JP4179506B2 - 通信端末 - Google Patents

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この発明は、VoIP(Vice over IP)を利用して通信を行う通信端末に関し、特にたとえば、識別番号と通信ネットワーク上のアドレス情報とが割り当てられ、識別番号およびアドレス情報の対応関係が記述された対応表を管理するサーバを利用して所望の通信端末との接続を確立する、通信端末に関する。
VoIPを利用して通信を行う通信端末として従来のIP電話機を用いたシステムでは、図7に示すように、互いに通話が可能な電話機B,電話機Cおよび電話機Dの間には、IP(Internet Protocol)網上に設けられた登録サーバ(サーバ)40とプロキシサーバ50とが介在する。
登録サーバ40が備えるデータベース40aには、各電話機に割り当てられた電話番号(識別番号;050から始まる番号)と各電話機のIPアドレス(アドレス情報)とを対応付けた対応表40bが保持されている。たとえば、電話機Cから電話機Dに電話をかける場合には、電話機Cのユーザが電話機Cに電話機Dの電話番号を入力する。すると、まず電話機Cがプロキシサーバ50に接続され、電話機Cに入力した電話機Dの電話番号がプロキシサーバ50に送信される。プロキシサーバ50は電話機Cから送信された電話機Dの電話番号を登録サーバ40に転送して電話機DのIPアドレスを要求する。登録サーバ40は、プロキシサーバ50から転送された電話機Dの電話番号に基づいて対応表40bを検索し、電話機Dの電話番号に対応するIPアドレスを特定する。そして、特定した電話機DのIPアドレスをプロキシサーバ50に返信する。プロキシサーバ50は、登録サーバ40から返信されたIPアドレスに基づいて電話機Cからの呼を電話機Dに送信する。なお、“呼”とは、電話機Dなどの通信端末に対する呼び出しを意味することとする。
このようなIP電話システムでは、たとえば、電話機Cから発せられた電話機Dに対する呼を電話機Bに転送することができる。このような呼の転送は、登録サーバ40に保持されている対応表40bにおける、電話機Dの電話番号から電話機DのIPアドレスへの対応を、電話機Dの電話番号から電話機BのIPアドレスへの対応に変更することによって実現される。
まず、電話機Dのユーザは、ユーザIDとパスワードとをあらかじめ登録サーバ40に登録しておく(図7の<1>)。電話機Dへの呼を電話機Bに転送したい場合には、電話機Dのユーザは所定の操作によって電話機Dを転送設定モードに設定し、ユーザID,パスワードおよび呼の転送先である電話機Bの電話番号を入力する(<2>)。すると、転送設定要求とともに、ユーザIP,パスワードおよび電話機Bの電話番号が登録サーバ40に送信される(<3>)。
登録サーバ40は、転送要求とともに送信されてきたユーザIDとパスワードとがあらかじめ登録サーバ40に登録されているユーザIDおよびパスワードと一致するかどうかを判断し、一致する場合に転送要求を受理する。転送要求を受理すると、登録サーバ40では、転送要求とともに送信されてきた電話機Bの電話番号から電話機BのIPアドレスを特定し、対応表40bを更新して特定した電話機BのIPアドレスを電話機Dの電話番号に対応させる。
このような状態で、電話機Cから電話機Dに呼を発信すると(<4>)、プロキシサーバ50は電話機Dの電話番号を登録サーバ40に転送して電話機Dの場所を問い合わせる(<5>)。電話機Dの場所の問い合わせを受けた登録サーバ40は、対応表40bを参照して電話機Dの場所として電話機BのIPアドレスをプロキシサーバ50に返信する(<6>)。プロキシサーバ50は、登録サーバ40から返信されたIPアドレスに基づいて電話機Cからの呼を電話機Bに転送する(<7>)。このようにして、電話機Cからの電話機Dに対する呼が電話機Bに転送される。
なお、電話機Dに対する呼の転送操作は、図8に示すように、電話機D以外のたとえば電話機Bからも行うことができる。この場合にも、呼の転送設定のためには、ユーザID,パスワードおよび転送先の電話番号の3つの情報を入力する必要がある。
以上に説明したように、従来技術では、呼の転送設定を行うたびに、ユーザID,パスワードおよび転送先の電話番号の3つの情報を入力しなければならず、手間がかかるという問題がある。
それゆえに、この発明の主たる目的は、手間をかけずに呼の転送設定を行うことができる、通信端末を提供することである。
請求項1の発明は、識別番号と通信ネットワーク上のアドレス情報とが割り当てられ、識別番号およびアドレス情報の対応関係が記述された対応表を管理するサーバを利用して所望の通信端末との接続を確立する通信端末において、待機モードが設定された状態で接続要求を受信したとき要求元の通信端末との間で接続を確立する確立手段、および確立手段によって接続が確立された後に要求元の通信端末から特定信号を受信したとき、対応表において自分の識別番号の対応先を自分のアドレス情報から要求元の通信端末のアドレス情報に変更することを要求する要求信号をサーバに送信する送信手段を備えることを特徴とする、通信端末である。
請求項1の発明では、確立手段が、待機モードが設定された状態で接続要求を受信したとき、接続元の通信端末との間で接続を確立する。そして、送信手段が、確立手段によって接続が確立された後に要求元の通信端末から特定信号を受信したとき、対応表において自分の識別番号の対応先を自分のアドレス情報から要求元の通信端末のアドレス情報に変更することを要求する要求信号をサーバに送信する。したがって、特定信号を送信するだけで、通信端末の識別番号に対応するアドレス情報を変更し、接続要求に応じて接続する通信端末を変更することができる。
請求項2の発明は、第1秘密コードを保持する第1保持手段をさらに備え、特定信号は第2秘密コードを含み、送信手段は、第1保持手段によって保持された第1秘密コードと特定信号に含まれる第2秘密コードとの間で所定関係が満たされるときサーバに要求信号を送信する、請求項1記載の通信端末である。
請求項2の発明では、通信端末は第1秘密コードを保持する第1保持手段をさらに備える。そして、特定信号には第2秘密コードが含まれ、送信手段は、第1保持手段によって保持された第1秘密コードと特定信号に含まれる第2秘密コードとの間で所定関係、たとえば、第1秘密コードと第2秘密コードとが一致する、もしくは、第1秘密コードと復号化された第2秘密コードとが一致するなどの関係が満たされるときサーバに要求信号を送信する。したがって、第1秘密コードと第2秘密コードとが所定の関係にある場合にのみ、接続要求に応じて接続する通信端末を変更することができる。
請求項3の発明は、サーバにアクセスするためのアクセスコードを保持する第2保持手段をさらに備え、要求信号は第2保持手段によって保持されたアクセスコードを含む、請求項1または2記載の通信端末である。
請求項3の発明では、通信端末は、サーバにアクセスするためのアクセスコードを保持する第2保持手段をさらに備える。そして、要求信号には、第2保持手段によって保持されたアクセスコードが含まれる。したがって、ユーザは、接続要求に応じて接続する通信端末を変更するに当たり、アクセスコードをわざわざ入力する必要がない。
請求項4の発明は、識別番号は電話番号であり、通信ネットワークはIPネットワークであり、そしてアドレス情報はIPアドレスである、請求項1ないし3のいずれかに記載の通信端末である。
請求項4の発明では、識別番号,通信ネットワークおよびアドレス情報として、それぞれ、電話番号,IPネットワークおよびIPアドレスを採用する。したがって、既存のシステムを利用することができる。
請求項5の発明は、待機モードは留守番電話モードである、請求項1ないし4のいずれかに記載の通信端末である。
請求項6の発明は、アクセスコードは、ユーザIDおよびパスワードを含む、請求項記載の通信端末である。
請求項7の発明は、自分のアドレス情報を保持する第3保持手段をさらに備え、接続要求は、要求元の通信端末第3保持手段が保持するアドレス情報を含む、請求項1ないし6のいずれかに記載の通信端末である。
請求項7の発明では、通信端末は自分のアドレス情報を保持する第3保持手段を備える。そして、接続要求には要求元の通信端末のアドレス情報が含まれる。要求元のアドレス情報は第3保持手段から取得されて接続要求に含められるので、要求元の通信端末のユーザがわざわざ入力する必要がない。したがって、要求元の通信端末のユーザは、通信端末に特定信号となる暗証番号を入力するだけで、接続要求に応じて接続する通信端末を変更することができる。
この発明によれば、暗証番号の入力のみによって呼の転送設定を行うので、ユーザの手間を省くことができる。
この発明の上述の目的,その他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
図1に示すのはこの発明を適用したIP(Internet Protocol)電話機A(以下、単に“電話機A”と表記する)の実施例である。なお、図1中に示した、電話機Bおよび電話機Cはこの発明が適用されていない従来のIP電話機であっても、この発明が適用されたIP電話機であってもどちらでもよい。また、電話機Bおよび電話機CはIP電話機に限らず、一般加入電話機であってもよいが、この実施例では電話機A,電話機Bおよび電話機Cはすべてこの発明を適用したIP電話機であるものとして説明する。電話機A,電話機Bおよび電話機CはIP網に接続される。
電話機Aは、具体的には、図2に示すように構成される。図2からわかるように、電話機AはCPU12を含んでいる。CPU12には、DSP14,ディスプレイ16,キーパッド18,EEPROM(Electronically Erasable PROM;第1,第2および第3保持手段)20,RAM22およびネットワークコントローラ24が接続される。DSP14は、D/A変換器28を介して、受話器36に設けられたスピーカ30と接続され、また、A/D変換器32を介して、同じく受話器36に設けられたマイク34と接続される。ネットワークコントローラ24は通信コネクタ26に接続されており、通信コネクタ26は所定のケーブルによってIP網と接続される。したがって、CPU12は、ネットワークコントローラ24および通信コネクタ26を介してIP網へのデータの送信および受信が可能である。
IP網上には、登録サーバ(サーバ)40およびプロキシサーバ50が存在する。登録サーバ40およびプロキシサーバ50の各々の動作および役割は、「背景技術」で説明したとおりである。従来の技術では、呼の転送設定を行うたびに、ユーザID,パスワードおよび転送先の電話機の電話番号の3つの情報を入力する必要があった。しかし、図1に示すこの発明が適用された電話機Aに対して発信された呼の転送設定を行う場合には、転送先の電話機Bに暗証番号を入力するだけでよい。
電話機Aへの呼を電話機Bに転送するための転送設定、つまり、登録サーバ40が保持している電話番号とIPアドレスとの対応表40bの書き換えは図1に示す手順で実行される。まず、電話機Aのユーザは、前もってユーザIDおよびパスワードを登録サーバ40と電話機Aとに登録しておく(<1>)。なお、このとき、電話機Aには所定の暗証番号(第1秘密コード)も登録しておく。
登録サーバ40にユーザIDとパスワードとを記録しておくのは、転送の設定の要求(要求信号)とともに登録サーバ40に送信されたユーザIDとパスワード(アクセスコード)とが、あらかじめ登録サーバ40に登録されたユーザIDとパスワードとに一致した場合にのみ転送の設定の要求を受け付けるためである。なお、アクセスコードは、ユーザIDとパスワードとに限らず、電話番号もしくはIPアドレスと合言葉とのような組み合わせでもよく、あるいは合言葉のみという形態も考えられる。
この実施例では、電話機Cから電話機Aに対して発せられた呼を電話機Bに転送する。この場合、ユーザは転送先である電話機Bから電話機Aに電話をし、電話機Bから電話機Aに対して転送設定の操作を行う。このとき、ユーザは電話機Bに暗証番号(特定信号としての第2秘密コード)を入力する。すると、電話機Bに入力された暗証番号が電話機Aに送信される。電話機Aは、電話機Bから送信された暗証番号(第2秘密コード)と電話機Aにあらかじめ登録されている暗証番号(第1秘密コード)とを比較し、両者が一致した場合にのみ電話機Bからの転送設定の操作を受け付ける。そして、電話機Aが電話機Bによる転送設定の操作を受け付けると、電話機Aはあらかじめ電話機Aに登録されているユーザID,パスワードおよび電話機Bの位置情報を登録サーバ40に送信し、電話機Aに対して発せされた呼の電話機Bへの転送の設定を登録サーバ40に要求する。なお、特定信号は暗証番号ではなく、単に転送設定の操作を開始することを知らせる信号であってもよい。
電話機Bから電話機Aに対して転送設定の操作を行うために、電話機Bが電話機Aを呼び出す必要がある。なお、このとき電話機Aは留守番電話モード(待機モード)になっているものとする。この実施例においては、IP電話機の発着信をコントロールするシグナリング技術として、SIP(Session Initiation Protocol)を採用する。SIPでは、発着信をコントロールするためのメッセージがテキスト形式で作成される。
ユーザが電話機Bから電話機Aに電話をかけた場合に、電話機Bと電話機Aとの間で送受信されるメッセージを図3に示す。ユーザが電話機Bに電話機Aの電話番号を入力すると、電話機Bから、電話機Bと電話機Aとの間でセッションを確立することを要求する“INVITE”メッセージが電話機Aに対して送信される({1})。これは、図1の<2>に示す電話機Bから電話機Aへの発信にあたる。この“INVITE”メッセージは図4に示すテキストからなっている。図4に示すように“INVITE”メッセージには、“INVITE”メッセージの発信元を示す発信元情報SIおよびメッセージの返信先を指定する返信先情報RIが含まれる。発信元情報SIおよび返信先情報RIはともに、電話機BのEEPROM20に記録されている自機のIPアドレスである自機情報OI(アドレス情報)に基づいて生成される。なお、アドレス情報は、IPアドレスに限らず、電話番号であってもよい。
“INVITE”メッセージを受信すると、電話機Aからは、“INVITE”メッセージに対する暫定応答として、“INVITE”メッセージを受信したことを示す“100 Trying”メッセージが電話機Bに送信される({2})。この“100 Trying”メッセージの送信は、“INVITE”メッセージに含まれる返信先情報RIによって示される電話機Bに対して行われる。そして、続いて、電話機Aからは同じく暫定応答として電話機Aのユーザを呼び出し中であることを示す“180 Ringing”メッセージが送信される({3})。このとき、電話機Aでは呼び出し音が発生される。電話機Aは留守番電話モードに設定されており、たとえば、10回の呼び出し音で留守番電話機能が電話機Bからの呼び出しに応答する(図1における<3>)。なお、待機モードは、留守番電話モードに限らず、呼び出し音によって所定の回数だけユーザを呼び出してもユーザが応答しない場合に、自動的に応答して転送設定の操作を受け付ける状態に移行する転送設定のための専用モードであってもよい。電話機Aの留守番電話機能が応答すると、電話機Aは“INVITE”メッセージによるリクエストが成功した旨を伝える“200 OK”メッセージを電話機Bに送信する({4})。
“200 OK”のメッセージを受信すると、電話機Bは、“200 OK”メッセージを受信したことを示す“ACK”メッセージを電話機Aに送信する({5})。“ACK”メッセージを電話機Aが受信することによって、電話機Aと電話機Bとの間で通信プロトコルRTP(Real-time Transport Protocol)が確立される({6})。
電話機Aと電話機Bとの間でRTPが確立されると、電話機Aの留守番電話機能が“只今外出しています。御用の方はピーという発信音の後に、お名前,連絡先,ご用件をお話しください”というようなアナウンスを発信するので、電話機Bのユーザはこのアナウンスが終わる前に電話機Bに“#”を入力する。すると、留守番電話機能が“暗証番号を入力してください”というようなアナウンスを発信するので、電話機Bのユーザは暗証番号を電話機Bに入力する(図1の<4>)。電話機Bに入力された暗証番号は電話機Aに送信される(図1の<4>’)。電話機Aでは、電話機Bから受信した暗証番号が、あらかじめ電話機AのEEPROM20に記録されている暗証番号と一致するか否かを確認する。そして、両者が一致する場合には、“転送設定を受け付けました”というアナウンスを発信する。
電話機Bのユーザは“転送設定を受け付けました”というアナウンスを確認して、電話機Bの受話器36を置く。すると、電話機Bからはセッションの終了を求める“BYE”メッセージが電話機Aに送信される({7})。“BYE”メッセージを受信した電話機Aは、“BYE”メッセージによるセッション終了のリクエストが成功したことを示す“200 OK”メッセージを電話機Bに送信する({8})。こうして電話機Aと電話機Bとの間の通信が終了し、電話機Aへの転送設定の操作が完了する。
転送設定の操作が行われると、電話機Aは、あらかじめ図1の<1>で登録されているユーザIDおよびパスワードと転送先(電話機BのIPアドレス)を登録サーバ40に送信する(<5>)。この転送先(電話機BのIPアドレス)の出所については後述する。このとき、電話機Aは、図5に示すように、“REGISTER”と呼ばれる転送設定用のメッセージを登録サーバ40に送信する({1})。そして、“REGISTER”メッセージを受け取った登録サーバ40は、“REGISTER”メッセージによる転送設定のリクエストが完了した旨を伝える“200 OK”メッセージを電話機Aに返信する({2})。
“REGISTER”メッセージは、具体的には、図6に示すテキストからなっている。図6に示すように、“REGISTER”メッセージには、転送元情報FI,転送先情報TIおよび認証情報AIが含まれている。転送元情報FIは転送電話の転送元である電話機AのIPアドレスを示している。この転送元情報FIは、電話機AのEEPROM20に記録されている自機情報OIに基づいて作成される。自機情報OIは電話機AのIPアドレスそのものである。また、転送先情報TIは転送電話の転送先である電話機BのIPアドレスを示している。この転送先情報TIは、電話機Aが電話機Bから受信した“INVITE”メッセージに含まれていた返信先情報RI(図4参照)に基づいて作成される。この転送先情報TIが図1の<5>で登録サーバ40に送信される転送先である。
認証情報AIは、“REGISTER”メッセージによる転送設定のリクエストを認証するための情報である。認証情報AIには、図1の<1>で電話機Aに登録されたユーザID uiとパスワードPSとが含まれている。ただし、パスワードPSは所定の暗号化方式によって暗号化されている。
“REGISTER”メッセージを受け取った登録サーバ40では、“REGISTER”メッセージからユーザID uiおよびパスワードPSを取得してパスワードPSを復号化し、あらかじめ登録サーバ40に登録されている電話機AのユーザIDおよびパスワードと比較する。そして、“REGISTER”メッセージから取得したユーザID uiおよびパスワードPSと登録サーバ40に登録されているユーザIDおよびパスワードとが一致する場合に、“REGISTER”メッセージによる転送設定のリクエストを受け付ける。
転送設定のリクエストを受け付けた登録サーバ40では、対応表40bに記録されている電話機Aに対応するIPアドレスを“REGISTER”メッセージに含まれる転送先情報TIが示す電話機BのIPアドレスに書き換える。
このような転送設定が行われた状態で、電話機Cから電話機Aに対する呼を発信すると(図1の<6>)、プロキシサーバ50からの電話機Aの場所の問い合わせ(<7>)に対して、登録サーバ40からは電話機BのIPアドレスが返信される(<8>)。そして、プロキシサーバ50は、登録サーバ40から返信されたIPアドレスに基づいて電話機Cからの呼を電話機Bに転送する(<9>)。このように、この発明が適用された電話機Aでは、電話機Aに対する呼の転送設定を暗証番号の入力のみによって行うことができ、ユーザの手間が省かれる。
以下に、図9および図10に示すフロー図を用いて図1の実施例における電話機AのCPU12の動作を説明する。
電話機Bから図4に示したような“INVITE”メッセージが送信されると、図9のステップS1において“INVITE”メッセージを受信し、ステップS3において“INVITE”メッセージの解析を行う。ステップS5では、“INVITE”メッセージから返信先情報RIを抽出してRAM22に保存する。そして、ステップS7では、電話機Aのユーザを呼び出し中であることを示す“180 Ringing”メッセージを電話機Bに送信する。
ステップS9では、電話機Aのユーザに対する呼び出し音を発生し、ステップS11では呼び出し音がたとえば10回発生されたかどうかを判断する。ステップS11においてYESと判断すると、留守番電話機能を能動化し、ステップS15において、“INVITE”メッセージによるリクエストが成功した旨を伝えるために“200 OK”メッセージを電話機Bに送信する。ステップS17では、電話機Bが“200 OK”メッセージを受信したことを示す“ACK”メッセージを電話機Bから受信する。
“ACK”メッセージを受信すると、ステップS19において、電話機Bとの間で、RT
Pパケット(音声)の送受信を開始し、図10のステップS21において、“只今外出しています。御用の方はピーという発信音の後に、お名前,連絡先,ご用件をお話しください”というようなアナウンスの発信を開始する。このアナウンスの途中で電話機Bから“#”ボタンを操作すると、“#”ボタンのプッシュ音が電話機Aに送信され、ステップS23において“#”ボタンが操作されたと判断し、ステップS25において、“暗証番号を入力してください”というようなアナウンスを送信する。このアナウンスに対して電話機Bに暗証番号を入力すると、暗証番号に応じたプッシュ音が電話機Aに送信され、ステップS27においてプッシュ音が検出される。そして、ステップS29では、ステップS27で検出したプッシュ音から特定される暗証番号が、あらかじめ電話機Aに登録されている暗証番号と一致するかどうかを判断する。ステップS29においてYESと判断すると、ステップS31において、“転送設定の操作を受け付けました”というようなアナウンスを送信する。
このアナウンスを聞いた電話機Bのユーザは、電話機Bの受話器36を置いて通話を終了する。すると、電話機Bからは、通話の終了をリクエストする“BYE”メッセージが送信され、電話機Aは図11のステップS33において“BYE”メッセージを受信する。“BYE”メッセージを受信すると、ステップS35において、“BYE”メッセージによる通話終了のリクエストが成功したことを示す“200 OK”メッセージを電話機Bに送信し、通話を終了する。
通話を終了すると、ステップS37では、電話機AのEEPROM20に記録されている自機情報OIから転送元情報FI(図6参照;電話機AのIPアドレス)を生成する。また、ステップS39では、図9のステップS5において“INVITE”メッセージから抽出してRAM22に保存した返信先情報RIから転送先情報TI(図6参照;電話機BのIPアドレス)を生成する。そしてさらに、ステップS41では、電話機AのEEPROM20に記録されているユーザID uiおよびパスワードPSを使用して認証情報AI(図6参照)を生成する。
ステップS43では、ステップS37,39および41で生成された転送元情報FI,転送先情報TIおよび認証情報AIを使用して図6に示したような“REGISTER”メッセージを作成し、ステップS45において、この“REGISTER”メッセージを登録サーバ40に送信する。そして、ステップS47では、“REGISTER”メッセージを受信した登録サーバ40から“REGISTER”メッセージによる転送設定のリクエストが成功した旨を示す“200 OK”メッセージを受信し、図9のステップS1に戻る。
登録サーバ40は、電話機Aから送信された“REGISTER”メッセージに基づいて、電話機Aに対する呼の電話機Bへの転送設定を行う。これによって、電話機Aに対して行われた呼を電話機Bに転送する設定が完了する。
以上に説明したように、この実施例の電話機Aによれば、転送先の電話機Bから暗証番号を入力するだけで、電話機Aに対して行われた呼を電話機Bに転送する転送設定を行うことができるので、ユーザの手間を省くことができる。
なお上述した実施例は種々に変更することができる。たとえば、上述の例では、この発明を適用する通信端末をIP電話機としたが、IP電話機に限らず、通常の一般加入電話機とIP網との間に接続されて使用されるIPアダプタであってもよい。
また、上述の実施例では、電話機Bおよび電話機CをIP電話機として説明したが、電話機Bおよび電話機Cはプッシュ音を発信できる通常の一般加入電話機であってもよい。このばあい、一般公衆網とIP網との間にはVoIPゲートウェイが設けられる。
さらに、上述の実施例では、電話機Aに対して発せられた呼を電話機Bに転送するために、登録サーバ40のデータベース40aに保持された対応表40bにおいて、電話機Aの電話番号に対応するIPアドレスを電話機AのIPアドレスから電話機BのIPアドレスに書き換えた。しかし、電話機AのIPアドレスを電話機BのIPアドレスに書き換えるのではなく、対応表40bに、電話機Aの電話番号の対応先を変更する旨を示す情報を記録するとともに、その変更する対応先として電話機BのIPアドレスを記録するようにしてもよい。
また、アドレス情報として電話番号を採用し、対応表40bにおいて変更する電話機Aの電話番号の対応先を電話機BのIPアドレスではなく電話機Bの電話番号としてもよい。
この発明の一実施例の全体構成を示す図解図である。 IP電話機の概略構成例を示すブロック図である。 電話機Aと電話機Bとの間で送受信されるSIPメッセージの例を示す図解図である。 INVITEメッセージの例を示す図解図である。 登録サーバと電話機Aとの間で送受信されるSIPメッセージの例を示す図解図である。 REGISTERメッセージの例を示す図解図である。 従来のIP電話機における転送設定の手順を示す図解図である。 従来のIP電話機における転送設定のその他の手順を示す図解図である。 図1の実施例における電話機AのCPUの動作を示すフロー図である。 図9のフロー図に続くフロー図である。 図10のフロー図に続くフロー図である。
符号の説明
A,B,C …IP電話機
12 …CPU
18 …キーパッド
20 …RAM
22 …EEPROM
40 …登録サーバ(サーバ)
50 …プロキシサーバ

Claims (7)

  1. 識別番号と通信ネットワーク上のアドレス情報とが割り当てられ、前記識別番号および前記アドレス情報の対応関係が記述された対応表を管理するサーバを利用して所望の通信端末との接続を確立する通信端末において、
    待機モードが設定された状態で接続要求を受信したとき要求元の通信端末との間で接続を確立する確立手段、および
    前記確立手段によって接続が確立された後に前記要求元の通信端末から特定信号を受信したとき、前記対応表において自分の識別番号の対応先を自分のアドレス情報から前記要求元の通信端末のアドレス情報に変更することを要求する要求信号を前記サーバに送信する送信手段を備えることを特徴とする、通信端末。
  2. 第1秘密コードを保持する第1保持手段をさらに備え、
    前記特定信号は第2秘密コードを含み、
    前記送信手段は、前記第1保持手段によって保持された第1秘密コードと前記特定信号に含まれる第2秘密コードとの間で所定関係が満たされるとき前記サーバに前記要求信号を送信する、請求項1記載の通信端末。
  3. 前記サーバにアクセスするためのアクセスコードを保持する第2保持手段をさらに備え、
    前記要求信号は前記第2保持手段によって保持されたアクセスコードを含む、請求項1または2記載の通信端末。
  4. 前記識別番号は電話番号であり、
    前記通信ネットワークはIPネットワークであり、そして
    前記アドレス情報はIPアドレスである、請求項1ないし3のいずれかに記載の通信端末。
  5. 前記待機モードは留守番電話モードである、請求項1ないし4のいずれかに記載の通信端末。
  6. 前記アクセスコードは、ユーザIDおよびパスワードを含む、請求項記載の通信端末。
  7. 自分の前記アドレス情報を保持する第3保持手段をさらに備え、
    前記接続要求は、前記要求元の通信端末第3保持手段が保持する前記アドレス情報を含む、請求項1ないし6のいずれかに記載の通信端末。
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