JP4178758B2 - バルブシートの接合構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、エンジンの機関弁などにおけるバルブシートをヘッドの開口に接合する構造に関し、特に圧接を用いて物理的に抜けない様に接合したバルブシートの接合構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般にエンジンの機関弁におけるバルブシートの接合は、鉄系焼結合金などにより形成されたリング状のバルブシートを、アルミニウム合金製のシリンダヘッドの吸気ポート及び排気ポートの開口周囲の凹部に、加熱圧入することにより行われていた。
【0003】
この加熱圧入方式では、焼きばめ等の内部応力に耐えるために、リング状のバルブシートを比較的厚肉とする必要がある。そのため、内部応力が少ない溶接等によりバルブシートを接合し、バルブシートの薄肉化を図る試みがなされている。特開平11−50823号公報に、超音波振動を印加して行う摩擦圧接を用いる方法が提案されている。また、特開平8−296417号公報や特開2000−263241号公報に、電気抵抗溶接を用いる圧接方法が提案されている。
【0004】
いずれの方法でも、アルミニウム合金のシリンダヘッドと鉄系焼結合金のバルブシートとの異材質間の接合であるため、接合境界部に形成される脆弱な金属間化合物や酸化皮膜により、接合強度が確保できない。そのため、バルブシート自体に、アルミニウム合金に対して拡散性を有する拡散材料を固着又は含浸させたり、ろう材を介在させたりして接合強度を確保することが提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前述した摩擦圧接や電気抵抗溶接によるバルブシートの接合では、比較的厚みを薄くできるなどの設計上の自由度が確保できるものの、抜け落ちを完全に防止する接合強度が確保できず、未だ実用化に至っていない。
【0006】
本発明は前記の問題点に鑑みてなされたものであって、その目的は、バルブシートがヘッドに対して物理的に保持される接合形状を採用することにより、接合強度を確保するとともに、設計自由度を向上させたバルブシートの接合構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成する第1の発明に係るバルブシートの接合構造は、軟質金属製ヘッドの開口にリング状の硬質金属製バルブシートを圧接したバルブシートの接合構造であって、前記バルブシートの外周に縮径部を設け、この縮径部に圧接時に生じる前記軟質金属の固相流動体が充填され固化して成るものである。この第1の発明によれば、圧接時に軟質金属のヘッドに生じる固相流動体がリングの縮径部に流れ込み、縮径部が軟質金属の固相流動体で隙間無く充填され、この固相流動体が固化するとバルブシートはヘッド側に物理的に固定される。
【0008】
第2の発明に係るバルブシートの接合構造は、第1の発明において、前記縮径部に充填された固相流動体が反ヘッド側に露出している。この第2の発明によれば、反ヘッド側に露出している固相流動体の存在によって、縮径部に固相流動体で充填されていることが確認できる。この固相流動体は圧接後のヘッド及びバルブシートの形状加工時に露出するものであってもよい。
【0009】
第3の発明に係るバルブシートの接合構造は、第2の発明において、前記縮径部に充填された前記固相流動体が楔状となっている。この第3の発明によれば、バルブシートが楔状の固相流動体によってヘッド側に強固に接合される。
【0010】
第4の発明に係るバルブシートの接合構造は、第1〜3のいずれかの発明において、前記縮径部は、前記バルブシートの最大外径より反ヘッド側に向かって縮径するものである。この第4の発明によれば、最大外径を乗り越えて固相流動体が縮径部に流れ込み、強固な抜け止めが形成される。この最大外径は圧接後のバルブシートの形状加工時に現れるものであってもよい。
【0011】
第5の発明に係るバルブシートの接合構造は、第1の発明において、前記バルブシートのヘッド側底面の外周に傾斜部が設けられている。この第5の発明によれば、傾斜部に沿って軟質金属の固相流動体が縮径部に向かって押し出されるように流れ込む。
【0012】
第6の発明に係るバルブシートの接合構造は、第5の発明において、前記バルブシートのヘッド側底面の外周に傾斜部が設けられている。この第6の発明によれば、圧接時の推力又は押圧力がそれほど大きくなくても、ヘッド側に固相流動体を形成し始める。
【0013】
第7の発明に係るバルブシートの接合構造は、第1〜6のいずれかの発明において、前記固相流動体は、前記バルブシートを回転させながら前記ヘッドに向けて加圧する摩擦圧接により形成されたものである。この第7の発明によれば、摩擦圧接により、バルブシートのヘッドへの物理的接合に十分な固相流動体が形成される。
【0014】
第8の発明に係るバルブシートの接合構造は、第1〜7のいずれかの発明において、前記ヘッドはエンジンのシリンダヘッドであり、前記バルブシートは前記シリンダヘッドの弁座を形成する。この第8の発明によれば、圧接によりバルブシートをヘッドに固定できるため、加熱圧入に比較してバルブシートの形状等の設計自由度が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に従って説明する。
〔第1実施形態〕
図1〜3は、本発明の第1実施形態のバルブシートの接合構造を示す図である。図1は第1実施形態の断面図であって、バルブシートとシリンダヘッドとを接合し、形状加工した後であって機関弁に組み込まれた状態を示す。
【0016】
図1において、バルブシートの接合構造1は、シリンダヘッド5と、バルブシート6とから構成される。シリンダヘッド5の開口11の端に圧接により生じた凹部12が形成され、この凹部12内にリング状のバルブシート6が嵌入状態で接合されている。バルブシート6の外周に反ヘッド側に向かって縮径する傾斜部(縮径部)23が形成され、この傾斜部(縮径部)23の回りに楔状になった固相流動体14が充填され固化している。以下、本明細書おいて、固相流動体とは、温度上昇により軟化し、固相状態のまま流動可能な状態にあるものを言う。バルブシート6の反ヘッド側(燃焼室側)の内周が45°に加工され、弁座15が形成される。このようなバルブシートの接合構造1に於いて、弁体7が、バルブシート6の弁座15に対して昇降自在に配置されることにより、エンジンの機関弁2が構成される。
【0017】
図2に、シリンダヘッド5とバルブシート6の接合前の状態が示される。シリンダヘッド5は、アルミニウム合金(例えばAl−Si系)の様な軟質金属で形成されている。バルブシート6は、鉄系の合金又はそれら合金の焼結体の様な硬質金属で形成されている。
【0018】
シリンダヘッド5の接合前の凹部21は、開口11の内径D1より大きな内径D2を有する有底の第1拡径孔211と、第1拡径孔211の内径D2より更に大きな内径D3を有する有底の第2拡径孔212と、これら第1拡径孔211と第2拡径孔212との間の段部213とから形成されている。
【0019】
バルブシート6は、内径D5及び最大外径D7を有し、厚みがH5のリング状に形成されている。バルブシート6の外周には、最大外径の頂上22から反ヘッド側に形成された円錐面状の第1傾斜部(縮径部)23と、最大外径の頂上22からヘッド側に形成された円錐面状の第2傾斜部24とが設けられている。第1傾斜部23の回りに楔状に固相流動体が充填されるため、第1傾斜部23の角度αは10〜15°とすることが好ましい。第2傾斜部24は固相流動体を第1傾斜部23に向けて押し出すため、第2傾斜部24の角度βは45°以下とすることが好ましい。
【0020】
バルブシート6の最大外径D7は、第1傾斜部23に向けての固相流動体の流れを良くするため、第2拡径孔212の内径D3より僅かに小さくすることが好ましい。バルブシート6の第2傾斜面24の底面内径D6は、第2傾斜面24が段部213の先端に当たるように、第1拡径孔211の内径D2より僅かに小さくすることが好ましい。バルブシート6の内径D5は、固相流動体の内側へのバリの出方を制御するために、開口11の内径D1より僅かに小さくすることが好ましい。バルブシート6の厚みH5は、圧接時の押し込み代(アップセット代)を確保するために、凹部21の深さH1よりやや大きくすることが好ましい。
【0021】
図3に、シリンダヘッド5に対するバルブシート6の圧接の手順が示される。圧接は、押圧回転式の摩擦接合により行われる。図3(a)に於いて、シリンダヘッド5の凹部21内にバルブシート6を嵌め込む。段部213の先端が第2傾斜面24に当たる。この状態で、シリンダヘッド5に向けてバルブシート6を所定の圧力Pで押圧する。図3(b)に於いて、バルブシート6を押圧しながら回転させると、段部213の先端が固相流動体となって第2傾斜面24に沿って流れる。
【0022】
図3(c)に於いて、頂上22に向かって押し出される固相流動体は、頂上22を乗り越え、第1傾斜面23に沿って反ヘッド側に流れる。図3(d)において、バルブシート6のヘッド側底面がシリンダヘッド5の第1拡径孔211の底に当たり、第1拡径孔211の底に固相流動体が形成されるまで、押圧と回転を続ける。図3(e)に於いて、バルブシート6の回転を止め押圧するアップセット加圧を行う。バルブシート6に当たるシリンダヘッド5の部分が固相流動体となっているため、バルブシート6は更に押し込まれ。溢れた固相流動体が、第1傾斜面23の回りや開口11の側に押し出される。
【0023】
図3(e)の状態で冷却すると、バルブシート6の第1傾斜面23の回りの固相流動体14が楔状になって固化する。バルブシート6の外周は固化した固相流動体14で充填され、物理的に抜けない状態になる。図3(f)に於いて、バルブシート6の内周及び反ヘッド側の表面を加工することにより、余分な固相流動体のバリを取り除く。同時に、バルブシート6の内周の反ヘッド側のコーナーに弁座15を加工する。これらの形状加工により、所定寸法に仕上がったバルブシート6の接合構造1が得られる。
【0024】
図3(f)に於いて、バルブシート6の第1傾斜面23の回りの固相流動体14の充填が不十分であると、バリ除去後の固相流動体14に空洞等の欠陥が生じるため、外観検査によって圧接が確実に行われたものだけを選別することが可能になる。
【0025】
〔第2実施形態〕
図4〜5は、本発明の第2実施形態のバルブシートの接合構造の作成手順を示す図である。図4に、シリンダヘッド5Aとバルブシート6Aの接合前の状態が示される。
【0026】
シリンダヘッド5Aの凹部31は、開口11の内径D11より大きな内径D13を有し、深さがH11である有底の拡径孔に形成されている。バルブシート6Aは、内径D15及び最大外径D17を有し、厚みがH15のリング状に形成されている。バルブシート6Aの外周には、最大外径の頂上32から反ヘッド側に形成された円錐面状(角度α)の傾斜部(縮径部)33が設けられている。
【0027】
バルブシート6Aの最大外径D17は、傾斜部33に向けて固相流動体が押し出され易くするため、凹部21の拡径孔の内径D13より僅かに小さくすることが好ましい。バルブシート6Aの内径D15は、固相流動体の開口11側へのバリの出方を制御するために、開口11の内径D11より僅かに小さくすることが好ましい。バルブシート6Aの厚みH15は、圧接時の押し込み代を確保するために、凹部31の深さH11よりやや大きくすることが好ましい。
【0028】
図5に、シリンダヘッド5Aに対するバルブシート6Aの圧接の手順が示される。圧接は、押圧回転式の摩擦接合により行われる。図5(a)に於いて、シリンダヘッド5Aの凹部31内にバルブシート6Aを嵌め込む。バルブシート6Aの底面が凹部31の底面に当たる。この状態で、シリンダヘッド5Aに向けてバルブシート6を所定の圧力Pで押圧する。図5(b)に於いて、バルブシート6Aを押圧しながら回転させると、凹部31の底面が固相流動体となり、頂上22を乗り越え、傾斜面33に沿って押し出される。
【0029】
図5(c)に於いて、バルブシート6Aの回転を止め、押圧を続ける。バルブシート6Aに当たるシリンダヘッド5Aの凹部31の底面が固体流動体となっているため、バルブシート6Aは更に押し込まれ。溢れた固相流動体が、傾斜面33の回りに楔状になって押し出される。図5(d)に於いて、楔状の固相流動体34は冷却により、シリンダヘッド5Aの母材と一体になって固化する。バルブシート6Aの外周は楔状の固相流動体34で充填され、物理的に抜けない状態になる。図5(e)に於いて、バルブシート6Aの内周及び反ヘッド側の表面を加工することにより、余分な固相流動体のバリを取り除く。同時に、バルブシート6Aの内周の反ヘッド側のコーナーに弁座35を加工する。これらの加工により、所定寸法に仕上がったバルブシート6Aの接合構造1Aが得られる。
【0030】
図5(e)に於いて、バルブシート6Aの傾斜面33の回りの固相流動体34の回り込みが不十分であると、バリ除去後の固相流動体34に空洞等の欠陥が生じるため、外観検査で圧接が確実に行われたものだけを選別することが可能になる。
【0031】
〔第3実施形態〕
図6に、第3実施形態に係るシリンダヘッド5Bとバルブシート6Bの接合前の状態が示される。シリンダヘッド5Bの形状は第1実施形態と同様である。バルブシート6Bの外周の最大外径部分41からヘッド側に第1実施形態と同様の傾斜部43が形成され、最大外径部分41から反ヘッド側に半円状の縮径部42が形成されている。バルブシート6Bの外周の反ヘッド側は、最大外径部分41の外径より小径の筒部44となっており、両者の間に径差εが存在している。
【0032】
第1実施形態の場合と同様に、傾斜面43に沿って流れる固相流動体が最大外径部分41を乗り越え、縮径部42に充填される。縮径部42に充填された固相流動体が固化してシリンダヘッド5Bの母材と一体になる。また、縮径部42に充填される固相流動体は径差εからバルブシート6Bの反ヘッド側に露出するため、縮径部42を埋める固相流動体の充満を外観で確認できる。
【0033】
〔第4実施形態〕
図7に、第4実施形態に係るシリンダヘッド5Cとバルブシート6Cの接合前の状態が示される。シリンダヘッド5Cの形状は第1実施形態と同様である。バルブシート6Cの外周の最大外径部分51からヘッド側に第1実施形態と同様の傾斜部53が形成され、最大外径部分51から反ヘッド側に引っ掛かり部となる縮径部52が形成されている。バルブシート6Cの外周の反ヘッド側は、最大外径部分51の外径より小径の頂上54となっており、両者の間に径差εが存在している。
【0034】
第1実施形態の場合と同様に、傾斜面53に沿って流れる固相流動体が最大外径部分51を乗り越え、引っ掛かり部となる縮径部52に充填される。縮径部52に充填された固相流動体が固化してシリンダヘッド5Cの母材と一体になる。また、縮径部52に充填された固相流動体は径差εからバルブシート6Cの反ヘッド側に露出するため、縮径部52を埋める固相流動体の充満を外観で確認できる。
【0035】
〔第5実施形態〕
図8に、第5実施形態に係るシリンダヘッド5Dとバルブシート6Dの接合前の状態が示される。シリンダヘッド5Dの形状は、第2拡径孔が有底の円錐孔60に形成されている以外は、第1実施形態と同様である。バルブシート6Dの外周は、第1傾斜部61と第2傾斜部62とを有する円錐筒状になっている。第1傾斜部61と第2傾斜部62との間に、引っ掛かり部となる円周溝状の縮径部63が形成されている。縮径部63はバルブシート6Dの最大外径から縮径するものではないが、抜け止めの引っ掛かりとしては十分な段差を有している。また、第1傾斜部61と第2傾斜部62との間に径差εが設けられている。
【0036】
第1実施形態の場合と同様に、第1傾斜面61に沿って流れる固相流動体が引っ掛かり部となる縮径部63に充填される。縮径部63に充填される固相流動体が固化してシリンダヘッド5Dの母材と一体になる。また、縮径部62に充填される固相流動体は径差εからバルブシート6Dの反ヘッド側に露出するため、縮径部62を埋める固相流動体の充満を外観で確認できる。
【0037】
〔第6実施形態〕
図9に、第6実施形態に係るシリンダヘッド5Eとバルブシート6Eの接合状態が示される。図9(a)は接合前の状態を示す断面図であり、図9(b)は接合後の状態を示す断面図であり、図9(c)は形状加工後の状態を示す断面図である。
【0038】
図9(a)において、シリンダヘッド5Eは、開口11の端に凹部を設ける前加工を一切施さず、鋳造後の形状のままである。バルブシート6Eの外周には、最大外径の頂上72から反ヘッド側に形成された円錐面状の第1傾斜部(縮径部)73と、最大外径の頂上72からヘッド側に形成された円錐面状の第2傾斜部74とが設けられている。バルブシート6Eの内周には第3傾斜部75が設けられ、バルブシート6Eの底面に尖った刃76が形成されている。
【0039】
図9(b)において、シリンダヘッド5Eにバルブシート6Eを回転させながら圧接すると、シリンダヘッド5Eの開口11や端面13から軟質金属の固相流動体が大きくはみ出る。この大量のはみ出しにより、バルブシート6Eの第1傾斜部73回りへの固相流動体の充填が十分となる。図9(c)において、シリンダヘッド5Eの内周11aとバルブシート6Eの内周面77aを同時に加工して新たな開口を形成し、シリンダヘッド5Eの端部11bとバルブシート6Eの反ヘッド側の端部77bを同時に加工して新たな皿状端部を形成し、シリンダヘッド5Eの反ヘッド側コーナーを加工して弁座77cを形成する。
【0040】
図9(c)に於いて、バルブシート6Eの傾斜面73の回りの固相流動体の回り込みによる充填が十分になるとともと、加工後に傾斜面73の回りの固相流動体の充満状態を外観検査で確認することができる。
【0041】
〔第7実施形態〕
図10に、第7実施形態に係るシリンダヘッド5Fとバルブシート6Fの接合状態が示される。図10(a)は接合前の状態を示す断面図であり、図10(b)は接合後の状態を示す断面図であり、図8(c)は形状加工後の状態を示す断面図である。
【0042】
図10(a)において、シリンダヘッド5Fは、開口11の端に、第1拡径孔811と第2拡径孔812とからなる凹部81を設ける。バルブシート6Fの外周には、頂上82から反ヘッド側に形成された円錐面状の第1傾斜部(縮径部)83と、頂上82からヘッド側に形成された円錐面状の第2傾斜部84とが設けられている。バルブシート6Fの反ヘッド側の端にキャップ部85が設けられ、第1傾斜部83の端に顎85aが形成されている。頂上82の外径は第2拡径部812の内径にほぼ等しく、キャップ部85の外径は頂上82の外径より大きく、両者の間に径差δが存在している。
【0043】
図10(b)において、シリンダヘッド5Fにバルブシート6Fを回転させながら圧接すると、バルブシート6Fの第1傾斜部83に流れ込む軟質金属の固相流動体が顎部85aでせき止められ、第1傾斜部83への固相流動体の楔状の充填が促進される。
【0044】
図10(c)において、シリンダヘッド5Fの端部11bとバルブシート6Fの反ヘッド側の端部87bを同時に加工して新たな皿状端部を形成する。このとき、バルブシート6Fのキャップ部85に相当する部分を除去し、第1傾斜部83に充填された楔状の固相流動体を露出させる。さらに、リンダヘッド5Fの反ヘッド側コーナーを加工して弁座87cを形成する。
【0045】
図10(c)に於いて、バルブシート6Fの傾斜面83の回りの固相流動体の充填が十分になるとともと、加工後に傾斜面83の回りの固相流動体の状態を外観検査で確認することができる。
【0046】
以上説明した第1〜7実施形態は以下の効果を有する。
(1)第1〜7実施形態において、バルブシートの外周に設けられた縮径部としての傾斜部23,33,73,83又は引っ掛かり部としての縮径部42,52,63にシリンダヘッドからの固相流動体が隙間無く充填され、この固相流動体がシリンダヘッドの母材と連続して固化しているため、バルブシートはシリンダヘッドに物理的に抜けないように保持された接合になる。そのため、従来接合面の接合強度から採用困難とされてきた摩擦圧接による接合が可能になる。物理的に抜けないような摩擦接合が可能になると、バルブシートの特に接合表面の材質の制限がなくなり、加熱圧入に比較して薄肉形状のバルブシートにすることが可能になり、バルブシートの寸法及び材質の設計自由度を大幅に向上させることができる。
【0047】
(2)第1〜7実施形態において、バルブシートの外周に設けられた縮径部としての傾斜部23,33,73,83又は引っ掛かり部としての縮径部42,52,63に充填される固相流動体が傾斜部23,33,73,83の広がりに応じて又は径差εを経てバルブシートの反ヘッド側の表面に露出するようになっているため、物理的な保持を含む接合の確認が外観で判断できるため、全数の検査が簡単にでき、確実に接合されたものだけを製品とすることができる。
【0048】
(3)第1〜2,6〜7実施形態において、バルブシートの外周に設けられた縮径部は反ヘッド側に徐々に縮径する傾斜部23,33,73,83に形成されているため、傾斜部23,33,73,83の回りに充填される固相流動体が楔状となり、バルブシートが抜けようとすると締まり、バルブシートのシリンダヘッドへの物理的な保持が確実となる。
【0049】
(4)第1,3〜5実施形態において、バルブシートのヘッド側底面の外周に傾斜部24,43,53,61が設けられており、この傾斜部24,43,53,61がシリンダヘッド側の段部213(図2参照)に当たって固相流動を生じさせるため、摩擦接合時の当初の押圧力が少なくできる。また、生じた固相流動体が傾斜部24,43,53,61に沿って縮径部としての傾斜部23又は引っ掛かり部としての縮径部42,52,63に流れるため、固相流動体による充填が確実に行われる。
【0050】
(5)第1,2実施形態において、バルブシートの外周の形状が二つの傾斜部の組み合わせ又は一つの傾斜部で形成され、焼結合金等の硬質金属で形成されバルブシート6,6Aの形状が簡単になる。特に、第2実施形態のバルブシート6Aの形状は外周に一つの傾斜部しかないため簡単になっている。
【0051】
(6)第1〜7実施形態において、いずれも摩擦接合により固相流動体を形成しており、電気抵抗溶接の電流管理に比較して、回転数、圧力、押し込み量等の管理しやすい因子であるため、再現性が高く、品質が安定し、生産設備も簡素な機構で済む。
【0052】
(7)第1〜7実施形態において、摩擦接合により固相流動体を形成するため、バルブシートが押し当てられる母材の部分にも接合時のかき混ぜ効果が及び、バルブシートの周囲の母材の靱性が上がっていることが推定される。その結果、バルブシートを支える母材の機械的特性が向上し、バルブシートの弁開閉時の衝撃に対する耐久性がバルブシート接合構造全体として改善される。特に、エンジンの機関弁では、弁開閉時の衝撃が大きいため、バルブシートの回りに強靱な材料が形成されていることは有利である。
【0053】
(8)第4,5実施形態において、バルブシート6C,6Dの末広がりの開口に対応し、バルブシート6C,6Dの外周も末広がりとすることができる。この場合、バルブシート6C,6Dの外周に引っ掛かり部となる縮径部52,63を設けると、バルブシート6C,6Dのシリンダヘッド5C,5Dへの物理的な保持を含む接合が可能になる。このとき、縮径部52,63に充填される固相流動体の反ヘッド側への露出により、充満の度合いが外観で確認できる。
【0054】
(9)第6実施形態において、バルブシート6Eの底面が尖った刃76になっているため、シリンダヘッド5Eの端面13に押し当てて回転させるときに、シリンダヘッド5E側に固相流動体を形成せしめる押圧力を低下させることができる。これにより、専用の摩擦圧接機を使用せず、通常のNCマシンでの摩擦圧接できる可能性もある。また、シリンダヘッド5Eの開口11の回りに凹部を形成することなく、バルブシート6Eを押し込むことにより、大量の固相流動体を発生させ、バルブシート6Eの第1傾斜面73回りの隙間のない楔状固相流動体の形成を確実なものとすることができる。
【0055】
(10)第7実施形態において、バルブシート6Fの反ヘッド側の端にキャップ部85を形成することにより、バルブシート6Fの第1傾斜面83回りに流れ込む固相流動体をせき止め、第1傾斜面83回りの隙間のない楔状固相流動体の形成を確実なものとすることができる。そして、バルブシート6Fのキャップ部85を加工により削り落とすことにより、第1傾斜面83回りの楔状固相流動体が露出するため、隙間無く充填された楔状固相流動体の存在を外観で検査することができる。
【0056】
なお、実施の形態は前記に限定されるものではなく、例えば、次のように変更して実施してもよい。
(1)第1〜7実施形態において、シリンダヘッドに固相流動体を生じさせる摩擦接合として、押圧回転式のものを用いる場合を説明したが、超音波振動体を押圧する方式の摩擦接合を用いることもできる。この場合、バルブシートに超音波振動するホーンを押しつけることにより、加圧しながら振動させる。
【0057】
(2)第1〜7実施形態において、シリンダヘッドがアルミニウム合金の軟質金属、バルブシートが焼結合金の硬質金属で形成されている場合を説明したが、シリンダヘッドが鍛造又は鋳造の鉄であって、バルブシートがタングステンカーバイトを含む硬質金属の組み合わせであってよい。シリンダヘッドとバルブシートとの間に軟質及び硬質の差があり、硬質金属の圧接時に軟質金属側に固相流動が生じるような組み合わせであればよい。
【0058】
(3)第1〜7実施形態において、好ましい適用例として、エンジンの機関弁への適用例を説明したが、開閉を繰り返す弁であって、バルブシートをヘッドの開口に別途取り付けるタイプの弁であれば、本実施形態のバルブシートの接合構造を採用することができる。
【0059】
(4)第1〜7実施形態において、バルブシートは物理的に保持されるため、異種金属間の接合強度をそれほど必要としないが、異種金属間の接合状態を良好にし、熱伝達係数を上昇させるなどのために、焼結合金製のバルブシートに銅、亜鉛、錫、マグネシウム又はこれらの合金からなる拡散材料を含浸又は/及び被覆しておくこともできる。
【0060】
(5)第3〜4実施形態において、径差εをゼロにし、縮径部42,52への固相流動体を閉じ込めるようにすることもできる。第7実施形態において、キャップ部85を残す加工を施し、傾斜部83に充填された固相流動体を閉じ込めることもできる。このとき、縮径部42,52或いは傾斜部83への固相流動体の充填度合いは別途の方法例えば非破壊検査により検査することができる。
【0061】
【発明の効果】
以上詳述したように第1の発明によれば、圧接時に生じるヘッド側の固相流動体がバルブシートの縮径部の回りを隙間無く充填し、物理的にバルブシートを固定するため、バルブシートは異種金属間の接合状態に関係なく確実に接合される。また圧接であるため、加熱圧入に比較して、バルブシートの厚みを薄くするなどの設計上の自由度を向上させることができる。
【0062】
第2の発明によれば、バルブシートの縮径部に充填された固相流動体が外観で確認でき、接合状態の品質管理が確実に行われる。第3の発明によれば、バルブシートの縮径部に充填された固相流動体による接合が確実になる。第4の発明によれば、バルブシートの縮径部に固相流動体が充填されやすく、充填状態の確認も容易にできる。第5の発明によれば、バルブシートの縮径部に充填される固相流動体を十分に送り込める。第6の発明によると、バルブシートの圧接時の当初の押圧力を下げることができる。
【0063】
第7の発明によると、摩擦圧接により生成される固相流動体により、バルブシートをヘッドに確実に固定できる。第8の発明によると、エンジンのバルブシートに適用すると、厚みを薄くする等のバルブシートの設計自由度を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態の断面図であって、バルブシートとシリンダヘッドの接合後であって機関弁に組み込まれた状態を示す図である。
【図2】シリンダヘッドとバルブシートの接合前の状態を示す断面図である。
【図3】シリンダヘッドとバルブシートの接合手順を示す断面図である。
【図4】第2実施形態の断面図であって、バルブシートとシリンダヘッドの接合前の状態を示す図である。
【図5】シリンダヘッドとバルブシートの接合手順を示す断面図である。
【図6】第3実施形態の断面図であって、バルブシートとシリンダヘッドの接合前の状態を示す図である。
【図7】第4実施形態の断面図であって、バルブシートとシリンダヘッドの接合前の状態を示す図である。
【図8】第5実施形態の断面図であって、バルブシートとシリンダヘッドの接合前の状態を示す図である。
【図9】第6実施形態の断面図であって、バルブシートとシリンダヘッドの接合前の状態と接合手順を示す図である。
【図10】第7実施形態の断面図であって、バルブシートとシリンダヘッドの接合前の状態と接合手順を示す図である。
【符号の説明】
1 バルブシートの接合構造
5,5A,5B,5C,5D,5E,5F シリンダヘッド(ヘッド)
6,6A,6B,6C,6D,6E,6F バルブシート
11 開口
14 楔状の固相流動体
213 段部
22 頂上(最大外径部)
23,33,73,83 第1傾斜部(縮径部)
24 第2傾斜部
42,52,63 縮径部
76 刃(尖った部分)

Claims (7)

  1. 軟質金属製ヘッドの開口にリング状の硬質金属製バルブシートを圧接したバルブシートの接合構造であって、前記バルブシートの外周に縮径部を設け、この縮径部に圧接時に生じる前記軟質金属の固相流動体が充填され固化して成り、
    前記縮径部に充填された固相流動体が反ヘッド側に露出しているバルブシートの接合構造。
  2. 軟質金属製ヘッドの開口にリング状の硬質金属製バルブシートを圧接したバルブシートの接合構造であって、前記バルブシートの外周に縮径部を設け、この縮径部に圧接時に生じる前記軟質金属の固相流動体が充填され固化して成り、
    前記縮径部は、前記バルブシートの最大外径より反ヘッド側に向かって縮径するものであるバルブシートの接合構造。
  3. 軟質金属製ヘッドの開口にリング状の硬質金属製バルブシートを圧接したバルブシートの接合構造であって、前記バルブシートの外周に縮径部を設け、この縮径部に圧接時に生じる前記軟質金属の固相流動体が充填され固化して成り、
    前記バルブシートのヘッド側底面の外周に傾斜部が設けられ、
    前記バルブシートのヘッド側底面が尖っているバルブシートの接合構造。
  4. 前記縮径部に充填された前記固相流動体が楔状となっている請求項に記載のバルブシートの接合構造。
  5. 前記縮径部は、前記バルブシートの最大外径より反ヘッド側に向かって縮径するものである請求項1または請求項4に記載のバルブシートの接合構造。
  6. 前記固相流動体は、前記バルブシートを回転させながら前記ヘッドに向けて加圧する摩擦圧接により形成されたものである請求項1〜のいずれかに記載のバルブシートの接合構造。
  7. 前記ヘッドはエンジンのシリンダヘッドであり、前記バルブシートは前記シリンダヘッドの弁座を形成する請求項1〜のいずれかに記載のバルブシートの接合構造。
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