JP4226093B2

JP4226093B2 - Outdoor mosquito coil

Info

Publication number: JP4226093B2
Application number: JP01164298A
Authority: JP
Inventors: 美治野村
Original assignee: Earth Chemical Co Ltd
Current assignee: Earth Chemical Co Ltd
Priority date: 1998-01-23
Filing date: 1998-01-23
Publication date: 2009-02-18
Anticipated expiration: 2018-01-23
Also published as: JPH11209201A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は外観が筒状形態の屋外用蚊取線香に関わり、特に、着火性、燃焼性および有効成分の拡散性に優れ、かつ立消えを抑制できる屋外用蚊取線香に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来より渦巻き状の形状を備えた渦蚊取線香が広く使用されている。しかしながら、この従来の渦蚊取線香を屋外で使用する場合、風などの条件により、火が着きにくくなったり、着火しても途中で火が消えるなどの恐れがあった。そこで、屋外で使用する蚊取線香として、容易に着火することができ、かつ途中で消えることなく適度な時間で燃焼するものが望まれている。また、従来の屋外用の蚊取線香においては、その着火性や燃焼性の向上のために蚊取線香本体の先端部に、パラフィン、蝋、油等の種々の燃焼性物質が検討され、それらを処理したものなども使用されている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の屋外用蚊取線香にあっては、蚊取線香本体の先端部に燃焼性物質を処理して着火性や燃焼性を向上させたものであるが、それでも十分満足のできるものとはいえず、また、通気量が不十分なため、燃焼途中で立ち消えの恐れがあったり、有効成分の広範囲に渡る拡散性が十分でないため、効果が不十分であるなどの問題があった。
【０００４】
本発明は、上記従来の屋外用蚊取線香の欠点を除去することを目的として鋭意研究の結果完成されたものである。すなわち、本発明は、着火性、燃焼性および有効成分の拡散性に優れ、かつ立消えを抑制した簡便で最適な屋外用蚊取線香を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、本発明の屋外用蚊取線香は、基材と蚊取線香の有効成分を含み、外観が筒状形態の屋外用蚊取線香であって、長手方向に対して端面の全てまたは一部が９０度未満の角度をなす端部を有し、外周壁および／または内周壁に溝部を有し、下端部に空気取入口を有するものである。
【０００６】
また、本発明の屋外用蚊取線香においては、基材に流動パラフィンを含むものが好ましい。
【０００７】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の屋外用蚊取線香の実施の形態について、〔第１の実施形態〕、〔第２の実施形態〕、〔第３の実施形態〕の順に図面を参照して詳細に説明する。しかし、本発明の内容がこれらの実施形態に限定されるものではない。
尚、本発明において、「蚊取線香」とは、屋外に生息する害虫に対して、防除を行うための線香を意味するものであり、蚊の駆除に限定されるものではない。代表的な対象害虫としては、ハエ、アカイエカ、ヒトスジシマカ、チカイエカ、ユスリカ、ヌカカ等を例示することができる。
【０００８】
〔第１の実施形態〕
図１は本発明の第１の実施形態に係る屋外用蚊取線香の構造図であり、図１（ａ）は平面図、図１（ｂ）は正面図、図１（ｃ）は右側面図、図１（ｄ）は背面図、図１（ｅ）は図１（ａ）におけるＡ−Ａ線の断面図である。
以下、主に第１の実施形態を用いて本発明の内容を具体的に説明するが、本発明の内容がこれに限定されるものではない。
【０００９】
従来の蚊取線香における燃焼時の立消え、着火性不良等の問題点について種々検討した結果、本実施形態の屋外用蚊取線香１０１では、図１に示すように、第１の特徴として外観形態を筒状とし、第２の特徴として長手方向に対して端面が９０度未満の角度θをなす端部を上下端に具備し、第３の特徴として外周壁に溝部を具備し、第４の特徴として当該屋外用蚊取線香１０１を垂直に置いた時に筒の内部空間に外気を取り入れることが可能となる、下端部に空気取入口を有するものとした。
【００１０】
本実施形態の屋外用蚊取線香１０１の燃焼方法は、図１に示すように、長手方向を垂直に置いて使用する場合に、下方より着火すると、燃焼時間が短くなりすぎて屋外に使用するものとしては好ましくないことから、上方より着火することが好ましい。また、本実施形態の蚊取線香の設置については、下方の端部に、筒の内部空間に外気を取り入れるために鋭角の切断部（空気取入口１０３）を設けているので、線香立てを用いずとも、そのままの状態でも使用できるが、図４（ａ）に示すように、従来の線香立てを用いて固定してもよい。
【００１１】
つまり、第１の特徴、すなわち外観形態を筒状とした内部空洞によって、燃焼時に上昇気流を起こし、有効成分を広範囲に飛ばす拡散性を向上させると共に、空気の取入れがスムーズであることによって着火性を向上させることができる。尚、外観形態は筒状であればよく、図１に示したような円柱状に限定されることなく、例えば角柱状等に成形したものであってもよい。
【００１２】
また、第２の特徴、すなわち角度θをなす上方の端部の切り込みによって、局部形状が形成されるとともに煙発生面積をより広くすることができ、着火性を向上させることができる。尚、上方端部の切断面が蚊取線香の長手方向に対して形成する角度については、鋭角にするほど火付きは良くなるが、火の回る速度は遅くなることから、４５°〜７０°が望ましい。
【００１３】
また、第３の特徴、すなわち外周壁に溝部を備えた構造により、線香本体の外周を凹凸形状として煙の発生面積を大きくすることとなり、火付きを良好にすると共に、有効成分の拡散性を向上させる効果をも得ている。尚、本実施形態では、外周壁のみに溝部を備えた構造としたが、さらに内周部にも溝部を備えることとすれば着火性および拡散性をさらに向上させることができ、或いは、内周部のみに溝部を備える構造とすれば本実施形態と同等の効果を得ることができる。
【００１４】
また、第４の特徴、すなわち屋外用蚊取線香１０１を垂直に置いた時に筒の内部空間に外気を取り入れることが可能な構造を、下端部に空気取入口１０３を有するものとすることによって実現しているので、燃焼時に常に適度の通気量が得られ、立消えを著しく減少させることが可能となる。
【００１５】
本発明の屋外用蚊取線香は、内部空間の大きさとしては、断面積として好ましくは０．１〜５．０ｃｍ²であり、より好ましくは０．７〜２．０ｃｍ²である。本発明の屋外用蚊取線香の筒形状における厚さは好ましくは０．２〜１．０ｃｍであり、より好ましくは０．３〜０．７ｃｍである。本発明の屋外用蚊取線香の溝の深さとしては、０．１〜０．５ｃｍが好ましく、より好ましくは０．１〜０．３ｃｍである。本発明の屋外用蚊取線香の溝の数としては、１〜３２個／１本が好ましく、より好ましくは４〜１６個／１本である。
【００１６】
さらに、本実施形態の屋外用蚊取線香１０１では、基材に流動パラフィンや各種の植物油を配合することによって、より多くの煙を出すことができ、有効成分の効果が行き届く範囲をより広くすることができる。尚、流動パラフィンの配合については、屋外用蚊取線香１０１の総重量に対してパラフィンを１〜２０％含有することが好ましく、より好ましくは、３〜７％である。
【００１７】
またさらに、必要に応じて有機・無機発泡剤等のガス発生剤、酸化触媒等の燃焼促進剤を加えることにより、従来の屋外用線香よりも極めて優れた着火性および燃焼性を実現すると共に、立消えを著しく減少させ、有効成分の拡散性を向上させた、簡便で最適な蚊取線香を実現することができる。
【００１８】
さらに、本実施形態の屋外用蚊取線香１０１は、ニトロセルロースと金属の化合物、または、木粉とパラフィンなどを着火剤として、基材に０．２〜２重量％配合させ、あるいは、先端部に処理（塗工長さ１５〜１９ｍｍ、塗工量０．４〜０．８ｇ／１本）することができる。具体的な処理例を挙げると、硝化綿（５２％）と金属化合物（３０％）と可塑剤（１８％）とからなる固形分４０％と溶剤（６０％）で調整した液を槽に入れ、その槽に線香を２秒間浸漬した後、スタンドに立てて余分な液を切り、風乾して作成することができる。
また、酸化触媒等やガス発生剤として有機・無機発泡剤等を配合して多煙化することもできる。これらは自己燃焼性のものが好ましい。
【００１９】
また、本実施形態の屋外用蚊取線香１０１は、蚊取線香の構成として通常使用される有効成分、支燃剤および結合剤、また、必要に応じて効力増強剤、揮散率向上剤、防黴剤、色素、香料および酸化防止剤等の各種添加剤を任意に含むものである。
【００２０】
尚、有効成分としては、以下に挙げるアレスリンの異性体であり、さらに他のピレスロイド系化合物を用いることができる。そのようなピレスロイド系化合物としては、フェノトリン（３−フェノキシベンジルｄ−シス／トランス−クリサンテマ−ト）、ペルメトリン（３−フェノキシベンジルｄｌ−シス／トランス−２，２−ジメチル−３−（２’，２’−ジクロロビニル）−シクロプロパンカルボキシレート）、レスメトリン（（５−ベンジル−３−フリル）メチルｄ−シス／トランス−クリサンテマート）、アレスリン（ｄｌ−３−アリル−２−メチル−４−オキソ−２−シクロペンテニルｄｌ−シス／トランス−クリサンテマート）、フタルスリン（１，３，４，５，６，７−ヘキサヒドロ−ジオキソ−２−インドリルｄｌ−シス／トランス−クリサンテマート）、エムペントリン（１−エチニル−２−メチル−２−ペンテニルｄｌ−シス／トランス−クリサンテマート）、１−エチニル−２−エチル−２−ペンテニル−２，２，３，３−テトラメチル−シクロプロパンカルボキシレート、１−エチニル−２−メチル−２−ペンテニル−２，２−ジメチル−３−（２’，２’−ジクロロビニル）−シクロプロパンカルボキシレート、プラレトリン（（＋）−２−メチル−４−オキソ−３−プロパギルシクロペント−２−エニルｄ−シス／トランス−クリサンテマート）、テフルスリン（２，３，５，６−テトラフルオロ−４−メチルベンジル−３−（２’−クロロ−３’，３’，３’−トリフルオロ−１−プロペニル）−２，２−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート）、ベンフルスリン（２，３，５，６−テトラフルオロベンジル−３−（２，２−ジクロロビニル）−２，２−ジメチルシクロプロパンカルボキシレート）、並びに、これらの化合物の異性体、誘導体および類縁体などが用いられ、これらピレスロイド系化合物より選択した一種以上の化合物を蚊取線香に配合できる。
【００２１】
また、蚊取線香基材のうち、支燃剤としては杉粉、除虫菊粉、タブ粉、木粉またはココナツパウダー等が使用され、結合剤としてはコーンスターチまたはタブ粉等が使用される。本発明の線香は、屋外で使用するため適度な燃焼時間が必要となる。よって、基材中の木粉の量を少なくするか、あるいはタブ粉、ジャム粉、澱粉等を増量することで、長い燃焼時間を得ることができる。
さらに、蚊取線香基材に必要に応じて配合される各種添加剤は、効力増強剤としてはピペロニルプトキサイド、Ｎ−プロピルイゾーム、ＭＧＫ−２６４、サイネピリン２２２、サイネピリン５００、リーセン３８４、ＩＢＴＡまたはＳ−４２１等が例示でき、揮散率向上剤としてはフェネチルイソシオシアネート、ハイミックス酸ジメチル、硝酸カリまたは二酸化マンガン等が例示でき、防黴剤としてはデヒドロ酢酸等が例示でき、色素としてはマカライドグリーン等が例示でき、さらに香料としてはシトラールまたはシトロネラール等がそれぞれ例示できる。忌避剤として、ディート、シトロネラ油、ユウカリ油、ゲラニウム油、蚊連草油等が挙げられる。
【００２２】
またさらに、本実施形態の屋外用蚊取線香１０１は、有効成分と基材と均一に練合した後所定の形状に成型してもよく、また、予め基材のみで所定の形状を作り、これに有効成分を塗布、含浸等の処理をさせてもよい。
【００２３】
以上説明したように実施形態の屋外用蚊取線香１０１によれば、線香の外観を筒状とし、外周壁に溝部を備え、上端部に鋭角を持つ切断部を備え、また空気取り入れ構造を具備することによって適度な空隙率を得ることができ、着火性および燃焼性に極めて優れ、有効成分の揮散率を向上させ、さらに立消えを著しく軽減することができる。さらに、基材に流動パラフィンを配合することで、従来の屋外用線香よりも極めて優れた着火性および燃焼性を備え、立消えを軽減させることはもとより、有効成分の拡散性を向上させると共に、重量が軽く、線香立がなくとも使用することができるなど、簡便性に優れた屋外用に最適な蚊取線香を実現することができる。
また、本発明においては、単位時間燃焼するように設定された量の線香を１つのユニットととし、そのユニットを連結させて本発明の線香とすることができる。これにより、使用者が連結させるユニットの数を変化させて所望の燃焼時間を設定できる。
【００２４】
〔第２の実施形態〕
図２は本発明の第２の実施形態に係る屋外用蚊取線香の構成図であり、図２（ａ）は平面図、図２（ｂ）は正面図、図２（ｃ）は右側面図、図２（ｄ）は背面図、図２（ｅ）は図２（ａ）におけるＢ−Ｂ線の断面図である。
【００２５】
図２において、本実施形態の屋外用蚊取線香２０１は、第１の特徴として外観形態を円柱状の筒状とし、第２の特徴として長手方向に対して端面が９０度未満の角度θをなす端部を上下端に具備し、第３の特徴として外周壁に溝部を具備し、第４の特徴として、図４（ｂ）に示すように屋外用蚊取線香２０１を垂直に置いた時に、筒の内部空間に外気を取り入れることが可能な構造を、下端部に空気取入口２０３を有するものとすることによって備えている。
【００２６】
本実施形態の屋外用蚊取線香２０１においても、構造や化学的な成分および処理についてのより具体的な例示、並びに変形等は、第１の実施形態の屋外用蚊取線香１０１と同等であり、特に、上記第１から第４の特徴、および、基材への流動パラフィンの配合によって、第１の実施形態の屋外用蚊取線香１０１と同様に、極めて優れた着火性および燃焼性を実現すると共に、立消えを著しく減少させ、有効成分の拡散性を向上させた、簡便で最適な蚊取線香を実現することができる。
【００２７】
〔第３の実施形態〕
図３は本発明の第３の実施形態に係る屋外用蚊取線香の構成図であり、図３（ａ）は平面図、図３（ｂ）は正面図、図３（ｃ）は右側面図、図３（ｄ）は背面図、図３（ｅ）は図３（ａ）におけるＣ−Ｃ線の断面図である。
【００２８】
図３において、本実施形態の屋外用蚊取線香３０１は、第１の特徴として外観形態を円柱状の筒状とし、第２の特徴として長手方向に対して端面が９０度未満の角度θをなす端部を上下端にそれぞれ２個ずつ具備し、第３の特徴として外周壁に溝部を具備し、第４の特徴として、図４（ｃ）に示すように屋外用蚊取線香３０１を垂直に置いた時に、筒の内部空間に外気を取り入れることが可能な構造、下端部に空気取入口３０３を有するものとすることによって備えている。
【００２９】
本実施形態の屋外用蚊取線香３０１においても、構造や化学的な成分および処理についてのより具体的な例示、並びに変形等は、第１の実施形態の屋外用蚊取線香１０１と同等であり、特に、上記第１から第４の特徴、および、基材への流動パラフィンの配合によって、第１の実施形態の屋外用蚊取線香１０１と同様に、極めて優れた着火性および燃焼性を実現すると共に、立消えを著しく減少させ、有効成分の拡散性を向上させた、簡便で最適な蚊取線香を実現することができる。
【００３０】
ここで、上記第１、第２および第３の実施形態の屋外用蚊取線香の製造方法、特に上下端の端部の裁断処理について検討すると、第１の実施形態の屋外用蚊取線香１０１では、上下端とも同一の角度θをなす端部を形成することとすれば、裁断処理工程がより容易なものとなる。また、第２の実施形態の屋外用蚊取線香２０１および第３の実施形態の屋外用蚊取線香３０１についても、同一の角度θをなす端部を形成することとし、中間素材（円柱状の筒）からこれらを交互に裁断生成していくこととすれば、裁断処理工程は容易なものとなる。
【００３１】
さらに、裁断処理がやや複雑なものとなるが、第１、第２および第３の実施形態の屋外用蚊取線香の変形として、下端部の空気取入口を図５（ａ）、（ｂ）および（ｃ）のような形状とすることもできる。
【００３２】
【実施例】
次に、具体的な実施例について説明するが、本発明の内容がこれらに限定されるものではない。
本実施例で用いる屋外用蚊取線香として、従来より、線香基材として使用されている植物粉末である木粉：１５％、タブ粉：１５％、シャム粉：５％、粕粉：３０％、杉粉：５％、ココナッツ粉：２０％および陳皮：５％の混合物と、流動パラフィン５％と、（アレスリン、マラカイトグリーン）０．３％と、（乳化剤、デヒドロ酢酸ナトリウム）０．３％とを混合成形して屋外用蚊取線香を作成した。尚、作成した屋外用蚊取線香の形状は、図１（第１の実施形態）に示したもので、長さ３２ｃｍ、外径２．３ｃｍ、内径１．５ｃｍ、外周壁の溝部は、深さ２ｍｍ、溝の数８個／１本を備えるものとした。
【００３３】
まず、屋外用蚊取線香の上端部の切断角度θと着火性の関係について試験評価を行った。約５ｃｍに切断した屋外用蚊取線香の上端部を、約２ｃｍ離れたところから４〜４．５ｃｍの大きさに調節したライターの火で５秒間燃焼させた。１分ほど経過した後、屋外用蚊取線香に着火していないときは、再度この操作を５回まで繰り返し、着火するまでの回数を試験した。試験結果を表１に示す。表１から明らかなように、切断角度θが直角（９０度）に近づくにつれて着火性が悪くなった。
【００３４】
（表１）
ＮＯ．切断角度（θ）着火するまでの回数平均回数
１４５度２，２，２２．０
２５０度２．３．２２．３
３６０度３，３，５３．６
４７０度３，３，３３．０
５８０度５，４，３４．０
６９０度５．４．５４．７
【００３５】
次に、燃焼時の煙の拡散性について試験評価を行った。野外で従来の渦線香（重量１３ｇ、大きさは１１〜１１．５ｃｍ）と本発明の上記屋外用蚊取線香とを燃焼させ、煙の拡散性（垂直方向、水平方向）を目視で測定した。結果は、本発明の屋外用蚊取線香は、燃焼時に水平方向に５ｍ近くまで煙が流れた。それに対して従来の渦線香では、０．８ｍ前後であった。
【００３６】
さらに、燃焼時の害虫防除の効力について試験評価を行った。野外で従来の渦線香と本発明の上記屋外用蚊取線香とを燃焼させ、各線香から風下１ｍから５ｍまでの１ｍ刻みの位置に被験者が立ち、５分間隔で２０分までに集まって来る虫（蚊）の数を数え、コントロール（線香に火を付けていない状態）との比較で飛来抑制率を求め比較した。この殺虫防除効力試験の結果を図６に示す。図中、蚊の飛来が８０％以上に抑えられた範囲を黒色領域として示す。同図から明らかに、本発明の屋外用蚊取線香の殺虫防除効力が及ぶ範囲は、従来の渦線香と比較して、距離にしておよそ５倍、面積にしておよそ２５倍の広範囲に及んだ。
【００３７】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の屋外用蚊取線香によれば、基材と蚊取線香の有効成分を含み、外観が筒状形態の屋外用蚊取線香であって、長手方向に対して端面の全てまたは一部が９０度未満の角度をなす端部を有し、外周壁および／または内周壁に溝部を有し、下端部に空気取入口を有するものとし、また特に、基材に流動パラフィンを配合することとしたため、極めて優れた着火性および燃焼性を備え、立消えを著しく軽減でき、有効成分の拡散性を向上させ得ると共に、重量が軽く、線香立が不要であることなど、簡便性に優れた屋外用に最適な屋外用蚊取線香を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の第１の実施形態に係る屋外用蚊取線香の構造図であり、図１（ａ）は平面図、図１（ｂ）は正面図、図１（ｃ）は右側面図、図１（ｄ）は背面図、図１（ｅ）は図１（ａ）におけるＡ−Ａ線の断面図である。
【図２】本発明の第２の実施形態に係る屋外用蚊取線香の構成図であり、図２（ａ）は平面図、図２（ｂ）は正面図、図２（ｃ）は右側面図、図２（ｄ）は背面図、図２（ｅ）は図２（ａ）におけるＢ−Ｂ線の断面図である。
【図３】本発明の第３の実施形態に係る屋外用蚊取線香の構成図であり、図３（ａ）は平面図、図３（ｂ）は正面図、図３（ｃ）は右側面図、図３（ｄ）は背面図、図３（ｅ）は図３（ａ）におけるＣ−Ｃ線の断面図である。
【図４】各実施形態の屋外用蚊取線香の設置を例示する説明図であり、図４（ａ）は第１の実施形態、図４（ｂ）は第２の実施形態、図４（ｃ）は第３の実施形態をそれぞれ示す。
【図５】実施形態の屋外用蚊取線香の下端部の空気取入口の変形を例示する説明図である。
【図６】殺虫防除効力試験の結果を例示する説明図である。
【符号の説明】
１０１，２０１，３０１，５０１〜５０３屋外用蚊取線香
１０３，２０３，３０３，５１１〜５１３空気取入口
４０１線香立て[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an outdoor mosquito coil with an external appearance, and particularly relates to an outdoor mosquito coil with excellent ignitability, flammability, and diffusibility of active ingredients, and can suppress extinction.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, spiral mosquito coils with a spiral shape have been widely used. However, when this conventional eddy mosquito coil is used outdoors, there are fears that it may be difficult to ignite due to conditions such as wind, or that the fire may extinguish midway even if ignited. Therefore, a mosquito coil that can be ignited easily and burns in an appropriate time without disappearing on the way is desired. In addition, in conventional mosquito coils for outdoor use, various flammable substances such as paraffin, wax, oil, etc. have been studied at the tip of the mosquito coil in order to improve its ignitability and flammability. The thing which processed is used.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, in the conventional outdoor mosquito coil, the tip of the mosquito coil has been treated with a flammable substance to improve ignitability and flammability, but it is still satisfactory. However, there is a problem that the ventilation rate is insufficient due to insufficient ventilation, and there is a problem that the effect is insufficient due to insufficient diffusion of the active ingredient over a wide range. .
[0004]
The present invention has been completed as a result of intensive studies aimed at eliminating the drawbacks of the conventional outdoor mosquito coils. That is, an object of the present invention is to provide a simple and optimal outdoor mosquito coil that is excellent in ignitability, combustibility, and diffusibility of active ingredients, and suppresses disappearance.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the outdoor mosquito coil of the present invention includes a base material and an active ingredient of the mosquito coil, and is an outdoor mosquito coil with an external appearance, which is in the longitudinal direction. All or a part of the end surface has an end portion forming an angle of less than 90 degrees, has a groove portion on the outer peripheral wall and / or the inner peripheral wall, and has an air intake port on the lower end portion .
[0006]
Moreover, in the outdoor mosquito coil of this invention, what contains a liquid paraffin in a base material is preferable.
[0007]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of an outdoor mosquito coil of the present invention will be described in detail in the order of [First Embodiment], [Second Embodiment], and [Third Embodiment] in the order of [First Embodiment]. . However, the content of the present invention is not limited to these embodiments.
In the present invention, the term “mosquito coil” means an incense for controlling pests that live outdoors, and is not limited to mosquito control. Typical examples of target pests include flies, mosquitoes, Aedes albopictus, chikaeka, chironomids, and nukaka.
[0008]
[First Embodiment]
FIG. 1 is a structural view of an outdoor mosquito coil according to the first embodiment of the present invention, FIG. 1 (a) is a plan view, FIG. 1 (b) is a front view, and FIG. 1 (c) is a right side view. FIG. 1 (d) is a rear view, and FIG. 1 (e) is a cross-sectional view taken along line AA in FIG. 1 (a).
Hereinafter, although the content of the present invention will be specifically described mainly using the first embodiment, the content of the present invention is not limited to this.
[0009]
As a result of various examinations on problems such as extinction at the time of combustion and poor ignitability in the conventional mosquito coil, the outdoor mosquito coil 101 of the present embodiment has an appearance as a first feature as shown in FIG. The second feature is that the end surface has an end portion whose angle θ is less than 90 degrees with respect to the longitudinal direction at the upper and lower ends, and the third feature is that the outer peripheral wall has a groove portion, As a feature, the outdoor mosquito coil 101 is provided with an air intake port at the lower end, which allows outside air to be taken into the internal space of the cylinder when placed vertically.
[0010]
As shown in FIG. 1, the combustion method of the outdoor mosquito coil incense stick 101 of the present embodiment is used outdoors when the longitudinal direction is set vertically and when ignited from below, the combustion time becomes too short. Since it is not preferable as a thing, it is preferable to ignite from above. Moreover, about installation of the mosquito coil of this embodiment, since the acute-angle cutting part (air intake 103) is provided in the lower edge part in order to take in external air in the internal space of a cylinder, an incense holder is used. Although it can be used as it is, it may be fixed using a conventional incense holder as shown in FIG.
[0011]
In other words, the first feature, that is, the internal cavity having a cylindrical appearance, causes an upward air flow during combustion, improves the diffusibility of flying the active ingredient over a wide range, and is ignitable by smooth air intake. Can be improved. The external form may be a cylindrical shape, and is not limited to a cylindrical shape as shown in FIG. 1, and may be, for example, a prismatic shape.
[0012]
In addition, the second feature, that is, the notch of the upper end portion forming the angle θ can form a local shape and increase the smoke generation area, thereby improving the ignitability. In addition, about the angle which the cut surface of the upper end part forms with respect to the longitudinal direction of the mosquito coil, the sharper the better, the faster the fire turns, but the slower the fire turns, 45 ° to 70 ° Is desirable.
[0013]
In addition, the third feature, that is, the structure provided with the groove on the outer peripheral wall increases the smoke generation area by making the outer periphery of the incense stick main body uneven, improving the ignition and diffusing the active ingredient. The effect to improve is also acquired. In this embodiment, the groove portion is provided only on the outer peripheral wall. However, if the groove portion is further provided on the inner peripheral portion, the ignitability and diffusibility can be further improved, or the inner peripheral portion can be improved. The effect equivalent to that of the present embodiment can be obtained if the structure is provided with the groove only in the part.
[0014]
In addition, the fourth feature, that is, a structure capable of taking outside air into the internal space of the cylinder when the outdoor mosquito coil 101 is placed vertically, is realized by having the air intake 103 at the lower end. since it has to always moderate aeration amount is obtained during the combustion, that Do is possible to significantly reduce extinction.
[0015]
Outdoor mosquito coils of the present invention, as the size of the inner space, preferably as a cross-sectional area is 0.1 to 5.0 cm ^2, more preferably 0.7~2.0cm ^2. The thickness of the outdoor mosquito coil of the present invention in the cylindrical shape is preferably 0.2 to 1.0 cm, more preferably 0.3 to 0.7 cm. As the depth of the groove | channel of the outdoor mosquito coil of this invention, 0.1-0.5 cm is preferable, More preferably, it is 0.1-0.3 cm. As a number of the groove | channel of the outdoor mosquito coil of this invention, 1-32 / 1 is preferable, More preferably, it is 4-16 / 1.
[0016]
Furthermore, in the outdoor mosquito coil incense stick 101 of the present embodiment, more smoke can be produced by adding liquid paraffin and various vegetable oils to the base material, and the range in which the effect of the active ingredient is achieved is widened. be able to. In addition, about the mixing | blending of liquid paraffin, it is preferable to contain 1-20% of paraffin with respect to the total weight of the outdoor mosquito coil 101, More preferably, it is 3-7%.
[0017]
Furthermore, by adding a gas generating agent such as an organic / inorganic foaming agent and a combustion accelerator such as an oxidation catalyst as necessary, it achieves extremely superior ignitability and combustibility over conventional outdoor incense sticks, It is possible to realize a simple and optimum mosquito coil with significantly reduced disappearance and improved diffusibility of active ingredients.
[0018]
Furthermore, the mosquito coil for outdoor use 101 of the present embodiment is mixed with 0.2 to 2% by weight of the base material using nitrocellulose and a metal compound, or wood powder and paraffin as an igniting agent, or the tip part. (Coating length 15 to 19 mm, coating amount 0.4 to 0.8 g / piece). To give a specific treatment example, a liquid adjusted with a solid content of 40% and a solvent (60%) consisting of nitrified cotton (52%), a metal compound (30%) and a plasticizer (18%) is placed in a tank. After the incense stick is immersed in the tank for 2 seconds, it can be made by standing on a stand, cutting off excess liquid, and air drying.
Moreover, it is also possible to increase the smoke by blending an organic / inorganic foaming agent or the like as an oxidation catalyst or a gas generating agent. These are preferably self-combustible.
[0019]
Moreover, the outdoor mosquito coil incense stick 101 of this embodiment is an active ingredient, a flame retardant, and a binder normally used as a structure of a mosquito coil, and, if necessary, an efficacy enhancer, a volatilization rate improver, and a fender Various additives such as agents, pigments, fragrances and antioxidants are optionally included.
[0020]
In addition, as an active ingredient, it is an isomer of the alleslin mentioned below, Furthermore, another pyrethroid type compound can be used. Examples of such pyrethroid compounds include phenothrin (3-phenoxybenzyl d-cis / trans-chrysanthemate), permethrin (3-phenoxybenzyl dl-cis / trans-2,2-dimethyl-3- (2 ′, 2'-dichlorovinyl) -cyclopropanecarboxylate), resmethrin ((5-benzyl-3-furyl) methyl d-cis / trans-chrysanthemate), allethrin (dl-3-allyl-2-methyl-4- Oxo-2-cyclopentenyl dl-cis / trans-chrysanthemate), phthalthrin (1,3,4,5,6,7-hexahydro-dioxo-2-indolyl dl-cis / trans-chrysanthemate), empentrin (1-ethynyl-2-methyl-2-pentenyl dl-cis / trans Santemate), 1-ethynyl-2-ethyl-2-pentenyl-2,2,3,3-tetramethyl-cyclopropanecarboxylate, 1-ethynyl-2-methyl-2-pentenyl-2,2-dimethyl- 3- (2 ′, 2′-dichlorovinyl) -cyclopropanecarboxylate, praretrin ((+)-2-methyl-4-oxo-3-propargylcyclopent-2-enyl d-cis / trans-chrisante Mart), tefluthrin (2,3,5,6-tetrafluoro-4-methylbenzyl-3- (2'-chloro-3 ', 3', 3'-trifluoro-1-propenyl) -2,2- Dimethylcyclopropanecarboxylate), benfurthrin (2,3,5,6-tetrafluorobenzyl-3- (2,2-dichlorovinyl) -2,2-dimethylcyclopro Emissions carboxylate), as well as isomers of these compounds, such as derivatives and analogs are used, it can be blended with these pyrethroid compounds one or more compounds selected from the mosquito coil.
[0021]
Of the mosquito coils, cedar powder, pesticide chrysanthemum powder, tab powder, wood powder, coconut powder, or the like is used as a flame retardant, and corn starch or tab powder is used as a binder. Since the incense stick of the present invention is used outdoors, an appropriate burning time is required. Therefore, a long combustion time can be obtained by reducing the amount of wood powder in the substrate or increasing the amount of tab powder, jam powder, starch and the like.
Furthermore, various additives to be blended as needed in the mosquito coil incense stick base material include piperonyl ptoxide, N-propyl isome, MGK-264, sinepirin 222, sinepirin 500, Leesen 384, as an efficacy enhancer. Examples include IBTA or S-421. Examples of the volatilization rate improver include phenethyl isothiocyanate, dimethyl himix acid, potassium nitrate or manganese dioxide. Examples of the antifungal agent include dehydroacetic acid. Can be exemplified by macalide green, and the fragrance can be exemplified by citral or citronellal. Examples of repellents include diet, citronella oil, eucalyptus oil, geranium oil, and mosquito herb oil.
[0022]
Furthermore, the outdoor mosquito coil incense stick 101 of this embodiment may be molded into a predetermined shape after kneading the active ingredient and the base material uniformly. This may be subjected to a treatment such as application or impregnation with an active ingredient.
[0023]
As described above, according to the outdoor mosquito coil incense stick 101 of the embodiment, the incense stick has a cylindrical appearance, the outer peripheral wall is provided with a groove, the upper end is provided with a cutting part having an acute angle, and the air intake structure is provided. By doing so, an appropriate porosity can be obtained, the ignitability and the combustibility are extremely excellent, the volatilization rate of the active ingredient can be improved, and the disappearance can be remarkably reduced. Furthermore, by blending liquid paraffin into the base material, it has extremely superior ignitability and flammability compared to conventional outdoor incense sticks, and not only reduces extinction, but also improves the diffusibility of active ingredients and weight It is light and can be used without incense sticks, so that it is possible to realize a mosquito coil that is most convenient for outdoor use.
Further, in the present invention, the amount of incense stick set so as to burn per unit time can be regarded as one unit, and the units can be connected to form the incense stick of the present invention. Accordingly, a desired combustion time can be set by changing the number of units connected by the user.
[0024]
[Second Embodiment]
FIG. 2 is a configuration diagram of an outdoor mosquito coil according to the second embodiment of the present invention, FIG. 2 (a) is a plan view, FIG. 2 (b) is a front view, and FIG. 2 (c) is a right side view. FIG. 2 (d) is a rear view, and FIG. 2 (e) is a sectional view taken along line BB in FIG. 2 (a).
[0025]
In FIG. 2, the outdoor mosquito coil incense stick 201 of the present embodiment has a cylindrical shape as an external appearance as a first feature, and an angle θ whose end face is less than 90 degrees with respect to the longitudinal direction as a second feature. The upper and lower ends are formed at the upper and lower ends, the outer wall is provided with a groove as a third feature, and the fourth feature is that when the outdoor mosquito coil 201 is placed vertically as shown in FIG. A structure capable of taking outside air into the internal space of the cylinder is provided by having an air intake port 203 at the lower end .
[0026]
Also in the outdoor mosquito coil incense stick 201 of the present embodiment, more specific illustrations, modifications, and the like regarding the structure and chemical components and processing are equivalent to the outdoor mosquito coil incense stick 101 of the first embodiment. In particular, the above first to fourth features and the blending of liquid paraffin into the substrate realize extremely excellent ignitability and flammability, similar to the outdoor mosquito coil 101 of the first embodiment. At the same time, it is possible to realize a simple and optimal mosquito coil that significantly reduces the disappearance and improves the diffusibility of the active ingredient.
[0027]
[Third Embodiment]
FIG. 3 is a configuration diagram of an outdoor mosquito coil according to a third embodiment of the present invention, FIG. 3 (a) is a plan view, FIG. 3 (b) is a front view, and FIG. 3 (c) is a right side view. 3 (d) is a rear view, and FIG. 3 (e) is a cross-sectional view taken along the line CC in FIG. 3 (a).
[0028]
In FIG. 3, the outdoor mosquito coil incense stick 301 of the present embodiment has a cylindrical shape as an external appearance as a first feature, and an angle θ whose end face is less than 90 degrees with respect to the longitudinal direction as a second feature. Two end portions are formed on the upper and lower ends, respectively, and a third feature is provided with a groove on the outer peripheral wall, and a fourth feature is that an outdoor mosquito coil 301 is vertically installed as shown in FIG. When it is placed on the cylinder, it is provided with a structure capable of taking outside air into the internal space of the cylinder and having an air intake 303 at the lower end .
[0029]
Also in the outdoor mosquito coil incense stick 301 of the present embodiment, more specific illustrations, modifications, and the like regarding the structure and chemical components and processing are equivalent to the outdoor mosquito coil incense stick 101 of the first embodiment. In particular, the above first to fourth features and the blending of liquid paraffin into the substrate realize extremely excellent ignitability and flammability, similar to the outdoor mosquito coil 101 of the first embodiment. At the same time, it is possible to realize a simple and optimal mosquito coil that significantly reduces the disappearance and improves the diffusibility of the active ingredient.
[0030]
Here, when the manufacturing method of the outdoor mosquito coil incense of the said 1st, 2nd and 3rd embodiment, especially the cutting process of the edge part of an upper-lower end are examined, the outdoor mosquito coil incense stick 101 of 1st Embodiment is demonstrated. Then, if the edge part which makes the same angle (theta) with upper and lower ends is formed, a cutting process process will become easier. In addition, for the outdoor mosquito coil incense stick 201 of the second embodiment and the outdoor mosquito coil incense stick 301 of the third embodiment, an end portion having the same angle θ is formed, and an intermediate material (columnar shape) If these are alternately cut and generated from the cylinder), the cutting process will be easy.
[0031]
Further, although the cutting process is somewhat complicated, as a modification of the outdoor mosquito coil incense of the first, second and third embodiments, the air intake at the lower end is shown in FIGS. 5 (a) and 5 (b). And (c).
[0032]
【Example】
Next, specific examples will be described, but the contents of the present invention are not limited thereto.
As an outdoor mosquito coil used in this example, wood powder, which is a plant powder conventionally used as an incense stick base material: 15%, tab powder: 15%, siamese powder: 5%, straw powder: 30% Cedar flour: 5%, coconut flour: 20% and cinnamon: 5% mixture, liquid paraffin 5%, (Allesrin, Malachite Green) 0.3%, (Emulsifier, sodium dehydroacetate) 0.3% To form outdoor mosquito coils. In addition, the shape of the created outdoor mosquito coil is that shown in FIG. 1 (first embodiment). The length is 32 cm, the outer diameter is 2.3 cm, the inner diameter is 1.5 cm, and the groove on the outer peripheral wall is deep. The thickness is 2 mm, and the number of grooves is 8 / one.
[0033]
First, test evaluation was performed about the relationship between the cutting angle θ of the upper end portion of the outdoor mosquito coil and the ignitability. The upper end of the outdoor mosquito coil incense cut to about 5 cm was burned for 5 seconds with a lighter fire adjusted to a size of 4 to 4.5 cm from a distance of about 2 cm. After about 1 minute, when the outdoor mosquito coil was not ignited, this operation was repeated again up to 5 times to test the number of times until ignition. The test results are shown in Table 1. As apparent from Table 1, the ignitability deteriorated as the cutting angle θ approached a right angle (90 degrees).
[0034]
(Table 1)
NO. Cutting angle (θ) Number of times until ignition Average number of times 1 45 degrees 2, 2, 2 2.0
2 50 degrees 2.3.2 2.3
3 60 degrees 3, 3, 5 3.6
4 70 degrees 3, 3, 3 3.0
5 80 degrees 5, 4, 3 4.0
6 90 degrees 5.4.5 4.7
[0035]
Next, test evaluation was performed about the diffusibility of the smoke at the time of combustion. A conventional vortex incense stick (weight 13 g, size is 11 to 11.5 cm) and the outdoor mosquito coil of the present invention were burned outdoors, and smoke diffusivity (vertical and horizontal directions) was measured visually. . As a result, in the outdoor mosquito coil of the present invention, smoke flowed to nearly 5 m in the horizontal direction during combustion. On the other hand, in the conventional vortex incense stick, it was around 0.8 m.
[0036]
Furthermore, test evaluation was performed about the effect of the pest control at the time of combustion. A conventional vortex incense stick and the outdoor mosquito coil of the present invention are burned outdoors, and subjects stand at 1 m increments from 1 m to 5 m leeward from each incense stick and gather by 20 minutes at intervals of 5 minutes. The number of insects (mosquitoes) was counted and compared with the control (the state where the incense stick was not lit) to determine the flying suppression rate and compared. The results of this insecticidal control efficacy test are shown in FIG. In the figure, a range in which the mosquito flying is suppressed to 80% or more is shown as a black region. As apparent from the figure, the range of the insecticidal control effect of the outdoor mosquito coil of the present invention covers a wide range of about 5 times in distance and about 25 times in area compared to the conventional vortex incense. It is.
[0037]
【The invention's effect】
As described above, according to the outdoor mosquito coil incense of the present invention, it includes an active ingredient of the base material and the mosquito coil incense, and is an outdoor mosquito coil incense having an external appearance, which is in the longitudinal direction. All or a part of the end surface has an end portion forming an angle of less than 90 degrees, a groove portion is formed on the outer peripheral wall and / or the inner peripheral wall , an air intake port is formed on the lower end portion , Because liquid paraffin is blended, it has extremely excellent ignitability and flammability, can significantly reduce extinction, can improve the diffusibility of active ingredients, is light in weight, and does not require incense, etc. It is possible to provide an outdoor mosquito coil that is excellent in convenience and optimal for outdoor use.
[Brief description of the drawings]
1 is a structural diagram of an outdoor mosquito coil according to a first embodiment of the present invention, FIG. 1 (a) is a plan view, FIG. 1 (b) is a front view, and FIG. 1 (c) is a right side. FIG. 1D is a rear view, and FIG. 1E is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
2 is a configuration diagram of an outdoor mosquito coil according to a second embodiment of the present invention, FIG. 2 (a) is a plan view, FIG. 2 (b) is a front view, and FIG. 2 (c) is a right side. FIG. 2D is a rear view, and FIG. 2E is a cross-sectional view taken along line BB in FIG. 2A.
3 is a configuration diagram of an outdoor mosquito coil according to a third embodiment of the present invention, FIG. 3 (a) is a plan view, FIG. 3 (b) is a front view, and FIG. 3 (c) is a right side. FIG. 3D is a rear view, and FIG. 3E is a cross-sectional view taken along line CC in FIG. 3A.
4 is an explanatory view illustrating the installation of outdoor mosquito coils in each embodiment, FIG. 4 (a) is the first embodiment, FIG. 4 (b) is the second embodiment, and FIG. c) shows a third embodiment, respectively.
FIG. 5 is an explanatory view illustrating a modification of the air intake at the lower end of the outdoor mosquito coil.
FIG. 6 is an explanatory diagram illustrating the results of an insecticidal control efficacy test.
[Explanation of symbols]
101, 201, 301, 501 to 503 Outdoor mosquito coils 103, 203, 303, 511 to 513 Air intake 401 Incense holder

Claims

基材と蚊取線香の有効成分を含み、外観が筒状形態の屋外用蚊取線香であって、長手方向に対して端面の全てまたは一部が９０度未満の角度をなす端部を有し、外周壁および／または内周壁に溝部を有し、下端部に空気取入口を有することを特徴とする屋外用蚊取線香。 A mosquito coil for outdoor use that includes a base material and an active ingredient of a mosquito coil and has an outer appearance that has an end portion that forms an angle of less than 90 degrees with respect to the longitudinal direction. The outdoor mosquito coil is characterized by having a groove on the outer peripheral wall and / or inner peripheral wall and an air intake at the lower end .

前記基材に流動パラフィンを配合したことを特徴とする請求項１に記載の屋外用蚊取線香。 The mosquito coil for outdoor use according to claim 1, wherein liquid paraffin is blended in the base material.