JP4196328B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、少量多品種の自動車組み立てラインなどに活用できる搬送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車組み立てラインなどで使用される搬送装置は、この搬送装置で搬送される被搬送物(自動車ボディーなど)に対する部品取り付け作業などを行う作業区間(特定区間)では、被搬送物の搬送レベルを下げて当該被搬送物に対する作業をし易くし、前記作業区間以外の搬送区間では、被搬送物の搬送レベルを上げて搬送経路下の空間を活用し易くすることができるものである必要がある。
【0003】
而して従来のこの種の搬送装置は、例えば特許文献1に記載されるように、前記作業区間での被搬送物の搬送レベルが一定であり、当該作業区間で取り扱う被搬送物が前記一定搬送レベルに適合した一種類であるときは問題ないが、例えばサイズなど形態が異なる被搬送物や部品取り付け位置が異なる被搬送物(車種の異なる自動車ボディーなど)が同一作業区間に供給されるような場合、被搬送物によっては作業が非常に行い難くなる問題点があった。
【0004】
【特許文献1】
特開平6−40553号公報
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る搬送装置を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、ガイドレール2に案内されて移動する移動体1と、この移動体1に昇降可能に支持された昇降体9と、この昇降体9に設けられたワーク支持体8とを備え、前記移動体1の走行経路中の少なくとも特定区間A−Bには、前記昇降体9を上昇位置で支持案内させる上側昇降体ガイドレール45と、前記昇降体9を下降位置で支持案内させる下側昇降体ガイドレール44とが設けられ、前記特定区間A−Bの入り口には、初期高さ位置にある前記昇降体9を前記上側昇降体ガイドレール45と下側昇降体ガイドレール44との内の任意の一方へ導入させる切換導入手段51が併設され、前記特定区間A−Bの出口には、前記上側昇降体ガイドレール45又は下側昇降体ガイドレール44に支持案内されてきた前記昇降体9を初期高さ位置に戻す切換送出手段52が併設されている搬送装置において、前記昇降体9は、前後2個所を中折れ2連リンク機構10,11を介して前記移動体1に昇降運動と相対傾動運動とが可能に吊り下げられ、前記移動体1と昇降体9との間で前後2個所の中折れ2連リンク機構10,11の中間位置には、互いに垂直昇降移動可能に嵌合する垂直向きのレール材20aとローラー17aとから成る推力伝達手段12が設けられ、この推力伝達手段12のレール材20aは、移動体1に対する昇降体9の傾動運動を許すように中間高さ部分が巾広に形成された構成となっている。
【0006】
上記構成の本発明を実施する場合、前記移動体1には、前記昇降体9を吊り上げ状態で係止する係脱自在な係止手段27を設け、走行経路側には、前記係止手段27により吊り上げ状態で係止された昇降体9が走行する区間を設けることができる。
【0007】
又、前記係止手段27として、前記移動体1の前後2箇所に設けられた開閉自在フック28a,29aを設け、走行経路側には、前記フック28a,29aから浮き上がったレベルで昇降体9を案内する係脱補助用ガイドレール48を架設し、この係脱補助用ガイドレール48で昇降体9が支持案内される状態において前記フック28a,29aを係止解除姿勢に切り換える係止解除手段49を設けることができる。この係止解除手段49としては、前記フック28a,29aに設けられたカム従動ローラー33a,37aを介して当該フック28a,29aを係止解除姿勢に切り換える係止解除用カムレール50から構成することができる。
【0008】
又、前記上側昇降体ガイドレール45と下側昇降体ガイドレール44とは、前記昇降体9の前側に設けられた左右一対の前側ガイドローラー25a,25bが係合する左右一対の前側ガイドローラー案内用ガイドレール(外側ガイドレール46a,46b)と、前記昇降体9の後側に設けられた左右一対の後側ガイドローラー26a,26bが係合する左右一対の後側ガイドローラー案内用ガイドレール(内側ガイドレール47a,47b)とから構成することができる。
【0009】
更に、前記切換導入手段51と前記切換送出手段52とは、前記上側昇降体ガイドレール45の前側ガイドローラー案内用ガイドレール(外側ガイドレール46a,46b)と前記下側昇降体ガイドレール44の前側ガイドローラー案内用ガイドレール(外側ガイドレール46a,46b)とに択一的に接続する上下揺動自在な左右一対の前側可動ガイドレール55a,55b,73と、前記上側昇降体ガイドレール45の後側ガイドローラー案内用ガイドレール(内側ガイドレール47a,47b)と前記下側昇降体ガイドレール44の後側ガイドローラー案内用ガイドレール(内側ガイドレール47a,47b)とに択一的に接続する上下揺動自在な左右一対の後側可動ガイドレール56a,56b,74と、前後両可動ガイドレールを連動させて昇降揺動させる駆動手段47とから構成することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の好適実施形態を添付図に基づいて説明すると、図1〜図3において、1は移動体であって、1本のガイドレール2に前後2つのメイントロリー3,4を介して吊り下げられ、ガイドレール2との間で当該ガイドレール2に沿って配置された摩擦駆動用バー5を備えている。この摩擦駆動用バー5は、前記メイントロリー3,4と前後両端のサブトロリー6,7とで吊り下げられたもので、摩擦駆動用バー5を含む移動体1がガイドレール2の水平方向円弧経路部と昇降勾配経路部とにおいても支障なく移動できるように、摩擦駆動用バー5は長さ方向中間複数箇所に関節部を備えると共に、各トロリー3,4,6,7は垂直軸周りに自転可能である。
【0011】
前記移動体1には、ワーク支持体8を備えた昇降体9が昇降可能に吊り下げられている。移動体1と昇降体9とは、矩形枠組み構造のもので、その前後両端部が前後二組の中折れ2連リンク機構10,11によって連結されると共に、長さ方向中間部が推力伝達手段12で移動方向に関して連結されている。各中折れ2連リンク機構10,11のそれぞれは、上下両端支軸13a,13b及び中間連結軸13cを共通とする左右一対の中折れ2連リンク14,15から構成され、推力伝達手段12は、移動体1の左右両側辺から垂下する垂直部材16a,16bの下端外側に軸支された水平軸ローラー17a,17bと、昇降体9の左右両側辺から水平外向きに突設された前後一対の支持用ブラケット18a,18b及び19a,19bによって中間高さ位置が支持された内側開放の垂直溝形レール材20a,20bとから成り、移動体1側の水平軸ローラー17a,17bが昇降体9側の垂直溝形レール材20a,20b内に昇降可能に嵌合している。
【0012】
尚、水平軸ローラー17a,17bを軸支する垂直部材16a,16bは前後一対の支持用ブラケット18a,18b間及び19a,19b間を昇降移動可能であり、垂直溝形レール材20a,20bは、移動体1と昇降体9との相対傾動運動時に水平軸ローラー17a,17bと干渉しないように中間高さ部分が巾広に形成されている。
【0013】
ワーク支持体8は、1つの被搬送物Wの左右両側辺を支持する左右一対のフレーム21a,21bから成るもので、各フレーム21a,21bは、昇降体9の左右両側辺で前記垂直溝形レール材20a,20bの前後両側位置に前後方向水平支軸22a,22bにより開閉自在に吊り下げられており、図では省略しているが、従来のこの種のワーク支持体8と同様に経路脇のアクチュエーターによって開閉操作されるものである。
【0014】
昇降体9には、その左右両側辺の前後2箇所から斜め外側上方に延出するブラケット23a,23b及び24a,24bが突設され、前側左右一対のブラケット23a,24aの上端外側には、互いに同心状の水平軸により前側ガイドローラー25a,26aが軸支され、後側左右一対のブラケット23b,24bの上端内側には、互いに同心状の水平軸により後側ガイドローラー25b,26bが、前記前側ガイドローラー25a,26aと同一レベルで軸支されている。尚、各ガイドローラー25a〜26bには、図示のように振れ止め用の垂直軸ローラーが併設されている。
【0015】
移動体1には、図4に示すように上昇限位置にある昇降体9を係脱自在に係止する係止手段27が設けられている。この係止手段27は、移動体1の前後両端左右両角部に配設された開閉自在フック28a,28b及び29a,29bを備えている。前側左右一対のフック28a,28bは同心状の水平支軸30により前後揺動自在に吊り下げられ、昇降体9の前端左右両角部から後方に突設されたブラケットに同心状に架設された左右一対の水平ピン31を、下端後側に形成されたフック部で吊り下げるものであって、上方に延出するレバー部32の上端外側に、カム従動ローラー33a,33bを備えている。又、後側左右一対のフック29a,29bは同心状の水平支軸34により前後揺動自在に吊り下げられ、昇降体9の後端左右両角部から後方に突設されたブラケットに同心状に架設された左右一対の水平ピン35を下端後側に形成されたフック部で吊り下げるものであって、上方に延出するレバー部36の上端外側に、カム従動ローラー37a,37bを備えている。尚、ピン31,35と係合していない各フック28a〜29bは、重力(又は併設のスプリング力)で垂下姿勢を保持し得るもので、この垂下姿勢のフック28a〜29bに対しては、移動体1に対して上昇する昇降体9側のピン31,35は自動的に下端フック部の上側に入り込むことができる。
【0016】
図2及び図3にそれぞれ仮想線で示すように、移動体1をガイドレール2に沿って推進させる摩擦駆動手段38が当該移動体1の走行経路中に適当間隔おきに配設されている。この摩擦駆動手段38は、移動体1の摩擦駆動用バー5を挟む摩擦駆動ローラー39とバックアップローラー40、及び摩擦駆動ローラー39を回転駆動するモーター41から構成されている。勿論、移動体1の走行経路中に設けられた昇降勾配経路部など、特定の区間では、前記摩擦駆動用バー5を利用する摩擦駆動手段38によらないで、他の適当な駆動手段、例えばチエンコンベヤ、自走台車などを利用することができる。一例を具体的に説明すると、図1〜図3に示すように、移動体1の左右両側辺の上側に被動用係合部(水平軸ローラーなど)42,43を突設しておき、特定の区間、例えば上り勾配経路部には、一方の被動用係合部42に係合して移動体1を引き上げる推進用コンベヤと、他方の被動用係合部43に係合する後退阻止手段(多数の逆止片を直列状に配設したものなどで、前記推進用コンベヤの破断事故対策用)とを配設し、下り勾配経路部には、両被動用係合部42,43に各別に係合して移動体1を定速で降下移動させる2台の定速降下用コンベヤ(一方の定速降下用コンベヤは、他方の定速降下用コンベヤの破断事故対策用)を配設することができる。
【0017】
上記の摩擦駆動手段38などで移動体1はガイドレール2に沿って推進せしめられることになるが、この移動体1の走行経路中で、図4に示すように係止手段27により上昇限高さで昇降体9が係止される区間以外の走行経路中には、図1に示すように、前後二組の中折れ2連リンク機構10,11が、中間連結軸13cを備えた中折れ部が前後外側に突出する対称くの字形に開く下降限高さまで移動体1に対して降下した昇降体9を支持案内する下側昇降体ガイドレール44や、図5に示すように、係止手段27が作用する直前以下の所定高さまで移動体1に対して上昇した昇降体9を支持案内する上側昇降体ガイドレール45などが併設される。従って、中折れ2連リンク機構10,11と推力伝達手段12とを介して移動体1と一体に移動する昇降体9は、当該移動体1に対して係止手段27で係止される上昇限高さと、上側昇降体ガイドレール45で支持案内される中間高さと、下側昇降体ガイドレール44で支持案内される下降限高さの何れかを選択させることができる。
【0018】
これら上下各昇降体ガイドレール44,45は、図2及び図3に示すように、昇降体9の左右一対の前側ガイドローラー25a,26aが嵌合する左右一対の外側ガイドレール46a,46bと、昇降体9の左右一対の後側ガイドローラー25b,26bが嵌合する左右一対の内側ガイドレール47a,47bとから構成されている。而して、これら上下各昇降体ガイドレール44,45で支持案内される昇降体9に対しては、推力伝達手段12を構成する移動体1側の水平軸ローラー17a,17bから昇降体9側の垂直溝形レール材20a,20bを介して移動体1から推力が伝達され、昇降体9は移動体1と一体に移動することができる。
【0019】
図4に示すように係止手段27で上昇限位置に係止された昇降体9を前記上側昇降体ガイドレール45や下側昇降体ガイドレール44へ導入させるために、これら昇降体ガイドレール44,45が配設された区間の入り口外側には、図6に示すように、昇降体9を支持案内する係脱補助用ガイドレール48と、この係脱補助用ガイドレール48で昇降体9が支持されている状態で前記係止手段27による係止を解除する係止解除手段49とが設けられている。
【0020】
前記係脱補助用ガイドレール48は、上下各昇降体ガイドレール44,45と同一構成のもので、昇降体9側のガイドローラー25a〜26bを介して当該昇降体9を、図6に示すように、この昇降体9側のピン31,35が係止手段27の各フック28a〜29bから浮き上がって当該各フック28a〜29bがフリーになるレベルまで持ち上げて支持案内させるものであり、前記係止解除手段49は、フリーになった各フック28a〜29bを係止解除姿勢に切り換える左右一対の係止解除用カムレール50から構成されている。
【0021】
而して、移動体1の走行により、係止手段27で上昇限位置に係止された昇降体9が係脱補助用ガイドレール48の配設区間に進入すると、昇降体9側の各ガイドローラー25a〜26bが当該係脱補助用ガイドレール48に導入され、図6に示すように、移動体1の移動に伴って昇降体9が各ガイドローラー25a〜26bを介して所定量だけ持ち上げられ、係止手段27の各フック28a〜29bがフリーな状態になる。尚、このとき、前側ガイドローラー25a,26aが係脱補助用ガイドレール48を構成する外側ガイドレール46a,46bに進入する時期と後側ガイドローラー25b,26bが係脱補助用ガイドレール48を構成する内側ガイドレール47a,47bに進入する時期とが同一になるように構成されており、昇降体9は水平姿勢(移動体1と平行な姿勢)を保って上昇移動することができる。
【0022】
係脱補助用ガイドレール48によって昇降体9が支持案内されている状態で更に移動体1が走行することにより、図7に示すように、係止手段27の各フック28a〜29bが備えるカム従動ローラー33a,33b及び37a,37bが係止解除用カムレール50によって順次後方下側に押し下げられ、これに伴ってフリー状態の各フック28a〜29bがそれぞれ前方上方に揺動して係止解除姿勢に切り換えられる。このように係止解除用カムレール50によって各フック28a〜29bが係止解除姿勢に切り換えられている状態において、昇降体9が図5に示す上側昇降体ガイドレール45に導入されるように、図7に示すように前記係脱補助用ガイドレール48とこれより一段低い前記上側昇降体ガイドレール45とを接続しておくことにより、昇降体9が係脱補助用ガイドレール48から上側昇降体ガイドレール45に乗り移って、図5に示すように各フック28a〜29bが昇降体9側の各ピン31,35に係合することのできない一段低い上昇位置まで降下し、昇降体9は、係る上昇位置で上側昇降体ガイドレール45に引き続き支持案内されることになる。
【0023】
尚、この場合も、昇降体9の前側ガイドローラー25a,26aが係脱補助用ガイドレール48を構成する外側ガイドレール46a,46bから上側昇降体ガイドレール45の外側ガイドレール46a,46bに乗り移る時期と、後側ガイドローラー25b,26bが係脱補助用ガイドレール48を構成する内側ガイドレール47a,47bから上側昇降体ガイドレール45の内側ガイドレール47a,47bに乗り移る時期とが同一になるように構成されており、昇降体9は水平姿勢(移動体1と平行な姿勢)を保って降下移動することができる。
【0024】
上記の例では、昇降体9を係脱補助用ガイドレール48から上側昇降体ガイドレール45へ乗り移らせるように説明したが、昇降体9を係脱補助用ガイドレール48から図1に示す下側昇降体ガイドレール44へ乗り移らせるように構成することもできる。
【0025】
図8及び図9は、上記構成の搬送装置を使用した搬送経路の要部を示している。即ち、移動体1の走行経路の内、図8に示す地点Aから図9に示す地点Bまでの区間が被搬送物Wに対する部品取り付け作業などを行う特定区間(作業区間)であり、この特定区間A−Bには、図1に示す下側昇降体ガイドレール44と図5に示す上側昇降体ガイドレール45の両方が架設されている。そして図8に示すように、特定区間A−Bの入り口側には、ワーク支持体8への被搬送物Wの積み込み作業などに利用される地上高の低い搬送経路部Cが上り勾配経路部Dを介して接続され、当該地上高の低い搬送経路部Cには図5に示す上側昇降体ガイドレール45が併設され、上り勾配経路部Dには切換導入手段51が併設されている。又、図9に示すように特定区間A−Bの出口側には、床面上の通路などの上側空間を利用する地上高の高い搬送経路部Eが上り勾配経路部Fを介して接続され、当該地上高の高い搬送経路部Eの始端部(上り勾配経路部Fの直後)には図6に示す係脱補助用ガイドレール48が併設され(係止解除手段49は含まない)、上り勾配経路部Fには切換送出手段52が併設されている。
【0026】
特定区間A−Bの入り口側の上り勾配経路部Dには、その上手側の上側昇降体ガイドレール45から特定区間A−Bの上側昇降体ガイドレール45へ昇降体9が水平姿勢を維持して乗り移ることができるように、両上側昇降体ガイドレール45の左右一対の外側ガイドレール46a,46bどうしを接続する左右一対の傾斜外側ガイドレール53と、両上側昇降体ガイドレール45の左右一対の内側ガイドレール47a,47bどうしを接続する左右一対の傾斜内側ガイドレール54とが、前後に所定間隔を隔てて平行に架設されている。而して前記切換導入手段51は、図10に示すように、傾斜外側ガイドレール53の中間に介装された左右一対の前側可動ガイドレール55a,55bと、傾斜内側ガイドレール54の中間に介装された左右一対の後側可動ガイドレール56a,56bと、前後両可動ガイドレール55a〜56bを連動させて昇降揺動させる駆動手段57とから構成されている。
【0027】
前記左右一対の前側可動ガイドレール55a,55bは、傾斜外側ガイドレール53を、特定区間A−Bの上側昇降体ガイドレール45における左右一対の外側ガイドレール46a,46bに接続させる上向き傾斜姿勢と、当該傾斜外側ガイドレール53を中間位置から特定区間A−Bの下側昇降体ガイドレール44における左右一対の外側ガイドレール46a,46bに接続させる水平姿勢とに切換え可能に水平支軸58で軸支したものであり、前記左右一対の後側可動ガイドレール56a,56bは、傾斜内側ガイドレール54を、特定区間A−Bの上側昇降体ガイドレール45における左右一対の内側ガイドレール47a,47bに接続させる上向き傾斜姿勢と、当該傾斜内側ガイドレール54を中間位置から特定区間A−Bの下側昇降体ガイドレール44における左右一対の内側ガイドレール47a,47bに接続させる水平姿勢とに切換え可能に水平支軸59で軸支したものである。
【0028】
駆動手段57は、左右一対の前側可動ガイドレール55a,55bを吊り上げる2本のチエン60a,60bを引き込み繰り出し操作する2連歯輪61と、左右一対の後側可動ガイドレール56a,56bを吊り上げる2本のチエン62a,62bを引き込み繰り出し操作する2連歯輪63と、両2連歯輪61,63を互いに連動連結させる駆動軸64と、この駆動軸64を正逆回転駆動するモーター65とから構成されている。66a,66bは2本のチエン60a,60bを2連歯輪61の方向に転向させる案内歯輪、67a,67bは2本のチエン62a,62bを2連歯輪63の方向に転向させる案内歯輪、68,69は2連歯輪61,63に各チエンを係合状態に保持するガイドである。又、各可動ガイドレール55a〜56bの上下揺動範囲を規制するストッパーや、少なくとも上向き傾斜姿勢で各可動ガイドレール55a〜56bをロックするレールロック手段70を併用することができる。何れにしても、図10に示す構成は一実施形態に過ぎず、各可動ガイドレール55a〜56bの姿勢切換えのための駆動手段57の構成は、図10に示す構成に限定されるものではない。
【0029】
特定区間A−Bの出口側の上り勾配経路部Fには、図9に示すように、特定区間A−Bの下側昇降体ガイドレール44から地上高の高い搬送経路部Eの係脱補助用ガイドレール48へ昇降体9が水平姿勢を維持して乗り移ることができるように、両ガイドレール44,48の左右一対の外側ガイドレール46a,46bどうしを接続する左右一対の傾斜外側ガイドレール71と、両ガイドレール44,48の左右一対の内側ガイドレール47a,47bどうしを接続する左右一対の傾斜内側ガイドレール72とが、前後に所定間隔を隔てて平行に架設されている。而して前記切換送出手段52は、傾斜外側ガイドレール71の中間に介装された前側可動ガイドレール73と、傾斜内側ガイドレール72の中間に介装された後側可動ガイドレール74と、前後両可動ガイドレール73,74を連動させて昇降揺動させる駆動手段とから構成されている。
【0030】
上記の切換送出手段52は、前記切換導入手段51と基本的に対称構造のものであるから詳細な構造の図示を省略するが、前側可動ガイドレール73は、特定区間A−Bの下側昇降体ガイドレール44における左右一対の外側ガイドレール46a,46bに接続する下向き傾斜姿勢と、特定区間A−Bの上側昇降体ガイドレール45における左右一対の外側ガイドレール46a,46bに接続する水平姿勢との間で上下揺動自在に軸支された左右一対の外側可動ガイドレールから成り、後側可動ガイドレール74は、特定区間A−Bの下側昇降体ガイドレール44における左右一対の内側ガイドレール47a,47bに接続する下向き傾斜姿勢と、特定区間A−Bの上側昇降体ガイドレール45における左右一対の内側ガイドレール47a,47bに接続する水平姿勢との間で上下揺動自在に軸支された左右一対の内側可動ガイドレールから構成されている。又、前後両可動ガイドレール73,74を連動させて昇降揺動させる駆動手段は、前記切換導入手段51における駆動手段47と同一のものが利用できる。
【0031】
図8の地上高の低い搬送経路部Cにおいて、被搬送物Wをワーク支持体8に支持した昇降体9は、図5に示すように上側昇降体ガイドレール45で支持された状態、即ち、中間上昇高さに保持された状態で、移動体1と一体に特定区間A−Bに向かって走行するが、この移動体1が上り勾配経路部Dに進入するとき、当該移動体1が搬送する被搬送物Wの特定区間A−Bにおける搬送レベルを、当該被搬送物Wの種類(例えば車種など)や作業箇所などによって異なる作業対象部位に応じて判別し、この判別結果に基づいて切換導入手段51の駆動手段47を作動させ、前後二組の可動ガイドレール55a〜56bの姿勢(接続先)を切り換える。即ち、図8に示すように特定区間A−Bにおけるワーク支持体8の地上高を高レベルHにするときは、前後二組の可動ガイドレール55a〜56bを図8及び図10に実線で示すように上向き傾斜姿勢にして、搬送経路部Cにおける上側昇降体ガイドレール45を特定区間A−Bにおける上側昇降体ガイドレール45に接続させる。この前後二組の可動ガイドレール55a〜56bの姿勢切り換えは、図10に示す2連歯輪61,63をモーター65でチエン引き込み方向に回転させて、各チエン60a,60b及び62a,62bで可動ガイドレール55a〜56bを上動限まで揺動させ、レールロック手段70で可動ガイドレール55a〜56bを上向き傾斜姿勢でロックすれば良い。
【0032】
上記のように切換導入手段51を切り換えておくことにより、移動体1が上り勾配経路部Dを傾斜して上昇移動するとき、前後の2連中折れリンク機構10,11と推力伝達手段12により一体に移動せしめられる昇降体9は、上向き傾斜姿勢の可動ガイドレール55a〜56bを含む左右一対前後二組の傾斜ガイドレール53,54の全長にわたって案内され、水平姿勢を保ちながら上昇移動して特定区間A−Bの上側昇降体ガイドレール44に導入され、この上側昇降体ガイドレール44に支持された状態、即ち、ワーク支持体8の地上高が高レベルHとなる状態で特定区間A−Bを移動体1と一体に移動することになる。
【0033】
又、図8に示すように特定区間A−Bにおけるワーク支持体8の地上高を低レベルLにするときは、前後二組の可動ガイドレール55a〜56bを図8及び図10に仮想線で示すように水平姿勢にして、搬送経路部Cにおける上側昇降体ガイドレール45を特定区間A−Bにおける下側昇降体ガイドレール44に接続させる。この場合は、図10に示す2連歯輪61,63をモーター65でチエン繰り出し方向に回転させて、各チエン60a,60b及び62a,62bで可動ガイドレール55a〜56bを水平姿勢となる下降限まで揺動させれば良い。而して、上り勾配経路部Dを傾斜して上昇移動する移動体1と一体に移動せしめられる昇降体9は、左右一対前後二組の傾斜ガイドレール53,54の下半部と水平姿勢の可動ガイドレール55a〜56bとにわたって案内され、水平姿勢を保ちながら中間高さまで上昇移動して特定区間A−Bの下側昇降体ガイドレール45に導入され、この下側昇降体ガイドレール45に支持された状態、即ち、ワーク支持体8の地上高が低レベルLとなる状態で特定区間A−Bを移動体1と一体に移動することになる。
【0034】
尚、移動体1が上り勾配経路部Dを走行するとき、水平姿勢を維持して移動する昇降体9に対し移動体1は傾斜することになる。このとき、前側の中折れ2連リンク機構10は大きく開動伸長するが、後側の中折れ2連リンク機構11は少ししか開動伸長しないので、推力伝達手段12における移動体1側の水平軸ローラー17a,17bは、後側の中折れ2連リンク機構11辺りを支点にして前方に若干揺動することになる。この動作を可能にするため、前記のように当該水平軸ローラー17a,17bが嵌合する昇降体9側の垂直溝形レール材20a,20bの中間部を巾広に形成しているのである。図示していないが、移動体1の下り勾配経路部では、上記とは逆に移動体1側の水平軸ローラー17a,17bは、前側の中折れ2連リンク機構10辺りを支点にして後方に若干揺動することになり、この動作が前記昇降体9側の垂直溝形レール材20a,20bの中間巾広部で許容される。
【0035】
上記作用により、特定区間A−Bでは、移動体1及び昇降体9で吊下搬送される被搬送物Wの地上高さを、当該被搬送物Wの種類(車種など)に応じて高低何れかに切り換えて搬送することができる。而して、当該特定区間A−Bでの部品取り付け作業などを終えて特定区間A−Bの出口に達した移動体1が図9に示す上り勾配経路部Fに進入するとき、当該移動体1と一体に移動する昇降体9が下側昇降体ガイドレール44に案内されているか上側昇降体ガイドレール45に案内されているかに応じて、当該上り勾配経路部Fの切換送出手段52における左右一対前後二組の可動ガイドレール73,74の姿勢を切り換える。即ち、昇降体9が下側昇降体ガイドレール44に案内されているときは、可動ガイドレール73,74を実線で示す下向き傾斜姿勢に切り換えて特定区間A−Bの下側昇降体ガイドレール44に接続し、昇降体9が上側昇降体ガイドレール45に案内されているときは、可動ガイドレール73,74を仮想線で示す水平姿勢に切り換えて特定区間A−Bの上側昇降体ガイドレール45に接続させる。而して、移動体1が上り勾配経路部Fを傾斜して走行するとき、当該移動体1と一体に移動する昇降体9は、下側昇降体ガイドレール44又は上側昇降体ガイドレール45から左右一対前後二組の可動ガイドレール73,74と左右一対前後二組の傾斜ガイドレール71,72とを経由して、水平姿勢を保ちながら上り勾配経路部Fを上昇移動し、地上高の高い搬送経路部Eの係脱補助用ガイドレール48へ乗り移ることができる。
【0036】
この上り勾配経路部Fを移動体1が走行するときも、特定区間A−Bの入り口側の上り勾配経路部Dにおいて説明したように、前後の中折れ2連リンク機構10,11及び推力伝達手段12が動作する。
【0037】
搬送経路部Eの係脱補助用ガイドレール48へ昇降体9が完全に乗り移ったとき、図6に示すように、係止手段27のフリー状態の各フック28a〜29bは重力又はスプリング力で垂下姿勢にあり、昇降体9側のピン31,35は、当該フック28a〜29bの下端フック部の上側に位置している。従って、移動体1の走行に伴って昇降体9が係脱補助用ガイドレール48から前方に外れて降下しょうとすると、当該昇降体9側のピン31,35が自動的に各フック28a〜29bで受け止められ、当該昇降体9は、図4に示すように係止手段27で移動体に上昇限高さで吊り下げられた状態となり、係る状態で搬送経路部Eを移動体1と一体に移動することになる。即ち、地上高の高い搬送経路部Eでは、昇降体9を支持案内するための上側昇降体ガイドレール45又は下側昇降体ガイドレール44を省くことができる。
【0038】
ワーク支持体8からの被搬送物Wの降ろし作業位置に関係なく、地上高の高い搬送経路部Eを走行する移動体1(昇降体9)は、最終的に図8に示す地上高の低い搬送経路部Cに戻されることになる。従って、この地上高の高い搬送経路部Eと地上高の低い搬送経路部Cとの間には下り勾配経路部が設けられることになるが、この下り勾配経路部の手前には、図6及び図7に示した係脱補助用ガイドレール48と係止解除手段49とが設けられ、係止手段27の各フック28a〜29bがフリーになる高さまで一旦昇降体9を持ち上げ、その後、各フック28a〜29bを係止解除姿勢に切り換えた状態で昇降体9を上側昇降体ガイドレール45に乗り移らせる。そしてこの後、移動体1を下り勾配経路部を経由させて図8に示す地上高の低い搬送経路部Cに送り込むことになる。而して、下り勾配経路部では、地上高の高い搬送経路部Eの上側昇降ガイドレール45と地上高の低い搬送経路部Cの上側昇降ガイドレール45とを単に左右一対前後二組の傾斜ガイドレールで接続し、昇降体9が水平姿勢を保って降下移動できるようにすれば良い。勿論、被搬送物Wを吊り下げていない空の昇降体9であるときは、上下両搬送経路部E,C間では昇降体9を移動体1と一体に傾斜させて移動させるように構成しても良い。
【0039】
尚、係止手段27による昇降体9の係止高さは、移動体1に対する当該昇降体の昇降範囲の下降限より上のレベルであれば、任意に設定することができ、上記実施形態に示す係止レベルに限定されない。勿論、この係止手段27は本発明に必須のものではなく、特定区間A−B以外の区間では、昇降体9を移動体1に対する昇降範囲の下降限(上記実施形態では中折れ2連リンク機構10,11の開動伸長限、但しこの場合は、中折れ2連リンク機構10,11に閉動縮小方向に付勢するスプリングを組み込む必要がある)で吊り下げるように構成しても良い。又、このように係止手段27を使用しない場合、特定区間A−B以外の区間にも前記昇降体ガイドレール44,45と同様の昇降体ガイドレールで昇降体9を適当なレベルで支持案内させるように構成することもできる。更に、特定区間A−Bには、上側昇降体ガイドレール45と下側昇降体ガイドレール44とを並設して、昇降体9の移動レベルを高低2段階から選択できるように構成したが、3段階以上から昇降体9の移動レベルを選択できるように構成することも可能である。
【0040】
【発明の効果】
本発明は以上のように実施し且つ使用することが出来るものであって、係る本発明の搬送装置によれば、ワーク支持体を備えた昇降体を移動体に昇降可能に支持させ、前記ワーク支持体に支持された被搬送物に対して作業を行う作業区間などの特定区間では、移動体に対する昇降体の支持レベルを、当該昇降体を支持案内する上下2段のガイドレールと切換導入手段で少なくとも高低2段階から選択させることができる。
【0041】
従って、作業対象部位のレベルが異なる複数種類の被搬送物を同一作業区間(特定区間)に送り込んで所要の作業を行わなければならない場合でも、当該特定区間に進入する各移動体ごとに、支持する被搬送物の作業対象部位のレベルに応じて切換導入手段を切り換え、ワーク支持体を介して被搬送物を支持する昇降体の移動レベルを、当該被搬送物の作業対象部位のレベルを略一定にするか又は、好適な作業レベルに近づけて、特定区間での各被搬送物に対する作業を容易に行得るようにすることができる。即ち、少量多品種の生産ラインに好適な搬送装置として活用することができる。
【0042】
更に、請求項1に記載の本発明の構成によれば、昇降体が前後二組の中折れ2連リンク機構で移動体に吊り下げられるので、前記特定区間以外の区間で昇降体を支持案内するガイドレールや実施形態で示したような係止手段を設けなくとも、開動伸長状態の前記中折れ2連リンク機構で昇降体を吊り下げることができ、しかも、移動体に対して昇降体の垂直面内での姿勢を自由に変えられるので、移動体の走行経路中の昇降勾配経路部において、移動体は斜めに傾斜させて移動させながら昇降体はガイドレールで水平姿勢に保持して斜めに平行移動させることが容易に行える。又、移動体と昇降体との間に設けられた推力伝達手段により、確実に昇降体を移動体と一体に移動させることができる。
【0043】
尚、請求項2に記載の構成によれば、昇降体を支持案内するガイドレールを備えた特定区間以外の区間では、係止手段で昇降体を吊り上げ状態で係止しておくことができ、この特定区間以外の区間に昇降体を支持案内するガイドレールを配設する必要がなくなり、しかも単に昇降体を前記中折れ2連リンク機構で下降限位置に吊り下げておく場合よりも、昇降体の移動経路の床面上高さを高くすることが容易であり、床面上の利用効率を高めることができると共に、安全性も高められる。この場合、請求項3や請求項4に記載の構成によれば、昇降体を吊り上げ状態で安定的に係止することができると共に、その係止解除も、特別なアクチュエーターを使用せずに移動体の移動に伴わせて自動的に行わせることができる。
【0044】
更に、請求項5に記載の構成によれば、特定区間に配設された上側昇降体ガイドレールや下側昇降体ガイドレールへ昇降体を導入させるときの当該昇降体の昇降移動を、当該昇降体を水平姿勢を保たせたまま斜めに平行移動させて行わせることができ、被搬送物を支持している状態での特定区間への昇降体(移動体)の進入を安全に行わせることができる。この場合、請求項6に記載の構成によれば、本発明を容易に実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 昇降体を下側昇降体ガイドレールで支持案内させている状態での側面図である。
【図2】 同状態での背面図である。
【図3】 同状態での平面図である。
【図4】 昇降体を係止手段で係止している状態での一部縦断側面図である。
【図5】 昇降体を上側昇降体ガイドレールで支持案内させている状態での一部縦断側面図である。
【図6】 係止手段による昇降体の係止を解除する経路部分の前半部を示す一部縦断側面図である。
【図7】 係止手段による昇降体の係止を解除する経路部分の後半部を示す一部縦断側面図である。
【図8】 特定区間の入り口部分を示す概略側面図である。
【図9】 特定区間の出口部分を示す概略側面図である。
【図10】 A図は特定区間の入り口部分のガイドレールの詳細を示す側面図であり、B図は同縦断背面図である。
【符号の説明】
1 移動体
2 移動体のガイドレール
3,4 メイントロリー
5 摩擦駆動用バー
6,7 サブトロリー
8 ワーク支持体
9 昇降体
10,11 中折れ2連リンク機構
12 推力伝達手段
14,15 左右一対の中折れ2連リンク
17a,17b 水平軸ローラー(推力伝達手段)
20a,20b 垂直溝形レール材(推力伝達手段)
25a,26a 前側ガイドローラー
25b,26b 後側ガイドローラー
27 係止手段
28a〜29b 開閉自在フック
33a,33b,37a,37b カム従動ローラー
38 摩擦駆動手段
39 摩擦駆動ローラー
40 バックアップローラー
44 下側昇降体ガイドレール
45 上側昇降体ガイドレール
46a,46b 外側ガイドレール(前側ガイドローラー案内用ガイドレール)
47a,47b 内側ガイドレール(後側ガイドローラー案内用ガイドレール)
48 係脱補助用ガイドレール
49 係止解除手段
50 係止解除用カムレール
A−B 特定区間(作業区間)
C 地上高の低い搬送経路部
D 上り勾配経路部
E 地上高の高い搬送経路部
F 上り勾配経路部
51 切換導入手段
52 切換送出手段
53,71 傾斜外側ガイドレール
54,72 傾斜内側ガイドレール
55a〜56b,73,74 可動ガイドレール
57 可動ガイドレール駆動手段
60a,60b,62a,62b チエン
61,63 チエン引き込み繰り出し用
65 2連歯輪駆動用モーター

Claims (6)

  1. ガイドレールに案内されて移動する移動体と、この移動体に昇降可能に吊り下げられた昇降体と、この昇降体に設けられたワーク支持体とを備え、前記移動体の走行経路中の少なくとも特定区間には、前記昇降体を上昇位置で支持案内させる上側昇降体ガイドレールと、前記昇降体を下降位置で支持案内させる下側昇降体ガイドレールとが設けられ、前記特定区間の入り口には、初期高さ位置にある前記昇降体を前記上側昇降体ガイドレールと下側昇降体ガイドレールとの内の任意の一方へ導入させる切換導入手段が併設され、前記特定区間の出口には、前記上側昇降体ガイドレール又は下側昇降体ガイドレールに支持案内されてきた前記昇降体を初期高さ位置に戻す切換送出手段が併設されている搬送装置において、前記昇降体は、前後2個所を中折れ2連リンク機構を介して前記移動体に昇降運動と相対傾動運動とが可能に吊り下げられ、前記移動体と昇降体との間で前後2個所の中折れ2連リンク機構の中間位置には、互いに垂直昇降移動可能に嵌合する垂直向きのレール材とローラーとから成る推力伝達手段が設けられ、この推力伝達手段のレール材は、移動体に対する昇降体の傾動運動を許すように中間高さ部分が巾広に形成されている、搬送装置。
  2. 前記移動体には、前記昇降体を吊り上げ状態で係止する係脱自在な係止手段が設けられ、走行経路側には、前記係止手段により吊り上げ状態で係止された昇降体が走行する区間が設けられている、請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記係止手段は、前記移動体の前後2箇所に設けられた開閉自在フックを備え、走行経路側には、前記から浮き上がったレベルで昇降体を案内する係脱補助用ガイドレールが架設され、この係脱補助用ガイドレールで昇降体が支持案内される状態において前記フックを係止解除姿勢に切り換える係止解除手段が設けられている、請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記係止解除手段は、前記フックに設けられたカム従動ローラーを介して当該フックを係止解除姿勢に切り換える係止解除用カムレールから構成されている、請求項3に記載の搬送装置。
  5. 前記上側昇降体ガイドレールと下側昇降体ガイドレールとは、前記昇降体の前側に設けられた左右一対の前側ガイドローラーが係合する左右一対の前側ガイドローラー案内用ガイドレールと、前記昇降体の後側に設けられた左右一対の後側ガイドローラーが係合する左右一対の後側ガイドローラー案内用ガイドレールとから成る、請求項1〜4の何れか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記切換導入手段と前記切換送出手段とは、前記上側昇降体ガイドレールの前側ガイドローラー案内用ガイドレールと前記下側昇降体ガイドレールの前側ガイドローラー案内用ガイドレールとに択一的に接続する上下揺動自在な左右一対の前側可動ガイドレールと、前記上側昇降体ガイドレールの後側ガイドローラー案内用ガイドレールと前記下側昇降体ガイドレールの後側ガイドローラー案内用ガイドレールとに択一的に接続する上下揺動自在な左右一対の後側可動ガイドレールと、前後両可動ガイドレールを連動させて昇降揺動させる駆動手段とから成る、請求項5に記載の搬送装置。
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