JP4196921B2 - 綴じ具 - Google Patents

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Description

本発明は、ベースと紙押さえ部との間に紙葉類を挟持可能な綴じ具に関する。
従来より、ファイル等に適用されるベースと、綴じ込み位置と非綴じ込み位置との間を移動可能でありベースとの間に紙葉類を押さえた状態で綴じ込み可能な紙押さえ部と、紙押さえ部を綴じ込み位置と非綴じ込み位置に操作可能な操作部とを具備するレバー式の綴じ具が知られている。このような綴じ具において、前記紙押さえ部は、リンク機構を介して前記綴じ込み位置と前記非綴じ込み位置との間を移動可能に前記基板に接続されていて、このリンク機構はベースの長手方向に対して傾斜を有するアーム部を有するリンクメンバを具備している。(例えば、特許文献1を参照。)
特開2003−291573号公報
しかして、特許文献1記載の構成では、ねじりコイルばね部材の一端部を紙押さえ部に挿通させ、紙押さえ部の端縁及び幅方向中間部において支持する構成を採用しているが、紙葉類を綴じ込んだ際に、ねじりコイルバネ部材の紙押さえ部に挿通させた側の端部は必ずしも水平にはならず、紙葉類を配した側にむけて上昇する形状となることが多い。その際、ねじりコイルばね部材が紙押さえ部の端縁に設けた挿通孔の下縁に当接し、幅方向中間部に設けた挿通孔の上縁に当接すると、ねじりコイルばね部材は紙押さえ部の片側のみを押圧し、紙葉類を安定して押圧できなくなる不具合が発生し得る。
本発明は、上記問題を解決すべく構成するものである。
すなわち本発明に係る綴じ具は、ベースと、該ベースとの間で紙葉類を挟持可能な位置に配され少なくとも幅方向両側縁が紙葉類と当接可能な紙押さえ部と、前記紙押さえ部を前記ベースに接離させる操作力を受け付ける操作部と、前記操作部を綴じ位置に係止するストッパと、前記操作部を綴じ位置に位置させている際に前記紙押さえ部を前記ベース側に弾性的に付勢する付勢要素とを具備するものであって、前記紙押さえ部の幅方向中間部に他の部位に優先して前記付勢要素と当接する付勢力受部を設けているものであって、前記紙押さえ部が、横断面視下方に開口するコの字状をなし、前記紙押さえ部に幅寸法を減じて形成した凹部を設けているとともに、この凹部に前記付勢力受部を形成し、前記付勢力受部に、前記付勢要素と当接する当接面を形成しているとともに、この付勢力受部が、前記紙押さえ部の綴じ側の側壁を切り起こし、反綴じ側の側壁側に延伸して設けたものであることを特徴とする。
このようなものであれば、前記付勢力受部が前記付勢要素と当接して前記付勢要素から付勢力を受けるようにしているので、紙押さえ部が紙葉類を均等に押圧するようにでき、従って紙葉類を安定して保持することができるようになる。
なお、「前記紙押さえ部の幅方向中間部」とは、紙押さえ部が紙葉類と当接可能な部位の両側縁部よりも内側の領域を含む概念である。
また、前記紙押さえ部が、横断面視下方に開口するコの字状をなすので、このような紙押さえ部を容易に得ることができる
さらに、前記紙押さえ部に幅寸法を減じて形成した凹部を設けているとともに、この凹部に前記付勢力受部を設けているので、簡単な構成で前記紙押さえ部の幅方向中間部に前記付勢力受部を設けることができる。
加えて、前記付勢力受部に、前記付勢要素と当接する当接面を形成しているので、前記付勢要素を前記当接面に面的に当接させることができ、従って、紙押さえ部が紙葉類をより安定して保持できる。
さらに、前記凹部を、前記紙押さえ部の上部のみに形成しているものであれば、この凹部に設けた付勢力受部からの付勢力を前記紙押さえ部の底面に均等に伝達してより効果的に紙押さえ部が紙葉類を均等に押圧するようにできる効果を実現できる。
また、紙押さえ部が紙葉類を均等に押圧する効果をより確実に実現できる態様として、前記紙押さえ部の前記付勢力受部近傍の部位の下縁を、他の部位より上方に位置させているものが挙げられる。このようなものであれば、前記付勢力受部近傍の部位の下縁のみが紙葉類に当接してしまう不具合の発生を防げるからである。
紙押さえ部が紙葉類を均等に押圧する効果をさらに確実に実現できる態様として、前記付勢力受部を1箇所のみに設けているもの、及び前記付勢力受部を互いに近接させて複数箇所に設けているものが挙げられる。
このような綴じ具を簡単な構成で実現できる態様として、前記付勢要素が、前記ベースに枢着され、一端部を前記操作部、他端部を前記紙押さえ部にそれぞれ接続してなるねじりコイルバネ部材であるものが挙げられる。
前段で述べた綴じ具において、前記付勢力受部を他の部位よりも確実に優先して前記ねじりコイルバネ部材に当接させるための態様として、前記紙押さえ部の反綴じ側に、前記ねじりコイルバネ部材を貫通させるためのバネ部材挿通孔を設けているとともに、前記操作部が係止位置に係止している際の前記ねじりコイルバネ部材の下端より前記バネ部材挿通孔の下端縁が下方に位置するものが挙げられる。
また、本発明に係る綴じ具の他の態様として、ベースと、該ベースとの間で紙葉類を挟持可能な位置に配され少なくとも幅方向両側縁が紙葉類と当接可能な紙押さえ部と、前記紙押さえ部を前記ベースに接離させる操作力を受け付ける操作部と、前記操作部を綴じ位置に位置させている際に前記紙押さえ部を前記ベース側に付勢する付勢要素とを具備するものであって、前記紙押さえ部の幅方向中間部に他の部位に優先して前記付勢要素と当接する付勢力受部を設けていることを特徴とするものが挙げられる。
このようなものであっても、前記付勢力受部が前記付勢要素と当接して前記付勢要素から付勢力を受けるようにしているので、紙押さえ部が紙葉類を均等に押圧するようにでき、従って紙葉類を安定して保持することができるようになる。なお、前記付勢要素は、付勢要素自体の弾性力を利用して前記紙押さえ部を前記ベース側に付勢するものだけでなく、例えばネジ部材の緊締力を利用して前記ベースと前記紙押さえ部との間に紙葉類を挟持させるもの等、紙葉類を挟持された際の反発力を利用するものであってもよい。
本発明に係る綴じ具は、紙押さえ部の幅方向中間部に付勢要素と当接する付勢力受部を設け、この付勢力受部を介して前記付勢要素から紙葉類側への作用を受けるので、紙押さえ部が紙葉類を均等に押圧するようにでき、従って紙葉類を安定して保持することができる。
また、前記紙押さえ部が、横断面視下方に開口するコの字状をなすので、このような紙押さえ部を容易に得ることができる。
さらに、前記紙押さえ部に幅寸法を減じて形成した凹部を設けているとともに、この凹部に前記付勢力受部を設けているので、簡単な構成で前記紙押さえ部の幅方向中間部に前記付勢力受部を設けることができる。
加えて、前記付勢力受部に、前記付勢要素と当接する当接面を形成しているので、前記付勢要素を前記当接面に面的に当接させることができ、従って、紙押さえ部が紙葉類をより安定して保持できる。
本発明に係る綴じ具1は、例えば図1に示すように、書類等の紙葉類Pを綴じた状態で収納可能なファイルFに適用されるものである。このファイルFは、表紙体Hと、この表紙体Hの内面に一体的に取付けられる綴じ具1とを有する。
先ず、この表紙体Hについて簡単に説明しておくと、この表紙体Hは、例えば合成樹脂素材からなる一体成形品であり、背表紙H1と、背表紙H1を挟んで一対にして設けた表表紙H2及び裏表紙H3とを有するものである。この表紙体Hは、背表紙H1と表表紙H2との境界部分、及び背表紙H1と裏表紙H3との境界部分にそれぞれヒンジとして機能する溝部Mを設け、これら溝部Mを利用して谷折りに折畳可能に構成されている。
綴じ具1は、斜視図を図2、正面図を図3の(a)、平面図を同図の(b)、側面図を同図の(c)にそれぞれ図示するように、表紙体Hに固定され、基板たるベース本体21を有するベース2と、このベース本体21との間に紙葉類Pを挟持可能な位置に配される紙押さえ部3と、この紙押さえ部3を前記ベース2に接離可能に支持するリンクメンバ4と、前記紙押さえ部3を前記ベース2に接離させる操作力を受け付ける操作部たるレバー5と、このレバー5を綴じ位置に係止するストッパSと、前記ベース2に枢着され、一端部を前記紙押さえ部3に、他端部を前記レバー5にそれぞれ接続してなるねじりコイルバネ部材6とを具備するものである。
ベース2は、前記図2ないし図4に示すように、また、平面図を図5の(a)、綴じ側側面図を同図の(b)に、さらに図5におけるa−a断面図を図6にそれぞれ図示するように、薄板状の金属性素材を用いて成形されたものであり、表紙体Hの上下方向に沿って延びる基板たるベース本体21と、このベース本体21の短手方向の一端縁から上方に連続して起立する起立壁22とを有する一体成形品である。ベース本体21には、その長手方向両端部近傍に固定用孔211が形成され、これらの固定用孔211に図示しないリベットを挿入して表紙体Hにベース1を固定している。また、ベース本体21の短手方向の他端部には、長手方向に沿って延びるリブ状の***部212を形成し、この***部212によって、綴じ込まれる書類Sに脱落させないための抵抗を付与するようになっている。さらに、このベース本体21の長手方向両端部近傍の幅方向中央部を部分的に切り起こして起立させて前記リンクメンバ4を枢支するリンクメンバ支持部213、213を形成し、また、このベース本体21の長手方向中央部近傍を部分的に切り起こしてねじりコイルバネ部材6を枢支するバネ支持壁214を形成している。前記リンクメンバ支持部213、213の上部には、前記リンクメンバ4の後述するアーム部41を収納可能な凹部213b、213bを形成し、この凹部213b、213bの中心には前記リンクメンバ4の後述する基端部42を挿通可能なリンクメンバ挿通孔213x、213xを形成している。そして、前記リンクメンバ支持部213、213の前記凹部213b、213b以外の箇所を紙当て部とし、この紙当て部に紙葉類Pを当接可能な当接面213a、213aを形成している。一方、起立壁22には、リンクメンバ支持部213、213に形成した前記リンクメンバ挿通孔213x、213xに対応する位置にリンクメンバ支持孔22x、22xがそれぞれ形成されているとともに、このリンクメンバ支持孔22x、22x周辺の外面に、前記リンクメンバ4の基端が突出することを防ぐ凹部22y、22yを形成している。
紙押さえ部3は、前記図2ないし図4に示すように、また、反綴じ側側面図を図7の(a)、平面図を同図の(b)、綴じ側側面図を同図の(c)に、さらに図7におけるb−b断面図を図8にそれぞれ図示するように、例えば一枚の薄板状の金属製素材をプレス成形した一体成形品であり、紙葉類Pを綴じる際に紙葉類Pを上方から圧接するとともに、側断面視略コの字状をなす。すなわち、この紙押さえ部3は、平面視ベース2の長手方向に沿って延伸する矩形状をなす平板部31と、この平板部31の前記起立壁22側の端縁から垂下する第1側壁32と、前記平板部31の反対側の端縁から垂下する第2側壁33とを有する。さらに、第1側壁32には、前記リンクメンバ4の回動端部43が挿入される第1軸受孔321、及びねじりコイルバネ部材6の後述する屈曲軸62が挿入される第2軸受孔322が形成されているとともに、第2側壁33には、前記リンクメンバ4の回動端部43が挿入される第3軸受孔331、及びねじりコイルバネ部材6の後述する屈曲軸62が挿入される第4軸受孔332が形成されている。すなわち、前記リンクメンバ4の回動端部43は、前記第1軸受孔321及び第3軸受孔331を順に通過してこの紙押さえ部3を貫通する。また、ねじりコイルバネ部材6の屈曲軸62は、前記図8に想像線で示しているように、前記第2軸受孔322及び第4軸受孔332を順に通過してこの紙押さえ部3を貫通する。そして、前記第2側壁33のこれら第3軸受孔331及び第4軸受孔332近傍の部位に、幅寸法を減じさせて凹部33a、33bをそれぞれ形成している。さらに、前記第4軸受孔332の縁部からは、ねじりコイルバネ部材6に当接する付勢力受部333を第1側壁32側に延伸して設けている。そして、この付勢力受部333の上面を、前記ねじりコイルバネ部材6と面的に当接可能な付勢力受面333aとしている。
前記リンクメンバ4は、図9の(a)に正面図、同図の(b)に側面図をそれぞれ示すように、アーム部41の両端から基端部42及び回動端部43を相反する方向に延伸させたクランク状をなす線状部材であり、前記図6に想像線で示しているように、前記基端部42を前記リンクメンバ支持部213及び前記起立壁22に枢支させているとともに、前記回動端部43を上述したように前記紙押さえ部3に貫通させるようにしている。また、本実施形態では、前記回動端部43のうち、前記紙押さえ部3に収納される部位の径を他の部位の径よりも大きくして大径部431を形成しているとともに、前記第1軸受孔321の一部を、前記大径部431が通過可能な取付口321aとしている。
レバー5は、例えば一枚の薄板状の金属性素材からなる一体成形品である。なお、以下の説明においては、ベース2に取り付けられる一端部を取付端部とし、他端部を自由端部とする。このレバー5の取付端部の反綴じ側側面には、固定ピンNが挿入可能な挿入孔(図示省略)を形成しているとともに、綴じ側側面の対応箇所はこの固定ピンNを通過可能に切り欠いてある。
前記ストッパSは、前記第1側面部52から外方かつ上方に突出して設けられる係合爪54と、レバーを前記綴じ込み位置に位置させた際にこの係合爪54と係合可能に前記ベース2の起立壁22に形成した前記係合孔22kとにより形成され、これらを係合させることにより機能する。
ねじりコイルバネ部材6は、例えば1本の金属製線状体を用いて形成したものであり、略円筒状に巻いたコイル状部61と、このコイル状部61の一端から延び所定箇所を適宜の角度で二段階に折り曲げてなる屈曲軸62と、コイル状部61の他端から直線状に延長させてなる係合軸63とにより構成されている。コイル状部61は、その内面に固定ピンNが貫通するように設定されていて、上述したようにベース2に枢支させるようにしている。屈曲軸62は、前記紙押さえ部3を貫通し、この紙押さえ部3の付勢力受部333に当接する。そして、前記レバー5が綴じ位置に係止されている際には、この付勢力受部333を下方に付勢している。すなわち、このねじりコイルバネ部材6は、請求項中の付勢要素としての機能を有する。係合軸63は、操作部本体41の長手寸法より若干小さい寸法を有するものであり、前記操作部4の第2側面部43の下縁部から第1側面部42側に延伸して設けたバネ止め部45に当接している。そして、前記レバー5が綴じ位置に係止されている際には、前記レバー5を上方に付勢している。なお、前記屈曲軸62の端部は、前記紙押さえ部3が紙葉類に当接しているとともに係合爪44が前記係合孔22kと係合していない状態においては紙葉類に向かう側に傾斜している。
また、本実施形態では、前記起立壁22、前記紙押さえ部3、及び前記リンクメンバ4、4からなる平行リンク機構を形成していて、前記紙押さえ部3は、この平行リンク機構を介して紙葉類に当接する位置である綴じ位置と開放位置との間を前記ベース本体21と平行を保ちつつ移動可能である。
しかして本実施形態では、前記紙押さえ部3の幅方向中間部に位置する前記付勢力受部333が、優先して前記屈曲軸62に当接するようにしている。
すなわち、前記レバー5を綴じ位置に係止している際に、前記ねじりコイルバネ部材6の屈曲軸62は、第軸受孔322側から第軸受孔332側に向けて上方に傾斜しているが、第軸受孔322の下縁はこの屈曲軸62の下端よりも下方に位置し、また、第軸受孔332の上縁は該屈曲軸62の上端よりも上方に位置していて、前記ねじりコイルバネ部材6が前記付勢力受部333の前記付勢力受面333aのみに当接するようにしている。
このように構成することにより、前記紙押さえ部3は、幅方向中間部に位置する前記付勢力受部333のみにおいて前記ねじりコイルバネ部材6に当接して紙葉類Pに向かう方向に付勢されるので、この紙押さえ部3の反綴じ側の端縁に位置する第1側壁32及び綴じ側の端縁に位置する第2側壁33が略均等に紙葉類Pに向かう方向に付勢される。すなわち、紙押さえ部3が紙葉類Pを均等に押圧するようにでき、従って紙葉類Pを安定して保持することができるようになる。
前記紙押さえ部3が、横断面視下方に開口するコの字状をなすので、上述したように例えば一枚の薄板状の金属製素材をプレス成形してこのような紙押さえ部3を容易に得ることができる。
さらに、前記紙押さえ部3に幅寸法を減じて形成した凹部33bを設けているとともに、この凹部33bに前記付勢力受部333を設けているので、簡単な構成で前記紙押さえ部3の幅方向中間部に前記付勢力受部333を設けることができる。
また、前記紙押さえ部3の前記付勢力受部333近傍の部位である凹部33bの下縁を第2側壁33の他の部位よりも上方となるように形成しているので、この部位は常に紙葉類Pと離間する。従って、前記付勢力受部近傍333の部位のみが紙葉類Pに当接してしまう不具合の発生を防ぐことができ、紙押さえ部3が紙葉類Pを均等に押圧する効果をより確実に実現できる。
前記付勢力受部333に、前記ねじりコイルバネ部材6と当接する付勢力受面333aを形成しているので、前記ねじりコイルバネ部材6を前記付勢力受面333aに面的に当接させることができ、従って、紙押さえ部3が紙葉類をより安定して保持できる。
加えて、前記付勢力受部333を1箇所のみに設けているので、紙押さえ部3は付勢力を幅方向中間部の1箇所のみで受けて、紙押さえ部3が紙葉類Pを均等に押圧する効果をさらに確実に実現できる。
前記ベース2に枢着され、係合軸63を前記レバー5、屈曲軸62を前記紙押さえ部3にそれぞれ接続してなる前記ねじりコイルバネ部材6を付勢要素としているので、簡単な構成によりこのような綴じ具1を実現できる。
前記紙押さえ部3の反綴じ側に位置する第1側壁32に、前記ねじりコイルバネ部材6を貫通させるための第軸受孔322を設けているとともに、前記レバー5が綴じ位置に係止している際の前記ねじりコイルバネ部材6の屈曲軸62の下端より前記第軸受孔322の下端縁を下方に位置させているので、前記付勢力受部333を他の部位よりも確実に優先して前記ねじりコイルバネ部材6に当接させることができる。
なお、本発明は以上に述べた実施の形態に限られない。
例えば、上述した実施形態における紙押さえ部3に代えて、以下に述べるような紙押さえ部30を採用してもよい。
この紙押さえ部30は、横断面図を図10の(a)に示すように、綴じ側の長手方向中央部の上部に凹部30xを切り欠いて形成しているとともに、この凹部30xにねじりコイルバネ部材6の屈曲軸62が通過可能なばね挿通孔30x1を形成し、このばね挿通孔30x1にばね部材6の屈曲軸62を当接させるようにしている。すなわち、前記ばね挿通孔30x1の開口端縁が請求項中の付勢力受部として機能するようにしている。
また、横断面図を図10の(b)に示すように、中実な紙押さえ部103にねじりコイルバネ部材6の屈曲軸62が通過可能なばね挿通孔103xを形成する態様において、ばね部材6の屈曲軸62側に付勢力付与部621を下方に屈曲させて形成し、この付勢力付与部621をばね挿通孔103xの中間部に当接させる構造の付勢力受部を形成してもよい。
さらに、付勢力受部は互いに近接させて複数箇所に形成してもよい。例えば、横断面図を図10の(c)に示すように、平板部3001、平板部3001の反綴じ側端縁から垂下して設けられる第1側壁3002、平板部3001の綴じ側端縁から垂下して設けられる第2側壁3003を有する紙押さえ部300において、前記第1側壁3002及び第2側壁3003からそれぞれ側上方かつ相寄る方向にバネ支持壁3004、3005をそれぞれ延伸して設け、これらバネ支持壁3004、3005の延伸端を付勢力受部としてもよい。
その他、本発明の趣旨を損ねない範囲で種々に変形してよい。
本発明の一実施形態に係る綴じ具を用いたファイルを示す全体斜視図。 同実施形態に係る綴じ具を示す全体斜視図。 同実施形態に係る綴じ具を示す全体斜視図。 同実施形態に係る綴じ具を示す平面図、綴じ側側面図、及び正面図。 同実施形態に係るベースを示す平面図及び側面図。 図5におけるa−a断面を示す図。 同実施形態に係る紙押さえ部を示す反綴じ側側面図、平面図、及び綴じ側側面図。 図7におけるa−a断面を示す図。 同実施形態に係るリンクメンバを示す図。 本発明の他の実施形態に係る紙押さえ部を示す断面図。
符号の説明
1…綴じ具
2…ベース
3…紙押さえ部
33b…凹部
321…第1軸受孔
322…第2軸受孔
331…第3軸受孔
332…第4軸受孔
333…付勢力受部
333a…付勢力受面
4…リンクメンバ
5…レバー(操作部)
6…ねじりコイルバネ部材(付勢要素)
62…屈曲軸
63…係合軸

Claims (8)

  1. ベースと、該ベースとの間で紙葉類を挟持可能な位置に配され少なくとも幅方向両側縁が紙葉類と当接可能な紙押さえ部と、前記紙押さえ部を前記ベースに接離させる操作力を受け付ける操作部と、前記操作部を綴じ位置に係止するストッパと、前記操作部を綴じ位置に位置させている際に前記紙押さえ部を前記ベース側に弾性的に付勢する付勢要素とを具備するものであって、前記紙押さえ部の幅方向中間部に他の部位に優先して前記付勢要素と当接する付勢力受部を設けているものであって、
    前記紙押さえ部が、横断面視下方に開口するコの字状をなし、前記紙押さえ部に幅寸法を減じて形成した凹部を設けているとともに、この凹部に前記付勢力受部を形成し、
    前記付勢力受部に、前記付勢要素と当接する当接面を形成しているとともに、
    この付勢力受部が、前記紙押さえ部の綴じ側の側壁を切り起こし、反綴じ側の側壁側に延伸して設けたものであることを特徴とする綴じ具。
  2. 前記凹部を、前記紙押さえ部の上部のみに形成していることを特徴とする請求項記載の綴じ具。
  3. 前記紙押さえ部の前記付勢力受部近傍の部位の下縁を、他の部位より上方に位置させていることを特徴とする請求項1又は2記載の綴じ具。
  4. 前記付勢力受部を1箇所のみに設けていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の綴じ具。
  5. 前記付勢力受部を互いに近接させて複数箇所に設けていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の綴じ具。
  6. 前記付勢要素が、前記ベースに枢着され、一端部を前記操作部、他端部を前記紙押さえ部にそれぞれ接続してなるねじりコイルバネ部材であることを特徴とする請求項1、2、3、4又は5記載の綴じ具。
  7. 前記紙押さえ部の反綴じ側に、前記ねじりコイルバネ部材を貫通させるためのバネ部材挿通孔を設けているとともに、前記操作部が係止位置に係止している際の前記ねじりコイルバネ部材の下端より前記バネ部材挿通孔の下端縁が下方に位置することを特徴とする請求項記載の綴じ具。
  8. ベースと、該ベースとの間で紙葉類を挟持可能な位置に配され少なくとも幅方向両側縁が紙葉類と当接可能な紙押さえ部と、前記紙押さえ部を前記ベースに接離させる操作力を受け付ける操作部と、前記操作部を綴じ位置に位置させている際に前記紙押さえ部を前記ベース側に付勢する付勢要素とを具備するものであって、前記紙押さえ部の幅方向中間部に他の部位に優先して前記付勢要素と当接する付勢力受部を設けているものであって、
    前記紙押さえ部が、横断面視下方に開口するコの字状をなし、前記紙押さえ部に幅寸法を減じて形成した凹部を設けているとともに、この凹部に前記付勢力受部を形成し、
    前記付勢力受部に、前記付勢要素と当接する当接面を形成しているとともに、
    この付勢力受部が、前記紙押さえ部の綴じ側の側壁を切り起こし、反綴じ側の側壁側に延伸して設けたものであることを特徴とする綴じ具。
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