JP4206955B2 - 車両用表示装置、車両用表示システム、及びプログラム - Google Patents

車両用表示装置、車両用表示システム、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、ドライバに、例えば経路案内情報や道路情報に関する画像を表示することができる車両用表示装置、車両用表示システム、及びプログラムに関する。
従来、車両を運転しているドライバが経路案内情報や道路情報を得るためには、道路付近に設けられた案内看板を見る方法があった。
また、ドライバは、ナビゲーションシステムを利用して経路案内情報や道路情報を得ることができる。従来のナビゲーションシステムの場合、ドライバはダッシュボード付近に設置されたディスプレイに表示された道路の画像により目的地までの経路を確認しつつ、音声案内を聞きながら感覚的に右左折の位置を判断する。このとき、実際の道路とディスプレイ上の道路とを比較しながら走行することは、ドライバに視線を移動させることを強いるため、ドライバには負荷となり、判断を誤って道を間違えることがある。そこで、経路案内情報として、矢印や文字を車両のフロントガラスに表示し、経路案内情報と実際の道路とを重畳させてドライバに示す方法が提案されている(特許文献1参照)。
特開2001−108476号公報
しかしながら、道路付近に設けられた案内看板を見る方法では、道路上にある案内看板は表示が見にくかったり、見るタイミングを逃してしまったりして、満足に情報を得られないことがある。このように情報を満足に得られない状態、すなわち、ドライバが不安やストレスを感じながら走行することは非常に危険であり、周囲の車両や標識の見落としにつながることがある。例えば、信号がない交差点での飛び出しや一時停止箇所の見落としにつながることがある。
また、上記特許文献1の方法では、経路案内情報の表示が先行車と重なった場合は、ドライバが違和感を感じて運転に支障をきたし、ドライバを危険にさらす可能性がある。また、フロントガラスに矢印や文字などの実世界とはかけ離れた情報が出力されると、やはりドライバが違和感を感じて運転に支障をきたす恐れがある。
本発明は以上の点に鑑みなされたものであり、ドライバの運転に支障をきたさず、経路案内情報や道路情報等をわかりやすくドライバに伝えることができる車両用表示装置、車両用表示システム、及びプログラムを提供することを目的とする。
(1)請求項1の車両用表示装置は、経路案内手段が生成する経路案内情報に対応した案内画像の画像データを画像データ記憶手段から読み出し、車両のフロントガラスに経路案内情報の画像を表示することができる。このとき、案内画像が表示されるのは、ドライバの視線よりも上方の表示領域であるため、その案内画像が先行車と重なってしまうことがなく、ドライバの運転に支障をきたさない。
また、請求項1の車両用表示装置では、車両の走行距離に応じて画像表示手段に表示される画像が拡大される。
このことにより、フロントガラス上に表示される画像の見え方は、車両前方にある実在の物体が、車両の走行距離が伸びるにつれて拡大されて見える見え方と同じとなる。そのため、ドライバは、あたかも道路上に実在する看板を読むように、違和感なくフロントガラス上に表示された画像から経路案内情報や道路情報を読みとることができ、確実にそれらの情報を得ることができる。
また、請求項1の車両用表示装置では、前記表示領域に、走行距離Aに応じて拡大された画像Aと、走行距離Bに応じて拡大された画像Bとを、表示位置をずらしつつ表示する。このことにより、ドライバが画像を見る機会が増え、見逃しを減らすことができる。
本発明では、走行距離Aに応じて拡大された画像A、走行距離Bに応じて拡大された画像Bに加えて、更に、走行距離C、D、E・・・に応じて拡大された画像等、3以上の走行距離における画像を同時に表示しても良い。
(2)請求項2の車両用表示装置では、案内画像は、例えば、図5(a)に示すような、道路上に実際に設置されている看板又は標識を表す画像である。そのため、矢印や文字等、実世界とはかけ離れた画像を表示する場合とは異なり、ドライバは違和感なく表示された案内画像から経路案内情報を読みとることができる。
(3)請求項3の車両用表示装置では、撮影手段が作成した画像データから、目的対象物の画像データを作成し、画像データ記憶手段に記憶する。そして、例えば、ドライバの要求に応じて、目的対象物の画像データを画像データ記憶手段から読み出し、目的対象物の画像をフロントガラスに表示する。
このことにより、ドライバが目的対象物を見過ごした場合でも、後に、フロントガラスにその目的対象物の画像を表示させることができる。また、ドライバは目的対象物の見過ごしを恐れなくてもよいので、運転にゆとりを持つことができる。
・前記目的対象物としては、例えば、道路付近に設置された看板(例えば、道路情報を表示する看板)、歩行者、他の車両等が挙げられる。
(4)請求項4の車両用表示装置では、撮影手段が作成した画像データから、目的対象物の画像データを作成し、画像データ記憶手段に記憶する。そして、例えば、ドライバの要求に応じて、目的対象物の画像データを画像データ記憶手段から読み出し、目的対象物の画像をフロントガラスに表示する。
このことにより、ドライバが目的対象物を見過ごした場合でも、後に、フロントガラスにその目的対象物の画像を表示させることができる。また、ドライバは目的対象物の見過ごしを恐れなくてもよいので、運転にゆとりを持つことができる。
また、請求項4の車両用表示装置では、車両の走行距離に応じて画像表示手段に表示される画像が拡大される。
このことにより、フロントガラス上に表示される画像の見え方は、車両前方にある実在の物体が、車両の走行距離が伸びるにつれて拡大されて見える見え方と同じとなる。そのため、ドライバは、あたかも道路上に実在する看板を読むように、違和感なくフロントガラス上に表示された画像から経路案内情報や道路情報を読みとることができ、確実にそれらの情報を得ることができる。
また、請求項4の車両用表示装置では、前記表示領域に、走行距離Aに応じて拡大された画像Aと、走行距離Bに応じて拡大された画像Bとを、表示位置をずらしつつ表示する。このことにより、ドライバが画像を見る機会が増え、見逃しを減らすことができる。
本発明では、走行距離Aに応じて拡大された画像A、走行距離Bに応じて拡大された画像Bに加えて、更に、走行距離C、D、E・・・に応じて拡大された画像等、3以上の走行距離における画像を同時に表示しても良い。
(5)請求項5の車両用表示装置では、目的対象物が看板(例えば、道路情報を表示する看板)であるので、フロントガラス上に看板の画像を表示する。そのため、ドライバが看板を見過ごした場合でも、後に、フロントガラスにその看板の画像を表示させることができる。また、ドライバは看板の見過ごしを恐れなくてもよいので、運転にゆとりを持つことができる。
(6)請求項6の車両用表示装置では、制御手段は、表示要求に応じて、目的対象物の画像データのうち、最も新しく画像データ記憶手段に記憶されたものを画像表示手段により表示させる。そのため、ドライバは最新の情報を得ることができる。
(7)請求項7の車両用表示装置は、位置検出手段が検出した車両の位置に応じた画像データを読み出し、その画像データに基づく画像を前記画像表示手段に表示させる。
そのため、ドライバは、見過ごすことなく、その画像を見ることができる。
(8)請求項8の車両用表示装置では、画像データは道路に設置される看板の画像データである。そのため、矢印や文字等、実世界とはかけ離れた画像を表示する場合とは異なり、ドライバは違和感なく表示された看板の画像から道路情報を読みとることができる
(9)請求項の車両用表示装置では、入力手段に停止命令又は消去命令を入力することで、画像表示手段により表示された画像の動きを停止し、または、画像表示手段により表示された画像を消去することができる。
10)請求項10の車両用表示装置は、車両の速度を検出する手段を備え、車両の速度が所定のしきい値を越えたときに、画像表示手段により画像を表示する。例えば、制限速度を示す看板の画像を、車両の速度が制限速度を超えているときに表示し、制限速度を超えていないときは表示しないようにすることができる。このことにより、必要なときのみに画像を表示してドライバに情報を伝えるとともに、必要のないときは画像を表示せず、ドライバの監視負担を少なくすることができる。
11)請求項11の車両用表示装置では、入力手段に入力された画像のサイズに応じて、画像表示装置により表示される画像のサイズが定まる。そのため、表示される画像のサイズをドライバの好みに合わせて設定することができる
(12)請求項12の車両用表示システムでは、外部装置の側で、道路情報を検知し、その道路情報を送信する。車両用表示装置の側では、道路情報を受信し、その道路情報に対応する画像をフロントガラスに表示する。こことにより、ドライバは道路情報を知ることができ、安全に運転を行うことができる。
また、本発明において、車両用表示装置において画像が表示されるのは、フロントガラスのうち、ドライバの視線よりも上方の表示領域であるため、その画像が先行車と重なってしまうことがなく、ドライバの運転に支障をきたさない。
・前記道路情報としては、例えば、自車が走行している道路と、信号のない交差点にて交差する道路における他の車両の存在、自車が走行している道路の制限速度、自車が走行している道路が一方通行であるか否か等が挙げられる。
13)請求項13の車両用表示システムでは、車両が走行する道路と交差する道路における他の車両に関する情報(例えば、自車が走行する道路と信号がない交差点にて交差する道路に他の車両が存在するとの情報)を外部装置が検知し、その情報を送信する。車両表示装置は、その情報を受信し、その情報に対応する画像(例えば、図16に示す一時停止の看板の画像)を表示する。
このことにより、車両のドライバは、自車が走行する道路と交差する道路の状況を知ることができ、安全に運転することができる。例えば、外部装置が送信する情報が、自車が走行する道路と信号がない交差点にて交差する道路に他の車両が存在するとの情報である場合は、他の車両との衝突を防止することができる。
14)請求項14のプログラムは、コンピュータを請求項1〜13における制御手段として機能させることができる。従って、本発明のプログラムを用いることにより、請求項1〜13の発明の作用効果を奏することができる。
発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
a)まず、本実施例1の車両用表示装置の構成を図1を用いて説明する。車両用表示装置1は、ナビゲーションシステム3と、画像メモリ5と、液晶パネル7と、表示コントローラ9と、車速センサ11と、スイッチ13とを備えており、車両15に搭載されている。
ナビゲーションシステム3は、周知のシステムであって、地図データを備えるとともに、GPS等により、地図データにおける車両15の位置を検出することができる。そして、入力された目的地に向かって車両15を案内することができる。
ナビゲーションシステム3は、目的地へ向かう経路において、車両15が曲がる地点の100m手前の位置、及び300m手前の位置に来たときに、それぞれ、経路案内情報を発生させる。この経路案内情報は、車両15が次に右折する場合は右折表示を要求する情報であり、車両15が次に左折する場合は、左折表示を要求する情報である。
また、ナビゲーションシステム3は、地図データ上に道路情報を表示するための基準位置を設定しており、検出された車両15の位置が、その基準位置の100m手前の位置に来たときに、道路情報を発生させる。この道路情報は、基準位置における道路の状態(例えば、一時停止や制限速度等)を伝える情報である。
画像メモリ5は、ナビゲーションシステム3が経路案内情報を発生させたときに、液晶パネル7にその経路案内情報に対応した案内画像(例えば図5(a)に示す右折表示の画像等、進行方向看板の画像)を表示するための画像データと、ナビゲーションシステム3が道路情報を発生させたときに、液晶パネル7にその道路情報に対応した画像(例えば図5(b)に示す制限速度看板の画像、図5(c)に示す一時停止看板の画像)を表示するための画像データを記憶している。
液晶パネル7は、インストルメントパネルの上部に配置され、画像メモリ5に記憶された画像データを用いて画像を表示することができる。液晶パネル7で表示された画像は、フロントガラス17に反射され、ドライバに対し虚像として視認される。ドライバから見て、この虚像が表れる領域は、図1に示すように、フロントガラス17において、ドライバがまっすぐ(水平方向に)車両前方を見たときの視線よりも高い位置である。
表示コントローラ9は、CPUとRAM、ROM等のメモリ(図示略)とを備えており、そのメモリには、下記の処理をCPUに実行させるプログラムが記憶されている。
表示コントローラ9は、ナビゲーションシステム3が発生させた経路案内情報により、その経路案内情報に対応した画像データを画像メモリ5から読み出し、液晶パネル7に出力する。また、表示コントローラ9は、ナビゲーションシステム3が発生させた道路情報により、その道路情報に対応した画像データを画像メモリ5から読み出し、液晶パネル7に出力する。
表示コントローラ9は、スイッチ13から、後述する消去指示が入力されると、液晶パネル7に表示された画像を消去する。また、スイッチ13から、後述する停止指示が入力されると、液晶パネル7に表示されている画像をそのままの状態で停止させる。また、表示コントローラ9は、スイッチ13から入力された、後述する表示位置設定指示に基づいて、液晶パネル7において画像を表示させる位置(すなわちフロントガラス17において虚像を表示する位置)を設定する。
車速センサ11は、車両15の速度を測定して速度情報を表示コントローラ9に出力する。速度情報は車両15の走行距離を算出するために用いることができる。
スイッチ13はドライバが操作するスイッチ群である。スイッチ13は、液晶パネル7に表示された画像を消去する指示(消去指示)を入力する停止スイッチ、液晶パネル7に表示されている画像をそのままの状態で停止させる指示(停止指示)を入力する停止スイッチを有する。また、スイッチ13は、フロントガラス17に表示される虚像の大きさと、虚像の表示位置とを入力する表示距離情報スイッチを備えている。
b)次に、本実施例1の車両用表示装置1の作用を図2〜図4を用いて説明する。
まず、図2のフローチャートを用いて、車両用表示装置1の表示コントローラ9が実行する処理の概略を説明する。
この処理は、車両15のエンジン始動により開始され、ステップ100では、ナビゲーションシステム3が経路案内情報を出力したか否かを判断する。YESの場合はステップ110に進み、NOの場合はステップ120に進む。
ステップ110では、経路案内情報に対応した進路方向看板の画像を液晶パネル7に表示させる。この処理については後に詳述する。ステップ110の終了後はステップ100に戻る。
ステップ120では、ナビゲーションシステム3が道路情報を出力したか否かを判断する。YESの場合はステップ130に進み、NOの場合はステップ100に戻る。
ステップ130では、道路情報が一時停止情報であるか否かを判断する。YESの場合はステップ140に進み、NOの場合はステップ170に進む。
ステップ140では、一時停止看板の画像を液晶パネル7に表示させる。この処理については後に詳述する。ステップ140の処理が終了すると、ステップ100に戻る。
一方、前記ステップ130にてNOと判断された場合はステップ170に進む。ステップ170では、ステップ120にて出力された道路情報が制限速度情報であるか否かを判断する。YESの場合はステップ150に進み、NOの場合はステップ100に戻る。
ステップ150では、車両15のその時点での速度が、制限速度情報における制限速度をオーバーしているか否かを判断する。YESの場合はステップ160に進み、NOの場合はステップ100に戻る。
ステップ160では、制限速度看板の画像を液晶パネル7に表示させる。この処理については後に詳述する。ステップ160の処理が終了すると、ステップ100に戻る。
次に、図2のステップ110、ステップ140、ステップ160における表示処理を図3〜図6を用いて説明する。
ステップ200では、表示コントローラ9が備える時計(図示略)からその時点の時刻を取得し、表示コントローラ9が備えるメモリ(図示略)に記憶する。
ステップ210では、入力された情報(経路案内情報又は道路情報)に対応した画像を液晶パネル7に表示する。この処理を図4のフローチャートを用いて説明する。ステップ300では、ドライバが事前にスイッチ13にて表示距離情報(表示する画像の位置やサイズ)を設定したか否かを判断する。NOの場合はステップ310に進み、YESの場合はステップ350に進む。
ステップ310では、ステップ200(図3参照)の処理時点から車両15が走行した距離を求める。具体的には、ステップ200で記憶した時刻から、このステップ310の時点まで、車両15の走行速度を積分することにより算出する。
ステップ320では、表示する画像に対応した画像データを画像メモリ5から読み出す。例えば、ステップ110にて進行方向看板の画像を表示する場合は、図5(a)に示すような画像の画像データを読み出す。また、ステップ140にて一時停止看板の画像を表示する場合は、図5(b)に示すような画像の画像データを読み出す。また、ステップ160にて制限速度看板の画像を表示する場合は、図5(c)に示すような画像の画像データを読み出す。
ステップ330では、液晶パネル7に表示する画像の大きさ(すなわちフロントガラス17に表示する虚像の大きさ)を算出する。具体的には、式(1)により表示画像の大きさSを算出する。ここで、S0は画像サイズの初期値であり、Dはステップ310にて算出した走行距離であり、Aは所定の定数である。定数Aの大きさは、フロントガラス17上に表示された画像の大きさの変化の仕方がドライバに違和感を与えないように(あたかも車両15が道路前方に設置された看板に近づくにつれて看板が次第に大きく見えるかのように、フロントガラス17上に表示された画像の大きさが変化するように)調整した値とする。
式(1) S=S0×D/A
ステップ340では、液晶パネル7における画像の位置(すなわちフロントガラス17における虚像の位置)を算出する。具体的には、式(2)により表示する画像のX軸方向(鉛直方向)での位置XPを算出し、式(3)により表示する画像のY軸方向(水平方向)での位置YPを算出する。ここで、X軸は上方が正方向であり、Y軸は右方向が正方向である。X軸とY軸との交点(表示位置の原点)は、ドライバがまっすぐ前方を見たときの視線がフロントガラス17を貫く位置である。また、B、Cは所定の定数である。
式(2) Xp=B/D
式(3) Yp=C/D
尚、フロントガラス17上に表示される画像は、前述したように、ドライバがまっすぐ前方を見たときの視線よりも上方に表示される。従って、フロントガラス17上に表示される画像は、Y軸よりも上方に表示される。そして、走行距離Dが大きくなるにつれて、表示位置の原点から遠ざかる。定数B、Cの大きさは、フロントガラス17上に表示された画像の位置の変化の仕方がドライバに違和感を与えないように(あたかも車両15が道路前方に設置された看板に近づくにつれてその見える位置が変わるかのように、フロントガラス17上に表示された虚像の位置が変化するように)調整した値とする。液晶パネル7の画素位置とフロントガラス17に表示できる画素位置の関係を図8に示す。
ステップ350では、画像メモリ5から読み出した画像データを変換する。前記ステップ300にてNOと判断した場合は、前記ステップ330にて算出した画像の大きさ、前記ステップ340にて算出した画像の位置となるように、画像データを変換する。
一方、前記ステップ300にてYESと判断した場合は、ドライバが設定した画像の大きさや画像の表示位置となるように、画像データを変換する。
ステップ360では、画像データを液晶パネル7に出力する。ステップ360の終了後、図3のステップ220に戻る。
ステップ220では、ドライバがスイッチ13における何らかのスイッチを押したか否かを判断する。NOの場合はステップ230に進み、YESの場合はステップ250に進む。
ステップ230では、前記ステップ200にて記憶した時刻から一定時間が経過したか否かを判断する。YESの場合はステップ240に進み、NOの場合はステップ210に戻る。
ステップ240では、液晶パネル7に表示されている画像を消去する。ステップ240の処理後、図2に戻り、そのステップ100に進む。
一方前記ステップ220にてYESと判断された場合はステップ250に進み、押されたスイッチが停止スイッチであるか否かを判断する。YESの場合はステップ260に進み、NOの場合はステップ280に進む。
ステップ260では、液晶パネル7に表示されている画像をそのままの状態で停止させる。ステップ270では、前記ステップ60にて表示を停止してから一定時間が経過したか否かを判断する。YESの場合はステップ240に進み、NOの場合はステップ270に留まる。
一方、前記ステップ250にてNOと判断された場合はステップ280に進み、押されたスイッチが消去スイッチであるか否かを判断する。YESの場合はステップ240に進み、NOの場合は表示処理を終了し、図2に戻り、そのステップ100に進む。
c)次に、本実施例1の車両用表示装置1が奏する効果を説明する。
i)本実施例1の車両用表示装置1では、フロントガラス17のうち、ドライバの視線方向より上方に経路案内情報や道路情報の画像を表示するので、それらの画像が先行車と重なってしまうことがなく、ドライバの運転に支障をきたさない。
ii)本実施例1の車両用表示装置1では、フロントガラス17に表示する画像は、道路上に実際に設置されている看板や標識と同様な画像である。そのため、矢印や文字等、実世界とはかけ離れた画像を表示する場合とは異なり、ドライバは違和感なく表示された画像から経路案内情報や道路情報を読みとることができ、確実にそれらの情報を得ることができる。
iii)本実施例1の車両用表示装置1において、フロントガラス17に表示される画像の大きさは、図6に示すように、車両15の走行距離が増すにつれて、大きく表示される。また、フロントガラス17に表示される画像の位置は、図6に示すように、車両15の走行距離が増すにつれて、XY座標の原点(ドライバの視線とフロントガラス17との交点)から遠ざかる。これらの画像の大きさや位置の変化の仕方は、車両15の前方に設置された看板に車両15が近づいてゆくときの看板の見え方と同じである。従って、本実施例1では、車両15の前方に設置された看板に向かって車両15が走行するときの看板の見え方と同様に、フロントガラス17上に画像を表示することができる。
このことにより、ドライバは、あたかも道路上に実在する看板を読むように、違和感なく表示された画像から経路案内情報や道路情報を読みとることができ、確実にそれらの情報を得ることができる。
尚、本実施例1では、ステップ210(図3参照)の表示出力処理を繰り返す際に、先の画像は消去し、最新の画像のみをフロントガラス17上に表示してもよいし、図7に示すように、先の画像を消去せず、走行距離が20mのときの画像、走行距離が50mのときの画像、走行距離が100mのときの画像を重ねて表示してもよい。このようにすることにより、ドライバが画像を見る機会が増え、見逃しを減らすことができる。
a)本実施例2の車両用表示装置1の構成は基本的には前記実施例1と同様であるが、前記実施例1における構成に加えて、図9に示すように、カメラ19と、看板分析装置21とを備えている。
カメラ19は、車両前方を撮影し、その画像データを作成する。
看板分析装置21は、カメラ19が撮影して作成した画像データにおいて、看板が含まれているかを識別する。看板が含まれている場合は、看板の部分の画像を切り出した画像データ(以降、看板画像データとする)を作成し、画像メモリ5に記憶させる。看板分析装置21が一旦看板画像データを画像メモリ5に記憶させた後、更に看板分析装置21が看板画像データを作成した場合は、上書き保存を行い、最新の看板画像データを画像メモリ5に記憶させる。
表示コントローラ9は、カメラ19及び看板分析装置21を制御する。また、表示コントローラ9は看板画像データを画像メモリ5から読み出し、液晶パネル7に出力することができる。液晶パネル7は、看板の画像を表示し、その看板の画像は、例えば、図10に示すように、フロントガラス17に虚像として表示される。
スイッチ13は、看板の画像をフロントガラス17に表示することを指示するスイッチ(表示スイッチ)を備えている。
b)本実施例2の車両用表示装置1は、前記実施例1と同様の作用とともに、道路情報を示す看板をカメラ19によりキャプチャし、ドライバが要求した場合に一番最近の看板の内容をフロントガラス17に表示する作用を有する。この作用を図11〜図13を用いて説明する。
まず、図11のフローチャートを用いて、車両用表示装置1の看板分析装置21が実行する処理を説明する。
この処理は、車両15のエンジン始動により開始され、ステップ400では、カメラ19に車両15の前方を撮影させ、その画像データを作成させる。作成された画像データは看板分析装置21に送られる。
ステップ410では、看板分析装置21が画像データを分析する。この分析処理については後に詳述する。
ステップ420では、画像データの中に看板の画像が含まれているか否かを判断する。YESの場合はステップ430へ進み、NOの場合はステップ400に戻る。
ステップ430では、画像データから、看板の部分の画像データを切り出し、看板画像データとする。
ステップ440では、看板画像データを画像メモリ5に記憶する。既に看板画像データが記憶されていた場合は、その上に上書き保存する。
次に、表示コントローラ9が実行する処理を図12を用いて説明する。
この処理は、車両15のエンジン始動により開始され、ステップ500では、スイッチ13における表示スイッチが押されたか判断する。YESの場合はステップ510に進み、NOの場合はステップ500に留まる。
ステップ510では、看板画像データを画像メモリ5から読み出す。
ステップ520では、看板画像データを液晶パネル7に出力し、看板の画像を表示させる。
ステップ530では、前記ステップ520にて看板の画像を表示してから一定時間が経過したか否かを判断する。YESの場合はステップ540に進み、NOの場合はステップ530に留まる。
ステップ540では、液晶パネル7における看板の画像の表示を消去する。
次に、前記ステップ410(図11参照)における画像の分析処理を図13のフローチャートを用いて説明する。
ステップ600では、カメラ19が撮影して作成した画像データから、青色領域の画像データ(以下青色領域画像データとする)を抽出する。青色領域画像データの抽出は、RGBの成分分析により行うことができる。具体的には、青色領域の条件を、256階調のカメラ画像データの場合、例えば、R<10かつG<10かつB>230とし、この条件を満たす領域を青色領域とすることができる。尚、道路情報を表示する看板は通常青色なので、青色領域画像データを抽出することで、画像データから道路情報を表示する看板の画像データを切り出すことができる。
ステップ610では、前記ステップ600において青色領域画像データが存在したか否かを判断する。YESの場合はステップ620に進み、NOの場合はステップ670に進む。
ステップ620では、前記ステップ600にて抽出した青色領域画像データのサイズSを確認する。
ステップ630では、青色領域画像データのサイズSが所定の設定値Stより大きいか否かを判断する。Stの値は、例えば、カメラ19が撮影して成る画像データ全体の幅の1/4とすることができる。このステップ630における判断がYESの場合はステップ640に進み、NOの場合はステップ670に進む。
ステップ640では、青色領域画像データのアスペクト比H(たての長さ/よこの長さ)を抽出する。
ステップ650では、アスペクト比Hが所定の下限値H1から上限値H2の範囲内にあるか否かを判断する。H1の値としては、例えば0.7とすることができ、H2の値としては、例えば0.8とすることができる。このステップ650における判断がYESの場合はステップ660に進み、NOの場合はステップ670に進む。
ステップ660では、青色領域画像データは道路情報を表示する看板の画像データであると認定する。つまり、青色領域画像データを看板画像データであるとする。
また、本実施例2の車両用表示装置1は、画像メモリ5に、看板の画像の画像データを予め記憶しており、ナビゲーションシステム3の地図データに、その看板の画像を表示するための基準位置を登録している。ナビゲーションシステム3は、検出した車両15の位置が、基準位置から所定範囲内となったときに、看板表示情報を表示コントローラ9に出力する。すると、表示コントローラ9は、その基準位置に対応する看板の画像データを画像メモリ5から読み出し、その看板の画像をフロントガラス17に表示させる。
c)本実施例2の車両用表示装置1は、以下の効果を奏することができる。
i)本実施例2では、カメラ19が撮影した画像データから、看板画像データを抽出し、画像メモリ5に記憶しておく。そして、ドライバが表示スイッチを押すと、看板画像データを画像メモリ5から読み出し、看板の画像がフロントガラス17に表示される。そのため、ドライバが実在する看板を見過ごした場合でも、後に、フロントガラス17にその看板の画像を表示させ、道路情報を知ることができる。また、ドライバは看板の見過ごしを恐れなくてもよいので、運転にゆとりを持つことができる。
ii)本実施例2において、図11のステップ440における看板画像データの記憶は繰り返し実行され、新しく作成された看板画像データは、古い看板画像データの上に上書きされる。そのため、画像メモリ5から読み出される看板画像データは最新のものであり、フロントガラス17に表示される看板画像は最新のものである。従って、ドライバは最新の道路情報を知ることができる。
iii)本実施例2では、図13のステップ600にて抽出した青色領域画像データのうち、図13のステップ620〜650に示すように、サイズSとアスペクト比Hが所定の条件を満たす場合のみ、看板画像データと認定する。そのため、あまり小さ過ぎ、表示しても見えない青色領域や、実際には道路情報を表示する看板ではない青色領域を看板画像としてフロントガラス17に表示してしまうようなことがない。
iv)本実施例2の車両用表示装置1は、画像メモリ5に予め記憶しておいた看板の画像をフロントガラス17に表示することができる。そのためドライバは、見過ごすことなく、看板の情報を得ることができる。
a)本実施例3の車両用表示システムの構成を図14〜図16を用いて説明する。車両用表示システムは、図14に示す車両用表示装置1と、図15に示す外部装置25とから構成される。
車両用表示装置1の構成は基本的には前記実施例2と同様であるが、更に、受信装置23を備えている。受信装置23は、外部装置25から送信される、後述するセンシング情報を受信し、表示コントローラ9に伝える。表示コントローラ9は、センシング情報を受け取ると、そのセンシング情報に応じた画像データを画像メモリ5から読み出し、液晶パネル7に出力する。
画像メモリ5には、センシング情報を受信したときに表示する画像の画像データが記憶されている。この画像データとしては、例えば、図16に示す一時停止の看板の画像データがある。
外部装置25は、図15に示すように、車両用表示装置1が搭載された車両15が走行する道路31と道路33とが交差する信号のない交差点35付近に設置されており、センシング装置27と、送信装置29とを備えている。
センシング装置27は、道路33に他の車両37が存在するか否かを検出する。センシング装置27としては、例えば、レーダによる検出装置を用いることができる。道路33に車両37が存在する場合、センシング装置27は、センシング情報を送信装置29に転送する。送信装置29は、例えば、無線により、センシング情報を送信する。
b)次に、本実施例3の車両用表示システムの作用を図17及び図18を用いて説明する。まず、図17のフローチャートを用いて、外部装置25が実行する処理を説明する。
この処理は、車両15のエンジン始動により開始され、ステップ700ではセンシング装置27により、道路33を走行する他の車両37を検出する。他の車両37を検出した場合は、センシング情報を発生させる。
ステップ710では、前記ステップ700で他の車両37を検出したか否かを判断する。YESの場合はステップ720に進み、NOの場合はステップ700に戻る。
ステップ720では、前記ステップ700にて発生させたセンシング情報を送信装置29に転送し、送信装置29から車両15に向けて送信する。
次に、車両用表示装置1における表示コントローラ9及び受信装置23が実行する処理を図18のフローチャートを用いて説明する。
この処理は、車両15のエンジン始動により開始され、ステップ800では、外部装置27が送信したセンシング情報を受信装置23が受信したかを確認する。
ステップ810では、前記ステップ800にてセンシング情報を受信したか否かを判断する。YESの場合はステップ820に進み、NOの場合はステップ800に戻る。
ステップ820では、表示コントローラ9が、画像メモリ5から、受信したセンシング情報に対応した画像メモリを読み出す。センシング情報が、道路33に他の車両37があることを検出した情報である場合は、読み出す画像データは、図16に示す、一時停止の看板の画像データである。
ステップ830では、表示コントローラ9が、前記ステップ820にて読み出した画像データを液晶パネル7に出力し、フロントガラス17にその虚像を表示させる。
ステップ840では、表示コントローラ9が、前記ステップ830にて画像を表示してから、一定時間経過したか否かを判断する。YESの場合は ステップ850に進み、NOの場合はステップ840に留まる。
ステップ850では、表示コントローラ9が、液晶パネル7に表示されていた画像を消去する。その後、ステップ800に戻る。
c)本実施例3の車両用表示システムでは、車両15が走行する道路31と、信号がない交差点35にて交差する道路33に他の車両がある場合、車両15のフロントガラス17に一時停止の画像を表示することができる。そのことにより、車両15のドライバに他の車両37の存在を知らせ、他の車両37との衝突を回避することができる。
尚、本発明は前記実施例になんら限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲において種々の態様で実施しうることはいうまでもない。
例えば、前記実施例1においてフロントガラス17に画像を表示する手段は、液晶パネル7以外のものであってもよい。具体的には、画像データを光に変換して、その光をフロントガラス17に反射させるものや、フロントガラス17に画像を表示可能な素子を埋め込んだり、その表面に張り付けてもよい。
また、前記実施例2において、カメラ19が撮影した画像の中から、歩行者や他の車両の画像を認識して切り出し、フロントガラス17に表示してもよい。このことにより、ドライバは歩行者や他の車両を見落としにくくなる。カメラ19が撮影した画像の中から、歩行者や他の車両の画像を認識するには、それらの画像に応じた条件を作成し、その条件に該当する部分を、歩行者や他の車両の画像とすればよい。
また、前記実施例3において、外部装置25が検出するのは、車両15が走行する道路31の制限速度や、一方通行の情報であってもよい。これらを検出したセンシング情報が外部装置25から送信され、車両用表示装置1がそのセンシング情報を受信した場合は、それらに応じた画像を車両15のフロントガラス17に表示することができる。
車両用表示装置の構成を表す説明図である。 車両用表示装置が実行する処理を表すフローチャートである。 車両用表示装置が実行する処理を表すフローチャートである。 車両用表示装置が実行する処理を表すフローチャートである。 (a)は案内表示の画像を表す説明図であり、(b)、(c)は道路情報の画像を表す説明図である。 フロントガラスに表示される画像の大きさ及び位置を表す説明図である。 フロントガラスに表示される複数の画像を表す説明図である。 (a)液晶パネルにおける画素位置と、(b)フロントガラスに表示できる画素位置との関係を表す説明図である。 車両用表示装置の構成を表す説明図である。 フロントガラスに表示された看板画像を表す説明図である。 車両用表示装置が実行する処理を表すフローチャートである。 車両用表示装置が実行する処理を表すフローチャートである。 車両用表示装置が実行する処理を表すフローチャートである。 車両用表示装置の構成を表す説明図である。 交差点付近に設置された外部装置の構成を表す説明図である。 フロントガラスに表示された一時停止の画像を表す説明図である。 車両用表示システムが実行する処理を表すフローチャートである。 車両用表示システムが実行する処理を表すフローチャートである。
符号の説明
1・・・車両用表示装置
3・・・ナビゲーションシステム
5・・・画像メモリ
7・・・液晶パネル
9・・・表示コントローラ
11・・・車速センサ
13・・・スイッチ
15・・・車両
17・・・フロントガラス
19・・・カメラ
21・・・看板分析装置
23・・・受信装置
25・・・外部装置
27・・・センシング装置
29・・・送信装置

Claims (14)

  1. 車両を目的地へ案内する経路案内情報を生成する経路案内手段と、
    前記経路案内情報に対応した案内画像の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記車両のフロントガラスのうち、ドライバの視線よりも上方の表示領域に、画像データに基づく画像を表示する画像表示手段と、
    前記車両の走行距離を測定する手段と、
    前記経路案内情報に対応した前記案内画像の画像データを前記画像データ記憶手段から読み出し、前記画像表示手段に前記案内画像を表示させる制御手段と、
    を備え
    前記制御手段は、前記車両の走行距離に応じて前記画像表示手段により表示される画像が拡大されるように、前記画像データを処理するとともに、前記表示領域に、走行距離Aに応じて拡大された画像Aと、走行距離Bに応じて拡大された画像Bとを、表示位置をずらしつつ表示させることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記案内画像は、看板又は標識を表す画像であることを特徴とする請求項1記載の車両用表示装置。
  3. 前記車両の前方を撮影し、画像データを作成する撮影手段と、
    前記前方を撮影してなる画像データを分析して目的対象物を認識し、当該目的対象物の画像データを作成する画像データ作成手段と、を備え、
    前記画像データ記憶手段は、前記目的対象物の画像データを記憶し、
    前記制御手段は、前記目的対象物の画像データを前記画像データ記憶手段から読み出し、前記画像表示手段に前記目的対象物の画像を表示させることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用表示装置。
  4. 両の前方を撮影し、画像データを作成する撮影手段と、
    前記前方を撮影してなる画像データを分析して目的対象物を認識し、当該目的対象物の画像データを作成する画像データ作成手段と、
    前記目的対象物の画像データを記憶する画像データ記憶手段と、
    前記車両のフロントガラスのうち、ドライバの視線よりも上方の表示領域に、画像データに基づく画像を表示する画像表示手段と、
    前記車両の走行距離を測定する手段と、
    前記目的対象物の画像データを前記画像データ記憶手段から読み出し、前記画像表示手段に前記目的対象物の画像を表示させる制御手段と、を備え
    前記制御手段は、前記車両の走行距離に応じて前記画像表示手段により表示される画像が拡大されるように、前記画像データを処理するとともに、前記表示領域に、走行距離Aに応じて拡大された画像Aと、走行距離Bに応じて拡大された画像Bとを、表示位置をずらしつつ表示させることを特徴とする車両用表示装置。
  5. 前記目的対象物は看板であることを特徴とする請求項3又は4に記載の車両用表示装置。
  6. 前記制御手段は、表示要求に応じて、前記目的対象物の画像データのうち、最も新しく前記画像データ記憶手段に記憶されたものを前記画像表示手段に表示させることを特徴とする請求項3〜5のいずれかに記載の車両用表示装置。
  7. 前記車両の位置を検出する位置検出手段を備えるとともに、
    前記制御手段は、前記画像データ記憶手段から、前記車両の位置に応じた画像データを読み出し、当該画像データに基づく画像を前記画像表示手段に表示させることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の車両用表示装置。
  8. 前記画像データは、道路に設置される看板の画像データであることを特徴とする請求項7に記載の車両用表示装置。
  9. 停止命令又は消去命令を入力することができる入力手段を備え、
    前記制御手段は、前記停止命令が入力されたときは、前記画像表示手段により表示された画像の動きを停止し、前記消去命令が入力されたときは、前記画像表示手段により表示された画像を消去することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の車両用表示装置。
  10. 前記車両の速度を検出する手段を備え、
    前記制御手段は、前記車両の速度が所定のしきい値を越えたときに、前記画像表示手段に画像を表示させることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の車両用表示装置。
  11. 前記画像表示手段に表示する画像のサイズを入力することができる入力手段を備え、
    前記制御手段は、前記画像表示装置により表示される画像のサイズが前記入力手段に入力されたサイズとなるように、前記画像データを処理することを特徴とする請求項1〜10のいずれかに記載の車両用表示装置。
  12. 車両外に設置された外部装置と、請求項1〜11のいずれかに記載された車両用表示装置とを有する車両用表示システムであって、
    前記外部装置は、
    道路情報を検知する検知手段と、
    前記道路情報を前記車両用表示装置に送信する送信手段とを備え、
    前記車両用表示装置は、
    前記外部装置が送信した道路情報を受信する受信手段を備え、
    前記画像データ記憶手段は、前記道路情報に対応した画像の画像データを記憶しており、
    前記制御手段は、前記道路情報に対応する画像データを前記画像データ記憶手段から読み出し、当該画像データに対応する画像を前記画像表示手段に表示させることを特徴とする車両用表示システム。
  13. 前記道路情報は、前記車両が走行する道路と交差する道路における他の車両に関する情報であることを特徴とする請求項12に記載の車両用表示システム。
  14. コンピュータを請求項1〜13における制御手段として機能させるプログラム。
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