JP4226358B2

JP4226358B2 - Pressure medium differential pressure recovery method of pressure device and recovery device

Info

Publication number: JP4226358B2
Application number: JP2003062104A
Authority: JP
Inventors: 孝紀山内; 神田　　剛
Original assignee: Kobe Steel Ltd
Current assignee: Kobe Steel Ltd
Priority date: 2003-03-07
Filing date: 2003-03-07
Publication date: 2009-02-18
Anticipated expiration: 2023-03-07
Also published as: JP2004267913A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、加圧装置の圧媒差圧回収方法及びその回収装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
加圧装置の一例と示される等方圧加圧装置は、金属・セラミックス等の粉末の等方圧加圧成形や、食品の殺菌等の高圧処理に利用される。このような等方圧加圧装置に用いられる高圧容器内には、高圧の圧媒が供給され、加圧処理後はこの圧媒は減圧処理される。即ち、高圧容器を昇圧したエネルギーは、減圧と共に回収されることなく捨てられていたので、エネルギーが無駄になっていた。
そこで、このエネルギーを回収して省エネ化を図ったものとして、特公平６−２２５３４号公報に記載の技術が公知である。
【０００３】
この従来のものは、複数の加圧装置を設け、その装置間を配管及び切換弁で連結し、その連結配管を通して、処理が終わった装置における加圧した圧媒を、他方の加圧前の装置の圧力容器に供給することにより、差圧を回収し、省エネルギーを図ったものであった。
【０００４】
【特許文献１】
特公平６−２２５３４号公報
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の加圧装置の圧媒差圧回収は、最初の差圧回収によりバランスした状態から、更に差圧回収をすることはできず、差圧回収率が悪いものであった。
そこで、本発明は、従来の差圧回収よりも効率よく圧力を回収することにより、省エネルギー化を図った加圧装置の圧媒差圧回収方法及び加圧装置の圧媒差圧回収装置を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するため、本発明は次の手段を講じた。即ち、本発明の加圧装置の圧媒差圧回収方法の特徴とするところは、高圧の圧媒によって高圧状態とされている一方の加圧装置と、それよりも低圧状態とされている他方の加圧装置とを連通して、両加圧装置を等圧にする等圧工程と、両加圧装置間に設けられた増圧機の低圧側に一方の加圧装置を連通し、高圧側に他方の加圧装置を連通せしめることにより、前記一方の加圧装置を減圧し、前記他方の加圧装置を増圧する増減圧工程とを有する点にある。
【０００７】
前記増減圧工程は、並列配置された増圧機を順次使用することにより多段階に行うことができる。
前記増減圧工程において、減圧側を補助昇圧装置により加圧することができる。
本発明の加圧装置の圧媒差圧回収装置の特徴とするところは、高圧の圧媒によって高圧状態とされている一方の加圧装置と、それよりも低圧状態とされている他方の加圧装置とを連通して、両加圧装置の内圧を同じにする等圧手段と、両加圧装置間に設けられた増圧機の低圧側に前記一方の加圧装置を連通し、高圧側に前記他方の加圧装置を連通せしめることにより、前記一方の加圧装置を減圧し、前記他方の加圧装置を増圧する増減圧手段と、前記等圧手段と増減圧手段を切り換える切換装置とを有する点にある。
【０００８】
前記増圧機は、一方のピストンの移動により容積が増大する減圧室と、前記一方のピストンよりも断面積が小さい他方のピストンの移動により容積が減少する増圧室と、を具備しており、前記減圧室に前記一方の加圧装置を連通し、前記増圧室に前記他方の加圧装置を連通する構成とされているのが好ましい。
前記減圧室における一方のピストンの背面から突出するロッドにより、前記増圧室の他方のピストンが構成されているのが好ましい。
前記増減圧手段において、増圧機を並列に設けることができる。
【０００９】
また、前記増圧機の減圧側に、補助圧媒供給装置を接続することができる。
【００１０】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。
図１において、本発明の圧媒差圧回収装置は、二つの加圧装置１，２を有する。以下、一方を第一加圧装置１、他方を第二加圧装置２と呼ぶが、その構成は基本的に同じである。第一及び第二加圧装置１，２は、それぞれ圧力容器３を有する。この圧力容器３は、両端開口の筒体と該筒体４の両端開口を開閉自在に密閉施蓋する上下の蓋体５，６とを有する。圧力容器３へ圧媒が供給され、この内圧は、軸力として蓋体５，６を開く方向に作用する。この蓋体５，６に作用する軸力を支承するフレーム装置（図示省略）が設けられている。しかし、この軸力は、蓋体５，６と筒体４とをネジ結合する等、他の手段によっても支持できる。
【００１１】
前記第一及び第二加圧装置１，２の各下蓋６には、圧力容器３の内外を連通する二つの連通孔７，８が設けられている。
前記二つの加圧装置１，２間には、両加圧装置１，２を連通して両装置１，２の内圧を同じにする等圧手段９が設けられている。また、この二つの加圧装置１，２間には、増圧機１０を介して一方の加圧装置１又は２を減圧し他方２又は１を増圧する増減圧手段１１が設けられている。そして、前記等圧手段９と増減圧手段１１を切り換える切換装置が設けられている。
【００１２】
前記等圧手段９は、両加圧装置１，２の各下蓋６，６の一つの連通孔７，７同士を連通する第一配管１３を有する。この第一配管１３には、二つの第一及び第二開閉弁１４，１５が介在されている。
前記増減圧手段１１の増圧機１０は、ピストン１６の移動により容積が増大する減圧室１７と、ピストン１８の移動により容積が減少する増圧室１９とを具備しており、前記両ピストン１６，１８は連動連結されている。
前記減圧室１７と増圧室１９は、断面円形の中空シリンダに形成され、減圧室１７と増圧室１９は隔壁２１で仕切られ、両室１７，１９は同一軸心上に密着して直列配置されている。これらシリンダ内径は、減圧室１７の方が増圧室１９よりも大径とされている。従って、減圧室１７のピストン１６の直径は、増圧室１９のピストン１８の径よりも大径とされている。そして、そして、小径の増圧室ピストン１８は、大径の減圧室ピストン１６の背面から突出するロッドにより構成されている。この小径ピストン１８は、前記隔壁２１を貫通している。大径ピストン１６の背面側と前記隔壁２１とで形成する空間は、隔壁２１または隔壁近傍の減圧室周壁に設けられた外部連通孔により大気圧と連通している。
【００１３】
前記増減圧手段１１は、前記第一及び第二加圧装置１，２と増圧機１０とを接続する配管装置を有する。この配管装置は、前記減圧室１７と前記第一加圧装置１の下蓋６の連通孔８とを接続する第二配管２２を有する。この第二配管２２途中に第三開閉弁２３が設けられている。この第三開閉弁２３と減圧室１７間の第二配管２２と、前記第二加圧装置２の下蓋６の連通孔８とが第三配管２４で接続されている。この第三配管２４に第四開閉弁２５が設けられている。
前記増圧室１９と、前記第一及び第二開閉弁１４，１５間の第一配管１３とが、第四配管２６で接続されている。この第四配管２６に第一逆止弁２７が介在されている。この逆止弁２７は、増圧室１９側から第一配管１３側へ圧媒を流すが、その逆は流さない弁である。この逆止弁２７は増圧機１０の保護のためのものであるが、なくてもよい。
【００１４】
前記第一逆止弁２７と増圧室１９間の第四配管２６に第五配管２８が接続され、該第五配管２８の端部は圧媒供給源２９に接続されている。この第五配管２８には、圧媒供給源２９から増圧室１９側へ圧媒を流すがその逆は流さない第二逆止弁３０が設けられている。
前記第一及び第二開閉弁１４，１５間の第一配管１３に第六配管３１が接続され、該第六配管３１には、昇圧用の圧媒供給ポンプ３２が接続されている。第一配管１３からポンプ３２の間の第六配管３１にポンプ側へ圧媒を流さない第三逆止弁３３が設けられている。尚、ポンプ３２の吸い込み側は圧媒供給源２９に接続されている。
【００１５】
なお、前記第一〜第四開閉弁１４，１５，２３，２５は、遠隔操作でオンオフ可能な電磁バルブにより構成され、前記等圧手段９と増減圧手段１１を切り換える切換装置を構成するものである。
次に、前記加圧装置の圧媒差圧回収方法につき説明する。
図１に示す装置において、第一〜第四開閉弁１４，１５，２３，２５は全て閉じられている。第一加圧装置１の圧力容器３には被処理物が収納され、且つ高圧の圧媒が充填されて高圧状態が保持され、被処理物が高圧処理される。
【００１６】
第二加圧装置２の圧力容器３は、被処理物は収納されているが、圧媒の圧力は加圧前状態の圧力（例えば、大気圧）に保持されている。圧媒として、例えば、水又は油が用いられ、高圧処理圧力は、数百〜数千Ｐａである。
高圧処理が終了すると、高圧の第一加圧装置１の圧力を、第二加圧装置２に回収する圧媒差圧回収が行われる。
まず、図２に示す如く、両加圧装置１，２を等圧にする等圧工程が行われる。この等圧工程は、切換装置の第一及び第二開閉弁１４，１５を開き、等圧手段９の第一配管１３を介して両加圧容器３，３を連通することにより行われる。
【００１７】
次に、図３、４に示す如く、一方の加圧装置１を減圧し、他方の加圧装置２を増圧する増減圧工程が行われる。
この増減圧工程は、切換装置の第一開閉弁１４を閉じ、等圧手段９の作動を停止し、切換装置の第三開閉弁２３を開いて、増減圧手段１１の増圧機１０を作動させることにより行う。
図３に示すように、増圧機１０の減圧室ピストン１６は、最初、減圧室１７の容積がゼロとなる位置にある。
【００１８】
図４に示すように、第三開閉弁２３を開くことにより、第一加圧装置１の圧媒は、第二配管２２を通って増圧機１０の減圧室１７に供給される。このとき、前記等圧工程において減圧室１７の圧力と増圧室１９の圧力は同じとされているが、減圧室ピストン１６と増圧室ピストン１８の面積の大小により、両ピストン１６，１８に作用する力がアンバランスになり、両ピストン１６，１８は直結されているので増圧室１９側へ移動し、その結果、増圧室１９側の容積が減少して、増圧室１９の圧力が増圧されると共に、減圧室１７の容積は増加して、減圧室１７の圧力は減圧される。
【００１９】
即ち、第一加圧装置１は減圧され、第二加圧装置２は増圧され、第一加圧装置１の圧媒差圧回収が行われる。
尚、前記増減圧工程の終了時点では、第一加圧装置１は大気圧まで減圧されるのが好ましい。大気圧までの減圧により被処理物の取り出しが可能となる。
図５に示すように、前記圧媒差圧回収が終わると、ポンプ３２を駆動して第二加圧装置２を所定の高圧に加圧する加圧工程が行われ、被処理物を加圧処理する。
【００２０】
前記等方圧加圧処理が終わると、前記と同様、等圧工程、増減圧工程が繰り返される。
図６に示すものは、本発明の他の実施の形態であり、図１の一つの増圧機１０では高圧状態の加圧装置１又は２を大気圧まで減圧できない場合、複数（この実施の形態では二台）の増圧機１０ａ、１０ｂを用いて、増減圧工程を行うものである。
即ち、第一配管１３と第二配管２２間に複数の増圧機１０ａ、１０ｂを並列に設けている。この場合、各増圧機１０ａ，１０ｂの減圧室１７側の配管に開閉弁３４ａ，３４ｂが設けられている。
【００２１】
各増圧機１０ａ，１０ｂの増圧比（ピストン面積比）は異なるものとされ、前記増減圧工程は、増圧比が小さいものから大きなものへ増圧機１０ａ，１０ｂを順次使用することにより多段階に行うものとされている。
このように多段階により減増圧を行うことにより、大気圧まで有効にその差圧を回収することができる。従って、増圧機１０の台数は２台に限定されるものではない。
図７に示すものは、本発明の他の実施の形態であり、前記増圧機１０の減圧室１７側に、補助圧媒供給装置３５が接続されている。
【００２２】
即ち、第二配管２２と第五配管２８を結ぶ第七配管３６が設けられ、第七配管３６に補助圧媒供給装置３５であるポンプが介在されている。
圧縮率の大きい低圧域を、補助圧媒供給装置３５で昇圧することにより、減圧室１７の作動圧力を高く保つことができ、差圧回収効率を上げることができる。
なお、本発明は、前記実施の形態に示すものに限定されない。例えば、増圧機１０においては、減圧室ピストン１６と増圧室ピストン１８とを連動連結する連結手段２０として、図８に示すような、てこ式のものを用いている。即ち、減圧室１７と増圧室１９を並列配置して、両ピストン１６，１８の断面積は同じとし、連結手段２０をてこ３７とするのである。このてこ３７の支点３８の位置を可変とすることにより、増圧比を任意に設定できる。
【００２３】
加圧装置は、２つに限らずそれ以上であっても良い。加圧装置として、単なる圧力容器からなるものに限らず、特公平６−２２５３４号公報に記載の如き加圧装置であっても良い。圧媒は、液体、気体のいずれであっても良い。
【００２４】
【発明の効果】
本発明によれば、圧媒差圧回収を効率よく行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図１は、本発明の実施の形態を示す差圧回収装置の構成図である。
【図２】図２は、等圧工程を示す工程図である。
【図３】図３は、増減圧工程における初期状態の工程図である。
【図４】図４は、増減圧工程における終期状態の工程図である。
【図５】図５は、増減圧工程終了後の加圧工程を示す工程図である。
【図６】図６は、本発明の他の実施の形態を示す差圧回収装置の構成図である。
【図７】図７は、本発明の他の実施の形態を示す差圧回収装置の構成図である。
【図８】図８は、増圧機の他の形式を示す構成図である。
【符号の説明】
１第一加圧装置
２第二加圧装置
９等圧手段
１０増圧機
１１増減圧手段[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a pressure medium differential pressure recovery method for a pressure device and a recovery device thereof.
[0002]
[Prior art]
An isotropic pressure pressing apparatus shown as an example of a pressing apparatus is used for high pressure processing such as isostatic pressing of powders of metals and ceramics, and sterilization of foods. A high-pressure pressure medium is supplied into the high-pressure vessel used in such an isotropic pressure pressurizing apparatus, and the pressure medium is depressurized after the pressurizing process. That is, the energy obtained by increasing the pressure of the high-pressure vessel was discarded without being recovered together with the reduced pressure, and thus the energy was wasted.
Therefore, a technique described in Japanese Examined Patent Publication No. 6-22534 is known as an energy saving by collecting this energy.
[0003]
This conventional device is provided with a plurality of pressurizing devices, and the devices are connected by piping and a switching valve. Through the connecting piping, the pressurized pressure medium in the device after the processing is transferred to the other before pressurization. By supplying it to the pressure vessel of the apparatus, the differential pressure was recovered to save energy.
[0004]
[Patent Document 1]
Japanese Examined Patent Publication No. 6-22534
[Problems to be solved by the invention]
In the pressure medium differential pressure recovery of the conventional pressurizing device, the differential pressure recovery cannot be further performed from the state balanced by the initial differential pressure recovery, and the differential pressure recovery rate is poor.
Therefore, the present invention provides a pressure medium differential pressure recovery method and a pressure medium differential pressure recovery apparatus for a pressurizing device that save energy by recovering pressure more efficiently than conventional differential pressure recovery. The purpose is to do.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the present invention takes the following measures. That is, the pressure medium differential pressure recovery method of the pressure device of the present invention is characterized in that one pressure device that is in a high pressure state by a high pressure medium and the other pressure state that is in a lower pressure state. The pressure device is connected to the pressure device, and the pressure device is connected to the low pressure side of the pressure intensifier provided between the pressure devices. A pressure increasing / decreasing step of reducing the pressure of the one pressurizing device and increasing the pressure of the other pressurizing device.
[0007]
The pressure increasing / decreasing step can be performed in multiple stages by sequentially using pressure increasing devices arranged in parallel.
In the pressure increasing / decreasing step, the pressure reducing side can be pressurized by an auxiliary pressure increasing device.
The pressure medium differential pressure recovery device of the pressure device of the present invention is characterized in that one pressure device that is in a high pressure state by a high pressure medium and the other pressure device that is in a lower pressure state than that. communicates the pressure device, communicates with isobaric means, said one of the pressure device on the low pressure side of the intensifier provided between both pressing apparatus the internal pressure of both the pressurizing device to the same, high-pressure side by caulking passed, communicating the other pressurizing apparatus, reducing the pressure the one pressure device, and the increasing pressure reducing means for pressurizing increasing the other of the pressure device, a switching device for switching the isobaric means and decreasing pressure means It is in the point which has.
[0008]
The intensifier is provided a decompression chamber to increase volume by the movement of the one piston, and a booster chamber to decrease volume by the movement of the small other piston cross-sectional area than the one piston, It is preferable that the one pressurizing device communicates with the decompression chamber and the other pressurizing device communicates with the pressure increasing chamber .
It is preferable that the other piston of the pressure increasing chamber is constituted by a rod protruding from the back surface of one piston in the decompression chamber.
In the pressure increasing / decreasing means, a pressure booster can be provided in parallel.
[0009]
An auxiliary pressure medium supply device can be connected to the pressure reducing side of the pressure booster.
[0010]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In FIG. 1, the pressure medium differential pressure recovery device of the present invention has two pressurization devices 1 and 2. Hereinafter, although one side is called the 1st pressurization apparatus 1 and the other is called the 2nd pressurization apparatus 2, the structure is fundamentally the same. The first and second pressurizing devices 1 and 2 each have a pressure vessel 3. The pressure vessel 3 includes a cylindrical body having both end openings and upper and lower lid bodies 5 and 6 that hermetically cover the both end openings of the cylindrical body 4 so as to be freely opened and closed. A pressure medium is supplied to the pressure vessel 3, and this internal pressure acts as an axial force in the direction of opening the lid bodies 5 and 6. A frame device (not shown) for supporting the axial force acting on the lids 5 and 6 is provided. However, this axial force can be supported by other means such as screwing the lids 5 and 6 and the cylinder 4 together.
[0011]
Each of the lower lids 6 of the first and second pressurizing devices 1 and 2 is provided with two communication holes 7 and 8 that communicate the inside and outside of the pressure vessel 3.
Between the two pressurizing devices 1 and 2, there is provided an equal pressure means 9 for communicating the pressurizing devices 1 and 2 so that the internal pressures of both the devices 1 and 2 are the same. Further, between the two pressurizing devices 1 and 2, there is provided a pressure increasing / decreasing means 11 that depressurizes one pressurizing device 1 or 2 and increases the other 2 or 1 via a pressure booster 10. A switching device for switching between the equal pressure means 9 and the pressure increasing / decreasing means 11 is provided.
[0012]
The isobaric means 9 has a first pipe 13 that communicates one communication hole 7, 7 of each of the lower lids 6, 6 of both the pressure devices 1, 2. Two first and second on-off valves 14 and 15 are interposed in the first pipe 13.
Intensifier 10 of the pressure increase means 11, a decompression chamber 17 the volume by the movement of the piston 16 is increased, and comprises a booster chamber 19 volume is reduced by movement of the piston 18, the pistons 16, 18 is linked and linked.
The pressure reducing chamber 17 and the pressure increasing chamber 19 are formed in a hollow cylinder having a circular cross section, the pressure reducing chamber 17 and the pressure increasing chamber 19 are partitioned by a partition wall 21, and both the chambers 17 and 19 are in close contact with each other on the same axis. Has been placed. These cylinder inner diameters are larger in the decompression chamber 17 than in the pressure increase chamber 19. Therefore, the diameter of the piston 16 in the decompression chamber 17 is larger than the diameter of the piston 18 in the pressure increase chamber 19. The small-diameter pressure-increasing chamber piston 18 is constituted by a rod protruding from the back surface of the large-diameter decompression chamber piston 16. The small diameter piston 18 penetrates the partition wall 21. The space formed by the rear surface side of the large-diameter piston 16 and the partition wall 21 communicates with the atmospheric pressure through an external communication hole provided in the partition wall 21 or the peripheral wall of the decompression chamber near the partition wall.
[0013]
The pressure increasing / decreasing means 11 has a piping device that connects the first and second pressurizing devices 1, 2 and the pressure booster 10. This piping device has a second piping 22 that connects the decompression chamber 17 and the communication hole 8 of the lower lid 6 of the first pressurizing device 1. A third on-off valve 23 is provided in the middle of the second pipe 22. A second pipe 22 between the third on-off valve 23 and the decompression chamber 17 and the communication hole 8 of the lower lid 6 of the second pressurizing device 2 are connected by a third pipe 24. A fourth open / close valve 25 is provided in the third pipe 24.
The pressure increasing chamber 19 and the first pipe 13 between the first and second on-off valves 14 and 15 are connected by a fourth pipe 26. A first check valve 27 is interposed in the fourth pipe 26. The check valve 27 is a valve that allows the pressure medium to flow from the pressure-increasing chamber 19 side to the first pipe 13 side, but not vice versa. The check valve 27 is for protecting the pressure booster 10, but may not be provided.
[0014]
A fifth pipe 28 is connected to a fourth pipe 26 between the first check valve 27 and the pressure increasing chamber 19, and an end of the fifth pipe 28 is connected to a pressure medium supply source 29. The fifth pipe 28 is provided with a second check valve 30 that allows the pressure medium to flow from the pressure medium supply source 29 to the pressure increasing chamber 19 side, but not vice versa.
A sixth pipe 31 is connected to the first pipe 13 between the first and second on-off valves 14 and 15, and a pressure medium supply pump 32 for pressure increase is connected to the sixth pipe 31. A third check valve 33 is provided in the sixth pipe 31 between the first pipe 13 and the pump 32 so that no pressure medium flows to the pump side. The suction side of the pump 32 is connected to the pressure medium supply source 29.
[0015]
The first to fourth on-off valves 14, 15, 23, and 25 are constituted by electromagnetic valves that can be turned on and off by remote operation, and constitute a switching device that switches between the equal pressure means 9 and the pressure increasing / decreasing means 11. is there.
Next, a pressure medium differential pressure recovery method of the pressurizing device will be described.
In the apparatus shown in FIG. 1, the first to fourth on-off valves 14, 15, 23, and 25 are all closed. The object to be processed is stored in the pressure vessel 3 of the first pressurizing apparatus 1 and is filled with a high-pressure pressure medium to maintain a high pressure state, and the object to be processed is subjected to high pressure processing.
[0016]
In the pressure vessel 3 of the second pressurizing device 2, the object to be processed is accommodated, but the pressure of the pressure medium is maintained at the pressure before pressurization (for example, atmospheric pressure). For example, water or oil is used as the pressure medium, and the high-pressure treatment pressure is several hundred to several thousand Pa.
When the high-pressure processing is completed, pressure medium differential pressure recovery is performed in which the pressure of the high-pressure first pressurizer 1 is recovered by the second pressurizer 2.
First, as shown in FIG. 2, an isobaric process is performed in which the pressurizing devices 1 and 2 are made to have the same pressure. This isobaric process is performed by opening the first and second on-off valves 14 and 15 of the switching device and communicating both the pressurized containers 3 and 3 through the first pipe 13 of the isobaric means 9.
[0017]
Next, as shown in FIGS. 3 and 4, a pressure increasing / decreasing step of reducing the pressure of one pressurizing device 1 and increasing the pressure of the other pressurizing device 2 is performed.
In this pressure increasing / decreasing step, the first opening / closing valve 14 of the switching device is closed, the operation of the equal pressure means 9 is stopped, the third opening / closing valve 23 of the switching device is opened, and the pressure booster 10 of the pressure increasing / decreasing means 11 is operated. By doing.
As shown in FIG. 3, the decompression chamber piston 16 of the pressure booster 10 is initially in a position where the volume of the decompression chamber 17 becomes zero.
[0018]
As shown in FIG. 4, by opening the third on-off valve 23, the pressure medium of the first pressurizing device 1 is supplied to the decompression chamber 17 of the pressure booster 10 through the second pipe 22. At this time, the pressure in the decompression chamber 17 and the pressure in the pressure increasing chamber 19 are the same in the isobaric process, but due to the size of the areas of the pressure reducing chamber piston 16 and the pressure increasing chamber piston 18, The acting force becomes unbalanced, and both pistons 16 and 18 are directly connected, so that they move to the pressure increasing chamber 19 side. As a result, the volume on the pressure increasing chamber 19 side is reduced, and the pressure in the pressure increasing chamber 19 is reduced. As the pressure increases, the volume of the decompression chamber 17 increases and the pressure in the decompression chamber 17 is reduced.
[0019]
That is, the first pressure device 1 is depressurized, the second pressure device 2 is increased in pressure, and the pressure medium differential pressure recovery of the first pressure device 1 is performed.
In addition, it is preferable that the 1st pressurizer 1 is pressure-reduced to atmospheric pressure at the time of completion | finish of the said pressure increase / decrease process. The object to be processed can be taken out by reducing the pressure to atmospheric pressure.
As shown in FIG. 5, when the pressure medium differential pressure recovery is completed, a pressurizing step of driving the pump 32 to pressurize the second pressurizing device 2 to a predetermined high pressure is performed, and the workpiece is pressurized. To do.
[0020]
When the isotropic pressure increasing process is completed, the isobaric process and the increasing / decreasing process are repeated as described above.
FIG. 6 shows another embodiment of the present invention. When one pressure intensifier 10 in FIG. 1 cannot depressurize the pressurizing device 1 or 2 in a high pressure state to atmospheric pressure, a plurality of (this embodiment is shown). The two pressure boosters 10a and 10b are used to perform the pressure increasing / decreasing step.
That is, a plurality of pressure boosters 10 a and 10 b are provided in parallel between the first pipe 13 and the second pipe 22. In this case, on-off valves 34a and 34b are provided in the pipes on the decompression chamber 17 side of the pressure boosters 10a and 10b.
[0021]
The pressure increase ratios (piston area ratios) of the pressure increasers 10a and 10b are different, and the pressure increase / decrease process is performed in multiple stages by sequentially using the pressure increasers 10a and 10b from the one having the smallest pressure increase ratio to the one having the larger pressure increase ratio. It is supposed to be.
Thus, the pressure difference can be effectively recovered up to atmospheric pressure by reducing and increasing pressure in multiple stages. Therefore, the number of pressure boosters 10 is not limited to two.
FIG. 7 shows another embodiment of the present invention, and an auxiliary pressure medium supply device 35 is connected to the pressure reducing chamber 17 side of the pressure intensifier 10.
[0022]
That is, a seventh pipe 36 that connects the second pipe 22 and the fifth pipe 28 is provided, and a pump that is an auxiliary pressure medium supply device 35 is interposed in the seventh pipe 36.
By raising the pressure of the low pressure region having a large compression rate with the auxiliary pressure medium supply device 35, the operating pressure of the decompression chamber 17 can be kept high, and the differential pressure recovery efficiency can be increased.
In addition, this invention is not limited to what is shown to the said embodiment. For example, in the pressure booster 10, a lever type as shown in FIG. 8 is used as the connecting means 20 for interlockingly connecting the pressure reducing chamber piston 16 and the pressure increasing chamber piston 18 . That is, the decompression chamber 17 and the pressure increasing chamber 19 are arranged in parallel, the cross-sectional areas of the pistons 16 and 18 are the same, and the connecting means 20 is the lever 37. By making the position of the fulcrum 38 of the lever 37 variable, the pressure increase ratio can be set arbitrarily.
[0023]
The pressure device is not limited to two and may be more than that. The pressurizing device is not limited to a simple pressure vessel but may be a pressurizing device as described in Japanese Patent Publication No. 6-22534. The pressure medium may be either liquid or gas.
[0024]
【The invention's effect】
According to the present invention, it is possible to efficiently recover the pressure medium differential pressure.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a configuration diagram of a differential pressure recovery apparatus showing an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a process diagram showing an isobaric process.
FIG. 3 is a process diagram of an initial state in a pressure increasing / decreasing process.
FIG. 4 is a process diagram of a final state in a pressure increasing / decreasing process.
FIG. 5 is a process diagram showing a pressurizing process after completion of the pressure increasing / decreasing process.
FIG. 6 is a configuration diagram of a differential pressure recovery apparatus showing another embodiment of the present invention.
FIG. 7 is a configuration diagram of a differential pressure recovery apparatus showing another embodiment of the present invention.
FIG. 8 is a configuration diagram showing another type of pressure booster.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 1st pressurization apparatus 2 2nd pressurization apparatus 9 Isobaric means 10 Pressure booster 11 Pressure increase / decrease means

Claims

高圧の圧媒によって高圧状態とされている一方の加圧装置と、それよりも低圧状態とされている他方の加圧装置とを連通して、両加圧装置を等圧にする等圧工程と、
両加圧装置間に設けられた増圧機の低圧側に一方の加圧装置を連通し、高圧側に他方の加圧装置を連通せしめることにより、前記一方の加圧装置を減圧し、前記他方の加圧装置を増圧する増減圧工程とを有することを特徴とする加圧装置の圧媒差圧回収方法。Isobaric process and one of the pressing apparatus is a high pressure state by the pressure medium, it communicates the other pressure device which is a low pressure state than to the isobaric both pressurizing device When,
By connecting one pressurizing device to the low pressure side of the intensifier provided between the two pressurizing devices and connecting the other pressurizing device to the high pressure side, the one pressurizing device is decompressed, and the other And a pressure increasing / decreasing step for increasing the pressure of the pressure device.

前記増減圧工程は、並列配置された増圧機を順次使用することにより多段階に行うことを特徴とする請求項１記載の加圧装置の圧媒差圧回収方法。 2. The pressure medium differential pressure recovery method for a pressurizing apparatus according to claim 1, wherein the pressure increasing / decreasing step is performed in multiple stages by sequentially using pressure boosters arranged in parallel.

前記増減圧工程において、減圧側を補助昇圧装置により加圧することを特徴とする請求項１又は２記載の加圧装置の圧媒差圧回収方法。 The pressure medium differential pressure recovery method for a pressurizing device according to claim 1 or 2, wherein in the pressure increasing / decreasing step, the pressure reducing side is pressurized by an auxiliary pressure boosting device.

高圧の圧媒によって高圧状態とされている一方の加圧装置と、それよりも低圧状態とされている他方の加圧装置とを連通して、両加圧装置の内圧を同じにする等圧手段と、
両加圧装置間に設けられた増圧機の低圧側に前記一方の加圧装置を連通し、高圧側に前記他方の加圧装置を連通せしめることにより、前記一方の加圧装置を減圧し、前記他方の加圧装置を増圧する増減圧手段と、
前記等圧手段と増減圧手段を切り換える切換装置と
を有することを特徴とする加圧装置の圧媒差圧回収装置。 By connecting one pressurizer that is in a high pressure state with a high pressure medium and the other pressurizer that is in a lower pressure state, the internal pressure of both pressurizers is the same pressure. Means,
Communicating said one pressure device to the low pressure side of the intensifier provided between both pressure device, by caulking passed, communicating the other pressure device on the high-pressure side, the pressure was reduced to the one pressure device, Pressure increasing / decreasing means for increasing the pressure of the other pressing device;
A pressure medium differential pressure recovery device for a pressurizing device, comprising: a switching device that switches between the equal pressure means and the pressure increasing / decreasing means.

前記増圧機は、一方のピストンの移動により容積が増大する減圧室と、前記一方のピストンよりも断面積が小さい他方のピストンの移動により容積が減少する増圧室と、を具備しており、
前記減圧室に前記一方の加圧装置を連通し、前記増圧室に前記他方の加圧装置を連通する構成とされていることを特徴とする請求項４記載の加圧装置の圧媒差圧回収装置。The intensifier is provided a decompression chamber to increase volume by the movement of the one piston, and a booster chamber to decrease volume due to the movement of small other piston cross-sectional area than the one piston,
5. The pressure medium difference of the pressurizing device according to claim 4 , wherein the one pressurizing device is communicated with the decompression chamber, and the other pressurizing device is communicated with the pressure increasing chamber. Pressure recovery device.

前記減圧室における一方のピストンの背面から突出するロッドにより、前記増圧室の他方のピストンが構成されていることを特徴とする請求項５記載の加圧装置の圧媒差圧回収装置。6. The pressure medium differential pressure recovery device of a pressurizing device according to claim 5 , wherein the other piston of the pressure increasing chamber is constituted by a rod protruding from the back surface of the one piston in the pressure reducing chamber.

前記増減圧手段において、増圧機が並列に設けられていることを特徴とする請求項４〜６の何れか一つに記載の加圧装置の圧媒差圧回収装置。 The pressure medium differential pressure recovery device for a pressurizing device according to any one of claims 4 to 6, wherein the pressure increasing / decreasing means is provided with a pressure increasing device in parallel.

前記増圧機の減圧側に、補助圧媒供給装置が接続されていることを特徴とする請求項４〜７の何れか一つに記載の加圧装置の圧媒差圧回収装置。 The pressure medium differential pressure recovery device of the pressurization device according to any one of claims 4 to 7, wherein an auxiliary pressure medium supply device is connected to the pressure reducing side of the pressure intensifier.