JP4188869B2 - メダルセレクター及び遊技機 - Google Patents

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Description

この発明は、遊技メダルを投入して遊技を行うメダル遊技機における、いわゆる「ゴト」と呼ばれる不正行為を防止可能なメダルセレクターと、それを用いた遊技機に関するものである。
従来、この種の遊技機、例えばスロットマシンのメダル投入口は、上方から遊技メダルを投入するためのメダル投入スリットを有するメダル投入口が設けられており、スロットマシン内部には、メダル投入スリットから投入された遊技メダルを検出するためのメダルセンサが設けられている。このメダルセンサは、遊技メダルの通過を検知する光センサであり、複数のセンサを所定距離離して並べて設置することにより、双方のセンサの検知間隔を制御装置が監視してメダルの通過によらないセンシングを発見できるように形成されていた(特許文献1参照)。
特願2002−336416号公報(段落0034)
ところが、近年、図7に示すようなゴト具100をメダル投入スリットから差し込み、先端部に取り付けた発光体110をメダルセンサの位置に合わせて配置し、その発光体110を遊技メダルの通過によるタイミングと同じように点滅させて、遊技メダルの擬似的投入を行うという悪質な不正行為が行われるようになった。このようなゴト具に対抗するため、メダルセンサをさらに増やして、複数のセンサによりメダルを検知することが考えられるが、従来の光センサを用いたのでは、その新設したセンサに対応する位置に発光体を取り付けた新たなゴト具を使用されたらひとたまりもない。
そこで、請求項1又は2記載の発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、特性の異なる複数のセンサを設けることにより、現実のメダル投入か擬似的投入かを確実に判別可能であり、ゴト具を用いた不正行為を防止又は抑制することができるメダルセレクターを提供しようとするものである。さらに、請求項3記載の発明は、上記請求項1又は2記載の発明に係るメダルセレクターを、効果的に使用可能な遊技機を提供することを目的とする。
各請求項に記載された発明は、上記した目的を達成するためになされたものであり、本発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(特徴点)
(請求項1)
請求項1記載の発明は、メダル受け口(13)からメダル排出口(14)に向かってメダルが転送される下り傾斜(16)を有するメダル通路(12)を備えたメダルセレクター(1)において、前記メダル通路(12)のメダル受け口(13)からメダル排出口(14)までの間に、メダルの通過を電磁的に検知する電磁的検知手段(電磁センサ(21))と、メダルの通過を物理的に検知する物理的検知手段(物理センサ(22))とを設け、前記メダル通路(12)において、前記電磁的検知手段(21)及び物理的検知手段(22)よりもメダル排出口(14)側に、移送されるメダルを前記メダル通路(12)外に排出させるためのブロッカー装置(15)を配置し、前記ブロッカー装置(15)は、前記電磁的検知手段(21)及び物理的検知手段(22)の双方の検知信号が前記メダル通路(12)を転送される一枚のメダルを検知するために予め定められた検知態様と合致していない場合に作動させられ、この作動により、検知に係るメダルを前記メダル通路(12)外に排出させることができるように形成されていることを特徴とする。
本発明に係るメダルセレクター(1)は、遊技機のメダル投入口(50)の下方などに設けられるものであり、遊技メダルの移送経路(メダル通路(12))中に設けられた検知手段により、投入された遊技メダルの真贋を判定し、適正な遊技メダルを遊技機内部に移送するためのものである。そして、メダルセレクター(1)としては、例えば直径の異なる遊技メダルをメダル通路(12)から排除したり、遊技機がメダル受付状態にない場合に投入メダルをキャンセルするブロッカー装置(15)を有している。また、遊技メダルを検知した検知信号は、遊技機の制御装置などに出力されて、メダル数をカウントしたりするように形成されている。
ここで、電磁的検知手段(21)とは、遊技メダルの通過を光線の遮蔽や磁界の変化に基づいて検知する手段であって、光センサや赤外線センサ、磁気センサを含む。また、物理的検知手段(22)とは、遊技メダルの通過を遊技メダル自体又は遊技メダルの移動に伴う物理的変化に基づいて検知する手段であって、接触センサや感震センサを含む。
なお、電磁的検知手段(21)と物理的検知手段(22)の設置場所は、メダル通路(12)のいずれかの場所であればよく、好ましくは、二種類の検知手段を異なる位置に設けるのがよい。また、ゴト具を用いて操作しにくいように、メダル通路(12)の奥に位置するメダル排出口(14)付近に設置するのがよい。
(作用)
本発明においては、遊技機の制御装置において、電磁的検知手段(21)と物理的検知手段(22)の双方からメダル検知信号を受信した場合のみ、遊技メダルの通過を認識するように設定することにより、あるいは双方の検知手段の検知間隔を監視することにより、現実のメダル投入か、ゴト具を用いた擬似的投入かを識別することができる。
例えば電磁的検知手段(21)のみが反応しても、物理的検知手段(22)からの反応がなければ、発光体などを点滅させて電磁的検知手段(21)を反応させるゴト行為である可能性がある。このような場合には、制御装置では投入信号をカウントしないようにし、遊技メダルが投入されないものとして取り扱う。
また、電磁的検知手段(21)と物理的検知手段(22)の双方が反応していても、その検知間隔が予め設定された間隔と異なる場合には、上述のような取り扱いをすることができる。これは、例えば発光体などを点滅させて電磁的検知手段(21)を反応させると同時に、ゴト具を上下させて振動を発生させるようにしても、そのタイミングを計るのは容易でないと考えられることに基づく。
さらに、ゴト具を異なる種類の検知に対応可能とするには、例えば発光体と振動発生器を取り付けるなどしなければならないので、このようなゴト具の複雑化、大型化は、ゴト具を用いた不正行為の抑制に繋がる。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、上記した請求項1記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項2記載の発明は、前記メダル通路(12)は、前記メダル受け口(13)から略鉛直方向に形成され、前記メダル受け口(13)から受け入れたメダルを落下させる第一下り傾斜(16A)と、この第一下り傾斜(16A)と連続し前記落下したメダルを前記メダル排出口(14)に向かって転送させる第二下り傾斜(16B)とを備え、前記落下したメダルの衝突によって生じる物理的変化の変化量を検知する物理的検知手段(22)を、前記第一下り傾斜(16A)の下端部近傍に設けたことを特徴とする。
本発明は、請求項1記載の物理的検知手段(22)の構成及び取り付け位置を限定したものである。
ここで、「落下したメダルの衝突によって生じる物理的変化」とは、メダルとメダル通路(12)との衝突により発生する振動や、メダルの落下に伴う物理的検知手段(22)のスイッチ部分の押圧を含む。そして、「物理的変化の変化量を検知」とは、前記振動の大きさや押圧力を、所定の単位で測定可能なことである。
(作用)
本発明では、物理的検知手段(22)を、もっとも衝撃を受けやすい部位に設置してあるので、メダルの物理的検知をより正確に行うことができる。そして、遊技機の制御装置においては、この物理的検知手段(22)の検知(測定)した変化量が、予め定められた規定値の範囲内でない場合には、メダルの検知でないものとして扱うことにより、現物のメダル投入によらない不正な振動発生を見破り、メダルの疑似投入行為を防止することができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、請求項3記載の発明は、メダル投入口(50)と、このメダル投入口(50)から投入されるメダルを遊技機内部に転送するための下り傾斜(16)を有するメダル通路(12)及び前記転送されるメダルを検知するための検知手段(メダルセンサ(20))を有するメダルセレクター(1)と、前記検知手段(20)からのメダル投入信号に基づいて遊技を開始させるための制御装置とを少なくとも有する遊技機である。
本発明は、上記した請求項1又は2記載のメダルセレクター(1)を有する遊技機であって、メダルの投入により遊技が開始若しくは開始可能となる遊技機に係る。遊技が開始可能になるとは、例えばスロットマシン(S)において、回転リール(23)を回転させるためのスタートスイッチ(41)の操作が有効となるようなものである。なお、「メダル投入信号」とは、メダルが投入されたことを確認する信号であり、この信号に基づいて、遊技を開始したり、遊技が開始可能になったりするものである。
そして、前記メダルセレクター(1)は、前記検知手段として、前記メダル通路(12)のメダル受け口(13)からメダル排出口(14)までの間に、メダルの通過を電磁的に検知する電磁的検知手段(21)と、メダルの通過を物理的に検知する物理的検知手段(22)とを備え、前記メダル通路(12)において、前記電磁的検知手段(21)及び物理的検知手段(22)よりもメダル排出口(14)側に、移送されるメダルを前記メダル通路(12)外に排出させるためのブロッカー装置(15)が配置されている。そして前記制御装置は、遊技機がメダル受付状態に無い場合に前記ブロッカー装置(15)を作動させて前記メダル通路(12)内のメダルを前記メダルセレクター(1)の外部に排出させることができ、前記電磁的検知手段(21)の検知信号と、前記物理的検知手段(22)の検知信号が、前記メダル通路を転送される一枚のメダルを検知するために予め定められた検知態様と合致している場合であって、前記ブロッカー装置(15)が非作動の場合に、前記電磁的検知手段(21)及び物理的検知手段(22)の検知信号をメダル投入信号として認識し、前記電磁的検知手段(21)の検知信号と、前記物理的検知手段(22)の検知信号が、前記メダル通路(12)を転送される一枚のメダルを検知するために予め定められた検知態様と合致していない場合には、非作動の前記ブロッカー装置(15)を作動させることを特徴とする。
ここで、「予め定められた検知態様」には、電磁的検知手段(21)について個別に定められた検知態様と、物理的検知手段(22)について個別に定められた検知態様と、電磁的検知手段(21)と物理的検知手段(22)との関連において定められた検知態様がある。「電磁的検知手段(21)について個別に定められた検知態様」としては、例えば複数の遮光センサの検知間隔や検知順序などがある。また、「物理的検知手段(22)について個別に定められた検知態様」とは、メダルの投入に基づく物理的変化の変化量が所定値であること又は所定範囲内であることを含む。そして、「電磁的検知手段(21)と物理的検知手段(22)との関連において定められた検知態様」としては、一枚のメダルが電磁的検知手段(21)から物理的検知手段(22)まで転送される時間などとすることができる。
(作用)
本発明に係る遊技機によれば、たとえ検知手段(20)が何かを検知した検知信号を発していても、それが所定の検知態様でない場合には、遊技機の制御装置がメダルの投入として認識しない。従って、正規のメダルでないメダルを投入した場合や、ゴト具を用いたメダルの疑似投入では、メダル投入とはみなされず、メダル投入に伴う制御(投入メダルのカウントや遊技開始)が行われないものである。
なお、前記メダルセレクター(1)は、前記メダル通路(12)が、前記メダル受け口(13)から略鉛直方向に形成され、前記メダル受け口(13)から受け入れたメダルを落下させる第一下り傾斜(16A)と、この第一下り傾斜(16A)と連続し前記落下したメダルを前記メダル排出口(14)に向かって転送させる第二下り傾斜(16B)とを備えている場合、前記落下したメダルの衝突によって生じる物理的変化の変化量を検知する物理的検知手段(22)を、前記第一下り傾斜(16A)の下端部近傍に設けたものとすることができる。このように形成することにより、メダルの物理的検知をより正確に行うことができる。そして、この物理的検知手段(22)の検知した変化量が、予め定められた規定値の範囲内でない場合には、メダルの検知でないものとして扱うことにより、現物のメダル投入によらない不正な振動発生を見破ることができる。
さらに、前記メダルセレクター(1)は、前記電磁的検知手段(21)の検知信号と、前記物理的検知手段(22)の検知信号の双方が、予め定められた検知態様と合致していない場合には、メダルキャンセル状態となるように形成してある。メダルキャンセル状態とは、メダル通路(12)を移送されるメダルがメダルセレクター(1)外に強制的に排出される状態であり、具体的には、メダル通路(12)にメダルの移動を阻止する爪を突出させるブロッカー装置(15)が作動している状態のことである。このように形成することにより、メダルの疑似投入だけでなく、不正なメダルが遊技機内部に進入するのを防止することができる。
本発明は、以上のように構成されているので、以下に記載されるような効果を奏する。
すなわち、請求項1又は2記載の発明によれば、特性の異なる複数のセンサを設けることにより、現実のメダル投入か擬似的投入か確実に判別可能となり、ゴト具を用いた不正行為を防止又は抑制することができる。また、請求項3記載の発明によれば、前記請求項1又は2記載の発明を効果的に利用可能な遊技機を提供することができる。
本発明の好適な実施の形態を、スロットマシンを例に図面に基づき説明する。
(図面の説明)
図1乃至図6は、本発明の参考発明の実施の形態及び本発明の実施の形態を示すものである。
図1は本発明の参考発明の実施の形態であってメダルセレクターの背面図、図2はスロットマシンの外観正面図、図3は本発明の参考発明の実施の形態であってメダルセレクターの斜視図、図4は本発明の参考発明の実施の形態、図5は本発明の実施の形態に係るメダルセンサの取り付け位置をそれぞれ示すものである。また、図6は、本発明の実施の形態に係るメダル検知の流れを示すフローである。
(スロットマシンS)
スロットマシンSは、図2に示すように、箱状の筐体2を有し、この筐体2の正面には前扉4が取り付けられている。また、筐体2の内部には、回転リール30を備えたリールユニット3と、特に図示しないが、スロットマシンSの全体の作動を制御するための制御装置と、遊技メダルを貯留すると共に払い出すためのホッパーユニット5が内蔵されている。
前扉4は、遊技者側に向かって臨む表示窓が形成されている板状の扉であり、表示窓中央上側には三個の回転リール30の図柄を見ることができる図柄表示窓46が形成されている。そして、図柄表示窓46の下方であり前扉4の略中央部は、スロットマシンSを作動させるための操作手段が設けられたカウンター様の操作部40となっている。また、前記前扉4の下部には、払い出しメダルを貯留するメダル受け皿45が形成されている。
前記操作部40の正面には、回転リール30の回転を開始させるためのスタートスイッチ41、各回転リール30に対応して設けられ回転リール30の回転を停止させるためのストップスイッチ42が、また操作部40の上面左側には、クレジットとして貯留されているメダルをメダル投入に代えるためのベットスイッチ43、貯留メダルを払い戻すための精算スイッチ44がそれぞれ設けられている。そして、操作部40の右側には、遊技メダルを投入するためのメダル投入口50が形成されており、このメダル投入口50の下方には、メダルキャンセルボタン60が設けられている。
さらに、メダル投入口50の下方であって、前扉4の裏面側(筐体内側)には、メダル投入口50から投入された遊技メダルを選別、カウントし、適正な遊技メダルをホッパーユニット5に移送するためのメダルセレクター1が設けられている。なお、前記メダルキャンセルボタン60は、メダルセレクター1内部の遊技メダルをキャンセルしてメダル受け皿45に払い戻すためのものである。
そして、前記図柄表示窓46の下方には、貯留メダルの枚数を表示するためのクレジット表示部47が設けられている。ここで、クレジットとは、メダル投入口50から投入されメダルセレクター1を通過した遊技メダル、又は入賞により払い出される遊技メダルを遊技機内部に貯留することであり、スロットマシンSは、最大50枚まで、クレジット可能に形成されている。具体的には、メダル投入口50から遊技メダルを投入すると、あるいはメダル払い出しを伴う当選役が入賞すると、クレジット表示部47の表示が加算され、ベットスイッチ43を操作すると当該表示が減算されるようになっている。なお、クレジット表示部47の表示が50になると、それ以降の投入メダルはメダルセレクター1でキャンセルされてメダル受け皿45に払い戻され、また入賞による払い出しメダルはホッパーユニット5からメダル受け皿45に払い出される。
そして、スロットマシンSは、遊技メダルの投入、又は遊技メダルがクレジットされている場合にはベットスイッチ43の操作を条件に、スタートスイッチ41の操作が有効となり、スタートスイッチ41の操作により三個の回転リール30が一斉に回転開始する。そして、ストップスイッチ42を操作して各回転リール30を停止させ、全ての回転リール30が停止したときに図柄表示窓46から視認できる図柄が、所定の入賞態様となった場合に入賞となり、遊技メダルが払い出されたり、有利な遊技が開始されたりするように形成されている。
(メダルセレクター1)
次に、メダルセレクター1について詳述する。
メダルセレクター1は、図1乃至図3に示すように、メダル投入口50の下方に設けられた箱状の部材であり、図1に示すように、ベース10と、ベース10に取り付けられたカバー11とからなり、ベース10とカバー11の間にメダル通路12が形成されている。また、メダルセレクター1の上面には、メダル投入口50から投入された遊技メダルを受け入れるためのメダル受け口13が形成されており、側方には、メダル通路12を通過したメダルが排出されるためのメダル排出口14が設けられている。さらに、メダル受け口13からメダル排出口14までの間には、ブロッカー装置15及びメダルセンサ20が設けられている。
メダル通路12は、遊技メダルをホッパーユニット5へと誘導するための通路であり、ベース10とカバー11の間隙に形成されるものである。そして、メダル通路12の上端部はメダル受け口13となっており、上方のメダル投入口50から落下してくる遊技メダルを受け入れるようになっている。そして、メダル通路12は、上方から投入された遊技メダルを側方に誘導するように湾曲し、メダル排出口14に向かって下り傾斜16を形成している。すなわち、下り傾斜16は、メダル受け口13からほぼ鉛直に形成された第一下り傾斜16Aと、この第一下り傾斜16Aと連続し緩やかにメダル排出口14へ下降する第二下り傾斜16Bとを有している。
ブロッカー装置15は、メダルセレクター1内部の遊技メダルをホッパーユニット5に移送させないための遊技メダルのキャンセル装置であって、特に図示しないが、ソレノイド及びブロッカーと呼ばれる突出爪を有し、通常時にはブロッカーがメダル通路12の表面から突出することなく、遊技メダルがメダル通路12を通過できるようになっている。しかし、クレジット超過など所定時には、ソレノイドが作動してブロッカーをメダル通路12の表面から突出させるので、遊技メダルは後述するメダルセンサ20に検出される前に、メダル通路12からはじかれて、ベース10とカバー11との間の間隙から落下するものである。なお、落下した遊技メダルは、前扉4の正面下部に形成されたメダル排出口から排出され、メダル受け皿45に払い戻されるようになっている。
また、前記メダル通路12には、特に図示しないが、メダルキャンセルボタン60の操作により、通路内の遊技メダルを下方に落下させるためのキャンセル装置が設けられている。このキャンセル装置は、前記ブロッカー装置15とは別のメダルキャンセル手段であって、ブロッカー装置15が所定の電気信号に基づき投入メダルをキャンセルするものであるのに対し、キャンセル装置は手動で投入メダルをキャンセルするものである。従って、キャンセル装置は、ブロッカー装置15と同様に、メダルセンサ20の手前側に設置されるものであり、好ましくは、メダル通路12のうち、メダル詰まりが発生しやすい部位に設置するとよい。具体的には、特に図示しないが、メダルキャンセルスイッチ60を押圧することによりメダル通路12の底部が移動してメダル通路12上にある遊技メダルを下方に落下させるように形成したものや、メダルキャンセルスイッチ60を押圧することによりカバー11が開閉し、メダル通路12上にある遊技メダルを下方に落下させるように形成したものである。
(メダルセンサ20)
メダルセンサ20は、ブロッカー装置15を通過した遊技メダル、すなわちホッパーユニット5に送出される遊技メダルを検知するためのセンサであり、メダル検知信号を制御基板に出力して投入された遊技メダルの数をカウントするためのものである。
本実施の形態においては、メダルセンサ20として、電磁センサ21と物理センサ22が設けられている。電磁センサ21は、遮光センサや磁気センサであって、メダル排出口14の近傍に設置されている。また、物理センサ22は、接触センサ23であって、図1に示すように、メダル通路12の底部の前記電磁センサ21の下方となる位置に設置されている。
ここで、前記接触センサ23は、図4に示すように、メダル通路12に突出する接触片を有するリミットスイッチである。これは、遊技メダルがメダル通路12を通過する際、常時上方に付勢されている接触片が遊技メダルの円周面により押し下げられて通電又は通電が遮断され、それをメダル検知信号として出力可能に形成されているものである。なお、接触センサ23をメダル通路12のメダル排出口14側に設置したのは、ゴト具によりこの場所にある接触センサ23を所定間隔で接触させながら前記電磁センサ21に所定間隔の信号を発信し続けるのは極めて困難であると考えられるからである。
ここで、前記物理センサ22は、感震センサ24としてもよい。この感震センサ24は、例えば中空のケース内部に小型の金属球が収納されていて、振動によりこの金属球がケース内を移動するのを検知するものとすることができる。
上記電磁センサ21及び物理センサ22の二種類のセンサの検知信号は、それぞれ遊技機の制御装置に送信され、制御装置では、二種類の検知信号の双方を受信した場合に、遊技メダルの通過を認識するように形成されている。例えば電磁センサ21からの信号のみを受信した場合や、物理センサ22からの信号のみを受信した場合には、遊技メダルのカウントを行わない。従って、かかるどちらか一方だけの検知信号によっては、メダルが投入されたとみなされずに遊技を行うことができず、またクレジット表示部47の表示も加算されない。
さらに、制御装置では、送信されてきた検知信号に異常を確認した場合には、所定の警告を発するなどの処置を行うように設定されている。例えば、電磁センサ21からの検知信号と物理センサ22からの検知信号が、予め設定された所定のタイミングと異なる不自然なタイミングで入力されたような場合には、ゴト具が使用されている可能性があるので、それを報知するのである。
ところで、前記感震センサ24を、図5に示すように、第一下り傾斜16Aの下端部の近傍に設置してもよい。この位置に設置すれば、遊技メダルの落下の衝撃が伝わりやすいので検知を確実に行うことができる。
さらに、前記電磁センサ21は、図5に示すように、センサ21Aとセンサ21Bの二個の検知部を並べて形成したものであってもよい。これは、二個の検知部の検知間隔を監視することにより、メダルの逆送を検知するためである。なお、図5の例では、電磁センサ21をブロッカー装置15よりもメダル通路12の手前側(メダル受け口13寄り)に設けてあるが、これは、前記物理センサ22及び電磁センサ21の検知信号が、予め定められた所定の検知態様と一致しない場合には、メダルをキャンセル可能とするためである。
(メダル投入制御)
以下、メダルセンサ20の検知信号に基づくメダル投入制御の一例を、図6のフローに基づき説明する。なお、この制御が適用されるメダルセレクター1は、図5に示す構成のものであり、感震センサ24は、上方からの衝撃を所定の振動値として認識可能に形成されているものとする。
まず、メダル投入口50からメダルが投入されると、ステップ100において、感震センサ24の振動値が規定値の範囲内かどうかを判断する。振動値が規定値の範囲内である場合には、次のステップ101に進む。
ステップ101において、フラグAを成立させる。この「フラグA」とは、感震センサ24の検知が正常であることを記憶するためのものである。そして、次のステップ102に進む。
ステップ102において、二個のセンサ21A,21Bの検知順序が適正かどうかを判断する。すなわち、図5の例によれば、センサ21A,21Bの順に検知されたことを確認することにより、メダルが逆送されていないがどうかを判断する。検知順序が適正である場合には、次のステップ103に進む。
ステップ103において、フラグBを成立させる。この「フラグB」とは、電磁センサ21の検知が正常であることを記憶するためのものである。そして、次のステップ104に進む。
ステップ104において、所定時間内にフラグA、フラグBが成立したかどうかを判断する。ここで、「所定時間」とは、メダル一枚が感震センサ24から電磁センサ21の位置まで転送されるのに要する時間である。所定時間内にフラグA、フラグBが成立した場合には、次のステップ105に進む。
ステップ105において、ブロッカー信号が出力中かどうかを判断する。ここで、「ブロッカー信号」とは、メダルセレクター1のブロッカー装置15を作動させるための信号であって、スロットマシンSの主制御装置が発する信号である。ブロッカー信号は、スロットマシンSがメダル受付状態にない場合に出力されるものであって、例えばクレジットが50に達した場合や、回転リール23の回転中などに出力される。ブロッカー信号が出力中でない場合には、ステップ106に進む。
ステップ106において、投入メダルのカウントを1インクリメントする。すなわち、メダルセンサ20の検知信号をメダル投入信号として受信し、メダルが1枚投入されたものとして取り扱う。これにより、スタートスイッチ41の操作が有効となり、遊技が開始可能になる。また、すでに3枚以上のメダルが投入されている場合には、クレジット表示部47の表示が「1」加算される。そして、メダル投入制御を終了する。
前記ステップ105において、ブロッカー信号が出力中の場合には、ステップ107に進む。
前記ステップ100において感震センサ24の振動値が規定値の範囲内でない場合、前記ステップ102において二個のセンサ21A,21Bの検知順序が適正でない場合、前記ステップ104において所定時間内にフラグA、フラグBが成立していない場合には、ステップ108に進む。
ステップ108において、所定のエラー処理を行う。例えば、表示部へのエラー表示、警告音の発生、ホールコンピュータへの通報などを行う。そして、次のステップ107に進む。
ステップ107において、ブロッカー装置15を作動させて、メダル通路12内のメダルをキャンセルする。そして、メダル投入制御を終了する。
このように、本実施の形態では、(1)感震センサ24の振動値、(2)二個のセンサ21A,21Bの検知順序、(3)前記(1)(2)が適正かつ所定時間内に検知されること、の全ての要件クリアを条件として、メダルセンサ20の検知信号をメダル投入信号として認識するようにしてある。
従って、図7に示すような発光体110を装着したゴト具100をメダル投入口50から挿入された場合には、制御装置には電磁センサ21からの信号しか発信されないので、前記ステップ104においてエラー扱いとなり、クレジット表示部47の表示は加算されない。また、電磁センサ21を反応させながら、同時に物理センサ22を反応させるには、例えばゴト具100を上下に動かす必要があり、そのような怪しげな挙動をしていると、すぐに店員に見つかってしまうので、不正行為を躊躇させることができる。さらに、物理センサ22の振動規定値にあわせて振動させるのは至難の業であり、もし物理センサ22にも対処できるようゴト具100に振動発生装置を取り付けるなどすれば、ゴト具100が大型化して、発見されないように使用するのが難しくなる。
このように、本発明によれば、異なる種類のセンサを併用してメダル検知を行うようにしたことから、ゴト具による遊技メダルの擬似的投入を困難にし、実際には遊技メダルを投入していないのにクレジット表示のみを加算させて、そのまま精算スイッチ44で遊技メダルを払い戻して不正にメダルを獲得するという悪質な不正行為を防止又は抑制することができるのである。
なお、電磁センサ21及び物理センサ22の形態は、上述したものに限られない。例えば、遊技メダルにICタグを埋設し、電磁センサ21としてデータ受信装置を設け、前記ICタグに記録されている所定情報を読み出すようにしてもよい。また、物理センサ22として、メダル通路12の側面に設けた球体が通過する遊技メダルの表裏面との摩擦で回転することによりメダル検知をするものを設けてもよい。これ以外にも、物の通過を電磁的又は物理的に検知可能なセンサであれば、周知のどのようなセンサを用いても構わない。
本発明の参考発明の実施の形態であって、メダルセレクターの背面図である。 本発明の実施の形態であって、スロットマシンの外観正面図である。 本発明の参考発明の実施の形態であって、メダルセレクターの斜視図である。 本発明の参考発明の実施の形態であって、メダルセンサの取り付け位置を示す図である。 本発明の実施の形態であって、メダルセンサの取り付け位置の他の例を示す図である。 本発明の実施の形態であって、メダルセンサの検知信号に基づく投入メダル制御を示すフローである。 従来のメダルセレクターとゴト具を示す概略図である。
符号の説明
S スロットマシン 1 メダルセレクター
2 筺体 3 リールユニット
4 前扉 5 ホッパーユニット
10 ベース 11 カバー
12 メダル通路 13 メダル受け口
14 メダル排出口 15 ブロッカー装置
16 下り傾斜 16A 第一下り傾斜
16B 第二下り傾斜
20 メダルセンサ(検知手段) 21 電磁センサ(電磁的検知手段)
22 物理センサ(物理的検知手段) 23 接触センサ
24 感震センサ
30 回転リール
40 操作部 41 スタートスイッチ
42 ストップスイッチ 43 ベットスイッチ
44 精算スイッチ 45 メダル受け皿
46 図柄表示窓 47 クレジット表示部
50 メダル投入口 60 メダルキャンセルボタン
100 ゴト具 110 発光体

Claims (3)

  1. メダル受け口からメダル排出口に向かってメダルが転送される下り傾斜を有するメダル通路を備えたメダルセレクターにおいて、
    前記メダル通路のメダル受け口からメダル排出口までの間に、メダルの通過を電磁的に検知する電磁的検知手段と、メダルの通過を物理的に検知する物理的検知手段とを設け
    前記メダル通路において、前記電磁的検知手段及び物理的検知手段よりもメダル排出口側に、移送されるメダルを前記メダル通路外に排出させるためのブロッカー装置を配置し、
    前記ブロッカー装置は、前記電磁的検知手段及び物理的検知手段の双方の検知信号が前記メダル通路を転送される一枚のメダルを検知するために予め定められた検知態様と合致していない場合に作動させられ、この作動により、検知に係るメダルを前記メダル通路外に排出させることができるように形成されていることを特徴とするメダルセレクター。
  2. 前記メダル通路は、前記メダル受け口から略鉛直方向に形成され前記メダル受け口から受け入れたメダルを落下させる第一下り傾斜と、この第一下り傾斜と連続し前記落下したメダルを前記メダル排出口に向かって転送させる第二下り傾斜とを備え、
    前記落下したメダルの衝突によって生じる物理的変化の変化量検知する物理的検知手段を、前記第一下り傾斜の下端部近傍に設けたことを特徴とする請求項1記載のメダルセレクター。
  3. メダル投入口と、
    このメダル投入口から投入されるメダルを遊技機内部に転送するための下り傾斜を有するメダル通路及び前記転送されるメダルを検知するための検知手段を有するメダルセレクターと、
    前記検知手段からのメダル投入信号に基づいて遊技を開始させるための制御装置とを少なくとも有する遊技機において、
    前記メダルセレクターは、
    前記検知手段として、前記メダル通路のメダル受け口からメダル排出口までの間に、メダルの通過を電磁的に検知する電磁的検知手段と、メダルの通過を物理的に検知する物理的検知手段とを備え、前記メダル通路において、前記電磁的検知手段及び物理的検知手段よりもメダル排出口側に、移送されるメダルを前記メダル通路外に排出させるためのブロッカー装置が配置されており、
    前記制御装置は、
    遊技機がメダル受付状態に無い場合に前記ブロッカー装置を作動させて前記メダル通路内のメダルを前記メダルセレクターの外部に排出させることができ、
    前記電磁的検知手段の検知信号と、前記物理的検知手段の検知信号が、前記メダル通路を転送される一枚のメダルを検知するために予め定められた検知態様と合致している場合であって、前記ブロッカー装置が非作動の場合に、前記電磁的検知手段及び物理的検知手段の検知信号をメダル投入信号として認識し
    前記電磁的検知手段の検知信号と、前記物理的検知手段の検知信号が、前記メダル通路を転送される一枚のメダルを検知するために予め定められた検知態様と合致していない場合には、非作動の前記ブロッカー装置を作動させることを特徴とする遊技機。
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