JP4199337B2 - Goods holder - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、物品を挟持して保持するための物品保持具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、物品、例えばタオル地等を挟持して保持するための物品保持具である例えばクリップ等は、図21に示すように構成されていた。
図21に示すように、クリップ10は揺動軸11を中心に揺動するクリップ本体12とクリップ本体13とを有している。このクリップ本体12には、物品を直接、挟持するための凹部形状の凹部挟持部12aが設けられている。また、このクリップ本体B13にも、物品を直接、挟持するための凸部形状の凸部挟持部13aが設けられている。
そして、この凹部挟持部12aと凸部挟持部13aとは、図21に示すように噛み込むようになっている。この噛み込みは、クリップ本体12とクリップ本体13とが、それぞれ相互に当接する方向に移動することによって生じるようになっている。このようにクリップ本体12とクリップ本体13とが、相互に当接する方向に移動するのは、図示しないバネの付勢力によって付勢されているためである。
逆に、クリップ本体12とクリップ本体13とが、離間方向に移動する場合は、使用者が、これらクリップ本体12とクリップ本体13の端部にバネの付勢力以上の力を加えることにより行う。
【0003】
このように構成されているクリップ10を使用する方法について、以下説明する。先ず、使用者は、上述のように、クリップ本体12とクリップ本体13の端部を保持し、バネの付勢力に抗するように、力を加える。これにより、クリップ本体12に設けられている凹部挟持部12aとクリップ本体13に設けられている凸部挟持部13aが、相互に離間する方向に移動することになる。
このとき、これら凹部挟持部12aと凸部挟持部13aの間に挟持しようとする対象物品を配置する。その後、使用者が、上記クリップ本体12とクリップ本体13の端部に加えている力を緩めることで、上記バネの付勢力によって、上記凹部挟持部12aと凸部挟持部13aが当接する方向に移動し、その後、物品を挟んだ状態で、停止する。
この状態を示した図が、図22である。図においてクリップ10の凹部挟持部12aと凸部挟持部13aとによって、挟持されているのはタオル地14である。このようにして、タオル地14をクリップ10で挟持し、保持することができるようになり、例えば幼児用エプロン等の様々な用途に用いることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このタオル地14は、綿織物等で形成されており、その表面に輪奈糸が設けられている。この輪奈糸は、図22で示すループ14aを有するものである。
このようなループ14aを有するタオル地14を上述のようにクリップ10に保持させ、例えば幼児用エプロン等として使用した後、このクリップ10から取り外すとき、通常、使用者はこのタオル地14を図22の矢印イの方向に引っ張ることにより、クリップ10から外そうとする。
このようにして、タオル地14を使用者が引っ張ると、タオル地14の移動に伴いクリップ10の凹部挟持部12aと凸部挟持部13aがバネの付勢力により当接する方向に動くことになる。
そして、タオル地14がクリップ10によって、ほとんど挟持されない状態になったとき、最後にタオル地14のループ14aのみが、図23に示すように、上記凹部挟持部12aと凸部挟持部13aに挟持されてしまうことになる。
このようにタオル地14のループ14aをクリップ10の凹部挟持部12aと凸部挟持部13aによって挟持されてしまうと、タオル地14の「ほつれ」が生じ、タオル地14自体を傷めてしまうという問題があった。
【0005】
また、このタオル地14の「ほつれ」を防止するため、バネ力を弱めて、クリップ10の凹部挟持部12aと凸部挟持部13aの挟持力を弱くする方法もあるが、これでは、クリップ10でタオル地14を保持したいときに、十分な保持力を保つことができず、クリップ10からタオル地14が外れてしまうという問題もあった。
【0006】
本発明は、以上の点に鑑み、物品に損傷等を与えることなく、物品を着脱でき、かつ保持することができる物品保持具を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的は、請求項1の発明によれば、物品を挟持するための挟持部と、この挟持部を有する保持具本体と、この保持具本体を物品に近接する方向に移動させるための移動部と、この移動部によるこの保持具本体の移動を規制するための規制部と、を有し、上記規制部が上記保持具本体に設けられ、上記保持具本体が、複数の保持具本体より成り、これら複数の保持具本体に設けられている上記挟持部が、相互に当接しないように、上記規制部が形成され、上記複数の保持具本体は、上記移動部によって、同一の揺動軸を支点として揺動し、かつ上記挟持部が、この複数の保持具本体の揺動により相互に近接方向又は離間方向に移動するとともに、上記規制部がこれら複数の保持具本体に設けられる揺動軸受け部に設けられていることを特徴とする物品保持具により、達成される。
【0008】
上記構成によれば、上記物品保持具には、上記移動部による保持具本体の移動を規制するための規制部が設けられているため、この規制部によって、この保持具本体に設けられた上記挟持部の移動も規制される。
【0010】
上記構成によれば、上記保持具本体に上記移動部による保持具本体の移動を規制するための規制部が設けられているため、この規制部によって、この保持具本体に設けられた上記挟持部の移動も規制される。
【0012】
上記構成によれば、上記複数の保持具本体に設けられている上記挟持部が、相互に当接しないように上記規制部が形成されているので、挟持した上記物品の端部のみを強く挟持することはない。
【0013】
また、好ましくは、請求項1の構成において、上記複数の保持具本体の一方に設けられている上記挟持部が凹部形状となっており、他方に設けられている上記挟持部が凸部形状となっていることを特徴とする物品保持具により、達成される。
【0014】
上記構成によれば、上記複数の保持具本体の一方に設けられている上記挟持部が凹部形状となっており、他方に設けられている上記挟持部が凸部形状となっているため、上記物品を確実に挟持することができる。
【0015】
また、好ましくは、請求項2の構成において、上記凹部形状の挟持部及び上記凸部形状の挟持部の少なくとも一部に摩擦部が設けられていることを特徴とする物品保持具により、達成される。
【0016】
上記構成によれば、上記凹部形状の挟持部及び上記凸部形状の挟持部の少なくとも一部に摩擦部が設けられているため、より確実に上記物品を挟持することができる。
【0017】
なお、好ましくは、請求項1の構成において、上記複数の保持具本体に設けられている上記挟持部の断面形状が鋸形状となっていることを特徴とする物品保持具により、達成される。
【0018】
上記構成によれば、上記複数の保持具本体に設けられている上記挟持部の断面形状が鋸形状となっているため、これらの挟持部によって上記物品をより確実に挟持することができる。
【0021】
また、好ましくは、請求項1の構成において、上記複数の保持具本体が、第1の保持具本体と第2の保持具本体とで構成され、上記規制部が、この第1の保持具本体に設けられた第1の当接部と、この第2の保持具本体に設けられた第2の当接部との当接により構成されることを特徴とする物品保持具により、達成される。
【0022】
上記構成によれば、上記規制部が、上記第1の保持具本体に設けられた第1の当接部と、上記第2の保持具本体に設けられた第2の当接部との当接により構成されているため、これら第1及び第2の保持具本体の揺動の規制を、さらに正確に行うことができる。したがって、上記挟持部の移動の規制もさらに正確に行われることになる。
【0023】
なお、好ましくは、請求項5の構成において、上記第1の保持具本体及び/又は上記第2の保持具本体に対して、これらの外側より上記揺動軸に向かって荷重が加わった際に、その荷重を上記第1及び第2の当接部及びこれら第1及び第2の保持具本体に設けられた荷重受け部で受ける構成となっていることを特徴とする物品保持具により、達成される。
【0024】
上記構成によれば、外側より上記揺動軸に向かって荷重が加わった際に、その荷重を上記第1及び第2の当接部及び上記荷重受け部で受ける構成となっているため、この荷重が上記第1及び第2の当接部にのみ加わることがない。したがって、これら第1及び第2の当接部の損傷を防ぐことができる。
【0025】
そして、好ましくは、請求項1の構成において、上記移動部が上記複数の保持具本体を、相互に近接方向に付勢させる付勢力を有する弾性部材であることを特徴とする物品保持具により、達成される。
【0026】
また、好ましくは、請求項7の構成において、上記弾性部材がコイルバネであり、このコイルバネの一端部を格納するためにバネ形状と同様の形状のバネ格納部が、上記保持具本体に設けられていることを特徴とする物品保持具により、達成される。
【0027】
上記構成によれば、上記保持具本体に上記コイルバネの一端部を格納するためにバネ形状と同様の形状のバネ格納部が設けられているため、このコイルバネがこの保持具本体から離脱するのを防ぐことができる。
【0028】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の好適な実施形態を図1乃至図15を参照しながら、詳細に説明する。
尚、以下に述べる実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0029】
図1は、本発明の物品保持具の実施の形態にかかるタオル地挟持用クリップ100を示す図である。
このタオル地挟持用クリップ100は、例えば乳幼児等の首部等にかけるための紐部200の両端に2つ配置されている。そして、この紐部200を乳幼児等の首にかけ、これら2つのタオル地挟持用クリップ100が、乳幼児の胸部付近に配置されるようにした後、これらタオル地挟持用クリップ100に、例えば物品であるタオル地を挟む。このようにすることで、このタオル地をエプロンとして使用することができる。
【0030】
このタオル地挟持用クリップ100は、後述するコイルバネ140を除き、例えば樹脂等により形成されている。そして、このタオル地挟持用クリップ100は、揺動軸110を支点として揺動するようになっている保持具本体である上蓋120と、同じく保持具本体である下蓋130とを有している。
そして、これら上蓋120と下蓋130の図において左側には、タオル地を挟持するための挟持部である上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131が、それぞれ上蓋120と下蓋130に設けられている。
また、これら上蓋120と下蓋130との間には、移動部であるコイルバネ140が設けられている。このコイルバネ140は、上記上蓋120の上蓋噛み込み部121と上記下蓋130の下蓋噛み込み部131が近接する方向に付勢力が加わるように、上蓋120及び下蓋130に対して配置されている。
さらに、下蓋130には、バネ格納部であるコイルバネ格納部132が設けられている。このコイルバネ格納部132には、コイルバネ140の下蓋130側のコイルバネ140の端部が格納されるようになっている。
【0031】
なお、これら上蓋120及び下蓋130の図において右側には、上蓋120の上蓋噛み込み部121と下蓋130の下蓋噛み込み部131を、相互に離間する方向に、上蓋120と下蓋130を揺動(移動)させる際に、使用者が把持するための上蓋把持部123と下蓋把持部133が、上蓋120及び下蓋130に、それぞれ設けられている。
そして、この下蓋把持部133には、紐部200の端部を接続させるための長方形の接続穴133aが設けられており、この接続穴133aによって、紐部200とタオル地挟持用クリップ100が、図1に示すように接続されることになる。
【0032】
図2は、図1のタオル地挟持用クリップ100の上蓋120の上蓋噛み込み部121と下蓋130の下蓋噛み込み部131が、相互に離間する方向に揺動させた状態を示している。図3(1)は、コイルバネ格納部132を除いた状態の下蓋130を示す図であり、図3(2)は上蓋120を示す図である。
図2及び図3(2)において上蓋120には、タオル地挟持用クリップ100の機構部を隠すための目隠し板124が設けられている。この目隠し板124は、その内部機構を隠すと同時に、その表面に乳幼児等が喜ぶ絵等を描くことができるようになっている。
図1、図2及び図3において、上蓋120及び下蓋130には、それぞれ上蓋揺動軸受け部125と下蓋揺動軸受け部135が設けられている。この上蓋揺動軸受け部125は、図3(2)に示すように、略コの字状に形成された上蓋本体126の一部を円弧状に突出して形成されている。また、この上蓋揺動軸受け部125には、揺動軸110と係合するための貫通孔である係合孔125aが設けられている。
【0033】
また、この上蓋揺動軸受け部125の凸部形状に対応するように、下蓋130には、下蓋揺動軸受け部135が、図3(1)に示すように配置されている。すなわち、この下蓋揺動軸受け部135には、先ず、下蓋130の表面から山形に***して形成されている山形部135aが設けられている。この山形部135aには、上蓋120の係合孔125aと係合するための円柱状の揺動軸110が設けられている。
この下蓋揺動軸受け部135には、図3(1)に示すように、円弧状に抉るように谷形部135bが設けられている。この谷形部135bは、上記上蓋揺動軸受け部125の突出形状に対応するように形成されている。すなわち、下蓋130の揺動軸110と上蓋120の係合孔125aを係合させ、上蓋120と下蓋130を、図1及び図2のように揺動させた場合にも、その揺動に支障がないような形状となっている。
【0034】
また、図3(1)及び(2)に示すように、上蓋揺動軸受け部125の係合孔125aの近傍には、規制部であり当接部でもある上蓋ストッパ125bが設けられている。一方、下蓋揺動軸軸受け部135にも、同様の規制部であり当接部でもある下蓋ストッパ135cが設けられている。これら上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cは、図1に示すように、上蓋120と下蓋130が組み合わさり、コイルバネ140の付勢力により上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131が近接する方向に移動(揺動)した場合に、相互に当接部が当接するようになっている。
このように、上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cが、それらの当接部を当接させるので、上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131の移動を規制できることになる。
また、上述のように上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cが当接すると、上蓋120と下蓋130は、上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131が近接する方向には、それ以上移動しないこととなり、上蓋120と下蓋130の移動は規制されることになる。
このように、上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cが、揺動軸110の近傍に配置されているため、上蓋120と下蓋130の揺動による上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131の移動が正確に規制されることになる。
【0035】
ところで、上述の上蓋噛み込み部121は、図3(2)で示すように、具体的には上蓋120の目隠し板124に例えば2つ設けられている。これら2つの上蓋噛み込み部121、121は、目隠し板124の表面から円筒形に突出するように形成されている。
一方、下蓋噛み込み部131は、図3(1)に示すように、下蓋130の表面から山形に突出するように2つ設けられている。これら上蓋噛み込み部121、121と下蓋噛み込み部131、131が、図1に示すように噛み込む場合は、下蓋噛み込み部131、131の山形部分が、上蓋噛み込み部121、121の円筒形の内部に挿入されることになる。
このように、上蓋噛み込み部121、121と下蓋噛み込み部131、131が、上記上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cの当接によって移動を規制された状態で、噛み込んでいる状態を示したのが、図4(1)である。
【0036】
図4(1)に示すように、タオル地挟持用クリップ100は、上蓋噛み込み部121、121と下蓋噛み込み部131、131が、上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cの当接によって移動を規制されている。このため、上蓋噛み込み部121、121と下蓋噛み込み部131、131が直接、接触することなく、噛み込むことになる。
以上のように、上蓋噛み込み部121、121と下蓋噛み込み部131、131が直接、接触することなく、噛み込む構成となっているタオル地挟持用クリップ100によって、タオル地を挟持する方法について以下、説明する。
【0037】
先ず、図4(2)に示すように、タオル地挟持用クリップ100の上蓋把持部123と下蓋把持部133を、使用者が把持し、コイルバネ140の付勢力に抗して、図4(2)の矢印方向に、上蓋120と下蓋130を揺動させる。
これによって、上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131は、相互に離間する方向に移動し、両者の間にタオル地300を配置する十分な空間が生じることとなる。
この上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131との間に、タオル地300を載置することになる。このタオル地300は、テリー織物ともいい、非常に吸水性の大きい綿織物等でなり、片面又は両面が、ループ310を有する輪奈糸で覆われている。
このタオル地300が、上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131との間に載置された後、使用者は把持している上蓋把持部123と下蓋把持部133に対する力を緩める。これによって、コイルバネ140の付勢力が使用者の把持力に優るため、上蓋120の上蓋噛み込み部121と下蓋130の下蓋噛み込み部131が近接する方向に、上蓋120と下蓋130が揺動することになる。そして、この上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131は、タオル地300を挟持するまで、近接方向に移動し、このタオル地300を挟持した状態で、停止する。
【0038】
このとき、下蓋噛み込み部131、131の山形部分が、上蓋噛み込み部121、121の略円筒形の内部に挿入されるため、それによりタオル地300が変形する。このため、下蓋噛み込み部131、131と上蓋噛み込み部121、121は、タオル地300をより確実に挟持することができる。
このようにして、タオル地300は、タオル地挟持用クリップ100で挟持され、かつ保持される。このとき、タオル地挟持用クリップ100が上述のように紐部200の両端に設けられているときは、この紐部200を乳幼児の首にかけ、乳幼児の胸部付近にタオル地挟持用クリップ100、100が位置するようにする。そして、母親等の使用者がタオル地挟持用クリップ100、100を上述のように操作して、タオル地300を挟持させると、このタオル地300は簡易な乳幼児用エプロンとなる。
そして、タオル地300を、エプロンとして使用した後、母親等がこのタオル地300をタオル地挟持用クリップ100から外すこととなる。その際、母親等は、図4(2)の矢印イの方向に、タオル地300を引くことで、容易に外そうとする。このとき、このタオル地300が、引かれるに程度にしたがって、タオル地挟持用クリップ100の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131の間が近接することとなる。これは、コイルバネ140の付勢力が作用するからである。
【0039】
したがって、このタオル地300の多くの部分が、タオル地挟持用クリップ100から外れた状態では、コイルバネ140の付勢力によって、上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131の間が最も近接することになる。しかし、このとき、本実施の形態にかかるタオル地挟持用クリップ100によれば、図4(3)に示すように、上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cが当接するため、タオル地挟持用クリップ100の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131の間に隙間ができる。このため、タオル地300のループ310を、上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131とで挟持してしまうことがない。ゆえに、タオル地300の「ほつれ」が生じることを有効に防止することができる。
【0040】
図5は、図1に示されている本実施の形態の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131の変形例を示す図である。図において、タオル地挟持用クリップ500は、上蓋噛み込み部521と下蓋噛み込み部531の形状を除き、他の部分は図1と同様であるため、図1と同一の符号を付す等して、この同様の部分の説明を省略する。
図において、タオル地挟持用クリップ500の上蓋噛み込み部521と下蓋噛み込み部531は、共に、図1の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131と異なり、断面形状が鋸状になっている。すなわち、断面が略三角形の山形で、この三角形の山形が3つ並んだような形状をしている。そして、この山形の突起部分と谷の部分が、相互に歯合するように上蓋噛み込み部521と下蓋噛み込み部531は配置されている。
これら上蓋噛み込み部521と下蓋噛み込み部531の歯合状態の断面を示したのが図6である。
図6に示すように、上蓋噛み込み部521と下蓋噛み込み部531は、相互に近接した場合であっても、上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cが当接して、上蓋120と下蓋130の移動(揺動)を規制するため、相互に接触することがなく、一定の間隔を保持することになる。したがって、上述の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131と同様に、タオル地300をこの上蓋噛み込み部521と下蓋噛み込み部531の歯合によって、変形させ確実に挟持することになる。
【0041】
また、上述の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131と同様に、タオル地300をタオル地挟持用クリップ500から外すときも、タオル地300のループ310を、上蓋噛み込み部521と下蓋噛み込み部531とで挟持してしまうことがない。ゆえに、タオル地300の「ほつれ」が生じることを有効に防止することができる。
【0042】
図7は、図1に示されている本実施の形態の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131の第1の変形例を示す図である。図において、タオル地挟持用クリップ800は、上蓋噛み込み部821と下蓋噛み込み部831の形状を除き、他の部分は図1と同様であるため、図1と同一の符号を付す等して、この同様の部分の説明を省略する。
図において、上蓋噛み込み部821は、上蓋120の目隠し板124の表面から円筒形に突出するように形成されている。そして、この上蓋噛み込み部821の図において底部には、摩擦部である例えば波状の凹凸部821aが形成されている。
一方、下蓋噛み込み部831は、下蓋130の表面から山形に突出するように形成されており、この下蓋噛み込み部831の図において上部には、摩擦部である例えば波状の凹凸部831aが設けられている。そして、この凹凸部831aの凹凸形状は、上記上蓋噛み込み部821の凹凸部821aと噛み込むような形状となっている。
このように本変形例では、図1のタオル地挟持用クリップ100と異なり、上蓋噛み込み部821及び下蓋噛み込み部831に波状の凹凸部821a、831aがそれぞれ設けられている。
【0043】
図8は、本変形例の上蓋噛み込み部821と下蓋噛み込み部831がタオル地300を噛み込んだ状態を示す図である。図示するように、山形の突出部分である下蓋噛み込み部831が、上蓋噛み込み部821の円筒形の内部に挿入すると、タオル地300が変形する。そして、このタオル地300は、上蓋噛み込み部821の凹凸部821aと下蓋噛み込み部831の凹凸部831aとによっても挟持されることになる。
これら凹凸部821a、831aによって挟持されたタオル地300は、凹凸部821a、831aの表面の波状の形状により、これら凹凸部821a、831aとの間で摩擦が大きくなる。このため、本変形例のタオル地挟持用クリップ800では、図4(2)のタオル地挟持用クリップ100に比べ、より確実にタオル地300を挟持することができるため、タオル地300の脱落を有効に防止することができる。
なお、本変形例では、上蓋噛み込み部821の図7における底部及び下蓋噛み込み部831の図7における上部に波状の凹凸部821a、831aがそれぞれ設けられている。しかし、本発明はこれに限らず、例えば波状の凹凸部821aが上蓋噛み込み部821の内周面に形成され、これに対応して、波状の凹凸部831aが下蓋噛み込み部831の外周面に形成される場合でもよい。
【0044】
図9は、図1に示されている本実施の形態の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131の第2の変形例を示す図である。図において、タオル地挟持用クリップ600は、上蓋噛み合わせ部621と下蓋噛み合わせ部631の形状を除き、他の部分は図1と同様であるため、図1と同一の符号を付す等して、この同様の部分の説明を省略する。
図において、タオル地挟持用クリップ600の上蓋噛み合わせ部621と下蓋噛み合わせ部631は、共に、図1の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131と異なり、断面が略三角形の山形で、この三角形の山形が3つ並んだような形状をしている。この形状は、図5に示す変形例の上蓋噛み込み部521と下蓋噛み込み部531と同様である。
しかし、本変形例は、図5の変形例と異なり、この山形の突起部分と谷の部分が、相互に歯合するようには配置されていない。
図10は、本変形例の上蓋噛み合わせ部621と下蓋噛み合わせ部631の噛み合わせ状態を示す図である。図10に示すように、上蓋噛み合わせ部621の山形部分と下蓋噛み合わせ部631の山形部分、及び上蓋噛み合わせ部621の谷の部分と下蓋噛み合わせ部631の谷の部分が、相互に近接するように噛み合うようになっている。
【0045】
そして、これら上蓋噛み合わせ部621と下蓋噛み合わせ部631は、相互に近接するが、上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cが当接するため、決して相互に当接することがない。
したがって、上述の上蓋噛み込み部121と下蓋噛み込み部131と同様に、タオル地300をタオル地挟持用クリップ600から外すときも、タオル地300のループ310を、上蓋噛み合わせ部621と下蓋噛み合わせ部631とで挟持してしまうことがない。ゆえに、タオル地300の「ほつれ」が生じることを有効に防止することができる。
【0046】
ところで、本実施の形態では、図1及び図11に示すように、コイルバネ格納部132が下蓋130に設けられている。このコイルバネ格納部132は、下蓋130と同様に樹脂等により形成されている。
図12は、コイルバネ140の端部が、このコイルバネ格納部132に格納された状態を示す断面図である。
図11及び図12に示すように、このコイルバネ格納部132は、全体の断面がL字形を成しており、その底面、側面及び平面に3つの四角形の開口が設けられている。このうち、底面の開口部は、下蓋130の表面に対して向いているため、この下蓋130の開口と連通するようになっている。
また、上記側面の開口は、コイルバネ140の端部を挿入する挿入開口132aとなっている。そして、上記平面の開口は、この挿入開口132aから挿入されたコイルバネ140の端部の一部を排出するための、排出開口132bとなっている。
【0047】
このようなコイルバネ格納部132に、コイルバネ140の一方の端部を挿入することになる。このときコイルバネ140の一方の端部は、円弧を描くように湾曲して形成されているため、この湾曲部分を、コイルバネ格納部132の挿入開口132aに挿入し、コイルバネ格納部132の内部を通過して、コイルバネ格納部132の排出開口132bから、その一部を突出させるように配置する。このとき、コイルバネ格納部132は、その内部形状が、コイルバネ140の端部の形状と同様の形状となっている。そのため、上記のようにコイルバネ140の端部を配置することで、コイルバネ140の一方の端部は、下蓋130に固定されることになる。なお、ここで用いるコイルバネ140は、例えば鉄等の金属製の線をコイル状に巻いて形成したものである。
【0048】
このように本実施の形態にかかるタオル地挟持用クリップ100の下蓋130に設けられているコイルバネ格納部132は、コイルバネ140の一方の端部の形状と同様の形状を成しているため、コイルバネ140の端部の離脱を防ぐことができ、乳幼児等が怪我等をするのを有効に予防することができる。
【0049】
図13は、図12に示す本実施の形態にかかるタオル地挟持用クリップ100のコイルバネ140の変形例であるコイルバネ440を表す図である。図14は、図13のコイルバネ440を、矢印方向から見た図である。
図13及び図14のコイルバネ440は、図12のコイルバネ140と比べ、その端部の湾曲状態が異なっている。このようなコイルバネ440であっても、本実施の形態にかかるコイルバネ格納部132を用いて、確実に固定することができる。
【0050】
図15は、図11に示すコイルバネ格納部132の第1の変形例を示す図である。図においてコイルバネ格納部732以外の部分は、図11と同一なので同一符号を付して説明を省略する。
図15において、本変形例にかかるコイルバネ格納部732は、図11のコイルバネ格納部132と異なり、その側面に設けられている開口部である挿入開口732aの開口形状が四角形ではなく半楕円形である。また、コイルバネ格納部732の平面に設けられている開口部である排出開口732bの開口形状も四角形ではなく、半楕円形である。
このような開口部の形状としても、コイルバネ格納部732は、図11及び図12のコイルバネ格納部132と同様に、コイルバネ140の一方の端部の形状と同様の形状を成しているため、コイルバネ140の端部の離脱を防ぐことができ、乳幼児等が怪我等をするのを有効に予防することができる。
【0051】
図16は、図11に示すコイルバネ格納部132の第2の変形例を示す図である。図においてコイルバネ格納部832及びコイルバネ540以外の部分は、図11と同一なので同一符号を付して説明を省略する。
図16において、コイルバネ540は、図11のコイルバネ140と比べ、その端部が湾曲ではなく、屈曲している。そして、その屈曲方向も約90度異なっている。すなわち、本変形例のコイルバネ540の端部は、下蓋130の表面に対して略平行の方向でかつ、略直角に屈折している。
そして、このコイルバネ540の端部の屈折状態に対応し、かつその端部を全て覆うようにして、コイルバネ格納部832が下蓋130に設けられている。
このようにコイルバネ540の端部が屈折し、この部分をコイルバネ格納部832が覆っているため、図9の実施の形態に比べ、コイルバネ格納部832は、よりコイルバネ540の形状に沿った形状とすることができる。
したがって、図11の実施の形態に比べ、コイルバネ540の端部の離脱をより防ぐことができ、乳幼児等が怪我等をするのを更に有効に予防することができる。
【0052】
図17は、図11に示すコイルバネ格納部132の第3の変形例を示す図である。図においてコイルバネ格納部932以外の部分は、図11と同一なので同一符号を付して説明を省略する。
図19は、図17において示した本変形例に係るコイルバネ格納部932を表した概略斜視図である。また、図18は図17において示した本変形例に係るコイルバネ格納部932を表した概略断面図である。
図19において示されているように、コイルバネ格納部932の挿入開口932a及び排出開口932bが設けられている側は、その形状が略H形で形成されている。また、図18で示されているように、このコイルバネ格納部932の側面は、一辺が円弧状に形成されている。
このようなコイルバネ格納部932にコイルバネ140を設置する場合について以下、説明する。先ず、コイルバネ格納部932の挿入開口932aにコイルバネ140の端部が挿入されることになる。そして、このコイルバネ140の端部の湾曲部分は、コイルバネ格納部932の内部を通過して、排出開口932bへ向かうことになる。この状態が図18に示した図である。
このようにコイルバネ140の湾曲している端部が、コイルバネ格納部932内に収容されるため、コイルバネ140の端部によって使用者等が怪我等するのを未然に防止することができる。
【0053】
ところで、図20は図1及び図3に示す本実施の形態にかかるタオル地挟持用クリップ100の揺動軸110及びその近傍を表した図である。
図20(1)に示すように、上蓋120の上蓋揺動軸受け部125の山形部分125cと、これに対応する下蓋130の下蓋揺動軸受け部135の谷形部135bとが上蓋120及び下蓋130の揺動を妨げないように配置されている。そして、上蓋ストッパ125bと下蓋ストッパ135cは、相互に当接するが、これら上蓋揺動軸受け部125の山形部分と、これに対応する下蓋130の下蓋揺動軸受け部135の谷形部135bは、矢印で示すように、僅かな隙間を保持している。
この状態で図20(2)に示すように、上方より荷重が加わった場合、この荷重により、上蓋揺動軸受け部125が下方に移動して、この山形部分125cが、下蓋130の下蓋揺動軸受け部135の谷形部135bに当接して、加わった荷重を受けることになる。すなわち、これら山形部分125cと谷形部135bが、荷重受け部となる。
【0054】
このように、揺動軸110に向かって一定の荷重、例えば乳幼児等が足でタオル地挟持用クリップ100が踏んだ場合等の荷重が加わっても、その荷重は上蓋ストッパ125b及び下蓋ストッパ135cのみに加わるのではなく、上記荷重受け部である上蓋揺動軸受け部125の山形部分125cと下蓋揺動軸受け部135の谷形部135bにも加わることになる。
これにより、加わる荷重が上蓋ストッパ125b及び下蓋ストッパ135cに集中せず、これらの損傷を防ぐことができる。したがって、荷重等の衝撃にも強いタオル地挟持用クリップ100となる。
【0055】
ところで、本発明にかかる物品保持具は、上述のタオル地挟持用クリップ100等の構成に限らず、他の構成にかかる物品保持具を含むものである。例えば、おしゃぶり等の物品を、このおしゃぶり使用者の洋服等に固定し、おしゃぶりの落下を防ぐための物品保持具として構成する場合等である。
【0056】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、物品に損傷等を与えることなく、物品を着脱でき、かつ保持することができる物品保持具を提供するができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかるタオル地挟持用クリップを示す概略斜視図である。
【図2】図1のタオル地挟持用クリップの上蓋噛み込み部と下蓋噛み込み部が相互に離間する方向に揺動している状態を示す概略斜視図である。
【図3】(1)は、図2のタオル地挟持用クリップの上蓋を示す概略斜視図である。
(2)は、図2のタオル地挟持用クリップの下蓋を示す概略斜視図である。
【図4】(1)は、図2のタオル地挟持用クリップの上蓋噛み込み部と下蓋噛み込み部が噛み込んだ状態を示す概略図である。(2)は、(1)のタオル地挟持用クリップの上蓋噛み込み部と下蓋噛み込み部との間にタオル地を載置した状態を示す概略図である。(3)は、(2)のタオル地挟持用クリップからタオル地を外した状態を示す概略図である。
【図5】図1のタオル地挟持用クリップの変形例を示す概略斜視図である。
【図6】図5の上蓋噛み込み部と下蓋噛み込み部の歯合状態を示す概略斜視図である。
【図7】図1の上蓋噛み込み部と下蓋噛み込み部の第1の変形例を示す部分断面図である。
【図8】図7の本変形例の上蓋噛み込み部と下蓋噛み込み部がタオル地300を噛み込んだ状態を示す図である。
【図9】図1のタオル地挟持用クリップの他の変形例を示す概略斜視図である。
【図10】図9の上蓋噛み込み部と下蓋噛み込み部の歯合状態を示す概略図である。
【図11】図1のコイルバネ格納部を示した概略図である。
【図12】図11の概略断面図である。
【図13】図1のタオル地挟持用クリップのコイルバネの変形例を示す概略斜視図である。
【図14】図13のコイルバネを矢印方向から表した概略側面図である。
【図15】図11に示すコイルバネ格納部の第2の変形例を示す概略斜視図である。
【図16】図11に示すコイルバネ格納部の他の変形例を示す概略斜視図である。
【図17】図11に示すコイルバネ格納部の第3の変形例を示す概略斜視図である。
【図18】図17に示すコイルバネ格納部を表した概略断面図である。
【図19】図17に示すコイルバネ格納部を表した概略斜視図である。
【図20】図1のタオル地挟持用クリップの揺動軸及びその近傍を示す図である。
【図21】従来のクリップを示す図である。
【図22】図21のクリップがタオル地挟持した状態を示す概略図である。
【図23】タオル地に「ほつれ」が生じた状態を示す概略図である。
【符号の説明】
100、500 タオル地挟持用クリップ
110 揺動軸
120 上蓋
121 上蓋噛み込み部
123 上蓋把持部
124 目隠し板
125 上蓋揺動軸受け部
125a 係合孔
125b 上蓋ストッパ
125c 山形部分
126 上蓋本体
130 下蓋
131 上蓋噛み込み部
132、732 コイルバネ格納部
132a、732a 挿入開口
132b、732b 排出開口
133 下蓋把持部
133a 接続穴
135 下蓋揺動軸受け部
135a 山形部
135b 谷形部
135c 下蓋ストッパ
140 コイルバネ
200 紐部
300 タオル地
310 ループ[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to an article holder for sandwiching and holding an article.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, for example, a clip or the like, which is an article holder for sandwiching and holding an article, for example, towel cloth, has been configured as shown in FIG.
As shown in FIG. 21, the
And this recessed
Conversely, when the clip
[0003]
A method of using the
At this time, a target article to be clamped is disposed between the concave and
FIG. 22 shows this state. In the figure, the
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
However, the
When the
In this manner, when the user pulls the
Then, when the
As described above, when the
[0005]
In addition, in order to prevent “fraying” of the
[0006]
In view of the above points, an object of the present invention is to provide an article holder capable of attaching and detaching and holding an article without damaging the article.
[0007]
[Means for Solving the Problems]
According to the first aspect of the present invention, the holding part for holding the article, the holder body having the holding part, and the moving part for moving the holder body in the direction approaching the article are provided. And a restricting portion for restricting the movement of the holder body by the moving portion. The restricting portion is provided in the holder main body, the holder main body is composed of a plurality of holder main bodies, and the clamping portions provided in the plurality of holder main bodies are not in contact with each other. In addition, the restriction portion is formed, the plurality of holder main bodies are swung around the same swing shaft by the moving portion, and the holding portion is swung by the swing of the plurality of holder main bodies. The regulating part is provided in the swing bearing part provided in the plurality of holder main bodies while moving in the proximity direction or the separation direction. Ru It is characterized by This is achieved by the article holder.
[0008]
According to the above configuration, since the article holder is provided with the restricting portion for restricting the movement of the holder main body by the moving portion, the restricting portion allows the above-mentioned article provided on the holder main body. The movement of the clamping part is also restricted.
[0010]
According to the above configuration, the holding unit is provided with the regulating unit for regulating the movement of the holding unit main body by the moving unit, and therefore the clamping unit provided in the holding unit main body by the regulating unit. Movement is also restricted.
[0012]
According to the above configuration, since the restricting portion is formed so that the holding portions provided in the plurality of holder main bodies do not come into contact with each other, only the end portion of the held article is strongly held. Never do.
[0013]
Also preferably, the
[0014]
According to the above configuration, the holding portion provided in one of the plurality of holder main bodies has a concave shape, and the holding portion provided in the other has a convex shape. The article can be securely held.
[0015]
Also preferably, the
[0016]
According to the said structure, since the friction part is provided in at least one part of the said recessed shape clamping part and the said convex shape clamping part, the said article | item can be clamped more reliably.
[0017]
Preferably, the
[0018]
According to the said structure, since the cross-sectional shape of the said clamping part provided in the said several holder main body is a saw shape, the said article can be more reliably clamped by these clamping parts.
[0021]
Also preferably, the
[0022]
According to the above configuration, the restricting portion is a contact between the first contact portion provided in the first holder body and the second contact portion provided in the second holder body. Since it is configured by contact, the swing of the first and second holder main bodies can be regulated more accurately. Therefore, the movement of the clamping part is also regulated more accurately.
[0023]
Preferably, the claim 5 In the configuration, when a load is applied to the first holder body and / or the second holder body from the outside toward the swing shaft, the load is applied to the first and second holder bodies. This is achieved by an article holder characterized in that it is configured to be received by the second contact part and the load receiving part provided in the first and second holder main bodies.
[0024]
According to the above configuration, when a load is applied from the outside toward the swing shaft, the load is received by the first and second contact portions and the load receiving portion. A load is not applied only to the first and second contact portions. Therefore, damage to the first and second contact portions can be prevented.
[0025]
And preferably, the
[0026]
Also preferably, the claims 7 In the configuration, the elastic member is a coil spring and stores one end of the coil spring. Ruta For this reason, a spring storage portion having a shape similar to the spring shape is achieved by an article holder characterized in that the holder main body is provided with the spring holder.
[0027]
According to the above configuration, since the spring storage portion having the same shape as the spring shape is provided in the holder body to store the one end portion of the coil spring, the coil spring is prevented from being detached from the holder body. Can be prevented.
[0028]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of the present invention will be described in detail with reference to FIGS.
The embodiments described below are preferable specific examples of the present invention, and thus various technically preferable limitations are given. However, the scope of the present invention particularly limits the present invention in the following description. As long as there is no description of the effect, it is not restricted to these aspects.
[0029]
FIG. 1 is a diagram showing a
Two towel
[0030]
The towel
On the left side of the
In addition, a
Further, the
[0031]
On the right side of the
The lower
[0032]
FIG. 2 shows a state in which the upper
2 and 3 (2), the
1, 2, and 3, the
[0033]
Further, a lower lid swinging
As shown in FIG. 3 (1), the lower lid swinging
[0034]
Further, as shown in FIGS. 3A and 3B, an
Thus, since the
Further, when the
Thus, since the
[0035]
By the way, as shown in FIG. 3B, specifically, the above-described upper
On the other hand, as shown in FIG. 3A, two lower
As described above, the upper
[0036]
As shown in FIG. 4 (1), in the towel
As described above, the method for pinching towel cloth with the towel
[0037]
First, as shown in FIG. 4 (2), the user grips the upper
As a result, the upper
The
After the
[0038]
At this time, since the chevron portions of the lower
In this manner, the
Then, after the
[0039]
Therefore, when many portions of the
[0040]
FIG. 5 is a diagram showing a modification of the upper
In the figure, the upper
FIG. 6 shows a cross section of the engagement state of the upper
As shown in FIG. 6, even if the upper
[0041]
Similarly to the above-described upper
[0042]
FIG. 7 is a diagram showing a first modification of the upper
In the figure, the upper
On the other hand, the lower
As described above, in the present modification, unlike the towel
[0043]
FIG. 8 is a view showing a state in which the
The
In this modification, wave-like
[0044]
FIG. 9 is a diagram showing a second modification of the upper
In the figure, the upper
However, this modified example is different from the modified example of FIG. 5 in that the chevron-shaped projecting portion and the valley portion are not arranged so as to mesh with each other.
FIG. 10 is a diagram illustrating a meshing state of the upper
[0045]
The upper
Therefore, similarly to the upper
[0046]
By the way, in this Embodiment, as shown in FIG.1 and FIG.11, the coil
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a state in which the end portion of the
As shown in FIGS. 11 and 12, the coil
The opening on the side surface is an
[0047]
One end of the
[0048]
As described above, the coil
[0049]
FIG. 13 is a view showing a
The
[0050]
FIG. 15 is a diagram showing a first modification of the coil
In FIG. 15, the coil
Even in the shape of such an opening, the coil
[0051]
FIG. 16 is a diagram showing a second modification of the coil
16, the end of the
A coil
In this way, the end of the
Therefore, as compared with the embodiment of FIG. 11, it is possible to further prevent the end of the
[0052]
FIG. 17 is a diagram showing a third modification of the coil
FIG. 19 is a schematic perspective view showing a coil
As shown in FIG. 19, the side of the coil
The case where the
As described above, since the curved end of the
[0053]
Incidentally, FIG. 20 is a view showing the swinging
As shown in FIG. 20 (1), the
In this state, as shown in FIG. 20 (2), when a load is applied from above, the upper lid swinging
[0054]
In this way, even when a constant load is applied toward the
Thereby, the applied load is not concentrated on the
[0055]
By the way, the article holder according to the present invention is not limited to the above-described configuration of the
[0056]
【The invention's effect】
As described above, according to the present invention, it is possible to provide an article holder capable of attaching and detaching and holding an article without damaging the article.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic perspective view showing a towel nipping clip according to an embodiment of the present invention.
2 is a schematic perspective view showing a state in which the upper lid biting portion and the lower lid biting portion of FIG. 1 are swinging away from each other. FIG.
3 is a schematic perspective view showing an upper lid of the towel cloth holding clip of FIG. 2; FIG.
(2) is a schematic perspective view showing a lower lid of the clip for sandwiching towel cloth of FIG.
4 is a schematic view showing a state in which an upper cover biting portion and a lower lid biting portion of the towel cloth holding clip shown in FIG. 2 are bitten. FIG. (2) is a schematic view showing a state in which the towel cloth is placed between the upper cover biting portion and the lower lid biting portion of the towel cloth holding clip of (1). (3) is the schematic which shows the state which removed the towel cloth from the clip for towel cloth clamping of (2).
FIG. 5 is a schematic perspective view showing a modified example of the towel cloth holding clip of FIG. 1;
6 is a schematic perspective view showing the meshing state of the upper lid biting portion and the lower lid biting portion of FIG.
7 is a partial cross-sectional view showing a first modification of the upper lid biting portion and the lower lid biting portion of FIG. 1. FIG.
8 is a view showing a state in which the upper cover biting portion and the lower lid biting portion of FIG.
FIG. 9 is a schematic perspective view showing another modification of the towel cloth holding clip of FIG. 1;
10 is a schematic view showing the meshing state of the upper lid biting portion and the lower lid biting portion of FIG. 9;
11 is a schematic view showing a coil spring storage portion in FIG. 1; FIG.
12 is a schematic cross-sectional view of FIG.
13 is a schematic perspective view showing a modification of the coil spring of the towel cloth holding clip of FIG. 1. FIG.
14 is a schematic side view showing the coil spring of FIG. 13 from the arrow direction.
15 is a schematic perspective view showing a second modification of the coil spring storage portion shown in FIG. 11. FIG.
16 is a schematic perspective view showing another modification of the coil spring storage portion shown in FIG.
17 is a schematic perspective view showing a third modification of the coil spring storage portion shown in FIG. 11. FIG.
18 is a schematic cross-sectional view showing a coil spring storage portion shown in FIG.
19 is a schematic perspective view showing a coil spring storage portion shown in FIG.
20 is a view showing a swing shaft of the towel cloth holding clip of FIG. 1 and its vicinity. FIG.
FIG. 21 is a diagram showing a conventional clip.
22 is a schematic view showing a state in which the clip of FIG. 21 is sandwiched between towels. FIG.
FIG. 23 is a schematic view showing a state in which “fraying” has occurred in the towel cloth.
[Explanation of symbols]
100, 500 Towel clip
110 Oscillating shaft
120 Upper lid
121 Upper lid biting part
123 Upper lid gripping part
124 Blindfold board
125 Upper lid swinging bearing
125a engagement hole
125b Top cover stopper
125c Yamagata part
126 Upper lid body
130 Lower lid
131 Upper lid biting part
132, 732 Coil spring storage
132a, 732a insertion opening
132b, 732b discharge opening
133 Lower lid gripping part
133a Connection hole
135 Lower lid swing bearing
135a Yamagata
135b Valley part
135c Lower lid stopper
140 Coil spring
200 String part
300 towels
310 loops
Claims (8)
上記規制部が上記保持具本体に設けられ、
上記保持具本体が、複数の保持具本体より成り、これら複数の保持具本体に設けられている上記挟持部が、相互に当接しないように、上記規制部が形成され、
上記複数の保持具本体は、上記移動部によって、同一の揺動軸を支点として揺動し、かつ上記挟持部が、この複数の保持具本体の揺動により相互に近接方向又は離間方向に移動するとともに、上記規制部がこれら複数の保持具本体に設けられる揺動軸受け部に設けられていることを特徴とする物品保持具。A holding part for holding an article, a holder body having the holding part, a moving part for moving the holder body in a direction close to the article, and movement of the holder body by the moving part have a, and a regulating portion for regulating,
The restricting portion is provided in the holder body;
The holder main body is composed of a plurality of holder main bodies, and the restricting portion is formed so that the clamping portions provided in the plurality of holder main bodies do not contact each other,
The plurality of holder main bodies are swung by the moving portion about the same rocking shaft, and the holding portions are moved toward or away from each other by the swing of the plurality of holder main bodies. while, the article holder the regulating unit is characterized in that that provided the swing bearing portion provided to the plurality of the holder main body.
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