JP4186628B2

JP4186628B2 - Steering wheel structure with automobile airbag

Info

Publication number: JP4186628B2
Application number: JP2003013134A
Authority: JP
Inventors: 聡西鍜治
Original assignee: Mazda Motor Corp
Current assignee: Mazda Motor Corp
Priority date: 2003-01-22
Filing date: 2003-01-22
Publication date: 2008-11-26
Anticipated expiration: 2023-01-22
Also published as: JP2004224145A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本願発明は、ステアリングホイールの中央にエアバッグ装置が配設された自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造に関し、具体的には、ステアリングホイールの中央に、エアバッグ装置のエアバッグカバーと別体のホーンスイッチ又はエンブレム等のアクセサリを、エアバッグ装置が配設されていないステアリングホイールのように好適に配設できるエアバッグ付ステアリングホイール構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
従来の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造では、ステアリングホイールの把手の操作性やメーターの視認性を確保する為、エアバッグ装置をステアリングホイールの中央に配設すると共に、エアバッグ装置のエアバッグカバーの中央にエアバッグを展開する為の展開部を設けていた。
【０００３】
一方、ステアリングホイールの中央側に、ホーンスイッチやエンブレム等のアクセサリを取り付けたいという要望があった。その理由は、アクセサリを展開部を避けてステアリングホイールの外周寄りに配設すると、展開部とアクセサリとの干渉は無いが、舵角に応じてアクセサリの位置が変化するので、スイッチ操作の際に位置が分かりにくい、又は目障りとなるので、エアバッグのないステアリングホイールに比して意匠性が好ましくないからである。
【０００４】
従来においては、エアバッグ付きステアリングホイールの中央側にアクセサリを設ける様々な提案が成されており、例えば従来技術として、下記特許文献１に記載されているように、展開部のあるステアリングホイールの中央側に別体のアクセサリであるホーンスイッチを取り付けたものが知られている。このような構造のエアバッグ付きステアリングホイールでは、アクセサリがステアリングホイールの中央側に位置する為、ホーンスイッチの操作性及びステアリングホイールの意匠性をエアバッグのないステアリングホイールに近付けることができる。
【０００５】
しかしながら、本従来技術では、アクセサリがエアバッグ展開エリアに位置する為、エアバッグ展開時にアクセサリをエアバッグの展開に邪魔にならない位置へ移動させる必要があり、アクセサリがエアバッグ展開時に飛散しないようエアバッグカバーに強固に取り付けると共に、エアバッグカバーを丈夫にするか、あるいは、エアバッグカバーと別体の丈夫な連結部材によって、アクセサリとエアバッグ基部とを移動可能に連結しなければならず、エアバッグカバーの重量やコストが上昇してしまうという問題があった。
【０００６】
また、アクセサリがホーンスイッチ等、車両の装置を操作する操作スイッチの場合は、エアバッグカバーの裏にエアバッグがありスイッチ用のスペースが狭く、かつ飛散防止の観点から感圧スイッチなど比較的薄型軽量で丈夫であるが、操作時に押圧方向のストロークが殆ど無く操作感の悪いスイッチを使用しなければならないという問題があった。
【０００７】
他の従来技術として、エアバッグカバーの表面に凹凸を形成するか、あるいは印刷するなどしてエンブレムなどをエアバッグカバーに一体的にデザインする方法、及び下記特許文献２に記載されているように、エアバッグ装置とホーンスイッチとを共にステアリングホイールの中央に配設する為に、可撓性のエアバッグカバーの裏側に感圧スイッチが設けられ、エアバッグカバーが、乗員によって押されると変形して上記感圧スイッチに接触する構成のホーンスイッチが知られている。これらを組み合わせることで、上記ホーンスイッチ及びエンブレム等のデザインをステアリングホイールの中央側に配設して、ホーンスイッチの操作性及びステアリングホイールの意匠性をエアバッグのないステアリングホイールに近付けることができる。
【０００８】
しかしながら、本従来技術では、エアバッグカバーの材質を軟らかい触感の柔軟な材質とした場合に、成形性や質感、及び光沢や着色性等の点で不利であり、エアバッグカバーの材質を硬質で光沢のあるものにすると、触感や展開部の展開容易性が悪化する為、アクセサリはエアバッグカバーと別体のものが好ましいという問題があった。また、可撓性のエアバッグカバーの強度や感圧スイッチとの間隔を感圧スイッチの全域に渡って一定とすることが困難であり、エアバッグカバーを押す位置によって押圧力とスイッチ作動タイミングとの関係が変化するので、同じ押圧力で鳴るタイミングや感度が変わるなど操作性の点で問題があった。
【０００９】
本従来技術において、エアバッグカバー、あるいはエアバッグ装置全体をステアリングホイールに対してストローク可動として、ホーンスイッチとして用いる方法も知られているが、スイッチが大掛かりとなり重くなるので、スイッチ操作に比較的大きな操作力が必要であり、スイッチ操作感が悪いという問題があった。
【００１０】
さらに、上記各従来技術に共通する問題として、エアバッグカバーの意匠性を高める為に、展開部の境目を、通常は表面から見えず、エアバッグ展開時に破断可能な脆弱部としたものでは、スイッチ操作の荷重によって脆弱部にしわなどの変形が発生しない強度と、エアバッグ展開時に容易に破断される脆弱性とのバランスの調整が容易ではなく、エアバッグのないステアリングホイールに近いスイッチ操作性と意匠性とを、低コストで両立することが困難であるという問題があった。
【００１１】
【特許文献１】
特開平０８−３０１１４４号公報
【００１２】
【特許文献２】
特開平１０−２７３００６号公報
【００１３】
【発明が解決しようとする課題】
本願発明は上記の問題に鑑みてなされたもので、その課題とするところは、ステアリングホイールの中央にエアバッグ装置を配設したエアバッグ付きステアリングホイールにおいて、ステアリングホイールの中央側に、エアバッグ装置のエアバッグカバーと別体のスイッチ又はエンブレム等のアクセサリを、エアバッグのないステアホイールのように配設でき、エアバッグのないステアリングホイールのようなホーンスイッチの操作性及びステアリングホイールの意匠性とを、低コストで両立することができるエアバッグ付ステアリングホイール構造を提供することにある。
【００１４】
【課題を解決するための手段】
本願発明の第１の構成は、ステアリングホイールの略中央にエアバッグ装置が配設された自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、上記エアバッグ装置は、エアバッグ展開用のガスを発生するインフレータを備えたエアバッグ基部と、上記インフレータに設けられたガス噴出し口を車室側から覆うようエアバッグ基部に固定されたエアバッグと、該エアバッグを車室側から覆うよう上記エアバッグ基部に取り付けられたエアバッグカバーとを備え、該エアバッグカバーは、上記エアバッグ展開時にエアバッグの膨張圧力によって車室側に開放可能な展開部を有していると共に、上記エアバッグカバーのステアリングホイールの回転軸上に相当する位置には、車室側に向かって開口する開口部が設けられ、該開口部には、車室に面するよう上記エアバッグカバーとは別体のアクセサリケースが嵌め込まれ、該アクセサリケースには、アクセサリが上下方向にストローク可能に配設され、上記アクセサリケースは、上記エアバッグ基部に設けられたアクセサリ取り付け部に、エアバッグ展開時に離脱しないよう取り付けられていると共に、上記エアバッグカバーには、エアバッグの膨張圧力によって破断可能な脆弱部が、上記アクセサリケースの周囲近傍を一周するよう設けられていることを特徴とする。
【００１５】
また、本願発明の第２の構成は、ステアリングホイールの略中央にエアバッグ装置が配設された自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、上記エアバッグ装置は、エアバッグ展開用のガスを発生するインフレータを備えたエアバッグ基部と、上記インフレータに設けられたガス噴出し口を車室側から覆うようエアバッグ基部に固定されたエアバッグと、該エアバッグを車室側から覆うよう上記エアバッグ基部に取り付けられたエアバッグカバーとを備え、該エアバッグカバーは、上記エアバッグ展開時にエアバッグの膨張圧力によって車室側に開放可能な展開部と、エアバッグ展開時にエアバッグの膨張圧力によって開放されない非展開部とを有していると共に、上記非展開部のステアリングホイールの回転軸上に相当する位置には、アクセサリが配設されたアクセサリケースが設けられ、該アクセサリケースには、アクセサリが上下方向にストローク可能に配設され、上記エアバッグカバーには、エアバッグの膨張圧力によって破断可能な脆弱部が、上記アクセサリケースの周囲近傍を一周するよう設けられていることを特徴とする。
【００１６】
上記本願発明の第１及び第２の構成によれば、アクセサリをエアバッグカバーの展開部に囲われた位置に配設でき、デザイン自由度が向上すると共にエアバッグ展開時に飛散しないようエアバッグカバーの強度を上げる必要が無いので、エアバッグカバーの厚さを低下させ、エアバッグの展開容易性や軽量化、材料削減によるコストダウンを図ることができる。また、アクセサリの材質や重量がエアバッグカバーの材質や強度によって制限されない為、アクセサリの成型性や意匠性をエアバッグのないステアリングホイールに近付けることができる。
【００１７】
また、エアバッグ展開時には、支持強度の高いアクセサリ近傍の脆弱部に応力が集中しやすく容易に破断されるので、エアバッグカバーの変形などによるエアバッグ膨張圧力のロスを低減できると共に、エアバッグ展開を迅速に行うことができる。
【００１８】
また、舵角に関係なくアクセサリの位置が一定であるので、目障りとならず意匠性を向上できる。
【００１９】
また、本願発明の第３の構成は、上記第１又は第２の構成の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、上記アクセサリは、押圧方向にストローク可能な押しボタン式のホーンスイッチであることを特徴とするものである。
【００２０】
本構成によれば、ホーンスイッチを、エアバッグ装置の位置を避けることなく、ステアリングホイール中央側の操作しやすい位置に配設することができ、スイッチの操作性を向上できる。また、スイッチがステアリングホイールの回転軸上に配設されるので、スイッチの位置が舵角に関係なく一定であり、とっさの場合でも容易に操作できるなど操作性をさらに向上できる。また、スイッチ操作の応力はエアバッグ基部に伝わりカバーに加わることが無いので、スイッチ操作に剛性感が出ると共に、展開部の境目が脆弱部のものでは、脆弱部の脆弱性を高めて展開部の展開容易性を向上することができる。
【００２１】
また、上記ホーンスイッチが押圧方向にストローク可能な押しボタン式のスイッチであるので、感圧式スイッチに比して操作時に押圧方向のストロークがあり、操作感が向上する。また、エアバッグカバー内部にスイッチを設けたものや、エアバッグカバー全体がスイッチのものに比して、軽快で正確な操作レスポンスを安価に提供することができる。
【００２２】
また、本願発明の第４の構成は、上記第１の構成の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、上記エアバッグカバーには、上記ステアリングホイールの回転軸上に相当する位置に凹部が形成され、上記開口部は上記凹部の開放口であることを特徴とする。
【００２３】
また、本願発明の第５の構成は、上記第１又は第２の構成の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、上記エアバッグカバーには、その裏側にエアバッグ膨張圧力によって破断可能な脆弱部が設けられており、該脆弱部が、上記アクセサリの周囲から上記エアバッグカバーのエアバッグ基部への取り付け端部へ向かって複数本延設されていると共に、該取り付け端部近傍にヒンジ部が設けられていることにより、上記展開部が構成されていることを特徴とする。
【００２４】
本構成によれば、エアバッグカバーの展開される部位の断面がアーチ状に湾曲した曲げ剛性の高い形状であっても、展開部を複数のパーツに分割して展開部の各パーツの断面を平面に近付けて曲げ剛性を低減し、脆弱部の一部に応力が集中し易くすることで破断を容易にできると共に、展開部が１枚から成るものや、アクセサリがエアバッグカバーに支持されているものに比して、展開部先端側の重量が軽いので展開する為に必要なエネルギーが小さくなり、エアバッグの展開を素早くすることができる。
【００２５】
また、本願発明の第６の構成は、上記第１又は第２の構成の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、上記アクセサリは、立体形状のエンブレムであることを特徴とする。
【００２６】
本構成によれば、エアバッグカバー表面に凹凸を形成する、あるいはエアバッグカバー表面への印刷によってアクセサリを一体的にデザインするものに比して、特に高い意匠性が求められるエンブレムの立体成型やメッキ等の加工が容易な為、低コストで意匠性を高めることができる。
【００２７】
本願発明の第７の構成は、上記第１又は第２の構成の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、上記エアバッグは、インフレータから噴出するガスを受けることで、乗員側及びステアリングホイールの回転軸に対して垂直方向へ展開可能な外筒部と、上記アクセサリを囲い、乗員側へ向けて展開可能な筒状の内筒部とによって構成されており、上記内筒部は上記外筒部より乗員側への展開長が短く、上記外筒部の乗員側への展開長を制限するものであることを特徴とするものである。
【００２８】
本構成によれば、エアバッグの内筒部がエアバッグ外筒部の乗員側への展開量を制限する為、エアバッグの外筒部がステアリングホイールの回転軸に対して垂直方向へ展開され、エアバッグの守備範囲を拡大することができる。また、内筒部よりステアリングホイールの回転軸側にガスを供給する必要がないので、エアバッグの展開範囲に対して展開速度を向上できると共にインフレータの容量を小さくできる。
【００２９】
本願発明の第８の構成は、上記第１の構成の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、上記エアバッグカバーの開口部外縁の乗員側を、上記アクセサリケースの外縁が乗員側から覆うように、上記エアバッグカバーと上記アクセサリケースとが配設されていることを特徴とする。
【００３０】
【発明の効果】
以上のように、本願発明によれば、ステアリングホイールの中央にエアバッグ装置を配設したエアバッグ付きステアリングホイールにおいて、エアバッグ装置のエアバッグカバーと別体のスイッチ又はエンブレム等のアクセサリが、エアバッグ基部にエアバッグ展開時に離脱しないよう取り付けられているので、上記アクセサリを、エアバッグカバーの材質や強度に制約されること無く、ステアリングホイールの中央側に好適に配設でき、エアバッグのないステアリングホイールのようなスイッチ操作性と意匠性とを低コストで両立できるエアバッグ付ステアリングホイール構造を提供できる。
【００３１】
【発明の実施の形態】
以下に、本願発明の第１実施形態を、図面に基づいて説明する。図１は本願発明の第１実施形態におけるエアバッグ付きステアリングホイールの斜視図であり、図２は、本願発明のエアバッグ付きステアリングホイールを備えた車両において、エアバッグ展開時のステアリングホイールと乗員との関係を表す模式図である。
【００３２】
図１及び図２に示すように、ステアリングホイール１の中央には、エアバッグ装置２が設けられている。エアバッグ装置２の車室３側に面する部分には、エアバッグカバー４が設けられていると共に、このエアバッグカバー４におけるステアリングホイール１の回転軸５上には、車室３に面するよう、アクセサリであるホーンスイッチ６が取り付けられている。図２の符号７は、エアバッグ展開時における乗員を示したものである。
このように、舵角に関係なくアクセサリであるホーンスイッチの位置が一定であるので、目障りとならず意匠性を向上できると共に、とっさにホーンスイッチを操作する場合であっても場所の特定が容易であり操作性が良い。
【００３３】
図３は本願発明の第１実施形態におけるエアバッグ装置の斜視図、図４はエアバッグ装置の図３における線Ａ−Ａ矢視断面図、図５はエアバッグ装置の図３における線Ｂ−Ｂ矢視断面図である。
図３〜図５に示すように、エアバッグ装置２は、ステアリングホイール１（図示せず）に取り付けられるリテーナ１０と、リテーナ１０に取り付けられた筒状のインフレータ１１とから成るエアバッグ基部１２を備えており、さらにインフレータ１１の側面に設けられたガス噴出し口１１ａを覆うよう、インフレータ１１にエアバッグ１３が被さっており、このエアバッグ１３を覆うようエアバッグカバー４がリテーナ１０に取り付けられている。
そして、このエアバッグカバー４におけるステアリングホイール１の回転軸５上に車室３に面するようホーンスイッチ６が配設された構成となっている。
【００３４】
次に、本願発明の第１実施形態によるエアバッグ付きステアリングホイールのエアバッグ装置の詳細を説明する。
図４に示すように、インフレータ１１は、直径よりも高さ方向の長さが短い金属製の筒部１１ｂにガス発生剤１４が内蔵されており、発生したガスを放出する為のガス噴出し口１１ａが筒部１１ｂの側面上部に複数形成されている。
また、筒部１１ｂのガス噴出し口１１ａの下方には筒部１１ｂをリテーナ１０に取り付ける為のリブ１１ｃが周方向に延設されている。
【００３５】
一方、リテーナ１０の中央には、インフレータ１１の筒部１１ｂの直径よりも大きく、リブ１１ｃの直径よりも小さい開口部１０ａが形成されており、この開口部１０ａに上記インフレータ１１が図４において下側から嵌め込まれている。また、エアバッグ１３は、図４において上方からインフレータ１１のガス噴出し口１１ａを覆うよう、開口部１３ａを下にして配設され、その開口縁部１３ｂが、円環状のリテーナリング１５とリテーナ１０とによって狭持されていると共に、インフレータ１１のリブ１１ｃとリテーナリング１５とが、リテーナ１０及びエアバッグの開口縁部１３ｂを挟んでボルト１６によって螺着されることで、インフレータ１１がリテーナ１０に固定されている。
【００３６】
リテーナ１０の周辺には、図４において下方に向かって延びるフランジ１０ｂが形成されており、このフランジ１０ｂにエアバッグカバー４の取り付け端部４ａがリベット１７によって固定されている。また、図３及び図４に示すように、エアバッグカバー４の中央には開口部４ｂが形成されており、この開口部４ｂにホーンスイッチ６が車室３に面するよう嵌め込まれている。
【００３７】
一方、インフレータ１１の上面には、ステアリングホイール１の回転軸５上に位置するよう、アクセサリ取り付け部である雄ネジ部１１ｄが上方へ向けて突設されており、この雄ネジ部１１ｄにホーンスイッチ６のスイッチケース１８が螺着されると共に、インフレータ１１とスイッチケース１８との間に、エアバッグ１３が狭持されている。
【００３８】
エアバッグカバー４の開口部４ｂの縁には、図４において下方に窪んだ段差部４ｃが形成されていると共に、ホーンスイッチ６の外周を構成する鉢状のスイッチケース１８の上部には拡径された拡径部１８ａが形成されており、これら段差部４ｃと拡径部１８ａとが当接して係合するようになっている。
これにより、アクセサリ取り付け部として、取り付けブラケットをエアバッグ基部１２に別途設ける必要がないので、エアバッグ装置２をコンパクトにできると共に、部品点数を削減して組付け性を向上するができる。
【００３９】
図４において、エアバッグカバー４は、リテーナ１０に取り付けられ、かつスイッチケース１８が無い状態において、段差部４ｃが、インフレータ１１に螺着されたスイッチケース１８の拡径部１８ａよりも上方へ位置するように成型されており、エアバッグカバー４は、その段差部４ｃが上方に付勢した状態にてスイッチケース１８の拡径部１８ａに係止されることになる。そして、エアバッグカバー４の段差部４ｃは、エアバッグ１３の膨張圧力によって変形し、スイッチケース１８の拡径部１８ａとの係合が解除される強度に設定されている。
【００４０】
これにより、エアバッグカバー４の略中央がホーンスイッチ６を介してインフレータ１１に支持される事となり、従来技術に比してエアバッグカバー６の支持強度及び位置決め精度を向上できる。またエアバッグカバー４が熱により膨張や収縮をしたとしても、エアバッグカバー４が付勢された状態でホーンスイッチに係合しているので、その形状を一定に保つことができ意匠性が損なわれることはない。また、車室側からの外力によりエアバッグカバー４の段差部４ｃとスイッチケース１８の拡径部１８ａとの係合が外れたとしても、付勢力により係合を回復し、エアバッグカバー４の形状が保たれる。さらに、ホーンスイッチを操作した時の荷重がインフレータに伝わる為、ホーンスイッチがエアバッグカバーに支持されたものに比して剛性感のある良好な操作感を得ることができる。
【００４１】
なお、エアバッグカバー４の開口部４ｂとスイッチケース１８とは接着剤や溶着によって、エアバッグの膨張圧力を受けることで分離可能な強度で結合させても良く、この場合、上記エアバッグカバー４の段差部４ｃ及びスイッチケース１８の拡径部１８ａを無くす事ができる。また、エアバッグカバー４の開口部４ｂが、スイッチケース１８の拡径部１８ａに車室３側から当接されるよう構成しても良い。この場合、スイッチケース１８によるエアバッグカバー４の支持強度は低下するが、エアバッグ展開時にエアバッグカバー４の開口部４ｂの縁が変形しなくともスイッチケース１８から離脱するので、エアバッグカバー４の強度設計が容易となる。
【００４２】
図３及び図５に示すように、エアバッグカバー４の裏面には、薄肉化されてエアバッグの膨張圧力によって破断可能な脆弱部４ｄが、ホーンスイッチ６を嵌め込む開口部４ｂから略放射線状に複数延設されている。そして、一部の脆弱部４ｄが途中で分岐するなどして、最終的に全ての脆弱部４ｄが、エアバッグカバー４のリテーナ１０への取り付け端部４ａへ向かって延設され、エアバッグカバー４に、取り付け端部４ａ近傍をヒンジ部４ｅとする複数のパーツにより展開部１９が構成されている。
【００４３】
ここで、本実施形態のようにエアバッグカバー４が湾曲形状であり、展開部１９が揺動方向に対してアーチ型の断面形状となる場合、展開部１９の湾曲量が大きいと曲げ剛性が高まり、脆弱部４ｄの一部にエアバッグ膨張圧力の応力が集中せずに分散され破断困難と成る為、展開容易性が悪化するが、本実施形態においては展開部１９が複数のパーツに分割され、各パーツの断面の湾曲量が小さくなり変形容易となっているので、脆弱部４ｄの一部に応力が集中して展開部１９の展開容易性を高めることができる。
【００４４】
また、ホーンスイッチ６がエアバッグカバー４に支持されていないので、展開部が１枚のものやホーンスイッチがエアバッグカバーに支持されているものに比して、展開部先端側の重量が減り、エアバッグ膨張圧力のロスが低減されるので、展開部を迅速に展開できる。
さらに、エアバッグ展開時にホーンスイッチ６が飛散しないよう展開部１９の強度を高める必要がない分、展開部１９をさらに分割して展開容易性をさらに高めることができ、より曲げ剛性の高い形状、あるいは材質のエアバッグカバーであっても展開部の展開容易性を確保できるので、エアバッグカバーのデザイン自由度を向上することができる。
【００４５】
図６は、本実施形態におけるエアバッグの展開状態を示す図４に対応する断面図である。図６に示すように、エアバッグ装置２が作動すると、インフレータ１１からガスが噴出し、エアバッグ１３が膨張する。エアバッグカバー４はエアバッグ１３の膨張圧力を受けて、段差部４ｃが変形してホーンスイッチ６との係合が解除されると共に、脆弱部４ｄ（図３及び図５参照）が段差部４ｃ側から破断してゆき、展開部１９がヒンジ部４ｅを揺動軸として開放される。そして、図２に示すように、エアバッグ１３が車室３へ展開される。
【００４６】
次に、エアバッグ１３の構造を説明する。
図２及び図６に示すように、エアバッグ１３は下方に位置する開口縁部１３ｂがリテーナ１０に支持されていると共に、袋体の中央位置がホーンスイッチ６とインフレータ１１とによって狭持されている。エアバッグ１３は、乗員７側及びステアリングホイール１の回転軸５に対して垂直方向へ展開する外筒部１３ｃと、ホーンスイッチ６を囲い、乗員７側へ向けて直線的に展開する筒状の内筒部１３ｄとによって構成されており、内筒部１３ｄは外筒部１３ｃより乗員７側への展開長が短く、外筒部１３ｃの乗員側への展開長を制限するようになっている。
【００４７】
このように、エアバッグ１３の内筒部１３ｄがエアバッグ１３の乗員側への展開長を制限する為、エアバッグ１３の外筒部１３ｃがステアリングホイール１の回転軸５に対して垂直方向へ素早く展開して守備範囲を拡大できると共に、エアバッグ展開過渡期に、エアバッグの外筒部１３ｃが展開完了後の形状より乗員側へ変形して乗員に勢いよく当たることを防止できる。さらに、内筒部１３ｄよりステアリングホイール１の回転軸５側にガスを供給する必要がないので、エアバッグ１３の展開範囲に対して展開速度を向上できると共にインフレータ１１のガス発生剤１４の容量を小さくしてコンパクト化できる。
【００４８】
次に、ホーンスイッチ６について説明する。
図４に示すように、ホーンスイッチ６の外周を形成する鉢状のスイッチケース１８には、その内部に水平方向に隔壁１８ｂが形成され、隔壁１８ｂの中央には開口部１８ｃが形成されている。一方、スイッチボタン２０には、その下面から下方に向けて軸部２０ａが延設され、その先端には拡径方向に付勢された爪部２０ｂが設けられている。そして、スイッチケース１８の開口部１８ｃに、スイッチボタン２０の軸部２０ａを挿入することで、スイッチボタン２０がスイッチケース１８に対して上下方向にストローク可能に支持されている。
【００４９】
スイッチケース１８の隔壁１８ｂとスイッチボタン２０との間には圧縮バネ２１が配設されており、スイッチボタン２０を上方へ付勢していると共に、スイッチボタン２０は、爪部２０ｂによってその上方への移動が規制され、スイッチケース１８からの抜けが阻止されている。
【００５０】
また、スイッチケース１８の隔壁１８ｂ上面には、ホーンユニット２２から延びる１対の配線に連結された金属製のスイッチ端子２３ａ、２３ｂが配設されていると共に、スイッチボタン２０下面のスイッチ端子２３ａ、２３ｂに対面する位置には、金属製のスイッチ端子２４が設けられており、スイッチボタン２０を下方にストロークすることで各スイッチ端子２３ａ、２３ｂ、２４が接触し、ホーンスイッチ６が閉成されるようになっている。
【００５１】
このように、ホーンスイッチ６がエアバッグ展開時にステアリングホイール１の回転軸５上から移動する必要が無く、比較的重量のある押しボタン式スイッチを用いることができるので、操作レスポンスが軽く、またある程度ストロークしないとスイッチが閉成されない為スイッチに軽く接触した場合の誤作動が少なく正確であるなど操作感を向上できると共に、ステアリングホイール１の舵角に関係なくホーンスイッチ６が常に中央に位置するので、とっさにホーンを鳴らす場合でもホーンスイッチ６の位置を確認する必要がなく操作性が良いという効果がある。
【００５２】
なお、スイッチ端子は上記機械的なものに変えて、感圧端子や光学的なセンサ、例えばスイッチボタンのストローク可能部位に光を照射し、光が反対側に導通されたことを検知することによりスイッチ操作を判定するものでも良い。
【００５３】
以上のように、本実施形態においては、ホーンスイッチ６を、エアバッグ装置を避けることなくエアバッグカバー４の展開部１９に囲われたステアリングホイール１の回転軸５上に配設されているので、舵角に関係なくホーンスイッチ６の位置が一定であり、目障りとならず意匠性を向上できると共に、とっさの場合でもホーンスイッチを容易に操作できるなどホーンスイッチの操作性を向上できる。
【００５４】
また、エアバッグ展開時にホーンスイッチ６が飛散しないようエアバッグカバー４の強度を上げる必要が無いので、エアバッグカバー４の厚さを低下させ、エアバッグ１３の展開容易性向上や軽量化、材料削減によるコストダウンを図ることができる。
また、ホーンスイッチ６の材質や重量がエアバッグカバーの材質や強度によって制限されない為、ホーンスイッチ６の加工性や意匠性を良好にできる。
【００５５】
また、ホーンスイッチ６の取り付け部をエアバッグ基部１２に別途設けなくともよく、エアバッグ装置２をコンパクトにできると共に、部品点数を削減して組み付け性を向上できる。
また、エアバッグカバー４の略中央部分をホーンスイッチ６が支持することになり、エアバッグカバー４の支持強度が高まりエアバッグカバー４の位置決め精度を向上できる。
【００５６】
また、エアバッグカバー４の支持強度が高まる分、従来技術に比してエアバッグカバー４の厚みを低下させ、エアバッグ１３の展開容易性向上や軽量化、材料削減によるコストダウンを図ることができる。
また、エアバッグカバー４の展開される部位の断面が曲げ剛性の高い形状であっても、展開部１９を複数のパーツに分割することで展開部１９の各パーツの断面を平面に近付けて曲げ剛性を低減し、脆弱部４ｄの一部に応力を集中しやすくして破断を容易にできると共に、展開部が１枚から成るものや、アクセサリがエアバッグカバーに支持されているものに比して展開部先端側の重量が軽いので、展開する為に必要なエネルギーが小さくなり、エアバッグの展開を迅速に行うことができる。
【００５７】
また、上記ホーンスイッチ６は、押圧方向にストローク可能な押しボタン式のスイッチであるので、感圧式スイッチに比して操作時にストロークがあり、操作感が向上する。また、エアバッグカバー内部にスイッチを設けたものや、エアバッグカバー全体がスイッチのものに比して、軽快で正確な操作レスポンスを安価に提供することができる。
【００５８】
次に、本願発明の第２実施形態を図７から図９に基づいて説明する。
図７は本願発明の第２実施形態によるエアバッグ装置の斜視図、図８はエアバッグ装置の図７における線Ｃ−Ｃ矢視断面図、図９は、本願発明の第２実施形態によるエアバッグの展開状態を示す斜視図である。本願発明の第２実施形態の説明において、第１実施形態と共通部分は同じ記号とし、詳細な説明は省略する。
【００５９】
図７及び図８に示すように、エアバッグ装置１０２は、図示しないステアリングホイール１に取り付けられるリテーナ１１０と、リテーナ１１０に取り付けられたインフレータ１１１とからエアバッグ基部１１２が形成されており、さらにインフレータ１１１の筒部１１１ｂに設けられたガス噴出し口１１１ａを覆うようエアバッグ１１３がリテーナ１１０に固定され、このエアバッグ１１３を車室３側から覆うようリテーナ１１０にエアバッグカバー１０４が取り付けられていると共に、このエアバッグカバー１０４のステアリングホイール１の回転軸５上に車室３に面するようホーンスイッチ１０６が配設された構成となっている。
【００６０】
図８に示すように、リテーナ１１０に対して、インフレータ１１１及びエアバッグカバー１０４は、第１実施形態と同様に取り付けられており、これらインフレータ１１１及びエアバッグカバー１０４の取り付け構造に関する説明は省略する。
【００６１】
図７に示すように、第２実施形態においては、脆弱部１０４ｄがホーンスイッチ１０６の周囲近傍を１周して延設されていると共に、図９においてエアバッグカバー１０４の左上部を揺動軸とする１枚の展開部１１９の形状に沿って延設されている。
【００６２】
また、リテーナ１１０の中央には、アクセサリ取り付け部として、図８においてインフレータ１１１の上方を跨ぐハット状の取り付けブラケット１１５が配設されており、本実施形態におけるホーンスイッチ１０６、又はその他のアクセサリの取り付け位置を、インフレータの形状やアクセサリとの相対位置、又はエアバッグカバーとインフレータとの間隔に関係なく、アクセサリの大きさや形状に合わせて設定することができるので、エアバッグ装置のデザイン自由度を向上することができる。
【００６３】
また、エアバッグ１１３は、図８において上方からインフレータ１１１のガス噴出し口１１１ａを覆うよう、開口部１１３ａを下にして配設され、その開口縁部１１３ｂが、取り付けブラケット１１５とリテーナ１１０とによって狭持されている。さらに、インフレータ１１１のリブ１１１ｃと取り付けブラケット１１５とが、リテーナ１１０を挟んでボルト締めされることで、インフレータ１１１がリテーナ１１０に固定されている。
【００６４】
図７及び図８に示すように、エアバッグカバー１０４の回転軸５上には、開口部１０４ｂが形成されており、この開口部１０４ｂにホーンスイッチ１０６が車室３に面するよう嵌め込まれている。具体的には、エアバッグカバー１０４の開口部１０４ｂの縁に、図８において下方に延びると共に底面を有する凹部１０４ｃが形成されており、この凹部１０４ｃにホーンスイッチ１０６の外周を構成する鉢状のスイッチケース１１８が嵌め込まれている。
また、スイッチケース１１８は、上記取り付けブラケット１１５に、エアバッグカバー１０４の凹部１０４ｃ底面と、エアバッグ１１３とを挟んでボルト締めされている。
【００６５】
これにより、エアバッグカバー１０４と別体のホーンスイッチ１０６を、インフレータ１１１の形状や位置に関係なくステアリングホイール１の回転軸５上に配設できると共に、エアバッグカバー１０４のステアリングホイール１への支持強度と位置決め精度とを、上記第１実施形態よりも向上することができる。
【００６６】
図９に示すように、エアバッグ装置１０２が作動すると、インフレータ１１１からガスが噴出し、エアバッグ１１３が膨張する。エアバッグカバー１０４はエアバッグ膨張圧力を受けて脆弱部１０４ｄが破断され、展開部１１９が、図９において左上方の取り付け端部１０４ａ近傍のヒンジ部１０４ｅを揺動軸として開放される。この時、ホーンスイッチ１０６の周囲近傍に設けられた脆弱部１０４ｄは、エアバッグ基部１１２に支持され支持強度の高いエアバッグカバー１０４の凹部１０４ｃに近い為、エアバッグ膨張圧力による応力が集中するので、迅速に破断されると共にエアバッグ膨張圧力のロスを低減できる。
そして、上記第１実施形態同様に、エアバッグ１１３の内筒部１１３ｄが外筒部１１３ｃの乗員側への展開長を制限し、外筒部１１３ｃがステアリングホイール１の回転軸５に対して垂直方向へ展開される。
【００６７】
次にホーンスイッチ１０６について説明する。
図８に示すように、本実施形態のホーンスイッチ１０６は、上記第１実施形態のホーンスイッチ６に対して、エアバッグカバー１０４を挟んで取り付けブラケット１１５にボルト締めされている点と、スイッチ端子１２３，１２４、及びスイッチボタン１２０の表面形状が相違する点を除き共通であるので、これら相違点のみを説明することとし、その他の説明は省略する。
【００６８】
スイッチケース１１８の底部１１８ａ上面には、ホーンユニット２２から延びる１対の配線に連結された金属製のスイッチ端子１２３、１２４が配設されており、スイッチ端子１２３は、上方に反って他方のスイッチ端子１２４に向かって延びており、スイッチボタン１２０の下端に対面する位置を通って、スイッチ端子１２４の上方に所定距離離間して設けられている。そして、スイッチボタン１２０を下方にストロークすることでスイッチ端子１２３が下方に押されスイッチ端子１２４に接触し、ホーンユニット２２のスイッチ検出回路が閉成されるようになっている。
【００６９】
このように、本実施形態においては、スイッチボタン１２０側にスイッチ端子を設ける必要がないので、上記第１実施形態に比してスイッチ端子数を低減できると共に、スイッチボタン１２０の構造を簡略化できる。
【００７０】
図１０は、本実施形態におけるエアバッグカバーの断面図であり、本実施形態において、エアバッグカバー１０４は、比較的硬質の可撓性樹脂からなる心材１３０と、この心材１３０の車室３側を被覆する触感の軟らかい材質からなる表皮１３１の層を有している。触感の軟らかい材質としては、例えばビニールや発泡層を有するポリウレタン、あるいは革などがある。これらの材質は触感が良いが、表皮に凹凸によりエンブレム等を一体的にデザインすると、アクセサリの材質をエアバッグカバー１０４と共通であるので、成型性や材質の問題から、別体のアクセサリを用いた場合に比して立体感や質感、光沢や色彩などのデザイン自由度が狭いと共に、突出部の磨耗等に対する耐久性も弱い為意匠性を高めにくいという問題がある。また、表皮に印刷によってエンブレム等をデザインする場合も同様の問題がある。
【００７１】
本実施形態では、図７及び図８に示すように、スイッチボタン１２０の車室３に面する表面には、突出部１２０ａがエンブレムの形状に沿って形成されており、スイッチボタン１２０の材質をエアバッグカバー１０４と共通化する必要がないので、エンブレムを立体形状として質感を向上できると共に、突出部に耐久性の高い材質を設定でき、意匠性を向上できる。
【００７２】
また、本実施形態のスイッチボタン１２０の突出部１２０ａにメッキや塗装を施す、あるいはスイッチボタンに金属部材を埋め込んで突出部を形成して質感を高め、意匠性を向上させてもよい。この金属部材のような比較的重量のある材料を使用したとしても、本実施形態においてはエアバッグ展開時にホーンスイッチが移動しない為、エアバッグカバーにアクセサリを支持するものに比して、エアバッグカバー及びアクセサリの強度を高める必要が無く、また展開部の重量が重くならずエアバッグの展開容易性に影響しない。
【００７３】
以上のように、本実施形態においては、ホーンスイッチ１０６を、取り付けブラケットによって、エアバッグ装置やインフレータの形状によって制約されること無く、エアバッグカバー１０４の展開部１１９に囲われた部分の任意の位置に配設できるので、アクセサリの取り付け位置に関するデザイン自由度を向上できる。
また、エアバッグカバー１０４の中央をエアバッグ基部１１２が支持しているので、エアバッグカバー１０４の支持強度が高まり、エアバッグカバー１０４の位置決め精度を向上できると共に、エアバッグカバーの厚さを低下させ、エアバッグの展開容易性向上や軽量化、材料削減によるコストダウンを図ることができる。
【００７４】
また、ホーンスイッチ１０６の周囲近傍に脆弱部が設けられているので、エアバッグ展開時には、支持強度の高いホーンスイッチ１０６近傍の脆弱部１０４ｄに応力が集中しやすく容易に破断され、エアバッグカバー１０４の変形などによるエアバッグ膨張圧力のロスを低減できると共に、エアバッグ展開を迅速に行うことができる。
【００７５】
また、エアバッグカバー表面に凹凸を形成する、あるいはエアバッグカバー表面への印刷によってアクセサリを一体的にデザインするものに比して、エアバッグカバーを軟らかい触感としつつ、アクセサリの材質を質感や光沢感、及び立体成型性や耐久性を良好なものとすることが容易であり、低コストで意匠性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】第１実施形態におけるエアバッグ付きステアリングホイールの斜視図である。
【図２】エアバッグ展開時のステアリングホイールと乗員との関係を表す模式図である。
【図３】第１実施形態におけるエアバッグ装置の斜視図である。
【図４】第１実施形態におけるエアバッグ装置の図３に示す線Ａ−Ａ矢視断面図である。
【図５】第１実施形態におけるエアバッグ装置の図３に示す線Ｂ−Ｂ矢視断面図である。
【図６】第１実施形態におけるエアバッグの展開状態を示す図４に対応する断面図である。
【図７】第２実施形態におけるエアバッグ装置の斜視図である。
【図８】第２実施形態におけるエアバッグ装置の図７に示す線Ｃ−Ｃ矢視断面図である。
【図９】第２嫉視形態におけるエアバッグの展開状態を示す斜視図である。
【図１０】第２実施形態におけるエアバッグカバーの拡大断面図である。
【符号の説明】
１・・・ステアリングホイール
２、１０２・・・エアバッグ装置
３・・・車室
４、１０４・・・エアバッグカバー
４ａ、１０４ａ・・・取り付け端部
４ｄ、１０４ｄ・・・脆弱部
４ｅ、１０４ｅ・・・ヒンジ部
５・・・回転軸（ステアリングホイール）
６、１０６・・・ホーンスイッチ
７・・・乗員
１０、１１０・・・リテーナ
１１、１１１・・・インフレータ
１１ａ、１１１ａ・・・ガス噴出し口
１１ｄ・・・雄ネジ部（アクセサリ取り付け部）
１２、１１２・・・エアバッグ基部
１３、１１３・・・エアバッグ
１３ｃ、１１３ｃ・・・外筒部
１３ｄ、１１３ｄ・・・内筒部
１１５・・・取り付けブラケット
１９、１１９・・・展開部[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
  BACKGROUND OF THE INVENTION 1. Field of the Invention The present invention relates to a steering wheel structure with an airbag of an automobile in which an airbag device is disposed at the center of the steering wheel. Specifically, the horn is provided separately from the airbag cover of the airbag device at the center of the steering wheel. The present invention relates to a steering wheel structure with an airbag in which accessories such as a switch or an emblem can be suitably disposed like a steering wheel without an airbag device.
[0002]
[Prior art]
  In a conventional steering wheel structure with an airbag of an automobile, an airbag device is disposed in the center of the steering wheel and an airbag cover of the airbag device in order to ensure steering wheel handle operability and meter visibility. The deployment part for deploying the airbag was provided in the center of the.
[0003]
  On the other hand, there has been a demand to attach accessories such as a horn switch and an emblem to the center side of the steering wheel. The reason is that if the accessory is placed near the outer periphery of the steering wheel, avoiding the deployment part, there will be no interference between the deployment part and the accessory, but the position of the accessory will change depending on the steering angle. This is because the position is difficult to understand or obstructs, and the design is not preferable as compared to a steering wheel without an airbag.
[0004]
  Conventionally, various proposals have been made to provide an accessory on the center side of a steering wheel with an airbag. For example, as described in Patent Document 1 below, as a conventional technique, the center of a steering wheel having a deployment portion is provided. The thing which attached the horn switch which is a separate accessory to the side is known. In the steering wheel with an airbag having such a structure, since the accessory is located on the center side of the steering wheel, the operability of the horn switch and the design of the steering wheel can be brought close to a steering wheel without an airbag.
[0005]
  However, in this conventional technology, since the accessory is located in the airbag deployment area, it is necessary to move the accessory to a position that does not interfere with the deployment of the airbag when the airbag is deployed. It must be firmly attached to the bag cover and the airbag cover must be strong, or the accessory and the airbag base must be movably connected by a strong connecting member separate from the airbag cover. There was a problem that the weight and cost of the bag cover increased.
[0006]
  In addition, when the accessory is an operation switch for operating a vehicle device, such as a horn switch, there is an air bag behind the air bag cover, so that the space for the switch is narrow and a pressure sensitive switch such as a pressure sensitive switch is relatively thin. Although it is light and strong, there is a problem that a switch having a poor operation feeling must be used because there is almost no stroke in the pressing direction during operation.
[0007]
  As another conventional technique, as described in Japanese Patent Application Laid-Open No. 2003-26083, a method for integrally designing an emblem or the like on the airbag cover by forming irregularities on the surface of the airbag cover or printing. In order to arrange both the airbag device and the horn switch in the center of the steering wheel, a pressure sensitive switch is provided on the back side of the flexible airbag cover, and the airbag cover is deformed when pushed by the occupant. A horn switch having a configuration in contact with the pressure sensitive switch is known. By combining these, the design of the horn switch and the emblem can be arranged on the center side of the steering wheel, and the operability of the horn switch and the design of the steering wheel can be brought closer to a steering wheel without an airbag.
[0008]
  However, this conventional technology is disadvantageous in terms of moldability, texture, gloss, and colorability when the airbag cover is made of a soft material with a soft touch. If it is made glossy, the tactile sensation and the ease of deployment of the deployment part deteriorate, and therefore, there is a problem that the accessory is preferably separate from the airbag cover. In addition, it is difficult to keep the strength of the flexible airbag cover and the distance from the pressure sensitive switch constant over the entire area of the pressure sensitive switch. The relationship between the two changes, so there was a problem in terms of operability, such as the timing and sensitivity of sounding with the same pressing force.
[0009]
  In this prior art, a method of using the airbag cover or the entire airbag apparatus as a horn switch by making the stroke movable with respect to the steering wheel is also known. However, since the switch becomes large and heavy, the switch operation is relatively large. There was a problem that operation force was required and the switch operation feeling was poor.
[0010]
  Furthermore, as a problem common to each of the above conventional technologies, in order to enhance the design of the airbag cover, the boundary of the deployment part is not normally visible from the surface, and is a fragile part that can be broken at the time of airbag deployment, It is not easy to adjust the balance between the strength that does not cause deformation such as wrinkles in the fragile part due to the load of the switch operation, and the fragility that is easily broken when the airbag is deployed. There is a problem that it is difficult to achieve both design and design properties at low cost.
[0011]
[Patent Document 1]
Japanese Patent Laid-Open No. 08-301144
[0012]
[Patent Document 2]
Japanese Patent Laid-Open No. 10-273006
[0013]
[Problems to be solved by the invention]
  SUMMARY OF THE INVENTION The present invention has been made in view of the above-described problems, and the object of the present invention is to provide a steering wheel with an airbag in which an airbag device is disposed at the center of the steering wheel. Accessories such as a switch or emblem that is separate from the airbag cover can be arranged like a steering wheel without an airbag, and the operability of a horn switch such as a steering wheel without an airbag and the design of a steering wheel Is to provide a steering wheel structure with an air bag that can achieve both at low cost.
[0014]
[Means for Solving the Problems]
  According to a first aspect of the present invention, there is provided a steering wheel structure with an airbag of an automobile in which an airbag device is disposed substantially at the center of the steering wheel. The airbag device includes an inflator that generates gas for airbag deployment. An airbag base that is provided, an airbag that is fixed to the airbag base so as to cover the gas outlet provided in the inflator from the passenger compartment side, and the airbag base that covers the airbag from the passenger compartment side An airbag cover attached, the airbag cover having a deployment part that can be opened to the vehicle compartment side by the inflation pressure of the airbag when the airbag is deployed,An opening that opens toward the passenger compartment is provided at a position corresponding to the rotation axis of the steering wheel of the airbag cover.To face the cabinAn accessory case separate from the airbag cover is fitted, and the accessory case includes:accessoryCan stroke verticallyArranged,the aboveaccessoryCaseIs attached to the accessory mounting portion provided on the airbag base so as not to be detached when the airbag is deployed.In addition, the airbag cover is provided with a fragile portion that can be broken by the inflation pressure of the airbag so as to go around the periphery of the accessory case.It is characterized by.
[0015]
According to a second configuration of the present invention, in the steering wheel structure with an airbag of an automobile in which the airbag device is disposed substantially at the center of the steering wheel, the airbag device generates gas for airbag deployment. An airbag base portion including an inflator, an airbag fixed to the airbag base portion so as to cover a gas outlet provided in the inflator from the vehicle compartment side, and the airbag so as to cover the airbag from the vehicle compartment side An airbag cover attached to the base, the airbag cover being opened to the vehicle compartment side by the inflation pressure of the airbag when the airbag is deployed, and by the inflation pressure of the airbag when the airbag is deployed A non-deployed portion that is not opened, and corresponds to the rotation axis of the steering wheel of the non-deployed portion. The accessory case is provided with an accessory case in which an accessory is disposed such that the accessory can be stroked in the vertical direction. The airbag cover can be broken by the inflation pressure of the airbag. The fragile portion is provided so as to go around the periphery of the accessory case.
[0016]
  According to the first and second configurations of the present invention,Since the accessory can be placed at a position surrounded by the deployment part of the airbag cover, the degree of freedom in design is improved and the strength of the airbag cover does not need to be increased so that it does not scatter when the airbag is deployed. It is possible to reduce the cost and to reduce the cost by easiness of deployment and weight reduction of the airbag and material reduction. Further, since the material and weight of the accessory are not limited by the material and strength of the airbag cover, the accessory moldability and design can be brought closer to a steering wheel without an airbag.
[0017]
MaIn addition, when deploying an airbag, stress is easily concentrated on the weak parts near the accessories with high support strength, so that it can be easily broken, reducing the loss of airbag inflation pressure due to deformation of the airbag cover, and deploying the airbag. Can be done quickly.
[0018]
Moreover, since the position of the accessory is constant regardless of the rudder angle, it is possible to improve the design without being obstructive.
[0019]
Further, the third configuration of the present invention is the first or second configuration.StructureAdultIn a steering wheel structure with an airbag for an automobile, the aboveaccessoryIs a push button type horn switch capable of stroke in the pressing direction.
[0020]
  According to this configuration,HornWithout avoiding the position of the airbag device, the switch can be disposed at an easy-to-operate position on the center side of the steering wheel, and the operability of the switch can be improved.Also,A switch is arranged on the rotating shaft of the steering wheelSoThe position of the switch is constant regardless of the rudder angle, and the operability can be further improved such that it can be easily operated even in the event of a moment. In addition, since the switch operation stress is transmitted to the airbag base and does not apply to the cover, the switch operation gives a sense of rigidity, and if the boundary of the deployment part is a weak part, the weakness of the weak part is increased and the deployment part is increased. The ease of deployment can be improved.
[0021]
MaFurther, since the horn switch is a push button type switch that can be stroked in the pressing direction, there is a stroke in the pressing direction at the time of operation as compared with the pressure-sensitive switch, and the operational feeling is improved. Also,Compared to a switch with a switch inside the airbag cover or the entire airbag cover, a light and accurate operation response can be provided at low cost..
[0022]
According to a fourth configuration of the present invention, in the steering wheel structure with an airbag of an automobile according to the first configuration, a recess is formed in the airbag cover at a position corresponding to the rotation axis of the steering wheel. The opening is an opening of the recess.
[0023]
According to a fifth configuration of the present invention, in the steering wheel structure with an airbag of an automobile according to the first or second configuration, the airbag cover has a fragile portion that can be broken by an airbag inflation pressure on the back side thereof. A plurality of the fragile portions extending from the periphery of the accessory toward the attachment end portion of the airbag cover to the airbag base portion, and a hinge portion in the vicinity of the attachment end portion. By providing, the said expansion | deployment part is comprised, It is characterized by the above-mentioned.
[0024]
  According to this configuration, even if the section of the airbag cover to be deployed has an arcuately curved cross section with a high bending rigidity, the deployment section is divided into a plurality of parts, and the sections of the deployment sections are divided. Near the plane, the bending rigidity is reduced, and stress can be easily concentrated on a part of the fragile part, so that it can be easily broken, and the developed part consists of one piece, and the accessory is supported by the airbag cover. Since the weight of the front end side of the deployment part is lighter than that of the existing one, the energy required for deployment is reduced, and the airbag can be deployed quickly.
[0025]
According to a sixth configuration of the present invention, in the steering wheel structure with an airbag of an automobile according to the first or second configuration, the accessory is a three-dimensional emblem.
[0026]
According to this configuration, three-dimensional molding of an emblem that requires particularly high designability as compared with the case in which irregularities are formed on the airbag cover surface or the accessory is designed integrally by printing on the airbag cover surface. Since processing such as plating is easy, the design can be improved at low cost.
[0027]
No. of the present invention7The configuration of the aboveOf the first or second configurationIn a steering wheel structure with an airbag of an automobile, the airbag includes an outer cylinder portion that can be deployed in a direction perpendicular to the occupant side and the rotation axis of the steering wheel by receiving gas ejected from an inflator, and the accessory. The inner cylindrical portion is configured to be enclosed and can be expanded toward the occupant side, and the inner cylindrical portion has a shorter deployment length from the outer cylindrical portion to the occupant side, and to the occupant side of the outer cylindrical portion. It is characterized by limiting the expansion length of the.
[0028]
  According to this configuration, since the inner cylinder portion of the airbag restricts the amount of deployment of the airbag outer cylinder portion toward the passenger, the outer cylinder portion of the airbag is deployed in a direction perpendicular to the rotation axis of the steering wheel. The range of air bag defense can be expanded. Further, since it is not necessary to supply gas from the inner cylinder portion to the rotating shaft side of the steering wheel, the deployment speed can be improved with respect to the deployment range of the airbag, and the capacity of the inflator can be reduced.
[0029]
  According to an eighth configuration of the present invention, in the steering wheel structure with an airbag of an automobile according to the first configuration, the outer edge of the opening of the airbag cover covers the occupant side from the occupant side. The airbag cover and the accessory case are disposed.
[0030]
[The invention's effect】
  As described above, according to the present invention, in the steering wheel with an airbag in which the airbag device is disposed in the center of the steering wheel, accessories such as a switch or an emblem separate from the airbag cover of the airbag device Since it is attached to the base of the bag so as not to be detached when the airbag is deployed, the accessory can be suitably disposed on the center side of the steering wheel without being restricted by the material and strength of the airbag cover, and there is no airbag It is possible to provide a steering wheel structure with an air bag that can achieve both switch operability and design like a steering wheel at low cost.
[0031]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
  Below, 1st Embodiment of this invention is described based on drawing. FIG. 1 is a perspective view of a steering wheel with an airbag according to a first embodiment of the present invention. FIG. 2 is a perspective view of a steering wheel and an occupant when the airbag is deployed in a vehicle equipped with the steering wheel with an airbag of the present invention. It is a schematic diagram showing the relationship.
[0032]
  As shown in FIGS. 1 and 2, an airbag device 2 is provided at the center of the steering wheel 1. A portion of the airbag device 2 facing the vehicle compartment 3 is provided with an airbag cover 4. The airbag cover 4 faces the vehicle compartment 3 on the rotating shaft 5 of the steering wheel 1. A horn switch 6 as an accessory is attached. Reference numeral 7 in FIG. 2 indicates an occupant when the airbag is deployed.
In this way, the position of the horn switch, which is an accessory, is constant regardless of the rudder angle, so that it is possible to improve the design without being obtrusive, and it is easy to specify the location even when the horn switch is operated suddenly. And operability is good.
[0033]
  3 is a perspective view of the airbag device according to the first embodiment of the present invention, FIG. 4 is a sectional view of the airbag device taken along line AA in FIG. 3, and FIG. 5 is a line B- in FIG. 3 of the airbag device. It is B arrow sectional drawing.
As shown in FIGS. 3 to 5, the airbag device 2 includes an airbag base 12 including a retainer 10 attached to a steering wheel 1 (not shown) and a cylindrical inflator 11 attached to the retainer 10. The airbag 13 is covered with the inflator 11 so as to cover the gas ejection port 11 a provided on the side surface of the inflator 11, and the airbag cover 4 is attached to the retainer 10 so as to cover the airbag 13. ing.
A horn switch 6 is arranged on the rotating shaft 5 of the steering wheel 1 in the airbag cover 4 so as to face the vehicle compartment 3.
[0034]
  Next, details of the airbag apparatus for the steering wheel with airbag according to the first embodiment of the present invention will be described.
As shown in FIG. 4, the inflator 11 has a gas generating agent 14 built in a metal cylinder portion 11 b whose length in the height direction is shorter than the diameter, and a gas jet for discharging the generated gas. A plurality of ports 11a are formed in the upper part of the side surface of the cylindrical portion 11b.
Further, a rib 11c for attaching the cylinder portion 11b to the retainer 10 extends in the circumferential direction below the gas ejection port 11a of the cylinder portion 11b.
[0035]
  On the other hand, an opening 10a that is larger than the diameter of the cylindrical portion 11b of the inflator 11 and smaller than the diameter of the rib 11c is formed in the center of the retainer 10, and the inflator 11 is placed in the opening 10a at the bottom in FIG. It is fitted from the side. Further, the airbag 13 is disposed with the opening 13a facing down so as to cover the gas ejection port 11a of the inflator 11 from above in FIG. 4, and the opening edge 13b has an annular retainer ring 15 and a retainer. 10, and the rib 11 c of the inflator 11 and the retainer ring 15 are screwed together by the bolts 16 with the retainer 10 and the opening edge 13 b of the airbag interposed therebetween, whereby the inflator 11 is retained by the retainer 10. It is fixed to.
[0036]
  A flange 10 b extending downward in FIG. 4 is formed around the retainer 10, and an attachment end 4 a of the airbag cover 4 is fixed to the flange 10 b by a rivet 17. As shown in FIGS. 3 and 4, an opening 4 b is formed in the center of the airbag cover 4, and a horn switch 6 is fitted into the opening 4 b so as to face the vehicle compartment 3.
[0037]
  On the other hand, on the top surface of the inflator 11, a male screw portion 11d as an accessory mounting portion is provided so as to be positioned on the rotation shaft 5 of the steering wheel 1, and a horn switch is provided on the male screw portion 11d. 6 and the switch case 18 are screwed together, and the airbag 13 is sandwiched between the inflator 11 and the switch case 18.
[0038]
  At the edge of the opening 4 b of the airbag cover 4, a stepped portion 4 c recessed downward in FIG. 4 is formed, and the diameter of the upper portion of the bowl-shaped switch case 18 constituting the outer periphery of the horn switch 6 is increased. The enlarged diameter portion 18a is formed, and the stepped portion 4c and the enlarged diameter portion 18a come into contact with each other and engage with each other.
Thereby, since it is not necessary to separately provide a mounting bracket on the airbag base portion 12 as an accessory mounting portion, the airbag device 2 can be made compact, and the number of parts can be reduced to improve the assemblability.
[0039]
  In FIG. 4, the airbag cover 4 is attached to the retainer 10 and the stepped portion 4 c is positioned above the diameter-enlarged portion 18 a of the switch case 18 screwed to the inflator 11 when the switch case 18 is not provided. The airbag cover 4 is locked to the enlarged diameter portion 18a of the switch case 18 with the stepped portion 4c biased upward. And the level | step-difference part 4c of the airbag cover 4 is set to the intensity | strength which deform | transforms with the inflation pressure of the airbag 13, and the engagement with the enlarged diameter part 18a of the switch case 18 is cancelled | released.
[0040]
  As a result, the substantially center of the airbag cover 4 is supported by the inflator 11 via the horn switch 6, and the support strength and positioning accuracy of the airbag cover 6 can be improved as compared with the prior art. Even if the airbag cover 4 is inflated or contracted by heat, the airbag cover 4 is engaged with the horn switch in a state where the airbag cover 4 is urged. It will never be. Even if the stepped portion 4c of the airbag cover 4 and the enlarged diameter portion 18a of the switch case 18 are disengaged by an external force from the passenger compartment side, the engagement is recovered by the biasing force, and the airbag cover 4 The shape is maintained. Furthermore, since the load when the horn switch is operated is transmitted to the inflator, it is possible to obtain a good operational feeling with a rigid feeling as compared with the horn switch supported by the airbag cover.
[0041]
  Note that the opening 4b of the airbag cover 4 and the switch case 18 may be joined to each other with an adhesive or welding so that they can be separated by receiving the inflation pressure of the airbag. In this case, the airbag cover 4 The stepped portion 4c and the enlarged diameter portion 18a of the switch case 18 can be eliminated. The opening 4b of the airbag cover 4 may be configured to come into contact with the enlarged diameter portion 18a of the switch case 18 from the vehicle compartment 3 side. In this case, although the support strength of the airbag cover 4 by the switch case 18 is reduced, the airbag cover 4 is detached from the switch case 18 even when the edge of the opening 4b of the airbag cover 4 is not deformed when the airbag is deployed. The strength design becomes easy.
[0042]
  As shown in FIGS. 3 and 5, a weakened portion 4 d that is thinned and can be broken by the inflation pressure of the airbag is formed on the back surface of the airbag cover 4 from the opening 4 b into which the horn switch 6 is fitted. It is extended in plural. And some weak parts 4d branch on the way etc., and finally all weak parts 4d are extended toward the attachment end 4a to retainer 10 of air bag cover 4, and air bag cover 4, the expansion | deployment part 19 is comprised by several parts which use the attachment edge part 4a vicinity as the hinge part 4e.
[0043]
  Here, when the airbag cover 4 has a curved shape and the deploying portion 19 has an arched cross-sectional shape with respect to the swinging direction as in the present embodiment, the bending rigidity is increased when the deploying portion 19 has a large curvature. The air bag inflation pressure stress is not concentrated on a part of the fragile portion 4d and becomes difficult to break because it becomes difficult to break. In this embodiment, the deployment portion 19 is divided into a plurality of parts. In addition, since the amount of bending of the cross section of each part is reduced and deformation is facilitated, stress is concentrated on a part of the fragile portion 4d, and the ease of deployment of the deployment portion 19 can be enhanced.
[0044]
  Further, since the horn switch 6 is not supported by the airbag cover 4, the weight on the distal end side of the deployed portion is reduced as compared with the case where the deployed portion is one sheet or the horn switch is supported by the airbag cover. Since the loss of the airbag inflation pressure is reduced, the deployment portion can be deployed quickly.
Furthermore, since it is not necessary to increase the strength of the deployment portion 19 so that the horn switch 6 does not scatter when the airbag is deployed, the deployment portion 19 can be further divided to further enhance the ease of deployment, and the shape with higher bending rigidity, Or even if it is the airbag cover of a material, since the ease of expansion | deployment of a deployment part is securable, the freedom degree of design of an airbag cover can be improved.
[0045]
  FIG. 6 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 4 showing the airbag in a deployed state in the present embodiment. As shown in FIG. 6, when the airbag device 2 is operated, gas is ejected from the inflator 11 and the airbag 13 is inflated. When the airbag cover 4 receives the inflation pressure of the airbag 13, the stepped portion 4c is deformed to disengage from the horn switch 6, and the weakened portion 4d (see FIGS. 3 and 5) is replaced with the stepped portion 4c. The developing part 19 is opened with the hinge part 4e as a swing axis. Then, as shown in FIG. 2, the airbag 13 is deployed in the passenger compartment 3.
[0046]
  Next, the structure of the airbag 13 will be described.
As shown in FIGS. 2 and 6, the airbag 13 is supported by the retainer 10 at the opening edge portion 13 b located below, and the central position of the bag body is held between the horn switch 6 and the inflator 11. Yes. The air bag 13 surrounds the occupant 7 side and the outer cylinder portion 13c that develops in a direction perpendicular to the rotating shaft 5 of the steering wheel 1 and the horn switch 6, and has a cylindrical shape that deploys linearly toward the occupant 7 side. The inner cylinder part 13d is configured to have a shorter deployment length toward the occupant 7 than the outer cylinder part 13c, and restricts the deployment length of the outer cylinder part 13c toward the occupant side. .
[0047]
  Thus, since the inner cylinder part 13d of the airbag 13 restricts the deployment length of the airbag 13 toward the occupant side, the outer cylinder part 13c of the airbag 13 is perpendicular to the rotating shaft 5 of the steering wheel 1. It is possible to quickly expand the defense range and to prevent the outer cylinder portion 13c of the airbag from deforming toward the occupant side from the shape after the deployment is complete and striking the occupant vigorously during the airbag deployment transition period. Further, since it is not necessary to supply gas from the inner cylinder portion 13d to the rotating shaft 5 side of the steering wheel 1, the deployment speed can be improved with respect to the deployment range of the airbag 13, and the capacity of the gas generating agent 14 of the inflator 11 can be increased. Smaller and more compact.
[0048]
  Next, the horn switch 6 will be described.
As shown in FIG. 4, in the bowl-shaped switch case 18 forming the outer periphery of the horn switch 6, a partition wall 18b is formed in the horizontal direction, and an opening 18c is formed in the center of the partition wall 18b. . On the other hand, the switch button 20 has a shaft portion 20a extending downward from the lower surface thereof, and a claw portion 20b urged in the diameter increasing direction at the tip thereof. Then, by inserting the shaft portion 20 a of the switch button 20 into the opening portion 18 c of the switch case 18, the switch button 20 is supported so as to be able to stroke in the vertical direction with respect to the switch case 18.
[0049]
  A compression spring 21 is disposed between the partition wall 18b of the switch case 18 and the switch button 20 to urge the switch button 20 upward, and the switch button 20 is moved upward by the claw portion 20b. Movement is restricted, and the switch case 18 is prevented from coming off.
[0050]
  Further, on the upper surface of the partition wall 18b of the switch case 18, metal switch terminals 23a and 23b connected to a pair of wires extending from the horn unit 22 are disposed, and the switch terminals 23a and 23b on the lower surface of the switch button 20 are disposed. A metal switch terminal 24 is provided at a position facing the surface 23b, and the switch terminals 23a, 23b, 24 are brought into contact with each other by stroking the switch button 20 downward, and the horn switch 6 is closed. It is like that.
[0051]
  Thus, the horn switch 6 does not need to move from the rotating shaft 5 of the steering wheel 1 when the airbag is deployed, and a relatively heavy push button switch can be used. Since the switch will not be closed unless it is stroked, the operational feeling can be improved, such as being less accurate and accurate when touched lightly, and the horn switch 6 is always located at the center regardless of the steering angle of the steering wheel 1. Even when the horn is sounded suddenly, there is no need to confirm the position of the horn switch 6 and the operability is good.
[0052]
  In addition, the switch terminal is changed to the above mechanical one, by irradiating light to a pressure-sensitive terminal or an optical sensor, for example, a strokeable portion of the switch button, and detecting that the light is conducted to the opposite side. The switch operation may be determined.
[0053]
  As described above, in the present embodiment, the horn switch 6 is disposed on the rotating shaft 5 of the steering wheel 1 surrounded by the deploying portion 19 of the airbag cover 4 without avoiding the airbag device. The position of the horn switch 6 is constant regardless of the rudder angle, so that the design can be improved without causing any obstruction, and the operability of the horn switch can be improved such that the horn switch can be easily operated even in the event of a moment.
[0054]
  Further, since it is not necessary to increase the strength of the airbag cover 4 so that the horn switch 6 does not scatter when the airbag is deployed, the thickness of the airbag cover 4 is reduced, and the ease of deployment and weight reduction of the airbag 13 are reduced. Cost reduction by reduction can be achieved.
Further, since the material and weight of the horn switch 6 are not limited by the material and strength of the airbag cover, the workability and design of the horn switch 6 can be improved.
[0055]
  Further, the mounting portion of the horn switch 6 does not need to be separately provided on the airbag base portion 12, and the airbag device 2 can be made compact, and the number of parts can be reduced to improve the assemblability.
Further, the horn switch 6 supports the substantially central portion of the airbag cover 4, and the support strength of the airbag cover 4 is increased, and the positioning accuracy of the airbag cover 4 can be improved.
[0056]
  In addition, as the support strength of the airbag cover 4 increases, the thickness of the airbag cover 4 can be reduced as compared with the prior art, thereby improving the ease of deployment of the airbag 13, reducing the weight, and reducing the cost by reducing the material. it can.
Further, even if the section of the airbag cover 4 to be deployed has a shape with high bending rigidity, the section of each part of the deployment part 19 is bent close to a plane by dividing the deployment part 19 into a plurality of parts. Rigidity is reduced and stress can be easily concentrated on a part of the fragile part 4d to facilitate breakage. Compared to one in which the deploying part consists of one piece and the accessory supported by the airbag cover Since the weight on the front end side of the deployment part is light, the energy required for deployment is reduced, and the airbag can be deployed quickly.
[0057]
  Further, since the horn switch 6 is a push button type switch that can be stroked in the pressing direction, there is a stroke at the time of operation as compared with the pressure sensitive switch, and the operational feeling is improved. In addition, a lighter and more accurate operation response can be provided at a lower cost than those in which a switch is provided inside the airbag cover or the entire airbag cover is a switch.
[0058]
  Next, a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS.
7 is a perspective view of the airbag device according to the second embodiment of the present invention, FIG. 8 is a sectional view of the airbag device taken along line CC in FIG. 7, and FIG. 9 is an airbag according to the second embodiment of the present invention. It is a perspective view which shows the expansion | deployment state of a bag. In the description of the second embodiment of the present invention, common parts to those of the first embodiment are denoted by the same symbols, and detailed description thereof is omitted.
[0059]
  As shown in FIGS. 7 and 8, the airbag device 102 includes an airbag base 112 formed from a retainer 110 attached to a steering wheel 1 (not shown) and an inflator 111 attached to the retainer 110. An airbag 113 is fixed to the retainer 110 so as to cover the gas ejection port 111a provided in the cylindrical portion 111b of the 111, and an airbag cover 104 is attached to the retainer 110 so as to cover the airbag 113 from the vehicle compartment 3 side. In addition, a horn switch 106 is disposed on the rotating shaft 5 of the steering wheel 1 of the airbag cover 104 so as to face the vehicle compartment 3.
[0060]
  As shown in FIG. 8, the inflator 111 and the airbag cover 104 are attached to the retainer 110 in the same manner as in the first embodiment, and a description of the attachment structure of the inflator 111 and the airbag cover 104 is omitted. .
[0061]
  As shown in FIG. 7, in the second embodiment, the fragile portion 104d extends around the periphery of the horn switch 106, and the upper left portion of the airbag cover 104 in FIG. Is extended along the shape of one unfolded portion 119.
[0062]
  Further, in the center of the retainer 110, a hat-shaped mounting bracket 115 is provided as an accessory mounting portion that straddles the top of the inflator 111 in FIG. 8, and the horn switch 106 or other accessories in this embodiment is mounted. The position can be set according to the size and shape of the accessory regardless of the shape of the inflator, the relative position of the accessory, or the distance between the airbag cover and the inflator. can do.
[0063]
  In addition, the airbag 113 is disposed with the opening 113a down so as to cover the gas ejection port 111a of the inflator 111 from above in FIG. 8, and the opening edge 113b is formed by the mounting bracket 115 and the retainer 110. It is pinched. Further, the inflator 111 is fixed to the retainer 110 by bolting the rib 111c of the inflator 111 and the mounting bracket 115 with the retainer 110 interposed therebetween.
[0064]
  As shown in FIGS. 7 and 8, an opening 104b is formed on the rotating shaft 5 of the airbag cover 104, and a horn switch 106 is fitted into the opening 104b so as to face the passenger compartment 3. Yes. Specifically, a recess 104c that extends downward in FIG. 8 and has a bottom surface is formed at the edge of the opening 104b of the airbag cover 104. The recess 104c has a bowl-like shape that forms the outer periphery of the horn switch 106. A switch case 118 is fitted.
The switch case 118 is bolted to the mounting bracket 115 with the bottom surface of the recess 104c of the airbag cover 104 and the airbag 113 interposed therebetween.
[0065]
  As a result, the horn switch 106 separate from the airbag cover 104 can be disposed on the rotating shaft 5 of the steering wheel 1 regardless of the shape and position of the inflator 111, and the airbag cover 104 is supported on the steering wheel 1. Strength and positioning accuracy can be improved as compared with the first embodiment.
[0066]
  As shown in FIG. 9, when the airbag device 102 is activated, gas is ejected from the inflator 111 and the airbag 113 is inflated. The weakened portion 104d is broken by the airbag cover 104 receiving the airbag inflation pressure, and the deployment portion 119 is opened with the hinge portion 104e in the vicinity of the upper left attachment end 104a in FIG. At this time, since the weak portion 104d provided near the periphery of the horn switch 106 is close to the concave portion 104c of the airbag cover 104 supported by the airbag base 112 and having high support strength, stress due to the airbag inflation pressure is concentrated. In addition, the air bag can be quickly broken and the loss of airbag inflation pressure can be reduced.
As in the first embodiment, the inner cylindrical portion 113d of the airbag 113 limits the length of the outer cylindrical portion 113c that is deployed to the passenger, and the outer cylindrical portion 113c is perpendicular to the rotating shaft 5 of the steering wheel 1. Expands in the direction.
[0067]
  Next, the horn switch 106 will be described.
As shown in FIG. 8, the horn switch 106 of the present embodiment is different from the horn switch 6 of the first embodiment in that it is bolted to a mounting bracket 115 with an airbag cover 104 interposed therebetween, and a switch terminal. 123 and 124 and the switch button 120 are common except for the difference in surface shape, so only these differences will be described, and the other description will be omitted.
[0068]
  Metal switch terminals 123 and 124 connected to a pair of wires extending from the horn unit 22 are disposed on the upper surface of the bottom portion 118a of the switch case 118. The switch terminal 123 warps upward and the other switch It extends toward the terminal 124, passes through a position facing the lower end of the switch button 120, and is provided above the switch terminal 124 at a predetermined distance. When the switch button 120 is stroked downward, the switch terminal 123 is pushed downward to contact the switch terminal 124, and the switch detection circuit of the horn unit 22 is closed.
[0069]
  Thus, in this embodiment, since it is not necessary to provide a switch terminal on the switch button 120 side, the number of switch terminals can be reduced as compared with the first embodiment, and the structure of the switch button 120 can be simplified. .
[0070]
  FIG. 10 is a cross-sectional view of the airbag cover in the present embodiment. In the present embodiment, the airbag cover 104 includes a core member 130 made of a relatively hard flexible resin, and the casing 3 side of the core member 130. The skin 131 is made of a soft material that touches the skin. Examples of the material having a soft touch include vinyl, polyurethane having a foam layer, and leather. These materials have a good tactile sensation, but if an emblem or the like is designed integrally with the skin on the skin, the accessory material is the same as that of the airbag cover 104. Compared with the case where there is a problem, the degree of freedom of design such as three-dimensionality, texture, gloss and color is narrow, and the durability against the wear of the protruding portion is weak, so that it is difficult to improve the design. The same problem occurs when designing an emblem or the like by printing on the skin.
[0071]
  In this embodiment, as shown in FIGS. 7 and 8, a protrusion 120 a is formed along the shape of the emblem on the surface of the switch button 120 facing the vehicle compartment 3. Since it is not necessary to use the airbag cover 104 in common, the emblem can be formed into a three-dimensional shape to improve the texture, and a highly durable material can be set for the protruding portion, thereby improving the design.
[0072]
  Further, the projecting portion 120a of the switch button 120 of the present embodiment may be plated or painted, or a metallic member may be embedded in the switch button to form a projecting portion to improve the texture and improve the design. Even if a relatively heavy material such as this metal member is used, the horn switch does not move when the airbag is deployed in this embodiment, so that the airbag is less than the one that supports the accessory on the airbag cover. There is no need to increase the strength of the cover and the accessory, and the deployment portion does not increase in weight and does not affect the ease of deployment of the airbag.
[0073]
  As described above, in the present embodiment, the horn switch 106 is not restricted by the shape of the airbag device or the inflator by the mounting bracket, and an arbitrary portion of the portion surrounded by the deployment portion 119 of the airbag cover 104 is used. Since it can arrange | position in a position, the design freedom regarding the attachment position of an accessory can be improved.
Further, since the airbag base portion 112 supports the center of the airbag cover 104, the support strength of the airbag cover 104 is increased, the positioning accuracy of the airbag cover 104 can be improved, and the thickness of the airbag cover is decreased. Therefore, it is possible to improve the ease of deployment of the airbag, reduce the weight, and reduce the cost by reducing the material.
[0074]
  Further, since the weak portion is provided near the periphery of the horn switch 106, when the airbag is deployed, the stress is easily concentrated on the weak portion 104d in the vicinity of the horn switch 106 having high support strength, and the airbag cover 104 is easily broken. The loss of the airbag inflation pressure due to the deformation of the airbag can be reduced and the airbag can be deployed quickly.
[0075]
  Compared to the case where the air bag cover surface is uneven, or the accessory is designed integrally by printing on the air bag cover surface, the air bag cover has a soft feel and the material of the accessory is textured and glossy. It is easy to make the feeling, three-dimensional moldability and durability good, and the design can be improved at low cost.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of a steering wheel with an airbag according to a first embodiment.
FIG. 2 is a schematic diagram showing a relationship between a steering wheel and an occupant when the airbag is deployed.
FIG. 3 is a perspective view of the airbag device according to the first embodiment.
4 is a cross-sectional view taken along line AA shown in FIG. 3 of the airbag device according to the first embodiment. FIG.
5 is a cross-sectional view of the airbag device according to the first embodiment, taken along line B-B shown in FIG. 3;
FIG. 6 is a cross-sectional view corresponding to FIG. 4 showing the airbag deployed in the first embodiment.
FIG. 7 is a perspective view of an airbag device according to a second embodiment.
FIG. 8 is a cross-sectional view taken along the line CC shown in FIG. 7 of the airbag device according to the second embodiment.
FIG. 9 is a perspective view showing a deployed state of the airbag in the second perspective form.
FIG. 10 is an enlarged cross-sectional view of an airbag cover in the second embodiment.
[Explanation of symbols]
1 ... Steering wheel
2, 102 ... Airbag device
3. Car cabin
4, 104 ... Airbag cover
4a, 104a ... Mounting end
4d, 104d ... Vulnerable part
4e, 104e ... Hinge part
5 ... Rotating shaft (steering wheel)
6, 106 ... Horn switch
7 ... Crew
10, 110 ... Retainer
11, 111 ... inflator
11a, 111a ... Gas outlet
11d ... Male thread part (accessory mounting part)
12, 112 ... Airbag base
13, 113 ... Airbag
13c, 113c ... outer cylinder part
13d, 113d ... Inner tube
115 ... Mounting bracket
19, 119 ... development part

Claims

ステアリングホイールの略中央にエアバッグ装置が配設された自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、
上記エアバッグ装置は、エアバッグ展開用のガスを発生するインフレータを備えたエアバッグ基部と、上記インフレータに設けられたガス噴出し口を車室側から覆うようエアバッグ基部に固定されたエアバッグと、該エアバッグを車室側から覆うよう上記エアバッグ基部に取り付けられたエアバッグカバーとを備え、該エアバッグカバーは、上記エアバッグ展開時にエアバッグの膨張圧力によって車室側に開放可能な展開部を有していると共に、上記エアバッグカバーのステアリングホイールの回転軸上に相当する位置には、車室側に向かって開口する開口部が設けられ、該開口部には、車室に面するよう上記エアバッグカバーとは別体のアクセサリケースが嵌め込まれ、
該アクセサリケースには、アクセサリが上下方向にストローク可能に配設され、
上記アクセサリケースは、上記エアバッグ基部に設けられたアクセサリ取り付け部に、エアバッグ展開時に離脱しないよう取り付けられていると共に、
上記エアバッグカバーには、エアバッグの膨張圧力によって破断可能な脆弱部が、上記アクセサリケースの周囲近傍を一周するよう設けられていることを特徴とする自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造。In a steering wheel structure with an airbag of an automobile in which an airbag device is disposed at substantially the center of the steering wheel,
The airbag device includes an airbag base portion including an inflator that generates airbag deployment gas, and an airbag fixed to the airbag base portion so as to cover a gas outlet provided in the inflator from the vehicle compartment side. And an airbag cover attached to the airbag base so as to cover the airbag from the passenger compartment side, and the airbag cover can be opened to the passenger compartment side by the inflation pressure of the airbag when the airbag is deployed An opening that opens toward the passenger compartment side is provided at a position corresponding to the rotation axis of the steering wheel of the airbag cover. A separate accessory case from the airbag cover is fitted to face
The accessory case is arranged so that the accessory can be stroked in the vertical direction ,
The accessory case is attached to an accessory mounting portion provided on the airbag base so as not to be detached when the airbag is deployed ,
A steering wheel structure with an airbag of an automobile, wherein the airbag cover is provided with a fragile portion that can be broken by an inflation pressure of the airbag so as to go around the periphery of the accessory case .

ステアリングホイールの略中央にエアバッグ装置が配設された自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造において、In a steering wheel structure with an airbag of an automobile in which an airbag device is disposed at substantially the center of the steering wheel,
上記エアバッグ装置は、エアバッグ展開用のガスを発生するインフレータを備えたエアバッグ基部と、上記インフレータに設けられたガス噴出し口を車室側から覆うようエアバッグ基部に固定されたエアバッグと、該エアバッグを車室側から覆うよう上記エアバッグ基部に取り付けられたエアバッグカバーとを備え、該エアバッグカバーは、上記エアバッグ展開時にエアバッグの膨張圧力によって車室側に開放可能な展開部と、エアバッグ展開時にエアバッグの膨張圧力によって開放されない非展開部とを有していると共に、上記非展開部のステアリングホイールの回転軸上に相当する位置には、アクセサリが配設されたアクセサリケースが設けられ、  The airbag device includes an airbag base portion including an inflator that generates airbag deployment gas, and an airbag fixed to the airbag base portion so as to cover a gas ejection port provided in the inflator from the vehicle compartment side. And an airbag cover attached to the airbag base so as to cover the airbag from the passenger compartment side, and the airbag cover can be opened to the passenger compartment side by the inflation pressure of the airbag when the airbag is deployed And a non-deployment portion that is not released by the inflation pressure of the airbag when the airbag is deployed, and an accessory is disposed at a position corresponding to the rotation axis of the steering wheel of the non-deployment portion. Accessory case is provided,
該アクセサリケースには、アクセサリが上下方向にストローク可能に配設され、  The accessory case is arranged so that the accessory can be stroked in the vertical direction,
上記エアバッグカバーには、エアバッグの膨張圧力によって破断可能な脆弱部が、上記アクセサリケースの周囲近傍を一周するよう設けられていることを特徴とする自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造。  A steering wheel structure with an airbag for an automobile, wherein the airbag cover is provided with a fragile portion that can be broken by an inflation pressure of the airbag so as to go around the periphery of the accessory case.

上記アクセサリは、押圧方向にストローク可能な押しボタン式のホーンスイッチであることを特徴とする請求項１又は２に記載の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造。The steering wheel structure with an airbag for an automobile according to claim 1 or 2 , wherein the accessory is a push button type horn switch capable of stroke in a pressing direction.

上記エアバッグカバーには、上記ステアリングホイールの回転軸上に相当する位置に凹部が形成され、上記開口部は上記凹部の開放口であることを特徴とする請求項１に記載の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造。2. The automobile airbag according to claim 1, wherein a recess is formed in the airbag cover at a position corresponding to the rotation axis of the steering wheel, and the opening is an opening of the recess. With steering wheel structure.

上記エアバッグカバーには、その裏側にエアバッグ膨張圧力によって破断可能な脆弱部が設けられており、該脆弱部が、上記アクセサリの周囲から上記エアバッグカバーのエアバッグ基部への取り付け端部へ向かって複数本延設されていると共に、該取り付け端部近傍にヒンジ部が設けられていることにより、上記展開部が構成されていることを特徴とする請求項１又は２に記載の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造。The airbag cover is provided with a fragile portion that can be broken by an airbag inflation pressure on the back side, and the fragile portion extends from the periphery of the accessory to an attachment end portion of the airbag cover to the airbag base portion. 3. The automobile according to claim 1, wherein a plurality of the extending portions are extended toward the mounting end portion, and a hinge portion is provided in the vicinity of the attachment end portion, whereby the development portion is configured. Steering wheel structure with airbag.

上記アクセサリは、立体形状のエンブレムであることを特徴とする請求項１又は２に記載の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造。The steering wheel structure with an airbag for an automobile according to claim 1, wherein the accessory is a three-dimensional emblem.

上記エアバッグは、インフレータから噴出するガスを受けることで、乗員側及びステアリングホイールの回転軸に対して垂直方向へ展開可能な外筒部と、上記アクセサリを囲い、乗員側へ向けて展開可能な筒状の内筒部とによって構成されており、上記内筒部は上記外筒部より乗員側への展開長が短く、上記外筒部の乗員側への展開長を制限するものであることを特徴とする請求項１又は２に記載の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造。The air bag can be deployed toward the occupant side by enclosing the accessory and the outer cylinder portion that can be deployed in a direction perpendicular to the occupant side and the rotation axis of the steering wheel by receiving the gas ejected from the inflator. The inner cylinder part has a shorter deployment length toward the occupant side than the outer cylinder part, and limits the deployment length of the outer cylinder part toward the occupant side. The steering wheel structure with an airbag of an automobile according to claim 1 or 2 .

上記エアバッグカバーの開口部外縁の乗員側を、上記アクセサリケースの外縁が乗員側から覆うように、上記エアバッグカバーと上記アクセサリケースとが配設されていることを特徴とする請求項１に記載の自動車のエアバッグ付ステアリングホイール構造。The airbag cover and the accessory case are disposed so that the outer edge of the accessory case covers the occupant side of the outer edge of the opening of the airbag cover from the occupant side. The steering wheel structure with an airbag of the described automobile.