JP4178590B2 - 人体局部洗浄装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は人体局部洗浄装置に関し、特に、用便に関する種々の機能を実行するための駆動部を制御する制御手段の構造に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の人体局部洗浄装置は、便器と、便器の周辺に搭載され少なくとも人体局部を洗浄する人体局部洗浄機能を含む用便に関する種々の機能を実行するための駆動手段と、駆動手段を駆動させるために必要な情報を検知する着座センサ等の情報検知手段と、駆動手段及び情報検知手段に電力を供給する電源と、情報検知手段からの検知情報に基づいて駆動手段の駆動を制御するマイクロコンピュータ等の制御手段を備えるものである。
【0003】
図5は、従来の人体局部洗浄装置の駆動手段の駆動を制御するマイクロコンピュータの指令系統を示す制御ブロック図である。図において、マイクロコンピュータ201は、交流を直流に変換した直流電源202からの電力が入力される電源入力ポート201aと、使用者により電源のON又はOFFが操作される電源スイッチ203からのON又はOFFの情報が入力される電源スイッチ入力ポート201bと、情報検知手段204からの検知情報が入力される検知情報入力ポート201cと、駆動手段205の駆動を制御する駆動制御信号を出力する駆動制御信号出力ポート201dとを有し、検知情報入力ポート201cから入力される情報検知手段204からの検知情報に基づいて駆動制御信号出力ポート201dから駆動手段205へ駆動制御信号を出力することにより駆動手段205の駆動を制御するものである。また、電源スイッチ入力ポート201bから入力される情報がONからOFFとなった際には、直流電源202から駆動手段205への電力の供給を停止する第1電力供給停止処理を実行する。この第1電力供給停止処理は、一般的には、駆動制御信号出力ポート201dからの駆動制御信号の出力をOFFとする処理である。駆動制御信号の出力をOFFとすると、直流電源202から駆動手段205への通電が停止され、駆動手段205が停止されるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来の人体局部洗浄装置では、使用者が夜間又は外出時に電源スイッチを操作し、電源スイッチ入力ポートから入力される情報がONからOFFとなった際に、駆動手段への電力供給は停止されるが、情報検知手段及びマイクロコンピュータ自身には通電されている状態となる。このため、電源スイッチがOFFの状態でも一定の電力消費が発生してしまうという問題がある。
【0005】
故に、本発明は、上記実情に鑑みなされたものであり、人体局部洗浄装置において、電源スイッチがOFFの状態での電力消費を極力減少して省エネルギー化を図ることを技術的課題とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記技術的課題を解決するためになされた請求項1の発明は、便器と、前記便器の周辺に搭載され少なくとも人体局部を洗浄する人体局部洗浄機能を含む用便に関する種々の機能を実行するための駆動手段と、前記駆動手段を駆動させるために必要な情報を検知する情報検知手段と、前記駆動手段及び情報検知手段へ電力を供給する電源と、前記電源からの電力が入力される電源入力ポートと、使用者により前記電源のON又はOFFが操作される電源スイッチからのON又はOFFの情報が入力される電源スイッチ入力ポートと、前記情報検知手段からの検知情報が入力される検知情報入力ポートと、前記駆動手段の駆動を制御する駆動制御信号を出力する駆動制御信号出力ポートと、前記電源から前記情報検知手段への電力の供給を制御する電力供給制御信号を出力する電力供給制御信号出力ポートとを有し、前記電源はトランジスタのコレクタに接続されると共に、前記情報検知手段は前記トランジスタのエミッタに接続され、さらに、前記電力供給制御信号出力ポートは前記トランジスタのゲートに接続される構成とし、前記検知情報入力ポートから入力される前記情報検知手段からの検知情報に基づいて前記駆動制御信号出力ポートから駆動制御信号を出力して前記駆動手段の駆動を制御するとともに、前記電源スイッチ入力ポートから入力される情報がONからOFFとなった際に前記電源から前記駆動手段への電力の供給を停止する第1電力供給停止処理及び前記電源から前記情報検知手段への電力の供給を停止する第2電力供給停止処理並びに前記電源から自身に通電される電力を減少させた低消費電力モードに移行する低消費電力モード移行処理を実行する制御手段とを備えた人体局部洗浄装置としたことである。
【0007】
上記発明によれば、人体局部洗浄装置は、便器と、前記便器の周辺に搭載され少なくとも人体局部を洗浄する人体局部洗浄機能を含む用便に関する種々の機能を実行するための駆動手段と、前記駆動手段を駆動させるために必要な情報を検知する情報検知手段と、前記駆動手段及び情報検知手段へ電力を供給する電源と、前記検知情報入力ポートから入力される前記情報検知手段からの検知情報に基づいて前記駆動制御信号出力ポートから駆動制御信号を出力して前記駆動手段の駆動を制御する制御手段を備える。また、制御手段は、電源からの電力が入力される電源入力ポートと、使用者により電源のON又はOFFが操作される電源スイッチからのON又はOFFの情報が入力される電源スイッチ入力ポートと、前記情報検知手段からの検知情報が入力される検知情報入力ポートと、前記駆動手段の駆動を制御する駆動制御信号を出力する駆動制御信号出力ポートと、前記電源から前記情報検知手段への電力の供給を制御する第1電力供給制御信号を出力する第1電力供給制御信号出力ポートとを有する。そして、前記電源スイッチ入力ポートから入力される情報がONからOFFとなった際に電源から駆動手段への電力の供給を停止する第1電力供給停止処理及び前記電源から前記情報検知手段への電力の供給を停止する第2電力供給停止処理並びに前記電源から自身に通電される電力を減少させた低消費電力モードに移行する低消費電力モード移行処理を実行するものである。
【0008】
使用者の操作によって電源スイッチがONからOFFとされ、電源スイッチ入力ポートから入力される情報がONからOFFとなった場合、従来から行われている電源から駆動手段への電力の供給を停止する第1電力供給停止処理の他に、電源から情報検知手段への電力の供給を停止する第2電力供給停止処理を行うので、駆動手段のみならず、情報検知手段への通電も停止される。さらに、制御手段は、制御手段自身に通電される電力を減少させた低消費電力モードに移行するので、制御手段自身で消費する電力も減少するものである。
【0009】
このように、電源スイッチ入力ポートから入力される情報がONからOFFとなった場合に、駆動手段への通電及び情報検知手段への通電を停止し、さらに制御手段自身も低消費電力モードに移行するので、電源スイッチOFF時での消費電力が極力減少され、省エネルギー化を図ることができるものである。
【0010】
上記駆動手段とは、用便に関する種々の機能を実行するために駆動するものであり、例えば、人体局部を洗浄するという局部洗浄機能を実行するための局部洗浄ノズルに洗浄水を圧送する水源モータ、局部洗浄後に人体局部を乾燥させるという乾燥機能を実行するためのファンを駆動させるファンモータ、便座を暖めるという便座暖房機能を実行するためのヒータ、洗浄水を加温する温水機能を実行するためのヒータ等がある。
【0011】
上記情報検知手段とは、駆動手段を駆動させるために必要な情報を検知するものであり、使用者が便座に座ったことを検知する着座センサ、便座の温度を検知する温度センサ、温水の温度を検知する温度センサ等がセンサ類としては挙げられる。また、使用者が種々の機能を選択するための操作パネル等の選択手段も、機能が選択されたことを検知するものであることから、この情報検知手段に含まれるものである。
【0012】
上記第1電力供給停止処理とは、電源から駆動手段への電力の供給を停止する処理であり、この処理には、電源から駆動手段に供給される電力を停止するために、駆動制御信号出力ポートからの出力をOFFとする処理や、駆動制御信号出力ポートから駆動停止指令信号を出力する処理等が挙げられる。
【0013】
上記第2電力供給停止処理とは、電源から情報検知手段への電力の供給を停止する処理であり、この処理には、電源から情報検知手段に供給される電力を停止するために、電力供給制御信号出力ポートからの出力をOFFとする処理や、電力供給制御信号出力ポートから電力供給停止指令信号を出力する処理等が挙げられる。
【0014】
上記第2電力供給停止処理として、電力供給制御信号出力ポートからの出力をOFFとする処理を行う場合、スイッチ機能を持つトランジスタを利用すると便利である。つまり、電力供給制御信号出力ポートをトランジスタのゲート側に、電源をトランジスタのエミッタ側に、情報検知手段をトランジスタのコレクタ側に接続しておく。電力供給制御信号出力ポートからの出力がある場合は、トランジスタにゲート電流が発生しているので、エミッタ側の電源とコレクタ側の情報検知手段は導通している。一方、電力供給制御信号出力ポートからの出力がない場合は、トランジスタにゲート電流が発生しないので、エミッタ側の電源とコレクタ側の情報検知手段は導通せず、情報検知手段への電力供給は行われない。
【0015】
上記低消費電力モードとは、電源から制御手段自身に通電される電力が減少したモードであり、これには、例えば制御手段をマイクロコンピュータとした場合、クロックを停止させてマイクロコンピュータ内に書かれた命令を実行しない、いわゆるスリープモードが挙げられる。
【0016】
【実施の形態】
以下、本発明を実施の形態により具体的に説明する。
【0017】
図1は、本例における人体局部洗浄装置の斜視図である。図において、人体局部洗浄装置1は、便器2と、水洗水が貯えられた水洗タンク3と、本体4と、本体4とは独立して配設された遠隔操作手段としてのリモコン5を主な構成とするものである。
【0018】
本体4は、便器2の上部外周周辺に該便器2を後側から取り巻くように載置されており、閉状態において便器2の上面を覆う便座41、閉状態において便座41の上部を覆う便蓋42、及び、用便に関する種々の機能を実行するための機能部43を内部に収容した本体ケース44と、本体ケース44の上部表面に設置され使用者の操作により種々の機能が選択可能とされた本体側操作パネル45と、人体局部を洗浄する局部洗浄ノズル46と、女性局部を洗浄するビデ洗浄ノズル47とを備えるものである。便座41及び便蓋42は、図示せぬ軸により夫々の基端辺が該軸に対して回動可能に軸支されており、両者は同軸的に開閉動作を行うことができるものである。
【0019】
機能部43は、図2に示すように、直流電源431と、駆動手段432と、駆動手段432により駆動される被駆動手段433と、制御手段としてのマイクロコンピュータ434を備えるものである。また、駆動手段432は、第1電力供給線435により直流電源431と電気的に接続している。上記駆動手段432とは、用便に関する種々の機能を実行するために駆動するものであり、例えば、人体局部を洗浄するという局部洗浄機能を実行するための局部洗浄ノズルに洗浄水を圧送する水源モータ、局部洗浄後に人体局部を乾燥させるという乾燥機能を実行するためのファンを駆動させるファンモータ、便座を暖めるという便座暖房機能を実行するためのヒータ、洗浄水を加温する温水機能を実行するためのヒータ等がある。尚、人体局部洗浄装置としての中枢的な機能である人体局部洗浄機能を実行するための駆動手段を備えていれば、その他の機能を実行するための駆動手段はなくてもよい。
【0020】
被駆動手段433とは、駆動手段432により駆動されるものであり、例えばファンモータにより駆動されるファン等がある。
【0021】
本体側操作パネル45は、図1に示すように使用者が便器に座ったときに向かって右側に位置する部分の上部表面に配設されており、使用者の操作により種々の機能が選択可能とされている。この本体側操作パネル45は、どの機能が選択されたかを検知する機能を有することから、本発明における情報検知手段に該当する。また、本体側操作パネル45には、人体局部洗浄装置への電源を投入または遮断するための電源スイッチも搭載されている。
【0022】
また、リモコン5の表面にも、使用者の操作により種々の機能が選択可能とされたリモコン側操作パネル51が配置されている。このリモコン側操作パネル51も、本発明における情報検知手段に該当する。
【0023】
尚、図示しないが、人体局部洗浄装置1には、使用者が便座に座ったことを検知する着座センサ、便座の温度を検知する便座温度検知センサ等が搭載されているが、これらのセンサ類も、本発明における情報検知手段に該当する。
【0024】
図3は、マイクロコンピュータ434を中心とした駆動手段の制御を示す制御ブロック図である。図において、交流を直流に変換した直流電源431は、マイクロコンピュータ434に電気的に接続されている。また、直流電源431は、前述したように第1電力供給線435で駆動手段432と電気的に接続されている。マイクロコンピュータ434は、電源入力ポート434aと、電源スイッチ入力ポート434bと、検知情報入力ポート434cと、駆動制御信号出力ポート434dと、電力供給制御信号出力ポート434eとを有する。電源入力ポート434aは直流電源431に電気的に接続されており、直流電源431からの電力が入力されるポートである。電源スイッチ入力ポート434bは電源スイッチ436に電気的に接続されており、使用者の操作による電源スイッチ436からのON又はOFFの情報が入力されるポートである。検知情報入力ポート434cは、本体側操作パネル45、リモコン側操作パネル51、着座センサ等の各種センサ等の情報検知手段6と電気的に接続されており、情報検知手段6からの検知情報が入力されるポートである。駆動制御信号出力ポート434dは駆動手段432と電気的に接続されており、駆動手段432の駆動を制御する駆動制御信号を出力するポートである。電力供給制御信号出力ポート434eは、直流電源431から情報検知手段6への電力の供給を制御する電力供給制御信号を出力するポートである。尚、図では、検知情報入力ポート434c及び駆動制御信号出力ポート434dはそれぞれ1つのみで示したが、実際には、これらはそれぞれ複数のポートがあり、各検知情報の入力に基づいて、それに対応する駆動手段を制御するようになっている。
【0025】
直流電源431は、前述したように駆動手段432と電気的に接続されているとともに、トランジスタ7のコレクタ側7aにも接続されている。このトランジスタ7のエミッタ側7bには情報検知手段6が、ゲート側7cにはマイクロコンピュータ434の電力供給制御信号出力ポート434eが接続しているものである。
【0026】
上記構成において、電源スイッチ436がONの状態では、直流電源431からマイクロコンピュータ434及び駆動手段432に電力が供給される。またマイクロコンピュータ434は、電力供給制御信号出力ポート434eから電力供給制御信号を出力する。この電力供給制御信号は、一定の電流として電力供給制御信号出力ポート434eから出力され、該電力供給制御信号出力ポート434eが電気的に接続したトランジスタ7のゲート側7cに電流が発生する。このためトランジスタ7のコレクタ側7aとエミッタ側7bが導通状態となり、直流電源431からの電力はトランジスタ7を介して情報検知手段6へと供給されるものである。
【0027】
この状態では、駆動手段432は駆動可能であり、検知情報入力ポート434cに入力される情報検知手段6からの検知情報に基づき、マイクロコンピュータ434は駆動制御信号出力ポート434dから適宜駆動制御信号を駆動手段432に出力する。この駆動制御信号に従って、駆動手段432が駆動し、使用者が選択した所望の機能が実行されるものである。
【0028】
一方、電源スイッチ436がONからOFFとされた場合、駆動制御信号出力ポート434d及び、電力供給制御信号出力ポート434eからの出力がOFFとなる。駆動制御信号出力ポート434dからの出力がOFFとなることにより、直流電源431から駆動手段432への電力の供給が停止される。電力供給制御信号出力ポート434eからの電力供給制御信号の出力がOFFとなることにより、トランジスタ7のゲート電流が0となる。このため、トランジスタ7のコレクタ側7aとエミッタ側7bとが導通せず、直流電源431から情報検知手段6への電力の供給が停止される。さらに、マイクロコンピュータ434は、そのクロックを停止し、内部に書き込まれた命令を実行しない、いわゆるスリープモードに移行するものである。
【0029】
図4は、マイクロコンピュータ434による上記制御態様を示したサブルーチンのフローチャートである。図において、マイクロコンピュータ434は、ステップ101にて、電源スイッチ入力ポート434bからの入力信号に変化があるか否かを判断する。電源スイッチ入力ポート434bからの入力信号に変化がない場合は、このサブルーチンを終了する。電源スイッチ入力ポート434bからの入力信号に変化がある場合には、ステップ102に進み、その変化がOFFからONであるか否かを判断する。電源スイッチ入力ポート434bからの入力信号の変化がOFFからONである場合には、ステップ103に進み、電力供給制御信号出力ポート434eから制御信号を出力する。この制御信号の出力により、トランジスタ7にゲート電流が発生し、トランジスタ7のコレクタ側7aとエミッタ側7bが導通する。このため、情報検知手段6に電力が供給される。情報検知手段6に電力が供給されると、該情報検知手段6は動作可能となり、各種情報を検知する。この情報検知手段6の入力情報に基づいて駆動制御信号出力ポート434dから所定の制御信号を出力し、駆動手段432を制御するものである。その後、このサブルーチンを終了する。尚、スリープモード状態のときに電源スイッチがOFFからONとなった場合、マイクロコンピュータの割り込み機能によりプログラムが起動して、マイクロコンピュータはスリープモードから解除される。
【0030】
ステップ102において、電源スイッチ入力ポートからの入力信号の変化がONからOFFである場合には、ステップ104に進む。ステップ104では、駆動制御信号出力ポート434dからの出力をOFFとする。これにより、駆動手段432には制御信号が伝達されなくなり、直流電源431から駆動手段432への電力の供給も遮断される。このステップ104が、本発明における第1電力供給停止処理に該当する。次いで、ステップ105に進む。ステップ105では、電力供給制御信号出力ポート434eからの出力をOFFとする。これにより、該電力供給制御信号出力ポート434eが電気的に接続したトランジスタ7のゲート側7cに電流が発生しなくなり、トランジスタ7のコレクタ側7aに接続された直流電源431とエミッタ側7bに接続された情報検知手段6とが電気的に遮断される。このため、直流電源431から情報検知手段6への電力の供給が遮断される。このステップ105が、本発明における第2電力供給停止処理に該当する。次いで、ステップ106に進む。ここでは、マイクロコンピュータ434自身をスリープモードとする処理を行う。この処理により、マイクロコンピュータ434自身のクロックを停止し、再度電源スイッチ入力ポート434bからの入力信号の変化がOFFからONとならない限り、プログラムに書き込まれた命令を実行しない。このステップ106が、本発明における低消費電力モード移行処理に該当する。このようにして制御を行うものである。
【0031】
以上のように、本例に示した人体局部洗浄装置1は、便器2と、便器2の周辺に搭載され少なくとも人体局部を洗浄する人体局部洗浄機能を含む用便に関する種々の機能を実行するための駆動手段432と、駆動手段432を駆動させるために必要な情報を検知する本体側操作パネル45、リモコン側操作パネル51、図示せず各種センサ(着座センサ、便座温度センサ等)等の情報検知手段6と、駆動手段432及び情報検知手段6へ電力を供給する直流電源431と、直流電源431からの電力が入力される電源入力ポート434a、使用者により前記電源のON又はOFFが操作される電源スイッチ436からのON又はOFFの情報が入力される電源スイッチ入力ポート434b、情報検知手段6からの検知情報が入力される検知情報入力ポート434c、駆動手段432の駆動を制御する駆動制御信号を出力する駆動制御信号出力ポート434d、直流電源431から情報検知手段6への電力の供給を制御する電力供給制御信号を出力する電力供給制御信号出力ポート434eとを有し、検知情報入力ポート434cから入力される情報検知手段6からの検知情報に基づいて駆動制御信号出力ポート434dから駆動制御信号を出力して駆動手段432の駆動を制御するとともに、電源スイッチ入力ポート434bから入力される情報がONからOFFとなった際に直流電源431から駆動手段432への電力の供給を停止する第1電力供給停止処理(ステップ104)及び直流電源431から情報検知手段6への電力の供給を停止する第2電力供給停止処理(ステップ105)並びに直流電源から自身に通電される電力を減少させた低消費電力モードとしてのスリープモードに移行する低消費電力モード移行処理(ステップ106)を実行する制御手段としてのマイクロコンピュータ434とを備え、使用者の操作によって電源スイッチ436がONからOFFとされて電源スイッチ入力ポート434bから入力される情報がONからOFFとなった場合、従来から行われている直流電源431から駆動手段432への電力の供給を停止する第1電力供給停止処理の他に、直流電源から情報検知手段6への電力の供給を停止する第2電力供給停止処理、さらにはマイクロコンピュータ434自身に通電される電力を減少させた低消費電力モード(スリープモード)に移行する低消費電力モード移行処理を行うので、駆動手段432のみならず、情報検知手段6への通電も停止され、さらに、マイクロコンピュータ434自身で消費する電力も減少するものである。
【0032】
このように、電源スイッチ入力ポート434bから入力される情報がONからOFFとなった場合に、駆動手段432への通電及び情報検知手段6への通電を停止し、さらにマイクロコンピュータ自身も低消費電力モード(スリープモード)に移行するので、電源スイッチ436がOFF時での消費電力が極力減少され、省エネルギー化を図ることができるものである。
【0033】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、電源スイッチOFF時での消費電力が極力減少され、省エネルギー化を図ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における、人体局部洗浄装置の全体概略斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態における、機能部43の内部を示す概略図である。
【図3】本発明の実施の形態における、マイクロコンピュータを中心とした制御ブロック図である。
【図4】本発明の実施の形態における、マイクロコンピュータの制御サブルーチンのフローチャートである。
【図5】従来技術における、人体局部洗浄装置の駆動手段を制御するマイクロコンピュータの制御ブロック図である。
【符号の説明】
1・・・人体局部洗浄装置
2・・・便器
4・・・本体
41・・・便座、 42・・・便蓋、 43・・・機能部、 44・・・本体ケース、 45・・・本体側操作パネル(情報検知手段)、 46・・・局部洗浄ノズル、 47・・・ビデ洗浄ノズル
431・・・直流電源(電源)、 432・・・駆動手段、 433・・・被駆動手段、 434・・・マイクロコンピュータ(制御手段)、 435・・・第1電力供給線、 436・・・電源スイッチ
434a・・・電源入力ポート、 434b・・・電源スイッチ入力ポート、 434c・・・検知情報入力ポート、 434d・・・駆動制御信号出力ポート、 434e・・・電力供給制御信号出力ポート
5・・・リモートコントローラ
51・・・リモコン側操作パネル(情報検知手段)
6・・・情報検知手段
7・・・トランジスタ、 7a・・・コレクタ側、 7b・・・エミッタ側、 7c・・・ゲート側

Claims (1)

  1. 便器と、前記便器の周辺に搭載され少なくとも人体局部を洗浄する人体局部洗浄機能を含む用便に関する種々の機能を実行するための駆動手段と、前記駆動手段を駆動させるために必要な情報を検知する情報検知手段と、前記駆動手段及び情報検知手段へ電力を供給する電源と、前記電源からの電力が入力される電源入力ポートと、使用者により前記電源のON又はOFFが操作される電源スイッチからのON又はOFFの情報が入力される電源スイッチ入力ポートと、前記情報検知手段からの検知情報が入力される検知情報入力ポートと、前記駆動手段の駆動を制御する駆動制御信号を出力する駆動制御信号出力ポートと、前記電源から前記情報検知手段への電力の供給を制御する電力供給制御信号を出力する電力供給制御信号出力ポートとを有し、
    前記電源はトランジスタのコレクタに接続されると共に、前記情報検知手段は前記トランジスタのエミッタに接続され、さらに、前記電力供給制御信号出力ポートは前記トランジスタのゲートに接続される構成とし、
    前記検知情報入力ポートから入力される前記情報検知手段からの検知情報に基づいて前記駆動制御信号出力ポートから駆動制御信号を出力して前記駆動手段の駆動を制御するとともに、前記電源スイッチ入力ポートから入力される情報がONからOFFとなった際に前記電源から前記駆動手段への電力の供給を停止する第1電力供給停止処理及び前記電源から前記情報検知手段への電力の供給を停止する第2電力供給停止処理並びに前記電源から自身に通電される電力を減少させた低消費電力モードに移行する低消費電力モード移行処理を実行する制御手段とを備えた人体局部洗浄装置。
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