JP4178265B2 - 導波管ホーンアンテナ、アンテナ装置、および、レーダ装置 - Google Patents

導波管ホーンアンテナ、アンテナ装置、および、レーダ装置 Download PDF

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Description

この発明は、ミリ波等の高周波信号の放射、受信を行う導波管ホーンアンテナ、およびこれを備えたアンテナ装置やレーダ装置に関するものである。
ミリ波帯を用いたレーダ装置等においては、マイクロストリップ線路等の平面回路よりも導波管の方が、伝送損失が少ないことを利用して、平面回路型のアンテナよりも導波管アンテナが多く用いられている。このような導波管アンテナでは、給電部から開口部に向けて導波管の断面積が広くなるように、導波管の形状をテーパ状にした部分を開口部側に設けることで、開口部から放射される電磁波を平面波状にする構造が利用されている(例えば、特許文献1参照。)。
図10は、特許文献1に示すような従来の導波管ホーンアンテナの概略構造を示す外観斜視図である。
図10に示すように、従来の導波管ホーンアンテナは略円柱形状の導体部材90に給電導波管93、接続導波管91、およびホーン型導波管92が形成された構造からなる。
給電導波管93は導体部材90の中心軸に所定径の円筒形状で形成されており、接続導波管91は給電導波管93の短絡端から所定距離の位置に給電導波管93の電磁波伝搬方向に垂直な方向に直線状に延びる角筒状に形成されている。ホーン型導波管92は接続導波管91と同じ軸方向に延び且つテーパ状に形成されており、接続導波管91側の端部から開口面にかけて徐々に導波管の断面積が広くなる形状で形成されている。
このような構成のホーンアンテナにおいては、開口部から放射される電磁波をより均一な平面波状にするためには、テーパ状の導波管の長さを長くしなければならず、アンテナおよびこれを備えたレーダ装置の形状が大きくなってしまう。
そこで、導波管の長さを長く保ち、且つ外形寸法を小型にする導波管ホーンアンテナとして、導波管を約180°折り返して形成したものがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開平4−301902号公報 特開2001−284912公報
しかしながら、前述のように特許文献1の導波管ホーンアンテナでは所望のアンテナ特性が得られる外形形状とするには装置を小型化することができない場合がある。一方、特許文献2の導波管ホーンアンテナでは、導波管を180°折り返す形状であるので、この折り返し部にて反射損失が増加して伝送特性が劣化し、所望の出力を得ることが難しいという問題が生じた。
したがって、本発明の目的は、放射特性および伝送特性に優れた小型の導波管ホーンアンテナを提供すること、および、この導波管ホーンアンテナを用いたアンテナ装置およびレーダ装置を提供することにある。
この発明は、所定方向に延びる給電導波管と、該給電導波管の信号伝搬方向に対して垂直な方向を放射方向とし、給電導波管との接続面の面積に対して信号が放射される開口面の面積が広く形成されている放射用導波管と、を備えた導波管ホーンアンテナにおいて、放射用導波管を、接続面側の端部から開口面側の端部に亘り、放射用導波管が延びる方向に垂直な断面積が徐々に広くなり且つ非直線形状に延びる形状で形成することを特徴としている。
この構成では、給電導波管に入力された信号(電磁波)は、該給電導波管を通じて放射用導波管に伝搬される。放射用導波管に伝搬された信号は、非直線状に延び、且つ給電導波管側の端面の面積よりも開口面の面積が広い形状で形成された導波管内を伝搬して、開口面から放射される。この際、放射用導波管が給電導波管側の端面に対して開口面が広い形状であることから、給電導波管から放射用導波管に入力された時点で平面波状であった信号が開口面では球面波状になる。そして、放射用導波管が非直線形状に延びる形状であることから、直線状に導波管を形成するよりも導波管の信号伝搬経路の長さが長くなる。これにより、放射用導波管の給電導波管側端面から開口面まで直線距離が同じであれば、直線状に導波管を形成する場合よりも、球面波状の信号がより一層平面波状になり、放射特性が向上する。一方、同じ放射特性を得ようとするならば、直線状に導波管を形成する場合よりも、給電導波管側端面から開口面までの距離が短くなり、導波管ホーンアンテナが小型化される。
この構成では、放射用導波管を、給電導波管側の断面積が非直線状に広がっていく部分と、開口面側の従来のホーンアンテナのように直線状に広がっていく部分とから形成するのではなく、導波管全体を非直線状に広がっていく形状で形成することで、2つの部分の接続部がなくなり、この接続部の不連続による伝送損失が減少するとともに導波管形状の設計が容易になる。
また、この発明の導波管ホーンアンテナは、放射用導波管を、給電導波管の延びる方向に平行な該給電導波管の中心軸を螺旋の中心とする対数螺旋形状で形成することを特徴としている。
この構成では、前述の非直線形状の具体例として、放射用導波管を対数螺旋形状で形成することで、非直線状に延び、且つ、給電導波管側端面から開口面にかけて断面積が徐々に広がっていく導波管ホーンアンテナが比較的容易に形成される。
また、この発明の導波管ホーンアンテナは、E面分割する面で当接される2枚の導体部材から放射用導波管を形成することを特徴としている。
この構成では、2枚の導体部材に所定深さで、側壁が非直線状に延びる溝を形成する。この際、2枚の導体部材にそれぞれ形成される溝は、これら溝側を向かい合わせて2枚の導体部材を当接させて設置する場合に、溝の位置が一致するように形成される。さらに、2枚の導体部材に形成される溝の側面の高さは同じであり、2枚の導体部材を当接させて形成される導波管の側面の高さは、溝の底面の幅に相当する導波管の底面の幅、すなわち側面間の長さよりも長くなるように溝が形成される。このような構成とすることで、溝(導波管)の底面に平行な面がE面となり、2つの導体部材の当接面がE面分割面となる。そして、E面分割面で接合させる導体部材により導波管が形成されることで、伝搬中の電磁波の漏洩が少なくなる。
また、この発明のアンテナ装置は、前述の導波管ホーンアンテナと、該導波管ホーンアンテナの給電導波管に接続し、該給電導波管への信号または該給電導波管からの信号を伝搬し、装置に対して固定された固定導波管と、該固定導波管に対して導波管ホーンアンテナを給電導波管の中心軸を中心として回転させる回転手段と、を備えたことを特徴としている。
この構成では、前述の導波管ホーンアンテナが、回転手段により回転しながら固定導波管から入力された電磁波を外部に放射するとともに、外部から受信した電磁波(反射波)を固定導波管に伝搬する。このため、導波管ホーンアンテナの放射方向に平行な全周囲方向に対して電磁波の放射、受信が行われる。
また、この発明のレーダ装置は、前述のアンテナ装置を備え、該アンテナ装置から放射する信号と該アンテナ装置で受け取る信号とに基づいて探知を行うことを特徴としている。
この構成では、前述のアンテナ装置により全周囲方向の電磁波が放射、受信されるので、自身が放射した電磁波と受信した反射波とから物標までの距離および大きさが検知される。
この発明によれば、開口面に向けて断面積の広がる導波管を非直線状、具体的に対数螺旋形状に形成することで、導波管を直線状に形成するよりも、同じ外形形状であればより放射特性を改善し、同程度の放射特性であればより小型化した導波管ホーンアンテナを構成することができる。さらには、従来の直線状の導波管よりも放射特性に優れ、且つ小形の導波管ホーンアンテナを構成することができる。そして、この導波管を全体に亘り1種類の非線形形状、具体的に対数螺旋形状とすることで、導波管伝送中の伝送損失を抑制し、導波管の設計を容易にすることができる。すなわち、放射特性に優れた小形の導波管ホーンアンテナを単純な構造で構成することができる。
また、この発明によれば、2個の導体部材を重ね合わせるだけで導波管ホーンアンテナを形成することができ、且つE面分割面で重ね合わせることで伝送損失が抑制される。すなわち、簡素な構造で放射特性に優れる導波管ホーンアンテナを容易に製造することができる。
また、この発明によれば、前述の導波管ホーンアンテナを用いることで、放射特性に優れた小型のアンテナ装置を構成することができる。
また、この発明によれば、前記導波管ホーンアンテナを備えたアンテナ装置を用いることで、探知性能に優れるレーダ装置を小型に構成することができる。
本発明の第1の実施形態に係る導波管ホーンアンテナについて図1〜図4を参照して説明する。
図1(a)は本実施形態の導波管ホーンアンテナの概略構成を示す外観斜視図であり、図1(b)は導波管として機能する部分の構成を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施形態の導波管ホーンアンテナは、導体部材2に形成された放射用導波管1と給電導波管3とを備える。放射用導波管1は、対数螺旋状導波管11とホーン型導波管12とからなり、ホーン型導波管12の一方端が導体部材2から外部に開口し、対数螺旋状導波管11の一方端が給電導波管3に接続する。ここで、以下の説明の便宜上、ホーン型導波管12の開口する端部の面を開口面101とし、対数螺旋状導波管11の給電導波管3への接続面を給電側接続面103とし、ホーン型導波管12と対数螺旋状導波管11との接続面を中間接続面102とする。
給電導波管3は導体部材2に形成された円筒形の導波管であり、円筒形の軸方向に沿って直線的に延びる形状で形成されている。この給電導波管3の短絡端(図1における給電導波管3の上端)から所定距離離れた位置には、対数螺旋形状に延びる角筒状の対数螺旋状導波管11の一方端が接続されている。この接続部の形状は、円筒形状の給電導波管3と各筒状の対数螺旋状導波管11とが結合する形状で形成されており、円筒形状の給電導波管3を伝搬するTMモードと四角筒状の対数螺旋状導波管を伝搬するTEモードとが相互に変換される。さらに、接続位置は、給電導波管3と対数螺旋状導波管11との間で円筒形状の給電導波管3を伝搬するTMモードと角筒状の対数螺旋状導波管11を伝搬するTEモードとを低損失で変換する位置に設定されている。
放射用導波管1の対数螺旋状導波管11は、延びる方向に垂直な断面が方形状であり、給電導波管3に接続する給電側接続面103からホーン型導波管12に接続する中間接続面102まで給電導波管3の中心軸に垂直な平面において、この中心軸を螺旋の中心として略270°で湾曲する形状で形成されている。ここで、対数螺旋状導波管11の電磁波入射方向は給電側接続面103に垂直な方向であり、この方向は給電導波管3の中心軸方向すなわち信号伝搬方向に垂直な方向である。また、対数螺旋状導波管11の電磁波出射方向は中間接続面102に垂直な方向であり、この方向も給電導波管3の信号伝搬方向に垂直な方向である。
具体的に、対数螺旋状導波管11は、例えば、給電導波管3の中心軸に垂直な平面に対しては、次に示す対数螺旋の方程式に従って延びる形状で形成されている。
ここで、対数螺旋の方程式はr=R×exp(cotα×θ)で与えられ、(r,θ)は極座標を示し、給電導波管3の中心軸の点をこの極座標系の原点とする。また、R,αは定数であり、これらR,αの値を所定に設定することにより、螺旋形状を決定する。この際、給電導波管3の中心軸に垂直な平面に投影して見た、対数螺旋状導波管11の巻く内側の線(対数螺旋状導波管11の巻く内側の側面)と、対数螺旋状導波管11の巻く外側の線(対数螺旋状導波管11の巻く外側の側面)とで、前記定数R,αを適当に設定することにより、徐々にこの線間が広がる形状に対数螺旋状導波管11が形成される。すなわち、このような設定を行うことで、対数螺旋導波管11における内側の側面と外側の側面との間隔は、給電側接続面103から中間接続面102にかけて徐々に広がる形状に形成される。
また、対数螺旋導波管11は、給電導波管3の中心軸に平行な方向には、接続位置から給電導波管3の短絡端方向に延びる形状で形成されている。ここで、対数螺旋状導波管11の底面(図における対数螺旋状導波管11の下側の面)と、これに対向する対数螺旋状導波管103の天面(図における対数螺旋状導波管11の上側の面)とでは、前記中心軸に平行な方向の延びる量が異なり、底面と天面との間隔は、給電側接続面103から中間接続面102にかけて徐々に広がる形状に形成されている。
このような形状で形成されることで、対数螺旋状導波管11は、給電側接続面103側の端部から中間接続面102側の端部にかけて、導波管の延びる方向に垂直な断面積が徐々に広くなる形状で、且つ導波管が湾曲ながら延びる形状となる。
ホーン型導波管12は、中間接続面102から開口面101にかけて各壁面が直線状で徐々に広がりながら延びるテーパ状に形成されており、開口面101の面積は中間接続面102の面積よりも広く形成されている。また、開口面101に垂直な方向は中間接続面102に垂直な方向と同じであり、開口面101の電磁波放射方向は給電導波管3の信号伝搬方向に垂直な方向となる。
このような構成とすることで、給電導波管3との給電側接続面103から開口面101までの距離が従来の直線状に延びる放射用導波管よりも長くなり、且つ、延びる方向に垂直な断面積が徐々に広くなるので、対数螺旋状導波管11とホーン型導波管12とを伝搬される間に、電磁波が、従来の構造より一層、平面波に近い状態で放射される。これにより、放射される電磁波のビーム幅を狭くすることができ、アンテナ利得を高くすることができる。さらには、小型でありながらも、従来のように導波管を180°折り曲げる等の伝送路の急激な方向変化が存在せず、緩やかにカーブをしながら延びる形状であるので、反射損失、伝送損失を大幅に抑制することができる。
例えば、導体部材2の円柱部の半径が15mmであり、図1のような270°カーブ形状の対数螺旋状導波管11を用いる場合で、巻きの内側の側壁に対する対数螺旋の方程式のパラメータをR=6,α=−88°とし、巻の外側の側壁に対する対数螺旋の方程式のパラメータをR=7.27,α=88°とする。さらに、給電側接続面103の高さ(h3)が2.54mmで、幅(w3)が1.27mmであるのに対して、中間接続面102の高さ(h2)を6.0mmとし、幅(w2)を3.5mmとし、且つ開口面101の高さ(h1)を15mmとし、幅(w1)を12mmとする。さらには、ホーン型導波管12の長さを21.635mmとする。このような条件でホーンアンテナを形成すると、図2に示すような指向性が得られる。
図2は本実施形態の構造のホーンアンテナと従来例の構造のホーンアンテナとの指向性を示す図であり、(a)が垂直方向指向性を示し、(b)が水平方向指向性を示す。この結果に示すように、本実施形態の構成とすることで、垂直方向指向性、水平方向指向性ともに従来例よりも改善される。この実験結果における具体的な数値としては、本実施形態の構造のホーンアンテナでは、垂直ビーム幅が16.5°(従来例(図10の構造)では21.3°)、水平ビーム幅が18.4°(従来例では18.7°)、アンテナ利得が19.5dBi(従来例では17.4dBi)となり、従来よりも各特性が改善されたことが分かる。
次に、本実施形態の導波管ホーンアンテナの形成方法について図3を参照して説明する。
図3は図1に示した導波管ホーンアンテナを部品毎に分離した分解斜視図である。
図3に示すように、導波管ホーンアンテナは上導体部材21と下導体部材22とからなる。上導体部材21には、側面に開口するホーン用溝121から中心方向に順に対数螺旋溝111,給電用円筒孔31がつながって形成されている。ホーン用溝121は、上導体部材21の側面に開口してこの開口部から上導体部材21の略中心方向に徐々に深さが浅くなり且つ幅が狭くなる形状で形成されている。対数螺旋溝111は、ホーン型導波管用溝121につながりホーン型導波管用溝121に繋がる端部からこれに対向する端部にかけて徐々に深さが浅くなり且つ幅が狭くなる形状で形成されている。給電用円筒孔31は、上導体部材21の底面(図3における下側の面)の略中心に形成され、対数螺旋溝111につながり所定深さで所定径に形成されている。ここで対数螺旋溝111の側壁は、前述の対数螺旋の方程式に準じた形状で形成されており、それぞれの側壁に対して与えられる定数R,αは異なる。
下導体部材22には、上導体部材21に対向する形状で、側面に開口するホーン用溝122から中心方向に順に対数螺旋溝112,給電用円筒孔32がつながって形成されている。ホーン用溝122は、下導体部材22の側面に開口してこの開口部から下導体部材22の略中心方向に徐々に深さが浅くなり且つ幅が狭くなる形状で形成されている。対数螺旋溝112は、ホーン型導波管用溝122につながりホーン型導波管用溝122に繋がる端部からこれに対向する端部にかけて徐々に深さが浅くなり且つ幅が狭くなる形状で形成されている。給電用円筒孔32は、上導体部材22の底面(図3における上側の面)の略中心に形成され、対数螺旋溝112につながり所定深さで所定内径に形成されている。ここで対数螺旋溝112の側壁は、前述の対数螺旋の方程式に準じた形状で形成されており、それぞれの側壁に対して与えられる定数R,αは異なる。
このような構成とすることで、上導体部材21と下導体部材22とをそれぞれの溝が形成された面同士で当接させると、ホーン用溝121とホーン用溝122とにより図1に示すホーン型導波管12が形成され、対数螺旋溝111と対数螺旋溝112とにより図1に示す対数螺旋状導波管11が形成され、給電用円筒孔31と給電用円筒孔32とにより図1に示す給電導波管3が形成される。なお、これらの溝付きの導体部材は、導体部材の切削加工、ダイカスト加工により形成したり、予め樹脂、セラミック、ガラスにより形状を成形した後に導電性材料をメッキしたり、鍛造プレスにより形成したものである。
ここで、対数螺旋状導波管11の高さが幅よりも長くなる形状とする。すなわち、対数螺旋溝111と対数螺旋溝112との深さの計が対数螺旋溝111,112の幅よりも長くなる形状とする。これにより、上導体部材21と下導体部材22との当接面がホーン型導波管12および対数螺旋状導波管11のE面分割面となる。この結果、導体部材2を上導体部材21、下導体部材22の2つに分割して形成し、これらを当接させる構造を用いても、導波管を伝送される電磁波の伝送損失を大幅に抑制することができる。これにより、伝送損失の少なくアンテナ放射特性に優れる導波管ホーンアンテナを形成することができる。
また、給電導波管3を中心にして、この円周面を回り込む形状で対数螺旋状導波管11が形成されるので、導波管長を長く取りながらも外形形状を小さくすることができる。
以上のような構成とすることで、放射特性および伝送特性に優れた小型のホーンアンテナを形成することができる。
なお、前述の説明では、放射用導波管1を対数螺旋状導波管11とホーン型導波管12とで形成した例を説明したが、放射用導波管1の全体を対数螺旋状に形成しても良い。この場合には、放射用導波管を平面視した壁面の形状は、例えば、図4のようになる。
図4は放射用導波管の全体を対数螺旋状に形成した場合の壁面の軌道を示す図であり、201は放射用導波管の内側壁面を示し、202は放射用導波管の外側壁面を示す。
図4に示すように、放射用導波管の全体を対数螺旋状にしても、前述の構成と同様の効果を奏することができる。さらには、前述の構成のように対数螺旋状に延びる部分と直線状に延びる部分とが存在する場合には、これらの間で伝送損失が発生しないように設計する必要が生じるが、全体が対数螺旋状であれば、この接続部における伝送損失を抑制することができるとともに、この部分に関する設計を行う必要がなくなり、容易に形状を設計することができる。
また、前述のように図1の構成では、270°湾曲する対数螺旋状導波管を用い、図4では360°湾曲する対数螺旋状導波管を用いた例を説明したが、これらの角度は、必要とする導波管ホーンアンテナの仕様に応じて適宜設定すればよい。
次に、第2の実施形態に係る導波管ホーンアンテナについて図を参照して説明する。
図5(a)は本実施形態の導波管ホーンアンテナの概略構造を示す外観斜視図であり、図5(b)は従来の同様の導波管ホーンアンテナの構成を示す外観斜視図である。
本実施形態の導波管ホーンアンテナは、従来のH面セクトラルホーンに対数螺旋状導波管を接続したものである。
図5(a)に示すように、本実施形態の導波管ホーンアンテナは、所定厚みの導体板41にホーン型導波管43と対数螺旋状導波管42とが形成された構造であり、ホーン型導波管43と対数螺旋状導波管42との厚みdは同じである。
ホーン型導波管43は導体板41の一面から開口し、内部に直線状に延びる形状で、且つ徐々に幅が狭くなるテーパ形状で形成されており、開口面44の幅w44に対して、対数螺旋状導波管42との接続面の幅w46は狭く形成されている。
対数螺旋状導波管42はホーン型導波管43に接続し、第1の実施形態に示した対数螺旋の方程式に準じて側壁が非直線状に延びて形成されており、導体板41における、前記開口面44に平行で、ホーン型導波管43と対数螺旋状導波管42との接続面と略同じ平面上に形成された面に開口している。そして、両側面を形成するための対数螺旋の方程式の定数をそれぞれ異なる所定値に設定することで、開口面45の幅w45が接続面の幅w46よりも狭くなるように、接続面から開口面45にかけて徐々に幅が狭くなる形状に形成されている。この対数螺旋状導波管42の開口面45は図示しない給電導波管に接続している。
一方、従来のH面セクトラルホーンは、所定厚みの導体板81にホーン型導波管83と直線状導波管82とが形成された構造であり、ホーン型導波管83と直線状導波管82との厚みdは同じである。
ホーン型導波管83は導体板81の一面から開口し、内部に直線状に延びる形状で、且つ徐々に幅が狭くなく形状で形成されており、開口面84の幅w84に対して、直線状導波管82との接続面の幅w86は狭く形成されている。
直線状導波管82はホーン型導波管83と延びる方向の中心軸が一致しており、幅を変えることなく、ホーン型導波管83の開口面84を有する導体板81の側面に対向する側面から開口する形状に形成されている。このため、開口面85の幅w85は接続面の幅w86と同じである。そしてこの開口面85で直線状導波管82は、図示しない給電導波管に接続している。
図5(a)、(b)を比較して分かるように、本実施形態の構成を用いることで、導体板におけるホーン型導波管の延びる方向に平行な長さが同じであっても、給電導波管からホーン型導波管の開口面までの実質的な導波管長を長くすることができる。これにより、図6に示すように、供給された電磁波がより平面波状に近い状態で保たれるため、ビーム幅が狭くなりアンテナの放射特性が向上する。例えば、巻く内側の側壁のパラメータをR=6,α=−86°とし、巻く外側の側壁のパラメータをR=8.54,α=86°とし、180°回転させる構造であり、開口面45の寸法を2.54mm×1.27mmとし、接続面46の寸法を5.8mm×1.27mmとし、開口面44の寸法を12mm×1.27mmとし、ホーン型導波管の長さを15mmとした場合、水平ビーム幅は17.6°(従来例(図5(b)の構造)では26.0°)となり、アンテナ利得は13.1dBi(従来例では11.5dBi)となる。
また、図6(a)は本実施形態(図5(a)の構造)の導波管ホーンアンテナの電界強度分布を示し、図6(b)は従来(図5(b)の構造)の導波管ホーンアンテナの電界強度分布を示す。また、図7は、本実施形態の構造の導波管ホーンアンテナおよび従来の導波管ホーンアンテナの指向性と反射特性とを示した図である。このように、本実施形態の構造を用いることで、指向性およびアンテナの放射特性を向上させることができる。
また、本実施形態の構造では、導体板におけるホーン型導波管の延びる方向の略中央で給電導波管に接続するので、給電導波管の形状を考慮しても、この方向の全体寸法に変化を及ぼすことがなく、小型の導波管ホーンアンテナを構成することができる。
なお、前述の各実施形態の導波管ホーンアンテナに対して、次に示す対数螺旋の方程式を用いてもよい。
Figure 0004178265
この場合のr,θも極座標を示し、R,an,Nを適宜設定することにより、所望の対数螺旋を得ることができる。
次に、第3の実施形態に係るアンテナ装置について図8を参照して説明する。
図8は、図1に示す導波管ホーンアンテナを用いたアンテナ装置の概略構成を示す図である。
図8に示すアンテナ装置は、導波管ホーンアンテナ51、固定部材52、チョーク53を備える。導波管ホーンアンテナ51は、一部が対数螺旋状導波管からなる放射用導波管1と給電用導波管3とが形成された導体部材2からなる。固定部材52は、導波管ホーンアンテナ1の給電用導波管3に接続し、断面形状が同じ固定給電導波管54を備える。チョーク53は、固定部材52に対して導波管ホーンアンテナ1を回転可能に支持し、給電導波管3と固定給電導波管54とを接続する接続導波管55を備える。そして、図示しない回転動力源により導波管ホーンアンテナ51は固定部材52に対して回転する。このように回転しながら導波管ホーンアンテナ51に固定部材52から電磁波を供給して、導波管ホーンアンテナ51の放射開口部50から外部に放射することで、アンテナの放射方向に平行なアンテナ装置の全周方向に電磁波を放射することができる。
このようなアンテナ装置に、前述の第1の実施形態の導波管ホーンアンテナを用いることで、アンテナ装置を小型化することができるとともに、全周に対して優れた放射特性で電磁波を放射することができる。
次に、第4の実施形態に係るレーダ装置について図9を参照して説明する。
図9は本実施形態のレーダ装置の概略構成を示すブロック図である。
本実施形態のレーダ装置は、アンテナ装置60、電圧制御発振器61、方向性結合器62、サーキュレータ63、ミキサ64、LNA65を備える。そして、このアンテナ装置60に前述の導波管ホーンアンテナを備えたアンテナ装置を用いる。
このような構成のレーダ装置では次のような動作により探知を行う。電圧制御発振器61は発振信号を生成して方向性結合器62、サーキュレータ63を介して、アンテナ装置60に出力する。アンテナ装置60は、発振信号を送信信号として外部の所定探知領域に放射(送信)する。また、方向性結合器62は、入力された発振信号を電力分配してローカル信号を発生し、ミキサ64に出力する。一方、アンテナ装置60は、受信信号を、サーキュレータ63を介してミキサ64に出力する。ミキサ64は、サーキュレータ63から入力された受信信号を方向性結合器62から入力されたローカル信号によりダウンコンバートして中間周波信号IFを生成してLNA65に出力し、LNA65は中間周波信号IFを増幅して探知信号として出力する。
このような構成のレーダ装置において、前述の導波管ホーンアンテナを備えたアンテナ装置を用いることで、送信信号の指向性等の放射特性が優れ、レーダ探知特性が向上する。さらには、導波管ホーンアンテナが小型化されているので、優れたレーダ探知特性を有する小型のレーダ装置を構成することができる。
第1の実施形態のホーンアンテナの概略構成を示す外観斜視図および導波管として機能する部分の構成を示す斜視図である。 第1の実施形態の構造のホーンアンテナと従来例の構造のホーンアンテナとの指向性を示す図である。 図1に示したホーンアンテナを部品毎に分離した分解斜視図である。 放射用導波管の全体を対数螺旋状に形成した場合の壁面の軌道を示す図である。 第2の実施形態のホーンアンテナの概略構造を示す外観斜視図および従来の同様のホーンアンテナの構成を示す外観斜視図である。 図5(a)の構造のホーンアンテナの電界強度分布、および、図5(b)の構造のホーンアンテナの電界強度分布を示す図である。 第2の実施形態の構造のホーンアンテナおよび従来のホーンアンテナの指向性と反射特性とを示した図である。 図1に示すホーンアンテナを用いたアンテナ装置の概略構成を示す図である。 第4の実施形態のレーダ装置の概略構成を示すブロック図である。 従来のホーンアンテナの概略構造を示す外観斜視図である。
符号の説明
1−放射用導波管
11−対数螺旋状導波管
12−ホーン型導波管
2−導体部材
3−給電導波管
21−上導体部材
22−下導体部材
121,122−ホーン用溝
111,112−対数螺旋溝
201−内側壁面
202−外側壁面
31,32−給電用円筒孔
40−放射用導波管
41−導体板
42−対数螺旋状導波管
43−ホーン型導波管
51−導波管ホーンアンテナ
52−固定部材
53−チョーク
54−固定給電導波管
55−接続導波管
60−アンテナ装置
61−電圧制御発振器
62−方向性結合器
63−サーキュレータ
64−ミキサ
65−LNA

Claims (5)

  1. 所定方向に延びる給電導波管と、
    該給電導波管の信号伝搬方向に対して垂直な方向を放射方向とし、前記給電導波管との接続面の面積に対して信号が放射される開口面の面積が広く形成されている放射用導波管と、を備えた導波管ホーンアンテナにおいて、
    前記放射用導波管は、前記接続面側の端部から前記開口面側の端部に亘り、前記放射用導波管が延びる方向に垂直な断面積が徐々に広くなり且つ非直線形状に延びる形状で形成されていることを特徴とする導波管ホーンアンテナ。
  2. 前記放射用導波管は、前記給電導波管の延びる方向に平行な該給電導波管の中心軸を螺旋の中心とする対数螺旋形状で形成されている請求項1に記載の導波管ホーンアンテナ。
  3. 前記放射用導波管は、該放射用導波管をE面分割する面で当接される2枚の導体部材から形成される請求項1または請求項2に記載の導波管ホーンアンテナ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載の導波管ホーンアンテナと、
    該導波管ホーンアンテナの前記給電導波管に接続し、該給電導波管への信号または該給電導波管からの信号を伝搬し、装置に対して固定された固定導波管と、
    該固定導波管に対して前記導波管ホーンアンテナを、前記給電導波管の中心軸を中心として回転させる回転手段と、を備えたことを特徴とするアンテナ装置。
  5. 請求項4に記載のアンテナ装置を備え、
    該アンテナ装置から放射する信号と、該アンテナ装置で受け取る信号とに基づいて探知を行うレーダ装置。
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