JP4193871B2 - 画像処理装置、画像処理方法、およびプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関し、特に、視聴者が、高画質の画像データを享受することができるようにする画像処理装置、画像処理方法、およびプログラムに関する。
従来から行われている地上波アナログ放送では、NTSC(National Television System Committee)方式によるコンポジット信号で、アスペクト比が4:3のSD(Standard Definition)画像が放送されている。
近年、地上波アナログ放送に加え、地上波ディジタル放送が開始された。地上波ディジタル放送では、アスペクト比が16:9のHD(High Definition)画像がコンポーネント信号で放送されるので、地上波アナログ放送による画像よりも高画質の画像を提供することができる。
ところで、アスペクト比が16:9のHD画像を撮像するカメラ等の放送用機器は高価であるため、放送局に広く普及するまでに時間を要する。
このため、放送局によっては、地上波アナログ放送で放送されるコンポジット信号の画像を、コンポーネント信号の画像に変換し、さらに、そのコンポーネント信号の画像の画素数を単純に補間して増加させるアップコンバートを行うことで、フォーマットだけを、地上波ディジタル放送で放送されるHD画像と同一として、放送が行われることがあり得る。
ここで、コンポジット信号の画像を、コンポーネント信号の画像に変換し、そのコンポーネント信号の画像をアップコンバートすることで、フォーマットだけを、地上波ディジタル放送で放送されるHD画像と同一とした画像を、準HD画像という。
準HD画像は、コンポジット信号の画像を、コンポーネント信号の画像に変換した画像であるため、そのような準HD画像には、いわゆるクロスカラーやドット妨害と呼ばれるノイズが、少なからず生じている。そして、準HD画像は、コンポジット信号の画像をコンポーネント信号の画像に変換した画像を、さらにアップコンバートした画像であるから、クロスカラーやドット妨害といったノイズは、アップコンバートにより目立つものとなる。
なお、コンポジット信号に特有の性質を考慮し、画像を、高画質の画像に変換する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10-056622号公報
地上波ディジタル放送によって放送されてくる画像であっても、その画像が、フォーマットだけがHD画像と同一の準HD画像では、視聴者(あるいはユーザ)は、高画質の画像を享受することが困難である。
本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、視聴者が、高画質の画像データを享受することができるようにするものである。
本発明の側面の画像処理装置は、第1の画像フォーマットでなる第1の画質の画像データか、または、第2の画像フォーマットで前記第1の画質よりも低画質な第2の画質の画像データを前記第1の画像フォーマットに変換し、画素数を増加するアップコンバートを行うことにより得られたアップコンバート画像データを、前記第1および第2の画質よりも高画質の第3の画質の画像データに変換し、出力画像データとして出力する画像処理装置であって、放送されてきた画像データが、前記アップコンバート画像データであるか否かを判定する判定手段と、前記放送されてきた画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行うダウンコンバート手段と、前記判定手段において、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データではないと判定された場合、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データと前記放送されてきた画像データとを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第1の画像変換手段と、前記判定手段において、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データであると判定された場合、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第2の画像変換手段とを備え、前記第1の画像変換手段は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第1の予測タップ抽出手段と、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第2の予測タップ抽出手段と、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第1のクラスタップ抽出手段と、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第2のクラスタップ抽出手段と、前記第1および第2のクラスタップ抽出手段によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第1のクラス分類手段と、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第1の画質の画像データと前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第1および第2の予測タップ抽出手段と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第1の係数出力手段と、前記第1の係数出力手段から出力された前記予測係数と、前記第1および第2の予測タップ抽出手段によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第1の演算手段とを有し、前記第2の画像変換手段は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第3の予測タップ抽出手段と、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第3のクラスタップ抽出手段と、前記第3のクラスタップ抽出手段によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第2のクラス分類手段と、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第3の予測タップ抽出手段と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第2の係数出力手段と、前記第2の係数出力手段から出力された前記予測係数と、前記第3の予測タップ抽出手段によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第2の演算手段とを有する
前記第1の画像変換手段には、前記注目画素を基準としたときの前記所定の位置をアドレスとして指定することにより、前記第1および第2の予測タップ抽出手段における前記予測タップと、前記第1および第2のクラスタップ抽出手段における前記クラスタップを指定するタップ指定手段をさらに有するようにさせることができる。
本発明の側面の画像処理方法は、第1の画像フォーマットでなる第1の画質の画像データか、または、第2の画像フォーマットで前記第1の画質よりも低画質な第2の画質の画像データを前記第1の画像フォーマットに変換し、画素数を増加するアップコンバートを行うことにより得られたアップコンバート画像データを、前記第1および第2の画質よりも高画質の第3の画質の画像データに変換し、出力画像データとして出力する画像処理方法であって、放送されてきた画像データが、前記アップコンバート画像データであるか否かを判定する判定ステップと、前記放送されてきた画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行うダウンコンバートステップと、前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データではないと判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データと前記放送されてきた画像データとを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第1の画像変換ステップと、前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データであると判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第2の画像変換ステップとを含み、前記第1の画像変換ステップの処理は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第1の予測タップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第2の予測タップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第1のクラスタップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第2のクラスタップ抽出ステップと、前記第1および第2のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第1のクラス分類ステップと、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第1の画質の画像データと前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第1の係数出力ステップと、前記第1の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第1の演算ステップとを有し、前記第2の画像変換ステップの処理は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第3の予測タップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第3のクラスタップ抽出ステップと、前記第3のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第2のクラス分類ステップと、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第3の予測タップ抽出ステップと同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第2の係数出力ステップと、前記第2の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第3の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第2の演算ステップとを有する
本発明の側面のプログラムは、第1の画像フォーマットでなる第1の画質の画像データか、または、第2の画像フォーマットで前記第1の画質よりも低画質な第2の画質の画像データを前記第1の画像フォーマットに変換し、画素数を増加するアップコンバートを行うことにより得られたアップコンバート画像データを、前記第1および第2の画質よりも高画質の第3の画質の画像データに変換し、出力画像データとして出力する画像処理を、コンピュータに実行させるプログラムであって、放送されてきた画像データが、前記アップコンバート画像データであるか否かを判定する判定ステップと、前記放送されてきた画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行うダウンコンバートステップと、前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データではないと判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データと前記放送されてきた画像データとを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第1の画像変換ステップと、前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データであると判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第2の画像変換ステップとを含み、前記第1の画像変換ステップの処理は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第1の予測タップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第2の予測タップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第1のクラスタップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第2のクラスタップ抽出ステップと、前記第1および第2のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第1のクラス分類ステップと、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第1の画質の画像データと前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第1の係数出力ステップと、前記第1の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第1の演算ステップとを有し、前記第2の画像変換ステップの処理は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第3の予測タップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第3のクラスタップ抽出ステップと、前記第3のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第2のクラス分類ステップと、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第3の予測タップ抽出ステップと同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第2の係数出力ステップと、前記第2の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第3の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第2の演算ステップとを有する処理を、コンピュータに実行させる。
本発明の側面においては、放送されてきた画像データが、アップコンバート画像データであるか否かが判定され、放送されてきた画像データがアップコンバート画像データではないと判定された場合、放送されてきた画像データの画素数を少なくするダウンコンバートによって得られた画像データと放送されてきた画像データと処理することにより、第3の画質の出力画像データが出力される。一方、放送されてきた画像データがアップコンバート画像データであると判定された場合、ダウンコンバートによって得られた画像データ処理することにより、第3の画質の出力画像データが出力される。
本発明によれば、視聴者は、高画質の画像データを享受することができる。
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書又は図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書又は図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書又は図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
本発明の側面の画像処理装置は、第1の画像フォーマットでなる第1の画質の画像データか、または、第2の画像フォーマットで前記第1の画質よりも低画質な第2の画質の画像データを前記第1の画像フォーマットに変換し、画素数を増加するアップコンバートを行うことにより得られたアップコンバート画像データを、前記第1および第2の画質よりも高画質の第3の画質の画像データに変換し、出力画像データとして出力する画像処理装置(例えば、図3のディジタル放送受信装置12)において、放送されてきた画像データが、前記アップコンバート画像データであるか否かを判定する判定手段(例えば、図3の判定部44)と、前記放送されてきた画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行うダウンコンバート手段(例えば、図3のダウンコンバータ45)と、前記判定手段において、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データではないと判定された場合、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データと前記放送されてきた画像データとを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第1の画像変換手段(例えば、図3のHD画像変換部47)と、前記判定手段において、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データであると判定された場合、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第2の画像変換手段(例えば、図3のSD画像変換部48)とを備え、前記第1の画像変換手段は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第1の予測タップ抽出手段(例えば、図5のタップ抽出部61−H)と、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第2の予測タップ抽出手段(例えば、図5のタップ抽出部61−S)と、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第1のクラスタップ抽出手段(例えば、図5のタップ抽出部62−H)と、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第2のクラスタップ抽出手段(例えば、図5のタップ抽出部62−S)と、前記第1および第2のクラスタップ抽出手段によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第1のクラス分類手段(例えば、図5のクラス分類部64)と、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第1の画質の画像データと前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第1および第2の予測タップ抽出手段と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第1の係数出力手段(例えば、図5の係数メモリ65)と、前記第1の係数出力手段から出力された前記予測係数と、前記第1および第2の予測タップ抽出手段によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第1の演算手段(例えば、図5の予測部66)とを有し、前記第2の画像変換手段は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第3の予測タップ抽出手段(例えば、図7のタップ抽出部81)と、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第3のクラスタップ抽出手段(例えば、図7のタップ抽出部82)と、前記第3のクラスタップ抽出手段によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第2のクラス分類手段(例えば、図7のクラス分類部83)と、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第3の予測タップ抽出手段と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第2の係数出力手段(例えば、図7の係数メモリ84)と、前記第2の係数出力手段から出力された前記予測係数と、前記第3の予測タップ抽出手段によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第2の演算手段(例えば、図7の予測部85)とを有する
本発明の側面の画像処理装置の前記第1の画像変換手段は、前記注目画素を基準としたときの前記所定の位置をアドレスとして指定することにより、前記第1および第2の予測タップ抽出手段における前記予測タップと、前記第1および第2のクラスタップ抽出手段における前記クラスタップを指定するタップ指定手段(例えば、図5のタップ構造メモリ63)をさらに有する。
本発明の側面の画像処理方法およびプログラム(例えば、図4の画像処理方法)は、第1の画像フォーマットでなる第1の画質の画像データか、または、第2の画像フォーマットで前記第1の画質よりも低画質な第2の画質の画像データを前記第1の画像フォーマットに変換し、画素数を増加するアップコンバートを行うことにより得られたアップコンバート画像データを、前記第1および第2の画質よりも高画質の第3の画質の画像データに変換し、出力画像データとして出力する画像処理方法またはプログラムであって、放送されてきた画像データが、前記アップコンバート画像データであるか否かを判定する判定ステップ(例えば、図4のステップS3)と、前記放送されてきた画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行うダウンコンバートステップ(例えば、図4のステップS5およびS8)と、前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データではないと判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データと前記放送されてきた画像データとを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第1の画像変換ステップ(例えば、図4のステップS9)と、前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データであると判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第2の画像変換ステップ(例えば、図4のステップS6)とを含み、前記第1の画像変換ステップの処理は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第1の予測タップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第2の予測タップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第1のクラスタップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第2のクラスタップ抽出ステップと、前記第1および第2のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第1のクラス分類ステップと、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第1の画質の画像データと前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第1の係数出力ステップと、前記第1の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第1の演算ステップとを有し、前記第2の画像変換ステップの処理は、前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第3の予測タップ抽出ステップと、前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第3のクラスタップ抽出ステップと、前記第3のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第2のクラス分類ステップと、学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第3の予測タップ抽出ステップと同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第2の係数出力ステップと、前記第2の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第3の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第2の演算ステップとを有する
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した放送システムの一実施の形態の構成例を示している。なお、本明細書において、システムとは、複数の装置が論理的に集合した物をいい、各構成の装置が同一筐体中にあるか否かは、問わない。
図1の放送システム1において、放送局11−1乃至11−n(nは正の整数)それぞれは、例えば、同一の内容の番組としての画像や音声を、地上波アナログ放送と地上波ディジタル放送のそれぞれによって放送する。なお、以下においては、放送局11−1乃至11−nそれぞれを特に区別する必要がない場合、単に放送局11と称する。また、以下では、放送局11−1乃至11−nが放送する番組としての画像についてのみ説明し、音声についての説明は、省略する。
ディジタル放送受信装置12は、放送局11から地上波ディジタル放送によって放送されてくる番組としての画像を受信し、図示せぬモニタに表示する。アナログ放送受信装置13は、放送局11から地上波アナログ放送によって放送されてくる番組としての画像を受信し、図示せぬモニタに表示する。
図2は、図1の放送局11の概要を示すブロック図である。
放送局11では、アスペクト比が4:3のSD画像を撮像するSDカメラ21によって撮像されたコンポーネント信号のSD画像が、NTSCエンコーダ31において、NTSC方式のコンポジット信号に変換(エンコード)され、地上波アナログ放送によって放送される。
また、放送局11が、図2において点線で示すように、HD画像を撮像するHDカメラ22を有する場合には、そのHDカメラ22によって撮像されたコンポーネント信号のHD画像が、地上波ディジタル放送の、放送局11に割り当てられた周波数帯域としてのチャンネルで放送される。
一方、放送局11がHDカメラ22を有しない場合には、放送局11では、NTSCデコーダ32において、NTSCエンコーダ31が出力するNTSC方式のコンポジット信号が、コンポーネント信号に変換され、そのコンポーネント信号の画像が、アップコンバータ33に供給される。アップコンバータ33は、NTSCデコーダ32からのコンポーネント信号の画像を、HDカメラ22が出力するHD画像と同一のフォーマットとなるようにアップコンバートして出力する。その結果、SDカメラ21で撮像され、HDカメラ22が出力するHD画像と同一のフォーマットとなるようにアップコンバートされた準HD画像が、地上波ディジタル放送によって放送される。
なお、図示は省略されているが、放送局11は、画像データを、例えばMPEGエンコードし、地上波ディジタル放送によって放送する。
図3は、図1のディジタル放送受信装置12の構成例を示している。
ディジタル放送受信装置12は、チューナ41、デマルチプレクサ42、デコーダ43、判定部44、ダウンコンバータ45、切替器46、HD画像変換部47、SD画像変換部48、および画像出力部49により構成される。
チューナ41は、地上波ディジタル放送の信号を受信し、その信号から、ディジタル放送受信装置12が出力する画像を視聴する視聴者によるリモートコマンダ(図示せず)の操作に応じたチャンネルの信号を抽出して、デマルチプレクサ42に供給する。デマルチプレクサ42は、チューナ41からのチャンネルの信号から必要なパケットを分離し、デコーダ43に供給する。デコーダ43は、デマルチプレクサ42からのパケットに含まれる、MPEG(Moving Picture Expert Group)エンコードされた画像データをMPEGデコードし、その結果得られる画像データを、判定部44に供給する。
判定部44は、デコーダ43からの画像データの種類を判定し、その判定結果に基づいて、デコーダ43からの画像データを、ダウンコンバータ45、または、HD画像変換部47に供給する。
具体的には、判定部44は、デコーダ43からの画像データが、NTSC方式のコンポジット信号の画像データをコンポーネント信号に変換した画像データ(即ち、他の画像データ)に対して、画素数を増加するアップコンバートを行うことにより得られたアップコンバート画像データである準HD画像データであると判定した場合、デコーダ43からの準HD画像データを、ダウンコンバータ45に供給する。
一方、デコーダ43からの画像データがアップコンバート画像データではない、即ち、HD画像データであると判定した場合、判定部44は、デコーダ43からのHD画像データを、ダウンコンバータ45およびHD画像変換部47に供給する。
また、判定部44は、デコーダ43からの画像データが準HD画像データであるか、または、HD画像データであるかに応じて、切替器46を制御する。具体的には、判定部44は、デコーダ43からの画像データが準HD画像データである場合には、切替器46の出力がSD画像変換部48に供給されるように制御し、デコーダ43からの画像データがHD画像データである場合には、切替器46の出力がHD画像変換部47に供給されるように制御する。
なお、デコーダ43からの画像データが、HD画像データまたは準HD画像データであるかどうかの判定は、例えば、隣接する画素間の差分値の和として求められるアクティビティ等に基づいて行うことができる。即ち、HD画像データは高解像度であるが、準HD画像データは、高々、NTSC方式のコンポジット信号の画像データをコンポーネント信号に変換した画像データ程度の解像度であるから、デコーダ43からの画像データが、ある閾値以上のアクティビティを有する場合には、その画像データは、HD画像データであると判定することができる。逆に、デコーダ43からの画像データが、ある閾値以上のアクティビティを有しない場合には、その画像データは、準HD画像データであると判定することができる。
また、HD画像データと準HD画像データとは、いずれも、アスペクト比が16:9の画像データではあるが、準HD画像データは、NTSC方式のコンポジット信号のアスペクト比が4:3の画像データから得られたコンポーネント信号の画像データをアップコンバートして、アスペクト比が16:9になるようにした横長の画像データであるため、4:3の画像データの左端側と右端側に、黒色等の単色の画像データを付加した画像データとなっている。従って、デコーダ43からの画像データが、HD画像データまたは準HD画像データのうちのいずれであるかの判定は、デコーダ43からの画像データの左端側と右端側に、単色の画像データが存在するかどうかによって行うこともできる。
ダウンコンバータ45は、判定部44から供給されるHD画像データまたは準HD画像データの画素数を、例えば、図2のNTSCデコーダ32が出力するコンポーネント信号の画像の画素数と同一になるように間引き、さらに、必要に応じて、LPF(Low Pass Filter)によるフィルタリングを行うダウンコンバートを行い、その結果得られるSD画像データを、切替器46に供給する。
切替器46は、判定部44の制御に従い、ダウンコンバータ45から供給されるSD画像データをHD画像変換部47またはSD画像変換部48に出力する。切替器46では、ダウンコンバータ45から供給されるSD画像データがHD画像データから得られたものである場合には、その供給されたSD画像データをHD画像変換部47に供給し、ダウンコンバータ45から供給されるSD画像データが準HD画像データから得られたものである場合には、その供給されたSD画像データをSD画像変換部48に供給する。
HD画像変換部47は、判定部44から供給されるHD画像データと切替器46から供給されるSD画像データを、判定部44から供給されるHD画像データより、より高画質の画像データであるHD画像データに変換する画像変換処理を行い、その結果得られるHD画像データを、画像出力部49に供給する。
SD画像変換部48は、切替器46から供給されるSD画像データを、より高画質の画像データであるHD画像データに変換する画像変換処理を行い、その結果得られるHD画像データを、画像出力部49に供給する。
画像出力部49は、HD画像変換部47またはSD画像変換部48から供給されるHD画像データを、図示せぬモニタに供給し、これにより、モニタに、HD画像データに基づく画像を表示させる。
次に、図4のフローチャートを参照して、図3のディジタル放送受信装置12の受信処理について説明する。
初めに、ステップS1において、チューナ41は、チャンネルを選択する。即ち、チューナ41は、地上波ディジタル放送の信号を受信し、その信号から、視聴者によるリモートコマンダの操作に応じたチャンネルの信号を抽出して、デマルチプレクサ42に供給する。そして、デマルチプレクサ42は、チューナ41からのチャンネルの信号から必要なパケットを分離し、デコーダ43に供給する。
ステップS2において、デコーダ43は、画像データをデコードする。即ち、デコーダ43は、デマルチプレクサ42からのパケットに含まれる、MPEGエンコードされた画像データをMPEGデコードし、その結果得られる画像データを、判定部44に供給する。
ステップS3において、判定部44は、デコーダ43からの画像データがHD画像データであるかを判定し、その判定結果に基づいて、デコーダ43から供給された画像データをダウンコンバータ45またはHD画像変換部47に供給する。
即ち、ステップS3において、判定部44は、デコーダ43からの画像データがHD画像データではない、即ち、準HD画像データであると判定した場合、デコーダ43からの準HD画像データを、ダウンコンバータ45に供給する。
ステップS4において、判定部44は、切替器46の出力をSD画像変換部48側に切替える。そして、ステップS5において、ダウンコンバータ45は、判定部44から供給された準HD画像データをダウンコンバートする。切替器46では、上述したステップS4の処理により、入力されたデータはSD変換部48に出力するように切替えられているので、ダウンコンバータ45から供給されたSD画像データは、SD画像変換部48に供給される。
ステップS6において、SD画像変換部48は、SD画像変換処理を行う。即ち、SD画像変換部48は、切替器46を介してダウンコンバータ45から供給されるSD画像データを第1の画像データとするとともに、より高画質の画像データであるHD画像データを第2の画像データとして、第1の画像データを第2の画像データに変換する画像変換処理を行う。処理結果としての高画質のHD画像データは、画像出力部49に供給され、画像出力部49は、SD画像変換部48からのHD画像データに基づく画像を、モニタに供給して表示させる。
なお、SD画像変換部48には、チューナ41から、現在受信しているチャンネルを表すチャンネル情報、即ち、ダウンコンバータ45からSD画像変換部48に供給されるSD画像データをアップコンバートした準HD画像データを放送しているチャンネルのメタデータ等を含むチャンネル情報が供給されるようになっている。そして、SD画像変換部48は、チャンネル情報に基づいて、ダウンコンバータ45から供給されるSD画像データをHD画像データに変換するSD画像変換処理を行う。ステップS6のSD画像変換処理の詳細は、図7と図8を参照して後述する。
一方、ステップS3で、デコーダ43からの画像データがHD画像データであると判定された場合、判定部44は、デコーダ43からのHD画像データを、ダウンコンバータ45およびHD画像変換部47に供給して、処理はステップS7に進む。
ステップS7において、判定部44は、切替器46の出力をHD画像変換部47側に切替える。そして、ステップS8において、ダウンコンバータ45は、判定部44から供給されたHD画像データをダウンコンバートする。切替器46では、上述したステップS7の処理により、入力されたデータはHD画像変換部47に出力するように切替えられているので、ダウンコンバータ45から供給されたSD画像データは、HD画像変換部47に供給される。
ステップS9において、HD画像変換部47は、HD画像変換処理を行う。即ち、HD画像変換部47は、第1の画像データとしての、判定部44から供給されるHD画像データと、切替器46を介してダウンコンバータ45から供給されるSD画像データとを、第2の画像データとしての、判定部44から供給されるHD画像データより高画質の画像データであるHD画像データに変換し、画像出力部49に供給する。画像出力部49は、HD画像変換部47からのHD画像データに基づく画像を、モニタに供給して表示させる。
さらに、ステップS9でHD画像変換部47により行われるHD画像変換処理の詳細について、図5と図6を参照して説明する。
HD画像変換部47は、そこに入力される第1の画像データを、その第1の画像データよりも高画質の第2の画像データに変換する画像変換処理を行う。かかる画像変換処理によれば、第1および第2の画像データをどのように定義するかによって、様々な処理を実現することができる。
例えば、第2の画像データを高解像度の画像データとするとともに、第1の画像データを、第2の画像データの解像度を低下させた低解像度の画像データとすれば、画像変換処理は、解像度を向上させる解像度向上処理ということができる。また、例えば、第2の画像データを高S/N(Signal/Noise)の画像データとするとともに、第1の画像データを、第2の画像データのS/Nを低下させた低S/Nの画像データとすれば、画像変換処理は、ノイズを抑圧するノイズ抑圧処理ということができる。さらに、例えば、第2の画像データをHD画像データとするとともに、第1の画像データを、第2の画像データの画素数と解像度を小さくしたSD画像データとすれば、画像変換処理は、SD画像をHD画像に変換する処理ということができる。
HD画像変換部47は、上述したように、判定部44およびダウンコンバータ45からそれぞれ供給されるHD画像データおよびSD画像データを第1の画像データとするとともに、より高画質の画像データであるHD画像データを第2の画像データとして、第1の画像データを第2の画像データに変換する画像変換処理を行う。
図5は、HD画像変換部47の機能的構成例を示している。
HD画像変換部47は、タップ抽出部61−Hおよび61−S、タップ抽出部62−Hおよび62−S、タップ構造メモリ63、クラス分類部64、係数メモリ65、並びに予測部66から構成される。
HD画像変換部47には、HD画像判定部44が出力するHD画像データと、ダウンコンバータ45が出力するSD画像データとが供給されるが、HD画像データは、タップ抽出部61−Hおよび62−Hに供給され、SD画像データは、タップ抽出部61−Sおよび62−Sに供給される。
タップ抽出部61−Hおよび61−Sのそれぞれは、第1の画像データを変換して得ようとする第2の画像データとしてのHD画像データを構成する画素を、順次、注目画素とし、さらに、その注目画素の画素値を予測するのに用いる第1の画像データを構成する画素の幾つかを、予測タップとして抽出する。ここで、第2の画像データとしてのHD画像データは、これから求めようとする画像データであり、現段階では存在しないため、仮想的に想定される。
具体的には、タップ抽出部61−Hは、注目画素に対応する、第1の画像データとしての判定部44が出力するHD画像データの画素に対して、タップ構造メモリ63から供給されるアドレスによって決定される複数の画素を、予測タップとして抽出する。
タップ抽出部61−Sも同様に、注目画素に対応する、第1の画像データとしてのダウンコンバータ45が出力するSD画像データの画素に対して、タップ構造メモリ63から供給されるアドレスによって決定される複数の画素を、予測タップとして抽出する。
タップ抽出部62−Hは、注目画素を、幾つかのクラスのうちのいずれかにクラス分けするクラス分類を行うのに用いる第1の画像データとしての、判定部44が出力するHD画像データの画素の幾つかを、クラスタップとして抽出する。
タップ抽出部62−Sは、注目画素を、幾つかのクラスのうちのいずれかにクラス分けするクラス分類を行うのに用いる第1の画像データとしての、ダウンコンバータ45が出力するSD画像データの画素の幾つかを、クラスタップとして抽出する。
タップ抽出部62−Hおよび62−Sにおいて、どの画素をクラスタップとして抽出するかは、タップ抽出部61−Hおよび61−Sと同様に、タップ構造メモリ63から供給されるアドレスによって決定される。
タップ抽出部61−Hまたは61−Sで得られた予測タップは、予測部66に供給され、タップ抽出部62−Hまたは62−Sで得られたクラスタップは、クラス分類部64に供給される。
タップ構造メモリ63は、上述の予測タップおよびクラスタップのタップ構造を指定する。即ち、タップ構造メモリ63は、予測タップを決定するための画素の位置を表すアドレスを、タップ抽出部61−Hおよび61−Sに供給するとともに、クラスタップを決定するための画素の位置を表すアドレスを、タップ抽出部62−Hおよび62−Sに供給する。タップ構造メモリ63が供給するアドレスは、例えば、注目画素を基準とした位置を表すアドレスである。勿論、画像を構成する全画素における絶対位置を表すアドレスでもよい。
なお、本実施の形態では、説明を簡単にするために、タップ構造メモリ63がタップ抽出部61−Hおよび61−Sとタップ抽出部62−Hおよび62−Sに供給するアドレスは、同一のものとする。即ち、予測タップとクラスタップは、同一のタップ構造を有するものとする。但し、予測タップとクラスタップとは、異なるタップ構造とすることが可能である。
クラス分類部64は、タップ抽出部62−Hおよび62−Sからのクラスタップに基づき、注目画素をクラス分類し、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、係数メモリ65に供給する。
ここで、クラス分類を行う方法としては、例えば、ADRC(Adaptive Dynamic Range Coding)等を採用することができる。
ADRCを用いる方法では、クラスタップを構成する画素の画素値が、ADRC処理され、その結果得られるADRCコードにしたがって、注目画素のクラスが決定される。
なお、KビットADRCにおいては、例えば、クラスタップを構成する画素の画素値の最大値MAXと最小値MINが検出され、DR=MAX-MINを、クラスタップを構成する画素の集合の局所的なダイナミックレンジとし、このダイナミックレンジDRに基づいて、クラスタップを構成する画素の画素値がKビットに再量子化される。即ち、クラスタップを構成する各画素の画素値から、最小値MINが減算され、その減算値がDR/2Kで除算(量子化)される。そして、以上のようにして得られる、クラスタップを構成するKビットの各画素の画素値を、所定の順番で並べたビット列が、ADRCコードとして出力される。従って、クラスタップが、例えば、1ビットADRC処理された場合には、そのクラスタップを構成する各画素の画素値は、最小値MINが減算された後に、最大値MAXと最小値MINとの差の1/2で除算され(小数点以下切り捨て)、これにより、各画素の画素値が1ビットとされる(2値化される)。そして、その1ビットの画素値を所定の順番で並べたビット列が、ADRCコードとして出力される。
なお、クラス分類部64には、例えば、クラスタップを構成する画素の画素値のレベル分布のパターンを、そのままクラスコードとして出力させることも可能である。しかしながら、この場合、クラスタップが、N個の画素の画素値で構成され、各画素の画素値に、Kビットが割り当てられているとすると、クラス分類部64が出力するクラスコードの場合の数は、(2NK通りとなり、画素の画素値のビット数Kに指数的に比例した膨大な数となる。
従って、クラス分類部64においては、クラスタップの情報量を、上述のADRC処理や、あるいはベクトル量子化等によって圧縮して、クラス分類を行うのが好ましい。
係数メモリ65は、図9を参照して後述する学習装置101の学習によってあらかじめ求められたクラスごとの予測係数のセットを記憶し、さらに、その記憶している予測係数のセットのうちの、クラス分類部64から供給されるクラスコードに対応するアドレスに記憶されている予測係数、即ち、クラス分類部64から供給されるクラスコードが表すクラスの予測係数を出力する。
予測部66は、タップ抽出部61−Hおよび61−Sが出力する予測タップと、係数メモリ65が出力する予測係数とを取得し、その予測タップと予測係数とを用いて、注目画素の真値の予測値を求める所定の予測演算を行う。これにより、予測部66は、注目画素の画素値としての予測値、即ち、第2の画像データを構成する画素の画素値を求めて出力する。
ここで、図5の予測部66における予測演算についてさらに説明する。
いま、画像変換処理として、例えば、高画質の画像データ(以下、高画質画像データという)を第2の画像データとするとともに、その高画質画像データをLPF(Low Pass Filter)によってフィルタリングする等してその画質(例えば、解像度)を低下させた低画質の画像データ(以下、低画質画像データという)を第1の画像データとして、低画質画像データから予測タップを抽出し、その予測タップと予測係数を用いて、高画質画素の画素値を、所定の予測演算によって予測することを考える。
所定の予測演算として、例えば、線形1次予測演算を採用することとすると、高画質画素の画素値yは、次の線形1次式によって求められることになる。
Figure 0004193871
但し、式(1)において、xnは、高画質画素yについての予測タップを構成する、n番目の低画質画像データの画素(以下、適宜、低画質画素という)の画素値を表し、wnは、n番目の低画質画素の画素値と乗算されるn番目の予測係数を表す。なお、式(1)では、予測タップが、N個の低画質画素x1,x2,・・・,xNで構成されるものとしてある。
ここで、高画質画素の画素値yは、式(1)に示した線形1次式ではなく、2次以上の高次の式によって求めるようにすることも可能である。
いま、第kサンプルの高画質画素の画素値の真値をykと表すとともに、式(1)によって得られるその真値ykの予測値をyk'と表すと、その予測誤差ekは、次式で表される。
Figure 0004193871
いま、式(2)の予測値yk'は、式(1)にしたがって求められるため、式(2)のyk'を、式(1)にしたがって置き換えると、次式が得られる。
Figure 0004193871
但し、式(3)において、xn,kは、第kサンプルの高画質画素についての予測タップを構成するn番目の低画質画素を表す。
式(3)(または式(2))の予測誤差ekを0とする予測係数wnが、高画質画素を予測するのに最適なものとなるが、すべての高画質画素について、そのような予測係数wnを求めることは、一般には困難である。
そこで、予測係数wnが最適なものであることを表す規範として、例えば、最小自乗法を採用することとすると、最適な予測係数wnは、次式で表される自乗誤差の総和Eを最小にすることで求めることができる。
Figure 0004193871
但し、式(4)において、Kは、高画質画素ykと、その高画質画素ykについての予測タップを構成する低画質画素x1,k,x2,k,・・・,xN,kとのセットのサンプル数(学習用のサンプルの数)を表す。
式(4)の自乗誤差の総和Eの最小値(極小値)は、式(5)に示すように、総和Eを予測係数wnで偏微分したものを0とするwnによって与えられる。
Figure 0004193871
一方、上述の式(3)を予測係数wnで偏微分すると、次式が得られる。
Figure 0004193871
式(5)と式(6)から、次式が得られる。
Figure 0004193871
式(7)のekに、式(3)を代入することにより、式(7)は、式(8)に示す正規方程式で表すことができる。
Figure 0004193871
式(8)の正規方程式は、例えば、掃き出し法(Gauss-Jordanの消去法)などを用いることにより、予測係数wnについて解くことができる。
式(8)の正規方程式を、クラスごとにたてて解くことにより、最適な予測係数(ここでは、自乗誤差の総和Eを最小にする予測係数)wnを、クラスごとに求めることができる。
図5のHD画像変換部47では、以上のようなクラスごとの予測係数を用いて、式(1)の演算を行うことにより、第1の画像データとしてのSD画像データおよびHD画像データが、第2の画像データとしてのHD画像データに変換される。
次に、図6のフローチャートを参照して、図4のステップS9でHD画像変換部47により行われるHD画像変換処理の詳細について説明する。
初めに、ステップS21において、タップ構造メモリ63は、予測タップとクラスタップのタップ構造を指定する。即ち、ステップS21において、タップ構造メモリ63は、予測タップを決定するための画素の位置を表すアドレスを、タップ抽出部61−Hおよび61−Sに供給するとともに、クラスタップを決定するための画素の位置を表すアドレスを、タップ抽出部62−Hおよび62−Sに供給する。
ステップS22において、タップ抽出部61−Hは、第2の画像データにおける注目画素を決定する。即ち、タップ抽出部61−Hは、第1の画像データを変換して得ようとする第2の画像データとしてのHD画像データを構成する画素の1つを、注目画素として決定する。また、タップ抽出部61−Sでは、タップ抽出部61−Hで決定された注目画素に対応するSD画像データの画素がタップ抽出部61−Sにおいての注目画素として決定される。
そして、ステップS23において、タップ抽出部61−Hおよび61−Sは、予測タップを抽出する。即ち、タップ抽出部61−Hは、注目画素に対応する判定部44からのHD画像データのうちの、タップ構造メモリ63から供給されたアドレスによって決定される複数の画素を、予測タップとして抽出する。また、タップ抽出部61−Sは、注目画素に対応するダウンコンバータ45からのSD画像データのうちの、タップ構造メモリ63から供給されたアドレスによって決定される複数の画素を、予測タップとして抽出する。抽出された予測タップは、予測部66に供給される。
ステップS24において、タップ抽出部62−Hおよび62−Sは、クラスタップを抽出する。即ち、タップ抽出部62−Hは、注目画素に対応する判定部44からのHD画像データのうちの、タップ構造メモリ63から供給されたアドレスによって決定される複数の画素を、クラスタップとして抽出する。また、タップ抽出部62−Sは、注目画素に対応するダウンコンバータ45からのSD画像データのうちの、タップ構造メモリ63から供給されたアドレスによって決定される複数の画素を、クラスタップとして抽出する。
ステップS25において、クラス分類部64は、タップ抽出部62−Hおよび62−Sからのクラスタップに基づきクラス分類を行う。さらに、クラス分類部64は、クラス分類の結果得られる注目画素のクラスを表すクラスコードを、係数メモリ65に出力する。
ステップS26において、係数メモリ65は、クラス分類部64から供給されるクラスコードに対応する予測係数、即ち、注目画素のクラスに対応する予測係数を取得して、予測部66に供給する。この予測係数は、後述する図9の学習装置101により予め学習することで生成、記憶されているものである。
ステップS27において、予測部66は、タップ抽出部61−Hおよび61−Sから供給された予測タップと、係数メモリ65から供給された予測係数とを用いて、式(1)の予測演算を行うことにより、注目画素の画素値を求め、画像出力部49(図3)に供給する。
ステップS28では、タップ抽出部61−Hが、まだ、注目画素としていない第2の画像データがあるかを判定する。ステップS28において、まだ、注目画素としていない第2の画像データがあると判定された場合、処理はステップS22に戻り、ステップS22乃至S28の処理が繰り返される。その結果、まだ注目画素とされていない第2の画像データの画素のうちの1つが、新たに注目画素とされ、その注目画素の画素値が求められる。
一方、ステップS28において、まだ、注目画素とされていない第2の画像データがないと判定された場合、処理は終了する。
次に、図4のステップS6でSD画像変換部48により行われるSD画像変換処理の詳細についてさらに説明する。
SD画像変換部48においても、第1の画像データを、その第1の画像データよりも高画質の第2の画像データに変換する画像変換処理が行われる。
SD画像変換部48は、上述したように、切替器46を介してダウンコンバータ45から供給されるSD画像データを第1の画像データとするとともに、より高画質の画像データであるHD画像データを第2の画像データとして、第1の画像データを第2の画像データに変換する画像変換処理を行う。
図7は、SD画像変換部48の機能的構成例を示すブロック図である。
SD画像変換部48は、係数選択部80、タップ抽出部81および82、クラス分類部83、係数メモリ84、並びに予測部85から構成される。
SD画像変換部48には、ダウンコンバータ45(図3)が出力するSD画像データが、第1の画像データとして供給される。また、SD画像変換部48には、ダウンコンバータ45が出力するSD画像データのチャンネル情報、即ち、ダウンコンバータ45が出力するSD画像データにダウンコンバートする前の準HD画像データを放送しているチャンネルのメタデータ等を含むチャンネル情報が、チューナ41(図3)から供給される。
そして、第1の画像データとしてのSD画像データは、タップ抽出部81および82に供給され、第1の画像データとしてのSD画像データのチャンネル情報は、係数選択部80に供給される。
係数選択部80は、第1の画像データとしてのSD画像データのチャンネル情報に基づき、係数メモリ84に記憶されている複数セットの予測係数のセットの中から、1セットの予測係数のセットを選択し、例えば、いわゆるメモリバンクの切り替え等によって、その選択した予測係数のセットを有効にする。即ち、係数メモリ84は、記憶している複数セットの予測係数のセットのうちの、ある1セットの予測係数のセットから、クラス分類部83から供給される情報に対応した予測係数を読み出して出力するが、係数選択部80は、係数メモリ84において読み出しの対象となる予測係数のセットを選択する。ここで、以下、適宜、係数メモリ84において読み出しの対象となる予測係数のセットを、有効な予測係数のセットという。
タップ抽出部81は、第1の画像データを変換して得ようとする第2の画像データとしてのHD画像データを構成する画素を、順次、注目画素とし、さらに、その注目画素の画素値を予測するのに用いる第1の画像データを構成する画素の幾つかを、予測タップとして抽出する。この第2の画像データとしてのHD画像データは、上述したHD画像変換部47(図5)における場合と同様に、これから求めようとする画像データであり、現段階では存在しないため、仮想的に想定される。
具体的には、タップ抽出部81は、注目画素に対応する、第1の画像データの位置に対して、空間的または時間的に近い位置にある複数の画素(例えば、注目画素に対応する、第1の画像データの位置に最も近い画素と、その画素に空間的に隣接する画素など)を、予測タップとして抽出する。
タップ抽出部82は、注目画素を、幾つかのクラスのうちのいずれかにクラス分けするクラス分類を行うのに用いる第1の画像データを構成する画素の幾つかを、クラスタップとして抽出する。
なお、ここでも、HD画像変換部47における場合と同様に、予測タップとクラスタップは、同一のタップ構造を有するものとするが、予測タップとクラスタップとは、異なるタップ構造とすることが可能である。
タップ抽出部81で得られた予測タップは、予測部85に供給され、タップ抽出部82で得られたクラスタップは、クラス分類部83に供給される。
クラス分類部83は、HD画像変換部47(図5)におけるクラス分類部64と同様に、タップ抽出部82からのクラスタップに基づき、注目画素をクラス分類し、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、係数メモリ84に供給する。
係数メモリ84は、図11を参照して後述する学習装置151の学習によってあらかじめ求められたクラスごとの予測係数のセットを記憶し、さらに、その記憶している予測係数のセットのうちの、クラス分類部83から供給されるクラスコードに対応するアドレスに記憶されている予測係数、即ち、クラス分類部83から供給されるクラスコードが表すクラスの予測係数を出力する。
ここで、SD画像変換部48において画像変換処理の対象とする第1の画像データとしてのSD画像データにダウンコンバートされる前の準HD画像データ(以下、適宜、SD画像データに対応する準HD画像データという)は、例えば、図2で説明したように、放送局11において、コンポジット信号の画像データをコンポーネント信号の画像データに変換し、さらに、そのコンポーネント信号の画像データに対してアップコンバートの処理を施すことにより得られる画像データである。
アップコンバートの処理の方法としては、例えば、アップコンバートの対象となる画像データの画素の画素値と同一の画素値の画素を補間する方法や、アップコンバートの対象となる画像データの複数の画素の画素値の重み付き平均値を画素値とする画素を補間する方法などの、様々な方法がある。
そして、アップコンバートの処理として、どのような方法の処理が施されるかは、放送局11ごとに異なることがあり得る。
そこで、SD画像変換部48において、準HD画像データを得るのに施されたアップコンバートの処理の方法によらず、その準HD画像データをダウンコンバートしたSD画像データを、適切にHD画像データに変換することができるように、係数メモリ84は、アップコンバートの処理の複数の方法それぞれに対応する複数セットの予測係数のセットを記憶している。
上述したように、アップコンバートの処理の方法は、放送局11、つまり、チャンネルごとに異なることがあり得るので、係数選択部80は、第1の画像データとしてのSD画像データのチャンネル情報に基づき、係数メモリ84に記憶されている複数セットの予測係数のセットの中から、1セットの予測係数のセットを選択し、即ち、チャンネル情報が表すチャンネルの放送局11で施されたアップコンバートの処理によって得られた準HD画像データをダウンコンバートしたSD画像データを対象とした画像変換処理に適した予測係数のセットを選択し、有効な予測係数のセットとする。
そして、係数メモリ84は、有効な予測係数のセットから、クラス分類部83から供給されるクラスコードに対応するアドレスに記憶されている予測係数、つまり、注目画素のクラスに対応する予測係数を出力する。
従って、係数メモリ84が出力する予測係数は、チャンネル情報が表すチャンネルの放送局11で施されたアップコンバートの処理によって得られた準HD画像データをダウンコンバートしたSD画像データを対象とした画像変換処理に適した予測係数である。
予測部85は、タップ抽出部81が出力する予測タップと、係数メモリ84が出力する予測係数とを取得し、その予測タップと予測係数とを用いて、注目画素の真値の予測値を求める所定の予測演算を行う。これにより、予測部85は、注目画素の画素値の予測値、即ち、第2の画像データを構成する画素の画素値を求めて出力する。
次に、図8のフローチャートを参照して、図4のステップS6でSD画像変換部48により行われるSD画像変換処理の詳細について説明する。
初めに、ステップS41において、係数選択部80は、チューナ41(図3)からのチャンネル情報に基づき、係数メモリ84に記憶されている複数セットの予測係数のセットの中から、チャンネル情報が表すチャンネルの放送局11で施されたアップコンバートの処理によって得られた準HD画像データをダウンコンバートしたSD画像データを対象とした画像変換処理に適した予測係数のセットを、有効な予測係数のセットとして選択する。
ステップS42において、タップ抽出部81は、第2の画像データにおける注目画素を決定する。即ち、タップ抽出部81は、第1の画像データを変換して得ようとする第2の画像データとしてのHD画像データを構成する画素の1つを、注目画素として決定する。
ステップS43において、タップ抽出部81は、予測タップを抽出する。即ち、タップ抽出部81は、そこに供給される第1の画像データとしての、準HD画像データをダウンコンバートしたSD画像データから、注目画素に対する予測タップとする画素を抽出する。
ステップS44において、タップ抽出部82は、クラスタップを抽出する。即ち、タップ抽出部82は、そこに供給される第1の画像データとしての、準HD画像データをダウンコンバートしたSD画像データから、注目画素に対するクラスタップとする画素を抽出する。
ステップS43で抽出された予測タップは、予測部85に供給され、ステップS44で抽出されたクラスタップは、クラス分類部83に供給される。
ステップS45において、クラス分類部83は、タップ抽出部82からのクラスタップに基づき、注目画素のクラス分類を行う。さらに、クラス分類部83は、クラス分類の結果得られる注目画素のクラスを表すクラスコードを、係数メモリ84に出力する。
ステップS46において、係数メモリ84は、係数選択部80によって選択された有効な予測係数のセットのうちの、クラス分類部83から供給されるクラスコードに対応する予測係数、即ち、注目画素のクラスに対応する予測係数を取得して、予測部85に出力する。
ステップS47において、予測部85は、タップ抽出部81から供給された予測タップと、係数メモリ84から供給された予測係数とを用いて、式(1)の予測演算を行うことにより、注目画素の画素値を求め、画像出力部49(図3)に供給する。
ステップS48では、タップ抽出部81が、まだ、注目画素としていない第2の画像データがあるかを判定する。ステップS48において、まだ、注目画素としていない第2の画像データがあると判定された場合、処理はステップS42に戻り、ステップS42乃至S48の処理が繰り返される。その結果、まだ注目画素とされていない第2の画像データを構成する画素のうちの1つが、新たに注目画素とされ、注目画素の画素値が求められる。
一方、ステップS48において、まだ、注目画素とされていない第2の画像データがないと判定された場合、処理は終了する。
次に、HD画像変換部47の係数メモリ65やSD画像変換部48の係数メモリ84に記憶される予測係数wnを求める学習について説明する。学習では、上述した式(8)の正規方程式をクラスごとにたてて解くことにより予測係数wnが求められる。
図9は、HD画像変換部47の係数メモリ65に記憶される予測係数wnを求める学習装置101の構成例を示すブロック図である。
図9の学習装置101には、予測係数wnの学習に用いられる学習用画像データが入力される。学習用画像データとしては、例えば、HDカメラ22(図2)で得られるHD画像データよりも高画質のHD画像データを用いることができる。
学習装置101において、学習用画像データは、教師データ生成部121と生徒データ生成部123に供給される。
教師データ生成部121は、そこに供給される学習用画像データから、第2の画像データに相当する画像データである教師データを生成し、教師データ記憶部122に供給する。ここでは、教師データ生成部121は、学習用画像データとしてのHD画像データを、そのまま教師データとして、教師データ記憶部122に供給する。
教師データ記憶部122は、教師データ生成部121から供給される教師データとしてのHD画像データを記憶する。
生徒データ生成部123は、学習用画像データから、第1の画像データに相当する画像データである生徒データを生成し、生徒データ記憶部124に供給する。
即ち、生徒データ生成部123は、学習用画像データから、教師データ生成部121と同様に、教師データを生成し(あるいは、教師データ生成部121が生成した教師データの供給を受けるようにしてもよい)、さらに、その教師データとしてのHD画像データより低画質のHD画像データを生成する。また、生徒データ生成部123は、低画質のHD画像データをダウンコンバートすることにより、ダウンコンバータ45(図3)が出力するSD画像データと同程度の画質のSD画像データも生成する。そして、生徒データ生成部123は、低画質のHD画像データとダウンコンバートにより得られたSD画像データを、生徒データとして、生徒データ記憶部124に供給する。
生徒データ記憶部124は、生徒データ生成部123から供給される生徒データを記憶する。
タップ構造メモリ125は、予測タップおよびクラスタップを決定するための、注目画素に対する画素の位置を表すアドレスをタップ抽出部126−Hおよび126−S並びにタップ抽出部127−Hおよび127−Sに供給する。
タップ抽出部126−Hおよび126−S並びにタップ抽出部127−Hおよび127−Sのそれぞれは、タップ構造メモリ125から供給される、注目画素に対する画素の位置を表すアドレスに基づいて、予測タップまたはクラスタップを抽出する。
即ち、タップ抽出部126−Hは、教師データ記憶部122に記憶された教師データとしてのHD画像データを構成する画素を、順次、注目画素とし、その注目画素について、生徒データ記憶部124に記憶された生徒データとしての低画質のHD画像データを構成する画素のうちの所定のものを抽出することにより、図5のタップ抽出部61−Hが注目画素について得る予測タップと同一のタップ構造の予測タップを得て、足し込み部129に供給する。
タップ抽出部126−Sは、注目画素について、生徒データ記憶部124に記憶された生徒データとしてのSD画像データを構成する画素のうちの所定のものを抽出することにより、図5のタップ抽出部61−Sが注目画素について得る予測タップと同一のタップ構造の予測タップを得て、足し込み部129に供給する。
タップ抽出部127−Hは、注目画素について、生徒データ記憶部174に記憶された生徒データとしての低画質のHD画像データを構成する画素のうちの所定のものを抽出することにより、図5のタップ抽出部62−Hが注目画素について得るクラスタップと同一のタップ構造のクラスタップを構成し、クラス分類部128に供給する。
タップ抽出部127−Sは、注目画素について、生徒データ記憶部174に記憶された生徒データとしてのSD画像データを構成する画素のうちの所定のものを抽出することにより、図5のタップ抽出部62−Sが注目画素について得るクラスタップと同一のタップ構造のクラスタップを構成し、クラス分類部128に供給する。
クラス分類部128は、タップ抽出部127−Hおよび127−Sが出力するクラスタップに基づき、図5のクラス分類部64と同一のクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、足し込み部129に出力する。
足し込み部129は、教師データ記憶部122から、注目画素を読み出し、その注目画素と、タップ抽出部126−Hおよび126−Sから供給される注目画素についての予測タップを構成する生徒データの画素とを対象とした足し込みを、クラス分類部128から供給されるクラスコードごとに行う。
即ち、足し込み部129には、教師データ記憶部122に記憶された教師データの画素のうちの注目画素の画素値yk、タップ抽出部126−Hおよび126−Sが出力する予測タップを構成する生徒データの画素の画素値xn,k、クラス分類部128が出力する、注目画素のクラスを表すクラスコードが供給される。
そして、足し込み部129は、クラス分類部128から供給されるクラスコードに対応するクラスごとに、予測タップ(生徒データ)xn,kを用い、式(8)の左辺の行列における生徒データどうしの乗算(xn,kn',k)と、サメーション(Σ)に相当する演算を行う。
さらに、足し込み部129は、やはり、クラス分類部128から供給されるクラスコードに対応するクラスごとに、予測タップ(生徒データ)xn,kと教師データykを用い、式(8)の右辺のベクトルにおける生徒データxn,kおよび教師データykの乗算(xn,kk)と、サメーション(Σ)に相当する演算を行う。
即ち、足し込み部129は、前回、注目画素とされた教師データについて求められた式(8)における左辺の行列のコンポーネント(Σxn,kn',k)と、右辺のベクトルのコンポーネント(Σxn,kk)を、その内蔵するメモリ(図示せず)に記憶しており、その行列のコンポーネント(Σxn,kn',k)またはベクトルのコンポーネント(Σxn,kk)に対して、新たに注目画素とされた教師データについて、その教師データyk+1および生徒データxn,k+1を用いて計算される、対応するコンポーネントxn,k+1n',k+1またはxn,k+1k+1を足し込む(式(8)のサメーションで表される加算を行う)。
そして、足し込み部129は、教師データ記憶部122に記憶された教師データすべてを注目画素として、上述の足し込みを行うことにより、各クラスについて、式(8)に示した正規方程式をたてると、その正規方程式を、予測係数算出部130に供給する。
予測係数算出部130は、足し込み部129から供給される各クラスについての正規方程式を解くことにより、各クラスについて、最適な予測係数wnを算出する。
次に、図10のフローチャートを参照して、図9の学習装置101による学習処理について説明する。
最初に、ステップS61において、教師データ生成部121と生徒データ生成部123は、学習用画像データから、教師データと生徒データを、それぞれ生成する。
即ち、教師データ生成部121は、学習用画像データとして供給された、例えば、HDカメラ22(図2)で得られるHD画像データよりも高画質の画像データを、そのまま教師データとして出力する。また、生徒データ生成部123は、教師データとしてのHD画像データを低画質にしたHD画像データと、その低画質のHD画像データをダウンコンバータ45(図3)と同様にダウンコンバートし、その結果得られるSD画像データとを生成し、生徒データとして出力する。
教師データ生成部121が出力する教師データは、教師データ記憶部122に供給されて記憶され、生徒データ生成部123が出力する生徒データは、生徒データ記憶部124に供給されて記憶される。
その後、ステップS62において、タップ構造メモリ125は、予測タップとクラスタップのタップ構造を指定する。即ち、ステップ62では、タップ構造メモリ125は、予測タップを決定するための画素の位置を表すアドレスを、タップ抽出部126−Hおよび126−Sに供給するとともに、クラスタップを決定するための画素の位置を表すアドレスを、タップ抽出部127−Hおよび127−Sに供給する。
ステップS63において、タップ抽出部126−Hは、注目画素を決定する。即ち、タップ抽出部126−Hは、教師データ記憶部122に記憶された教師データを構成する画素のうち、まだ注目画素としていない画素を注目画素として決定する。
ステップS64において、タップ抽出部126−Hおよび126−Sは、生徒データから、予測タップを抽出し、タップ抽出部127−Hおよび127−Sは、生徒データから、クラスタップを抽出する。即ち、タップ抽出部126−Hおよび126−Sが、注目画素に対してタップ構造メモリ125で指定された位置の画素を抽出することにより、図5のタップ抽出部61−Hおよび61−Sが注目画素について得る予測タップと同一のタップ構造の予測タップを生徒データから得て、足し込み部129に供給するとともに、タップ抽出部127−Hおよび127−Sが、やはり、注目画素に対してタップ構造メモリ125で指定された位置の画素を抽出することにより、図5のタップ抽出部62−Hおよび62−Sが注目画素について得るクラスタップと同一のタップ構造のクラスタップを生徒データから得て、クラス分類部128に供給する。
そして、ステップS65において、クラス分類部128は、タップ抽出部127−Hおよび127−Sからの注目画素についてのクラスタップに基づき、注目画素のクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、足し込み部129に出力する。
ステップS66において、足し込み部129は、教師データ記憶部122から、注目画素を読み出し、その注目画素と、タップ抽出部126−Hおよび126−Sから供給される注目画素について得られた予測タップを構成する生徒データの画素とを対象として、クラス分類部177から供給されるクラスコードに対応するクラスごとの式(8)の足し込みを行う。
ステップS67では、タップ抽出部126−Hが、まだ注目画素としていない教師データが教師データ記憶部122に記憶されているかを判定する。ステップS67において、注目画素としていない教師データが、まだ教師データ記憶部122に記憶されていると判定された場合、タップ抽出部126−Hは、処理をステップS63に戻し、まだ注目画素としていない教師データを、新たに注目画素として、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS67において、注目画素としていない教師データが、教師データ記憶部122に記憶されていないと判定された場合、ステップS68において、足し込み部129は、いままでの処理によって得られたクラスごとの式(8)における左辺の行列と、右辺のベクトルを、予測係数算出部130に供給する。
そして、予測係数算出部130は、予測係数を算出する。具体的には、足し込み部129から供給されるクラスごとの式(8)における左辺の行列と右辺のベクトルによって構成されるクラスごとの正規方程式を解くことにより、各クラスごとの予測係数wnのセットが算出される。
なお、学習用画像データの数が十分でないこと等に起因して、予測係数を求めるのに必要な数の正規方程式が得られないクラスが生じることがあり得るが、そのようなクラスについては、予測係数算出部130は、例えば、デフォルトの予測係数を出力するようになっている。
図5のHD画像変換部47における係数メモリ65には、以上のようにして求められた複数セットのクラスごとの予測係数wmが記憶されている。
図11は、SD画像変換部48の係数メモリ84に記憶される予測係数wnを求める学習装置151の構成例を示している。
学習装置151においても、予測係数wnの学習に用いられる学習用画像データが入力され、その学習用画像データとしては、例えば、HDカメラ22(図2)で得られるHD画像データ、またはそのHD画像データよりも高画質のHD画像データを用いることができる。
学習装置151において、学習用画像データは、教師データ生成部171と生徒データ生成部173に供給される。
教師データ生成部171は、そこに供給される学習用画像データから、第2の画像データに相当する画像データである教師データを生成し、教師データ記憶部172に供給する。ここでは、教師データ生成部171は、学習用画像データとしてのHD画像データを、そのまま教師データとして、教師データ記憶部172に供給する。
教師データ記憶部172は、教師データ生成部171から供給される教師データとしてのHD画像データを記憶する。
生徒データ生成部173は、学習用画像データから、第1の画像データに相当する画像データである生徒データを生成し、生徒データ記憶部174に供給する。
即ち、生徒データ生成部173は、学習用画像データから、教師データ生成部171と同様に、教師データを生成し(あるいは、教師データ生成部171が生成した教師データの供給を受けるようにしてもよい)、さらに、その教師データとしてのHD画像データをダウンコンバートすることにより、SDカメラ21(図2)が出力するSD画像データと同様の画質のコンポーネント信号のSD画像データを生成する。そして、生徒データ生成部173は、放送局11(図2)における場合と同様に、そのコンポーネント信号のSD画像データをコンポジット信号のSD画像データに変換し、さらに、そのコンポジット信号のSD画像データをコンポーネント信号のSD画像データに変換して、アップコンバートすることにより、準HD画像データを生成する。その後、生徒データ生成部173は、生成した準HD画像データを、ダウンコンバータ45(図3)と同様にダウンコンバートし、その結果得られるSD画像データを、生徒データとして、生徒データ記憶部174に供給する。
生徒データ記憶部174は、生徒データ生成部173から供給される生徒データを記憶する。
タップ抽出部175は、教師データ記憶部172に記憶された教師データとしてのHD画像データを構成する画素を、順次、注目画素とし、その注目画素について、生徒データ記憶部174に記憶された生徒データとしてのSD画像データを構成する画素のうちの所定のものを抽出することにより、図7のタップ抽出部81が注目画素について得る予測タップと同一のタップ構造の予測タップを得て、足し込み部178に供給する。
タップ抽出部176は、注目画素について、生徒データ記憶部174に記憶された生徒データとしてのSD画像データを構成する画素のうちの所定のものを抽出することにより、図7のタップ抽出部82が注目画素について得るクラスタップと同一のタップ構造のクラスタップを構成し、クラス分類部177に供給する。
クラス分類部177は、タップ抽出部176が出力するクラスタップに基づき、図7のクラス分類部83と同一のクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、足し込み部178に出力する。
足し込み部178は、教師データ記憶部172から、注目画素を読み出し、その注目画素と、タップ抽出部175から供給される注目画素についての予測タップを構成する生徒データの画素とを対象とした足し込みを、クラス分類部177から供給されるクラスコードごとに行う。
即ち、足し込み部178には、教師データ記憶部172に記憶された教師データの画素のうちの注目画素の画素値yk、タップ抽出部175が出力する予測タップを構成する生徒データの画素の画素値xn,k、クラス分類部177が出力する、注目画素のクラスを表すクラスコードが供給される。
そして、足し込み部178は、クラス分類部177から供給されるクラスコードに対応するクラスごとに、予測タップ(生徒データ)xn,kを用い、式(8)の左辺の行列における生徒データどうしの乗算(xn,kn',k)と、サメーション(Σ)に相当する演算を行う。
さらに、足し込み部178は、やはり、クラス分類部177から供給されるクラスコードに対応するクラスごとに、予測タップ(生徒データ)xn,kと教師データykを用い、式(8)の右辺のベクトルにおける生徒データxn,kおよび教師データykの乗算(xn,kk)と、サメーション(Σ)に相当する演算を行う。
即ち、足し込み部178は、前回、注目画素とされた教師データについて求められた式(8)における左辺の行列のコンポーネント(Σxn,kn',k)と、右辺のベクトルのコンポーネント(Σxn,kk)を、その内蔵するメモリ(図示せず)に記憶しており、その行列のコンポーネント(Σxn,kn',k)またはベクトルのコンポーネント(Σxn,kk)に対して、新たに注目画素とされた教師データについて、その教師データyk+1および生徒データxn,k+1を用いて計算される、対応するコンポーネントxn,k+1n',k+1またはxn,k+1k+1を足し込む(式(8)のサメーションで表される加算を行う)。
そして、足し込み部178は、教師データ記憶部172に記憶された教師データすべてを注目画素として、上述の足し込みを行うことにより、各クラスについて、式(8)に示した正規方程式をたてると、その正規方程式を、予測係数算出部179に供給する。
予測係数算出部179は、足し込み部178から供給される各クラスについての正規方程式を解くことにより、各クラスについて、最適な予測係数wnを算出する。
次に、図12のフローチャートを参照して、図11の学習装置151による学習処理について説明する。
最初に、ステップS81において、教師データ生成部171と生徒データ生成部173が、学習用画像データから、教師データと生徒データを、それぞれ生成する。
即ち、教師データ生成部171は、学習用画像データとして供給された、例えば、HDカメラ22(図2)で得られるHD画像データと同一の画質の画像データ、またはそのHD画像データよりも高画質のHD画像データを、そのまま教師データとして出力する。また、生徒データ生成部173は、教師データ生成部171と同様に、教師データを生成し、その教師データとしてのHD画像データをダウンコンバートすることにより、SDカメラ21(図2)が出力するSD画像データと同様の画質のコンポーネント信号のSD画像データを生成する。さらに、生徒データ生成部173は、放送局11における場合と同様に、SDカメラ21が出力するSD画像データと同程度の画質のコンポーネント信号のSD画像データをコンポジット信号のSD画像データに変換し、そのコンポジット信号のSD画像データをコンポーネント信号のSD画像データに変換してアップコンバートすることにより、準HD画像データを生成する。そして、生徒データ生成部173は、準HD画像データを、ダウンコンバータ45(図3)と同様にダウンコンバートし、その結果得られるSD画像データを、生徒データとして出力する。
教師データ生成部171が出力する教師データは、教師データ記憶部172に供給されて記憶され、生徒データ生成部173が出力する生徒データは、生徒データ記憶部174に供給されて記憶される。
その後、ステップS82において、タップ抽出部175は、注目画素を決定する。即ち、タップ抽出部175は、教師データ記憶部172に記憶された教師データを構成する画素のうち、まだ注目画素としていない画素を注目画素とする。
ステップS83において、タップ抽出部175は、生徒データから予測タップを抽出し、タップ抽出部176は、生徒データからクラスタップを抽出する。即ち、タップ抽出部175は、注目画素に対して図7のタップ抽出部81が注目画素について得る予測タップと同一のタップ構造の予測タップを生徒データから得て、足し込み部178に供給するとともに、タップ抽出部176が、やはり、注目画素に対して図7のタップ抽出部82が注目画素について得るクラスタップと同一のタップ構造のクラスタップを生徒データから得て、クラス分類部177に供給する。
そして、ステップS84において、クラス分類部177は、タップ抽出部176からの注目画素についてのクラスタップに基づき、注目画素のクラス分類を行い、その結果得られるクラスに対応するクラスコードを、足し込み部178に出力する。
ステップS85において、足し込み部178は、教師データ記憶部172から、注目画素を読み出し、その注目画素と、タップ抽出部175から供給される注目画素について得られた予測タップを構成する生徒データの画素とを対象として、クラス分類部177から供給されるクラスコードに対応するクラスごとの式(8)の足し込みを行う。
ステップS86では、タップ抽出部175が、まだ注目画素としていない教師データが教師データ記憶部172に記憶されているかを判定する。ステップS86において、注目画素としていない教師データが、まだ教師データ記憶部172に記憶されていると判定された場合、タップ抽出部175は、処理をステップS82に戻し、まだ注目画素としていない教師データを、新たに注目画素として、以下、同様の処理が繰り返される。
一方、ステップS86において、注目画素としていない教師データが、教師データ記憶部172に記憶されていないと判定された場合、ステップS87において、足し込み部178は、いままでの処理によって得られたクラスごとの式(8)における左辺の行列と、右辺のベクトルを、予測係数算出部179に供給する。
そして、予測係数算出部179は、足し込み部178から供給されるクラスごとの式(8)における左辺の行列と右辺のベクトルによって構成されるクラスごとの正規方程式を解くことにより、クラスごとの予測係数wnのセットを算出し、処理を終了する。
なお、学習用画像データの数が十分でないこと等に起因して、予測係数を求めるのに必要な数の正規方程式が得られないクラスが生じることがあり得るが、そのようなクラスについては、予測係数算出部179は、例えば、デフォルトの予測係数を出力するようになっている。
学習装置151では、生徒データ生成部173において、生徒データとしてのSD画像データを生成する過程で生成される準HD画像データを得るときのアップコンバートの処理の方法として、複数のアップコンバート方法を採用することにより、その複数のアップコンバート方法それぞれに対応する生徒データを得て、その複数のアップコンバート方法それぞれに対応する生徒データを用いて、複数のアップコンバート方法それぞれに対応する複数セットの予測係数のセットを求める。
図7のSD画像変換部48における係数メモリ84には、以上のようにして求められた複数セットのクラスごとの予測係数wmが記憶されている。
以上のように、図3のディジタル放送受信装置12では、判定部44において、放送されてきた画像データの種類が準HD画像データであると判定された場合、ダウンコンバータ45において、その準HD画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行い、SD画像変換部48において、学習によりあらかじめ求められたクラスごとの予測係数を用いた演算による画像変換処理(以下、適宜、第1のクラス分類適応処理という)を行うことによって、ダウンコンバートによって得られるSD画像データを高画質のHD画像データに変換する。これにより、ディジタル放送受信装置12が出力する画像データに基づく画像を視聴する視聴者は、高画質の画像データを享受することができる。
即ち、図2を参照して説明したように、準HD画像データは、NTSC方式のコンポジット信号の画像データをコンポーネント信号の画像データに変換し、その画像データの画素数を、HDカメラ22で撮像されるHD画像の画素数と同一の画素数にアップコンバートした画像データであるため、例えば、仮に、NTSC方式のコンポジット信号の画像データをコンポーネント信号に変換した画像データの画素数が、HDカメラ22で撮像されるHD画像の画素数の1/5であるとすると、単純には、準HD画像データの5画素の情報量は、NTSC方式のコンポジット信号の画像データをコンポーネント信号に変換した画像データの1画素の情報量にすぎない。
従って、大雑把に言えば、準HD画像データを第1の画像データとして第1のクラス分類適応処理を行った場合には、NTSC方式のコンポジット信号の画像データをコンポーネント信号に変換した画像データを第1の画像データとして第1のクラス分類適応処理を行う場合の5倍の数の画素を用いて、式(1)の演算やクラス分類を行わなければ、NTSC方式のコンポジット信号の画像データをコンポーネント信号に変換した画像データを第1の画像データとして第1のクラス分類適応処理を行った場合と同等の性能が得られないことになる。そして、式(1)の演算やクラス分類に多数の画素を用いると、その分、処理量が増加する。
そこで、上述のように、ダウンコンバータ45において、準HD画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行い、SD画像変換部48において、そのダウンコンバートによって得られるSD画像データを第1の画像データとして、第1のクラス分類適応処理を行うことにより、少ない処理量で、高画質の画像データを得ることができる。
さらに、図7に示したように、アップコンバートの処理の複数の方法それぞれに対応する複数セットの予測係数のセットの中から、放送されてきた画像データのチャンネルを表すチャンネル情報に基づいて、1セットの予測係数のセットを選択し、その予測係数のセットを用いて第1のクラス分類適応処理を行うことにより、画像データを放送しているチャンネルの放送局11で行われたアップコンバートに適応した予測係数を用いて第1のクラス分類適応処理が行われ、より高画質の画像データを得ることが可能となる。
従って、ディジタル放送受信装置12にダウンコンバータ45を設け、放送されてきた準HD画像データを一旦ダウンコンバートして、その結果得られるSD画像データをHD画像データに変換することにより、視聴者は、高画質の画像データを享受することができる。
また、判定部44において、放送されてきた画像データがHD画像データであると判定された場合においても、放送されてきたHD画像データをダウンコンバータ45に供給し、HD画像データをダウンコンバートして得られたSD画像データと、放送されてきたHD画像データとを用いて、学習によりあらかじめ求められたクラスごとの予測係数を用いた演算による画像変換処理(第2のクラス分類適応処理)を行うことによって、ディジタル放送受信装置12が受信したHD画像データを、より高画質のHD画像データに変換する。
即ち、準HD画像データ用に設けられたダウンコンバータ45を利用して、注目画素に対して、より多くの予測タップおよびクラスタップを用いることで、より高画質の画像データを得ることが可能となる。従って、視聴者は、高画質の画像データを享受することができる。
この場合、放送されてきたHD画像データをダウンコンバートして得られたSD画像データに対して設定される予測タップおよびクラスタップのタップ構造は、放送されてきたHD画像データに対して設定されるのと同一のものがタップ構造メモリ63によって指定されるだけであり、簡単な構成で予測タップおよびクラスタップを拡張することができる。
なお、図3の判定部44を含む後段のブロックでは、放送されてきた画像データの他、記録媒体から再生された画像データ等を対象に、処理を行うことが可能である。
上述した判定部44、ダウンコンバータ45、切替器46、HD画像変換部47、およびSD画像変換部48の一連の処理は、ハードウェアにより行うこともできるし、ソフトウェアにより行うこともできる。一連の処理をソフトウェアによって行う場合には、そのソフトウェアを構成するプログラムが、汎用のコンピュータ等にインストールされる。
図13は、上述した一連の処理を実行するプログラムがインストールされるコンピュータの一実施の形態の構成例を示している。
プログラムは、コンピュータに内蔵されている記録媒体としてのハードディスク205やROM203に予め記録しておくことができる。
あるいはまた、プログラムは、フレキシブルディスク、CD-ROM(Compact Disc Read Only Memory),MO(Magneto Optical)ディスク,DVD(Digital Versatile Disc)、磁気ディスク、半導体メモリなどのリムーバブル記録媒体211に、一時的あるいは永続的に格納(記録)しておくことができる。このようなリムーバブル記録媒体211は、いわゆるパッケージソフトウエアとして提供することができる。
なお、プログラムは、上述したようなリムーバブル記録媒体211からコンピュータにインストールする他、ダウンロードサイトから、ディジタル衛星放送用の人工衛星を介して、コンピュータに無線で転送したり、LAN(Local Area Network)、インターネットといったネットワークを介して、コンピュータに有線で転送し、コンピュータでは、そのようにして転送されてくるプログラムを、通信部208で受信し、内蔵するハードディスク205にインストールすることができる。
コンピュータは、CPU(Central Processing Unit)202を内蔵している。CPU202には、バス201を介して、入出力インタフェース210が接続されており、CPU202は、入出力インタフェース210を介して、ユーザによって、キーボードや、マウス、マイク等で構成される入力部207が操作等されることにより指令が入力されると、それにしたがって、ROM(Read Only Memory)203に格納されているプログラムを実行する。あるいは、また、CPU202は、ハードディスク205に格納されているプログラム、衛星若しくはネットワークから転送され、通信部208で受信されてハードディスク205にインストールされたプログラム、またはドライブ209に装着されたリムーバブル記録媒体211から読み出されてハードディスク205にインストールされたプログラムを、RAM(Random Access Memory)204にロードして実行する。これにより、CPU202は、上述したフローチャートにしたがった処理、あるいは上述したブロック図の構成により行われる処理を行う。そして、CPU202は、その処理結果を、必要に応じて、例えば、入出力インタフェース210を介して、LCD(Liquid Crystal Display)やスピーカ等で構成される出力部206から出力、あるいは、通信部208から送信、さらには、ハードディスク205に記録等させる。
本明細書において、コンピュータに各種の処理を行わせるためのプログラムを記述する処理ステップは、必ずしもフローチャートとして記載された順序に沿って時系列に処理する必要はなく、並列的あるいは個別に実行される処理(例えば、並列処理あるいはオブジェクトによる処理)も含むものである。
また、プログラムは、1のコンピュータにより処理されるものであっても良いし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであっても良い。
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
本発明を適用した放送システムの一実施の形態の構成例を示す図である。 図1の放送局の構成例の概要を示すブロック図である。 図1のディジタル放送受信装置の構成例を示すブロック図である。 ディジタル放送受信装置の受信処理を説明するフローチャートである。 HD画像変換部の構成例を示すブロック図である。 HD画像変換部のHD画像変換処理を説明するフローチャートである。 SD画像変換部の構成例を示すブロック図である。 SD画像変換部のSD画像変換処理を説明するフローチャートである。 HD画像変換部に記憶する予測係数の学習を行う学習装置の構成例を示すブロック図である。 図9の学習装置による学習処理を説明するフローチャートである。 SD画像変換部に記憶する予測係数の学習を行う学習装置の構成例を示すブロック図である。 図11の学習装置による学習処理を説明するフローチャートである。 本発明を適用したコンピュータの一実施の形態の構成例を示すブロック図である。
符号の説明
1 放送システム, 11 放送局, 12 ディジタル放送受信装置, 13 アナログ放送受信装置, 21 SDカメラ, 22 HDカメラ, 31 NTSCエンコーダ, 32 NTSCデコーダ, 33 アップコンバータ, 41 チューナ, 42 デマルチプレクサ, 43 デコーダ, 44 判定部, 45 ダウンコンバータ, 46 切替器, 47 HD画像変換部, 48 SD画像変換部, 49 画像出力部, 61−H,61−S,62−H,62−S タップ抽出部, 63 タップ構造メモリ, 64 クラス分類部, 65 係数メモリ, 66 予測部, 101 学習装置, 125 タップ構造メモリ, 126−H,126−S,127−H,127−S タップ抽出部, 201 バス, 202 CPU, 203 ROM, 204 RAM, 205 ハードディスク, 206 出力部, 207 入力部, 208 通信部, 209 ドライブ, 210 入出力インタフェース, 211 リムーバブル記録媒体

Claims (4)

  1. 第1の画像フォーマットでなる第1の画質の画像データか、または、第2の画像フォーマットで前記第1の画質よりも低画質な第2の画質の画像データを前記第1の画像フォーマットに変換し、画素数を増加するアップコンバートを行うことにより得られたアップコンバート画像データを、前記第1および第2の画質よりも高画質の第3の画質の画像データに変換し、出力画像データとして出力する画像処理装置であって、
    放送されてきた画像データが、前記アップコンバート画像データであるか否かを判定する判定手段と、
    前記放送されてきた画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行うダウンコンバート手段と、
    前記判定手段において、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データではないと判定された場合、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データと前記放送されてきた画像データとを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第1の画像変換手段と、
    前記判定手段において、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データであると判定された場合、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第2の画像変換手段と
    を備え、
    前記第1の画像変換手段は、
    前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第1の予測タップ抽出手段と、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第2の予測タップ抽出手段と、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第1のクラスタップ抽出手段と、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第2のクラスタップ抽出手段と、
    前記第1および第2のクラスタップ抽出手段によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第1のクラス分類手段と、
    学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第1の画質の画像データと前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第1および第2の予測タップ抽出手段と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第1の係数出力手段と、
    前記第1の係数出力手段から出力された前記予測係数と、前記第1および第2の予測タップ抽出手段によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第1の演算手段と
    を有し、
    前記第2の画像変換手段は、
    前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第3の予測タップ抽出手段と、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第3のクラスタップ抽出手段と、
    前記第3のクラスタップ抽出手段によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第2のクラス分類手段と、
    学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第3の予測タップ抽出手段と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第2の係数出力手段と、
    前記第2の係数出力手段から出力された前記予測係数と、前記第3の予測タップ抽出手段によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第2の演算手段と
    を有する
    画像処理装置。
  2. 前記第1の画像変換手段は、
    前記注目画素を基準としたときの前記所定の位置をアドレスとして指定することにより、前記第1および第2の予測タップ抽出手段における前記予測タップと、前記第1および第2のクラスタップ抽出手段における前記クラスタップを指定するタップ指定手段をさらに有する
    請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 第1の画像フォーマットでなる第1の画質の画像データか、または、第2の画像フォーマットで前記第1の画質よりも低画質な第2の画質の画像データを前記第1の画像フォーマットに変換し、画素数を増加するアップコンバートを行うことにより得られたアップコンバート画像データを、前記第1および第2の画質よりも高画質の第3の画質の画像データに変換し、出力画像データとして出力する画像処理方法であって、
    放送されてきた画像データが、前記アップコンバート画像データであるか否かを判定する判定ステップと、
    前記放送されてきた画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行うダウンコンバートステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データではないと判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データと前記放送されてきた画像データとを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第1の画像変換ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データであると判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第2の画像変換ステップと
    を含み、
    前記第1の画像変換ステップの処理は、
    前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第1の予測タップ抽出ステップと、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第2の予測タップ抽出ステップと、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第1のクラスタップ抽出ステップと、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第2のクラスタップ抽出ステップと、
    前記第1および第2のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第1のクラス分類ステップと、
    学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第1の画質の画像データと前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第1の係数出力ステップと、
    前記第1の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第1の演算ステップと
    を有し、
    前記第2の画像変換ステップの処理は、
    前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第3の予測タップ抽出ステップと、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第3のクラスタップ抽出ステップと、
    前記第3のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第2のクラス分類ステップと、
    学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第3の予測タップ抽出ステップと同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第2の係数出力ステップと、
    前記第2の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第3の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第2の演算ステップと
    を有する
    画像処理方法。
  4. 第1の画像フォーマットでなる第1の画質の画像データか、または、第2の画像フォーマットで前記第1の画質よりも低画質な第2の画質の画像データを前記第1の画像フォーマットに変換し、画素数を増加するアップコンバートを行うことにより得られたアップコンバート画像データを、前記第1および第2の画質よりも高画質の第3の画質の画像データに変換し、出力画像データとして出力する画像処理を、コンピュータに実行させるプログラムであって、
    放送されてきた画像データが、前記アップコンバート画像データであるか否かを判定する判定ステップと、
    前記放送されてきた画像データの画素数を少なくするダウンコンバートを行うダウンコンバートステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データではないと判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データと前記放送されてきた画像データとを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第1の画像変換ステップと、
    前記判定ステップにおいて、前記放送されてきた画像データが前記アップコンバート画像データであると判定された場合、前記ダウンコンバートステップにおけるダウンコンバートによって得られた画像データを処理することにより、前記第3の画質の前記出力画像データに変換する第2の画像変換ステップと
    を含み、
    前記第1の画像変換ステップの処理は、
    前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第1の予測タップ抽出ステップと、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第2の予測タップ抽出ステップと、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記放送されてきた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第1のクラスタップ抽出ステップと、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第2のクラスタップ抽出ステップと、
    前記第1および第2のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第1のクラス分類ステップと、
    学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第1の画質の画像データと前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理と同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第1の係数出力ステップと、
    前記第1の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第1および第2の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第1の演算ステップと
    を有し、
    前記第2の画像変換ステップの処理は、
    前記出力画像データを構成する画素を順次、注目画素とし、その注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバート手段におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、予測タップとして抽出する第3の予測タップ抽出ステップと、
    前記注目画素を基準としたときの所定の位置に対応する、前記ダウンコンバートステップの処理におけるダウンコンバートによって得られた画像データの複数の画素を、前記注目画素を複数のクラスのうちのいずれかのクラスにクラス分けするクラス分類を行うためのクラスタップとして抽出する第3のクラスタップ抽出ステップと、
    前記第3のクラスタップ抽出ステップの処理によって抽出されたクラスタップに基づいて、前記注目画素のクラス分類を行う第2のクラス分類ステップと、
    学習用画像データとしての前記第3の画質の画像データを教師データ、前記学習用画像データとしての前記第2の画質の画像データを生徒データとし、前記教師データの各画素を注目教師画素として前記第3の予測タップ抽出ステップと同様に抽出した予測タップと予測係数との積和演算で得られる前記注目教師画素の予測値の予測誤差が最小となるように前記クラスごとに求めた前記予測係数のなかから、前記注目画素のクラスに対応する前記予測係数を出力する第2の係数出力ステップと、
    前記第2の係数出力ステップの処理から出力された前記予測係数と、前記第3の予測タップ抽出ステップの処理によって抽出された予測タップの積和演算により、前記注目画素を求める第2の演算ステップと
    を有する
    処理を、コンピュータに実行させるプログラム。
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