JP4198298B2

JP4198298B2 - Thumb turn

Info

Publication number: JP4198298B2
Application number: JP2000109533A
Authority: JP
Inventors: 弘幸大東
Original assignee: 美和ロック株式会社
Priority date: 2000-04-11
Filing date: 2000-04-11
Publication date: 2008-12-17
Anticipated expiration: 2020-04-11
Also published as: JP2001295515A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、扉に内蔵された錠箱に対し回転力を入力し、錠箱内に設けられたロック部材を扉枠に対して進退動作させて、屋内側から扉を施解錠させるサムターンに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来のシリンダー錠及びサムターン付きの施錠装置は、扉に錠箱が内蔵され、錠箱には、扉の屋外側に露出するシリンダー錠と、扉の屋内側に露出するサムターンとが設けられている。錠箱には、ロック部材である例えばデッドボルトが扉の端面（木口）から進退自在に設けられている。この種の施錠装置では、屋外側に露出されたシリンダー錠の鍵孔に、合鍵（キー）を挿入して回転操作することにより、扉の木口よりデッドボルトが進退されて、扉枠側に対して施解錠が行われるようになっている。また、屋内側からは、サムターンの摘みが回転操作されるのみで、デッドボルトが進退され、扉の施解錠が簡便に行われるようになっている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
近年、マンションや住宅の玄関扉には、高級感や優美性を追求した結果の一形態として、ガラス板を嵌め込んだ小窓の設けられたものが多用されるようになってきている。
ところが、このような小窓の設けられた扉では、ガラス板が割られると、外部から手指を挿入して、サムターンが不正に回転操作されてしまう虞れがある。これに対し、小窓開口の大きさを小さくし、開口位置をサムターンから所定距離遠ざけることにより、手指による不正回転操作を行えなくすることは可能になるが、この場合においても、棒や針金等によるサムターンの不正回転操作を確実に阻止することは困難となる。
【０００４】
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、小窓が割られ、そこから手指や棒等が差し入れられてサムターンが不正回転操作された場合であっても、解錠が防止されるサムターンを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】
次に、上記の課題を解決するための手段を、実施の形態に対応する図面を参照して説明する。
この発明に係る請求項１記載のサムターン７は、扉１に内蔵された錠箱３に対し回転力を入力し、該錠箱３内に設けられたロック部材を扉枠に対して進退動作させるサムターン７であって、
前記扉１の屋内側の面に露出して回転自在に固定されかつ前記錠箱３に対向する端面に開口する中空部３１の形成された摘み部９と、
前記中空部２３に、前記摘み部９の回転中心軸方向に移動自在かつ相対回転不能に内設され、前記錠箱３の回転入力部３ａに対して係合又は係合解除されるコア部材１１と、
頭部１３ａが前記摘み部９の表面に露出されるとともに先端が前記中空部内に延出して前記コア部材１１に螺合され、前記頭部１３ａが回転されることで前記コア部材１１を前記回転中心軸方向に移動させる伝達解除ネジ１３と、
を具備し、
前記コア部材１１の先端１１ａが前記錠箱３の回転入力部３ａに嵌入し係合されている通常状態では、前記摘み部９の回転操作力が前記コア部材１１を介して錠箱３に伝達されて、該摘み部９による施解錠操作を可能とし、
前記通常状態から前記伝達解除ネジ１３の頭部１３ａが回転操作されると、該伝達解除ネジ１３に螺合される前記コア部材１１が、前記錠箱３の回転入力部３ａに係合状態から抜脱され、前記錠箱３に対して離反方向となる前記中空部３１内に移動し、前記摘み部９と回転入力部３ａとの係合を解除して回転操作力の伝達を不能とすることを特徴とする。
【０００６】
このサムターン７によると、伝達解除ネジ１３の頭部１３ａが回転されると、この伝達解除ネジ１３と螺合されかつ回転不能となったコア部材１１が、摘み部９の中空部２３を錠箱３に対して離反方向に移動される。これにより、錠箱３とコア部材１１との係合が解除される。すなわち、錠箱３の回転入力部に係合されていたコア部材１１が抜脱されることで、錠箱３とコア部材１１との係合が解除される。錠箱３とコア部材１１との係合が解除されると、サムターン７は空回りを起こし、その回転操作力は、錠箱３へ伝達されなくなる。
従って、この係合解除状態において、サムターン７による解錠操作を可能にするには、ドライバを用いた屋内側正面からの伝達解除ネジ回転操作が必要条件となり、この伝達解除ネジ回転操作がなされた場合のみに、解錠操作が有効となる。つまり、扉１に設けられた小窓を割り、そこから手指や棒等を差し入れることによる不正なサムターン７の回転操作が錠箱３に伝達されなくなり、不正解錠が阻止されることになる。
【０００７】
請求項２記載のサムターン７は、前記摘み部９の表面に凹部３５が形成され、該凹部３５に前記伝達解除ネジ１３の頭部１３ａが配置されることを特徴とする。
【０００８】
このサムターン７によると、伝達解除ネジ１３の頭部１３ａが、摘み部９の表面に形成された凹部３５に配置されることで、屋内側正面以外から伝達解除ネジ１３の頭部１３ａが目視されなくなり、小窓からの伝達解除ネジ１３の操作がより困難になる。
【０００９】
請求項３記載のサムターン４１は、扉１に内蔵された錠箱３に対し回転力を入力し、該錠箱３内に設けられたロック部材を扉枠に対して進退動作させるサムターン４１であって、
前記扉１の屋内側の面に露出して回転自在に固定されかつ前記錠箱３に対向する端面に開口する中空部４５の形成された摘み部４３と、
前記中空部４５に、前記摘み部４３の回転中心軸方向に移動自在かつ相対回転可能に内設され、前記錠箱３の回転入力部３ａに対して係合又は係合解除されるコア部材４７と、
前記摘み部４３の表面に、前記コア部材４７の移動方向に沿って形成され、前記中空部４５を外部へ開口させるガイド溝４９と、
前記コア部材４７に突設され該ガイド溝４９から外部へ突出し、該ガイド溝４９に沿って移動する伝達解除ピン５１と、
前記摘み部４３に設けられ、該伝達解除ピン５１の移動を前記ガイド溝４９の所定の位置で規制する保持手段（保持溝５３）と、
を具備し、
前記コア部材４７の先端４７ａが前記錠箱３の回転入力部３ａに嵌入し係合されている通常状態では、前記摘み部４３の回転操作力が前記コア部材４７を介して錠箱３に伝達されて、該摘み部４３による施解錠操作を可能とし、
前記通常状態から前記伝達解除ピン５１が前記ガイド溝４９に沿って移動操作されると、該伝達解除ピン５１が突設された前記コア部材４７が、前記錠箱３の回転入力部３ａに係合状態から抜脱され、前記伝達解除ピン５１の移動を前記保持手段（保持溝５３）にて規制することで、前記錠箱３に対して離反方向となる前記中空部４５内に移動し、前記摘み部４３と回転入力部３ａとの係合を解除して回転操作力の伝達を不能とすることを特徴とする。
【００１０】
このサムターン４１によると、ガイド溝４９から外部へ突出した伝達解除ピン５１が操作され、保持手段５３によって伝達解除ピン５１がガイド溝４９の所定の位置で保持される。これにより、錠箱３とコア部材４７との係合が解除可能となる。すなわち、錠箱３の回転入力部３ａに係合されていたコア部材４７が抜脱されることで、錠箱３とコア部材４７との係合が解除される。錠箱３とコア部材４７との係合が解除されると、サムターン４１は空回りを起こし、その回転操作力は、錠箱３へ伝達されなくなる。
従って、この係合解除状態において、サムターン４１による解錠操作を可能にするには、保持手段５３による伝達解除ピン５１の保持を解除することが必要条件となり、この保持解除のなされた場合のみに、解錠操作が有効となる。つまり、扉１に設けられた小窓を割り、そこから手指や棒等を指し入れることによる不正なサムターン４１の回転操作が錠箱３に伝達されなくなり、不正解錠が阻止されることになる。
【００１１】
請求項４記載のサムターン４１は、前記保持手段５３が、前記ガイド溝４９の長手方向に直交し交差する方向に連設され、前記伝達解除ピン５１を進入させて該伝達解除ピン５１の移動を規制する保持溝５３からなることを特徴とする。
【００１２】
このサムターン４１によると、保持手段５３が、ガイド溝４９に連設される保持溝５３からなることで、伝達解除ピン５１をガイド溝４９の所定の位置に保持させる保持機構が、他部材を設けずに容易に形成可能になる。
【００１３】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るサムターンの好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図１は本発明に係るサムターンの第一の実施の形態を示す側断面図である。
【００１４】
扉１には錠箱３が内蔵され、錠箱３には扉１の屋外側に露出する図示しないシリンダ錠と、扉１の屋内側に露出する本発明に係るサムターン７とが設けられている。錠箱３には図示しないロック部材が内蔵され、ロック部材はシリンダ錠の鍵孔に挿入されたキーの回転操作、又はサムターン７の回転操作により扉１の木口から進退して、扉枠側に施解錠を行うようになっている。
【００１５】
このロック部材としては、デッドボルトの他、扉枠側に取り付けられたガードアームに係止してドアチェーンと同様の働きをするガードボルト、円弧状の可動軌跡を描いて突出されるカマデッド、扉１の上端面或いは下端面から進退されて、扉枠に係合するロック手段等が含まれる。
【００１６】
本実施の形態によるサムターン７は、摘み部９と、コア部材１１と、伝達解除ネジ１３とにより大別して構成される。扉１の屋内側の面には、サムターン座１５が設けられ、サムターン座１５には軸孔１７が穿設されている。摘み部９には軸部１９が突設され、軸部１９はサムターン座１５の軸孔１７に回動自在に挿入されている。摘み部９は、軸孔１７に挿入された軸部１９の先端に、例えばＥリング等の抜脱防止部材２１が嵌着され、サムターン座１５からの抜けが防止されている。これにより、摘み部９は、扉１の屋内側の面に回転自在となって取り付けられる。
【００１７】
摘み部９の内部には中空部２３が形成され、中空部２３は錠箱３に対向する軸部１９の端面で開口されている。中空部２３は、例えば断面略円形の空洞状に形成され、開口側が、奥側より内径の小さい小径部２５となっている。つまり、この中空部２３は、奥拡がりに形成され、中空部２３の開口近傍には、段部２７が形成されている。
【００１８】
この中空部２３には上記した略円柱状のコア部材１１が挿入されている。コア部材１１は、中空部２３内において、摘み部９の回転中心軸方向にスライド移動自在となっている。
本実施の形態では、コア部材１１の基端側（図１の右側）には、直径方向外側に突出する一対の突起２９が設けられている。中空部２３の内壁には上下一対の溝３１が設けられ、この溝３１には突起２９が摺動自在に遊嵌されている。つまり、コア部材１１は、中空部２３内において、摘み部９と相対回転不能となっている。
【００１９】
コア部材１１は、図１の左端側に移動された位置で、先端１１ａが錠箱３の回転入力部３ａに嵌入し係合するようになっている。また、図１の右端側に移動された位置で、先端１１ａが回転入力部３ａから抜脱されて係合解除されるようになっている。このコア部材１１の先端１１ａは、例えば断面十字形状に形成される。また、回転入力部３ａは、この先端１１ａが嵌入される十字形状の孔に形成されている。これにより、摘み部９の回転は、コア部材１１を介して錠箱３の回転入力部３ａに伝達されるようになっている。
【００２０】
コア部材１１は、突起２９が段部２７に当接することにより、中空部２３からの脱落が規制されている。コア部材１１と中空部２３の奥壁２３ａとの間には、圧縮コイルバネよりなる圧縮バネ３３が配設されている。圧縮バネ３３は、コア部材１１を常に錠箱３方向へ付勢している。
【００２１】
摘み部９の屋内側の端面には凹部３５が形成されている。この凹部３５には、中空部２３に同軸となって連通するネジ孔３７が穿設されている。ネジ孔３７には上記した伝達解除ネジ１３が挿入され、伝達解除ネジ１３は先端がコア部材１１の雌ネジ部３９に螺合されている。雌ネジ部３９は、伝達解除ネジ１３が進入する十分な深さを有している。なお、伝達解除ネジ１３の軸部中途部分には、中空部奥壁２３ａに当接する抜止部材２２が装着され、ネジ孔３７に対し抜脱不能とされて回動自在に設けられる。
【００２２】
伝達解除ネジ１３は、頭部１３ａが凹部３５内に配置されることで、サムターン７の側面側からは目視されなくなっている。この頭部１３ａとしては、種々の形状が考えられるが、例えば十字ドライバによって回転される十字溝付き頭部や、外形が六角形状の頭部、或いは六角孔付き頭部等とすることができる。つまり、屋内側の正面方向からドライバ等の工具を用いて回転操作できるものであればよい。
【００２３】
次に、このように構成されたサムターン７の作用を説明する。
通常状態におけるサムターン７の使用時には、伝達解除ネジ１３が緩められ、コア部材１１が圧縮バネ３３によって図１中左側へ付勢されている。この結果、コア部材１１の先端１１ａは、錠箱３の回転入力部３ａに嵌入し係合され、摘み部９の回転操作力がコア部材１１を介して錠箱３に伝達されるようになっている。従って、サムターン７の回転操作によって、錠箱３からのデッドボルトの進退が可能となり、従来同様に簡便な施解錠がサムターン７によって可能となる。
【００２４】
一方、就寝時、或いは外出時には、ドライバ等の工具を用いて伝達解除ネジ１３の頭部１３ａを回転することにより、圧縮バネ３３の付勢力に抗してコア部材１１を図１中右側へ移動させる。これにより、コア部材１１の先端１１ａは、回転入力部３ａから抜脱され、コア部材１１と錠箱３との係合が解除されることになる。すなわち、この状態では、サムターン７が回転操作されても、サムターン７は空回りを起こし、回転操作力は、錠箱３へ伝達されない。つまり、錠箱３からデッドボルトの突出した施錠状態の解除は不能になる。
【００２５】
このように、上記したサムターン７によると、伝達解除ネジ１３の頭部１３ａが回転されると、この伝達解除ネジ１３と螺合されかつ回転不能となったコア部材１１が摘み部９の中空部２３を移動する。これにより、錠箱３とコア部材１１との係合が解除可能となる。すなわち、錠箱３の回転入力部３ａに係合されていたコア部材１１が抜脱されることで、錠箱３とコア部材１１との係合が解除される。
【００２６】
そして、錠箱３とコア部材１１との係合が解除されると、サムターン７は空回りを起こし、その回転操作は、錠箱３へ伝達されなくなる。従って、この係合解除状態において、サムターン７による解錠操作を可能にするには、ドライバ等の工具を用いた屋内側正面からの伝達解除ネジ１３の回転操作が必要条件となり、この伝達解除ネジ１３の回転操作がなされた場合のみに、解錠操作が有効となる。つまり、扉１に設けられた小窓を割り、そこから手指や棒等を差し入れることによる不正なサムターン７の回転操作力が錠箱３に伝達されなくなり、不正解錠が阻止されることになる。
【００２７】
次に、本発明に係るサムターンの他の実施の形態を説明する。
図２は本発明に係るサムターンの第二の実施の形態を示す平断面図、図３は図２のＡ−Ａ矢視図である。なお、図１に示した部材と同一の部材には同一の符号を付し、重複する説明は省略するものとする。
【００２８】
この実施の形態によるサムターン４１は、上記した摘み部９と同一の外形状で形成された摘み部４３が、サムターン座１５に回転自在に固定されている。このサムターン４１の中空部４５には上記の摘み部９と同様な段部２７が形成されている。一方、上記の摘み部９に形成されていた溝３１、及びコア部材１１の突起２９は形成されていない。すなわち、本実施の形態のコア部材４７は、中空部４５内に、回転可能となって内設されている。
【００２９】
コア部材４７と、摘み部４３の奥壁４５ａとの間には、上記第一の実施の形態と同様の圧縮バネ３３が配設されている。従って、コア部材４７の先端４７ａは、上記した第一の実施の形態のサムターン７と同様に、図２の左側へ付勢された状態となる。
【００３０】
一方、摘み部４３の側方表面には、コア部材４７の移動方向と同方向に長いガイド溝４９が形成されている。このガイド溝４９は、中空部４５を外部へ開口させている。コア部材４７の基端側には伝達解除ピン５１が突設される。伝達解除ピン５１は、ガイド溝４９を介して先端が外部へ突出される。この伝達解除ピン５１により、コア部材４７は、摘み部４３と相対回転不能となる。
【００３１】
ガイド溝４９の図２中右端側には、保持手段である保持溝５３が形成されている。保持溝５３は、ガイド溝４９の長手方向に直交し交差する方向で連設され、伝達解除ピン５１の進入を可能にしている。すなわち、伝達解除ピン５１は、コア部材４７の移動に伴ってガイド溝４９の右端側へ移動され、回転されることによって保持溝５３に保持されるようになっている。
【００３２】
コア部材４７が右端側へ移動されると、圧縮バネ３３は圧縮状態になる。この圧縮状態からの復元は、伝達解除ピン５１が保持溝５３に係止されて阻止される。従って、コア部材４７は、伝達解除ピン５１が保持溝５３に係止されることで、中空部４５の右端側に保持されることになる。この状態で、コア部材４７の先端４７ａは、錠箱３の回転入力部３ａから係合解除される位置に配置される。
【００３３】
この第二の実施の形態のサムターン４１によると、ガイド溝４９から外部へ突出した伝達解除ピン５１が操作され、保持溝５３によって伝達解除ピン５１がガイド溝４９の所定の位置で保持されると、錠箱３とコア部材４７との係合が解除される。すなわち、錠箱３の回転入力部３ａに係合されていたコア部材４７が抜脱されることで、錠箱３とコア部材４７との係合が解除される。
【００３４】
錠箱３とコア部材４７との係合が解除されると、サムターン４１は空回りを起こし、その回転操作は、錠箱３へ伝達されなくなる。従って、この係合解除状態において、サムターン４１による解錠操作を可能にするには、保持溝５３による伝達解除ピン５１の保持を解除することが必要条件となり、この保持解除のなされた場合のみに、解錠操作が有効となる。つまり、扉１に設けられた小窓を割り、そこから手指や棒等を差し入れることによる不正なサムターン４１の回転操作力が錠箱３に伝達されなくなり、不正解錠が阻止されることになる。
【００３５】
また、この実施の形態では、保持手段が、ガイド溝４９に連設される保持溝５３からなるので、伝達解除ピン５１をガイド溝４９の所定の位置に保持させる保持機構が、他部材を設けずに簡素な構造で形成可能になる。
【００３６】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るサムターンは、中空部の形成された摘み部を扉に回転自在に固定し、錠箱に対して係合又は係合解除されるコア部材をこの摘み部の中空部に内設し、頭部が摘み部の表面に露出される伝達解除ネジの先端をコア部材に螺合させたので、伝達解除ネジの頭部を回転させ、コア部材を移動させることで、錠箱とコア部材との係合を解除することができる。この結果、扉に設けられた小窓を割り、そこから手指や、棒等を差し入れることによる不正なサムターンの回転操作を行っても、サムターンは空回りを起こし、その回転操作が錠箱へ伝達されず、不正解錠を確実に防止することができるようになる。
【００３７】
また、ガイド溝から外部へ突出する伝達解除ピンを備えたサムターンでは、保持手段によって、この伝達解除ピンがガイド溝の所定の位置で保持され、これにより、錠箱とコア部材との係合が解除可能となる。そして、錠箱の回転入力部に係合されていたコア部材が抜脱されることで、サムターンは空回りを起こし、その回転操作力は、錠箱へ伝達されなくなり、扉に設けられた小窓を割り、そこから手指や棒等を指し入れることによる不正なサムターンの回転操作が錠箱に伝達されなくなり、不正解錠が阻止されることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明に係るサムターンの第一の実施の形態を示す断面図である。
【図２】本発明に係るサムターンの第二の実施の形態を示す断面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ矢視図である。
【符号の説明】
１…扉
３…錠箱
３ａ…回転入力部
７，４１…サムターン
９，４３…摘み部
１１，４７…コア部材
１３…伝達解除ネジ
１３ａ…頭部
２３，４５…中空部
３５…凹部
４９…ガイド溝
５１…伝達解除ピン
５３…保持溝（保持手段）[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a thumb turn for inputting a rotational force to a lock box built in a door, causing a lock member provided in the lock box to move forward and backward with respect to the door frame, and locking and unlocking the door from the indoor side. It is.
[0002]
[Prior art]
A conventional locking device with a cylinder lock and a thumb turn has a built-in lock box in the door, and the lock box is provided with a cylinder lock exposed to the outdoor side of the door and a thumb turn exposed to the indoor side of the door. . The lock box is provided with, for example, a dead bolt, which is a lock member, so as to be able to advance and retreat from the end face (the end) of the door. In this type of locking device, the dead bolt is moved forward and backward from the door mouth by inserting a key (key) into the keyhole of the cylinder lock exposed on the outdoor side and rotating it. And unlocking is performed. Further, from the indoor side, only the thumb turn knob is rotated, the deadbolt is advanced and retracted, and the door can be easily locked and unlocked.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
In recent years, the entrance doors of condominiums and houses are often used as a result of pursuing luxury and grace, with a small window fitted with a glass plate.
However, in the door provided with such a small window, when the glass plate is broken, there is a possibility that the thumb turn is illegally operated by inserting a finger from the outside. On the other hand, by making the size of the small window opening small and keeping the opening position a predetermined distance away from the thumb turn, it becomes possible to prevent unauthorized rotation operation with fingers, but in this case as well, rods, wires, etc. It will be difficult to reliably prevent illegal rotation of the thumb turn by.
[0004]
The present invention has been made in view of the above situation, and a thumb turn that prevents unlocking even when a small window is broken and a finger or a stick is inserted and the thumb turn is illegally operated. The purpose is to provide.
[0005]
[Means for Solving the Problems]
Next, means for solving the above problems will be described with reference to the drawings corresponding to the embodiments.
According to the first aspect of the present invention, the thumb turn 7 inputs a rotational force to the lock box 3 built in the door 1 and moves the lock member provided in the lock box 3 forward and backward with respect to the door frame. Thumb turn 7,
A knob portion 9 formed with a hollow portion 31 that is exposed to the indoor side surface of the door 1 and is rotatably fixed and opened at an end surface facing the lock box 3;
A core member 11 is provided in the hollow portion 23 so as to be movable in the rotation center axis direction of the knob portion 9 and not to be relatively rotatable, and is engaged with or disengaged from the rotation input portion 3 a of the lock box 3. When,
The head portion 13a is exposed on the surface of the knob portion 9, the tip extends into the hollow portion, is screwed into the core member 11, and the head member 13a is rotated so that the core member 11 is rotated. A transmission release screw 13 for moving in the direction of the central axis;
Comprising
In a normal state where the tip 11 a of the core member 11 is fitted and engaged with the rotation input portion 3 a of the lock box 3, the rotational operation force of the knob 9 is transmitted to the lock box 3 via the core member 11. And enabling the locking / unlocking operation by the knob 9,
When the head 13 a of the transmission release screw 13 is rotated from the normal state, the core member 11 screwed to the transmission release screw 13 is engaged with the rotation input portion 3 a of the lock box 3. It is pulled out and moved into the hollow portion 31 that is in a direction away from the lock box 3, and the engagement between the knob portion 9 and the rotation input portion 3a is released to disable the transmission of the rotational operation force. It is characterized by that.
[0006]
According to the thumb turn 7, when the head 13 a of the transmission release screw 13 is rotated, the core member 11 that is screwed with the transmission release screw 13 and cannot be rotated causes the hollow portion 23 of the knob 9 to be locked in the lock box. 3 in the direction of separation. Thereby, the engagement between the lock box 3 and the core member 11 is released. That is, when the core member 11 engaged with the rotation input portion of the lock box 3 is removed, the engagement between the lock box 3 and the core member 11 is released. When the engagement between the lock box 3 and the core member 11 is released, the thumb turn 7 is idled and the rotational operation force is not transmitted to the lock box 3.
Accordingly, in order to enable the unlocking operation by the thumb turn 7 in this disengaged state, the transmission release screw rotation operation from the indoor side front using a driver is a necessary condition, and this transmission release screw rotation operation was performed. Only when the unlocking operation is effective. In other words, the unauthorized rotation of the thumb turn 7 by dividing a small window provided in the door 1 and inserting a finger or a stick from there is not transmitted to the lock box 3, and unauthorized unlocking is prevented. .
[0007]
The thumb turn 7 according to claim 2 is characterized in that a concave portion 35 is formed on the surface of the knob portion 9, and a head portion 13 a of the transmission release screw 13 is disposed in the concave portion 35.
[0008]
According to the thumb turn 7, the head 13a of the transmission release screw 13 is disposed in the recess 35 formed on the surface of the knob 9, so that the head 13a of the transmission release screw 13 can be seen from outside the indoor front side. The operation of the transmission release screw 13 from the small window becomes more difficult.
[0009]
The thumb turn 41 according to claim 3 is a thumb turn 41 that inputs a rotational force to the lock box 3 built in the door 1 and moves the lock member provided in the lock box 3 forward and backward with respect to the door frame. And
A knob 43 that is exposed to the indoor side surface of the door 1 and is rotatably fixed and formed with a hollow portion 45 that opens to an end surface facing the lock box 3;
A core member 47 is provided in the hollow portion 45 so as to be movable and relatively rotatable in the direction of the rotation center axis of the knob 43, and is engaged with or released from the rotation input portion 3a of the lock box 3. When,
A guide groove 49 formed on the surface of the knob portion 43 along the moving direction of the core member 47 and opening the hollow portion 45 to the outside;
A transmission release pin 51 protruding from the guide groove 49 and projecting outside from the guide groove 49 and moving along the guide groove 49;
A holding means (holding groove 53) provided in the knob portion 43 for restricting the movement of the transmission release pin 51 at a predetermined position of the guide groove 49;
Comprising
In a normal state where the tip 47 a of the core member 47 is fitted and engaged with the rotation input portion 3 a of the lock box 3, the rotational operation force of the knob 43 is transmitted to the lock box 3 via the core member 47. And enabling the locking / unlocking operation by the knob 43,
When the transmission release pin 51 is moved and operated along the guide groove 49 from the normal state, the core member 47 on which the transmission release pin 51 protrudes is engaged with the rotation input portion 3 a of the lock box 3. By moving out of the combined state and restricting the movement of the transmission release pin 51 by the holding means (holding groove 53), it moves into the hollow portion 45 which is in the direction away from the lock box 3, The engagement between the knob 43 and the rotation input unit 3a is released to disable transmission of the rotational operation force.
[0010]
According to the thumb turn 41, the transmission release pin 51 protruding outward from the guide groove 49 is operated, and the transmission release pin 51 is held at a predetermined position of the guide groove 49 by the holding means 53. As a result, the engagement between the lock box 3 and the core member 47 can be released. That is, when the core member 47 engaged with the rotation input portion 3a of the lock box 3 is removed, the engagement between the lock box 3 and the core member 47 is released. When the engagement between the lock box 3 and the core member 47 is released, the thumb turn 41 is idled and the rotational operation force is not transmitted to the lock box 3.
Accordingly, in order to enable the unlocking operation by the thumb turn 41 in this disengaged state, it is necessary to release the holding of the transmission releasing pin 51 by the holding means 53, and only when this holding is released. The unlocking operation becomes effective. That is, an unauthorized rotation operation of the thumb turn 41 by dividing a small window provided in the door 1 and pointing a finger or a stick from there is not transmitted to the lock box 3, and unauthorized unlocking is prevented. .
[0011]
In the thumb turn 41 according to claim 4, the holding means 53 is connected in a direction orthogonal to and intersecting with the longitudinal direction of the guide groove 49, and the transmission release pin 51 enters to move the transmission release pin 51. It is characterized by comprising a holding groove 53 to be regulated.
[0012]
According to the thumb turn 41, the holding mechanism 53 includes the holding groove 53 connected to the guide groove 49, so that the holding mechanism for holding the transmission release pin 51 at a predetermined position of the guide groove 49 is provided with other members. And can be formed easily.
[0013]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, preferred embodiments of a thumb turn according to the present invention will be described in detail with reference to the drawings.
FIG. 1 is a side sectional view showing a first embodiment of a thumb turn according to the present invention.
[0014]
A lock box 3 is built in the door 1, and the lock box 3 is provided with a cylinder lock (not shown) exposed to the outdoor side of the door 1 and a thumb turn 7 according to the present invention exposed to the indoor side of the door 1. . The lock box 3 incorporates a lock member (not shown), and the lock member moves forward and backward from the mouth of the door 1 by the rotation operation of the key inserted into the keyhole of the cylinder lock or the rotation operation of the thumb turn 7, and moves toward the door frame side. It is designed to lock and unlock.
[0015]
In addition to dead bolts, the locking members include guard bolts that lock onto guard arms attached to the door frame and act in the same way as door chains, camads that project in an arcuate path, and doors The lock means etc. which are advanced and retracted from the upper end surface or lower end surface of 1 and engage with a door frame are included.
[0016]
The thumb turn 7 according to the present embodiment is roughly configured by a knob 9, a core member 11, and a transmission release screw 13. A thumb turn seat 15 is provided on the indoor side surface of the door 1, and a shaft hole 17 is formed in the thumb turn seat 15. A shaft portion 19 projects from the knob portion 9, and the shaft portion 19 is rotatably inserted into the shaft hole 17 of the thumb turn seat 15. The knob portion 9 is prevented from coming off from the thumb turn seat 15 by fitting a removal preventing member 21 such as an E ring at the tip of the shaft portion 19 inserted into the shaft hole 17. Thereby, the knob | pick part 9 is rotatably attached to the surface of the door 1 at the indoor side.
[0017]
A hollow portion 23 is formed inside the knob portion 9, and the hollow portion 23 is opened at the end surface of the shaft portion 19 that faces the lock box 3. The hollow portion 23 is formed in a hollow shape having a substantially circular cross section, for example, and the opening side is a small diameter portion 25 having an inner diameter smaller than that on the back side. That is, the hollow portion 23 is formed so as to extend deeply, and a step portion 27 is formed in the vicinity of the opening of the hollow portion 23.
[0018]
The substantially cylindrical core member 11 described above is inserted into the hollow portion 23. The core member 11 is slidable in the direction of the rotation center axis of the knob 9 within the hollow portion 23.
In the present embodiment, a pair of protrusions 29 protruding outward in the diameter direction are provided on the base end side (right side in FIG. 1) of the core member 11. A pair of upper and lower grooves 31 are provided on the inner wall of the hollow portion 23, and a protrusion 29 is slidably fitted in the groove 31. That is, the core member 11 is not rotatable relative to the knob 9 in the hollow portion 23.
[0019]
The core member 11 is adapted to engage and engage with the rotation input portion 3a of the lock box 3 at a position where the core member 11 is moved to the left end side in FIG. Further, at the position moved to the right end side in FIG. 1, the tip 11a is removed from the rotation input portion 3a to be disengaged. The tip 11a of the core member 11 is formed, for example, in a cross shape in cross section. Moreover, the rotation input part 3a is formed in the cross-shaped hole in which this front-end | tip 11a is inserted. Thereby, the rotation of the knob 9 is transmitted to the rotation input unit 3 a of the lock box 3 through the core member 11.
[0020]
The core member 11 is prevented from dropping from the hollow portion 23 by the protrusion 29 coming into contact with the step portion 27. A compression spring 33 made of a compression coil spring is disposed between the core member 11 and the inner wall 23 a of the hollow portion 23. The compression spring 33 always urges the core member 11 toward the lock box 3.
[0021]
A recess 35 is formed on the end face of the knob 9 on the indoor side. A screw hole 37 that is coaxially connected to the hollow portion 23 is formed in the concave portion 35. The above-described transmission release screw 13 is inserted into the screw hole 37, and the transmission release screw 13 is screwed into the female screw portion 39 of the core member 11 at the tip. The female screw portion 39 has a sufficient depth for the transmission release screw 13 to enter. A retaining member 22 that abuts against the hollow inner wall 23 a is attached to the middle portion of the shaft portion of the transmission release screw 13, and is provided so as to be rotatable with respect to the screw hole 37.
[0022]
The transmission release screw 13 is not visible from the side surface side of the thumb turn 7 because the head 13 a is disposed in the recess 35. As the head 13a, various shapes are conceivable. For example, a head with a cross groove rotated by a cross driver, a head having a hexagonal outer shape, a head with a hexagon hole, or the like can be used. That is, any device that can be rotated using a tool such as a screwdriver from the indoor front side direction may be used.
[0023]
Next, the operation of the thumb turn 7 configured as described above will be described.
When the thumb turn 7 is used in the normal state, the transmission release screw 13 is loosened, and the core member 11 is urged to the left in FIG. As a result, the tip 11 a of the core member 11 is fitted and engaged with the rotation input portion 3 a of the lock box 3, and the rotational operation force of the knob 9 is transmitted to the lock box 3 via the core member 11. ing. Accordingly, the dead bolt from the lock box 3 can be advanced and retracted by the rotation operation of the thumb turn 7, and simple locking and unlocking can be performed by the thumb turn 7 as in the prior art.
[0024]
On the other hand, when sleeping or going out, the core member 11 is moved to the right in FIG. 1 against the urging force of the compression spring 33 by rotating the head 13a of the transmission release screw 13 using a tool such as a screwdriver. Let Thereby, the front-end | tip 11a of the core member 11 is extracted from the rotation input part 3a, and engagement with the core member 11 and the lock box 3 is cancelled | released. That is, in this state, even if the thumb turn 7 is rotationally operated, the thumb turn 7 is idled and the rotational operation force is not transmitted to the lock box 3. That is, the locked state in which the dead bolt protrudes from the lock box 3 cannot be released.
[0025]
Thus, according to the thumb turn 7 described above, when the head 13 a of the transmission release screw 13 is rotated, the core member 11 that is screwed into the transmission release screw 13 and cannot be rotated becomes the hollow portion of the knob 9. 23 is moved. As a result, the engagement between the lock box 3 and the core member 11 can be released. That is, when the core member 11 engaged with the rotation input portion 3a of the lock box 3 is removed, the engagement between the lock box 3 and the core member 11 is released.
[0026]
When the engagement between the lock box 3 and the core member 11 is released, the thumb turn 7 is idled and the rotation operation is not transmitted to the lock box 3. Accordingly, in order to enable the unlocking operation by the thumb turn 7 in this disengaged state, the rotation operation of the transmission release screw 13 from the indoor side front using a tool such as a driver is a necessary condition. The unlocking operation is effective only when 13 rotation operations are performed. In other words, an unauthorized operation force of the thumb turn 7 is not transmitted to the lock box 3 by dividing a small window provided in the door 1 and inserting a finger, a stick or the like from there, and unauthorized unlocking is prevented. Become.
[0027]
Next, another embodiment of the thumb turn according to the present invention will be described.
FIG. 2 is a plan sectional view showing a second embodiment of the thumb turn according to the present invention, and FIG. 3 is a view taken along the line AA of FIG. In addition, the same code | symbol is attached | subjected to the member same as the member shown in FIG. 1, and the overlapping description shall be abbreviate | omitted.
[0028]
In the thumb turn 41 according to this embodiment, a knob portion 43 formed in the same outer shape as the knob portion 9 described above is rotatably fixed to the thumb turn seat 15. A step portion 27 similar to the knob portion 9 is formed in the hollow portion 45 of the thumb turn 41. On the other hand, the groove 31 formed in the knob 9 and the protrusion 29 of the core member 11 are not formed. That is, the core member 47 of the present embodiment is rotatably provided in the hollow portion 45.
[0029]
A compression spring 33 similar to that in the first embodiment is disposed between the core member 47 and the back wall 45a of the knob 43. Therefore, the tip 47a of the core member 47 is in a state of being urged to the left side in FIG. 2 in the same manner as the thumb turn 7 of the first embodiment described above.
[0030]
On the other hand, a guide groove 49 that is long in the same direction as the moving direction of the core member 47 is formed on the side surface of the knob 43. The guide groove 49 opens the hollow portion 45 to the outside. A transmission release pin 51 protrudes from the proximal end side of the core member 47. The tip of the transmission release pin 51 protrudes to the outside through the guide groove 49. With this transmission release pin 51, the core member 47 cannot be rotated relative to the knob 43.
[0031]
A holding groove 53 as a holding means is formed on the right end side of the guide groove 49 in FIG. The holding groove 53 is connected in a direction orthogonal to and intersecting with the longitudinal direction of the guide groove 49, and allows the transmission release pin 51 to enter. That is, the transmission release pin 51 is moved to the right end side of the guide groove 49 with the movement of the core member 47 and is held in the holding groove 53 by being rotated.
[0032]
When the core member 47 is moved to the right end side, the compression spring 33 is in a compressed state. This restoration from the compressed state is prevented by the transmission release pin 51 being engaged with the holding groove 53. Accordingly, the core member 47 is held on the right end side of the hollow portion 45 by the transmission release pin 51 being locked in the holding groove 53. In this state, the tip 47a of the core member 47 is disposed at a position where the engagement is released from the rotation input portion 3a of the lock box 3.
[0033]
According to the thumb turn 41 of the second embodiment, when the transmission release pin 51 protruding outside from the guide groove 49 is operated, and the transmission release pin 51 is held at a predetermined position of the guide groove 49 by the holding groove 53. The engagement between the lock box 3 and the core member 47 is released. That is, when the core member 47 engaged with the rotation input portion 3a of the lock box 3 is removed, the engagement between the lock box 3 and the core member 47 is released.
[0034]
When the engagement between the lock box 3 and the core member 47 is released, the thumb turn 41 is idled and the rotation operation is not transmitted to the lock box 3. Accordingly, in order to enable the unlocking operation by the thumb turn 41 in this disengaged state, it is necessary to release the holding of the transmission releasing pin 51 by the holding groove 53, and only when this holding is released. The unlocking operation becomes effective. In other words, an unauthorized operation force of the thumb turn 41 by dividing a small window provided in the door 1 and inserting a finger or a stick from there is not transmitted to the lock box 3, and unauthorized unlocking is prevented. Become.
[0035]
In this embodiment, since the holding means includes the holding groove 53 provided continuously to the guide groove 49, the holding mechanism for holding the transmission release pin 51 at a predetermined position of the guide groove 49 is provided with other members. And can be formed with a simple structure.
[0036]
【The invention's effect】
As described above in detail, the thumb turn according to the present invention is configured such that the knob member formed with the hollow portion is rotatably fixed to the door, and the core member that is engaged or disengaged with respect to the lock box. Since the tip of the transmission release screw which is installed in the hollow portion of the part and the head is exposed on the surface of the knob is screwed to the core member, the head of the transmission release screw is rotated to move the core member Thus, the engagement between the lock box and the core member can be released. As a result, even if an illegal thumb turn operation is performed by splitting a small window provided in the door and inserting a finger or a stick from there, the thumb turn will be idle, and the rotation operation will be transmitted to the lock box. Thus, unauthorized unlocking can be surely prevented.
[0037]
In addition, in the thumb turn provided with the transmission release pin protruding from the guide groove to the outside, the transmission release pin is held at a predetermined position of the guide groove by the holding means, whereby the lock box and the core member are engaged. Can be released. The core member engaged with the rotation input portion of the lock box is removed, so that the thumb turn is idled, and the rotational operation force is not transmitted to the lock box, and the small window provided in the door The unauthorized thumb turn rotation operation by inserting a finger or a stick from there is not transmitted to the lock box, and unauthorized unlocking is prevented.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view showing a first embodiment of a thumb turn according to the present invention.
FIG. 2 is a sectional view showing a second embodiment of a thumb turn according to the present invention.
FIG. 3 is a view taken along arrow AA in FIG. 2;
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 1 ... Door 3 ... Lock box 3a ... Rotation input part 7,41 ... Thumb turn 9,43 ... Knob part 11, 47 ... Core member 13 ... Transmission release screw 13a ... Head part 23, 45 ... Hollow part 35 ... Recessed part 49 ... Guide Groove 51 ... Transmission release pin 53 ... Holding groove (holding means)

Claims

扉に内蔵された錠箱に対し回転力を入力し、該錠箱内に設けられたロック部材を扉枠に対して進退動作させるサムターンであって、
前記扉の屋内側の面に露出して回転自在に固定されかつ前記錠箱に対向する端面に開口する中空部の形成された摘み部と、
前記中空部に、前記摘み部の回転中心軸方向に移動自在かつ相対回転不能に内設され、前記錠箱の回転入力部に対して係合又は係合解除されるコア部材と、
頭部が前記摘み部の表面に露出されるとともに先端が前記中空部内に延出して前記コア部材に螺合され、前記頭部が回転されることで前記コア部材を前記回転中心軸方向に移動させる伝達解除ネジと、
を具備し、
前記コア部材の先端が前記錠箱の回転入力部に嵌入し係合されている通常状態では、前記摘み部の回転操作力が前記コア部材を介して錠箱に伝達されて、該摘み部による施解錠操作を可能とし、
前記通常状態から前記伝達解除ネジの頭部が回転操作されると、該伝達解除ネジに螺合される前記コア部材が、前記錠箱の回転入力部に係合状態から抜脱され、前記錠箱に対して離反方向となる前記中空部内に移動し、前記摘み部と回転入力部との係合を解除して回転操作力の伝達を不能とすることを特徴とするサムターン。It is a thumb turn that inputs a rotational force to a lock box built in the door and moves the lock member provided in the lock box forward and backward with respect to the door frame,
A knob formed with a hollow portion that is exposed to the indoor side surface of the door and is rotatably fixed and opened at an end surface facing the lock box;
A core member which is provided in the hollow portion so as to be movable in the rotation center axis direction of the knob portion and not to be relatively rotatable, and is engaged with or disengaged from the rotation input portion of the lock box;
The head is exposed on the surface of the knob, the tip extends into the hollow , is screwed into the core member, and the core is moved in the direction of the rotation center axis by rotating the head. A transmission release screw to
Equipped with,
In a normal state in which the tip of the core member is fitted and engaged with the rotation input portion of the lock box, the rotational operation force of the knob is transmitted to the lock box via the core member, Allows locking and unlocking operation,
When the head of the transmission release screw is rotated from the normal state, the core member screwed to the transmission release screw is removed from the engagement state with the rotation input portion of the lock box, and the lock is released. A thumb turn which moves into the hollow portion which is in a direction away from the box and disengages the knob and the rotation input portion, thereby disabling transmission of the rotational operation force .

前記摘み部の表面に凹部が形成され、該凹部に前記伝達解除ネジの頭部が配置されることを特徴とする請求項１記載のサムターン。 The thumb turn according to claim 1, wherein a recess is formed on a surface of the knob, and a head portion of the transmission release screw is disposed in the recess.

扉に内蔵された錠箱に対し回転力を入力し、該錠箱内に設けられたロック部材を扉枠に対して進退動作させるサムターンであって、
前記扉の屋内側の面に露出して回転自在に固定されかつ前記錠箱に対向する端面に開口する中空部の形成された摘み部と、
前記中空部に、前記摘み部の回転中心軸方向に移動自在かつ相対回転可能に内設され、前記錠箱の回転入力部に対して係合又は係合解除されるコア部材と、
前記摘み部の表面に、前記コア部材の移動方向に沿って形成され、前記中空部を外部へ開口させるガイド溝と、
前記コア部材に突設され該ガイド溝から外部へ突出し、該ガイド溝に沿って移動する伝達解除ピンと、
前記摘み部に設けられ、該伝達解除ピンの移動を前記ガイド溝の所定の位置で規制する保持手段と、
を具備し、
前記コア部材の先端が前記錠箱の回転入力部に嵌入し係合されている通常状態では、前記摘み部の回転操作力が前記コア部材を介して錠箱に伝達されて、該摘み部による施解錠操作を可能とし、
前記通常状態から前記伝達解除ピンが前記ガイド溝に沿って移動操作されると、該伝達解除ピンが突設された前記コア部材が、前記錠箱の回転入力部に係合状態から抜脱され、前記伝達解除ピンの移動を前記保持手段にて規制することで、前記錠箱に対して離反方向となる前記中空部内に移動し、前記摘み部と回転入力部との係合を解除して回転操作力の伝達を不能とすることを特徴とするサムターン。It is a thumb turn that inputs a rotational force to a lock box built in the door and moves the lock member provided in the lock box forward and backward with respect to the door frame,
A knob formed with a hollow portion that is exposed to the indoor side surface of the door and is rotatably fixed and opened at an end surface facing the lock box;
A core member which is provided in the hollow portion so as to be movable and relatively rotatable in the direction of the rotation center axis of the knob, and is engaged with or disengaged from the rotation input portion of the lock box;
A guide groove formed on the surface of the knob portion along the moving direction of the core member, and opening the hollow portion to the outside;
Projecting from the said core member projects from the guide groove to the outside, and transmission releasing pin which moves along the guide groove,
A holding means provided in the knob for restricting movement of the transmission release pin at a predetermined position of the guide groove;
Equipped with,
In a normal state in which the tip of the core member is fitted and engaged with the rotation input portion of the lock box, the rotational operation force of the knob is transmitted to the lock box via the core member, Allows locking and unlocking operation,
When the transmission release pin is moved along the guide groove from the normal state, the core member on which the transmission release pin protrudes is removed from the engagement state with the rotation input portion of the lock box. By restricting the movement of the transmission release pin by the holding means, it moves into the hollow portion that is in the direction away from the lock box, and the engagement between the knob portion and the rotation input portion is released. A thumb turn that disables transmission of rotational operating force .

前記保持手段が、前記ガイド溝の長手方向と直交する方向に連設され、前記伝達解除ピンを進入させて該伝達解除ピンの移動を規制する保持溝からなることを特徴とする請求項３記載のサムターン。 4. The holding means includes a holding groove that is connected in a direction orthogonal to the longitudinal direction of the guide groove, and that restricts the movement of the transmission release pin by allowing the transmission release pin to enter. Thumb turn.