JP4194424B2 - ノズルカタログデータベース及びノズル情報検索システム - Google Patents

ノズルカタログデータベース及びノズル情報検索システム Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ノズル情報を検索するためノズルカタログに記載されているデータに基づいて構築されたノズルカタログデータベース及びこれを用いたノズル情報検索システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
ノズルユーザーがノズル情報を検索するためのノズル情報検索システムとして、本願発明者による下記特許文献1に開示されるシステムが公知である。このシステムは、世界各国にある多数のノズルメーカーのノズルカタログに基づいてノズルカタログデータベースを構築し、ノズルユーザーはこのデータベースを利用することで、自分の要望する仕様のノズルを探すことができる。具体的には、ノズル仕様情報として、圧力・流量・スプレー角度を含むデータを検索用キーワードとして入力すると、検索条件に合致するノズルのノズル型番情報を抽出することができる。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−22386号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ノズルカタログデータベースを構築するにあたり、各メーカーのカタログに記載されている圧力・流量・スプレー角度を含むデータに基づいてデータベースを構築する。この圧力・流量・スプレー角度は、ノズルの特性を表わすデータとしては最も重要であり、カタログには、例えば、図23のように表記されている。このカタログには、型番(A)(B)(C)(D)・・・のノズルの特性が示されており、型番(A)のノズルについては、流量(L/min)と圧力(MPa)の関係が図番100で示される欄に表記され、スプレー角度(゜)と圧力(MPa)の関係が図番101で示される欄に表記されている。ここで一般的には、流量・圧力の組み合わせ(関係)における圧力のパラメータ数に対して、スプレー角度・圧力の組み合わせ(関係)における圧力のパラメータ数は少ない。また、スプレー角度を表記するための圧力の値には、流量を表記するための圧力とは異なる値を採用していることがある。例えば、図23の欄101には、圧力値として0.15MPa,1.4MPaを採用しているが、欄100に示すように、この圧力値は流量表記のためには採用されていない。したがって、このようなカタログ値に基づいてノズル検索用のデータベースを構築し、圧力・流量・スプレー角度を入力してノズル検索を行うと、次のような問題が生じる。
【0005】
これを分かりやすく説明するために、図22を用いる。この図22(a)は、あるノズル型番についてのカタログ記載値に基づいた登録例である。そして、検索条件として、圧力5±2、流量4.5±1、スプレー角度50±5とした場合、検索結果として抽出したい仕様は、[圧力3、流量3.5、スプレー角度45]と[圧力5、流量4.5、スプレー角度50]の2件である。しかし、検索時に特別なプログラムを作成しない限り、次のような問題が生じる。
【0006】
すなわち、 図22(b)に示すように、抽出された各特性値の全ての組み合わせを表示させると、No.1,4以外は、実在しないノズル仕様を表示させてしまうことになり問題である。また、抽出された値の最大値の組み合わせを表示させた場合(図22(c)参照)、やはりノズル仕様としては実在しないものを表示させることになり、問題である。また、実際にカタログ表記されているNo.1,4が表示されないという問題も生じる。その他に、抽出された値の最小値の組み合わせを表示する方法や、中央値を表示する方法等が考えられるが、いずれもカタログに表示されているのとは異なり、不正確な圧力・流量・スプレー角度の組み合わせを表示させてしまう可能性が高い。
【0007】
更に別の問題点を説明する。図20は、別のノズル型番のカタログ表記である。スプレー角度は、圧力が3と10の場合に表記が存在する。この場合、検索条件として、[圧力5±1、流量4.5±1、スプレー角度50±5]を入力し検索すると、圧力が5の場合、流量データは存在するが、スプレー角度のデータは存在しない。したがって、検索条件を満たすかどうかの判断ができず、このノズルは検索されない。このように、このノズルは、ユーザーの入力した検索条件に合致するであろうにも関わらず、スプレー角度のデータがないために検索結果としてあがってこないことになる。同様に、図20において、検索条件[圧力1、流量2、スプレー角度50±5][圧力15、流量7.7、スプレー角度50±5]で行っても、スプレー角度の値がデータベースに登録されておらず、やはりユーザーの要望する条件に合致していたとしても抽出できない。
【0008】
さらに、図21に示すように、ノズルによっては、スプレー角度が1つの圧力についてしか表示されていないこともある。また、スプレー角度が1つだけ表示されているが、それがどの圧力の時の値なのかを表記していないようなケースもある。したがって、この場合についても、スプレー角度についての登録ができないということになり、検索で抽出できないということになる。
【0009】
以上のように、圧力・流量の組み合わせに比べて、圧力・スプレー角度の組み合わせのデータはかなり少なくなっている。したがって、世界各国のノズルメーカーのカタログ値に基づいてデータベースを構築したとしても、スプレー角度の表記がない範囲については、検索ができないことになる。したがって、実際は広範囲な検索範囲が存在するにもかかわらず、そのごく一部しか活用できないことになり、データベースの価値を十分に発揮できないことになる。また、スプレー角度の表記がない部分については、妥当な数値を計算するなどして求め、これをデータベースに登録するという方法も考えられる。しかしながら、ノズルメーカー各社のカタログ値を勝手な判断に基づき決めることになり、ノズルメーカーが意図しない表記をさせてしまうことになり、商品保証又は商取引上許されないことである。
【0010】
本発明は上記実情に鑑みてなされたものであり、その課題は、カタログにスプレー角度が表記されない圧力範囲であってもノズル検索をすることができ、ユーザー及びメーカーの双方にとって信頼性の高いノズル情報検索システムを提供することである。
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明に係るノズル情報検索システムは、
カタログに記載されたノズルに関する情報で構成されているノズルカタログデータベースを有し、圧力・流量・スプレー角度を検索キーワードとしてノズル型番情報を当該ノズルカタログデータベースから抽出するサーバーシステムを具備するノズル情報検索システムであって、
前記ノズルカタログデータベースは、
圧力・流量・スプレー角度の組合せがカタログ記載されている場合に、圧力・流量・スプレー角度を組み合わせ単位とし、当該組合せ単位とノズル型番情報とを対応付けて構成してあり、
圧力・流量の組み合わせに対応するスプレー角度のカタログ記載がない場合に、当該圧力・流量の組み合わせとは異なる組み合わせのスプレー角度の記載がある場合には当該圧力に最も近い圧力に対応するスプレー角度を仮スプレー角度として構成し、或いは、スプレー角度の記載が1つしかない場合には当該スプレー角度を仮スプレー角度として構成して、圧力・流量・当該仮スプレー角度を組み合わせ単位とし、
この組合せ単位、当該仮スプレー角度であることを示す識別データ及びノズル型番情報とを対応付けて構成してあり、
前記サーバーシステムは、
少なくとも圧力・流量・スプレー角度を検索用キーワードとして入力可能な検索画面を提供するためのものであって、各種入力フォームを提供するためのWebページデータを格納しているWebページ記憶部と、
前記検索画面に入力された検索用キーワードに基づいて前記ノズルカタログデータベースを検索して該当するノズル型番情報を抽出するデータベース制御部と、
検索されたノズル型番情報を表示するための検索結果表示画面を提供するWebページ処理部とを備え、
前記検索結果表示画面に表示されるべきスプレー角度が仮スプレー角度である場合には、前記Webページ処理部は、仮スプレー角度であることを認識できる形で表示データを生成するように構成されていることを特徴とする。
この構成によるノズル情報検索システムの作用効果は、以下の通りです。まず、ノズルカタログデータベースについて述べる。データベースにカタログに記載されているデータを登録するに際して、圧力・流量・スプレー角度の3つの特性値を1つの組み合わせ単位(ユニット)として登録する。この組み合わせ単位のデータとノズル型番とを対応付けてデータベース化する。例えば、図20の例だと、圧力・流量・スプレー角度=[3,3.5,50]及び[10,6.3,55]を組み合わせ単位として登録し、ノズルカタログデータベースを構成する。また、該当するスプレー角度がない場合には、カタログ記載値のうち適切なものを仮スプレー角度として登録し、ノズルカタログデータベースを構成する。例えば、図20の場合、圧力・流量=[5,4.5]の組み合わせのところにはスプレー角度の表記がないが、適切な値として圧力3の時のスプレー角度50を選択し、これを仮スプレー角度として登録する。すなわち、 圧力・流量・スプレー角度=[5,4.5,50]を1つの組み合わせとして登録する。このように、カタログ表記されている全ての圧力範囲について、圧力・流量・スプレー角度を組み合わせ単位として登録するので、カタログに記載されている特性値の範囲について、もれなく検索ができるようになる。また、仮スプレー角度を登録した場合は、仮スプレー角度であることを示す識別データと共にデータベース化する。これにより、検索結果の表示画面において、その仮スプレー角度を表示させる場合に、カタログ表記とは異なっていることを表示させることができる。したがって、カタログ値を勝手に書き換えるのではなく、商取引上も問題がないようにできる。ユーザーは、必要に応じて実際のカタログを見て確認したり、ノズルメーカーに直接問い合わせたりの確認を行うこともできる。その結果、カタログにスプレー角度が表記されない圧力範囲であってもノズル検索をすることができ、ユーザー及びメーカーの双方にとって信頼性の高いノズルカタログデータベースを提供することができる。
この構成によるノズル情報検索システムでノズルの検索を行う場合は、まず、Webページ記憶部に格納されている検索画面のWebページが表示され、圧力・流量・スプレー角度を検索用キーワードとして入力される。データベース検索手段は、この入力された圧力・流量・スプレー角度に基づいて、ノズルカタログデータベースの検索を行う。入力された検索条件に合致するノズル型番が抽出された場合は、そのノズル型番情報を検索結果表示画面としてWeb処理部によって表示させる。この表示画面において、そのノズル型番についての圧力・流量・スプレー角度等が表示され、仮スプレー角度である場合は、それが認識できるように表示させる。この表示制御は、識別データを有しているか否かにより判別することができる。これにより、ユーザーは、検索結果を見てスプレー角度が実際のカタログ値とは異なることを認識することができる。また、そのような表示をさせることで商取引上の信頼性も維持することができる。その結果、カタログにスプレー角度が表記されない圧力範囲であってもノズル検索をすることができ、ユーザー及びメーカーの双方にとって信頼性の高いノズル情報検索システムを提供することができる。
【0011】
本発明の好適な実施形態として、ノズルカタログデータベースを構成する仮スプレー角度は、圧力・流量の組み合わせに対応するスプレー角度のカタログ記載がない場合であって、前記圧力・流量の組み合わせとは異なる組み合わせについてスプレー角度の記載がある場合に、当該圧力に最も近い圧力に対応するスプレー角度を仮スプレー角度として構成してあることが好ましい。
この構成によるノズル情報検索システムの作用効果は、以下の通りです。ノズルカタログデータベースに、圧力・流量の組み合わせに対応するスプレー角度のカタログ記載がない場合であって、組み合わせとは異なる組み合わせについてスプレー角度の記載がある場合に、当該圧力に最も近い圧力に対応するスプレー角度を仮スプレー角度として登録し、構成される。仮スプレー角度を登録する場合、その圧力に対するスプレー角度として適切な値を採用することが好ましい。例えば、図20の例では、圧力5の時のスプレー角度としては、圧力10の時のスプレー角度55よりも、圧力3の時のスプレー角度50を仮スプレー角度とするほうが、より正確であると考えられる。これにより、できるだけ実際の特性値に近いものを表示させることができる。
【0012】
本発明の別な好適な実施形態として、ノズルカタログデータベースを構成する仮スプレー角度は、スプレー角度の記載が1つしかない場合に、当該スプレー角度を仮スプレー角度として構成してあることが好ましい。
この構成によるノズル情報検索システムの作用効果は、以下の通りです。ノズルカタログデータベースに、スプレー角度の記載が1つしかない場合は、当該スプレー角度を仮スプレー角度として登録し、構成される。例えば、図21の例では、圧力5の時のスプレー角度50しかカタログ値がないので、他の圧力1,3,10,15に対応するスプレー角度としては、すべて50を仮スプレー角度として登録する。スプレー角度が1つしかないノズルについては、圧力が変化してもスプレー角度が大きく変化しないのが通常である。よって、かかる値を仮スプレー角度とすることができる。
【0013】
本発明の更に別の好適な実施形態として、ノズルカタログデータベースには、
カタログにスプレー距離とスプレー幅が記載されている場合に、これをスプレー角度に換算したものを第2識別データと共に仮スプレー角度として構成してあり、
前記Webページ処理部は、第2識別データに基づいて仮スプレー角度であることを認識できる形で表示データを生成するように構成されていることが好ましい。
【0014】
この構成によるノズル情報検索システムの作用効果は、以下の通りです。ノズルカタログデータベースには、カタログにスプレー距離とスプレー幅が記載されている場合に、これをスプレー角度に換算したものを第2識別データと共に仮スプレー角度として登録し、構成する。ノズルメーカーによっては、カタログにスプレー角度を表記せずに、スプレー距離とスプレー幅を表記しているメーカーも存在する。この場合は、スプレー距離とスプレー幅とからスプレー角度を計算で求めることができる。この求められたスプレー角度を仮スプレー角度としてデータベース化する。ただし、このスプレー角度はカタログに表記されていないので、第2識別データと共に登録し、ノズルカタログデータベースを構成する。そして、検索結果として表示されるときは、Webページ処理部は、当該第2識別データに基づいて仮スプレー角度であることを認識きる形で表示データを生成する。これによって、カタログ表記とは異なっていることをユーザーに知らせることができる。
【0015】
本発明の別の好適な実施形態として、ノズルカタログデータベースには、
カタログに水以外の流体をスプレーした場合の流量またはスプレー角度が記載されている場合に、当該流量又はスプレー角度を第3識別データと共に構成してあり、
前記Webページ処理部は、第3識別データに基づいて水以外の流体をスプレーした場合の流量又はスプレー角度であることを認識できる形で表示データを生成するように構成されていることが好ましい。
【0016】
この構成によるノズル情報検索システムの作用効果は、以下の通りです。ノズルカタログデータベースには、カタログに水以外の流体をスプレーした場合の流量またはスプレー角度が記載されている場合に、当該流量又はスプレー角度を第3識別データと共に登録し、構成する。そして、検索結果として表示されるときは、Webページ処理部は、当該第3識別データに基づいて水以外の流体をスプレーした場合の流量又はスプレー角度であることを認識きる形で表示データを生成する。したがって、カタログ表記が水以外の流体による場合は、その旨を表示させることでユーザーが間違ったノズル選択をしないようにする。
【発明の実施の形態】
本発明に係るノズルカタログデータベース(以下、単にデータベースと省略)を用いたノズル情報検索システムの好適な実施形態を図面を用いて説明する。図1は、ノズル情報検索システムの構成を示す概念図である。
【0017】
<システム全体構成>
このシステムは、データベースに構築されたノズル情報を提供する総合ノズルコンサルタント会社C(以下、コンサルタント会社と略し、サーバー管理者にも該当する。 )の管理するサーバーシステム2と、ノズルユーザーA(以下、単に「ユーザー」 と略す。)のクライアント装置1とがインターネットB(ネットワークに相当する) により接続されている。クライアント装置1は、一般的にはパソコンが使用され、インターネットに接続してホームページを閲覧するためのブラウザがインストールされている。また、ノズルメーカーDのシステムにも接続されている。
【0018】
サーバーシステム2は、いわゆるWebサーバを中核として構成されるものであり、ノズル情報検索システムを利用するために種々のページ(サイト) を用意している。ページは、例えば、HTMLファイルの形式でハードディスクに保存されている。また、サーバーシステム2には、システム運用のために必要なソフトウェアとして、OS及び各種アプリケーションがインストールされている。また、世界各国のノズルメーカーが提供するノズルカタログ21に基づいて、ノズル情報のデータベース20を構築している。このデータベース20の概要は、本出願人による前述の特許文献1にも開示されている。
【0019】
先ほど述べたようにデータベース20には、ノズルカタログに基づいてノズル情報をデータベース化しているが、例えば、ノズル仕様情報とノズル型番情報とを対応付けてデータベースに登録している。また、ノズル型番情報と、その型番に対応する圧力、流量、噴射角、スプレー角度(噴射角度)、材質等の仕様情報が登録される。従って、ユーザーの要望する圧力・流量・スプレー角度の数値をキーワードとしてデータベース20を検索することができる。また、各社のカタログ画像データ21も入力されており、あるメーカーのノズル型番が指定された場合は、その型番のノズルが掲載されているカタログの該当するページを検索することができるようになっている。これにより、ユーザーは、このデータベース20を利用することで、世界のノズルメーカーのカタログ情報を取得することができる。
【0020】
<サーバーシステムの構成>
次に、サーバーシステム2の制御ブロック構成を図2により説明する。送受信部22は、ユーザー、コンサルタント会社等のパソコン(以下、外部パソコンと総称することがある。)からのアクセス要求に応じて、Webページ(ホームページ)データ(HTMLデータ)や電子メールを送信する。また、外部パソコンにより入力されたデータ、電子メール等を受信する。この送受信部22は、サーバーシステム2を構成するコンピュータにインストールされるプログラム(OS等)や通信インターフェースにより構成することができる。
【0021】
Webページ記憶部23は、WebページデータがHTMLファイルの形式で保存されている。Webページ処理部24は、外部パソコンからのアクセス要求に応じて、Webページ記憶部23に記憶されているWebページデータを送受信部22を介して送信させる。また、CGIプログラムによる処理結果やデータベース20の検索結果をWebページの形態に処理し(HTMLデータを生成し)、外部パソコンへと送信する。
【0022】
電子メール処理部25は、外部パソコンから送信されてくる電子メールの処理、例えば、電子メールに書かれているデータの解析等を行う。解析結果に基づき、CGIプログラムが起動される。また、外部パソコンへ送信すべき電子メールの自動作成を行う。CGIシステム26とは、サーバーが外部のプログラム(CGIプログラム)を呼び出して実行させる機能のことをいう。CGIシステム26の中核をなすCGIプログラムが多数格納されている。
【0023】
データベース制御部29は、ユーザーのパソコンから送信されてきたキーワード情報に基づいて、データベース20の検索を行う。検索結果は、CGIシステム26の機能により、Webページの形態でユーザーのパソコンに返信される。
【0024】
Webページ記憶部23には、Webページデータが多数格納されているが、本発明と特に関連するものについて図2に示している。本検索システムでは、4つの検索方法を提供しており、具体的には、スタンダード検索、エキスパート検索、ノズル仕様検索、類似ノズル検索の4つである。そのための検索ページを提供する。また、スタンダード検索用ページは、各種入力フォームを提供するための第1ページ、第2ページ、第3ページを有する。また、エキスパート検索用ページも、各種入力フォームを提供するための第4ページ、第5ページ、第6ページ、第7ページを有する。これら各ページについての詳細は、後述する。
【0025】
上記の各種入力フォームを提供するための各ページは、圧力・流量・スプレー角度を検索用キーワードとして入力可能な検索画面を提供するための第1手段に相当する。また、Webページ処理部24は、検索されたノズル型番情報を表示するための検索結果表示画面を提供する第2手段に相当する。
【0026】
<データベースの構成>
次に、データベース20に登録されるデータについて説明する。データベース20には、カタログに記載されているノズルに関する情報のすべてを登録するが、最も重要なデータはノズルの特性値のうちの圧力・流量・スプレー角度である。既に述べたように、これら3つの特性値のうちで圧力と流量の組み合わせに比べて、圧力とスプレー角度の組み合わせのデータはかなり少ない。しかし、スプレー角度に関するカタログ表記が存在しない場合でも、できるだけ検索範囲を広範囲にするほうがユーザーの便宜を図ることができて好ましい。そこで、データベースへの特性値の登録であるが、圧力・流量・スプレー角度の3つについては、これらの組み合わせを1単位として登録するようにしている。カタログに圧力・流量・スプレー角度の3つがいずれも表記されている場合は、そのままデータベース化すればよい。しかし、カタログに圧力と流量の組み合わせしかないような場合には、その圧力に対応するスプレー角度として適切な値のスプレー角度をカタログ記載事項から選択し、仮スプレー角度として登録するようにした。そこで仮スプレー角度を設定する場合のルールについて、以下説明する。
【0027】
図3の例で示したように、圧力3と10についてはスプレー角度の表記があるが、それ以外についてはカタログ表記がない場合の仮スプレー角度の決め方を説明する。まず、圧力5に対応するスプレー角度については、スプレー角度の表記がある圧力3か圧力10に対応するスプレー角度を選ぶことになる。圧力5は、圧力10よりも圧力3のほうに値が近いので、圧力3に対応するスプレー角度50を選択し、圧力5に組み合わせられる仮スプレー角度としてデータベースに登録する(図3(a))。なお、表中で「*」は仮スプレー角度を示す。また、仮に圧力5ではなく、図3(b)のように、圧力が6.5であった場合は、この圧力値は、圧力3と圧力10のちょうど中間値である。この場合は、角度が小さい方の(圧力3の)スプレー角度50を仮スプレー角度として採用する。小さい方を採用するのは、一般的に複数個のノズルを配列する場合、ラップ切れを起こさないように、狭い方のスプレー角度をユーザーに提供するほうが安全と考えられるからである。図3(c)のように、スプレー角度のない圧力が7である場合は、より圧力値が近いほうの圧力10に対応するスプレー角度55を仮スプレー角度として採用する。
【0028】
図4に示すように、スプレー角度の表記がない圧力が4.5と7のように2つある場合も、上記と同様の考えに基づいて仮スプレー角度を登録することができる。すなわち、 圧力4.5については、圧力3に対応したスプレー角度50を採用し、圧力7については、圧力10に対応したスプレー角度55を採用する。スプレー角度のない圧力が3つ以上ある場合も同様の考え方で決めることができる。
【0029】
図3の例に戻り、圧力1(圧力の最小値)に対応するスプレー角度の表記がない場合は、一番近い圧力値でスプレー角度の表記があるものを採用する。すなわち、 図例では圧力3に対応するスプレー角度50を採用して仮スプレー角度とする。また、圧力15(圧力の最大値)に対応するスプレー角度の表記がない場合も、一番近い圧力値でスプレー角度の表記があるものを採用する。すなわち、図例では、圧力10に対応するスプレー角度55を採用して、仮スプレー角度とする。なお、最小値側、最大値側においてスプレー角度の表記のない圧力値が1つだけでなく複数存在する場合も、同じ方法で決めることができる。
【0030】
次に、図5で示すように、1つの圧力値にのみスプレー角度の表記がある場合については、図5に示すように、スプレー角度の表記のないすべての圧力について、当該スプレー角度の値を仮スプレー角度として登録する。すなわち、 すべてスプレー角度の値は50となる。また、カタログ値にスプレー角度の表記はあるが、それがどの圧力値におけるものなのかの表記がない場合もある。この場合も、図6に示すように、当該スプレー角度を全ての圧力値に対応する仮スプレー角度として登録する。このように、スプレー角度の表記が1つしかない型番のノズルについては、そのスプレー角度を仮スプレー角度として登録する。これにより、圧力・流量・スプレー角度を組み合わせ単位として登録することができる。以上のように、全てのノズルについて、圧力・流量・スプレー角度を組み合わせ単位としたデータを登録することができる。図3(a)に示される型番のノズルの場合、[1,2,50][3,3.5,50][5,4.5,50][10,6.3,55][15,7.7,55]の5通りの組み合わせ単位(ユニット)がデータベースに登録される。以上のように、スプレー角度がカタログに記載されていないような圧力の範囲が検索条件として指定された場合であっても検索可能となる。また、仮スプレー角度として登録されたデータについては、それが仮スプレー角度であること(カタログ記載値ではないこと)を示す識別データと共にデータベース化する。これは、検索結果の表示を行う場合に、仮スプレー角度であることをユーザーに明示するためである。なお、識別データとしては3通りを用意しており、これを区別できる形で登録する。
【0031】
まず、第1識別データは、既に説明してきたように、登録されたスプレー角度が仮スプレー角度であること(カタログに記載された通りではないこと)を識別するためのデータである。
【0032】
ノズルカタログには、スプレー角度ではなく、スプレー距離とスプレー幅により特性値を表示していることがある。この場合は、検索の便宜を考えて、スプレー距離とスプレー幅からスプレー角度を演算して求め、この求められたスプレー角度を仮スプレー角度として登録する。この場合は、第2識別データと共にデータベースに登録する。
【0033】
また、ノズルの種類、ノズルメーカーによっては、水以外の流体をスプレーした場合の流量またはスプレー角度が表記されていることがある。この場合は、流量又はスプレー角度を登録するときに、第3識別データと共にデータベースに登録する。
【0034】
<2流体ノズルについて>
これまで仮スプレー角度を決めるルールを説明してきたが、あげた事例は1流体ノズルの場合である。ノズルには2流体ノズルがあり、気体と液体の2種類の流体を使用する。そして、液体圧力の方がスプレー角度の変化に与える影響が大きい。そこで、仮スプレー角度を決めるにあたり、液体圧力を第1優先で考え、気体圧力を第2優先で考えるものとする。これを具体的に図7により説明する。図7は、あるノズル型番の2流体ノズルの特性を示している。図7において、*マークのついたスプレー角度が仮スプレー角度を示している。
【0035】
No.2のスプレー角度については、液体圧力が0.02となっている。液体圧力が0.02となっているのは、No.1〜4までの欄である。そして、No.1とNo.4については、カタログに記載されたスプレー角度が存在する。次に、気体圧力に注目する。No.2の気体圧力は0.035である。また、No.1の気体圧力は0.02であり、No.4の気体圧力は0.105である。そして、No.2の気体圧力0.035に近い数値はNo.1の0.02の方である。そこで、No.2の仮スプレー角度として、No.1のスプレー角度である33を採用する。次に、No.3の仮スプレー角度は、同じ方法で決めると、No.4のスプレー角度である34が採用される。なお、No.2の気体圧力が、No.1とNo.4のちょうど中間値であったとすれば、小さい方のスプレー角度を仮スプレー角度として登録する。
【0036】
次にNo.5の仮スプレー角度の決め方を説明する。No.5の液体圧力は0.03である。液体圧力が0.03となっているのは、No.5〜8の欄である。しかし、液体圧力が0.03であるときのスプレー角度の記載がカタログにはない。そこで、液体圧力0.03に近い液体圧力であってスプレー角度の表記があるものを探すと、No.4とNo.9がある。No.4の液体圧力は0.02であり、No.9の液体圧力は0.035である。液体圧力0.03に近い数値は、No.9の液体圧力0.035である。そこで、No.9のスプレー角度37をNo.5〜8の仮スプレー角度として採用し登録する。なお、No.5の液体圧力がNo.4とNo.9のちょうど中間値である場合は、小さい方のスプレー角度を仮スプレー角度として登録する。
【0037】
次に、No.10〜12の仮スプレー角度の決め方を説明する。No.10の液体圧力は0.07である。液体圧力0.07でスプレー角度の記載があるのは、No.13の欄であり、スプレー角度は42となっている。そこで、No.10〜12の仮スプレー角度は42とする。
No.15と16の仮スプレー角度の決め方は、No.2と3と同じでよい。2流体ノズルの場合は、液体圧力、気体圧力、液量(流量)、気体量(流量)、スプレー角度を1つの組み合わせ単位(ユニット)としてデータベースに登録する。
【0038】
<検索方法の選択>
次に、本発明に係るノズル情報検索システムにおける4つの検索方法の選択を説明する。図8は、検索方法を選択するためのページの表示構成例を示す。ここに示すように、本検索システムは4つの検索方法を提供する。すなわち、 ノズル型番検索として、スタンダード検索とエキスパート検索、ノズル仕様検索と、類似ノズル検索である。画面上の「検索画面へ」と書かれたボタン40をクリックすれば、夫々の検索画面へと移行する。本発明と関連する、スタンダード検索とエキスパート検索について説明する。
【0039】
<スタンダード検索>
スタンダード検索は、概略の検索条件を入力して、ノズル型番を多数検索する方法である。広範囲で多数のノズル型番を検索することができる。スタンダード検索では、3段階に分けて検索条件を入力可能である。図8に示す画面において、スタンダード検索を選択すると、まず図9に示すようなステップ1の検索画面 (入力フォーム) に移行する。これは第1ページに相当する。
【0040】
画面の上部には、入力済みの検索条件を表示する表示エリア41が設けられている。ステップ1では、ノズルの分類を検索条件として入力する。あらかじめ、「液体用ノズル」「気体用ノズル」・・・のように分類がされており、ラジオボタンをクリックすれば、いずれか1つの分類を選択することができる。選択を終了すると、画面下にある「次ページ」ボタンをクリックすれば、ステップ2へ進む。
【0041】
図10は、スタンダード検索の第2ステップの検索画面 (入力フォーム) を示す図である。これは第2ページに相当する。ステップ1と同様に表示エリア41が設けられている。この表示エリア41には、ステップ1で入力済みのノズルの分類として、「蒸気ノズル」が表示されている。これにより、過去に(別のステップで)入力した検索条件を確認することができる。ステップ1の条件を変更したい場合は、表示エリア41の中で「Step1」と表示された箇所をクリックすれば、先ほどの図9の検索画面に戻ることができる。
【0042】
ステップ2では、スプレーパターンを選択する。スプレーパターンは、ノズルの先端から外部に流体が噴射されるときの噴射パターンである。スプレーパターンの表現については、ノズルメーカーの間で統一されたものがなく、また、言葉で表現すること自体も難しい。従って、ユーザーに検索条件としてスプレーパターンを入力させる場合に、どのような形で入力させるかは重要である。また、ユーザーが入力しやすいような形態でなければならない。そこで、スプレーパターンをイラスト化して表示させるようにした。本願発明者は、世界各国のノズルカタログを検討し、全てのノズルを図10に示すようにイラスト化されたスプレーパターンで分類した。夫々のスプレーパターンには、形状IDも付している。なお、スプレーパターン断面が同じであっても、流体の噴射方向が異なる場合は、異なる分類として扱っている。言葉による説明だけでなく、スプレーパターンをイラスト化しているので、ユーザーは迷うことなく自分の要望するノズルのスプレーパターンを選択することができる。選択は、いずれか1つのラジオボタンをクリックすればよい。ステップ2の入力が終わると、「次ページ」 ボタンをクリックしてステップ3に進む。
【0043】
図11は、ステップ3の検索画面 (入力フォーム) の構成例を示す図である。これは第3ページに相当する。ステップ3では、概略のノズル仕様を検索条件として入力する。他の、ステップ1,2の画面と同様に、表示エリア41が設けられている。既に入力済みのノズルの分類とスプレーパターンをイラスト化したものが表示されている。表示エリア41の機能は、すでに説明したのと同じである。
【0044】
画面の下部にノズル仕様を入力するための入力フォームが示される。具体的には、流体圧力と噴射流体流量とスプレー角度とを入力できる。流体仕様を入力する入力欄43と、単位を選択する入力欄45とが設けられている。入力欄43には、数値を入力する。単位については、メーカーやユーザーによって取り扱っている単位が異なっているので、選択できるようにした。なお、ユーザーの選択した単位と、メーカーのカタログ記載の単位とが異なっていたとしても、単位換算の演算処理を行って検索するようにしているので、選択した単位に依存して検索結果が異なることはないようにしている。噴射流体流量についても、単位を選択できる。なお、単位換算表と記載されているボタン42をクリックすると、単位換算するためのページが別ウィンドウで表示される。このページで、単位換算を行うことができるので、ユーザーは必要に応じて利用すればよい。
【0045】
また、噴射流体流量とスプレー角度については、許容範囲も入力できるような入力欄44も設けている。これは、もし許容範囲を入れない場合は、入力した流体圧力に対応する噴射流体流量及びスプレー角度を有するノズルが検索されない可能性が高くなるからである。つまり、ピンポイントの数値の検索では、ユーザーの要望する特性を有するノズルが存在するにもかかわらず、検索結果として抽出されないということがありうる。 そこで、本検索システムでは、許容範囲も入力させるようにして、確実に検索できるようにしている。
【0046】
ステップ3の検索条件を入力し終わったら、検索開始ボタンをクリックすると、検索が行われる。なお、既に入力済みの検索条件のやり直しをする場合は、表示エリア41の中にある該当する箇所をクリックすれば、選択したステップの検索画面のところに戻る。また、検索を実行するにあたり、ステップ1とステップ2とは必須項目であるが、ステップ3のノズル仕様については、入力しなくても検索を行うことができる。あるいは、ノズル仕様の一部のみを入力しても良い。すなわち、 圧力・流量・スプレー角度の全ての項目について検索条件を入れてもよいが、必ずしも全てを入力しなくて良い。これにより、広範囲にわたってノズルを検索することができる。
【0047】
図12は、スタンダード検索における検索結果の一覧表を表示する画面の構成例である。図示は省略しているが、検索条件を表示する表示エリアが同様に設けられる。機能は同じである。
【0048】
一覧表における表の項目として、SGSコード、メーカー、国籍、カタログ言語、メーカー型番、圧力値、流量値、スプレー角度、材質、ネジの規格・サイズ・オスメスの区別、バルブ、ストレーナが設けられる(ただし、図示の都合上、一部を示す)。このように、検索結果をノズル型番(メーカー型番)として抽出することができる。検索個数が多数の場合は、複数ページにわたって一覧表が作成される。ユーザーは、この検索結果を見て、新たに検索条件を入力したい場合は、画面の下にある「検索方法」の選択と記載されたボタンをクリックすればよい。この場合、入力した数値はクリアされる。また、検索結果を更に絞込みたい場合は、エキスパート検索に行くことができる。
【0049】
また、画面の下方には「*1」「*2」「*3」で示される注記がある。「*1」は、カタログにはスプレー距離とスプレー幅により表記されているが、検索結果の一覧表にはスプレー角度で表記してあることを示す注記である。図番47で示す欄等に示されている。43゜(at2.0bar)と表示されているが、この数値は実際にはカタログには表記されていない。ユーザーは、欄内の注記表示を見ることでカタログ通りでないことを認識できる。実際のカタログの内容を確認したい場合は、後述の詳細表示で確認することができる。既に説明したように、ここに表示されたスプレー角度は仮スプレー角度であり第2識別データと共にデータベースに登録されたものである。この第2識別データに基づいて、「*1」の表示をさせることができる。
【0050】
一覧表に示されている圧力・流量・スプレー角度の表示は、組み合わせ単位として登録されたデータを表示させている。例えば、No.1のノズルについては、[2.0,1.9,65]が組み合わせ単位となっている。なお、図3(a)でも示したように、1つのノズルについて圧力・流量・スプレー角度の組み合わせは1つだけでなく複数存在するのが普通である。ただし、検索結果として表示されるのは、そのうちの1つの組み合わせである。複数の組み合わせのうち、どの組み合わせを検索結果として表示させるかは適宜決めることができる。例えば、検索条件として入力した圧力値範囲の中央値(5±1を入力したのならば5)に近いものが含まれるような組み合わせとすることができる。
【0051】
「*2」は、カタログには記載されていない圧力とスプレー角度の組み合わせを表示させていることを示す注記である。例えば、図番48で示す欄等に示されている。例えば、No.6のノズルの場合、圧力1.8bar、流量2l/min、スプレー角度43゜であるが、このスプレー角度43゜は仮スプレー角度であり圧力1.8barの時の数値ではない。そこで、注記2を表示させると共に、そのスプレー角度に対応した実際の圧力値も併記させている。すなわち、 43゜(at/2.0bar)と表示し、圧力1.8barの時の数値ではないことをユーザーに分かるようにしている。なお、仮スプレー角度ではない場合は、表示される圧力値はスプレー角度に対応するものである。例えば、No.1のノズルの場合、圧力の表示は2.0barであり、スプレー角度の表示は65゜(at2.0bar)となっており、同じ圧力値が表示されている。注記「*2」は、第1識別データに基づいて表示させることができる。
【0052】
「*3」は、水以外の液体をスプレーした場合の流量やスプレー角度がカタログに表記されている場合、そのことを示すための注記である。ユーザーがノズルを検索する場合は、流体として水を使用する場合を想定して検索を行うものと考えられる。したがって、カタログ表記が水以外の流体による場合は、その旨を表示させることでユーザーが間違ったノズル選択をしないようにする。例えば、図番49で示される欄に注記「*3」が示されている。この注記「*3」は、第3識別データに基づいて表示させることができる。
【0053】
なお、注記は、1つのノズルについて1つだけではなく、複数が同時に表示されることもある。例えば、図番49で示す欄には「*1」「*3」の2つが表示されている。
【0054】
一覧表に表示されている各社のノズルのうちの、特定のノズル型番のノズルについて詳細に知りたい場合は、一覧表の中のメーカー型番の枠内(例えば、図番46で示している箇所) をクリックすればよい。これにより、図13,14に示す、検索結果詳細表示の画面に移行する。図13の画面を下方にスクロールすれば図14の画面になる。
【0055】
図13の画面において、上部に表示エリア41が設けられている。機能は、すでに説明した通りである。また、単位換算表のためのクリックボタン42も設けられている。
【0056】
選択したノズル型番についての詳細表示が一覧表48として表示されている。そのノズルのメーカーのURLも表示されており、メーカーのホームページもすぐに見ることができる。図14に示すように、圧力−流量特性表49と圧力−スプレー角度特性表50が表示されており、単位も選択できる。異なる単位を選択すると、演算処理がされ、選択した単位に対応した数値に変換される。この表は、カタログに記載されたデータをそのまま表示させている。この表により、実際のカタログ値を確認することができる。
【0057】
一覧表48の下方には、検索されたノズルに関連したノズルカタログのページ51がサムネイル画像として表示されている。そのページの箇所をクリックすると、画像が拡大されてカタログ画像を通常の大きさで見ることができる。これにより、カタログを見ながら実際のデータを確認することができる。したがって、検索結果の一覧表で注記の表示がされているノズルについては、実際のカタログの内容を確認できる。
【0058】
画面の下部には、「添付メーラー起動」と記載されたボタン52が設けられている。ユーザーは、メーカーに対して問い合わせを行いたい場合は、このボタン52をクリックすればよい。これにより、電子メールのソフトウェアが自動的に起動する。また、宛先にもそのメーカーのメールアドレスが既に入力された状態となっている。
先ほどと同様に、新たに検索条件を入力したい場合は、「検索方法」の選択と記載されたボタン53をクリックすればよい。
【0059】
<エキスパート検索>
エキスパート検索は、詳細な検索条件を入力して、ノズル型番を絞り込んで検索する方法である。ピンポイントでノズル型番を検索することもできる。エキスパート検索では、4段階に分けて検索条件を入力可能である。図8に示す画面において、エキスパート検索を選択すると、まず図15に示すようなステップ1の検索画面 (入力フォーム) に移行する。
【0060】
図15に、エキスパート検索のステップ1の検索画面 (入力フォーム) を示す。これは第4ページに相当する。この画面は、図9に示すスタンダード検索の場合とほぼ同じである。画面の上部には、入力済みの検索条件を表示するための表示エリア54が設けられており、これの機能は、スタンダード検索の場合と同じである。ただし、検索条件を4段階に分けて入力するため、表示形態は異なっている。ステップ1では、ノズルの分類を選択する。分類の仕方については、スタンダード検索と同じである。選択方法も同じである。ステップ1の入力が終わると、ステップ2に移行する。
【0061】
ステップ2の検索画面 (入力フォーム) を図16に示す。これは第5ページに相当する。画面上部には、表示エリア54がこれまでと同様に設けられている。ステップ2では、流体の流入方向を選択する。この流入方向についても、スプレーパターンと同様に言葉で表現することが難しく、また、メーカー間でも表現が統一されていない。そこで、流入方向についても、イラスト化するようにした。これにより、ユーザーは、検索条件としての流入方向を容易に入力することができる。各流入方向には、IDが付与されている。実際の検索は、このIDをキーとして行うことになる。ステップ2の入力が終了すると、ステップ3に移行する。
【0062】
図17は、ステップ3の検索画面 (入力フォーム) を示す図である。これは第6ページに相当する。ステップ3では、スプレーパターンを入力するものであり、スタンダード検索の場合と同じである。なお、ここで表示されるスプレーパターンは全てではなく、ステップ2で入力した流入方向に対応したスプレーパターンのみをイラスト表示させる。これにより、矛盾した検索条件の入力を防止し、確実に検索を行うことができる。ステップ3の入力が終了すると、ステップ4に移行する。
【0063】
図18は、ステップ4の検索画面 (入力フォーム) を示す図である。これは第7ページに相当する。ステップ4では、ノズル仕様を入力する。この点は、スタンダード検索の場合と同じであるが、エキスパート検索の場合は、かなり詳細に仕様項目を入力できるように、入力フォームが構成されている。具体的には、ノズルメーカー、バルブ機能付の有無、ストレーナ付の有無、オリフィス部材質、取付ネジの規格・サイズ・オス/メス、異物通過径、流体圧力、噴射流体流量、スプレー角度である。ただし、2流体ノズルの検索を行う場合は、図示しているように、液体圧力、噴射液体流量、気体圧力、噴射気体流量について、夫々入力可能である。
【0064】
なお、ステップ4のノズル仕様については全く入力をしなくても検索は可能である。エキスパート検索では、ステップ1〜3を必須の項目としている。また、ノズル仕様の各項目のうち、任意の一部のみを入力して検索することもできる。なお、1流体ノズルの場合、流体圧力、噴射流体流量、スプレー角度についての入力形態は、スタンダード検索の場合と同様である。異物通過径についても、単位を選択できるようにしている。
【0065】
以上のように、各ステップについて、検索条件の入力が終わり、検索開始ボタンをクリックすると、検索が開始される。なお、既に入力済みの検索条件を変更することもできる。この点は、スタンダード検索の場合と同じである。検索処理が終了すると、検索結果が一覧表で表示され、さらに、特定のノズル型番についての詳細表示もさせることができる。この点は、スタンダード検索と同じである。
【0066】
図19は、エキスパート検索で検索を行った場合の表示画面の一部であり、基本的には先ほど説明した図12と同じである(一覧表の項目も一部のみを示している)。ただし、2流体ノズルを検索した場合の検索結果を表示させているので、圧力・流量・スプレー角度の表示形態が異なっている。すなわち、 液体圧力(Pw)、気体圧力(Pa)、液体流量(Qw)、気体流量(Qa)、スプレー角度を表示させている。また注記*1、*2、*3の表示形態も既に説明したのと同様である。
【0067】
<別実施形態>
(1)本発明の検索システムにおいて、サーバーシステムを1台のサーバー装置で構成するか複数台で構成するかは適宜選択できるものである。複数台で構成して機能を分散することにより、各サーバー装置の負担を軽減することができる。例えば、Webサーバ、データベース・サーバーのように分散することができる。複数のサーバーで構成する場合に、サーバーが設置される場所が分散されていても良い。
【0068】
(2)本実施形態では、仮スプレー角度であることを示す表示として、「*1」「*2」「*3」を用いているが、これに限定されるものではない。その他の、文字・数字・記号・イラスト等を用いてもよく、又これらを適宜組み合わせたものを用いても良い。
【0069】
(3)仮スプレー角度のデータベースへの入力設定は、作業者が手動で行ってもよいし、コンピュータ(仮スプレー角度設定手段)により自動演算させてデータベース登録するようにしてもよい。
【0070】
(4)ノズル型番については、各メーカーが適宜設定するもの(文字や数字の組み合わせが多い)であり、特定のものに限定されるものではない。また、ノズル検索システムのために独自の型番を割り振るようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】ノズル情報検索システムの構成を示す概念図
【図2】サーバーシステムの制御ブロック構成を示す図
【図3】仮スプレー角度の登録例を示す図(1)
【図4】仮スプレー角度の登録例を示す図(2)
【図5】仮スプレー角度の登録例を示す図(3)
【図6】仮スプレー角度の登録例を示す図(4)
【図7】2流体ノズルの場合の仮スプレー角度の登録例を示す図
【図8】検索方法の選択画面の構成例を示す図
【図9】スタンダード検索におけるステップ1の検索画面の構成例を示す図
【図10】スタンダード検索におけるステップ2の検索画面の構成例を示す図
【図11】スタンダード検索におけるステップ3の検索画面の構成例を示す図
【図12】スタンダード検索における検索結果の一覧表を表示する画面の構成例を示す図
【図13】スタンダード検索における検索結果詳細表示の画面の構成例を示す図
【図14】スタンダード検索における検索結果詳細表示の画面の構成例を示す図
【図15】エキスパート検索におけるステップ1の検索画面の構成例を示す図
【図16】エキスパート検索におけるステップ2の検索画面の構成例を示す図
【図17】エキスパート検索におけるステップ3の検索画面の構成例を示す図
【図18】エキスパート検索におけるステップ4の検索画面の構成例を示す図
【図19】エキスパート検索における検索結果の一覧表を表示する画面の構成例を示す図
【図20】ノズルカタログの仕様表示例(1)
【図21】ノズルカタログの仕様表示例(2)
【図22】ノズルカタログのデータベース登録例と検索結果表示例
【図23】ノズルカタログの実際の表記例
【符号の説明】
1 クライアント装置
2 サーバーシステム
20 データベース
21 ノズルカタログ
22 送受信部
23 Webページ記憶部

Claims (3)

  1. カタログに記載されたノズルに関する情報で構成されているノズルカタログデータベースを有し、圧力・流量・スプレー角度を検索キーワードとしてノズル型番情報を当該ノズルカタログデータベースから抽出するサーバーシステムを具備するノズル情報検索システムであって、
    前記ノズルカタログデータベースは、
    圧力・流量・スプレー角度の組合せがカタログ記載されている場合に、圧力・流量・スプレー角度を組み合わせ単位とし、当該組合せ単位とノズル型番情報とを対応付けて構成してあり、
    圧力・流量の組み合わせに対応するスプレー角度のカタログ記載がない場合に、当該圧力・流量の組み合わせとは異なる組み合わせのスプレー角度の記載がある場合には当該圧力に最も近い圧力に対応するスプレー角度を仮スプレー角度として構成し、或いは、スプレー角度の記載が1つしかない場合には当該スプレー角度を仮スプレー角度として構成して、圧力・流量・当該仮スプレー角度を組み合わせ単位とし、
    この組合せ単位、当該仮スプレー角度であることを示す識別データ及びノズル型番情報とを対応付けて構成してあり、
    前記サーバーシステムは、
    少なくとも圧力・流量・スプレー角度を検索用キーワードとして入力可能な検索画面を提供するためのものであって、各種入力フォームを提供するためのWebページデータを格納しているWebページ記憶部と、
    前記検索画面に入力された検索用キーワードに基づいて前記ノズルカタログデータベースを検索して該当するノズル型番情報を抽出するデータベース制御部と、
    検索されたノズル型番情報を表示するための検索結果表示画面を提供するWebページ処理部とを備え、
    前記検索結果表示画面に表示されるべきスプレー角度が仮スプレー角度である場合には、前記Webページ処理部は、仮スプレー角度であることを認識できる形で表示データを生成するように構成されていること
    を特徴とするノズル情報検索システム。
  2. 前記ノズルカタログデータベースには、
    カタログにスプレー距離とスプレー幅が記載されている場合に、これをスプレー角度に換算したものを第2識別データと共に仮スプレー角度として構成してあり、
    前記Webページ処理部は、第2識別データに基づいて仮スプレー角度であることを認識できる形で表示データを生成するように構成されていることを特徴とする
    請求項1に記載のノズル情報検索システム
  3. 前記ノズルカタログデータベースには、
    カタログに水以外の流体をスプレーした場合の流量またはスプレー角度が記載されている場合に、当該流量又はスプレー角度を第3識別データと共に構成してあり、
    前記Webページ処理部は、第3識別データに基づいて水以外の流体をスプレーした場合の流量又はスプレー角度であることを認識できる形で表示データを生成するように構成されていることを特徴とする
    請求項1又は請求項2に記載のノズル情報検索システム
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