JP4212041B2 - サーモスタット装置 - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、自動車等に使用される内燃機関(以下、エンジンという)の冷却水温度を可変制御する冷却水温度制御系において、水温可変制御を行うサーモスタット装置に関する。
例えば、エンジン等の冷却水系に配置されるサーモスタット装置は、循環流路内を流れる冷却水の温度変化を感知して膨張・収縮するワックス(熱膨張体)を内蔵している。そして、前記サーモスタット装置は、ワックスの膨張・収縮に伴う体積変化により弁体の開閉を行って、冷却水を所定の温度に保持するように機能する。
この種のサーモスタット装置において、前記熱膨張体の温度制御を行うヒータ手段を、前記ワックスを封入したケース内(あるいはケース外)に設け、このヒータ手段からの発熱により前記ワックスの体積変化を制御可能に構成したものがある。
例えば、このようなサーモスタット装置について、特許文献1(特開昭55−155979号公報)に開示されている。特許文献1におけるサーモスタット装置の構成例を図9に示す。なお図9は、このサーモスタット装置の断面図である。
図9に示すサーモスタット装置50は、冷却水の流路である複数の導管に接続されたハウジング51内において、支持フレーム52によって支持され、設置されている。前記支持フレーム52には、ピストン53が固定して設置され、このピストン53に対してシリンダ容器54が上下に摺動するように構成されている。
また、前記支持フレーム52には弁座55が固定されて設けられる一方、前記ピストン53には前記弁座55に対する弁体56が設けられ、前記シリンダ容器54の動作に応じて弁の開閉動作を行うようになされている。前記弁体56の下部はスプリング57が当接しており、スプリング57の弾発力が閉弁する方向に加えられている。
また、前記シリンダ容器54内には、熱膨張体であるワックス58が封入されており、このワックス58の体積変化によってシリンダ容器54が上下摺動するようになされている。さらに、ワックス58内には、このワックス58を加熱するため、ヒータ手段として抵抗発熱体である、例えば渦巻状の加熱コイル59が設けられている。この加熱コイル59は、通電することによる抵抗熱を発生し、コイル両端の電極には、ピストン外部に引き出された電線60から電圧印加され通電するように構成されている。
このような構成のサーモスタット装置50にあっては、ワックス58の体積変化は、基本的にシリンダ容器54に接触する冷却水の温度に応じる。そして、前記ヒータ手段によりワックス58を加熱し、さらにその体積変化を調整制御するようになされている。
実開昭55−155979号公報(第11頁第18行乃至第15頁第11行、第2図)
ところで、特許文献1に示されたサーモスタット装置50においては、前記したように抵抗発熱体である加熱コイル59が用いられている。また、電線60を介して加熱コイル59に通電するように構成されている。このようにヒータ手段が基本的に電線により形成されたものであると、電線60あるいは加熱コイル59が断線し易く、特に電線60が冷却水の流路中に設けられるため、その抵抗を受け易く、断線し易いという課題があった。また、加熱コイル59が酸化し、断線あるいは抵抗不良を引き起こすという課題があった。
また、サーモスタット装置50の組立作業においては、電線60および加熱コイル59の組み付けを粗雑に行うと、その強度の低さから電線60あるいは加熱コイル59が断線する虞があり、組立てが困難であるという課題があった。さらに、加熱コイル59と、加熱コイル59に電圧印加する手段(図示せず)との間を電線60で接続しているため、サーモスタット装置50の冷却水系への取り付け作業が煩雑となり、取り付け時に電線60が断線する虞があった。また、電線60や加熱コイル59が断線した際に、容易に交換して修理することが出来ないという課題があった。
本発明は、前記したような事情の下になされたものであり、発熱特性に優れ、容易に破断することがない耐久性の高い発熱素子を有し、電気的接続を着脱自在な構成とすることにより、高耐久性であり、且つ組立、メンテナンスが容易なサーモスタット装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明にかかるサーモスタット装置は、冷却水が流れる流路に連結されるハウジング内に設置されると共に、前記ハウジング内に固定されたピストンと、前記ピストンに対して進退動作するシリンダ容器と、前記シリンダ容器内に設けられ、温度変化に伴う体積変化によりシリンダ容器を進退動作させる熱膨張体と、通電することにより前記熱膨張体に熱を与える発熱素子と、前記発熱素子に電圧供給する前記ターミナル端子と、前記ターミナル端子を前記ハウジングに固定するコネクタ部材とを有するターミナルコネクタを備えるサーモスタット装置であって、前記ピストンは、ケーシングと前記発熱素子とを備え、前記発熱素子は、前記ケーシング外から前記ケーシング内に貫通して形成された熱伝導性を有する延設部材と、前記ケーシング内における延設部材内に形成された発熱部と、前記ケーシング外における延設部材に形成され、前記発熱部と電気的に接続された電極部とにより構成され、前記ケーシングと前記延設部材との間隙には耐熱性のシール部材が充填され、かつ前記発熱部の周囲における前記シール部材内には金属粉が混入され、前記ターミナル端子が前記延設部材に係止された状態で、前記ターミナル端子は前記電極部に当接することにより、電圧供給源と前記発熱素子が電気的に接続されることを特徴を有する。
このように、電圧供給されるターミナル端子が延設部材の電極部と当接し、発熱素子に対して着脱自在に構成されているため、組立、メンテナンスが容易となる。
また、発熱素子における発熱部は延設部材内に形成され、電圧印加される電極部のみが延設部材に形成されるため、容易に破断することのない耐久性の高い発熱素子を得ることができる。
さらに、前記発熱素子はピストンのケーシング内に設けられるため、ピストン周面から略均一に発熱することができ、効果的に熱膨張体を加熱することができる。
また、前記ターミナル端子と、前記ターミナル端子を前記ハウジングに固定するコネクタ部材とを有するターミナルコネクタを備え、前記コネクタ部材は前記ハウジングと嵌合し、前記ターミナル端子は前記延設部材と係止した状態で、前記ターミナル端子は前記電極部に当接することが望ましい。
このように構成することによって、ターミナル端子と発熱素子とを安定した電気的接続状態になすことができる。
また、前記ピストンは直接、またはストッパ部材を介して前記ハウジング内に固定され、前記ピストンと前記ハウジングとの間には、シール部材が設けられることが望ましい。
このように構成することにより、ピストンを確実にハウジングに固定すると共に、前記ピストンの上部と下部を遮断することができる。すなわちピストンに形成された前記延設部材が冷却水の通路と遮断され、延設部材に形成された電極部等が冷却水に接触しないため、酸化による断線、短絡等を防止することができる。
また、前記ピストンにおいて、前記ケーシングと前記延設部材との間隙には耐熱性のシール部材が充填され、前記発熱部の周囲における前記シール部材内には金属粉が混入されていることが望ましい。
このように、シール部材に金属粉を混入することによって、シール部材の熱伝導性を向上することができ、発熱部からの熱を効果的に熱膨張体に与えることができる。
本発明によれば、発熱特性に優れ、容易に破断することがない耐久性の高い発熱素子を用い、前記発熱素子とターミナル端子とを着脱自在な構成とすることにより、高耐久性であり、且つ組立、メンテナンスが容易なサーモスタット装置を提供することができる。
以下、本発明にかかる実施の形態につき、図に基づいて説明する。図1は、本発明に係るサーモスタット装置の構成を示す一部断面図である。図2は、図1のサーモスタット装置が備えるピストンおよびシリンダの断面図である。図3、図4は、図1のサーモスタット装置が備える発熱素子の製作工程を示す図である。また、図5は、発熱素子と電気的に接続するターミナルコネクタの平面図である。
図1に示すサーモスタット装置1は、冷却水が流れる複数の流路に連結されるハウジング40内に設置され、前記流路を弁動作により連通または遮断する働きをする。
このサーモスタット装置1は、ハウジング40内に固定されたピストン4と、前記ピストン4に対して進退動作するシリンダ容器3とを備えている。また、前記シリンダ容器3の外周に形成されたフランジ弁5と、シリンダ容器3を取り巻いて設置されると共にフランジ弁5の裏側に一端が当接したスプリング7と、シリンダ容器3の下部外周に形成されると共にスプリング7の他端が当接する下部フランジ8とを備えている。
前記ピストン4は、その上部がハウジング40に対して、金属製のストッパ部材9を介して装着される。すなわち、前記ストッパ部材9は、円形形状に形成され、その外周部9aがハウジング40(流路)の内壁に嵌合すると共に、その中心部にはピストン4を覆うように立ち上がり部9bが形成され、該立ち上がり部9bはハウジング40に形成された筒状部40cに嵌合している。そして前記立ち上がり部9bにピストン4が嵌合し、固定されている。また、ピストン4と立ち上がり部9b(ストッパ部材9)との間にはシール部材10が、前記立ち上がり部9bと筒状部40c(ハウジング40)との間にはシール部材11が夫々設けられている。
なお、本実施形態においては、前記したようにストッパ部材9を介してピストン4をハウジング40に固定する構成としたが、これに限らずピストン4とハウジング40とを直接嵌合し、ピストン4をハウジング40に固定する構成(図示せず)としてもよい。その場合には、ピストン4と筒状部40c(ハウジング40)との間にシール部材(図示せず)を設けることが望ましい。
このようにして、ピストン4はハウジング40に対して固定されており、これにより、ピストン上部が冷却水の通路と遮断され、冷却水に接触しないようになされている。
この状態で、ピストン4の下部は下方に向けて突出した状態で配置され、この突出したピストン下部に対してシリンダ容器3が上下摺動(進退動作)するようになされている。
前記したように、シリンダ容器3には、フランジ弁5が形成されており、この弁がハウジング40内に形成された弁座40aに対して弁を開閉するように構成されている。なお、フランジ弁5の周縁部には、弁の密閉性を向上するためにゴムリング6が取り付けられている。
図2に示すように、シリンダ容器3内にはピストン4を上下摺動可能に保持するガイド部材26が設けられ、ガイド部材26の下方には、シール部材28およびバックアッププレート29を介して熱膨張体であるワックスWが封入されている。このワックスWの温度が上昇するとワックスWの体積が膨張し、シリンダ容器3に対してピストン4を伸長するよう動作する。すなわち、ピストン4は、ハウジング40に対して固定されているため、シリンダ容器3が下方に摺動し、フランジ弁5が弁座40aから離れて開弁するように動作する。
一方、ワックスWの温度が低く、ピストン4が収縮状態にある場合にはスプリング7の弾発力により前記フランジ弁5が前記弁座40aに対して圧着され、閉弁した状態となる。
なお、図1に示すように前記フランジ弁5には、上下に連通した孔が形成され、この孔に気泡抜きとして機能するジグルバルブ13が設けられている。
さらに、図2に基づき、前記ピストン4について説明する。
図2に示すように、ピストン4は、そのケーシングである金属管15と、通電することによりワックスWに熱を与える発熱素子12とにより構成される。
この発熱素子12は、金属管15外から金属管15内に貫通して設置された延設部材16と、金属管15内の延設部材16内に形成され、通電することにより発熱する発熱部18と、金属管15外の延設部材16表面に露出形成され、前記発熱部18と電気的に接続された電極部17とにより構成されている。
また、前記延設部材16は、電気絶縁性および熱伝導性を有するセラミックス素材により形成されている。このため、高硬度、耐摩擦性等に優れ、電極部17と発熱部18とが外部からの応力等により断線しないように保護されている。
なお、前記発熱部18の周囲における延設部材16と金属管15との間隙には、熱伝導性を向上させるため、銅、アルミ等の金属粉を混入した耐熱性のシール部材30が封入されている。一方、金属管15の上部における延設部材16と金属管15との間隙には、間隙を密封するため、エポキシ系等のシール部材31が封入されている。
このように、前記発熱素子12はピストン4のケーシングである金属管15内に設けられるため、ピストン周面から略均一に発熱することができ、効果的にワックスWを加熱することができる。
さらに前記発熱素子12について図3および図4に基づき説明する。図3(a)に示すように、セラミックス素材の延設部材16は、2つの板部材16aと16bとで構成されている。このうち、板部材16bには、電極部17(陽極、陰極)および発熱部18とが電気的に接続された状態で、炭素材等をスクリーン印刷することにより形成されている。なお、電極部17には、腐食防止のためにメッキ処理が施されている。
また、板部材16aには、板部材16bにおける電極部17の一部が露出するように開口部16cが形成されている。そして、この板部材16aと板部材16bとを接着剤で張り合わせ、焼成することにより、図3(b)に示すような発熱素子12が形成される。
すなわち、発熱部18および導電性の金属配線部は密閉されることにより、外気との接触を少なくし、これにより耐久性を向上している。
また、図3においては、板状の発熱素子12を一例としたが、図4(b)に示すように円柱形状の発熱素子12として形成してもよい。
すなわち、図4(a)に示すように、電極部17および発熱部18とがスクリーン印刷された板部材16bをセラミック素材の円柱部材16dに巻きつけ、焼成することにより、図4(b)に示すような円柱形状の発熱素子12が形成される。なお、この状態で、板状部材16bにおいて、電極部17を印刷した面と反対側の面が表面となるため、この表面の一部に開口部16eが形成され、この開口部16eから電極部17に接触可能になされている。
また、このサーモスタット装置1は、前記発熱素子12に電気的に接続するためのターミナルコネクタ20を備えている。このターミナルコネクタ20について、図1および図5に基づき説明する。
図1、図5に示される、このターミナルコネクタ20は、樹脂形成されハウジング40に挿入し嵌合するコネクタ部材25と、導電性金属により形成されコネクタ部材25に一体形成されたターミナル端子21と、コネクタ部材25の周面に取り付けられたOリング22とにより構成されている。
このような構成のターミナルコネクタ20は、図5に示すように電圧供給源(図示せず)の有するコネクタ(図示せず)がコネクタ部材25と嵌合し、前記ターミナル端子21a、21bに電圧供給するようになされている。
また、ハウジング40との嵌合部におけるコネクタ部材25の周面には、嵌合性および密閉性を向上するように2つの外周突起部25aが形成されている。さらに、前記Oリング22により防水性を向上するように構成されている。
さらに、図5に示すように、前記ターミナル端子21は、例えば、陽極端子21aと陰極端子21bとにより構成され、それら端子間には、短絡を防止するよう絶縁リブ27が設けられている。
また、このターミナルコネクタ20は、ハウジング40と嵌合した際、ターミナル端子21の陽極端子21aと陰極端子21bとにより発熱素子12を挟み込み、ターミナル端子21が延設部材16に係止するように構成されている。そして、その状態で陽極端子21aと陰極端子21bが、発熱素子12における電極部17に夫々当接するようになされている。
なお、前記したターミナルコネクタ20とハウジング40との嵌合においては、ハウジング40に形成された凹部にコネクタ部材25を挿入するようにしたが、これに限らず例えば、図6(a)に示すようにコネクタ部材25に鉤部25bを形成し、これによりハウジング40に形成した段部40bに固定してもよい。あるいは、図6(b)の側断面図に示すように、コネクタ部材25の嵌合部に接続部材25cを形成し、これをハウジング40と溶着して固定してもよい。
また、図1および図5に示した実施形態においては、発熱素子12に対して水平方向から、ターミナルコネクタ20のターミナル端子21を接続する構成としたが、これに限るものではない。すなわち、発熱素子12における電極部17は、ターミナル端子21の陽極端子21aと陰極端子21bとにより挟み込む構成とされるため、例えば図7に示すように、垂直方向から発熱素子12をターミナル端子21により挟み込んで係止する構成としてもよい。
あるいは、図示しないが、斜め方向から発熱素子12をターミナル端子21により挟み込んで係止し、ターミナル端子21と電極部17とを当接させるようにしてもよい。
このように、前記発熱素子12をターミナル端子21により挟み込んで係止する構成とすれば、ターミナルコネクタ20をハウジング40に取り付ける方向が略限定されることがない。
以上説明した一実施の形態によれば、電圧供給されるターミナル端子21は電極部17に係止される構成であるため、ターミナル端子21は発熱素子12に対して着脱自在に取り付けることができる。その結果、半田付け等の工程を省略でき、組立てが容易になると共に、メンテナンスも容易に行うことができる。
また、電極部17と発熱部18とを電線ではなく、セラミックス素材の延設部材16に炭素材等をスクリーン印刷し、これを密閉処理したため、発熱特性に優れ、破断、酸化による劣化のない耐久性の高い発熱素子を得ることができる。
また、前記電極部17をターミナル端子21により挟み込んで電気的に接続する構成としているため、ターミナルコネクタ20をハウジング40に取り付ける方向が略限定されず、様々なサーモスタット装置1の設置構成にフレキシブルに対応することができる。
さらに、ストッパ部材9およびシール部材10、11を介してピストン4をハウジング40に嵌合することにより、ピストン4を確実にハウジング40に固定し、また、ピストン4の上部と下部を遮断することができる。すなわちピストン4が有する発熱素子12が冷却水の通路と遮断され、発熱素子12が冷却水に接触しないようにすることができる。したがって、従来のサーモスタット装置のように、電線が冷却水中に形成されていないため、断線等を防止することができる。
なお、前記した実施の形態においては、図1に示したようにピストン4は、その上部がハウジング40に対して金属製のストッパ部材9を介して装着される構成例を示したが、これに限定されるものではない。
例えば、図8に示すように、ピストン4を、樹脂製のストッパ部材32を介してハウジング40に装着するように構成してもよい。尚、その場合ピストン4とストッパ部材32との間および、ストッパ部材32とハウジング40との間には、シール部材として例えばOリング33、34を夫々設けることが望ましい。このように樹脂製のストッパ32を用いることにより、金属製のストッパ9よりも軽量化でき、またコストダウンを図ることができる。
また、前記したように、ピストン4とハウジング40とを直接嵌合し、ピストン4をハウジング40に固定する構成(図示せず)としてもよい。尚、その場合ピストン4と筒状部40c(ハウジング40)との間にシール部材(図示せず)を設けることが望ましい。
本発明は、例えば、自動車等に使用される内燃機関の冷却水温度を可変制御する冷却水温度制御系において、水温可変制御を行うサーモスタット装置及びそのピストンに好適に用いることができる。
図1は、本発明に係るサーモスタット装置の構成を示す一部断面図である。 図2は、図1のサーモスタット装置が備えるピストンおよびシリンダの断面図である。 図3は、図1のサーモスタット装置が備える発熱素子の製造工程を示す図である。 図4は、図1のサーモスタット装置が備える発熱素子の他の製造工程を示す図である。 図5は、発熱素子と電気的に接続するターミナルコネクタの平面図である。 図6は、発熱素子と電気的に接続するターミナルコネクタとハウジングとの嵌合方法を示す側面図である。 図7は、本発明に係るサーモスタット装置の他の構成を示す一部断面図である。 図8は、本発明に係るサーモスタット装置の他の構成を示す一部断面図である。 図9は、従来のサーモスタット装置の構成を示す断面図である。
符号の説明
1 サーモスタット装置
3 シリンダ容器
4 ピストン
5 フランジ弁
6 ゴムリング
7 スプリング
8 下部フランジ
9 ストッパ部材
10 シール部材
11 シール部材
12 発熱素子
15 金属管(ケーシング)
16 延設部材
17 電極部
18 発熱部
20 ターミナルアダプタ
21 ターミナル端子
22 Oリング
25 コネクタ部材
40 ハウジング
40a 弁座
W ワックス

Claims (1)

  1. 冷却水が流れる流路に連結されるハウジング内に設置されると共に、前記ハウジング内に固定されたピストンと、前記ピストンに対して進退動作するシリンダ容器と、前記シリンダ容器内に設けられ、温度変化に伴う体積変化によりシリンダ容器を進退動作させる熱膨張体と、通電することにより前記熱膨張体に熱を与える発熱素子と、前記発熱素子に電圧供給する前記ターミナル端子と、前記ターミナル端子を前記ハウジングに固定するコネクタ部材とを有するターミナルコネクタを備えるサーモスタット装置であって、
    前記ピストンは、ケーシングと前記発熱素子とを備え、
    前記発熱素子は、前記ケーシング外から前記ケーシング内に貫通して形成された熱伝導性を有する延設部材と、前記ケーシング内における延設部材内に形成された発熱部と、前記ケーシング外における延設部材に形成され、前記発熱部と電気的に接続された電極部とにより構成され、
    前記ケーシングと前記延設部材との間隙には耐熱性のシール部材が充填され、かつ前記発熱部の周囲における前記シール部材内には金属粉が混入され、
    前記ターミナル端子が前記延設部材に係止された状態で、前記ターミナル端子は前記電極部に当接することにより、電圧供給源と前記発熱素子が電気的に接続されることを特徴とするサーモスタット装置。
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