JP4202892B2 - 間仕切部分における柱撤去梁補強方法及び梁補強構造 - Google Patents

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Description

本発明は、木造建築物内の隣接する部屋の間の間仕切部分において、該間仕切部分の中間部位に設けられて梁部材を支持する中間柱を撤去すると共に、梁部材を補強する柱撤去梁補強方法、及びこの中間柱を撤去した際に梁部材を補強するための梁補強構造に関する。
近年、木造建築物をリフォームする際に、隣接する部屋として例えば居間と和室との間の間仕切部分等を撤去することにより、一つの部屋として広く使いたいという要望が増えている。間仕切部分を撤去するための工法は種々提案されているが、中間部位に建築物の骨組み部材である柱が設けられている場合には、このような中間柱は、一般に間仕切部分において梁部材を下方から支持するものであることから、その撤去作業が困難になる。
すなわち、中間柱を撤去するには、これを単に抜き取るだけでは上方の梁部材が不安定な状態となり、特に梁部材がその中間部位において継手を介して複数の部材を軸方向に連接一体化したものである場合は、梁部材は落下しやすくなる。したがって、中間柱を撤去するのに先立って、例えば仮設の支持構造等を設けて梁部材を支持しておく必要を生じて多くの手間がかかることになる。
また、中間柱を撤去することにより梁部材が不安定になることから、これを補強する方法として、例えば補強用の鉄骨梁を、補強すべき梁部材の下面に沿って両側の柱の間に架設する方法が考えられる(例えば、特許文献1参照)。
特開昭56−125549号公報
しかしながら、特許文献1の鉄骨梁によって木製の梁部材を補強する方法によれば、鉄骨梁は、補強すべき梁部材を組み付けるのに先立って、予め両側の柱の間に架設されるものであるため、既に構築された木造建築物の間仕切部分において、既存の梁部材の下面に沿って取り付けようとすると、種々の問題が生じることになる。
すなわち、間仕切部分において両側の柱の間に鉄骨を架設するには、柱間スパンに相当する長さの鉄骨を、既存の木造建築物の内部で振り回す必要を生じるため、周囲の物を破損したり傷付けたりすることなく鉄骨の運搬や取り付け作業を行うことが困難になる。また、中間柱を撤去するまでの間は当該中間柱が邪魔になることにより、中間柱を撤去した後は仮設の支持構造等が障害となることにより、梁部材の下面に沿って鉄骨をスムーズに取り付けることが困難になる。
本発明は、このような従来の課題に着目してなされたもので、梁部材を効果的に補強しつつ、間仕切部分の中間部位に設けられた中間柱を容易且つスムーズに撤去することのできる間仕切部分における柱撤去梁補強方法、及び困難な作業を要することなく中間柱の撤去後の梁部材を効果的に補強することのできる梁補強構造を提供することを目的とする。
本発明は、木造建築物内の隣接する部屋の間の間仕切部分において、該間仕切部分の中間部位に設けられて梁部材を支持する中間柱を撤去すると共に、前記梁部材を補強する柱撤去梁補強方法であって、前記梁部材の下方に添設して、前記中間柱とこれの両側の柱との間に添梁を填め込むようにして取り付ける工程と、前記両側の柱の柱間スパンよりも短い長さを有する補強用帯板状鉄骨梁を、これの帯板部分によって前記梁部材と前記添梁との接合部分を覆った状態で前記中間柱の両側に跨るようにして、両側の柱と両端部との間に間隔を保持した状態で当該間隔を残して前記柱間スパンの略全長に亘って取り付ける工程と、前記中間柱の前記添梁よりも下方の部分を切断撤去する工程とからなることを特徴とする間仕切部分における柱撤去梁補強方法を提供することにより、上記目的を達成したものである。
また、本発明は、木造建築物内の隣接する部屋の間の間仕切部分において、該間仕切部分の中間部位に設けられて梁部材を支持する中間柱を撤去した際に、前記梁部材を補強するための梁補強構造であって、前記梁部材の下方に添設されて、前記中間柱の上端残存部と両側の柱との間に填め込まれるようにして各々設置される添梁と、帯板部分によって前記梁部材と前記添梁との接合部分を覆った状態で前記中間柱の上端残存部の両側に跨るようにして、両側の柱と両端部との間に間隔を保持した状態で当該間隔を残して前記柱間スパンの略全長に亘って取り付けられる、前記両側の柱の柱間スパンよりも短い長さを有する補強用帯板状鉄骨梁とからなることを特徴とする梁補強構造を提供することにより、上記目的を達成したものである。
そして、本発明の梁補強構造によれば、前記補強用帯板状鉄骨梁の端部と前記両側の柱との間の間隔部分に配置されて、前記添梁を下方から支持する梁受金物が取り付けられていることが好ましい。
また、本発明の梁補強構造によれば、前記補強用帯板状鉄骨梁は、帯板部分に形成された打込み孔を介して前記梁部材及び前記添梁に向けてスクリューボルトを打ち込むことにより、前記梁部材と前記添梁との接合部分を覆った状態で取り付けられていることが好ましい。
さらに、本発明の梁補強構造によれば、前記補強用帯板状鉄骨梁には、該補強用帯板状鉄骨梁から延設される小梁を支持する小梁受金物が、前記打込み孔を介した前記スクリューボルトの打ち込みに伴って取り付けられていることが好ましい。
本発明の間仕切部分における柱撤去梁補強方法によれば、梁部材を効果的に補強しつつ、間仕切部分の中間部位に設けられた中間柱を容易且つスムーズに撤去することができる。また、本発明の梁補強構造によれば、困難な作業を要することなく中間柱の撤去後の梁部材を効果的に補強することができる。
本発明の好ましい一実施形態に係る間仕切部分における柱撤去梁補強方法は、例えば木造建築物をリフォームする際に、木造建築物内の隣接する部屋としての例えば居間と和室との間の間仕切部分を撤去することにより、一つの部屋として広く使えるようにすることを目的として採用されたものであって、図1(a)〜(d)に示すように、間仕切部分11の中間部位に設けられて梁部材12を支持する中間柱13を撤去すると共、中間柱13が撤去された後の間仕切部分11の梁部材12を効果的に補強するために用いられるものである。
そして、本実施形態の柱撤去梁補強方法は、梁部材12の下方に添設して、中間柱13とこれの両側の柱14との間に添梁15を取り付ける工程(図1(b)参照)と、両側の柱14の柱間スパンよりも短い長さを有する補強用帯板状鉄骨梁16を、これの帯板部分17によって梁部材12と添梁15との接合部分18を覆った状態で中間柱13の両側に跨るように取り付ける工程(図1(c)参照)と、中間柱13の添梁15よりも下方の部分を切断撤去する工程(図1(d)参照)とによって構成されている。
本実施形態によれば、間仕切部分11は、例えば居間と和室との間を仕切るように設けられた部分であって、図1(a)に示すように、骨組部材である両側の柱14及びこれらの上端部間に架設される梁部材12によって囲まれる門形部分に、仕切壁や引戸、開戸等が設けられることにより、隣接する部屋の間を出入り可能に仕切る部分である。また、本実施形態によれば、梁部材12は、分割梁12a,12bを継手19を介して軸方向に連接一体化して構成されるものであり、間仕切部分11の中間部位には、継手19に近接する部位においてスパン中央部分で梁部材12を下方から安定して支持するために中間柱13が設けられている。本実施形態の柱撤去梁補強方法は、梁部材12を効果的に補強しつつ、この中間柱13を容易且つスムーズに撤去できるようにするための方法である。
なお、本実施形態によれば、両側の柱14は、例えば縦100〜120mm程度、横100〜120mm程度の大きさの矩形断面形状を有しており、中間柱13は、例えば縦100〜120mm程度、横100〜120mm程度の大きさの矩形断面形状を有している。また梁部材12は、例えば幅105〜120mm程度、高さ105〜300mm程度の大きさの矩形断面形状を有している。さらに、例えば幅105〜120mm程度、高さ105〜360mm程度の大きさの矩形断面形状を有する側方梁20が、柱14によって支持されて、梁部材12と垂直な方向に延設して設けられている。本実施形態によれば、柱14の直上に位置する部分の側方梁20は、梁部材12や添梁15の端部が取り付けられる部分であり、柱14に相当する部分として取り扱うことが可能な部分である。
また、本実施形態によれば、図1(a)〜(d)において間仕切部分11は、仕切壁や引戸、開戸等を適宜撤去した後の骨組み構造のみの状態で示されており、両側の柱14及び梁部材12は、開口形状が例えば幅2600〜3600mm程度、高さ2700〜3000mm程度の大きさの門形形状を形成している。また梁部材12や側方梁20は、リフォーム工事の終了後においては、天井板によって覆い隠されて天井裏部分に配置される部分となるものである。
そして、本実施形態によれば、図1(b)に示す工程において、中間柱13とこれの両側の柱14との間に各々取り付けられる添梁15は、例えば幅105〜120mm程度、高さ150〜210mm程度の大きさの矩形断面形状を有していると共に、中間柱13の各側面と、両側の柱14の側面との間の間隔部分の長さに相当する、例えば790〜2625mm程度の長さを有している。各添梁15は、中間柱13の各側面と、両側の柱14の側面との間に填め込まれるようにして、梁部材12の下面に沿って各々配置されると共に、図2に示すように、例えば添梁15の下面側から上方の梁部材12に向けて、例えばラグスクリュー等のスクリューボルト21を打ち込むことにより、梁部材12の下方に各々添設固定されることになる。
また、図1(c)に示す工程において、梁部材12と添梁15との接合部分18を覆った状態で取り付けられる補強用帯板状鉄骨梁16は、例えば200×50×4.0の断面形状を有する溝形鋼(チャンネル部材)であって、図2にも示すように、中間プレート部が200mmの幅の平坦な帯状の帯板部分17を形成している。補強用帯板状鉄骨梁16は、両側の柱14間の柱間スパンLよりも短い例えば2130〜4860mm程度の長さを有しており、中間プレート部17の上下両側縁部に配置された50mmの幅のリブ部22を外側に突出させた状態で、その帯板部分17の平坦な背面を添設一体化された梁部材12及び添梁15の両側面に各々密着させつつ、これらの両側に一対取り付けられる。また補強用帯板状鉄骨梁16は、梁部材12と添梁15との接合部分18を覆い隠すようにしつつ、中間柱13の両側に跨って延設配置されると共に、当該補強用帯板状鉄骨梁16の両端部と両側の柱14との間に例えば150〜300mmの間隔Sを残した状態で各々固定されることになる。
ここで、補強用帯板状鉄骨梁16の中間プレート部による帯板部分17には、例えば200〜 300mm程度のピッチで複数の打込み孔23が、上下2段(好ましくは上下千鳥状)に開口形成されており、これらの打込み孔23を介して梁部材12及び添梁15に向けて例えばラグスクリュー等のスクリューボルト24を打ち込むことにより、補強用帯板状鉄骨梁16は、接合部分18を覆った状態で梁部材12及び添梁15の側面に強固に取り付けられることになる。
さらに、本実施形態によれば、補強用帯板状鉄骨梁16を取り付けた後、図1(d)に示す工程において、中間柱13の添梁15よりも下方の部分を、例えばノコギリ等を用いて切断撤去することにより、中間柱13の撤去後の梁部材12が効果的に補強された、本実施形態の梁補強構造10が容易に形成されることになる。
すなわち、本実施形態の梁補強構造10は、上述のように隣接する部屋の間の間仕切部分11において、この間仕切部分11の中間部位に設けられて梁部材12を支持する中間柱13を撤去した際に、梁部材12を補強するための補強構造であって、梁部材12の下方に添設されて、中間柱13の上端残存部13aと両側の柱14との間に各々設置される添梁15と、帯板部分17によって梁部材12と添梁15との接合部分18を覆った状態で中間柱13の上端残存部13aの両側に跨るように取り付けられる、両側の柱14の柱間スパンLよりも短い長さを有する補強用帯板状鉄骨梁16によって構成されることになる。
また、本実施形態の梁補強構造10によれば、梁部材12及び添梁15の側面に取り付けられた補強用帯板状鉄骨梁16の端部と両側の柱14との間には、例えば100〜300mm程度の間隔Sが残っているので、この間隔部分25に配置されて、図3(a)及び(b)に示すように、添梁15を下方から支持する梁受金物26が、柱14の直上部分の側方梁20にスクリューボルト等を介して固定されて取り付けられている。すなわち、補強用帯板状鉄骨梁16の長さが両側の柱14間の柱間スパンLよりも短い長さとなっているので、補強用帯板状鉄骨梁16と柱14との間隔部分25を利用して、梁受金物26を後入れ方式により設置することが可能になり、これによって梁部材12及び添梁15をさらに強固に支持することが可能になる。また、補強用帯板状鉄骨梁16の端部と柱14との間に間隔部分25が残置されることにより、柱14と側方梁20等との接合部に羽子板ボルト等の接合金物が取り付けられている場合であっても、これらの金物の影響を受けることなく、補強用帯板状鉄骨梁16を梁部材12及び添梁15の側面に取り付けてゆくことが可能になる。
さらに、本実施形態によれば、補強用帯板状鉄骨梁16は、帯板部分17に形成された打込み孔23を介して、梁部材12及び添梁15に向けてスクリューボルト24を打ち込むことにより取り付けられるので、例えば梁部材12や添梁15に予め貫通形成したボルト孔に締付けボルトを挿通して固定する場合と比較して、ボルト孔の位置合せ等を要することなくスムーズに補強用帯板状鉄骨梁16を取り付けてゆくことが可能になると共に、ルーズな状態となるのを効果的に回避して、より強固に補強用帯板状鉄骨梁16を梁部材12及び添梁15の側面に固定することが可能になる。
さらにまた、本実施形態の梁補強構造10によれば、補強用帯板状鉄骨梁16には、図4(a)及び(b)に示すように、当該補強用帯板状鉄骨梁16から延設される小梁27を支持する小梁受金物28が、打込み孔23を介したスクリューボルト24の打ち込みに伴って、後入れ方式により取り付けられている。すなわち、小梁受金物28の取り付けプレート部29には、補強用帯板状鉄骨梁16の打込み孔23と合致する位置に、取付け孔30が形成されており、この取付け孔30を打込み孔23に合致させてスクリューボルト24を打ち込むことにより、小梁受金物28を梁部材12の側面に容易に取り付けることが可能になる。また取り付けられた小梁受金物28の填め込み凹部31に小梁27の端部を填め込むように載置すると共に、固定孔32にビズ等を打ち込むことにより、小梁27を小梁受金物28に支持させた状態で容易に取り付けることが可能になる。
そして、本実施形態の柱撤去梁補強方法によれば、梁部材12を効果的に補強しつつ、間仕切部分11の中間部位に設けられた中間柱13を容易且つスムーズに撤去することができる。すなわち、本実施形態によれば、梁部材12の下方に添設して添梁15を取り付ける工程と、柱間スパンLよりも短い長さの補強用帯板状鉄骨梁16を取り付ける工程と、添梁15よりも下方の中間柱13を切断撤去する工程とによる簡易な施工方法によって、困難な作業を要することなく容易に中間柱13を撤去することができると共に、柱間スパンLよりも短い長さの補強用帯板状鉄骨梁16を用いることにより、既存の木造建築物の内部における当該鉄骨梁16の運搬や取付け時の振り回し等の取り扱いが容易になり、且つ中間柱13を撤去して得られた梁補強構造10は、添梁15と補強用帯板状鉄骨梁16とが一体となって梁部材12を補強することにより、中間柱13が撤去された後も、両側の柱14間に梁部材12を強固且つ安定した状態で架設させておくことが可能になる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されることなく種々の変更が可能である。例えば、本発明の柱撤去梁補強方法は、間仕切部分の両側の柱の間に1本の中間柱がある場合のみならず、2本以上の中間柱が配置されている場合においても、これらの中間柱を撤去するべく採用することができる。また、帯板部分を有する補強用帯板状鉄骨梁として、溝形鋼(チャンネル部材)を用いる必要は必ずしもなく、例えば横長の帯板形状を有する平鋼等を用いることもできる。さらに、本発明の梁補強構造は、補強用帯板状鉄骨梁の端部と柱との間の間隔部分に梁受金物を設ける必要は必ずしもなく、また補強用帯板状鉄骨梁に小梁受金物を取り付ける必要は必ずしもない。さらにまた、補強用帯板状鉄骨梁は、スクリューボルトを打ち込むことによって梁部材や添梁に取り付けられる必要は必ずしもない。
(a)〜(d)は、本発明の一実施形態に係る柱撤去梁補強方法の工程を説明する略示正面図である。 添梁及び補強用帯板状鉄骨梁の取り付け状況を説明する図1(d)のA−Aに沿った断面図である。 (a)は梁受金物の取付け状況を説明する部分斜視図、(b)は梁受金物の斜視図である。 (a)は小梁受金物の取付け状況を説明する部分斜視図、(b)は同断面図である。
符号の説明
10,50 床下収納部構造
11 間仕切部分
12 梁部材
12a,12b 分割梁
13 中間柱
13a 中間柱の上端残存部
14 両側の柱
15 添梁
16 補強用帯板状鉄骨梁
17 帯板部分
18 梁部材と添梁との接合部分
19 梁部材の継手
20 側方梁
21,24 スクリューボルト
22 溝形鋼のリブ部
23 打込み孔
25 間隔部分
26 梁受金物
27 小梁
28 小梁受金物
29 パイプ部材
30 取付け孔
31 填め込み凹部
32 固定孔
L 柱間スパン
S 補強用帯板状鉄骨梁の端部と柱との間の間隔

Claims (5)

  1. 木造建築物内の隣接する部屋の間の間仕切部分において、該間仕切部分の中間部位に設けられて梁部材を支持する中間柱を撤去すると共に、前記梁部材を補強する柱撤去梁補強方法であって、
    前記梁部材の下方に添設して、前記中間柱とこれの両側の柱との間に添梁を填め込むようにして取り付ける工程と、
    前記両側の柱の柱間スパンよりも短い長さを有する補強用帯板状鉄骨梁を、これの帯板部分によって前記梁部材と前記添梁との接合部分を覆った状態で前記中間柱の両側に跨るようにして、両側の柱と両端部との間に間隔を保持した状態で当該間隔を残して前記柱間スパンの略全長に亘って取り付ける工程と、
    前記中間柱の前記添梁よりも下方の部分を切断撤去する工程とからなることを特徴とする間仕切部分における柱撤去梁補強方法。
  2. 木造建築物内の隣接する部屋の間の間仕切部分において、該間仕切部分の中間部位に設けられて梁部材を支持する中間柱を撤去した際に、前記梁部材を補強するための梁補強構造であって、
    前記梁部材の下方に添設されて、前記中間柱の上端残存部と両側の柱との間に填め込まれるようにして各々設置される添梁と、
    帯板部分によって前記梁部材と前記添梁との接合部分を覆った状態で前記中間柱の上端残存部の両側に跨るようにして、両側の柱と両端部との間に間隔を保持した状態で当該間隔を残して前記柱間スパンの略全長に亘って取り付けられる、前記両側の柱の柱間スパンよりも短い長さを有する補強用帯板状鉄骨梁とからなることを特徴とする梁補強構造。
  3. 前記補強用帯板状鉄骨梁の端部と前記両側の柱との間の間隔部分に配置されて、前記添梁を下方から支持する梁受金物が取り付けられている請求項2記載の梁補強構造。
  4. 前記補強用帯板状鉄骨梁は、帯板部分に形成された打込み孔を介して前記梁部材及び前記添梁に向けてスクリューボルトを打ち込むことにより、前記梁部材と前記添梁との接合部分を覆った状態で取り付けられる請求項2又は3に記載の梁補強構造。
  5. 前記補強用帯板状鉄骨梁には、該補強用帯板状鉄骨梁から延設される小梁を支持する小梁受金物が、前記打込み孔を介した前記スクリューボルトの打ち込みに伴って取り付けられる請求項4に記載の梁補強構造。
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