JP4220414B2 - 家庭用電気製品 - Google Patents

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Description

本発明は、除湿機、加湿器、空気清浄機および食器洗い乾燥機等の家庭用電気製品に関するものである。
この種の家庭用電気製品は、外装体の内部に、モータ等の発熱部品またはヒータ等の加熱部品を含む負荷部品と、該負荷部品を制御して所定の動作を実行するマイコンとを備えている。そして、スイッチまたはセンサ等の検出手段により所定の動作状態を検出し、その状態を表示手段または報知手段によってユーザに知らせる機能が搭載されている。
例えば、除湿機は、除湿した水を貯留するタンクを備え、該タンクの満水状態をフロートを用いたスイッチにより検出し、外装体に配設した表示手段によりタンクの満水状態をユーザに知らせるようにしている。また、加湿器は、加湿するための水を貯留したタンクを備え、タンク内の水が無くなった状態をフロートを用いたスイッチにより検出し、外装体に配設した表示手段によりタンクの給水状態をユーザに知らせるようにしている。また、空気清浄機は、循環供給する空気を清浄するフィルタを備え、該フィルタの目詰まり状態を通風量等を検出するセンサにより検出し、外装体に配設した表示手段によりフィルタの清掃時期をユーザに知らせるようにしている。また、食器洗い乾燥機は、流量センサにより水道からの水の給水の有無を検出したり、温度センサにより高温の水が給水されているか否かを検出し、水が給水されなかったり、高温の水が給水された場合には、その状態を報知手段によりユーザに知らせるようにしている。
一方、前記モータ等の発熱部品またはヒータ等の加熱部品を搭載した家庭用電気製品は、何らかの原因でいずれかの負荷部品が故障することにより、予め設定された正常な動作を実行できず、前記発熱部品または加熱部品の近傍が異常高温になることを防止するために、安全装置が搭載されている。この安全装置としては、温度ヒューズ等の温度感応手段が使用されている。この温度ヒューズは、前記発熱部品または加熱部品の近傍に配設されるとともに、商用電源と電源回路との間に電気的に接続され、予め設定された温度に昇温すると、溶断することにより商用電源からの通電を遮断し、全ての負荷部品の動作を完全に停止するように構成している。
この場合、ユーザは、商用電源に電源コードを接続しているのにも拘わらず、機器が何の動作もしないため、電源コードの断線、接続不良、停電および機器の故障等、何が原因で生じたのか理解できず、不信感を感じさせてしまうという問題がある。
このような、安全装置による機器の停止状態をユーザに知らせるようにした家庭用電気製品の先行技術文献情報としては次のものがある。
特許第3444260号公報
この特許文献1には、家庭用電気製品の1つである炊飯器が記載されている。この炊飯器には、前記温度ヒューズを用いた安全装置が搭載されている。また、炊飯器は、ゼロクロス信号の有無によって商用電源との接続状態をマイコンで判断できるようにしている。さらに、この炊飯器にはバックアップ電源が搭載され、商用電源からの給電停止が生じたとき、バックアップ電源からの給電により温度ヒューズの溶断の有無を判断する給電停止時故障診断手段が配設されている。そして、商用電源との接続状態で、温度ヒューズが溶断していると判断されたときに、温度ヒューズ切れであることを故障表示手段で表示するように構成している。
しかしながら、特許文献1に記載の構成では、商用電源との接続状態を検出するゼロクロス回路、バックアップ電源および故障診断手段が必要であるため、コスト高になるという問題がある。
そこで、本発明では、安価に安全装置の作動状態をユーザに知らせることが可能な家庭用電気製品を提供することを課題とするものである。
前記課題を解決するため、本発明の家庭用電気製品は、外装体の内部に、モータ等の発熱部品またはヒータ等の加熱部品を含む負荷部品と、該負荷部品を制御して所定の動作を実行するマイコンとを備え、スイッチまたはセンサ等の検出手段により所定の動作状態を検出して表示手段または報知手段によってユーザに知らせる機能を備えた家庭用電気製品において、前記検出手段および前記マイコンに直列に電気接続され、温度に感応して通電状態を変化させる温度感応手段を前記外装体内に配設し、該温度感応手段による通電状態に基づいて前記外装体内の異常昇温状態を、前記動作状態をユーザに知らせる場合と同一の表示手段または報知手段によってユーザに知らせる構成としている。
ここで、「温度に感応して通電状態を変化させる温度感応手段」としては、通電を遮断する温度ヒューズおよびサーモスタットや、抵抗値の可変により通電量が変わるサーミスタ等が使用可能である。また、サーモスタットは、手動復帰型と自動復帰型の両方を含む。
この家庭用電気製品では、前記温度感応手段を、前記発熱部品または加熱部品の近傍に配設することが好ましい。
また、前記マイコンは、前記検出手段によって所定の動作状態を検出すると、更に前記負荷部品による所定の動作を停止するものであることが好ましい。
本発明の家庭用電気製品では、外装体内に安全装置を構成する温度感応手段を配設し、該温度感応手段を、検出手段およびマイコンに直列に電気接続しているため、温度感応手段による通電状態に基づいて、外装体内の異常昇温状態を、既存の表示手段または報知手段によってユーザに知らせることができる。即ち、温度感応手段を電気的に接続する回路構成を変更するだけで、安価に実施することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る家庭用電気製品の安全装置を示し、図2は、この安全装置を搭載する家庭用電気製品である除湿機を示す。まず、この除湿機の具体的な構成について説明する。
この除湿機は、図2に示すように、外装体10の内部に、発熱部品であるモータ29,35A,35B,38および加熱部品である加熱ヒータ39を含む複数の負荷部品と、これら負荷部品を制御して除湿動作を実行するマイコン65とを備えている。また、検出手段である第2マイクロスイッチ57によりタンク52の満水状態を検出して表示手段(第4LED63)によってユーザに知らせる機能と、外装体10内が異常昇温状態で動作し続けることを防止する安全機能とが搭載されている。
具体的には、除湿機は、大略、矩形状をなす外装体10の内部を実線矢印で示す除湿通路11と破線矢印で示す再生通路12とに区画し、その内部に、除湿ロータ28と、室内空気循環ファン34A,34Bと、再生空気循環ファン37と、加熱ヒータ39と、熱交換器42とを水平に配設するとともに、下部にタンク52を配設したものである。
前記外装体10は、図3(A),(B)に示すように、基枠13の前後に前カバー14と後カバー15とを配設したものである。前記前カバー14の上部にはルーバー16を備えた排気口17が形成されている。前記後カバー15には、垂直方向に延びる複数のスリットからなる吸気口18が形成されている。また、外装体10には、前記基枠13にカバー14,15を組み付けることにより、その下部にタンク収容室19が形成される。
前記基枠13の前面側には、図4に示すように、一対のインボリュート通路を構成する壁を備えた室内空気循環ファン配設部20A,20Bと、再生空気循環ファン配設部21と、該再生空気循環ファン配設部21から加熱ヒータ配設部24にかけて延びるダクト部22とが設けられている。このダクト部22は、断面凹字形状の溝からなり、この溝に内嵌する逆凹字形状のダクトカバー23を配設することにより再生通路12の一部を構成する。また、本実施形態のダクトカバー23の上面には、前記室内空気循環ファン配設部20Aのインボリュート通路の一部を構成する壁が立設されている。
また、基枠13の後面側には、図5および図6に示すように、加熱ヒータ配設部24と、除湿ロータ配設部25と、前記再生空気循環ファン配設部21に連通する円筒状のダクト26とが設けられている。前記加熱ヒータ配設部24は、前記ダクト部22と連通している。除湿ロータ配設部25は、後述する除湿ロータ28の保持部材31の下端縁より肉厚の周壁27の上面に、ガイド用の凹溝を設けたものである。
なお、前記再生通路12は、再生空気循環ファン配設部21、該配設部と連通したダクト部22、該ダクト部22と連通した加熱ヒータ配設部24、該配設部24と対応するように除湿ロータ28の反対側に配設したローターカバー50、および、該ローターカバー50に接続するとともに前記再生空気循環ファン配設部21に接続する熱交換器42により構成される。そして、この区画された再生通路12および前記タンク収容室19を除く外装体10内が、前記除湿ロータ28を介して吸気口18と排気口17とを連通させる除湿通路11を構成する。
前記除湿ロータ28は、その約3/4が除湿通路11内に位置し、約1/4が再生通路12内に位置するように、前記両通路11,12に跨って駆動モータ29により回転可能に配設した円板状のものである。具体的には、この除湿ロータ28は、図6に示すように、ゼオライトまたはシリカゲルを結合させたメッシュ状のセラミックハニカムからなるロータ本体30を、樹脂製の保持部材31によって保持させたものである。この保持部材31の外周部には、駆動モータ29の出力軸に配設した歯車に噛み合う複数の凸状歯32が設けられている。本実施形態では、30度間隔をもって位置する12個の凸状歯32を更に端部に向けて延ばし、駆動モータ29の故障によるロータロック状態を検出する第1マイクロスイッチ33の接点を押圧する作動部32aを設けている。
前記室内空気循環ファン34A,34Bは、前記除湿通路11内において、室内空気循環ファン配設部20A,20Bに配設される一対のシロッコファンで構成され、それぞれモータ35A,35Bの駆動により回転する。これにより、図2に実線の矢印で示すように、後カバー15の吸気口18から室内の空気を吸引し、前記除湿ロータ28によって除湿した乾燥空気を前カバー14の排気口17から室内に循環供給するものである。
なお、本実施形態では、第1の室内空気循環ファン34Aのモータ35Aは、回転が早い「強」運転と、回転が遅い「弱」運転とが可能な変速機能を有するものを用いている。また、第2の室内空気循環ファン34Bのモータ35Bは、回転が早い「強」運転のみが可能なものを用いている。そして、ユーザが「静音」運転を選択すると、前記室内空気循環ファン34Aを「弱」運転させるとともに、室内空気循環ファン34Bを停止させる。また、ユーザが「標準」運転を選択すると、前記室内空気循環ファン34Aを「弱」運転させるとともに、室内空気循環ファン34Bを「強」運転させる。また、ユーザが「強」運転を選択すると、前記室内空気循環ファン34Aを「強」運転させるとともに、室内空気循環ファン34Bを「強」運転させるように構成している。
即ち、本実施形態の除湿機は、一方の室内空気循環ファン34Aは、除湿動作の実行中はいずれの設定であっても常に動作するように構成されている。そして、発熱部品の近傍であるこの室内空気循環ファン34Aの室内空気循環ファン配設部20Aには、該室内空気循環ファン34Aのモータ故障による異常昇温に感応する温度ヒューズ36が配設されている。
前記再生空気循環ファン37は、前記再生通路12内において、前記再生空気循環ファン配設部21に配設され、モータ38の駆動により回転する。これにより、図2に破線の矢印で示すように、再生通路12内の再生空気を、ダクト部22を介して加熱ヒータ39のヒータケース40内に供給し、除湿ロータ28、および、熱交換器42の順で循環させるものである。
前記加熱ヒータ39は、前記除湿ロータ28の前方に配設され、後述する制御基板64からの供給電力により発熱し、再生空気および除湿ロータ28を加熱するものである。この加熱ヒータ39は、連続した1巻きのコイルからなり、前記再生通路12を構成するヒータケース40を介して前記加熱ヒータ配設部24に配設される。この加熱ヒータ配設部24において、除湿ロータ28の回転方向前側には、加熱ヒータ39をオン、オフ制御するとともに、再生空気循環ファン37のモータ故障による異常昇温に感応するサーミスタ41が配設されている。
前記熱交換器42は、前記除湿通路11内において、前記除湿ロータ28の背面側に配設されるとともに前記再生通路12の一部を構成するもので、図7(A),(B)に示すように、真空成形または圧空成形により形成した一対のパネル43A,43Bを溶着した樹脂製のものである。各パネル43A,43Bは、互いに対称に位置する複数の仕切用凹条44A,44Bを備え、これら仕切用凹条44A,44Bを除く部位により再生空気を通過させる複数の流路45が形成されている。また、一方のパネル43Aには、扇形状の流入口46と、基枠13のダクト26と対応する円形状の流出口47と、結露水をタンク52に排水するためのドレン部48とが設けられている。さらに、貼り合わされた仕切用凹条44A,44Bの部位には、吸引した空気を流通させるための通孔49が設けられている。なお、本実施形態では、前記流入口46は、前記除湿ロータ28において、加熱ヒータ39を収容するヒータケース40と反対面に配設されるローターカバー50に形成した接続部51に接続されるように構成している。
前記タンク52は、図3(B)に示すように、上面開口の箱体形状をなし、その内部には満水状態を検出するためのフロート部材53が回動可能に配設されている。このフロート部材53は、タンク52内の水位が上昇すると、下部のフロート部53aが浮き上がることにより全体が回動する。
なお、前記タンク収容室19には、上端開口の箱体形状をなすサブタンク54が配設されている。このサブタンク54には、水平方向に移動可能な弁55が配設されている。この弁55は、スプリングによって常閉状態を維持するように構成されており、タンク52を装着することにより前記フロート部材53が当接して開弁する。そして、タンク52内の水位が上昇してフロート部材53が回動することにより弁55の押圧が解除され、閉弁するように構成している。前記弁55には、マイクロスイッチ動作部56が設けられ、該マイクロスイッチ動作部56によりサブタンク54に隣接して配設した第2マイクロスイッチ57をオンまたはオフするように構成している。
前記基枠13の上側の表面には、図8に示す操作パネル58が配設されている。この操作パネル58は、上方からマイナスイオン発生装置をオンまたはオフさせるためのスイッチ59A、衣類乾燥コースのモードを選択するためのスイッチ59B、除湿動作のモードを選択するためのスイッチ59C、切タイマーを設定するためのスイッチ59D、および、除湿機の運転をオンまたはオフさせるためのスイッチ59Eが設けられている。
また、前記操作パネル58において、前記スイッチ59Bの上部には、衣類乾燥コースである夜干し、速乾および節電の3つのモードに対応する第1LED60a,60b,60cが設けられている。さらに、スイッチ59Cの上部には、除湿動作である静音、標準および強の3つのモードに対応する第2LED61a,61b,61cが設けられている。さらにまた、スイッチ59Dの上部には、切タイマーの設定時間である1(時間)、2(時間)、4(時間)および6(時間)に対応する第3LED62a,62b,62c,62dが設けられている。そして、スイッチ59Eの下部には、タンク52が装着されていない状態、または、タンク52内が満水になった状態を示す第4LED63が設けられている。
前記除湿機は、図1に示すように、マイコン65を実装した制御基板64を備えている。このマイコン65は、商用電源に接続された電源回路66で変換された直流電流の入力により動作し、電源のスイッチ59Eがオン状態になり、外装体10のタンク収容室19にタンク52がセットされ、かつ、満水状態でない場合に、前記除湿ロータ28の駆動モータ29、室内空気循環ファン34A,34Bのモータ35A,35B、再生空気循環ファン37のモータ38、および、加熱ヒータ39に対して電力を通電して除湿動作を開始する。また、タンク52内が満水状態になると、前記各構成部品への通電を停止して除湿動作を停止するものである。
前記タンク52の未装着状態および満水状態は、前記第2マイクロスイッチ57により検出する。この第2マイクロスイッチ57は、タンク52が未装着状態の場合には、第2マイクロスイッチ57がオフ状態になるため、マイコン65の接続ポートへの入力が無いことにより未装着状態を検出することができる。また、タンク52が装着されると、第2マイクロスイッチ57がオン状態となるため、マイコン65はタンク52の装着状態を検出することができる。さらに、タンク52が装着され、かつ、除湿動作を実行している状態で、タンク52が満水状態になると、前記フロート部材53が回動することにより第2マイクロスイッチ57がオフ状態となるため、満水状態を検出することができる。
前記除湿機の安全装置は、前記第1マイクロスイッチ33、予め設定された温度に感応して通電状態を変化させる温度感応手段である前記温度ヒューズ36およびサーミスタ41により構成される。そのうち、本実施形態では、一旦異常昇温状態に感応すると、部品交換でしか復帰させることができない温度ヒューズ36を、所定の動作であるタンク52の満水状態を検出して第4LED63に表示させるとともに除湿動作を停止するための検出手段である第2マイクロスイッチ57およびマイコン65に直列に電気接続している。
なお、マイコン65と加熱ヒータ39との間には、該加熱ヒータ39をオン、オフ制御するためのリレー67が配設されている。また、マイコン65と各モータ29,35A,35B,38との間には、これらをオン、オフ制御するためのトライアック68が配設されている。なお、図1にはモータ35Aのみを図示している。
前記構成の安全装置を搭載した除湿機は、ユーザがスイッチ59Eをオンするとともに、タンク収容室19にタンク52をセットし、また、スイッチ59Bまたはスイッチ59Cを操作して希望の除湿動作を選択すると、マイコン65が、選択されたコースに応じた従来と同様の除湿動作を実行する。
この除湿動作中に、タンク52内に除湿した水が満水になると、フロート部材53の動作により第2マイクロスイッチ57がオフ状態になる。そうすると、マイコン65は、操作パネル58の第4LED63を点灯させた後、リレー67を介して加熱ヒータ39を停止するとともに、トライアック68を介して各モータ29,35A,35B,38をオフ状態として除湿動作を停止する。
ユーザが操作パネル58の第4LED63の点灯に気付き、満水状態となったタンク52内の水を排水して再びタンク収容室19にタンク52を装着すると、マイコン65は、操作パネル58の第4LED63を点灯させた後、再び動作可能な状態に復帰させる。
また、室内空気循環ファン34Aのモータ35Aがロックしたり、排気口17が乾燥中の衣服により覆われたりすると、室内空気循環ファン配設部20Aの周囲が異常昇温状態となる。これにより、室内空気循環ファン配設部20Aに配設した温度ヒューズ36が溶断し、第2マイクロスイッチ57がオフした状態と同一の状態になる。その結果、マイコン65は、前記と同様に、操作パネル58の第4LED63を点灯させた後、リレー67を介して加熱ヒータ39を停止するとともに、トライアック68を介して各モータ29,35A,35B,38をオフ状態として除湿動作を停止する。
ユーザが操作パネル58の第4LED63の点灯に気付き、前記と同様にタンク52内の水を排水しようとすると、タンク52内は未だ満水になっていないことを確認できる。そのため、ユーザは、何らかの原因で室内空気循環ファン34Aがロックしたか、外装体10内が異常昇温状態になったため、温度ヒューズ36が溶断し、除湿機自体が動作しない状態になったことを認識できる。
このように、本発明の構成では、安全装置を構成する温度感応手段である温度ヒューズ36を、発熱部品であるモータ35Aの近傍に配設し、前記温度ヒューズ36、既存の第2マイクロスイッチ57およびマイコン65に直列に接続している。そのため、安全機能の作動により機器を停止させた状態でもマイコン65に電力が供給され、動作可能な状態であるため、既存の第4LED63を動作させてユーザに認識させることができる。即ち、商用電源との接続状態を検出するためのゼロクロス回路やバックアップ電源等の回路を追加することなく、リード線による電気接続構成を変更するだけで、安価に実施することができる。
なお、本発明の家庭用電気製品は、前記実施形態の構成に限定されるものではなく、種々の変更が可能である。
例えば、前記実施形態では、発熱部品であるモータ35Aの異常昇温に感応し、その感応後も商用電源からの電力によりマイコン65を動作可能としたが、図9に示すように、発火の可能性がある加熱部品である加熱ヒータ39の近傍に異なる温度ヒューズ69を配設するとともに、該温度ヒューズ69を商用電源と電源回路66との間に電気接続し、加熱ヒータ39またはロータロック等の故障による異常昇温に感応した場合には、マイコン65を含む全ての負荷部品を停止させてもよい。または、図10に示すように、加熱部品である加熱ヒータ39の近傍に温度ヒューズ36を配設し、該温度ヒューズ36を、検出手段である第2マイクロスイッチ57およびマイコン65と直列に接続してもよい。
また、前記実施形態では、所定の動作状態である満水状態の検出手段としてスイッチ57を用い、温度に感応して通電状態を変化させる温度感応手段として温度ヒューズ36を用いたが、検出手段は、水位センサ等のセンサであってもよく、温度感応手段は、手動復帰型および自動復帰型の両方を含むサーモスタットまたはサーミスタであってもよい。具体的には、前記実施形態では、スイッチ57と温度ヒューズ36との組み合わせにより構成したが、センサとサーミスタとの組み合わせは除き、スイッチ57と手動復帰型サーモスタットとの組み合わせ、スイッチ57と自動復帰型サーモスタットとの組み合わせ、スイッチ57とサーミスタとの組み合わせでもよく、また、センサと温度ヒューズ36との組み合わせ、センサと手動復帰型サーモスタットとの組み合わせ、センサと自動復帰型サーモスタットとの組み合わせであってもよい。
ここで、手動復帰型サーモスタットは、外装体10を分解して作業者による手作業で復帰させる必要があるため、スイッチ57と手動復帰型サーモスタットとの組み合わせの場合、前記実施形態と同様にメーカに修理を依頼する必要がある。そのため、前記実施形態と同様の作用および効果を得ることができる。
自動復帰型サーモスタットは、外装体10内が冷却されることにより復帰するため、スイッチ57と自動復帰型サーモスタットとの組み合わせの場合、メーカに修理を依頼する必要はない。しかし、機器を動作させる度に、タンク52が満水状態でないにも拘わらず第4LED63を表示させて停止することにより、ユーザに異常昇温状態を認識させることができる。
サーミスタは、温度に感応して抵抗値が変化することにより通電量を変化させるもので、マイコン65は、前記実施形態のように通電が断たれるという変化は勿論、入力される通電量の変化も確実に検出できる。そして、スイッチ57とサーミスタとの組み合わせの場合、スイッチ57と自動復帰型サーモスタットとの組み合わせの場合と同様に、メーカに修理を依頼する必要はない。しかし、機器を動作させる度に、タンク52が満水状態でないにも拘わらず第4LED63を表示させて停止することにより、ユーザに異常昇温状態を認識させることができる。
センサは、その1つであるサーミスタと同様に、水位等の所定の状態を感知することにより抵抗値を変化させ、通電量を変化させるもので、マイコン65は、その状態変化を確実に検出できる。そのため、センサと温度ヒューズ36との組み合わせ、センサと手動復帰型サーモスタットとの組み合わせ、センサと自動復帰型サーモスタットとの組み合わせの場合、前記スイッチ57とサーミスタとの組み合わせの場合と同様に検出が可能であり、ユーザに異常昇温状態を認識させることができる。
但し、センサとサーミスタとの組み合わせは、それぞれが抵抗値の変化により通電量を変化させるものであるため、マイコン65が正確な状態を判断することができない。そのため、この組み合わせは好ましくない。
このように、所定の動作を検出する検出手段と、温度に感応して通電状態を変化させる温度感応手段とは、種々の変更および組み合わせが可能である。そして、温度感応手段を配置する部品もモータ等の発熱部品に限られず、ヒータ等の加熱部品であってもよい。
しかも、前記組み合わせのうち、検出手段および温度感応手段のいずれかをセンサにより構成した場合、即ち、スイッチ57とサーミスタとの組み合わせ、センサと温度ヒューズ36との組み合わせ、センサと手動復帰型サーモスタットとの組み合わせ、および、センサと自動復帰型サーモスタットとの組み合わせの場合、マイコン65には、タンク52の満水状態を検出した場合と、発熱部品または加熱部品に異常が生じた場合とで、異なる入力がなされるため、その違いを認識させることもできる。そのため、タンク52が満水状態になった場合には、従来と同様に全ての負荷部品の動作を停止させ、発熱部品または加熱部品に異常が生じた場合には、異常が生じた発熱部品および加熱部品は停止させ、異常が生じていないファンを動作させ、外装体10内を迅速に冷却させるように制御することもできる。
また、前記実施形態では、異常昇温状態をユーザに知らせる手段として第4LED63からなる表示手段を用いたが、制御基板64に実装した圧電ブザー等による報知手段を用いてもよい。即ち、ユーザに知らせるための表示手段が既存する場合にはその表示手段を使用し、ユーザに知らせるための表示手段が既存しない場合、および、ユーザに知らせるための既存の手段が報知手段である場合には、報知手段を使用することが好ましい。
さらに、前記実施形態では、本発明の安全装置を搭載する家庭用電気製品として除湿機を用いたが、加湿器、空気清浄機、食器洗い乾燥機等、発熱部品または加熱部品を搭載する機器であれば、同様に適用可能である。
ここで、加湿器に適用する場合、加湿した空気を供給するファンのモータの近傍に前記温度感応手段を配設し、該温度感応手段を、加湿するための水を貯留するタンク内の残水量を検出するスイッチおよびマイコン65と直列に接続し、給水状態を表示する表示手段を用いてユーザに知らせる。
空気清浄機に適用する場合、清浄した空気を供給するファンのモータの近傍に前記温度感応手段を配設し、該温度感応手段を、フィルタの目詰まり状態を検出するセンサおよびマイコン65と直列に接続し、フィルタの目詰まり状態を表示する表示手段を用いてユーザに知らせる。
食器洗い乾燥機に適用する場合、庫内に空気を供給するファンのモータまたは水や空気を加熱するヒータの近傍に前記温度感応手段を配設し、該温度感応手段を、水道からの水の給水の有無を検出したり、温度センサにより高温の水が給水されているか否かを検出するためのセンサおよびマイコン65と直列に接続し、給水無しまたは高温水の供給状態を報知する報知手段を用いてユーザに知らせる。
本発明の家庭用電気製品の安全装置の構成を示すブロック図である。 家庭用電気製品である除湿機を示す概略図である。 (A),(B)は除湿機の具体的構成を示す断面図である。 基枠の前面側の構成を示す分解斜視図である。 基枠の後面側の構成を示す背面図である。 除湿機の後面側の構成を示す分解斜視図である。 (A)は熱交換器の正面図、(B)は(A)の要部拡大断面図である。 操作パネルを示す正面図である。 家庭用電気製品の安全装置の変形例を示すブロック図である。 家庭用電気製品の安全装置の他の変形例を示すブロック図である。
符号の説明
10…外装体
28…除湿ロータ
29…駆動モータ(発熱部品)
34A,34B…室内空気循環ファン
35A,35B…モータ(発熱部品)
36…温度ヒューズ(温度感応手段)
37…再生空気循環ファン
38…モータ(発熱部品)
39…加熱ヒータ(加熱部品)
57…第2マイクロスイッチ(検出手段)
63…第4LED(表示手段)
65…マイコン

Claims (3)

  1. 外装体の内部に、モータ等の発熱部品またはヒータ等の加熱部品を含む負荷部品と、該負荷部品を制御して所定の動作を実行するマイコンとを備え、スイッチまたはセンサ等の検出手段により所定の動作状態を検出して表示手段または報知手段によってユーザに知らせる機能を備えた家庭用電気製品において、
    前記検出手段および前記マイコンに直列に電気接続され、温度に感応して通電状態を変化させる温度感応手段を前記外装体内に配設し、該温度感応手段による通電状態に基づいて前記外装体内の異常昇温状態を、前記動作状態をユーザに知らせる場合と同一の表示手段または報知手段によってユーザに知らせるようにしたことを特徴とする家庭用電気製品。
  2. 前記温度感応手段を、前記発熱部品または加熱部品の近傍に配設したことを特徴とする請求項1に記載の家庭用電気製品。
  3. 前記マイコンは、前記検出手段によって所定の動作状態を検出すると、更に前記負荷部品による所定の動作を停止するものであることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の家庭用電気製品。
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