JP4194167B2 - 電子写真画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真画像形成装置に係り、特にトナー残量検知制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子写真画像形成装置のうちプリンタを例にとって以下に説明する。
【0003】
従来、プリンタは図20に示すように構成されていた。即ち、図20は従来のプリンタ要部の断面図であり、同図において101は電子写真感光体である感光ドラム、102は光源としての半導体レーザ、103はスキャナモータ104によって回転駆動される回転多面鏡、105は半導体レーザ102から発射されて感光ドラム101上を走査するレーザビームである。
【0004】
106は感光ドラム101上を一様に帯電させるための帯電ローラ、107は感光ドラム101上に形成された静電潜像をトナーにて現像するための現像器である。108は現像器107にて現像されたトナー像を所定の記録用紙に転写するための転写ローラ、109は記録用紙に転写されたトナーを熱によって定着させるための定着ローラである。
【0005】
100は1回転することによって記録用紙のサイズを識別する機能を有するカセットから用紙を給紙してこれを搬送路に送り出すカセット給紙ローラ、111は記録用紙のサイズを識別する機能を有しない手差し給紙口から用紙を搬送路に送り込む手差し給紙ローラである。112は着脱可能で記録用紙のサイズを識別する機能を有するカセットから用紙を搬送路に送り込むオプションカセット給紙ローラ、113は着脱可能で封筒のみ積載可能な封筒フィーダから用紙を1枚ずつ搬送路に送り込む封筒フィーダ給紙ローラである。114,115はカセットから給紙された用紙を搬送する搬送ローラである。
【0006】
116は封筒フィーダ以外から給紙された用紙の先端と後端を検出するためのプレフィードセンサ、117は搬送された用紙を感光ドラム101へ送り込む転写前ローラ、118は給紙された用紙に対して感光ドラム101への画像書き込み(記録/印字)と用紙搬送の同期を取るとともに給紙された用紙の搬送方向の長さを測定するためのトップセンサである。119は定着後の用紙の有無を検出するための排紙センサ、120は定着後の用紙を機外に排出するための排出ローラである。
【0007】
121は画像を形成された用紙の搬送先(機外排出或は着脱可能な両面ユニット)を切り換えるフラッパ、122は両面ユニットに搬送された用紙を反転部に搬送するための搬送ローラ、123は反転部に搬送された用紙の先端/後端を検出する反転センサ、124は正転/逆転をシーケンシャルに動作させることによって用紙を反転させてこれを再給紙部に搬送するための反転ローラ、125は再給紙部の用紙の有無を検出する再給紙センサ、126は給紙部の用紙を再び搬送路へ送り込むための再給紙ローラである。
【0008】
ここで、以上のような機構部を制御するための制御系の回路構成を図21にブロック図で示す。
【0009】
図21において、201は不図示のホストコンピュータ等の外部機器から送られる画像コードデータをプリンタの印字に必要なビットデータに展開するとともにプリンタ内部情報を読み取ってそれを表示するためのプリンタコントローラである。
【0010】
202はプリンタエンジンの各部をプリンタコントローラ201の指示に従って動作制御するとともに、プリンタコントローラ201へプリンタ内部情報を報知するためのプリンタエンジン制御部である。203はプリンタエンジン制御部202の指示に従って記録用紙を搬送するためのモータ、ローラ等の駆動/停止を行う用紙搬送制御部、204は帯電、現像、転写等の各工程における各高圧の出力制御をプリンタエンジン制御部202の指示に従って行う高圧制御部である。
【0011】
205はスキャナモータ104の駆動/停止、レーザビームの点灯をエンジン制御部202の指示に従って制御する光学系制御部、207は定着器の温度をプリンタエンジン制御部202の指定した温度に調節するための定着温度制御部である。
【0012】
208は着脱可能なオプションカセット制御部であり、これはプリンタエンジン制御部202の指示により駆動系の駆動/停止を行うとともに、紙有無状態、紙サイズ情報をプリンタエンジン制御部202に報知する。
【0013】
209は着脱可能な両面ユニット制御部であり、これはプリンタエンジン制御部202の指示に従って用紙の反転及び再給紙動作を行うと同時にその動作状態をエンジン制御部202に報知する。
【0014】
210は着脱可能な封筒フィーダ制御部であり、これはプリンタエンジン制御部202の指示により駆動系の駆動/停止を行うとともに、紙有無状態をプリンタエンジン制御部202に報知する。
【0015】
ところで、画像記録は現像装置100内に収容されたトナーを用いて行われるため、このプリンタは判断手段としてトナー残量検出装置を備え、トナーの補給を促すようになっている。又、このプリンタはプリンタ本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジを備え、このプロセスカートリッジの有無も判定している。
【0016】
図22にカートリッジ有無及びトナー残量検出装置の概略構成を示す。
【0017】
カートリッジ有無及びトナー残量検出装置は、現像装置100の現像剤担持体303とアンテナ304を電極部材として用い、アンテナ304と現像剤担持体303間に生じる静電容量の変化をカートリッジ有無及びトナー残量検出回路305で検出することによってカートリッジの有無とトナー残量を判定する装置である。
【0018】
つまり、現像バイアス印加手段として現像バイアス回路307で規定のACバイアス値を出力させて現像剤担持体303に印加すると、現像剤担持体303とアンテナ304の間に生成される容量にその値に見合ったACバイアス値V1が印加される。又、インピーダンス素子306にも同様にACバイアスV2が印加され、カートリッジ有無及びトナー残量を検出する上での基準値となる。そして、V1,V2の値をカートリッジ有無及びトナー残量検出回路305に入力し、カートリッジ有無及びトナー残量を判断する。
【0019】
ところで、トナー残量検出においては、高精度検出と逐次検出の2つの機能を要求される場合があり、前記カートリッジ有無及びトナー残量検出回路305と同様の回路構成にて現像剤担持体303に直交するよう配置された電極対が形成する静電容量の変化を測定する系の2つの系を有することがある。
【0020】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、従来のトナー残量検知手段ではトナー容器内のトナーの偏りのために電極間の静電容量が安定せず、トナー残量を精度良く検知することができない可能性があった。
【0021】
本発明は上記問題に鑑みてなされたもので、その目的とする処は、現像剤残量を高精度に検出することができる電子写真画像形成装置を提供することにある。
【0022】
又、本発明の目的とする処は、正確な現像剤残量とカートリッジ情報を得ることができる電子写真画像形成装置を提供することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明は、電子写真感光体と、
前記電子写真感光体に対向するように配設されて現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
前記現像剤担持体へ供給する現像剤を収容する現像剤容器と、
前記現像剤容器内で前記現像剤担持体に対向して配設される電極部材と、
前記現像剤容器内で前記電極部材とは異なる位置に配置されて前記現像剤の残量を検知するための2つの電極部材からなる電極対と、
前記現像剤担持体と前記電極対の一方の電極部材とに接続されて、該現像剤担持体と該電極対の一方の電極部材とにバイアスを印加するバイアス印加手段と、
前記バイアス印加手段によってバイアスが印加された場合に、前記現像剤担持体と前記電極部材との間に生じる静電容量に基づいて前記現像容器内の現像剤の有無を検知する現像剤有無検知手段と、
前記バイアス印加手段によってバイアスが印加された場合に、前記電極対の2つの電極部材間に生じる静電容量に基づいて前記現像容器内の現像剤の残量を検知する現像剤残量検知手段と、
を備えた電子写真画像形成装置において、
前記現像剤有無検知手段の検知結果と前記現像剤残量検知手段の検知結果とに基づいて前記現像容器内の状態を判定する判定手段を有し
前記判定手段は、前記現像剤有無検知手段が前記現像剤容器内に現像剤が無い状態であることを検知している場合に、前記現像剤残量検知手段によって検知された現像剤の残量の値に基づいて、前記現像容器内の複数の状態を判定することを特徴とする。
【0029】
請求項2記載の発明は、前記判定手段は、前記現像剤残量検知手段によって検知された現像剤の残量の値に基づいて、前記現像剤容器内に設けられる現像剤を封入するシール部材がはがされていない可能性があること、または、前記現像容器内の現像剤が偏っている可能性があること、または、前記現像剤容器内の現像剤が無いこと、のいずれかの状態を判定することを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
【0032】
<実施の形態1>
本実施の形態は、攪拌棒によるトナー撹拌の機能と電極対を形成する電極部材を有する電子写真画像形成装置において攪拌棒によるトナー撹拌に伴う電極間の静電容量の変化値を検知してトナーの残量を逐次検出することを特徴とする。
【0033】
図1に本発明の実施の形態1におけるトナー有無及びトナー残量検出回路の一例を、図2にカートリッジ及び画像形成装置の接続状態をそれぞれ示す。
【0034】
図1及び図2において、401は現像バイアス印加手段としての現像バイアス回路であり、これは現像剤担持体501及び電極対407の一極に接続されている。又、現像バイアス回路401はインピーダンス素子402,406を介してトナー有無検出回路の制御回路503とトナー残量検出回路の制御回路504に接続されている。そして、これらの制御回路503,504に印加されるAC電流I1,I3を用いてトナー有無及びトナー残量を検出する上での基準電圧V1,V4を設定する。
【0035】
現像剤担持体501には、図2に示すように、アンテナ502が対向して所定の間隔で配設されており、このアンテナ502はカートリッジ容量Caとして制御回路404に接続されている。従って、カートリッジ容量Caに印加されるAC電流I2は増幅回路405に印加され、トナー有無の検出値V3(=V1−I2×R5)として出力される。
【0036】
又、図2に示すように、カートリッジ内には電極対407が所定の間隔で配設されており、この電極対407はカートリッジ容量Cbとして制御回路408に接続されている。従って、カートリッジ容量Cbに印加されるAC電流I4は増幅回路409に印加され、トナー残量の検出値V6(=V4−I4×R10)として出力される。
【0037】
次に、カートリッジ内の攪拌棒、電極部材の構成を図3に示す。
【0038】
図3において、501は現像剤を担持して搬送するための前記現像剤担持体であって、これはアンテナ502と対向して静電容量Caを形成してトナー有無を検出する。又、撹拌棒603は現像剤担持体501に対向して配置されてトナーの撹拌を行う。そして、トナー残量検出用の電極対407に偏ってトナーが付着しないよう攪拌棒603にはマイラシート606を接続して正確な静電容量Cbが測定できるよう構成されている。
【0039】
トナー有無及びトナー残量は上記構成にて検出される。特に、トナー残量に関しては上記構成により検出される検出値V6は攪拌棒603の動作に応じて出力値が変化する(図4参照)。そのため、最適な検知方法を見出さなければならない。
【0040】
ここで、本実施の形態におけるトナー残量検知の手順を図5に示すフローチャートに従って説明する。
【0041】
本実施の形態では、トナー残量検知が開始されると(ステップS101)、現像バイアス回路401によって現像バイアスが印加され(ステップS102)、トナー残量検出回路(制御回路)504で検出された検出電圧(モニタ電圧)V6の最大値Vmax 若しくは最小値Vmin (図6参照)が検知され(ステップS103)、サンプリングがN回行われて検出された値の平均値Vave が算出され(ステップS104)、その平均値Vave に基づいてトナー残量が算出される(ステップS105)。
【0042】
ところで、CPUには、検出された検出電圧V6に応じてトナー残量gを算出する下記の制御式が設けられており、現像バイアスを印加し、検出電圧V6が出力されるタイミングでトナー残量gの算出が開始される。
【0043】
g=γ・V6+δ
ここに、γ,δは定数である。
【0044】
そして、図5に示す一連のトナー残量検出が終了した時点(ステップS105)で、現在カートリッジ内にあるトナー残量が算出される。尚、本実施の形態においては、制御式を一次式にて設定しているが、トナー残量検出回路の負荷特性に応じて最適の制御式に設定すべきであることは言うまでもない。
【0045】
而して、本実施の形態では、トナー残量検出電圧V6の最大値Vmax 又は最小値Vmin の平均値Vave を算出することによってトナー残量を算出するようにしたため、撹拌棒603の動作に影響を受けることなくトナー残量を高精度に検出することができる。
【0046】
尚、本実施の形態では、検出電圧V6の最大値Vmax 又は最小値Vmin の平均値Vave を算出することによってトナー残量を検知したが、平均を行わないで同様の処理を行ってトナー残量を検出することも可能である。又、本実施の形態では電極対407が現像剤担持体501と直交する形態を採用したが、図7に示すように電極対407が現像剤担持体501に対して平行に配設される形態を採用して同様の処理を行い、トナー残量を検出することも可能である。
【0047】
<実施の形態2>
次に、本発明の実施の形態2を図8及び図10に基づいて説明する。
【0048】
本実施の形態は、攪拌棒によるトナー撹拌の機能と電極対を形成する電極部材を有する電子写真画像形成装置において、攪拌棒によるトナー撹拌に伴う電極間の静電容量の変化値を検知してトナー残量を逐次検出することを特徴とする。
【0049】
本実施の形態におけるトナー有無及びトナー残量検出回路、カートリッジ及び画像形成装置の接続状態及びカートリッジ内の攪拌棒と電極部材の構成は前記実施の形態1のそれらと同様であるため(図1〜図3参照)、これらについての説明は省略する。又、本実施の形態においても、実施の形態1と同様にトナー残量に関して検出される電圧値V6は攪拌棒の動作に応じて出力値が変化するため(図4参照)、最適な検知方法を見出さなければならない。
【0050】
ここで、本実施の形態におけるトナー残量検知の手順を図8に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0051】
本実施の形態では、トナー残量検知が開始されると(ステップS201)、現像バイアス回路401によって現像バイアスが印加され(ステップS202)、トナー残量検出回路(制御回路)504で検出された検出電圧(モニタ電圧)V6の最大値Vmax 若しくは最小値Vmin (図9参照)が検知され(ステップS203)、その差分の値ΔV(=Vmax −Vmin )が算出される(ステップS204)。そして、サンプリングがN回行われて検出された値ΔVの平均値ΔVave が算出され(ステップS205)、その平均値ΔVave に基づいてトナー残量が算出される(ステップS206)。
【0052】
ところで、CPUには検出された差分電圧ΔVに応じてトナー残量gを算出する下記の制御式が設けられており、現像バイアスを印加して検出電圧V6が出力されるタイミングでトナー残量gの算出が開始される。
【0053】
g=γ・ΔV+δ
ここに、γ,δは定数である。
【0054】
そして、図8に示す一連のトナー残量検出が終了した時点(ステップS206)で、現在カートリッジ内にあるトナー残量が算出される。尚、本実施の形態においては、制御式を一次式にて設定しているが、トナー残量検出回路の負荷特性に応じて最適の制御式に設定すべきであることは言うまでもない。
【0055】
而して、本実施の形態では、トナー残量検出電圧V6の最大値Vmax 又は最小値Vmin の差分ΔVを算出することによってトナー残量を算出するようにしたため、前記実施の形態1と同様に撹拌棒603の動作に影響を受けることなくトナー残量を高精度に検出することができる。
【0056】
<実施の形態3>
次に、本発明の実施の形態3を図10及び図11に基づいて説明する。
【0057】
本実施の形態は、攪拌棒によるトナー撹拌の機能と電極対を形成する電極部材を有する電子写真画像形成装置において、攪拌棒によるトナー撹拌に伴う電極間の静電容量の変化値を検知してトナーの残量を逐次検出することを特徴とする。
【0058】
本実施の形態におけるトナー有無及びトナー残量検出回路、カートリッジ及び画像形成装置の接続状態、カートリッジ内の攪拌棒と電極部材の構成は実施の形態1のそれらと同様であるため(図1〜図3参照)、これらについて説明は省略する。又、本実施の形態においても、実施の形態1及び2と同様にトナー残量に関して検出される電圧値V6は攪拌棒の動作に応じて出力値が変化するため(図4参照)、最適な検知方法を見出さなければならない。
【0059】
ここで、本実施の形態におけるトナー残量検知の手順を図10に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0060】
本実施の形態では、トナー残量検知が開始されると(ステップS301)、現像バイアス回路401によって現像バイアスが印加され(ステップS302)、トナー残量検出回路(制御回路)504で検出された検出電圧(モニタ電圧)V6を図11に示すように所定時間tだけモニタし(ステップS303)、そのモニタされた値Vmから平均値Vmave を算出し(ステップS304)、その平均値Vmave に基づいてトナー残量を算出する(ステップS305)。
【0061】
ところで、CPUには、検出されたモニタ電圧Vmに基づいてトナー残量gを算出する下記の制御式を設けてあり、現像バイアスを印加して検出電圧V6が出力されるタイミングでトナー残量gの算出が開始される。
【0062】
g=γ・Vm+δ
ここに、γ,δは定数である。
【0063】
そして、図10に示す一連のトナー残量検出が終了した時点(ステップS305)で、現在カートリッジ内にあるトナー残量が算出される。尚、本実施の形態においては、制御式を一次式にて設定しているが、トナー残量検出回路の負荷特性に応じて最適の制御式に設定すべきであることは言うまでもない。
【0064】
而して、本実施の形態では、トナー残量検出電圧V6のモニタ電圧Vmの平均値Vmave を算出することによってトナー残量を算出するようにしたため、前記実施の形態1,2と同様に撹拌棒603の動作に影響を受けることなくトナー残量を高精度に検出することができる。
【0065】
<実施の形態4>
次に、本発明の実施の形態4を図12及び図13に基づいて説明する。
【0066】
本実施の形態は、トナー残量検出を行うタイミングを静電容量モニタ電圧のピークを基準として行うものである。
【0067】
図12は本実施の形態における現像剤容器の構成を示す斜視図であり、各構成要素については先述の実施の形態において述べているため、ここでの説明は省略する。
【0068】
プリンタの電源が投入され、不図示の駆動モータが回転を開始すると、これに伴って攪拌棒603も回転を始める。このとき、電極対407間の静電容量モニタ電圧は攪拌棒603の回転位置によって図13に示すように変化する。
【0069】
攪拌棒603に取り付けられているマイラシート606が電極対407と平行、つまり0°又は180°になると検出されるモニタ電圧はピークを示すようになる。エンジン制御部は、検出されるモニタ電圧がピークを示したときには、このピークを検出してから一定時間t後のモニタ電圧を残トナーによる静電容量として認識する。尚、モニタ電圧を認識してからトナー残量を算出する方法については先述の実施の形態と同じであるため、再度の説明を省略する。
【0070】
以上のように、本実施の形態はトナーの撹拌部材である撹拌棒603が電極407間に与える静電容量の変化を用いてトナー残量算出のタイミングを図ることを特徴とするものである。
【0071】
<実施の形態5>
次に、本発明の実施の形態5を図14及び図15に基づいて説明する。
【0072】
本実施の形態は、撹拌部材の回転位置を検出し、この検出された回転位置に応じてトナー残量の検出を行うものである。
【0073】
図14に示すように、本実施の形態では、図12に示す現像剤容器にマイラシート606の回転位置を検出する手段としてスリット607aが形成された円板607を攪拌棒603に取り付け、この円板607のスリット307aを検出するセンサ608を設けている。このように構成とすることによって、マイラシート606の回転位置の検出が可能となる。尚、スリット607aとマイラシート606の角度は同じ角度に、又、センサ608とスリット607aの位置関係はマイラシート606の回転位置が電極407の静電容量に影響を与えない位置、即ち、270°の位置で検出できるようにすることが好ましい。
【0074】
次に、トナー残量検出の制御を図15に基づいて説明する。
【0075】
図15は攪拌棒603が回転したときのセンサ608の出力を示したものである。
【0076】
攪拌棒603が回転して円板607のスリット607aがセンサ608に到達すると、センサ出力は“H”から“L”へと変化する。
【0077】
エンジン制御部は、このセンサ出力の変化に応じてモニタ電圧を読み込むか否かを判断する。即ち、エンジン制御部は、センサ出力が“L”の期間中はモニタ電圧を読み込み、“H”の期間中はモニタ電圧を認識しない。尚、モニタ電圧を検出してからのトナー残量への換算方法については前記実施の形態において述べたため、これについての再度の説明は省略する。
【0078】
以上のように、本発明の実施の形態では、トナーの撹拌部材であるマイラシート606の回転位置を検出して該マイラシート606に影響されない静電容量検出を行うことができる。
【0079】
尚、本実施の形態では、マイラシート606の回転位置と円板607のスリット607aの位置を同一角度としているが、両者の角度を変えてセンサ出力が“L”になってから一定時間後のタイミングで静電容量のモニタ電圧の読み込みを行っても良いことは言うまでもない。
【0080】
<実施の形態6>
次に、本発明の実施の形態6を図16〜図18に基づいて説明する。
【0081】
図16は本実施の形態におけるトナー有無検知回路及びトナー残量検出回路と画像記録部の接続状態を示す図、図17はプロセスカートリッジの概略構成を示す図である。
【0082】
本実施の形態に係る電子写真画像形成装置においては、画像記録部は本体に対して着脱自在なプロセスカートリッジとして構成されている。図16において、407は現像担持体501に直交するように配置された電極対であり、画像形成装置は該電極対407間の静電容量の変化によって現像剤容器内のトナー残量を検出するトナー残量検出回路504と現像剤担持体501とアンテナ502間の静電容量の変化によってトナー有無を検知するトナー有無検出回路503とを有する。この場合、2つの検知回路503,504による2種類の判定がなされるが、この2つの判定結果を用いてより詳細なトナー情報、カートリッジ情報を表示することが可能となる。
【0083】
図18にトナー残量検出ルーチンのフローチャートを示す。
【0084】
トナー有無検出回路503がトナー有無の検知を行い(ステップS401)、トナー有り状態を検知しているときはトナー残量検出回路504の検出結果をアナログ表示する(ステップS402)。
【0085】
又、トナー有無検出回路503がトナー無し状態を検知しているときはトナー残量検出回路504の検出結果により異なる警告を行う(ステップS403)。即ち、トナー残量AがFULLを検知している場合、図17に示すカートリッジ内のトナーシール309が剥されていない可能性があるために警告1を表示する(ステップS404)。又、トナー残量AがFULL>A>EMPTYである場合は、現像剤容器内でトナーが偏っている可能性があるために警告2を表示する(ステップ405)。そして、トナー残量がEMPTYを検知している場合はトナー無し表示を行う(ステップS406)。尚、表1に警告1と警告2の表示内容を示す。
【0086】
Figure 0004194167
以上のように、本実施の形態によれば、トナー残量についてだけでなく、カートリッジに関するより詳細な情報表示も可能となる。
【0087】
<実施の形態7>
次に、本発明の実施の形態7を図16、図17及び図19に基づいて説明する。
【0088】
本実施の形態は、本発明に係る電子写真画像形成装置の第2の判定法に関する。
【0089】
図19にトナー残量検出ルーチンのフローチャートを示す。
【0090】
図19に示すように、トナー残量検出回路504がトナー残量の有無を検出し(ステップS501)、トナー有り状態を検知しているときはトナー残量検出回路504の検出結果をアナログ表示する(ステップS502)。
【0091】
又、トナー有無検出回路504がトナー無し状態を検知しているときはトナー残量検出回路504の検出結果により異なる警告を行う(ステップS503)。即ち、トナー有無検出回路504がトナー有り状態を検知している場合には、現像剤容器内にトナーが無いことから間もなくプロセスカートリッジ内のトナーが無くなることが予想されるために、警告3を表示する(ステップS504)。又、トナー有無検出回路504がトナー無し状態を検知している場合には、カートリッジ内のトナーが無くなった(トナー残量無し)ということで警告4を表示する(ステップS505)。尚、表2に警告3と警告4の表示内容を示す。
【0092】
Figure 0004194167
以上のように、本実施の形態によれば、トナー残量についてだけでなく、カートリッジに関するより詳細な情報表示も可能となる。
【0093】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、現像剤担持体と電極部材との間に生じる静電容量に基づいて現像容器内の現像剤の有無を検知する現像剤有無検知手段と、電極対の2つの電極部材間に生じる静電容量に基づいて現像容器内の現像剤の残量を検知する現像剤残量検知手段と、現像剤有無検知手段の検知結果と現像剤残量検知手段の検知結果とに基づいて現像容器内の状態を判定する判定手段を設けたため、現像剤残量および現像容器内の状態の情報を正確に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1におけるトナー有無及びトナー残量検出回路の一例を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態1におけるカートリッジ及び電子写真画像形成装置の接続状態を示す図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形成装置の現像剤容器の斜視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形成装置におけるモニタ電圧と時間との関係を示す図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形成装置のトナー残量検出手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形成装置におけるモニタ電圧の最大値と最小値を示す図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る電子写真画像形成装置の現像剤容器における電極対の別配置例を示す斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態2に係る電子写真画像形成装置のトナー残量検出手順を示すフローチャートである。
【図9】本発明の実施の形態2に係る電子写真画像形成装置におけるモニタ電圧の最大値と最小値及び両者の差分を示す図である。
【図10】本発明の実施の形態3に係る電子写真画像形成装置のトナー残量検出手順を示すフローチャートである。
【図11】本発明の実施の形態3に係る電子写真画像形成装置におけるモニタ電圧と時間との関係を示す図である。
【図12】本発明の実施の形態4に係る電子写真画像形成装置の現像剤容器の斜視図である。
【図13】本発明の実施の形態4に係る電子写真画像形成装置におけるモニタ電圧と撹拌棒の回転位置との関係を示す図である。
【図14】本発明の実施の形態5に係る電子写真画像形成装置の現像剤容器の斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態5に係る電子写真画像形成装置におけるモニタ電圧及びセンサ出力と撹拌棒の回転位置との関係を示す図である。
【図16】本発明の実施の形態6におけるトナー有無検知回路及びトナー残量検出回路と画像記録部の接続状態を示す図である。
【図17】本発明の実施の形態6におけるプロセスカートリッジの概略構成を示す図である。
【図18】本発明の実施の形態6に係る電子写真画像形成装置のトナー残量検出手順を示すフローチャートである。
【図19】本発明の実施の形態7に係る電子写真画像形成装置のトナー残量検出手順を示すフローチャートである。
【図20】従来の電子写真画像形成装置(プリンタ)要部の断面図である。
【図21】従来の電子写真画像形成装置(プリンタ)の制御系の構成を示すブロック図である。
【図22】従来の電子写真画像形成装置(プリンタ)におけるカートリッジ有無及びトナー残量検出装置の概略構成図である。
【符号の説明】
101 感光ドラム(電子写真感光体)
401 現像バイアス回路(現像バイアス印加手段)
407 電極対(電極部材)
501 現像剤担持体
503 トナー有無検出回路
504 トナー残量検出回路
603 撹拌棒(撹拌部材)
606 マイラシート(撹拌部材)
608 センサ(位置検知手段)

Claims (2)

  1. 電子写真感光体と、
    前記電子写真感光体に対向するように配設されて現像剤を担持搬送する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体へ供給する現像剤を収容する現像剤容器と、
    前記現像剤容器内で前記現像剤担持体に対向して配設される電極部材と、
    前記現像剤容器内で前記電極部材とは異なる位置に配置されて前記現像剤の残量を検知するための2つの電極部材からなる電極対と、
    前記現像剤担持体と前記電極対の一方の電極部材とに接続されて、該現像剤担持体と該電極対の一方の電極部材とにバイアスを印加するバイアス印加手段と、
    前記バイアス印加手段によってバイアスが印加された際に、前記現像剤担持体と前記電極部材との間に生じる静電容量に基づいて前記現像容器内の現像剤の有無を検知する現像剤有無検知手段と、
    前記バイアス印加手段によってバイアスが印加された際に、前記電極対の2つの電極部材間に生じる静電容量に基づいて前記現像容器内の現像剤の残量を検知する現像剤残量検知手段と、
    を備えた電子写真画像形成装置において、
    前記現像剤有無検知手段の検知結果と前記現像剤残量検知手段の検知結果とに基づいて前記現像容器内の状態を判定する判定手段を有し
    前記判定手段は、前記現像剤有無検知手段が前記現像剤容器内に現像剤が無い状態であることを検知している場合に、前記現像剤残量検知手段によって検知された現像剤の残量の値に基づいて、前記現像容器内の複数の状態を判定することを特徴とする電子写真画像形成装置。
  2. 前記判定手段は、前記現像剤残量検知手段によって検知された現像剤の残量の値に基づいて、前記現像剤容器内に設けられる現像剤を封入するシール部材がはがされていない可能性があること、または、前記現像容器内の現像剤が偏っている可能性があること、または、前記現像剤容器内の現像剤が無いこと、のいずれかの状態を判定することを特徴とする請求項1記載の電子写真画像形成装置。
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