JP4175751B2

JP4175751B2 - hinge

Info

Publication number: JP4175751B2
Application number: JP31239499A
Authority: JP
Inventors: 祐昌中本; 勝則迫; 仁典久保
Original assignee: Wood One Co Ltd
Current assignee: Wood One Co Ltd
Priority date: 1999-11-02
Filing date: 1999-11-02
Publication date: 2008-11-05
Anticipated expiration: 2019-11-02
Also published as: JP2001132305A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、開口枠及びドアに取付けられ、ドアを回動自在に保持する蝶番であって、ドアが裏返して使用されるときにも付け替え不要であり、左右兼用ドアに便利な蝶番に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、ドアに使用される蝶番として、開口枠に取付けられる開口枠側半部とドア側に取付けられるドア側半部が分離可能であって、上下抜き差し可能なものが多い。この蝶番には、ドアが開かれる側からみて、ヒンジが左側に位置する「左吊元用」と右側に位置する「右吊元用」の２種類があるが、表裏いずれかの側に偏って付けられているので、「左吊元用」、「右吊元用」の兼用が不可能であった。
【０００３】
そのため、一般には、ドア発注時に、「左吊元用」又は「右吊元用」の指定が必要であり、開口枠、ドアに、予めそれに対応する蝶番が取付けられ、出荷されている。従って、梱包時には、開口枠、ドアのいずれに対しても、「左吊元用」又は「右吊元用」の表示がされるが、それでも配送時に誤配されることがあった。また、製品の種類も、各型について、「左吊元用」、「右吊元用」の２種類が必要となるのであり、メーカーとしても、「左吊元用」、「右吊元用」の生産比率をどうするか、需要を予測しながら、操業を進めなければならなかった。
【０００４】
さらに、リフォーム等に伴って、一旦取付けられたドアの開き方向を変更する場合、上記従来の蝶番によっては、左右の変更は一切不可能である。
それに対して、出願人その他から左右兼用可能な蝶番が提案されている（実開平４−５２１７７、実開平４−４１０７５、実開昭５９−１７５５７３、実開昭５９−１４６４７７、実開昭５９−１２８８７６、実開昭５９−１０４７４、実開昭５８−１９５７６３、特開昭５７−６８４８２、特開昭５５−１６１７１、特開昭４８−５９２４３、実開平５−７５３７８、特開平１０−２４６０５５、実開平５−７５３７８）。
【０００５】
左右兼用可能な蝶番の一つとして旗蝶番と称されるものがある。これは、図８に示すように、開口枠に取付けられる、鉛直軸Ｘを持つ開口枠側半部９１、ドアに取付けられる、鉛直軸Ｘに外嵌される鉛直軸筒Ｐを持つドア側半部９２が、いずれも裏返されるか、同じ面内での反転させられることによって、左右兼用可能に構成されている。
【０００６】
また図９に示すもの（特開昭４８−５９２４３，特開昭５９−１２８８７６等）は、いずれも鉛直軸筒Ｐを持つ、２片の半部９５が、１本の鉛直軸Ｘを、鍔ＦＦを隔てて上下に共用するよう構成されており、図１０に示すように、開口枠１０又はドア２０に対していずれも裏返し、同じ面内での反転によって、軸筒の位置を変更可能に構成されている。
これは、ドア側半部がドアの表裏を２等分する平面に対して対称に形成され、ドアの表裏いずれの側にも偏らず付けられているため、ドアを鉛直中心線を軸に裏返し、左右逆にされ、鉛直軸Ｘ、鉛直軸筒Ｐが常にドアが開かれる側に来るよう取付けられれば、「左吊元用」、「右吊元用」いずれにも転換可能である。
【０００７】
すなわち、それによれば、例えば、ドアに一旦取付けられたもので、ドアの開き方向の変更が必要になった場合、先ずドア側半部は、その固定用のネジが全部取り外され、ドアから離された後、反転等され、再びドアに取付けられる。以上のようにして、ドアの開きの方向の変更はできるが、それには、上述のように、全ての固定用のネジ全部の取り外し、再度取付け等、かなりの手数が掛かるという問題点がある。
【０００８】
その他、この蝶番の取付け方向の変更によって、再度の取付け時にネジの締め付けが不十分であったり、同一の取付け穴が使用されると、ネジの保持力が大幅に低下してしまい、最悪の場合、ドアが脱落する恐れもある。
【０００９】
結局、現場でこの蝶番の取付け方向の変更作業を行うには、作業負担が大き過ぎ、特に短時間で、多数のドアを取付ける集合住宅の施工では、負担増は一層顕著となり、事実上不可能である。従って、左右兼用と称していても、実際には、工場出荷時の段階で、予めドアに取付けられ、梱包にそれぞれの「右吊元用」「左吊元用」といった、取付け方向を表示する従来からの処理が現在も一般的である。
【００１０】
なお、ネジの保持力低下に関して、補足すると、蝶番がドア本体に取付けられるネジ（強度上の理由から、３０〜４０ｍｍ程度の木ネジを４〜６個を必要とする。）は、完全に捩じ込まれていないと、ドアの開閉によって緩みが生じ、長期間使用していると脱落の恐れがあり、施工現場でこの作業を行うには、手回しのドライバーでは不十分で、電導ドライバー等の動力工具が必要である。作業者の熟練の程度によって、捩じ込み不十分で、強度の低下も懸念される。
さらに、蝶番が一旦取外され、再度取付けられるため、ドアには取付け穴の跡が多数残り、美観を損なうと同時に、木ネジ保持力が低下する恐れもある。
【００１１】
その他に、水平方向抜き差し型と称して、ドアのドア側半部に、ドアの表裏方向から開口枠側半部の水平片を挿入可能な挿入口が設けられた、左右兼用のものも提案されている（特開平９−３１７３００）。
これは、施工現場でのドアの開きの方向の変更の場合、ドアへのドア側半部の一旦撤去と再取付けといった作業は不要であるが、水平片の固定ネジに緩みが生じた場合に、ドアが脱落する恐れがある。また、開口枠側半部の位置変更は出来ないため、開口枠の左右兼用は不可能である。従って、開口枠は左右用が夫々別個に必要である。
【００１２】
また、ドア搬送時の梱包について考察すると、図８乃至図１０に示すものは鉛直軸筒Ｐがドアから突出するため、蝶番に傷のおそれがあったり、梱包が大掛かりとなるといった問題がある。なお、ドアハンドルＬについてはネジ１本で取り付けられているため搬送時には簡単に取り外し可能であるが、蝶番については４本〜６本の木ネジを必要とし取り外しに多くの時間がかかるため、蝶番を予めドアに取り付けた状態で出荷されるが一般的である。
【００１３】
すなわち、蝶番の鉛直軸筒Ｐが、図１０に示すように、ドア本体から突出しているため、外部からの衝撃により変形破損しやすい。
また、図１１に示すように、突出した蝶番の鉛直軸筒Ｐを保護するために、ドア梱包用ダンボール１０１の他に更に蝶番保護用緩衝材１０２を必要とする。更に鉛直軸筒Ｐ以外の平面部分は空洞部となるため、この部分にも高さ調整用緩衝材１０３等の充填材を必要とする。したがって、図１２に示すように、ドア単体を梱包した場合に比較して梱包の厚さは２倍以上となり、緩衝材の量も多くなる。しかも、空洞部分が大きいので梱包状態で積層すると不安定になりやすく、特にトラック等の搬送時には荷崩れの危険性がある。
【００１４】
また図８乃至図１０に示すような、上下抜き差し式の蝶番の場合、ドアを一旦持ち上げて開口枠側の鉛直軸Ｘに鉛直軸筒Ｐを落とし込むようにして取り付けるので、ドア上部にはこの鉛直軸Ｘの長さ以上の空間が必要で、最低１０ｃｍ程度の空間が無いとドアの取り付けができず、周囲の状況によっては取り付けが困難となってしまうという問題がある。
【００１５】
【発明が解決しようとする課題】
そこで本発明の目的とするところは、上記従来例の欠点を解消し、「左吊元用」「右吊元用」を別個に製造する必要がなく、しかも梱包や現場での取付けが簡単な両者兼用の蝶番を提供することにある。
【００１６】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達するために、請求項１に記載の発明は、開口枠（１０）に取付けられる開口枠側半部及びドア（２０）端部に取付けられるドア側半部（５０）を備え、開口枠側半部に設けられた少なくとも１本の鉛直軸（Ｘ）、及びその鉛直軸（Ｘ）に外嵌されるところの、ドア側半部（５０）に設けられた少なくとも１本の鉛直軸筒（Ｐ）を介して、ドア側半部（５０）が、鉛直軸（Ｘ）の周りに回動可能に連結され、それによって、開口枠（１０）に対してドア（２０）が回動自在に保持されるよう構成された蝶番であって、ドア側半部（５０）は、ドア（２０）端部に埋設され、ドア（２０）から突出することなく固定されたドア側ベース部材（５１）と、及びドア側ベース部材（５１）に対して分離可能で、鉛直軸筒（Ｐ）が挿入プレート（５３）の先端部に結合されてなる軸部材（５２）とを有し、ドア側ベース部材（５１）には、かつドアの表側から裏側に貫通し、前記軸部材（５２）の挿入プレート（５３）の後端部をドア（２０）の表側からも裏側からも差込み案内可能なスリット（５１ａ）が形成されるとともに、スリット（５１ａ）に案内された挿入プレート（５３）を係止するロック機構が設けられ、前記ロック機構は、スプリングバネ（３１，３２）を介して前記スリット（５１ａ）側に突出する２組のロック（３３，３４）からなり、ドア（２０）表側の前記ロック（３３）の当接部（３３ａ）はドア裏側から表側に向かって突出が小さくなるように滑らかに傾斜し、前記挿入プレート（５３）が前記スリット（５１ａ）にドア（２０）の表側から案内された場合に限り前記挿入プレート（５３）の後端部に当接して、収縮し前記スリット（５１ａ）とは逆側に格納されるようになっていて、一方、ドア（２０）裏側の前記ロック（３４）の当接部（３４ａ）はドア表側から裏側に向かって突出が小さくなるように滑らかに傾斜し、前記挿入プレート（５３）が前記スリット（５１ａ）にドア（２０）の裏側から案内された場合に限り前記挿入プレート（５３）の後端部に当接して、収縮し前記スリット（５１ａ）とは逆側に格納されるようになっていることを特徴とする。
【００１７】
請求項２に記載の発明は、開口枠（１０）に取付けられる開口枠側半部及びドア（２０）端部に取付けられるドア側半部（７０）を備え、開口枠側半部に設けられた少なくとも１本の鉛直軸（Ｘ）、及びその鉛直軸（Ｘ）に外嵌されるところの、ドア側半部（７０）に設けられた少なくとも１本の鉛直軸筒（Ｐ）を介して、ドア側半部（７０）が、鉛直軸（Ｘ）の周りに回動可能に連結され、それによって、開口枠（１０）に対してドア（２０）が回動自在に保持されるよう構成された蝶番であって、ドア側半部（７０）は、ドア（２０）端部に埋設され、ドア（２０）から突出することなく固定されたドア側ベース部材（７１）と、及び鉛直軸筒（Ｐ）が挿入プレート（７３）の先端部に結合されてなる軸部材（７２）とを有し、ドア側ベース部材（７１）には、軸部材（７２）の挿入プレート（７３）の後端上下部に設けられた突起（７３ｃ，７３ｄ）がドア（２０）の表側及び裏側に移動自在でかつ脱落不能に嵌め込まれた上下レール溝（７１ａ，７１ｂ）が形成されるとともに、上下レール溝（７１ａ，７１ｂ）の中間を結ぶ位置には挿入プレート（７３）の突起（７３ｃ，７３ｄ）を案内して突起（７３ｃ，７３ｄ）を回転軸として鉛直軸筒（Ｐ）をドア（２０）表側またはドア（２０）裏側に回転移動可能にする縦溝（７６）が形成され、しかも上下レール溝（７１ａ，７１ｂ）に突起とともに案内された挿入プレート（７３）を係止するロック機構が設けられていることを特徴とする。
【００１８】
請求項３に記載の発明は、請求項１又は２の発明の構成に加えて、挿入プレート（５３）には孔（５３ａ）が設けられ、前記ロック機構は、挿入プレート（５３）に当接する間は収縮するが孔（５３ａ）の位置に達すると伸長して孔（５３ａ）を係止することを特徴とする。
【００１９】
請求項４に記載の発明は、請求項３の発明の構成に加えて、挿入プレート（５３）が係止された位置において、挿入プレート（５３）の孔（５３ａ）にドライバー等の棒状先端部を前記ロック機構に当接させ押し込むことにより伸長したロック機構を収縮させて係止を解除することを特徴とする。
【００２０】
請求項５に記載の発明は、請求項２の発明の構成に加えて、縦溝（７６）は挿入プレート（７３）全体を格納可能な深さを有することを特徴とする。
【００２１】
なお、上記の課題を解決するための手段に記載された括弧内の記号は図面及び後述する発明の実施の形態に記載された記号に対応するものである。
【００２２】
請求項１に記載の発明によれば、挿入プレートに鉛直軸筒が結合されてなる軸部材は、ドア側ベース部材に対して分離可能で、ドア側ベース部材のスリットに簡単に差し込むだけでワンタッチでドア表側にもドア裏側にも何度でも取付けることができるので、左吊元用・右吊元用のいずれか現場の要求に簡単にかつ迅速に応じることができる。
これにより、軸部材だけをドア側ベース部材から取外した状態で梱包することができる。
【００２３】
また請求項２に記載の発明によれば、梱包時に多少は軸部材が突出するものの、ドア側ベース部材に対して軸部材は一体化されているので、軸部材のドア表側からドア裏側又は逆への移動に際して脱落が防止される。
【００２４】
更に請求項３に記載の発明によれば、請求項１又は２の発明の作用効果に加えて、ロック機構は、スプリングバネや板バネ等のバネ部材を使用したものであって、挿入プレートに当接する間は収縮するが挿入プレートの孔の位置に達すると伸長して孔を係止するものであるので、構造がシンプルである。
【００２５】
また請求項４に記載の発明によれば、請求項３の発明の作用効果に加えて、挿入プレートの孔にドライバー等の棒状先端部をロック機構に当接させ押し込むだけで伸長したロック機構を収縮させて係止を解除することができるので、構造がシンプルである。
【００２６】
また請求項５に記載の発明によれば、請求項２の発明の作用効果に加えて、縦溝は挿入プレート全体を格納可能な深さであるため、梱包時には鉛直軸筒だけが突出するものとなり、緩衝材の使用を軽減できる。
【００２７】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態例について図面を参照して説明すると、図１はドアの正面図，
図２は本発明の実施形態例を示す斜視図、図３は本発明の実施形態例を示す断面図、図４はドア側ベース部材に軸部材が装着された状態を示す断面図をそれぞれ示す。
【００２８】
図１により、開口枠１０について先ず説明すると、ドア２０を回動可能に保持する上下一対の蝶番Ｈ，Ｈが付けられた蝶番側縦枠材１１と，ハンドルＬの回動によってドア２０から進退するラッチＲ１を受け入れ可能なラッチ受け具Ｒ２が付けられた、蝶番側縦枠材１１と同長のラッチ受け具側縦枠材１２と，両者の上端部間に挿入、結合された上枠材１３と，より構成される。
【００２９】
蝶番Ｈは、開口枠１０に取付けられる開口枠側半部及びドア２０に取付けられるドア側半部５０よりなる。
開口枠側半部についてはここでは図示を省略するが、例えば従来例として図８で示した開口枠側半部９１のように、少なくとも１本（本実施形態例では１本）の鉛直軸Ｘが設けられている。またドア側半部５０には、鉛直軸Ｘに外嵌される、少なくとも１本（本実施形態例では１本）の鉛直軸筒Ｐが設けられている。この鉛直軸筒Ｐを介してドア側半部５０は、開口枠側半部９１に下から支えられると共に、鉛直軸Ｘの周りに回動可能に連結され、それによって、開口枠１０に対してドア２０が回動自在に保持されるよう構成されている。
【００３０】
さらに詳細に説明すると、ドア側半部５０は、ドア側ベース部材５１及び軸部材５２とを有する。
前者のドア側ベース部材５１は、ドア２０端部に埋設され、ドア２０から突出することなく、複数のネジによって固定される。すなわち、その幅はドア２０の端面の幅に等しく、ドア２０端面から、開口枠１０側に突出しないものである。後者の軸部材５２は、ドア側ベース部材５１に対して分離可能で、鉛直軸筒Ｐとそれが先端部に結合されてなる挿入プレート５３とからなる。なお、挿入プレート５３に対して鉛直軸筒Ｐは本実施形態例のように一体成形されたものでよく、
別体の鉛直軸筒Ｐが結合されたものでもよい。挿入プレート５３には孔５３ａが設けられているとともに後端部には矩形状の開口部５３ｂが設けられている。
【００３１】
ドア側ベース部材５１には、ドア２０の表側から裏側に貫通するスリット５１ａが形成されていて、このスリット５１ａに挿入プレート５３の後端部をドア２０の表側（図３において右側）からも裏側（図３において左側）からも差込み可能にされている。そして、ドア側ベース部材５１にはスリット５１ａに案内された挿入プレート５３を係止するロック機構が設けられている。
【００３２】
ロック機構は、スプリングバネ３１，３２を介してスリット５１ａ側に突出する２組のロック３３，３４からなる。
ドア２０表側のロック３３の当接部３３ａはドア裏側から表側に向かって突出が小さくなるように滑らかに傾斜し、挿入プレート５３がスリット５１ａにドア２０の表側から案内された場合に限り挿入プレート５３の後端部に当接して、収縮しスリット５１ａとは逆側に格納されるようになっている。一方、ドア２０裏側のロック３４の当接部３４ａはドア表側から裏側に向かって同じく突出が小さくなるように滑らかに傾斜し、挿入プレート５３がスリット５１ａにドア２０の裏側から案内された場合に限り挿入プレート５３の後端部に当接して、収縮しスリット５１ａとは逆側に格納されるようになっている。したがって、ロック３３は、スリット５１ａにドア２０の裏側から案内された挿入プレート５３後端部が当接しても突出状態のままであり、同様にロック３４は、スリット５１ａにドア２０の表側から案内された挿入プレート５３後端部が当接しても突出状態のままである。
【００３３】
またドア側ベース部材５１の、スリット５１ａを間にしてロック３３，３４に相対向する位置にはロック３３，３４による係止を解除するときに使用される開放窓３５，３６が形成されている。
【００３４】
スプリングバネ３１，３２は、通常、伸長してロック３３，３４をスリット５１ａ側に突出するように押圧している。
このとき、図３に示すように、ドア２０表側からスリット５１ａに挿入プレート５３後端部が案内され、挿入プレート５３後端部がロック３３に当接すると、ロック３３はスプリングバネ３１の収縮のはたらきにより格納される方向（図３において上側）に収縮し、ロック３３が挿入プレート５３の板面に接する間はこの状態が維持される。
【００３５】
そして、挿入プレート５３の案内にしたがって、挿入プレート５３に設けられた孔５３ａの位置が、ロック３３の位置にくるとロック３３は格納位置からスプリングバネ３１の押力によって孔５３ａから突出して挿入プレート５３を係止する。このとき、突出状態にあるロック３４は挿入プレート５３の開口部５３ｂの内部に納まり、挿入プレート５３の板面に接することがないようにされているので、突出状態でしかも係止しない状態である。
ロック３３による係止を解除させるには、ドア側ベース部材５１の開放窓３５から挿入プレートの孔５３ａにドライバー等の棒状先端部をロック３３に当接させ押し込むことにより行われる。すなわち、伸長したスプリングバネ３１は収縮させられ、ロック３３は格納位置に戻されるので係止が外される。なお、ロック３３を指先で押すことによって簡単に外せるようにすることも可能であるが、子供が不用意に押して蝶番が外れると危険であるのでドライバー等の工具を使用するようにした。
【００３６】
逆に、挿入プレート５３後端部がドア２０裏側からスリット５１ａに案内され、挿入プレート５３後端部がロック３４に当接すると、ロック３４はスプリングバネ３２の収縮のはたらきにより格納され、ロック３４が挿入プレート５３の板面に接する間はこの状態が維持される。
そして、挿入プレート５３の案内にしたがって、挿入プレート５３に設けられた孔５３ａの位置が、ロック３４の位置にくるとロック３４は孔５３ａから突出して挿入プレート５３を係止する。このとき、突出状態にあるロック３３は挿入プレート５３の開口部５３ｂの内部に納まり、挿入プレート５３の板面に接することがないようにされているので、突出状態でしかも係止しない状態である。
また同じようにロック３４による係止を解除させるには、ドライバー等の棒状先端部をロック３４に当接させ押し込むようにすればよい。
【００３７】
以上のように構成された蝶番によれば、鉛直軸筒Ｐが挿入プレート５３に結合されてなる軸部材５２は、ドア側ベース部材５１に対して分離型であり、ドア２０の表側からも裏側からも容易に取付けることができるので、現場の要求が左吊元用・右吊元用いずれであっても、その要求に迅速に対応可能である。
また、梱包時には軸部材５２を取外すことができるので、ドア表側又は裏側に鉛直軸筒Ｐが突出することはなく、図１２に示したように、ドア単体を梱包した場合と同様の厚さにすることができる。よって、特に緩衝材等を特に必要とすることなく梱包は簡単である。
【００３８】
なお、本実施形態において、２組のロック３３，３４とスプリングバネ３１，３２を使用して、ロック機構を構成したが、１組のロックとスプリングをドア側ベース部材５１の中央にもってくるようにしてもよい。また開放窓３５，３６を設けたが、ドア２０端部側全体を開放するようにしてもよい。
【００３９】
次に、本発明の第２の実施形態に係る蝶番について図５乃至図７を参照にして説明する。なお、上述した第１の実施形態に係る蝶番と同一部分には同一符号を記した。
本発明の第２の実施形態に係る蝶番は、開口枠１０に取付けられる開口枠側半部及びドア２０端部に取付けられるドア側半部７０を備え、開口枠側半部に設けられた鉛直軸Ｘ、及びその鉛直軸Ｘに外嵌されるところの、ドア側半部７０に設けられた鉛直軸筒Ｐを介して、ドア側半部７０が、鉛直軸Ｘの周りに回動可能に連結され、それによって、開口枠１０に対してドア２０が回動自在に保持されるよう構成された点で第１の実施形態に係る蝶番と共通する。
【００４０】
しかし、ドア２０の端部にドア２０から突出することなく埋設されたドア側ベース部材７１に対して、鉛直軸筒Ｐが挿入プレート７３の先端部に結合されてなる軸部材７２が分離できないように一体化されている点で、第１の実施形態に係る蝶番と大きく相違する。
【００４１】
つまり、ドア側ベース部材７１の上下には上下レール溝７１ａ，７１ｂが形成されていて、上下レール溝７１ａ，７１ｂには挿入プレート７３の後端上下部に設けられた突起７３ｃ，７３ｄがドア２０の表側及び裏側に移動自在に嵌め込まれている。また、上下レール溝７１ａ，７１ｂには嵌め込まれた挿入プレート７３の突起７３ｃ，７３ｄを脱落不能にするためのストッパー７５が上下にそれぞれ２個、計４個設けられている。
【００４２】
そして、ドア側ベース部材７１の、上下レール溝７１ａ，７１ｂの中間を上下に結ぶ位置には挿入プレート７３の突起７３ｃ，７３ｄを案内して、突起７３ｃ，７３ｄを回転軸として軸部材７２全体を、図７に示すように、ドア２０表側（図７において右側）からドア２０裏側（図７において左側）に、またはその逆のドア裏側から表側に、回転移動可能にする縦溝７６が形成されている。縦溝７６は挿入プレート７３全体を格納可能な深さをしている。これにより、鉛直軸筒Ｐの部分だけを残して梱包することができるので、梱包が比較的容易である。
しかもドア側ベース部材７１には第１の実施形態と同様に案内された挿入プレート７３を係止するロック機構であるスプリングバネ３１，３２とロック３３，３４とが設けられている。
【００４３】
軸部材７２のドア２０表側から裏側への移動について説明すると、図６に示すように係止された軸部材７２の挿入プレート７３に設けられた孔７３ａにドライバー等の棒状先端部をドア２０表側のロック３３に当接させて押し込むと係止が解除される。そして、挿入プレート７３をドア表側に水平移動させ、突起７３ｃ，７３ｄを縦溝７６の部分にもってきて、縦溝７６の空間を利用し、突起７３ｃ，７３ｄを回転軸の中心としてドア２０の裏側に回転させる（図７において時計回りに回転）。その後、ドア２０裏側にある挿入プレート７３をドア２０表側に水
平移動させると挿入プレート７３の孔７３ａにドア２０裏側のロック３４が係止され、移動が完了する。ドア２０裏側から表側への移動については、逆にすればよい。なお、挿入プレート７３に設けられた開口部７３ｂは、第１実施形態の開口部５３ｂと同じ役割をする。
【００４４】
なお本発明の実施形態では、ロック機構としてスプリングバネ３１，３２とロック３３，３４とを組合わせたものを使用したが、バネ部材であれな、例えば、これにかえて、ロック３３，３４全体を板バネにしてスプリングバネ３１，３２を省略したものであってもよい。
【００４５】
【発明の効果】
以上のとおり請求項１に記載の発明によれば、挿入プレートに鉛直軸筒が結合されてなる軸部材は、ドア側ベース部材に対して分離可能で、ドア側ベース部材のスリットに簡単に差し込むだけでワンタッチでドア表側にもドア裏側にも何度でも取付けることができるので、左吊元用・右吊元用のいずれか現場の要求に簡単にかつ迅速に応じることができる。また、ドア表側からドア裏側、あるいはその逆に移動させる場合に、従来のように木ネジ等を外したり取付けることは不要であるので、施工が簡単で、しかも木ネジ等の保持力の低下等のデメリットを考慮する必要はない。
【００４６】
また軸部材だけをドア側ベース部材から取外した状態で、すなわちドア単体と同様の梱包ができるので、搬送時に外部からの衝撃で変形破損するおそれはなく、搬送時の安定性が良い。しかも余分な緩衝材を必要としないのでコストの低廉が図れる。
【００４７】
さらに、上下抜き差し式の蝶番の場合、ドアを一旦持ち上げて開口枠側の鉛直軸に鉛直軸筒を落とし込むようにして取り付けるので、ドア上部にはこの鉛直軸の長さ以上の空間が必要で、最低１０ｃｍ程度の空間が無いとドアの取り付けができず、周囲の状況によっては取り付けが困難となってしまうが、本発明によれば、ドア側ベース部材に対して鉛直軸筒を有する軸部材を分離させそれだけを鉛直軸に落とし込み、その後、軸部材の挿入プレートをドア側ベース部材に差し込むことができるので、ドア周囲に障害物があったり、ドア上部に殆ど空間がない場合にでも対応できる。
【００４８】
また請求項２に記載の発明によれば、梱包時に多少は軸部材が突出するものの、ドア側ベース部材に対して軸部材は一体化されているので、軸部材のドア表側からドア裏側又は逆への移動に際して脱落が防止される。また、別梱包する必要がないので紛失の心配もなくなる。
【００４９】
更に請求項３に記載の発明によれば、請求項１又は２の発明の作用効果に加えて、ロック機構は、スプリングバネや板バネ等のバネ部材を使用したものであって、挿入プレートに当接する間は収縮するが挿入プレートの孔の位置に達すると伸長して孔を係止するものであるので、構造がシンプルである。
【００５０】
また請求項４に記載の発明によれば、請求項３の発明の作用効果に加えて、挿入プレートの孔にドライバー等の棒状先端部をロック機構に当接させ押し込むだけで伸長したロック機構を収縮させて係止を解除することができるので、構造がシンプルである。
【００５１】
また請求項５に記載の発明によれば、請求項２の発明の作用効果に加えて、縦溝は挿入プレート全体を格納可能な深さであるため、梱包時には鉛直軸筒だけが突出するものとなり、緩衝材の使用を軽減できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】ドアの正面図である。
【図２】本発明の実施形態例を示す斜視図である。
【図３】本発明の実施形態例を示す断面図である。
【図４】ドア側ベース部材に軸部材が係止された状態を示す断面図である。
【図５】本発明の第２の実施形態例を示す斜視図である。
【図６】図５に示すドア側ベース部材に軸部材が係止された状態を示す断面図である。
【図７】図５に示すドア側ベース部材に対する軸部材の回転状態を示す模式図である。
【図８】従来例を示す斜視図である。
【図９】第２の従来例を示す斜視図である。
【図１０】図９の取付け位置の変更経緯を示す斜視図である。
【図１１】従来例に係る蝶番付きのドアを梱包した状態を示す断面図である。
【図１２】ドア単体を梱包した状態を示す断面図である。
【符号の説明】
１０開口枠
１１蝶番側縦枠材
１２ラッチ受け具側縦枠材
１３上枠材
２０ドア
３１，３２スプリングバネ
３３，３４ロック
３３ａ，３４ａ当接部
３５，３６開放窓
５０ドア側半部
５１ドア側ベース部材
５１ａスリット
５２軸部材
５３挿入プレート
５３ａ孔
５３ｂ開口部
７０ドア側半部
７１ドア側ベース部材
７１ａ，７１ｂ上下レール溝
７２軸部材
７３挿入プレート
７３ａ孔
７３ｂ開口部
７３ｃ，７３ｄ突起
７５ストッパー
７６縦溝
９１開口枠側半部
９２ドア側半部
９５半部
１０１ドア梱包用ダンボール
１０２蝶番保護用緩衝材
１０３高さ調整用緩衝材
Ｈ蝶番
Ｌハンドル
Ｐ鉛直軸筒
Ｒ１ラッチ
Ｒ２ラッチ受け具
Ｘ鉛直軸[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a hinge which is attached to an opening frame and a door and holds the door in a rotatable manner, and does not need to be replaced even when the door is turned upside down.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, as a hinge used for a door, an opening frame side half attached to the opening frame and a door side half attached to the door side are separable, and many of them are detachable up and down. There are two types of hinges, one for the left-hand side and the other for the right-hand side. As a result, it was impossible to use both “left-handed” and “right-handed”.
[0003]
Therefore, in general, when the door is ordered, it is necessary to designate “for left suspending element” or “for right suspending element”, and hinges corresponding to the opening frame and the door are attached to the door in advance and shipped. Accordingly, during packaging, the indication of “for left suspension” or “for right suspension” is displayed for both the opening frame and the door, but there are still cases where they are misdistributed during delivery. In addition, there are two types of products that are required for each model: “for left suspension” and “for right suspension”. As a manufacturer, “for left suspension” and “for right suspension” It was necessary to proceed with the operation while predicting the demand.
[0004]
Further, when the opening direction of the door once attached is changed due to renovation or the like, the right and left cannot be changed at all by the conventional hinge.
On the other hand, hinges that can be used both left and right have been proposed by the applicant and others (Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-52177, Japanese Utility Model Laid-Open No. 4-41075, Japanese Utility Model Laid-Open No. 59-175573, Japanese Utility Model Laid-Open No. 59-146477, Japanese Utility Model Laid-Open No. 59- 128876, Japanese Utility Model Laid-Open No. 59-10474, Japanese Utility Model Laid-Open No. 58-195663, Japanese Patent Application Laid-Open No. 57-68482, Japanese Patent Application Laid-Open No. 55-16171, Japanese Patent Application Laid-Open No. 48-59243, Japanese Utility Model Application Laid-Open No. 5-75378, Japanese Patent Application Laid-Open No. 10-246055, Kaihei 5-75378).
[0005]
One of the hinges that can be used for both left and right is called a flag hinge. As shown in FIG. 8, this is because the opening frame side half 91 having the vertical axis X attached to the opening frame and the door side half having the vertical shaft cylinder P fitted to the vertical axis X attached to the door. The parts 92 are configured so that they can be used both left and right by being turned over or reversed in the same plane.
[0006]
9 (JP-A-48-59243, JP-A-59-128876, etc.) both have a vertical shaft cylinder P, and two halves 95 have a single vertical axis X. It is configured to be shared up and down across the FF, and as shown in FIG. 10, both the opening frame 10 and the door 20 are turned over, and the position of the shaft tube can be changed by reversing in the same plane. It is configured.
This is because the door half is symmetrically formed with respect to the plane that bisects the front and back of the door and is not biased to either side of the door, so the door is turned upside down around the vertical center line If the vertical axis X and the vertical axis cylinder P are always mounted on the side where the door is opened, the left and right sides can be switched to each other.
[0007]
That is, for example, when it is once attached to the door and it is necessary to change the opening direction of the door, first, the fixing screws are removed from the door-side half part so that it is separated from the door. After that, it is reversed and attached again to the door. As described above, the door opening direction can be changed. However, as described above, there is a problem that it takes a considerable amount of work, such as removal and reattachment of all fixing screws.
[0008]
In addition, due to this change in the hinge mounting direction, if the screws are not tightened sufficiently during re-installation or if the same mounting holes are used, the screw holding force will be greatly reduced, which is the worst case. The door may fall off.
[0009]
After all, it is too much work to change the hinge mounting direction on site, especially in the construction of apartment houses where many doors are installed in a short time, and the burden becomes even more noticeable and virtually impossible. It is. Therefore, even if it is referred to as left-right use, it is actually attached to the door in advance at the time of shipment from the factory, and the mounting directions such as “for right-hand hanging” and “for left-hand hanging” are displayed on the packaging. Conventional processing is still common.
[0010]
In addition, regarding the lowering of the holding force of the screw, as a supplement, the screw to which the hinge is attached to the door body (for the reason of strength, 4 to 6 wood screws of about 30 to 40 mm are required) is completely screwed. If it is not inserted, it will loosen due to the opening and closing of the door, and if it is used for a long time, it may fall off, and a hand screwdriver is not enough to perform this work at the construction site. A power tool is required. Depending on the level of skill of the operator, the screwing may be insufficient and the strength may be reduced.
In addition, since the hinge is once removed and reattached, a lot of traces of attachment holes remain in the door, which impairs the aesthetic appearance and may reduce the wood screw holding force.
[0011]
In addition, a horizontal insertion / removal type has also been proposed, in which the door side half of the door is provided with an insertion slot that can insert the horizontal piece of the opening frame side half from the front and back direction of the door. (JP-A-9-317300).
In the case of changing the opening direction of the door at the construction site, it is not necessary to temporarily remove and reattach the half of the door side to the door, but if the fixing screw of the horizontal piece is loosened The door may fall off. In addition, since the position of the opening frame side half cannot be changed, the left and right of the opening frame cannot be used. Therefore, it is necessary to separately use the left and right opening frames.
[0012]
Further, considering the packaging during door conveyance, the one shown in FIGS. 8 to 10 has a problem that the vertical shaft cylinder P protrudes from the door, so that there is a risk that the hinge may be damaged or the packaging becomes large. Since the door handle L is attached with one screw, it can be easily removed at the time of transportation. However, the hinge requires 4 to 6 wood screws and takes a lot of time to remove. Is generally shipped in a state of being attached to the door in advance.
[0013]
That is, since the vertical shaft cylinder P of the hinge protrudes from the door body as shown in FIG. 10, it is easily deformed and damaged by an external impact.
Further, as shown in FIG. 11, in order to protect the protruding vertical shaft P of the hinge, in addition to the door packing corrugated cardboard 101, a hinge protecting cushioning material 102 is further required. Further, since the flat portion other than the vertical shaft cylinder P becomes a hollow portion, a filler such as the height adjusting buffer material 103 is also required in this portion. Therefore, as shown in FIG. 12, the thickness of the package is more than twice as compared with the case where the door is packaged alone, and the amount of the cushioning material is also increased. In addition, since the hollow portion is large, it is likely to become unstable when stacked in a packed state, and there is a risk of collapse of the load especially when transporting a truck or the like.
[0014]
Also, in the case of a hinge that can be inserted and removed vertically as shown in FIGS. 8 to 10, the door is lifted once and attached so that the vertical shaft cylinder P is dropped onto the vertical axis X on the opening frame side. There is a problem that a space longer than the length of the axis X is required, and if there is no space of at least about 10 cm, the door cannot be attached and the attachment becomes difficult depending on the surrounding conditions.
[0015]
[Problems to be solved by the invention]
Therefore, the object of the present invention is to eliminate the drawbacks of the above-mentioned conventional example, and it is not necessary to separately manufacture “for left-handed suspension” and “for right-handed suspension”, and is easy to pack and install on site. The purpose is to provide a hinge for both purposes.
[0016]
[Means for Solving the Problems]
In order to achieve the above object, the invention according to claim 1 comprises an opening frame side half attached to the opening frame (10) and a door side half (50) attached to the end of the door (20), At least one vertical axis (X) provided in the opening frame side half, and at least one vertical axis provided in the door side half (50) that is externally fitted to the vertical axis (X). Via the shaft cylinder (P), the door-side half (50) is rotatably connected around the vertical axis (X), whereby the door (20) rotates relative to the opening frame (10). It is a hinge configured to be held movably, and the door-side half (50) is embedded in the end of the door (20) and fixed without protruding from the door (20). (51) and the door-side base member (51) are separable, and the vertical shaft cylinder (P) is inserted into the insertion block. A shaft member (52) coupled to the tip of the gate (53), penetrates the door-side base member (51) from the front side to the back side of the door, and the shaft member (52) A slit (51a) is formed that can guide the rear end of the insertion plate (53) from both the front side and the back side of the door (20), and the insertion plate (53) guided by the slit (51a) is engaged. A locking mechanism is provided, and the locking mechanism includes two sets of locks (33, 34) protruding toward the slit (51a) via spring springs (31, 32). The abutment portion (33a) of the lock (33) is smoothly inclined so that the protrusion becomes smaller from the back side to the front side, and the insertion plate (53) is inserted into the slit (51a) to the front side of the door (20). Guidance from Only when it is in contact with the rear end of the insertion plate (53) and contracts and is stored on the opposite side of the slit (51a), while the rear side of the door (20) The abutment portion (34a) of the lock (34) is smoothly inclined so that the protrusion becomes smaller from the door front side to the back side, and the insertion plate (53) is inserted into the slit (51a) from the back side of the door (20). Only when guided, it abuts against the rear end of the insertion plate (53), contracts, and is stored on the opposite side to the slit (51a) .
[0017]
The invention according to claim 2 includes an opening frame side half attached to the opening frame (10) and a door side half (70) attached to the end of the door (20), and is provided in the opening frame side half. Further, via at least one vertical shaft (X) and at least one vertical shaft cylinder (P) provided on the door-side half (70), which is fitted on the vertical shaft (X). The door-side half (70) is rotatably connected around the vertical axis (X), whereby the door (20) is rotatably held with respect to the opening frame (10). A door-side half (70) embedded in the end of the door (20) and fixed without protruding from the door (20), and a vertical axis The cylinder (P) has a shaft member (72) formed by being coupled to the distal end of the insertion plate (73). The protrusion (73c, 73d) provided on the upper and lower portions of the rear end of the insertion plate (73) of the shaft member (72) is movable on the front and back sides of the door (20) and cannot be removed. The upper and lower rail grooves (71a, 71b) fitted into the upper and lower rail grooves (71a, 71b) are formed at the positions connecting the middle of the upper and lower rail grooves (71a, 71b) to guide the protrusions (73c, 73d) of the insertion plate (73). A vertical groove (76) is formed to allow the vertical shaft cylinder (P) to be rotationally moved on the front side of the door (20) or the back side of the door (20) with (73c, 73d) as the rotation axis, and the upper and lower rail grooves (71a, 71b). ) Is provided with a locking mechanism for locking the insertion plate (73) guided together with the protrusion.
[0018]
According to a third aspect of the invention, in addition to the configuration of the first or second aspect of the invention, the insertion plate (53) is provided with a hole (53a), and the locking mechanism abuts on the insertion plate (53). The space shrinks, but when it reaches the position of the hole (53a), it expands to lock the hole (53a).
[0019]
According to the fourth aspect of the present invention, in addition to the configuration of the third aspect of the invention, a rod-like tip portion such as a screwdriver is inserted into the hole (53a) of the insertion plate (53) at the position where the insertion plate (53) is locked. The lock mechanism is contracted by releasing the lock mechanism by contracting the extended lock mechanism by pressing the lock mechanism against the lock mechanism.
[0020]
The invention according to claim 5 is characterized in that, in addition to the configuration of the invention of claim 2, the longitudinal groove (76) has a depth capable of storing the entire insertion plate (73).
[0021]
The symbols in parentheses described in the means for solving the above-described problems correspond to the symbols described in the drawings and embodiments of the invention described later.
[0022]
According to the first aspect of the present invention, the shaft member in which the vertical shaft cylinder is coupled to the insertion plate is separable from the door-side base member, and is simply touched into the slit of the door-side base member. Since it can be attached to the front side of the door and the back side of the door any number of times, it is possible to easily and quickly meet the demands of either the left suspension or right suspension.
Thereby, it can pack in the state which removed only the shaft member from the door side base member.
[0023]
According to the second aspect of the present invention, although the shaft member protrudes somewhat during packaging, the shaft member is integrated with the door-side base member. Dropout is prevented when moving to.
[0024]
Further, according to the invention described in claim 3, in addition to the function and effect of the invention described in claim 1 or 2, the lock mechanism uses a spring member such as a spring spring or a leaf spring, and is provided in the insertion plate. The structure is simple because it contracts while abutting, but expands and locks the hole when it reaches the position of the hole in the insertion plate.
[0025]
According to the fourth aspect of the present invention, in addition to the function and effect of the third aspect of the invention, the locking mechanism extended by simply pushing the rod-like tip of a screwdriver or the like into the hole of the insertion plate against the locking mechanism. The structure is simple because it can be shrunk and unlocked.
[0026]
Further, according to the invention described in claim 5, in addition to the function and effect of the invention of claim 2, the vertical groove has a depth capable of storing the entire insertion plate, so that only the vertical shaft cylinder protrudes during packing. Thus, the use of cushioning material can be reduced.
[0027]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a front view of a door,
2 is a perspective view showing an embodiment of the present invention, FIG. 3 is a cross-sectional view showing an embodiment of the present invention, and FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state where a shaft member is mounted on a door-side base member. .
[0028]
First, the opening frame 10 will be described with reference to FIG. 1. The hinge-side vertical frame member 11 with a pair of upper and lower hinges H, H that hold the door 20 rotatably, and the door 20 is advanced and retracted by the rotation of the handle L. The latch receiver R2 capable of receiving the latch R1 is attached to the latch holder-side vertical frame member 12 having the same length as the hinge-side vertical frame member 11, and the upper frame member inserted and coupled between the upper ends of both of them. 13.
[0029]
The hinge H includes an opening frame side half attached to the opening frame 10 and a door side half 50 attached to the door 20.
Although the illustration of the half of the opening frame side is omitted here, at least one (one in the present embodiment) vertical axis X, such as the opening frame side half 91 shown in FIG. Is provided. The door-side half 50 is provided with at least one (in this embodiment, one) vertical shaft cylinder P that is fitted around the vertical shaft X. The door-side half 50 is supported by the opening frame-side half 91 from below through the vertical shaft cylinder P and is pivotally connected around the vertical axis X. The door 20 is configured to be rotatably held.
[0030]
More specifically, the door-side half 50 includes a door-side base member 51 and a shaft member 52.
The former door-side base member 51 is embedded in the end portion of the door 20 and is fixed by a plurality of screws without protruding from the door 20. That is, the width is equal to the width of the end face of the door 20 and does not protrude from the end face of the door 20 to the opening frame 10 side. The latter shaft member 52 is separable from the door-side base member 51 and includes a vertical shaft cylinder P and an insertion plate 53 that is coupled to the tip portion. In addition, the vertical axis cylinder P may be integrally formed with respect to the insertion plate 53 as in this embodiment.
A separate vertical shaft P may be combined. The insertion plate 53 is provided with a hole 53a, and a rectangular opening 53b is provided at the rear end.
[0031]
The door-side base member 51 is formed with a slit 51a penetrating from the front side to the back side of the door 20, and the rear end portion of the insertion plate 53 is inserted into the slit 51a from the front side (right side in FIG. 3) of the door 20 as well. Insertion is also possible from (left side in FIG. 3). The door-side base member 51 is provided with a lock mechanism for locking the insertion plate 53 guided by the slit 51a.
[0032]
The lock mechanism includes two sets of locks 33 and 34 that protrude toward the slit 51 a via spring springs 31 and 32.
The abutting portion 33a of the lock 33 on the front side of the door 20 is smoothly inclined so that the protrusion decreases from the back side to the front side, and the insertion plate 53 is inserted only when the insertion plate 53 is guided from the front side of the door 20 to the slit 51a. 53 is brought into contact with the rear end portion and contracted to be stored on the side opposite to the slit 51a. On the other hand, the abutment portion 34a of the lock 34 on the back side of the door 20 is smoothly inclined so that the protrusion becomes smaller from the front side to the back side, and the insertion plate 53 is guided from the back side of the door 20 to the slit 51a. As long as it abuts against the rear end portion of the insertion plate 53, it contracts and is stored on the opposite side of the slit 51a. Therefore, the lock 33 remains in the protruding state even when the rear end portion of the insertion plate 53 guided from the back side of the door 20 contacts the slit 51a. Similarly, the lock 34 is guided from the front side of the door 20 to the slit 51a. Even if the rear end portion of the inserted insertion plate 53 comes into contact, it remains in a protruding state.
[0033]
Opening windows 35 and 36 used for releasing the locking by the locks 33 and 34 are formed at positions facing the locks 33 and 34 with the slit 51a in between on the door side base member 51. .
[0034]
The spring springs 31 and 32 normally extend and press the locks 33 and 34 so as to protrude toward the slit 51a.
At this time, as shown in FIG. 3, when the rear end portion of the insertion plate 53 is guided from the front side of the door 20 to the slit 51 a and the rear end portion of the insertion plate 53 comes into contact with the lock 33, the lock 33 contracts the spring spring 31. This state is maintained while the lock 33 contracts in the storing direction (upper side in FIG. 3) and the lock 33 contacts the plate surface of the insertion plate 53.
[0035]
Then, according to the guide of the insertion plate 53, when the position of the hole 53a provided in the insertion plate 53 reaches the position of the lock 33, the lock 33 protrudes from the hole 53a by the pressing force of the spring spring 31 from the retracted position. 53 is locked. At this time, the lock 34 in the protruding state is accommodated in the opening 53b of the insertion plate 53 and is not in contact with the plate surface of the insertion plate 53, so that it is in the protruding state and not locked. .
The locking by the lock 33 is released by pressing a rod-like tip of a screwdriver or the like from the opening window 35 of the door-side base member 51 into the hole 53a of the insertion plate against the lock 33 and pushing it. That is, the extended spring spring 31 is contracted and the lock 33 is returned to the retracted position, so that the lock is released. Although it is possible to easily remove the lock 33 by pushing the lock 33 with a fingertip, a tool such as a screwdriver is used because it is dangerous if the child pushes carelessly and the hinge is removed.
[0036]
On the contrary, when the rear end portion of the insertion plate 53 is guided to the slit 51 a from the back side of the door 20 and the rear end portion of the insertion plate 53 comes into contact with the lock 34, the lock 34 is stored by the contraction of the spring spring 32. This state is maintained while is in contact with the plate surface of the insertion plate 53.
Then, according to the guide of the insertion plate 53, when the position of the hole 53a provided in the insertion plate 53 reaches the position of the lock 34, the lock 34 protrudes from the hole 53a and locks the insertion plate 53. At this time, the lock 33 in the protruding state is housed in the opening 53b of the insertion plate 53 and is not in contact with the plate surface of the insertion plate 53, so that it is in the protruding state and is not locked. .
Similarly, in order to release the locking by the lock 34, a rod-like tip portion of a driver or the like may be brought into contact with and pushed into the lock 34.
[0037]
According to the hinge configured as described above, the shaft member 52 in which the vertical shaft cylinder P is coupled to the insertion plate 53 is separated from the door-side base member 51, and from the front side to the back side of the door 20. Since it can be easily installed, it is possible to quickly respond to the request regardless of whether the site requirement is for the left suspension or the right suspension.
Further, since the shaft member 52 can be removed at the time of packaging, the vertical shaft cylinder P does not protrude on the front side or the back side of the door, and as shown in FIG. can do. Therefore, the packaging is simple without particularly requiring a cushioning material or the like.
[0038]
In this embodiment, the lock mechanism is configured by using the two sets of locks 33 and 34 and the spring springs 31 and 32, but the one set of lock and spring is brought to the center of the door-side base member 51. It may be. Further, although the opening windows 35 and 36 are provided, the entire door 20 end side may be opened.
[0039]
Next, a hinge according to a second embodiment of the present invention will be described with reference to FIGS. In addition, the same code | symbol was described to the same part as the hinge which concerns on 1st Embodiment mentioned above.
The hinge according to the second embodiment of the present invention includes an opening frame side half attached to the opening frame 10 and a door side half 70 attached to the end of the door 20, and is a vertical provided on the opening frame side half. The door-side half portion 70 can be rotated around the vertical axis X via the shaft X and the vertical shaft cylinder P provided on the door-side half portion 70 that is externally fitted to the vertical axis X. It is connected to the hinge frame according to the first embodiment in that the door 20 is configured to be pivotably held with respect to the opening frame 10.
[0040]
However, with respect to the door-side base member 71 embedded in the end portion of the door 20 without protruding from the door 20, the shaft member 72 in which the vertical shaft cylinder P is coupled to the distal end portion of the insertion plate 73 cannot be separated. Is greatly different from the hinge according to the first embodiment.
[0041]
That is, upper and lower rail grooves 71a and 71b are formed above and below the door-side base member 71, and protrusions 73c and 73d provided on the upper and lower portions of the rear end of the insertion plate 73 are formed on the upper and lower rail grooves 71a and 71b. It is fitted to the front side and back side of the movably. The upper and lower rail grooves 71a and 71b are provided with four stoppers 75 for making the protrusions 73c and 73d of the insertion plate 73 fitted into the upper and lower rails 71 detachable vertically.
[0042]
Then, the projection 73c, 73d of the insertion plate 73 is guided to a position where the middle of the upper and lower rail grooves 71a, 71b is vertically connected to the door side base member 71, and the entire shaft member 72 is moved around the projection 73c, 73d as a rotation axis. As shown in FIG. 7, a longitudinal groove 76 that allows rotational movement is formed from the front side of the door 20 (right side in FIG. 7) to the back side of the door 20 (left side in FIG. 7) or vice versa. ing. The longitudinal groove 76 has a depth capable of storing the entire insertion plate 73. Thereby, since it can pack, leaving only the part of the vertical axis cylinder P, packing is comparatively easy.
In addition, the door-side base member 71 is provided with spring springs 31 and 32 and locks 33 and 34 which are locking mechanisms for locking the insertion plate 73 guided as in the first embodiment.
[0043]
The movement of the shaft member 72 from the front side of the door 20 to the back side will be described. As shown in FIG. 6, a rod-like tip portion such as a screwdriver is inserted into the hole 73 a provided in the insertion plate 73 of the shaft member 72 locked as shown in FIG. The lock is released when it is pressed against the lock 33. Then, the insertion plate 73 is moved horizontally to the front side of the door, and the projections 73c and 73d come to the portion of the vertical groove 76. Using the space of the vertical groove 76, the projection 73c and 73d is the center of the rotation shaft and the door 20 Rotate to the back side (clockwise in FIG. 7). Thereafter, when the insertion plate 73 on the back side of the door 20 is moved horizontally to the front side of the door 20, the lock 34 on the back side of the door 20 is locked in the hole 73a of the insertion plate 73, and the movement is completed. The movement from the back side of the door 20 to the front side may be reversed. In addition, the opening part 73b provided in the insertion plate 73 plays the same role as the opening part 53b of 1st Embodiment.
[0044]
In the embodiment of the present invention, a combination of the spring springs 31 and 32 and the locks 33 and 34 is used as the lock mechanism. However, the lock mechanism may be a spring member. The spring springs 31 and 32 may be omitted by using a leaf spring.
[0045]
【The invention's effect】
As described above, according to the first aspect of the present invention, the shaft member formed by coupling the vertical shaft cylinder to the insertion plate is separable from the door-side base member, and is easily inserted into the slit of the door-side base member. With just one touch, it can be attached to the front side or back side of the door any number of times, so it can easily and quickly meet the demands of either the left suspension or right suspension. Also, when moving from the front side of the door to the back side of the door or vice versa, it is not necessary to remove or attach a wood screw or the like as in the past, so the construction is simple and the holding force of the wood screw etc. is reduced. There is no need to consider the disadvantages.
[0046]
Further, since only the shaft member is removed from the door-side base member, that is, the same packaging as that of the door unit can be performed, there is no risk of deformation and damage due to an external impact during transportation, and stability during transportation is good. In addition, since no extra cushioning material is required, the cost can be reduced.
[0047]
Furthermore, in the case of a vertical pull-out hinge, the door is temporarily lifted and the vertical shaft cylinder is dropped and attached to the vertical axis on the opening frame side, so a space longer than the length of this vertical axis is required at the top of the door. If there is no space of at least about 10 cm, the door cannot be attached and the attachment becomes difficult depending on the surrounding conditions. According to the present invention, the shaft member having the vertical shaft cylinder with respect to the door side base member is provided. Since it can be separated and dropped into the vertical shaft, and then the insertion plate of the shaft member can be inserted into the door-side base member, it is possible to cope with cases where there are obstacles around the door or there is almost no space above the door.
[0048]
According to the second aspect of the present invention, although the shaft member protrudes somewhat during packaging, the shaft member is integrated with the door-side base member. Dropout is prevented when moving to. In addition, since there is no need to pack it separately, there is no need to worry about losing it.
[0049]
Further, according to the invention described in claim 3, in addition to the function and effect of the invention described in claim 1 or 2, the lock mechanism uses a spring member such as a spring spring or a leaf spring, and is provided in the insertion plate. The structure is simple because it contracts while abutting, but expands and locks the hole when it reaches the position of the hole in the insertion plate.
[0050]
According to the fourth aspect of the present invention, in addition to the function and effect of the third aspect of the invention, the locking mechanism extended by simply pushing the rod-like tip of a screwdriver or the like into the hole of the insertion plate against the locking mechanism. The structure is simple because it can be shrunk and unlocked.
[0051]
Further, according to the invention described in claim 5, in addition to the function and effect of the invention of claim 2, the vertical groove has a depth capable of storing the entire insertion plate, so that only the vertical shaft cylinder protrudes during packing. Thus, the use of cushioning material can be reduced.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a front view of a door.
FIG. 2 is a perspective view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 3 is a cross-sectional view showing an embodiment of the present invention.
FIG. 4 is a cross-sectional view showing a state in which a shaft member is locked to a door-side base member.
FIG. 5 is a perspective view showing a second embodiment of the present invention.
6 is a cross-sectional view showing a state in which a shaft member is locked to the door-side base member shown in FIG.
7 is a schematic view showing a rotation state of a shaft member with respect to the door-side base member shown in FIG.
FIG. 8 is a perspective view showing a conventional example.
FIG. 9 is a perspective view showing a second conventional example.
10 is a perspective view showing the process of changing the mounting position in FIG. 9;
FIG. 11 is a cross-sectional view showing a state in which a hinged door according to a conventional example is packed.
FIG. 12 is a cross-sectional view showing a state in which a single door is packed.
[Explanation of symbols]
DESCRIPTION OF SYMBOLS 10 Opening frame 11 Hinge side vertical frame material 12 Latch holder side vertical frame material 13 Upper frame material 20 Door 31, 32 Spring spring 33, 34 Lock 33a, 34a Contact part 35, 36 Open window 50 Door side half part 51 Door Side base member 51a Slit 52 Shaft member 53 Insertion plate 53a Hole 53b Opening 70 Door side half 71 Door side base member 71a, 71b Vertical rail groove 72 Shaft member 73 Insertion plate 73a Hole 73b Opening 73c, 73d Protrusion 75 Stopper 76 Vertical groove 91 Opening frame side half 92 Door side half 95 Half 101 Door packing corrugated cardboard 102 Hinge protection cushioning material 103 Height adjustment cushioning material H Hinge L Handle P Vertical shaft cylinder R1 Latch R2 Latch holder X Vertical axis

Claims

開口枠に取付けられる開口枠側半部及びドア端部に取付けられるドア側半部を備え、開口枠側半部に設けられた少なくとも１本の鉛直軸、及びその鉛直軸に外嵌されるところの、ドア側半部に設けられた少なくとも１本の鉛直軸筒を介して、ドア側半部が、鉛直軸の周りに回動可能に連結され、それによって、開口枠に対してドアが回動自在に保持されるよう構成された蝶番であって、
前記ドア側半部は、ドア端部に埋設され、ドアから突出することなく固定されたドア側ベース部材と、及びドア側ベース部材に対して分離可能で、前記鉛直軸筒が挿入プレートの先端部に結合されてなる軸部材とを有し、
前記ドア側ベース部材には、ドアの表側から裏側に貫通し、前記軸部材の挿入プレートの後端部をドアの表側からも裏側からも差込み案内可能なスリットが形成されるとともに、該スリットに案内された挿入プレートを係止するロック機構が設けられ、前記ロック機構は、スプリングバネを介して前記スリット側に突出する２組のロックからなり、ドア表側の前記ロックの当接部はドア裏側から表側に向かって突出が小さくなるように滑らかに傾斜し、前記挿入プレートが前記スリットにドアの表側から案内された場合に限り前記挿入プレートの後端部に当接して、収縮し前記スリットとは逆側に格納されるようになっていて、一方、ドア裏側の前記ロックの当接部はドア表側から裏側に向かって突出が小さくなるように滑らかに傾斜し、前記挿入プレートが前記スリットにドアの裏側から案内された場合に限り前記挿入プレートの後端部に当接して、収縮し前記スリットとは逆側に格納されるようになっていることを特徴とする蝶番。An opening frame-side half attached to the opening frame and a door-side half attached to the door end, at least one vertical shaft provided in the opening frame-side half, and a place fitted on the vertical shaft Through the at least one vertical shaft cylinder provided in the door-side half, the door-side half is connected to be rotatable around the vertical axis, whereby the door rotates with respect to the opening frame. A hinge configured to be held freely,
The door-side half is embedded in the door end, separable from the door-side base member fixed without protruding from the door, and the door-side base member, and the vertical shaft cylinder is the tip of the insertion plate A shaft member coupled to the portion,
The door base member is formed with a slit that penetrates from the front side of the door to the back side and can guide the rear end portion of the insertion plate of the shaft member from both the front side and the back side of the door. A locking mechanism for locking the guided insertion plate is provided, and the locking mechanism is composed of two sets of locks protruding to the slit side via a spring spring. From the front side of the door only when the insertion plate is guided from the front side of the door, and contracts and contracts with the slit. Is stored on the opposite side, while the abutment portion of the lock on the back side of the door smoothly inclines so that the protrusion decreases from the front side of the door toward the back side. Insert plate comes into contact with the rear end portion of the insertion plate only if it is guided from the back side of the door in the slit, characterized in that is adapted to be stored in the side opposite to the contracted the slit hinge.

開口枠に取付けられる開口枠側半部及びドア端部に取付けられるドア側半部を備え、開口枠側半部に設けられた少なくとも１本の鉛直軸、及びその鉛直軸に外嵌されるところの、ドア側半部に設けられた少なくとも１本の鉛直軸筒を介して、ドア側半部が、鉛直軸の周りに回動可能に連結され、それによって、開口枠に対してドアが回動自在に保持されるよう構成された蝶番であって、
前記ドア側半部は、ドア端部に埋設され、ドアから突出することなく固定されたドア側ベース部材と、及び前記鉛直軸筒が挿入プレートの先端部に結合されてなる軸部材とを有し、
前記ドア側ベース部材には、前記軸部材の挿入プレートの後端上下部に設けられた突起がドアの表側及び裏側に移動自在でかつ脱落不能に嵌め込まれた上下レール溝が形成されるとともに、該上下レール溝の中間を結ぶ位置には前記挿入プレートの突起を案内して突起を回転軸として鉛直軸筒をドア表側またはドア裏側に回転移動可能にする縦溝が形成され、しかも上下レール溝に突起とともに案内された挿入プレートを係止するロック機構が設けられていることを特徴とする。An opening frame-side half attached to the opening frame and a door-side half attached to the door end, at least one vertical shaft provided in the opening frame-side half, and a place fitted on the vertical shaft Through the at least one vertical shaft cylinder provided in the door-side half, the door-side half is connected to be rotatable around the vertical axis, whereby the door rotates with respect to the opening frame. A hinge configured to be held freely,
The door-side half includes a door-side base member that is embedded in the door end and fixed without protruding from the door, and a shaft member in which the vertical shaft cylinder is coupled to the distal end of the insertion plate. And
The door-side base member is formed with upper and lower rail grooves in which protrusions provided on the upper and lower portions of the rear end of the insertion plate of the shaft member are fitted on the front side and the back side of the door so as to be movable and non-detachable. A vertical groove is formed at a position connecting the middle of the upper and lower rail grooves so as to guide the protrusion of the insertion plate and allow the vertical shaft cylinder to rotate and move to the door front side or the door rear side with the protrusion as a rotation axis. A locking mechanism for locking the insertion plate guided together with the protrusion is provided.

前記挿入プレートには孔が設けられ、前記ロック機構は、挿入プレートに当接する間は収縮するが前記孔の位置に達すると伸長して孔を係止することを特徴とする請求項１又は２に記載の蝶番。 A hole is provided in the insertion plate, and the locking mechanism contracts while abutting against the insertion plate, but expands and locks the hole when reaching the position of the hole. Hinge described in.

前記挿入プレートが係止された位置において、挿入プレートの孔にドライバー等の棒状先端部を前記ロック機構に当接させ押し込むことにより伸長したロック機構を収縮させて係止を解除することを特徴とする請求項３に記載の蝶番。 In the position where the insertion plate is locked, a rod-like tip of a screwdriver or the like is brought into contact with the lock mechanism and pushed into a hole of the insertion plate, and the extended lock mechanism is contracted to release the lock. The hinge according to claim 3.

前記縦溝は挿入プレート全体を格納可能な深さを有することを特徴とする請求項２に記載の蝶番。 The hinge according to claim 2, wherein the longitudinal groove has a depth capable of storing the entire insertion plate.