JP4220114B2 - カード支持装置および電子機器 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えばPCIタイプカードのような拡張カードを取り外し可能に支持するカード支持装置およびこのカード支持装置を有する電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】
デスクトップ形のパーソナルコンピュータは、机の天板のような載置面に置かれるコンピュータ本体を備えている。コンピュータ本体は、四角形の箱状をなす筐体を有し、この筐体の内部にCPUを搭載したシステム基板、ハードディスク駆動装置およびCD−ROM駆動装置のような主要な構成要素が一括して収容されている。
【0003】
筐体は、板金製のフレームと、このフレームを覆うトップカバーとを備えている。フレームは、上記主要な構成要素や付属品を支持しており、このフレームのフラットな底板に沿って上記システム基板が水平に配置されている。
【0004】
ところで、コンピュータ本体は、例えばPCIタイプカードのような複数の拡張カードを増設するためのカード収容部を備えている。カード収容部は、複数の拡張カードを収容し得るような大きさを有し、このカード収容部に拡張カードを支持するためのカード支持体が取り出し可能に設置されている。
【0005】
カード支持体は、拡張用サポートカードと、この拡張用サポートカードを支持する板金製のブラケットとで構成されている。拡張用サポートカードは、拡張カードが接続される複数の拡張コネクタを有し、上記システム基板に対し垂直に起立した縦置きの姿勢で配置されている。拡張用サポートカードの下端部には、端子部が形成されている。端子部は、システム基板の上面のコネクタに取り外し可能に嵌合されており、この嵌合により、拡張用サポートカードとシステム基板とが電気的に接続されている。
【0006】
ブラケットは、板金プレス加工された鋼板にて構成されている。このブラケットは、拡張用サポートカードがねじ止めされた支持板と、この支持板の一端から直角に折り曲げられた端板とを有し、この端板に拡張カードのコネクタを露出させる複数の拡張スロットが開口されている。そして、従来のブラケットは、その複数個所が上記筐体のフレームにねじを介して固定されており、この固定により拡張サポートカードとコネクタとの嵌合状態が維持されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
従来のパーソナルコンピュータにおいて、カード収容部に拡張カードを増設するには、まず、カード支持体を筐体のフレームから取り外す。そして、カード支持体の拡張コネクタに拡張カードを差し込み、この拡張カードを拡張用サポートカードに接続する。次に、拡張カードが一体化されたカード支持体をカード収容部に戻し、拡張用サポートカードの端子部を拡張コネクタに嵌め込むとともに、ブラケットをフレームにねじ止めする。
【0008】
このことにより、拡張カードがカード収容部に収まるとともに、拡張用サポートカードおよびコネクタを介してシステム基板に電気的に接続される。
【0009】
ところが、従来のカード支持体は、そのブラケットの複数箇所がねじを介してフレームに固定されるために、拡張カードをカード収容部に収容したり、逆にここから取り出す際には、複数のねじをドライバーのような工具を用いて弛めたり締め付ける作業を必要とする。
【0010】
このため、拡張カードの増設や交換作業に多大な手間と労力を要し、作業に時間がかかるといった問題がある。また、ねじの締め付け力にばらつきが生じると、ブラケットががたついたり傾くことがあり、拡張用サポートカードとコネクタとの嵌合部分に無理な力が加わる虞がある。
【0011】
しかも、ブラケットをフレームに固定する複数のねじが必要となるので、このねじの分だけ部品点数が増大し、これが原因でコンピュータ本体の製造コストが増大するといった不具合が生じてくる。
【0012】
本発明は、このような事情にもとづいてなされたもので、拡張カードの増設および交換作業を格別な工具を用いることなく容易に行うことができ、しかも、カード支持体をカード収容部に確実に位置決め固定できるとともに、固定用のねじ類も不要となってコストを低減できるカード支持装置および電子機器の提供を目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1に係る本発明のカード支持装置は、
底板およびこの底板の周縁から立ち上がる起立板を有するカード収容部と、このカード収容部の底板に沿って水平に配置され、上面にコネクタを有する回路基板と、上記カード収容部に取り出し可能に設置され、少なくとも一つの拡張カードを選択的に取り外し可能に支持するカード支持体とを具備している。
【0014】
上記カード支持体は、上記コネクタに縦置きの姿勢で取り外し可能に嵌合されるとともに、上記拡張カードが接続される少なくとも一つの拡張コネクタを有する拡張用サポートカードと、この拡張用サポートカードを支持する板金製のブラケットとを含んでおり、このブラケットは、上記起立板の少なくとも一個所に係合されて上記カード収容部に対するブラケットの位置を定める係合部を有するとともに、上記起立板は、上記拡張用サポートカードを上記コネクタに嵌め込んだ時に、上記ブラケットに解除可能に引っ掛かるラッチ手段を備え、このラッチ手段は、上記拡張用サポートカードとは上記拡張カードを間に挟んだ反対側に位置されていることを特徴としている。
【0015】
このような構成によれば、ブラケットの係合部を起立板に係合させることでカード収容部に対するカード支持体の位置が定まり、拡張用サポートカードとコネクタとの位置合わせがなされる。拡張用サポートカードがコネクタに嵌まり合うと、起立板のラッチ手段がブラケットに引っ掛かり、このブラケットが起立板に保持される。このため、拡張用サポートカードとコネクタとの嵌合状態が維持される。
【0016】
また、ラッチ手段を操作して起立板とブラケットとの係合を解除すれば、カード収容部からカード支持体を取り出すことができ、拡張用サポートカードをコネクタから引き抜くことができる。
【0017】
よって、拡張カードの増設および交換に伴うカード支持体の着脱時に、複数のねじを弛めたり締め付けるといった面倒な作業は一切不要となり、拡張カードの増設および交換作業を簡単かつ速やかに行うことができる。
【0018】
それとともに、ブラケットをカード収容部に固定する専用のねじ類が不要となるので、その分、部品点数を削減することができ、製造コストを低く抑えることができる。
【0019】
しかも、カード支持体は、拡張カードを間に挟んだ両側でコネクタおよびラッチ手段を介してカード収容部に保持されるので、カード支持体をカード収容部に収容した時のブラケットの浮き上がりを確実に防止することができる。
【0020】
上記目的を達成するため、請求項5に係る本発明の電子機器は、
底板と、この底板の周縁から立ち上がる起立板とで規定されるカード収容部を有するフレームと、このフレームを取り出し可能に収容するとともに、上記底板と向かい合う天板を有する中空箱状のカバーとを含む筐体と、上記カード収容部の底板に沿って水平に配置され、上面にコネクタを有する回路基板と、上記カード収容部に取り出し可能に設置され、少なくとも一つの拡張カードを選択的に取り外し可能に支持するカード支持体とを具備している。
【0021】
上記カード支持体は、上記コネクタに縦置きの姿勢で取り外し可能に嵌合されるとともに、上記拡張カードが接続される少なくとも一つの拡張コネクタを有する拡張用サポートカードと、この拡張用サポートカードを支持する板金製のブラケットとを含んでおり、このブラケットは、上記起立板の少なくとも一個所に係合されて上記カード収容部に対するブラケットの位置を定める係合部と、上記フレームを上記カバーの内側に収容した時に、このカバーの天板に摺動可能に接する少なくとも一つの支持部とを有し、また、上記起立板は、上記拡張用サポートカードを上記コネクタに嵌め込んだ時に、上記ブラケットに解除可能に引っ掛かるラッチ手段を備え、このラッチ手段は、上記拡張用サポートカードとは上記拡張カードを間に挟んだ反対側に位置されていることを特徴としている。
【0022】
このような構成によれば、ブラケットの係合部を起立板に係合させることでカード収容部に対するカード支持体の位置が定まり、拡張用サポートカードとコネクタとの位置合わせがなされる。拡張用サポートカードがコネクタに嵌まり合うと、ラッチ手段を介してブラケットが起立板に保持され、拡張用サポートカードとコネクタとの嵌合状態が維持される。
【0023】
また、ラッチ手段を操作して起立板とブラケットとの係合を解除すれば、カード収容部からカード支持体を取り出すことができ、拡張用サポートカードをコネクタから引き抜くことができる。
【0024】
よって、拡張カードの増設および交換に伴うカード支持体の着脱時に、複数のねじを弛めたり締め付けるといった面倒な作業は一切不要となり、拡張カードの増設および交換作業を簡単かつ速やかに行うことができる。
【0025】
それとともに、ブラケットをカード収容部に固定する専用のねじ類が不要となるので、その分、部品点数を削減することができ、製造コストを低く抑えることができる。
【0026】
しかも、カード支持体は、拡張カードを間に挟んだ両側でコネクタおよびラッチ手段を介してカード収容部に保持されるので、カード支持体をカード収容部に収容した時のブラケットの浮き上がりを確実に防止できる。このため、フレームをカバーに出し入れする際に、ブラケットがカバーの天板と干渉し合うことはなく、フレームの出し入れ作業を滑らかに行うことができる。
【0027】
また、フレームをカバーの内側に収容すると、ブラケットの支持部がカバーの天板によって上方から押え込まれるので、拡張用サポートカードはコネクタに向けて押圧されるような力を受ける。このため、固定用のねじを省略したにも拘らず、カード支持体をカード収容部に正規の姿勢で確実に固定することができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下本発明の実施の形態を、デスクトップ形のパーソナルコンピュータに適用した図面にもとづいて説明する。
【0029】
図1は、デスクトップ形のパーソナルコンピュータ1を開示している。パーソナルコンピュータ1は、例えば机の天板のような水平な載置面に置かれるコンピュータ本体2を備えている。
【0030】
図2に示すように、コンピュータ本体2の外郭となる筐体3は、フレーム4と、このフレーム4を取り出し可能に収容するカバー5とを備えている。フレーム4は、板金プレス加工された鋼板にて構成されている。このフレーム4は、フラットな矩形状の底板7と、この底板7の左右両側縁部から上向きに延びる一対の側板8a,8bと、底板7の前縁から上向きに延びる前板9と、底板7の後縁から上向きに延びる後板10とを一体に有している。側板8a,8b、前板9および後板10は、スポット溶接により互いに結合されて、底板7の周縁から立ち上がる起立板として機能している。そのため、フレーム4は、上方に向けて開放するような箱状をなしている。
【0031】
フレーム4の前板9の上縁には、後向きに直角に折り曲げられた第1の折り返し部11が形成されている。また、図4や図6に示すように、フレーム4の後板10の左端部には、連通口12が形成されている。連通口12は、後板10の上縁に開口されており、この後板10の上縁には、前向きに直角に折り曲げられた第2の折り返し部13が形成されている。第1および第2の折り返し部11,13は、フレーム4の幅方向に延びている。
【0032】
図2および図3に示すように、フレーム4は、その底板7上に側板8a,8b,前板9および後板10とで囲まれる実装領域14を有している。この実装領域14には、制御回路モジュール15、電源ユニット16、フロッピーディスク駆動装置17、ハードディスク駆動装置18およびCD−ROM駆動装置19が収容されている。
【0033】
制御回路モジュール15は、実装領域14の後半部に位置されている。制御回路モジュール15は、システム基板としての回路基板21と、この回路基板21に実装された多数の回路部品22とを備えている。回路基板21は、フレーム4の底板7の上にねじ止めされ、この底板7に沿って水平に配置されている。
【0034】
電源ユニット16およびフロッピーディスク駆動装置17は、実装領域14の前半部の右端部において上下に積み重ねて配置されている。ハードディスク駆動装置18およびCD−ROM駆動装置19は、実装領域14の前半部の左端部において上下に積み重ねて配置されている。これら電源ユニット16、フロッピーディスク駆動装置17、ハードディスク駆動装置18およびCD−ROM駆動装置19は、フレーム4に取り外し可能に支持されているとともに、夫々ケーブル23を介して回路基板21に電気的に接続されている。
【0035】
回路基板21上には、CPUに熱的に接続されたヒートシンク25と、このヒートシンク25を強制的に冷却するクーリングユニット26とが配置されている。クーリングユニット26は、電動ファン(図示せず)が内蔵された排気ダクト27を有している。排気ダクト27は、その吸い込み端がヒートシンク25の上面と向かい合っているとともに、排気端がフレーム4の後板10に開口された多数の排気口28に連なっている。
【0036】
図4に示すように、フレーム4の後板10には、電源スイッチ29や電源コネクタ30を始めとして、プリンタのような各種の周辺機器を接続するための複数のコネクタ31が配置されている。
【0037】
また、フレーム4の前端には、合成樹脂製の化粧パネル32がねじ止めされている。化粧パネル32は、フレーム4の幅方向に沿って延びており、このフレーム4の前板9を前方から覆っている。化粧パネル32は、フロッピーディスク駆動装置17に連なる第1のディスク挿入口33と、CD−ROM駆動装置19に連なる第2のディスク挿入口34とを有している。
【0038】
一方、上記カバー5は、板金プレス加工された鋼板にて構成されている。図2、図8および図9に示すように、カバー5は、フラットな矩形状の床板36と、この床板36と向かい合う天板37と、床板36の左右の側縁部と天板37の左右の側縁部との間に跨る一対の側板38a,38bとを備えている。
【0039】
カバー5は、フレーム4を取り囲むような四角形の中空箱状をなしており、このフレーム4の前方および後方に向かって開口されている。そのため、カバー5は、前端に上記フレーム4を出し入れするための開口部39を有するとともに、後端に開口部39と向かい合う導出口40を有している。この導出口40の開口縁部には、内向きに張り出すフランジ状のストッパ部41が形成されている。
【0040】
カバー5の天板37の上面は、水平な支持面43となっており、この支持面43に例えばCRTディスプレイ装置44のような物品を置けるようになっている。天板37は、カバー5の幅方向に延びる複数の凹所45を有している。凹所45は、天板37を補強するためのもので、この天板37の奥行き方向に間隔を存して配置されている。
【0041】
そのため、中空箱状のカバー5は、天板37の支持面43にCRTディスプレイ装置44が置かれた状態でも、このCRTディスプレイ装置44の重量に充分に耐え得る強度を有している。
【0042】
図1に示すように、フレーム4を開口部39からカバー5の内側に挿入すると、カバー5の床板36がフレーム4の底板7に摺動可能に接触するとともに、カバー5の側板38a,38bがフレーム4の側板8a,8bに摺動可能に接触する。そのため、フレーム4は、カバー5の内側に取り外し可能に嵌合されるようになっている。
【0043】
フレーム4がカバー5の内側に完全に収容されると、このフレーム4の後板10がカバー5のストッパ部41に突き当たり、それ以上のフレーム4の挿入が制限される。そして、この状態では、図4に見られるように、電源スイッチ29、電源コネクタ30および各種のコネクタ31がカバー5の導出口40を通じてコンピュータ本体2の後方に向けて露出される。そのため、電源スイッチ29のON・OFF操作が可能となるとともに、コネクタ30,31に電源ケーブルや周辺機器に連なるケーブルを接続することができる。
【0044】
また、フレーム4の後板10がカバー5のストッパ部41に突き当たると、フレーム4の前端の化粧パネル32がカバー5の開口部39の開口縁部に突き当たり、開口部39を前方から覆い隠す。それとともに、フレーム4の前端上部および後端上部の第1および第2の折り返し部11,13が天板37の下面に摺動可能に接触し、この天板37を下方から支えるようになっている。
【0045】
図3、図5および図6に示すように、コンピュータ本体2は、筐体3の内部にカード収容部50を備えている。カード収容部50は、フレーム4の底板7、左側の側板8aおよび後板10とによって定められており、上記実装領域14の後半部の左端部に位置されている。カード収容部50は、例えばPCIタイプカードのような拡張カード51を最大2枚まで収容し得るような大きさを有し、このカード収容部50の後端に上記後板10の連通口12が位置されている。
【0046】
後板10は、連通口12の開口下縁から前向きに直角に折り曲げられた第1のフランジ部52を有している。第1のフランジ部52は、カード収容部50に向けて水平に張り出している。
【0047】
また、後板10は、連通口12の左右の開口側縁から前向きに直角に折り曲げられた第2および第3のフランジ部53,54を有している。第2および第3のフランジ部53,54は、垂直に起立した状態でカード収容部50に向けて張り出している。
【0048】
第2のフランジ部53は、フレーム4の左側の側板8aの後端部および後板10の左端部と協働してガイド溝55を構成している。ガイド溝55は、カード収容部50に開放されているとともに、このカード収容部50の高さ方向に延びている。そして、図7や図10に示すように、後板10の左端部には、ガイド溝55に向けて切り起こされた舌片56が形成されており、この舌片56はガイド溝55内において後板10と略平行に位置されている。
【0049】
第3のフランジ部54は、連通口12を間に挟んで第2のフランジ部53と向かい合っている。この第3のフランジ部54の先端には、第2のフランジ部53とは反対側に向けて直角に折り返されたガイド部57が形成されている。第3のフランジ部54の上端は、第2の折り返し部13の端部に連なっており、この第2の折り返し部13の端部には、嵌合孔58が開口されている。
【0050】
図6および図8に示すように、実装領域14に収容された回路基板21は、その左端部にカード収容部50に臨む延出部60を有している。延出部60の上面には、サポートコネクタ61が実装されている。サポートコネクタ61は、フレーム4の奥行き方向に沿って延びている。
【0051】
図6に示すように、拡張カード51は、帯状の連結金具62と、半導体パッケージのような各種の回路部品(図示せず)が実装された長方形状の拡張基板63とを備えている。拡張基板63は、連結金具62と直交する方向に延びる一対の縁部を有し、その一方の縁部に端子部63aが形成されている。
【0052】
このような拡張カード51は、カード支持体65を介してカード収容部50に選択的に取り外し可能に収容されている。図3、図6および図7に見られるように、カード支持体65は、拡張用サポートカード66が一体化されたブラケット67を備えている。
【0053】
ブラケット67は、板金プレス加工された鋼板にて構成されている。このブラケット67は、垂直に起立された支持板68および端板69と、水平な上板70とを一体に有している。
【0054】
支持板68は、フレーム4の奥行き方向に沿って延びているとともに、このフレーム4の左側の側板8aと向かい合っている。支持板68は、第1の支持部71と、一対の舌片72a,72bとを有している。第1の支持部71は、支持板68の上縁に位置され、この支持板68の上縁から側板8aとは反対側に向けて水平に張り出している。舌片72a,72bは、側板8aに向けて切り起こされており、これら舌片72a,72bに上記拡張用サポートカード66がねじ止めされている。
【0055】
図8に最も良く示されるように、拡張用サポートカード66は、上記回路基板21の延出部60の上方において、垂直に起立した縦置きの姿勢で配置されている。拡張用サポートカード66は、フレーム4の左側の側板8aと向かい合う面に一対の拡張コネクタ73を装備している。拡張コネクタ73は、フレーム4の奥行き方向に沿って水平に延びているとともに、このフレーム4の高さ方向に間隔を存して互いに平行に配置されている。また、拡張用サポートカード66の下端部には、サポートコネクタ61に取り外し可能に嵌まり合う端子部66aが形成されている。
【0056】
図7や図10に示すように、ブラケット67の端板69は、支持板68の後端から左側の側板8aに向けて延びており、後板10の連通口12をカード収容部50の内側から閉塞している。端板69は、その上縁から後方に向けて直角に折り返された第2の支持部74と、下縁から後方に向けて直角に折り返された第1の係合部75と、左側縁から後方に向けて直角に折り返された第2の係合部76とを一体に有している。
【0057】
第2の支持部74は、フレーム4の幅方向に延びるフランジ状をなしている。第2の支持部74の右端部は、上記嵌合孔58が開口された第2の折り返し部13の端部に上方から重なり合っており、この第2の支持部74の右端部には、下向きに折り返された嵌合片77が形成されている。嵌合片77は、嵌合孔58に取り外し可能に嵌まり合っている。
【0058】
そして、第2の支持部74および第1の支持部71は、第2の折り返し部13と同一平面上に位置されており、フレーム4をカバー5の内側に収容した時に、カバー5の天板37に摺動可能に接するようになっている。
【0059】
第1の係合部75は、フレーム4の幅方向に沿って延びるフランジ状をなしている。第1の係合部75は、上記後板10の第1のフランジ部52の上面に重ね合わされている。第2の係合部76は、後板10の第2のフランジ部53に沿うとともに、その先端がガイド溝55に入り込んでいる。この第2の係合部76の先端には、後板10と向かい合うように直角に折り曲げられた第3の係合部78が形成されている。第3の係合部78は、ガイド溝55内に位置されるとともに、その先端部が後板10と舌片56との間に取り出し可能に入り込んでいる。そして、第3の係合部78には、弾性変形が可能な接触片79が切り起こされており、この接触片79はガイド溝55の底となる後板10の内面に摺動可能に接している。
【0060】
図4に示すように、端板69には、一対の拡張スロット81が開口されている。拡張スロット81は、フレーム4の幅方向に延びる長孔状をなすとともに、フレーム4の高さ方向に間隔を存して互いに平行に配置されている。これら拡張スロット81は、フレーム4の連通口12を通じてコンピュータ本体2の後方に露出されている。
【0061】
拡張スロット81は、拡張カード51がカード収容部50から取り外されている時に、スロットカバー82によって塞がれている。スロットカバー82は、拡張カード51の連結金具62と同じ形状を有し、カード支持体65の端板69にねじ83を介して取り外し可能に支持されている。
【0062】
ブラケット67の上板70は、支持板68の上縁からフレーム4の左側の側板8aに向けて水平に延びており、回路基板21の延出部60やフレーム4の底板7と向かい合っている。上板70は、側板8aの上縁に隣接された側縁部を有し、この側縁部の前端部に係止部85が形成されている。
【0063】
係止部85は、上板70の側縁部から下向きに延びる舌片86を有している。舌片86は、側板8aの上部内面に摺動可能に接している。この舌片86と上板70とで規定される角部には、係止孔87が開口されており、この係止孔87のうち上板70上に位置された開口縁部には、下向きに直角に折り曲げられたストッパ88が形成されている。ストッパ88は、係止孔87の内側において、舌片86よりも拡張用サポートカード66の方向にずれているとともに、この舌片86と略平行に配置されている
図5や図6に示すように、フレーム4の左側の側板8aは、その上縁に開口する一対のスリット90a,90bを有している。スリット90a,90bは、側板8aの高さ方向に沿って互いに平行に配置されている。そして、側板8aのうちスリット90a,90bによって挟まれた部分は、ラッチ手段としてのラッチ片91を構成している。ラッチ片91は、側板8aの高さ方向に延びる短冊状をなしており、その上端部が側板8aの内側に倒れ込む方向に変位可能となっている。
【0064】
ラッチ片91は、上記ブラケット67の係止部85に対応しており、拡張用サポートカード66とは拡張カード51を間に挟んだ反対側に位置されている。図11に見られるように、ラッチ片91の上部は、ブラケット67の舌片86とストッパ88との間に入り込んでおり、このラッチ片91の上部に外側方に向けて張り出すラッチ爪92が形成されている。
【0065】
ラッチ片91は、ラッチ爪92が係止孔87の開口縁部に引っ掛かる係合位置(図11の(A)に示す)と、ラッチ爪92が係止孔87の開口縁部から離脱される係合解除位置(図11の(B)に示す)とに亘って弾性的に変位可能となっており、常にラッチ片91の固有の弾性により上記係合位置に保持されている。そして、ラッチ爪92の上部は、拡張用サポートカード66の端子部66aがサポートコネクタ61に嵌合された時に、ブラケット67の舌片86とストッパ88との間に入り込み、そのラッチ爪92が係止孔87の開口縁部に引っ掛かるようになっている。
【0066】
ラッチ片91は、ラッチ爪92の下方にリリース用の凹部93を有している。凹部93は、ラッチ片91を係合位置から係合解除位置に変位させる際に指先を押し当てるためのもので、この凹部93を指先で押圧すると、ラッチ片91が側板8aの内側に倒れ込んでラッチ爪92が係止孔87の開口縁部から離脱される。
【0067】
この際、ブラケット67のストッパ88は、ラッチ片91よりも内側に位置しており、ラッチ片91が係合解除位置に変位された時に、このラッチ片91の上端が突き当たる。これにより、ラッチ片91が係合解除位置に変位されたことを認識できるとともに、ラッチ片91の過度の変位が阻止されるようになっている。
【0068】
このような構成のパーソナルコンピュータ1において、カード収容部50に拡張カード51を増設するには、まず、図2に示すように、フレーム4をカバー5の開口部39から引き出し、カード収容部50やカード支持体65をコンピュータ本体2の外方に露出させる。
【0069】
次に、フレーム4の左側の側板8aに形成されたラッチ片91の凹部93に指先を当てがい、指先でラッチ片91を押し込む。これにより、図11の(B)に見られるように、ラッチ片91が係合位置から係合解除位置に向けて弾性的に変位し、そのラッチ爪92がブラケット67の係止孔87から離脱するので、ラッチ片91によるカード支持体65のロックが解除される。
【0070】
この状態でブラケット67を引き上げれば、拡張用サポートカード66の端子部66aがサポートコネクタ61から引き抜かれるとともに、ブラケット67の嵌合片77がフレーム4の嵌合孔58から引き抜かれる。また、ブラケット67の端板69の第2および第3の係合部76,78がガイド溝55から離脱し、これによりカード支持体65がフレーム4のカード収容部50から取り出される。
【0071】
引き続き、ねじ83を弛めてブラケット67の端板69からスロットカバー82を取り外し、拡張スロット81を開放する。そして、増設すべき拡張カード51の端子部63aを拡張コネクタ73に接続するとともに、連結金具62を上記ねじ83を利用して端板69に固定する。このことにより、拡張カード51がカード支持体65に一体的に組み込まれ、この拡張カード51と拡張用サポートカード66とが電気的に接続された状態に保持される。
【0072】
次に、この拡張カード51が一体化されたカード支持体65をカード収容部50に戻す。この際、カード支持体65は、ブラケット67の端板69の右端部をフレーム4の後板10のガイド部57に当てがいながら、このブラケット67の第2および第3の係合部76,78をフレーム4のガイド溝55に挿入し、このガイド溝55をガイドとしてカード収容部50の内部に落とし込んでいく。
【0073】
このことにより、端板69の第3の係合部78が嵌合片77と後板10との間に入り込むとともに、この第3の係合部78の接触片79が後板10に摺動可能に接触する。また、ブラケット67の嵌合片77がフレーム4の嵌合孔58に入り込む。そのため、カード支持体65は、フレーム4の奥行き方向および幅方向への位置が固定的に定められた状態でカード収容部50に落とし込まれる。
【0074】
このカード支持体65の落とし込みは、端板69の第1の係合部75がフレーム4の第1のフランジ部52に突き当たることで停止され、この端板69上の拡張スロット81が連通口12を通じてコンピュータ本体2の後方に露出される。
【0075】
また、端板69の第1の係合部75がフレーム4の第1のフランジ部52に突き当たる直前に、拡張用サポートカード66の端子部66aがサポートコネクタ61に嵌まり合う。そのため、拡張用サポートカード66を介して拡張カード51と回路基板21とが電気的に接続されるとともに、拡張用サポートカード66がカード収容部50に保持される。
【0076】
また、拡張用サポートカード66の端子部66aがサポートコネクタ61に嵌まり合うと同時に、フレーム4のラッチ片91の上端部がブラケット67の舌片86とストッパ88との間に入り込み、このラッチ片91のラッチ爪92が舌片86の係止孔87の開口縁部に弾性的に引っ掛かる。これにより、ブラケット67がフレーム4の側板8aに抜け止め保持され、拡張用サポートカード66の端子部66aとサポートコネクタ61との嵌合状態が維持される。
【0077】
このような構成のパーソナルコンピュータ1によれば、拡張カード51を支持するカード支持体65は、ブラケット67の第1ないし第3の係合部75,76,78および嵌合片77とフレーム4との機械的な係合によりカード収容部50に対する位置合わせがなされ、かつ、ブラケット67にフレーム4のラッチ片91が弾性的に引っ掛かることで、このフレーム4に抜け止め保持される。
【0078】
このため、カード支持体65をカード収容部50から取り出すには、単にラッチ片91を指先で押圧しつつ、ブラケット67を引き上げれば良いとともに、逆にカード支持体65をカード収容部50に収めるには、ブラケット67の第2および第3の係合部78,78をガイド溝55に沿わせて落とし込んでいけば良い。
【0079】
よって、拡張カード51の増設や交換に伴うカード支持体65の着脱時に、複数のねじを弛めたり締め付けるといった面倒な作業は一切不要となり、拡張カード51の増設や交換作業を簡単かつ速やかに行うことができる。
【0080】
しかも、ブラケット67をフレーム4に固定する専用のねじが不要となるので、部品点数を削減することができ、その分、製造コストを低く抑えて安価なパーソナルコンピュータ1を提供することができる。
【0081】
また、上記構成によると、ブラケット67を抜け止め保持するラッチ片91は、拡張用サポートカード66に対し拡張カード51を間に挟んだ反対側に位置されているので、拡張用サポートカード66とサポートコネクタ61との嵌合部分から遠ざかった位置でブラケット67を保持することができる。
【0082】
このため、カード支持体65は、拡張カード51を間に挟んだ両側でサポートコネクタ61およびラッチ片91を介してフレーム4に保持されることになり、このカード支持体65のブラケット67の浮き上がりを確実に防止できる。よって、フレーム4をカバー5から引き出したり、このカバー5の内側に押し込む際に、ブラケット67の上板70がカバー5の天板37と干渉し合うことはなく、フレーム4の出し入れ作業を滑らかに行うことができる。
【0083】
加えて、ブラケット67の第1および第2の支持部71,74は、フレーム4がカバー5に収容されている限りカバー5の天板37に摺動可能に接触し、この天板37によって上方から押え込まれている。このため、拡張用サポートカード66は、常にサポートコネクタ61に向けて押圧されるような力を受けることになり、固定用のねじ類を省略した構成でありながら、カード支持体65をカード収容部50に正規の姿勢で確実に固定できるといった利点がある。
【0084】
【発明の効果】
以上詳述した本発明によれば、拡張カードの増設や交換に伴うカード支持体の着脱時に、複数のねじを弛めたり締め付けるといった面倒で手間のかかる作業が一切不要となるので、拡張カードの増設や交換作業を簡単かつ速やかに行うことができる。しかも、ブラケットをカード収容部に固定する専用のねじが不要となるので、部品点数を削減することができ、その分、製造コストを低く抑えて安価な電子機器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るデスクトップ形パーソナルコンピュータの斜視図。
【図2】カバーからフレームを引き出し、制御回路モジュールおよびCD−ROM駆動装置のような機能部品を開放した状態を示すコンピュータ本体の斜視図。
【図3】制御回路モジュールおよびCD−ROM駆動装置のような機能部品が組み込まれたフレームの斜視図。
【図4】コンピュータ本体の後端部の斜視図。
【図5】フレームのカード収容部にカード支持体を装着した状態を示す斜視図。
【図6】フレームのカード収容部、カード支持体および拡張カードの位置関係を示す斜視図。
【図7】カード支持体とフレームのカード収容部との位置関係を示す斜視図。
【図8】フレームのカード収容部にカード支持体を介して拡張カードを増設した状態を示すパーソナルコンピュータの断面図。
【図9】フレームのカード収容部にカード支持体を介して拡張カードを収容した状態を示すパーソナルコンピュータの断面図。
【図10】カード支持体のブラケットがカード収容部に嵌め込まれた状態を示す断面図。
【図11】(A)は、ラッチ片が係合位置に保持されて、カード支持体のブラケットに引っ掛かった状態を示す断面図。
(B)は、ラッチ片が係合位置から係合解除位置に変位されて、カード支持体のブラケットのロックが解除された状態を示す断面図。
(C)は、カード支持体のブラケットがフレームから離脱された状態を示す断面図。
【符号の説明】
3…筐体
4…フレーム
5…カバー
7…底板
8a…起立板(側板)
21…回路基板
37…天板
50…カード収容部
51…拡張カード
61…コネクタ(サポートコネクタ)
65…カード支持体
66…拡張用サポートカード
67…ブラケット
71,74…支持部(第1の支持部、第2の支持部)
75,76,78…係合部(第1の係合部、第2の係合部、第3の係合部)
91…ラッチ手段(ラッチ片)

Claims (7)

  1. 底板およびこの底板の周縁から立ち上がる起立板を有するカード収容部と、
    このカード収容部の底板に沿って水平に配置され、上面にコネクタを有する回路基板と、
    上記カード収容部に取り出し可能に設置され、少なくとも一つの拡張カードを選択的に取り外し可能に支持するカード支持体とを具備し、
    上記カード支持体は、上記コネクタに縦置きの姿勢で取り外し可能に嵌合されるとともに、上記拡張カードが接続される少なくとも一つの拡張コネクタを有する拡張用サポートカードと、この拡張用サポートカードを支持する板金製のブラケットとを含み、
    このブラケットは、上記起立板の少なくとも一個所に係合されて上記カード収容部に対するブラケットの位置を定める係合部を有するとともに、上記起立板は、上記拡張用サポートカードを上記コネクタに嵌め込んだ時に、上記ブラケットに解除可能に引っ掛かるラッチ手段を備え、このラッチ手段は、上記拡張用サポートカードとは上記拡張カードを間に挟んだ反対側に位置されていることを特徴とするカード支持装置。
  2. 請求項1の記載において、上記カード支持体のブラケットは、上記拡張用サポートカードに沿って起立する支持板と、この支持板の一端に連なるとともに、少なくとも一つの拡張スロットが開口された端板と、これら支持板の上縁および端板の上縁に連なる水平な上板とを有し、この上板の上記拡張用サポートカードとは反対側の端部に上記ラッチ手段が取り外し可能に引っ掛かる係止部が形成されていることを特徴とするカード支持装置。
  3. 請求項2の記載において、上記拡張スロットが開口された端板は、上記拡張用サポートカードと直交する方向に延びているとともに、上記カード収容部の起立板は、上記拡張スロットを露出させる連通口を備えていることを特徴とするカード支持装置。
  4. 請求項2の記載において、上記係止部は、上記上板の縁部から下向きに延びる舌片と、この舌片に開口された係止孔とを有し、上記ラッチ手段は、上記係止孔に引っ掛かる係合位置と、上記係止孔から離脱される係合解除位置とに亘って弾性的に変形可能で、常に上記係合位置に保持されたラッチ片を有し、このラッチ片は、上記カード収容部の起立板に一体に形成されていることを特徴とするカード支持装置。
  5. 底板と、この底板の周縁から立ち上がる起立板とで規定されるカード収容部を有するフレームと、このフレームを取り出し可能に収容するとともに、上記底板と向かい合う天板を有する中空箱状のカバーとを含む筐体と、
    上記カード収容部の底板に沿って水平に配置され、上面にコネクタを有する回路基板と、
    上記カード収容部に取り出し可能に設置され、少なくとも一つの拡張カードを選択的に取り外し可能に支持するカード支持体とを具備し、
    上記カード支持体は、上記コネクタに縦置きの姿勢で取り外し可能に嵌合されるとともに、上記拡張カードが接続される少なくとも一つの拡張コネクタを有する拡張用サポートカードと、この拡張用サポートカードを支持する板金製のブラケットとを含み、
    このブラケットは、上記起立板の少なくとも一個所に係合されて上記カード収容部に対するブラケットの位置を定める係合部と、上記フレームをカバーの内側に収容した時に、このカバーの天板に摺動可能に接する少なくとも一つの支持部とを有し、また、上記起立板は、上記拡張用サポートカードを上記コネクタに嵌め込んだ時に、上記ブラケットに解除可能に引っ掛かるラッチ手段を備え、このラッチ手段は、上記拡張用サポートカードとは上記拡張カードを間に挟んだ反対側に位置されていることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項5の記載において、上記ラッチ手段は、上記ブラケットに引っ掛かる係合位置と、上記ブラケットから離脱される係合解除位置とに亘って弾性的に変形可能で、常に上記係合位置に保持されたラッチ片を有し、このラッチ片は、上記カード収容部の起立板に一体に形成されていることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項6記載において、上記カード支持体のブラケットは、上記拡張用サポートカードに沿って起立する支持板と、この支持板の一端に連なるとともに、少なくとも一つの拡張スロットが開口された端板と、これら支持板の上縁および端板の上縁に連なる水平な上板とを有し、上記端板は、上記拡張用サポートカードと直交する方向に延びているとともに、これら支持板および端板の上縁に夫々上記支持部が形成されていることを特徴とする電子機器。
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