JP4185626B2 - 医療用ドレーンチューブ - Google Patents

医療用ドレーンチューブ Download PDF

Info

Publication number
JP4185626B2
JP4185626B2 JP15382999A JP15382999A JP4185626B2 JP 4185626 B2 JP4185626 B2 JP 4185626B2 JP 15382999 A JP15382999 A JP 15382999A JP 15382999 A JP15382999 A JP 15382999A JP 4185626 B2 JP4185626 B2 JP 4185626B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
region
drain tube
wall
tip
circumferential direction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP15382999A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000342679A (ja
Inventor
正勝 菊地
龍夫 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kaneka Medix Corp
Original Assignee
Kaneka Medix Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kaneka Medix Corp filed Critical Kaneka Medix Corp
Priority to JP15382999A priority Critical patent/JP4185626B2/ja
Publication of JP2000342679A publication Critical patent/JP2000342679A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4185626B2 publication Critical patent/JP4185626B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • External Artificial Organs (AREA)
  • Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、主に外科手術に際し、血液、漿液、膿などの体液を体外に排出するための医療用ドレーンチューブに関する。
【0002】
【従来の技術】
医療用ドレーンチューブは外科用医療用具として多用されており、種々の形状およびサイズの製品が市販されている。
かかる医療用ドレーンチューブに対しては、次のようなことが要請されている。
(1)留置する際に、先端部によって臓器、血管などの組織を傷つけないこと。すなわち、先端部がある程度の柔軟性を有する低硬度のものであること。
(2)留置後において、臓器、血管などの体組織を圧迫損傷させることがないこと。
(3)血液、漿液、膿などの体液を絶えず排出できること。すなわち、排液流路が常に確保されていること。
(4)体壁に縫合固定する際に、縫合部分における内腔がつぶれないこと。すなわち、縫合部分がある程度高い硬度を有していること。
(5)感染防止に有用な排液バッグなどと容易に接続できること。
【0003】
上記のような要請に対して、
(I)薄肉のチューブ(先端側)と、厚肉のストレートチューブ(後端側)とが隣接されてなる医療用ドレーンチューブ、および
(II)薄肉のチューブと、厚肉のストレートチューブとが隣接され、当該厚肉のストレートチューブにコネクターが接続されてなる医療用ドレーンチューブが提案されている(特開平10−23448号公報参照)。
【0004】
しかしながら、上記(I)〜(II)のような医療用ドレーンチューブにあっては、薄肉のチューブと、厚肉のストレートチューブとの境界における周面(外周面および/または内周面)において、チューブ同士の接続に伴う段差が形成され、この段差部分に応力が集中し、当該段差部分においてキンクを生じてしまうという問題がある。
また、内周面に形成された段差によって、排出されるべき体液がチューブ内で滞留してしまうという問題もある。
さらに、上記の医療用ドレーンチューブを製造するに際しては、薄肉のチューブおよび厚肉のストレートチューブを別々に作製した後、両者を接着剤などによって接続する必要があり、製造工程が煩雑で、製造コストの低減を図ることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は以上のような事情に基いてなされたものである。
本発明の第1の目的は、医療用ドレーンチューブに対し要請される事項を満足し、しかも、キンクを生じにくい医療用ドレーンチューブを提供することにある。
本発明の第2の目的は、排出させるべき体液をチューブ内に滞留させることのない医療用ドレーンチューブを提供することにある。
本発明の第3の目的は、簡単な工程により製造することができ、製造コストの低減を図ることのできる医療用ドレーンチューブを提供することにある。
本発明の第4の目的は、キンクした場合であっても、排液流路を十分に確保することができる医療用ドレーンチューブを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のドレーンチューブは、先端から手元端に向かって連続的に肉厚が増加するよう構成され、
円周方向で0°乃至(180±20)°の領域(α)の内壁に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、当該凸起が形成された領域(α)に、内腔がつぶれたときに接触する領域(β)の内壁には凸起が形成されていない断面構造を有することを特徴とする。
また、本発明のドレーンチューブは、先端から手元端に向かって連続的に肉厚が増加するよう構成され、円周方向で0°乃至(60±10)°の領域(α1)、(120±10)°乃至(180±10)°の領域(α2)および(240±10)°乃至(300±10)°の領域(α3)の内壁に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、
円周方向で当該凸起が形成された領域(α1)、領域(α2)および領域(α3)に、内腔がつぶれたときに接触する領域(β1)、領域(β2)および領域(β3)の内壁には凸起が形成されていない断面構造を有することを特徴とする。
かかるドレーンチューブにあっては、先端から手元端に至る外径が一定であることが好ましい。
【0007】
本発明のドレーンチューブは、一定の肉厚tで形成された先端部と、tからTに肉厚が増加するよう形成された中間部と、一定の肉厚Tで形成された手元部とから構成され、前記先端部と前記中間部との境界における内周面および外周面、並びに前記中間部と前記手元部との境界における内周面および外周面の何れの面にも段差が存在せず、
円周方向で0°乃至(180±20)°の領域(α)の内壁に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、当該凸起が形成された領域(α)に、内腔がつぶれたときに接触する領域(β)の内壁には凸起が形成されていない断面構造を有することを特徴とする。
また、本発明のドレーンチューブは、一定の肉厚tで形成された先端部と、tからTに肉厚が増加するよう形成された中間部と、一定の肉厚Tで形成された手元部とから構成され、前記先端部と前記中間部との境界における内周面および外周面、並びに前記中間部と前記手元部との境界における内周面および外周面の何れの面にも段差が存在せず、
円周方向で0°乃至(60±10)°の領域(α1)、(120±10)°乃至(180±10)°の領域(α2)および(240±10)°乃至(300±10)°の領域(α3)の内壁に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、
円周方向で当該凸起が形成された領域(α1)、領域(α2)および領域(α3)に、内腔がつぶれたときに接触する領域(β1)、領域(β2)および領域(β3)の内壁には凸起が形成されていない断面構造を有することを特徴とする。
【0008】
かかるドレーンチューブにあっては、前記先端部の長さをL1 、前記中間部の長さをL2 、前記手元部の長さをL3 とするとき、下記の条件を具備することが好ましい。
【0009】
(1)L1 =10〜240mm
(2)L2 =100〜600mm
(3)L3 =30〜100mm
(4)t=0.1〜2.0mm
(5)T=1.0〜3.0mm
(6)T/t=1.1〜30
(7)(T−t)/L2 =0.00015〜0.029
【0010】
また、かかるドレーンチューブにあっては、先端部および中間部を含む長手方向の領域における外径が一定であることが好ましい。
【0014】
また、先端部と中間部と手元部とから構成される本発明のドレーンチューブにあっては、前記先端部および前記中間部の内壁における周方向の全部または一部に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、前記中間部の内壁に形成された凸起の高さが、先端部側から手元部側に向かって徐々に小さくなり、手元部との境界近傍で0となることが好ましい。
【0015】
本発明のドレーンチューブにあっては、押出成形により一体的に成形されていることが好ましい。
また、本発明のドレーンチューブにあっては、シリコーンゴムにより形成されていることが好ましい。
【0016】
【作用】
〔1〕先端から手元端に向かって連続的に肉厚が増加するので、チューブの周面(外周面および内周面)には段差が形成されない。従って、キンクが生じにくく、チューブ内において体液が滞留することもない。また、先端側が薄肉で柔軟なものとなるために、体組織に対する刺激性が小さい。さらに、縫合される部分(例えば、先端から200〜300mm)および体外に位置させる部分における肉厚がある程度大きく、高い硬度を有するものとなるので、縫合などによって固定する際に当該部分の内腔がつぶれるようなこともない。
【0017】
〔2〕先端から手元端に至る外径が一定であることにより、縫合などにより体壁に固定することが容易となる。
【0018】
〔3〕一定の肉厚tで形成された先端部は柔軟性を有するので体組織への刺激性が小さい。また、一定の肉厚Tで形成された手元部はある程度高い硬度(剛性)を有し、当該手元部に排液バッグなどを容易に接続することができる。さらに、中間部の肉厚が連続的に変化するのでキンクが生じにくく、しかも、縫合される部分および体外に位置させる部分における肉厚がある程度大きいものとなり、当該部分がつぶれるようなことはない。
【0019】
〔4〕先端部の長さ(L1 )、中間部の長さ(L2 )、手元部の長さ(L3 )、先端部の肉厚(t)および手元部の肉厚(T)、肉厚の比(T/t)、並びに中間部における肉厚の変化率〔(T−t)/L2 〕を特定の範囲に規定することにより、本発明の目的を確実に奏することができる。
【0020】
〔5〕少なくとも先端部および中間部を含む長手方向の領域の外径が一定であることにより、縫合などにより体壁に固定することが容易となる。
【0021】
〔6〕長手方向に伸びる凸起が形成されている領域〔円周方向で(θ1 )°乃至(θ2 )°〕と、当該凸起が形成されていない領域〔円周方向で(θ1 +180)°乃至(θ2 +180)°〕とが対向するような断面構造を有しているので、キンクによって内腔がつぶれて2つの領域が接触したときにも、排液流路を確実に確保することができる。
なお、長手方向に伸びる凸起が形成されている領域〔(θ1 )°乃至(θ2 )°〕の数は1つに限定されるものではないことは勿論であり、例えば、後述する図5(2)に示すドレーンチューブ52にあっては、そのような領域として、α1 (0°乃至60°)、α2 (120°乃至180°)およびα3 (240°乃至300°)の3つの領域が設けられている。
【0022】
〔7〕長手方向に伸びる凸起が形成されている領域(円周方向で0°乃至180°±20°)と、当該凸起が形成されていない領域(円周方向で180°±20°乃至360°)とが対向するような断面構造を有しているので、キンクによって内腔がつぶれて2つの領域が接触したときにも、排液流路を確実に確保することができる。
【0023】
〔8〕長手方向に伸びる凸起が形成されている領域〔円周方向で0°乃至(60±10)°、(120±10)°乃至(180±10)°および(240±10)°乃至(300±10)°〕と、当該凸起が形成されていない領域〔円周方向で(60±10)°乃至(120±10)°、(180±10)°乃至(240±10)°および(300±10)°乃至360°〕とが対向するような断面構造を有しているので、キンクによって内腔がつぶれて2つの領域が接触したときにも、排液流路を確実に確保することができる。
【0024】
〔9〕先端部および中間部の内壁に形成された凸起を利用する毛細管現象により排液効率の向上を図ることができる。また、手元部には凸起が形成されていないので、排液バッグなどを確実に接続することができる。さらに、中間部の内壁に形成された凸起の高さが、手元部側に向かって徐々に小さくなること(長手方向に段差が存在しないこと)により、当該中間部における内腔において排液が滞留することはない。
【0025】
〔10〕押出成形によって一体的に成形することにより、チューブの肉厚を連続的に変化させて、段差の存在しない内周面および外周面を形成することができる。また、一体的に形成することにより製造コストの低減を図ることができ、しかも、接着剤による接続部分を有しないので、強固なチューブとすることができる。
【0026】
〔11〕シリコーンゴムにより形成されたドレーンチューブは、良好な生体適合性を有するものとなる。
【0027】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の医療用ドレーンチューブについて詳細に説明する。
<第1の実施形態>
図1は、本発明のドレーンチューブの一例を示す縦断面図であり、図1に示したドレーンチューブ10は、先端11から手元端12に向かって連続的に肉厚が増加するよう構成されている。
かかる構成のドレーンチューブ10によれば、チューブの周面(内周面および外周面)に段差が存在しないのでキンクが生じにくく、また、チューブ内周面に段差が存在しないことから、排出すべき体液がチューブ内において滞留することもない。
また、先端11の近傍を形成する肉厚が小さく柔軟なものとなるため、ドレーンチューブ10を留置する際に体組織を傷つけたり、留置後において体組織を圧迫損傷させたりすることはない。
さらに、縫合される部分(例えば、先端11から200〜300mm)および体外に位置させる部分における肉厚がある程度大きく、高い硬度を有するものとなるので、縫合などによって体壁に固定する際などにおいて、当該部分の内腔がつぶれるようなこともない。
ドレーンチューブ10の寸法の一例としては、全長が400mm、先端11における外径が6mm、先端11における肉厚(最小肉厚)が0.2mm、手元端12における外径が10mm、手元端12における肉厚(最大肉厚)が2.0mmとされる。
【0028】
<第2の実施形態>
図2は、本発明のドレーンチューブの他の例を示す縦断面図であり、図2に示すドレーンチューブ20は、先端21から手元端22に向かって連続的に肉厚が増加し、かつ、先端21から手元端22に至る外径(チューブ全体の外径)が一定となるよう構成されている。
かかる構成のドレーンチューブ20によれば、図1に示したドレーンチューブ10による効果と同一の効果を奏することができるとともに、チューブ全体の外径が一定であることにより、縫合などにより体壁に固定することが容易となる。ドレーンチューブ20の寸法の一例としては、全長が400mm、外径が10mm、先端21における肉厚(最小肉厚)が0.1mm、手元端22における肉厚(最大肉厚)が2.0mmとされる。
【0029】
<第3の実施形態>
図3は、本発明のドレーンチューブの他の例を示す縦断面図である。
図3に示すドレーンチューブ30は、一定の肉厚t(最小肉厚)で形成された先端部31と、肉厚がtからT(最大肉厚)まで増加するよう形成された中間部32と、一定の肉厚Tで形成された手元部33とから構成され、▲1▼ 先端部31と中間部32との境界B1における内周面、▲2▼ 先端部31と中間部32との境界B1における外周面、▲3▼ 中間部32と手元部33との境界B2における内周面、▲4▼ 中間部32と手元部33との境界B2における外周面の何れの周面にも段差が存在しないよう構成されている。
【0030】
かかる構成のドレーンチューブ30によれば、薄肉(最小肉厚t)のチューブからなる先端部31が柔軟性を有するので、当該ドレーンチューブ30を留置する際に体組織を傷つけたり、留置後において体組織を圧迫損傷させたりすることはない。
また、厚肉(最大肉厚T)のチューブからなる手元部33は、高い硬度(剛性)を有し、当該手元部33に排液バッグなどを容易に接続することができる。
さらに、中間部32の肉厚が連続的に変化するとともに、境界B1および境界B2における周面には段差が存在しないので、キンクが生じにくく、排出すべき体液が境界近傍におけるチューブ内で滞留することもない。
しかも、中間部32のうち、体壁に縫合される部分および体外に位置される部分における肉厚がある程度大きいものとなり、縫合する際などに、当該部分の内腔がつぶれるようなことはない。
【0031】
最小肉厚tのチューブからなる先端部31の長さ(L1 )としては、10〜240mmであることが好ましく、更に好ましくは40〜150mmとされる。
先端部31の長さ(L1 )が過小である場合には、体組織への刺激性を十分に小さくすることが困難となる。他方、この長さ(L1 )が過大である場合には、体外に位置される部分の肉厚が十分に大きくならず、十分な内腔を確保することができない場合がある。
【0032】
先端部31の肉厚(t)としては、0.1〜2.0mmであることが好ましく、更に好ましくは0.2〜0.5mmとされる。
先端部31の肉厚(t)が過小である場合には、当該先端部31の硬度が過小となり、チューブとしての強度が不足して、抜去する際などに切れやすくなる。他方、この肉厚(t)が過大である場合には、当該先端部31の硬度が過大となり、留置する際に体組織を傷つけたり、留置後において体組織を圧迫損傷させたりすることがある。
先端部31における最小外径は、例えば4〜12mmとされる。
【0033】
最大肉厚Tのチューブからなる手元部33の長さ(L3 )としては、30〜100mmであることが好ましく、更に好ましくは40〜80mmとされる。
手元部33の長さ(L3 )が過小である場合には、排液バッグとの接続を確実に行うことができないことがある。他方、この長さ(L3 )が過大である場合には、チューブの剛性が高くなり過ぎて屈曲性に劣るため、無用な不快感や苦痛を被術者に与えることがある。
【0034】
手元部33の肉厚(T)としては、1.0〜3.0mmであることが好ましく、更に好ましくは1.2〜2.0mmとされる。
手元部33の肉厚(T)が過小である場合には、当該手元部33の硬度が過小となって、排液バッグとの接続を確実に行うことができないことがある。他方、この肉厚(T)が過大である場合には、当該手元部33における内径が過小となり、十分な排液流路を確保できないことがある。
【0035】
先端部31の肉厚に対する手元部33の肉厚の比(T/t)としては、1.1〜30であることが好ましく、更に好ましくは5〜20とされる。
比(T/t)が過小である場合には、先端部31が十分な柔軟性を有するものとならなかったり、手元部33が十分な強度を有するものとならなかったりすることがある。他方、比(T/t)が過大である場合には、先端部31が十分な強度を有するものとならなかったり、手元部33の硬くなり過ぎて、排液バッグとの接続が困難となったりすることがある。
手元部33における最大外径は、例えば8〜18mmとされる。
【0036】
先端部31と手元部33との間における中間部32の長さ(L2 )としては、100〜600mmであることが好ましく、更に好ましくは100〜300mmとされる。
中間部32の長さ(L2 )が過小である場合には、肉厚の変化率が過大となり、キンク防止効果を十分に発揮することができないことがある。他方、この長さ(L2 )が過大である場合には、流路が長くなり過ぎ、当該流路において排液が滞留しやすくなる。
【0037】
中間部32における肉厚の変化率〔(T−t)/L2 〕としては、0.00015〜0.029であることが好ましく、更に好ましくは0.002〜0.018とされる。
この変化率が過小である場合には、必要な肉厚比(T/t)を確保するためにチューブの全長が過大となってしまう。他方、この変化率が過大である場合には、キンク防止効果を十分に発揮することができないことがある。
【0038】
ドレーンチューブ30の全長としては、例えば150〜1000mmとされ、好ましくは200〜600mmとされる。
【0039】
<第4の実施形態>
図4は、本発明のドレーンチューブの他の例を示す縦断面図である。
図4に示すドレーンチューブ40は、一定の肉厚t’(最小肉厚)で形成された先端部41と、肉厚がt’からT’(最大肉厚)まで増加するよう形成された中間部42と、一定の肉厚T’で形成された手元部43とから構成され、▲1▼ 先端部41と中間部42との境界B3における内周面、▲2▼ 先端部41と中間部42との境界B3における外周面、▲3▼ 中間部42と手元部43との境界B4における内周面、▲4▼ 中間部42と手元部43との境界B4における外周面の何れの周面にも段差が存在せず、かつ、チューブ全体の外径が一定であるよう構成されている。
【0040】
かかる構成のドレーンチューブ40によれば、図3に示したドレーンチューブ30による効果と同一の効果を奏することができるとともに、チューブ全体の外径が一定であることにより、縫合などにより体壁に固定することが容易となる。
【0041】
最小肉厚t’のチューブからなる先端部41の長さ(L1')としては、10〜240mmであることが好ましく、更に好ましくは40〜150mmとされる。先端部41の肉厚(t’)としては、0.1〜2.0mmであることが好ましく、更に好ましくは0.2〜0.5mmとされる。
【0042】
最大肉厚T’のチューブからなる手元部43の長さ(L3')としては、30〜100mmであることが好ましく、更に好ましくは40〜80mmとされる。
手元部43の肉厚(T’)としては、1.0〜3.0mmであることが好ましく、更に好ましくは1.2〜2.0mmとされる。
【0043】
先端部41の肉厚に対する手元部43の肉厚の比(T’/t’)としては、1.1〜30であることが好ましく、更に好ましくは5〜20とされる。
【0044】
先端部41と手元部43との間における中間部42の長さ(L2')としては、100〜600mmであることが好ましく、更に好ましくは100〜300mmとされる。
【0045】
中間部42における肉厚の変化率〔(T’−t’)/L2 〕としては、0.00015〜0.029であることが好ましく、更に好ましくは0.002〜0.018とされる。
【0046】
先端部41、中間部42および手元部43の外径、すなわち、ドレーンチューブ40の外径は、例えば2〜20mmとされ、好ましくは4〜16mmとされる。また、ドレーンチューブ40の全長としては、例えば150〜1000mmとされ、好ましくは200〜600mmとされる。
【0047】
<ドレーンチューブの横断面形状>
図5(1)〜(4)は、それぞれ、本発明のドレーンチューブの横断面形状の一例を示す断面図である。図5(1)〜(4)に示すドレーンチューブの縦断面形状は、図1乃至図4に示した何れの形状であってもよい。
【0048】
図5(1)に示したドレーンチューブ51において、円周方向で0°乃至180°の範囲(α)における内壁には、横断面視において中高の凸起51Mが長手方向(紙面の前後方向)に伸びるよう複数形成されており、他方、円周方向で180°乃至360°の範囲(β)の内壁にはそのような凸起が形成されていない。これにより、範囲(α)における内周面は凹凸面となり、他方、範囲(β)における内周面は円滑面となっている。
このような横断面構造のドレーンチューブ51によれば、キンクにより内腔がつぶれて、範囲(α)における内周面(凹凸面)と、範囲(β)における内周面(円滑面)とが接触したときにも、排液流路を確実に確保することができる。
ここに、円周方向の全域にわたる内壁に凸起が形成されている場合には、キンクにより内腔がつぶれたときに、凹凸面同士が常に接触することとなり、凸部と凹部とが噛み合って、十分な排液流路を確保することができない。
【0049】
図5(2)に示すドレーンチューブ52において、円周方向で0°乃至60の範囲(α1 )°、120°乃至180°の範囲(α2 )および240°乃至300°の範囲(α3 )の内壁には、それぞれ、長手方向に伸びる凸起52Mが複数形成されており、他方、円周方向で60°乃至120°の範囲(β1 )、180°乃至240°の範囲(β2 )および300°乃至360°の範囲(β3 )の内壁には、そのような凸起が形成されていない。これにより、範囲(α1 )〜(α3 )における内周面は凹凸面となり、範囲(β1 )〜(β3 )における内周面は円滑面となっている。
このような横断面構造のドレーンチューブ52によれば、キンクにより内腔がつぶれて、凹凸面(α1 /α2 /α3 )と円滑面(β2 /β3 /β1 )とが接触したときにも、排液流路を確実に確保することができる。
【0050】
図5(3)に示すドレーンチューブ53においては、円周方向のほぼ全域に、長手方向に伸びる凸起53Mが複数形成されるとともに、内腔を2つに分ける隔壁53Wが形成されている。
このような横断面構造のドレーンチューブ53によれば、キンクにより内腔がつぶれたときには、内周面(凹凸面)と、隔壁53Wの表面(平滑面)とが接触することになるので、排液流路を確実に確保することができる。
【0051】
図5(4)に示すドレーンチューブ54においては、円周方向で0°乃至180°の範囲(α)における内壁に、長手方向に伸びる凸起54Mが複数形成されるとともに、内腔を2つに分ける隔壁54Wが形成されている。
このような横断面構造のドレーンチューブ54によれば、キンクにより内腔がつぶれたときには、範囲(α)における内周面(凹凸面)と、隔壁54Wの表面(平滑面)とが接触することになるので、排液流路を確実に確保することができる。
【0052】
<凸起の高さの変化状態>
図6は、本発明のドレーンチューブにおける肉厚および凸起の高さの変化状態(長手方向の変化状態)を説明するための模式図である。
図6に示すドレーンチューブ60は、一定の肉厚t”で形成された先端部61と、肉厚がt”からT”まで増加するよう形成された中間部62と、一定の肉厚T”で形成された手元部63とから構成され、▲1▼ 先端部61と中間部62との境界B5における内周面、▲2▼ 先端部61と中間部62との境界B5における外周面、▲3▼ 中間部62と手元部63との境界B6における内周面、▲4▼ 中間部62と手元部63との境界B6における外周面の何れにも段差が存在しないものである。
【0053】
また、このドレーンチューブ60には、先端部61および中間部62の内壁における周方向の全部または一部に、長手方向に伸びる凸起60Mが形成されている。この凸起60Mは、先端部61において一定の高さhで形成され、中間部62において、高さがh(先端部61との境界)から徐々に減少し、手元部63との境界B6において0(凸起が消滅)となっている。
【0054】
かかる構成のドレーンチューブ60によれば、先端部61および中間部62の内壁に形成された凸起60Mを利用した毛細管現象によって排液効率の向上を図ることができる。
また、手元部63には凸起が形成されていないので、当該手元部63の内腔に挿入される連結チューブなどを介して、感染防止に有用な排液バッグなどを確実に接続することができる。
さらに、中間部62の内壁における凸起60Mの高さが手元部63側に向かって徐々に小さくなり、長手方向における段差が存在しないことにより、当該中間部62における内腔において排液が滞留することはない。
【0055】
<ドレーンチューブの成形法>
本発明のドレーンチューブは、押出成形により一体的に成形されていることが好ましい。
押出成形法で成形することにより、チューブの肉厚を連続的に変化させて段差のない周面を形成することができる。また、チューブの内壁における凸起の高さを連続的に変化させることができる。
【0056】
また、押出成形法で一体的に形成することによれば、製造コストの低減を図ることができ、しかも、得られるドレーンチューブは、接着剤による接続部分を有しないので、強固なチューブとすることができる。
ここに、ドレーンチューブの肉厚および凸起の高さを連続的に変化させる方法としては、クロスヘッド形式の押出機を使用し、押出ヘッドにおける環状隙間の形状を適宜の機構によって変化させる方法を挙げることができる。
【0057】
本発明のドレーンチューブを形成するための成形材料としては特に限定されるものではないが、良好な生体適合性を有することから、シリコーンゴムを用いることが好ましい。
【0058】
<ドレーンチューブの使用方法>
本発明のドレーンチューブの使用方法としては、例えば図3に示したようなドレーンチューブ30を使用する場合において、当該ドレーンチューブ30を体壁の切開孔から体内に挿入し、先端部31の開口が臓器の下などの部位に位置するよう誘導する。次いで、中間部32(手元部33との境界近傍のある程度厚肉の部分)を体壁で縫合固定するとともに、手元部33の内腔に、排液バックと連結されたチューブを挿入することにより、ドレーンチューブ30と排液バックとを接続する。その後、必要に応じて吸引しながら、排液処理を行う。
【0059】
【実施例】
図4に示したような縦断面形状、および図5(1)に示したような横断面形状を有する本発明のドレーンチューブを押出成形により製造した。
具体的な仕様は下記のとおりである。
【0060】
<仕様>
・構成材料:シリコーンゴム
・成形法:押出成形法
・先端部(41)の長さ(L1 ):100mm
・中間部(42)の長さ(L2 ):240mm
・手元部(43)の長さ(L3 ): 60mm
・全長(L1 +L2 +L3 ) :400mm
・先端部(41)の肉厚(最小肉厚t’):0.2mm
・手元部(43)の肉厚(最大肉厚T’):2.0mm
・肉厚の比(T’/t’) :10.0
・肉厚の変化率〔(T’−t’)/L2 〕:0.0075
・外径(チューブ全体の外径):10mm
・凸起の形成領域:先端部および中間部の内壁(円周方向0°乃至180°)
・凸起の最大高さ:0.6mm
・凸起の高さの長手方向における変化状態:中間部において連続的変化(手元部との境界近傍で0)
【0061】
上記のような構成のドレーンチューブ(40)は、その先端部(41)が適度な柔軟性を有し、その手元部(43)は適度な剛性を有するものであった。また、連続的に肉厚が変化するよう形成された中間部(42)、および当該中間部(42)を介在させることによる段差のない周面構造により、当該ドレーンチューブ(40)はキンクを生じにくく、また、使用の際に、チューブ内に体液が滞留するようなことはなかった。
また、当該ドレーンチューブ(40)を強制的にキンクさせても、排液流路が確実に確保され、体液を常に排出できることができた。
【0062】
【発明の効果】
本発明のドレーンチューブはよれば、以下のような効果が奏される。
(1)医療用ドレーンチューブに対して要請されている事項を満足し、しかも、キンクを生じにくい。
(2)排出させるべき体液をチューブ内に滞留させることがない。
(3)簡単な工程により製造することができ、製造コストの低減を図ることができる。
(4)キンクした場合であっても、排液流路を十分に確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のドレーンチューブの一例を示す縦断面図である。
【図2】本発明のドレーンチューブの他の例を示す縦断面図である。
【図3】本発明のドレーンチューブの他の例を示す縦断面図である。
【図4】本発明のドレーンチューブの他の例を示す縦断面図である。
【図5】本発明のドレーンチューブの横断面形状の一例を示す断面図である。
【図6】本発明のドレーンチューブにおける肉厚および凸起の高さの変化状態を説明するための模式図である。
【符号の説明】
10 ドレーンチューブ
11 先端
12 手元端
20 ドレーンチューブ
21 先端
22 手元端
30 ドレーンチューブ
31 先端部
32 中間部
33 手元部
B1 境界
B2 境界
40 ドレーンチューブ
41 先端部
42 中間部
43 手元部
B3 境界
B4 境界
51 ドレーンチューブ
51M 凸起
52 ドレーンチューブ
52M 凸起
53 ドレーンチューブ
53M 凸起
53W 隔壁
54 ドレーンチューブ
54M 凸起
54W 隔壁

Claims (10)

  1. 先端から手元端に向かって連続的に肉厚が増加するよう構成され、
    円周方向で0°乃至(180±20)°の領域(α)の内壁に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、当該凸起が形成された領域(α)に、内腔がつぶれたときに接触する領域(β)の内壁には凸起が形成されていない断面構造を有することを特徴とする医療用ドレーンチューブ。
  2. 先端から手元端に向かって連続的に肉厚が増加するよう構成され、
    円周方向で0°乃至(60±10)°の領域(α1)、(120±10)°乃至(180±10)°の領域(α2)および(240±10)°乃至(300±10)°の領域(α3)の内壁に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、
    円周方向で当該凸起が形成された領域(α1)、領域(α2)および領域(α3)に、内腔がつぶれたときに接触する領域(β1)、領域(β2)および領域(β3)の内壁には凸起が形成されていない断面構造を有することを特徴とする医療用ドレーンチューブ。
  3. 先端から手元端に至る外径が一定であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の医療用ドレーンチューブ。
  4. 一定の肉厚tで形成された先端部と、
    tからTに肉厚が増加するよう形成された中間部と、
    一定の肉厚Tで形成された手元部とから構成され、
    前記先端部と前記中間部との境界における内周面および外周面、並びに
    前記中間部と前記手元部との境界における内周面および外周面の何れの面にも段差が存在せず、
    円周方向で0°乃至(180±20)°の領域(α)の内壁に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、当該凸起が形成された領域(α)に、内腔がつぶれたときに接触する領域(β)の内壁には凸起が形成されていない断面構造を有することを特徴とする医療用ドレーンチューブ。
  5. 一定の肉厚tで形成された先端部と、
    tからTに肉厚が増加するよう形成された中間部と、
    一定の肉厚Tで形成された手元部とから構成され、
    前記先端部と前記中間部との境界における内周面および外周面、並びに
    前記中間部と前記手元部との境界における内周面および外周面の何れの面にも段差が存在せず、
    円周方向で0°乃至(60±10)°の領域(α1)、(120±10)°乃至(180±10)°の領域(α2)および(240±10)°乃至(300±10)°の領域(α3)の内壁に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、
    円周方向で当該凸起が形成された領域(α1)、領域(α2)および領域(α3)に、内腔がつぶれたときに接触する領域(β1)、領域(β2)および領域(β3)の内壁には凸起が形成されていない断面構造を有することを特徴とする医療用ドレーンチューブ。
  6. 先端部の長さをL 1 、中間部の長さをL 2 、手元部の長さをL 3 とするとき、下記の条件を具備することを特徴とする請求項4または請求項5に記載の医療用ドレーンチューブ。
    (1)L 1 =10〜240mm
    (2)L 2 =100〜600mm
    (3)L 3 =30〜100mm
    (4)t=0.1〜2.0mm
    (5)T=1.0〜3.0mm
    (6)T/t=1.1〜30
    (7)(T−t)/L 2 =0.00015〜0.029
  7. 先端部および中間部を含む長手方向の領域における外径が一定であることを特徴とする請求項4〜請求項6の何れかに記載の医療用ドレーンチューブ。
  8. 先端部および中間部の内壁における周方向の全部または一部に、各々長手方向に伸びる複数の凸起が円周方向に並んで形成され、前記中間部の内壁に形成された凸起の高さが、先端部側から手元部側に向かって徐々に小さくなり、手元部との境界近傍で0となることを特徴とする請求項乃至請求項7の何れかに記載の医療用ドレーンチューブ。
  9. 押出成形により一体的に成形されていることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れかに記載の医療用ドレーンチューブ。
  10. シリコーンゴムにより形成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項9の何れかに記載の医療用ドレーンチューブ。
JP15382999A 1999-06-01 1999-06-01 医療用ドレーンチューブ Expired - Fee Related JP4185626B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15382999A JP4185626B2 (ja) 1999-06-01 1999-06-01 医療用ドレーンチューブ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15382999A JP4185626B2 (ja) 1999-06-01 1999-06-01 医療用ドレーンチューブ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000342679A JP2000342679A (ja) 2000-12-12
JP4185626B2 true JP4185626B2 (ja) 2008-11-26

Family

ID=15571010

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15382999A Expired - Fee Related JP4185626B2 (ja) 1999-06-01 1999-06-01 医療用ドレーンチューブ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4185626B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4715504B2 (ja) * 2005-12-26 2011-07-06 住友ベークライト株式会社 医療用ドレーンチューブ
WO2008048527A2 (en) * 2006-10-13 2008-04-24 Kci Licensing Inc. Reduced pressure delivery system having a manually-activated pump for providing treatment to low-severity wounds
JP5890916B2 (ja) * 2012-02-23 2016-03-22 ホリスター・インコーポレイテッドHollister Incorporated 多層管にカテーテルの先端部を与える方法及び装置
JP2017093903A (ja) * 2015-11-26 2017-06-01 クリエートメディック株式会社 カテーテル

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000342679A (ja) 2000-12-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4621208B2 (ja) 分離可能な複合カテーテル組立体
US5451206A (en) Triple lumen catheter
US7322953B2 (en) Catheter device
US7338530B2 (en) Stent
JP4131777B2 (ja) 医療用流体の注入および吸引
KR100435102B1 (ko) 복막투석용카테터
AU763980B2 (en) Catheter
US6068477A (en) Foam-cushioned aspirator
CN103028187B (zh) 具有渐缩表面的导管
GB2079609A (en) Surgical drain
JP7244653B2 (ja) エコー源性要素を備える子宮タンポナーデ組立体用のイントロデューサ及びその使用方法
JP4519383B2 (ja) 使用者における人工ないし天然の導管を通じた膀胱のカテーテル法のためのアクセス部材およびシステム
JPS63143074A (ja) 改良された体液排出装置
EP1434616A1 (en) Anti-reflux drainage devices and methods
JP2003534883A (ja) カテーテル装置
JP4185626B2 (ja) 医療用ドレーンチューブ
US20040176745A1 (en) Wound drain with elongated intermediate section of enhanced radial strength
CN211068575U (zh) 三腔可冲洗鱼嘴型喉罩气道导管
CN212522677U (zh) 一次性***引流装置
JP4021421B2 (ja) 身体アクセスポート
JP2563798Y2 (ja) 医療用ドレーンチューブ
EP2566561B1 (en) Improved catheter design for use in treating pleural diseases
CN219614678U (zh) 一次性使用扁式引流管
JP5498379B2 (ja) 成形され且つ非分割な医療貫通器具
JPH10234848A (ja) 医療用ドレーンチューブ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060113

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080219

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080414

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080513

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080707

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20080814

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20080908

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110912

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120912

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130912

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees