JP4220511B2 - 情報配信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、マルチメディアサービスを提供する通信システムに関する。
小型・携帯型の電子機器の普及にともなって、それらの機器を利用した様々なサービスが提供されている。これまで提供されてきたサービスとしては電子出版、スケジュール管理、データ管理等がある。また、これらの小型・携帯の電子機器(端末と呼ぶ)には無線通信機能が付加されたり、LSI技術等の進歩に伴う処理能力のめざましい向上等から、動画像、静止画像、音声等の取り扱いも可能となり、CD−ROM等の記録媒体の他に、IOD(Information On Demand)、VOD(Video On Demand)等の通信を介するマルチメディアサービスを提供することも可能になりつつある。
このようなマルチメディアサービスの提供が可能な端末は、一般に、マルチメディア端末装置と呼ばれ、優れた処理能力を有し、小型・携帯型であることから、様々なサービスを提供する媒体としてその将来が期待されている。
ところで、料理、ゴルフ、テニス、水泳、編み物、魚釣り、囲碁、将棋等の仕方や上達方法を知りたいと考えているユーザは多数存在すると予想できる。このことは、それらの仕方や上達方法を提供するテレビ、ラジオ番組が盛んに放映されていることや、書店、ビデオショップ等でそれらに関する多数の書籍やビデオテープが販売、レンタルされていることからも容易に推察できる。しかしながら、テレビ、ラジオ番組による提供は、番組製作者からユーザへの一方通行型の提供であるため、ユーザ各自の疑問点に答えることはできず、また、放映時間の関係上、短縮または省略して放映される部分が決して少なくはない。また、書籍やビデオテープによる提供も一方通行型の提供であると共に、様々な問題点があり、わかりやすく解説することはできない。
複数の処理を並行して行なうことの多い料理を例にとり、その問題点を説明する。例えば、スパゲティーを作る場合、(1)スパゲティーをゆでる作業と(2)ソースを作る作業の双方を並行して行なわなければならない。しかもそれらの作業は同時に終了し、できたてのスパゲティーとソースを絡めて作りあげなければ、おいしいスパゲティーはできない。しかしながら、
A:(1)と(2)の作業の所要時間はそれぞれ異なるし、
B:(1)の作業にばかり注意を払っていると、(2)が疎かになりソースを焦がしてしまう。
書籍やビデオテープでは、A、Bの問題点を考慮して料理方法を解説することはできない。ビデオテープを用いると、一見可能のようにも思えるが、画像情報と調理時間を表示する文字情報を、独立に時間管理して出力していないため、テープを巻き戻したりすると、表示される時間情報は全く無意味なものとなってしまう。同様に、ソースを焦がさないように注意するための音声等も時間管理して出力しているのではなく、単に画像と連動して出力しているだけなので、テープを巻き戻したりすると適切なアドバイスはできなくなる。
さらに、複数の料理を作ろうとする場合、書籍、ビデオテープによる解説では、ますます不十分となる。なぜなら、複数の料理は可能な限り同時に作りあげることが理想であるのに、書籍やビデオテープは複数の料理を同時に作ることを考慮して解説することはできないからである。
このように、小型で携帯可能なマルチメディア端末装置の普及を図るためには、ユーザの様々なニーズに応じる必要がある。
その1つが前述したように、ユーザにとって快適で、より利便性のよいマルチメディアサービスの提供である。
前述したようなマルチメディアサービスをわかり易く提供するためには、必要に応じて、画像情報、文字情報(時間情報を含む)、音声情報等の種々の出力装置と時間計測装置(タイマ)をそれぞれ独立に動作させたり、または、それらの装置の一部あるいは全部を協調動作させたりするための管理制御機能が必要不可欠であるにも関わらず、テレビ、ラジオ、書籍、ビデオテープはもちろんのこと、従来のマルチメディア端末装置にも、そのような管理制御機能は具備されていなかった。従ってユーザに適切な方法、手順、アドバイスを提供するサービスはできないという問題があった。
また、第2に、携帯可能なマルチメディア端末装置には、限られた電力を効率よく使う必要があるため、電力消費量の低減化対策は不可欠である。ところが、マルチメディア端末の表示装置(ディスプレイ)については、適当な省電力化対策がなされていない。例えば、ユーザが、それを使用するしないに関わらず電源が常にオンになっている場合がほとんどである。一部、一定時間端末の使用が認められない場合に限り、ディスプレイの電源をオフにするスクリーンセイバーと呼ばれる機能を持つものがある。しかしながら、このスクリーンセイバーと呼ばれる機能も画面全体に対して行なわれるものであった。
このように、画面全体を使用せず、画面のほんの一部を利用している場合においても、使用されていない部分も含めて全体を電源オンとしなければならず電力消費量が必要以上に大きくなるという問題がある。
第3に、マルチメディア端末装置を利用するユーザにとって経済的に負担となるものであってはならない。すなわち、特に、ネットワークを介してマルチメディアサービスの提供に必要な大容量のメディア情報を受信する場合には、マルチメディア端末装置の限られた資源(電力量、記憶容量等)を考慮しながら、ネットワークの通信資源を効率よく利用する必要がある。
そこで、本発明は、マルチメディアサービスを通信にて提供する際に、ネットワークの通信資源と、マルチメディア端末装置の限られた資源(電力、記憶容量等)を効率よく利用できる通信システムを提供することを目的とする。
(1)端末装置と、複数の情報からなる情報群を当該端末装置へ配信するサーバから構成される通信システムにおいて、
前記サーバが、前記情報群を連続して配信する第1の方法と、前記情報群を断続的に配信する第2の方法のうち、前記情報群を用いた前記端末装置へのサービス時間が所定の時間以下のとき、前記第1の方法を選択し、前記サービス時間が前記所定の時間を超えるとき、前記第2の方法を選択し、
(a)前記第1の方法が選択された場合には、前記サーバから前記端末装置へ前記情報群を連続して送信し、(b)前記第2の方法が選択された場合には、前記サーバから前記端末装置へ、前記情報群のうちの最初の情報を送信した後、残りの各情報は、その送信の度に前記端末装置に再接続して当該情報を送信する。
(2)端末装置と、複数の情報からなる情報群を当該端末装置へ配信するサーバから構成される通信システムにおいて、
前記サーバが前記端末装置へ、前記情報群を用いた前記端末装置へのサービス時間を通知し、
前記端末装置が、前記情報群を連続して配信する第1の方法と、前記情報群を断続的に配信する第2の方法のうち、前記サービス時間が所定の時間以下のとき、前記第1の方法を選択し、前記サービス時間が前記所定の時間を超えるとき、前記第2の方法を選択し、
前記端末装置が前記サーバへ、前記第2のステップで選択した方法を通知し、
(a)前記第1の方法が選択された場合には、前記サーバから前記端末装置へ前記情報群を連続して送信し、(b)前記第2の方法が選択された場合には、前記サーバから前記端末装置へ、前記情報群のうちの最初の情報を送信した後、残りの各情報は、その送信の度に前記端末装置に再接続して当該情報を送信する。
マルチメディアサービスを通信にて提供する際に、ネットワークの通信資源と、端末装置の限られた資源(電力、記憶容量等)を効率よく利用できる通信システムを提供できる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
なお、ここで、マルチメディア端末装置とは、CD−ROM等の記録媒体や、IOD、VOD等の通信を介してマルチメディアサービスを提供するための、コードデータ(数値や文字)、イメージデータ(静止画や動画)、音声データ等の様々なメディア情報を処理するものである。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係るマルチメディア端末装置の構成例を概略的に示したものである。
図1において、マルチメディア端末装置(以下、簡単に端末と呼ぶ)1は、情報処理部2、画像情報を出力するための画像情報出力部3、音情報を出力するための音情報出力部4、時間情報を出力するための時間情報出力部5、時間を計測するためのタイマ6a、6b、ディスプレイ10、スピーカ11、これら全体の制御を司る管理制御部7から構成される。
ここでは、タイマ6a、6bを2個具備した端末1の例を示したが、この場合に限らず、処理対象のマルチメディアサービスに応じて、1または複数のタイマを適宜用いるようにしてもよい。
管理制御部7における制御機能の1つは、情報処理部2、画像情報出力部3、音情報出力部4、時間情報出力部5、タイマ6a、6bを協調制御することである。
ここで、協調制御とは、ユーザにとって利便性のよいように、画像情報、文字情報、音声情報等のメディア情報を時間的に同期して出力するとともに、ユーザ側の都合により、これらの出力タイミングがずれる場合には、この時間的なずれに応じて、メディア情報の全部あるいは一部の出力タイミングの調整を行う制御のことをいう。また、出力タイミングの調整のためのタイマ制御も協調制御に含む。
画像情報出力部3で出力される絵、文字等は、端末1に具備されたディスプレイ10(図2参照)に表示される。
音情報出力部4で出力された音情報は、端末1に具備されたスピーカ11(図2参照)を介して出力される。
なお、図1では、画像情報出力部3、音情報出力部4、時間情報出力部5をそれぞれ分けて図示したが、時間情報を画像で報知する場合は、必ずしも画像情報出力部3と時間情報出力部5を分ける必要はない。時間情報を音により報知する場合も同様である。
次に、このような構成のマルチメディア端末1により、マルチメディアサービスを提供する際の動作(主に、上記各部の協調制御動作)を説明する。
ここでは、マルチメディアサービスの具体例として、見ながら作る料理ガイド(例えば、スパゲティーペペロンチーニ)を例にとり説明する。
料理ガイドのための情報は、予めCD−ROM等の記録媒体に記録されたものを情報処理部2で読取り、所定の情報処理を行うとともに、協調制御のために必要な情報を適宜管理制御部7に送る。
管理制御部7は、情報処理部2から送られてくる情報を基に、上記各出力部から各メディア情報が協調して出力されるよう制御を行う。
なお、端末1への情報提供方法に関しては、どのような方法を用いても構わない。
まず、ユーザは料理の分量や、味の嗜好等を、例えば、情報処理部2に具備されるユーザインタフェースを介して端末1に入力し、初期設定を行なう(以下、標準的なペペロンチーニの4人分について)。
管理制御部7は、画像情報出力部3、音情報出力部4を制御し、図2に示すように、パスタ400g、にんにく8カケ、とうがらし8本、オリーブオイル60cc、塩・こしょう適量、3〜4リットル位の鍋と30cmクラスのフライパンを用意するよう、絵、文字、音で指示する。この時、絵、文字、音は、互いに協調して表示される。
なお、以下同様に各種指示は、画像情報出力部3を介して絵および文字、音情報出力部4を介しての音等により表示されるものとする。
次に、パスタの太さや材料、調理器具の変更等の有無を、絵、文字、音等を介して尋ねる。ユーザは、パスタの太さを入力すると共に、材料や、調理器具の変更があれば、それを入力する。例えば、にんにくが苦手であれば、にんにくの分量を減らすことを端末に入力したり、3〜4リットル位の鍋が用意できない場合は、ユーザが用意できる鍋のサイズを入力する。
情報処理部2は、材料・調理器具の変化による、料理の手順・時間等の変更の有無を確認し、変更がある場合は、適宜、それに応じた料理方法をCD−ROMの記録内容に基づきガイドする。なぜなら、鍋のサイズの変更であっても、水を沸騰させるのに必要な時間が変わるため、他の調理手順が変更する可能性が生じるからである。
水を鍋に入れ、強火の火に掛けるよう指示する。このとき、時間との協調制御が必要であるので、情報処理部2は、水が沸騰するまでの時間を算出し、それを管理制御部7に通知して、タイマ6aが起動される。
にんにくをむいて、包丁の腹で潰すよう指示する(にんにくの潰し方も動画表示)。
タイマ6aの値から水が沸騰したことが判断できると、管理制御部7の制御のもと、各出力部を介して、水が沸騰したら塩をスプーン一杯いれて、パスタを入れるよう指示する(パスタを入れる時は、パスタの束をひねって湯の中に入れると、ゆでている間にパスタがひっつくことはない。これも動画像で表示)。
ユーザがパスタを鍋に入れたことを入力すると、管理制御部7により、同様に、パスタのゆで時間に合わせてタイマ6aを再起動する。パスタのゆで時間は特に重要なので、時間情報出力部5を用いて時間経過を常時表示する。
情報処理部2は、パスタの湯で上がり予定時刻から、フライパンを火に掛ける時間を逆算する。ちょうど良い時間になったら、フライパンを弱火の火に掛けるよう指示する。フライパンが熱くなった頃、オリープオイルを全量入れるように指示する。オリーブオイルがさらっとした感じになったら、潰したにんにくを入れるよう指示する(さらっとした感じを動画表示)。また、にんにくを入れた後で、別のタイマ6bを起動する。
タイマ6bの経過時間を基に、にんにくが泡を出す頃、とうがらし8本入れるように指示する(にんにくが泡を出す様子を表示)。
にんにく、とうがらしがほんのり焦げ色がつくまで炒めるよう指示する(ほんのり焦げ色の様子を表示)。
また、タイマ6aの経過時間を参考にして、時々、パスタがくっつかないよう、かき混ぜる指示を出したり、にんにく、とうがらしが焦げないように注意するように指示する。
ユーザからの要求があれば、何度でも、にんにく、とうがらしのほんのり焦げ色の様子を表示する。この場合、時間情報出力部5は、画像情報出力部3や、音情報出力部4とは独立して動作する。つまり、同じ画面を繰り返し表示する場合であっても、時間情報出力部5は、それとは独立してタイマ6aの経過時間を表示する(図3参照)。この動作は、次の場合に有効である。例えば、にんにくを炒めるのに失敗し、再度炒めなおす場合に起動される画像情報出力部3は、パスタをゆでる時間を管理するために起動された時間情報出力部5は独立して動作する必要があるからである。また、このような再起動に伴って、次の調理の時間を遅らせる必要が生じることもある。例えば、なかなかオリーブオイルをさらっとした感じにできない場合、にんにくを炒め始める時間は遅らさなければならない。管理制御部7は、タイマーを利用して対応する。
次に、皿を4枚用意し、また、皿を温めるように指示する。
パスタを入れる指示を出した8分後(管理制御部7がタイマ6aの値を基に判断する)に、パスタのゆで具合のチェックをする指示を出す。例えば、箸でパスタをつまんで、そのたわみ具合で湯で加減がわかる旨を、湯で上がり時のたわみ具合とともに動画像表示する。ユーザはその動画を基に、パスタの湯で上がり状態を入力する。
湯で上がったパスタを、にんにく、とうがらし、オリーブオイルの入ったフライパンの中にすぐ入れるように指示する。
さらに、お玉に2杯(300cc)のパスタの湯で汁をフライパンの中に入れるように指示する。
塩小匙半分とこしょうをふり、パスタにオリーブオイルを手早く絡めるように指示する。また、すぐに火をとめて皿に盛りつけるように指示する。
以上、説明したように、上記第1の実施形態では、情報処理部2で記録媒体から読み取られた画像、コード(文字)、音声等のメディア情報をそれぞれ画像情報出力部3、音情報出力部4を介して出力する際に、必要に応じて、管理制御部7において、これら全てあるいは1部と時間計測を行うタイマ6a、6bとの協調制御を行うことにより、ユーザにとって快適で、より利便性のよいマルチメディアサービスの提供が可能となる。
(第2の実施形態)
前述の第1の実施形態では、マルチメディア端末装置が記録媒体に記録されたマルチメディア情報を再生してマルチメディアサービスを提供する場合について説明したが、ここでは、マルチメディア端末装置が所定のネットワークを介して通信を行うことにより、マルチメディアサービスを提供する場合について説明する。
図4は、第2の実施形態に係るマルチメディア端末装置の使用形態の一例を示したもので、ここでは、マルチメディア端末装置1が無線通信を行う場合の通信システムを示している。そのために、マルチメディア端末装置(以下、簡単に端末と呼ぶ)1には、図5に示すように、さらに、所定の無線基地局との間で無線信号を送受信するための送受信部501およびアンテナ502を具備している。その他の部分は、図1と同様である。
図4において、ネットワーク100には、複数(例えば、図4では2つ)の無線基地局200、サーバ300が接続され、互いに通信可能なようになっている。
各無線基地局200は、その無線基地局200が形成するサービスエリア400内に属する端末1からの発呼、あるいは、他の無線端末等から端末1への着呼に応じて、ネットワーク100に接続されている制御用データベース(図示せず)による呼設定制御のもと、端末1に上下双方向の無線チャンネルを提供し、端末1をネットワーク100に接続するようになっている。
無線基地局200から提供された無線チャンネルを介してネットワーク100に接続された端末1は、同じくネットワーク100に接続されたサーバ300、あるいは他の無線端末等と通信を行うようになっている。
サーバ300は、ネットワーク100、無線基地局200を介して互いに通信可能なように接続された端末1、その他の無線端末等の要求に応じて、その所望のマルチメディア情報(音声、画像、データ等)を提供するものである。
このような使用形態のもと、ユーザは、端末1を用いることにより、例えば、必要とする料理手順に関する情報を無線基地局200を介して、ネットワーク100上に接続されたサーバー300から受けとることが可能となる。
例えば、実際に台所で調理する場合は、端末1を台所に持っていき端末1に具備されたディスプレイを見ながら調理する。そして、材料を寝かせる等、ユーザが台所にいる必要がなく、単に時間管理だけが必要な場合は、ユーザは端末1を居間等に持っていけばよい。端末1は必要な時に、時間情報を音等で報知してくれるので、ユーザは安心して、仕事や趣味等に没頭できる。もちろん、端末1を用いて、ゲーム等をして楽しんでいても良い。
端末1は材料を寝かし終える頃には、音や画像にてそのことをユーザに通知してくれる。これも、管理制御部7の機能である。また、材料等の変更にともなう料理手順の変更が、端末1の情報処理部2ではなく、サーバー300が行なうようにできる。従って、端末1に高機能な情報処理部2を持たせる必要がなくなり、端末の低価格化が可能となる。特に、複数の料理を同時に作る場合の手順を提供する場合に、複雑な情報処理を端末1内の情報処理部2ではなく、サーバー300を利用でき、効果的である。
また、端末1から送信される情報は、料理を選ぶための信号や、材料・調理器具の変更等小容量の情報に対し、端末1が受信する信号は、動画像情報等の大容量の情報である。従って、無線回線としては、特願平H07−176791号記載の上りチャネル(端末1から無線基地局200)と下りチャネル(無線基地局200から端末1)の伝送速度の異なる無線回路が特に適している。
端末1の動作は、第1の実施形態の説明(料理ガイド等に基づく動作の説明)と同様であるため、重複説明を省略する。
ところで、端末1を用いて、上述したような無線通信を介してマルチメディアサービスを受ける場合、端末1は大容量の情報を受信しなければならない。
端末1に十分な容量を持つ記憶装置を具備していれば、大容量の情報を、一括して受信することができる。この場合、端末1は第1の実施形態に示したようにサービスを提供する。
一方、端末1が十分な記憶装置を具備していない場合、サーバ300は無線基地局200を介して、必要な情報を分割して端末1に配送することになる。例えば、材料と下ごしらえに必要な処理手順を最初に配送し、下ごしらえが終りそうな時間に、次の処理の手順を配送する。
しかしながら、この場合、無線資源の有効活用とサービス価格が問題となる。例えば、上述したスパゲティーペペロンチーニを調理するには、少なくとも10分以上の時間が必要となる。また、シチュー等の煮込み料理であれば、何時間もの調理時間が必要になる。仮に、調理している間ずっと、端末1と無線基地局200間の通信回線を張っていると、近年低料金化が進んできているとはいえ、必要な通信料金は決して安いとはいえない。また、その間、常に情報を配送しているとは限らないので、周波数の有効利用、端末の低消費電力化の点から好ましくない。
従って、サービス提供中に継続して通信回線を張ることは、制御が容易であるという利点があるものの、通信料金が無視できる程安価で、かつ、無線資源が十分にあるとみなせる場合でしか、ユーザとサービス提供者の双方にとって有効な方法でない。もちろん、サービス提供時間が非常に短い場合は、通信料金も安く、無線資源も十分にあるとみなせるため、その制御が容易というメリットから、通信回線を張り続けることは効果的となる。
(第3の実施形態)
次に、マルチメディア端末装置(以下、簡単に端末と呼ぶ)1と無線基地局200間の通信回線を必要な時のみ張る場合について説明する。ここでは、特に、図6に示す構成の無線通信システム(特願平H07−176791号記載)についてのみ述べるが、本発明はこのシステムに限定するものではない。
図6は、第3の実施形態に係るマルチメディア端末装置の使用形態の一例を示したものである。
図6において、ネットワーク100には、少なくとも1つの狭帯域無線基地局210、広帯域無線基地局220、サーバ300が接続され、互いに通信可能なようになっている。
狭帯域無線基地局210は、そのサービスエリア211内の端末1との間で上下双方向の狭帯域無線チャンネルを介して無線信号の送受信を行うようになっている。
広帯域無線基地局220は、そのサービスエリア221内の端末1に対し下り広帯域無線チャンネルを介し無線信号の送信を行うようになっている。
端末1は、図7に示すように、さらに、狭帯域無線チャンネルを介して狭帯域無線基地局210との間で無線信号の送受信を行うための狭帯域送受信部510、アンテナ511、広帯域無線チャンネルを介して広帯域無線基地局からの無線信号を受信するための広帯域受信部512、アンテナ513を具備している。その他の部分は、図1と同様である。
各無線基地局210、220は、端末1からの発呼、あるいは、他の無線端末等から端末1への着呼に応じて、ネットワーク100に接続されている制御用データベース(図示せず)による呼設定制御のもと、端末1に非対称の上下無線チャンネルを提供し、端末1をネットワーク100に接続するようになっている。
無線基地局210、220から提供された無線チャンネルを介してネットワーク100に接続された端末1は、同じくネットワーク100に接続されたサーバ300、他の無線端末等と通信を行うようになっている。
サーバ300は、ネットワーク100、無線基地局210、220を介して互いに通信可能なように接続された端末1等の要求に応じて、その所望のマルチメディア情報(音声、画像、データ等)を提供するものである。サーバ300から提供される情報は、比較的大容量のものが多く、広帯域無線チャンネルを介して端末1に送信される。
なお、広帯域無線チャンネルは、狭帯域無線チャンネルより帯域幅の広い、高速な無線チャンネルである。
このような使用形態のもと、ユーザは、端末1を用いることにより、例えば、必要とする料理手順に関する情報を、主に、広帯域無線基地局220を介して、ネットワーク100上に接続されたサーバー300から受けとることが可能となる。
次に、端末1の動作について、マルチメディアサービスの一例として、前述同様に、見ながら作る料理ガイドの提供の場合を例にとり説明する。
特に、ここでは、端末1と狭帯域無線基地局210との間の通信は、RCR STD28(PHS:Personal Handy−phone System)を想定する。
料理ガイドに必要な大容量の情報は、高速伝送可能な広帯域無線基地局220を介して端末1に配送され、狭帯域な無線チャネル(PHS)は、広帯域無線チャネルによる情報伝送を制御するためのチャネルとして用いる。具体的には、広帯域無線基地局220を介した情報伝送を行なう時のみ、PHSを使って、端末1に広帯域無線チャネルを割り当てる(「無線通信システムとその伝送制御手順」(特願平8−9531号記載)ならびに「無線通信システムおよびその電源制御方法」(特願平H7−235845号記載)参照)。
これにより、通常、狭帯域無線チャネルより、高価で消費電力の大きい広帯域無線チャネルの無駄な使用を無くすことができる。しかしながら、比較的安価とはいえ、PHS回線を長時間使用することは、好ましい方法ではない。
そこで、PHS回線もバースト的に使用する方法について述べる。PHSをバースト的に使用する方法として、回線交換として用いる方法とパケット交換的に用いる方法の2通り可能であるが、ここでは、特に回線交換として用いる方法についてのみ説明する。
回線をバースト的に用いるか否かの選択を、サーバ300もしくは広帯域無線基地局220が決定する場合と、ユーザが決定する場合がある。
サーバ300もしくは広帯域無線基地局220が決定する場合は、配送する情報量や端末1に提供するサービスのサービス時間等に応じて決定する。例えば、端末1はサービスを受ける際の初期設定として、該端末1の持つ記憶装置の使用可能な記憶容量をサーバ300、もしくは、広帯域無線基地局220に通知する。サーバ300もしくは広帯域無線基地局220は通知された記憶容量が、サービスを提供するに十分な記憶容量以上であれば、情報を一度に配送する。
また、サーバ300もしくは広帯域無線基地局220は、提供するサービスのサービス時間を調べ、サービス時間がある所定の時間以下であれば、PHS回線を連続的に使用することを決定し、また、サービス時間がある所定の時間以上であれば、PHS回線を断続的に使用することを決定する。
すなわち、例えば、ハムエッグの調理方法等、調理時間が数分な料理については、連続的にPHS回線を張り続け、シチュー等の、調理時間が数時間におよぶ料理については、断続的にPHS回線を張る。また、もちろん、配送する情報量とサービス時間の双方を組み合わせた決定方法でも良いし、配送する情報量とサービス時間の内、少なくとも一方を含めた決定方法でも構わない。但し、このようにサーバ300もしくは広帯域無線基地局220が回線使用方法を決定した場合であっても、この選択結果をユーザが了承するかの確認をとることとし、また、端末1は、そのような確認を行なうためのユーザインターフェイスを具備している。
一方、PHS回線をバースト的に使用するか否かの選択をユーザが行なう場合、サーバ300もしくは広帯域無線基地局220は、初期設定情報として配送する情報量とサービス時間のうち、少なくともいづれか一方を端末1に通知し、ユーザは通知された情報と端末1が具備する記憶装置の使用可能な記憶容量と端末1のバッテリー残量の内、少なくともいづれか一つを基に、PHS回線の使用方法を決定する。そのために端末1は、無線チャネルの接続方法を選択するためのユーザインターフェイスを備えている。
回線使用方法として、連続的にPHS回線を張り、残り全ての情報を一括して受信する場合のサービス提供方法は前述した通りなので、以下では、断続的にPHS回線を張り、残りの情報を分割して受信する場合のサービス提供方法を述べる。特に、断続的なサービス提供に不可欠なPHS回線の再接続について述べる。この場合の再接続方法は大別して以下の2通りある。(A)端末1から、再接続手続きをとる場合、(B)サーバ300もしくは狭帯域無線基地局210から再接続手続きをとる場合、である。
まず(A)の場合について述べる。例えば、料理に必要な材料に関する情報を配送した後に、広帯域無線チャネルと狭帯域無線チャネルの回線を切断する。
端末1でこの配送された情報を広帯域無線チャンネル、広帯域受信部512を介して受信して、管理制御部7の協調制御のもと、前述同様に、例えば、図8に示すように、絵、文字等をディスプレイ10に表示するとともに、音情報があれば、スピーカ11を介して出力する。
ユーザは、これをもとに、指定された材料を用意する。そして、ユーザは材料を用意した後に、次の指示を要求する(図8に示すように、例えば「調理方法」のボタンを押下する)。これを検知した端末1の情報処理部2では、管理制御部7の制御のもと、狭帯域送受信部510を介して、狭帯域の無線チャネルの割り当て要求をネットワーク100に送信し、チャネル割当を受けた後、広帯域の無線チャネルの割り当てを受け、広帯域の無線チャネルを介して、必要な情報を受信する。この時送信される情報は、次の指示に関する情報である。従って、これらの情報には、サービスを識別するための識別番号がついており、端末1からの指示要求には、そのサービス識別番号が付加されている。サーバ300もしくは広帯域無線基地局220は、このサービス識別番号に基づいて、要求されたサービス情報の配送を行なう。
また、端末1に具備された記憶装置の容量が非常に小さい場合は、広帯域無線基地局220からの送信された情報を全て記憶しておくことはできない。従って、サービスの途中で古い情報は消去しなければならない。この消去された情報をもう一度必要とする場合も、上述したような要求信号を送信し(サービス識別番号が付加されている)、必要とする情報を受信する。例えば、スパゲティーペペロンチーニを作っていて、スパゲティーをゆでている一方で、にんにくの炒め方を失敗し、もう一度、にんにくを炒め方の解説を受ける時である。この時、時間管理が重要となるが既に述べているので、重複説明を省略する。
次に、(B)の場合について説明する。例えば、料理の手順に関する情報を一部配送した後に、広帯域の無線チャネルと狭帯域の無線チャネルの回線を切断する。ユーザは、前述同様、端末1に表示された手順に従って調理する。このとき、例えば、「焼きビーフン」を調理する場合、その下ごしらえとして、ビーフンをたっぷりのぬるま湯(40°=お風呂のお湯くらいの温度)につけてもどす必要があり、このもどす作業に約7分の時間が必要となる。そこで、サーバ300もしくは広帯域無線基地局220は、このような下ごしらえに必要な時間経過した後に、狭帯域無線基地局210を介して、端末1に対し着呼し、狭帯域の無線チャルの割当を行なう。次に、広帯域の無線チャネルの割当を行ない、該広帯域の無線チャネルを介して、次に必要な手順を配送する。但し、狭帯域無線基地局210が端末1を呼び出す(着呼する)場合、端末1は、通常の電話着信のような着信音を鳴らさずに自動受信する方が好ましい。
また、上記(A)、(B)を行なおうとした場合に、PHS回線が混雑していため、PHSチャネルの割当が受けられず、所望の時間に情報を受信できないことが考えられる。同様に、広帯域の無線チャネルの割当を受けられないことも考えられる。この対策としては、以下の方法で対処する。
例えば、料理の場合では、(B)で述べたように次の作業の時間がおよそ決っている。そこで、サーバ300、もしくは、狭帯域無線基地局210と広帯域無線基地局220は、次の情報配送のための狭帯域無線チャネルと広帯域無線チャネルを予約し、その予約内容を端末1に通知した後に、広帯域無線チャネルと狭帯域無線チャネルを切断する。つまり、狭帯域無線基地局210と広帯域無線基地局220、もしくは、サーバ300は、次に端末1に情報を配送する時間や無線チャネルを認識しており、同様に、端末1も次に情報が配送される時間やチャンネルを認識している。
このような状態の基で、上記(A)、(B)に従って再接続の処理を行なうと、すみやかに次の調理に取り掛かることができる。なお、この予約された時間やチャネルについては、狭帯域無線基地局210と広帯域無線基地局220のそれぞれが認識していても良いし、サーバ300が認識しており、狭帯域無線基地局210と広帯域無線基地局220の双方に、情報の配送を指示する形態であってもよい。
なお、PHSチャネルをパケット交換的に取り扱う場合については、詳細な説明は省略するが、少なくとも端末1は、一度回線交換で確立したチャネルをパケット交換のチャンネルに変更するためのユーザインターフェイスを備えている。
(第4の実施形態)
次に、第4の実施形態として、料理以外の他のマルチメディアサービスを例にとりマルチメディア端末装置(以下、簡単に端末と呼ぶ)1の動作を説明する。すなわち、ここでは、電子出版を例にとり、端末1を例えば図4に示した使用形態で用いた場合の動作を簡単に説明する。なお端末1の構成は、例えば、図5と同様で、その主な動作は、前述同様であるので、ここでは、それ以外の特徴的な部分について説明する。
端末1は無線基地局200を介して情報を提供するサーバ300にアクセスし、呼設定を行なう。次に、サーバ300から出版物のリスト等に関するマルチメディア情報を受信し、ディスプレイ等に出力する(図9(a)参照)。
ユーザは、リストの中から、例えば、新聞の項目を選択する。次に新聞の項目の中から、ユーザの読みたい新聞を選択する(図9(b)参照)。例えば、「AB新聞」を選択したとする。そうすると、サーバ300は、まず、AB新聞を端末1にダウンロードするのに必要な情報をダウンロードする。例えば、記憶容量に関する情報をダウンロードする。しかしながら、端末1の持つ記憶装置の使用できる記憶容量が、AB新聞をダウンロードするのに十分な容量でないと受信できない。また、仮に、十分な記憶容量があった場合でも、バッテリーの残量が少ないと、せっかくダウンロードしても、ダウンロード中にバッテリーがなくなったりして、全て受信できないことがある。しかし、ユーザが所望する記事が、AB新聞の株価に関する記事のみであれば、何も全てダウンロードする必要はなく、必要な情報部分のみをダウンロードすれば良い。
本発明の端末1は、例えば、図9(c)に示したユーザインターフェイスを具備している。ここで、例えば、「社会」を選択すると、メモリー残量が11Mbit(=40Mbit−29Mbit)と表示し、また、その時に必要な料金を表示する(重量課金を仮定)。ユーザは表示された料金を確認し、それで良ければ、「承認」ボタンを押す。その後、サーバ300から端末1に選択された情報が伝送される。
一方、端末1もしくはサーバ300は、選択された情報の情報量から、端末1がそれを受信するのに十分なバッテリー残量があるかを判断する。具体的には、端末1が判断する場合、サーバ300は選択された情報の情報量から、その情報を伝送するのに必要な時間を端末1に通知する。それを受けた端末1は、自身のバッテリー残量から受信可能な時間を算出し、サーバ300から得た情報と比較し判断する。その判断結果は、ユーザインターフェイスを用いて、ユーザにわかりやすく知らせる。
また、サーバ300が判断する場合、端末1は、自端末のバッテリー残量から自端末の受信可能な時間を算出し、サーバ300に通知する。それを受けたサーバ300は、選択された情報の情報量から、その情報を伝送するのに必要な時間を算出し、端末1から得た情報と比較し、その判断結果を端末1に通知する。端末1は通知された判断結果を、ユーザインターフェイスを用いて、ユーザにわかりやすく通知する。
これにより、ユーザはサービス開始前に、所望の情報を受けとるのに十分なバッテリーがあるかどうかの確認ができるので、サービス中にバッテリーが切れ、サービスが中断することはない。
このように、十分な記憶容量がなかったり、また、十分なバッテリー残量がない場合に、必要な情報のみをダウンロードすることができるので、ユーザは快適に電子出版サービスを受けることができる。また、情報をダウンロードしている最中に、記憶容量不足やバッテリー不足で、サービスを中断されることはない。
以上説明したように、マルチメディアサービスを通信を介して提供する場合、マルチメディア端末装置1にダウンロードされるマルチメディア情報の情報量を考慮すると、図6に示したような上下非対称の無線通信システムが特に適している。
(第5の実施形態)
ところで、ユーザにとって快適で、より利便性のよいマルチメディアサービスを提供するに際し、前述したような記録媒体、通信を介して得られたマルチメディア情報の表示方法も考慮する必要があろう。
例えば、自分のゴルフスイングをビデオカメラ等で撮り、スイングのチェックをしたいという場合、自分のスイングを撮影する場合、縦長の画面で撮影したくなるものの、通常のカメラは横長が基本である。従ってユーザは、カメラを90度傾けて撮影することになる。このように録画された影像を家に持ち帰り、家庭のテレビで再生すると、90度傾いたままの非常に見にくい画像となるという問題点があった。
次に、第5の実施形態として、このような問題点を解決するための機能をさらに具備したマルチメディア端末装置について説明する。
図10は、第5の実施形態に係るマルチメディア端末装置(以下、簡単に端末呼ぶ)1の外観を概略的に示したものである。
図10において、端末1は、主に、レンズ等で構成される画像情報入力部601と、画像情報入力部601で撮像されている映像をそのまま表示できるディスプレイ(モニター画面)10を具備している。
ゴルフ等のスイングを録画する場合、一般に、図11(a)に示すように、横長で録画するよりも、図11(b)に示すように、縦長で録画したという要求がある。
図11(a)のように、端末1を通常の方向より90度回転させた状態で撮像した後、端末1を所定の接続ケーブル605を介して、一般的な家庭用のテレビ606で再生させて見る場合、画像自体が90度回転しているということと、テレビ606の縦横は容易に変更できないことから、図11(c)に示すように非常に見づらい映像となっていた。
このような場合、端末1に、図12に示すように、画像情報変換部603を具備し、ここで、まず、画像情報入力部601で入力(撮像)された画像の縦横を90度回転させてから、外部インタフェイス部604接続ケーブル605を介してテレビ606に入力するようにする。
また、この画像情報変換部603は、どちらの方向に90度回転させるのかもユーザが選択できるような機能を持たせる。これにより、ユーザは従来のテレビ606で、縦長に撮影された映像を快適に見ることができる(図13参照)。
(第6の実施形態)
次に、携帯可能なマルチメディア端末装置の消費電力の低減化対策としてのディスプレイの機能について具体例に基づき説明する。
本発明に係るマルチメディア端末装置1に具備された表示装置は、例えば、図1に示すように、主に、複数の作業領域の設定が可能なディスプレイ10と、複数(図1では、例えば2つ)のタイマー6a、6bと、これらの協調制御を行う管理制御部7から構成される。各タイマーは、各々の作業領域への入力がない場合に計測を開始する。なお、作業領域とは、一般にウインドウと呼ばれている作業領域と、ウインドウ以外の作業領域の両方をさす。
図14に示すように、マルチメディア端末装置(以下、簡単に端末)1のディスプレイ10に表示されたウインドウ801とウインドウの開かれていないディスプレイ10の作業領域821で作業する場合について、図15に示すフローチャートを参照して説明する。
マウスのカーソル811をウインドウ801以外の作業領域821からウインドウ811へ移動させ、ウインドウ811を用いた作業を開始するとする。この時、作業領域821を作業中断とみなし(ステップS1)、ディスプレイ10に具備されたタイマーを起動する(ステップS3)。これにより、作業領域821での作業中断時間を計測することができる。この計測時間は、例えば、
・ディスプレイの電源をオフする。
・ディスプレイの輝度をさげる。
等の制御(すなわち、作業領域上で作業が可能な通常のモードから省電力モードへ切り替える制御)を行なう際の、有効なパラーメータとして使用できるため、端末の低消費電力化を可能とする。
次に、他の具体例に基づきディスプレイ10の動作を説明する。
図16に示すように、端末1のディスプレイ10に表示されたウインドウ801とウインドウ802と、ウインドウの開かれていないディスプレイ10の作業領域821で作業する場合について説明する。
ユーザは、例えば、ウインドウ802で電子メールを読んだ後、ウインドウ801で特許明細書の執筆作業に取り掛かったとする。この時、図17のフローチャートに示すように、ウインドウ802は作業中断とみなされ(ステップS1)、タイマーが起動する(ステップS3)。タイマーが所定の時間経過したら(ステップS4)、図18に示すように、ウインドウ802の電源はオフされる(ステップS5)。この状態から、例えば、マウスのカーソル811をウインドウ802の領域内に移動させると、ウインドウ802上の作業が開始されたことが判断されて(ステップS6)、再び、ウインドウ802の電源がオンする(ステップS7)。
このようにして、ディスプレイ装置10、ひいては端末1全体の低消費電力化が図れる。
なお、ウインドウ以外の作業領域についても、前述同様、所定時間以上作業が行なわれなかったとみなされた場合は、ディスプレイのその領域部分の電源をオフするようにしてもよい。
以上の説明では、ウインドウ単位に、そのウインドウ上の作業の中断を検知して電源のオン/オフ等の制御を行うようになっていた。
次に、ディスプレイ10が複数のサブディスプレイから構成され、そのサブディスプレイ単位でディスプレイの電源を管理する場合について説明する。
例えば、ディスプレイ10に図16に示したようにウインドウ801、802が開かれている状態から、図17のフローチャートに示した手順に従って、ステップS4でタイマーが所定の時間経過したとする。すると、ウインドウ802の領域を含むサブディスプレイ(例えば、作業中のウインドウ801が含まれるサブディスプレイ以外のサブディスプレイ部分)の電源がオフされる。
この様子を示したものが図19である。図19において、ディスプレイ10上に点線で区分けされて示された各部分がサブディスプレイである。電源のオフされるサブディスプレイは、図19において斜線で示されている。
図19において、作業中止状態のウインドウ802を含むサブディスプレイが、作業中のウインドウ801を表示している場合は、そのサブディスプレイの電源はオフしない。
このようにして、ディスプレイ装置10、ひいては端末1全体の低消費電力化を図ることができる。
なお、上記の説明では、通常モードから省電力モードに切り替える制御を、ディスプレイの該当する部分の電源をオフする場合を例にとり説明したが、ディスプレイの該当する部分の輝度を下げるように制御する場合も前述同様である。
(第7の実施形態)
近年、横と縦の比が16:9のワイドテレビが急速に普及している。これにともない、ビデオカメラ等も16:9の普及が予測される。以下、ワイドビデオカメラと呼ぶことにする。このワイドビデオカメラでは、第5の実施形態で説明した課題が顕著となる。すなわち、画像の表示方向によっては非常に見にくくなる場合がある。
本発明は、このような場合にも対応でき、快適に映像を見ることができる。すなわち、図10の画像情報入力部601としてワイドビデオカメラを具備した端末1で、例えば、前述のようにゴルフ等のスイングを録画する場合、通常の方向のまま撮像して、ワイドテレビにて再生すると、テレビ画面の横に余白部分が生じる。例えば、16:9のワイドテレビだと、図20(a)に示すように、必要とする画像情報部分の約2倍程度の余白になる。
本発明のマルチメディア端末装置1では、このような画像の余白部分を、複数の画面を表示し有効活用するよう制御する機能を具備している。例えば、ゴルフ上達方法提供サービスの場合、図20(b)に示すように、ワイドテレビ607の画面を縦に3分割し、1つには手本となる映像、1つにはユーザの指導前の映像、1つにはユーザの指導後の映像といった具合に3本の映像を同時に再生して、それぞれ各画面に別個に表示する。
そのために、図1に示したように、管理制御部7が情報処理部2、画像情報出力部3、音情報出力部4、時間情報出力部5、タイマ6を協調制御することにより、これら3つの映像は同期して表示する。
本発明の第1の実施形態に係るマルチメディア端末装置の構成例を概略的に示した図。 マルチメディア端末装置の音情報出力部および画像情報出力部が管理制御部の協調制御によりディスプレイ、スピーカを介してそれぞれのメディア情報(音声、イメージ、コード等)が出力される様子を具体例に基づき説明するための図。 マルチメディア端末装置の音情報出力部および画像情報出力部および時間情報出力部が管理制御部の協調制御によりディスプレイ、スピーカを介してそれぞれそれぞれのメディア情報(音声、イメージ、コード等)が出力される様子を具体例に基づき説明するための図で、特に、時間情報出力部は、画像情報出力部、音情報出力部とは独立して動作する場合の一例を示している。 本発明の第2の実施形態に係るマルチメディア端末装置の使用形態の一例を示したもので、マルチメディア端末装置が無線通信を行う場合の通信システムの全体の構成例を示した図。 図4のマルチメディア端末装置の構成例を概略的に示した図。 本発明の第3の実施形態に係るマルチメディア端末装置の使用形態の一例を示したもので、マルチメディア端末装置が無線通信を行う場合の他の通信システムの全体の構成例を示した図。 図6のマルチメディア端末装置の構成例を概略的に示した図。 マルチメディア端末装置の音情報出力部および画像情報出力部が管理制御部の協調制御によりディスプレイ、スピーカを介してそれぞれのメディア情報(音声、イメージ、コード等)が出力される様子を具体例に基づき説明するための図。 本発明の第4の実施形態に係るマルチメディア端末装置を介して、電子出版と呼ばれるマルチメディアサービスを提供する場合を例にとり、マルチメディア端末装置の資源(記憶容量、電力)を効率よく用いるための動作を説明するための図で、特に、マルチメディア端末装置のディスプレイの表示例を示している。 本発明の第5の実施形態に係るマルチメディア端末装置の外観を概略的に示した図。 画像を表示する際の問題点を説明するための図。 図10のマルチメディア端末装置の構成例を概略的に示した図。 図10のマルチメディア端末装置の使用形態の一例を示した図。 本発明の第6の実施形態に係る表示装置の機能を説明するための図で、マルチメディア端末装置に具備されたディスプレイ上の作業領域内の作業中のウインドウとウインドウの開かれていない作業領域の画面表示例を示している。 図14の状態からタイマを始動するまでの表示装置の動作を説明するためのフローチャート。 本発明の第6の実施形態に係る表示装置の機能を説明するための図で、マルチメディア端末装置に具備されたディスプレイ上の作業領域内に2つのウインドウが開かれている場合の画面表示例を示している。 図16の状態から一方のウインドウ上の作業中断が検知されて、そのウインドウを含む作業領域を通常モードから省電力モードに切替え、その後、作業の開始が検知されて省電力モードから通常モードに切替える動作を説明するためのフローチャート。 図16に示した一方のウインドウを含む作業領域が省電力モードに切り替えられた(電源のオフ)際のディスプレイの画面表示例を示した図。 ディスプレイが複数のサブディスプレイから構成され、そのサブディスプレイ単位でディスプレイの電源を管理する場合の表示装置の動作を説明するための図。 本発明の第7の実施形態に係るマルチメディア端末装置に具備された表示装置の機能、すなわち、例えば、ワイドテレビに接続して画像を表示する場合の表示方法について説明するための図。
符号の説明
1…マルチメディア端末装置 2…情報処理部 3…画像情報出力部 4…音情報出力部 5…時間情報出力部 6a、6b…タイマ 7…管理制御部 10…ディスプレイ 11…スピーカ 100…ネットワーク 200…無線基地局 210…狭帯域無線基地局 220…広帯域無線基地局 300…サーバ 501…送受信部 502…アンテナ 510…狭帯域送受信部 512…広帯域受信部 601…画像情報入力部 603…画像情報変換部 604…外部インタフェイス部 801、802…ウインドウ(作業領域) 821…ウインドウの開かれていない作業領域

Claims (5)

  1. 端末装置と、複数の情報からなる情報群を当該端末装置へ配信するサーバから構成される通信システムにおける情報配信方法であって、
    前記サーバが、前記情報群を連続して配信する第1の方法と、前記情報群を断続的に配信する第2の方法のうち、前記情報群を用いた前記端末装置へのサービス時間が所定の時間以下のとき、前記第1の方法を選択し、前記サービス時間が前記所定の時間を超えるとき、前記第2の方法を選択する第1のステップと、
    (a)前記第1の方法が選択された場合には、前記サーバから前記端末装置へ前記情報群を連続して送信し、(b)前記第2の方法が選択された場合には、前記サーバから前記端末装置へ、前記情報群のうちの最初の情報を送信した後、残りの各情報は、その送信の度に前記端末装置に再接続して当該情報を送信する第2のステップと、
    を有する情報配信方法。
  2. 前記端末装置が前記サーバへ、当該端末装置で使用可能な記憶容量を通知するステップをさらに有し、
    前記第1のステップは、前記情報群の情報量が前記記憶容量内のとき、前記サービス時間を基に前記第1及び第2の方法のうちのいずれか一方を選択し、前記情報群の情報量が前記記憶容量を超えるとき、前記第2の方法を選択することを特徴とする請求項1記載の情報配信方法。
  3. 前記サーバが、前記第1のステップで選択された方法を前記端末装置へ通知するステップをさらに有し、
    前記第2のステップは、前記選択された方法に対し、前記端末装置から了承の旨の通知を受信したとき、当該選択された方法で前記情報群を配信することを特徴とする請求項1記載の情報配信方法。
  4. 端末装置と、複数の情報からなる情報群を当該端末装置へ配信するサーバから構成される通信システムにおける情報配信方法であって、
    前記サーバが前記端末装置へ、前記情報群を用いた前記端末装置へのサービス時間を通知する第1のステップと、
    前記端末装置が、前記情報群を連続して配信する第1の方法と、前記情報群を断続的に配信する第2の方法のうち、前記サービス時間が所定の時間以下のとき、前記第1の方法を選択し、前記サービス時間が前記所定の時間を超えるとき、前記第2の方法を選択する第2のステップと、
    前記端末装置が前記サーバへ、前記第2のステップで選択した方法を通知する第3のステップと、
    (a)前記第1の方法が選択された場合には、前記サーバから前記端末装置へ前記情報群を連続して送信し、(b)前記第2の方法が選択された場合には、前記サーバから前記端末装置へ、前記情報群のうちの最初の情報を送信した後、残りの各情報は、その送信の度に前記端末装置に再接続して当該情報を送信する第4のステップと、
    を有する情報配信方法。
  5. 前記第1のステップは、前記情報群の情報量をさらに通知し、
    前記第2のステップは、前記情報群の情報量が前記端末装置で使用可能な記憶容量内のとき、前記サービス時間を基に前記第1及び第2の方法のうちのいずれか一方を選択し、前記情報群の情報量が前記記憶容量を超えるとき、前記第2の方法を選択することを特徴とする請求項4記載の情報配信方法。
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