JP4221872B2 - ディスクドライブ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスク状記録媒体の重心のアンバランスを自動的にキャンセルすることができるオートバランサを備えたディスクドライブ装置の技術分野に属するものである。
【0002】
【従来の技術】
本発明の出願人は、ディスクドライブ装置の一例である光ディスク装置として図7〜図18に示すようなトレー方式の光ディスク装置を先に出願している。
これは、まず、図17に示すように、ディスク状記録媒体であるCDやDVDのような光ディスク1をディスクトレー2のトレー本体2aの上面に形成された凹所3内に水平に載置した後に、ディスクトレー2のトレーフロントパネル2bを矢印a方向に軽く押すと、ローディングスイッチ(図示せず)がONとなり、後述するローディング機構27によって、図18に示すように、ディスクトレー2がフロントパネル60のトレー出入口4から光ディスク装置5のディスク装置本体6内にローディング方向である矢印a方向から水平に引き込まれて、後述するように光ディスク1がスピンドルモータのディスクテーブル上に水平に自動的にローディングされる。
【0003】
そして、このローディング後に、ホストコンピュータからの記録及び/又は再生指令信号等によって、スピンドルモータによって光ディスク1が高速で回転駆動され、データピックアップ手段である光学ピックアップによって光ディスク1にデータが記録及び/又は再生される。そして、この光ディスク1の記録及び/又は再生後に、フロントパネル60のイジェクト釦7を押すと、後述するローディング機構27によって、図17に示すように、ディスクトレー2がトレー出入口4からディスク装置本体6外にアンローディング方向である矢印b方向に自動的にアンローディングされるように構成されている。
【0004】
次に、ディスクトレー2の水平なトレー本体2aと、矢印a、b方向に対して直角で、かつ、垂直状のトレーフロントパネル2bは合成樹脂等によって成形されていて、トレー本体2aの凹所3の中央部から後端部(矢印a方向側の端部)側にかけてローディング及びアンローディング方向である矢印a、b方向と平行なトレーセンターP1 に沿った長穴状の底面開口8が形成されている。そして、このディスクトレー2はローディング機構のトレー移動機構(図示せず)によってディスク装置本体6に対して矢印a、b方向に水平に出し入れ駆動されるように構成されている。なお、ディスクトレー2の凹所3の4箇所には4つのディスク押え部3aが回転調整自在に取り付けられていて、光ディスク装置5の垂直使用時に凹所3内に垂直状に挿入された光ディスク1をこれらのディスク押え部3aで保持することができるように構成されている。
【0005】
次に、ディスク装置本体6の内部には合成樹脂等によって成形されたほぼ箱型で浅いシャーシ14が設けられていて、このシャーシ14の底部14aに形成されたほぼ長方形状の大きな開口部14b内に合成樹脂や板金等によって成形された被支持部材である昇降フレーム16が取り付けられている。この昇降フレーム16には、後端部16a側の左右両側の2箇所と、前端部16b側の左右両側の2箇所にゴム等の弾性部材で構成された緩衝器である合計4つのほぼ瓢箪型のインシュレータ19、20が取り付けられている。そして、昇降フレーム16の後端部16aに取り付けられた左右一対のインシュレータ19がこれらの中央に挿通された止ネジ21によってシャーシ14の底部14aの後端側の上部に取り付けられて、昇降フレーム16の前端部16bに取り付けられた左右一対のインシュレータ20がその中央に挿通された止ネジ22によって昇降駆動フレーム23の左右両側の下部に取り付けられている。そして、この昇降駆動フレーム23によって、左右一対のインシュレータ20を介して昇降フレーム16の前端部16b側がその後端部16a側の左右一対のインシュレータ19を回動支点にした上下方向の回転運動によって矢印c、d方向に昇降駆動されるように構成されている。
【0006】
そして、図11〜図14に示すように、ローディング機構27はシャーシ14の底部14aの前端側の上部に取り付けられていて、このローディング機構27は、ローディングモータ28によってベルト伝動機構29及びギア伝動機構30を介して回転駆動されるカムレバー34を有していて、この昇降駆動フレーム23はその左右両側の後端部に設けられた左右一対の支点ピン24によってシャーシ14の開口部14bの前端側寄りの左右両側部に上下方向に回転自在に取り付けられ、この昇降駆動フレーム23の左右両側で左右一対の支点ピン24より前側位置には左右一対の昇降ガイドピン25が取り付けられている。そして、昇降駆動フレーム23の前端のほぼ中央部に取り付けられたカム従動ピン36がカムレバー34のカム溝35内に挿入されている。
【0007】
そして、ローディング時には、ローディングモータによってディスクトレー2を図17に示す光ディスク装置5外のアンローディング位置から図11及び図18に示す光ディスク装置5内のローディング位置まで矢印a方向に水平に引き込んだ後に、図13で矢印c′方向に回転駆動されるカムレバー34のカム溝35によって昇降駆動フレーム23の先端のカム従動ピン36を上方である矢印c方向に上昇駆動して、その昇降駆動フレーム23でインシュレータ20を介して昇降フレーム16を図12に示す斜め下方に傾斜された下降位置から図11に示すように上昇されて水平となる上昇位置まで左右一対のインシュレータ19を中心に矢印c方向に上昇駆動する。
【0008】
そして、ディスクトレー2のアンローディング時には、ローディング時の逆動作で、図13で矢印d′方向に回転駆動されるカムレバー34のカム溝35によってカム従動ピン36を下方である矢印d方向に下降駆動して、昇降駆動フレーム23でインシュレータ20を介して昇降フレーム16を左右一対のインシュレータ19を中心に図11に示す上昇位置から図12に示す下降位置まで矢印d方向に下降駆動した後、ディスクトレー2を図11及び図18に示す光ディスク装置5内のローディング位置から図17及び図12に示す光ディスク装置5外のアンローディング位置まで矢印b方向に押し出すものである。なお、このローディング機構27のギア伝動機構30中に設けられたピニオン31の正逆回転駆動によってラック(図示せず)を介してディスクトレー2を矢印a、b方向にローディング及びアンローディング駆動するように構成されている。
【0009】
次に、データピックアップユニットである光学ピックアップユニット38のユニットベースを構成している昇降フレーム16はほぼ長方形状の額縁形状に構成されている。そして、その昇降フレーム16の前端部16bの上部にスピンドルモータ39が垂直状に搭載されていて、そのモータ軸39aの上端に金属等の磁性部材で構成されたディスクテーブル40が水平状に固着されている。なお、ディスクテーブル40の上部中央には光ディスク1の中心穴1aが嵌合されるセンターリングガイド40aが一体に形成されている。また、昇降フレーム16の内側に形成されたほぼ長方形状の開口部16c内でスピンドルモータ39の後方側にデータピックアップである光学ピックアップ41が水平状に搭載されている。そして、この光学ピックアップ41は、対物レンズ42が搭載されたスレッド43を有しており、対物レンズ42に対してレーザービームを送受信する光学ブロックがそのスレッド43の側面に一体に取り付けられている。なお、スレッド43上に光ディスク1に向って凸状に形成された対物レンズアクチュエータ部44が搭載されていて、その対物レンズアクチュエータ部44の上部に対物レンズ42が2軸アクチュエータによって組み込まれている。
【0010】
そして、昇降フレーム16の後端部16a側の一側部の上部には、スレッド43を主ガイド軸45と副ガイド軸46からなる左右一対のガイド軸に沿って矢印a、b方向に直線移動させるスレッド移動機構47が取り付けられていて、このスレッド移動機構47は、スレッド駆動モータ48によってギアトレイン49を介して正逆回転駆動されるピニオン50と、スレッド43の一側面に取り付けられて、ピニオン50によって直線駆動されるラック51とを備えている。なお、スピンドルモータ39及び対物レンズ42はトレーセンターP1 上に配置されていて、対物レンズ42はそのトレーセンターP1 に沿って矢印a、b方向に移動されるように構成されている。なお、昇降フレーム16の後端部16aの下部には主ガイド軸45と副ガイド軸46の上下方向の角度調整を行うスキュー調整機構57が搭載されている。
【0011】
そして、ディスクトレー2の上部を横切るようにして、シャーシ14の左右両側板の上端部間に、板金等にて成形されたクランパー支持部材52が水平に架設されていて、ディスクテーブル40の真上位置で、クランパー支持部材52の中央位置に形成された円形穴54内に非磁性部材である合成樹脂にて成形された円板状のディスククランパー53が上下、左右及び前後に一定範囲内で移動自在に保持されている。なお、ディスククランパー53の上端の外周に一体成形されたフランジ53aを下方から受け止めるクランパー受け52aがクランパー支持部材52の円形穴54の外周に一体に形成されている。そして、このディスククランパー53の中央上部には円板状のマグネット55が水平に埋設されている。また、シャーシ14の上部にはクランパー支持部材52の上部を跨ぐようにして磁性部材である板金にて成形された後述する上カバー6bが取り付けられている。
【0012】
従って、図8に示すように、ディスクトレー2によって光ディスク1がディスク装置本体6内に矢印a方向から水平にローディングされた後、図11に示すように、昇降フレーム16が上昇位置まで矢印c方向に上昇されて水平になった時、図7に示すように、ディスクテーブル40がディスクトレー2の底面開口8から上方に挿通されて、そのディスクテーブル40のセンターリングガイド40aが光ディスク1の中心穴1aに下方から嵌合される。そして、そのディスクテーブル40によって光ディスク1がディスクトレー2の凹所3内で上方に浮かされると共に、ディスククランパー53がクランパー支持部材52のフランジ受け52aから上方に僅かに浮上される。この時に、ディスククランパー53がその下面に近接されたディスクテーブル40にマグネット55の磁気吸引力によってディスクテーブル40上に吸引されて、そのディスククランパー53によって光ディスク1がディスクテーブル40上に水平にチャッキングされる。
【0013】
そして、ホストコンピュータからの記録及び/又は再生指令信号等によって、スピンドルモータ39によって光ディスク1が3600rpm以上等の高速度で回転駆動されると共に、スレッド移動機構47によって光学ピックアップ41のスレッド43が矢印a、b方向に移動されて、対物レンズ42がトレーセンターP1 に沿って矢印a、b方向にシークされる。そして、光学ブロックから送信されるレーザービームLBのスポット光が対物レンズ42によって光ディスク1の下面に照射、集束されると共に、その反射光が対物レンズ42を通して光学ブロックで受信されて、光ディスク1にデータが記録及び/又は再生される。
【0014】
なお、スレッド移動機構47は、スレッド駆動モータ48によってギアトレイン49を介して正逆回転駆動されるピニオン50がラック51を直線駆動することによって、スレッド43を左右一対のガイド軸46に沿って矢印a、b方向に移動する。そして、光ディスク1の記録及び/又は再生後に、イジェクト釦7が押されると、図8及び図12に示すように、昇降フレーム16が下降位置まで矢印d方向に下降されて、ディスクテーブル40がディスククランパー53からチャッキング解除されて光ディスク1の下方に離脱された後に、光ディスク1がディスクトレー2の凹所3内に水平に載置されて、ディスク装置本体6外に矢印b方向に水平にアンローディングされるように構成されている。
【0015】
ところで、近年、図7〜図10に示すように、光ディスク1の製造誤差等によって発生する偏重心、即ち、重心のアンバランスを自動的にキャンセルすることができるようにしたオートバランサ71をディスクテーブル40(又はディスククランパー53)に組み込んだものが開発されている。
この光学オートバランサ71は、ディスクテーブル40の外周部分に同心円形状の中空環状部72を形成して、この中空環状部72内にバランス部材である鋼球で構成された複数、例えば6個のボール73を円周方向に自由に移動できるように収容させたものであり、スピンドルモータ39によるディスクテーブル40の高速回転によって、光ディスク1の重心のアンバランスを自動的にキャンセルして、モータ軸39aの振動を軽減するようにしたものである。
【0016】
そして、このオートバランサ71の動作原理は次の通りである。
即ち、図9の(A)に示すように、モータ軸39aの回転速度ωが危険速度ωc より低い場合には、複数のボール73が中空環状部72内で光ディスク1の重心のアンバランスによって発生するモータ軸39aの重心Gを外側にしてアンバランスと同位相に振れ回り、この時には、ボール73は遠心力Fの接線方向分力Tにより、これらのボール73が重心G側へ移動するために、アンバランスは増大し、モータ軸39aの振動は更に大きくなる。
【0017】
そして、図9の(B)に示すように、モータ軸39aの回転速度ωが危険速度ωc より高い場合には、複数のボール73が中空環状部72内で光ディスク1の重心のアンバランスによって発生するモータ軸39の重心Gを内側にして振れ回り、アンバランスと逆位相になる。この時には、ボール73は遠心力Fの接線方向分力Tにより、重心Gの反対側へ移動し、アンバランスは打ち消されるために、光ディスク1のバランスがとれて、モータ軸39aの軸心O1 と複数のボール73の拡散中心O2 とが一致して、モータ軸39aの振動が収束される。なお、この時、複数のボール73の遠心力Fの接線方向分力Tはゼロとなり、複数のボール73は一定箇所で安定する。
【0018】
そして、光ディスク1のデータの記録及び/又は再生時には、ディスクテーブル40がスピンドルモータ39によって常に危険速度ωc以上の高速度で回転駆動されることから、光ディスク1のアンバランスを自動的にキャンセルすることができることになる。なお、図10の(A)は、最大偏重心(重心の偏心量が最大であること)の光ディスク1の重心のアンバランスのキヤンセル状態を示したものであり、この時には、複数のボール73が中空環状部72内で重心Gの逆位相位置にほぼ扇状に集合して安定することによって、最大偏重心の光ディスク1の重心のアンバランスをキャンセルすることになる。
また、図10の(B)は、真重心(重心の偏心が全くないこと)の場合を示したものであり、この時には、複数のボール73が中空環状部72内で重心Gの周りに均等の角度で拡散された位置で安定することになる。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の光ディスク装置5のオートバランサ71では、中空環状部72内に複数のボール73を転動自在に組み込んだ構造であるために、例えば、図19に示すように1.0g・cm等の最大偏重心Gを持つアンバランスの光ディスク1Aをスピンドルモータ39によって矢印e方向に高速度で回転転動して、データの記録及び/又は再生を行う際に、複数のボール73を中空環状部72内の偏重心Gの逆位相位置にほぼ扇状に集合させて安定させるようにして、その最大偏重心の光ディスク1Aの偏重心Gのアンバランスを自動的にキャンセルするが、その最大偏重心の光ディスク1Aのデータの記録及び/又は再生が終了して、スピンドルモータ39が停止した時には、オートバランサ71の複数のボール73は図19に示すように中空環状部72内の一側部にほぼ扇状に集合されたままの状態を維持することになる。
【0020】
そこで、次に、図20に示すように、光ディスク1Aを重心のアンバランスが全くない真重心の光ディスク1Bに交換して、その真重心の光ディスク1Bをスピンドルモータ39によって同じように矢印e方向に高速度で回転駆動してデータの記録及び/又は再生を行おうとすると、中空環状部72内の複数のボール73のうち、真重心の光ディスク1Bの回転方向(矢印A方向)の上流側に位置するボール73Aがその前のボール73Bに衝突し、その衝突されたボール73Bがその前のボール73Cに衝突するようにして、これら複数のボール73どうしが相互に衝突し合い、これら複数のボール73が中空環状部72内の図10に示した均等の角度に拡散される理想的な位置までスムーズに移動することができなくなってしまう。即ち、複数のボール73どうしの相互の衝突によって、これらの複数のボール73の拡散作用が阻害されてしまうことになる。図20に示すように、複数のボール73の拡散が不十分のままの状態で真重心の光ディスク1Bが回転駆動されてしまうことになる。
【0021】
このことは、スピンドルモータ39によって矢印e方向に回転駆動されている光ディスク1Bが真重心のバランスディスクであるにも拘らず、複数のボール73が中空環状部72内の均等の角度に拡散されていないために、これらの複数のボール73による重心のアンバランスによってモータ軸39aに振動を発生させてしまうので、重大な問題となる。
【0022】
本発明は、上記の問題を解決するためになされたものであって、最大偏重心のディスク状記録媒体の記録及び/又は再生後に、真重心のディスク状記録媒体をデータの記録及び/又は再生する時に、スピンドルモータのモータ軸にオートバランサの複数のボールによる振動が発生しないようにしたディスクドライブ装置を提供することを目的としている。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するための本発明のディスクドライブ装置の請求項1は、スピンドルモータが搭載されたフレームと、ディスク状記録媒体のチャッキング後に、スピンドルモータによってそのディスク状記録媒体と一体に回転される回転部材と、回転部材に同心円形状に形成された中空環状部内に複数のバランス部材を移動可能に組み込んだオートバランサとを備えたディスクドライブ装置において、スピンドルモータによるディスク状記録媒体の回転開始前又は回転停止後に、オートバランサに振動を付与する手段を備えたものである。
上記の目的を達成するための本発明のディスクドライブ装置の請求項2は、ディスク状記録媒体のチャッキング後に、スピンドルモータによってそのディスク状記録媒体と一体に回転される回転部材と、回転部材に同心円形状に形成された中空環状部内に複数のバランス部材を移動可能に組み込んだオートバランサとを備えたディスクドライブ装置において、スピンドルモータによるディスク状記録媒体のデータの記録及び/又は再生のための回転開始前に、そのスピンドルモータを記録及び/又は再生のための回転方向とは逆方向に回転させることにより、複数のバランス部材を相互の衝突によって予め拡散させるものである。
【0024】
上記のように構成された本発明のディスクドライブ装置の請求項1は、最大偏重心のディスク状記録媒体のデータの記録及び/又は再生後に、真重心のディスク状記録媒体をデータの記録及び/又は再生する時でも、スピンドルモータの回転開始前又は回転停止後に、オートバランサに振動付与手段によって振動を付与することによって、オートバランサの回転部材の中空環状部内の複数のバランス部材をその付与された振動によって予め拡散させることができる。
上記のように構成された本発明のディスクドライブ装置の請求項2は、スピンドルモータによるディスク状記録媒体のデータの記録及び/又は再生のための回転開始前に、そのスピンドルモータが記録及び/又は再生のための回転方向とは逆方向に回転されることによって、上記複数のバランス部材を相互の衝突によって予め拡散させることができるものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を適用した光ディスク装置の実施の形態を「第1の実施形態」及び「第2の実施形態」の順に図1〜図6を参照して説明する。なお、図6〜図18と同一構造部には同一の符号を付して説明の重複を省く。
【0026】
「第1の実施形態」
まず、図1〜図3によって、本発明の光ディスク装置5の第1の実施形態を説明すると、この場合は、アンバランスディスクである最大偏重心の光ディスク1Aのデータの記録及び/又は再生後に、バランスディスクである真重心の光ディスク1Bにデータを記録及び/又は再生する時で、スピンドルモータ39の回転開始前に、オートバランサ71に振動付与手段81によって振動を付与するように構成したものである。
【0027】
即ち、図2及び図3に示すように、この振動付与手段81は、例えば、スピンドルモータ39が搭載されている昇降フレーム16の前端部16b側の一方の側面に矢印a、b方向に対して直交するカム従動ピン82を取り付け、振動付与モータ83を昇降フレーム16の前端部16bの一側部に矢印a、b方向に対して直交する状態でシャーシ14の一部に取り付け、その振動付与モータ83のモータ軸83aの先端に固着した偏心カム84で昇降フレーム16のカム従動ピン16を合計4つのインシュレータ19、20の弾性に抗して弾くようにしたものである。
【0028】
この際、図7及び図11で説明したように、ディスクトレー2のアンローディング完了状態では、図3に実線で示すように、振動付与モータ83は偏心カム84をカム従動ピン82と接触させない退避位置まで矢印b方向に移動させた状態に位置決めしている一方、そのカム従動ピン82は昇降フレーム16と一体にカム84の位置まで矢印d方向に下降されている。
そこで、図6及び図12で説明したように、ディスクトレー2によって光ディスク1が光ディスク装置5内に矢印a方向からローディング完了されて、昇降駆動フレーム28と一緒に昇降フレーム16が上昇位置まで矢印c方向に上昇され、光ディスク1がスピンドルモータ39のディスクテーブル40上にディスククランパー53によってチャッキングされた状態になると、カム従動ピン82が図3に1点鎖線で示す偏心カム84の回転軌跡内に矢印c方向から挿入される。
【0029】
そこで、この光ディスク1のチャッキング完了後で、スピンドルモータ39による光ディスク1のデータの記録及び/又は再生のための回転開始の前に、振動付与モータ83を1〜2秒間程度の極く僅かな時間内だけ矢印g方向に回転駆動すると、モータ軸83aと一体に偏心カム84が矢印g方向に偏心回転されて、図3に1点鎖線で示すように、その偏心カム84がカム従動ピン82を合計4つのインシュレータ19、20の弾性に抗してストロークS相当分だけ矢印a方向に弾き、これらのインシュレータ19、20の弾性復元力との共働作用によって昇降フレーム16全体に矢印a、b方向の振動が付与される。
【0030】
そして、この昇降フレーム16に付与された矢印a、b方向の振動は、そのままスピンドルモータ39のオートバランサ71に伝えられて、そのオートバランサ71の複数のボール73がその振動によって相互に弾かれて、これら複数のボール73が図1の(B)に示すように中空環状部72内で自動的に拡散されることになる。なお、振動付与モータ83は約1〜2秒間程度の回転終了後に、再び、図3に実線で示すように、偏心カム84をカム従動ピン82と接触させない退避位置に位置決めして自動停止される。
【0031】
従って、図1の(A)に示すように、1.0g・cm等の最大偏重心Gを持つアンバランスの光ディスク1Aをスピンドルモータ39によって矢印e方向に高速度に回転駆動して、データの記録及び/又は再生を行う際には、オートバランサ71の複数のボール73を中空環状部72内の偏重心Gの逆位相位置にほぼ扇状に集合させて安定させるようにして、その最大偏重心の光ディスク1Aの偏重心Gのアンバランスを自動的にキャンセルする。そして、その最大偏重心の光ディスク1Aのデータの記録及び/又は再生が終了して、スピンドルモータ39が停止した時には、オートバランサ71の複数のボール73は図1の(A)に示すように中空環状部72内の一側部にほぼ扇状に集合されたままの状態を維持することになる。
【0032】
そこで、次に、図1の(C)に示すように、光ディスク1Aを重心のアンバランスが全くない真重心の光ディスク1Bに交換して、その真重心の光ディスク1Bをスピンドルモータ39によって同じように矢印e方向に高速度で回転駆動して、データの記録及び/又は再生を行うが、その際、スピンドルモータ39による真重心の光ディスク1Aの矢印e方向への回転開始前に、前述したように、振動付与手段81によってスピンドルモータ39に矢印a、b方向の振動を付与する。
【0033】
すると、図1の(B)に示すように、オートバランサ71の中空環状部72内の複数のボール73がそのスピンドルモータ39に付与された矢印a、b方向の振動によって相互に衝突されて弾かれ、これら複数のボール73が中空環状部72内である程度の間隔に予め拡散される。
【0034】
そして、図1の(B)に示すように、オートバランサ71の中空環状部72内の複数のボール73を予め拡散させた状態で、図1の(C)に示すように、真重心の光ディスク1Bをスピンドルモータ39によって矢印e方向に高速度で回転駆動すると、複数のボール73どうしが相互に衝突し合って、これらの拡散作用が阻害されてしまう不都合が全く発生せず、図1の(C)に示すように、複数のボール73は中空環状部72内の均等の角度に拡散された理想的な位置までスムーズに、かつ、確実に移動(拡散)させて安定させることができる。
【0035】
この結果、モータ軸39aに振動を発生させることなく、その真重心の光ディスク1Bをスピンドルモータ39によって矢印e方向に高精度に安定して回転駆動することができて、データの記録及び/又は再生の特性を飛躍的に向上させることができる。
【0036】
なお、この第1の実施形態では、スピンドルモータ39による光ディスク1の回転開始前に、振動付与手段81によってオートバランサ71にストロークSの矢印a、b方向の振動を付与するように構成したが、スピンドルモータ39による光ディスク1の回転停止後に、振動付与手段81の振動付与モータ82を前述したように動作させて、オートバランサ71にストロークSの矢印a、b方向の振動を与えるようにしても、前述同様に、最大偏重心の光ディスク1Aのデータの記録及び/又は再生後に、光ディスク1を真重心の光ディスク1Bに交換して、その光ディスク1Bのデータの記録及び/又は再生を行う際に、オートバランサ71の複数のボール73を中空環状部72内の図1の(C)に示す均等の角度に拡散させた理想的な位置へスムーズに、かつ、確実に移動(拡散)させることができる。
【0037】
また、振動付与手段81によるオートバランサ71への振動付与方向は、矢印a、b方向である前後方向に限定されることなく、左右方向、上下方向、或いはこれらの合成方向(360°内の方向)のどの方向であっても良い。その振動付与手段81は、必ずしも上記した振動付与モータ83を使用するものでなくても、例えば電磁手段やその他の各種の構造の振動付与手段を用いることができる。
【0038】
「第2の実施形態」
次に、図4〜図6によって、本発明の光ディスク装置5の第2の実施形態を説明すると、この場合は、アンバランスディスクである最大偏重心の光ディスク1Aのデータの記録及び/又は再生後に、バランスディスクである真重心の光ディスク1Bにデータを記録及び/又は再生する時に、スピンドルモータ39を一時的に逆回転制御するように構成したものである。
【0039】
即ち、まず、図5に示す制御回路91は、ホストコンピュータ92にインターフェース93を介して接続されたコントロール回路94を有していて、このコントロール回路94は光学ピックアップ4による光ディスク1のデータの記録及び/又は再生を行う記録/再生回路95と、スピンドルモータ39のドライブ回路96の正逆方向の回転制御とを行うように構成されている。
【0040】
そこで、この制御回路91によるスピンドルモータ39の回転制御方法を、図6のフローチャート図を参照して説明すると、まず、図4の(A)は、1.0g・cm等の最大偏重心Gを持ったアンバランスの光ディスク1Aのデータの記録及び/又は再生後で、スピンドルモータ39が停止完了された時のオートバランサ71を示したものであり、この時には、前述したように、複数のボール73が中空環状部72内の偏重心Gの逆位相位置にほぼ扇状に集合されて安定されている。
【0041】
次に、その光ディスク1Aが前述したように、アンローディングされ、次に、重心のアンバランスが全くない真重心の光ディスク1Bが前述したようにローディングされて、ディスクINが検出(S001)された後、ホストコンピュータ92からその光ディスク1Bのデータを記録及び/又は再生するためのアクセス信号がインターフェース93を介してコントロール回路94に入力(S002)されると、コントロール回路94からドライブ回路96に逆回転指令信号が出力(S003)され、そのドライブ回路96によってスピンドルモータ39が図4の(B)に示すように逆回転駆動される。なお、この時、コントロール回路94はホストコンピュータ92からアクセス信号が入力されるまで待機(S004)される。
【0042】
そして、図4の(B)に示すようにスピンドルモータ39が矢印f方向に逆回転駆動されると、オートバランサ71の中空環状部72内の複数のボール73が互いに衝突しながら矢印f方向にある程度の間隔にまで予め拡散される。
【0043】
そして、コントロール回路94からドライブ回路96への逆回転指令信号の出力は所定時間が経過するまで接続(S005)され、その所定時間の経過後に、コントロール回路94からドライブ回路96へ正回転指令信号が出力(S006)され、そのドライブ回路96によってスピンドルモータ39が図4の(C)に示すように矢印e方向へ正回転駆動される。
【0044】
この際、スピンドルモータ39の矢印f方向への所定時間の逆回転作用によって、オートバランサ71の複数のボール73がある程度の間隔にまで予め拡散された状態で、スピンドルモータ39が図4(C)に示すように矢印e方向に正回転されること(即ち、スピンドルモータ39の回転方向が矢印f方向から矢印e方向に反転されること)によって、オートバランサ71の複数のボール73を中空環状部72内の図4の(C)に示す均等の角度に拡散された理想的な位置へスムーズに、かつ、確実に移動(拡散)させて安定させることができる。
【0045】
そして、この後に、コントロール回路94から記録/再生回路95にデータの記録及び/又は再生の指令信号が出力(S007)されて、光学ピックアップ41によって、光ディスク1Bのデータの記録及び/又は再生が行われる。
その際、図4の(C)に示すように、オートバランサ71の複数のボール73は中空環状部72内の均等の角度に拡散された理想的な位置で安定されるので、前述した第1の実施形態と同様に、モータ軸39aを振動させることなく、真重心の光ディスク1Bをスピンドルモータ39によって矢印e方向に高精度に安定して回転駆動させることができて、データの記録及び/又は再生の特性を飛躍的に向上させることができる。
【0046】
なお、ここでは、オートバランサ71の複数のボール73をスムーズに拡散させる機能を説明するために、最大偏重心の光ディスク1Aを真重心の光ディスク1Bに交換してデータの記録及び/又は再生を行う場合について説明したが、要するに、ここで示した制御回路91は、光ディスク1のデータの記録及び/又は再生のためのスピンドルモータ39の矢印e方向への回転開始前に、そのスピンドルモータ39を一度矢印f方向に逆回転駆動し、その後に、スピンドルモータ39を矢印e方向に正回転駆動開始させることによって、オートバランサ71の複数のボール73を中空環状部72内の均等の角度に拡散させた理想的な位置へスムーズに移動(拡散)させることができるようにしたものである。
【0047】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は上記した実施の形態に限定されることなく、本発明の技術的思想に基づいて各種の変更が可能である。例えば、上記した実施の形態では、オートバランサ71をスピンドルモータ39によって回転される回転部材の一例であるディスクテーブル40に設けたが、スピンドルモータ39によって光ディスク1と一体に回転される回転部材であるディスククランパー53にオートバランサ71を設けてもよい。また、オートバランサ71のバランス部材はボール73に限定されるものではない。また、本発明のディスクドライブ装置としては、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク等の各種のディスクを記録及び/又は再生することができる各種のディスクドライブ装置に適用可能である。
【0048】
【発明の効果】
以上のように構成された本発明のディスクドライブ装置は、次のような効果を奏することができる。
【0049】
請求項1は、最大偏重心のディスク状記録媒体のデータの記録及び/又は再生後に、真重心のディスク状記録媒体のデータの記録及び/又は再生する時でも、スピンドルモータの回転開始前又は回転停止後に、オートバランサに振動付与手段によって振動を付与することによって、オートバランサの回転部材の中空環状部内の複数のバランス部材をその付与された振動によって予め拡散させることができるようにしたので、その真重心のディスク状記録媒体のデータの記録及び/又は再生時には、オートバランサの複数のバランス部材を中空環状部内の均等の角度に拡散された理想的な位置へスムーズに移動(拡散)させて安定させることができ、その真重心のディスク状記録媒体の回転駆動時にスピンドルモータのモータ軸に振動が発生せず、データの記録及び/又は再生を安定して行える。従って、ディスク状記録媒体が偏重心であるか否かを問わず、オートバランサでディスク状記録媒体のアンバランスを安定してキャンセルすることができる。そして、スピンドルモータのモータ軸の振動発生を極力防止することができるので、そのスピンドルモータの軸ロスによるモータの寿命の減少を防止できる上に、その軸ロスを補うために、スピンドルモータの駆動電流を増大させて消費電流の増大を招くこともなくなり、消費電流の減少による経済性も得ることができる。また、スピンドルモータのモータ軸の振動が大きいと、その振動(内部振動)が外部へ伝達されて、ハードディスク、フロッピーディスク及びCD−ROM等の各種の情報記憶装置が混載されて使用されるコンピュータユニットに著しい悪影響を及ぼすことになるが、そのような不都合も未然に防止できる。
【0050】
請求項2は、スピンドルモータによるディスク状記録媒体のデータの記録及び/又は再生のための回転開始前に、制御手段によってそのスピンドルモータを一度逆方向に回転駆動するようにしたので、オートバランサの複数のバランス部材を重心キャンセル位置へスムーズに移動(拡散)させることができて、ディスク状記録媒体が偏重心であるか否かを問わず、オートバランサでディスク状記録媒体のアンバランスを安定してキャンセルすることができる。そして、スピンドルモータの逆回転後の正回転制御は制御回路によって容易に実行することができるので、ディスクドライブ装置の構造の簡素化、小型、軽量化等を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した光ディスク装置の第1の実施形態における振動付与によるオートバランサのボールの拡散作用を説明する模式図である。
【図2】同上のオートバランサへの振動付与手段の一例を説明する斜視図である。
【図3】同上の振動付与手段の詳細を説明する側面図である。
【図4】本発明を適用した光ディスク装置の第2の実施形態におけるスピンドルモータの正逆の回転制御によるオートバランサのボールの拡散作用を説明する模式図である。
【図5】同上のスピンドルモータの正逆の回転制御回路を説明するブロック図である。
【図6】同上の制御回路のフローチャート図である。
【図7】光ディスク装置の垂直使用時における図6と同様の断面側面図である。
【図8】従来の光ディスク装置に組み込まれるインシュレータ、昇降フレーム及びそれらの止ネジを示した分解斜視図である。
【図9】図8の止ネジを除去した平面図である。
【図10】光ディスク装置の水平使用時における同上のインシュレータによる昇降フレームの支持状態を示した図9のD−D矢視での断面側面図である。
【図11】光ディスク装置の垂直使用時の様子を示した図10と同様の断面側面図である。
【図12】光ディスク装置の水平使用時における同上のインシュレータによる昇降フレームの支持状態を示した図9のE−E矢視での断面側面図である。
【図13】光ディスク装置の水平使用時における同上のインシュレータによる昇降フレームの支持状態を示した図10のF−F矢視での断面側面図である。
【図14】光ディスク装置の垂直使用時における図13と同様の断面側面図である。
【図15】従来の光ディスク装置の光ディスクのチャッキング状態と、ディスクテーブルに組み込まれたオートバランサを示した断面側面図である。
【図16】図15の光ディスクのチャッキング解除状態を示した断面側面図である。
【図17】同上のオートバランサの原理を説明する図面である。
【図18】同上のオートバランサのアンバランスのキャンセル時のボールの動きを説明する水平断面平面図である。
【図19】従来のオートバランサのボールの拡散作用の不都合を説明する模式図である。
【図20】図19に引き続く従来のオートバランサのボールの拡散作用の不都合を説明する模式図である。
【符号の説明】
1はディスク状記録媒体である光ディスク、2はディスクトレー、3はディスクトレー2の凹所、5はディスクドライブ装置である光ディスク装置、14はシャーシ、16は昇降フレーム、19、20はインシュレータ、39はスピンドルモータ、39aはスピンドルモータのモータ軸、40は回転部材であるディスクテーブル、41はデータピックアップ手段である光学ピックアップ、53は回転部材であるディスククランパー、71はオートバランサ、72はオートバランサの中空環状部、73はオートバランサのバランス部材であるボール、81は振動付与手段、82は振動付与手段のカム従動ピン、83は振動付与手段の振動付与モータ、84は振動付与手段の偏心カム、91は制御手段である制御回路である。

Claims (2)

  1. スピンドルモータが搭載されたフレームと、
    ディスク状記録媒体のチャッキング後に、上記スピンドルモータによってそのディスク状記録媒体と一体に回転される回転部材と、
    上記回転部材に同心円形状に形成された中空環状部内に複数のバランス部材を移動可能に組み込んだオートバランサとを備えたディスクドライブ装置において、
    上記スピンドルモータによる上記ディスク状記録媒体の回転開始前又は回転停止後に、上記オートバランサに振動を付与する手段を備えた
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
  2. ディスク状記録媒体のチャッキング後に、スピンドルモータによってそのディスク状記録媒体と一体に回転される回転部材と、
    上記回転部材に同心円形状に形成された中空環状部内に複数のバランス部材を移動可能に組み込んだオートバランサとを備えたディスクドライブ装置において、
    上記スピンドルモータによる上記ディスク状記録媒体のデータの記録及び/又は再生のための回転開始前に、そのスピンドルモータを記録及び/又は再生のための回転方向とは逆方向に回転させることにより、上記複数のバランス部材を相互の衝突によって予め拡散させる
    ことを特徴とするディスクドライブ装置。
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