JP4222821B2 - 定流量弁 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、弁上流側および下流側の流体圧力が変動しても流量を一定にする定流量弁に関するものであり、さらに詳しくは発塵防止のために摺動部が無く、即応性に優れた定流量弁に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の定流量弁は種々提案されているが、その一つとして特開平5−99354に開示されているタイプのものがある。その構造は図8に示すように、流路101中に設けられた弁座102と、それに対向する弁体103を有するダイヤフラム104とでダイヤフラム室105を設け、またダイヤフラム104にバネ106を介して開弁方向の力を作用させ、さらに入口側流体をダイヤフラム室105に流入させるようダイヤフラム104に連絡路107を有している。
【0003】
これらによって、入口側より流入した流体はダイヤフラム104を弁閉方向に加圧し、連絡路107で減圧されダイヤフラム室105に入る。ダイヤフラム室105に流入した流体は、ダイヤフラム104を弁開方向に加圧し、弁座102とダイヤフラム104の弁体103との間の流体制御部108を通るときさらに減圧されて出口側へと流出していく。
【0004】
また、ダイヤフラム104に作用する弁閉方向の力と弁開方向の力の差は、ダイヤフラム104を弁開方向に付勢しているバネ106と釣りあった状態となっている。
【0005】
そのため、入口側の流体圧力が増加するか、もしくは、出口側の流体圧力が減少すると、ダイヤフラム104に作用する弁閉方向の力が増加し流体制御部108の開口面積が減少しダイヤフラム室105の流体圧力を増加させる。これによって、ダイヤフラム104に作用する弁開方向の力も増加し、ダイヤフラム104に作用する弁閉方向と弁開方向の力の差は再度バネの106の力と釣り合うこととなる。
【0006】
一方、入口側の流体圧力が減少するか、出口側の流体圧力が増加すると、流体制御部108の開口面積は増加するため、やはり、ダイヤフラム104に作用する弁閉方向と弁開方向の力の差はバネ106の力と釣り合うこととなる。
【0007】
したがって、ダイヤフラム104に作用する入口側流体圧力とダイヤフラム室105の流体圧力の差は一定に保たれるため、連絡路107の前後の差圧が一定となり、流量を一定に保つことができる。
【0008】
【特許文献1】
特開平5−99354号公報(第5図)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、バネ106の加重を分解することなく変更することができないため、連絡路107前後の差圧を変えることが出来ず、流量の設定をバルブ配管後に変更することが出来ない。
【0010】
また、バネ106が接液しているため流体への金属の溶出や薬液による腐食が懸念される。
【0011】
さらに、完全に弁閉することができないため流体を遮断するためには別途バルブを接続する必要がある。
【0012】
本発明は以上のような従来技術の問題点に鑑みてなされたもので、バルブ配管後でも簡単に流量の設定変更が可能で、金属の溶出や薬液による腐食の心配が無い、弁閉可能な定流量弁を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
本発明の構成を図1にもとづいて説明すると、流体の入口流路23、出口流路30及び、入口流路23及び出口流路30が連通するチャンバ6とから形成された本体部1、弁体43と第一ダイヤフラム部8を有する弁部材7、弁部材7の下部および上部に位置し第一ダイヤフラム部8より有効受圧面積が小さい第二ダイヤフラム部9および第三ダイヤフラム部10を有し、弁部材7及び各ダイヤフラム部8,9,10が各ダイヤフラム部の外周部を本体部1に固定されることによりチャンバ6内に取りつけられ、かつ前記各ダイヤフラム部によってチャンバ6を第一加圧室11、第二弁室12、第一弁室13及び第二加圧室18に区分し、第一加圧室11は第二ダイヤフラム部9に対して常時内向きの一定の力を加える手段を有し、第一弁室13は入口流路23と連通し、第二弁室12は、弁部材7の弁体43に対応する弁座27を有し、弁座27に対して第一ダイヤフラム部8側に位置し、第一ダイヤフラム部8に設けられた連通孔40にて第一弁室13と連通している下部第二弁室14と、第二ダイヤフラム部9側に位置し、前記出口流路30と連通している上部第二弁室15とに分かれて形成され、弁部材7の上下動により弁体43と弁座27との間の開口面積が変化して下部第二弁室14の流体圧力が制御される流体制御部46を有し、第二加圧室18は、第三ダイヤフラム部10に対して常時内向きの一定の力を加える手段を有することを第一の特徴としている。
【0014】
また、一定の力を加える手段がバネ装置または加圧流体であることを第二の特徴としている。
【0015】
さらにまた、第二ダイヤフラム部9に、第一加圧室11に設けられた第四ダイヤフラム部59を介して一定の力が加えられていることを第三の特徴としている(図7参照)。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施態様について図面を参照して説明するが、本発明が本実施態様に限定されないことは言うまでもない。
【0017】
図1は本発明の定流量弁の一実施態様を示す縦断面図である。図2は、図1に他の表示を追加した図である。図3は本体の一部の半割斜視図である。図4は本体の他の一部の半割斜視図である。図5は各ダイヤフラム部の半割斜視図である。図6は図1において上流側圧力が減少もしくは下流側圧力が増加した場合の状態を示す縦断面図である。図7は本発明の定流量弁の他の実施態様を示す縦断面図である。
【0018】
図において1は本体部であり、内部に第一加圧室11、第二弁室12、第一弁室13及び第二加圧室18に区切られるチャンバ6と、流体が外部からチャンバ6へ流入するための入口流路23及びチャンバ6から外部へと流出するための出口流路30とを有し、上から本体C4、本体B3、本体A2、本体D5に分かれており、これらを一体に組みつけて構成されている。
【0019】
本体A2は本体部1の内側に位置しPTFE製であり、図3に示すように上部に平面円形状の段差部19が設けられ、段差部19の中央には段差部19より小径の、下部第一弁室16となる開孔部20が、また、開孔部20の下には開孔部20の径より大径の平面円形状の下部段差部21が連続して設けられている。本体A2の上面部、すなわち段差部19の周縁部には環状凹溝22が設けられ、また、側面から本体A2の開孔部20に連通する入口流路23が設けられている。
【0020】
本体B3は本体A2の上面に係合固定されPTFE製であり、図4に示すように上部に平面円形状の段差部24が設けられ、段差部24の中央には段差部24より小径の上部第二弁室15となる開孔部25が設けられている。また、開孔部25の下には開孔部25の径より小径の開口部26と、本体A2の段差部19と同じ径の平面円形状の下部段差部28が連続して設けられている。開口部26の下端周囲は弁座27となっている。本体B3の下面部すなわち下部段差部28の周縁部には本体A2の環状凹溝22と相対する位置に環状凹溝29が設けられ、また、本体A2の入口流路23と反対側に位置する本体B3の側面から開孔部25に連通する出口流路30が設けられている。
【0021】
本体C4は本体B3の上部に嵌合固定されPVDF製であり、上部中央にはボルト31が螺合される雌ネジ部32が設けられ、その下には第一加圧室11となる開孔部33(図2)が連続に設けられている。本体C4の側面にはそこから開孔部33に連通する小径の呼吸孔35(図2)が設けられ、また、下端面には本体B3の段差部24に嵌合される環状突部34が開孔部33を中心にして設けられている。
【0022】
本体D5は本体A2の底部に嵌合固定されPVDF製であり、中央部には上面に開口した、第二加圧室18となる開孔部36(図2)が設けられ、開孔部36上面の周囲には、本体A2の下部段差部21に嵌合固定される環状突部37が設けられている。また、本体D5の側面には、そこから開孔部36に連通する小径の呼吸孔38が設けられている。
【0023】
以上説明した本体部1を構成する4つの本体A,B,C,Dはボルト・ナット(図示せず)で挟持固定されている。
【0024】
7はPTFE性の弁部材であり、中央に鍔状に設けられた肉厚部39と肉厚部39を貫通して設けられた連通孔40、肉厚部39の外周面から径方向に延出して設けられた円形状の薄膜部41及び薄膜部41の外周縁部に上下に突出して設けられた環状リブ部42を有する第一ダイヤフラム部8と、第一ダイヤフラム部8の上部中央に設けられ逆すり鉢状の弁体43と、弁体43の上部より上方に突出して設けられ、上端部が半球状に形成された上部ロッド44及び肉厚部39の下端面中央部より下方に突出して設けられ、下端部が半球状に形成された下部ロッド45を有し、かつ、一体的に形成されている。第一ダイヤフラム部8の外周縁部に設けられた環状リブ部42は本体A2と本体B3に設けられた両環状凹溝22,29に嵌合され、本体A2と本体B3に挟持固定されている。また、弁体43の傾斜面と本体B3の開口部26(図4)の下端面周縁部との間に形成される空間は流体制御部46になっている。
【0025】
9はPTFE製の第二ダイヤフラム部であり、中央に円柱状の肉厚部47と肉厚部47の下端面から径方向に延出して設けられた円形状の薄膜部48、及び薄膜部48の外周縁部に設けられた環状シール部49を有し、かつ一体的に形成されている。また、薄膜部48の周縁部の環状シール部49は本体B3の上部の段差部24と、本体C4の環状突部34とに挟持固定されている。
【0026】
尚、第二ダイヤフラム部9の受圧面積は、第一ダイヤフラム部8のそれよりも小さく設ける必要がある。
【0027】
10はPTFE製の第三ダイヤフラム部で、形状は第二ダイヤフラム部9と同一になっており、上下逆にして配置されている。肉厚部50の上端面は弁部材7の下部ロッド45と接触しており、また、薄膜部51の周縁部の環状シール部52は本体A2の下部段差部21と本体D5の環状突部37とに挟持固定されている。
【0028】
尚、第三ダイヤフラム部10の受圧面積も上記と同様に第一ダイヤフラム部8のそれよりも小さく設ける必要がある。
【0029】
53は本体C4の開孔部33内に配置され、第二ダイヤフラム部9の肉厚部47に嵌合されているPVDF製のバネ受けである。バネ受け53は、本体C4の雌ネジ部32に螺合されたボルト31との間に配置されたバネ54により、常に第二ダイヤフラム部9を内向き(図1では下方向)に加圧している。本実施態様では、バネ54とバネ受け53とで加圧手段が形成されているが、本体C4の開孔部33に加圧空気などの流体を導入することによる手段でもかまわない。
【0030】
55および56は本体D5の開孔部36に配置されたPVDF製のバネ受けとSUS製のバネである。両者は上記と同じ作用で第三ダイヤフラム部10を内向き(図1では上向き)に加圧している。その他については上記と同様であるため説明は省略する。
【0031】
以上説明した各構成により本体部1の内部に形成されたチャンバ6は上から、第二ダイヤフラム部9と本体C4の開孔部33とから形成された第一加圧室11、第一ダイヤフラム部8と本体B3の下部段差部28との間に形成された下部第二弁室14と第二ダイヤフラム部9と本体B3の開孔部25とから形成された上部第二弁室15との両者からなる第二弁室12、第三ダイヤフラム部10と本体A2の開孔部20とで形成された下部第一弁室16と第一ダイヤフラム部8と本体A2の段差部19とで形成された上部第一弁室17とからなる第一弁室13、及び第三ダイヤフラム部10と本体D5の開孔部36とで形成された第二加圧室18に区分されていることがわかる。
【0032】
上記の構成からなる第一の実施態様の定流量弁の作動は次のとおりである。
【0033】
本体A2の入口流路23より第一弁室13に流入した流体は、弁部材7の連通孔40を通ることで減圧され下部第二弁室14に流入する。さらに、流体は、下部第二弁室14から流体制御部46を通り上記第二弁室15に流入する際に流体制御部46での圧力損失により再度減圧され出口流路30から流出する。ここで、連通孔40の直径は充分小さく設けてあるため、弁を流れる流量は連通孔40前後の圧力差によって決まっている。
【0034】
このとき、各ダイヤフラム部8,9,10が流体から受ける力を見ると、第一ダイヤフラム部8は第一弁室13と下部第二弁室14内の流体圧力差により上方向の、第二ダイヤフラム部9は上部第二弁室15の流体圧力により上方向の、第三ダイヤフラム部10は第一弁室13内の流体圧力により下方向の力を受けている。ここで、第一ダイヤフラム部8の受圧面積は、第二ダイヤフラム部9及び第三ダイヤフラム部10の受圧面積よりも充分大きく設けてあるため、第二、第三ダイヤフラム部9,10に働く力は、第一ダイヤフラム部8に働く力に比べてほとんど無視することができる。したがって、弁部材7が、流体から受ける力は、第一弁室13と下部第二弁室14内の流体圧力差による上方向の力となる。
【0035】
また、弁部材7は、第一加圧室11の加圧手段により下方へ付勢されており、同時に第二加圧室18の加圧手段により上方へ付勢されている。第一加圧室11の加圧手段の力を第二加圧室18の加圧手段の力より大きく調整しておけば、弁部材7が各加圧手段から受ける合力は下方向の力となる。
【0036】
したがって、弁部材7は、各加圧手段による下方向の合力と、第一弁室13と下部第二弁室14内の流体圧力差による上方向の力とが釣り合う位置に安定する。つまり、各加圧手段による合力と流体圧力差による力が釣り合うように、下部第二弁室14の圧力が流体制御部46の開口面積により自立的に調整される。
【0037】
したがって、各加圧手段による下向きの合力に変化が無ければ、第一弁室13と下部第二弁室14内の流体圧力差は一定となり、連通孔40の前後の差圧は一定に保たれる。よって、弁を流れる流量は常に一定に保たれる。
【0038】
以上の作動により、本定流量弁前後の流体圧に変化があっても流量を一定に保つことができる。
【0039】
また、本定流量弁は、弁部材7に働く各加圧手段の合力と、第一弁室13と下部第二弁室14との圧力差による力とが釣り合って作動するため、弁部材7に働く各加圧手段の合力を調整変更すれば、第一弁室13と下部第二弁室14との流体圧力差はそれに対応した値となる。したがって、連通孔40前後の差圧を変更調整することができるため、バルブを分解することなく流量を変更調整することができる。
【0040】
さらにまた、第一加圧室11の加圧手段による力を第二加圧室18の加圧手段による力より小さく調整すれば、弁部材7に働く合力は上方向のみとなり、弁部材7の弁体43を本体B3の開口部26の弁座27に押圧するかたちとなり、流体を遮断することができる。すなわち、定流量弁は閉塞状態となる。
【0041】
図7は本定流量弁の第二の実施態様を示す縦断面図である。本実施態様は加圧手段がバネに替わって圧縮空気による手段になっている。
【0042】
本体A2、本体B3、本体D5、弁部材7、第二ダイヤフラム部9、第三ダイヤフラム部10、及び、第三ダイヤフラム部10に対して加圧する手段構造は図1の定流量弁と同じであり、作動も同様であるため説明は省略する。
【0043】
図において、57は本体B3の上部に嵌合固定されている本体Eであり、中央に本体E57の上下端面を貫通し上部で拡径した平面円形状のダイヤフラム室60と、ダイヤフラム室60と外部とを連通する呼吸孔61、及び下端面に本体B3の段差部24に嵌合される環状突部62がダイヤフラム室60を中心として設けられている。
【0044】
58は本体E57の上部に位置する本体Fであり、下部に気室63と、気室63と上端面とを貫通して設けられ外部から気室63へと圧縮空気などを導入するための給気孔64とが設けられている。
【0045】
59は第四ダイヤフラム部であり、周縁部に外径が本体E57のダイヤフラム室60と略同径の円筒形リブ65と、中央に円柱部66、及び円筒形リブ65の下端面内周と円柱部66の上端面外周とをつないで設けられた膜部67を有する。円筒形リブ65は本体E57のダイヤフラム室60に嵌合固定されるとともに、本体B3と本体E57の間で挟持固定され、円柱部66はダイヤフラム室60の中で上下動自在となっている。また、円柱部66の下部は、第二ダイヤフラム9の肉厚部47(図2)が嵌合されている。
【0046】
上記構成より、第二ダイヤフラム部9と本体E57のダイヤフラム室60及び本体F58の気室63とから第一加圧室11(図1)が形成されており、第四ダイヤフラム部59上面が圧縮空気などの圧力を受けることにより第二ダイヤフラム部9は常に内向き(図6では下方向)に加圧されている。
【0047】
作動については、第一実施態様と同じであるので説明は省略する。加圧手段に圧縮空気を使用する構成にすることにより、圧縮空気の圧力を調整変更することで第二ダイヤフラム部9を内向き(図6では下方向)に加圧する力を調整変更することができる。そのため、圧縮空気の圧力を電動空気圧式レギュレータ等で調整すれば遠隔操作にて流量の変更、遮断を行なうことができる。
【0048】
【発明の効果】
以上の構成より設けられた本定流量弁は以下の優れた特徴を有する。
【0049】
(1)第一加圧室の加圧手段による内向きの力を変更することで流量を変更することができるため、バルブを分解することなく流量を変更できる。
【0050】
(2)バネ等の金属の接液がないため金属の溶出による流体の汚染を防ぐことができる。
【0051】
(3)第一加圧室の加圧手段による内向きの力を、第二加圧室の加圧手段による内向きの力より小さく調整すると流体を遮断することができるため、別途流体遮断用のバルブを接続する必要がない。
【0052】
(4)第一加圧室の加圧手段を圧縮空気によるものにすれば、電動空気圧式レギュレータ等を使って遠隔操作にて流量の変更、遮断を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の定流量弁の一実施態様を示す縦断面図である。
【図2】図1に他の表示を追加した図である。
【図3】図1の本体の一部の半割斜視図である。
【図4】図1の本体の他の一部の半割斜視図である。
【図5】各ダイヤフラム部の半割斜視図である。
【図6】図1において上流側圧力が減少もしくは下流側圧力が増加した場合の状態を示す縦断面図である。
【図7】本発明の定流量弁の他の実施態様を示す縦断面図である。
【図8】従来の定流量弁の縦断面図である。
【符号の説明】
1…本体部
2…本体A
3…本体B
4…本体C
5…本体D
6…チャンバ
7…弁部材
8…第一ダイヤフラム部
9…第二ダイヤフラム部
10…第三ダイヤフラム部
11…第一加圧室
12…第二弁室
13…第一弁室
14…下部第二弁室
15…上部第二弁室
16…下部第一弁室
17…上部第一弁室
18…第二加圧室
19…段差部
20…開孔部
21…下部段差部
22…環状凹溝
23…入口流路
24…段差部
25…開孔部
26…開口部
27…弁座
28…下部段差部
29…環状凹溝
30…出口流路
31…ボルト
32…雌ネジ部
33…開孔部
34…環状突部
35…呼吸孔
36…開孔部
37…環状突部
38…呼吸孔
39…肉厚部
40…連通孔
41…薄膜部
42…環状リブ部
43…弁体
44…上部ロッド
45…下部ロッド
46…流体制御部
47…肉厚部
48…薄膜部
49…環状シール部
50…肉厚部
51…薄膜部
52…環状シール部
53…バネ受け
54…バネ
55…バネ受け
56…バネ
57…本体E
58…本体F
59…第四ダイヤフラム部
60…ダイヤフラム室
61…呼吸孔
62…環状突部
63…気室
64…給気孔
65…円筒形リブ
66…円柱部
67…膜部

Claims (3)

  1. 流体の入口流路、出口流路及び、入口流路及び出口流路が連通するチャンバから形成された本体部、弁体と第一ダイヤフラム部を有する弁部材、該弁部材の下部及び上部に位置し第一ダイヤフラム部より有効受圧面積が小さい第二ダイヤフラム部及び第三ダイヤフラム部を有し、前記弁部材及び各ダイヤフラム部が各ダイヤフラム部の外周部を前記本体部に固定されることにより前記チャンバ内に取りつけられ、かつ前記各ダイヤフラム部によって前記チャンバを第一加圧室、第二弁室、第一弁室、及び第二加圧室に区分し、前記第一加圧室は前記第二ダイヤフラム部に対して常時内向きの一定の力を加える手段を有し、前記第一弁室は前記入口流路と連通しており、前記第二弁室は、前記弁部材の弁体に対応する弁座を有し、また該弁座に対して第一ダイヤフラム部側に位置し前記第一ダイヤフラム部に設けられた連通孔にて前記第一弁室と連通している下部第二弁室と、前記第二ダイヤフラム部側に位置し前記出口流路と連通して設けられた上部第二弁室とに分かれて形成され、前記弁部材の上下動により前記弁体と弁座との間の開口面積が変化して前記下部第二弁室の流体圧力が制御される流体制御部を有し、前記第二加圧室は、前記第三ダイヤフラム部に対して常時内向きの一定の力を加える手段を有することを特徴とする定流量弁。
  2. 一定の力を加える手段がバネ装置または加圧流体であることを特徴とする請求項1記載の定流量弁。
  3. 前記第二ダイヤフラム部に、前記第一加圧室に設けられた第四ダイヤフラム部を介して一定の力が加えられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の定流量弁。
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