JP4210195B2 - Avシステム - Google Patents

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Description

本発明は、録画予約を行う際に用いて好適なAVシステムに関する。
従来、録画予約を行う場合、リモコンを操作してチャンネル番号、放送日、放送開始時刻、および放送終了時刻をキー入力する。
また、例えば、ドイツにおいて実施されているVPS(Video Program System)と呼ばれる放送サービスにおいては、放送局から、映像信号とともにその垂直帰線消去期間に番組開始時刻に関する情報が送信される。この情報により、VTR等の録画機器は、例えば、野球中継が延長されるなどして、それ以降の番組の放送開始時刻が変更されたことを認識することができる。これにより、VTRは変更された放送開始時刻から、録画を開始することが可能になる。
また、ジェムスター社のビデオプラスと呼ばれる機能は、リモコンパッドにより、新聞等の各番組表の各番組毎に設けられた所定の番号を入力することにより、録画予約ができるものである。即ち、リモコンパッドにより所定の番組に対応する番号を入力すると、リモコンパッドは、入力された番号から予約された番組のチャンネル番号、放送日、放送開始時刻、および放送終了時刻を認識し、放送開始時刻になると、赤外線等によりVTRに対して、録画を開始するよう指令する。この指令を受けたVTRは、録画動作を開始する。
また、従来、VIDEOTEXまたはパソコン通信による通信販売においては、通信販売会社から送られてくる情報は、文字が主体であり、画像情報が送られてくる場合であっても、グラフィックスによる静止画である。
また、衛星を介して、通信販売会社からの映像をポイントツーポイントにより受信するようなシステムがある。
また、所定の通信販売会社から例えば電話回線等によりオンラインで送信される文字データおよびLD(レーザディスク)に記録された所定の映像を読み出すための制御信号を受信し、それに基づいて、所定の文字を画面に表示するとともに、それに関係する所定の映像をLDP(レーザディスクプレーヤ)により、LDよりオフラインで読み出し、画面に表示するシステムがある。
このように、従来、番組の録画予約を行う場合、リモコンパッド等により、番組が放送されるチャンネル番号、放送日、放送開始時刻、および放送終了時刻をキー入力しなければならず、比較的操作が面倒である課題があった。
また、ビデオプラスにより番組の録画予約を行う場合においても、録画予約する番組に対応する番号をキー入力しなければならず、比較的操作が面倒である課題があった。
また、衛星を使用したポイントツーポイントの通信販売サービスにおいては、複数の顧客に対して同時にサービスを提供することができない課題があった。
また、従来、通信販売会社より送信される商品に関する情報は、文字が主体であり、商品に関する詳しい知識を得ることができない課題があった。
さらに、所定の通信販売会社から電話回線等によりオンラインで送信される文字データおよびLDに記録された所定の映像を読み出すための制御信号を受信し、それに基づいて、所定の文字を画面に表示するとともに、それに関係する所定の映像をLDPにより、LDよりオフラインで読み出し、画面に表示するようなシステムの場合、LDを定期的に更新しなければならず、コストがかかり、煩わしい課題があった。
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、比較的簡単な操作で、番組の録画予約をすることができるようにするものである。また、文字情報だけでなく映像情報も受信可能にし、低コストで、詳細な商品情報を得ることができるようにするものである。
請求項1に記載のAVシステムは、所定のセンタより通信回線を介して送信される番組の映像音声信号を受信する受信手段(例えば図4のチューナ1)と、番組表データを取得する取得手段(例えば図4のV区間(垂直帰線消去期間)データ処理回路5)と、取得手段により取得された番組表データを表示するように制御する表示制御手段(例えば図4のビデオ信号処理回路4)と、表示制御手段により表示された番組表データに基づいて、所定の番組を選択する番組選択手段(例えば図4のリモコン12)と、番組選択手段により選択された番組がスクランブルされて送信される番組である場合、受信手段が受信したスクランブルされた番組のデスクランブルを行うデコード手段(例えば、図9のデコーダ41)と、番組表データに基づいて特定される、番組選択手段により選択された番組のチャンネル番号、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令に基づいて1のデコード手段に対応する複数の録画装置の録画予約をそれぞれ行う予約手段(例えば図4のマイコン8)と、録画予約された複数の番組の中で、スクランブルされた番組が同一時刻に録画予約されている場合、ユーザに告知する告知手段とを備えることを特徴とする。
通信回線は、CATV回線または電波とすることができる。
また、取得手段は、センタより送信される映像音声信号の垂直帰線消去期間に重畳された番組表データを抽出して取得するようにすることができる。
また、予約手段は、取得手段により取得された番組表データを、録画機器にAVバスを
介して送信するようにすることができる。
また、録画機器はVTRであり、VTRにセットされたビデオテープが爪折れの状態であるか否かを判定する判定手段(例えば図4のマイコン8)をさらに設けるようにすることができる。
また、受信手段により受信された、センタより送信される複数のカメラアングルに対応する映像の少なくともいずれか1つを選択するカメラ選択手段(例えば図4のリモコン12)をさらに設けるようにすることができる。
また、受信手段により受信された、センタより送信される所定の映像に対応する信号またはテレテキスト形式で送信される文字若しくは図形に対応する信号に基づいて、センタにCATV回線または電話回線を介して、所定のキー入力情報を送信する送信手段(例えば図12または図13の送信部53)をさらに設けるようにすることができる。
請求項8に記載の録画予約方法は、所定のセンタより通信回線を介して送信される番組の映像音声信号を受信する受信手段と、番組表データを取得する取得手段と、取得手段により取得された番組表データを表示するように制御する表示制御手段と、表示制御手段により表示された番組表データに基づいて、所定の番組を選択する番組選択手段と、番組選択手段により選択された番組がスクランブルされて送信される番組である場合、受信手段が受信したスクランブルされた番組のデスクランブルを行うデコード手段と、番組表データに基づいて特定される、番組選択手段により選択された番組のチャンネル番号、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令に基づいて1のデコード手段に対応する複数の録画装置の録画予約をそれぞれ行う予約手段と、予約手段により録画予約された複数の番組の中で、スクランブルされた複数の番組が同一時刻に録画予約されている場合、ユーザに告知する告知手段とを備えるAVシステムの録画予約方法であって、所定のセンタより通信回線を介して送信される番組の映像音声信号を受信し、番組表データを取得し、取得された番組表データ、または所定の記録媒体から読み出された番組表データを表示するように制御し、表示された番組表データに基づいて、所定の番組を選択し、番組表データに基づいて特定される、選択された番組のチャンネル番号、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令に基づいて録画予約を行い、予約手段により録画予約された複数の番組の中でスクランブルされた複数の番組が同一時刻に録画予約されている場合、ユーザに告知し、選択された番組がスクランブルされて送信される番組である場合、受信したスクランブルされた番組のデスクランブルを行うことを特徴とする。
請求項1に記載のAVシステムにおいては、チューナ1により、所定のセンタより通信回線を介して送信される映像音声信号を受信し、V区間データ処理回路5により映像音声信号に含まれる番組表データを抽出する。また、ビデオ信号処理回路4により、V区間データ処理回路5により抽出された番組表データまたは所定の記録媒体から読み出された番組表データをOSD表示する。さらに、リモコン12により、ビデオ信号処理回路4により表示された番組表データに基づいて、所定の番組を選択し、選択された番組がスクランブルされて送信される番組である場合、デコーダによりスクランブルされた番組のデスクランブルが行われ、番組表データに基づいて特定される、選択された番組のチャンネル番号、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令を録画機器に送信することで、マイコン8により、1のデコーダに対応する複数の録画機器にそれぞれ録画予約させる。また、デコーダが同一時刻に複数の録画機器により必要とされるような場合、警告メッセージがOSD表示される。
請求項2に記載のAVシステムにおいては、通信回線は、CATV回線または電波とした。従って、CATV、地上放送、衛星放送などに適用可能である。
請求項3に記載のAVシステムにおいては、V区間データ処理回路5により、センタより送信される映像音声信号の垂直帰線消去期間に重畳された番組表データが抽出される。従って、通信回線の有効利用が可能になる。
請求項4に記載のAVシステムにおいては、マイコン8は、V区間データ処理回路5により抽出された番組表データを、録画機器にAVバスを介して送信する。従って、録画機器はその番組表データを利用することができる。
請求項5に記載のAVシステムにおいては、録画機器はVTRであり、マイコン8により、VTRにセットされたビデオテープが爪折れの状態であるか否かが判定される。従って、録画予約された際に爪折れのビデオテープがVTRに挿入されていれば、ユーザに警告することができる。
請求項に記載のAVシステムにおいては、リモコン12により、チューナ1により受信された、センタより送信される複数のカメラアングルに対応する映像の少なくともいずれか1つが選択される。従って、様々なカメラアングルの映像を鑑賞することができる。
請求項に記載のAVシステムにおいては、受信手段により受信された、センタより送信される所定の映像に対応する信号またはテレテキスト形式で送信される文字若しくは図形に対応する信号に基づいて、センタにCATV回線または電話回線を介して、所定のキー入力情報を送信する送信手段(例えば図13の送信部53)をさらに設けるようにすることができる。従って、センタとの間で、双方向のデータの送受信を行うことができる。
請求項1に記載のAVシステムまたは請求項8に記載の録画予約方法によれば、所定のセンタより通信回線を介して送信される番組の映像音声信号が受信され、番組表データが取得される。この取得された番組表データが、表示されるように制御され、表示された番組表データに基づいて、所定の番組が選択される。選択された番組がスクランブルされて送信される番組である場合、受信したスクランブルされた番組のデスクランブルが行われ、番組表データに基づいて特定される、選択された番組のチャンネル番号、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令に基づいて1の前記デコード手段に対応する複数の録画装置の録画予約がそれぞれ行われ、録画予約された複数の番組の中で、スクランブルされた複数の番組が同一時刻に録画予約されている場合、ユーザに告知されるようにしたので、簡単な操作で録画予約を行うことができる。
請求項2に記載のAVシステムによれば、通信回線は、CATV回線または電波とすることができるようにしたので、CATV、地上放送、衛星放送などに適用可能である。
請求項3に記載のAVシステムによれば、取得手段は、センタより送信される映像音声信号の垂直帰線消去期間に重畳された番組表データを抽出して取得するようにしたので、通信回線の有効利用が可能になる。
請求項4に記載のAVシステムによれば、取得手段により取得された番組表データが、予約手段により、録画機器にAVバスを介して送信されるようにしたので、録画機器はその番組表データを利用することができる。
請求項5に記載のAVシステムによれば、録画機器はVTRであり、判定手段により、VTRにセットされたビデオテープが爪折れの状態であるか否かが判定されるようにしたので、録画予約された際に爪折れのビデオテープがVTRに挿入されていれば、ユーザに警告することができる。従って、録画予約された番組が確実に録画されるようにすることができる。
請求項に記載のAVシステムによれば、カメラ選択手段により、受信手段により受信された複数のカメラアングルに対応する映像の少なくともいずれか1つが選択されるようにしたので、様々なカメラアングルの映像を鑑賞することが可能となる。従って、より一層TVを楽しむことができる。
請求項に記載のAVシステムによれば、受信手段により受信された、センタより送信される所定の映像に対応する信号に基づいて、送信手段により、センタにCATV回線または電話回線を介して、所定のキー入力情報がテレテキスト形式で送信されるようにしたので、センタとの間で、双方向のデータの送受信を行うことができる。
図1は、本発明のAVシステムを応用したAVシステムの一実施例の構成を示すブロック図である。AVシステムは、AVセンタとしてのTV1と、第1VTR(ビデオテープレコーダ)2、第2VTR4、第3VTR3、第4VTR6、ビデオチューナ(V.TUNER)5、およびMDP(マルチディスクプレーヤ)7等の機器より構成される。
TV1と第1VTR2は、TV1の入出力端子P3と第1VTR2の入出力端子P1を介して、AV信号線8により接続されている。また、第1VTR2と第3VTR3は、第1VTR2の入出力端子P2と第3VTR3の入出力端子P1を介して、AV信号線8により接続されている。
TV1と第2VTR4は、TV1の入出力端子P2と第2VTR4の入出力端子P1を介して、AV信号線8により接続されている。また、第2VTR4とV.TUNER5は、第2VTR4の入出力端子P1とV.TUNER5の入出力端子P1を介して、AV信号線8により接続されている。
TV1と第4VTR6は、TV1の入出力端子P2と第4VTR6の入出力端子P1を介して、AV信号線8により接続されている。また、第4VTR6とMDP7は、第4VTR6の入出力端子P1とMDP7の入出力端子P1を介して、AV信号線8により接続されている。
図2に示した実施例においては、図1において、TV1と各機器を例えばD2Bバス等のAVバス(AVバス信号線)9により、カスケードに接続するようにしている。TV1はこのAVバス9を介して、そこに接続された各機器に制御信号を供給することができるようになされている。
AVバス9は、例えばS−D2B(D2B−VER2.0)バスからなり、送信データは、図3に示すよう構成となっている。即ち、送信データは、ヘッダフィールド(2乃至4ビット)、マスタアドレスフィールド(MAF(13ビット))、スレーブアドレスフィールド(SAF(14ビット))、コントロールフィールド(CF(6ビット))、データフィールド(DF(11×n(nは自然数)))から構成される。
ヘッダフィールドは、スタートビット(1ビット)とモードビット(1乃至3ビット)からなる。モードビットは転送速度を表しており、0は低速、10は中速、そして110は高速に対応している。
マスタアドレスフィールドは、マスタアドレスビット(12ビット)と、パリティビット(P(1ビット))からなり、マスタアドレスビットには、送信元の機器に固有のアドレスがセットされる。スレーブアドレスフィールドは、スレーブアドレスビット(12ビット)、パリティビット(1ビット)、アクノリッジビット(A(1ビット))から構成され、スレーブアドレスビットには、送信先の機器アドレスがセットされる。アクノリッジビットは、パリティビットが正しければ、そのアクノリッジ区間に、送信先の機器(スレーブ機器)から、送信元の機器(マスタ機器)に対して、アクノリッジ信号が送信される。
コントロールフィールドは、コントロールビット(4ビット)、パリティビット(1ビット)、アクノリッジビット(1ビット)からなり、コントロールビットには、フレームの種類がセットされる。データフィールドは、データビット(8ビット)、EOD(END OF DATA BIT(1ビット))、パリティビット(1ビット)、アクノリッジビット(1ビット)から構成される。
フレームがコマンドフレームの場合、データフィールドは、図3(c)に示すように、textHD(8ビット)、HDOPR(8ビット)、HDADR(8ビット)、OPC(8ビット)、およびOPRn(8nビット)から構成される。これらの後には、EODビット、Pビット、およびAビットがそれぞれセットされる。EODビットに例えば1がセットされていると、そのデータフィールドは、フレームの最後のデータである。
textHDには、D2B VER1.2とD2B VER2.0とを識別可能にするためのコードがセットされる。HDOPRには、データフィールドの中にセットされるデータの種類(コマンド、状態要求コマンド、返事)を分類するためのコードがセットされる。HDADRには、送信先の機器のサブデバイスアドレス、即ち、スレーブアドレスにより指定された送信先の機器内での例えば、チューナ、アンプ、またはモニタなどの機器を分類するためのアドレスがセットされる。OPCには、命令語がセットされる。OPRnには、命令語を修飾する複数のオペランドがセットされる。
図3(d)は、返事データの場合のデータフィールドのフォーマットを示す図である。このように、返事データの場合、データフィールドの最後に、term(ターミネータ)がセットされる。このtermは、返事の種類を示しており、例えば、「完了」、「できなかった」、「処理中」、または「未対応」などに対応する。
データフィールド以外の構成は、上述した場合と同様であるので、その説明は省略する。
図4は、図2に示した実施例のより詳細な構成を示すブロック図である。この図においては、TV1、第1VTR2、および第2VTR4だけを図示し、その他の構成の図示は省略している。
TV1のチューナ11は例えばPLL回路からなり、図示せぬCATV回線またはアンテナを介して供給される所定の信号から、所定のチャンネルを選局し、選局したチャンネルに対応する信号を出力するようになされている。
VIF処理部12は、チューナ11より供給される映像RF信号を映像信号(コンポジット信号)に変換し、出力するようになされている。
AVスイッチ13は、VIF処理部12より供給される映像信号を後述するビデオ信号処理回路14、V区間(垂直帰線消去期間)データ処理回路15、制御データ挿入回路16、または制御データ挿入回路17に供給するようになされている。
V区間データ処理回路15は、AVスイッチ13より供給される映像信号の垂直帰線消去期間に重畳された文字または図形等からなる番組表データに対応する信号を抽出し、出力するようになされている。
制御データ挿入回路16、17は、AVスイッチ13より供給された映像信号の垂直帰線消去期間にワイド制御信号を挿入することができる。即ち、TV1のCRTモニタ20に表示する際の縦横比サイズの変更を指示することができるようになされている。
マイコン18は、例えばI2Cバス等からなる内部バス21を介して各部に制御信号を供給するようになされている。
D2Bマイコン19は、マイコン18からの制御信号に従って、所定の制御信号を発生し、それをAVバス9を介してTV1に接続された各機器に供給するようになされている。
ビデオ信号処理回路14は、AVスイッチ13より供給された映像信号をRGBに変換し、CRTモニタ20に供給する。また、マイコン18より供給されるOSD表示データに対応するRGB信号を発生し、CRTモニタ20に供給するようになされている。
CRTモニタ20は、ビデオ信号処理回路14より供給されるRGB信号に対応する文字、図形、または映像を表示するようになされている。
CD−ROM読み取り装置23は、CD−ROMに記録されたデータを読み出すようになされている。
第2VTR4は、制御データ挿入回路32、デッキ33、V区間データ処理回路34、マイコン35、およびI2Cバス等の内部バス36により構成されている。
マイコン35は、内部バス36を介して、各部に制御信号を供給することができるようになされている。
V区間データ処理回路34は、TV1の出力端子P2を介してTV1より供給される映像信号の垂直帰線消去期間に重畳された番組表データを抽出し、アイコン35に供給するようになされている。
デッキ33は、ビデオテープに記録された信号を読み出し、出力することができる。また、TV1の出力端子P2より供給される映像信号を入力し、ビデオテープに録画することができるようになされている。
制御データ挿入回路32は、マイコン35の制御により、デッキ33より供給されるAV信号の垂直帰線消去期間に、例えば表示画面の縦横比サイズを変更させるためのワイド制御信号を重畳し、出力するようになされている。
例えば、所定の放送センタより、所定のTV番組表に対応する番組表データが、図5に示すように、映像信号のライン10乃至21の垂直帰線消去期間に重畳されて送信される。アメリカで実施されているクローズドキャプション放送の場合、文字データは、ライン21またはライン284の垂直帰線消去期間に多重化される。このクローズドキャプション放送においては、図6に示すように、多重化される文字データは、16ビットのNRZ(non return to zero)データ(データコード)である。データコードを解読するための同期信号である7周期のクロック・ラン・イン信号の周波数は、503KHZであり、クロック・ラン・イン信号とデータコードとは位相が同期している。
クロック・ラン・イン信号の後には、論理レベル「0」が2ビット分あり、その後に論理レベル「1」のスタートビットが続く。16ビットデータの内訳は、7ビットのアスキーコードと、1ビットのパリティコードの組み合わせが、2組ある。キャラクタコードは、アスキーコードを基本とし、クローズドキャプション用に文字の属性を指定するコード、または画面を制御するコードが追加されている。
この信号がTV1のチューナ11により選局されると、VIF処理部12に供給され、そこで映像信号(AV信号)に変換された後、AVスイッチ13に供給される。
AVスイッチ13は、マイコン18からの指令に基づいて、VIF処理部12より供給されたAV信号をV区間データ処理回路15に出力されるように、内部の接続を切り換える。これにより、VIF処理部12より出力された信号は、AVスイッチ13を介して、V区間データ処理回路15に供給される。
V区間データ処理回路15は、そこに供給されたAV信号の垂直帰線消去期間に重畳された番組表データに対応する信号を抽出し、内部バス21を介してマイコン18に供給する。マイコン18は、V区間データ処理回路15より供給される番組表データに対応するOSD表示データを、内部バス21を介して、ビデオ信号処理回路14に供給する。
ビデオ信号処理回路14はOSD表示回路を内蔵し、マイコン18より内部バス21を介して供給されるOSD表示データに基づいて、所定の文字または図形に対応するRGB信号を発生し、CRTモニタ20に供給する。これにより、例えば図7に示すような番組表がCRTモニタ20にOSD表示される。この番組表には、テレビ局の名称、時刻、および番組名等が表示される。また、CATVなどの有料放送の場合、有料番組の番組名の後に、その料金を表示するようにすることもできる。
次に、マイコン18は、図7に示した番組表の所定の欄にカーソルを表示するよう、内部バス21を介してビデオ信号処理回路14に指令する。ビデオ信号処理回路14は、この指令に従って、番組表の所定の欄に例えば矩形カーソルを表示したり、あるいは矩形カーソルの代わりに、番組名が表示されている所定の欄のバックグラウンド色を変化させる。
リモコン22には、カーソル移動用釦とクリック釦が内蔵されており、カーソル移動用釦を操作することにより、対応する赤外線が内蔵する発光部より発光される。この赤外線がTV1の内蔵する受光部により受光されると、対応する信号に変換された後、内部バス21を介してマイコン18に供給される。
マイコン18は、受光部より供給されるこの信号に基づいて、カーソルを移動させるための制御信号を発生し、内部バス21を介してビデオ信号処理回路14に供給する。ビデオ信号処理回路14は、マイコン18より供給される制御信号に従って、CRTモニタの所定の位置にカーソルを表示するためのRGB信号を発生し、CRTモニタ20に供給する。
これにより、番組表の所定の欄に表示されたカーソルが他の欄に移動する。バックグラウンド色を変化させる場合には、移動方向の欄のバックグラウンド色が所定の色(例えば緑)に変更され、移動前の欄のバックグラウンド色が元の色(例えば黒)に変更される。この場合、バックグラウンド色が緑に変更された欄に表示されている番組が、現在選択されていることを示している。
例えば、最初、番組表のTBSの「ニュース」の欄aのバックグラウンド色が緑に変更され、他の欄のバックグラウンド色が黒に設定されている状態で、リモコン22のカーソル移動釦を操作し、カーソルを右に移動させると、CNNの「バラエティ」の欄bのバックグラウンド色が緑に変更され、TBSの「ニュース」の欄aのバックグラウンド色が黒に戻される。
このように、リモコン22のカーソル移動釦を操作し、CRTモニタ20に表示された番組表の所定の欄のバックグラウンド色を、黒から緑に変化させることにより、所定の番組を選択することができる。
次に、リモコン22のクリック釦を押すと、上述したように、対応する赤外線がリモコン22の内蔵する発光部より発光され、TV1の受光部により受光される。TV1の受光部により受光された赤外線は、そこで対応する信号に変換された後、マイコン18に供給される。マイコン18はこの信号より、番組表の欄bに表示されている番組「バラエティ」が録画予約されたものと認識する。
次に、マイコン18は、番組表の欄bのバックグラウンド色を赤に変化させるよう、内部バス21を介してビデオ信号処理回路14に指令する。ビデオ信号処理回路14は、マイコン18からの指令に従ってCRTモニタ20に表示されている番組表の欄bのバックグラウンド色を赤に変更する。そして、マイコン18は、CRTモニタ20に、リモコン22により録画予約された番組を予約してよいかどうかをユーザに問い合わせるメッセージを表示する。
このメッセージがCRTモニタ20に表示されると、ユーザは、予約してよければ、リモコン22の所定の釦を押し、そうでなければリモコン22の他の所定の釦を押す。これにより、リモコン22より対応する赤外線が発光部より発光され、TV1の受光部により受光され対応する信号に変換された後、内部バス21を介して、マイコン18に供給される。マイコン18は、受光部より供給される信号より、録画予約してよいか否かを認識することができる。
TV1のマイコン18が、受光部より供給される信号より、録画予約してもよいと認識した場合、マイコン18は、例えば第2VTR4に対して、図8に示すような一連の制御信号をAVバス9を介して供給する。
まず、TV1のマイコン18は、D2Bマイコン19に、第2VTR4にビデオテープが挿入されているか否かを問い合わせるよう指令する。D2Bマイコン19は、マイコン18からの指令に従って、ビデオテープが挿入されているか否かを問い合わせる制御信号を発生し、AVバス9を介して第2VTR4に送信する。
AVバス9を介して、D2Bマイコン19より送信される問い合わせに対応する制御信号は、第2VTR4の図示せぬD2Bマイコンにより受信され、内部バス36を介してマイコン35に供給される。マイコン35は、第2VTR4にビデオテープが挿入されている場合、例えば「あり」に対応する返事を、TV1に送信するようD2Bマイコンに指令する。第2VTR4にビデオテープが挿入されていない場合、例えば「なし」に対応する返事を、TV1に送信するようD2Bマイコンに指令する。この場合、D2Bマイコンは、マイコン35の指令に従って、「あり」に対応する返事を、AVバス9を介してTV1に送信する。
TV1のD2Bマイコン19は、第2VTR4からの返事を受信すると、それを内部バス21を介してマイコン18に供給する。マイコン18は、第2VTR4からの返事が「なし」であれば、所定の警告メッセージをCRTモニタ20に表示させるなどした後、処理を終了する。
第2VTR4からの返事が「あり」であれば、第2VTR4に挿入されているビデオテープが、爪折れ(録画禁止、読み出し専用モード)の状態か否かを問い合わせる制御信号を、第2VTR4に送信するよう、D2Bマイコン19に指令する。
D2Bマイコン19は、マイコン18からの指令に従って、第2VTR4に挿入されているビデオテープが爪折れの状態か否かを問い合わせる信号を、AVバス9を介して第2VTR4に送信する。
第2VTR4により、AVバス9を介してTV1より送信される問い合わせに対応する信号が受信されると、それはD2Bマイコンを介してマイコン35に供給される。マイコン35は、AVバス9を介してTV1より供給される信号に従って、ビデオテープが爪折れの状態である場合、例えば「YES」に対応する返事をTV1に送信するようD2Bマイコンに指令する。また、ビデオテープが爪折れの状態でない場合、例えば「NO」に対応する返事をTV1に送信するようD2Bマイコンに指令する。この場合、爪折れの状態ではないから、「NO」に対応する返事が、AVバス9を介してTV1のD2Bマイコン19に供給される。
TV1のD2Bマイコン19は、第2VTR4よりAVバス9を介して送信された返事を受信すると、それを内部バス21を介してマイコン18に供給する。マイコン18は、D2Bマイコン19より、内部バス21を介して供給される第2VTR4からの返事が「NO」である場合、チャンネル番号、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令を第2VTR4に送信するよう、D2Bマイコン19に指令する。
D2Bマイコン19は、マイコン18からの指令に従って、チャンネル番号、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令を、AVバス9を介して第2VTR4に送信する。第2VTR4は、D2Bマイコン19から送信される録画予約命令に従って、録画予約を行う。この場合、図8のCNNの番組「バラエティ」の録画予約を行う。録画予約が終了すると、第2VTR4は、返事(「完了」)をAVバス9を介してTV1に送信する。この返事は、TV1により受信され、録画予約は完了する。
図9は、TV1に、デコーダ41を介してICカード読み書き装置42を接続するようにした場合を示している。デコーダ41は、所定のインタフェース(IF)を介してTV1に接続されている。例えば、録画予約した番組が有料番組である場合、デコーダ41によりそのことが認識され、ICカード読み書き装置42に所定の制御信号を供給する。ICカード読み書き装置42は、デコーダ41課らの制御信号に従って、ICカードのプリペイド領域に記録された料金データを書き換え、それを減額する。また、双方向のCATVの場合、CATV回線40を介してCATVセンタに番組予約情報を送信し、CATVセンタにより課金されるようにすることができる。
さらにまた、TV1にモデムを内蔵するようにし、例えば、衛星放送などでモデムおよび図示せぬ電話線を介してセンタに有料番組の予約を行うような場合、上述したような手順で番組の予約を行うと、TV1のマイコン18が自動的にモデムおよび電話線を介して、センタにアクセスし、予約手続きを行うようにすることができる。この場合、センタは、TV1からの予約手続きに従って、課金処理を行うことができる。
また、TV1に内蔵されたデコーダにスクランブルの鍵がハード的に備え付けられているような場合、ユーザは、一定期間の聴取契約に基づいており、契約期間が切れていなければ、各種有料番組を聴取することができる。また、特定の番組がこの対象ではない場合、ユーザは、電話により口頭で、センタに対して番組の聴取を予約することができる。
また、図1、図2に示した実施例においては、TV1から第2VTR4に対して番組の予約を行う場合、AVバス9を介して所定の制御信号を送信するようにしたが、例えば、TV1より無線により第2VTR4に所定の制御信号を送信するようにすることもできる。また、赤外線を用い、所定のリモコンフォーマットでTV1から第2VTR4に所定の制御信号を送信するようにすることも可能である。
さらには、TV1および第2VTR4にICカード読み書き装置を備えるようにし、上述したような方法で番組予約を行うと、まず、TV1のマイコン18の制御により、ICカード読み書き装置が、予約番組に関する番組予約録画情報をICカードに記録する。次に、このICカードを、第2VTR4のICカード読み書き装置に挿入する。第2VTR4のIC読み書き装置は、ICカードに記録された番組予約情報を読み出し、それをマイコン35に供給する。マイコン35は、この情報に基づいて、番組予約処理を行うことができる。
ICカードの代わりに、フロッピディスク、光磁気ディスク、または磁気カード等に番組予約情報を書き込むようにすることもできる。そして、第2VTR4により、この番組予約情報が読み出され、予約処理が行われることになる。勿論、この場合、TV1、第2VTR4は、フロッピディスク装置、光磁気ディスク装置、または磁気カード読み書き装置を備えるようにする。
また、TV1に、CATVまたは衛星放送などでスクランブルされた番組をデスクランブルして元の信号に戻すデコーダを1つだけ備え、そのデコーダが、所定の放送局のスクランブルされた番組をデスクランブルしている最中は、他のチャンネルのスクランブルされた番組のデスクランブルを行うことがでないような場合、TV1に接続された複数の録画機器、例えば第1VTR2と第2VTR4に録画予約された番組を録画するために、TV1のデコーダが同一時刻に必要とされるか否かを、マイコン18にチェックさせるようにすることができる。
録画予約された番組により、TV1のデコーダが同一時刻に複数の録画機器により必要とされるような場合、マイコン18により、警告メッセージがCRTモニタ20にOSD表示されるようにすることができる。このようにして、スクランブルされた複数の番組が、複数の録画機器により同一時刻に録画予約されることがないよう、ユーザに注意を促すことができる。
次に、例えば、TV1の出力端子から出力される所定の番組に対応するAV信号が第2VTR4に供給され、第2VTR4により、番組の録画予約が行われ、録画された番組が再生され、TV1のCRTモニタ20に表示される場合の動作について説明する。
まず、TV1のマイコン18は、リモコン22からの指令に従って、VIF処理部12から供給されるAV信号が、制御データ挿入回路17に供給されるように内部のスイッチを切り換えるよう、内部バス17を介してAVスイッチ13に指令する。AVスイッチは、マイコン18からの指令に従って、内部のスイッチを切り換える。その結果、VIF処理部12より出力されたAV信号は、制御データ挿入回路17に供給される。
制御データ挿入回路17に供給されたAV信号は、そこでマイコン18の制御により、図5に示すように、そのライン20の垂直帰線消去期間に縦横比を変更して表示させるためのワイド制御信号が重畳された後、TV1の入出力端子P2を介して第2VTR4に供給される。
第2VTR4に供給された信号は、V区間データ処理回路34に供給され、そこで、垂直帰線消去期間に重畳された文字、図形等の番組表示データ、および縦横比サイズを変更するためのワイド制御信号が抽出される。番組表データは、マイコン35の制御により、NVRAM等の記憶部に記憶される。この番組表データは、例えば、第2VTR4を直接操作して録画予約を行う場合に、マイコン35により読み込まれ、TV1のCRTモニタ20に表示させるようにすることができる。
CRTモニタ20に表示された番組表には、マイコン35の制御によりカーソルが表示される。第2VTR4用の図示せぬリモコンを操作することにより、カーソルを移動させ、所定の番組を選択し、クリック釦を押すことにより所定の番組の録画予約を行うことができる。
第2VTR4のマイコン35は、録画予約された番組の放送開始時刻になると、その番組のチャンネルを選局し、選局されたチャンネルに対応する信号を第2VTR4に供給するようTV1に指示するよう内蔵するD2Bマイコンに指令する。D2Bマイコンは、マイコン35からのこの指令をAVバス9を介してTV1に送信する。
TV1のD2Bマイコン19は、第2VTR4のD2Bマイコンからの指令を受信すると、これを内部バス21を介してマイコン18に供給する。マイコン18は、D2Bマイコン19から供給される指令に従って、チューナ11を制御し、指令されたチャンネルを選局させる。そして、チューナ11よりVIF処理部12に供給された信号は、そこでAV信号に変換され、AVスイッチ13に供給される。
次に、マイコン18は、AVスイッチ13を制御し、AVスイッチ13に供給される信号が制御データ挿入回路17に供給されるようにする。制御データ挿入回路17に供給された信号は、そこで、ワイド制御信号が挿入された後、TV1の出力端子P2を介して、第2VTR4に供給される。第2VTR4に供給されたAV信号は、デッキ33およびV区間データ処理回路15に供給される。デッキ33に供給されたAV信号は、マイコン35の制御によりそこに挿入されているビデオテープに録画される。
V区間データ処理回路15に供給されたAV信号から、ワイド制御信号が抽出された場合、マイコン35の制御により、例えば、第2VTR4が8ミリビデオデッキであるとき、ビデオテープの制御トラックにワイド制御信号が記録される。
第2VTR4のリモコンをユーザが操作することにより、ビデオテープに録画された所定の番組を再生し、CRTモニタ20に表示するよう第2VTR4に指令すると、最初に、マイコン35は、TV1の入力端子P2に入力されるAV信号が、AVスイッチ13を介して、ビデオ信号処理回路14に供給されるよう指示する制御信号を、内蔵するD2Bマイコンに指令する。D2Bマイコンは、この制御信号を、AVバス9を介してTV1に送信する。
TV1のD2Bマイコン19は、第2VTR4からのこの制御信号を受信すると、それを内部バス21を介してマイコン18に供給する。マイコン18は、D2Bマイコン19より供給される制御信号に従って、AVスイッチ13に対し、入力端子P2より供給されるAV信号を、ビデオ信号処理回路14に供給するよう指令する。AVスイッチ13は、マイコン18からの指令に従って、内部のスイッチを切り換える。その結果、TV1の入力端子P2より入力された信号は、AVスイッチ13を介してビデオ信号処理回路14に供給可能となる。
次に、マイコン35に制御されたデッキ33により、ビデオテープに録画された所定の番組が再生され、再生された番組に対応するAV信号が制御データ挿入回路32に供給される。
制御データ挿入回路32は、ビデオテープの制御トラックにワイド制御信号が記録されている場合、再生された映像信号の垂直帰線消去期間に、表示画面の縦横比サイズを変更するためのワイド制御信号を重畳し、出力する。
第2VTR4より出力されたAV信号は、TV1の入力端子P2を介してAVスイッチ13に供給される。AVスイッチ13に供給されたAV信号は、ビデオ信号処理回路14に供給され、RGB信号に変換された後、CRTモニタ20に出力される。一方、V区間データ処理回路によりワイド制御信号が抽出された場合、ビデオ信号処理回路14は、AVスイッチ13より供給されるAV信号に対応する映像を、ワイド制御信号に基づいて所定の縦横比サイズの映像に変換して、CRTモニタ20に供給することができる。
上記実施例においては、番組表データは、映像音声信号に重畳されて送信されるようにしたが、CD−ROM、ICカードなどの記憶媒体に記憶させるようにし、それをTV1のCD−ROM読み取り装置23または図示せぬICカード読み取り装置に読み取らせるようにすることができる。
このようにした場合、TV1は、まず、CD−ROMまたはICカードから番組表示用データを読み出し、それをCRTモニタ20の画面に表示させる。次に、ユーザは、上述した場合と同様にして、リモコン22を操作し、CRTモニタ20の画面に表示されたカーソルを移動させ、所定の番組を選択する。次に、リモコン22のクリック釦を押すことにより、その番組の予約録画をTV1に指令する。
TV1のマイコン18は、録画予約された番組のチャンネル番号、放送日、放送開始時刻、放送終了時刻をAVバス9を介して例えば第1VTR2に送信する。第1VTR2は、AVバス9を介して受信したマイコン18からの信号に従って、録画予約を行うことができる。
また、ICカードを用いる場合には、TV1側で録画予約された番組に対応する情報(チャンネル番号、放送日、放送開始時刻、放送終了時刻)をICカードに記憶させるようにし、それを第1VTR2に備えるようにしたICカード読み取り装置に挿入するようにすることができる。これにより、第1VTR2は、ICカード読み取り装置により読み取られた番組表データと、録画予約された番組に対応する情報に基づいて、自動的に録画予約を行うことができる。
また、所定の数字列からなるビデオプラスの番組データ(Gコード予約データ)をCD−ROMまたはICカードに記録し、事前に配布するようにし、TV1のCD−ROM読み取り装置23、またはICカード読み取り装置によりそれが読みだされ、CRTモニタ20にOSD表示されるようにすることもできる。そして、マイコン18の制御により、番組表の所定の位置にカーソルが表示される。
ユーザは、CRTモニタ20に表示された番組表の中の所望の番組を、リモコン22のカーソル移動釦を操作し、そこにカーソルを移動させることにより選択し、さらにクリック釦を押すことによりその番組を録画予約するようTV1に指令することができる。
このとき、録画予約された番組がOSD表示されている位置に、所定のマークを表示させたり、番組名が表示されている欄のバックグラウンド色を例えば赤色に変化させるなどして、録画予約の操作をユーザにとって分かりやすいものにすることができる。
番組表の代わりに、例えばゴルフ等の実況中継を行う際に、各選手のプロフィール、過去のデータ、選手に関する情報等の付随情報と、そのインデックス情報を、TELETEXTフォーマットで映像信号の垂直帰線消去期間に重畳して送信するようにすることができる。付随情報とインデックス情報は、V区間データ処理回路15により抽出され、マイコン18に供給される。マイコン18は、V区間データ処理回路15より送信される付随情報をNVRAM等に記憶させ、図10に示すように、まず、CRTモニタ20にインデックスを表示する。
ユーザが、リモコン22を操作して、インデックスの中から、各選手のプロフィールを表示するサービス1を選択すると、マイコン18は、各選手のプロフィールをNVRAMより、内部バス21を介して読み出し、それをビデオ信号処理回路14に供給する。ビデオ信号処理回路14は、マイコン18より供給された各選手のプロフィールに対応する文字または図形をCRTモニタ20所定のウィンドウにOSD表示する。
次に、リモコン22を操作して、インデックスの中から、各選手の過去の成績データを表示するサービス2を選択すると、上述した場合と同様にして、各選手の過去の成績データが所定のウィンドウに表示される。また、リモコン22を操作して、各選手に関するその他の情報を表示するサービス3を選択すると、上述した場合と同様にして、各選手に関するその他の情報が所定のウィンドウに表示される。
また、放送センタから、ディジタルの映像音声信号を例えばMPEG2方式で圧縮して送信し、それを受信したTV1がそれを復調するような方式の場合、従来の1チャンネル分の周波数帯域(例えば6MHZ)で、2乃至3チャンネル分の映像音声信号を送信することができる。従って、従来の1チャンネル分の周波数帯域により、複数のカメラアングルに対応する映像音声信号を送信するようにすることができる。
例えば2つのカメラアングルに対応する映像音声信号を受信したTV1は、マイコン18の制御により、CRTモニタ20の下部に選択項目「カメラ1」、「カメラ2」、および「カメラ1&2」をOSD表示する。そして、ユーザが、リモコン22の所定の釦を操作して選択項目の中の所定のものを選択することにより、図11(a)に示すように、カメラ1による映像をCRTモニタ20の全画面に表示したり、図11(b)に示すようにカメラ2による映像をCRTモニタ20の全画面に表示したり、あるいは図11(c)に示すように、カメラ1およびカメラ2により撮影された映像をCRTモニタ20の左右に分割して表示することができる。
また、アナログの圧縮されていない通常の放送においても、複数(この場合2つ)のチャンネルにより、複数(2つ)のカメラアングルに対応する映像音声信号を送信するようにすることができる。その映像音声信号を受信したTV1は、ユーザによるリモコン22の操作により、複数のカメラアングルに対応する映像を、図11(a)乃至図11(c)のいずれかに示す方法で、CRTモニタ20に表示することができる。
上述した番組表データ、および付随情報は、CATV回線または電波を介して、TV1により映像信号とともに受信されるものとしたが、例えば、CD−ROM、フロッピディスク、またはICカードなどの比較的安価な記憶媒体に記憶させるようにすることも可能である。そして、TV1は、映像信号を従来通り、CATV回線または電波により受信し、番組表データまたは付随情報を、CD−ROM、フロッピディスク、またはICカードから所定の読み出し装置を介して読み出すようにすることができる。
CD−ROM、フロッピディスク、またはICカードから所定の読み出し装置を介して読み出された情報は、例えば、VPSサービスなどにより送信される時刻データ、TELETEXTなどにより送信される時刻データ、放送局から所定の時刻に送信される時刻データ、放送局から放送開始時に送信される開始マーカ、TV1内に予め備え付けられた時計、またはユーザによる時刻指示により、所定の時刻に記録媒体に記録されている所定のデータを読み出し、放送局から送信される映像音声信号に同期させて、CRTモニタ20の画面に所定の映像とそれに対応するOSD文字を重ね合わせて表示させることができる。
また、上述したように、複数のカメラアングルに対応する映像音声信号を受信したTV1は、所定のカメラアングルの映像に対応する映像信号をCRTモニタ20に出力し、表示させ、他のカメラアングルの映像に対応する映像信号を例えば出力端子P2より出力し、第2VTR4に録画させるようにすることができる。第2VTR4に録画された映像は、第2VTR4のリモコン等を操作することにより再生し、CRTモニタ20に表示させることができる。
また、複数のカメラアングル(この場合、カメラアングル1およびカメラアングル2)に対応する映像信号を、複数のVTR(例えば、第1VTR2および第2VTR4)にそれぞれ録画させるようにすることもできる。即ち、TV1に所定の操作メニューをOSD表示し、リモコン22を操作することにより、カメラアングル1に対応する映像信号を第1VTR2に録画させ、カメラアングル2に対応する映像信号を第2VTR4に録画させることができる。
このとき、TV1のマイコン18は、まず、AVスイッチ13を制御し、カメラアングル1に対応する映像信号が出力端子P3を介して第1VTR2に供給されるようにし、カメラアングル2に対応する映像信号が出力端子P2を介して、第2VTR4に供給されるようにする。そして、AVバス9を介して、第1VTR2を制御し、そこに供給されるカメラアングル1に対応する映像信号を録画させるようにすることができる。同様に、AVバス9を介して、第2VTR4を制御し、そこに供給されるカメラアングル2に対応する映像信号を録画させるようにすることができる。
図12は、TV1により、所定の放送センタに対して、チケットまたは商品を発注する方法を示す図である。例えば、CATV回線、地上波、または放送衛星若しくは通信衛星からの電波を介して送信される映像音声信号および文字図形情報をTV1が受信し、それをCRTモニタ20に表示することができる。
例えば、サッカーの観覧席予約を行うような場合、放送センタのデータベースより、実際の競技場の映像が検索され、対応する映像音声信号が放送局52に供給される。放送局52は、データベース51より供給される映像音声信号、およびサッカーの観覧席の予約をするための予約画面に対応する文字図形データを、CATV回線、地上波、または放送衛星若しくは通信衛星の電波を介して送信する。
TV1は、放送局52より送信されるこれらの信号を受信すると、所定の競技場に対応する映像と予約画面に対応する所定の文字を、CRTモニタ20に重ね合わせて表示する。
また、各観覧席から競技場を観覧した場合の静止画とその観覧席の番号が、所定の間隔で繰り返し、放送局から送信されるようにする。そして、ユーザがリモコン22により、希望する観覧席に対応する番号を入力すると、TV1は、放送局52より送信されるその番号に対応する観覧席の静止画を受信し、それをCRTモニタ20に表示する。
これにより、ユーザは、実際に希望する観覧席に行ったような雰囲気を感じさせる映像を見ることができる。そして、CRTモニタ20に表示された観覧席の状況が希望するものであれば、リモコン22のクリック釦を押す。クリック釦が押されると、マイコン18の制御により所定の発注情報に対応する信号が、モデム54、電話回線55を介してデータベース51に送信される。この信号を受信したデータベースは、その観覧席の予約処理を行う。このようにして、希望する観覧席の予約を行うことができる。同様にして、野球、映画、演劇、またはコンサートなどの会場、球場または劇場等の座席の予約を行うことができる。
また、例えば、自動車のオークションなどにも応用することができる。即ち、放送局より送信される自動車の一覧表の中から、所定の自動車を選択すると、その自動車に関する映像がCRTモニタ20に表示され、その映像に基づいて、発注を行うようにすることができる。
上述した方法によると、例えば、同時に複数のユーザがデータベース51にアクセスしたような場合でも、各ユーザ側の端末(TV)のCRTモニタに表示される映像(静止画)は、放送局52から送信される複数の映像(例えば、全サッカー場の映像)の中から、各ユーザが所定の映像を選択して表示しているだけなので、各ユーザのTVには、異なる映像を表示することができる。また、映像信号に重畳された文字図形情報についても同様である。
電話回線55を介してデータベース51に接続されたTV1等の各端末から、データベース51へのデータ送信は、ポーリング法、周波数分割法、またはパケット送信法により行うことができる。ポーリング法は、データベース51が、各端末からのデータ受信を時分割で処理する方法であり、周波数分割法は、各端末からデータベース51へデータを送信する送信チャンネルを周波数分割し、所定の周波数を各端末に割り当てるようにする方法であり、各端末は、自分に割り当てられた周波数により、データの送信を行うことができる。
また、パケット送信法は、各端末が自分のIDを付加したメッセージからなる電文を同一チャンネルでデータベース51に送信し、データベース51は、受信した電文のIDからどの端末から送信された電文であるかを認識し、端末毎に電文を分類するようにする方法である。
図13は、図12の場合とは異なり、放送局52からTV1へCATV回線66を介して映像信号を送信し、TV1から放送局52へCATVの上り回線67を介してデータを送信するようにした場合の図である。光ファイバが普及してくると、このような構成のシステムが今後の主流になると思われる。その他の構成および動作は、図12の場合と同様であるのでその説明は省略する。
このようにして、自宅に居ながらにして、そこに行ったような雰囲気で各種のチケットを発注したり、商品の映像を見ながらそれを発注することができる。
また、通信販売で定期的に発注するような商品、例えば食料品、衣料品、化粧品などの商品を発注する場合、データベース51の発注ページに簡単にアクセスするために、チャンネル番号、アクセスページ、およびキーワード等をNVRAM等に記憶させるようにすることができる。さらに、パスワード、その他必要な情報、およびパスワード転送手順などをNVRAMに記憶させるようにすることができる。各アクセスページ毎にアクセス手順が異なるような場合には、各アクセスページ毎にアクセス手順を記憶させる。そして、所定の中ページに対応する短縮番号を設定しておく。
これにより、ユーザがリモコン22により所定の短縮番号を入力すると、その短縮番号に対応づけられた発注ページに、TV1が自動的にアクセスし、それをCRTモニタ20に表示させるようにすることができる。
図14は、TV1のマイコン18とD2Bマイコン19の一実施例の構成を示すブロック図である。図2においては、OSD表示部は、ビデオ信号処理回路14に設けるようにしたが、この実施例においては、一般的なTVの選局およびリモコンを制御するマイコンと同様に、マイコンの内部にOSD表示用の回路を内蔵するようにしている。また、各種のIO機能を内蔵するようにしている。
リモコン受信部71は、リモコン22が操作され、内蔵する発光部より発光された赤外線を受信するようになされている。
OSD表示制御処理部72は、内蔵するOSD表示機能部73を制御し、CPU内部バス70を介して供給されるOSD表示用データに対応するフォントデータをフォントROM74より読み出し、対応するRGB信号をCRTモニタ20に供給するようになされている。
ROM77は、システムプログラムまたはアプリケーションプログラムを記憶するようになされている。このアプリケーションプログラムは、例えばリモコン22から送信され、リモコン受信部71により受信されたリモコンデータを分析するリモコンデータ分析処理ルーチン等より構成される。RAM76は、ROM77に記憶されているアプリケーションプログラムを展開するようになされている。アキュムレータ75は、ROM77またはRAM75に記憶されている所定のプログラムに従って、所定の演算処理を行うようになされている。
PIO制御処理部78は、内蔵するPIO回路79を制御し、パラレルインタフェース(IF)80を介してデータの入出力を行うようになされている。
SIO制御処理部81は、内蔵するSIO回路81を制御し、シリアルIF83を介して、シリアルIF83に接続された所定のIC、例えば、NVRAM、映像処理IC、AVスイッチ、音声制御IC等との間で、データの入出力を行うようになされている。
割り込み制御処理部85は、内蔵する割り込み制御回路86を制御し、例えばリモコン受信部71がリモコン22からの赤外線を受信すると、割り込みを発生し、ROM77またはRAM76の所定の処理ルーチンに割り込み処理を行わせるようになされている。
タイマ処理部87は、タイマ信号を発生し、各部に供給するようになされている。
SIO制御処理部88は、内蔵するSIO回路89を制御し、シリアルIF90を介して、D2Bマイコン19のシリアルIF91を介して、データの送受信を行うようになされている。
D2Bマイコン19のSIO制御処理部92は、内蔵するSIO回路93を制御し、シリアルIF91を介して、マイコン18との間でデータの送受信を行うようになされている。
ROM96は、システムプログラムまたはアプリケーションプログラムを記憶するようになされている。RAM95は、ROM96に記憶されているアプリケーションプログラムを展開するようになされている。
アキュムレータ94は、ROM96またはRAM95に記憶されている所定のプログラムに従って、所定の演算処理を行うようになされている。
割り込み制御処理部97は、内蔵する割り込み制御回路98を制御し、シリアルIF91にデータが供給されるなどして、所定の割り込みが発生したとき、ROM96またはRAM95に記憶されている所定の処理ルーチンに割り込み処理を行わせるようになされている。
タイマ処理部99は、所定のタイマ信号を発生し、CPU内部バス108を介して、各部に供給するようになされている。
SIO制御処理部100は、内蔵するSIO回路101を制御し、シリアルIF102を介して、データの送受信を行うようになされている。PIO制御処理部103は、内蔵するPIO回路104を制御し、パラレルIF105を介して、所定の制御信号を出力するようになされている。
D2B通信用IC106は、パラレルIF105より供給される制御信号を、D2Bバス等のAVバス9を介して、他のAV機器107に送信するようになされている。
次に、その動作を説明する。例えば、ユーザがリモコン22を操作し、TV1に接続されている例えば第2VTR4に、いまTV1のCRTモニタ20に表示されている映像(例えば、チューナ11により選局されたチャンネルに対応する映像)を録画させるよう、TV1に指令する。この場合、ユーザにより、リモコン22が操作されると、リモコン22はその操作に対応するリモコンデータを発生し、リモコンデータに対応する例えば赤外線が、内蔵する発光部より発光される。
リモコン22から発光される赤外線は、マイコン18のリモコン受信部71により受信される。リモコン受信部71により、リモコン22からの赤外線が受信されると、対応する信号に変換され、CPU内部バス70を介して割り込み制御処理部85に供給される。
割り込み制御処理部85は、所定の処理ルーチンに制御を移し、処理ルーチンは、CPU内部バス70を介して、リモコン受信部71より供給された信号に基づいて、まず、AVスイッチ13に対し、VIF処理部12より供給される映像信号が、制御データ挿入回路17に供給されるよう指示する制御信号を供給するよう、CPU内部バス70を介してSIO制御処理部81に指令する。
SIO制御処理部88は、処理ルーチンによる指令に従って、内蔵するSIO回路89を制御し、VIF処理部12より供給される映像信号が、制御データ挿入回路17に供給されるよう内部のスイッチを切り換えるようAVスイッチ13に指示する制御信号を、シリアルIF90、内部バス21を介して、AVスイッチ13に供給する。
AVスイッチ13は、マイコン18からの制御信号に従って、内部のスイッチを切り換える。その結果、VIF処理部12よりAVスイッチ13に供給される映像信号は、ビデオ信号処理回路14を介してCRTモニタ20に供給されるとともに、制御データ挿入回路17に供給される。制御データ挿入回路17に供給された映像信号は、マイコン18の制御によりワイド制御信号が挿入され、出力端子P2を介して第2VTR4に供給される。第2VTR4に供給されたこの映像信号は、V区間データ処理回路34およびデッキ33に供給される。
また、マイコン18の所定の処理ルーチンの制御により、TV1の出力端子P2に接続されている第2VTR4に、TV1の出力端子P2より供給される映像信号を録画するよう指示する制御信号が、SIO制御処理部88に供給される。SIO制御処理部88は、内蔵SIO回路89を制御し、この制御信号をシリアルIF回路90、内部バス21、シリアルIF91を介して、D2Bマイコン19のSIO制御処理部92に制御された内蔵SIO回路93に供給する。
SIO制御処理部92に制御された内蔵SIO回路93は、マイコン18より供給された制御信号をCPU内部バス108を介して、割り込み制御処理部97に供給される。割り込み制御処理部97は、ROM96またはRAM95に記憶されている所定の処理ルーチンに制御を移す。処理ルーチンの制御により、SIO制御処理部92より出力される制御信号に従って、TV1の出力端子P2に接続されている第2VTR4に、TV1の出力端子P2より供給される映像信号を録画するよう指示する一連の制御信号が発生し、それらの制御信号がPIO制御処理部103に順次供給される。
PIO制御処理部103は、この制御信号を内蔵するPIO回路104、パラレルIF105を介してD2B通信用IC106に供給する。D2B通信用IC106は、パラレルIF105より供給される制御信号をD2Bバス(AVバス)9を介して、第2VTR4の内蔵するD2Bマイコンに供給する。
第2VTR4の内蔵するD2Bマイコンに供給された制御信号は、内部バス36を介して、マイコン35に供給される。一方、TV1の出力端子P2より供給される映像音声信号は、デッキ33に供給される。そして、マイコン35は、D2Bマイコンより供給される制御信号に基づいて、デッキ33に対し制御信号を供給する。デッキ33は、マイコン35からの制御信号に従って、そこに挿入されているビデオテープに、TV1の出力端子P2より供給される映像音声信号を録画する。
図15は、図2に示した実施例におけるTV1において、AV信号の信号経路を説明するためのブロック図である。
チューナ(地上波ビデオチューナ)11またはBS−チューナ111により選局された映像RF信号は、VIF処理部12または112において映像信号(コンポジット信号)に変換され、AVスイッチ13を介して、信号処理IC113に供給される。信号処理IC113に供給された映像信号は、そこでRGB信号に変換され、色、明るさ、先鋭度等が調節された後、加算器116に供給される。また、オーディオ信号もAVスイッチ13を介して信号処理IC113に供給され、そこで、音量、または音質等が調節される。信号処理IC113によるこれらの処理は、TVマイコン(マイコン)18からの制御に基づいて行われる。
TVマイコン18より出力されるOSD表示信号は、OSD表示部117に供給される。OSD表示部117により、TVマイコン18より供給されるOSD表示信号に対応するRGB信号が発生され、加算器116に供給される。また、D2Bマイコン19よりOSD表示部118にOSD表示信号が供給されると、OSD表示部118により、このOSD表示信号に対応するRGB信号が発生され、加算器116に供給される。
AVスイッチ13より、信号処理IC114に供給されたコンポジット信号(映像信号)は、信号処理IC114においてRGB信号に変換され、PinP(ピクチャインピクチャ)用信号変換回路115に供給される。PinP用信号変換回路に供給されたRGB信号は、そこで、PinP用の映像信号に変換された後、CRTモニタ20に供給される。
加算器116に供給された信号処理IC113からのRGB信号と、OSD表示部117,118からのRGB信号は、そこで重ね合わせられて、PinP用信号変換回路115からのRGB信号とともにCRTモニタ20に供給される。また、オーディオ信号は、図示せぬスピーカに供給される。
D2Bマイコン19より、TV1に接続された例えば第1VTR2を制御するための制御信号が、D2B通信用IC106に供給されると、D2B通信用IC106により、この制御信号はAVバス9を介して、第1VTR2に送信される。
なお、上記実施例において、TV1が受信した映像信号から、V区間データ処理回路15により抽出された番組表データを、AVバス9を介して、システム内の他の機器またはAVバス9で接続されたパソコン等に転送するようにすることができる。これにより、システム内の他の機器またはパソコンは、映像信号に重畳された番組表データを抽出する機能を備えていなくても、TV1よりAVバスを介して供給される番組表データに基づいて、機器側の表示パネルまたはTV1内のCRTモニタ20により、ユーザに録画予約を行わせることができる。
また、上記実施例においては、CRTモニタ20にカーソルを表示し、それをリモコン等で移動させ、番組表の中の所定の番組を選択するようにしたが、タッチパネル等による選択、または音声による選択を行うようにすることができる。
さらには双方向のリモコンを用いて、TV1からCRTモニタ20に表示されている画面に関する文字、図形または映像情報をリモコン側に送信し、リモコン側がこの画面に関する情報を例えば内蔵する比較的大きな画面サイズの液晶パネルに表示し、その画面をリモコン側で操作するようにすることができる。そして、リモコン側の操作により書き換えられた画面情報はTV1に送信され、TV1はリモコン1より送信される画面情報に従って、CRTモニタ20に表示されている画面を書き換えるようにすることができる。
また、上記実施例においては、垂直帰線消去期間に重畳して送信される番組表データ、所定の商品の静止画、または予約観覧席の映像等を受信するようにしたが、それ以外に、例えば、TV1に接続された各AV機器に対する所定のコマンド、例えばビデオプリンタに対する印刷命令等を受信し、その印刷命令に従って、TV1に接続されたビデオプリンタが、CRTモニタ20に表示されている画面、放送センタから送信される画像データ、または文字図形データ等をプリントアウトするようにすることができる。例えば、上記実施例を応用した通信教育などで、宿題等をプリントアウトさせることができる。
これにより、所定の放送センタから、各家庭に設置されたTV1に対する1回のデータ送信で、各家庭に設置されたすべてのTV1に接続されたビデオプリンタに、所定の映像、または文字図形データをプリントアウトさせることができる。その際、プリンタの用紙が切れていたり、TV1にプリンタが備えられていない場合には、TV1のNVRAM等のメモリに記憶させるようにすることもできる。
さらに、圧縮ディジタル信号からなる映像信号を再生するレーザディスクプレーヤをTV1に接続し、複数の付随情報(例えば多国語の楽譜、詩など)をレーザディスクに記録し、その中から所定のものを選択してCRTモニタ20に表示させるようにすることができる。これにより1枚のレーザディスクで、複数語によるサービスを行うことができる。
本発明のAVシステムの一実施例の構成を示すブロック図である。 図2のAVシステムにおいて、TV1と各機器とをAVバス9で接続するようにした図である。 S−D2Bによる送信データのフォーマットを示す図である。 本発明のAVシステムの一実施例の構成を示すブロック図である。 垂直帰線消去期間に重畳された制御データの例を示す図である。 クローズドキャプションの放送方式を示す図である。 CRTモニタ20に表示される番組表の例を示す図である。 TV1から各機器にAVバス9を介して送信される制御信号の送信手順を示す図である。 TV1にICカード42を接続するようにした図である。 TELETEXTフォーマットで送信される付随情報を表示した画面を示す図である。 複数のカメラアングルによる映像を画面に表示する方法を示す図である。 TV1に、放送センタ51へ電話回線55を介してデータ送信を行う送信部53を備えるようにした図である。 TV1に、放送局52へ、CATVの上り回線67を介してデータ送信を行う送信部63を備えるようにした図である。 マイコン18の内部構成を示すブロック図である。 TV1内のAV信号の信号経路を示すブロック図である。
符号の説明
1 AVセンタ
2 第1VTR
3 第3VTR
4 第2VTR
5 V.TUNER
6 第4VTR6
7 MDP
8 AV信号線
9 AVバス
11 チューナ
12 VIF処理部
13 AVスイッチ
14 ビデオ信号処理回路
15 V区間データ処理回路
16,17 制御データ挿入回路
18 マイコン
19 D2Bマイコン
20 CRTモニタ
21 内部バス(I2Cバス)
22 リモコン
23 CD−ROM読み取り装置
32 制御データ挿入部
33 デッキ
34 V区間データ処理回路
35 マイコン
36 内部バス
40 CATV回線
41 デコーダ
42 ICカード
51 放送センタ(データベース)
52 放送局
53 送信部
54 モデム
55 電話回線
63 送信部
66 CATV回線
67 CATV上り回線
70 CPU内部バス
71 リモコン受信部
72 OSD表示制御処理部
73 内蔵OSD表示機能部
74 フォントROM
75 アキュムレータ
76 RAM
77 ROM
78 PIO制御処理部
79 内蔵PIO
80 パラレルIF
81 SIO制御処理部
82 内蔵SIO
83 シリアルIF
84 他のIC
85 割り込み制御処理部
86 内蔵割り込み制御回路
87 タイマ制御部
88 SIO制御処理部
89 内蔵SIO
90,91 シリアルIF
92 SIO制御処理部
93 内蔵SIO
94 アキュムレータ
95 RAM
96 ROM
97 割り込み制御処理部
98 内蔵割り込み制御回路
99 タイマ回路
100 SIO制御処理回路
101 内蔵SIO
102 シリアルIF
103 PIO制御処理回路
104 内蔵PIO回路
105 パラレルIF
106 D2B通信用IC
107 他のAV機器
111 BS−チューナ
112 VIF処理部
113,114 信号処理IC
115 PIP信号変換回路
116 加算器
117,118 OSD表示部

Claims (8)

  1. 所定のセンタより通信回線を介して送信される番組の映像音声信号を受信する受信手段と、
    番組表データを取得する取得手段と、
    前記取得手段により取得された前記番組表データを表示するように制御する表示制御手段と、
    前記表示制御手段により表示された前記番組表データに基づいて、所定の番組を選択する番組選択手段と、
    前記番組選択手段により選択された番組がスクランブルされて送信される番組である場合、前記受信手段が受信した前記スクランブルされた番組のデスクランブルを行うデコード手段と、
    前記番組表データに基づいて特定される、前記番組選択手段により選択された前記番組のチャンネル番号、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令に基づいて1の前記デコード手段に対応する複数の録画装置の録画予約をそれぞれ行う予約手段と、
    前記予約手段により録画予約された複数の番組の中で、スクランブルされた複数の番組が同一時刻に録画予約されている場合、ユーザに告知する告知手段と
    を備えることを特徴とするAVシステム。
  2. 前記通信回線は、CATV回線または電波である
    ことを特徴とする請求項1に記載のAVシステム。
  3. 前記取得手段は、前記センタより送信される映像音声信号の垂直帰線消去期間に重畳された前記番組表データを抽出して取得する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載のAVシステム。
  4. 前記予約手段は、前記取得手段により取得された前記番組表データを、録画機器にAVバスを介して送信する
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のAVシステム。
  5. 前記録画機器はVTRであり、前記VTRにセットされたビデオテープが爪折れの状態であるか否かを判定する判定手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のAVシステム。
  6. 前記受信手段により受信された、前記センタより送信される複数のカメラアングルに対応する映像の少なくともいずれか1つを選択するカメラ選択手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のAVシステム。
  7. 前記受信手段により受信された、前記センタより送信される所定の映像に対応する信号またはテレテキスト形式で送信される文字若しくは図形に対応する信号に基づいて、前記センタにCATV回線または電話回線を介して、所定のキー入力情報を送信する送信手段
    をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載のAVシステム。
  8. 所定のセンタより通信回線を介して送信される番組の映像音声信号を受信する受信手段と、番組表データを取得する取得手段と、前記取得手段により取得された前記番組表データを表示するように制御する表示制御手段と、前記表示制御手段により表示された前記番組表データに基づいて、所定の番組を選択する番組選択手段と、前記番組選択手段により選択された番組がスクランブルされて送信される番組である場合、前記受信手段が受信した前記スクランブルされた番組のデスクランブルを行うデコード手段と、前記番組表データに基づいて特定される、前記番組選択手段により選択された前記番組のチャンネル番号、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令に基づいて1の前記デコード手段に対応する複数の録画装置の録画予約をそれぞれ行う予約手段と、前記予約手段により録画予約された複数の番組の中で、スクランブルされた複数の番組が同一時刻に録画予約されている場合、ユーザに告知する告知手段とを備えるAVシステムの録画予約方法であって、
    所定のセンタより通信回線を介して送信される番組の映像音声信号を受信し、
    番組表データを取得し、
    前記取得された前記番組表データ、または所定の記録媒体から読み出された番組表データを表示するように制御し、
    前記表示された前記番組表データに基づいて、所定の番組を選択し、
    前記番組表データに基づいて特定される、前記選択された前記番組のチャンネル番号、録画日、録画開始時刻、録画終了時刻等からなる録画予約命令に基づいて録画予約を行い、
    前記予約手段により録画予約された複数の番組の中で、スクランブルされた複数の番組が同一時刻に録画予約されている場合、ユーザに告知し、
    前記選択された番組がスクランブルされて送信される番組である場合、受信した前記スクランブルされた番組のデスクランブルを行う
    ことを特徴とする録画予約方法。
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