JP4202959B2 - 有道床軌道のレール継目落ち対策工法およびそのレール継目部のパッド構造物 - Google Patents

有道床軌道のレール継目落ち対策工法およびそのレール継目部のパッド構造物 Download PDF

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本発明は、有道床軌道のレール継目落ち対策工法およびそのレール継目部のパッド構造物に関するものである。
従来の、有道床軌道のレール継目落ち対策工法およびその鉄道レール継目部のパッド構造物としては、下記の特許文献1に開示されるようなものがあった。すなわち、図4に示すように、上面側の一部が浸透性で下面側が非浸透性の袋状をした、まくらぎ104の底部側に挿入されるパッド本体と、このパッド本体内へ均一な分散状態で予め封入した高分子弾性材の小片による弾性調整材と、パッド本体内へ後から注入される硬化性の弾性樹脂材を備えている軌道の弾性化パッド115を用いるようにしている。なお、図4において、101は有道床軌道、102は路盤、103はバラスト、104はまくらぎ、105はレールである。
特開2003−13402号公報
しかしながら、上記した従来の弾性化パッド115は、列車通過の際の荷重や衝撃によるストレスの累積により潰れて軌道101の沈み込みを発生させ、なおかつ復元力が乏しく一度沈み込むと復元が困難である。特に、レール105の継ぎ目部の沈み込みが大きく、乗り心地が悪くなる。さらに、乗り心地の改善を図るためには、保守作業の回数も多くなるといった問題があった。
本発明は、上記状況に鑑みて、レールの継ぎ目部に段階的復元手段を備えることによりレールの沈み込みに対する段階的復元対策を施し、保守作業の低減を図り、それに要するコストを抑え、乗り心地の改善を図ることができる有道床軌道のレール継目落ち対策工法およびそのレール継目部のパッド構造物を提供することを目的とする。
本発明は、上記目的を達成するために、
〔1〕有道床軌道のレール継目落ち対策工法において、レール継ぎ目部のまくらぎ(3A)の上面にはレールタイプレート(6)を配置し、前記レール継ぎ目部のまくらぎ(3A)の下面の最下部に樹脂入り袋(4)、この樹脂入り袋(4)と前記レール継ぎ目部のまくらぎ(3A)の間にまくらぎマット(5)とを敷き、前記レール継ぎ目部のまくらぎ(3A)に隣接する前後のまくらぎ(3B)の下面にまくらぎマット(10)を敷きこのレール継ぎ目部のまくらぎ(3A)に隣接する前後のまくらぎ(3B)の上面とレールタイプレート(6)の下面間に樹脂入り袋(11)を敷き、前記レール継ぎ目部のまくらぎ(3A)上部のレールの沈み込みとそのレール継ぎ目部のまくらぎ(3A)に隣接する前後のまくらぎ(3B)上部のレールの沈み込みの段階的復元作用を持たせ、乗り心地の改善を図ることを特徴とする。
〔2〕有道床軌道のレール継目部のパッド構造物において、レール継ぎ目部のまくらぎ(3A)上面に配置されるレールタイプレート(6)と、前記レール継ぎ目部のまくらぎ(3A)最下部に配置される樹脂入り袋(4)と、この樹脂入り袋(4)と前記レール継ぎ目部のまくらぎ(3A)の間に配置されるまくらぎマット(5)と、前記レール継ぎ目部のまくらぎ(3A)に隣接する前後のまくらぎ(3B)の下面に敷かれるまくらぎマット(10)と、このレール継ぎ目部のまくらぎ(3A)に隣接する前後のまくらぎ(3B)の上面とレールタイプレート(6)の下面間に敷かれる樹脂入り袋(11)とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、次のような効果を奏することができる。
レール継ぎ目部のまくらぎ及びそれに隣接する前後のレールの沈み込みの段階的復元手段により、レールの継ぎ目部の沈み込みに対する段階的復元対策を施し、乗り心地の大幅な改善を図ることができる。また、道床部の作業を実施することなく、対策することができ保守作業の逓減を図ることができる。
レール継ぎ目部のまくらぎの下面に樹脂入り袋とまくらぎマットを敷き、前記レール継ぎ目部のまくらぎに隣接する前後のまくらぎの下面にまくらぎマット、この前後のまくらぎの上面とレールタイプレートの下面間に樹脂入り袋を敷き、前記レール継ぎ目部及びその前後のレールの沈み込みの段階的復元作用により、レールの継ぎ目部の落ちに対する段階的復元対策を施し、乗り心地の改善を図る。
以下、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は本発明の実施例を示す有道床軌道の正面図、図2は図1のA−A線断面(レール継ぎ目部)図、図3は図1のB−B線断面(レール継ぎ目部に隣接する前後)図である。
これらの図において、1は路盤、2はその路盤1上に敷き詰めたバラスト、3Aはそのバラスト2に配置されるレール継ぎ目部の下部に配置されるまくらぎ、3Bはそのまくらぎ3Aに隣接する前後の個所に配置されるまくらぎ、3Cはまくらぎ3A,3B以外の個所に配置されるまくらぎ、4はまくらぎ3Aの最下部に配置される樹脂入り袋(ここで用いる樹脂入り袋は、沈み込みを防止する単に樹脂が充填されている袋でよく、不陸調整機能を有する)、5はその樹脂入り袋4とまくらぎ3Aの間に配置されるまくらぎマット(例えば、長さ700mm×幅300mm×厚さ10mm)、6はレールタイプレート、7はレール連結治具、8はレールタイプレート6に固定されるレール、10はまくらぎ3Bの下面に配置されるまくらぎマット(例えば、長さ700mm×幅200mm×厚さ10mm)、11はまくらぎ3Bの上面に配置される樹脂入り袋であり、この樹脂入り袋11上にレールタイプレート6とレール8が配置される。なお、まくらぎ3Aおよび3B以外の個所のまくらぎ3Cには格別の沈み込みの復元手段は施していない。
このように、沈み込みが一番大きいレール継ぎ目部の下部には、レール8の継ぎ目部の落ちに対する段階的復元対策を施すために、図2に示すように、まくらぎ3Aの下部に樹脂入り袋4とまくらぎマット5とを配置して、レール継ぎ目部の沈み込みに対して樹脂入り袋4を配置することによりその沈み込みを補償するようにしている。
よって、保守作業の低減を図り、それに要するコストを抑え、乗り心地の改善を図ることができる。
さらに、図3に示すように、まくらぎ3Aの前後のまくらぎ3Bの下面にはまくらぎマット10、まくらぎ3Bの上面とレールタイプレート6の間には樹脂入り袋11を配置する。このような構成により、レール継ぎ目部の沈み込みの段階的復元、つまり、レール継ぎ目部の下部のまくらぎAの沈み込みと、その前後のまくらぎ3Bの沈み込みとを段階的に復元できる対策を施して、レール継ぎ目部のなだらかな復元を図るようにしている。すなわち、レールの前後とレール継ぎ目部においては、段階的に荷重分散効果と衝撃力による緩和効果を奏することができる。
したがって、レールの継ぎ目部の沈み込みに対する円滑な対策となり、かつ、道床部の作業を実施することなく、対策することができ保守作業の逓減および乗り心地の大幅な改善を図ることができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能であり、これらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の有道床軌道のレール継目落ち対策工法およびそのレール継目部のパッド構造物は、乗り心地の良い鉄道用レールの構築に適している。
本発明の実施例を示す有道床軌道の正面図である。 図1のA−A線断面(レール継ぎ目部)図である。 図1のB−B線断面(レール継ぎ目部に隣接する前後部)図である。 従来の有道床軌道のレールとその道床の断面図である。
符号の説明
1 路盤
2 バラスト
3A レール継ぎ目部の下部に配置されるまくらぎ
3B まくらぎ3Aに隣接する前後の個所に配置されるまくらぎ
3C まくらぎ3A,3B以外の個所に配置されるまくらぎ
4 まくらぎ3Aの最下部に配置される樹脂入り袋
5 樹脂入り袋4とまくらぎ3Aの間に配置されるまくらぎマット
6 レールタイプレート
7 レール連結治具
8 レール
10 まくらぎ3Bの下面に配置されるまくらぎマット
11 まくらぎ3Bの上面に配置される樹脂入り袋

Claims (2)

  1. (a)レール継ぎ目部のまくらぎの上面にはレールタイプレートを配置し、前記レール継ぎ目部のまくらぎの下面の最下部に樹脂入り袋と、該樹脂入り袋と前記レール継ぎ目部のまくらぎの間にまくらぎマットを敷き、
    (b)前記レール継ぎ目部のまくらぎに隣接する前後のまくらぎの下面にまくらぎマットを敷き、該レール継ぎ目部のまくらぎに隣接する前後のまくらぎの上面とレールタイプレートの下面間に樹脂入り袋を敷き、
    (c)前記レール継ぎ目部のまくらぎ上部のレールの沈み込みとそレール継ぎ目部のまくらぎに隣接する前後のまくらぎ上部のレールの沈み込みの段階的復元作用を持たせ、乗り心地の改善を図ることを特徴とする有道床軌道のレール継目落ち対策工法。
  2. (a)レール継ぎ目部のまくらぎの上面に配置されるレールタイプレートと、前記レール継ぎ目部のまくらぎの下面の最下部に配置される樹脂入り袋と、該樹脂入り袋と前記レール継ぎ目部のまくらぎの間に配置されるまくらぎマットと、
    (b)前記レール継ぎ目部のまくらぎに隣接する前後のまくらぎの下面に敷かれるまくらぎマットと、該レール継ぎ目部のまくらぎに隣接する前後のまくらぎの上面とレールタイプレートの下面間に敷かれる樹脂入り袋とを備えることを特徴とする有道床軌道のレール継目部のパッド構造物。
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