JP4221595B2 - 地上・移動体間通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、一定走行経路上を走行する移動体、例えば搬送設備における搬送用走行体と地上局との間の通信システムに関するものである。
一定走行経路上を走行する搬送用走行体の発進、変速、停止などの走行制御や当該搬送用走行体が搭載する各種作業装置の制御を地上側ホストコンピューターからの制御信号に基づいて行わせたり、搬送用走行体から地上側ホストコンピューターへ現在位置の定期的通知や前記制御信号の受信確認通知、指示された制御の完了通知などを伝送する場合の通信システムとして、例えば特許文献1に示されるように、搬送用走行体の走行経路に沿って張設され且つ一端が地上局に接続された漏洩同軸通信線と前記搬送用走行体に設けられたアンテナとを介して地上側ホストコンピューターに接続された地上局と前記搬送用走行体上の移動局との間で通信を行うようにしたものが知られている。
特開2001-216022号公報
而して、この種の地上・移動体間通信システムでは、通信線の全長は地上局からの通信可能距離によって決定される。即ち、通信線から漏洩する信号品質(強度を含む)は発信源である地上局から遠ざかるに従って劣化するので、正常な通信が保証される一定レベル以上の信号品質が確保できる長さが地上局からの通信可能距離となり、通信線が張設される移動体(搬送用走行体など)の走行経路の長さが前記通信可能距離を超える場合には、リピーター局を介して通信線を延長することが知られている。
而して従来のリピーター局利用のシステムにおいて、リピーター局の一次側と二次側とで同一周波数を利用して通信距離を延長すると、リピーター局の一次側と二次側とで電波干渉が発生し、このリピーター局付近では通信が不安定となり、最悪の場合、通信不能に陥る。勿論、リピーター局の一次側と二次側とで異なる信号周波数で通信することも考えられるが、移動局側で送受信周波数の切り換えが必要になり、各局の構成が複雑になって、システム全体として大幅なコストアップにつながることが考えられる。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る地上・移動体間通信システムを提供することを目的とするものであって、請求項1に記載の本発明は、後述する実施形態の参照符号を付して示すと、移動体(搬送用走行体1)の走行経路2に沿って張設され且つ一端が地上局7に接続された漏洩同軸通信線3と前記移動体に設けられたアンテナ4とを介して前記地上局7と前記移動体上の移動局5との間で通信を行う地上・移動体間通信システムであって、1つの走行経路2を各別に地上局7A,7Bを備えた複数の通信線3A,3Bでカバーし、各通信線3A,3Bごとに接続された前記地上局7A,7Bからは同一周波数の信号を同期させて送信させ、互いに隣接する2本の通信線3A,3Bの端部を含む特定区間A内の移動体の移動局5に対する信号は、当該2本の通信線3A,3Bに対しそれぞれの地上局7A,7Bから同一周波数で交互に送信させる地上・移動体間通信システムにおいて、前記特定区間A内に位置する移動局5を特定する手段を備え、この移動局特定手段が、移動局5に対する送信不良に伴う地上局7A,7Bからの送信リトライ回数に基づいて前記特定区間A内に位置する移動局5を特定させるものであって、この特定された移動局5に対する以降の送信リトライは、当該特定区間A内に端部が位置する2本の通信線3A,3Bに対しそれぞれの地上局7A,7Bから同一周波数で交互に行わせる構成となっている。
即ち、通常この種の通信システムにおいては、地上局から特定移動局(特定移動体)に対し制御信号を送信した場合、当該特定移動局から受信確認信号が地上局宛に送信され、この受信確認信号が一定時間内にないときは同一信号を送信し直す送信リトライが実行されるように構成されているが、請求項1に記載の本発明では、移動局5に対する送信不良に伴う地上局7A,7Bからの送信リトライ回数に基づいて前記特定区間A内の移動局5を特定させるものである。
また、前記特定区間A内の移動局5を特定する方法としては、請求項2に記載の本発明のように、移動体(搬送用走行体1)に現在位置検出手段31を設け、この現在位置検出手段31によって検出される現在位置値と前記特定区間Aに対応して設定された設定位置値との比較により、移動体(搬送用走行体1)側で前記特定区間A内の位置か否かを判別させる方法や、請求項3に記載の本発明のように、移動体の走行経路2側に前記特定区間Aに対応して被検出部37,38を配設すると共に、この被検出部37,38を検出するセンサー39,40を移動体(搬送用走行体1)に設け、当該センサー39,40による前記被検出部37,38の検出により、移動体側で前記特定区間A内の位置か否かを判別させる方法などを採用することができる。
上記構成の本発明に係る搬送設備の通信システムによれば、各別に地上局を備えた複数の通信線で1つの走行経路をカバーさせるので、リピーター局を使用しないで通信線を延長させることができるのであるが、同一周波数の信号が同期して出力される各通信線の隣接端部付近では、両通信線間で電波干渉が生じて通信不良の発生が考えられる。しかしながら本発明では、互いに隣接する2本の通信線の端部を含む特定区間内の移動体の移動局に対する信号は、当該2本の通信線に対しそれぞれの地上局から同一周波数で交互に送信させるので、この特定区間、即ち、通信不良の恐れがある区間においても、互いに隣接する2本の通信線間での電波干渉を生じさせない済む。
従って、従来の一次側と二次側とで通信周波数を同一にするリピーター局使用のシステムのように、2本の通信線の端部が隣接する付近での通信を不安定にすることがなく、各通信線の全長にわたって正常な通信を確実に行わせることができる。勿論、リピーター局の一次側と二次側とで異なる信号周波数で通信する方式と比較しても、送受信周波数の切り換えが不要であるから、各局のソフトウエア及びハードウエアの構成が簡単になり、安価に実施できる。また、本発明システムでは、各移動局から地上局への送信信号は、当該移動局が在席する区間の1つの通信線のみに送出され、当該1つの通信線のみを経由して当該通信線に接続されている地上局に直接送信できるので、従来の1つの地上局に接続された通信可能距離長さの1本の通信線のみから成るシステムと同様に、全く支障なく良好に行わせることができる。
しかも、請求項1に記載の本発明の構成によれば、実際に前記の特定区間(通信不良区間)に移動体(搬送用走行体)が入ったために地上局から移動局への通信が正常に行われなくなって、地上局から移動局への送信リトライが実行される対象となったことに基づいて、当該特定区間に入った移動体を特定させ、この特定された移動局に対する以降の送信リトライは、請求項1に記載のように、当該特定区間内に端部が位置する2本の通信線に対しそれぞれの地上局から同一周波数で交互に行わせるのであるから、前記の特定区間(通信不良区間)に入った移動体を特定させる手段として、特別なハードウエアなどを付加する必要がなく、この種の通信システムが備える従前の送信リトライシステムを活用して本発明を安価に実施することができる。
また、請求項2や3に記載の本発明の構成によれば、地上局から移動局への送信リトライが実行された後ではなく、前記特定区間(通信不良区間)に進入するかまたは進入した移動局を特定することができるので、当該特定区間の長さを、実際に地上局から移動局への送信リトライが実行される通信不良区間よりも適当に長く設定して、この特定区間内での地上局から移動局への送信リトライの実行をほぼ皆無にし、制御の時間遅れを無くすことに役立たせることができるのであるが、特に請求項2に記載の本発明の構成によれば、移動体の走行経路側の前記特定区間に対応する位置を示す特別な被検出部を配置しておかなくとも、当該特定区間に対応する位置に相当する設定位置値を予め学習などにより設定しておくだけで、移動体側でのみ前記特定区間に対応する位置に到達した時点を検出できるので、移動体の走行経路レイアウトの変更などにも容易に対応でき、また、請求項3に記載の本発明の構成によれば、移動体が前記特定区間に対応する位置に到達した時点を、特別な制御を必要としない簡単で安価に実施できる構成により正確にチェックできる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1において、1は移動体としての搬送用走行体であって、その走行経路2には漏洩同軸通信線3が張設されている。図では2台の搬送用走行体1を例示しているが、実際には多数台の搬送用走行体1が同一走行経路2上に配置され、各搬送用走行体1毎に異なる識別番号(ID)が割り当てられている。各搬送用走行体1には、通信線3との間の送受信用アンテナ4と、この送受信用アンテナ4に接続された移動局5とが設けられている。前記通信線3は、走行経路2の全長を2分割する長さの2本の通信線3A,3Bから成り、各通信線3A,3Bの一端には、搬送用走行体1を制御するホストコンピューター6からの各搬送用走行体1毎の制御指令を通信線3A,3Bに送出する地上局7A,7Bが接続され、各通信線3A,3Bの他端には終端抵抗装置8A,8Bが接続されている。尚、2本の通信線3A,3Bは、地上局7A,7Bが接続された端部3aと終端抵抗装置8A,8Bが接続された端部3bとが隣接するように配設されている。
地上局7A,7Bは、周波数f1の移動局向け信号の送信と周波数f2の地上局向け信号の受信とを行うものであり、各搬送用走行体1上の移動局5は、通信線3Aまたは3Bとの間で、周波数f1の移動局向け信号の受信と周波数f2の地上局向け信号の送信とを行うように構成されている。
更に具体的に説明すると、図2に示すように地上局7A,7Bは同一構成のもので、インターフェース基板9と地上局用モデム10とから成り、インターフェース基板9には、通信インターフェース部11、送信側及び受信側デジタルフィルター部12,14、送信側符号化部13、及び受信側再符号化部15などが設けられ、地上局用モデム10には、送信用変調部16と受信用復調部17とが設けられている。
搬送用走行体1上の移動局5は、インターフェース基板18及び移動局用モデム19を備えたもので、インターフェース基板18には、通信インターフェース部20、送信側及び受信側デジタルフィルター部21,23、送信側符号化部22、及び受信側再符号化部24などが設けられ、移動局用モデム19には、送信用変調部25と受信用復調部26とが設けられ、インターフェース基板18における通信インターフェース部20は、この搬送用走行体1が備える走行駆動装置などの制御対象を制御する制御用コントローラー27との間で信号の受け渡しを行う。
上記構成によれば、走行経路2上にある特定の搬送用走行体1に対してホストコンピューター6から制御指令を伝送させるとき、制御対象の搬送用走行体1を特定する識別番号(ID)を含む移動局向け信号は、両地上局7A,7Bに同時に入力され、各地上局7A,7Bの通信インターフェース部11を経由してデジタルフィルター部12及び符号化部13によって処理され、地上局用モデム10の変調部16により、所定レベル(信号強度)で搬送周波数がf1の移動局向け信号に変換され、地上局7Aからは通信線3Aに、地上局7Bからは通信線3Bに、同期して出力される。
而して、制御対象の搬送用走行体1が、そのアンテナ4が通信線3Aに対応する領域内にあるときは当該通信線3Aから、そのアンテナ4が通信線3Bに対応する領域内にあるときは当該通信線3Bから、それぞれアンテナ4を介して周波数f1の移動局向け信号を受信することになり、受信された信号は、移動局5の移動局用モデム19の復調部26、インターフェース基板18のデジタルフィルター部23及び再符号化部24によって処理され、混入したノイズや信号の歪みなどが除去されて地上局7Aまたは7Bから出力されたときと同品質まで復元され、制御用コントローラー27に出力されて所定の制御が行われる。
一方、搬送用走行体1上の移動局5からは、周波数f1の移動局向け信号の受信確認信号、当該移動局向け信号に基づく制御の開始や終了などの確認信号、或いは現在位置報告信号などがホストコンピューター6に向けて送信される。即ち、制御用コントローラー27から出力された地上局向け信号は、通信インターフェース部20を経由してデジタルフィルター部21及び符号化部22によって処理され、移動局用モデム19の変調部25により、所定レベル(信号強度)で搬送周波数がf2の移動局向け信号に変換され、当該搬送用走行体1が、そのアンテナ4が通信線3Aに対応する領域内にあるときは当該通信線3Aへ、そのアンテナ4が通信線3Bに対応する領域内にあるときは当該通信線3Bへ、それぞれアンテナ4を介して出力され、通信線3Aまたは通信線3Bを経由して地上局7Aまたは7Bに伝送される。そしてこれら地上局7Aまたは7Bの地上局用モデム10の復調部17で復調されると共に、デジタルフィルター部14及び再符号化部15によって処理され、混入したノイズや信号の歪みなどが除去された後、通信インターフェース部11を介してホストコンピューター6に入力される。
上記の通信システムにおいて、両地上局7A,7Bから同一周波数の移動局向け信号が同期して通信線3Aと通信線3Bとに同期して出力されるので、図1に示すように、両通信線3A,3Bの互いに隣接する端部を含む一定長さの特定区間Aでは、両通信線3A,3B間で電波干渉が発生して移動局向け信号の周波数f1が大きく変動し、通信線3Aまたは3Bから当該特定区間A内の搬送用走行体1(移動局5)に対する移動局向け信号の伝達が正常に行われなくなる場合がある。この問題点を解消するため、本発明では、当該特定区間A内に位置する搬送用走行体1(移動局5)に対する移動局向け信号は、地上局7A,7Bから通信線3A,3Bに交互に出力させ、通信線3A,3B間での電波干渉を起こさせないようにしている。
具体的に説明すると、この種の通信システムでは、地上局から特定移動局に対して移動局向け信号を送信したとき、当該移動局向け信号を受信した特定移動局から地上局に向けて受信確認信号を折り返し送信し、一定時間内にこの受信確認信号を地上局で受信した時点で特定移動局に対する移動局向け信号の送信が完了するようにし、一定時間内に受信確認信号が地上局側で受信できないときは同一の移動局向け信号を再送信(送信リトライ)するように構成されている。若し、所定回数の送信リトライが実行されても送信が完了しないときは、通信不能として他の非常対策が講じられる。従って、上記の特定区間A内に位置する搬送用走行体1(移動局5)に対して移動局向け信号が送信されたとき、電波干渉によって当該搬送用走行体1(移動局5)が移動局向け信号を正常に受信することができないときは、自動的に地上局7A,7Bから上記の送信リトライが実行されるが、ホストコンピューター6には、前記特定区間Aに進入した移動局5(搬送用走行体1)を特定する処理部28と、特定された移動局5に対して地上局7A,7Bから交互に送信を実行するための処理部29とが設けられており、特定区間進入移動局特定部28の送信リトライ回数判別部30で送信リトライ回数が設定回数(例えば2回)に達したことが判定された以後は、特定移動局に対する交互送信実行部29により、送信リトライを地上局7A,7Bから交互に実行させる。
上記処理により、特定区間A内に進入した特定の搬送用走行体1に対してホストコンピューター6から制御信号が送信された結果、電波干渉による通信不良によって送信リトライが実行された場合には、その送信リトライ回数が設定回数に達した以降は、定常送信方式、即ち、両方の地上局7A,7Bから同一の移動局向け信号を同期的に両通信線3A,3Bに対して出力する定常送信方式から、両方の地上局7A,7Bから同一の移動局向け信号を両通信線3A,3Bに対して交互に出力する交互送信方式に切り換えられるので、両通信線3A,3Bに送信された同一周波数の移動局向け信号どうしが互いに干渉し合うことがなく、特定区間A内に進入した特定の搬送用走行体1は、当該特定区間A内で通信線3Aにアンテナ4が対応する位置にあるときはその通信線3Aから、通信線3Bにアンテナ4が対応する位置にあるときはその通信線3Bから、自車宛の移動局向け信号を正常に受信することができる。
特定区間A内に進入した搬送用走行体1(移動局5)を特定する方法は、上記の送信リトライ回数を利用する方法に限定されない。例えば、図3に示すように、通信不良の発生が予想される特定区間Aの両端または当該特定区間Aの両端より若干外側に離れた位置P1,P2を設定しておき、搬送用走行体1には、走行経路2上の現在位置を検出する現在位置検出装置31を搭載する。この現在位置検出装置31は、例えば走行駆動用モーター32で駆動される車輪や当該モーター32と車輪との間の伝動機構における中間回転軸などに連動するパルスエンコーダー33、演算部34、比較部35、及び論理演算部36から構成することができる。
演算部34は、パルスエンコーダー33の出力パルスを、走行経路2上に設定した基準位置をゼロリセット原点として前進走行時には加算すると共に後進走行時には減算して現在位置値を出力するものであり、比較部35は、前記特定区間Aの両端に対応する位置P1,P2に搬送用走行体1のアンテナ4が位置するときの前記演算部34から出力される位置値を学習作業などで予め求めて設定された設定位置値と、前記演算部34から出力される現在位置値とを比較する。論理演算部36は、比較部35の比較演算結果とそのときの搬送用走行体1の走行方向情報とに基づいて、前進走行する搬送用走行体1(アンテナ4)が特定区間Aの入り口相当位置P2から出口相当位置P1までの区間にあるときと、後進走行する搬送用走行体1(アンテナ4)が特定区間Aの入り口相当位置P1から出口相当位置P2までの区間にあるときに、特定区間在席信号を出力する。
この特定区間在席信号は、自車識別番号(ID)と組み合わされて、移動局5からそのときアンテナ4が対応する通信線3Aまたは3Bに出力され、当該通信線3Aまたは3B及び地上局7Aまたは7Bを経由してホストコンピューター6に伝送され、ホストコンピューター6側で特定区間Aに進入した搬送用走行体1(移動局)が判別できる。従って、当該特定区間Aに進入した搬送用走行体1(移動局)に対する移動局向け信号が送信されるときは、定常送信方式ではなく、最初から前記交互送信方式によって地上局7A,7Bから通信線3A,3Bに交互に送信されることになる。
尚、搬送用走行体1上の移動局5側から自車が特定区間Aに進入したことをホストコンピューター6側に通知するための構成は、図3に示したものに限定されない。例えば図4に示すように、図3の特定区間Aの両端相当位置P1,P2に対応するように、搬送用走行体1の走行経路2側に被検出部37,38を配設し、搬送用走行体1側には、アンテナ4が特定区間Aの両端相当位置P1,P2に対したときに前記被検出部37,38を検出するセンサー39,40を取り付け、このセンサー39,40の検出信号を前記論理演算部36に入力して、搬送用走行体1(移動局5)が特定区間A内に進入したときに上記と同様に特定区間在席信号が移動局5に対して出力され、この特定区間在席信号が、自車識別番号(ID)と組み合わされて、移動局5からそのときアンテナ4が対応する通信線3Aまたは3Bに出力されるように構成することができる。
尚、図1では、無端状に連続する走行経路2が2つの通信線3A,3Bでカバーされるレイアウトを例示しているが、このレイアウトでは、搬送用走行体1の走行方向が右回りまたは左回りの何れかに限定されるように使用することもできる。また、無端状に連続しない走行経路とし、搬送用走行体1が往復移動するような構成であっても良い。更に、それぞれが独立した地上局に接続された3本またはそれ以上の通信線で1つの走行経路をカバーするように構成することも可能である。この場合は、特定区間Aが3箇所以上存在することになるので、搬送用走行体1(移動局5)が進入した特定区間Aがどの特定区間Aであるか、即ち、交互送信に切り換える2本の通信線を特定させる手段が必要になる。
システム全体の構成を説明するブロック線図である。 地上局と搬送用走行体(移動体)の構成を説明するブロック線図である。 定常送信方式から交互送信方式に切り換えるための構成を説明するブロック線図である。 定常送信方式から交互送信方式に切り換えるための他の構成を説明するブロック線図である。
符号の説明
1 搬送用走行体(移動体)
2 搬送用走行体の走行経路
3,3A,3B 漏洩同軸通信線
4 送受信用アンテナ
5 移動局
6 ホストコンピューター
7A,7B 地上局
8A,8B 終端抵抗装置
9,18インターフェース基板
10 地上局用モデム
19 移動局用モデム
31 現在位置検出装置
37,38 被検出部
39,40 センサー
A 特定区間
P1,P2 特定区間の両端対応位置

Claims (3)

  1. 移動体の走行経路に沿って張設され且つ一端が地上局に接続された漏洩同軸通信線と前記移動体に設けられたアンテナとを介して前記地上局と前記移動体上の移動局との間で通信を行う地上・移動体間通信システムであって、1つの走行経路を各別に地上局を備えた複数の通信線でカバーし、各通信線ごとに接続された前記地上局からは同一周波数の信号を同期させて送信させ、互いに隣接する2本の通信線の端部を含む特定区間内の移動体の移動局に対する信号は、当該2本の通信線に対しそれぞれの地上局から同一周波数で交互に送信させる地上・移動体間通信システムにおいて、前記特定区間内に位置する移動局を特定する手段を備え、この移動局特定手段が、移動局に対する送信不良に伴う地上局からの送信リトライ回数に基づいて前記特定区間内に位置する移動局を特定させるものであって、この特定された移動局に対する以降の送信リトライは、当該特定区間内に端部が位置する2本の通信線に対しそれぞれの地上局から同一周波数で交互に行わせる、地上・移動体間通信システム。。
  2. 移動体の走行経路に沿って張設され且つ一端が地上局に接続された漏洩同軸通信線と前記移動体に設けられたアンテナとを介して前記地上局と前記移動体上の移動局との間で通信を行う地上・移動体間通信システムであって、1つの走行経路を各別に地上局を備えた複数の通信線でカバーし、各通信線ごとに接続された前記地上局からは同一周波数の信号を同期させて送信させ、互いに隣接する2本の通信線の端部を含む特定区間内の移動体の移動局に対する信号は、当該2本の通信線に対しそれぞれの地上局から同一周波数で交互に送信させる地上・移動体間通信システムにおいて、前記特定区間内に位置する移動局を特定する手段を備え、この移動局特定手段が、移動体に設けられた現在位置検出手段によって検出される現在位置値と前記特定区間に対応して設定された設定位置値との比較により、移動体側で前記特定区間内の位置か否かを判別させるものであり、その判別結果を地上局側に送信して各地上局からの送信を制御させる、地上・移動体間通信システム。
  3. 移動体の走行経路に沿って張設され且つ一端が地上局に接続された漏洩同軸通信線と前記移動体に設けられたアンテナとを介して前記地上局と前記移動体上の移動局との間で通信を行う地上・移動体間通信システムであって、1つの走行経路を各別に地上局を備えた複数の通信線でカバーし、各通信線ごとに接続された前記地上局からは同一周波数の信号を同期させて送信させ、互いに隣接する2本の通信線の端部を含む特定区間内の移動体の移動局に対する信号は、当該2本の通信線に対しそれぞれの地上局から同一周波数で交互に送信させる地上・移動体間通信システムにおいて、前記特定区間内に位置する移動局を特定する手段を備え、この移動局特定手段が、移動体の走行経路側に前記特定区間に対応して配設された被検出部と、この被検出部を検出するために移動体に設けられたセンサーとを備え、当該センサーによる前記被検出部の検出により、移動体側で前記特定区間内の位置か否かを判別させるものであって、その判別結果を地上局側に送信して各地上局からの送信を制御させる、地上・移動体間通信システム。
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