JP4231713B2 - 排ガス浄化装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、浄化対象ガスから粒子状物質等の有害物質を除去して浄化する排ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、放電エネルギを利用して自動車の排ガス等の浄化対象ガスを浄化する装置として図10に示す排気浄化装置がある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
従来の排気浄化装置1は、自動車のエンジン等の内燃機関から排出された排ガスXの流路2に1対の放電電極3,4を対向して設け、放電電極3,4に交流高圧電源5からの交流高電圧を印加させる構成である。交流高圧電源5には、直流電源6から直流電圧が一次電源として加えられるようになっている。
【0004】
また、エンジンを制御するためのエンジン制御回路7に、交流高圧電源5が接続され、さらに交流高圧電源5には、PWM(Pulse Width Modulation)回路8、フィルタ回路9および電流プローブ10が直列に接続される。
【0005】
交流高圧電源5は、直流電圧を昇圧させるDC(Direct current)/DCコンバータ11、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ12およびトランス13を直列に接続した構成であり、DC/DCコンバータ11に一次電源としての直流電源6が接続される。トランス13の二次巻線14の一方側は2枚の放電電極3,4のうち一方の放電電極3に接続され、二次巻線14の他方側と他方の放電電極4はアース接続される。
【0006】
また、インバータ12にはインバータ駆動回路15が接続され、インバータ駆動回路15がエンジン制御回路7に接続される。インバータ駆動回路15は、エンジン制御回路7により制御され、さらにインバータ12は、インバータ駆動回路15により制御される。
【0007】
一方、PWM回路8はDC/DCコンバータ11に接続され、電流プローブ10は、トランス13の二次巻線14のグランド側に設けられる。
【0008】
そして、直流電源6から供給された直流電圧はDC/DCコンバータ11で昇圧され、インバータ12に与えられる。インバータ12は、エンジン制御回路7からインバータ駆動回路15を介して受けた制御信号に応じて、DC/DCコンバータ11から受けた直流電圧を高周波の交流電圧に変換し、トランス13に与える。さらにトランス13は、インバータ12から受けた交流電圧を昇圧させて各放電電極3,4に印加する。
【0009】
この結果、放電電極3,4間にはエンジンの運転状態に基づいて、エンジン制御回路7により設定された制御信号に応じたエネルギの放電が誘起され、誘起された放電の作用により放電電極3,4間を通過する排ガスXが浄化される。
【0010】
ここで、放電電極3,4間における放電エネルギは、温度や汚れの存在等の発生条件に依存して変化するため、実際にはエンジン制御回路7により制御された最適なエネルギの放電とはならない。このため、放電電極3、4間において最適な放電エネルギを維持することが必要となる。
【0011】
そこで、放電電極3,4間における実際の放電エネルギを補正するため、電流プローブ10により、トランス13の二次巻線14側の電流、すなわち放電電極3、4間の放電電流が検出されて放電電流検出信号としてフィルタ回路9に与えられる。フィルタ回路9は電流プローブ10から受けた放電電流検出信号のノイズ成分を除去してPWM回路8に与え、PWM回路8はフィルタ回路9から受けた放電電流検出信号に応じて制御信号をDC/DCコンバータ11に与えることにより、DC/DCコンバータ11が出力する直流電圧を制御する。
【0012】
このため、電流プローブ10により測定された二次巻線14側の電流値に応じて、DC/DCコンバータ11が出力する直流電圧が制御され、放電電極3、4間に印加される交流電圧が調節される。これに伴い、放電電極3、4間に与えられる電力、すなわち放電エネルギが調節される。
【0013】
すなわち、従来の排気浄化装置1は、エンジンの運転状態に応じて制御されたエネルギの放電により放電電極3、4間に導かれた排ガスXを浄化し、かつ放電電極3、4近傍の電流値を測定して、適切なエネルギの放電となるように補正すべくフィードバック制御する構成である。
【0014】
【特許文献1】
特開2001−098932号公報(第1頁−第4頁、図1参照)
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
従来の排ガス浄化装置1においては、直流低電圧から直流高電圧への変換、直流高電圧から高周波電圧への変換、さらに高周波電圧の昇圧という電圧の変換過程において損失が生じるため、電源効率の低下に繋がる。
【0016】
しかし、自動車等の移動体に使用されるエンジン等の内燃機関に排ガス浄化装置を適用する場合には、自動車等の移動体の動力を内燃機関の出力でまかなう必要があるため、電源効率の向上が重要となる。
【0017】
また、従来の排ガス浄化装置1は、放電電極3、4近傍の電流値を測定して、電流値に基づいて交流高圧電源5の出力が補正される構成であるが、正確な電流値の測定は困難であり、かつ実際の正確な電力が検出されているわけではない。このため、正確には交流高圧電源5の電源効率は必ずしも最適化されていない。
【0018】
さらに、自動車等の移動体に排ガス浄化装置を搭載する場合には、装置の小型化が望まれる。
【0019】
本発明はかかる従来の事情に対処するためになされたものであり、自動車のエンジン等の内燃機関から排出される排ガス等の浄化対象ガスをより良好な電源効率で浄化することが可能な排ガス浄化装置を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る排ガス浄化装置は、上述の目的を達成するために、請求項1に記載したように、トランスを有する高圧電源と、放電電極を有する放電部とを備え、放電電極間に浄化対象ガスを導くとともに、前記トランスの一次巻線から前記トランスの漏れインダクタンスと前記放電部の静電容量により形成される共振回路にステップ電圧を与えることにより前記放電部に共振電圧を印加し、放電電極間に放電を発生させることにより前記浄化対象ガスを浄化するように構成したことを特徴とするものである。
【0021】
【発明の実施の形態】
本発明に係る排ガス浄化装置の実施の形態について添付図面を参照して説明する。
【0022】
図1は本発明に係る排ガス浄化装置の第1の実施形態を示す構成図である。
【0023】
排ガス浄化装置20は、放電部21と、この放電部21に接続される高圧電源22とを備える。
【0024】
放電部21は、一対の放電電極23、23が対向配置された構成であり、各放電電極23、23に自動車等の移動体から排出された排ガス等の浄化対象ガスXが導かれる。
【0025】
一方、高圧電源22は、直流電源25、直流電圧を交流電圧に変換するインバータ26およびトランス27を直列に接続した構成である。トランス27の一次巻線28はインバータ26に接続され、トランス27の二次巻線29は放電部21に接続される。
【0026】
この結果、トランス27および放電部21により構成される回路は、トランス27の一次巻線28および二次巻線29のうち一方の巻線、例えば二次巻線29の両端を短絡した場合に、他方の巻線となる一次巻線28の両端の間において残留するインダクタンス、すなわち漏れインダクタンスと放電部21の静電容量とを直列に接続した回路と等価となる。
【0027】
そして、漏れインダクタンスと放電部21の静電容量とにより共振回路30が構成される。
【0028】
ここで、放電部21の静電容量をCr、漏れインダクタンスをLsとすると、共振回路30における共振周波数frは、式(1)により得られる。
【0029】
【数1】
Figure 0004231713
【0030】
尚、共振回路30における共振周波数を調整するために、トランス27の一次巻線28又は二次巻線29に別途外部インダクタンスを直列に接続し、外部インダクタンス、漏れインダクタンスおよび放電部21の静電容量の直列回路により共振回路30を構成してもよい。
【0031】
すなわち、他の要素が接続されても、漏れインダクタンスと放電部21の静電容量とを含む回路が全体として共振回路30を構成すればよい。
【0032】
高圧電源22のインバータ26は、直流電源25から受けた直流電圧を、正極性と負極性とを交互に繰り返す双極性のステップ電圧に変換して、トランス27の一次巻線28に印加する回路を構成する。
【0033】
この結果、トランス27の一次巻線28に印加された共振周波数の双極性のステップ電圧により、放電部21には双極性の共振電圧が印加される。
【0034】
すなわち、高圧電源22は、直流電源25、インバータ26およびトランス27により双極性の共振電圧を放電部21に印加する機能を有する。高圧電源22の出力電圧は可変として、出力周波数は共振回路30の共振周波数に依存して定まる最大周波数までの範囲で可変として交流電圧を出力できるように構成することができる。ただし、高圧電源22の出力電圧又は出力周波数の一方は固定値としても良い。
【0035】
図2は、図1に示す高圧電源22におけるインバータ26の回路構成の一例を示す図である。
【0036】
高圧電源22のインバータ26は、例えばフルブリッジ回路で構成され、第1から第4のスイッチ回路40a,40b,40c,40dがそれぞれ4片に配置される。第1および第3のスイッチ回路40a,40cは、直流電源25の正極側とそれぞれ接続される一方、第2および第4のスイッチ回路40b,40dは直流電源25の負極側にそれぞれ接続される。
【0037】
さらに、各スイッチ回路40a,40b,40c,40dは、トランス27の一次巻線28に接続される一方、図示しないゲート駆動パルス発生回路にそれぞれ接続される。
【0038】
各スイッチ回路40a,40b,40c,40dは、例えばそれぞれスイッチ素子の一例としてのIGBT(Insulated Gate Bipolar Transistor)41a、41b、41c、41dとダイオード42a,42b,42c,42dとが並列接続されて構成される。各ダイオード42a,42b,42c,42dにより、トランス27により誘発されるサージ電圧が抑制され、各IGBT41a、41b、41c、41dが保護されるとともに第1から第4のスイッチ回路40a,40b,40c,40dに誘発されて流れる電流がトランス27に導かれてエネルギ効率が向上される。
【0039】
インバータ26は、ゲート駆動パルス発生回路により各IGBT41a、41b、41c、41dのオンオフ動作を制御することにより、直流電源25から受けた直流電圧を共振回路30の共振周波数に相当する周波数のステップ電圧に変換し、トランス27の一次巻線28に印加することができる。
【0040】
尚、インバータ26は、直流電圧を共振回路30の共振周波数に相当する周波数のステップ電圧に変換することができればフルブリッジ回路に限らず、ハーフブリッジ回路、プッシュプル回路であってもよい。
【0041】
次に、排ガス浄化装置20の作用について説明する。
【0042】
まず、自動車等の移動体から排出された排ガス等の浄化対象ガスXが放電部21の各放電電極23,23間に導かれる。
【0043】
次に、高圧電源22により放電部21に共振電圧が印加される。このため、放電部21の放電電極23,23間には、共振電圧に応じた電力の放電が発生する。
【0044】
図3は、図1に示す高圧電源22において共振電圧および交流電流を発生させる手順を説明する図である。
【0045】
図3において(a)は高圧電源22の出力電流波形A、Bを示す図、(b)は高圧電源22から出力された共振電圧波形C、Dを示す図、(c)は高圧電源22においてトランス27の一次巻線28に印加されるステップ電圧波形E、Fを示す図、(d)は高圧電源22のインバータ26において、第1および第4のスイッチ回路40a,40dのIGBT41a,41dに図示しないゲート駆動パルス発生回路からそれぞれ与えられるゲート信号Gを示す図、(e)は高圧電源22のインバータ26において、第2および第3のスイッチ回路40b,40cのIGBT41b,41cに図示しないゲート駆動パルス発生回路からそれぞれ与えられるゲート信号Hを示す図である。
【0046】
まず、直流電源25からインバータ26に直流電圧が与えられる。インバータ26では、ゲート駆動パルス発生回路により各IGBT41a、41b、41c、41dのオンオフ動作が制御される。
【0047】
第1および第4のスイッチ回路40a,40dのIGBT41a,41dには、図示しないゲート駆動パルス発生回路から図3の(d)に示すゲート信号Gが与えられる。
【0048】
このため、直流電源25から第1のスイッチ回路40aのIGBT41a、トランス27の一次巻線28、第4のスイッチ回路40dのIGBT41aおよび各ダイオード42a,42dに電流が流れるとともにトランス27の一次巻線28には、共振回路30の共振周波数frに相当する幅で正極性の図3の(c)に示すステップ電圧波形Eのステップ電圧が印加される。
【0049】
トランス27の一次巻線28に印加するステップ電圧のステップ電圧波形Eの幅を共振周波数frとするためには、IGBT41a,41dに与えるゲート信号Gのパルス幅dを、共振回路30の共振周波数frの1/2周期から1周期までの間の長さとすればよい。
【0050】
トランス27の一次巻線28に印加された共振周波数frの正極性のステップ電圧により、トランス27の二次巻線29には図3の(b)に示すような正極性の共振電圧波形Cの共振電圧に変換され、高圧電源22から出力される共振電圧となって共振回路30の放電部21に印加される。
【0051】
このため、共振回路30には図3の(a)に示す出力電流波形Aのような共振周波数frに相当する周波数の出力電流が流れ、放電部21の各放電電極23,23間には、高圧電源22の出力電力に応じたエネルギの放電が発生する。
【0052】
さらに、放電部21の各放電電極23,23間に発生した放電の作用により各放電電極23,23間に導かれた浄化対象ガスXが浄化される。
【0053】
次に、第2および第3のスイッチ回路40b,40cのIGBT41b,41cには、図示しないゲート駆動パルス発生回路から図3の(e)に示すゲート信号Hが与えられる。
【0054】
このため、直流電源25から第3のスイッチ回路40cのIGBT41c、トランス27の一次巻線28、第2のスイッチ回路40bのIGBT41bおよび各ダイオード42b,42cに電流が流れるとともにトランス27の一次巻線28には、図3の(c)に示すような共振回路30の共振周波数frに相当する幅で負極性のステップ電圧波形Fのステップ電圧が印加される。
【0055】
トランス27の一次巻線28に印加された負極性のステップ電圧は、正極性のステップ電圧が印加された場合と同様に、トランス27の二次巻線29において図3の(b)に示すような共振周波数frで負極性の共振電圧波形Dの共振電圧に変換され、高圧電源22から出力される共振電圧となって放電部21に印加される。
【0056】
このため、共振回路30には図3の(a)に示すような共振周波数frに相当する周波数の出力電流波形Bの出力電流が流れるとともに、放電部21の各放電電極23,23間には、高圧電源22の出力電力に応じたエネルギの放電が発生する。
【0057】
さらに、放電部21の各放電電極23,23間に発生した放電の作用により各放電電極23,23間に導かれた浄化対象ガスXが浄化される。
【0058】
そして、高圧電源22のインバータ26において、各スイッチ回路40a,40b,40c,40dのオンオフを交互に繰り返すことにより、トランス27の一次巻線28に正極性のステップ電圧と負極性のステップ電圧とが交互に印加され、さらに印加された正極性のステップ電圧および負極性のステップ電圧がそれぞれトランス27の二次巻線29から共振周波数の共振電圧として放電部21に印加される。
【0059】
この結果、継続的に放電部21の各放電電極23,23間に高圧電源22の出力電力に応じたエネルギの放電が発生し、発生した放電の作用により各放電電極23,23間に導かれた浄化対象ガスXを浄化することができる。
【0060】
尚、高圧電源22の出力電力は、直流電源25からインバータ26に与えられる直流電圧および直流電流を検出して積算し、さらにインバータ26やトランス27その他高圧電源22に接続される要素における電力損失を補正することにより求めることができる。
【0061】
すなわち、排ガス浄化装置20は、高圧電源22のトランス27の漏れインダクタンスと放電部21の静電容量とにより共振回路30を構成するとともに、放電部21に共振電圧を印加し、放電部21の各放電電極23,23間に発生した放電により、浄化対象ガスXを浄化する構成である。
【0062】
排ガス浄化装置20では、放電部21の静電容量が共振回路30を形成するため、より良好な電源効率で放電を発生させることができる。
【0063】
すなわち、トランス27の一次巻線28にステップ電圧を与えることにより放電部21に印加される電圧を共振電圧としたため、放電部21に印加される電圧は、トランス27の一次巻線28に正弦波形の交流電圧を与えて変換して得られた交流電圧を印加した場合の電圧の2倍とすることができる。
【0064】
このため、トランス27の二次巻線29の巻数を、トランス27の一次巻線28に正弦波形の交流電圧を印加する場合の1/2程度とすることができる。これにともない、排ガス浄化装置20では、トランス27をより小型にすることが可能となる。
【0065】
図4は本発明に係る排ガス浄化装置の第2の実施形態を示す構成図である。
【0066】
図4に示された、排ガス浄化装置20Aは、高圧電源22Aの構成が図1に示す排ガス浄化装置20と相違する。他の構成および作用については図1に示す排ガス浄化装置20と実質的に異ならないため同一の構成には同じ符号を付して高圧電源22Aの構成のみについて説明する。
【0067】
排ガス浄化装置20Aの高圧電源22Aでは、直流電源25とインバータ26との間に直流電圧を昇圧させるコンバータ50が接続される。直流電源25はコンバータ50に直流電圧を与え、コンバータ50は、直流電源25から受けた直流電圧を所要の直流電圧に昇圧する。コンバータ50により昇圧された直流電圧がインバータ26に与えられる。
【0068】
すなわち、直流電源25が、例えばバッテリ等の低電圧の電源である場合には、直流電源25の出力電圧をコンバータ50により所要の直流電圧に昇圧してからインバータ26に与える構成とすることができる。
【0069】
図5は図4に示す排ガス浄化装置20Aにおける高圧電源22Aの回路構成の一例を示す図である。
【0070】
排ガス浄化装置20Aの高圧電源22Aの回路構成は例えば図5に示す回路構成とされる。
【0071】
高圧電源22Aのコンバータ50は、例えばトランス60と、トランス60の一次巻線61a、61bにそれぞれ接続されたスイッチ素子としてのFET(Field Effect Transistor)62a,62b並びにトランス60の二次巻線63a、63bにそれぞれ接続されたダイオード64、64、64、インダクタンス65等の要素により構成される。ただし、コンバータ50において、ダイオード64、64、64、インダクタンス65等の要素を必要に応じて追加あるいは削除してもよい。
【0072】
コンバータ50、トランス60にそれぞれ接続された各FET62a,62bのオンオフ制御により直流電源25から昇圧された所要の直流電圧を制御することができる。
【0073】
このため、例えば自動車のエンジン制御状態に応じて電圧制御指令を設定する電圧制御回路をコンバータ50の各FET62a,62bに接続し、電圧制御回路により電圧制御指令を各FET62a,62bに与えることにより、コンバータ50において昇圧される直流電圧、すなわちインバータ26に与えられる直流電圧を制御することができる。
【0074】
一方、高圧電源22Aのインバータ26は、図2に示すインバータ26の回路構成と同様であるため説明を省略する。
【0075】
また、高圧電源22Aのコンバータ50の出力側の端子間には、出力される直流電圧を安定化させるためにコンデンサ66が設けられる。
【0076】
排ガス浄化装置20Aでは、排ガス浄化装置20と同様の効果に加え、直流電源25が、例えばバッテリ等の低電圧の直流電源25であってもコンバータ50により所要の直流電圧に昇圧できる。このため、例えば自動車等の移動体のように、バッテリ等の低電圧の直流電源25を備えている対象に対しては、別途大型の直流電源25を備えることなく排ガス浄化装置20Aを用させることができる。
【0077】
さらに、例えば自動車のエンジンの運転状態等の条件に応じてコンバータ50により昇圧される直流電圧を調節し、放電部21の各放電電極23,23間に発生させる放電のエネルギを制御することができる。このため、排ガス浄化装置20Aでは、浄化対象ガスXの量や温度等の条件に応じてより最適なエネルギの放電を発生させて、良好な電源効率で浄化対象ガスXを浄化することができる。
【0078】
図6は本発明に係る排ガス浄化装置の第3の実施形態を示す構成図である。
【0079】
図6に示された、排ガス浄化装置20Bは、図4に示す排ガス浄化装置20Aに対し、コンバータ50に電力制御装置70を接続した構成が相違する。他の構成および作用については図4に示す排ガス浄化装置20Aと実質的に異ならないため同一の構成には同じ符号を付して説明を省略する。
【0080】
排ガス浄化装置20Bのコンバータ50には、電力制御装置70が接続される。
【0081】
電力制御装置70は、電力指令回路71、電力制御回路72、電圧制御回路73およびPWM回路74を直列に接続した構成であり、PWM回路74がコンバータ50と接続される。
【0082】
また、コンバータ50の出力側には電流検出手段75と電圧検出手段76とが設けられる。電流検出手段75はフィルタ回路77を介して電力制御装置70の電力制御回路72と接続される一方、電圧検出手段76はフィルタ回路77を介して電力制御装置70の電力制御回路72および電圧制御回路73と接続される。
【0083】
電流検出手段75は、コンバータ50からインバータ26に出力された直流電流を検出して、検出した直流電流値をフィルタ回路77を介して電力制御装置70の電力制御回路72に与える機能を有する。
【0084】
電圧検出手段76は、コンバータ50からインバータ26に出力された直流電圧を検出して、検出した直流電圧値をフィルタ回路77を介して電力制御装置70の電力制御回路72および電圧制御回路73に与える機能を有する。
【0085】
一方、電力制御装置70の電力指令回路71は、浄化対象ガスXの温度等の条件に応じて放電部21の各放電電極23,23間に最適なエネルギの放電を発生させる場合にインバータ26に与えるべき電力、すなわちコンバータ50の出力電力を電力指令値として電力制御回路72に与える機能とを有する。
【0086】
電力制御装置70の電力制御回路72は、実際にコンバータ50からインバータ26に出力された電力と電力指令回路71から受けた電力指令値とに基づいてコンバータ50の出力電圧指令値を設定し、電圧制御回路73に与える機能とを有する。
【0087】
すなわち、電力制御回路72は、電流検出手段75により検出された直流電流値と電圧検出手段76により検出された直流電圧値とを積算することにより得られた電力すなわち電力フィードバックと電力指令回路71から受けた電力指令値との差分を入力することによりコンバータ50の出力電圧指令値を設定し、電圧制御回路73に与える機能を有する。
【0088】
電力制御装置70の電圧制御回路73は、電圧検出手段76からフィルタ回路77を介して受けた直流電圧値すなわち出力電圧フィードバックと電力制御回路72から受けた出力電圧指令値との差分に基づいてPWM回路制御信号を設定する機能と、設定したPWM回路制御信号をPWM回路74に与える機能とを有する。
【0089】
電力制御装置70のPWM回路74は、電圧制御回路73から受けたPWM回路制御信号に基づいてコンバータ50に制御信号を与えることによりPWM制御する機能を有する。
【0090】
図7は図6に示す排ガス浄化装置20Bの電力制御装置70の一例を示すブロック線図であり、図8は図7に示す電力制御装置70と接続される高圧電源22Aの回路構成の一例を示す図である。
【0091】
図7に示すように電力制御装置70は、電力指令回路71、電力制御回路72、電圧制御回路73およびPWM回路74を直列に接続した構成である。
【0092】
電力指令回路71は、例えば電力パターン発生回路80で構成される。
【0093】
電力指令回路71の電力パターン発生回路80は、浄化対象ガスXの条件に応じてコンバータ50の出力電力を設定する機能を有する。例えば、浄化対象ガスXの温度Tgとコンバータ50の適切な出力電力Pとが予め関連付けられ、電力パターン発生回路80に浄化対象ガスXの温度Tgが入力されるとコンバータ50の適切な出力電力Pを設定する機能を有する。
【0094】
一方、電流検出手段75および電圧検出手段76にそれぞれ接続されるフィルタ回路77としてローパスフィルタ81が設けられる。各ローパスフィルタ81は電流検出手段75により検出された直流電流値Idc2あるいは電圧検出手段76により検出された直流電圧値Vdc2を入力してコンバータ50の動作周波数、高周波やノイズ成分を除去する機能を有する。
【0095】
各ローパスフィルタ81により高周波成分を除去された直流電流値Idc2と直流電圧値Vdc2とは積算されて電力フィードバックPfとされ、直流電圧値Vdc2は出力電圧フィードバックVdc2fとされる。
【0096】
また、電力制御回路72は、例えば、電力調整器82と出力電圧リミッタ83とを接続した構成である。
【0097】
電力制御回路72の電力調整器82は、各ローパスフィルタ81から受けた電力フィードバックPfと電力指令回路71から受けた電力指令値Pとの差分に基づいてコンバータ50の出力電圧指令値を設定し、出力電圧リミッタ83に与える機能を有する。
【0098】
電力制御回路72の出力電圧リミッタ83には、コンバータ50の出力電圧の上限Vdc2maxおよび下限Vdc2minが予め記憶される。
【0099】
ここで、放電部21の各放電電極23,23間に与えられるエネルギが一定値を超えないと各放電電極23,23間に放電を発生させることができない。このため、放電部21の各放電電極23,23間に放電を発生させるために必要なエネルギを与えることができるようなコンバータ50の出力電圧が出力電圧の下限Vdc2minとして出力電圧リミッタ83に設定される。
【0100】
出力電圧リミッタ83は、電力制御回路72から出力する電圧指令値がVdc2maxとVdc2minの間の値となるように電圧指令値Vdc2を設定して電圧制御回路73に与える機能を有する。
【0101】
このとき、電力調整器82が設定した信号に、出力電圧調整値Vdc2rが加算されることにより、放電部21の各放電電極23,23間に放電を発生させるために必要なエネルギを与えることができるようなコンバータ50の出力電圧指令値Vdc2に調整される。
【0102】
電圧制御回路73は、例えば、電圧調整器84により構成される。電圧調整器84は、ローパスフィルタ81から受けた出力電圧フィードバックVdc2fと電力制御回路72において設定された出力電圧指令値Vdc2との差分に基づいてPWM回路制御信号Ecを設定する機能と、設定したPWM回路制御信号EcをPWM回路74に与える機能とを有する。
【0103】
また、PWM回路74にはアンプ85が接続される。PWM回路74は電圧制御回路73から受けたPWM回路制御信号Ecに基づいて制御信号を設定し、設定した制御信号をアンプ85を介して増幅した後、コンバータ50に設けられた複数の、例えば2つのFET62a,62bに与えることによりコンバータ50をPWM制御する機能を有する。
【0104】
一方、図8に示すように、電力制御装置70と接続される高圧電源22Aは、図4に示す排ガス浄化装置20Aと同様に、直流電源25、コンバータ50およびインバータ26を直列に接続した構成である。
【0105】
高圧電源22Aの直流電源25およびコンバータ50は、図4に示す排ガス浄化装置20Aの直流電源25およびコンバータ50と同様の回路構成である。
【0106】
図7に示す電力制御装置70は高圧電源22Aのコンバータ50の2つのFET62a,62bと接続される。すなわち、電力制御装置70のPWM回路74はアンプ85を介してコンバータ50の2つのFET62a,62bと接続され、コンバータ50をPWM制御することができるように構成される。
【0107】
一方、高圧電源22Aのインバータ26は例えばプッシュプル回路を構成し、2つのIGBT90a,90bにそれぞれトランス27の一次巻線28が接続される。2つのIGBT90a,90bは、ゲート駆動パルス発生回路91と接続される。
【0108】
図9は図8に示す高圧電源22Aのインバータ26に接続されるゲート駆動パルス発生回路91の一例を示すブロック線図である。
【0109】
ゲート駆動パルス発生回路91は、例えば、発振回路100、分周器101およびアンプ102を直列に接続した構成である。ゲート駆動パルス発生回路91は、発振回路100により発生させた所要の周波数のパルス信号を分周器101により各IGBT90a,90bへの信号に分配するとともに、各IGBT90a,90bに接続されるアンプ102により増幅させて、所要のパルス幅のゲート信号を設定することができるように構成される。
【0110】
次に、排ガス浄化装置20Bの作用について説明する。
【0111】
まず、自動車等の移動体から排出された排ガス等の浄化対象ガスXが放電部21の各放電電極23,23間に導かれるとともに、浄化対象ガスXの条件、例えば温度Tgが継続的に電力指令回路71に入力される。
【0112】
電力指令回路71の電力パターン発生回路80は、浄化対象ガスXの時系列の温度Tgが入力されると、浄化対象ガスXの温度がTgの場合におけるコンバータ50の適切な電力指令値Pを設定し、電力制御回路72の電力調整器82に継続的に与える。
【0113】
電力制御回路72の電力調整器82は、電力指令回路71から受けた電力指令値Pに基づいてコンバータ50の出力電圧指令値を設定し、出力電圧リミッタ83に与える。
【0114】
出力電圧リミッタ83は、電力調整器82から受けた出力電圧指令値に必要に応じて出力電圧調整値Vdc2rを加算し、Vdc2maxとVdc2minの間の値となるように出力電圧指令値Vdc2を設定して電圧制御回路73の電圧調整器84に与える。
【0115】
電圧制御回路73の電圧調整器84は、出力電圧リミッタ83から受けた出力電圧指令値Vdc2とローパスフィルタ81を介した出力電圧フィードバックVdc2fに基づいてPWM回路制御信号Ecを設定し、設定したPWM回路制御信号EcをPWM回路74に与える。
【0116】
PWM回路74は、電圧調整器84から受けたPWM回路制御信号Ecに基づいて制御信号を設定し、設定した制御信号をアンプ85を介して増幅した後、コンバータ50の各FET62a,62bに与えることによりコンバータ50をPWM制御する。
【0117】
PWM回路74により制御されてコンバータ50のFET62a,62bがオン状態となると、オン状態のFET62a,62bに接続されたトランス60の一次巻線61a,61bには、直流電源25からパルス電圧が印加され、印加されたパルス電圧はトランス60の二次巻線63a,63bにおいて昇圧されたパルス電圧となる。
【0118】
すなわち、PWM回路74の制御信号に応じてFET62a,62bが制御されることにより、コンバータ50から出力される直流電圧が調節される。
【0119】
コンバータ50において昇圧された直流電圧は、インバータ26に出力され、コンバータ50およびインバータ26には電流が流れる。このとき、インバータ26に出力された直流電圧値Vdc2は、電圧検出手段76により検出される一方、コンバータ50からインバータ26に出力された直流電流値Idc2は電流検出手段75により検出される。
【0120】
さらに、電流検出手段75は、検出した直流電流値Idc2をローパスフィルタ81に与える。同様に、電圧検出手段76は、検出した直流電圧値Vdc2をローパスフィルタ81に与える。
【0121】
このため、各ローパスフィルタ81において電流検出手段75により検出された直流電流値Idc2あるいは電圧検出手段76により検出された直流電圧値Vdc2の高周波成分が除去される。
【0122】
各ローパスフィルタ81により高周波成分を除去された直流電流値Idc2と直流電圧値Vdc2とは積算されて電力フィードバックPfとされ、電力制御回路72の電力調整器82に与えられる一方、直流電圧値Vdc2は出力電圧フィードバックVdc2fとされ、電圧制御回路73の電圧調整器84に与えられる。
【0123】
電力制御回路72の電力調整器82は、各ローパスフィルタ81から受けた電力フィードバックPfと電力指令回路71から受けた電力指令値Pとの差分に基づいて再びコンバータ50の出力電圧指令値を設定し、出力電圧リミッタ83に与える。出力電圧リミッタ83は再び電力調整器82から受けた出力電圧指令値に必要に応じて出力電圧調整値Vdc2rを加算し、Vdc2maxとVdc2minの間の値となるように出力電圧指令値Vdc2を設定して電圧制御回路73の電圧調整器84に与える。
【0124】
すなわち、出力電圧指令値Vdc2は、電力制御回路72においてフィードバック制御される。
【0125】
さらに、電圧制御回路73の電圧調整器84は、ローパスフィルタ81から受けた出力電圧フィードバックVdc2fと出力電圧リミッタ83から受けた出力電圧指令値Vdc2との差分に基づいてPWM回路制御信号Ecを設定し、設定したPWM回路制御信号EcをPWM回路74に与える。
【0126】
すなわち、PWM回路制御信号Ecは、電圧調整器84においてフィードバック制御される。
【0127】
このため、フィードバック制御されたPWM回路制御信号EcによりPWM回路74は、コンバータ50から出力される直流電圧Vdc2をPWM制御する。すなわち、電力制御装置70によりコンバータ50の出力電力は、電力指令回路71において設定された電力指令値Pとなるように制御される。
【0128】
電力制御装置70により制御され、コンバータ50において所要の直流電圧に昇圧された直流電圧Vdc2は、インバータ26に出力される。
【0129】
一方、ゲート駆動パルス発生回路91の発振回路100は所要の周波数のパルス信号を発生させる。発振回路100において発生したパルス信号は分周器101により各IGBT90a,90bに分配されるように分周され、さらにアンプ102により増幅されてゲート信号としてインバータ26の各IGBT90a,90bに入力される。
【0130】
ゲート信号のパルス幅は、共振回路30の共振周波数の1/2周期から1周期までの間の長さとされる。
【0131】
インバータ26の各IGBT90a,90bは、ゲート駆動パルス発生回路91から受けたゲート信号により交互にオンオフ制御される。このため、コンバータ50からインバータ26に与えられた直流電圧は共振回路30の共振周波数の周期に相当する幅のステップ電圧に変換されてトランス27の一次巻線28に交互に印加される。
【0132】
トランス27の一次巻線28に印加されたステップ電圧は、トランス27の二次巻線29において共振周波数の共振電圧に変換され、放電部21に印加される。このため、共振回路30には共振周波数の出力電流が流れるとともに、放電部21の各放電電極23,23間には、高圧電源22Aの出力電力に応じたエネルギの放電が発生する。
【0133】
さらに、放電部21の各放電電極23,23間に発生した放電の作用により浄化対象ガスXが浄化される。
【0134】
すなわち、排ガス浄化装置20Bは、浄化対象ガスXの温度等の条件に応じて電力制御装置70によりコンバータ50の出力電力をフィードバック制御し、放電部21の各放電電極23,23間に適切なエネルギの放電を発生させることにより浄化対象ガスXを浄化する構成である。
【0135】
排ガス浄化装置20Bによれば、排ガス浄化装置20Aの効果に加え、浄化対象ガスXの温度等の条件に応じてコンバータ50の出力電力が適切な出力電力となるようにフィードバック制御できるため、より良好な電源効率で効率的に浄化対象ガスXを浄化させることができる。
【0136】
また、排ガス浄化装置20Bでは、電流検出手段75により検出された直流電流値と電圧検出手段76により検出された直流電圧値とを積算することにより得られた出力電力に基づいてコンバータ50の出力電力を制御する構成であるため、より正確に放電部21の各放電電極23,23間に発生させる放電のエネルギを制御することができる。
【0137】
また、排ガス浄化装置20Bでは、コンバータ50の入力電流と入力電圧から求めた入力電力に基づいて放電部21の各放電電極23,23間に発生させる放電のエネルギを制御することができる。
【0138】
【発明の効果】
本発明に係る排ガス浄化装置においては、自動車のエンジン等の内燃機関から排出される排ガス等の浄化対象ガスをより良好な電源効率で浄化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排ガス浄化装置の第1の実施形態を示す構成図。
【図2】図1に示す高圧電源におけるインバータの回路構成の一例を示す図。
【図3】図1に示す高圧電源において共振電圧および交流電流を発生させる手順を説明する図。
【図4】本発明に係る排ガス浄化装置の第2の実施形態を示す構成図。
【図5】図4に示す排ガス浄化装置における高圧電源の回路構成の一例を示す図。
【図6】本発明に係る排ガス浄化装置の第3の実施形態を示す構成図。
【図7】図6に示す排ガス浄化装置の電力制御装置の一例を示すブロック線図。
【図8】図7に示す電力制御装置と接続される高圧電源の回路構成の一例を示す図。
【図9】図8に示す高圧電源のインバータに接続されるゲート駆動パルス発生回路の一例を示すブロック線図。
【図10】従来の排排ガス浄化装置を示す構成図。
【符号の説明】
20,20A,20B 排ガス浄化装置
21 放電部
22、22A 高圧電源
23 放電電極
24 ガス流路
25 直流電源
26 インバータ
27 トランス
28 一次巻線
29 二次巻線
30 共振回路
40a,40b,40c,40d スイッチ回路
41a,41b,41c,41d IGBT
42a,42b,42c,42d ダイオード
50 コンバータ
60 トランス
61a,61b 一次巻線
62a,62b IGBT
63a,63b 二次巻線
64 ダイオード
65 インダクタンス
66 コンデンサ
70 電力制御装置
71 電力指令回路
72 電力制御回路
73 電圧制御回路
74 PWM回路
75 電流検出手段
76 電圧検出手段
77 フィルタ回路
80 電力パターン発生回路
81 ローパスフィルタ
82 電力調整器
83 出力電圧リミッタ
84 電圧調整器
85 アンプ
90a,90b IGBT
91 ゲート駆動パルス発生回路
100 発振回路
101 分周器
102 アンプ
A 出力電流波形
B 出力電流波形
C 出力電圧波形
D 出力電圧波形
E ステップ電圧波形
F ステップ電圧波形
G ゲート信号
H ゲート信号
X 浄化対象ガス

Claims (4)

  1. トランスを有する高圧電源と、放電電極を有する放電部とを備え、放電電極間に浄化対象ガスを導くとともに、前記トランスの一次巻線から前記トランスの漏れインダクタンスと前記放電部の静電容量により形成される共振回路にステップ電圧を与えることにより前記放電部に共振電圧を印加し、放電電極間に放電を発生させることにより前記浄化対象ガスを浄化するように構成したことを特徴とする排ガス浄化装置。
  2. 前記高圧電源は、直流電源、インバータおよびトランスを備え、前記直流電源から受けた直流電圧を前記インバータにより双極性のステップ電圧に変換して前記トランスの一次巻線に与えるように構成したことを特徴とする請求項1記載の排ガス浄化装置。
  3. 前記高圧電源は、直流電源、コンバータ、インバータおよびトランスを備え、前記直流電源から受けた直流電圧を前記コンバータにより昇圧し、昇圧された直流電圧を前記インバータにより双極性のステップ電圧に変換してトランスの一次巻線に与えるように構成したことを特徴とする請求項1記載の排ガス浄化装置。
  4. 前記高圧電源は、直流電源、コンバータ、インバータおよびトランスを備える一方、前記コンバータには電力制御装置が接続され、この電力制御装置は、前記コンバータから出力された直流電流および直流電圧を検出して積算することにより得られた出力電力が前記浄化対象ガスの温度等の条件に応じて設定された電力指令値となるように前記コンバータに電圧制御指令を与えて前記コンバータから出力される直流電圧をフィードバック制御する一方、前記コンバータは前記直流電源から受けた直流電圧を前記電圧制御指令に基づいて昇圧させ、昇圧された直流電圧は前記インバータにより双極性のステップ電圧に変換されてトランスの一次巻線に与えるように構成したことを特徴とする請求項1記載の排ガス浄化装置。
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