JP4183258B2 - スロットマシン - Google Patents
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Description
そして、従来のスロットマシンは、遊技ホールにおける台交換、いわゆる新台入れ替えの際、本体キャビネットも含めて、スロットマシンの全部をまるごと交換し、遊技内容に直接影響しないホッパーユニット等も同時に交換され、交換に要する費用がかかるだけでなく、資源の無駄になっていた。
さらに、リールユニット及び主基板(主制御装置)を固定した前扉に、ホッパーユニット(メダル排出装置)や電源ユニット(電源装置)を固定して、前扉ごと一体に本体キャビネットから着脱自在に形成して交換可能にする発明がなされている(例えば、特許文献1、図4参照。)。
また、従来のスロットマシンでは、本体キャビネットの上部に配置される部品だけを一体的に交換して下部に配置される部品を交換しない場合と、本体キャビネットの下部に配置される部品だけを一体的に交換して上部に配置される部品を交換しない場合と、上部に配置される部品及び下部に配置される部品の両方とも一体的に交換する場合とのかかる三つの場合を、自由に選択することができないという第三の問題点があった。
(請求項1)
すなわち、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第一乃至第三の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不必要な部品交換を回避することができ、部品が無駄になることなく、また、上部ユニット及び下部ユニットの交換のパターンを自由に選択することができ、結線作業も容易なスロットマシンを提供しようとするものである。
更に、請求項1記載の発明は、上記した従来の技術の有する第四の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、本体キャビネットの下部に配置したホッパーユニットの交換作業を、本体キャビネットの上部に配置したリールユニット及び主制御装置の交換作業とは、別個独立に、まとめて一括して行うことができて、リールユニット及び主制御装置と、ホッパーユニットとの交換タイミングの違いにも適切に対応することができなるようにしたスロットマシンを提供しようとするものである。
すなわち、請求項2記載の発明は、上記した従来の技術の有する第一乃至第三の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、不必要な部品交換を回避することができ、部品が無駄になることなく、また、上部ユニット及び下部ユニットの交換のパターンを自由に選択することができ、結線作業も容易なスロットマシンを提供しようとするものである。
更に、請求項2記載の発明は、上記した従来の技術の有する第四の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、本体キャビネットの下部に配置したホッパーユニットの交換作業を、本体キャビネットの上部に配置したリールユニット及び主制御装置の交換作業とは、別個独立に、まとめて一括して行うことができて、リールユニット及び主制御装置と、ホッパーユニットとの交換タイミングの違いにも適切に対応することができなるようにしたスロットマシンを提供しようとするものである。
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
(請求項4)
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項4記載の発明は、上扉は、本体キャビネットに固定した状態のままで、上部ユニットを交換することができ、また、下扉は、本体キャビネットに固定した状態のままで、下部ユニットを交換することができるようにしたスロットマシンを提供しようとするものである。
請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の目的に加え、次の点を目的とする。
すなわち、請求項5記載の発明は、上扉と上部ユニットとの交換作業を一度に行うことができ、また、下扉と下部ユニットとの交換作業を一度に行うことができて、交換作業を容易なものにしたスロットマシンを提供しようとするものである。
各請求項にそれぞれ記載された各発明は、上記した各目的を達成するためになされたものであり、各発明の特徴点を図面に示した発明の実施の形態を用いて、以下に説明する。
なお、カッコ内の符号は、発明の実施の形態において用いた符号を示し、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
また、図面番号も、発明の実施の形態において用いた図番を示し、本発明の技術的範囲を限定するものでない。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、次の点を特徴とする。
そして、前記上部ユニット(40)は、前記本体キャビネット(20)内部の上部に固定した上部構造用部材(45)と、前記上部構造用部材(45)の内部に固定して、遊技を行うために、前記本体キャビネット(20)の上部に配置される複数の部品とを備えている。
そして、前記上下配線部(60)は、前記本体キャビネット(20)の上部内側に固定された上部コネクタ接続部(61)と、前記本体キャビネット(20)の下部内側に固定された下部コネクタ接続部(62)と、前記本体キャビネット(20)の内面に沿って、前記上部コネクタ接続部(61)と前記下部コネクタ接続部(62)との間を配線した配線コード部(63)とを備えている。
そして、前記上部コネクタ接続部(61)は、前記上部ユニット(40)内に固定された部品に接続された接続コード(96)からのコネクタを差し込むための上部差込接続口(64)を備えている。
そして、前記下部ユニット(50)は、遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット(90)を、少なくとも備えている。
そして、前記上部ユニット(40)は、複数の図柄が表示された回転リール(71)及びこの回転リール(71)を回転させるための駆動モータを有するリールユニット(70)と、前記回転リール(71)及び前記ホッパーユニット(90)の作動を制御するための主制御装置(80)とを、前記上部ユニット(40)内部に部品として少なくとも備えていることを特徴とする。
(作用)
本発明は、本体キャビネット(20)内部の上部に着脱自在且つ固定可能な上部ユニット(40)を備え、本体キャビネット(20)内部の下部に着脱自在且つ固定可能な下部ユニット(50)を備えている。このため、前扉(30)を交換することなく、上部ユニット(40)や、下部ユニット(50)を交換することができる。これにより、新台入れ替えの際、前扉(30)や本体キャビネット(20)の交換が必要ないときには、それらを交換することなく、上部ユニット(40)や下部ユニット(50)だけの交換ですみ、不必要な部品交換を回避することができ、それらの部品が無駄になることなく、有効に繰り返し利用することができる。
そして、複数回の新台入れ替えの後、すなわち、複数回の上部ユニット(40)の交換の後、所定のサイクルで、下部ユニット(50)のホッパーユニット(90)も、損耗したり、寿命がくることにより、交換する必要性が生じてくる。かかる場合、下部ユニット(50)を交換することにより、ホッパーユニット(90)を一体的に、まとめて取り外すことができ、新たな下部ユニット(50)を、まとめて一体的に取り付けることができる。これにより、ホッパーユニット(90)を、取り外して、新たなホッパーユニット(90)を取り付けるような煩雑な交換作業をする必要がなく、ホッパーユニット(90)の交換作業を一括してまとめて行うことができ、かかる交換作業を容易なものにすることができる。
請求項2記載の発明は、次の点を特徴とする。
すなわち、本発明に係るスロットマシンは、正面側に開口する正面開口部(21)を有する箱状の本体キャビネット(20)と、前記本体キャビネット(20)の高さ方向途中で水平方向に渡した中板(22)と、前記本体キャビネット(20)の正面開口部(21)を開閉自在に塞ぐ前扉(30)と、前記本体キャビネット(20)内部の上部の前記中板(22)の上側に着脱自在且つ固定可能な上部ユニット(40)と、前記本体キャビネット(20)内部の下部の前記中板(22)の下側に着脱自在且つ固定可能な下部ユニット(50)と、前記上部ユニット(40)及び前記下部ユニット(50)の前記中板(22)を挟んだ上下間を配線する上下配線部(60)とを少なくとも備えている。
そして、前記下部ユニット(50)は、前記本体キャビネット(20)内部の前記中板(22)の下に配置した下部構造用部材(55)と、前記下部構造用部材(55)の内部に固定して、遊技を行うために、前記本体キャビネット(20)の下部に配置される複数の部品とを備えている。
そして、前記上下配線部(60)は、前記本体キャビネット(20)の前記中板(22)の上に配置された上部コネクタ接続部(61)と、前記本体キャビネット(20)の前記中板(22)の下に配置された下部コネクタ接続部(62)と、前記本体キャビネット(20)の内面に沿って前記中板(22)を貫通し、前記上部コネクタ接続部(61)と前記下部コネクタ接続部(62)との間を配線した配線コード部(63)とを備えている。
そして、前記下部コネクタ接続部(62)は、前記下部ユニット(50)内に固定された部品に接続された接続コード(96)からのコネクタを差し込むための下部差込接続口(65)を備えている。
そして、前記下部ユニット(50)は、遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット(90)を、少なくとも備えている。
そして、前記上部ユニット(40)は、複数の図柄が表示された回転リール(71)及びこの回転リール(71)を回転させるための駆動モータを有するリールユニット(70)と、前記回転リール(71)及び前記ホッパーユニット(90)の作動を制御するための主制御装置(80)とを、前記上部ユニット(40)内部に部品として少なくとも備えていることを特徴とする。
(作用)
本発明は、本体キャビネット(20)内部の上部の中板(22)の上側に着脱自在且つ固定可能な上部ユニット(40)を備え、本体キャビネット(20)内部の下部の中板(22)の下側に着脱自在且つ固定可能な下部ユニット(50)を備えている。このため、前扉(30)を交換することなく、上部ユニット(40)や、下部ユニット(50)を交換することができる。これにより、新台入れ替えの際、前扉(30)や本体キャビネット(20)の交換が必要ないときには、それらを交換することなく、上部ユニット(40)や下部ユニット(50)だけの交換ですみ、不必要な部品交換を回避することができ、それらの部品が無駄になることなく、有効に繰り返し利用することができる。
そして、かかる場合、本体キャビネット(20)の下部側に配置した、ホッパーユニット(90)を少なくとも有する下部ユニット(50)は、交換する必要がなく、そのまま、繰り返し使用することができる。
そして、複数回の新台入れ替えの後、すなわち、複数回の上部ユニット(40)の交換の後、所定のサイクルで、下部ユニット(50)のホッパーユニット(90)も、損耗したり、寿命がくることにより、交換する必要性が生じてくる。かかる場合、下部ユニット(50)を交換することにより、ホッパーユニット(90)を一体的に、まとめて取り外すことができ、新たな下部ユニット(50)を、まとめて一体的に取り付けることができる。これにより、ホッパーユニット(90)を、取り外して、新たなホッパーユニット(90)を取り付けるような煩雑な交換作業をする必要がなく、ホッパーユニット(90)の交換作業を一括してまとめて行うことができ、かかる交換作業を容易なものにすることができる。
(請求項3)
請求項3記載の発明は、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記スロットマシンは、前記下部ユニット(50)の左右側面と、それに対応する前記本体キャビネット(20)の側面との間に、前記下部ユニット(50)を固定するための下部ロック手段(102)をそれぞれ備えている。
そして、前記下部ロック手段(102)は、下部ユニット(50)の左右に設けたフック部(130)と、本体キャビネット(20)の左右の側面内側に位置して、前記フック部(130)を引っかけて両者を固定可能な固定装置(110)とを備えていることを特徴とする。
ここで、「下部ロック手段(102)をそれぞれ備え」とは、下部ロック手段(102)を、左右にそれぞれ一つずつ形成していることを意味する。
(作用)
本発明は、下部ロック手段(102)を、下部ユニット(50)の左右側面と、それに対応する本体キャビネット(20)の左右の側面内側との間に設けている。このため、下部ロック手段(102)を介して、下部ユニット(50)の左右側面と、それに対応する本体キャビネット(20)の左右の側面内側とを固定することができ、下部ユニット(50)の左右を本体キャビネット(20)の左右の側面内側に固定することができる。そして、下部ユニット(50)の相対する面である左右側面を、本体キャビネット(20)に左右の側面内側にそれぞれ固定しているため、下部ユニット(50)の所定の一面だけで固定するようなものと比較して、しっかりと本体キャビネット(20)に固定することができる。
請求項4記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記前扉(30)は、前記本体キャビネット(20)内部の正面開口部(21)の上部を開閉自在に塞ぐ上扉(31)と、前記本体キャビネット(20)内部の正面開口部(21)の下部を開閉自在に塞ぐ下扉(32)とを備えている。
そして、前記上扉(31)と、前記上部ユニット(40)とは、別体に形成され、前記下扉(32)と、前記下部ユニット(50)とは、別体に形成されていることを特徴とする。
本発明は、上扉(31)は、本体キャビネット(20)に固定された状態のままで、上部ユニット(40)を交換することができる。また、下扉(32)は、本体キャビネット(20)に固定された状態のままで、下部ユニット(50)を交換することができる。
(請求項5)
請求項5記載の発明は、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の特徴点に加え、次の点を特徴とする。
すなわち、前記前扉(30)は、前記本体キャビネット(20)内部の正面開口部(21)の上部を開閉自在に塞ぐ上扉(31)と、前記本体キャビネット(20)内部の正面開口部(21)の下部を開閉自在に塞ぐ下扉(32)とを備えている。
なお、ここで、「前記上扉(31)と、前記上部ユニット(40)とは、一体に形成され」の「一体」とは、当初は、お互いに分離されているもの同士が、直接、固定されて、一つのまとまりになっている状態や、或いは、一体成形された構造部材に各部品を装着していることにより、当初から分離不可能な一つのまとまった状態であることを意味する。したがって、「前記上扉(31)と、前記上部ユニット(40)とは、一体に形成され」とは、上扉(31)と、上部ユニット(40)とが、固定手段等により、直接、互いに結合されて、或いは、当初から一つにまとまっている状態を意味するものである。なお、「前記下扉(32)と、前記下部ユニット(50)とは、一体に形成され」も上述したものと同様の意味である。なお、ここで、固定手段とは、具体的には、例えば、ねじや、ボルト及びナット等の両方の部材を直接的に固定するための締結部材等を含むものである。
本発明は、上扉(31)を上部ユニット(40)とともに、一括して、取り外しすることができ、また、新たなものを一括して取り付けることができる。また、下扉(32)を下部ユニット(50)とともに、一括して、取り外しすることができ、また、新たなものを一括して取り付けることができる。すなわち、上扉(31)及び上部ユニット(40)を一括して交換することができ、下扉(32)及び下部ユニット(50)を一括して交換することができる。これにより、上扉(31)と上部ユニット(40)とをそれぞれ取り外して、新たな上扉(31)と上部ユニット(40)とをそれぞれ取り付けるものと比較して、交換作業を一度に行うことができ、交換作業を容易なものにすることができる。また、下扉(32)と下部ユニット(50)とをそれぞれ取り外して、新たな下扉(32)と下部ユニット(50)とをそれぞれ取り付けるものと比較して、交換作業を一度に行うことができ、交換作業を容易なものにすることができる。
(請求項1)
請求項1記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項1記載の発明によれば、不必要な部品交換を回避することができ、部品が無駄になることなく、また、上部ユニット及び下部ユニットの交換のパターンを自由に選択することができ、結線作業も容易なスロットマシンを提供することができる。
更に、請求項1記載の発明によれば、本体キャビネットの下部に配置したホッパーユニットの交換作業を、本体キャビネットの上部に配置したリールユニット及び主制御装置の交換作業とは、別個独立に、まとめて一括して行うことができて、リールユニット及び主制御装置と、ホッパーユニットとの交換タイミングの違いにも適切に対応することができなるようにしたスロットマシンを提供することができる。
(請求項2)
請求項2記載の発明によれば、次のような効果を奏する。
更に、請求項2記載の発明によれば、本体キャビネットの下部に配置したホッパーユニットの交換作業を、本体キャビネットの上部に配置したリールユニット及び主制御装置の交換作業とは、別個独立に、まとめて一括して行うことができて、リールユニット及び主制御装置と、ホッパーユニットとの交換タイミングの違いにも適切に対応することができなるようにしたスロットマシンを提供することができる。
請求項3記載の発明によれば、上記した請求項1又は請求項2に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項3記載の発明によれば、下部ユニットの相対する面である左右側面を、本体キャビネットに固定しているため、下部ユニットの所定の一面だけで固定するようなものと比較して、しっかりと本体キャビネットに固定することができるようにしたスロットマシンを提供することができる。
(請求項4)
請求項4記載の発明によれば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
(請求項5)
請求項5記載の発明によれば、上記した請求項1乃至3のいずれか1項に記載の発明の効果に加え、次のような効果を奏する。
すなわち、請求項5記載の発明によれば、上扉と上部ユニットとの交換作業を一度に行うことができ、また、下扉と下部ユニットとの交換作業を一度に行うことができて、交換作業を容易なものにしたスロットマシンを提供することができる。
(図面の説明)
図1乃至図7は、本発明の第一の実施の形態を示すものである。
図1及び図2は遊技機の分解組立図、図3はロック手段の固定装置の分解組立図、図4は固定装置の正面図、図5はロック手段を取り付けている途中の状態の外観斜視図、図6はロック手段を取り付けた状態の外観斜視図、図7は封印手段の一部断面図をそれぞれ示すものである。
本実施の形態における遊技機10、具体的には、スロットマシンは、図1に示すように、大きく分けて、正面側に開口する正面開口部21を有する箱状の本体キャビネット20と、この本体キャビネット20の高さ方向の途中で水平方向に渡した中板22と、この本体キャビネット20の正面開口部21を開閉自在に塞ぐ前扉30と、本体キャビネット20内部の上部に着脱自在且つ且つ固定可能な上部ユニット40と、本体キャビネット20内部の下部に着脱自在且つ固定可能な下部ユニット50と、上部ユニット40及び下部ユニット50の上下間を配線する上下配線部60とを備えている。
なお、本実施の形態では、前扉30は、本体キャビネット20に回転可能に軸支され、上部ユニット40及び下部ユニット50は、本体キャビネット20に固定されている。そして、前扉30と、上部ユニット40及び下部ユニット50とは、直接には、固定されておらず、前扉30と、上部ユニット40及び下部ユニット50とは、別体に形成されているものである。
(本体キャビネット20)
上記本体キャビネット20は、底板23、側板24、天板25及び裏板26からなる正面側に開口する正面開口部21を有する筺体であり、高さ方向略中央部には、二つの側板24の間に水平方向に中板22が渡してある。そして、この中板22の上面には、上部ユニット40が載置された状態で固定され、底板23の上面には、下部ユニット50が載置された状態で固定されている。
同様に、本体キャビネット20の向かって左側の側板24の下部には、下扉32を回転可能な状態で軸支することができる下扉用係合部51が2個、形成されている。この下扉用係合部51は、金属からなり、上方に向かって突出する円柱棒状のものである。特に図示していないが、下扉32の向かって左側の裏面側には、かかる下扉用係合部51の上方から被さるように差し込み可能な円筒状の下扉用円筒係合部を有しているものである。その下扉用円筒係合部が下扉用係合部51の回りを回転することにより、下扉32が、下扉用係合部51を回転の軸の中心として、開閉可能な状態となるものである。
また、上記本体キャビネット20の向かって左側の側板24の内側内面には、上下に渡って、上部ユニット40及び下部ユニット50の上下間を配線可能な上下配線部60が形成されている。
(上扉31)
上扉31は、本体キャビネット20の向かって左側の上扉用係合部41に回転自在かつ閉じた状態でロック可能に形成されている板状の扉であり、略中央部に前記回転リール71の図柄を正面側から見ることができる図柄表示窓33を有し、周囲に飾り部34を設けてある。そして、種々の表示を行うための表示装置が設けられているものである。
(下扉32)
下扉32は、本体キャビネット20の向かって左側の下扉用係合部51に回転自在かつ閉じた状態でロック可能に形成されている板状の扉である。
下扉32の上部は、遊技機10を作動させるための操作部となっており、下扉32の上面は、閉扉時においては、上扉31よりも前側に突出するようになっている。また、下部には払い出されたメダルを溜めておくためのメダル受け35が形成されており、下扉32の略中央部には、遊技内容その他の表示をするための前パネル36が嵌め込まれている。
さらに、特に図示していないが、上述したように、下扉32の向かって左側の裏面には、前記下扉用係合部51に係合可能な下扉用円筒係合部が上下方向に間隔をおいて二つ設けられており、下扉32の向かって右側の裏面には、下扉用突出片52に係合可能な下扉用ロック機構が形成されている。
(上部ユニット40)
上記上部ユニット40は、本体キャビネット20の中板22の上面に載置されて、ロック手段100の上部ロック手段101により固定可能なものである。
前記上部構造用部材45は、図1に示すように、四角枠を組み合わせたもので、全体として略直方体状の枠体からなるものである。この上部構造用部材45の手前側の左右の縦枠には、ロック手段100の固定装置110に係合可能な金属からなる鉤状のフック部130が取り付けられている。この上部構造用部材45は、その枠状の内部に複数の部品を取り付けるものである。具体的には、上部ユニット40の上部構造用部材45に取り付ける部品として、複数の図柄が表示された回転リール71及びこの回転リール71を回転させるための駆動モータを有するリールユニット70と、回転リール71及びホッパーユニット90の作動を制御するための主制御装置80と、ランプ等の表示装置を用いて演出を行うためのサブ制御装置81とを有している。
上記下部ユニット50は、本体キャビネット20の中板22の下部であって、底板23の上面に載置されて、ロック手段100の下部ロック手段102により固定可能なものである。
具体的には、下部ユニット50は、本体キャビネット20内部の下部の中板22の下に配置した下部構造用部材55と、下部構造用部材55の内部に固定して、遊技を行うために、本体キャビネット20の下部に配置される複数の部品とを備えている。
前記下部構造用部材55は、図1に示すように、四角枠を組み合わせたもので、全体として略直方体状の枠体からなるものである。この下部構造用部材55の手前側の左右の縦枠には、ロック手段100の下部ロック手段102の固定装置110に係合可能な金属からなる鉤状のフック部130が取り付けられている。この下部構造用部材55は、その枠状の内部に複数の部品を取り付けるものである。具体的には、下部ユニット50の下部構造用部材55に取り付ける部品として、遊技メダルを払い出すためのホッパーユニット90と、遊技機10内部の部品に電力を供給する電源ユニット95とを有している。
上記上下配線部60は、本体キャビネット20の向かって左側の側板24の内面に予め固定されているものであって、上部ユニット40の各部品と、下部ユニット50の各部品との間の中板22を挟んだ上下間の配線を行うものである。
上記上下配線部60は、本体キャビネット20の上部内側に固定された上部コネクタ接続部61と、本体キャビネット20の下部内側に固定された下部コネクタ接続部62と、本体キャビネット20の向かって左側の側板24の内面に沿って中板22を貫通するとともに、上部コネクタ接続部61と下部コネクタ接続部62との間を複数の配線コードにより配線した配線コード部63とを備えているものである。図1及び図2に示すように、配線コード部63は、中板22の左端を上下方向に貫通するように形成されている。
そして、下部コネクタ接続部62は、下部ユニット50内に固定された部品に接続された接続コード96からのコネクタを差し込むための下部差込接続口65を備えている。具体的には、下部コネクタ接続部62の下部差込接続口65には、下部ユニット50内のホッパーユニット90及び電源ユニット95から延びる接続コード96のコネクタが差し込まれるものである。
上記ロック手段100は、上述したように下部ユニット50や、上部ユニット40を、本体キャビネット20に固定するためのものであって、下部ユニット50を固定するための下部ロック手段102と、上部ユニット40を固定する上部ロック手段101とを備えている。
上記下部ロック手段102は、下部ユニット50の左右に設けたフック部130と、本体キャビネット20の側板24の内側側面の上部に位置して、フック部130を引っかけて両者を固定可能な固定装置110とを備えている。
また、同様に上部ロック手段101も、上部ユニット40の左右に設けたフック部130と、本体キャビネット20の側面の内側側面の下部に位置して、フック部130を引っかけて両者を固定可能な固定装置110とを備えているものである。なお、上部ロック手段101のフック部130及び固定装置110と、下部ロック手段102のフック部130及び固定装置110とは、取り付ける位置が、側板24の上部と下部との違いだけで、その他の形状等は、全く同一であるため、同一番号を付与して、下部ロック手段102のフック部130及び固定装置110を、以下に説明して、上部ロック手段101の場合の説明を省略する。
そして、下部ユニット50のフック部130は、下部ユニット50の下部構造用部材55の前面側の左右の縦枠にそれぞれ固定されている。このフック部130は、背面側に向かって横断面形状が鉤状に延びる金属薄板細片からなるものである。
前記下部ロック手段102の固定装置110は、本体キャビネット20の左右の側板24の内側下部にそれぞれ固定されて、前記フック部130の先端を引っかけて固定可能なものである。具体的には、固定装置110は、本体キャビネット20の内部の左右の側板24の下部にねじにより固定される縦断面形状が略コ字状の固定部材191と、この固定部材191の略コ字状間にわたされた円柱状の回転軸136と、この回転軸136に軸支されて回動可能である断面形状がコ字状の摺動レバー132とを備えている。そして、固定装置110は、摺動レバー132の途中にわたされた基端側ピン138を回転の中心として回転可能なピン移動体139を備えている。そして、このピン移動体139は、上述した基端側ピン138と、この基端側ピン138の両端からそれぞれ伸びるピン連結部133と、このピン連結部133の先端間に位置する先端側ピン131とからなるものである。そして、それぞれのピン連結部133は、固定装置110の内側に位置するとともに一端が基端側ピン138に回動可能に連結されている内側ピン連結部140と、固定装置110の外側に位置するとともに一端が先端側ピン131に回動可能に連結されている外側ピン連結部141とを備えている。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141の連結されていない端部は、横方向に伸びたT字状に形成されている。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141は、互いに重ねられて、ばね135の中を通っている。すなわち、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141は、連結されている端部と、T字状の端部との間には、ばね135が挟み込まれているものである。そして、内側ピン連結部140及び外側ピン連結部141を、それらの長手方向に互いに逆方向に引っ張ると、それらのT字状頭部の間に挟まれたばね135が、弾性変形して縮むように形成されているものである。
先ず、下部ユニット50を下部ロック手段102を介して本体キャビネット20に固定する場合、図5に示すように、摺動レバー132を手前側に開いた状態でピン移動体139の先端側ピン131を、下部ユニット50の下部構造用部材55のフック部130に引っかける。そして、先端側ピン131にフック部130を引っかけた状態のまま、摺動レバー132を本体キャビネット20の裏板26側に向かって閉じることにより、ばね135の付勢力によりフック部130を裏板26側に引っ張った状態を維持することができるものである。これにより、フック部130及び固定装置110を介して、下部ユニット50の下部構造用部材55を、本体キャビネット20の背面側に向かって引っ張りながら固定することができる。一方、下部ユニット50を固定装置110を介して本体キャビネット20から取り外す場合、上記手順を逆に行うことにより可能なものである。すなわち、摺動レバー132が閉じた状態から、摺動レバー132を前面側に向かって開く。そして、摺動レバー132が開いた状態において、フック部130から先端側ピン131を取り外すことにより、かかるロックが解除されるものである。
また、特に図示していないが、向かって左側の固定装置110は、摺動レバー132を閉じた状態で、摺動側ねじ孔194及び固定側ねじ孔195の両者を貫通するように、本体キャビネット20の側板24に固定ねじをねじ込んでいる。これにより、下部ユニット50を本体キャビネット20から取り外す場合、摺動レバー132を引くだけで、固定装置110の固定状態を解除することができず、摺動レバー132を引く前に、固定ねじを取り外す作業が必要となる。これにより、ワンタッチで簡単に下部ユニット50を取り外すことができず、下部ユニット50の取り外しによる不正行為を抑えることができるものである。
である。
なお、上述した下部ロック手段102の固定装置110及びフック部130は、上部ロック手段101の固定装置110及びフック部130でも同様の関係を有するものである。
(封印手段160)
上記封印手段160は、上部ユニット40や下部ユニット50を、本体キャビネット20に固定した際に両者の間を封印し、下部ユニット50や、上部ユニット40を取り外す際には封印を解かれるものである。
前記封印具161は、全体が曲折可能な長尺状であって、その一方の端部に表面から突出する爪175を有する封印係合部172と、封印係合部172から伸びる中間部174と、この中間部174の他方側の端部に封印係合部172が、差し込み可能な筒状の封印被係合部173と、表面に情報を表示可能な表示部176とを備えている。
そして、この封印具161は、封印係合部172を封印被係合部173に差し込む前、すなわち環状を形成する前、下部ユニット50のフック部130に先端側ピン131を引っかけて、摺動レバー132を閉じた状態の固定装置110の固定側貫通孔192及び摺動側貫通孔193に、その一端を通すものである。そして、この封印具161は、かかる状態の後、封印係合部172を封印被係合部173に差し込んで、環状を維持し、封印状態を形成するものである。
上述した第一の実施の形態では、上扉31と、上部ユニット40とは、別体に形成され、両者は直接に固定されていない、そして、下扉32と、下部ユニット50とも、別体に形成され、両者は直接に固定されていない。これにより、上扉31と、上部ユニット40とを、または、下扉32と、下部ユニット50とを、それぞれ別個独立に、取り外し、取り付けることができ、それぞれの耐久性等を考慮しながら、適切な交換時期を、それぞれの部品で設定することができる。一方、上扉31と、上部ユニット40とを、最初から一体に形成して、下扉32と、下部ユニット50とを、最初から一体に形成しても良いものである。すなわち、上扉31の裏側に、上部ユニット40が、最初から固定され、下扉32の裏側に、下部ユニット50が最初から固定されているような状態のものである。これにより、上扉31と、上部ユニット40との取り付け作業や、取り外し作業を、一括して、一度で行うことができる。また、下扉32と、下部ユニット50との取り付け作業や、取り外し作業を、一括して、一度で行うことができる。なお、その際、フック部130及び固定装置110からなるロック手段100は、不要となるものである。
図8及び図9は、本発明の第二の実施の形態であって、図8及び図9は遊技機の分解組立図を示すものである。
本実施の形態は、上扉用係合部41及び上扉用突出片42を、本体キャビネット20ではなく、上部ユニット40の手前側の縦枠に形成し、さらに、下扉用係合部51及び下扉用突出片52を、本体キャビネット20ではなく、下部ユニット50の手前側の縦枠に形成しているものである。
これにより、上扉31は、上部ユニット40の上扉用係合部41に軸支され、この上扉用係合部41を回転の中心として、開閉する。そして、上扉31は、上部ユニット40の上扉用突出片42に係合して閉じた状態でロックされるものである。
本実施の形態は、上扉31と、上部ユニット40とを一体に形成することができ、下扉32と、下部ユニット50とを一体に形成することができる。したがって、上扉31を持ち上げると、上部ユニット40も一緒に持ち上げられ、上扉31を移動させると、上部ユニット40も一緒に移動させることができ、上扉31及び上部ユニット40の交換作業を、ひとまとめにしてすることができ、上扉31の交換作業と、上部ユニット40の交換作業とを別々に行わなければならないものと比較して、交換作業を容易なものにすることができるものである。それは、下扉32と、下部ユニット50との間でも同様である。
ック部130と、本体キャビネット20の固定装置110との係合状態を解除する。そして、再度、前扉30を、閉じて、前扉30のロック機構と、上扉用突出片42とをロックさせる。その状態で、前扉30を手前側に引き出すと、前扉30及び上部ユニット40とが一体となった状態で、引き出すことができ、両者を一括して、取り外すことができる。
なお、本実施の形態では、前扉30を、開いて上方に持ち上げ、上部ユニット40の上扉用係合部41から取り外すことにより、前扉30だけを、取り外して、交換することもできるものである。さらに、前扉30だけを、取り外して、上部ユニット40のロック手段100を解除することにより、上部ユニット40だけを取り外して、交換することにより、上部ユニット40だけを交換して、前扉30は、繰り返し使用することもできるものである。このように、交換のバリエーションを種々、設定することが可能なものである。
21 正面開口部 22 中板
23 底板 24 側板
25 天板 26 裏板
30 前扉 31 上扉
32 下扉 33 図柄表示窓
34 飾り部 35 メダル受け
36 前パネル 40 上部ユニット
41 上扉用係合部 42 上扉用突出片
45 上部構造用部材 50 下部ユニット
51 下扉用係合部 52 下扉用突出片
55 下部構造用部材 60 上下配線部
61 上部コネクタ接続部 62 下部コネクタ接続部
63 配線コード部 64 上部差込接続口
65 下部差込接続口 70 リールユニット
71 回転リール 80 主制御装置
81 サブ制御装置 90 ホッパーユニット
95 電源ユニット 96 接続コード
100 ロック手段 101 上部ロック手段
102 下部ロック手段 110 固定装置
130 フック部 131 先端側ピン
132 摺動レバー 133 ピン連結部
135 ばね 136 回転軸
138 基端側ピン 139 ピン移動体
140 内側ピン連結部 141 外側ピン連結部
160 封印手段 161 封印具
172 封印係合部 173 封印被係合部
174 中間部 175 爪
176 表示部 177 極太部
191 固定部材 192 固定側貫通孔
193 摺動側貫通孔 194 摺動側ねじ孔
195 固定側ねじ孔
Claims (5)
- 正面側に開口する正面開口部を有する箱状の本体キャビネットと、
前記本体キャビネットの正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、
前記本体キャビネット内部の上部に着脱自在且つ固定可能な上部ユニットと、
前記本体キャビネット内部の下部に着脱自在且つ固定可能な下部ユニットと、
前記上部ユニット及び前記下部ユニットの上下間を配線する上下配線部とを少なくとも備えたスロットマシンであって、
前記上部ユニットは、
前記本体キャビネット内部の上部に固定した上部構造用部材と、
前記上部構造用部材の内部に固定して、遊技を行うために、前記本体キャビネットの上部に配置される複数の部品とを備え、
前記下部ユニットは、
前記本体キャビネット内部の下部に固定した下部構造用部材と、
前記下部構造用部材の内部に固定して、遊技を行うために、前記本体キャビネットの下部に配置される複数の部品とを備え、
前記上下配線部は、
前記本体キャビネットの上部内側に固定された上部コネクタ接続部と、
前記本体キャビネットの下部内側に固定された下部コネクタ接続部と、
前記本体キャビネットの内面に沿って、前記上部コネクタ接続部と前記下部コネクタ接続部との間を配線した配線コード部とを備え、
前記上部コネクタ接続部は、前記上部ユニット内に固定された部品に接続された接続コードからのコネクタを差し込むための上部差込接続口を備え、
前記下部コネクタ接続部は、前記下部ユニット内に固定された部品に接続された接続コードからのコネクタを差し込むための下部差込接続口を備え、
前記下部ユニットは、
遊技メダルを払い出すためのホッパーユニットを、少なくとも備え、
前記上部ユニットは、
複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リールを回転させるための駆動モータを有するリールユニットと、
前記回転リール及び前記ホッパーユニットの作動を制御するための主制御装置とを、前記上部ユニット内部に部品として少なくとも備えていることを特徴とするスロットマシン。 - 正面側に開口する正面開口部を有する箱状の本体キャビネットと、
前記本体キャビネットの高さ方向途中で水平方向に渡した中板と、
前記本体キャビネットの正面開口部を開閉自在に塞ぐ前扉と、
前記本体キャビネット内部の上部の前記中板の上側に着脱自在且つ固定可能な上部ユニットと、
前記本体キャビネット内部の下部の前記中板の下側に着脱自在且つ固定可能な下部ユニットと、
前記上部ユニット及び前記下部ユニットの前記中板を挟んだ上下間を配線する上下配線部とを少なくとも備えたスロットマシンであって、
前記上部ユニットは、
前記本体キャビネット内部の前記中板の上に配置した上部構造用部材と、
前記上部構造用部材の内部に固定して、遊技を行うために、前記本体キャビネットの上部に配置される複数の部品とを備え、
前記下部ユニットは、
前記本体キャビネット内部の前記中板の下に配置した下部構造用部材と、
前記下部構造用部材の内部に固定して、遊技を行うために、前記本体キャビネットの下部に配置される複数の部品とを備え、
前記上下配線部は、
前記本体キャビネットの前記中板の上に配置された上部コネクタ接続部と、
前記本体キャビネットの前記中板の下に配置された下部コネクタ接続部と、
前記本体キャビネットの内面に沿って前記中板を貫通し、前記上部コネクタ接続部と前記下部コネクタ接続部との間を配線した配線コード部とを備え、
前記上部コネクタ接続部は、前記上部ユニット内に固定された部品に接続された接続コードからのコネクタを差し込むための上部差込接続口を備え、
前記下部コネクタ接続部は、前記下部ユニット内に固定された部品に接続された接続コードからのコネクタを差し込むための下部差込接続口を備え、
前記下部ユニットは、
遊技メダルを払い出すためのホッパーユニットを、少なくとも備え、
前記上部ユニットは、
複数の図柄が表示された回転リール及びこの回転リールを回転させるための駆動モータを有するリールユニットと、
前記回転リール及び前記ホッパーユニットの作動を制御するための主制御装置とを、前記上部ユニット内部に部品として少なくとも備えていることを特徴とするスロットマシン。 - 前記スロットマシンは、前記下部ユニットの左右側面と、それに対応する前記本体キャビネットの左右の側面内側との間に、前記下部ユニットを固定するための下部ロック手段をそれぞれ備え、
前記下部ロック手段は、
下部ユニットの左右に設けたフック部と、
本体キャビネットの側面に位置して、前記フック部を引っかけて両者を固定可能な固定装置とを備えていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のスロットマシン。 - 前記前扉は、
前記本体キャビネット内部の正面開口部の上部を開閉自在に塞ぐ上扉と、
前記本体キャビネット内部の正面開口部の下部を開閉自在に塞ぐ下扉とを備え、
前記上扉と、前記上部ユニットとは、別体に形成され、
前記下扉と、前記下部ユニットとは、別体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスロットマシン。 - 前記前扉は、
前記本体キャビネット内部の正面開口部の上部を開閉自在に塞ぐ上扉と、
前記本体キャビネット内部の正面開口部の下部を開閉自在に塞ぐ下扉とを備え、
前記上扉と、前記上部ユニットとは、一体に形成され、
前記下扉と、前記下部ユニットとは、一体に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載のスロットマシン。
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