JP4215698B2 - 環状ワークの自動装填装置 - Google Patents

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本発明は、C形クリップなどの環状ワークを1個づつ分離し、この分離した環状ワークを装着治具に装填するまでを自動で行なう自動装填装置に関する。
ピストンに取り付けたピストンピンの抜け落ちを防止するため、ピストンピンが装着される孔部の環状溝にC形クリップを嵌め込むようにしている。このC形クリップの嵌め込み作業を自動的に行なう装置として特許文献1に提案される装置は、押出しシリンダ、位置決めシリンダ、嵌め込みシリンダを備え、ホルダ内に保持されたC形クリップを1本づつ押出しシリンダで筒状部材内に縮径した状態で斜めに押し込み、次いで位置決めシリンダにて筒状部材を下降せしめてピストンに当接させ、更に嵌め込みシリンダによってクリップを環状溝内に係合せしめるようにしている。
また、特許文献2には、ピストンピンの挿通孔に受け軸を挿入し、一方クリップキャッチャにクリップを保持せしめ、クリップキャッチャとプッシャとを一体的にピストンに近づけ、クリップキャッチャに保持しているクリップを受け軸に傾斜して受け渡し、プッシャでクリップを押し込む装着治具が提案されている。
特開平9−225754号公報 特開平7−68432号公報
特許文献1に開示される装置によればC形クリップの切り出しからピストンピン穴への装着まで、全て自動化されているが、装置が大掛かりとなり、また機種変更の際の対応が面倒になる。
特に、ピストンピン穴へのC形クリップの装着は微妙な力加減等が要求されることがあり、全て自動化した場合には不具合が発生しやすい。
そこで、特許文献2に開示されるような装着治具にC形クリップを装填し、作業者の手作業によって1個づつ確実にC形クリップを取り付けることが行なわれているが、この場合には装着治具への装填に手間がかかってしまうという問題がある。
つまり、最終的なピストンピン穴の環状溝へのC形クリップの嵌め込みは専用の装着治具を用いた手作業が最も好ましいが、この装着治具へのC形クリップの装填は特に微妙な力加減などは要求されないため、出来るだけ自動化したいが、斯かる要望を満たす技術が具体化されていない。
上記課題を解決するため本発明は、環状ワークの自動装填装置を、多数の環状ワークを1本づつ分離する切り出し装置と、この切り出し装置から切り出された環状ワークを装着治具に装填するセット装置とから構成し、更に、前記セット装置は前記切り出し装置に向かって往復直線動する載置台を備え、この載置台に前記装着治具が着脱自在に取り付けられる構成とした。
上記構成とすることで、作業者が装着治具をセット装置の載置台に置くだけで、自動的に環状ワークが装着治具に装填される。
また、前記切り出し装置の具体的な構成の一例としては、多数の環状ワークが外周部に摺動自在に保持されるガイドロッドと、その昇降動によって前記ガイドロッドに保持された環状ワークのうち最先端の環状ワークを後続の環状ワークから分離する分離板とを備える構成が考えられる。
本発明によれば、多数のC形クリップなどの環状ワークを積層或いは連接した状態から1個づつ切り離す作業と、切り離した環状ワークを装着治具に装填する作業を自動的に行なうことができる。
したがって、ピストンリングの取り付け穴の環状溝にC形クリップを嵌め込む場合を例にとれば、微妙な力加減や細かな角度調整などが必要とされる装着治具を用いたC形クリップを嵌め込み作業は人手によって行い、一方、微妙な力加減や細かな角度調整などを必要としない単純なC形クリップの切り出し作業および装着治具への装填作業は自動的に行うことができるので、作業効率が大幅に向上する。
以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明に係る環状ワークの自動装填装置正面図で、装着治具が後退している状態を示し、図2は装着治具が前進している状態を示す。尚、実施例では環状ワークとしてピストンピン装着穴に嵌着する抜止め用のC形クリップについて説明する。
本発明に係る環状ワークの自動装填装置は、多数の環状ワークを1本づつ分離する切り出し装置S1と、この切り出し装置から切り出された環状ワークを装着治具に装填するセット装置S2とから構成される。
切り出し装置S1は、ベース1にレール2を水平に設け、このレール2の上方にレール2と平行にパイプ材からなるガイドロッド3を配置し、更に前記レール2には移動体4を設け、この移動体4には上方に伸びる起立片5を取り付けている。また、移動体4とベース1に取り付けられた支持プレート6との間に定荷重バネ7を設け、一定の力で移動体4を図中右側に付勢している。
前記支持プレート6の先端には、図1のA方向矢視図である図3に示すように、V字状をなすガイドプレート8が取り付けられ、このガイドプレート8にC形クリップの装着治具100のガイド軸部102を載置することで、芯合わせが行なえるようにしている。
一方、前記ガイドロッド3の先端部(図1において右端)は分離板9を貫通し、またガイドロッド3の外周にはリング部材10が摺動自在に装着され、このリング部材10の後端部(左端部)に前記移動体4の起立片5が当接している。その結果、定荷重バネ7の付勢力が移動体4及びリング部材10を介してC形クリップW群に与えられ、C形クリップW群は図中右側に付勢され、最も右端に位置する先頭のC形クリップWは一定の荷重で前記分離板9に当接する。
前記分離板9はベース1に固設したシリンダユニット11の二股状連結部12にボルト13にて位置調整可能に取り付けられ、シリンダユニット11の駆動によって上下方向に往復動せしめられる。
図4〜図6に示すように、分離板9の形状は正面視で矩形状をなし、中央部分に楕円(長円)状の開口部14が形成され、開口部14の幅寸法t1は前記ガイドロッド3の外径よりも大きくC形クリップWの外径より小さく設定されている。尚、開口部14の形状は楕円(長円)状に限らず、上方又は下方に開放された形状でもよく、要は左右の側面が平行な直線状であればよい。
また、開口部14の内周面のうち直線状をなす左右の側面には段差部15と楔部16が形成されている。左右の段差部15,15の幅方向の外側端の間隔t2はC形クリップWの外径より大きく設定されている。同様に左右の楔部16,16の幅方向の外側端の間隔も同じ間隔t2となっている。
更に段差部15の厚みt3は図5に示すように、先頭のC形クリップWが段差部15に当接した状態で、前記楔部16の先端(下端)が先頭のC形クリップWと次のC形クリップWとの間に位置する寸法に設定されている。
一方、C形クリップWを装着治具100に装填するセット装置S2は、ベース21にレール22を水平に設け、このレール22に装着治具100を載置・固定する載置台23を係合させ、シリンダユニット24の作動によりこの載置台23が前記切り出し装置S1に対して前進・後退するようにしている。
また、装着治具100はパイプ材からなる把持部101、この把持部101の先端に交換可能に取り付けられるガイド軸部102、このガイド軸部102との間でC形クリップWの一部を保持するクランプ部材103およびクランプ部材103を開閉操作するレバー104を主要な構成要素としている。
以上において、図1に示したように装着治具100が後退した状態からC形クリップWの装填までを説明する。
先ず、定荷重バネ7の付勢力によってC形クリップW群の最も右端のC形クリップWが分離板9の段差部15に当接して停止している状態を図7(a)で示している。この状態から、シリンダユニット11の作動で分離板9を下げると、同図(b)に示すように、最も右端のC形クリップWとその次のC形クリップWとの間に楔部16が割り込み、最も右端のC形クリップWの上部が右側に倒れるように分離され、更に分離板9を下げると、同図(c)に示すように、最も右端のC形クリップWが完全に分離される。
この状態から、図2に示すようにシリンダユニット24を駆動して載置台23を切り出し装置S1に向けて前進せしめる。この前進動はガイドプレート8にてガイドされ、装着治具100の先端のガイド軸部102はガイドロッド3の内孔に差し込まれる。
上記装着治具100のガイド軸部102がガイドロッド3の内孔に差し込まれると、このガイド軸部102の上面にスプリングなどによって閉じ方向(当接方向)に付勢されているクランプ部材103の先端が切り出されたC形クリップWに当たる。そして更に装着治具100が前進すると、図7(d)に示すように、スプリングに抗してクランプ部材103が若干回動してC形クリップWを乗り越えガイド軸部102とクランプ部材103との間で保持する。この状態でC形クリップWが装着治具100に装填され、次のC形クリップの嵌め込みの準備が完了したことになる。
C形クリップWがセットされた装着治具100を用いてC形クリップをピストン装着孔の環状溝に取り付ける手順を図8に基づいて説明する。先ず、クランプ部材103先端にてC形クリップWの下端部が前方になるように斜めにガイド軸部102との間で保持した状態で軸部101をピストンのピストンピン装着孔105に差し込む。
すると、最初にC形クリップWの下端部が環状溝106に嵌り込む。そして、レバー104を離しクランプ部材103による保持状態を解除しつつ、更に軸部101を前進せしめるとC形クリップWの残りの部分が環状溝106に押し込まれる。
本発明に係る環状ワークの自動装填装置はピストンピン装着孔の環状溝にC形クリップを装着する工程に使用することができる。
本発明に係る環状ワークの自動装填装置の装着治具が後退している状態を示す正面図 本発明に係る環状ワークの自動装填装置の装着治具が前進している状態を示す正面図 図1のA方向から見た拡大側面図 切り出し装置の一部をなす分離板の正面図 図3のB−B線断面図 切り出し装置の一部をなす分離板の背面図 (a)〜(d)は切り出し装置の作用を説明した図 環状ワークとしてのC形クリップの装着治具の作用を説明した図
符号の説明
S1…切り出し装置
S2…セット装置
1…ベース
2…レール
3…ガイドロッド
4…移動体
5…起立片
6…支持プレート
7…定荷重バネ
8…ガイドプレート
9…分離板
10…リング部材
11…シリンダユニット
12…二股状連結部
13…ボルト
14…開口部
15…段差部
16…楔部
100…装着治具
101…把持部
102…軸部
103…クランプ部材
104…レバー
105…ピストンピン装着孔
106…環状溝
t1…開口部の幅寸法
t2…左右の段差部の幅方向の外側端の間隔
t3…段差部の厚み
W…C形クリップ

Claims (1)

  1. 多数の環状ワークを1本づつ分離する切り出し装置と、この切り出し装置から切り出された環状ワークを装着治具に装填するセット装置とからなる環状ワークの自動装填装置であって、前記切り出し装置は、多数の環状ワークが外周部に摺動自在に保持されるパイプ材からなるガイドロッドと、その昇降動によって前記ガイドロッドに保持された環状ワークのうち最先端の環状ワークを後続の環状ワークから分離する分離板とを備え、前記セット装置は前記切り出し装置に向かって往復直線動する載置台を備え、この載置台に前記装着治具が着脱自在に取り付けられ、また前記装着治具には前進位置で前記ガイドロッドの内孔に差し込まれる交換可能なガイド軸部と、このガイド軸部との間で環状ワークの一部を保持するクランプ部材とを備えることを特徴とする環状ワークの自動装填装置。
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