JP4193754B2 - データ二重化方法とプログラム - Google Patents

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本発明は、稼働系装置と、前記稼働系装置に障害が発生した場合の予備として待機する待機系装置とから構成される冗長構成システムに関し、特に、稼働系装置の主記憶装置に記憶されたデータを、待機系装置の主記憶装置に転送するためのデータ二重化方法に関する。
近年様々な装置により構成されるシステムが、様々な用途に使用されているが、システムによっては高い信頼性が要求される場合がある。このような用途に使用されるシステムでは、通用動作を行っている稼働系装置だけではなく、稼働系装置と全く同じ構成の待機系装置を予備として待機させておき、稼働系装置に何等かの障害が発生した場合に、待機系装置を稼働系装置として切り替えることによりシステムのダウンを防いで運用を継続するホットスタンバイ構成を用いて高信頼性を実現している。
例えば、移動体通信システム等において呼情報の管理を行う呼制御サーバがダウンしてしまうと、通信システム全体が機能しなくなってしまうため、呼制御サーバには、高い信頼性が要求される。そのため、稼働系装置として機能する呼制御サーバとは、別に同じ構成の呼制御サーバを待機系装置として用意し、稼働系装置に何等かの障害が発生した場合には、待機系装置に切り替えて運用を継続することが行われている。
このような構成を用いる場合、いつでも切り替えを行うことができるように稼働系装置と待機系装置とでは呼情報を共有化しておかなければならない。そのため、障害が発生した装置が障害から復旧した場合、その装置を待機系装置としてシステムに組み込む必要がある。そして、障害から復旧した装置をシステムに組み込む際、稼働系装置の主記憶上の全ての呼情報を待機系装置として組み込む装置の主記憶にコピーする必要がある。
稼働系装置の主記憶上の内容を待機系装置の主記憶にコピーする方法としては、各種の方法が提案されている(例えば、特許文献1、2、3参照。)。しかしいずれの従来技術においても、待機系装置として組み込む装置へ稼働系装置の呼情報のコピーを行っている間は稼働系装置において呼情報の更新処理を中断するか、稼働系装置の更新処理の合間に少しずつ呼情報をコピーする方法が行われていた。前者は、コピーする呼情報の量が多ければ中断時間が長くなり、運用に悪影響を与える問題があった。また、後者の従来技術では、稼働系装置の主記憶装置上のデータを待機系装置の主記憶装置上に転送するのに長時間を要してしまうため、待機系装置をシステムに組み込むのに長時間要し、その間に稼働系装置に障害が発生しても切り替えることができないという問題があった。
特開2001−177446号公報 特開2001−195202号公報 特開2002−41345号公報
上述した従来技術では、待機系装置をシステムに組み込むために、稼働系装置の主記憶上の全てのデータを待機系装置の主記憶装置に転送しようとした場合、稼働系装置におけるデータの更新処理を中断するか、または、データの転送に長時間を要して待機系装置のシステムへの組み込みを迅速に行うことができなかったという問題点があった。
本発明の目的は、待機系装置をシステムに組み込む際、稼働系装置におけるデータの更新処理を中断することなく、また、長時間を要することなく迅速に、稼働系装置の主記憶上の全てのデータを待機系装置の主記憶装置に転送することができるデータ二重化方法および冗長構成システムを提供することである。
上記目的を達成するために、本発明は、稼働系装置と、前記稼働系装置に障害が発生した場合の予備として待機する待機系装置とから構成される冗長構成システムにおいて、前記稼働系装置の主記憶装置に記憶されたデータを、前記待機系装置の主記憶装置に転送するためのデータ二重化方法であって、
前記待機系装置を冗長構成システムに組み込む際に、前記稼働系装置のデータ管理部が、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されている全てのデータを前記待機系装置の主記憶装置に送信する指示を行うための同期指示を行うステップと、
前記同期指示を受信した前記稼働系装置のデータ送信手段が、現在同期処理中である旨を示すフラグを前記稼働系装置の主記憶装置に設定した後に、前記稼働系装置の主記憶装置上の全てのデータを前記待機系装置に順次送信し、送信が完了したデータを示すアドレス情報を前記稼働系装置の主記憶装置に格納するステップと、
前記稼働系装置のデータ管理部が、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されているデータを更新した際に、更新を行ったデータを前記待機系装置に送信することを指示する更新指示を前記データ送信手段に出力するステップと、
前記更新指示を受信した前記稼働系装置のデータ送信手段が、前記稼働系装置の主記憶装置のフラグの判定を行い、該フラグに同期処理中である旨が設定されていない場合には、受信した前記更新指示を待ちキューに登録し、該フラグに同期処理中である旨が設定されている場合には、当該更新指示により示されるアドレスと前記アドレス情報とを比較することにより、当該データが前記待機系装置に既に送信されたか否かを判定し、当該データが既に前記待機系装置に転送されていると判定された場合にのみ、その更新指示を前記待ちキューに登録するステップと、
前記稼働系装置の主記憶装置に格納されている全てのデータの送信が完了した場合に、同期処理中であることを示す前記フラグの設定を解除するステップと、
前記稼働系装置のデータ送信手段は、前記稼働系装置と前記待機系装置間インタフェースの状態を監視し、送信可能状態で、かつ、同期処理中を示すフラグが未設定の時、前記待ちキューに登録されている更新指示が示す更新データを順次前記待機系装置に対して送信するステップと、
前記待機系装置のデータ受信手段が、前記稼働系装置から送られてくるデータを順次主記憶上の指定され領域に書き込むステップと、
有する。
本発明は、同期処理が終了する前に、データ管理部により更新指示がデータ送信手段に送られてきた場合、データ送信手段では、稼働系装置の主記憶装置のフラグにより現在同期処理中が否かを判定し、同期処理中の場合には、アドレス情報により更新指示が行われたデータが既に待機系装置に転送されたかどうかを判定し、既に待機系装置に転送されている場合には、当該更新指示を待ちキューに登録して同期処理が終了した後に更新処理が行われるようにしたものである。
よって、データ管理部は、同期処理中であっても稼働系装置の主記憶装置に格納されたデータの更新を行って更新指示を行うことが可能となり、また稼働系装置の主記憶装置から待機系装置の主記憶装置へのデータの転送を行う同期処理自体も連続して行われるため長時間を要することがない。従って、稼働系装置におけるデータの更新処理を中断することなく、また、長時間を要することなく迅速に待機系装置をシステムに組み込むことが可能となる。
以上説明したように、本発明によれば、呼情報を管理する呼情報管理部は待機系装置を組み込む最中でも呼情報の更新を止める必要がなくなるという効果を得ることができる。
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明の冗長構成システムの一実施形態の呼制御サーバの構成を示すブロック図である。図1を参照すると、本実施形態の呼制御サーバは、稼働系装置1と、待機系装置2とから成り、稼働系装置1と待機系装置2とは互いに装置間インタフェース3で接続されている。
稼働系装置1は、呼情報を管理する呼情報管理部11と、データ送信手段12と、データ受信手段13と、主記憶装置14とを備えている。また、待機系装置2は、呼情報管理部21と、データ送信手段22と、データ受信手段23と、主記憶装置24とを備えている。
稼働系装置1の主記憶装置14は、管理している呼情報を格納するための呼情報領域141と、更新指示を一時的に登録するための待ちキュー領域142と、同期処理中を示すフラグと呼情報のコピーがどこまで完了したかを示すアドレスを含む同期処理領域143とを備えている。また、待機系装置2の主記憶装置24も同様に、呼情報領域241と、待ちキュー領域242と、同期処理領域243とを備えている。
ここで、稼働系装置1と待機系装置2とは、同様な構成となっていて、お互いを入れ替えた場合でも同じ動作を行うことが可能な構成となっているが、ここでは説明を簡単にするために、稼働系装置1の主記憶装置14から待機系装置2の主記憶装置24に呼情報を転送する際に必要な構成のみを中心に説明するものとする。
稼働系装置1の呼情報管理部11は、データ管理部として機能していて、待機系装置2をシステムに組み込む際には、呼情報領域141に格納されている全ての呼情報を待機系装置2の主記憶装置24に送信する指示を行うための同期指示をデータ送信手段12に出力する。また、呼情報管理部11は、呼情報領域141に格納されている呼情報を更新した際には、更新を行った呼情報を待機系装置2に送信することを指示する更新指示をデータ送信手段12に出力する。
稼働系装置1のデータ送信手段12は、呼情報管理部11からの同期指示を受けると、同期処理領域143の同期処理中であることを示すフラグを設定した後、装置間インタフェース3を使って呼情報領域141の全ての呼情報を待機系装置2に順次転送し、転送が完了したデータを示すアドレス情報を同期処理領域143に格納し、全ての呼情報の転送が完了したら同期処理中であることを示すフラグの設定を解除する。
また、データ送信手段12は、呼情報管理部11からの更新指示を受けると、主記憶装置14の同期処理領域143のフラグの判定を行い、同期処理中を示すフラグが設定されていない場合には、受信した更新指示を待ちキュー領域142の待ちキューに登録し、同期処理中を示すフラグが設定されている場合には、当該更新指示により示されるアドレスとアドレス情報とを比較することにより、当該データが待機系装置2に既に送信されたか否かを判定する。そして、当該データが既に待機系装置2に転送されていると判定された場合にのみ、データ送信手段12は、その更新指示を待ちキューに登録する。
つまり、データ送信手段12は、更新指示を受信した場合、同期処理中を示すフラグが設定されていて、かつ更新指示が示す更新データが同期処理によってまだ待機系装置2に転送されていない領域に含まれる場合は待ちキューへの登録を行わない。何故ならば、このような場合には、更新指示により示される更新データは以降の同期処理によって待機系装置2に送信されるため、特に個別に更新処理を行う必要がないからである。
そして、同期処理が終わった後、データ送信手段12は、装置間インタフェース3の状態を監視し、送信可能状態で、かつ同期処理中のフラグが未設定であることを確認して、待ちキューに登録されている更新指示が示す更新データを待ちキューの先頭からひとつ取り出し装置間インタフェース3を使って待機系装置2に転送する。
待機系装置2のデータ受信手段23は、稼働系装置1から送られてくるデータを順次呼情報領域231の指定されるアドレスに書き込む。
呼情報管理部11からデータ送信手段12に送信される同期指示、更新指示の形式を図2に示す。図2(a)は、同期指示の形式を示した図であり、図2(b)は、更新指示の形式を示した図である。更新指示は、図2(a)に示されるように、このデータが更新指示であることを示す識別子と、更新データのアドレスと、更新データのサイズを示す情報とから構成されている。また、同期指示は、図2(b)に示されるように、このデータが同期指示であることを示す識別子により構成されている。
また、装置間インタフェース3を介して待機系装置2に転送されるデータは図3に示されるような形式となっている。このデータは、図3に示されるように、格納されるアドレスを示す情報と、転送されるデータのサイズと、転送されるデータ(呼情報)とから構成されている。
次に、図1〜図7を参照して本実施形態の呼制御サーバの動作について詳細に説明する。
図4はデータ送信手段12が呼情報管理部11から更新指示を受けた時の動作を示すフローチャートである。この図4を参照すると、先ず、データ送信手段12は、主記憶装置14の同期処理領域143のフラグが設定されているか否かを判定する(ステップA1およびA2)。そして、フラグが設定されている状態、すなわち、同期処理中であることを示している場合、データ送信手段12は、次に同期処理領域143のアドレスを調べ、更新指示が示す更新データのアドレスが、既に送信が行われた呼情報のアドレスに含まれているか否かを判定する(ステップA3およびA4)。もし、更新指示が示す更新データのアドレスが含まれていない場合には、当該更新データは以降の同期処理によって稼働系装置2に送信されるため、データ送信手段12は、処理を終える。一方、ステップA4において更新指示が示す更新データのアドレスが含まれていると判定された場合、および、ステップA2でフラグが未設定であると判定された場合には、データ送信手段12は、更新指示を待ちキュー領域142の待ちキューの最後に登録し、後述する待ちキューの処理ルーチンをコールした後、処理を終える(ステップA5およびA6)。
図5はデータ送信手段12が呼情報管理部11から同期指示を受けた時の動作を示すフローチャートである。この図5を参照すると、データ送信手段12は、最初に主記憶装置14の同期処理領域143のフラグを設定する(ステップB1)。次に、同期処理領域143のアドレスを調べ、呼情報領域141中のアドレスから装置間インタフェース3で1回に転送できる最大サイズ分のデータを読み出し、装置間インタフェース3を介して待機系装置2に転送する(ステップB2、B3およびB4)。そして、データ送信手段12は、同期処理領域143のアドレスに転送したサイズを加算した後、全ての呼情報の転送を完了しているか調べる(ステップB5、B6およびB7)。もし、未転送のデータが残っている場合、データ送信手段12は、ステップB2に戻り、処理を繰り返す。一方、転送が完了している場合は、データ送信手段12は、同期処理領域143のフラグの設定を解除し、同期処理領域143のアドレスに呼情報領域141の先頭アドレスを再設定し、後述する待ちキューの処理ルーチンをコール後、処理を終える(ステップB8、B9およびB10)。
図6はデータ送信手段12が主記憶装置14の待ちキュー領域142の待ちキューに登録されている更新指示を処理する待ちキュー処理ルーチンの動作を示すフローチャートである。この図6を参照すると、データ送信手段12は、装置間インタフェース3の状態を監視する(ステップC1およびC2)。もし、ビジー状態であれば監視を続ける。一方、フリー状態であれば、データ送信手段12h、次に、同期処理領域143のフラグを調べる(ステップC3およびC4)。フラグの状態が設定されている場合、すなわち、同期処理中である場合には、データ送信手段12は、処理を終える。ステップC4においてフラグが未設定であると判定された場合、データ送信手段12は、次に、待ちキュー領域142の待ちキューにおける更新指示の有無を調べる(ステップC5およびC6)。更新指示がない場合、データ送信手段12は処理を終える。更新指示がある場合には、データ送信手段12は、待ちキューの先頭からひとつ更新指示を取り出し、取り出した更新指示が示すアドレスとサイズを使って呼情報領域141から更新すべき呼情報データを読み出し、装置間インタフェース3を介して待機系装置2に転送する(ステップC7、C8およびC9)。そして、データ送信手段12は、ステップC1に戻る。
本実施形態の呼制御サーバでは、同期処理が終了する前に、呼制御管理部11により更新指示がデータ送信手段12に送られてきた場合、データ送信手段12では、主記憶装置14の同期処理領域143のフラグにより現在同期処理中が否かを判定し、同期処理中の場合には、同期処理領域143のアドレス情報により更新指示が行われたデータが既に待機系装置2に転送されたかどうかを判定し、既に待機系装置2に転送されている場合には、当該更新指示を待ちキュー領域142の待ちキューに登録して同期処理が終了した後に更新処理が行われるようにしたものである。
よって、呼情報管理部11は、同期処理中であっても主記憶装置14に格納された呼情報の更新を行って更新指示を行うことが可能となり、また稼働系装置1の主記憶装置14から待機系装置2の主記憶装置24へのデータの転送を行う同期処理自体も連続して行われるため長時間を要することがない。従って、稼働系装置1における呼情報の更新処理を中断することなく、また、長時間を要することなく迅速に待機系装置2をシステムに組み込むことが可能となる。
次に具体例を用いて本実施形態の呼制御サーバの動作を説明する。
図7に示すように、例えば、稼働系装置1のみで運用中に以下の順序((1)〜(7))で処理が進んだとする。尚、呼情報領域141を一回に転送できる最大サイズで分割したものを先頭から領域A、B、C、Dとする。
(1)呼情報管理部11が呼情報aを更新
(2)呼情報管理部11が待機系装置2の立ち上がりを認識して同期指示を送信
(3)データ転送手段12が領域A、領域Bの転送を完了
(4)呼情報管理部11が呼情報bを更新
(5)呼情報管理部11が呼情報cを更新
(6)データ転送手段12が全領域の転送を完了
(7)呼情報管理部11が呼情報dを更新
このように(1)〜(7)で処理が進んだ場合の、本実施形態の呼制御サーバにおける動作を下記に順次説明する。
(1)呼情報管理部11は呼情報aを更新する。しかし、待機系装置2は未だシステムに組み込まれていないので、呼情報管理部11は、データ送信手段12に呼情報aの更新指示は行わない。
(2)呼情報管理部11は、待機系装置2の立ち上がりを認識すると、データ送信手段12に同期指示を行う。
(3)同期指示を受けたデータ送信手段12は、同期処理領域143のフラグを同期処理中である状態に設定する。次にデータ送信手段12は、同期処理領域143のアドレスを調べる。同期処理領域143におけるアドレスは、最初の状態では呼情報領域141の先頭アドレス、すなわち、領域Aの先頭アドレスとなっている。そのため、データ送信手段12は、領域Aのデータを読み出し、装置間インタフェース3を介して待機系装置2に転送する。そして、同期処理領域143のアドレスに転送したサイズを加算する。これにより、同期処理領域143のアドレスは、アドレスは領域Bの先頭アドレスを示す。この時点ではまだ未転送領域が残っているため、データ送信手段12はステップB2に戻り、処理を繰り返す。そして、データ送信手段12は、同様にして領域Bのデータを転送する。
(4)呼情報管理部11は呼情報bを更新する。今回は同期指示実行後なので、呼情報管理部11は、データ送信手段12に呼情報bの更新指示を行う。更新指示を受けたデータ送信手段12は、同期処理領域143のフラグを調べる。ここでは、フラグが設定されているので、データ送信手段12は、今度は同期処理領域143のアドレスを調べ、更新指示が示す更新データのアドレスが含まれているか調べる。この時点では、呼情報bが含まれる領域Bまで送信が完了しているので、更新指示を待ちキュー領域142の待ちキューの最後に登録し、後述する待ちキューの処理ルーチンをコールする。コールされた待ちキューの処理ルーチンでは、データ送信手段12は、装置間インタフェース3の状態を調べる。この時、装置間インタフェース3の状態がフリー状態であったとすると、次に、データ送信手段12は、同期処理領域143のフラグを調べる。ここでは、フラグが設定されているため、データ送信手段12は、処理を終了する。
(5)呼情報管理部11は呼情報cを更新する。今回も同期指示実行後なので、呼情報管理部11は、データ送信手段12に呼情報cの更新指示を行う。更新指示を受けたデータ送信手段12は、同期処理領域143のフラグを調べる。フラグが設定されているので、データ送信手段12は、今度は同期処理領域143のアドレスを調べ、更新指示が示す更新データのアドレスが含まれているか調べる。この時点では、呼情報cが含まれる領域Cは送信が未完了であるので、データ送信手段12は、更新指示を登録せずに処理を終了する。
(6)同期指示を受けたデータ送信手段12は、(3)に引き続き領域の転送を繰り返す。そして、最終的に領域Dの送信を完了すると、データ送信手段12は、同期処理領域143のフラグの設定を解除し、同期処理領域143のアドレスを呼情報領域の先頭アドレスに戻し、待ちキューの処理ルーチンをコールする。コールされた待ちキューの処理ルーチンでは、データ送信手段12は、装置間インタフェース3の状態を調べる。この時、装置間インタフェース3の状態がフリー状態であったとすると、次に、データ送信手段12は、同期処理領域143のフラグを調べる。今回はフラグが設定されていないため、次に、データ送信手段12は、待ちキュー領域142の更新指示の有無を調べる。この時点では、待ちキューには(4)で登録した呼情報bの更新指示が登録されている。そのため、データ送信手段12は、待ちキューからこの更新指示を取り出し、取り出した更新指示が示す呼情報bのデータを読み出し、装置間インタフェース3を介して待機系装置2に転送して、ステップC1に戻る。但し、次の更新指示は登録されていないので、データ送信手段12は、装置間インタフェース3の状態監視に留まる。
(7)呼情報管理部11は呼情報dを更新する。今回も同期処理実行後なので、呼情報管理部11は、データ送信手段12に呼情報dの更新指示を行う。更新指示を受けたデータ送信手段12は、同期処理領域143のフラグを調べる。今回はフラグが設定されていないので、データ送信手段12は、直ちに更新指示を待ちキュー領域142のキューの最後に登録し、後述する待ちキューの処理ルーチンをコールする。コールされた待ちキューの処理ルーチンでは、データ送信手段12は、装置間インタフェース3の状態を調べる。この時、装置間インタフェース3の状態がフリー状態であったとすると、データ送信手段12は、次に、同期処理領域143のフラグを調べる。今回はフラグが設定されていないため、データ送信手段12は、次に、待ちキュー領域143の更新指示の有無を調べる。この時点では、待ちキューには呼情報dの更新指示が登録されている。そのため、データ送信手段12は、待ちキューからこの更新指示を取り出し、取り出した更新指示が示す呼情報dのデータを読み出し、装置間インタフェース3を介して待機系装置2に転送して、ステップC1に戻る。但し、次の更新指示は登録されていないので、データ送信手段12は、装置間インタフェース3の状態監視に留まる。
本実施形態の呼制御サーバによれば、図7に示すように、同期指示が行われてから同期処理が完了する(2)〜(6)までの間であっても、呼情報管理部11は、同期処理を中止させることなく呼情報b、cの更新を行うことが可能となる。
尚、図には示されていないが、本実施形態の呼制御サーバは、上記で説明したデータ二重化方法を実行するためのプログラムを記録した記録媒体を備えている。この記録媒体は磁気ディスク、半導体メモリまたはその他の記録媒体であってもよい。このプログラムは、記録媒体から呼制御サーバに読み込まれ、呼制御サーバの動作を制御する。具体的には、呼制御サーバ内のCPUがこのプログラムの制御により呼制御サーバの稼働系装置1および待機系装置2のハードウェア資源に特定の処理を行うように指示することにより上記の処理が実現される。
また、本実施形態では、冗長構成システムとして、稼働系装置と待機系装置とから構成される呼制御サーバを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、稼働系装置と待機系装置とから構成される一般的な冗長構成システムにおいて、稼働系装置から待機系装置の主記憶装置にデータを転送する場合でも同様に本発明を適用することができるものである。
本発明の一実施形態の情報構成システムの構成を示すブロック図である。 呼情報管理部11からデータ送信手段12に出力される、同期指示の形式を示す図(図2(a))、および更新指示の形式を示す図(図2(b))である。 装置間インタフェース3を介して待機系装置2に転送されるデータの形式を示す図である。 データ送信手段12が呼情報管理部11から更新指示を受けた時の動作を示すフローチャートである データ送信手段12が呼情報管理部11から同期指示を受けた時の動作を示すフローチャートである。 データ送信手段12が主記憶装置14の待ちキュー領域142の待ちキューに登録されている更新指示を処理する待ちキュー処理ルーチンの動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の呼制御サーバの動作を説明するための具体例を示す図である。
符号の説明
1 稼働系装置
2 待機系装置
3 装置間インタフェース
11 呼情報管理部
12 データ送信手段
13 データ受信手段
14 主記憶装置
21 呼情報管理部
22 データ送信手段
23 データ受信手段
24 主記憶装置
141 呼情報領域
142 待ちキュー領域
143 同期処理領域
241 呼情報領域
242 待ちキュー領域
243 同期処理領域
A1〜A6 ステップ
B1〜B10 ステップ
C1〜C9 ステップ

Claims (4)

  1. 稼働系装置と、前記稼働系装置に障害が発生した場合の予備として待機する待機系装置とから構成される冗長構成システムにおいて、前記稼働系装置の主記憶装置に記憶されたデータを、前記待機系装置の主記憶装置に転送するためのデータ二重化方法であって、
    前記待機系装置を冗長構成システムに組み込む際に、前記稼働系装置のデータ管理部が、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されている全てのデータを前記待機系装置の主記憶装置に送信する指示を行うための同期指示を行うステップと、
    前記同期指示を受信した前記稼働系装置のデータ送信手段が、現在同期処理中である旨を示すフラグを前記稼働系装置の主記憶装置に設定した後に、前記稼働系装置の主記憶装置上の全てのデータを前記待機系装置に順次送信し、送信が完了したデータを示すアドレス情報を前記稼働系装置の主記憶装置に格納するステップと、
    前記稼働系装置のデータ管理部が、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されているデータを更新した際に、更新を行ったデータを前記待機系装置に送信することを指示する更新指示を前記データ送信手段に出力するステップと、
    前記更新指示を受信した前記稼働系装置のデータ送信手段が、前記稼働系装置の主記憶装置のフラグの判定を行い、該フラグに同期処理中である旨が設定されていない場合には、受信した前記更新指示を待ちキューに登録し、該フラグに同期処理中である旨が設定されている場合には、当該更新指示により示されるアドレスと前記アドレス情報とを比較することにより、当該データが前記待機系装置に既に送信されたか否かを判定し、当該データが既に前記待機系装置に転送されていると判定された場合にのみ、その更新指示を前記待ちキューに登録するステップと、
    前記同期指示を受信した前記稼働系装置のデータ送信手段が、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されている全てのデータの送信が完了した場合に、同期処理中であることを示す前記フラグの設定を解除するステップと、
    前記稼働系装置のデータ送信手段は、前記更新指示を受信し、該更新指示を前記待ちキューに登録した時、または、前記同期指示を受信し、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されている全てのデータの送信が完了し、前記同期処理中であることを示す前記フラグの設定を解除した時に、前記稼働系装置と前記待機系装置間インタフェースの状態を監視し、送信可能状態で、かつ、同期処理中を示すフラグが未設定の時、前記待ちキューに登録されている更新指示が示す更新データを順次前記待機系装置に対して送信するステップと、
    前記待機系装置のデータ受信手段が、前記稼働系装置から送られてくるデータを順次主記憶上の指定された領域に書き込むステップと、
    を有するデータ二重化方法。
  2. 前記稼働系装置の主記憶装置から前記待機系装置の主記憶装置に転送するデータが、通信システムにおいて呼制御を行うための呼情報である、請求項1記載のデータ二重化方法。
  3. 稼働系装置と、前記稼働系装置に障害が発生した場合の予備として待機する待機系装置とから構成される冗長構成システムにおいて、前記稼働系装置の主記憶装置に記憶されたデータを、前記待機系装置の主記憶装置に転送するためのデータ二重化方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記待機系装置を冗長構成システムに組み込む際に、前記稼働系装置のデータ管理部が、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されている全てのデータを前記待機系装置の主記憶装置に送信する指示を行うための同期指示を行う処理と、
    前記同期指示を受信した前記稼働系装置のデータ送信手段が、現在同期処理中である旨を示すフラグを前記稼働系装置の主記憶装置に設定した後に、前記稼働系装置の主記憶装置上の全てのデータを前記待機系装置に順次送信し、送信が完了したデータを示すアドレス情報を前記稼働系装置の主記憶装置に格納する処理と、
    前記稼働系装置のデータ管理部が、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されているデータを更新した際に、更新を行ったデータを前記待機系装置に送信することを指示する更新指示を前記データ送信手段に出力する処理と、
    前記更新指示を受信した前記稼働系装置のデータ送信手段が、前記稼働系装置の主記憶装置のフラグの判定を行い、該フラグに同期処理中である旨が設定されていない場合には、受信した前記更新指示を待ちキューに登録し、該フラグに同期処理中である旨が設定されている場合には、当該更新指示により示されるアドレスと前記アドレス情報とを比較することにより、当該データが前記待機系装置に既に送信されたか否かを判定し、当該データが既に前記待機系装置に転送されていると判定された場合にのみ、その更新指示を待ちキューに登録する処理と、
    前記同期指示を受信した前記稼働系装置のデータ送信手段が、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されている全てのデータの送信が完了した場合に、同期処理中であることを示す前記フラグの設定を解除する処理と、
    前記稼働系装置のデータ送信手段は、前記更新指示を受信し、該更新指示を前記待ちキューに登録した時、または、前記同期指示を受信し、前記稼働系装置の主記憶装置に格納されている全てのデータの送信が完了し、前記同期処理中であることを示す前記フラグの設定を解除した時に、前記稼働系装置と前記待機系装置間インタフェースの状態を監視し、送信可能状態で、かつ、同期処理中を示すフラグが未設定の時、前記待ちキューに登録されている更新指示が示す更新データを順次前記待機系装置に対して送信する処理と、
    前記待機系装置のデータ受信手段が、前記稼働系装置から送られてくるデータを順次主記憶上の指定された領域に書き込む処理と
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  4. 前記稼働系装置の主記憶装置から前記前記待機系装置の主記憶装置に転送するデータが、通信システムにおいて呼制御を行うための呼情報である、請求項3記載のプログラム。
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