JP4201369B2 - コンピュータ・バス拡張 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、拡張可能コンピュータ・バス・アーキテクチャの管理に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
オープン・システム・アーキテクチャは、コンピュータ・システムではよく知られている。オープン・コンピュータ・システム・アーキテクチャは、拡張カードによって拡張可能なコンピュータ・バスを設けることに基づいている。典型的なバックプレーンまたはマザーボード上においてコンピュータ・バスの拡張を可能にするには、拡張カードを挿入できる多数のソケットをコンピュータ・バスに設ける。コンピュータ・バスの拡張には、多数の異なった規格がある。従来の規格の1つにPCI(Peripheral Component Interface:周辺素子インターフェース)アーキテクチャがある。このPCIアーキテクチャは、カードの挿入によってバスの拡張を可能にするが、標準的なPCIアーキテクチャは、多くの理由のため、信頼性が非常に高いシステムに対しては理想的なものではない。まず、PCIカードはホット・リプレース性(hot replaceable)がないことがあげられ、これは、システムが実際に稼動している最中にカードを挿入することができないことを意味している。したがって、保守を行ったり、新たなカードを挿入するためには、主コンピュータ・システムを一旦停止しなければならない。また、バス上で識別可能な障害を発生している可能性のあるカードがどれであるのかを正確につかむことが困難である。したがって、このために、故障が発生した場合の保守および修理コストが増大することになる。PCIバスのさらに別の難問は、システムのサイズに強要される制限であり、これは、信号伝搬のバス・トレース長の制限によって生じる可能性がある。特に、簡単な保守を可能にすべき場合には、これは問題である。システムの信頼性を高め保守を容易にするには、特に長い信号経路をもたらすバス経路の構成(configuration)を必要とすることになる。このため、伝送線係数(transmission line factor)により、製造可能なシステムの物理的なサイズが制限されることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、従来のバス・システムについて上記の問題の内少なくともいくつかに対処することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の一側面によれば、コンピュータ・システム用のバックプレーンを提供する。このバックプレーンは、拡張カード用の少なくとも1つの多接点コネクタと、前記コネクタ(群)の所定の接点に接触するための少なくとも1本のバス・ラインと、該バス・ラインを所定の接点に接続するゲートと、ゲート信号を該ゲートに供給するゲート信号ラインとを有する。
【0005】
バス・ラインとコネクタの接点との間にゲートを設けることにより、コネクタに挿入したカード、または挿入するカードへの入出力の制御が可能となる。
【0006】
したがって、前記接点は選択的にイネーブルすることができ、例えば、ある所定時刻から連続的にまたは特定のバス・サイクルの間イネーブルすることができる。この制御は、適切な接点をディスエーブルすることにより、バス・エラーやカードの誤動作を防止するので、稼動中のシステムに対するホット・インサート(hot insertion)やカードの取り外しを可能にする基礎を与える。また、前記バックプレーン上のPCIバス・コントローラを設ける場合、標準的なコールド・インサート(cold insertion)が可能なPCIバスも使用可能である。
【0007】
好ましくは、複数のコネクタの各々にゲート信号ラインをそれぞれ設けることにより、各コネクタのゲートの選択的制御を可能にする。これによって、カードの動的なサイクル・スイッチングを達成することが可能となる。
【0008】
好ましくは、前記バスは、コネクタの各データ接点に接続するための少なくとも複数のデータ・ラインを含み、各トランスミッション・ゲート(好ましくは、1対のFET−電界効果トランジスタによって実施する)を各データ・ラインとコネクタの各接点との間に設けることにより、接続したカードに入出力するデータおよびアドレス信号の選択的ゲート動作を可能にする。多コネクタ・システムでは、複数のコネクタの各々にゲート信号ラインをそれぞれ設けることができ、1つのコネクタの各トランスミッション・ゲートにゲート信号を並列に供給する。代替的には、1つのコネクタに複数のゲート信号ラインを設け、所定のラインについて選択したタイミングで各トランスミッション・ゲートをイネーブルするようにすることも可能である。
【0009】
さらに好ましくは、前記コネクタ(群)の電力接点に接続するための少なくとも1本の電力ラインと、この電力ラインと1つのコネクタの電力接点との間に接続したスイッチ・ゲート(好ましくはFETで実現する)と、および電力制御信号を供給して前記スイッチ・ゲートを制御する電力信号ラインと、を備える。これによって、カードの正しい挿入の後に、電力をカードに選択的に供給することが可能になる。
【0010】
好ましくは、さらに、少なくとも1本のバス要求ラインを、1つのコネクタのバス要求接点と、バス要求コネクタからバス要求ラインにバス要求信号を選択的に通過させるバス要求ゲートとに接続する。好ましくは、バス要求ゲートは、使用時に、コネクタに接続したカードに電力を供給してから所定の遅延の後にのみ、バス要求信号を通過させるように動作可能である。このように、カードの回路がこのカードへの電力供給後にセトリングするのを可能にして、トランジェントやその他の擬似信号が、このバックプレーンを組み込んだコンピュータ・システムの動作を混乱させるのを回避することが可能である。
【0011】
前記ゲート信号ラインは、各コネクタに共通のストローブ・ラインを用いて実現することができ、このストローブ・ラインは、使用時に、前記コネクタに対する放射アドレス信号ライン上の放射アドレス信号がアクティブの場合、前記ゲート・ラインとしてアクティブとなる。
【0012】
本発明の別の側面によれば、拡張カードをコンピュータ・バックプレーンに接続するための多接点コネクタを提供する。このコネクタは、バックプレーン上のラインに接続するためのコネクタ・ピンと挿入される拡張カード上の対応する接点に接続するための接点との間に整列して電気的に接続したゲートを含み、前記ゲートのゲート信号入力が、ゲート信号ラインに接続するためのコネクタ・ピンに電気的に接続する。
【0013】
好ましくは、複数のトランスミッション・ゲート(好ましくは、各々1対のFETで実施する)を設け、各々、バックプレーン上のラインに接続するための各コネクタ・ピンと、挿入される拡張カード上の対応する接点に接続するための各接点との間に整列して電気的に接続する。トランスミッション・ゲートの各々に対する各ゲート信号入力は、ゲート信号ラインに接続するための共通コネクタ・ピンに電気的に接続する。
【0014】
好ましくは、前記コネクタはまた、バックプレーン上の電力ラインに接続するためのコネクタ・ピンと挿入される拡張カード上の対応する電力接点に接続するための接点との間に整列して電気的に接続したスイッチ・ゲート(好ましくは、FETで実現する)を含み、このスイッチ・ゲートの制御入力は、電力信号ラインに接続するためのコネクタ・ピンに電気的に接続する。
【0015】
本発明のさらに別の側面によれば、バックプレーンと、このバックプレーン上の拡張バスのための少なくとも1つの多接点コネクタと、該コネクタ(群)の所定の接点に接続するための前記バックプレーン上の少なくとも1本のバス・ラインと、該バス・ラインを所定の接点に接続するゲートと、ゲート信号を前記ゲートに供給するゲート信号ラインと、データ伝送のために前記バス・ラインに接続しまた前記ゲートにゲート信号を供給するために前記ゲート信号ラインに接続したバス・コントローラと、から成るコンピュータ・システムを提供する。
【0016】
好ましくは、複数のコネクタの各々にゲート信号ラインをそれぞれ設け、前記バス・コントローラは、前記ゲートをイネーブルするゲート信号を選択的に供給する。
【0017】
好ましくは、前記バスは、1つのコネクタの各データ接点に接続するための少なくとも複数のデータ・ラインを含み、各該データ・ラインと前記コネクタの対応する接点との間にトランスミッション・ゲートをそれぞれ設ける。この場合、好ましくは、複数のコネクタの各々にゲート信号ラインをそれぞれ設け、前記バス・コントローラは、所与のバス・サイクルの間1つのコネクタのみの各トランスミッション・ゲートに並列にゲート信号を選択的に供給して、前記所与のバス・サイクルの間前記コネクタの前記トランスミッション・ゲートをイネーブルすることにより、動的サイクル・スイッチングの実行を可能とする。
【0018】
また、好ましくは、前記コネクタ(群)の電力接点に接続するための少なくとも1本の電力ラインと、該電力ラインとコネクタの電力接点との間に接続したスイッチ・ゲートと、前記コネクタの前記スイッチ・ゲートを制御する電力制御信号を供給する電力信号ラインとを含み、前記バス・コントローラは、前記コネクタにカードの挿入を完了したときに、前記電力制御信号ライン上に電力制御信号を選択的に印加する。
【0019】
また、好ましくは、前記コネクタのバス要求接点に接続した少なくとも1本のバス要求ラインと、前記バス要求接点から前記バス要求信号を選択的に通過させるバス要求ゲートとを備えている。さらに好ましくは、前記バス要求ゲートは、使用時に、前記コネクタに接続したカードに電力を供給してから所定の遅延後にのみ、バス要求信号を通過させるように動作可能である。
【0020】
本発明の好適実施例では、バス・コントローラは、各カードに対するアドレス信号の地理的デコーディングを行うアドレス・デコーダを備えており、これによって、前記バス・コントローラは、どのバス・サイクルであっても、それが開始する前に、当該バス・サイクルに対する応答のソースを予め判定可能としている。
【0021】
前記バスがPCIバスである場合、地理的アドレシングを設けることにより、従来のPCIカードの使用が可能となり、しかも特定のPCIカードにおける障害の分離が容易となるという大きな利点が得られる。実際、本発明のさらに別の側面によれば、PCIバス機構を構成し、前記バスに接続したカードの地理的アドレシングを行うことにより、バス・コントローラが、どのバス・サイクルであっても、それが開始する前に、当該バス・サイクルに対する応答のソースを予め判定可能とする方法を提供する。PCI環境(PCI context)において地理的アドレシングを行うことにより、PCIバス上の障害分離が困難でありしかも時間がかかるという、従来のPCIの実装における難問を克服する。バス・コントローラは、どのバス・サイクルであっても、それが開始する前に、当該バス・サイクルに対する応答のソースを予め判定することができるので、障害を発生したカードの位置を容易に識別することができる。
【0022】
本発明のさらに別の側面によれば、拡張カードのための多接点コネクタに前記拡張カードを挿入するステップと、続いて、バス・ラインとコネクタ接点との間に設けたゲートを該ゲートにゲート信号ライン上のゲート信号を供給することによってイネーブルするステップと、から成る、拡張カードをコンピュータ・システムのバックプレーンに接続する方法を提供する。この方法は、前記カードの前記多接点コネクタへのホット・インサートを含むことができる。
【0023】
障害の分離を容易にすると共に伝送ラインの問題を低減するために、好ましくは、前記バス・コントローラは、所与のバス・サイクルの間1つのみの前記コネクタの前記トランスミッション・ゲートをイネーブルするゲート信号を供給するようにする。
【0024】
さらに、前記方法は、前記挿入ステップと前記イネーブルするステップの間に、前記コネクタに前記カードの挿入を完了したときに、電力ラインと前記コネクタの電力接点との間に接続した電力スイッチに電力供給信号を供給することにより、挿入後にのみ前記カードに電力を供給して、これによって動的サイクル・スイッチングを行うステップを含む。
【0025】
前記方法は、さらに、前記電力信号を供給するステップの後に、前記カードに電力を供給してから所定の遅延の後に初めて、前記コネクタのバス要求接点からバス要求信号を通過させるステップを含む。これらの更なるステップは、コンピュータ・システムが動作状態にあるときにカードの挿入を容易にするものである。
【0026】
本発明の一実施例の方法は、バス・コントローラによる地理的アドレシングを、前記コンピュータ・システムに接続したカードに採用することにより、前記バス・コントローラが、どのバス・サイクルであっても、それが開始する前に、当該バス・サイクルに対する応答のソースを予め判定可能とする。
【0027】
【発明の実施の形態】
これより、図面を参照しながら、本発明の例示的な実施例について説明する。図面においては、同じ要素には同じ参照符号を付してある。
【0028】
図1は、バックプレーン、またはマザーボード、あるいはメインボード20を備えた、コンピュータ・システム10の概略断面図である。以下「バックプレーン」に関連して説明していくが、このバックプレーンに対する言及は、ボードまたはその他の支持面(carrier plane)であってその上に少なくとも1系統のバスが設けられまたコネクタまたはソケットを介して少なくとも1つの拡張カードまたは追加カードを接続可能なものを指すよう意図していることは、理解されるべきである。
【0029】
図1において、バス・コントローラ22をバックプレーン20上で概略的に示してある。バス・コントローラ22は、バス24を介して複数のソケットまたはコネクタ30,32,34に接続している。コネクタ30,32,34の各々には、挿入可能カード上の対応する接点と接触するための、複数の接点を設けてある。図1では、2枚のカード40,44をコネクタ30,34にそれぞれ挿入して示している。個々のカード40,44には電子回路またはその他の素子46を設けてあり、これらは、プリント回路またはその他の配線48によって、カードの1つのエッジに設けたコネクタに対し、このカード上の1つのエッジに直接かあるいは別のコネクタ(図示せず)によって接続する。尚、図1ではコネクタ32には何も差し込んでいないことに気が付くであろう。このコネクタ32にさらに別のカード42を挿入し、コンピュータ・システム10を拡張することも可能である。また、図1は、プリント回路配線48によりエッジ・コネクタ38に接続した回路46を設けたカード42も示している。
【0030】
カード42を挿入できるようにするのにコンピュータ・システム10を停止するのを回避するためには、カード42をホット・インサート可能とすることが望ましい。本発明の1実施例によれば、以下に述べるようにすればこれが可能となる。
【0031】
図2は、図1において側面図を示したバックプレーン20の概略平面図である。図2は、本発明の説明に関係がある構成要素のみを示した概略図である。図1に示しかつ同じ参照番号で識別した構成要素に加えて、図2は、バス・コントローラ22に接続したプロセッサ26を概略的に示し、さらに追加の回路28も概略的に示している。
【0032】
理解されるように、コンピュータ・システム10は、タイミング回路、制御回路、データ記憶素子等を含む追加の回路を有するコンピュータ・システムの通常の構成であればどのようなものでも含むことができる。また、図1に概略的に示したように、キーボード12およびディスプレイ14のようなデータ入力および出力装置は、ネットワーク16への接続等が可能であると同様に、コンピュータ・システム10の一部を形成することができる。ディスプレイ14のような外部装置、または外部ネットワークへの接続のいくつかは、挿入可能カードの1つにある回路によって得ることができ、あるいはまたこのようなインターフェースは、バックプレーン回路28から提供することも可能であり、その方法については、当業者には直ぐに明らかとなるものである。
【0033】
図1および図2に概略的に示すバス24は、多くの異なった信号ラインから成っている。本発明によるバスの信号ラインのいくつかを図3に示す。挿入可能カードに接続するためのバス信号ラインの内何本かは、常時必要である。そのような信号には、例えば、電力信号およびクロック信号、ならびに、常時観察が必要なバス要求信号のような出力信号が含まれる。他の信号は、例えば、データ・バス信号のように、カードが適切なバス・サイクルの間にデータ・トランザクションを実行する場合にのみ、観察すればよい。本発明の1実施例では、これを考慮することができる。
【0034】
図3には、コネクタ32内の多数の接点50,54,56,60,64を概略的に示す。これらは、カード42上の各接点と接続するためのものである。図4は、図3に示した接点から選択したものをさらに詳細に示している。
【0035】
即ち、バックプレーン20上のコネクタ40内の接点50は、バス・ラインVccに接続してあり、挿入したカード42の電源接点70に電力を供給する。しかしながら、接点50は直接電源ラインVccに接続するのではなく、コネクタ40またはバックプレーン20にはスイッチ・ゲート52(好ましくは、電界効果トランジスタとして構成する)を設け、そしてこれを、さらにバス・コントローラ22からバックプレーン20を通じて供給するようにした電力イネーブルPE信号に応答して切り替えるようにする。
【0036】
接点60は、挿入するカード42の対応する接点80から、バス要求信号BRを受け取る。バス要求接点60は、バス要求ゲート62を介して、バス・コントローラ22へのバス要求ラインBRに接続してあり、このバス要求ゲート62は、図4に示すように、電力イネーブル信号PEに応答するように形成可能である。その場合、バス要求ゲート62は、バス要求信号を接点60からバス要求ラインBRに通過させる前に、電力イネーブル信号を受け取った後ある遅延を与えるように構成することができる。この遅延は、カード42上の回路が安定化するための十分な時間を与えるように設定する。
【0037】
電力イネーブル信号PEは、スイッチ52を切り替えるため、またコネクタ32内にカード42を正しく挿入したことを検出したときまたはユーザが信号を発したときに、遅延期間を開始させるために供給する。
【0038】
代替的には、そしてより高い柔軟性が求められる場合には特に、バス要求ゲート62はソフトウエアの制御の下で動作する単純なゲートとして実施することが好ましい場合もある。
【0039】
データおよびアドレス・ラインのために複数のコネクタ56を設けてある。データ/アドレス接点56の各々は、各トランスミッション・ゲート54を介して、バックプレーン・バス上の対応するデータ/アドレス・ラインD/Aに接続してある。トランスミッション・ゲート58は、バス・コントローラ22から供給するゲート・イネーブル信号GEによってイネーブルする。
【0040】
また、図3には、接地ラインに接続した接地接点54、およびバス・コントローラ22からのカード・イネーブル・ラインCEに接続したカード・イネーブル接点64も示している。これらに対応する接点54,84は、カード42上に設けてある。理解されるように、コネクタ32上およびカード42上には、特定の実現形態の必要に応じて、追加の信号ラインのための追加の接点を設けることも可能である。
【0041】
カード42上の接点70,74,76,80,84の各々は、当該カード上の適切な機能ユニットへの接続のためカード42上のプリント回路または他の配線Vcc、G、D/A、BR、CEに接続する。
【0042】
図3に示すように、データ/アドレス・ラインD/Aは、コネクタ30,32,34の各々に並列に設けている。また、電力ラインVccおよび接地ラインGも、コネクタ30,32,34に並列に設けている。別個のバス要求ライン、ゲート・イネーブル・ライン、電力イネーブル・ライン、およびカード・イネーブル・ラインは、各コネクタ30,32,34の各々に設けてある。
【0043】
図5は、バックプレーン上で用いるためのコネクタの概略図であり、図示のコネクタは、図4を参照しながら説明した種々のゲートを含んでいる。Vccピンおよび接点50間には、スイッチ・ゲート52(ここではFET)を接続してある。制御信号PEはPEピンを通じて供給する。また、このPE信号は、接点60とピンBRとの間に設けた遅延回路62にも供給する。また、複数のトランスミッション・ゲート58は、データ/アドレス接点60とD/Aピンとの間に整列して挿入してある。各トランスミッション・ゲート58の制御入力は、GEピンに接続している。尚、図5は単なる概略図であり、選択したピンのみを示していることは判るであろう。実際には、これよりもかなり多いピンを設け、そしてコネクタは、任意の標準的なコネクタ構成または代替のコネクタ構成を取ることも可能である。
【0044】
好適実施例では、少なくともスイッチ52およびトランスミッション・ゲート58をコネクタ内に設けているが、代替の実施例では、少なくとも選択したゲートをコネクタの重要な接点とバックプレーン上のプリント回路またはその他の配線に接続するための対応するピンとの間に接続するのであれば、他の構成のゲートをコネクタに設けることも可能である。
【0045】
図6は、カード42を挿入した場合の、コネクタ32内の種々の接点の選択的イネーブルを概略的に示すフロー図である。
【0046】
このプロセスは、ユーザがカード42のエッジ・コネクタ38をバックプレーン20上のコネクタ32に挿入することによって開始する。カードの正しい挿入を検出するために機構を設けている(92)。これは、ユーザが適切なデータをコンピュータ10に入力して、カードを正しく挿入したことを確認することによって行うことができる。あるいはまた、カードの正しい挿入を検出する自動的手段を設けることも可能である。オプションとして、カード42の挿入時に、コントローラ22へのライン(例えば肯定応答ラインACK)を通じて、カード上のさらに別の接点86と接触する接点66における特定の信号レベルを感知することによって、これを行うことも可能である。さらに別の代替案として、バックプレーン・コネクタ32内のカード・コネクタ38の正しい挿入を検出する機械的センサを設けることも可能である。さらに別の代替案として、既存のライン上のインピーダンス値を用いて、カードの正しい挿入を検出することも可能である。
【0047】
カードの正しい挿入を検出するために用いる特定の方法には無関係に、ステップ92においてカードの正しい挿入を検出したなら、94においてバス・コントローラ22からスイッチ54に電力供給信号PEを供給して、電力50のカード42への供給をイネーブルする。これによって、適切な接続が全て行われるまで、電力を供給しないことを保証する。
【0048】
図4に示すように、電力イネーブルPE信号は、遅延段62にも供給することにより、挿入カード42上の回路が安定するまで、挿入カード42からのバス要求信号をバス・コントローラ22が受け取らないようにする。これによって、偽のバス要求信号およびその他のスパイクの一方または両方がバス・コントローラ22に送られないよう保証する。
【0049】
ステップ96においてバス要求信号ラインをイネーブルしたなら、カードは完全に動作状態となり、電源、クロックおよびその他の常時必要な信号は、カード42には常時使用可能となる。また、カードからのバス要求ラインも常時監視する。
【0050】
しかしながら、本発明の好適実施例では、コネクタ32のデータ/アドレス接点56は、対象のカード42のための適切なバス・サイクル時にのみイネーブルするようにして、動的なサイクル・スイッチングを行うようにしている。
【0051】
本発明の好適実施例では、データ/アドレス接点56を特定のカード42のためにイネーブルしたときを判定するために、バス・コントローラ22は2つの機構を採用している。
【0052】
第1の機構は、対象のカード42が当該カードのためのバス要求ラインをアサートしたことに応答して、コントローラがこのカードにバスを付与したときに、適切なトランスミッション・ゲート58にゲート・イネーブル信号を供給することによって、データ/アドレス接点56をイネーブルする。尚、バックプレーン20上には、各カード・コネクタ30,32,34等毎に1本のバス要求ラインがあることを注記しておく。したがって、バス・コントローラ22は、どのカードが各バス要求ラインをアサートしたのかを直ちに知り、適切なバス・サイクルの間にバス・アクセスを付与するのと同時に、対象のカードに適切なゲート・イネーブル信号を供給することによって、適切なトランスミッション・ゲート58をイネーブルする。
【0053】
コントローラ22の制御の下で対象のカードがスレーブ・モードで動作している場合には、別の機構を用いる。このようなモードでアドレスされているカードがどれであるかをコントローラが予測できるように、カード・コントローラ22は、個々のカードにアドレスするのに地理的アドレシング(geographic addressing)を採用する。これを実現するために、(例えば、PCI規格にしたがって設けられるような)プログラム可能なアドレシングを採用する。したがって、図7に概略的に示すように、バス・コントローラ22には、アドレス・デコーダ100を設けてあり、これがアドレス・ライン102上のアドレスに応答して、4枚(この場合)までの別個のカードにゲート・イネーブル信号GE0〜GE3を発生する(図1では、一例として、3つのカード・コネクタのみを示してあり、したがって3つのカード・イネーブル信号しか必要としないことが想起されよう)。電力イネーブル信号およびカード・イネーブル信号も、ソフトウエアの制御の下で供給するようにすることが好ましい。
【0054】
図3には特定のライン構成を示したが、理解されるように、これはバックプレーン・バスおよびコネクタ32ないし38のために可能なライン構成の一例に過ぎない。代替の詳細な構成のバス・ラインも設けることができる。また、例えば、バックプレーン・バス上に別個のゲート・イネーブル・ラインを設けることなく、ゲート・イネーブル信号を供給することも可能である。例えば、図8は、放射アドレス・ライン(radial address line)RADの使用を示している。この放射アドレス・ラインは、個々のコネクタ32の各々に別個に設け、共通のストローブが、トランスミッション・ゲート58の開くタイミングを決定する。まず第1に、ストローブ信号を全てのカードに共通に供給するが、これは選択的にアドレスするRAD信号と組み合わせて用いて、特定のカードに対するトランスミッション・ゲートを当該カードの適切なサイクルの間イネーブルすることを保証するようにできる。
【0055】
以上、トランスミッション・ゲートを設けることによって、ホット・インサート、障害の分離、および標準的なバックプレーン・バスのためのバス拡張を可能にするバス構成について説明してきた。
【0056】
本発明の一実施例では、PCIバス・コネクタ間において、バックプレーン上にトランスミッション・ゲート(例えば、電界効果トランジスタとして構成する)を配することによって、バス(例えば、PCIバス)の各コネクタを分離することができる。トランスミッション・ゲートは、バックプレーン・カードを挿入するためのコネクタ内に一体の構成要素として設けることができ、あるいはまたバックプレーン・バス自体に設けることも可能である。
【0057】
本発明の一実施例では、バス・アドレスの地理的デコーディングの使用によって、素早くかつ信頼性の高い障害検出を可能とし、これによりバス・コントローラは、どのサイクルにしてもそれが発生する前に、どのカードがそのサイクルに応答するかについて予め知っているため、バス・コントローラは、障害の発生したのが、バスに接続してあるどのコネクタ(スロット)であるかについて直ちに知ることができる。
【0058】
いずれのバス・サイクルでも目標のコネクタに対してのみトランスミッション・ゲートをイネーブルすることによって、バックプレーン・バス上の全有効伝送ラインは、バックプレーン・バス上のライン長に、選択したカード上の伝送ライン長を加えたものにまで減少する。これによって、かなりの伝送ラインの利点が得られ、電磁干渉の減少、並びにより高い周波数における信頼性の高い動作が可能となる。
【0059】
また、障害、例えば、バス・ライン・ビット上の短絡は、その障害のあるカードのトランスミッション・ゲートがイネーブルされるときに現れるだけであるので、障害の分離は一層容易になる。したがって、障害分離が容易になることも判るであろう。
【0060】
電源ライン、クロック等に設ける追加のバックプレーンのトランジスタ分離は、本発明の好適実施例であり、カードをオンにするときにイネーブルし、そしてオフにするまでイネーブルのまま保持する。ここに記述した本発明の好適実施例では、以下のように多数の利点が得られる。
【0061】
A)カードを挿入する間または取り外す間は全てのゲートをオフに保つ結果として、カードのホット・インサートが可能となる。
【0062】
B)どの信号も最初にオフになっているゲートと接触することができるので、ホット・インサートを可能にするためにカード上にリーディング・ピン・コネクタは不要である。
【0063】
C)特徴AおよびBを合わせると、標準的なコールド・インサート可能なPCIカードを、ホットに維持したシステムに使用可能であることを意味する。
【0064】
D)どの一時点においてもイネーブルするPCIスロットは1つのみであるので、伝送ラインは大幅に短縮化する。個々のPCIスロットは各々非常に長いバス・トレースを有することができるが、これらは、ゲートによって分離してあり、システム全体には影響を及ぼさないので、PCIバスの物理長は、通常の0.7メートルの限度から約2メートルまで延長が可能となり、追加の物理システム構成をつくることが可能となる。
【0065】
E)一度に1つのスロットとのみバスがトーク(talk)する場合、当該スロットにおける障害が他のスロットに影響を与える可能性はない。したがって、本発明の一実施例におけるPCIカードは、その他の全PCIバス・ラインを接地に短絡させることができるが、それでもなおそれら他のスロットは完全に動作する。これによって、単一の交換可能なモジュールの良好な障害分離が可能となる。
【0066】
以上、本発明の特定の実施例について記述したが、理解されるように、本発明はこれに限定される訳ではなく、特許請求の範囲に定義してある本発明の精神および範囲から逸脱することなく、多くの変更および/または追加が可能である。例えば、従属項の特徴の異なった組み合わせを、独立項の特徴と組み合わせることも可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】バックプレーンおよび多数の拡張カードを示すコンピュータ・システムの概略横断面図。
【図2】図1のバックプレーンの概略平面図。
【図3】バス・コントローラから挿入可能カードへの接続のいくつかを示す概略図。
【図4】図3の要素のいくつかを詳細に示す図。
【図5】拡張カードのためのコネクタを示す概略図。
【図6】カードのホット・インサートを示すフロー図。
【図7】地理的アドレシングの面を示す概略図。
【図8】本発明の一実施例において信号を供給するための1つの可能な技法を示す図。
Claims (31)
- 拡張カード(42)をコンピュータ・バックプレーン(20)に接続するための多接点コネクタ(32)であって、該コネクタは、前記コンピュータ・バックプレーン上のラインに接続するためのライン・コネクタ・ピン(D/A)と、挿入される拡張カード上の対応するライン接点(76)に接続するためのライン接点(56、60)との間に整列して電気的に接続したゲート(58)を備えており、該ゲートのゲート信号入力は、前記コンピュータ・バックプレーン上のゲート信号ラインに接続するためのゲート信号コネクタ・ピン(GE)に電気的に接続したこと、を特徴とする多接点コネクタ。
- 請求項1記載のコネクタであって、複数の前記ゲートを含み、各ゲートは、各ライン・コネクタ・ピンと、挿入される拡張カード上の対応するライン接点に接続するための各ライン接点との間に整列して電気的に接続したこと、を特徴とするコネクタ。
- 請求項2記載のコネクタにおいて、前記ゲートの各々に対する各ゲート信号入力は、ゲート信号ラインに接続するための共通のゲート信号コネクタ・ピンに電気的に接続したこと、を特徴とするコネクタ。
- 請求項2記載のコネクタにおいて、前記ゲートの各々に対する各ゲート信号入力は、各ゲート信号ラインに接続するための別個のゲート信号コネクタ・ピンに電気的に接続したこと、を特徴とするコネクタ。
- 請求項1から4のうちのいずれか一項に記載のコネクタであって、さらに、1つの前記バックプレーン上の電力ラインに接続するための電力ライン・コネクタ・ピン(VCC)と、挿入される拡張カード上の対応する電力ライン接点(70)に接続するための電力ライン接点(50)との間に整列して電気的に接続したスイッチ(52)を含み、該スイッチ・ゲートの制御入力は、電力制御信号ラインに接続するための制御信号コネクタ・ピン(PE)に電気的に接続したこと、を特徴とするコネクタ。
- 請求項1から5のうちのいずれか一項に記載のコネクタであって、さらに、挿入される拡張カード上の対応するバス要求ライン接点(80)に接続するためのバス要求ライン接点(60)と、1つの前記バックプレーン上のバス要求ラインに接続するためのバス要求ライン・コネクタ・ピン(BR)との間に整列して電気的に接続したバス要求ゲート(62)を含み、該バス要求ゲートは、前記バス要求ラインに対し、前記バス要求接点から前記バス要求信号を選択的に通過させるように構成されたこと、を特徴とするコネクタ。
- コンピュータ・システム用のバックプレーンであって、拡張カード用の請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の少なくとも1つの多接点コネクタと、該コネクタの所定のライン接点に接続するための少なくとも1本のバス・ラインと、前記ゲート信号コネクタ・ピンにゲート信号を供給するゲート信号ラインとが前記バックプレーン上に搭載されたこと、を特徴とするバックプレーン。
- 請求項7記載のバックプレーンにおいて、動的サイクル・スイッチングを可能にするため、複数のコネクタの各々に少なくとも1本のゲート信号ラインをそれぞれ設けること、を特徴とするバックプレーン。
- 請求項8記載のバックプレーンにおいて、前記バスは、1つの前記コネクタの各データ・ライン接点(56)に接続するための少なくとも複数のデータ・ライン(D/A)を含み、1つの前記ゲートがそれぞれ、各前記データ・ラインと前記コネクタの各前記データ・ライン接点との間に設けられたトランスミッション・ゲート(58)を形成すること、を特徴とするバックプレーン。
- 請求項9記載のバックプレーンにおいて、複数のコネクタの各々にゲート信号ライン(GE)をそれぞれ設け、1つの前記コネクタの各トランスミッション・ゲートに並列に前記ゲート信号を供給すること、を特徴とするバックプレーン。
- 請求項9記載のバックプレーンにおいて、各コネクタに複数のゲート信号ライン(GE)を設け、これにより、1つのコネクタの異なったデータ・ライン接点のトランスミッション・ゲートを独立してゲート動作可能とすること、を特徴とするバックプレーン。
- 請求項9から11のうちのいずれか一項に記載のバックプレーンであって、前記コネクタの電力接点(50)に接続するための少なくとも1本の電力ライン(VCC)と、前記コネクタにおいて該電力ラインと1つの前記コネクタの電力接点との間に接続したスイッチ・ゲートと、前記スイッチ・ゲートを制御する電力制御信号を供給するための電力信号ライン(PE)と、を含むことを特徴とするバックプレーン。
- 請求項9から12のうちのいずれか一項に記載のバックプレーンであって、1つの前記コネクタのバス要求接点(60)に接続した少なくとも1本のバス要求ライン(BR)と、前記コネクタにおいて前記バス要求コネクタから前記バス要求ラインに前記バス要求信号を選択的に通過させるように動作可能であるバス要求ゲート(62)と、を含むことを特徴とするバックプレーン。
- 請求項13記載のバックプレーンにおいて、前記バス要求ゲートは、使用時に、前記コネクタに接続したカードに電力を供給してから所定の遅延の後にのみ、バス要求信号を通過させるように動作可能であること、を特徴とするバックプレーン。
- 請求項7から14のうちのいずれか一項に記載のバックプレーンにおいて、前記ゲート信号ラインは各コネクタに共通のストローブ・ラインであり、該ストローブ・ラインは、使用時に、前記コネクタに対する放射アドレス信号ライン上の放射アドレス信号がアクティブのときに、前記ゲート・ラインとしてアクティブとなること、を特徴とするバックプレーン。
- コンピュータ・システムであって、請求項7から15のうちのいずれか一項に記載のバックプレーンと、バス・コントローラであってデータ伝送のために前記バス・ラインに接続し、および前記ゲートに対するゲート信号を供給するために前記ゲート信号ラインに接続したバス・コントローラと、を備えたコンピュータ・システム。
- 請求項16記載のシステムにおいて、複数のコネクタの各々にゲート信号ラインをそれぞれ設け、前記バス・コントローラは、動的サイクル・スイッチングを行うため、所与のバス・サイクルの間1つの前記コネクタのトランスミッション・ゲートをイネーブルするゲート信号を選択的に供給すること、を特徴とするシステム。
- 請求項16または17に記載のシステムにおいて、前記バスは、1つの前記コネクタの各データ・ライン接点に接続するための少なくとも複数のデータ・ラインを含み、各該データ・ラインと前記コネクタの対応するデータ・ライン接点との間にトランスミッション・ゲートをそれぞれ設けたこと、を特徴とするシステム。
- 請求項18記載のシステムにおいて、複数のコネクタの各々にゲート信号ラインをそれぞれ設け、前記バス・コントローラは、所与のバス・サイクルの間たった1つのコネクタの各トランスミッション・ゲートに対し、前記所与のバス・サイクルの間前記コネクタの前記トランスミッション・ゲートをイネーブルするため、並列にゲート信号を選択的に供給すること、を特徴とするシステム。
- 請求項18記載のシステムにおいて、複数のコネクタの各々に複数のゲート信号ラインをそれぞれ設け、前記バス・コントローラは、所与のバス・サイクルの間たった1つのコネクタの各トランスミッション・ゲートに対し、前記所与のバス・サイクルの間前記コネクタの前記トランスミッション・ゲートをイネーブルするため、ゲート信号を適切なタイミングで選択的に供給すること、を特徴とするシステム。
- 請求項16から20のうちのいずれか一項に記載のシステムであって、前記コネクタの電力接点に接続するための少なくとも1本の電力ラインと、該電力ラインと1つの前記コネクタの電力接点との間に接続したスイッチ・ゲートと、前記コネクタの前記スイッチ・ゲートを制御する電力制御信号を供給する電力信号ラインとを含み、前記バス・コントローラは、前記コネクタにカードの挿入を完了したときに、前記電力制御信号ライン上に電力制御信号を選択的に印加すること、を特徴とするシステム。
- 請求項16から21のうちのいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記ゲート信号ラインは、各コネクタに共通のストローブ・ラインであり、該ストローブ・ラインは、使用時に、前記コネクタに対する放射アドレス信号ライン上の放射アドレス信号がアクティブのときに、前記ゲート・ラインとして、アクティブになること、を特徴とするシステム。
- 請求項16から22のうちのいずれか一項に記載のシステムにおいて、前記バス・コントローラは、各カードに対するアドレス信号のアドレス・デコーディングを行うアドレス・デコーダを備えており、これによって、前記バス・コントローラは、任意のバス・サイクルに対する応答のソースを、該バス・サイクルが開始する前に予め判定可能であること、を特徴とするシステム。
- 請求項23記載のシステムであって、アドレス信号の前記アドレス・デコーディングのためのスキームを有するPCIバスを備えていること、を特徴とするシステム。
- 拡張カードをコンピュータ・システムのバックプレーンに接続する方法であって、
前記拡張カードのための請求項1から6のうちのいずれか一項に記載の多接点コネクタに拡張カードを挿入するステップと、
続いて、前記ゲートを、該ゲートにゲート信号ライン上のゲート信号を供給することによってイネーブルするステップと、
を備えた方法。 - 請求項25記載の方法において、前記カードを前記多接点コネクタにホット・インサートすること、を特徴とする方法。
- 請求項25または26に記載の方法において、バス・コントローラは、所与のバス・サイクルの間たった1つの前記コネクタのトランスミッション・ゲートをイネーブルするゲート信号を選択的に供給し、これにより、動的サイクル・スイッチングを行うこと、を特徴とする方法。
- 請求項27記載の方法であって、前記挿入ステップと前記イネーブルするステップとの間に、
前記カードを前記コネクタに挿入を完了したときに、電力ラインと前記コネクタの電力接点との間に設けられた前記コネクタにおいてスイッチに電力供給信号を供給し、これにより、挿入後にのみ前記カードに電力を供給するステップ、
をさらに含むことを特徴とする方法。 - 請求項28記載の方法であって、電力信号を供給する前記ステップの後に、
前記カードに電力を供給してから所定の遅延の後にのみ、前記コネクタのバス要求接点からバス要求信号を通過させることを可能にするステップ、
をさらに含むことを特徴とする方法。 - 請求項25から29のうちのいずれか一項に記載の方法において、前記挿入ステップは、前記コンピュータ・システムが動作状態にあるときに形成すること、を特徴とする方法。
- 請求項25から30のうちのいずれか一項に記載の方法であって、バス・コントローラによるアドレス・デコーディングのためのスキームを、前記コンピュータ・システムに接続したカードに適用するステップを含み、これにより、前記バス・コントローラは、任意のバス・サイクルに対する応答のソースを、該バス・サイクルが開始する前に予め判定可能であること、を特徴とする方法。
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