JP4196150B2 - マイクロレンズアレイの製造方法 - Google Patents

マイクロレンズアレイの製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、マイクロレンズアレイ及びその製造方法並びに光学装置に関する。
【0002】
【発明の背景】
これまでに、複数の微小なレンズが並べられて構成されるマイクロレンズアレイが、例えば液晶パネルに適用されてきた。マイクロレンズアレイ上には、ブラックマトリクスが設けられることがある。ブラックマトリクスは、リソグラフィ技術を用いることにより形成される。しかしながら、高画質化に伴いブラックマトリクスの形成に要求される位置合わせ精度が厳しくなってきており、従来の方法ではその要求に応えられなかった。
【0003】
本発明は、このような従来の問題点を解決するもので、その目的は、膜が正確な位置に形成されたマイクロレンズアレイ及びその製造方法並びに光学装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
(1)本発明に係るマイクロレンズアレイの製造方法は、複数の凸曲面部と前記凸曲面部間の凹部とを有する部材の上に、溶質が溶剤に溶けてなる溶液を設け、前記溶剤を減少させて少なくとも前記溶質を前記凹部に残して膜を形成することを含む。
【0005】
本発明によれば、凸曲面部を覆うように溶液を設けても、溶剤が減少するにつれて、溶液は凸曲面部から凹部に流れていく。したがって、簡単に凸曲面部を避けて凹部に溶質を残すことができ、この領域に簡単に膜を形成することができる。なお、本発明で、凸曲面部とは、レンズ面となり得る形状の表面を有する部分であり、表面が実質的に曲面として捉えることができれば、多面体も含む。
【0006】
(2)このマイクロレンズアレイの製造方法において、
前記凹部に前記膜を形成した後に、前記凸曲面部及び前記膜の上に光透過性層前駆体を設け、前記凸曲面部の形状が転写されて形成された複数のレンズ面を有する光透過性層を形成し、
前記光透過性層を前記膜とともに、前記凸曲面部及び前記凹部が形成された前記部材から剥離することをさらに含んでもよい。
【0007】
これによれば、光透過性層がマイクロレンズアレイの少なくとも一部となる。
【0008】
(3)このマイクロレンズアレイの製造方法において、
前記凸曲面部及び前記凹部が形成された前記部材は光透過性層であり、前記凸曲面部の表面はレンズ面であっていてもよい。
【0009】
これによれば、凸曲面部及び凹部が形成された部材がマイクロレンズアレイの少なくとも一部となる。
【0010】
(4)このマイクロレンズアレイの製造方法において、
前記凸曲面部の表面は前記溶液との親和性が低くてもよい。
【0011】
これによれば、溶液が凸曲面部から凹部に流れ落ちやすい。
【0012】
(5)このマイクロレンズアレイの製造方法において、
前記溶質は遮光性材料であってもよい。
【0013】
(6)このマイクロレンズアレイの製造方法において、
前記溶剤を揮発させて前記凹部に前記溶質を堆積させてもよい。
【0014】
(7)このマイクロレンズアレイの製造方法において、
前記凹部は各凸曲面部を囲んで形成されていてもよい。
【0015】
(8)本発明に係るマイクロレンズアレイは、上記方法によって製造されたものである。
【0016】
(9)本発明に係るマイクロレンズアレイは、複数の凸曲面部と各凸曲面部を囲む凹部とが同じ材料で同じ側に形成されてなる光透過性層と、
前記光透過性層とは異なる材料で前記凹部に形成された膜と、
を有する。
【0017】
本発明によれば、凹部が凸曲面部を囲んで形成されているので、凹部に形成される膜は、凸曲面部に対して正確な位置に形成されてなる。なお、本発明で、凸曲面部とは、レンズ面となり得る形状の表面を有する部分であり、表面が実質的に曲面として捉えることができれば、多面体も含む。
【0018】
(10)このマイクロレンズアレイにおいて、
前記膜は、遮光性材料で形成されていてもよい。
【0019】
(11)本発明に係る光学装置は、上記マイクロレンズアレイを有する。
【0020】
(12)この光学装置は、光源をさらに有していてもよい。
【0021】
(13)この光学装置は、撮像素子をさらに有していてもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態について図面を参照して説明する。
【0023】
(第1の実施の形態)
図1(A)〜図1(D)は、本発明を適用した第1の実施の形態に係るマイクロレンズアレイに製造方法を説明する図である。
【0024】
(原盤)
図1(A)には、原盤10が示されている。原盤10は、光透過性層前駆体22(図2(A)参照)に、その形状を転写するために使用される。原盤10には、複数の凸曲面部12が形成されている。凸曲面部12の表面は、球面、非球面(楕円面、放物面等)、円柱面のいずれであってもよい。凸曲面部12は、光透過性層(図2(C)参照)に形成されるレンズ面28の反転形状になっている。
【0025】
原盤10には、凹部14が形成されている。凹部14は、凸曲面部12を避けて形成されている。例えば、隣同士の凸曲面部12間の領域が凹部14である。凹部14は、各凸曲面部12を囲むように形成されている。図1(A)に示す凹部14は、平坦な底面と、この底面から垂直に立ち上がる側面とで形成されている。凹部14の側面から連続して凸曲面部12の表面が形成されている。
【0026】
本実施の形態では、凹部14に膜20(図1(D)参照)を設ける。膜20が遮光性材料から形成されていれば、光透過性層26にブラックマトリクスを形成することができる。遮光性材料は、光透過性のない材料であって耐久性があれば種々の材料を適用可能である。例えば、黒色染料あるいは黒色顔料をバインダー樹脂とともに溶剤に溶かしたものを、遮光性材料として用いる。溶剤としては、特にその種類に限定されるものではなく、水あるいは種々の有機溶剤を適用することが可能である。有機溶剤としては、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコールモノプロピルエーテル、メトキシメチルプロピオネート、エトキシエチルプロピオネート、エチルラクテート、エチルピルビネート、メチルアミルケトン、シクロヘキサノン、キシレン、トルエン、ブチルアセテート等のうち一種または複数種の混合溶液を利用することができる。
【0027】
例えば、図1(B)に示すように、原盤10(凸曲面部12が形成された面)に、溶質が溶剤に溶けてなる溶液16を設ける。スキージ18を使用して、凸曲面部12の高さを超えないように、凹部14に溶液16を設けてもよい。図1(C)に示すように、溶液16を凸曲面部12及び凹部14に設けたら、図1(D)に示すように、溶液16の溶剤を減少させる。溶剤を除去してもよい。例えば、溶剤を揮発させる。そして、溶液16のうち少なくとも溶質を凹部14に残して膜20を形成する。溶質は、凸曲面部12を避けて残すことが好ましい。そうすることで、光透過性層26のレンズ面22に膜20を付着させないようにすることができる。凸曲面部12の表面が、溶液16との親和性が低い性質を有していれば、この部分を避けて膜20を形成しやすい。なお、膜20は、凹部14を完全に埋めるように形成してもよいし、凹部14の下部にのみ浅く形成してもよい。
【0028】
(光透過性層)
次に、図2(A)に示すように、原盤10の少なくとも一部の形状を、光透過性層前駆体22に転写する。光透過性層前駆体22は、液状あるいは液状化可能な物質であることが好ましい。液状であることで、凸曲面部12間に、光透過性層前駆体22を充填することが容易となる。液状の物質としては、エネルギーの付与により硬化可能な物質が利用でき、液状化可能な物質としては、可塑性を有する物質が利用できる。
【0029】
光透過性層前駆体22は、光透過性層26を形成した際に、光透過性等の要求される特性を有するものであれば特に限定されるものではないが、樹脂であることが好ましい。樹脂は、エネルギー硬化性を有するもの、あるいは可塑性を有するものが容易に得られ、好適である。
【0030】
エネルギー硬化性を有する樹脂としては、光及び熱の少なくともいずれかー方の付与により硬化可能であることが望ましい。光や熱の利用は、汎用の露光装置、ベイク炉やヒータ等の加熱装置を利用することができ、省設備コスト化を図ることが可能である。エネルギー硬化性を有する樹脂としては、例えば、アクリル系樹脂、エポキシ系樹脂、メラミン系樹脂、ポリイミド系樹脂等が利用できる。特に、アクリル系樹脂は、市販品の様々な前駆体や感光剤(光重合開始剤)を利用することで、光の照射で短時間に硬化するものが容易に得られるため好適である。光硬化性のアクリル系樹脂の基本組成の具体例としては、プレポリマーまたはオリゴマー、モノマー、光重合開始剤があげられる。プレポリマーまたはオリゴマーとしては、例えば、エポキシアクリレート類、ウレタンアクリレート類、ポリエステルアクリレート類、ポリエーテルアクリレート類、スピロアセタール系アクリレート類等のアクリレート類、エポキシメタクリレート類、ウレタンメタクリレート類、ポリエステルメタクリレート類、ポリエーテルメタクリレート類等のメタクリレート類等が利用できる。
【0031】
モノマーとしては、例えば、2−エチルヘキシルアクリレート、2−エチルヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート、N−ビニル−2−ピロリドン、カルビトールアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレート、イソボルニルアクリレート、ジシクロペンテニルアクリレート、1,3−ブタンジオールアクリレート等の単官能性モノマー、1,6−ヘキサンジオールジアクリレート、1,6−ヘキサンジオールジメタクリレート、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、エチレングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコールジアクリレート、ペンタエリスリトールジアクリレート等の二官能性モノマー、トリメチロールプロパントリアクリレート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、ペンタエリスリトールトリアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサアクリレート等の多官能性モノマーが利用できる。
【0032】
光重合開始剤としては、例えば、2,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトフェノン等のアセトフェノン類、α−ヒドロキシイソブチルフェノン、p−イソプロピル−α−ヒドロキシイソブチルフェノン等のブチルフェノン類、p−tert−ブチルジクロロアセトフェノン、p−tert−ブチルトリクロロアセトフェノン、α,α−ジクロル−4−フェノキシアセトフェノン等のハロゲン化アセトフェノン類、ベンゾフェノン、N,N−テトラエチル−4,4−ジアミノベンゾフェノン等のベンゾフェノン類、ベンジル、ベンジルジメチルケタール等のベンジル類、ベンゾイン、ベンゾインアルキルエーテル等のベンゾイン類、1−フェニル−1,2−プロパンジオン−2−(o−エトキシカルボニル)オキシム等のオキシム類、2−メチルチオキサントン、2−クロロチオキサントン等のキサントン類、ミヒラーケトン、ベンジルメチルケタール等のラジカル発生化合物が利用できる。
【0033】
なお、必要に応じて、酸素による硬化阻害を防止する目的でアミン類等の化合物を添加したり、塗布を容易にする目的で溶剤成分を添加してもよい。溶剤成分としては、特に限定されるものではなく、種々の有機溶剤、例えば、プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテート、メトキシメチルプロピオネート、エトキシエチルプロピオネート、エチルラクテート、エチルピルビネート、メチルアミルケトン等が利用可能である。これらの物質によれば、高精度のエッチングが可能な点で原盤10の材料として優れているシリコン又は石英からの離型性が良好であるため好適である。
【0034】
可塑性を有する樹脂としては、例えば、ポリカーボネート系樹脂、ポリメチルメタクリレート系樹脂、アモルファスポリオレフィン系樹脂等の熱可塑性を有する樹脂を利用できる。このような樹脂を、軟化点温度以上に加熱することにより可塑化させて液状として使用する。
【0035】
光透過性層前駆体22は、図2(A)に示すように原盤10の凸曲面部12上に設ける。また、原盤10の凹部14に形成された膜20上にも光透過性層前駆体22を設ける。そして、光透過性層前駆体22を塗り拡げる工程を行う。例えば、光透過性層前駆体22を介して、原盤10と基板24を密着させることにより、光透過性層前駆体22を所定領域まで塗り拡げる。
【0036】
基板24は、光透過性層前駆体22を塗り拡げるために要求される機能を少なくとも有していればよい。基板24の一方の面が平坦になっていてもよく、その場合、平坦な面を光透過性層前駆体22に密着させてもよい。基板24を光透過性層26に密着させたまま残すときには、基板24としては、マイクロレンズアレイとして要求される光透過性等の光学的な物性や、機械的強度等の特性を満足するものであれば特に限定されるものではなく、例えば、石英やガラス、あるいは、ポリカーボネート、ポリアリレート、ポリエーテルサルフォン、ポリエチレンテレフタレート、ポリメチルメタクリレート、アモルファスポリオレフィン等のプラスチック製の基板あるいはフィルムを利用することが可能である。基板24を後の工程で剥離するのであれば、基板24には光透過性がなくてもよい。
【0037】
必要に応じて、原盤10と基板24とを光透過性層前駆体22を介して密着させる際に、原盤10及び基板24の少なくともいずれか一方を介して光透過性層前駆体22を加圧しても良い。加圧することで、光透過性層前駆体22が拡がる時間を短縮できることで作業性が向上し、かつ、光透過性層前駆体22の原盤10に形成された凸曲面部12間への充填が確実となる。
【0038】
図2(A)に示す例では、光透過性層前駆体22を原盤10上に載せて、基板24と原盤10とを密着させた。その方法に代えて、基板24に光透過性層前駆体22を載せてその上に原盤10を被せることで原盤10に光透過性層前駆体22を設け、さらに基板24及び原盤10によって光透過性層前駆体22を塗り拡げてもよい。また、予め原盤10及び基板24の両方に光透過性層前駆体22を設けてもよい。
【0039】
以上の工程を経て、図2(B)に示すように、原盤10と基板24の間に光透過性層前駆体22からなる層を形成する。そして、光透過性層前駆体22に応じた固化処理を施す。例えば、光硬化性の樹脂を用いた場合であれば、所定の条件で光を照射する。なお、光硬化性の物質にて光透過性層26を形成するときには、基板24及び原盤10のうち少なくとも一方が、光透過性を有することが必要となる。あるいは、軟化点温度以上に加熱して可塑化させた樹脂を光透過性層前駆体22として使用する場合には、冷却することにより固化させることができる。こうして、光透過性層26を形成することができる。
【0040】
次に、図2(C)に示すように、光透過性層26を原盤10から剥離する。また、光透過性層26とともに、膜20を、原盤10から剥離する。光透過性層26と原盤10(特に凸曲面部12)との剥離性は高い(例えば親和性が低いあるいは密着性が低い)ことが好ましい。また、光透過性層26と膜20との剥離性は低い(例えば親和性又は密着性が高い)ことが好ましい。また、原盤10(特に凹部14)と膜20との剥離性は高い(例えば親和性が低いあるいは密着性が低い)ことが好ましい。
【0041】
こうして、膜20が一体化した光透過性層26を得ることができる。光透過性層26は、複数のレンズ面28を有する。レンズ面28は、上述した凸曲面部12の反転形状をなす。図2(C)に示すレンズ面28は凹面(凹レンズ面)である。レンズ面28によって形成されるレンズは、球面レンズであってもよいし、非球面レンズ(楕円面、放物面等のレンズ)であってもよいし、円柱レンズであってもよい。
【0042】
光透過性層26におけるレンズ面28が形成された側で、光透過性層26とは異なる材料から形成された膜20が、各レンズ面28を囲んでいる。詳しくは、各レンズ面28の周縁部に、膜20が形成されている。膜20が遮光性材料であれば、膜20からなる層はブラックマトリクスを構成する。
【0043】
図3(A)に示すように、第2の光透過性層前駆体32を、光透過性層26上に設けてもよい。詳しくは、レンズ面28が形成された側に第2の光透過性層前駆体32を設ける。また、膜20上にも第2の光透過性層前駆体32を設けてもよい。第2の光透過性層前駆体32として、上述した光透過性層前駆体22として選択できる物質を使用することができる。そして、図3(B)に示すように、第2の光透過性層36を形成してもよい。その形成には、基板34を使用してもよい。詳しくは、基板24を使用した光透過性層26の形成方法について説明した内容が当てはまる。
【0044】
(マイクロレンズアレイ)
図3(B)に示すように、本実施の形態に係るマイクロレンズアレイは、光透過性層26を有する。光透過性層26は、光を透過する性質を有していればよく、透明であっても着色されていてもよい。光透過性層26の光透過率は、0%でなければ100%でなくてもよい。光透過性層26は、複数のレンズ面28を有する。本実施の形態では、レンズ面28は、凹レンズ面である。また、光透過性層26には、膜20が一体的に形成されている。膜20は、遮光性材料から形成されていれば、ブラックマトリクスを構成する。
【0045】
本実施の形態では、マイクロレンズアレイは、第2の光透過性層36を有する。第2の光透過性層36は、光透過性層26のレンズ面28に密着して形成されてなる。レンズ面28は、第1及び光透過性層26,36の界面でもある。また、製造方法に上述した方法を適用した場合、マイクロレンズアレイは、その結果として得られる構成を有する。本発明は、上記実施の形態に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。以下、その他の実施の形態を説明する。
【0046】
(第2の実施の形態)
図4(A)〜図4(D)は、本発明を適用した第2の実施の形態に係るマイクロレンズアレイの製造方法を説明する図である。本実施の形態では、図4(A)に示す光透過性層40を用意する。光透過性層40は、凸曲面部42及び凹部44を有する。凸曲面部42及び凹部44の形状には、第1の実施の形態で説明した原盤10の凸曲面部12及び凹部14の内容が該当する。光透過性層40を構成する材料は、マイクロレンズアレイとして要求される光透過性等の光学的な物性や、機械的強度等の特性を満足するものであれば特に限定されるものではない。例えば、上述した光透過性層前駆体22として選択できる材料で光透過性層40を形成してもよいし、上述した基板24として選択できる基板を光透過性層40として使用してもよい。
【0047】
そして、図4(B)〜図4(D)に示す工程を経て、凹部44に膜46を形成する。この工程の詳細は、第1の実施の形態で凹部14に膜20を形成する工程と同じである(図1(B)〜図1(D)参照)。
【0048】
こうして、図4(D)に示すマイクロレンズアレイを製造することができる。マイクロレンズアレイは、複数の凸曲面部42と各曲面部42を囲む凹部44とが同じ材料で同じ側に形成されてなる光透過性層40を有する。ここで、凸曲面部42は、レンズ面48で形成されている。凸曲面部42の表面は、実質的に曲面として捉えることができれば多面体も含む。また、凹部44には、膜46が形成されている。膜46が遮光性材料で形成されていれば、膜46は、ブラックマトリクスを構成する。すなわち、本実施の形態に係るマイクロレンズアレイには、ブラックマトリクスが一体的に設けられている。
【0049】
その他の内容については、第1の実施の形態で説明した内容が該当する。本実施の形態でも、第1の実施の形態で説明した効果を達成することができる。
【0050】
(第3の実施の形態)
図5は、本発明を適用した第3の実施の形態に係る光学装置を説明する図である。この光学装置は、マイクロレンズアレイを備える液晶パネルである。マイクロレンズアレイは、第2の実施の形態(図4(A)〜図4(D)参照)で説明した光透過性層40を有する。光透過性層40は、複数の凸曲面部42を有し、膜46が一体的に形成されている。光透過性層40における凸曲面部42の側には、基板50が設けられている。基板50は、液晶パネルの一部である。基板50は、光透過性層(この場合は接着層)52を介して光透過性層40に設けられている。
【0051】
各凸屈曲部42の表面となるレンズ面48は、光透過性層40とその外側の媒質(光透過性層52)との界面であるということもできる。本実施の形態では、レンズ面48の凹面(凹レンズ面)を光源に向けて光透過性層40が配置されている。光透過性層40,52の屈折率(例えば真空に対する屈折率として絶対屈折率)n1,n2は、
2<n1
の関係を有する。この関係を有することで、光透過性層40から光透過性層52に入射する光は、レンズ面48の凹面に入射し、レンズ面48の法線から離れる方向(光軸に近づく方向)に屈折する。
【0052】
このようなマイクロレンズアレイが液晶パネルに取り付けられている。マイクロレンズアレイが、複数の画素によって画像を表示する光学装置に組み込まれるときには、各レンズ面48は、各画素(カラー表示の場合にはサブ画素)に対応するように配置される。液晶パネルは、基板50と基板(TFT基板)54とを有する。基板50には、共通電極56及び配向膜58が形成されている。基板54には、個別電極60及び薄膜トランジスタ62が設けられており、これらの上に配向膜64が形成されている。配向膜58,64間には、液晶66が封入されており、薄膜トランジスタ62によって制御される電圧によって、液晶66が駆動されるようになっている。
【0053】
(第4の実施の形態)
図6は、本発明を適用した第4の実施の形態に係る光学装置の一例として撮像装置を示す図である。撮像装置は、撮像素子(イメージセンサ)を有する。例えば、2次元イメージセンサであれば、複数の画素のそれぞれに対応して受光部(例えばフォトダイオード)70が設けられている。CCD(Charge Coupled Device)型の撮像素子であれば、転送部72を有し、各画素の受光部70からの電荷を高速で転送するようになっている。カラーの撮像素子には、カラーフィルタ74を設ける。
【0054】
この撮像素子に、本発明を適用したマイクロレンズアレイが取り付けられている。マイクロレンズアレイは、第2の実施の形態(図4(D)参照)で説明した内容が該当する光透過性層40を有する。本実施の形態によれば、多くの光が集光して受光部70に入射するので、鮮明な画像を生成することができる。詳しい作用効果は第2の実施の形態で説明した通りである。
【0055】
(第5の実施の形態)
図7は、本発明を適用した第5の実施の形態に係る光学装置を示す図である。この光学装置は、投射型表示装置(液晶プロジェクター)である。
【0056】
光学装置100は、光源102と、複数の液晶パネル104,106,108を有する。液晶パネル104,106,108は、それぞれ、赤色に対応した(赤色用の)液晶ライトバルブ(液晶光シャッターアレイ)、緑色に対応した(緑色用の)液晶ライトバルブ(液晶光シャッターアレイ)、青色に対応した(青色用の)液晶ライトバルブ(液晶光シャッターアレイ)である。
【0057】
液晶パネル104,106,108には、図示しないマイクロレンズアレイが取り付けられている。マイクロレンズアレイには、いずれかの実施の形態で説明した内容が該当する。
【0058】
光学装置100は、複数のインテグレータレンズを備えた照明光学系と、複数のダイクロイックミラー等を備えた色分離光学系(導光光学系)と、赤色光のみを反射するダイクロイックミラー面110および青色光のみを反射するダイクロイックミラー面112が形成されたダイクロイックプリズム(色合成光学系)114と、投射レンズ(投射光学系)116とを有している。
【0059】
照明光学系は、インテグレータレンズ118および120を有している。色分離光学系は、ミラー122、124、126、青色光および緑色光を反射する(赤色光のみを透過する)ダイクロイックミラー128、緑色光のみを反射するダイクロイックミラー130、青色光のみを反射するダイクロイックミラー(または青色光を反射するミラー)132、集光レンズ134、136、138、140および142とを有している。
【0060】
液晶パネル104の入射面側(マイクロレンズ基板が位置する面側、すなわちダイクロイックプリズム114と反対側)には第1の偏光板(図示せず)が接合され、液晶パネルの出射面側(マイクロレンズ基板と対向する面側、すなわちダイクロイックプリズム114側)には第2の偏光板(図示せず)が接合されている。液晶パネル106および108も、液晶パネル104と同様の構成となっている。これら液晶パネル104、106および108は、図示しない駆動回路にそれぞれ接続されている。
【0061】
光学装置100では、ダイクロイックプリズム114と投射レンズ116とで、光学ブロック144が構成されている。また、この光学ブロック144と、ダイクロイックプリズム114に対して固定的に設置された液晶パネル104、106および108とで、表示ユニット146が構成されている。
【0062】
以下、光学装置100の作用を説明する。光源102から出射された白色光(白色光束)は、インテグレータレンズ118および120を透過する。この白色光の光強度(輝度分布)は、インテグレータレンズ118および120により均一にされる。インテグレータレンズ118および120を透過した白色光は、ミラー122で反射し、その反射光のうちの青色光(B)および緑色光(G)は、それぞれダイクロイックミラー128で反射し、赤色光(R)は、ダイクロイックミラー128を透過する。ダイクロイックミラー128を透過した赤色光は、ミラー124で反射し、その反射光は、集光レンズ134により整形され、赤色用の液晶パネル104に入射する。ダイクロイックミラー128で反射した青色光および緑色光のうちの緑色光は、ダイクロイックミラー130で反射し、青色光は、ダイクロイックミラー130を透過する。ダイクロイックミラー130で反射した緑色光は、集光レンズ136により整形され、緑色用の液晶パネル106に入射する。ダイクロイックミラー130を透過した青色光は、ダイクロイックミラー(またはミラー)132で反射し、その反射光は、ミラー126で反射する。青色光は、集光レンズ138、140および142により整形され、青色用の液晶パネル108に入射する。
【0063】
このように、光源102から出射された白色光は、色分離光学系により、赤色、緑色および青色の三原色に色分離され、それぞれ、対応する液晶パネルに導かれ入射する。この際、液晶パネル104が有する液晶パネルの各画素(薄膜トランジスタとこれに接続された画素電極)は、赤色用の画像信号に基づいて作動する駆動回路(駆動手段)により、スイッチング制御(オン/オフ)、すなわち変調される。同様に、緑色光および青色光は、それぞれ、液晶パネル106および108に入射し、それぞれの液晶パネルで変調され、これにより緑色用の画像および青色用の画像が形成される。この際、液晶パネル106が有する液晶パネルの各画素は、緑色用の画像信号に基づいて作動する駆動回路によりスイッチング制御され、液晶パネル108が有する液晶パネルの各画素は、青色用の画像信号に基づいて作動する駆動回路によりスイッチング制御される。これにより赤色光、緑色光および青色光は、それぞれ、液晶パネル104、106および108で変調され、赤色用の画像、緑色用の画像および青色用の画像がそれぞれ形成される。
【0064】
液晶パネル104により形成された赤色用の画像、すなわち液晶パネル104からの赤色光は、面148からダイクロイックプリズム114に入射し、ダイクロイックミラー面110で反射し、ダイクロイックミラー面112を透過して、出射面150から出射する。液晶パネル106により形成された緑色用の画像、すなわち液晶パネル106からの緑色光は、面152からダイクロイックプリズム114に入射し、ダイクロイックミラー面110および112をそれぞれ透過して、出射面150から出射する。液晶パネル108により形成された青色用の画像、すなわち液晶パネル108からの青色光は、面156からダイクロイックプリズム114に入射し、ダイクロイックミラー面112で反射し、ダイクロイックミラー面110を透過して、出射面150から出射する。
【0065】
このように、液晶パネル104、106および108からの各色の光、すなわち液晶パネル104、106および108により形成された各画像は、ダイクロイックプリズム114により合成され、これによりカラーの画像が形成される。この画像は、投射レンズ116により、所定の位置に設置されているスクリーン154上に投影(拡大投射)される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(A)〜図1(D)は、本発明を適用した第1の実施の形態に係るマイクロレンズアレイの製造方法を説明する図である。
【図2】図2(A)〜図2(C)は、本発明を適用した第1の実施の形態に係るマイクロレンズアレイの製造方法を説明する図である。
【図3】図3(A)〜図3(B)は、本発明を適用した第1の実施の形態に係るマイクロレンズアレイの製造方法を説明する図である。
【図4】図4(A)〜図4(D)は、本発明を適用した第2の実施の形態に係るマイクロレンズアレイの製造方法を説明する図である。
【図5】図5は、本発明を適用した第3の実施の形態に係る光学装置を示す図である。
【図6】図6は、本発明を適用した第4の実施の形態に係る光学装置を示す図である。
【図7】図7は、本発明を適用した第5の実施の形態に係る光学装置を示す図である。
【符号の説明】
10 原盤
12 凸曲面部
14 凹部
16 溶液
20 膜
22 光透過性層前駆体
26 光透過性層
28 レンズ面
40 光透過性層
42 凸曲面部
44 凹部
46 膜
48 レンズ面

Claims (6)

  1. 複数の凸曲面部と前記複数の凸曲面部間の凹部とを有する部材の上に、溶質が溶剤に溶けてなる溶液を設け、前記溶剤を減少させて少なくとも前記溶質を前記凹部に残して膜を形成する工程と、
    前記複数の凸曲面部及び前記膜の上に第1の光透過性層前駆体を設け、前記複数の凸曲面部の形状が転写されて形成された複数の凹曲面部からなるレンズ面を有する第1の光透過性層を形成する工程と、
    前記第1の光透過性層を前記膜とともに、前記前記部材から剥離する工程と、
    前記第1の光透過性層の前記複数の凹曲面部及び前記膜の上に第2の光透過性前駆体を設け、第2の光透過性層を形成する工程と、
    を含むマイクロレンズアレイの製造方法。
  2. 請求項1記載のマイクロレンズアレイの製造方法において、
    前記複数の凸曲面部及び前記凹部が形成された前記部材は光透過性層であり、前記凸曲面部の表面はレンズ面であるマイクロレンズアレイの製造方法。
  3. 請求項1または請求項2のいずれかに記載のマイクロレンズアレイの製造方法において、
    前記複数の凸曲面部の表面は前記溶液との親和性が低いマイクロレンズアレイの製造方法。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のマイクロレンズアレイの製造方法において、
    前記溶質は遮光性材料であるマイクロレンズアレイの製造方法。
  5. 請求項1から請求項4のいずれかに記載のマイクロレンズアレイの製造方法において、
    前記溶剤を揮発させて前記凹部に前記溶質を堆積させるマイクロレンズアレイの製造方法。
  6. 請求項1から請求項5のいずれかに記載のマイクロレンズアレイの製造方法において、
    前記凹部は各凸曲面部を囲んで形成されるマイクロレンズアレイの製造方法。
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