JP4218838B2 - 電力供給システム、電力供給装置および電子回路駆動方法 - Google Patents

電力供給システム、電力供給装置および電子回路駆動方法 Download PDF

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Description

本発明は、電力供給および冷却技術に関し、特に半導体集積回路を対象とした電力供給技術に関する。
LSI設計において製造プロセスの微細化と素子の高集積化が一段と進み、チップの性能限界として発熱量を考慮することがLSIの設計上非常に重要になった。チップが高温になると、動作不良を起こしたり、長期信頼性が低下するため、様々な発熱対策がとられている。たとえば、チップの上部にヒートシンクを設けて、チップから発生する熱を逃がす方法がとられる。
昨今のLSI、特に高性能のマイクロプロセッサでは、ヒートシンクでもとりきれない発熱が生じうるため、放熱効率の改善は永続的な課題である。
また、LSIにおいて、基板などと接続される端子の電流容量には限界があり、端子に流れる電流密度がLSIの信頼性に影響を及ぼすという問題が生じており、LSIに対する電力供給もまた、重要な技術的課題としてあげられる。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、半導体集積回路を効果的に冷却しつつ、同時に電力を供給することができる電力供給システムの提供にある。
本発明のある態様は電力供給システムに関する。この電力供給システムは、電子回路を冷却するための冷却媒体の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、該電気エネルギーによって電子回路を駆動する。
冷却媒体として導電性流体を選択し、この導電性流体に磁界を印加することによって、ファラデーの電磁誘導の法則にもとづき導電性流体と磁界が相互作用して起電力が生じる。この起電力を利用することによって冷却対象となる電子回路を駆動することができる。
本発明によれば、半導体集積回路を効果的に冷却しつつ、同時に電力供給することができる。
実施の形態の詳細について説明する前に、その概要を述べる。
本発明のある態様は電力供給システムに関する。この電力供給システムは、流路が穿設された基体と、基体に穿設された流路に導電性流体を流通せしめるポンプと、導電性流体の流通方向に対して垂直に磁界を印加する磁石と、磁界の印加方向と平行な対向する2面に、流路を挟むように設けられた陽極と陰極と、を備え、駆動対象の半導体集積回路を、陽極と陰極間に発生する起電力によって駆動する。
この態様によれば、基体内部の流路において、導電性流体と磁界が相互作用し、ファラデーの電磁誘導の法則にもとづき陰極と陽極間には起電力が発生し、この起電力によって半導体集積回路を駆動することができる。
基体は半導体集積回路と密着して固定され、流路は半導体集積回路の発熱箇所に近接する領域に穿設されており、導電性流体を冷却する冷却装置をさらに備えてもよい。
基体と半導体集積回路を密着させることによって、半導体集積回路に生じた熱を流路を流れる導電性流体によって除去することができ、導電性流体を冷却装置によって冷却することによって冷却と電力供給を同時に行うことができる。
流路は、マイクロチャネル構造を有し、磁界の印加方向に隣接して複数穿設されてもよい。
流路をマイクロチャネル構造とすることによって、導電性流体の熱輸送効率を高めることができ、半導体集積回路の冷却効率を高めることができる。
半導体集積回路の温度を検出する温度検出部と、温度検出部によって検出された半導体集積回路の温度にもとづいて、冷却装置の冷却能力を制御する冷却制御部と、をさらに備えてもよい。
半導体集積回路の温度に応じて冷却装置を制御し、導電性流体の温度を調節することにより、安定した冷却を行うことができる。
陽極および陰極はそれぞれ、半導体集積回路の電源電圧端子および固定電圧端子に接続されてもよい。
陽極および陰極はそれぞれ、半導体集積回路と平行に設けられており、陽極は、流路の半導体集積回路側に設けられており、陰極は、流路の半導体集積回路と反対側に設けられてもよい。
陽極および陰極をこのような位置関係とすることによって、導電性流体内を陰極から陽極に向かって流れる電子にも熱輸送させることができ、冷却効率をさらに高めることができる。
基体は、シリコンによって形成されてもよい。
熱伝導率が高く、加工や電極形成が容易なシリコンを基体の材料として選択することによって、一般的な半導体製造工程を利用して電力供給装置を製造することができる。
基体は、半導体集積回路が形成されるシリコン基板内に、半導体集積回路と一体に形成されてもよい。
基体を半導体集積回路と一体に形成することによって、半導体集積回路と基体との間の接着面におけるヒートロスが減少し、より効率的な冷却を行うことができる。
導電性流体は、半導体集積回路またはその周辺装置の動作温度近傍に沸点を有する液体を含んでもよい。電力供給システムは、半導体集積回路またはその周辺装置から発せられる熱エネルギーを、液体を気化させるエネルギーとして利用することにより、導電性流体を流路に流通せしめるための運動エネルギーに変換する補助ポンプをさらに備えてもよい。
導電性流体を基体内の流路を通過する際に膨張させ、Rankineサイクル(蒸気サイクル)などを利用した補助ポンプを用いることによって、半導体集積回路や、周辺の電源装置などを熱源とし、これらの熱源を導電性流体の動力として利用することができる。
陽極および陰極間に発生する起電力により、半導体集積回路以外の負荷回路を駆動してもよい。
冷却対象となる半導体集積回路に代えて、あるいは半導体集積回路とともに、他の負荷回路を陰極および陽極間に発生する起電力によって駆動することができる。
半導体集積回路を駆動するための駆動電圧を出力する電源をさらに備えてもよい。半導体集積回路を、電源から出力される駆動電圧または陽極および陰極間に発生する起電力のいずれかによって駆動してもよい。
陽極および陰極間に発生する起電力が所定のしきい値より低いとき、電源から出力される駆動電圧によって半導体集積回路を駆動してもよい。
陽極および陰極間に発生する起電力として半導体集積回路を駆動するために必要な電圧が得られない場合などに、電源に切り替えることによって安定して半導体集積回路を駆動することができる。
陽極および陰極間に発生する起電力を検出し、起電力が所定の電圧値に近づくように導電性流体の速度を制御する制御部をさらに備えてもよい。
陽極および陰極間に発生する起電力は、導電性流体の速度に依存するため、起電力にもとづいて速度を帰還制御することによって安定した起電力を得ることができる。
半導体集積回路の温度を検出する温度検出部と、温度検出部によって検出された半導体集積回路の温度にもとづいて、導電性流体の速度を制御する制御部と、をさらに備え、制御部は、半導体集積回路の温度が低い程、導電性流体の速度を低下させてもよい。
この場合、半導体集積回路の温度が低いときには、冷却能力を低下させることによりシステム全体の消費電力を低減することができる。
本発明の別の態様は、電力供給装置である。この電力供給装置は、導電性流体が流通する流路が穿設された基体と、流路を挟むように設けられた陽極と陰極と、を備える。この電力供給装置は、導電性流体と当該導電性流体に印加される磁界との相互作用によって陽極と陰極間に発生する起電力によって駆動対象の半導体集積回路を駆動する。
この態様によれば、基体内部の流路において、導電性流体と磁界が相互作用し、ファラデーの電磁誘導の法則にもとづき陰極と陽極間には起電力が発生し、この起電力によって半導体集積回路を駆動することができる。
電力供給装置は、導電性流体に磁界を印加する磁石をさらに備えてもよい。
流路は、マイクロチャネル構造を有し、磁界の印加方向に隣接して複数穿設されてもよい。
本発明のさらに別の態様は、電子回路駆動方法である。この電子回路駆動方法は、電子回路を冷却するための冷却媒体の運動エネルギーを電気エネルギーに変換し、該電気エネルギーによって電子回路を駆動する。
この態様によれば、冷却媒体が持つ運動エネルギーの一部を電気エネルギーに変換することによって、電子回路の冷却と電力供給を同時に行うことができる。
本発明のさらに別の態様もまた、電子回路駆動方法である。この電子回路駆動方法は、駆動対象である電子回路を冷却するための導電性流体と導電性流体に印加された磁界との相互作用によって生じる起電力によって冷却対象となる電子回路を駆動する。
この態様によれば、冷却媒体として導電性流体を選択し、この導電性流体に磁界を印加することによって、ファラデーの電磁誘導の法則にもとづき導電性流体の運動エネルギーが電気エネルギーに変換され、起電力が生じる。この起電力を利用することによって冷却対象となる電子回路を駆動することができる。
本発明のさらに別の態様もまた、電子回路駆動方法である。この電子回路駆動方法は、駆動対象である電子回路を冷却するために循環される導電性流体と導電性流体に印加された磁界との相互作用によって生じる起電力を、電子回路を駆動する主電源から供給される電力を補う補助電源として利用する。
この態様によれば、主電源をあらかじめ用意しておき、上述の起電力を補助電源として利用することで、回路の安定性を向上することができる。
以下、これらの発明の態様について、実施の形態をもとに詳細に説明する。
本発明の実施の形態に係る電力供給システムは、半導体集積回路を冷却し、同時に半導体集積回路に対して駆動電力を供給するものである。
図1は、実施の形態に係る電力供給システム100の全体構成を示す。電力供給システム100は、起電冷却ヘッド10、ポンプ14、輸送管16、冷却装置18を含む。
起電冷却ヘッド10は、半導体集積回路12と密着して固定されており、半導体集積回路12から熱量Qを奪うとともに、起電力Esを供給する。この起電冷却ヘッド10は、後述するように、内部に冷却媒体が流し込めるよう流路が穿設された基体を備えており、両端で輸送管16と接続されている。冷却媒体としては、後述のように導電性流体を選択する。この起電冷却ヘッド10は、半導体集積回路12に電力を供給する電力供給装置として機能する。
ポンプ14の駆動により、輸送管16および起電冷却ヘッド10の基体内部の流路に冷却媒体が循環される。起電冷却ヘッド10において半導体集積回路12から奪い取った熱量Qにより温度が上昇した冷却媒体は、冷却装置18で冷却される。冷却装置18は、たとえばヒートシンク、空冷ファン、ペルチェ素子、あるいはこれらの組み合わせなどによって構成され、輸送管16中を循環する冷却媒体から熱量Q’を奪う。このポンプ14は、機械的に流体を循環させるポンプで構成すればよい。
このようにして、本実施の形態に係る電力供給システム100は、半導体集積回路12に固定された起電冷却ヘッド10に冷却媒体を循環させることによって半導体集積回路12を冷却する。
図2は、起電冷却ヘッド10の断面構成および半導体集積回路12との接続状態を示す。
半導体集積回路12は、BGA(Ball Grid Array)構造のフリップチップとなっており、プリント基板20にはんだボール22を介して接続されている。
起電冷却ヘッド10は、半導体集積回路12の裏面を覆うようにして密着されている。半導体集積回路12は、その裏面に電源電圧端子Vddと接地端子GNDを備えており、起電冷却ヘッド10において発生する起電力Esによって駆動される。
起電冷却ヘッド10は、基体40、N極磁石50、S極磁石52を含む。図3は、起電冷却ヘッド10を上方からみた平面図である。
図2に示すように基体40内部には流路42が複数マイクロチャネルとして穿設されており、輸送管16から供給される冷却媒体が紙面の手前から奥に向かって流れている。この流路42は、半導体集積回路12の発熱箇所を覆うようにして設けられている。この流路42の内部には、図3に示す向きで冷却媒体が流通する。
N極磁石50、S極磁石52は、この冷却媒体の流通方向、すなわち流路の穿設方向に対して垂直に磁界を印加するために、起電冷却ヘッド10を挟むようにして設けられている。このN極磁石50およびS極磁石52によって、紙面左から右方向に向かって磁界Bが発生する。これらの磁石は、永久磁石を用いてもよい。
図2に戻る。基体40に複数設けられた流路42の内壁には、それぞれ磁界Bの印加方向と平行な対向する2面に、流路を挟むようにして陽極44および陰極46がそれぞれ設けられている。流路42の内壁上面に設けられた陽極44同士、内壁下面に設けられた陰極46同士はそれぞれ電気的に接続されて、半導体集積回路12の電源電圧端子Vddおよび接地端子GNDに接続されている。
基体40は、熱伝導性の良い材料で構成することが望ましい。また、基体40に穿設される流路42の内壁に設けられる陽極および陰極の端子は、銅などの金属材料で構成することになる。したがって、基体40の材料として、半導体、特にシリコンを用いた場合、シリコン半導体製造プロセスを用いて基体40を製造することができる。このようなマイクロチャネルを製造し、電極を形成する工程については、MEMS(Micro Electro Mechanical System)などに関連する公知の技術を用いることができるため、ここでは詳述しない。
基体40と半導体集積回路12との接続はいくつかの形態が考えられる。基体40と半導体集積回路12を別々に製造した場合、図2に示すように、はんだバンプなどで物理的に接続する、あるいは、基体40の電極と半導体集積回路12の電極とを圧力を加えて接触させる、あるいはワイヤボンドなどによって接続してもよい。
図4は、図1の電力供給システムの変形例を示す図である。基体40の材料としてシリコンを選択する場合には、図4に破線で示すように、半導体集積回路12と基体40とを同一のシリコンチップ200上に一体に形成してもよい。この場合、半導体集積回路12と基体40との間の接着面が存在せず、図1の場合と比べてヒートロスが減少することになるため、より効率的な冷却を行うことができる。
以上のように構成された電力供給システム100の動作について図5をもとに説明する。
流路42および輸送管16には、冷却媒体として導電性流体が充填されている。この導電性流体としては液体金属、たとえば水銀、インジウム合金、ゲルマニウム合金、ビスマス系合金、NaKなどが挙げられる。この導電性流体は、半導体集積回路12から発生した熱を輸送すると同時に、磁界との相互作用によって起電力を発生させる。
図5は、流路42における導電性流体と磁界との相互作用の様子を示す図である。
流路42には、導電性流体がx軸方向に向かって速度uで流れている。この流路42には、N極磁石50、S極磁石52によってz軸と反対向きに磁束密度Bで磁界が印加されている。図5のように磁界中に導電性流体を流すと、ファラデーの電磁誘導の法則に従い、流体の速度uおよび磁束密度Bに垂直方向に起電力Es=u×Bが発生する。この起電力Esは陽極44、陰極46から取り出すことができ、半導体集積回路12の駆動電圧として供給される。
この電力供給システム100において、ポンプ14によって導電性流体を駆動するために必要な電力などは、以下のように見積もることができる。
マイクロチャネルを構成する流路42に流れる導電性流体によって輸送可能な熱量Q[W]は、Q=Cp×g’×ΔT=ρ×Cp×V’×ΔTで表される。ここで、各定数はそれぞれ、導電性流体の熱容量Cp[J/kg/K]、質量流量g[kg]、密度ρ[m/kg]、体積流量V[m/s]、速度u[m/s]、マイクロチャネル通過前後の温度差ΔT[K]を表している。また、「’」はある物理量を時間微分することを意味する。したがって、導電性流体によって半導体集積回路12から発生する熱量Qchipを輸送するためには、体積流量Vの時間微分V’として、V’≧Qchip/(ρ×Cp×ΔT)が必要とされる。
マイクロチャネルの本数をN、チャネルあたりの断面積Achとすると、導電性流体の総断面積はN×Achで与えられる。マイクロチャネル内を流れる導電性流体の速度uは、u=V’/(N×Ach)で与えられるため、u≧Qchip/(N×Ach×ρ×Cp×ΔT)とすることによって、半導体集積回路12から発生する熱量を輸送することが可能となる。
また、マイクロチャネルの流動抵抗ΔPは、ΔP=ρ×u/2、で与えられるため、マイクロチャネル内部に速度uで導電性流体を流す場合、導電性流体の駆動パワーWch[W]は、Wch=N×Ach×u×ΔPだけ必要とされる。
一方、起電冷却ヘッド10における起電力Es[V]は、磁束B[T]と導電性流体の速度uに比例し、E=u×Bで与えられる。陽極44および陰極46間の導電性流体の内部電気抵抗Rint[Ω]は、流体の電気抵抗率σ[Ω・m]、陽極44−陰極46間距離d[m]、電極面積S[m]として、Rint=σ×d/Sとなる。よって電力供給対象となる半導体集積回路12の内部抵抗をRext[Ω]とおくならば、半導体集積回路12に流れる電流Iは、I=Es/(Rin+Rext)となる。その結果、半導体集積回路12における消費電力は、Pchip=Es/(Rint+Rext)となる。
したがって、ポンプ14によって導電性流体に供給すべき電力Winは、起電力として半導体集積回路12に供給される電力と、マイクロチャネル内を流通させるために必要な電力の和となるため、半導体集積回路12の効率ηを考慮して、Win≧Wch+η×Pchip=N×Ach×ρ/2×u+η×B/(Rint+Rext)×uとなる。
導電性流体として水銀を用いた場合の設計例を以下に示す。半導体集積回路12から発生する熱量をQとし、ΔT=28°Cで輸送する場合を考えると、必要な質量流量は2.13g/s、体積流量で2.63cc/sとなる。マイクロチャネルを構成する流路の本数を70本、各流路の断面を70μm×70μm、長さを0.8cmとすると、各流路の平均速度としてu=0.94m/sが必要とされる。
このときのマイクロチャネル内部の流動抵抗は約2MPaとなる。これより、導電性流体の駆動電力は、Wch=4.9Wとなる。
磁束としてB=1.1Tの磁束を速度u=0.94m/sの導電性流体に印加した場合に得られる起電力Esは、Es=1.1Vとなる。電気抵抗値Rintを0.1mΩ、チップ側の内部抵抗Rext=1Ωとすると、半導体集積回路12に対して合計70Wの電力供給を行うことができる。
導電性流体の速度uは、起電によるエネルギーが失われ減速力F=JBを受けて減速する。したがって導電性流体を駆動するポンプ14は、この減速力を打ち消すように導電性流体を輸送管16に導電性流体を流し込む必要がある。すなわち、ポンプ14によってWin=Wchip+Wch=74.9Wの電力を導電性流体に対して供給すればよい。実際には、上記電力Winに加えて、輸送管16内に導電性流体を流通させるための電力が必要となる。
以上のように、本実施の形態に係る電力供給システム100によれば、起電冷却ヘッド10によって半導体集積回路12から熱を奪うと同時に、冷却媒体として導電性流体を用いることによって起電冷却ヘッド10において起電力Esを発生させて半導体集積回路12に電力供給を行うことができる。
また、電力供給を起電冷却ヘッド10の半導体集積回路12側に設けられた電極Vdd、GNDを介して行うが、これらの電極は、他の電極からの制約を受けないため、その面積を従来のBGAパッケージ構造に比べて広くすることが可能となり、従来のBGAパッケージ構造での課題であった1端子あたりの電流容量の問題などを解決することが可能となる。
この電力供給システム100では、半導体集積回路12に対する電力供給に従来のような配線を用いる必要がないため、断線、短絡などの危険を低減することができる。また、配線による電力供給での課題であったマイグレーションの問題なども解消することができる。
以下、この電力供給システム100を基本として、回路をより安定に動作させ、あるいは効率的な冷却を行う技術を付加した変形例について説明する。
図6は、本実施の形態に係る電力供給システム100の第1の変形例を示す。
半導体集積回路12の発熱量Qは、回路の動作状態によって大きく変化する。したがって、冷却装置18における導電性流体の冷却能力を、半導体集積回路12の温度Tをモニタしながら、冷却装置18における冷却能力を制御してもよい。
図6は、半導体集積回路12の温度に応じて冷却装置18の冷却能力を制御する電力供給システム100aの構成例を示す。この電力供給システム100aは、起電冷却ヘッド10、ポンプ14、輸送管16、冷却装置18、温度検出部60、冷却制御部62を含む。以下、電力供給システム100の変形例について、図1から図3と同一の構成要素には同一の符号を付し、説明を省略する。
温度検出部60は、熱電対や赤外線センサ、あるいはその他の温度検出手段によって、半導体集積回路12の温度Tを検知する。この温度検出部60は、冷却装置18に対して半導体集積回路12の温度Tに対応した検出信号Vtを出力する。
冷却制御部62は、検出信号Vtにもとづいて冷却装置18の冷却能力を制御するための制御信号Vcntを生成して出力する。冷却制御部62における冷却能力の制御方法としては、検出信号Vtが所定のしきい値以上のとき、すなわち半導体集積回路12の温度Tが所定のしきい値以上のときに、その冷却能力を高めてもよいし、半導体集積回路12の温度Tが一定となるように冷却能力を帰還制御してもよい。冷却装置18が空冷ファンによって構成される場合には、制御信号Vcntによって空冷ファンの回転数を変化させればよいし、ペルチェ素子により構成される場合には、素子に印加する電圧を変化させることによって冷却能力を制御することができる。
このように半導体集積回路12の温度Tに応じて冷却装置18の冷却能力を制御することによって、安定した冷却を行い、半導体集積回路12を安定に動作させることができる。また、半導体集積回路12の発熱量が小さい場合には、冷却装置18の駆動能力を低下させることによって、冷却装置18における消費電力を低減することができる。
図7は、電力供給システムの第2の変形例を示す。図7の電力供給システム100bは、起電力検出部64、切り替えスイッチSW、電源66を含む。電力供給システム100bにおいて、ポンプ14によって輸送管16内の導電性流体を駆動開始した直後など、導電性流体の速度uが必要な値に達するまでの間、起電冷却ヘッド10から得られる起電力Esとして、半導体集積回路12を安定に動作させるために必要な電圧が得られない場合も想定される。そこで図7の電力供給システム100bは、起電冷却ヘッド10から得られる起電力Esがしきい値電圧よりも低いときに、半導体集積回路12への電力供給源を電源66へと切り替える。
起電力検出部64は、起電冷却ヘッド10から得られる起電力Esを検出し、所定のしきい値電圧Vthと比較する。このしきい値電圧Vthは、半導体集積回路12を安定に動作させるために必要な電圧より高く設定しておく。起電力検出部64からはスイッチSWに対して切り替え信号Vswが出力されている。
起電力検出部64は、Es>Vthのとき、スイッチSWを起電冷却ヘッド10側にオンし、Es<Vthのとき、スイッチSWを電源66側にオンする。電源66から出力される電圧Vdd’は、しきい値電圧Vthよりも高く設定しておく。
このように構成された電力供給システム100bでは、半導体集積回路12に印加される駆動電圧が所定のしきい値電圧Vthよりも低くなることがないため、回路をより安定に動作させることができる。
図8は、電力供給システムの第3の変形例を示す。この電力供給システム100cは、ポンプ14による導電性流体の速度uを調節することによって、起電冷却ヘッド10における起電力Esを安定化させる。
この電力供給システム100cは、図1の電力供給システム100に加えて、ポンプ制御部70を備えている。ポンプ制御部70は、演算増幅器72と、駆動電圧生成部74を含む。
演算増幅器72の非反転入力端子には基準電圧Vrefが入力されており、反転入力端子には半導体集積回路12に供給される起電力Esが入力されている。演算増幅器72から出力される誤差電圧Verrは、ポンプ14に入力されている。
駆動電圧生成部74は、演算増幅器72から出力される誤差電圧Verrにもとづいてポンプ14の駆動能力を制御する。ポンプ14の駆動能力によって、導電性流体の速度uが制御されることになる。演算増幅器72においては、反転入力端子および非反転入力端子に入力される2つの電圧が等しくなるように誤差電圧Verrが帰還制御され、導電性流体の速度uが調節される。起電力Esは、導電性流体の速度uに比例するため、Es=Vrefとなるように起電力Esを安定化することができる。
一般的に半導体集積回路12に供給される電圧を安定化する場合には、リニアレギュレータなどを用いることになるが、この電力供給システム100においては、リニアレギュレータを用いなくても、起電力Esを検出し、導電性流体の速度uを帰還制御することによって、起電力Esを所望の基準電圧Vrefに安定化することができ、半導体集積回路12に対して安定した電圧を供給することができる。
図9は、電力供給システムの第4の変形例を示す。図9の電力供給システム100dは、図8の電力供給システム100cと同様に、ポンプ14の駆動能力を制御するポンプ制御部70を備えているが、半導体集積回路12の温度Tにもとづいてポンプ14の駆動能力を制御する点で図8とは異なっている。
電力供給システム100dにおいて、ポンプ制御部70は、温度検出部60から出力される電圧Vtが所定の電圧以上のとき、すなわち、半導体集積回路12が所定のしきい値温度を超えたときにポンプ14の駆動能力を高めて起電冷却ヘッド10内の導電性流体の速度uを上げてもよい。あるいは、温度検出部60から出力される電圧Vtが所定の電圧に近づくように、すなわち、半導体集積回路12の温度Tが所定の温度に近づくようにポンプ14を帰還制御してもよい。
このように電力供給システムを構成することによって、半導体集積回路12の温度Tが所定の温度よりも高くなるのを防止することができるため、半導体集積回路12の熱暴走などを抑え、回路を安定に動作させることができる。さらに、半導体集積回路12における発熱量が少なく、半導体集積回路12の温度Tが低いときには、ポンプ14の駆動能力を落とすことによってポンプ14での消費電力を低減することが可能となるため装置全体の消費電力が低減されることになる。
電力供給システム100およびその変形例において、ポンプ14は、MHD(Magneto Hydro Dynamics)ポンプとして知られるポンプを用いても良い。本実施の形態に係る電力供給システム100では、冷却媒体として導電性流体を用いているため、この導電性流体の流れる方向と垂直に磁界を印加しておき、磁界と流れ方向に垂直に電界を印加することで、導電性流体がローレンツ力を受けて加速される。このMHDポンプの原理は、図5に示す発電機と背反する特性を利用したものである。このMHDポンプによれば、導電性流体に印加した電界によって加速度、すなわち速度を変化させることができ、機械的なポンプに比べてコンパクトに設計することが可能となる。
冷却媒体としては、導電性流体に水やFCなどの常温よりやや高い程度で気化する液体を混入しても良い。さらに、起電冷却ヘッド10の付近に補助ポンプを設置する。冷却媒体は、起電冷却ヘッド10内の流路42を通過する際に、半導体集積回路12から熱を奪う。この奪った熱によって冷却媒体に混入された液体は気化する。この液体の気化によって冷却媒体は膨張するため、補助ポンプによって熱エネルギーを運動エネルギーに変換して導電性流体を流路42に流通させることができる。こうした補助ポンプとしては、Rankineサイクルを利用した熱エンジンなどを利用することもできる。また、この補助ポンプの動力源となる熱源は、半導体集積回路12に限る必要はなく、半導体集積回路12が搭載されるセットの電源による発熱などを利用しても良い。
上記実施の形態およびその変形例は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組合せにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。
たとえば、第1の変形例から第4の変形例に用いた技術は任意に組み合わせることが可能である。
第1の変形例および第4の変形例に用いられる技術を組み合わせる場合には、温度検出部を共通としてより安定な冷却動作を行うことができる。同様に、第2の変形例と第3の変形例に用いられる技術を組み合わせる場合には、起電力検出部64を共通とすることができ、半導体集積回路12に対する電力供給をさらに安定化することができる。
さらに、第1の変形例と第3の変形例を組み合わせた場合には、冷却装置18による冷却能力を調節して半導体集積回路12の温度Tを制御しつつ、ポンプ14により導電性流体の速度uを調節して起電冷却ヘッド10における起電力Esを安定に発生させることができる。
実施の形態に係る電力供給システムの全体構成を示す図である。 起電冷却ヘッドの断面構成および半導体集積回路との接続状態を示す図である。 図2の起電冷却ヘッドを上方からみた平面図である。 図1の電力供給システムの変形例を示す図である。 流路における導電性流体と磁界との相互作用の様子を示す図である。 電力供給システムの第1の変形例を示す図である。 電力供給システムの第2の変形例を示す図である。 電力供給システムの第3の変形例を示す図である。 電力供給システムの第4の変形例を示す図である。
符号の説明
100 電力供給システム、 10 起電冷却ヘッド、 12 半導体集積回路、 14 ポンプ、 16 輸送管、 18 冷却装置、 42 流路、 44 陽極、 46 陰極、 40 基体、 50 N極磁石、 52 S極磁石、 60 温度検出部、 62 冷却制御部、 64 起電力検出部、 70 ポンプ制御部、 72 演算増幅器、 74 駆動電圧生成部。

Claims (16)

  1. 流路が穿設された基体と、
    前記基体に穿設された流路に導電性流体を流通せしめるポンプと、
    前記導電性流体の流通方向に対して垂直に磁界を印加する磁石と、
    前記磁界の印加方向と平行な対向する2面に、前記流路を挟むように設けられた陽極と陰極と、
    を備え、
    駆動対象の半導体集積回路を、前記陽極と前記陰極間に発生する起電力によって駆動するとともに、前記導電性流体を冷却媒体として前記半導体集積回路を冷却し、
    前記陽極および前記陰極はそれぞれ、前記半導体集積回路と平行に設けられており、前記陽極は、前記流路の前記半導体集積回路側に設けられており、前記陰極は、前記流路の前記半導体集積回路と反対側に設けられたことを特徴とする電力供給システム。
  2. 前記基体は前記半導体集積回路と密着して固定され、
    前記流路は前記半導体集積回路の発熱箇所に近接する領域に穿設されており、
    前記導電性流体を冷却する冷却装置をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  3. 前記流路は、マイクロチャネル構造を有し、前記磁界の印加方向に隣接して複数穿設されることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  4. 前記半導体集積回路の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部によって検出された前記半導体集積回路の温度にもとづいて、前記冷却装置の冷却能力を制御する冷却制御部と、
    をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の電力供給システム。
  5. 前記陽極および前記陰極はそれぞれ、前記半導体集積回路の電源電圧端子および固定電圧端子に接続されることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  6. 前記基体は、シリコンによって形成されることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  7. 前記基体は、前記半導体集積回路が形成されるシリコン基板内に、前記半導体集積回路と一体に形成されることを特徴とする請求項に記載の電力供給システム。
  8. 前記導電性流体は、前記半導体集積回路またはその周辺装置の動作温度近傍に沸点を有する液体を含み、
    前記半導体集積回路またはその周辺装置から発せられる熱エネルギーを、前記液体を気化させるエネルギーとして利用することにより、前記導電性流体を前記流路に流通せしめるための運動エネルギーに変換する補助ポンプをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  9. 前記陽極および前記陰極間に発生する起電力により、前記半導体集積回路以外の負荷回路を駆動することを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  10. 前記半導体集積回路を駆動するための駆動電圧を出力する電源をさらに備え、
    前記半導体集積回路を、前記電源から出力される駆動電圧または前記陽極および前記陰極間に発生する起電力のいずれかによって駆動することを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  11. 前記陽極および前記陰極間に発生する起電力が所定のしきい値より低いとき、前記電源から出力される駆動電圧によって前記半導体集積回路を駆動することを特徴とする請求項10に記載の電力供給システム。
  12. 前記陽極および前記陰極間に発生する起電力を検出し、前記起電力が所定の電圧値に近づくように前記導電性流体の速度を制御する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  13. 前記半導体集積回路の温度を検出する温度検出部と、
    前記温度検出部によって検出された前記半導体集積回路の温度にもとづいて、前記導電性流体の速度を制御する制御部と、
    をさらに備え、前記制御部は、前記半導体集積回路の温度が低い程、前記導電性流体の速度を低下させることを特徴とする請求項1に記載の電力供給システム。
  14. 導電性流体が流通する流路が穿設された基体と、
    前記流路を挟むように設けられた陽極と陰極と、を備え、
    前記導電性流体と当該導電性流体に印加される磁界との相互作用によって前記陽極と前記陰極間に発生する起電力によって駆動対象の半導体集積回路を駆動するとともに、前記導電性流体を冷却媒体として前記半導体集積回路を冷却し、
    前記陽極および前記陰極はそれぞれ、前記半導体集積回路と平行に設けられており、前記陽極は、前記流路の前記半導体集積回路側に設けられており、前記陰極は、前記流路の前記半導体集積回路と反対側に設けられたことを特徴とする電力供給装置。
  15. 前記導電性流体に磁界を印加する磁石をさらに備えることを特徴とする請求項14に記載の電力供給装置。
  16. 前記流路は、マイクロチャネル構造を有し、前記磁界の印加方向に隣接して複数穿設されることを特徴とする請求項14に記載の電力供給装置。
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