JP4199178B2 - 固形化粧料 - Google Patents

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Description

本発明は、固形化粧料に関し、より詳細には、ヒドロキシステアリン酸と油分を配合してなる透明性基材を使用した固形化粧料に関するものである。
リップクリームやリップグロス、口紅、アイシャドーなどにおいては、外観の美しさ、塗布したときの透明感のある仕上がりや鮮やかな発色などの目的から、透明性に優れる固形化粧料が求められている。従来、このような固形化粧料に用いられる透明性基材として、ヒドロキシステアリン酸と油分を配合してなるものが種々提案されている。
例えば、特開平1−163111号公報には、12−ヒドロキシステアリン酸と油分からなる屈折率1.45〜1.54の透明性基材を用いた固形化粧料が開示されており、また、特開昭63−119405号公報には、12−ヒドロキシステアリン酸と、ロジンの多価アルコールエステルと、多価アルコール側鎖脂肪酸部分エステルもしくは多価アルコール不飽和脂肪酸部分エステルとを含有する透明固形化粧料が開示されている。
特開平4−91010号公報には、12−ヒドロキシステアリン酸と、水酸基価120以下の透明液状油性成分と、メチルフェニルポリシロキサンとを含有する透明固形化粧料が開示されており、該油性成分としてはグリセリン脂肪酸エステルなどが挙げられている。
特開平6−55057号公報には、12−ヒドロキシステアリン酸と、ヒマシ油エチレンオキサイド付加物と、ヒマシ油脂肪酸エステルとを、所定の比率で含有する透明ゲル組成物を化粧料の透明基材として用いる技術が開示されており、該ヒマシ油脂肪酸エステルとしては、ヒマシ油脂肪酸と炭素数1〜30のアルコール又はグリコールとのエステルが用いられている。
特開2001−172128号公報には、12−ヒドロキシステアリン酸と、特殊ロジンエステルと、多価アルコール脂肪酸エステル又はロジンと脂肪酸と多価アルコールからなるエステルとを含有する透明固形化粧料が開示されている。
特開2004−131457号公報には、ヒドロキシステアリン酸及び/又はデキストリン脂肪酸エステルと、ポリエーテル変性シリコーン及び/又は長鎖アルキル含有ポリオキシアルキレン変性オルガノポリシロキサンと、液状油性成分を含有する透明基材を配合した化粧料が開示されており、該油性成分や添加剤としての界面活性剤としてポリグリセリン脂肪酸エステルを用いることが記載されている。
特開平1−163111号公報 特開昭63−119405号公報 特開平4−91010号公報 特開平6−55057号公報 特開2001−172128号公報 特開2004−131457号公報
上記のように、ヒドロキシステアリン酸を固化剤(ゲル化剤)とする透明性基材は種々知られているが、実際にこの固化剤を用いて油分を固化させると、固化物の透明性が必ずしも十分でない場合があり、更なる透明性の向上が望まれている。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、ヒドロキシステアリン酸を固化剤とする透明性基材の透明性を向上することにより、外観の美しさや塗布後の仕上がりなどといった商品価値を高めることができる固形化粧料を提供することを目的とする。
本発明者は、上記問題点に鑑み鋭意検討していく中で、ヒドロキシステアリン酸を固形剤とする透明性基材にポリリシノレイン酸ポリグリセリルを添加することにより、基材の透明性が飛躍的に向上することを見出し、本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明に係る固形化粧料は、ヒドロキシステアリン酸、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル、及び油分を含有するものである。
本発明に係る固形化粧料においては、上記成分に加えて、水及び/又は多価アルコールを含有してもよい。この種の固形化粧料は油性であるため、水などの水性成分を均一に分散させることは難しいが、本発明であると、上記したポリリシノレイン酸ポリグリセリルがノニオン界面活性剤としても作用するため、水や多価アルコールを均一に分散させることができる。
本発明に係る固形化粧料においては、更にカプセル又は粒子を含有してもよく、これにより視覚効果に優れた固形化粧料が得られる。
本発明の固形化粧料であると、ポリリシノレイン酸ポリグリセリルを配合したことにより、透明性の高い基材が得られ、そのため、透明感に優れる固形化粧料が得られ、また、外観の美しさ、透明感のある仕上がりや鮮やかな発色性などといった商品価値を高めることができる。
以下、本発明について更に詳細に説明する。
本発明の固形化粧料においては、透明性基材として、ヒドロキシステアリン酸と、ポリリシノレイン酸ポリグリセリルと、油分を配合してなるものが用いられる。
上記ヒドロキシステアリン酸は、油分を固化(ゲル化)させるための固化剤(ゲル化剤)として作用するものであり、通常は12−ヒドロキシステアリン酸が用いられる。12−ヒドロキシステアリン酸は、12位の炭素に水酸基を有する炭素数18の飽和脂肪酸であり、一般に、ヒマシ油等から得られるリシノレイン酸を還元することにより得られる。
ヒドロキシステアリン酸の配合量は、固形化粧料全量中1〜40重量%であることが好ましく、より好ましくは2〜20重量%である。この配合量が少なすぎると化粧料が固化しづらく、逆に多すぎると化粧料の透明性が劣る。
上記ポリリシノレイン酸ポリグリセリルは、縮合リシノレイン酸とポリグリセリンのエステルである。例えば、2〜30個のリシノレイン酸が縮合した縮合リシノレイン酸とヘキサグリセリン又はデカグリセリンのモノエステルであるポリリシノレイン酸ヘキサグリセリル、ポリリシノレイン酸デカグリセリルなどが挙げられ、「NIKKOL Hexaglyn PR-15」、「NIKKOL Decaglyn PR-20」(ともに日光ケミカルズ製)などが市販されている。
ポリリシノレイン酸ポリグリセリルの配合量は、固形化粧料全量中1〜40重量%であることが好ましく、より好ましくは2〜20重量%である。この配合量が少なすぎると透明性向上の効果が少なく、逆に多すぎると化粧料を唇に塗布したときに苦みを感じてしまう。
上記油分は、ヒドロキシステアリン酸及びポリリシノレイン酸ポリグリセリルとともに配合されて透明性基材を得られるものであれば特に限定されず、化粧料に通常配合される各種の油分を用いることができる。具体的には、
(1)流動パラフィン,流動イソパラフィン,スクワラン,α−オレフィンオリゴマー,水添ポリデセンなどの炭化水素類、
(2)アボカド油,アーモンド油,オリーブ油,ククイナッツ油,ブドウ種子油,コーン油,サザンカ油,サフラワー油,パーシック油,ピスタシオ種子油,ヒマシ油,ヒマワリ油,ヘーゼルナッツ油,マカデミアナッツ油,メドウフォーム油,ローズヒップ油,ホホバ油などの植物油類、
(3)ジカプリル酸プロピレングリコール,ジカプリン酸プロピレングリコール,ジイソステアリン酸プロピレングリコール,ジカプリン酸ネオペンチルグリコール,ジ2−エチルヘキサン酸ネオペンチルグリコール,(水添ロジン・ジイソステアリン酸)グリセリル,トリ2−エチルヘキサン酸グリセリル,トリ(カプリル・カプリン酸)グリセリル,トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン,トリイソステアリン酸トリメチロールプロパン,テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリットなどの多価アルコール脂肪酸エステル類、
(4)コハク酸ジ2−エチルヘキシル,リンゴ酸ジイソステアリル,アジピン酸ジ2−エチルヘキシル,アジピン酸ジ2−ヘプチルウンデシル,クエン酸トリ2−エチルヘキシルなどの多塩基酸エステル類、
(5)2−エチルヘキサン酸セチル,イソノナン酸イソノニルなどの脂肪酸エステル類、
(6)オクチルドデカノールなどの高級アルコール類、
(7)液状ラノリン,酢酸液状ラノリンなどのラノリン類、
(8)メチルポリシロキサン,メチルフェニルポリシロキサン,メチルシクロポリシロキサンなどのシリコーン類、
(9)モノイソステアリン酸グリセリル,ジイソステアリン酸グリセリルなどのグリセリン脂肪酸エステル類、
(10)モノイソステアリン酸ジグリセリル,ジイソステアリン酸ジグリセリル,トリイソステアリン酸ジグリセリル,テトライソステアリン酸ジグリセリル,ペンタイソステアリン酸デカグリセリル,ノナイソステアリン酸デカグリセリル,デカイソステアリン酸デカグリセリルなどのポリグリセリン脂肪酸エステル類、
(11)モノイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリル,トリイソステアリン酸ポリオキシエチレングリセリルなどのポリオキシエチレングリセリン脂肪酸エステル類、
などが挙げられ、これらは1種単独で又は2種以上併用して用いることができる。
これらの中でも、トリイソステアリン酸ジグリセリル、(水添ロジン・ジイソステアリン酸)グリセリル、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、メチルフェニルポリシロキサン、ヒマシ油、液状ラノリン、及び酢酸液状ラノリンよりなる群から選択される少なくとも1種の油分を用いることが好ましい。
より詳細には、透明性及びスティック成形性に優れるという点から、トリイソステアリン酸ジグリセリル、及び/又は、(水添ロジン・ジイソステアリン酸)グリセリルを、主たる油分(配合量の最も多い油分)として用いることが好ましい。
また、該主たる油分とともに、トリ2−エチルヘキサン酸トリメチロールプロパン、テトラ2−エチルヘキサン酸ペンタエリスリット、及びメチルフェニルポリシロキサンからなる群から選択される少なくとも1種を、使用感向上(延展性向上)のための油分として添加することが好ましい。
また、該主たる油分とともに、ヒマシ油、液状ラノリン、及び酢酸液状ラノリンよりなる群から選択される少なくとも1種を、ゲルの微小化による外観向上のための油分として添加することが好ましい。また、かかる外観向上のための油分と上記使用感向上のための油分を、上記主たる油分とともに使用することが、より好ましい。
なお、油分の配合量は、固形化粧料全量中20〜98重量%であることが好ましく、より好ましくは60〜96重量%である。
上記透明性基材は、上記した各成分を混合し、必要に応じて加熱溶解して得られるものである。ここで、透明性基材の透明性は、光路長10mmのガラスセルに充填し冷却固化させたものを室温にて30分間放置した後、12ポイントの文字で構成された紙面上にガラスセルを倒して置いたとき、光路を通して向こう側の文字が判別可能であることが好ましい。
本発明の固形化粧料は、以上よりなる透明性基材そのものでもよく、また、該透明性基材に各種添加剤を配合してなるものでもよい。
例えば、本発明の固形化粧料には水や多価アルコールを配合することができる。すなわち、本発明では、上記ポリリシノレイン酸ポリグリセリルが、透明性向上成分としてだけでなく、その構造上、ノニオン界面活性剤としても作用するため、水や多価アルコール等の親水性成分を均一に分散させることができる。そして、水を配合する場合、水溶性の薬効成分の添加が可能になる。また、多価アルコールを配合することにより、固形化粧料の塗布時のすべり性を高めて使用感を向上し、また透明性の向上にもつながる。なお、水を配合する場合、その配合量は固形化粧料全量中0.1〜10重量%であることが好ましい。多価アルコールを配合する場合、その配合量は固形化粧料全量中0.1〜10重量%であることが好ましい。
多価アルコールとしては、特に限定されるものではないが、例えば、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、1,2−ペンタンジオール、1,2−ヘキサンジオール、1,2−オクタンジオール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、グリセリン、ポリグリセリン(例えばジグリセリン、トリグリセリンなど)などが挙げられる。
また、本発明の固形化粧料には、カプセル又は粒子を含有させることもでき、これにより、固形化粧料の視覚効果を向上することができる。このようなカプセル又は粒子は、視覚効果を向上させるという目的から、ある程度の粒径が必要であり、例えば、平均粒径が100〜3000μmであるものが好ましく用いられる。
このようなカプセルとしては、例えば、カンテン、アルギン酸塩、コラーゲン、ゼラチン、セルロースなどを皮膜とし、その内部に薬効成分(例えば、ビタミン類)など各種成分を封入したものが挙げられる。また、粒子としては、例えば、ポリエチレン末、ポリアクリル酸、セルロース末などが挙げられる。
本発明の固形化粧料には、上記成分の他に、タルク、セリサイトなどの無機粉末、ナイロン末、結晶セルロースなどの有機粉末、魚鱗箔、雲母チタンなどのパール顔料、ベンガラ、酸化チタンなどの無機顔料、赤色201号、橙色203号などの有機顔料、銅クロロフィル、β−カロチンなどの天然色素、ジブチルヒドロキシトルエン、d−δ−トコフェロールなどの酸化防止剤、パラジメチルアミノ安息香酸2−エチルヘキシル、パラメトキシケイ皮酸2−エチルヘキシルなどの紫外線吸収剤、酢酸dl−α−トコフェロール、パルミチン酸レチノールなどのビタミン類、グリチルレチン酸ステアリルなどの抗炎症剤、ジパルミチン酸アスコルビルなどの美白剤、l−メントール、dl−カンフルなどの薬剤、香料など、一般的に化粧料に用いられる添加剤を配合することができる。
本発明の固形化粧料としては、固形状の化粧料であればよく、例えば、リップグロス、リップクリーム、口紅、ヘアースティック、ポマード、ファンデーション、頬紅、アイカラー、アイシャドー、練香などが挙げられる。
なお、本発明の固形化粧料は、外観が透明な透明固形化粧料だけでなく、上記した顔料などを添加することで外観が不透明となった固形化粧料も含まれる。外観が透明な透明固形化粧料の場合にはもちろんのこと、外観が不透明な固形化粧料であっても、本発明によれば、基材の透明性が向上することにより、例えば、口紅においては、製品自体の外観の美しさに優れるとともに、塗布したときの透明感のある仕上がりや鮮やかな発色を実現することができる。なお、透明固形化粧料の場合、その透明性は、光路長10mmのガラスセルに充填し冷却固化させたものを室温にて30分間放置した後、12ポイントの文字で構成された紙面上にガラスセルを倒して置いたとき、光路を通して向こう側の文字が判別可能であることが好ましい。
以下に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に何ら限定されるものではない。
(実施例1,2及び比較例1〜6)
下記表1に示す配合に従い、各成分を80℃で加熱混合した後、容器に流し込んで冷却固化することにより、実施例1,2及び比較例1〜6の透明リップスティックを作製した。得られた各リップスティックについて、透明性とスティック成形性を評価した。
透明性は、比較例1をコントロールとして、これよりも透明性が向上したものを「○」、同等のものを「△」、低下したものを「×」と評価した。また、スティック成形性は、リップスティックを容器から繰り出したときに形状がそのまま保持できるものを「○」、変形するが固形を保てるものを「△」、固形とならないものを「×」と評価した。結果を表1に示す。
Figure 0004199178
表1に示すように、ポリグリセリン脂肪酸エステルの中でも、ポリリシノレイン酸ヘキサグリセリルとポリリシノレイン酸デカグリセリルが透明性を飛躍的に向上させることができ、かつ、スティック成形性にも優れていた。
(実施例3〜5)
下記表2に示す配合に従い、各成分を80℃で加熱混合した後、容器に流し込んで冷却固化することにより、実施例3〜5の透明リップスティックを作製し、得られた各リップスティックについて延展性(使用感の向上)を評価した。延展性は、使用したときの感触により評価し、コントロール処方よりも向上したものを「○」、同等のものを「△」、低下したものを「×」と評価した。結果を表2に示す。
Figure 0004199178
(実施例6〜8)
下記表3に示す配合に従い、各成分を80℃で加熱混合した後、容器に流し込んで冷却固化することにより、実施例6〜8の透明リップスティックを作製し、得られた各リップスティックについてゲルの微小化(外観の向上)を評価した。ゲルの微小化は、固化する際に観察されるゲル塊の大きさを目視により評価し、コントロール処方よりも向上したものを「○」、同等のものを「△」、低下したものを「×」と評価した。結果を表3に示す。
Figure 0004199178
(実施例9:リップグロス)
下記表4に示す配合に従い、各成分を80℃で加熱混合し、容器に流し込んで冷却固化することにより、リップグロスを作製した。
Figure 0004199178
得られたリップグロスは外観の透明性に優れ、また、塗布時に滑らかであり、透明感のある仕上がりを持つものであった。
また、このリップグロスの透明性を評価するために、上記で加熱混合した溶液を光路長10mmのガラスセルに充填し、冷却固化させたものを室温にて30分間放置した後、12ポイントの文字で構成された紙面上にガラスセルを倒して置いて、光路を通して向こう側の文字を観察したところ、判別可能であった。
(実施例10:リップクリーム)
下記表5に示す配合に従い、各成分を80℃で加熱混合し、容器に流し込んで冷却固化することにより、リップクリームを作製した。
Figure 0004199178
得られたリップクリームは外観の透明性に優れ、また、塗布時に滑らかであり、透明感のある仕上がりを持つものであった。また、このリップクリームの透明性を実施例9と同様に評価したところ光路を通して向こう側の文字が判別可能であった。
(実施例11:リップクリーム[ウォーターインタイプ])
下記表6に示す配合に従い、各成分を80℃で加熱混合し、容器に流し込んで冷却固化することにより、リップクリームを作製した。
Figure 0004199178
得られたリップクリームは、水を含有することから化粧料自体の透明性は低下するものの、塗布時に滑らかで透明感のある仕上がりを持つものであり、また保湿性に優れていた。
(実施例12:カプセル入りリップグロス)
下記表7に示す配合に従い、カプセル以外の成分を80℃で加熱混合し、撹拌しながら冷却し、40℃でカプセルを添加した。これを容器に流し込んで冷却固化することにより、リップグロスを作製した。
Figure 0004199178
得られたリップグロスは外観の透明性に優れるとともに、カプセルを含有することから視覚効果に優れるものであった。また、塗布時に滑らかであり、透明感のある仕上がりを持つものであった。また、このリップグロスの透明性を実施例9と同様に評価したところ光路を通して向こう側の文字が判別可能であった。

Claims (3)

  1. ヒドロキシステアリン酸、ポリリシノレイン酸ポリグリセリル、及び油分を含有することを特徴とする固形化粧料。
  2. 水及び/又は多価アルコールを更に含有することを特徴とする請求項1記載の固形化粧料。
  3. カプセル又は粒子を更に含有することを特徴とする請求項1又は2記載の固形化粧料。
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