JP4179127B2 - 車両の視界調整方法および装置 - Google Patents

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Description

本発明は、フロントウインドガラスの下端部に視界調整部分を設けて、運転者による前方視界を調整するようにした車両の視界調整方法および装置に関する。
従来の車両の視界調整方法では、フロントウインドガラスの下端部を遮蔽して走行状態に応じて前方視界を調整することにより、運転の前方視認性を向上するようにしたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
かかる従来の視界調整方法では、実車速や車間距離等を検出し、この値を演算方法の対応値と比較することで、特に高速道路走行時に視界制限を行って疲労や眠気を防止すると共に、中低速走行時には十分な視界を確保して車両直前の障害物の見落としを防止できるようになっている。
つまり、主に高速走行時に車両直前の視界が見え過ぎることによる神経の使い過ぎから生ずる疲労の促進を防止することに主眼が置かれ、状況に応じてフロントウインドガラス下端の高さを変動させて視界面積を制限するようになっている。
特開2000−211355号公報(第4頁、第4図)
しかしながら、かかる従来の車両の視界調整方法にあっては、フロントウインドガラスの下端部を遮蔽した上端縁の見切り線が車幅方向に一直線に延びているため、曲線路の右旋回時には、図23(a)に示すように、地球の重力を基準にした鉛直・水平軸で座標をとると、車両は左側にロールし、頭部は旋回横加速度に逆らうように右側に傾き、このときの頭部座標を基準に景色を見ると、図23(b)に示すように、前方視界は車両のロール角度以上にロールすることになる。
このとき、運転者は重力加速度と旋回横加速度のベクトル和が頭部鉛直軸付近の方向になるように頭部傾斜角を調整することになるが、この位置は必ずしも安定せずに変動することが確認されている。この変動の結果、運転姿勢が不安定になり、それに伴って操舵が乱れることになり、この操舵の乱れは旋回横加速度の変動を促して頭部傾斜角が更に不安定になるという悪循環を生むことになる。
この頭部傾斜角が揺らぐ原因の1つに車体窓枠下端線の方向性があることを見出した。即ち、人間は基準線の水平性が損なわれると平衡感覚を失うことが知られており、これを車両に当てはめて検討した結果、ロール運動する際の窓枠下端線の揺れが視覚的な平衡感覚を乱し、頭部傾斜角に影響を与えることを確認した。
そこで、本発明は人間の平衡感覚に着目して成されたもので、視界調整部分の見切り線を、直進時に水平に見える直線形状から外した形状にし、若しくは、車体のロール角等の旋回条件に応じて変化させておくことで、運転者の平衡感覚を安定させて頭部傾斜角の揺らぎを抑制できるようにした車両の視界調整方法および装置を提供するものである。
上記目的を達成するため、本発明は、フロントウインドガラスの下端部に視界調整部分を設けて、運転者による前方視界を調整するようにした車両の視界調整方法において、前記視界調整部分は、インストルメントパネル上面の形状及び車体形状により構成され、運転者の対向位置と車両中心位置との間で、かつ、運転者からオフセットした位置に頂点を配置し、この頂点から車幅方向両側に向けて一様に下降傾斜する左・右稜線を設定し、これら頂点と左・右稜線とによってフロントウインドガラスの下端部視界を調整する見切り線として形成したことを特徴とする。
本発明によれば、フロントウインドガラスの下端部に設けた視界調整部分の見切り線が、運転者からオフセットした位置に配置した頂点から車幅方向両側に向けて一様に下降傾斜しているため、この傾斜した見切り線により運転者の平衡感覚を安定させて頭部傾斜角の揺らぎを抑制できることになり、ひいては、運転姿勢が安定して操舵の乱れを抑制することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1〜図6は本発明にかかる車両の視界調整方法の第1実施形態を示し、図1は車室内から車両前方を見た斜視図、図2は運転者から見た見切り線と前方視界との関係を示す説明図、図3は運転者の視線と見切り線の頂点との関係を示す説明図、図4は右旋回時の前方視界を示す説明図、図5は車両旋回時の頭部角度と振り子角度との関係を示すグラフ、図6は転舵速度分布に対する操舵の乱れを示す相対度数の関係のグラフである。
この第1実施形態の車両の視界調整方法は、図1〜図3に示すように、フロントウインドガラス1の下端部に視界調整部分10を設けて、この視界調整部分10によって運転者による前方視界を調整する。
ここで、この第1実施形態の視界調整部分10は、運転者の対向位置P1と車両中心位置P0との間で、かつ、運転者からオフセットSした位置に頂点Tを配置し、この頂点Tから車幅方向両側に向けて一様に下降傾斜する左・右稜線Rl,Rrを設定し、これら頂点Tと左・右稜線Rl,Rrとによってフロントウインドガラス1の下端部視界を調整する見切り線11として形成してある。
この実施形態では、視界調整部分10は前記見切り線11よりも下方領域Aを遮蔽することによりフロントウインドガラス1の下端部視界を調整するようにしている。
また、前記頂点Tは、図2に示すように、右ハンドル車なら右旋回時(左ハンドル車なら左旋回時)に、旋回姿勢時の運転者Mの視点と頂点Tとを結んだ視線が旋回外側車線Loutよりも外側に有るように位置させてある。
更に、運転者側の稜線、つまり右ハンドル車では右稜線Rr、左ハンドル車では左稜線Rlが水平線と成す傾きの最大角をθ1,θ2とした場合、これらθ1,θ2を車両のロール角θRよりも大きく設定してある。
尚、図1中、2はハンドル、3はコントロールレバー、4は右側フロントドア、5は左側フロントドアである。
以上の構成によりこの第1実施形態によれば、フロントウインドガラス1の下端部に設けた視界調整部分10の見切り線11が、運転者Mからオフセットした位置に配置した頂点Tから車幅方向両側に向けて一様に下降傾斜しているため、図4に示すように、この傾斜した見切り線11により前方視界の傾きを抑制できるようになり、ひいては、旋回時の頭部傾斜角θH(図5(a)参照)の揺らぎを抑制できることになり、これにより運転姿勢が安定して操舵の乱れを抑制することができる。
ここで、この実施形態では視界調整部分10の効果を定量的に得るため、図5(a)に示すように、車両旋回時に運転者Mの頭部傾斜角θHと、旋回横加速度と重力加速度のベクトル和方向が確認できるようにシート背面に配設した振り子の示す角度θGとを比較実験し、その結果を図5(b)に示した。
ここで、運転者Mが重力加速度と旋回横加速度のベクトル和が頭部鉛直軸付近の方向になるように頭部傾斜角度θHを位置させた場合はθH=θGとなり、また、通常走行で発生する旋回横加速度は0.2〜0.6Gの範囲にあり、このときのθGを求めると、tanθG=0.2〜0.6であるため、θG=10〜30degの範囲に存在することになる。
そして、図5(b)の実験結果に示すように、θG=10〜30degという条件を略満たしており、これによって、旋回時における頭部傾斜角θHの変動が少なくなって頭部D位置が安定することになり、また、旋回横加速度を表す振り子角度θGよりも頭部角度θHが浅くなる傾向があり、つまり、運転者Mの首がすわることになる。
また、図6に示すように、高速道路のインターチェンジのように急旋回する場合にあっても、転舵速度の分散値(≒操舵の乱れ)が再現性良く低下しており、視覚効果のみで運転負荷も低減されることが理解される。
ところで、この実施形態の視界調整部分10はその見切り線11を、図1に示すように、運転者Mに対向する位置からオフセットSし、そして、車両中心位置P0よりも運転者M側に頂点Tを配置することにより、視界の左右非対称性を補正できる。
また、前記頂点Tを右ハンドル車なら右旋回時(左ハンドル車なら左旋回時)に、旋回姿勢時の視点と頂点Tとを結んだ視線が旋回外側車線よりも外側に有るように位置させたので、前記効果の更なる向上を図ることができる。
更に、運転者M側の稜線Rr,Rlが水平線と成す最大角度θ1,θ2が、車両のロール角θRよりも大きくしたことにより、効果を安定して得ることができる。
図7は本発明の第2実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図7は車室内から車両前方を見た斜視図である。
この第2実施形態の車両の視界調整方法は、図7に示すように、視界調整部分10aの見切り線11を、車両姿勢および/または車両加速度に応じて変位させるようにしている。
即ち、この実施形態の視界調整部分10aは、図7に示すように、フロントウインドガラス1の下端部に車幅方向に延びる可動板12を設けるとともに、この可動板12の中間部分を支点12fとして車体側に左右揺動可能に取付け、かつ、この支点12f部分から下方に可動板12と一体の質量体12wを振り子状態で設けてあり、この質量体12wによって車両旋回時の慣性力、つまり車両姿勢や車両横加速度Gを検出して、これを可動板12に伝達するようになっている。
また、前記可動板12は、その上端縁が見切り線11となっている。
以上の構成によりこの第2実施形態の車両の視界調整方法によれば、見切り線11を形成する可動板12の支点12fが、重心となる質量体12wよりも上方に位置することにより、例えば、車両の右旋回時には質量体12wが慣性力により左方に変位し、これに伴って可動板12の右側が下方に傾むいて見切り線11の下方傾斜角が大きくなるため、運転者の平衡感覚を安定させて頭部傾斜角の揺らぎを抑制できる。
このため、この実施形態では前記見切り線11を車体のロール角等の旋回条件に応じて変化させることができるため、旋回条件に応じた視界条件の最適化が可能となる。
ところで、この実施形態では質量体12wの揺動角は、必ずしも旋回横加速度と重力加速度のベクトル和方向まで変位させる必要はなく、図外のストッパーを用いて角度変化を規制してもよく、また、支点12f位置に図外の減速機構を設けて、旋回横加速度と重力加速度のベクトル和の方向よりも見切り線11の傾斜角度を小さくするようにできる。
尚、この実施形態では視界調整部分10aの見切り線11の変位を、可動板12および質量体12wを用いて機械的に行うようにしたが、これに限ることなく、視界調整部分を液晶パネルで構成し、旋回加速度を検出する手段から出力された信号に応じて、その液晶パネルによる遮蔽形状を変化させることもできる。
図8,図9は本発明の第3実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図8は車室内から車両前方を見た斜視図、図9は車両前方から見たフロントウインドガラス部分の斜視図である。
この第3実施形態の車両の視界調整方法は、図8に示すように、視界調整部分10bを、見切り線11よりも下方領域Aの形状に沿って形成した遮蔽板13で構成してある。
このとき、遮蔽板13はフロントウインドガラス1の湾曲形状に沿って添着できるように可撓板材で形成し、例えば、黒色のフィルムシート等を用いることができる。
また、この実施形態では図9に示すように、前記遮蔽板13の片面(外側面)に装飾Dを施すようにしている。
以上の構成によりこの第3実施形態の車両の視界調整方法によれば、視界調整部分10bを、見切り線11よりも下方領域Aの形状に沿って形成した遮蔽板13で構成したので、視界調整部品10bを別部品として提供できるため、窓枠の黒色プリント等による特別な加工をフロントウインドガラス1に施すこと無く目的を達成できる。
また、遮蔽板13は別売りとして後付けが可能となり、本発明の視界調整方法を簡単に達成できる。
更に、前記遮蔽板13に装飾Dを施したことにより、その装飾効果によって商品価値を高めることができる。このとき、装飾Dは遮蔽板13の外側面に限ることなく、内側面に施すこともできる。
図10は本発明の第4実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図10は車室内から車両前方を見た斜視図である。
この第4実施形態の車両の視界調整方法は、視界調整部分10cを、フロントウインドガラス1に見切り線11を含めて適宜線幅をもつ複数の描画直線(または描画曲線)14が頂点Tに集結するように表示して構成してある。
以上の構成によりこの第4実施形態の車両の視界調整方法によれば、描画直線14間には大きな隙間が形成されるため、見切り線11よりも下方領域Aの遮蔽部分を大幅に低減して視界確保の自由度を向上することができる。
図11は本発明の第5実施形態を示し、前記第1,第5実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図11は車両前方から見たフロントウインドガラス部分の斜視図である。
この第5実施形態の車両の視界調整方法は、第4実施形態の図10で示した視界調整部分10cを表示する描画直線(または描画曲線)14を、図11に示すように、ワイパーアーム15およびワイパーブレード16で代用してある。
即ち、ワイパーアーム15やワイパーブレード16は所定幅を持った棒状体であり、右側のワイパーアーム15で右稜線Rrを形成するように所定角度をもって折曲する一方、左側のワイパーブレード16の右側端を前記ワイパーアーム15に近接させるとともに、このワイパーブレード16で左稜線Rlを形成するように所定角度をもって傾斜させてあり、ワイパーアーム15とワイパーブレード16との近接部分に頂点Tを形成するようにしている。
以上の構成によりこの第5実施形態の車両の視界調整方法によれば、既存のワイパーアーム15およびワイパーブレード16を利用できるため、窓付近に特別な加工を施すことなく視界調整部分10cを構成することができる。
また、第2実施形態に示したように見切り線11を、車両姿勢および/または車両加速度に応じて変位させる場合には、ワイパーモータにステップ機能を付加して、これを用いることができる。
ところで、前記第1〜第5実施形態の視界調整部分10,10a〜10cは、フロントウインドガラス1の下端部を遮蔽し、また、可動板12、遮蔽板13、描画直線(曲線)14およびワイパーアーム15やワイパーブレード16を用いて構成したが、これに限ることなくインストルメント上面の形状や車体形状により視界調整部分を構成してもよい。
図12は本発明の第6実施形態を示し、前記第1実施形態と同一構成部分に同一符号を付して重複する説明を省略して述べるものとし、図12は車室内から車両前方を見た斜視図である。
この第6実施形態の車両の視界調整方法は前記第1〜第5実施形態の何れにも適用できるもので、図12に示すように、視界調整部分10の頂点Tの位置を明示する手段としての三角マーク17を付けてある。
以上の構成によりこの第6実施形態の車両の視界調整方法によれば、稜線Rl,Rrの傾斜が切り換わる点を明示できるようになり、運転者の視線が頂点T付近に位置した場合に微少な視線揺れを抑制して、運転者の平衡感覚を安定させることができる。
尚、この実施形態の頂点Tの明示手段は三角マーク17に限ることはなく、運転者が頂点Tを容易に認識できる手段であればよい。
次に、本発明の第7の実施形態について説明する。図13は、第7の実施形態に係る視界調整方法が適用された車両の、フロントウインドガラス周囲の構成を示す説明図である。同図に示すように、第7の実施形態では、前述した第1の実施形態と同様に、フロントウインドガラス1の下端部に、視界調整部分10を設け、この視界調整部分10によって運転者による前方視界を調整する。
ここで、本実施形態で用いる視界調整部分10は、運転者の対向位置P1と車両中心位置P0との間で、且つ、運転者からオフセットした位置に頂点Tを配置し、この頂点Tから車幅方向運転席側に向けて一様に下降傾斜する右側稜線11(Rr)を設定する。
一方、頂点Tから車幅方向助手席側に向けて屈曲点Sを有し、下降傾斜する左側稜線11(Rl)を設定する。これらの頂点及び稜線により、フロントウインドガラス1の下端部視界を調整する見切り線11を形成している。
左側稜線11(Rl)については、図14(a)〜(c)に示すような屈曲点Sを有する形状を用いることができる。
頂点Tから左側(助手席側)に伸びる第一の稜線(頂点Tから屈曲点Sまでの稜線)の角度を大きく取ることができ、直進時から旋回に移るときに最も有効な形状としては、図14(a)、または同図(c)に示すように、下側に凸となる稜線を用いることが望ましい。また、視界制御部分の面積を小さくする観点からは、同図(a)に示すように、屈曲点Sの左側の稜線についても下降傾斜する形状とするのが良い。
また、同図(b)に示すように、上側に凸となる稜線の形状でも屈曲点Sから視界制御部分の端点に至る領域で稜線の角度が大きく確保されているため、車両の設計要件に応じて同図(b)に示す形状を用いることもできる。
ここで、屈曲点Sを設けない場合には、旋回時の運転者の姿勢安定化効果を大きくする目的で、稜線の水平面に対する角度を図15に示す角度αのように大きい角度に設定すると、符号(a)に示す直線の下方が視界調整部分となってしまうので、視界調整部分の面積が大きくなってしまう。
また、反対に、視界調整部分の面積を小さくするために、図15の符号(b)に示す稜線を設定すると、必然的に頂点Tの位置が距離Nだけ下方に下がることになり、稜線の角度βが小さくなって旋回時の姿勢安定化効果が得られなくなってしまう。
そこで、第7の実施形態では、助手席側の稜線に屈曲点Sを設けることにより、旋回時の姿勢安定化効果を保ったままで、視界調整部分の面積を小さくすることができ、旋回時の姿勢を安定化するという効果と、低速走行時の前方視界の広さを確保するという効果を、両立させることができる。
即ち、フロントウインドガラス下端に形成し前方視界を遮蔽することにより、前方視界に見切り線を付与する車両の視界調整方法および装置において、見切り線を運転者に対向する位置よりオフセットし、且つ、車両中心より運転者側に頂点を形成し、該頂点から車幅方向に向けて左右に下降傾斜する稜線を形成することで、フロントウインドガラス下端に前方視界を遮蔽する左右に傾斜した見切り線を付与することができるので、運転者の平衡感覚を安定させて頭部傾斜角の揺らぎを抑制できることになり、ひいては、運転姿勢が安定して操舵の乱れを抑制することができる。
また、頂点から助手席側方向へ伸びる直線に屈曲点を持たせることにより、頂点の高さを低く抑えた場合でも、主に頭部傾斜角の抑制に効果を持つ見切り線となる稜線の水平方向に対する角度を大きく取ることができるので、遮蔽面積を小さく抑えた上で頭部傾斜角の抑制効果を得ることができる。
次に、本発明の第8の実施形態について説明する。図16、図17は、本発明の第8の実施形態に係る視界調整方法が適用された車両の構成を示す説明図である。図16に示すように、運転席の頭部中心位置と、車両中心軸は距離dだけオフセットしている。また、運転席頭部中心位置と窓枠の右下端Bを結ぶ直線と、車両前後方向とのなす角度をφRとしている。このとき、前方道路の幅W、オフセットd、及び角度φRによって、以下の(1)式に示す関数を定める。
但し、Rmin=(W−2dcosφR)/2(1−cosφR)
ここで、上記の(1)式を与えたとき、φL≧f(φR,W,d)となる角度φLを定め、運転席頭部中心位置から車両前後方向に対して角度φRをなす直線と、窓枠の下端が交わる点Aを定める。
そして、図17に示すように、屈曲点Sは、助手席方向で点Aよりも外側に配置し、且つ、頂点Tと屈曲点Sを結ぶ稜線S−Tの長さは、屈曲点Sと視界調整部分の端点Uを結ぶ稜線S−Uの長さよりも大きく設定した。以下、このように屈曲点の位置を規定する理由について説明する。
車両が左右に旋回する状態において、運転者の視線はどのような位置にあるのかを考える。車両は道路の中央を走行し、運転者も車両中央に乗車する場合、運転者は可視範囲を最大限に活用するとすると、視線はコーナ形状の接線となると考えられる。図18は、このときの幾何学的関係を示した説明図であり、視線と車両前後方向のなす角度φは、Wを車線幅、Rを旋回半径とすれば、以下の(2)式で与えられる。
cosφ=R′/R=1−W/2R ・・・(2)
図19は、車線の幅を変化させてこの関係をプロットした際の特性図である。
更に、実際の車両を考えると、運転席は一般に車両中心からオフセットした位置に設けられている。このときは、視線角度には左右差が生じることになる。車両は、道路の中央を走行するとすれば、右ハンドル車の場合、運転席の中央からのずれを「offset」と定義すると視線角度は、右旋回の場合には、次の(3)式、左旋回の場合には、(4)式となる。
cosφ={1/(R−offset)}*(R−W/2) ・・・(3)
cosφ={1/(R+offset)}*(R−W/2) ・・・(4)
ここで、offset = 0.5m、車線幅3.5mとして試算したときの結果を、図20に示す。この結果から理解されるように、右ハンドル車においては、同半径のコーナを走行する場合でも、右旋回時の方が視線角度が小さくなることがわかる。
一方、一般的に右ハンドル車では、運転席から見て右側のピラーの方が、左側のピラーよりも近くに存在する。従って、本実施形態の姿勢安定効果が得られる最小旋回半径は、運転者の頭部中心位置と窓枠右下端の位置関係により、車両固有の値として一義に定まり、この最小旋回半径Rminは、運転者の頭部中心位置と、窓枠の右下端、即ち、運転席側ピラー下端を結ぶ直線と車両前後方向が成す角度をφRとしたとき、(5)式が成立することから、(6)式で定めることができる。
cosφR={1/(R−d)}*(R−W/2) ・・・(5)
この最小旋回半径Rminにおいて、左旋回を行なう場合の視線角度は、次の(7)式で与えられる。
ここで、左右旋回で、等しく姿勢安定効果を持たせることを考えると、屈曲点位置と運転者の頭部中心位置を結ぶ直線と、車両の前後方向とのなす角度をφkとしたとき、屈曲点の位置は、次の(8)式を満たすようにする必要がある。
従って、上述したように、角度φLがφL≧f(φR,W,d)となる位置に屈曲点を形成することにより、右側ピラーの位置で決まる、本発明の効果が得られる限界旋回半径以内の領域で、屈曲点が運転者の視界に入ることが無く、左旋回において有効な効果を得ることができることとなる。
なお、上記の試算は、主として高速道路の標準車線幅として道路構造令で定められた車線幅3.5mを用いて計算したが、実際の道路では路肩などを含めて車線と見なせるため、実際の位置決定においては、車線幅は実際の走行条件を加味して設定することが望ましい。
更に、本実施形態では、頂点Tと屈曲点Sを結ぶ稜線S−Tの長さは、屈曲点Sと視界調整部分の端点Uを結ぶ稜線S−Uの長さよりも大きくなるように設定した。これにより、頂点Tから助手席側へ伸びる第一の稜線を運転者に支配的に認知させることで、旋回時の姿勢安定効果をより効果的に得られるようになる。
即ち、第8の実施形態では、助手席側方向に車両が旋回するときの、運転者の助手席側への視線移動範囲よりも外側となる位置に屈曲点を配置することになるため、屈曲点が存在しても運転者の注意が屈曲点に向くことが無くなり運転姿勢安定化の効果をより顕著とすることができる。
また、頂点から屈曲点に至る稜線を他の稜線よりも支配的に運転者に認知させることができるため、より一層屈曲点の存在を、運転者に対して意識させずに運転姿勢安定化の効果を得ることができる。
次に、本発明の第9の実施形態について説明する。図21,図22は、第8の実施形態に係る車両の構成を示す説明図である。
図示のように、本実施形態では、助手席側の視界調整部分を車幅方向で小さく抑え、かつ視界調整部分端と窓枠左下端との間となる符号(ア)の領域で、下降傾斜角θを有する窓枠下端形状とする。
これにより、助手席側に屈曲点を持つ視界調整部分を窓枠下端全体に渡って設けた第7の実施形態と同様の効果を、より小さな視界調整部分で実現できるため、視界調整部分の面積をより一層小さくし、且つ、旋回時の姿勢安定効果を保つことが可能となる。
また、図16及び図17で示した実施形態と同様の考えで、視界調整部分の助手席側端部の位置S′を決定し、且つ、頂点Tと視界調整部分端S′とを結ぶ稜線の長さT−S′を、視界調整部分端S′と窓枠左下端Uとを結ぶ窓枠下端、即ち稜線S′−Uの長さよりも長く設定することにより、上述した第8の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、本実施形態では、窓枠下端形状が下降傾斜している形状を示したが、窓枠下端が水平でなければたとえば上昇傾斜していても良い。但し、上昇傾斜とした場合には、上述したように、頂点Tと視界調整部分端S′とを結ぶ稜線の長さT−S′が、視界調整部分端S′と窓枠左下端Uとを結ぶ稜線の長さS′−Uよりも長くすることが必須である。
なお、本実施形態では、視界調整部分の助手席側稜線は一様に下降傾斜する例を示したが、第7の実施形態に示した方法を用いることにより、視界調整部分の稜線に屈曲点を設けても良い。つまり、図21に示す頂点Tと視界調整部分端S′との間に、屈曲点を設ける構成としても良い。
このようにして、第9の実施形態では、視界調整部分端S′と、窓枠左下端Uとの間の傾斜部分を、図13に示した屈曲点Sから左側の部分となる稜線の代わりとして用いることができるので、より小さい視界調整部分で、上述した第7の実施形態と同様の効果を得ることができる。
即ち、フロントウインドガラス下端に形成し前方視界を遮蔽することにより、前方視界に見切り線を付与する前方視界調整方法および装置において、視界調整部分と窓枠下端部の形状を合わせて前方視界に対して左右に傾斜した見切り線を付与できるため、運転者の平衡感覚を安定させて操舵の乱れを抑制することができる上に、フロントウインドガラスを遮蔽する面積を小さく抑えることができる。
また、助手席側方向に車両が旋回するときの、運転者の助手席側への視線移動範囲より外側に屈曲点を配置することになるため、頂点から屈曲点に至る稜線および視界調整部分の頂点が支配的に運転者に認知されることになり、屈曲点があっても運転者の注意が屈曲点に向くことが無くなり運転姿勢安定化の効果をより顕著とすることができる。
更に、頂点から屈曲点もしくは頂点から視界調整装置端に至る稜線を他の稜線よりも支配的に運転者に認知させることができるため、屈曲点の存在を、運転者に対して意識させずに運転姿勢安定化の効果を得ることができる。
ところで、本発明の車両の視界調整方法は前記第1〜第9の実施形態に例をとって説明したが、これら実施形態に限ることなく本発明の要旨を逸脱しない範囲で他の実施形態を各種採ることができる。
車両前方の視認性を向上させる上で極めて有用である。
本発明の第1実施形態における車室内から車両前方を見た斜視図。 本発明の第1実施形態における運転者から見た見切り線と前方視界との関係を示す説明図。 本発明の第1実施形態における運転者の視線と見切り線の頂点との関係を示す説明図。 本発明の第1実施形態における右旋回時の前方視界を示す説明図。 本発明の第1実施形態における車両旋回時の頭部角度と振り子角度との関係を示すグラフ。 本発明の第1実施形態における転舵速度分布に対する操舵の乱れを示す相対度数の関係のグラフ。 本発明の第2実施形態における車室内から車両前方を見た斜視図。 本発明の第3実施形態における車室内から車両前方を見た斜視図。 本発明の第3実施形態における車両前方から見たフロントウインドガラス部分の斜視図。 本発明の第4実施形態における車室内から車両前方を見た斜視図。 本発明の第5実施形態における車両前方から見たフロントウインドガラス部分の斜視図。 本発明の第6実施形態における車室内から車両前方を見た斜視図。 本発明の第7実施形態における車室内から車両前方を見た斜視図。 本発明の第7実施形態における視界調整部分の形状を示す説明図であり、(a)は稜線が下側に凸となる場合、(b)は稜線が上側に凸となる場合、(c)は稜線が下側に凸となり、且つ屈曲点よりも左側が上昇傾斜する場合を示す。 本発明を用いない場合の視界調整部分の形状を示す説明図。 本発明の第8の実施形態における車両上方から示した説明図。 本発明の第8実施形態における車室内から車両前方を見た斜視図。 旋回時の運転者の視線とコーナを幾何学的に示した説明図。 運転者が車両の中央に乗車している場合の視線と車両前後方向の成す角度を旋回半径に対してプロットした特性図。 運転者が車両に対して右側にオフセットして乗車している場合の、視線と車両前後方向の成す角度を旋回半径に対してプロットした特性図。 本発明の第9実施形態における車室内から車両前方を見た斜視図。 本発明の第9の実施形態における車両上方から示した説明図。 従来のフロントウインドから見た(a)地平線基準と(b)頭部座標基準との視界を示す説明図。
符号の説明
1 フロントウインドガラス
10,10a,10b,10c 視界調整部分
11 見切り線
13 遮蔽板
14 描画直線(曲線)
15 ワイパアーム
16 ワイパーブレード
17 三角マーク(頂点明示手段)
D 運転者
P0 車両中心位置
P1 運転者の対向位置
Rl 左稜線
Rr 右稜線
T 頂点
S 屈曲点
S′ 視界調整部分端

Claims (14)

  1. フロントウインドガラスの下端部に視界調整部分を設けて、運転者による前方視界を調整するようにした車両の視界調整方法において、
    前記視界調整部分は、
    インストルメントパネル上面の形状及び車体形状により構成され、運転者の対向位置と車両中心位置との間で、かつ、運転者からオフセットした位置に頂点を配置し、この頂点から車幅方向両側に向けて一様に下降傾斜する左・右稜線を設定し、これら頂点と左・右稜線とによってフロントウインドガラスの下端部視界を調整する見切り線として形成したことを特徴とする車両の視界調整方法。
  2. 頂点は、旋回姿勢時の運転者の視点とその頂点とを結んだ視線が旋回外側車線よりも外側に有るように位置させたことを特徴とする請求項1に記載の車両の視界調整方法。
  3. 左・右稜線のうち運転者側の稜線が水平線と成す傾きの最大角を、車両のロール角よりも大きく設定したことを特徴とする請求項1または請求項2のいずれかに記載の車両の視界調整方法。
  4. 視界調整部分は、頂点の位置を明示する手段を備えたことを特徴とする請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の車両の視界調整方法。
  5. フロントウインドガラスの下端部に視界調整部分を設けて、運転者による前方視界を調整するようにした車両の視界調整方法において、
    前記視界調整部分は、運転者の対向位置と車両中心位置との間で、運転者からオフセットした位置に頂点を配置し、
    前記頂点から車幅方向運転席側に向けて一様に下降傾斜する稜線を設定し、且つ前記頂点から車幅方向助手席側に向けて、1つ以上の屈曲点を有する稜線を設定することを特徴とする車両の視界調整方法。
  6. 前記頂点から車幅方向助手席側に向けて設定される稜線の屈曲点は、
    車両上方から見たときに、運転席乗員頭部中心位置と屈曲点を結ぶ直線が、車両前後方向中心軸とのなす角度φLが、運転席から見たときの運転席側ピラー見開き角φRと、車両が走行する走行路の車線幅Wと、運転席乗員頭部中心位置と車両中央軸との距離dと、によって定義される下記の関数f(φR,W,d)を与えたとき、φL≧f(φR,W,d)となる位置に設定することを特徴とする請求項5に記載の車両の視界調整方法。
    但し、Rmin=(W−2dcosφR)/2(1−cosφR)
  7. 前記頂点から車幅方向助手席側に向けて設定される稜線は、
    前記頂点と、該頂点から助手席側方向に向けた1つ目の屈曲点とを結ぶ稜線の長さが、互いに隣接する屈曲点どうしを結ぶ稜線、或いは屈曲点と視界調整部分の端部を結ぶ稜線の長さよりも長くなるように、各屈曲点の位置を設定したことを特徴とする請求項5または請求項6のいずれかに記載の車両の視界調整方法。
  8. フロントウインドガラスの下端部に視界調整部分を設けて、運転者による前方視界を調整するようにした車両の視界調整装置において、
    前記視界調整部分は、
    インストルメント上面の形状及び車体形状により構成され、運転者の対向位置と車両中心位置との間で、かつ、運転者からオフセットした位置に頂点を配置し、この頂点から車幅方向両側に向けて一様に下降傾斜する左・右稜線を設定し、これら頂点と左・右稜線とによってフロントウインドガラスの下端部視界を調整する見切り線として形成したことを特徴とする車両の視界調整装置。
  9. 頂点は、旋回姿勢時の運転者の視点とその頂点とを結んだ視線が旋回外側車線よりも外側に有るように位置させたことを特徴とする請求項8に記載の車両の視界調整装置。
  10. 左・右稜線のうち運転者側の稜線が水平線と成す傾きの最大角を、車両のロール角よりも大きく設定したことを特徴とする請求項8または請求項9のいずれかに記載の車両の視界調整装置。
  11. 視界調整部分は、頂点の位置を明示する手段を備えたことを特徴とする請求項8請求項10のいずれか1項に記載の車両の視界調整装置。
  12. フロントウインドガラスの下端部に付加して、運転者による前方視界を調整する車両の視界調整装置において、
    運転者の対向位置と車両中心位置との間で、運転者からオフセットした位置に頂点を設定し、
    前記頂点から車幅方向の運転席側に向けて、下降傾斜する稜線を設定し、
    前記頂点から車幅方向の助手席側に向けて、屈曲点を有する稜線を設定し、
    前記助手席側に向かう稜線の車両外側となる端部は、フロントウインドガラスの助手席側の端部よりも車両中央寄りとなるフロントガラス最下端に位置し、
    フロントウインドガラスの輪郭線のうち、前記助手席側稜線の車両外側となる端部と、フロントウインドガラス最下端で助手席側端部となる点との間が、車幅方向助手席側に向けて下降方向、或いは上昇方向に傾斜することを特徴とする車両の視界調整装置。
  13. 前記頂点から車幅方向助手席側に向けて設定される稜線の屈曲点或いは稜線の助手席側端部は、
    車両上方から見たときに、運転席乗員頭部中心位置と屈曲点或いは稜線の助手席側端部とを結ぶ直線が、車両前後方向中心軸とのなす角度φLが、運転席から見たときの運転席側ピラー見開き角φRと、車両が走行する走行路の車線幅Wと、運転席乗員頭部中心位置と車両中央軸との距離dと、によって定義される下記の関数f(φR,W,d)を与えたとき、φL≧f(φR,W,d)となる位置に設定することを特徴とする請求項12に記載の車両の視界調整装置。
    但し、Rmin=(W−2dcosφR)/2(1−cosφR)
  14. 前記頂点から車幅方向助手席側に向けて設定される稜線は、
    前記頂点と、該頂点から助手席側方向に向けた1つ目の屈曲点或いは視界調整部位の端部とを結ぶ稜線の長さが、
    互いに隣接する屈曲点どうしを結ぶ稜線、または屈曲点と視界調整部分の端部を結ぶ稜線、または視界調整部分の端部とフロントガラス最下端で助手席側の端部となる点を結ぶフロントウインドガラス輪郭線、の長さよりも長くなるように各屈曲点、或いは視界調整部位の端部が位置するように設定されることを特徴とする請求項12または請求項13のいずれかに記載の車両の視界調整装置。
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