却された梱包装置1は、分割された梱包材3、4や梱包材6及び付属品箱8は再び組み立てることで再使用することが可能となり、紙管5も各紙管部材5a、5bを連結部材5cで連結することにより再使用することが可能となる。つまり、梱包に使用した梱包装置1のほとんど全ての部材が、加工等を加えることなくそのままの状態で再使用できる、すなわち梱包装置1がリターナブルに使用されることになる。
In addition, the
なお、以上の梱包方法や返却方法は一例であって、梱包方法の場合は、例えば梱包材3、4を予めある程度の舟形状に組み立てた後に、その底壁部3a、4a上にカウンター2を載置してさらに完全な舟形状にして梱包しても良いし、予め完全に組み立てた梱包材3、4の梱包空間14内にカウンター2等の被梱包体を押し込んで梱包したり、あるいは結束材9として梱包時に所定長さに切断可能でリサイクル可能なPPバンドを使用することもできる。また、返却方法の場合も、結束材9による結束に限らず使用済みのPPバンド等を使用したり、梱包装置1の各部材をキッチンキャビネットの梱包装置と一緒に結束して返却するようにしても良い。
The above packing method and return method are examples. In the case of the packing method, for example, after assembling the
このように、上記実施形態の梱包装置1にあっては、梱包材として二分割された梱包材3、4が使用され、両梱包材3,4の互いのスライド動作により梱包空間14の容積を調整してカウンター2の表面側に被せるため、各種長さのカウンター2であっても、個々の長さに対応した梱包材を一々設定する必要がなくなり、一対の梱包材3、4で各種長さのカウンター2に適用することができて、カウンター2の長さの違いによる梱包材3、4の部材数の増加を抑えることができると共に、汎用性に優れた梱包装置1を得ることが可能となる。
Thus, in the
また、カウンター2の幅方向端部と梱包材3、4の側壁部3b、4bとの間に緩衝材としての紙管5がそれぞれ嵌挿されるため、紙管5の空洞部15による弾性力でカウンター2の端部を確実に保護できて、安定した梱包状態を得ることができると共に、紙管5自体も紙管部材5a、5bに二分割されて連結部材5cで連結されることにより長さ調整可能に構成されているため、その部材数の増加を抑え一層汎用性に優れた梱包装置1を得ることが可能となる。
Further, since the
また、二分割された梱包材3、4の長さL1、L2が、カウンター2の重量バランスに応じて、シンク12が設けられる側の梱包材4の長さL2を短く、平坦側の梱包材3の長さL1を長く設定しているため、両梱包材3、4の接合端部3d、4dをカウンター2の重心位置の近傍に設定して、各梱包材3、4の両端部を結束材9でそれぞれ締結することができ、二分割された梱包材3、4をカウンター2にそれぞれ所定強度で締結することができる。その結果、分割されることで生じ易い梱包材3、4の剛性低下を防止しつつ、カウンター2に一層安定した梱包状態を容易に得ることが可能となる。さらに、カウンター2の重心位置の近傍に設定された各梱包材3、4の接合端部3d、4dを締結する結束材9を持つことにより、梱包物を安定して持ち運ぶことも可能となる。
Further, the lengths L1 and L2 of the two divided
また、梱包状態において、二分割された梱包材3、4のスライド方向イと平行な両端部及びスライド方向イの両端部に、断面略L字形状の側壁部3b、3c及び4b、4cと底壁部3a、4aとで断面コ字状の嵌挿溝11が形成されるため、カウンター2の搬入時等に傷付き易い外周部をこれらの嵌挿溝11や紙管5で確実に保護することができる。また同時に、断面コ字状の嵌挿溝11により、嵌挿溝11内に紙管5を確実に嵌挿することができたり、隣り合う梱包材3、4の接合端部3d、4dの接合状態を安定させることができて、カウンター2に一層良好かつ安定した梱包状態を得ることができると共に、分割された梱包材3、4の移動が嵌挿溝11によってスムーズとなり、梱包材3、4の長さ調整作業自体を容易に行うこと等も可能となる。
Further, in the packing state,
また、カウンター2の表面側に梱包材3、4が被せられ、裏面側にシート7と付属品箱8が内蔵された梱包材6が配置されて結束材9で同時に締結されるため、カウンター2の表面側を梱包材3、4で確実に保護しつつ、シンク12が突出する裏面側にシート7やシンク12部分を覆う梱包材6を使用して梱包でき、突出部(シンク)を有し梱包形状が複雑化するカウンター2を確実かつ良好な状態で梱包することができると共に、各種の付属品等を付属品箱8を介して、カウンター2の裏面側でシンク12の横の凹み空間を有効利用して効率的に梱包することが可能となる。
Further, since the
図7及び図8は、本発明に係わる梱包装置の他の実施形態を示している。以下、上記実施形態と同一部位には同一符号を付して説明する。この実施形態の梱包装置1の特徴は、梱包材3、4の隣り合う側壁部3b、3c及び4b、4cの水平部11bを係止手段によって着脱可能に係止させるようにした点にある。すなわち、側壁部3c、4cの水平部11bの内面に一方の面状ファスナー20aを両面接着テープ等で固着すると共に、側壁部3b、4bの水平部11bの外面に他方の面状ファスナー20bを同様にして固着する。
7 and 8 show another embodiment of the packing device according to the present invention. Hereinafter, the same parts as those in the above embodiment will be described with the same reference numerals. The
そして、この折り曲げられた隣り合う側壁部3b、3c及び4b、4cの水平部11bの各端部を上下方向に面合わせさせることにより、各面状ファスナー20a、20bが係止されて、両側壁部3b、3c及び4b、4cが組み立てられる。なお、水平部11bを係止させる係止手段としては、面状ファスナー20a、20bの使用に限らず、係止釦や係止フック等の適宜の係止手段を採用することができる。
And each
この実施形態においても、梱包形状と平板形状に形状変更可能な梱包材3、4の側壁部3b、3c及び4b、4cに嵌挿溝11が設けられるため、上記実施形態と略同様の作用効果が得られる他に、隣り合う側壁部3b、3c及び4b、4cの端部が係止手段で係止されることから、両側壁部3b、3c及び4b、4cの連結強度が高まり、カウンター2を一層安定かつ良好に梱包できるという作用効果が得られる。
Also in this embodiment, since the
なお、上記実施形態においては、緩衝材として一対の長さ調整可能な紙管5を使用したが、本発明はこれに限定されず、例えば発泡ウレタン等の樹脂類からなる長さ調整可能な緩衝材を使用することもできるし、所定長さの比較的短い緩衝材を連結等させることで長さ調整可能な緩衝材として使用することもできる。また、上記実施形態においては、長辺側の側壁部3b、4bの嵌挿溝11に紙管5をそれぞれ嵌挿させたが、短辺側の嵌挿溝11内に紙管5等の緩衝材を嵌挿させてカウンター2の長手方向端部を保護する構成とすることもできる。
In the above-described embodiment, the pair of length-
さらに、上記実施形態においては、4本の結束材9で各梱包材3、4の両端部をそれぞれ結束したが、例えば、図7及び図8に二点鎖線で示すように、短辺側の側壁部3c、4c上を結束材9で結束して結束強度を一層高めることもできる。また、上記実施形態においては、二分割された梱包材3、4の長さL1、L2が異なるように設定したが、被梱包体の形態や重心位置によっては、同一長さに設定した梱包材3、4を使用して部材の共通化を図ることもできる。
Furthermore, in the said embodiment, although the both ends of each packing
またさらに、上記実施形態においては、二分割された梱包材3、4の梱包形状がそれぞれ浅い舟形状である場合について説明したが、本発明に係わる梱包材は、深さの深い舟形状であっても良いし、接合端部が開口した箱形状の梱包材であっても良く、要は分割された各梱包材がそのスライド移動により、その所定形態の梱包空間14の容積が調整されつつ被梱包体の相対向する面を覆う適宜形状の梱包材を使用することができる。また、本発明の梱包材3、4は、必ずしもリターナブルの梱包材に限定されるものでもないし、カウンター2の形態も上記実施形態に限定されるものでもなく、本発明に係わる各発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜に変更することができる。
Furthermore, in the above embodiment, the case where the packing shape of the two divided
本発明は、被梱包体としてキッチンカウンターに限らず、例えば洗面化粧台のカウンターや浴室のカウンター等の板状物にも適用できるし、板状物の梱包に限らず所定形状の各種の被梱包体の梱包にも適用できる。 The present invention is not limited to a kitchen counter as a packaged body, and can be applied to a plate-shaped object such as a counter for a bathroom vanity or a bathroom counter. It can also be applied to body packaging.
1・・・梱包装置、2・・・キッチンカウンター、3、4・・・梱包材、3a、4a・・・底壁部、3b、4c・・・側壁部、3c、4c・・・側壁部、3d、4d・・・接合端部、5・・・紙管、5a、5b・・・紙管部材、5c・・・連結部材、6・・・梱包材、6a・・・折り曲げ線、7・・・シート、8・・・付属品箱、9・・・結束材、10a、10b・・・折り曲げ線、11・・・嵌挿溝、11a・・・垂直部、11b・・・水平部、12・・・シンク、13・・・開口、14・・・梱包空間、15・・・空洞部、16・・・支持面、17・・・係止具、18・・・品番ラベル、19・・・宛先ラベル、20a、20b・・・面状ファスナー
DESCRIPTION OF
Claims (1)
前記梱包材は、二分割されたそれぞれ1枚の板材で形成されると共に、各梱包材は2段階に折り曲げることにより前記被梱包体の端部を保護する断面コ字状の嵌挿溝を形成し得る側壁部を3辺に備えて平板形状と梱包形状に形状変更可能に構成され、梱包形状の各梱包材の互いのスライド動作により、その梱包空間が前記相対向する面間の寸法に対応して調整されると共に、前記被梱包体をシンク付カウンターとして、前記シンク付カウンターのシンクが前記シンク付カウンターの長手方向の左右どちらかにオフセットされ、前記梱包材に長さの異なる二分割された梱包材を用い、シンクが取り付けられて重くなる一方側に長さの短い梱包材を使用し他方側に長さの長い梱包材を使用して、両梱包材の重ね合わせ部をカウンターの重心位置の近傍に設定すると共に、重ね合わせ部を前記結束材で結束することを特徴とする梱包装置。
In a packing device comprising a packing material that covers the opposite surfaces of a packaged body made of a plate-like object, and a binding material that fastens the packing material,
Each of the packing materials is formed by one plate material divided into two parts, and each packing material is bent in two stages to form a U-shaped insertion groove that protects the end of the packaged body. 3 side walls that can be used to change the shape into a flat plate shape and a packing shape, and each packing material in the packing shape can slide to accommodate the dimensions between the opposing surfaces. And the sink of the counter with sink is offset to the left or right in the longitudinal direction of the counter with sink, and the packing material is divided into two parts having different lengths. Use a short packing material on one side and a long packaging material on the other side, where the sink is attached. Position And sets the near packing apparatus characterized by binding the overlapping portions in the strapping material.
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