JP4231304B2 - ガイドワイヤー挿入具 - Google Patents
ガイドワイヤー挿入具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4231304B2 JP4231304B2 JP2003048362A JP2003048362A JP4231304B2 JP 4231304 B2 JP4231304 B2 JP 4231304B2 JP 2003048362 A JP2003048362 A JP 2003048362A JP 2003048362 A JP2003048362 A JP 2003048362A JP 4231304 B2 JP4231304 B2 JP 4231304B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- guide wire
- introduction
- distal end
- tip
- connection
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ガイドワイヤー挿入具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
血管内にガイドワイヤーを挿入するガイドワイヤー挿入具が知られている。このガイドワイヤー挿入具は、穿刺針が設けられた血管穿刺具と、ガイドワイヤーを供給するガイドワイヤー供給具とで構成されている。血管穿刺具には、弁体を有し、ガイドワイヤー供給具が接続されるサイドポートが設けられている。また、ガイドワイヤー供給具の先端部には、前記弁体のスリットを貫通するスライダーチップが設けられている(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
血管内にガイドワイヤーを挿入する際は、血管穿刺具の穿刺針の針先を血管内に挿入(血管確保)し、その後、ガイドワイヤー供給具のスライダーチップを血管穿刺具のサイドポートに挿入する。これにより、スライダーチップが弁体のスリットを貫通し、ガイドワイヤー供給具がサイドポートに接続される。そして、手指でガイドワイヤーをガイドワイヤー供給具のワイヤー送り面に押し付けてスライドさせ、そのガイドワイヤーを押し進め、血管内に挿入する。
【0004】
しかしながら、前記特許文献1に記載されているガイドワイヤー挿入具では、ガイドワイヤー供給具を血管穿刺具のサイドポートに接続した状態において、そのサイドポートに対してガイドワイヤー供給具が回転してしまうので、使用者(術者)は、ガイドワイヤー供給具を手指で把持しながら指の操作でガイドワイヤーを挿入する操作を行わなければならず、操作に手間がかかる。
【0005】
また、ガイドワイヤー供給具が回転しないようにそのガイドワイヤー供給具を手指で把持しながら指の操作でガイドワイヤーを挿入する操作を行わなければならないので、ガイドワイヤーの挿入時に血管穿刺具を動かしてしまうことがあり、これにより、血管を確保している血管穿刺具の穿刺針の針先が血管外に移動してしまうことがある。特にガイドワイヤーが血管へ到達する前に、血管を確保している血管穿刺具の穿刺針の針先が血管外に移動してしまうと、本来の目的の血管内へのガイドワイヤーの挿入ができなくなってしまう。
【0006】
【特許文献1】
特開平10−118192号公報
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、容易かつ確実にガイドワイヤーを挿入することができるガイドワイヤー挿入具を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
このような目的は、下記(1)〜(8)の本発明により達成される。
【0009】
(1) ガイドワイヤーを供給するガイドワイヤー供給具と、前記ガイドワイヤー供給具が接続される穿刺具とを有し、これらを接続してガイドワイヤーを体内に挿入するガイドワイヤー挿入具であって、
前記ガイドワイヤー供給具は、ガイドワイヤーを収納するガイドワイヤー収納部と、先端部に設けられた挿入部およびガイドワイヤーが挿通する貫通孔を有し、ガイドワイヤーが送り出されるガイドワイヤー導入部とを備え、
前記穿刺具は、前記ガイドワイヤー導入部の前記挿入部が挿入され、着脱自在に接続される接続部を有するハブと、前記ハブに装着可能な中空の穿刺針とを備え、
前記ガイドワイヤー導入部の前記挿入部が前記接続部に接続されたとき、前記接続部に対し、前記挿入部が相対的に回転するのを阻止する回転阻止手段と、
前記接続部に対する前記挿入部の回転方向の位置決めを行う位置決め手段とを有することを特徴とするガイドワイヤー挿入具。
【0010】
(2) 前記回転阻止手段は、前記挿入部および前記接続部に設けられ、前記挿入部が前記接続部に接続されたとき、互いに係合する係合部である上記(1)に記載のガイドワイヤー挿入具。
【0011】
(3) 前記係合部は、前記挿入部の外面と、前記接続部の内面とに設けられている上記(2)に記載のガイドワイヤー挿入具。
【0012】
(4) 前記係合部は、前記挿入部の外面と、前記接続部の内面との一方に設けられた少なくとも1つの凹部と、他方に設けられた少なくとも1つの凸部とで構成されている上記(2)に記載のガイドワイヤー挿入具。
【0014】
(5) 前記係合部は、前記接続部の横断面における内形を多角形にし、前記挿入部の横断面における外形を前記接続部の内形に対応する多角形にしたものである上記(2)に記載のガイドワイヤー挿入具。
【0015】
(6) 前記接続部は、弁体を有しており、前記挿入部が前記接続部に接続されたとき、前記挿入部が前記弁体を貫通するよう構成されている上記(1)ないし(5)のいずれかに記載のガイドワイヤー挿入具。
【0017】
(7) 前記ガイドワイヤー導入部の先端部に前記挿入部が脱着自在に装着されるよう構成されている上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のガイドワイヤー挿入具。
【0018】
(8) 前記ガイドワイヤー導入部の先端部に前記挿入部が脱着自在に装着されるよう構成されており、
前記位置決め手段は、前記挿入部を前記ガイドワイヤー導入部の先端部に装着する際における前記ガイドワイヤー導入部の先端部に対する前記挿入部の回転方向の位置決めの指標を兼ねる上記(1)ないし(6)のいずれかに記載のガイドワイヤー挿入具。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下、本発明のガイドワイヤー挿入具を添付図面に示す好適実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0025】
図1は、本発明のガイドワイヤー挿入具の実施形態を示す側面図、図2は、図1に示す穿刺具のハブを示す縦断面図、図3は、図2に示すハブのキャップを示す背面図(図2中の矢印A方向から見た図)、図4は、図1に示すガイドワイヤー供給具の送り出し・導入部材を示す側面図、図5は、図4に示す送り出し・導入部材のチップを示す図((a)は、正面図、(b)は、側面図)、図6および図7は、図1に示すガイドワイヤー供給具の送り出し・導入部材および図2に示すキャップを示す縦断面図である。なお、説明の都合上、図1、図2、図4、図5(b)、図6および図7において、図中の左側を「先端」、右側を「基端」、上側を「上」、下側を「下」として説明する。
【0026】
これらの図に示すガイドワイヤー挿入具1は、ガイドワイヤー2を血管内(体内)に挿入する器具(装置)であり、ガイドワイヤーを供給するガイドワイヤー供給具3と、ガイドワイヤー供給具3が着脱自在に接続される穿刺具4とを有している。
【0027】
ガイドワイヤー供給具3は、ガイドワイヤー2と、ガイドワイヤー2を収納するガイドワイヤー収納部(ガイドワイヤーケース)5と、ガイドワイヤー収納部5に着脱自在に装着(固定)される送り出し・導入部材6とを有している。以下、これらの各構成要素について順次説明する。
【0028】
図1に示すように、穿刺具4は、鋭利な針先を有する中空の穿刺針(中空針)41と、シリンジ(器具)42と、穿刺針41とシリンジ42との間に設けられるト字状(Y字状)のハブ(分岐コネクタ)43とを有している。
【0029】
図2に示すように、ハブ43は、ハブ本体430を有しており、ハブ本体430は、第1の筒状体431と、この第1の筒状体431の途中に設けられた第2の筒状体432とで構成されている。第2の筒状体432は、第1の筒状体431に対し、基端側に(第2の筒状体432の基端側が上方に位置するように)傾斜している。
【0030】
また、第1の筒状体431の途中には、側孔(貫通孔)433が設けられており、この側孔433を介し、第1の筒状体431の内部(内腔)と第2の筒状体432の内部(内腔)とが連通している。
【0031】
側孔433の寸法は、特に限定されず、用いるガイドワイヤー2の外径(直径)等の諸条件に応じて適宜設定されるが、側孔433の横断面での形状が略円形の場合、側孔433の直径は、0.7〜3.0mm程度であるのが好ましく、0.8〜2.0mm程度であるのがより好ましい。
【0032】
これにより、ガイドワイヤー2の位置が規制され、ガイドワイヤー2を穿刺針41の方向に、より円滑に移動させる(挿入する)ことができる。
【0033】
第1の筒状体431の先端部には、穿刺針41の基端部に設けられているハブ411が着脱自在に装着(接続)されるコネクタ436が設けられている。これにより、穿刺針41の内部(内腔)と、第1の筒状体431の内部(内腔)と、第2の筒状体432の内部(内腔)とが連通する。
【0034】
また、第1の筒状体431の基端部には、シリンジ42の先端部が着脱自在に装着(接続)されるコネクタ437が設けられている。
【0035】
ハブ本体430の第2の筒状体432の内部であって、その途中には、一文字状のスリット(一文字スリット)435が形成された弁体434が設置されている。この弁体434のスリット435を介し、後述するガイドワイヤー供給具3の導入部7のチップ76の縮径部(細径部)763を第2の筒状体432の基端側から先端側に挿入することができ、また、弁体434により、第2の筒状体432の先端側(第1の筒状体431側)と基端側(外部)との液密性(気密性)を保持することができる。
【0036】
なお、弁体434のスリット435の形状は、一文字状に限らず、この他、例えば、十字状(十字スリット)等が挙げられる。
【0037】
また、弁体434は、例えば、一方の端面に開口し、他方の端面に開口しない第1の切り込みと、この第1の切り込みと内部において交差し、前記他方の端面に開口し、前記一方の端面に開口しない第2の切り込みとを有するもの(一文字スリットが交互に交差するように形成された略十字スリットが設けられたもの)であってもよい。
【0038】
また、弁体434の構成材料としては、例えば、シリコーンゴム、天然ゴムのような各種ゴムや、熱可塑性エラストマー等の弾性材料(特に軟質な材料が好ましい)が挙げられる。
【0039】
また、第2の筒状体432の内部であって、弁体434の基端側には、筒状のキャップ(雌コネクタ)44が設置(固定)されている。このキャップ44の内部形状は、導入部7の先端部の外部形状に対応している。
【0040】
図2および図3に示すように、キャップ44の内周面(内面)であって、キャップ44の基端部には、8つの溝(凹部)441が、それぞれ、キャップ44(第2の筒状体432)の長手方向に沿って形成されている。これら4つの溝441は、等角度間隔、すなわち、45°間隔で配置されている。
【0041】
第2の筒状体432の基端部、すなわち、キャップ44内には、ガイドワイヤー供給具3の導入部7がその先端側から挿入される。これにより、ハブ43に対し、導入部7が着脱自在に接続される。従って、第2の筒状体432、キャップ44および弁体434により、接続部(接続ポート)が構成される。
【0042】
図1に示すように、ガイドワイヤー供給具3は、ガイドワイヤー2と、ガイドワイヤー2を収納するガイドワイヤー収納部5と、ガイドワイヤー収納部5に着脱自在に装着(固定)される送り出し・導入部材6とを有している。
【0043】
ガイドワイヤー2の構造や構成材料等は、特に限定されないが、ガイドワイヤー2は、例えば、超弾性体(超弾性線)で構成された芯材を有し、この芯材の両端部に、それぞれ、コイルが設けられているものであるのが好ましい。
【0044】
超弾性体の芯材の端部にコイルを設けることにより、その端部において、十分な柔軟性が得られ、また、直径を所定の値に維持することができる。
【0045】
前記芯材の構成材料は、特に限定されないが、例えば、Ni−Ti系合金等の超弾性合金等が好ましい。
【0046】
また、前記コイルの構成材料は、特に限定されないが、例えば、ステンレス鋼等の金属材料等が好ましい。
【0047】
また、ガイドワイヤー2の外径(直径)は、特に限定されないが、1.0mm以下であるのが好ましく、0.3〜0.9mm程度であるのがより好ましい。
【0048】
また、ガイドワイヤー2の先端部21は、本実施形態では、J字状をなしているが、先端部21の形状は、これに限定されない。
【0049】
ガイドワイヤー収納部5は、ガイドワイヤー2が収納(挿入)される可撓性を有するチューブ(管体)51を有しており、このチューブ51は、略円環状(円形)に巻かれ、束ねられている。すなわち、チューブ51は、略円周に沿って巻かれ、束ねられている。
【0050】
また、チューブ51は、前記円環状に巻かれ、束ねられた状態で、2つの貫通孔を有する2つのクリップ(保持部材)52で保持されている。
【0051】
なお、チューブ51の巻き数(巻き量)は、特に限定されないが、図示例では、2周程度とされている。
【0052】
図4および図6に示すように、送り出し・導入部材6は、ガイドワイヤー収納部5に収納されているガイドワイヤー2が送り出される送り出し部(ガイドワイヤー送り出し部)8と、送り出し部8から送り出されたガイドワイヤー2を受け、そのガイドワイヤー2が送り出される導入部(ガイドワイヤー導入部)7とを有している。これら送り出し部8と導入部7とは、所定距離離間している。
【0053】
送り出し部8は、筒状の送り出し部本体81と、板状の台座(操作部)82とを有しており、その送り出し部8(特に出口812)は、ガイドワイヤー収納部5の略円周上に位置している。この送り出し部本体81に形成されている孔部(貫通孔)811の先端側の開口(先端開口)は、ガイドワイヤー2の出口812を構成する。ガイドワイヤー2は、送り出し部本体81に形成されている孔部811を挿通し、出口812から導入部7に向って送り出される。
【0054】
台座82は、送り出し部本体81の出口812の近傍であって、その出口812の下方から、後述する導入部7の入口712の近傍であって、その入口712の下方に向って突出している。すなわち、台座82は、ガイドワイヤー2および出口812の近傍であって、ガイドワイヤー2とガイドワイヤー収納部5との間に位置している。
【0055】
この台座82の上側の面(上面)は、ガイドワイヤー2(送り出し部本体81と導入部7との間に位置するガイドワイヤー2)に対向しており、そのガイドワイヤー2や手指を当接し得る当接面(対向面)821を構成する。
【0056】
この台座82により、ガイドワイヤー2を基端側に引く操作等を、片手で、容易に行うことができる。
【0057】
また、図1に示すように、送り出し部本体81の基端側には、孔部811とガイドワイヤー収納部5のチューブ51の内腔とが連通するように、チューブ51の先端部511が接続(挿入)される。
【0058】
送り出し部8と導入部7との間、すなわち、送り出し部8の台座82の先端と導入部7の基端との間およびその近傍の空間は、ガイドワイヤー2を手指で把持して操作する空間(把持空間)を構成している。
【0059】
従って、送り出し部8と導入部7との間、すなわち、送り出し部8の台座82の先端と導入部7の基端との間の離間距離L1は、その台座82の先端と導入部7の基端との間に使用者(術者)の手指が入るように設定される。
【0060】
具体的には、前記離間距離L1は、20〜80mm程度であるのが好ましく、30〜70mm程度であるのがより好ましい。
【0061】
また、台座82の長手方向(図1中左右方向)の長さL2は、特に限定されないが、5〜50mm程度であるのが好ましく、10〜30mm程度であるのがより好ましい。
【0062】
図4および図6に示すように、導入部7は、筒状の導入部本体71と、この導入部本体71の先端部に着脱自在に装着(接続)される筒状のチップ(挿入部)76とを有している。
【0063】
チップ76の基端部の内径(直径)は、基端側から先端側に向って漸減し、また、導入部本体71の先端部の外形(直径)は、基端側から先端側に向って漸減しており、チップ76の基端部に、導入部本体71の先端部が挿入される。これにより、チップ76の基端部と導入部本体71の先端部とが嵌合し、これらが強固に結合される。すなわち、導入部本体71の先端部にチップ76が装着される。
【0064】
このように、チップ76と、導入部本体71とを別部材で形成することにより、導入部7をより容易に形成(製造)することができ、生産性が向上する。
【0065】
また、チップ76の基端部と導入部本体71の先端部とが強固に結合されるので、第2の筒状体432(キャップ44)に対して導入部7を相対的に回転させる方向の力が作用した場合でも、導入部本体71に対してチップ76が回転してしまうのが防止(阻止)され、後述するように、第2の筒状体432(キャップ44)に対して導入部7が相対的に回転してしまうのを防止(阻止)することができる。
【0066】
また、チップ76の基端部と導入部本体71の先端部とが強固に結合されるので、ハブ43の第2の筒状体432に接続された導入部7のチップ76を、その第2の筒状体432から取り外す際、チップ76が導入部本体71から外れてしまうのが防止(阻止)され、これにより、チップ76を第2の筒状体432から容易かつ確実に取り外すことができる。
【0067】
なお、本発明では、例えば、チップ76と、導入部本体71とを融着や接着等により接合(固着)してもよく、また、チップ76と、導入部本体71とを一体的に(一部材で)形成してもよい。この場合には、チップ76と導入部本体71とが、より強固に結合されるので、第2の筒状体432(キャップ44)に対して導入部7が相対的に回転してしまうのをより確実に防止(阻止)することができる。
【0068】
導入部本体71の先端部にチップ76が装着されると、導入部本体71に形成されている孔部(貫通孔)711と、チップ76に形成されている孔部(貫通孔)761とが連通する。導入部本体71に形成されている孔部711の基端側の開口(基端開口)は、ガイドワイヤー2の入口712を構成し、チップ76に形成されている孔部761の先端側の開口(先端開口)は、ガイドワイヤー2の出口764を構成する。
【0069】
ガイドワイヤー送り出し部8の出口812から送り出されたガイドワイヤー2は、導入部本体71に形成されている孔部711およびチップ76に形成されている孔部761を挿通する。すなわち、ガイドワイヤー送り出し部8から送り出されたガイドワイヤー2は、入口712から挿入され、出口764から送り出される。
【0070】
図5に示すように、チップ76は、その先端側に、外径(直径)が縮径した縮径部(細径部)763を有している。
【0071】
そして、チップ76の外周面(外面)であって、チップ76の基端部には、前記キャップ44の対応する溝441内に挿入される(溝441に係合する)4つのリブ(凸部)762が、それぞれ、チップ76(導入部本体71)の長手方向に沿って形成されている。これら4つのリブ762は、等角度間隔、すなわち、90°間隔で配置されている。
【0072】
前記ハブ43を図2中の矢印A方向から見たとき、キャップ44の溝441の位置とチップ76のリブ762の位置とが一致しているとき、図7に示すように、ハブ44の第2の筒状体432の基端部、すなわち、キャップ44内に、ガイドワイヤー供給具3の導入部7のチップ76をその先端側から挿入すると、チップ76の各リブ762が、それぞれ、キャップ44の対応する溝441内に挿入され、第2の筒状体432に導入部7が接続される。すなわち、チップ76の各リブ762と、キャップ44の対応する溝441とが、それぞれ係合し、これにより、第2の筒状体432(キャップ44)に対して導入部7が相対的に回転してしまうのを防止(阻止)することができる。従って、前記リブ762および溝441により、係合部(回転阻止手段)が構成される。
【0073】
また、リブ762と溝441との係合により、第2の筒状体432に対する導入部7の周方向(回転方向)の位置が規制される。すなわち、導入部7は、第2の筒状体432に対し、周方向において位置決めされる。このようにして、第2の筒状体432に対する導入部7の周方向の位置合わせ(角度調整)を容易かつ確実に行うことができる。
【0074】
また、図4および図6に示すように、導入部本体71の中央部であって、その上部には、板状の壁部(バリア)72が形成されている。壁部72は、側面視で(図4および図6において)、略台形をなしている。この壁部72には、その上端から基端に渡って(台形の図4および図6中の上側の辺および右側の辺に)、図4中紙面の裏側から表側に向って突出するリブ721が形成されている。このリブ721は、後述する孔部714を越える位置まで突出している。
【0075】
また、導入部本体71の中央部であって、その上部には、孔部714が形成されている。この孔部714の一端側は、孔部711に連通し、他端側は、導入部本体71の前記壁部72に対応する位置であって、その壁部72よりリブ721側(図4中紙面の表側)において、外部に開放している。
【0076】
前記孔部714を設けることにより、穿刺具4を介して血液が逆流する場合において、その血液を孔部714を介して外部に逃すことができ、これにより操作域(手元)への血液漏洩を防止(阻止)することができる。また、穿刺具4の穿刺針41を動脈に誤穿刺した場合において、操作域の汚染を防止または抑制することができるとともに、孔部714から流出する血液の流量の大小によって、前記動脈への誤穿刺を察知(検知)することができる。
【0077】
また、前記壁部72を設けることにより、血液が孔部714から噴出した場合において、壁部72がバリアとなり、血液の飛散(特に操作域への飛散)を防止(阻止)することができる。
【0078】
また、導入部本体71の先端部であって、その下部には、キャップ44に対するチップ76の周方向(回転方向)の位置決め用の突出部(位置決め手段)75が形成されている。この突出部75は、左下に向って突出している。また、この突出部75は、チップ76を導入部本体71の先端部に装着する際における導入部本体71の先端部に対するチップ76の周方向(回転方向)の位置決めの指標を兼ねる。
【0079】
ここで、例えば、ハブ43を図2中の矢印A方向から見たとき、突出部75を、第1の筒状体431の中心と、第2の筒状体432の中心とを結ぶ直線(延長線)上に位置させた場合に、溝441の位置とリブ762の位置とが一致するように、第2の筒状体432に対するキャップ44の周方向の位置(溝441の位置)、導入部本体71に対するチップ76の周方向の位置(リブ762の位置)および導入部本体71に対する突出部75の周方向の位置が、それぞれ設定される。
【0080】
チップ76は、前記位置関係を満足するように、突出部75を指標として、導入部本体71の先端部に装着される。
【0081】
なお、前記と異なる設定にしてもよいことは、言うまでもない。
また、導入部本体71の中央部であって、その下部には、腕部73が形成されており、腕部73の下端部には、固定部(第1の固定部)91が設けられている。
【0082】
この固定部91には、2つの溝911が形成されており、各溝911内には、それぞれ、図1に示すように、ガイドワイヤー収納部5のチューブ51が着脱自在に装着される。これにより、導入部7は、固定部91を介し、ガイドワイヤー収納部5に、着脱自在に固定されるとともに、チューブ51は、円環状に巻かれ、束ねられた状態で、固定部91により保持される。
【0083】
また、前記送り出し部8の送り出し部本体81の下部には、固定部(第2の固定部)92が設けられている。
【0084】
この固定部92には、2つの溝921が形成されており、各溝921内には、それぞれ、図1に示すように、ガイドワイヤー収納部5のチューブ51が着脱自在に装着される。これにより、送り出し部8は、固定部92を介し、ガイドワイヤー収納部5の前記導入部7と異なる個所に、着脱自在に固定されるとともに、チューブ51は、円環状に巻かれ、束ねられた状態で、固定部92により保持される。
【0085】
また、前記固定部91と前記固定部92とは、連結部93により連結されている。この連結部93は、図1に示すように、ガイドワイヤー収納部5(チューブ51)の円弧と略同様の円弧状をなしている。すなわち、固定部91と固定部92とは、この連結部93を介して、ガイドワイヤー収納部5(チューブ51)の円弧に沿って連結されている。
【0086】
これにより、送り出し部8の台座82の先端と導入部7の基端との間の離間距離L1を常に一定の距離に保持することができる。また、連結部93は、円弧状をなしているので、その連結部93が邪魔になることもない。
【0087】
前記送り出し・導入部材6のチップ76以外の部分は、本実施形態では、一体的に(一部材で)形成されているが、これに限らず、例えば、複数の部材を接合して前記送り出し・導入部材6のチップ76以外の部分を形成してもよい。
【0088】
また、前記送り出し・導入部材6、ハブ本体430およびキャップ44の構成材料としては、それぞれ、特に限定されず、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等のポリオレフィン、ポリスチレン、ポリカーボネート、アクリル系樹脂、アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体(ABS樹脂)、アクリロニトリル−スチレン共重合体(AS樹脂)、またはこれらを主とする共重合体、ブレンド体、ポリマーアロイ等が挙げられる。
【0089】
次に、ガイドワイヤー挿入具1の作用(使用方法の一例)を図1に基づいて説明する。この場合、代表的に、IVHカテーテルの挿入の際の操作手順の一例を説明する。
【0090】
まず、穿刺具4の穿刺針41を患者の所定の部位に穿刺し、その穿刺針41の針先を血管(静脈)内へ挿入する。
【0091】
そして、シリンジ42で血液を吸引し、穿刺針41の針先が血管内に位置していることを確認する。
【0092】
次いで、手指で、ガイドワイヤー2を送り出し部8の台座82の当接面821に押し付け、ガイドワイヤー2を基端側に引いて、ガイドワイヤー2の先端部21の一部または全部を導入部7内に位置させる。これにより、ガイドワイヤー2のJ字状の先端部21が邪魔にならなくなる。
【0093】
次いで、ガイドワイヤー供給具3の導入部7を穿刺具4のハブ43の第2の筒状体432に接続する。
【0094】
この場合、導入部7の突出部75を指標とし、その突出部75が、ハブ43に対し、所定の位置に位置するように、第2の筒状体432に対する導入部7の周方向(回転方向)の位置決めをしつつ、導入部7のチップ76をキャップ44内に挿入する。
【0095】
これにより、導入部7のチップ76の縮径部763は、弁体434のスリット435から、第2の筒状体432の弁体434より先端側に挿入される(弁体434を貫通する)。また、弁体434により、第2の筒状体432の先端側(第1の筒状体431側)と基端側(外部)との液密性(気密性)が保持される。
【0096】
また、チップ76の各リブ762が、それぞれ、キャップ44の対応する溝441内に挿入される。すなわち、チップ76の各リブ762と、キャップ44の対応する溝441とが、それぞれ係合し、これにより、第2の筒状体432(キャップ44)に対して導入部7が回転してしまうのを防止(阻止)することができる。
【0097】
このようにして、ガイドワイヤー供給具3の導入部7は、穿刺具4のハブ43の第2の筒状体432に接続される。
【0098】
次いで、ガイドワイヤー2を血管内へ挿入する操作を行う。
すなわち、送り出し部8と導入部7との間に位置するガイドワイヤー2を手指で把持し、そのガイドワイヤー2を送り出す。
【0099】
これにより、ガイドワイヤー収納部5に収納されているガイドワイヤー2は、送り出し部8の出口812から送り出され、ガイドワイヤー2の先端部21は、図2に示すハブ43の第2の筒状体432の内腔、側孔433、第1の筒状体431の内腔、穿刺具4の穿刺針41の内腔を経て、穿刺針41の針先から突出し、血管内へ挿入される。
【0100】
次いで、ガイドワイヤー2を残したまま、穿刺針41を抜去し、ガイドワイヤー2をガイドワイヤー供給具3から取り外してガイドワイヤー2を血管内に留置する。
【0101】
次いで、ガイドワイヤー2に沿って、図示しないカテーテルを血管内へ挿入する。
【0102】
次いで、カテーテルを残したまま、ガイドワイヤー2を抜去し、カテーテルを血管内へ留置する。
【0103】
以上説明したように、このガイドワイヤー挿入具1によれば、穿刺具4のハブ43の第2の筒状体432に対するガイドワイヤー供給具3の導入部7の回転が防止されるので、使用者(術者)は、ガイドワイヤー2を血管内へ挿入する際、安心してガイドワイヤー2を挿入する操作を行うことができる。すなわち、穿刺具4を所定の姿勢で所定の位置に保持する作業と、ガイドワイヤー2を送り出す操作とに集中することができ、これにより、容易かつ確実にガイドワイヤー2を挿入することができる。
【0104】
また、送り出し部8と導入部7とが離間しており、ガイドワイヤー2を手指で把持して操作する空間(把持空間)が形成されているので、ガイドワイヤー2を直接手指で把持し、片手で容易かつ確実に操作することができる。
【0105】
すなわち、ガイドワイヤー2を手指で把持して操作することができるので、ガイドワイヤー2の挿入の際、ガイドワイヤー2の挿入感が確実に得られるとともに、ガイドワイヤー2が滑ることを防止または抑制することができ、これにより操作を容易に行うことができる。
【0106】
また、送り出し部8と導入部7とが、それぞれ、ガイドワイヤー収納部5の異なる個所に固定されているので、ガイドワイヤー供給具3のバタツキが防止され、これにより操作を容易に行うことができる。
【0107】
また、送り出し部8(特に出口812)は、ガイドワイヤー収納部5の略円周上に位置しているので、操作がし易く、また、ガイドワイヤー供給具3の小型化が図れる。
【0108】
なお、本実施形態では、キャップ44の内周面(内面)に溝(凹部)が設けられ、チップ76の外周面(外面)にリブ(凸部)が設けられているが、本発明では、例えば、キャップ44の内周面(内面)にリブ(凸部)が設けられ、チップ76の外周面(外面)に溝(凹部)が設けられていてもよい。
【0109】
また、本実施形態では、リブの数と溝の数とが異なっているが、本発明では、リブの数と溝の数とが同じであってもよい。
【0110】
また、本実施形態では、リブと溝とがそれぞれ複数設けられているが、本発明では、リブと溝とがそれぞれ少なくとも1つ設けられていればよい。例えば、リブと溝とがそれぞれ1つ設けられていてもよく、また、リブが1つ設けられ、溝が複数設けられていてもよい。
【0111】
また、本発明では、係合部は、キャップ44の横断面における内形を多角形にし、チップ76の横断面における外形を前記キャップ44の内形に対応する多角形にしたものであってもよい。以下、この構成例を簡単に説明する。
【0112】
図8は、キャップの他の構成例を示す背面図(図3に対応する図)である。
図8に示すように、このキャップ44の基端部の横断面における内形(背面視での内形)は、8角形をなしている。
【0113】
また、図示しないチップ76の基端部の横断面における外形は、前記キャップ44の内形に対応する8角形、すなわち、前記キャップ44の8角形より若干小さい8角形(相似形)をなしている。
【0114】
ガイドワイヤー供給具3の導入部7が、穿刺具4のハブ43の第2の筒状体432に接続されると、チップ76の基端部とキャップ44の基端部とが係合し、これにより、キャップ44に対してチップ76が回転してしまうのが防止(阻止)される。
【0115】
また、本発明では、キャップ44の横断面における内形と、チップ76の横断面における外形とが異なる形状をなしていてもよい。
【0116】
この場合、例えば、キャップ44の横断面における内形を多角形にし、チップ76の横断面における外形を前記キャップ44の内形と異なる角数の多角形にしてもよい。
【0117】
また、例えば、キャップ44の横断面における内形を多角形にし、チップ76の外周面(外面)に、前記多角形の角部に係合する1つまたは複数のリブ(凸部)を設けてもよい。
【0118】
また、本発明では、固定部91と固定部92とが連結されていなくてもよい(分離していてもよい)。
【0119】
また、本発明では、ガイドワイヤー供給具3は、穿刺具4に対し、ガイドワイヤー供給具3を可逆的に連結・固定する固定具(固定手段)を有しているのが好ましい。これにより、ガイドワイヤー2の挿入操作(把持操作)を、より容易に行うことができる。
【0120】
また、本発明では、ガイドワイヤー供給具3は、可逆的にガイドワイヤー2を固定する、例えばストッパー等の固定手段を有しているのが好ましい。これにより、ガイドワイヤー2の挿入操作を行う前に、ガイドワイヤー収納部5からガイドワイヤー2が飛び出してしまうのをより確実に防止(阻止)することができる。
【0121】
以上、本発明のガイドワイヤー挿入具を、図示の実施形態に基づいて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、各部の構成は、同様の機能を有する任意の構成のものに置換することができる。
【0122】
本発明のガイドワイヤー挿入具の用途は、特に限定されず、例えば、IVHカテーテル等の各種カテーテルのガイドとなるガイドワイヤーの挿入に用いられる。
【0123】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転阻止手段を有しているので、穿刺具の接続部に対するガイドワイヤー供給具の導入部の回転が防止(阻止)され、これにより、使用者(術者)は、ガイドワイヤーを挿入する際、安心してガイドワイヤーを挿入する操作を行うことができる。すなわち、穿刺具を所定の姿勢で所定の位置に保持する作業と、ガイドワイヤーを送り出す操作とに集中することができ、これにより、容易かつ確実にガイドワイヤーを挿入することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガイドワイヤー挿入具の実施形態を示す側面図である。
【図2】図1に示す穿刺具のハブを示す縦断面図である。
【図3】図2に示すハブのキャップを示す背面図(図2中の矢印A方向から見た図)である。
【図4】図1に示すガイドワイヤー供給具の送り出し・導入部材を示す側面図である。
【図5】図4に示す送り出し・導入部材のチップを示す図であり、(a)は、正面図、(b)は、側面図である。
【図6】図1に示すガイドワイヤー供給具の送り出し・導入部材および図2に示すキャップを示す縦断面図である。
【図7】図1に示すガイドワイヤー供給具の送り出し・導入部材および図2に示すキャップを示す縦断面図である。
【図8】本発明におけるキャップの他の構成例を示す背面図(図3に対応する図)である。
【符号の説明】
1 ガイドワイヤー挿入具
2 ガイドワイヤー
21 先端部
3 ガイドワイヤー供給具
4 穿刺具
41 穿刺針
411 ハブ
42 シリンジ
43 ハブ
430 ハブ本体
431 第1の筒状体
432 第2の筒状体
433 側孔
434 弁体
435 スリット
436、437 コネクタ
44 キャップ
441 溝
5 ガイドワイヤー収納部
51 チューブ
511 先端部
52 クリップ
6 送り出し・導入部材
7 導入部
71 導入部本体
711 孔部
712 入口
714 孔部
72 壁部
721 リブ
73 腕部
75 突出部
76 チップ
761 孔部
762 リブ
763 縮径部
764 出口
8 送り出し部
81 送り出し部本体
811 孔部
812 出口
82 台座
821 当接面
91 固定部
911 溝
92 固定部
921 溝
93 連結部
Claims (8)
- ガイドワイヤーを供給するガイドワイヤー供給具と、前記ガイドワイヤー供給具が接続される穿刺具とを有し、これらを接続してガイドワイヤーを体内に挿入するガイドワイヤー挿入具であって、
前記ガイドワイヤー供給具は、ガイドワイヤーを収納するガイドワイヤー収納部と、先端部に設けられた挿入部およびガイドワイヤーが挿通する貫通孔を有し、ガイドワイヤーが送り出されるガイドワイヤー導入部とを備え、
前記穿刺具は、前記ガイドワイヤー導入部の前記挿入部が挿入され、着脱自在に接続される接続部を有するハブと、前記ハブに装着可能な中空の穿刺針とを備え、
前記ガイドワイヤー導入部の前記挿入部が前記接続部に接続されたとき、前記接続部に対し、前記挿入部が相対的に回転するのを阻止する回転阻止手段と、
前記接続部に対する前記挿入部の回転方向の位置決めを行う位置決め手段とを有することを特徴とするガイドワイヤー挿入具。 - 前記回転阻止手段は、前記挿入部および前記接続部に設けられ、前記挿入部が前記接続部に接続されたとき、互いに係合する係合部である請求項1に記載のガイドワイヤー挿入具。
- 前記係合部は、前記挿入部の外面と、前記接続部の内面とに設けられている請求項2に記載のガイドワイヤー挿入具。
- 前記係合部は、前記挿入部の外面と、前記接続部の内面との一方に設けられた少なくとも1つの凹部と、他方に設けられた少なくとも1つの凸部とで構成されている請求項2に記載のガイドワイヤー挿入具。
- 前記係合部は、前記接続部の横断面における内形を多角形にし、前記挿入部の横断面における外形を前記接続部の内形に対応する多角形にしたものである請求項2に記載のガイドワイヤー挿入具。
- 前記接続部は、弁体を有しており、前記挿入部が前記接続部に接続されたとき、前記挿入部が前記弁体を貫通するよう構成されている請求項1ないし5のいずれかに記載のガイドワイヤー挿入具。
- 前記ガイドワイヤー導入部の先端部に前記挿入部が脱着自在に装着されるよう構成されている請求項1ないし6のいずれかに記載のガイドワイヤー挿入具。
- 前記ガイドワイヤー導入部の先端部に前記挿入部が脱着自在に装着されるよう構成されており、
前記位置決め手段は、前記挿入部を前記ガイドワイヤー導入部の先端部に装着する際における前記ガイドワイヤー導入部の先端部に対する前記挿入部の回転方向の位置決めの指標を兼ねる請求項1ないし6のいずれかに記載のガイドワイヤー挿入具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003048362A JP4231304B2 (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | ガイドワイヤー挿入具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003048362A JP4231304B2 (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | ガイドワイヤー挿入具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004254879A JP2004254879A (ja) | 2004-09-16 |
JP4231304B2 true JP4231304B2 (ja) | 2009-02-25 |
Family
ID=33114336
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003048362A Expired - Fee Related JP4231304B2 (ja) | 2003-02-25 | 2003-02-25 | ガイドワイヤー挿入具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4231304B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4758688B2 (ja) * | 2005-06-21 | 2011-08-31 | テルモ株式会社 | 穿刺具およびガイドワイヤー挿入具 |
JP4859611B2 (ja) * | 2006-09-29 | 2012-01-25 | テルモ株式会社 | ガイドワイヤー挿入システム |
JP5101359B2 (ja) * | 2008-03-26 | 2012-12-19 | テルモ株式会社 | ガイドワイヤ導入具及びガイドワイヤ導入具セット |
WO2014010335A1 (ja) | 2012-07-13 | 2014-01-16 | オリンパスメディカルシステムズ株式会社 | 内視鏡用処置システム |
CN219022904U (zh) * | 2021-09-21 | 2023-05-16 | 巴德阿克塞斯***股份有限公司 | 导引器组件和导引器适配器 |
-
2003
- 2003-02-25 JP JP2003048362A patent/JP4231304B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004254879A (ja) | 2004-09-16 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5038369B2 (ja) | ガイドワイヤー組立体 | |
JP6906063B2 (ja) | カテーテル挿入デバイス | |
JP4758688B2 (ja) | 穿刺具およびガイドワイヤー挿入具 | |
EP0615766B1 (en) | Catheter introducer with notched needle | |
EP2019703B1 (en) | IV catheter assembly with an ergonomic needle grip | |
JP4506834B2 (ja) | 医療用針装置 | |
EP0615765B1 (en) | Winged catheter introducer with pre-bent wings | |
EP1113837B1 (en) | Catheter introducer with clamping wings | |
US8690833B2 (en) | Intravenous catheter and insertion device with reduced blood spatter | |
US8043265B2 (en) | Internal needle | |
EP0615767B1 (en) | Catheter introducer with enhanced needle gripping | |
JP2006341095A (ja) | 着脱可能な深さ止めを有する針アッセンブリ | |
JPH07503172A (ja) | カテーテル法セット | |
WO2004075761A1 (ja) | 医療用器具 | |
JP4231304B2 (ja) | ガイドワイヤー挿入具 | |
JP2008054859A (ja) | ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 | |
JP4393885B2 (ja) | ガイドワイヤー供給具およびガイドワイヤー挿入具 | |
JP3912460B2 (ja) | カニューラの導入具 | |
JP2008023128A (ja) | ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 | |
JP4859611B2 (ja) | ガイドワイヤー挿入システム | |
JP4925765B2 (ja) | ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 | |
CN113181474B (zh) | 一种输液港安全型无损伤穿刺针 | |
JP2008036173A (ja) | ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 | |
JP2008061838A (ja) | ガイドワイヤ供給具およびガイドワイヤ挿入具 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20051107 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20080314 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20080603 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20080730 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20081118 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20081205 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111212 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121212 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131212 Year of fee payment: 5 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |