JP4217156B2 - 新規なアゾ顔料 - Google Patents

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Description

本発明は、N−置換の6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンカップリング成分をもとに構成されている新規なアゾ顔料に関する。
2−ヒドロキシ−3−ナフトアニリドのアゾ顔料、例えば、カラーインデックス顔料レッド2、9、12、14、112、144、146、147、170、175、184、185、187、188、210、247または256は、高分子質量の有機材料の着色において非常に重要である。これらの顔料の不利点は、挑戦的な用途におけるそれらの耐光性および耐候性であって、今日の要求にはもはや達していない。
2−ヒドロキシ−3−ナフトール酸を6−アミノキナゾリン−2,4−ジオンと縮合することによって得られるカップリング成分が同様に知られている(ドイツ特許DE−A−12 89 928号)。しかしながらそれによって製造される着色料は、濁っていてあまり冴えない色調および好ましくないレオロジー特性を示す特徴があり、塗布媒体への分散性が不十分で、かつ色彩が淡い。
本発明の目的は、高度な耐光性および耐候性ならびに鮮明な色調を特徴とし、加えて、塗布媒体中の加工処理が良好である新規な顔料を提供することであった。
今回、以下に定義する一般式(I)の化合物が、意外にもこれらの要求を満たすことが見出された。
本発明は、式(I)
Figure 0004217156
[式中、Dは、ジアゾ成分の基であり、
およびRは、RおよびRが同時に水素ではないという条件で、同一物または異なるものであり、水素、場合によってはヒドロキシ置換、アミノ置換、ハロ置換もしくはメトキシ置換のC〜Cアルキル基、または、非置換またはC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、F、Cl、Br、CF、NO、OH、CONH、CONH(C〜Cアルキル)、CON(C〜Cアルキル)、COO(C〜Cアルキル)、SONH、SONH(C〜Cアルキル)およびSON(C〜Cアルキル)からなる群からの1個、2個または3個の置換基により置換された(C〜C10)アリール基であり、
は、水素、C〜Cアルキル、ハロ、特にフルオロ、クロロまたはブロモ、トリフルオロメチル、C〜Cアルコキシ、NOまたはCNであり、
nは、1、2または3である]のアゾ顔料を提供する。
一般式(I)は、理想化した表現であると理解されるべきであって、それに対応する互変異性化合物、ならびに、各互変異性形態の可能な立体配置異性体も包含する。
好ましい基RおよびRは、前記の条件付きで、水素、メチル、エチルまたはフェニルである。
特に好ましいアゾ顔料は、Rがメチルまたはエチルであり、Rが水素であるものである。
好ましい基Rは、水素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、F、Cl、CFおよびニトロである。
好ましい基Dは、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェニル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、F、Cl、Br、CF、NO、NH、COOH、OH、CONH、CONH(C〜Cアルキル)、CON(C〜Cアルキル)、COO(C〜Cアルキル)、SONH、SONH(C〜Cアルキル)およびSON(C〜Cアルキル)からなる群からの1個、2個または3個の置換基により置換された(C〜C12)アリール基であるか、またはN、OおよびSからなる群からの1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員または6員複素環の環が縮合した(C〜C10)アリール基である。
本発明は、また、式D−NHの芳香族アミンをジアゾ化することと、その生成物を式(II)
Figure 0004217156
の化合物の1つまたは複数とカップリングさせることとを含む、式(I)の化合物の調製方法を提供する。
特に好ましい芳香族アミンD−NHは;
2−クロロアニリン、4−メチル−2−ニトロアニリン、4−クロロ−2−ニトロアニリン、3,3’−ジクロロビフェニル−4,4’−ジアミン、3,3’−ジメチルビフェニル−4,4’−ジアミン、4−メトキシ−2−ニトロアニリン、2−メトキシ−4−ニトロアニリン、4−ニトロアニリン、5−アミノイソフタル酸ジメチル、アントラニル酸メチル、2−トリフルオロメチル−アニリン、2−アミノテレフタル酸ジメチル、2−メトキシアニリン、2,4−ジニトロアニリン、3−アミノ−4−クロロベンズアミド、3−アミノ−4−メチルベンズアミド、2,5−ジクロロアニリン、2−クロロ−4−ニトロアニリン、2−メチル−5−ニトロアニリン、2−メチル−4−ニトロアニリン、2,4,5−トリクロロアニリン、4−アミノベンズアミド、4−アミノ−5−メトキシ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、2−アミノ−N−(2,5−ジクロロフェニル)テレフタル酸モノメチル、2−アミノ安息香酸ブチル、2−クロロ−5−トリフルオロメチルアニリン、4−アミノ−2,5−ジクロロ−N−メチルベンゼンスルホンアミド、4−アミノ−2,5−ジクロロ−N,N−ジメチルベンゼンスルホンアミド、6−アミノ−1H−キナゾリン−2,4−ジオン、4−アミノ−2,5−ジメトキシ−N−メチルベンゼンスルホンアミド、2,4−ジクロロアニリン、5−クロロ−2−メチルアニリン、2−アミノ安息香酸、3−アミノ−4−メトキシ−N−フェニルベンズアミド、3−アミノ−N−[4−(アミノカルボニル)フェニル]−4−メトキシベンズアミド、4−アミノ−5−メトキシ−2−メチル−N−メチルベンゼンスルホンアミド、5−アミノ−ベンゾイミダゾール−2−オン、6−アミノ−キノキサリン−2,3−ジオン、6−メトキシ−7−アミノキノキサリン−2,3−ジオン、4−アミノ−2,5−ジメトキシ−N−フェニルベンゼンスルホンアミド、4−アミノ−N−[4−(アミノカルボニル)フェニル]ベンズアミド、1,2−ビス−(2−アミノフェノキシ)エタン、2−エトキシアニリンおよび4−エトキシアニリンである。
アゾカップリング温度は、通常は、−10℃から+90℃、好ましくは、−5℃から+80℃、特に0℃から70℃である。アゾカップリング反応は、好ましくは、水溶液または水性懸濁液中で行われるが、有機溶媒を単独でまたは水と混合して使用することもでき、例としては、1個から10個の炭素原子を有するアルコール類、例えば、メタノール、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール、n−ブタノール、s−ブタノール、t−ブタノール等のブタノール、n−ペンタノール、2−メチル−2−ブタノール等のペンタノール、2−メチル−2−ペンタノール、3−メチル−3−ペンタノール等のヘキサノール、2−メチル−2−ヘキサノール、3−エチル−3−ペンタノール、2,4,4−トリメチル−2−ペンタノール等のオクタノール、シクロヘキサノール;あるいは、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等のグリコールまたはグリセロール;ポリエチレングリコールまたはポリプロピレングリコール等のポリグリコール;メチルイソブチルエーテル、テトラヒドロフランまたはジメトキシエタン等のエーテル;エチレングリコールまたはプロピレングリコールのモノメチルエーテルまたはモノエチルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ブチルグリコールまたはメトキシブタノール等のグリコールエーテル;アセトン、ジエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルエチルケトンまたはシクロヘキサノン等のケトン;ホルムアミド、ジメチルホルムアミド、N−メチルアセトアミドまたはN,N−ジメチルアセトアミド等の脂肪族酸アミド;テトラメチル尿素等の尿素誘導体;あるいは、N−メチルピロリドン、バレロラクタムまたはカプロラクタム等の環状カルボキシアミド;エステル、例えば、ギ酸ブチル、酢酸エチルまたはプロパン酸プロピル等のC〜Cアルキルカルボン酸エステル;あるいは、カルボン酸のC〜Cグリコールエステル;あるいは、1−メトキシ−2−プロピル酢酸エステル等のグリコールエーテル酢酸エステル;あるいは、C〜Cアルキルフタル酸エステル類または安息香酸エチル等の安息香酸エステル;カプロラクトン等の環状エステル;アセトニトリルまたはベンゾニトリル等のニトリル;シクロヘキサンまたはベンゼン等の脂肪族または芳香族炭化水素;あるいは、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、アニソール、ニトロベンゼン、クロロベンゼン、o−ジクロロベンゼン、1,2,4−トリクロロベンゼンまたはブロモベンゼン等のアルキル、アルコキシ、ニトロまたはハロの置換ベンゼン;あるいは、安息香酸またはフェノール等のその他の置換芳香族類;ピリジン、モルホリン、ピコリンまたはキノリン等の芳香族複素環;および、ヘキサメチルホスホルアミド、1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン、ジメチルスルホキシド、スルホラン等がある。前記溶媒は、混合物として使用することもできる。水混和性溶媒を使用するのが好ましい。
本発明の方法においては、通例の補助剤、例えば、カップリング補助剤、界面活性剤、顔料系および非顔料系分散剤、充填剤、標準化剤(standardizer)、樹脂、ワックス,消泡剤、アンチダスト剤、増量剤、色直し着色剤(shading colorant)、防腐剤、乾燥遅延剤、レオロジー調整添加剤、湿潤剤、酸化防止剤、UV吸収剤、光安定剤、またはそれらの組合せを使用することもまた可能である。
添加する補助剤の全体量は、アゾ顔料を基準として、0から40重量%、好ましくは、1から30重量%、より好ましくは、2.5から25重量%の量とすることができる。
適切な界面活性剤には、アニオン性またはアニオン活性物質、カチオン性またはカチオン活性物質、および非イオン性物質、またはこれら試剤の混合物が含まれる。
適切なアニオン性物質の例には、脂肪酸タウリン塩、脂肪酸N−メチルタウリン塩、脂肪酸イセチオン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキルフェノールポリグリコールエーテル硫酸塩、脂肪アルコールポリグリコールエーテル硫酸塩、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル硫酸塩、アルキルスルホスクシシアミド酸塩、アルケニルコハク酸モノエステル、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルホコハク酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸グルタミン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、脂肪酸サルコシン塩;例えば、パルミチン酸、ステアリン酸、オレイン酸等の脂肪酸;例えば、脂肪酸、ナフテン酸、アビエチン酸等樹脂酸などのアルカリ金属塩である石けん、例えば、ロジン変性マレイン酸樹脂、およびシアヌル酸塩化物、タウリン、N,N’−ジエチルアミノプロピルアミン、p−フェニレンジアミン系の縮合生成物等のアルカリ可溶性樹脂が含まれる。特に好ましいのは、樹脂石けん、すなわち、樹脂酸のアルカリ金属塩である。
適当なカチオン性物質には、第四級アンモニウム塩、脂肪アミンアルコキシラート、アルコキシル化ポリアミン、脂肪アミンポリグリコールエーテル、脂肪アミン、脂肪アミンまたは脂肪アルコールから誘導されたジアミンおよびポリアミン、ならびに前記アミンのアルコキシラート、脂肪酸から誘導されたイミダゾリン、ならびに、これらカチオン性物質の塩、例えば、酢酸塩等が含まれる。
適切な非イオン性物質の例には、アミン酸化物、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アミドN−プロピルベタイン等のベタイン、脂肪族および芳香族アルコールのリン酸エステル、脂肪アルコールまたは脂肪アルコールポリグリコールエーテル、脂肪酸アミンエトキシラート、脂肪アルコールアルキレンオキシド付加物、アルキルフェノールポリグリコールエーテル等が含まれる。
非顔料系分散剤とは、構造に関して、化学変性によって有機顔料から誘導したものではない物質を意味する。実際の顔料製造の途中、または、多くの場合、着色すべき対象物の媒体中に顔料を混合する途中、例えば、該当するバインダ中に顔料を分散させることによってペイントまたは印刷インキを製造する途中に、分散剤を添加する。これらは、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミン、ポリアクリレート、ポリイソシアナート、それらのブロック共重合体、その対応するモノマーの共重合体、または別の種類のいくつかのモノマーで変性したある種類のポリマー等の重合体物質である。これらの重合体物質は、例えば、ヒドロキシル基、アミノ基、イミノ基、アンモニウム基等の極性アンカー基、カルボン酸およびカルボキシレート基、スルホン酸およびスルホネート基またはホスホン酸またはホスホネート基を保有しており、また、芳香性の非顔料系物質により変性することもできる。非顔料系分散剤はさらに、官能基で化学修飾されているが有機顔料から誘導されていない芳香族物質であってもよい。この種の非顔料系分散剤は、当業者には知られており、市販されている場合もある[例えば、アビシア(Avecia)社のソルスパース(Solsperse)(登録商標);ビック(Byk)社のディスパービック(Disperbyk)(登録商標);エフカ(Efka)社のエフカ(Efka)(登録商標)]。代表的なものとして多数のタイプを以下に挙げるが、原則としては、記載した任意の他の所望する物質を使用することが可能である。例としては、イソシアナートと、アルコール、ジオールまたはポリオール、アミノアルコールまたはジアミンまたはポリアミンとの縮合生成物、ヒドロキシカルボン酸のポリマー、オレフィンモノマーまたはビニルモノマーとエチレン性不飽和カルボキシルエステルとの共重合体、エチレン性不飽和モノマーのウレタン含有ポリマー、ウレタン変性ポリエステル、シアヌル酸ハロゲン化物に基づいた縮合生成物、ニトロキシル化合物含有ポリマー、ポリエステルアミド、変性ポリアミド、変性アクリルポリマー、ポリエステルおよびアクリルポリマーを含む櫛型分散剤、リン酸エステル、トリアジン誘導体ポリマー、変性ポリエーテル、あるいは芳香族非顔料系物質から誘導された分散剤がある。これらの母体構造は、多くの場合、例えば、官能基を保有するさらなる物質との化学反応によるか、または塩を形成することによってさらに変性される。
顔料系分散剤とは、有機顔料の母体構造から誘導される顔料分散剤を意味し、前記母体構造を化学的に変性することによって製造される。例としては、サッカリンを含有する顔料分散剤、ピペリジル含有顔料分散剤、ナフタレンまたはペリレンから誘導される顔料分散剤、メチレン基によって顔料母体構造に連結されている官能基を含有する顔料分散剤、ポリマーにより化学的に変性された顔料母体構造、スルホ酸基含有顔料分散剤、スルホンアミド基含有顔料分散剤、エーテル基含有顔料分散剤、または、カルボン酸基、カルボン酸エステル基もしくはカルボン酸アミド基含有顔料分散剤が含まれる。
望ましいpHに調節するためには緩衝液、好ましくは、有機酸およびその塩、例えば、ギ酸/ギ酸塩緩衝液、酢酸/酢酸塩緩衝液、クエン酸/クエン酸塩緩衝液等、または、無機酸およびその塩、例えば、リン酸/リン酸塩緩衝液または炭酸/炭酸水素塩もしくは炭酸塩緩衝液を供給することが可能である。
アゾ顔料は、好ましくは、反応後直ちに単離する。代替選択肢では、水および/または有機溶媒を用いて、適切な場合は補助剤を添加して、例えば20℃から250℃の温度で後処理(仕上げ)を行う。この目的のため、例えば、含水または乾燥顔料を水中または有機溶媒中、例えば、ピリジン、N−メチル−2−ピロリドン、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、アルコール、クロロベンゼン、氷酢酸、キノリンまたはグリコール、あるいはこれら溶媒の混合物中で、一定時間、適切な場合は加圧下で、かつ適切な場合は非イオン性またはイオン性界面活性物質を添加して、加熱することが可能である。
本発明は、さらに、一般式(II)
Figure 0004217156
(式中、R、RおよびRは、上で定義したとおり)、ならびに対応する互変異性形および各互変異性形のそれぞれの立体配置異性体である、カップリング成分を提供する。
式(II)の化合物は、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸または2−ヒドロキシ−3−ナフトイルクロリドを一般式(IV)
Figure 0004217156
のアミンと、好ましくは、0℃と80℃の間の温度で、かつPClおよび塩基例えばピリジンの存在下で縮合することにより製造することができる。
本発明による式(I)の化合物は、ワニス、プラスチック、印刷インキ、電子写真トナーおよび現像剤、粉体塗料材料、グラフィック用インキ、好ましくはインキジェットインキ、水性および非水性顔料調製物、およびカラーフィルタの着色用および種子着色用として特に適している。
例えば、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロースまたは酪酸セルロース等のセルロースエーテルおよびセルロースエステル、付加重合樹脂または縮合重合樹脂等の天然または合成樹脂、例えばアミノ樹脂、特に尿素ホルムアルデヒドおよびメラミンホルムアルデヒド樹脂、アルキッド樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸エステル、ポリアミドポリウレタンまたはポリエステル、ゴム、ラテックス、カゼイン、シリコーン、シリコーン樹脂等の高分子質量の天然および合成有機材料のそれぞれまたは混合物を着色することが可能である。
前述の高分子質量の有機化合物が、プラスチックの塊、注型用樹脂、ペースト、融成物または紡糸液、ワニス、ステイン、発泡体、水彩絵具、グラフィック用インキ、仕上げのり、コーティング材料、エマルション塗料または印刷インキの形態であるかどうかは関係ない。本発明のアゾ着色料の利用は、意図した用途次第で、混合物、あるいは、調製物または分散体の形で利用することが有利であることがわかる。着色用高分子質量有機材料を基準として、本発明によって製造したアゾ着色料は、好ましくは、0.05重量%から30重量%、より好ましくは、0.1重量%から15重量%の量で使用する。
本発明のアゾ顔料は、例えば、アルキッド−メラミン樹脂ワニス、アクリル−メラミン樹脂ワニス、ポリエステルワニス、ハイソリッドアクリル樹脂ワニス、水性ポリウレタン系ワニス、ポリイソシアナートで橋かけ可能なアクリル樹脂系2成分型ワニス等の種類からの産業界では一般的な焼付け型ワニスの顔料着色、特に自動車用メタリック塗料に使用することができる。
本発明のアゾ着色料は、また、例えば、1成分型または2成分型粉体トナー(1成分型または2成分型現像剤とも呼ばれる)、磁性トナー、液体トナー、重合トナーおよび特殊トナー等、電子写真用トナーおよび現像剤の着色料として適している。一般的なトナーのバインダは、付加重合樹脂、ポリ付加樹脂およびポリ縮合樹脂、例えば、スチレン樹脂、スチレン−アクリレート樹脂、スチレン−ブタジエン樹脂、アクリル樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール−エポキシ樹脂、ポリスルホン、ポリウレタン等の個々または組み合わせ、そしてまた、ポリエチレンおよびポリプロピレンであり、それは、なおさらなる成分、例えば、荷電調整剤、ワックスまたはフロー補助剤を添加して、予め含んでいてもよく、または、後から変性してもよい。
本発明のアゾ着色料は、さらに、粉末および粉体塗料材料、特に、摩擦電気または静電気でスプレーすることができる粉体塗料の着色料として使用するのに適しており、それは、例えば、金属、木材、プラスチック、ガラス、セラミック、コンクリート、織物材料、紙またはゴム等でできた物品の表面を被覆するために使用する。粉体塗料樹脂として使用される樹脂は、一般に、エポキシ樹脂、カルボキシル基およびヒドロキシル基含有ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂およびアクリル樹脂であり、通例の硬化剤と共に使用される。樹脂の組み合わせも用途がある。例えば、エポキシ樹脂は、カルボキシル基およびヒドロキシル基含有ポリエステル樹脂との組み合わせでよく使用される。一般的な硬化剤成分(樹脂系に依存する)は、例えば、酸無水物、イミダゾールならびにジシアンジアミドおよびそれらの誘導体、ブロックイソシアナート、ビスアシルウレタン、フェノール樹脂およびメラミン樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート、オキサゾリン、ジカルボン酸等である。
本発明のアゾ着色料は、さらに、水性および非水性の両方のインキジェットインキ、ならびにホットメルト法によって機能するインキジェットインキ用としても適している。
さらに、本発明のアゾ着色料はまた、カラーフィルタ用、ならびに減法混色型および加法混色型の両方の発色用着色料としても適している。
既述の用途に対して式(I)の化合物は、粉末、プレスケーキまたはフラッシュペーストの形で使用することができる。
本発明による式(I)の化合物は、明るい色調、高い耐光性、耐溶剤性、保護膜に対する堅牢度、温度安定性、濃い色彩、塗布媒体中への効果的な分散性、良好なレオロジー特性等の特徴を示す。
本発明によって製造した顔料のコーティング分野における特性を評価するために、知られているワニスの数ある中から、不乾性中油アルキッド樹脂に基づく芳香族含有アルキッド−メラミン(AM)ワニスを選択した。
以下の実施例において、部および百分率は重量基準である。
1−メチル−6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンの製造:
50部の2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸および51.6部の6−アミノ−1−メチルキナゾリン−2,4−ジオンを、200部のピリジン中に懸濁させ、30℃から50℃で、20.4部の三塩化リンを30分かけて滴下して加える。その混合物をその後100℃で1時間攪拌し、300部の水を加え、水蒸気を用いてピリジンを除去する。室温まで冷却した後、その混合物を吸引ろ過し、ろ過物を水で洗浄して乾燥させる。これにより、67部の黄土色をした固体が得られる。
(実施例1)
9.7部のアントラニル酸ブチルを、50部の水および17.3部の31%強度の塩酸中で、8.8部の40%強度の亜硝酸ナトリウム溶液により5℃から10℃でジアゾ化し、その生成物を200部の水で希釈して清澄化し、亜硝酸塩の過剰分を除去する。次いで、そのジアゾニウム塩溶液を、10部の10%強度の(登録商標)Genapol T250水溶液および200部の4モル濃度の酢酸ナトリウム溶液と混合する。18.97部の1−メチル−6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンを、600部の水および20.4部の33%強度の水酸化ナトリウム溶液に溶解する。そのように調製したカップラー溶液を、25分かけてジアゾニウム塩溶液中に計量しながら加える。その後、その混合物を、pH6.2および30℃でジアゾニウム塩が検知できなくなるまで攪拌し、次いで94℃でさらに30分攪拌し、ろ過してその生成物を水で洗浄する。湿体のプレスケーキを855部のジメチルホルムアミド中に懸濁させ、後処理のため100℃で攪拌する。その後その懸濁液をろ過し、固体生成物を洗浄、乾燥および粉砕する。これにより、21.0部の赤色顔料が得られる。
(実施例2)
6.8部のP−アミノベンズアミドを、50部の水および17.3部の31%強度の塩酸に溶解し、8.8部の40%強度の亜硝酸ナトリウム溶液により0℃から5℃でジアゾ化し、その生成物の混合物を200部の水で希釈し、亜硝酸塩の過剰分を除去する。次いで、そのジアゾニウム塩溶液を、10部の10%強度の(登録商標)Genapol T250水溶液および200部の4モル濃度の酢酸ナトリウム溶液と混合する。
18.97部の1−メチル−6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンを、600部の水および20.4部の33%強度の水酸化ナトリウム溶液に溶解する。そのように調製したカップラー溶液を、25分かけてジアゾニウム塩溶液中に計量しながら加える。その混合物を、その後、5.5から6.0のpHでジアゾニウム塩が検知できなくなるまで攪拌し、次に94℃でさらに30分それを攪拌してろ過し、その固体生成物を水で洗浄して乾燥する。乾燥した粗製顔料を粉砕し、後処理のため、500部のN−メチルピロリドン中に懸濁させ、106℃で25分間攪拌する。その後それをろ過、洗浄、乾燥し、粉砕する。これにより、17.4部の赤色顔料が得られる。
(実施例3)
11.5部の4−アミノ−5−メトキシ−2−メチルベンゼン−N−メチルスルホンアミドを、50部の水および17.3部の31%強度の塩酸に溶解し、8.8部の40%強度の亜硝酸ナトリウム溶液により0℃から5℃でジアゾ化し、その混合物を200部の水で希釈し、亜硝酸塩の過剰分を除去する。そのジアゾニウム塩溶液を、次いで、10部の10%強度の(登録商標)Genapol T250水溶液および200部の4モル濃度の酢酸ナトリウム溶液と混合する。18.97部の1−メチル−6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンを、600部の水および20.4部の33%強度の水酸化ナトリウム溶液に溶解する。そのように調製したカップラー溶液を、25分かけてジアゾニウム塩溶液中に計量しながら加える。その混合物を、その後、5.5から6.0のpHでジアゾニウム塩が検知できなくなるまで攪拌し、次に94℃でさらに30分それを攪拌してろ過し、その固体生成物を水で洗浄する。湿体のプレスケーキを700部の酢酸中に懸濁させ、後処理のため100℃で攪拌する。その後それをろ過、洗浄、乾燥し、粉砕する。これにより、27.6部の赤色顔料が得られる。
カップリング成分として上で製造した1−メチル−6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンならびに表1に掲げたジアゾ成分を使用して、実施例1の手順を繰り返す:
Figure 0004217156
Figure 0004217156
(比較例1)
顔料を製造するために、1−メチル−6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンの代わりに6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンを使用して実施例2に記載の手順を繰り返す。これにより、28.1gの赤色顔料が得られる。
(比較例2)
顔料を製造するために、1−メチル−6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンの代わりに6−(2’−ヒドロキシ−3’−ナフトイルアミノ)キナゾリン−2,4−ジオンを使用して実施例3に記載の手順を繰り返す。これにより、28.5gの赤色顔料が得られる。
本発明の顔料の性能特性を評価するためにアルキッド−メラミン(AM)ワニス系を選択した。比較例と対比して、本発明の顔料は、極めて濃い色彩、より純粋な色相、および極めて高い隠ぺい力によって区別される。
比較例1と比較した実施例2:
色の濃さ: 195%
純度差(彩度): dC=3.49
比較例2と比較した実施例3:
色の濃さ: 115%
純度差(彩度): dC=5.52

Claims (8)

  1. 式(I)
    Figure 0004217156
    [式中、Dは、ジアゾ成分の基であり、
    およびRは、RおよびRが同時に水素ではないという条件で、同一物または異なるものであり、水素、非置換またはヒドロキシ、アミノ、ハロもしくはメトキシ基により置換された〜Cアルキル基、または、非置換またはC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、F、Cl、Br、CF、NO、OH、CONH、CONH(C〜Cアルキル)、CON(C〜Cアルキル)、COO(C〜Cアルキル)、SONH、SONH(C〜Cアルキル)およびSON(C〜Cアルキル)からなる群からの1個、2個または3個の置換基により置換された(C〜C10)アリール基であり、
    は、水素、C〜Cアルキル、ハロ、トリフルオロメチル、C〜Cアルコキシ、NOまたはCNであり、
    nは、1、2または3である]のアゾ顔料。
  2. およびRが、水素、メチル、エチルまたはフェニルである請求項1に記載のアゾ顔料。
  3. が、メチルまたはエチルであり、Rが、水素である請求項1または2に記載のアゾ顔料。
  4. が、水素、メチル、エチル、メトキシ、エトキシ、F、Cl、CFまたはニトロである請求項1から3のいずれか一項に記載のアゾ顔料。
  5. Dが、C〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、フェニル、クロロフェニル、ジクロロフェニル、F、Cl、Br、CF、NO、NH、COOH、OH、CONH、CONH(C〜Cアルキル)、CON(C〜Cアルキル)、COO(C〜Cアルキル)、SONH、SONH(C〜Cアルキル)およびSON(C〜Cアルキル)からなる群からの1個、2個または3個の置換基により置換された(C〜C12)アリール基であるか、またはN、OおよびSからなる群からの1個、2個または3個のヘテロ原子を有する5員または6員複素環の環が縮合した(C〜C10)アリール基である請求項1から4のいずれか一項に記載のアゾ顔料。
  6. 式D−NHのアミンをジアゾ化することと、その生成物を式(II)
    Figure 0004217156
    の化合物とカップリングさせることとを含む請求項1から5のいずれか一項に記載のアゾ顔料を製造する方法。
  7. 式(II)
    Figure 0004217156
    [式中、
    およびRは、RおよびRが同時に水素ではないという条件で、同一物または異なるものであり、水素、非置換またはヒドロキシ、アミノ、ハロもしくはメトキシ基により置換された〜Cアルキル基、または、非置換またはC〜Cアルキル、C〜Cアルコキシ、F、Cl、Br、CF、NO、OH、CONH、CONH(C〜Cアルキル)、CON(C〜Cアルキル)、COO(C〜Cアルキル)、SONH、SONH(C〜Cアルキル)およびSON(C〜Cアルキル)からなる群からの1個、2個または3個の置換基により置換された(C〜C10)アリール基であり、
    は、水素、C〜Cアルキル、ハロ、トリフルオロメチル、C〜Cアルコキシ、NOまたはCNであり、
    nは、1、2または3である]の化合物。
  8. ワニス、プラスチック、印刷インキ、電子写真トナーもしくは現像剤、粉体塗料材料、グラフィック用インキ、水もしくは非水性顔料調製物、またはカラーフィルタの着色用、あるいは種子着色用としての請求項1から5に記載のアゾ顔料の使用。
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