JP4221251B2 - Body pressure dispersion cushion material - Google Patents

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は椅子やマットレス等に用いることのできるクッション材に関するもので、特に使用者等の体圧が分散されるとともに、クッション基材の表面に形成されたブロック要素について、座屈し隣接するブロック要素に頂部が引っ掛かり復元しなくなることを防止し、もって常に安定して圧縮変形による体圧分散効果を充分に得るようにした構造に係るものである。
【０００２】
【発明の背景】
従来より体圧を分散して受け止めたり、皮膚の引きつれにより生じる阻血、またこれから発展する褥瘡を防止する種々のクッション材に関する先行技術がある。これら多数の先行技術の中で本出願人の実験では、例えば椅子のクッション材であれば、体圧分散は、図６（ａ）に示すように、モールド成形等により臀部と大腿部の形状に合うように三次元凹型曲面で形成された低反発性のウレタンフォーム等の合成樹脂発泡体で形成されたクッション材１Ｂが、優れているというデータを得ている。
しかしながらこのようなモールド成形によるクッション材１Ｂは、金型を製作するための初期投資費用が高いという問題がある。また標準的な体型であれば体圧分散が効率よく行われるが、体型が大きく標準から外れるような者が使用した際には、体圧分散が効率よく行われず、特に三次元凹型に対し臀部が小さい場合には性能は極端に低下するという問題点を有しており、更には三次元凹型に体がフィットしない場合には逆に使用者に不快感を与えてしまう。また費用対効果の面からそれほど多くの種類のサイズのものを使用者の体型に合わせて提供することもできない。
【０００３】
上述したようなこともあり、クッション材において、従来より碁盤目状等に細溝Ｄ′を入れて多数のブロック要素５′を形成することにより、体圧を分散して受け止めたり、皮膚の引きつれにより生じる阻血を防止する先行技術もある（例えば、特許文献１、２、３参照）。
しかしながら、このような多数本の溝Ｄ′で区画されたブロック要素５′は、図８（ｂ）のように体圧を受けた際、図８（ｃ）に示すように座屈したままで復元せず、本来意図した圧縮変形による緩衝的な支持がなされず、ひいては意図した効果が得られないという問題点があった。
【０００４】
上述した問題点は、本発明者の実験からは、ブロック要素５′の頂部５ａ′が隣接するブロック要素５′の周側面につかえたときにこの復元性が損なわれることにより生じるものであり、従ってこのブロック要素５′の頂部５ａ′が隣接するブロック要素５′の周側面につかえたままとなることを防止することにより、ブロック要素５′の復元性が常に得られるのではないかと推察した。
【０００５】
【特許文献１】
実用新案登録第２５６０７２８号公報（第１ページ、図１）
【特許文献２】
特開昭５５−１０８３２５号公報（第１ページ、第１〜５図）
【特許文献３】
特開２０００−９３２６３公報（図１〜５）
【０００６】
【開発を試みた技術的課題】
本発明は、以上のような背景からなされたものであって、モールド成形により体のラインに合わせて三次元凹型曲面で形成したクッション材に近い優れた体圧分散効果が得られるとともに、溝で区画された多数のブロック要素が座屈してしまうことのないような新規な体圧分散型クッション材の開発を試みたものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
すなわち請求項１記載の体圧分散型クッション材は、軟質の合成樹脂発泡体から成るクッション基材の表面に溝で区画されたブロック要素を多数形成したクッション材において、前記クッション基材は、等厚であり、その上面には、シート材が敷設され、このシート材に対し前記ブロック要素の平面状の頂部がその全面または周辺部において固着されてなり、また前記クッション基材における溝は、使用者の体のラインに合わせて深さが相違するものであり、クッション材に当接する体の当接方向の凸部が突き出た部分に対応する個所ほど深く形成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、ブロック要素の頂部がシート材により固定されているため、圧縮されたブロック要素が座屈して復元しないようなことがなくなる。またこの発明によれば、体の当接方向の凸部が突き出た個所に対応する個所ほど溝が深く、従ってブロック要素が柔軟で沈み込みやすくなっているため、あたかも体のラインに合わせて三次元凹型にモールド成形されたクッション基材のように、使用者の体にフィットするものであり、安定性がよく体圧分散がなされる。また逆に完全に三次元凹型にモールド成形されたものではなく、擬似的なものであるため使用者の体のラインの許容範囲も広い。
【０００８】
また請求項２記載の体圧分散型クッション材は、前記要件に加え、前記シート材は、低反発性の軟質の合成樹脂発泡体であることを特徴として成るものである。
この発明によれば、シート材によっても体圧の分散がいくらか行われるとともに、クッション基材表面の凹凸感が消され、感触がよい。
【０００９】
更にまた請求項３記載の体圧分散型クッション材は、前記要件に加え、前記ブロック要素の横断面積は、体の荷重が重くかかる個所ほど広く形成されていることを特徴として成るものである。
この発明によれば、体の荷重が重くかかる個所ほどブロック要素の横断面積が広く形成されているため、体圧分散がなされる。
【００１０】
更にまた請求項４記載の体圧分散型クッション材は、前記要件に加え、椅子の座面のクッション材または、マットレスのクッション材として適用されるものであることを特徴として成るものである。
この発明によれば、身体の荷重をそれぞれの部位で適切に支えるとともに椅子座面のよ うに身体の荷重が狭い面積に集中してかかる場合であっても、ブロック要素が座屈しないで体圧分散効果が維持されることの効果が高い。
【００１１】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の実施の形態に基づき説明する。図１中符号１で示すものが本発明の体圧分散型クッション材であり、一例として椅子Ｃの座面Ｃ１のクッション材として適用した実施の形態である。このものは、多数のブロック要素５が形成された軟質の合成樹脂発泡体から成るクッション基材２の上面に対しシート材６が貼着されて成る。そして本実施の形態ではこの体圧分散型クッション材１の上面を椅子シートＣ３によって覆っている。なおこのように体圧分散型クッション材１を椅子Ｃの座面Ｃ１内に収容する他、クッションカバーで被覆して単体提供することも可能である。また更に本発明の体圧分散型クッション材は、椅子Ｃの座面Ｃ１に適用する他、背もたれＣ２に適用してもよく、またその他、寝具用マットレスのクッション材等、体圧が分散されることが好まれるクッション材を要する物に広く適用することが可能である。
【００１２】
前記クッション基材２について説明すると、一例として反発性を有するウレタンフォームから成り、このクッション基材２の上面に対し多数本の溝Ｄで区画されたブロック要素５が形成されているものである。具体的には本実施の形態では、図３に示されるように、横溝３と縦溝４にて碁盤目状に溝Ｄで区画され、角柱状のブロック要素５が形成されている。そして溝Ｄの深さ及び溝Ｄの形成間隔（すなわちブロック要素５の横断面積）は着座した人の体圧が分散されるように体のラインに合わせて変更されている。すなわち前記溝Ｄは、使用者Ｍの体のラインに合わせて深さが相違するものであり、クッション材に当接する体の当接方向の凸部が突き出た個所ほど深く形成されている。また前記ブロック要素５の横断面積は、体の荷重が重くかかる個所ほど広く形成されている。なお溝Ｄの形成は、例えばフライス等によって切削することにより形成するものである。
【００１３】
具体的には縦溝４は、図３（ｂ）に示されるように両足の大腿部Ｍ２及び臀部Ｍ１が載置される個所を深く形成するものであり、左側から４ａ（３mm）、４ｂ（６mm）、４ｃ（１３mm）、４ｄ（２１mm）、４ｅ（２３mm）、４ｆ（２３mm）、４ｇ（２３mm）、４ｈ（２１mm）、４ｉ（１６mm）、４ｊ（１６mm）、４ｋ（２１mm）、４ｌ（２３mm）、４ｍ（２３mm）、４ｎ（２３mm）、４ｏ（２１mm）、４ｐ（１３mm）、４ｑ（６mm）、４ｒ（３mm）に深さが形成されている（それぞれカッコ内の数値が溝Ｄの深さを示す）。
また横溝３は、図３（ｃ）に示されるように臀部Ｍ１が載置される個所を深く形成するものであり、前方から３ａ（１８mm）、３ｂ（１７mm）、３ｃ（１７mm）、３ｄ（１６mm）、３ｅ（１６mm）、３ｆ（１５mm）、３ｇ（１３mm）、３ｈ（１３mm）、３ｉ（１６mm）、３ｊ（２１mm）、３ｋ（２３mm）、３ｌ（２３mm）、３ｍ（２１mm）、３ｎ（１６mm）、３ｏ（１０mm）、３ｐ（３mm）に深さが形成されている（それぞれカッコ内の数値が溝Ｄの深さを示す）。
【００１４】
またブロック要素５の横断面積は、両足の大腿部Ｍ２と臀部Ｍ１が載置される個所の面積は比較的広く設定され、その周辺個所の面積は狭く設定されている。そして更にその周辺の両足の大腿部Ｍ２と臀部Ｍ１が載置されることがほとんどない個所については、広い面積に設定されている。因みにブロック要素５は大きな横断面積であればバネ定数が大でいわゆる腰が強く、一方小さな横断面積に設定するほど、その個所のバネ定数は小で、いわゆる腰が弱くなる。具体的数値設定例を示すと、縦溝４により区画されるブロック要素５の横幅は、図３（ｂ）に示されるように左側からＰ１（３５mm）、Ｐ２（１０mm）、Ｐ３（１０mm）、Ｐ４（１５mm）、Ｐ５（１５mm）、Ｐ６（２０mm）、Ｐ７（２０mm）、Ｐ８（１５mm）、Ｐ９（１０mm）、Ｐ１０（１０mm）、Ｐ１１（１０mm）、Ｐ１２（１５mm）、Ｐ１３（２０mm）、Ｐ１４（２０mm）、Ｐ１５（１５mm）、Ｐ１６（１５mm）、Ｐ１７（１０mm）、Ｐ１８（１０mm）、Ｐ１９（３５mm）の間隔に設定されている（それぞれカッコ内の数値が横隔を示す）。
また横溝３により区画されるブロック要素５の奥行き方向の縦幅は、図３（ｃ）に示されるように前側からＰａ（１０mm）、Ｐｂ（１０mm）、Ｐｃ（１０mm）、Ｐｄ（１０mm）、Ｐｅ（１０mm）、Ｐｆ（１０mm）、Ｐｇ（１０mm）、Ｐｈ（１５mm）、Ｐｉ（１５mm）、Ｐｊ（１５mm）、Ｐｋ（２０mm）、Ｐｌ（２０mm）、Ｐｍ（２０mm）、Ｐｎ（１５mm）、Ｐｏ（１５mm）、Ｐｐ（１５mm）、Ｐｑ（１０mm）、Ｐｒ（１０５mm）の間隔に設定されている（それぞれカッコ内の数値が縦幅を示す）。
【００１５】
前記シート材６について説明する。一例としてシート材６は、上下面が平滑な低反発性の軟質の合成樹脂発泡体を用いるものであり、このようなものとして具体的には、低反発ウレタンフォームが適用可能である。低反発ウレタンフォームは粘弾性が大きいという特性を持っており、手等で押すとゆっくり沈み、離すとゆっくりと復元する。従ってこのシート材６自身も粘弾性によって体圧を分散して受け止める作用を幾分有している。なおシート材６としては、このような低反発性の軟質の合成樹脂発泡体を用いる他、厚さの薄い合成樹脂フィルムを適用することも可能である。
そして上述したような構成のシート材６が、前記クッション基材２の上部に敷設されるものであり、ブロック要素５の頂部５ａはシート材６の裏面に固定されている。なおこのブロック要素５の頂部５ａとシート材６との固定は、具体的には一例としてシート材６の底面一面に粘着剤を塗布してブロック要素５の頂部５ａに貼着するのが好ましいが、もちろんブロック要素５の頂部５ａ側に粘着剤をローラー等を用いて塗布したり、あるいはシート材６とブロック要素５の双方に粘着剤を塗布するようにしてもよい。また更にシート材６の底面一面またはブロック要素５の頂部５ａ全てに粘着剤を塗布する他、周辺部と中央部のみのように部分的に粘着剤をシート材６またはブロック要素５に塗布するようにしてもよい。もちろんこのブロック要素５の頂部５ａとシート材６の裏面との固定にあたっては、粘着状態を超えて接着剤による接着固定とするようにしてもよい。
【００１６】
本発明の体圧分散型クッション材は、以上のようにして成るものであり、以下この使用態様について説明する。
ｉ）体圧分散
まず椅子Ｃに座ると、クッション基材２が体のラインに合わせて溝Ｄの深さが相違されており、臀部Ｍ１及び大腿部Ｍ２の凸部の突き出たところは溝Ｄが深く、ブロック要素５が柔軟で沈み込みやすくなっているため、あたかも臀部Ｍ１及び大腿部Ｍ２の形状に合わせて三次元凹型にモールド成形されたクッション基材２のように、体圧分散型クッション材１は使用者Ｍの臀部Ｍ１及び大腿部Ｍ２にフィットするものであり、安定性がよく体圧分散がなされる（図５（ａ）（ｂ）参照）。またこれに加えブロック要素５の横断面積が、体の荷重が重くかかる個所ほど広く形成されていることも、体圧分散に寄与しているものである。更にこの横断面積の広いブロック要素５の周囲は、小さな横断面積のブロック要素５に形成され柔軟性を有しているため、体の外形ライン部分の皮膚の引きつれが生じにくい。また椅子Ｃに座った際にクッション基材２の上層は低反発ウレタンフォームのシート材６が設けられているため、着座時の感触もよく、このシート材６によっても体圧分散が成されている。
【００１７】
ii）非座屈性
またブロック要素５の頂部５ａがシート材６により固定されているため、使用者Ｍが図５に示すような椅子Ｃに座った状態から立ち上がった際に、ブロック要素５の頂部５ａが隣接するブロック要素５の周側面に当接してつかえることがない。従って臀部Ｍ１や大腿部Ｍ２により下方へ押圧され圧縮されたブロック要素５が、座屈したままとなることはほとんどなく、図４に示されるような状態に自立的な復元がすぐになされる。
【００１８】
なお以下に本発明の体圧分散型クッション材１と他のクッション材及びクッション材を使用しない場合との体圧分散に関する比較実験を表１及び図７に示す。
なおこの実験で体圧分布を測定するセンサとしては、ニッタ株式会社製のＢＩＧ−ＭＡＴを用い、これをクッション材の上方に敷設して計測を行ったもので、被験者としては、身長１７３ｃｍ、体重６３ｋｇ、３７歳、男性で行った。
【００１９】
【表１】

【００２０】
以下、実施例１及び比較例１〜４について説明すると、実施例１は本発明の体圧分散型クッション材１であり、前記図１〜５に記載したような構成をしているものであり、ウレタンフォーム（硬さ：約４００Ｎ、JIS K6400)から成るクッション基材２の上面に対し、碁盤目状の溝Ｄで区画されたブロック要素５が形成されているものであり、その上面に低反発性のウレタンフォーム（硬さ：約５０Ｎ、JIS K6400)から成るシート材６（厚さ１０ｍｍ）が敷設され、前記ブロック要素５の頂部５ａがこのシート材６の下面に対し固着されている。
【００２１】
次に比較例１について説明する。このものは、図６（ａ）に示すようにモールド成形により臀部Ｍ１と大腿部Ｍ２の形状に合うように三次元凹型曲面で形成されたクッション材１Ｂであり、材質としては反発性を有するウレタンフォーム（硬さ：約２００Ｎ、JIS K6400)を用いており、一般に市場に流通しているものである。
【００２２】
次に比較例２について説明する。このものは、材質としてはウレタンフォーム（硬さ：約４００Ｎ、JIS K6400)を用い、図６（ｂ）に示すように鞍型に形成されたクッション材１Ｃであり、一般に市場に流通しているものである。
【００２３】
次に比較例３について説明する。このものは、材質としてはウレタンフォーム（硬さ：約４００Ｎ、JIS K6400)を用い、図６（ｃ）に示すように波型に形成されたクッション材１Ｄであり、一般に市場に流通しているものである。
【００２４】
次に比較例４について説明する。このものは、クッション材を何も用いないで体圧分散測定を行った参考のための実験例である。
【００２５】
実験結果は表１及び図７に示す通りであり、体圧分散は比較例１が最も優れるが、製造コストの面でモールド成型となるため、初期投資が高くつき、種類も豊富には費用対効果の面で提供できない。また実施例１は、比較例１ほどではないが体圧分散に優れており、製造コストもそれほど高価とはならず、グラインダー等で溝Ｄを切削形成する手法を採れば加工が容易であり、種類も豊富に提供可能である。なお前記比較例１は、被験者が前述したような標準的な体型であれば体圧分散が効率よく行われるが、体型が大きく標準から外れるような者が使用した際には、体圧分散が効率よく行われず、特に三次元凹型に対し臀部Ｍ１及び大腿部Ｍ２が小さい場合には性能は極端に低下する。それに対して実施例１は、体型が大きく標準から外れるような者が使用した際にも性能が極端に低下するということはなく、ある程度の体圧分散効果を得られる。また比較例２は、体圧分散が前記実施例１や比較例１と比べて劣っており、製造コストとしては、実施例１と同程度である。また比較例３も、体圧分散が前記実施例１や比較例１と比べて劣っており、製造コストに関しては安価である。また当然ながらクッション材を用いていない比較例４は、体圧分散が他の実施例１及び比較例１〜３に比べて全くなされていない。
以上のことから、費用的な面も考慮に入れれば、実施例１が最もクッション材として優れていると言える。
【００２６】
【発明の効果】
請求項１記載の体圧分散型クッション材は、軟質の合成樹脂発泡体から成るクッション基材２の表面に溝Ｄで区画された多数のブロック要素５の頂部５ａがシート材６により固定されているため、圧縮されたブロック要素５が座屈して復元しないようなことがなくなる。更に請求項１記載の体圧分散型クッション材は、体の当接方向の凸部が突き出た個所に対応する個所ほど溝Ｄが深く、従ってブロック要素５が軟性で沈み込みやすくなっているため、あたかも体のラインに合わせて三次元凹型にモールド成形されたクッション基材１Ｂのように、体圧分散型クッション材１は使用者Ｍの体にフィットするものであり、安定性がよく体圧分散がなされる。また逆に完全に三次元凹型にモールド成形されたものではなく、擬似的なものであるため使用者Ｍの体のラインの許容範囲も広い。
【００２７】
また請求項２記載の体圧分散型クッション材は、シート材６は、低反発性の軟質の合成樹脂発泡体であるため、シート材６によっても体圧の分散がいくらか行われるとともに、クッション基材２表面の凹凸感が消され、感触がよい。
【００２８】
更にまた請求項３記載の体圧分散型クッション材は、体の荷重が重くかかる個所ほどブロック要素５の横断面積が広く形成されているため、体圧分散がなされる。
【００２９】
更にまた請求項４記載の体圧分散型クッション材は、身体の荷重をそれぞれの部位で適切に支えるとともに椅子座面のように身体の荷重が狭い面積に集中してかかる場合であっても、ブロック要素が座屈しないで体圧分散効果が維持されることの効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図１】 本発明の体圧分散型クッション材を椅子の座面に装着した状態を示す斜視図である。
【図２】 本発明の体圧分散型クッション材を示す正面斜め上方からの分解斜視図である。
【図３】 クッション基材を示す平面図、正面図並びに側面図である。
【図４】 本発明の体圧分散型クッション材を示す拡大側面図である。
【図５】 同上使用状態を示す側面図並びに正面図である。
【図６】 実施例１の効果を確かめるために使用した比較例１〜３を示す斜視図である。
【図７】 実施例１、比較例１〜４による体圧分散の様子を示す説明図である。
【図８】 従来の碁盤目状クッション材の問題点を示す説明図である。
【符号の説明】
１ 体圧分散型クッション材
１Ｂ〜１Ｄ クッション材
２ クッション基材
３ 横溝
３ａ〜３ｐ 横溝
４ 縦溝
４ａ〜４ｒ 縦溝
５ ブロック要素
５ａ 頂部
６ シート材
Ｃ 椅子
Ｃ１ 座面
Ｃ２ 背もたれ
Ｃ３ 椅子シート
Ｄ 溝
Ｍ 使用者
Ｍ１ 臀部
Ｍ２ 大腿部
Ｐ１〜Ｐ１９ 各ブロック要素の横幅
Ｐａ〜Ｐｒ 各ブロック要素の縦幅[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a cushion material that can be used for a chair, a mattress, and the like, and in particular, a body element of a user or the like is dispersed, and a block element that is buckled and adjacent to a block element formed on the surface of a cushion base material. In this structure, the top is prevented from being caught and restored, so that the body pressure dispersion effect by compression deformation can be obtained sufficiently stably.
[0002]
BACKGROUND OF THE INVENTION
Conventionally, there are various prior arts relating to various cushioning materials for receiving body pressure in a distributed manner and preventing ischemia caused by skin pulling and pressure ulcers to be developed in the future. Among these many prior arts, in the experiment conducted by the present applicant, for example, in the case of a cushion material for a chair, body pressure dispersion is performed by molding or the like as shown in FIG. 6 (a). The cushion material 1B formed of a synthetic resin foam such as a low resilience urethane foam formed with a three-dimensional concave curved surface so as to meet the requirements is obtained.
However, the cushioning material 1B by such molding has a problem that the initial investment cost for producing the mold is high. In addition, body pressure dispersion is performed efficiently with a standard body shape, but when used by a person whose body shape is large and deviating from the standard, body pressure dispersion is not performed efficiently, especially with respect to the three-dimensional concave shape. In the case where the body is small, the performance is extremely deteriorated. Further, when the body does not fit in the three-dimensional concave shape, the user is uncomfortable. In addition, from the viewpoint of cost effectiveness, it is not possible to provide so many types of sizes according to the user's body shape.
[0003]
As described above, in the cushioning material, by forming a large number of block elements 5 'by forming narrow grooves D' in a grid pattern or the like, a body pressure is distributed and received or the skin is pulled. There is also a prior art for preventing ischemia caused by the drift (see, for example, Patent Documents 1, 2, and 3).
However, the block element 5 'partitioned by such a large number of grooves D' remains buckled as shown in FIG. 8 (c) when subjected to body pressure as shown in FIG. 8 (b). There was a problem in that it was not restored, the buffer support by the originally intended compression deformation was not made, and the intended effect could not be obtained.
[0004]
The above-mentioned problems are caused by the inventor's experiments that this resilience is impaired when the top 5a 'of the block element 5' is held on the peripheral side surface of the adjacent block element 5 '. Therefore, it was inferred that the restoring property of the block element 5 'could always be obtained by preventing the top 5a' of the block element 5 'from being held on the peripheral side surface of the adjacent block element 5'. .
[0005]
[Patent Document 1]
Utility Model Registration No. 2560728 (first page, FIG. 1)
[Patent Document 2]
JP 55-108325 A (first page, FIGS. 1 to 5)
[Patent Document 3]
JP 2000-93263 A (FIGS. 1 to 5)
[0006]
[Technical issues for which development was attempted]
The present invention has been made from the background as described above, and has an excellent body pressure dispersion effect close to a cushion material formed with a three-dimensional concave curved surface in accordance with a body line by molding, and with a groove. This is an attempt to develop a new body pressure dispersion type cushioning material in which a large number of partitioned block elements do not buckle.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
That claim 1, wherein the pressure dispersion type cushioning material, in the cushioning material to form a large number of block elements partitioned by grooves in the surface of the cushion base made of soft synthetic resin foam, the cushion substrate, etc. the thickness, the upper surface of that, the sheet material is laid, is fixed becomes the planar top portion thereof entirely or peripheral portion of the blocking element relative to the sheet material, also the grooves in the cushion base material, The depth differs depending on the line of the user's body, and the feature is that the portion corresponding to the protruding portion in the contact direction of the body that contacts the cushion material is formed deeper. Is.
According to this invention, since the top part of the block element is fixed by the sheet material, the compressed block element is prevented from buckling and not being restored. Further , according to the present invention, the portion corresponding to the portion where the convex portion in the contact direction of the body protrudes is deeper, so that the block element is flexible and easily sinks. Like the cushion base material molded in the original concave mold, it fits the user's body and has good stability and dispersion of body pressure. On the contrary, it is not completely molded into a three-dimensional concave mold, but is a pseudo one, so that the allowable range of the user's body line is wide.
[0008]
In addition to the above requirements, the body pressure dispersion type cushion material according to claim 2 is characterized in that the sheet material is a soft synthetic resin foam having low resilience.
According to the present invention, some dispersion of the body pressure is also performed by the sheet material, the feeling of unevenness on the surface of the cushion base material is eliminated, and the touch is good.
[0009]
Furthermore, the body pressure dispersion type cushioning material according to claim 3 is characterized in that, in addition to the above requirements, the cross-sectional area of the block element is formed so as to be wider at a portion where the load of the body is heavy.
According to the present invention, since the cross-sectional area of the block element is formed wider as the body load is heavier, the body pressure is distributed.
[0010]
In addition to the above requirements, the body pressure dispersion type cushion material according to claim 4 is applied as a cushion material for a seat surface of a chair or a cushion material for a mattress .
According to the present invention, even when a good load urchin body of the chair seat with properly support the load of the body at each site according concentrated in a small area, the body pressure is block element is not buckled The effect of maintaining the dispersion effect is high.
[0011]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
The present invention will be described below based on the illustrated embodiments. What is shown by the code | symbol 1 in FIG. 1 is the body pressure dispersion type | mold cushioning material of this invention, and is an embodiment applied as a cushioning material of the seating surface C1 of the chair C as an example. This is formed by adhering a sheet material 6 to the upper surface of a cushion base material 2 made of a soft synthetic resin foam in which a large number of block elements 5 are formed. And in this Embodiment, the upper surface of this body pressure dispersion type | mold cushioning material 1 is covered with the chair seat C3. In addition to housing the body pressure dispersion type cushion material 1 in the seating surface C1 of the chair C as described above, it is also possible to provide a single body by covering with the cushion cover. Furthermore, the body pressure dispersion type cushioning material of the present invention may be applied to the backrest C2 in addition to the seating surface C1 of the chair C. In addition, body pressure is dispersed such as a cushioning material for a mattress for bedding. It is possible to apply widely to the thing which requires the cushioning material for which it is preferred.
[0012]
The cushion base material 2 will be described. As an example, the cushion base material 2 is made of urethane foam having resilience, and the block elements 5 defined by a plurality of grooves D are formed on the upper surface of the cushion base material 2. Specifically, in the present embodiment, as shown in FIG. 3, the horizontal grooves 3 and the vertical grooves 4 are partitioned by the grooves D in a grid pattern, and the prismatic block elements 5 are formed. And the depth of the groove | channel D and the formation space | interval (namely, cross-sectional area of the block element 5) of the groove | channel D are changed according to the body line so that the body pressure of the person who seated may be disperse | distributed. That is, the groove D has a different depth in accordance with the body line of the user M, and is formed deeper as the protruding portion in the abutting direction of the body abutting against the cushion material protrudes. Further, the cross-sectional area of the block element 5 is formed so as to increase as the body load is heavy. The groove D is formed by cutting with, for example, a milling cutter.
[0013]
Specifically, as shown in FIG. 3 (b), the longitudinal groove 4 is formed deeply at a place where the thigh M2 and the buttocks M1 of both legs are placed, and 4a (3mm), 4b from the left side. (6mm), 4c (13mm), 4d (21mm), 4e (23mm), 4f (23mm), 4g (23mm), 4h (21mm), 4i (16mm), 4j (16mm), 4k (21mm), 4l (23mm), 4m (23mm), 4n (23mm), 4o (21mm), 4p (13mm), 4q (6mm), and 4r (3mm) are formed in depth (each value in parentheses is groove D) The depth of).
Further, as shown in FIG. 3C, the lateral groove 3 deeply forms a portion where the flange portion M1 is placed, and 3a (18mm), 3b (17mm), 3c (17mm), 3d (from the front). 16mm), 3e (16mm), 3f (15mm), 3g (13mm), 3h (13mm), 3i (16mm), 3j (21mm), 3k (23mm), 3l (23mm), 3m (21mm), 3n ( 16 mm), 3o (10 mm), and 3p (3 mm), depths are formed (the numbers in parentheses indicate the depth of the grooves D).
[0014]
The cross-sectional area of the block element 5 is set such that the area where the thigh M2 and the buttocks M1 of both legs are placed is set relatively wide, and the area around the area is set narrow. Further, the area where the thigh M2 and the buttocks M1 of both legs around the foot are hardly placed is set to a large area. Incidentally, if the block element 5 has a large cross-sectional area, the spring constant is large and the so-called waist is strong. On the other hand, the smaller the cross-sectional area is, the smaller the spring constant is, and the so-called waist becomes weak. When a specific numerical setting example is shown, the horizontal width of the block element 5 partitioned by the vertical groove 4 is P1 (35 mm), P2 (10 mm), P3 (10 mm) from the left side as shown in FIG. P4 (15mm), P5 (15mm), P6 (20mm), P7 (20mm), P8 (15mm), P9 (10mm), P10 (10mm), P11 (10mm), P12 (15mm), P13 (20mm), The intervals are set to P14 (20 mm), P15 (15 mm), P16 (15 mm), P17 (10 mm), P18 (10 mm), and P19 (35 mm) (the numerical values in parentheses indicate the median).
Further, the vertical width of the block element 5 defined by the horizontal groove 3 in the depth direction is Pa (10 mm), Pb (10 mm), Pc (10 mm), Pd (10 mm) from the front side as shown in FIG. Pe (10 mm), Pf (10 mm), Pg (10 mm), Ph (15 mm), Pi (15 mm), Pj (15 mm), Pk (20 mm), Pl (20 mm), Pm (20 mm), Pn (15 mm), The intervals are set to Po (15 mm), Pp (15 mm), Pq (10 mm), and Pr (105 mm) (the numerical values in parentheses indicate the vertical width).
[0015]
The sheet material 6 will be described. As an example, the sheet material 6 uses a low-rebound soft synthetic resin foam whose upper and lower surfaces are smooth, and specifically, a low-resilience urethane foam can be applied. The low-resilience urethane foam has the characteristic of high viscoelasticity, and when it is pushed by hand, it will sink slowly, and when released, it will slowly recover. Accordingly, the sheet material 6 itself also has an effect of dispersing and receiving body pressure by viscoelasticity. As the sheet material 6, it is possible to use a synthetic resin film having a small thickness in addition to using such a soft resin foam having low resilience.
The sheet material 6 having the above-described configuration is laid on the upper portion of the cushion base material 2, and the top portion 5 a of the block element 5 is fixed to the back surface of the sheet material 6. For fixing the top 5a of the block element 5 and the sheet material 6, specifically, as an example, it is preferable to apply an adhesive to the entire bottom surface of the sheet material 6 and attach it to the top 5a of the block element 5. Of course, an adhesive may be applied to the top 5 a side of the block element 5 using a roller or the like, or an adhesive may be applied to both the sheet material 6 and the block element 5. Further, in addition to applying the adhesive to the entire bottom surface of the sheet material 6 or the top 5 a of the block element 5, the adhesive is partially applied to the sheet material 6 or the block element 5 like only the peripheral part and the central part. It may be. Of course, when fixing the top portion 5a of the block element 5 and the back surface of the sheet material 6, the adhesive state may be fixed by an adhesive beyond the adhesive state.
[0016]
The body pressure dispersion type cushion material of the present invention is constituted as described above, and this use mode will be described below.
i) Dispersion of body pressure When sitting on the chair C, the cushion base material 2 is different in depth of the groove D according to the body line, and the protruding portions of the buttocks M1 and thigh M2 protrude from the groove. Since D is deep and the block element 5 is flexible and easy to sink, body pressure is distributed as if the cushion base material 2 was molded into a three-dimensional concave shape in accordance with the shape of the buttocks M1 and thigh M2. The mold cushion material 1 fits the buttocks M1 and thigh M2 of the user M and has good stability and dispersion of body pressure (see FIGS. 5A and 5B). In addition to this, the fact that the cross-sectional area of the block element 5 is formed so as to be so wide that the body load is heavy also contributes to the dispersion of the body pressure. Further, since the periphery of the block element 5 having a large cross-sectional area is formed by the block element 5 having a small cross-sectional area and has flexibility, it is difficult for the skin of the outline line portion of the body to be pulled. Further, when sitting on the chair C, the upper layer of the cushion base material 2 is provided with a sheet material 6 of low-resilience urethane foam, so that the feeling at the time of sitting is good, and the body pressure is also dispersed by this sheet material 6. Yes.
[0017]
ii) Non-buckling Further, since the top portion 5a of the block element 5 is fixed by the sheet material 6, when the user M stands up from the state of sitting on the chair C as shown in FIG. The top portion 5a cannot be held in contact with the peripheral side surface of the adjacent block element 5. Therefore, the block element 5 pressed and compressed downward by the buttocks M1 and the thigh M2 hardly remains buckled, and can be immediately restored to the state shown in FIG. .
[0018]
Table 1 and FIG. 7 show comparative experiments regarding body pressure dispersion between the body pressure dispersion type cushion material 1 of the present invention and another cushion material and a case where no cushion material is used.
In addition, as a sensor for measuring the body pressure distribution in this experiment, BIG-MAT manufactured by Nitta Co., Ltd. was used and measured by laying it above the cushioning material. 63 kg, 37 years old, male.
[0019]
[Table 1]

[0020]
Hereinafter, Example 1 and Comparative Examples 1 to 4 will be described. Example 1 is a body pressure dispersion type cushioning material 1 of the present invention, which is configured as shown in FIGS. The block element 5 defined by a grid-like groove D is formed on the upper surface of the cushion base material 2 made of urethane foam (hardness: about 400 N, JIS K6400). A sheet material 6 (thickness: 10 mm) made of repulsive urethane foam (hardness: about 50 N, JIS K6400) is laid, and the top portion 5 a of the block element 5 is fixed to the lower surface of the sheet material 6.
[0021]
Next, Comparative Example 1 will be described. This is a cushion material 1B formed by a three-dimensional concave curved surface so as to fit the shape of the heel part M1 and the thigh part M2 by molding as shown in FIG. 6 (a), and has a resilience as a material. Urethane foam (hardness: about 200 N, JIS K6400) is used and is generally distributed in the market.
[0022]
Next, Comparative Example 2 will be described. This is a cushion material 1C which is made of urethane foam (hardness: about 400N, JIS K6400) as a material and is formed in a bowl shape as shown in FIG. 6 (b), and is generally distributed in the market. Is.
[0023]
Next, Comparative Example 3 will be described. This is a cushion material 1D formed of a corrugated shape as shown in FIG. 6 (c) using urethane foam (hardness: about 400N, JIS K6400) as a material, and is generally distributed in the market. Is.
[0024]
Next, Comparative Example 4 will be described. This is an experimental example for reference in which body pressure dispersion measurement was performed without using any cushion material.
[0025]
The experimental results are as shown in Table 1 and FIG. 7, and the dispersion of body pressure is the best in Comparative Example 1. However, since it is mold-molded in terms of manufacturing cost, the initial investment is expensive, and there are many types of cost-effective It cannot be provided in terms of effectiveness. In addition, although Example 1 is not as large as Comparative Example 1, it is excellent in dispersion of body pressure, the manufacturing cost is not so expensive, and if the technique of cutting the groove D with a grinder or the like is adopted, the processing is easy. A wide variety is also available. In Comparative Example 1, body pressure dispersion is efficiently performed if the subject has a standard body shape as described above. However, when used by a person whose body shape is largely out of the standard, the body pressure dispersion is This is not performed efficiently, and particularly when the buttocks M1 and the thigh M2 are small with respect to the three-dimensional concave shape, the performance is extremely lowered. On the other hand, the performance of Example 1 is not drastically reduced even when used by a person who has a large body shape and deviates from the standard, and a certain body pressure dispersion effect can be obtained. In Comparative Example 2, body pressure dispersion is inferior to that of Example 1 and Comparative Example 1, and the manufacturing cost is about the same as that of Example 1. In Comparative Example 3, body pressure dispersion is inferior to that of Example 1 and Comparative Example 1, and the manufacturing cost is low. Of course, in Comparative Example 4 in which no cushion material is used, body pressure dispersion is not made at all compared to other Examples 1 and Comparative Examples 1 to 3.
From the above, it can be said that Example 1 is most excellent as a cushioning material in consideration of cost.
[0026]
【The invention's effect】
In the body pressure dispersion type cushion material according to claim 1, the top portions 5a of a large number of block elements 5 defined by grooves D are fixed to the surface of the cushion base material 2 made of a soft synthetic resin foam by the sheet material 6. Therefore, the compressed block element 5 does not buckle and not recover. Furthermore, in the body pressure dispersion type cushion material according to claim 1, the groove D is deeper in the portion corresponding to the portion where the convex portion in the contact direction of the body protrudes, so that the block element 5 is soft and easy to sink. Like the cushion base material 1B molded in a three-dimensional concave shape to match the body line, the body pressure dispersion type cushioning material 1 fits the body of the user M and has good stability and body pressure. Distributed. On the contrary, since it is not completely molded into a three-dimensional concave mold and is pseudo, the allowable range of the body line of the user M is wide.
[0027]
Further, in the body pressure dispersion type cushioning material according to claim 2, since the sheet material 6 is a soft synthetic resin foam having low resilience, the body pressure is somewhat dispersed also by the sheet material 6, and the cushion base The feeling of unevenness on the surface of the material 2 is eliminated, and the feel is good.
[0028]
Furthermore, the body pressure dispersion type cushioning material according to claim 3 is such that the cross-sectional area of the block element 5 is formed so as to be larger where the body load is heavier, so that the body pressure is dispersed.
[0029]
Furthermore, the body pressure dispersion type cushion material according to claim 4 is a case where the body load is appropriately supported at each part and the body load is concentrated on a small area such as a chair seat surface . The effect of maintaining the body pressure dispersion effect without buckling the block element is high.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing a state in which a body pressure dispersion type cushion material of the present invention is mounted on a seat surface of a chair.
FIG. 2 is an exploded perspective view of the body pressure dispersion type cushion material of the present invention from the front obliquely upper side.
FIG. 3 is a plan view, a front view, and a side view showing a cushion base material.
FIG. 4 is an enlarged side view showing a body pressure dispersion type cushion material of the present invention.
FIG. 5 is a side view and a front view showing the use state of the above.
6 is a perspective view showing Comparative Examples 1 to 3 used for confirming the effect of Example 1. FIG.
7 is an explanatory diagram showing a state of body pressure dispersion according to Example 1 and Comparative Examples 1 to 4. FIG.
FIG. 8 is an explanatory view showing a problem of a conventional grid-like cushion material.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 Body pressure dispersion type cushion material 1B-1D Cushion material 2 Cushion base material 3 Horizontal groove 3a-3p Horizontal groove 4 Vertical groove 4a-4r Vertical groove 5 Block element 5a Top part 6 Seat material C Chair C1 Seat surface C2 Backrest C3 Chair seat D Groove M user M1 buttocks M2 thigh P1 to P19 width of each block element Pa to Pr length of each block element

Claims (4)

軟質の合成樹脂発泡体から成るクッション基材の表面に溝で区画されたブロック要素を多数形成したクッション材において、前記クッション基材は、等厚であり、その上面には、シート材が敷設され、このシート材に対し前記ブロック要素の平面状の頂部がその全面または周辺部において固着されてなり、また前記クッション基材における溝は、使用者の体のラインに合わせて深さが相違するものであり、クッション材に当接する体の当接方向の凸部が突き出た部分に対応する個所ほど深く形成されていることを特徴とする体圧分散型クッション材。In the cushion material formed a number of partitioned blocks element groove on the surface of the cushion base made of soft synthetic resin foam, the cushion base is equal thickness, the upper surface of that sheet material is laid The flat top portion of the block element is fixed to the sheet material on the entire surface or the periphery thereof, and the groove in the cushion base material has a different depth according to the line of the user's body. A body pressure dispersion type cushioning material, characterized in that the portion corresponding to the protruding portion in the abutting direction of the body abutting against the cushioning material is formed deeper . 前記シート材は、低反発性の軟質の合成樹脂発泡体であることを特徴とする請求項１記載の体圧分散型クッション材。  2. The body pressure dispersion type cushion material according to claim 1, wherein the sheet material is a soft synthetic resin foam having low resilience. 前記ブロック要素の横断面積は、体の荷重が重くかかる個所ほど広く形成されていることを特徴とする請求項１または２記載の体圧分散型クッション材。The body pressure dispersion type cushioning material according to claim 1 or 2, wherein a cross-sectional area of the block element is formed so as to be wider at a place where a body load is heavy. 椅子の座面のクッション材または、マットレスのクッション材として適用されるものであることを特徴とする請求項１、２または３記載の体圧分散型クッション材。Cushion seating surface of a chair or, according to claim 1, 2 or 3 wherein the pressure dispersion type cushioning material, wherein the embodiment is applied as a cushioning material for mattress.

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